JP3798807B1 - 風の計測制御装置及び計測制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、風の風力密度、風力及び積算風力を計測し、風力発電機のトルクと回転数をバランス良く制御する風の計測制御装置及び計測制御方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、他励発電機の界磁に設けた界磁電流センサ及び電機子に設けた電機子電流センサと、前記他励発電機に界磁電流を供給する電流ブースタと、前記他励発電機で発生した電機子電流のうち充電器への充電電流を引いた残りの電流を吸い込む電子負荷装置と、前記電流ブースタに界磁電流制御信号を出す界磁用差動増幅器と、前記電子負荷装置に電機子電流制御信号を出す電機子用差動増幅器とからなることを特徴とする風の計測制御装置の構成とした。
【選択図】図9

Description

本発明は、風力発電の制御及び駆動方法に関するものである。
従来の風力発電機においては、風が強い場合に、風車の高速回転による騒音や風車の機械的折損が生じたり、過大な出力により電気系の焼損が生じたりと、様々な問題が発生している。そのため、ある風速になると停止したり風車の失速制御や迎え角制御をすることでエネルギーを逃している。
風力発電機をある風速で停止したりすることは風力エネルギー活用の面からは非効率的であるし、風車におけるブレードの失速制御や風の迎え角制御などは風力の活用を削ぐことになり、対策としては不十分である。
現在のところ、リアルタイムで実用できる風力の計測技術がなく、風車に加わる実際の風力が把握できず、風力を効率的に制御できないため、風力発電機の稼働率の向上は難しい状態である。
気象庁の風力階級表は、風速のある幅で表現したもので、科学的厳密性に欠けるし、従来からある風向、風速又は風圧の測定方法では、風力を正確に換算することは困難であり、風の方向性や変化の応答性に対しては能力不足である。
風力発電機に関しても、300キロワットなど仕事率について出力表現がされているが、風力を正確に出力表現することができなければ比較できないし、また、比較するための基準や尺度も存在していない。
風力に関するものとして、風力エネルギー密度という指標もあるが、年平均風速にレーレー分布を仮定し、定数1.9と空気密度と風速の3乗値を掛算したもので、風力の実測値という訳ではない。
また、掃除機の吸い込み仕事率という指標は、真空度と風量と固定値の掛算値で表現され、吸引力の目安に使われるが、温度や湿度の誤差があり、設置条件により微妙に変化しやすいので安定した測定が難しい。
特許文献1に記載されているように、風速センサで発電を制御する発明、特許文献2に記載されているように、風車回転速度により推定値を制御する発明、特許文献3に記載されているように、風力を観測する考案、特許文献4に記載されているように、目標方向以外からの風を遮る遮蔽体を設けた発明、及び特許文献5に記載されているように、流速分布を測定する発明も公開されている。
また、特許文献6に記載されているように、管の中心に風速センサを設けた発明、特許文献7に記載されているように、風速検出器と回転速度検出器との差分で発電機の出力を制御する発明、及び特許文献8に記載されているように、高速時は平準化風車回転指令を入力して最大トルク曲線に基づいてトルク指令値を出力することにより発電機のトルク制御を行う発明も公開されている。
更に、特許文献9に記載されているように、発電機とバッテリとの間に負荷制御装置を取り付けて風車が最適に回転するように制御する発明、特許文献10に記載されているように、風速に追従して双方向直流チョッパで発電を制御する発明、及び特許文献11に記載されているように、速度検出器から風速を推定して発電機電力からトルクを算出して発電機を制御する発明も公開されている。
特開2002−315396号公報 特開2002−125397号公報 実開平5−84866号公報 特開平9−288121号公報 特開2002−311042号公報 特開2003−75461号公報 特開2003−120504号公報 特開2004−64929号公報 特開2003−70296号公報 特開2004−64806号公報 特開2004−40949号公報
しかしながら、風速センサの限られた情報だけでは、風力発電機を制御するのは困難であり、稼働率の良い方法も存在しないため、風の風力密度、風力及び積算風力を正確に検知して風力発電機を適正に制御することが求められる。
風力には、揚力形と抗力形の二つのタイプがあり、風車において風力のタイプを識別して制御する必要がある。また、回転速度は風力が発生した結果であり、定常状態の風だけではなく、突風のような風に対しても対応する必要がある。
そこで、本発明は、風の風力密度、風力及び積算風力を計測し、風力発電機のトルクと回転数をバランス良く制御する風の計測制御装置及び計測制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、第1に、円筒管内の入口側に風の流れを調整する管である整流管を複数束ねた整流管束、前記円筒管の内壁に接着され内部の温度を計測する温度センサ、前記円筒管の内壁に接着され内部の湿度を計測する湿度センサ、前記円筒管の外壁に取り付け外壁に空けた穴から空気を取り込んで風圧を計測する風圧センサ、及び前記円筒管の側面をくりぬいて挿入し中心付近の風量を計測する酸化第二銅被膜電線の単層整列巻線である熱線式の風量センサを設けた検出部と、前記検出部の前側に干渉を防ぐための入口流速バッファ配管を介して連設した入口接続管と、前記検出部の後側に干渉を防ぐための出口流速バッファ配管を介して連設した出口接続管とからなる計測装置であり、温度・湿度補正した風圧値及び風量値を検出することができることを特徴とする風の計測装置の構成とした。
第2に、検出部が、風の流れがスムーズなテーパ管に風圧センサを設けた円錐型、直角管に風圧センサを設けた直角型、又は風圧センサと風量センサの間に絞り弁を設け風圧値を調整することができる絞り弁型のいずれかであることを特徴とする前記風の計測装置の構成とした。
第3に、温度センサ、湿度センサ及び風圧センサで検出した値を温度・湿度補正用演算器にかけて風圧値を算出し、温度センサ及び風量センサで検出した値を温度補正用演算器にかけて風量値を算出し、前記風圧値を平方根演算器にかけて風速値を算出し、前記風圧値及び風速値を掛算器及び風力密度換算用演算器にかけて風力密度値を算出し、前記風圧値及び風量値を掛算器及び風力換算用演算器にかけて風力値を算出し、前記風力値をAD変換器にかけてセット時間ごとにデジタル累算器で累積することにより積算風力値を算出することを特徴とする風の計測方法の構成とした。
第4に、風力発電機の界磁に設けた界磁電流センサ及び電機子に設けた電機子電流センサと、前記電機子で発生した電機子電流を充電器により蓄積する蓄電池と、前記蓄電池への充電を制御する電子負荷装置と、前記蓄電池から電源供給された電流を増幅して前記界磁に界磁電流を供給する電流ブースタと、温度センサ、湿度センサ及び風圧センサで検出した値を温度・湿度補正用演算器にかけて風圧値を算出し、温度センサ及び風量センサで検出した値を温度補正用演算器にかけて風量値を算出し、前記風圧値を平方根演算器にかけて風速値を算出し、前記風圧値及び風速値を掛算器及び風力密度換算用演算器にかけて算出した風力密度値、及び前記風圧値及び風量値を掛算器及び風力換算用演算器にかけて算出した風力値の風力信号を指令信号に変換する4乗根演算器と、前記界磁電流センサの信号と前記4乗根演算器の指令信号により前記電流ブースタに制御信号を出す差動増幅器と、前記電機子電流センサの信号と前記4乗根演算器の指令信号により前記電子負荷装置に制御信号を出す差動増幅器とからなることを特徴とする風力発電機の制御装置の構成とした。
第5に、トルクと回転数との関係が直角双曲線になり、前記トルクと回転数の積として表される出力が、温度センサ、湿度センサ及び風圧センサで検出した値を温度・湿度補正用演算器にかけて風圧値を算出し、温度センサ及び風量センサで検出した値を温度補正用演算器にかけて風量値を算出し、前記風圧値を平方根演算器にかけて風速値を算出し、前記風圧値及び風速値を掛算器及び風力密度換算用演算器にかけて算出した風力密度値、及び前記風圧値及び風量値を掛算器及び風力換算用演算器にかけて算出した風力値に比例する風力発電機において、4乗根演算器により前記風力密度値又は風力値の4乗根を算出し、差動増幅器により界磁電流及び電機子電流を前記風力密度値又は風力値の4乗根に比例した値にすることで、前記トルクと回転数とが同等に分配される最適制御ラインとなるように制御することを特徴とする風力発電機の制御方法の構成とした。
次に、他励発電機の界磁に設けた界磁電流センサと、前記他励発電機の電機子に設けた電機子電流センサと、前記他励発電機に界磁電流を供給する電流ブースタと、前記他励発電機で発生した電機子電流のうち充電器への充電電流を引いた残りの電流を吸い込む電子負荷装置と、前記界磁電流センサの界磁電流信号と風圧センサ及び風量センサの値を4乗根演算器で換算した電流換算指令信号が同じになるように界磁電流制御信号を前記電流ブースタに出す界磁用差動増幅器と、前記電機子電流センサの電機子電流信号と風圧センサ及び風量センサの値を4乗根演算器で換算した電流換算指令信号が同じになるように電機子電流制御信号を前記電子負荷装置に出す電機子用差動増幅器とからなることを特徴とする風の計測制御装置の構成とした。
また、他励発電機の揚力形風車に対しては、風圧センサと風量センサの積値を4乗根演算器で換算してフィードバック制御し、他励発電機の抗力形風車に対しては、風圧センサの1.5乗値を4乗根演算器で換算してフィードバック制御することを特徴とする風の計測制御方法の構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、風力発電機の風車のトルクと回転数をバランス良く制御することで、安全かつ確実に発電することができ、稼働率及びコスト面において効率の良い風力発電機となる。
第2に、風力発電機を適正に制御することで、不安定な突風により風車が高速回転することで生ずる騒音を防止したり、風車の機械的折損又は過大な出力による電気系の焼損を防ぐことができる。
第3に、電子負荷装置を設けることで、蓄電池の満充電に対応することができる。また、風力値により界磁電流及び電機子電流を制御することで、省エネルギーを考慮した電流配分ができるようになる。
第4に、計測した風力密度値、風力値及び積算風力値をリアルタイムで活用でき、風力評価も容易になるので、風力発電機の性能向上に利用する以外に、風力に関する各種試験など様々なものに応用することも可能となる。
次に、風圧センサ及び風量センサによる直接の発電制御なので応答性が良く、突風などの短時間発電対応も可能となる。
また、風力のタイプには揚力形と抗力形があるが、それぞれの風力に対応して正確に制御することができる。最大風力を基準にしているので、風により破壊されたり停止することがなく、発電機の稼働率も向上する。
更に、界磁電流も電機子電流も同じ値で制御するので、発電機のトルク要素と回転数要素の設計・製作が簡単となる。
風力発電機のトルクと回転数をバランス良く制御するという目的を、計測装置を風力発電機のプロペラと同一風向かつ直前の位置に設置して、風力等を正確に検出することにより実現した。
以下に、添付図面に基づいて、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法について詳細に説明する。図1は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の全体のブロック図である。計測制御装置1は、計測装置4で風を計測し、制御装置3で風力発電機2を制御する。
風力発電機2は、風力により電力を発生させる発電機である。風力発電機2は、風をプロペラで受けて、電機子のコイルを界磁の作る磁束の中で回転させることにより電流を発生させる。
制御装置3は、風力発電機2の界磁に設けた界磁電流センサ3a及び電機子に設けた電機子電流センサ3bと、前記電機子で発生した電機子電流5aを充電器3dにより蓄積する蓄電池3cと、前記蓄電池3cへの充電5dを制御する電子負荷装置3fと、前記蓄電池3cから電源供給5eされた電流を増幅して前記界磁に界磁電流5を供給する電流ブースタ3eと、風力密度値10及び風力値10aの風力信号6を指令信号6a、6bに変換する4乗根演算器3iと、前記界磁電流センサ3aの信号6eと前記4乗根演算器3iの指令信号6aにより前記電流ブースタ3eに制御信号6cを出す差動増幅器3gと、前記電機子電流センサ3bの信号6fと前記4乗根演算器3iの指令信号6bにより前記電子負荷装置3fに制御信号6dを出す差動増幅器3hとからなることを特徴とする。
界磁電流センサ3aは、風力発電機2の界磁に設けられ、電流ブースタ3eから界磁に界磁電流5が供給された際に、界磁電流要素5bを検出し、差動増幅器3gに信号6eを送る。尚、界磁とは、発電機において磁場を発生させる磁石のことであり、電磁石を使用する他励発電機の場合には電源を供給する必要がある。
電機子電流センサ3bは、風力発電機2の電機子に設けられ、風力発電機2で電機子電流5aが発生した際に、電機子電流要素5cを検出し、差動増幅器3hに信号6fを送る。尚、電機子とは、界磁の作る磁束の中を回転する巻線を収めた鉄心のことである。
蓄電池3cは、電気エネルギーを化学エネルギーに変えて蓄え、必要に応じて電気エネルギーとして取り出せるようにした、充電することにより繰り返し使える電池である。また、充電器3dは、外部電源から蓄電池3cに充電するための機器である。
風力発電機2で発生した電機子電流5aは、充電器3dにより蓄電池3cに充電5dされ、蓄電池3cに蓄えられた電気は、電流ブースタ3eを介して界磁の電磁石に電源供給5eされる。
電流ブースタ3eは、電流を増幅して大きなパワーを出力する機器である。蓄電池3cから界磁に直接界磁電流5を供給するのではなく、電流ブースタ3eを介すことにより、界磁電流5の供給量を調整することができる。
電子負荷装置3fは、電気的エネルギーを消費させる負荷装置のうち、制御信号により負荷を可変にできる機能を有するものである。風力発電機2で発生した電機子電流5aは蓄電池3cに充電5dされるが、電子負荷装置3fで制御することにより、満充電させることが可能となる。
電機子電流5aは、充電器3dへ優先的かつ無条件に通電し、並列接続した電子負荷装置3fのみを制御対象としており、充電器3dが電流を必要としない場合には、電子負荷装置3fが全て引き受ける。
最大風速を台風の約20メートル毎秒と想定した場合、最大風力は約13キロワットと予想されるので、蓄電池3cから電源供給5eされる電流ブースタ3eの容量を120ワットとすると、発電機の仕事率は240ワットとなる。
充電器3d及び電子負荷装置3fの容量も120ワットとし、充電器3dの電流リミットは、最大風力の平方根値から3アンペアとする。48ボルトの蓄電池を使用する場合、積算風力値10bの実績と負荷容量値から余裕を持って決めることが好ましいが、1アンペアの電流を24時間供給できる容量とする。
4乗根演算器3iは、計測装置4からの風力信号6のうち、風力密度値10又は風力値10aの4乗根を算出し、差動増幅器3gへの指令信号6a及び差動増幅器3hへの指令信号6bとして出力する演算器である。
差動増幅器3gは、2つの入力端子に差があると出力を行う機器であり、界磁電流センサ3aからの信号6eと4乗根演算器3iからの指令信号6aを入力し、電流ブースタ3eへの制御信号6cを出力する。
差動増幅器3gは、界磁電流センサ3aからの信号6eが、4乗根演算器3iからの指令信号6aに一致するまで動作し、電流ブースタ3eによる界磁電流5のパワー増幅を続行する。
差動増幅器3hは、差動増幅器3gと同様の機能を有し、電機子電流センサ3bからの信号6fと4乗根演算器3iからの指令信号6bを入力し、電子負荷装置3fへの制御信号6dを出力する。
差動増幅器3hは、電機子電流センサ3bからの信号6fが、4乗根演算器3iからの指令信号6bに一致するまで動作し、電子負荷装置3fによる電気的エネルギーの消費を続行する。
差動増幅器3g及び差動増幅器3hを使用して、風力信号6を4乗根演算器3iで換算した指令信号6a、6bにより、界磁電流5及び電機子電流5aを調整することで、風力の大きさとタイミングに合わせて最大風力まで制御することができる。
計測装置4は、温度センサ7、湿度センサ7a、風量センサ7b及び風圧センサ7cを有し、検出した値から風力密度値10、風力値10a及び積算風力値10bを算出し、風力信号6として出力する。尚、計測装置4については、図2から図5において詳細に説明する。
図2は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が円錐型の場合の側面における断面図であり、図3は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が直角型の場合の側面における断面図であり、図4は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が絞り弁型の場合の側面における断面図である。
計測装置4は、入口側に風の流れを調整するための整流管を複数束ねた整流管束を設け、温度センサー、湿度センサー、風量センサ及び風圧センサを取り付けた検出部に、入口流速バッファ配管を介して入口接続管と連設し、及び出口流速バッファ配管を介して出口接続管と連設して前記検出部の前後で干渉が出ないようにしたことを特徴とする。
図2から図4に示すように、計測装置4には、検出部4dの形状がテーパ状の円錐型4a、検出部4eの形状が直角に曲がった直角型4b、及び検出部4fに絞り弁を設けた絞り弁型4cの3つのタイプがある。
図2に示すように、円錐型4aの検出部4dは、直径の大きい円筒管8f、略円錐状のテーパ管8g、及び直径の小さい円筒管8hを連設した形状であり、風の流れがスムーズで、容易に風圧値10eを求めることができる。
検出部4dには、円筒管8f内の入口側に整流管束9が設けられ、テーパ管8gの内壁には温度センサ7及び湿度センサ7aが接着される。また、テーパ管8gの外壁には風圧センサ7cが取り付けられる。更に、円筒管8hの側面の一部をくりぬいて風量センサ7bを挿入する。
図3に示すように、直角型4bの検出部4eは、直径の大きい円筒管8i、円筒管8iから下方へ直角に曲がった円筒状の直角管8j、直角管8jから直角に曲がった直径の小さい円筒管8kを連設した形状であり、風が定常流であれば単純な構造で風圧値10eを求めることができる。
検出部4eには、円筒管8i内の入口側に整流管束9が設けられ、円筒管8iの内壁には温度センサ7及び湿度センサ7aが接着される。また、直角管8jの外壁には風圧センサ7cが取り付けられる。更に、円筒管8kの側面の一部をくりぬいて風量センサ7bを挿入する。
図4に示すように、絞り弁型4cの検出部4fは、円筒管8lと円筒管8nの間に絞り弁8mを設けた形状であり、絞り弁型4cの計測装置4は、幅の広い風速値10iに対して絞り弁8mにより風圧値10eの調整が簡単にできる。
検出部4fには、円筒管8l内の入口側に整流管束9が設けられ、円筒管8lの内壁には温度センサ7及び湿度センサ7aが接着される。また、円筒管8lの外壁には風圧センサ7cが取り付けられる。更に、円筒管8nの側面の一部をくりぬいて風量センサ7bを挿入する。
温度センサ7及び湿度センサ7aは、内部の温度及び湿度を計測し、風圧センサ7cは、外壁から穴を空けて中心付近まで取込口7dを延ばし、空気を取り込むことにより風圧を計測する。
風量センサ7bは、内径が約6ミリメートルの円筒管に、熱線式流量センサを埋め込んだものである。熱線式流量センサの配置は、風速のピーク値を検出できるように、検出部4d、4e、4fの中心軸と同軸で中心付近となる位置で検出できるようにする。
風量センサ7bとして使用する熱線式流量センサは、材質が酸化第二銅被膜電線であり、形状が直径が電線の径より充分に大きい単層整列巻線であって、定消費電力により制御される。
風量センサ7bにおける空気の熱伝導率の温度補正は、温度センサ7からの係数値により算出する。尚、風量センサ7bは、温度バランス用ダミーセンサとブリッジ検出とし、安定性を向上させる。
検出部4d、4e、4fの入口側には、入口流速バッファ配管8dを介して入口接続管8bが連設される。入口8から入口接続管8bに入ってきた風は、入口流速バッファ配管8dにより衝突や衝撃が和らげられ、検出部4d、4e、4fに送られる。
また、検出部4d、4e、4fの出口側には、出口流速バッファ配管8eを介して出口接続管8cが連設される。検出部4d、4e、4fから出口接続管8cに送られる風は、出口流速バッファ配管8eにより衝突や衝撃が和らげられ、出口8aから出ていく。
図5は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置をA−Aで切断した場合の断面図である。図2の円筒管8f、図3の円筒管8i、又は図4の円筒管8lの整流管束9の断面である。
整流管束9は、複数の整流管9aを束ねて、内径が約66ミリメートルの円筒管8f、円筒管8i、又は円筒管8l内に充填させたものである。尚、空気が整流管9aの外側を流れないように、できるだけ整流管9a同士を密着させる。
整流管9aは、径が約4ミリメートルで、長さが約130ミリメートルの樹脂製の管であり、内部の孔9bに空気を通す。各整流管9aに空気を通すことにより、全体としての空気の流れを整える。
本発明に記載の風量センサ及び風圧センサは、変換器であり、取付位置が重要である。流体は、断面の大きい空間から小さい空間に流れていくと流速が速くなる。流速が音速を超えると流量の増加が少しになり、逆に前段の大きい空間の圧力は、大きく増加し測定が可能になる。そのため、風量センサ及び風圧センサの測定位置の断面積構造に意味がある。例えば、風量センサの空間に風圧センサを取り付けると吹き溜まり空間がないため、検出できないか、マイナスの出力になってしまう。
また、本発明に記載の発明では、センサをクローズ空間で測定するために整流管束を設けており、流速を拡大して検出することができる。また、複数の整流管を束状にすることで、全体としての空気の流れを整える効果を向上させている。また、バッファ管は風の衝突や衝撃を和らげる効果がある。
更に、円錐型は、風の流れがスムーズで容易に風圧値を求めることができる、直角型は、風が定常流であれば単純な構造で風圧値を求めることができる、絞り弁型は、幅の広い風速値に対して絞り弁により風圧値の調整が簡単にできる、という効果の違いがあり、状況に応じて適切なものを選択することができる。
尚、風量センサについては、材料として一般に使用されるタングステンに比べて安価な酸化第二銅を使用しており、また、単層整列巻線とすることにより、流体との接触面積を変えて、簡単に感度調整することができる。
図6は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置における計測手段を示すブロック図である。温度センサ7、湿度センサ7a、風量センサ7b及び風圧センサ7cから、風力密度値10、風力値10a及び積算風力値10bを算出する手順である。
風の計測方法は、温度センサ、湿度センサ及び風圧センサで検出した値を温度・湿度補正用演算器にかけて風圧値を算出し、温度センサ及び風量センサで検出した値を温度補正用演算器にかけて風量値を算出し、前記風圧値を平方根演算器にかけて風速値を算出し、前記風圧値及び風速値を掛算器及び風力密度換算用演算器にかけて風力密度値を算出し、前記風圧値及び風量値を掛算器及び風力換算用演算器にかけて風力値を算出し、前記風力値をAD変換器にかけてセット時間ごとにデジタル累算器で累積することにより積算風力値を算出することを特徴とする。
温度センサ7、湿度センサ7a、風量センサ7b及び風圧センサ7cは、図2から図4に示す円錐型4a、直角型4b又は絞り弁型4cの計測装置4に設置され、それぞれ温度、湿度、風量及び風圧を検出する。
風力密度値10、風力値10a及び積算風力値10bを求める過程において、風圧値10e、風量値10f及び風速値10iを算出しておく。また、積算風力値10bを累積する単位時間として、セット時間10mを設定しておく。
風圧値10eは、温度センサ7、湿度センサ7a及び風圧センサ7cで検出した値を温度・湿度補正用演算器10cにかけることにより算出する。風圧は、温度及び湿度に左右されるため補正しておく必要がある。
風量値10fは、温度センサ7及び風量センサ7bで検出した値を温度補正用演算器10dにかけることにより算出する。風量は、質量風量に相当し、温度の影響はないが、空気の熱伝導率が温度で変化するので、温度補正しておく必要がある。
風速値10iは、風圧値10eを平方根演算器10gにかけることにより算出する。更に、風圧値10eと風速値10iを掛算器10kにかけ、風力密度換算用演算器10nによりファンの消費電力及び無負荷損失を考慮することで、風力密度値10を得る。
風力値10aは、風圧値10eと風量値10fを掛算器10hにかけ、風力密度値10の場合と同様に、風力換算用演算器10jによりファンの消費電力及び無負荷損失を考慮することで換算値を得る。
尚、風力密度値10は、単位面積当たりの風力値10aであり、風圧センサ7cの応答性と同等である。また、風力値10aは、特定の方向、長さ及び面積により決められた出力であり、応答性は風力密度値10よりも遅くなる。
積算風力値10bは、風力値10aをAD変換器10lにより20ミリ秒のサンプリング時間でアナログ値からデジタル値に変換し、セット時間10mごとにデジタル累算器10oで加算していくことで累積した値を得る。
尚、風力は、風力値と同一であり、風速値と風力値とは別のものである。即ち、風力は、方向と大きさを持つベクトル量であり、風圧値と風量値との掛算値をベースにして算出される。
図7は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の制御装置における最適制御ラインを示すグラフであり、図8は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の界磁電流と電機子電流の最適配分計算例を示す数式である。
尚、図8の数式14〜14hに使用する記号については、Tはトルク、Nは回転数、Ifは界磁電流、Iaは電機子電流、Raは電機子電流負荷、raは電機子内部抵抗、kaは定数、kbは定数、Wは風力密度、αは比例定数、βは設定比率とする。
風力発電機の制御方法は、トルクTと回転数Nとの関係が直角双曲線12、12a、12b、12c、12dになり、前記トルクTと回転数Nの積として表される出力が風力密度W又は風力に比例する風力発電機2において、4乗根演算器3iにより風力密度又は風力の4乗根を算出し、差動増幅器3g、3hにより界磁電流5及び電機子電流5aを前記風力密度又は風力の4乗根に比例した値にすることで、前記トルクTと回転数Nとが同等に分配される最適制御ライン12eとなるように制御することを特徴とする。
図7に示すように、グラフ11は、風力発電機2におけるトルクTと回転数Nの関係を示すものであり、風力発電機2の出力特性が直角双曲線で表される。尚、符号12、12a、12b、12c、12dは、風力密度W又は風力が異なる直角双曲線である。
符号11cは界磁巻線焼損限界を示しており、トルクTが界磁巻線焼損限界11cを超えると、界磁のコイルが焼損してしまう。また、符号11dは機械的折損限界を示しており、回転数Nが機械的折損限界11dを超えると、プロペラの羽根や回転軸が折れたりしてしまう。
通常、最大風力を基準にして風力発電機2の容量を決めているので、界磁巻線焼損限界11c及び機械的折損限界11dは、定格の数倍以上で設定されるが、グラフ11では、説明上図7に示す位置に設定する。
グラフ11において、ある一定の回転数11fで制御した場合、直角双曲線12aのポイント13gと、直角双曲線12bのポイント13hの間で、界磁巻線焼損限界11cを超えている。
また、ある一定のトルク11eで制御、即ち、界磁電流による励磁を一定に制御した場合、直角双曲線12bのポイント13eと、直角双曲線12cのポイント13fの間で、機械的折損限界11dを超えている。
回転数N又はトルクTを一定にする制御方式では、風力密度又は風力によっては、界磁巻線焼損又は機械的折損による風力発電機2の稼働率が低下する問題が発生するので、回転数N及びトルクTを同等に制御することが好ましい。
直角双曲線12dに関しては、回転数11bとトルク11aが同等であるポイント13dが好ましい値であり、同様に、直角双曲線12ではポイント13、直角双曲線12aではポイント13a、直角双曲線12bではポイント13b、直角双曲線12cではポイント13cが好ましい値となる。
即ち、どの直角双曲線の場合であっても、ポイント13からポイント13dを通る直線である最適制御ライン12e上の値となるように回転数N及びトルクTを制御すれば、最大風力まで利用でき、エネルギー効率も良くなる。
風力発電機2の回転数N及びトルクTを最適制御ライン12e上の値となるように、制御装置3によって、界磁電流If及び電機子電流Iaを最適に配分する計算例は、図8に示す通りである。
トルクTは磁束と電機子電流Iaの積に比例するので、トルクT=(定数×磁束×電機子電流Ia)で表すことができ、磁束は界磁電流Ifに比例するので、磁束=(定数×界磁電流If)で表すことができることから、トルクTは数式14として表すことができる。
回転数Nは発電電圧に比例し、磁束に反比例するので、回転数=(定数×発電電圧÷磁束)で表現することができ、発電電圧は電機子電流Iaと電機子抵抗(電機子電流負荷Ra及び電機子内部抵抗ra)の積となることから、回転数Nは数式14aとして表すことができる。
風力発電機2に当たる風の風力密度Wは風力に比例し、トルクTと回転数Nの積として表現することのできる風力発電機2の出力も風力に比例することから、比例定数αを使用すると数式14bが成立する。
トルクTと回転数Nが一致するポイント13〜13dが、風力発電機2の電機子と界磁の電力容量をバランス良くする最適制御ライン12eであることから、同等分配すると数式14cとなる。
数式14、数式14a及び数式14cから、界磁電流Ifは数式14dとなり、電機子電流Iaは数式14eとなる。界磁電流Ifは電機子抵抗の平方根に比例し、また、電機子電流Iaは、風力密度Wの平方根に比例し、電機子抵抗の平方根に反比例することが分かる。
界磁電流Ifと電機子電流Iaとの関係は、数式14fで表される。通常、設定比率は1で良いが、例えば、あまり使用しない際は界磁電流Ifを少なめにして界磁電流Ifによる焼損を抑制した方が省エネルギーになるので、設定比率を変える場合もある。
数式14d、数式14e及び数式14fから、電機子電流Iaは数式14gとなり、界磁電流Ifは数式14hとなる。電機子電流Ia及び界磁電流Ifは、風力密度Wの4乗根に比例することが分かる。
よって、電機子電流Ia及び界磁電流Ifを風力密度Wの4乗根となるように制御すれば、トルクTと回転数Nを同等分配することができ、最適制御ライン12eを維持することができるようになる。
以上のように、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法は、風力発電機の風車のトルクと回転数をバランス良く制御することで、安全かつ確実に発電することができ、稼働率及びコスト面において効率の良い風力発電機となる。
風力発電機を適正に制御することで、不安定な突風により風車が高速回転することで生ずる騒音を防止したり、風車の機械的折損又は過大な出力による電気系の焼損を防ぐことができる。
電子負荷装置を設けることで、蓄電池の満充電に対応することができる。また、風力値により界磁電流及び電機子電流を制御することで、省エネルギーを考慮した電流配分ができるようになる。
計測した風力密度値、風力値及び積算風力値をリアルタイムで活用できるので、風力発電機の制御に利用する以外に、風力に関する各種試験など様々なものに応用することも可能となる。
風の計測制御装置15は、他励発電機16の界磁に設けた界磁電流センサ16aと、前記他励発電機16の電機子に設けた電機子電流センサ16bと、前記他励発電機16に界磁電流17を供給する電流ブースタ16cと、前記他励発電機16で発生した電機子電流17aのうち充電器16eへの充電電流17bを引いた残りの電流を吸い込む電子負荷装置16dと、前記界磁電流センサ16aの界磁電流信号18aと風圧センサ及び風量センサ16iの値を4乗根演算器16hで換算した電流換算指令信号18が同じになるように界磁電流制御信号18cを前記電流ブースタ16cに出す界磁用差動増幅器16fと、前記電機子電流センサ16bの電機子電流信号18bと風圧センサ及び風量センサ16iの値を4乗根演算器16hで換算した電流換算指令信号18が同じになるように電機子電流制御信号18dを前記電子負荷装置16dに出す電機子用差動増幅器16gとからなることを特徴とする。
尚、他励発電機16の揚力形風車に対しては、風圧センサと風量センサの積値を4乗根演算器16hで換算してフィードバック制御し、他励発電機16の抗力形風車に対しては、風圧センサの1.5乗値を4乗根演算器16hで換算してフィードバック制御する。
図9は、本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法を示すブロック図である。風の計測制御装置15は、他励発電機16、界磁電流センサ16a、電機子電流センサ16b、電流ブースタ16c、電子負荷装置16d、充電器16e、界磁用差動増幅器16f、電機子用差動増幅器16g、4乗根演算器16h、風圧センサ及び風量センサ16iからなる。
他励発電機16は、風車を回すことにより、界磁の中で電機子を回転させて電気を発生する風力発電機である。他励発電機16の風車には、揚力形風力を受けるための揚力形風車と、抗力形風力を受けるための抗力形風車とがある。
界磁電流センサ16aは、他励発電機16の界磁に設けられ、電流ブースタ16cから界磁に供給される界磁電流17を検出して、界磁用差動増幅器16fに界磁電流信号18aを送る装置である。
また、電機子電流センサ16bは、他励発電機16の電機子に設けられ、電機子で発生した電機子電流17aを検出して、電機子用差動増幅器16gに電機子電流信号18bを送る装置である。
電流ブースタ16cは、他励発電機16の界磁に界磁電流17を供給する装置であり、界磁電流17の供給量は、界磁用差動増幅器16fからの界磁電流制御信号18cにより調整される。
電子負荷装置16dは、他励発電機16の電機子で発生した電機子電流17aを消費する装置であり、また、充電器16eは、他励発電機16の電機子で発生した電機子電流17aを蓄積する装置である。
即ち、電子負荷装置16dは、電機子電流17aのうち充電電流17bを引いた残りの電流を吸い込むことになるが、当該残りの電流が消費される量は、電機子用差動増幅器16gからの電機子電流制御信号18dにより調整される。
界磁用差動増幅器16fは、界磁電流センサ16aの界磁電流信号18aをマイナス側で受け取り、4乗根演算器16hの電流換算指令信号18をプラス側で受け取り、両者を比較して、同値となるように電流ブースタ16cに界磁電流制御信号18cを出す。
電機子用差動増幅器16gは、電機子電流センサ16bの電機子電流信号18bをマイナス側で受け取り、4乗根演算器16hの電流換算指令信号18をプラス側で受け取り、両者を比較して、同値となるように電子負荷装置16dに電機子電流制御信号18dを出す。
即ち、界磁用差動増幅器16f及び電機子用差動増幅器16gにより、電流換算指令信号18、界磁電流信号18a及び電機子電流信号18bが、同値となるようにフィードバック制御する。
4乗根演算器16hは、風圧センサ及び風量センサ16iで検出し、演算した値の4乗根を算出し、界磁用差動増幅器16f及び電機子用差動増幅器16gに電流換算指令信号18として送る装置である。
風圧センサ及び風量センサ16iは、他励発電機16の風車に取り付けられ、風圧及び風量を検出して風力を求める。
揚力形風力を受ける揚力形風車の場合、風圧センサと風量センサの間隔は、プロペラの幅に合わせる。プロペラの面積に対する風力は、センサ面積から求める。風圧センサと風量センサの積値は、揚力に対応する風力となる。
抗力形風力を受ける抗力形風車の場合、風圧センサの1.5乗値が風力密度対応になる。風力は、センサ面積と風車の風力対応面積により求められる。
他励発電機は、過去の最大風力値から短時間定格容量として求められる。界磁電流及び電機子電流は、風力値の4乗根演算比例値により求めるが、界磁電流と電機子電流とを同じ値にする。
また、最大風力から界磁電流と電機子電流の最大値を求め、充電器と電子負荷装置の電流制限値とする。
本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の全体のブロック図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が円錐型の場合の側面における断面図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が直角型の場合の側面における断面図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置が絞り弁型の場合の側面における断面図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置をA−Aで切断した場合の断面図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の計測装置における計測手段を示すブロック図である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の制御装置における最適制御ラインを示すグラフである。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法の界磁電流と電機子電流の最適配分計算例を示す数式である。 本発明である風の計測制御装置及び計測制御方法を示すブロック図である。
符号の説明
1 計測制御装置
2 風力発電機
3 制御装置
3a 界磁電流センサ
3b 電機子電流センサ
3c 蓄電池
3d 充電器
3e 電流ブースタ
3f 電子負荷装置
3g 差動増幅器
3h 差動増幅器
3i 4乗根演算器
4 計測装置
4a 円錐型
4b 直角型
4c 絞り弁型
4d 検出部
4e 検出部
4f 検出部
5 界磁電流
5a 電機子電流
5b 界磁電流要素
5c 電機子電流要素
5d 充電
5e 電源供給
6 風力信号
6a 指令信号
6b 指令信号
6c 制御信号
6d 制御信号
6e 信号
6f 信号
7 温度センサ
7a 湿度センサ
7b 風量センサ
7c 風圧センサ
7d 取込口
8 入口
8a 出口
8b 入口接続管
8c 出口接続管
8d 入口流速バッファ配管
8e 出口流速バッファ配管
8f 円筒管
8g テーパ管
8h 円筒管
8i 円筒管
8j 直角管
8k 円筒管
8l 円筒管
8m 絞り弁
8n 円筒管
9 整流管束
9a 整流管
9b 孔
10 風力密度値
10a 風力値
10b 積算風力値
10c 温度・湿度補正用演算器
10d 温度補正用演算器
10e 風圧値
10f 風量値
10g 平方根演算器
10h 掛算器
10i 風速値
10j 風力換算用演算器
10k 掛算器
10l AD変換器
10m セット時間
10n 風力密度換算用演算器
10o デジタル累算器
11 グラフ
11a トルク
11b 回転数
11c 界磁巻線焼損限界
11d 機械的折損限界
11e トルク
11f 回転数
12 直角双曲線
12a 直角双曲線
12b 直角双曲線
12c 直角双曲線
12d 直角双曲線
12e 最適制御ライン
13 ポイント
13a ポイント
13b ポイント
13c ポイント
13d ポイント
13e ポイント
13f ポイント
13g ポイント
13h ポイント
14 数式
14a 数式
14b 数式
14c 数式
14d 数式
14e 数式
14f 数式
14g 数式
14h 数式
15 風の計測制御装置
16 他励発電機
16a 界磁電流センサ
16b 電機子電流センサ
16c 電流ブースタ
16d 電子負荷装置
16e 充電器
16f 界磁用差動増幅器
16g 電機子用差動増幅器
16h 4乗根演算器
16i 風圧センサ及び風量センサ
17 界磁電流
17a 電機子電流
17b 充電電流
18 電流換算指令信号
18a 界磁電流信号
18b 電機子電流信号
18c 界磁電流制御信号
18d 電機子電流制御信号

Claims (4)

  1. 他励発電機の界磁に設けた界磁電流センサと、前記他励発電機の電機子に設けた電機子電流センサと、前記他励発電機に界磁電流を供給する電流ブースタと、前記他励発電機で発生した電機子電流のうち充電器への充電電流を引いた残りの電流を吸い込む電子負荷装置と、前記界磁電流センサの界磁電流信号と風圧センサ及び風量センサの値を4乗根演算器で換算した電流換算指令信号が同じになるように界磁電流制御信号を前記電流ブースタに出す界磁用差動増幅器と、前記電機子電流センサの電機子電流信号と風圧センサ及び風量センサの値を4乗根演算器で換算した電流換算指令信号が同じになるように電機子電流制御信号を前記電子負荷装置に出す電機子用差動増幅器とからなることを特徴とする風の計測制御装置。
  2. 風圧センサと風量センサの積値を4乗根演算器で換算して、他励発電機の揚力形風車に対してフィードバック制御することを特徴とする請求項1に記載の風の計測制御装置。
  3. 風圧センサの1.5乗値を4乗根演算器で換算して、他励発電機の抗力形風車に対してフィードバック制御することを特徴とする請求項1に記載の風の計測制御装置。
  4. 請求項1乃至3の風の計測制御装置により他励発電機を制御することを特徴とする風の計測制御方法。
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