JP3798710B2 - 画像情報処理装置、プロセス情報取得方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

画像情報処理装置、プロセス情報取得方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コピー、プリンタ、スキャナおよびファクシミリなどの画像情報処理にかかるユーザサービスを多数のプロセスの協働動作により提供し、各プロセスのプロセス情報を取得することができる画像情報処理装置、このようなプロセス情報取得方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が一般的に知られている。この複合機は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する3種類のソフトウェアを設け、ソフトウェアの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
このような複合機では、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各機能単位でアプリケーションプログラムを開発して複合機上で動作させているため、複合機で動作するプロセス数も機能単位ごとに存在し、比較的小さいプロセス数となっている。このため、かかる従来の複合機の開発段階では、各機能単位のプロセスが正常に動作しているか否かを監視するデバッグ作業が重要な位置づけとなってくる。
【0004】
ここで、上述の従来の複合機では、コピー、プリンタ、スキャナおよびファクシミリなどの大きな機能単位でプロセスが実行されているため、プロセス間のデータの送受信などはさほど発生せず、単一のプロセスごとにプロセス情報のすべての項目を取得すれば障害原因を容易に検出することが可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の複合機では、プリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応するソフトウェアをそれぞれ別個に設けているため、各ソフトウェアの開発に多大の時間を要する。このため、出願人は、表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスからなるプラットホームを備えた画像形成装置(複合機)を発明した。この複合機によれば、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行うプラットホームを備えた構成とすることによって、ソフトウェア開発の効率化を図るとともに、装置全体としての生産性を向上させることが可能となる。
【0006】
このような新規な複合機では、アプリケーションのプロセスが機能ごとに複数存在するばかりか、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするサービスを提供するコントロールサービスのプロセスが存在し、複合機内部には、従来の複合機に比べて非常に多くのプロセスが動作している。しかも、かかる複合機では、コントロールサービスのプロセスは、複数のアプリケーションが共通に必要とするサービスを提供するという位置づけにあるため、各コントロールサービスは多数のアプリケーションのプロセスとの間でデータ送受信が発生する。また、アプリケーションのプロセスとの間ばかりではなく、コントロールサービス同士のプロセス間においてもデータの送受信が生じる。
【0007】
このように、出願人が発明をした新規な複合機は、多数のプロセスが複雑に絡み合って協働するという特徴的な構成となっているため、従来の複合機のように、各プロセスごとにプロセス情報の全てを取得して行うデバッグ作業では、情報量が膨大となり、かえって多数のプロセスの動作を正確に把握することができないという問題がある。
【0008】
また、かかる複合機は、アプリケーションとコントロールサービスとを別個に設けており、複合機の出荷後にユーザもしくは第三者であるサードベンダが新規なアプリケーションを開発して複合機に搭載可能な構成となっている。このため、新規アプリケーションの開発段階で、新規アプリケーションのプロセスが正常に動作しているか否かを正確かつ容易に判断しなければならないという、従来の複合機開発では問題にならなかった新規な課題が生じている。特に、このような新規アプリケーションは、組み込みOS下のユーザ空間で動作しているため、自己のプロセス情報を取得することはできても、他のプロセスのプロセス情報を取得するためには、別途カーネル空間で動作するプロセスを生成して、他のプロセス情報を取得しなければならず、デバッグ作業が煩雑になる。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、多数のプロセスが並列実行される環境でプロセス情報の中で必要な項目を取得して、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる画像情報処理装置、プロセス情報取得方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションを複数搭載可能とし、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、前記アプリケーションと前記プログラムはそれぞれプロセスとして動作する画像情報処理装置であって、前記プログラムとして搭載され、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を取得するプロセス情報取得手段、を備え、前記プロセス情報取得手段は、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得する項目取得手段を備えたことを特徴とす。
【0011】
この請求項1にかかる発明によれば、プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段の項目取得手段によって、プロセス情報が格納された構造体情報における設定情報で指定された取得すべき項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、構造体情報から指定された項目情報を取得することで、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0012】
また、この請求項1にかかる発明によれば、プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段の項目取得手段がプロセス情報が格納された構造体情報を直接参照してプロセス情報の項目情報を取得することで、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて他のプロセスのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0013】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、一定の時間間隔ごとに、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0014】
この請求項2にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、一定の時間間隔ごとにプログラムまたはアプリケーションのプロセス情報の項目情報を取得することで、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0015】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、さらに取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することを特徴とする。
【0016】
この請求項3にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、取得した項目情報からプロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することで、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0017】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、さらに前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することを特徴とする。
【0018】
この請求項4にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することで、生成されたプロセス履歴情報を管理装置側で参照したり集計するなどの処理を行うことが可能となり、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができる。
【0019】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムまたは前記アプリケーション内に設けられ、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を出力する検証手段、を更に備え、前記プロセス情報取得手段は、さらに、前記プログラムまたは前記アプリケーションの前記項目情報をプロセス間通信によって取得し、前記検証手段は、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0020】
この請求項5にかかる発明によれば、プログラムまたはアプリケーション内に設けられた検証手段によって、プログラムまたはアプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて項目情報を出力する際に、項目取得手段によってプロセス情報が格納された構造体情報における項目情報の位置を示す位置情報に基づいて構造体情報から項目情報を取得し、プロセス情報取得手段によってプログラムまたはアプリケーションの項目情報をプロセス間通信によって取得することで、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0021】
また、この請求項5にかかる発明によれば、検証手段の項目取得手段がプロセス情報が格納された構造体情報を直接参照してプロセス情報の項目情報を取得することで、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて他のプロセスのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0022】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の画像情報処理装置において、前記プログラムのプロセスまたは前記アプリケーションのプロセス、および前記プロセス情報取得手段のプロセスから共通にアクセス可能な共有メモリをさらに備え、前記検証手段は、前記項目情報を前記共有メモリに出力し、前記プロセス情報取得手段は、前記共有メモリから前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0023】
この請求項6にかかる発明によれば、検証手段によって項目情報を前記共有メモリに出力し、プロセス情報取得手段によって共有メモリから項目情報を取得することで、共有メモリを利用したプロセス間通信によってプロセス情報の項目情報を確実に受け渡すことができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0024】
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、さらに前記共有メモリから前記項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することを特徴とする。
【0025】
この請求項7にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、共有メモリから項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することで、共有メモリリードスレッドにより共有メモリからのプロセス情報の項目情報取得処理を、他の例えば取得処理の全体処理を行うスレッドと並列実行させることができ、プロセス情報取得処理を効率的に実現することができる。
【0026】
また、請求項8にかかる発明は、請求項5〜7のいずれか一つに記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、一定の時間間隔ごとに、前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0027】
この請求項8にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって一定の時間間隔ごとに項目情報を取得することで、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0028】
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、さらに取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することを特徴とする。
【0029】
この請求項9にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、取得した項目情報からプロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することで、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0030】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の画像情報処理装置において、前記プロセス情報取得手段は、さらに前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することを特徴とする。
【0031】
この請求項10にかかる発明によれば、プロセス情報取得手段によって、プロセス履歴情報をネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することで、生成されたプロセス履歴情報を管理装置側で参照したり集計するなどの処理を行うことが可能となり、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができる。
【0032】
また、請求項11にかかる発明は、印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションを複数搭載可能とし、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、前記アプリケーションと前記プログラムはそれぞれプロセスとして動作する画像情報処理装置で実行されるプロセスのプロセス情報を取得するプロセス情報取得方法であって、前記プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段によって、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を取得するプロセス情報取得ステップ、を含み、前記プロセス情報取得ステップは、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得する項目取得ステップを含んだことを特徴とする。
【0033】
この請求項11にかかる発明によれば、プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段によって実行されるプロセス情報取得ステップの項目取得ステップによって、プロセス情報が格納された構造体情報における設定情報で指定された取得すべき項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、構造体情報から指定された項目情報を取得することで、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0034】
また、この請求項11にかかる発明によれば、プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段によって実行されるプロセス情報取得ステップの項目取得ステップがプロセス情報が格納された構造体情報を直接参照してプロセス情報の項目情報を取得することで、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて他のプロセスのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0035】
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス情報取得ステップは、一定の時間間隔ごとに、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0036】
この請求項12にかかる発明によれば、プロセス情報取得ステップによって、一定の時間間隔ごとにプログラムまたはアプリケーションのプロセス情報の項目情報を取得することで、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0037】
また、請求項13にかかる発明は、請求項12に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス情報取得ステップによって取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成する履歴情報生成ステップをさらに備えたことを特徴とする。
【0038】
この請求項13にかかる発明によれば、履歴情報生成ステップによって、取得した項目情報からプロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することで、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0039】
また、請求項14にかかる発明は、請求項13に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信する送信ステップをさらに備えたことを特徴とする。
【0040】
この請求項14にかかる発明によれば、送信ステップによって、プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することで、生成されたプロセス履歴情報を管理装置側で参照したり集計するなどの処理を行うことが可能となり、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができる。
【0041】
また、請求項15にかかる発明は、請求項11に記載のプロセス情報取得方法において、前記プログラムまたは前記アプリケーションの実行時に、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を出力する検証ステップ、を更に備え、前記プロセス情報取得ステップは、さらに、前記プログラムまたは前記アプリケーションの前記項目情報をプロセス間通信によって取得し前記検証ステップは、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0042】
この請求項15にかかる発明によれば、プログラムまたはアプリケーション内に設けられた検証ステップによって、プログラムまたはアプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて項目情報を出力する際に、項目取得ステップによってプロセス情報が格納された構造体情報における項目情報の位置を示す位置情報に基づいて構造体情報から項目情報を取得し、プロセス情報取得ステップによってプログラムまたはアプリケーションの項目情報をプロセス間通信によって取得することで、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0043】
また、この請求項15にかかる発明によれば、検証ステップの項目取得ステップがプロセス情報が格納された構造体情報を直接参照してプロセス情報の項目情報を取得することで、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて他のプロセスのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0044】
また、請求項16にかかる発明は、請求項15に記載のプロセス情報取得方法において、前記検証ステップは、前記項目情報を、前記プログラムのプロセスまたは前記アプリケーションのプロセス、および前記プロセス情報取得ステップのプロセスから共通にアクセス可能な共有メモリに出力し、前記プロセス情報取得ステップは、前記共有メモリから前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0045】
この請求項16にかかる発明によれば、検証ステップによって項目情報を前記共有メモリに出力し、プロセス情報取得ステップによって共有メモリから項目情報を取得することで、共有メモリを利用したプロセス間通信によってプロセス情報の項目情報を確実に受け渡すことができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0046】
また、請求項17にかかる発明は、請求項16に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス情報取得ステップは、さらに前記共有メモリから前記項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することを特徴とする。
【0047】
この請求項17にかかる発明によれば、プロセス情報取得ステップによって、共有メモリから項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することで、共有メモリリードスレッドにより共有メモリからのプロセス情報の項目情報取得処理を、他の例えば取得処理の全体処理を行うスレッドと並列実行させることができ、プロセス情報取得処理を効率的に実現することができる。
【0048】
また、請求項18にかかる発明は、請求項15〜17のいずれか一つに記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス情報取得ステップは、一定の時間間隔ごとに、前記項目情報を取得することを特徴とする。
【0049】
この請求項18にかかる発明によれば、プロセス情報取得ステップによって一定の時間間隔ごとに項目情報を取得することで、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0050】
また、請求項19にかかる発明は、請求項18に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス情報取得ステップによって取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成する履歴情報生成ステップをさらに備えたことを特徴とする。
【0051】
この請求項19にかかる発明によれば、プロセス情報取得ステップによって、取得した項目情報からプロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することで、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができる。
【0052】
また、請求項20にかかる発明は、請求項19に記載のプロセス情報取得方法において、前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信する送信ステップをさらに備えたことを特徴とする。
【0053】
この請求項20にかかる発明によれば、プロセス情報取得ステップによって、プロセス履歴情報をネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することで、生成されたプロセス履歴情報を管理装置側で参照したり集計するなどの処理を行うことが可能となり、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができる。
【0054】
また、請求項21にかかる発明は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムであるので、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像情報処理装置、プロセス情報取得方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0056】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である画像形成装置(以下、「複合機」という)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、複合機100は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101と、カラーラインプリンタ(Color LP)102と、スキャナ、ファクシミリ、ハードディスク、メモリ、ネットワークインタフェースなどのハードウェアリソース103を有するとともに、プラットホーム120とアプリケーション130とから構成されるソフトウェア群110とを備えている。
【0057】
プラットホーム120は、アプリケーション130からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)123と、汎用OS121とを有する。
【0058】
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)122と、ECS(エンジンコントロールサービス)124と、MCS(メモリコントロールサービス)125と、OCS(オペレーションパネルコントロールサービス)126と、FCS(ファックスコントロールサービス)127と、NCS(ネットワークコントロールサービス)128とから構成される。なお、このプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション130から処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェース(API)を有する。また、このプラットホーム120の層には、プロセス情報取得部117が設けられている。
【0059】
汎用OS121は、UNIX(登録商標)などの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム120並びにアプリケーション130の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
【0060】
SRM123のプロセスは、SCS122とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。SRM123のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制御する。
【0061】
具体的には、このSRM123は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
【0062】
SCS122のプロセスは、アプリ管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリ制御などを行う。
【0063】
ECS124のプロセスは、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101、カラーラインプリンタ(Color LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハードウェアリソース103のエンジンの制御を行う。
【0064】
MCS125のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
【0065】
FCS127のプロセスは、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0066】
NCS128のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。具体的には、ftpd、httpd、lpd、snmpd、telnetd、smtpdなどのサーバデーモンや、同プロトコルのクライアント機能などを有している。
【0067】
OCS126のプロセスは、オペレータ(ユーザ)と本体制御間の情報伝達手段となるオペレーションパネル(操作パネル)の制御を行う。OCS126は、オペレーションパネル210からキー押下をキーイベントとして取得し、取得したキーに対応したキーイベント関数をSCS122に送信するOCSプロセスの部分と、アプリケーション130またはコントロールサービスからの要求によりオペレーションパネル210に各種画面を描画出力する描画関数やその他オペレーションパネル210に対する制御を行う関数などがあらかじめ登録されたOCSライブラリの部分とから構成される。このOCSライブラリは、アプリケーション130およびコントロールサービスの各モジュールにリンクされて実装されている。なお、OCS126のすべてをプロセスとして動作させるように構成しても良く、あるいはOCS126のすべてをOCSライブラリとして構成しても良い。
【0068】
アプリケーション130は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ114と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ115と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ116とを有している。
【0069】
プロセス情報取得部117は、本発明におけるプロセス情報取得手段を構成するものであり、コントロールサービス層で動作するプロセスである。このプロセス情報取得部117は、設定ファイルの指定に従って、複合機100で動作するプロセスのプロセス情報を取得する。ここで、設定ファイルとは、プロセス情報の取得対象のプロセス(例えば、プリンタアプリ111、コピーアプリ112、ECS124、MCS125など)、プロセス情報の中の取得対象の項目、取得開始位置、取得開始終了位置、ポーリングの時間間隔などを設定したファイルであり、ハードディスク(HD)205に格納される。プロセス情報取得部117は、具体的には、オペレーションパネル210からのデバッグ作業を行うユーザの操作あるいはネットワークに接続されたリモートPC(Personal Computer)でデバッグ作業を行うユーザから設定ファイルを受信する。
【0070】
図2は、図1に示した実施の形態1の複合機100のハードウェア構成図である。図2に示すように、この複合機100は、CPU202、SDRAM203、SRAM208、フラッシュメモリ204、およびHD205などをASIC201に接続したコントローラボード200と、オペレーションパネル210と、ファックスコントロールユニット(FCU)220と、USB230と、IEEE1394 240と、プリンタ250とから構成されている。オペレーションパネル210はASIC201に直接接続され、FCU220、USB230、IEEE1394 240およびプリンタ250はPCIバスを介してASIC201に接続されている。フラッシュメモリ204には、上述の各アプリ、プラットホーム120を構成する各コントロールサービスやSRM123の各プログラムが格納されている。
【0071】
オペレーションパネル210は、ユーザが複合機100に対して機能選択などの指示を与える操作パネルである。
【0072】
SDRAM203には、プロセス情報取得部117のプロセス、他のアプリケーション130のプロセスおよび各コントロールサービスのプロセスで共有され、共通にアクセス可能な共有メモリ領域(以下、「共有メモリ」という。)が確保されている。
【0073】
実施の形態1にかかる複合機100で実行されるプロセス情報取得プログラム(プロセス情報取得部117のプログラム)は、ソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)の一部または全部として、CD−ROMまたはFDなどの記憶媒体に実行可能な形式またはインストール可能な形式のファイルで提供される。また、このような実行可能な形式またはインストール可能な形式のファイルを、ネットワーク経由でNCS128を介して(あるいはNCS128を介さずに直接ダウンロードするなど)取得可能な方法で提供するようにしても良い。
【0074】
つぎに、以上のように構成された実施の形態1にかかる複合機100によるプロセス情報取得処理について説明する。図3は、実施の形態1にかかる複合機100のプロセス情報取得部117によるプロセス情報取得の動作概要を示す説明図である。図3に示すように、プロセス情報取得部117は、HD205に格納されている設定ファイル301を読み込んで、この設定ファイル301の設定内容に従って、プロセス情報の取得対象プロセスの選定、ロギング項目の選定などを行い、取得対象プロセスのプロセス情報からロギング項目の項目データを取得して、プロセス情報ログファイル302に書き込んでいる。
【0075】
図4は、プロセス情報取得部117によるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。デバッグ作業を行うユーザは、複合機100にケーブル接続されたコンソールPCや複合機100にイーサネット(登録商標)などのネットワークで接続されたデバッグ用PCにおいて、dbgpsコマンドを入力する。このdbgpsコマンドでは、オプションパラメータとして設定ファイル名、生成するプロセス情報ログファイル名を、格納先ディレクトリ名とともに入力するようになっている。
【0076】
ユーザがdbgpsコマンドを入力すると、まずプロセス情報取得部117のプロセスが複合機100のコントロールサービス層に生成される(ステップS401)。そして、プロセス情報取得部117は、入力されたコマンドを解析し、オプションパラメータの正当性をチェックする(ステップS402)。
【0077】
つぎに、プロセス情報取得部117は、HD205にオプションパラメータで指定された名称で空のプロセス情報ログファイル302を生成し、当該ファイルをオープンする(ステップS403)。なお、このプロセス情報ログファイル302は、本発明におけるプロセス履歴情報を構成する。また、プロセス情報ログファイル302は、後の表示および加工を容易にするために、XML形式のファイルとなっている。
【0078】
ついで、プロセス情報取得部117は、オプションパラメータで指定された設定ファイル301をHD205から読み込み、その設定内容を解析する(ステップS404)。
【0079】
ここで、設定ファイル301について説明する。設定ファイル301は、本発明における設定情報を構成するものであり、対象プロセス、ロギング項目、その他プロセス情報の取得条件をXML(eXtend Markup Language)形式で設定したものである。
【0080】
図5は、設定ファイル301の設定内容の一例を示す説明図である。図5において、logging_startタグは、プロセス情報の取得を開始する位置を指定するロギング開始条件である。logging_endタグは、プロセス情報の取得を終了する位置を指定するロギング終了条件である。実施の形態1における設定ファイルでは、いずれもプロセス名またはプロセスIDを指定するようになっている。
【0081】
polingタグは、プロセス情報を一定時間間隔でポーリングして取得するか否かを指定するものであり、select属性で”do”が設定されている場合には、time属性で指定された時間間隔でポーリングを行う。一方、select属性で”undo”が指定されている場合にはポーリングは行わない。
【0082】
target_ procタグは、プロセス情報の取得対象プロセスを指定するものである。select属性で”process”を指定した場合には、「コピーアプリ」、「ECS」などのプロセス名を指定し、select属性で”pid”を指定した場合には、プロセスIDを指定するようになっている。
【0083】
logging_itemタグは、プロセス情報の各種項目の中で、取得対象の項目を示すロギング項目であり、本発明における項目情報を構成する。このロギング項目は、デバッグ内容に応じて複数項目を「,(カンマ)」で連続指定することが可能である。
【0084】
図6は、このロギング項目に指定可能なプロセス情報の項目の一覧を示す説明図である。これらの各項目は、UNIX(登録商標)などの汎用OS121で定められるものである。UNIX(登録商標)などの汎用OS121では、システム上に存在するすべてのプロセス情報がカーネル空間のproc構造体に格納されている。そして、プロセス情報の各項目の情報は、proc構造体のメンバ変数に格納された構成となっている。また、proc構造体は、メンバ変数に別の構造体へのポインタを有し、ポインタが示す別の構造体にプロセス情報の項目が含まれる場合がある。
【0085】
図4に戻り、設定ファイル301の解析を行ったら、設定ファイル301に設定されているロギング開始位置、ロギング終了位置の条件に合致しているか否かをチェックする(ステップS405)。そして、合致していない場合には処理を終了する。
【0086】
ロギング開始位置、ロギング終了位置の条件に合致している場合には、設定ファイル301のtarget_ procタグの設定内容からプロセス情報の取得対象プロセスを選定する(ステップS406)。次に、logging_itemタグの設定内容からロギング項目を読み込み、指定されたロギング項目のproc構造体におけるメンバの位置を求め、sysarch関数に指定する位置パラメータを決定する(ステップS407)。ここで、ロギング項目のproc構造体におけるメンバ位置の算出は、プロセス情報取得部117のプログラム生成時に、あらかじめproc構造体の構造体データをヘッダファイルなどでインクルードしておき、インクルードした構造体データをプロセス情報取得部117の実行時に参照することにより実現することができる。
【0087】
そして、決定した位置パラメータを引数にして、sysarch関数の呼び出しを行う(ステップS408)。これにより、sysarch関数が実行され、sysarch関数が指定されたプロセス情報のロギング項目の値を取得するので、取得データをHD205のプロセス情報ログファイルに書き込む(ステップS409)。
【0088】
ここで、sysarch関数について説明する。sysarch関数は本発明における項目取得手段を構成するものであり、プロセス情報のロギング項目の項目データを取得するシステムコールである。プロセス情報が格納されるproc構造体はカーネル空間に存在するために、アプリケーションのデバッグなどを行うユーザ空間からproc構造体に直接アクセスすることはできない。このため、sysarch関数によってカーネル空間のproc構造体を参照し、ユーザ空間でデバッグ作業を行う場合でもプロセス情報の簡易な取得を可能としている。
【0089】
sysarch関数は、引数として位置パラメータの指定を必要とする。この位置パラメータは、プロセス情報の項目のproc構造体の起点アドレスからのオフセット値(バイト数)と、読み込むデータのサイズ(バイト数)とを一セットとした一または複数個のセットから構成される。なお、最初の起点アドレスはproc構造体の先頭アドレスとする。また、データサイズが「0」の場合には、目的の項目データに至る途中のポインタを示し、「−1」の場合には、取得対象の項目データがヌル終結の文字列であることを示す。さらに、一回のsysarch関数の実行で、プロセス情報の複数個の項目を指定するためには、個々の位置パラメータの末尾に次の位置パラメータの有無を示す情報を付加するように構成しても良い。
【0090】
図7は、proc構造体の概要を示す模式図である。図7では、proc構造体のメンバx(オフセット値=n、データサイズ=0)がy構造体へのポインタとなっており、y構造体のメンバz(オフセット値=m、データサイズ=s)に取得対象のプロセス情報の項目データが格納されている例を示している。このような項目を取得する場合には、位置パラメータは、「n,0,m,s」と指定すれば良い。なお、n,m,sなどの具体的な数値は、複合機100のシステム構成によって異なる場合があるため、構造体の先頭アドレスからのオフセット、データのバイト数は、いずれも即値指定ではなく、あらかじめ参照テーブルを作成して、プロセス情報取得部117の作成段階のコンパイル時に決定することが好ましい。
【0091】
図8は、sysarch関数におけるプロセス情報の項目取得処理の手順を示すフローチャートである。sysarch関数呼び出し時には、位置パラメータの他、取得対象のプロセスをプロセス名またはプロセスIDで指定する。
【0092】
proc構造体にはプロセス名またはプロセスIDを保持するメンバが存在するため、sysarch関数は、まず指定されたプロセスに対応するproc構造体を検索する(ステップS801)。そして、該当するproc構造体が存在するか否かをチェックし(ステップS802)、存在しない場合はエラー処理を行って(ステップS811)、処理を終了し復帰する。
【0093】
対応するproc構造体が存在する場合には、起点アドレスとして、検索されたproc構造体の先頭アドレスを設定する(ステップS803)。そして、位置パラメータで指定されたオフセット値を読み込み(ステップS804)、リードアドレスに起点アドレスにオフセット値を加算した値を設定する(ステップS805)。さらに、位置パラメータで指定されたデータサイズを読み込む(ステップS806)。そして、起点アドレスとして、リードアドレスの内容を設定する(ステップS807)。
【0094】
次に、sysarch関数は、データサイズが0か否かを判断する(ステップS808)、データサイズが0の場合には、メンバにはポインタが設定されているため、ポインタで参照される構造体に対してステップS804からの処理を繰り返す。なお、上述のステップS807において、起点アドレスにリードアドレスの内容、すなわちポインタの指すアドレスが設定されているので、ステップS804からはポインタの指す構造体に対する処理が行われることになる。
【0095】
ステップS808において、データサイズが0でない場合には、次にデータサイズが「−1」か否かを判断する(ステップS809)。そして、データサイズが「−1」でない場合には、項目がヌル終結文字であるので、リードアドレスからヌルまでのデータを読み込む(ステップS810)。一方、データサイズが「−1」である場合には、リードアドレスからデータサイズで指定されたバイト数の項目データを読み込む(ステップS812)。これにより、ロギング項目の項目データの取得が完了する。
【0096】
図4に戻り、プロセス情報取得部117は、設定ファイル301のpolingタグの設定内容により、ポーリング指定がされているが否かを判断する(ステップS410)。そして、ポーリングの指定がされている場合には、設定ファイル301のpolingタグのtime属性に指定されている時間だけ処理を停止(wait)し(ステップS412)、当該時間の経過後、ステップS408のsysarch関数呼び出しを行う。
【0097】
ステップS410において、ポーリング指定がされていない場合、あるいはロギング終了位置に到達した場合には、プロセス情報ログファイル302をネットワーク上のデバッグ用PCおよび管理サーバにftpなどのプロトコルを利用して送信する(ステップS411)。
【0098】
ここで、PC、遠隔集中管理装置あるいは管理サーバへのプロセス情報ログファイル302の送信について説明する。図9は、実施の形態1の複合機100を含む遠隔集中管理システムの構成を示すブロック図である。この遠隔集中管理システムは、遠隔集中管理装置900および管理サーバ910と、複数の複合機100とが公衆回線によって接続された構成となっている。また、遠隔集中管理装置900と管理サーバ910は、LAN911などのネットワークにより接続されている。ここで、管理サーバ910は、本発明における管理装置を構成する。
【0099】
遠隔集中管理装置900は、公衆回線によって接続された複数の複合機100からプロセス情報ログファイル302などの動作状況を収集し、一括して管理するものである。この遠隔集中管理装置900は、システム全体の制御を実行するコンピュータ901と、光磁気ディスク、磁気テープ、フレキシブルディスク(FD)、ICカード等の外部記憶装置902と、多チャネル型の多チャネル通信制御装置(CCU)903とにより構成されている。
【0100】
管理サーバ910は、公衆回線に接続された複数の複合機100からプロセス情報ログファイル302を収集して、LAN911経由で遠隔集中管理装置900に送信するものであり、多チャネル通信制御装置(CCU)903に接続されている。
【0101】
管理サーバ910の各多チャネル通信制御装置903には、公衆回線網904が接続され、通信アダプタ905を介して、キーカード装置906および複合機100が複数組接続されている。さらに、複合機100には、LANなどのネットワークによりデバッグ用PC(Personal Computer)907が接続されている。
【0102】
また、キーカード装置906は、顧客先に配置された複合機100(または複写機)ごとに接続され、複合機100の使用情報、障害情報などを通信アダプタ905に出力するように構成されている。この通信アダプタ905は、顧客先のキーカード装置906および複合機100の近傍に配置されている。さらに、通信アダプタ905は、顧客先のファクシミリ装置あるいは一般電話器と接続され、該ファクシミリ装置あるいは一般電話器の未使用時(回線の空き状態)に、多チャネル通信制御装置903および通信アダプタ905の間で公衆回線網904を介してデータ通信(オフトーク通信方式)が可能に構成されている。
【0103】
従って、プロセス情報取得部117は、生成したプロセス情報ログファイル302を、NCS128によってキーカード装置906および通信アダプタ905を経由して公衆回線網904を利用して管理サーバ910に送信するとともに、デバッグ用PC907にLAN911経由で送信する。管理サーバ910は、プロセス情報ログファイル302を受信した場合には、このプロセス情報ログファイル302を遠隔集中管理装置900に送信する。
【0104】
このように実施の形態1にかかる複合機100では、プロセス情報取得部117が実装するsysarch関数によって、proc構造体情報における指定された取得すべきロギング項目の位置を示す位置パラメータを生成し、この位置パラメータに従ってproc構造体から指定されたロギング項目データを取得しているので、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目データのみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0105】
また、実施の形態1にかかる複合機100では、プロセス情報取得部117のsysarch関数がproc構造体を直接参照してプロセス情報のロギング項目の項目データを取得しているので、ユーザ空間で動作する新規アプリをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて新規アプリのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0106】
なお、実施の形態1にかかる複合機100では、プロセス情報取得部117を、コントロールサービス層に設けているが、アプリケーション層に設ける構成としても良い。
【0107】
(実施の形態2)
実施の形態1にかかる複合機100は、プロセス情報取得部117が自ら指定されたプロセスのプロセス情報を取得していたが、この実施の形態2にかかる複合機100は、対象プロセス側でプロセス情報を取得して、プロセス情報取得部1000がプロセス間通信によって各プロセスは取得したプロセス情報を収集するものである。
【0108】
図10は、実施の形態2にかかる複合機100において、プロセス情報取得の概要を示す説明図である。実施の形態2にかかる複合機100では、プロセス情報の取得処理に、制御用共有メモリ1003と共有メモリ1005とを使用している。
【0109】
制御用共有メモリ1003および共有メモリ1005は、ともに各アプリケーション130のプロセス、各コントロールサービスのプロセスおよびプロセス情報取得部1000のプロセスから共通してアクセス可能となっている。制御用共有メモリ1003には、プロセス情報取得部1000によって設定ファイル1001の設定内容が設定情報1004としてコピーされ、アプリケーションおよびコントロールサービスからこの設定情報1004が参照可能となっている。
【0110】
共有メモリ1005には、格納順に読み出し可能な先入れ先出しのFIFO(First−In First−Out)キュー1006が生成され、このFIFOキュー1006に対象プロセスであるアプリケーション130またはコントロールサービスからプロセス情報が格納される。共有メモリ1005のFIFOキュー1006は、プロセス情報取得部1000によりプロセス情報を参照可能となっている。すなわち、共有メモリ1005は、アプリケーションおよびコントロールサービスとプロセス情報取得部1000の間のプロセス間通信を担うものとなっている。
【0111】
実施の形態2にかかる複合機100上で動作する各アプリケーション130および各コントロールサービスのソースコードには、関数呼び出しの入口または出口などにデバッグ用のタグ関数tagfunc()が組み込まれている。このtagfunc()は、自己のプロセスのプロセス情報を取得して共有メモリ1005のFIFOキュー1006に出力するものであり、本発明における検証手段を構成する。タグ関数tagfunc()は、その挿入場所に固有のタグ関数ID番号を引数として有し、このタグ関数ID番号によってタグ関数の識別が可能となっている。
【0112】
プロセス情報取得部1000は、共有メモリ1005にアクセスして、FIFOキュー1006に格納されているプロセス情報を取得し、プロセス情報ログファイル1002に書き込むものである。プロセス情報取得部1000のプロセスには、設定ファイル1001の解析や制御用共有メモリ1003の確保、プロセス情報ログファイル1002の生成などの処理を行うメインスレッド1000aと、メインスレッド1000aによって生成されて共有メモリ1005のFIFOキュー1006からプロセス情報を取得してプロセス情報ログファイル1002への書き込み処理などを行う共有メモリリードスレッド1000bが並列実行されている。
【0113】
設定ファイル1001は、実施の形態1の複合機100における設定ファイル301と同様に、対象プロセス、ロギング項目、その他プロセス情報の取得条件をXML形式で設定したものであるが、実施の形態2では、さらに設定項目および設定内容が追加されている。図11(a)は、設定ファイル1001の一例を示す説明図であり、図11(b)は、設定ファイル1001の設定項目および設定内容の一覧を示す説明図である。
【0114】
図11(a)および(b)に示すように、ロギング開始条件を示すlogging_startタグおよびロギング終了条件を示すlogging_endタグには、プロセス名、プロセスIDの他、タグ関数ID番号によりタグ関数を指定できるようになっている。この場合、select属性には”tag_id”を指定する。
【0115】
execute_tagタグは、タグ関数の実行条件を指定するものであり、select属性でタグ関数ID番号を指定すると、指定されたタグ関数ID番号のタグ関数tagfunc()のみでプロセス情報の取得が行われる。select属性で”all”を指定すると、すべてのタグ関数tagfunc()でプロセス情報の取得が行われる。また、select属性でプロセス名またはプロセスIDを指定すると、指定されたプロセスの中のタグ関数tagfunc()のみでプロセス情報の取得が行われる。
【0116】
execute_tagタグのmax_nest属性は、ネストレベルの最大値を指定するものであり、指定されたネストレベルまでのタグ関数でプロセス情報の取得が行われる。
【0117】
modeタグは、プロセス情報取得処理の動作モードを指定するものである。動作モードには、プロセス情報取得部1000自身が各プロセスのプロセス情報を直接取得するセルフモードと、取得対象のプロセスに埋め込まれたタグ関数によってプロセス情報を取得して、取得したプロセス情報をプロセス情報取得部1000が共有メモリ1005を介して取得するタグ関数モードがある。なお、セルフモードは、実施の形態1の複合機100におけるプロセス情報取得部117による取得処理と同様である。modeタグのself_get属性で”do”を指定した場合にはセルフモードとなり、”undo”を指定した場合には、タグ関数モードとなる。その他のタグについては、実施の形態1における設定ファイル301と同様である。
【0118】
次に、以上のように構成された実施の形態2にかかる複合機100によるプロセス情報取得処理について説明する。図12は、プロセス情報取得部1000によるプロセス情報取得の全体処理の手順を示すフローチャートである。
【0119】
実施の形態1と同様に、デバッグ作業を行うユーザは、コンソールPCやデバッグ用PCにおいて、dbgpsコマンドを入力する。ユーザがdbgpsコマンドを入力すると、まずプロセス情報取得部1000のプロセスが複合機100のコントロールサービス層に生成される(ステップS1201)。そして、プロセス情報取得部1000のメインスレッド1000aは、入力されたコマンドを解析し、オプションパラメータの正当性をチェックする(ステップS1202)。
【0120】
つぎに、プロセス情報取得部1000は、HD205にオプションパラメータで指定された名称で空のプロセス情報ログファイル1002を生成し、当該ファイルをオープンする(ステップS1203)。ついで、プロセス情報取得部1000は、オプションパラメータで指定された設定ファイル1001をHD205から読み込み、その設定内容を解析する(ステップS1204)。
【0121】
次に、プロセス情報取得部1000は、設定ファイル1001のmodeタグの設定内容からプロセス情報取得処理の動作モードを判断する(ステップS1205)。そして、モードがセルフモードの場合には、セルフモード処理が行われる(ステップS1210)。セルフモード処理は、図4で説明した実施の形態1におけるプロセス情報取得部117によるステップS405からS411までの処理と同様に行われる。
【0122】
一方、設定ファイル1001にタグ関数モードが指定されている場合には、プロセス情報取得部1000のメインスレッド1000aは制御用共有メモリをSDRAM203上に確保し(ステップS1206)、設定ファイル1001の内容を設定情報1004として制御用共有メモリ1003にコピーする(ステップS1207)。そして、プロセス情報取得部1000のメインスレッド1000aは共有メモリリードスレッド1000bを同一プロセス内部に生成し(ステップS1208)、ユーザからの処理終了待ちとなる。ユーザから処理終了のイベントを受信したら、制御用共有メモリ1003を解放して(ステップS1209)、プロセス情報取得処理を終了する。
【0123】
一方、アプリケーション130およびコントロールサービスに埋め込まれたタグ関数tagfunc()では、次のような処理が実行される。図13は、タグ関数tagfunc()によるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【0124】
タグ関数は、アプリケーション130またはコントロールサービスの実行中に呼び出されると、まず制御用共有メモリ1003の設定情報1004を読み込む(ステップS1301)。そして、設定情報1004のtarget_procタグを参照して、呼び出したプロセスがプロセス情報取得の対象プロセスか否かを判断する(ステップS1302)。そして、対象プロセスでない場合にはプロセス情報の取得処理を行わずに終了し、呼び出し元のプロセスに復帰する。
【0125】
タグ関数を呼び出したプロセスが対象プロセスである場合には、設定情報1004を参照して自己のタグ関数が実行対象のタグ関数であるか否かを判断する(ステップS1303)。かかる判断は、設定情報1004のlogging_startタグ(ロギング開始条件)、logging_endタグ(ロギング終了条件)、execute_tagタグ(タグ関数実行条件)を参照して、自タグ関数のタグ関数ID番号がこれらのタグで指定されたタグ関数ID、またはタグ関数IDの範囲に含まれているか否かで判断する。そして、自タグ関数が実行対象のタグ関数でない場合には、プロセス情報の取得処理を行わずに終了し、呼び出し元のプロセスに復帰する。
【0126】
自タグ関数が実行対象のタグ関数である場合には、設定情報1004のlogging_itemタグの設定内容からロギング項目を読み込み、指定されたロギング項目のproc構造体におけるメンバの位置を求め、sysarch関数に指定する位置パラメータを決定する(ステップS1304)。ここで、ロギング項目のproc構造体におけるメンバ位置の算出は、実施の形態1におけるプロセス情報取得部117と同様に行われる。
【0127】
そして、決定した位置パラメータを引数にして、sysarch関数の呼び出しを行う(ステップS1305)。これにより、sysarch関数が実行され、sysarch関数が指定されたプロセス情報のロギング項目の値を取得するので、取得データを共有メモリ1005のFIFOキュー1006に書き込む(ステップS1306)。このような処理が、プロセス情報の取得対象である各アプリケーション130および各コントロールサービスのプロセスから呼び出された各タグ関数で実行される。なお、sysarch関数の具体的な処理は、実施の形態1における図8で説明した処理と同様である。
【0128】
次に、このようにFIFOキュー1006に格納されたプロセス情報を、プロセス情報取得部1000の共有メモリリードスレッド1000bにより取得する処理について説明する。図14は、プロセス情報取得部1000の共有メモリリードスレッド1000bによるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【0129】
プロセス情報取得部1000の共有メモリリードスレッド1000bは、まず前回共有メモリ1005のFIFOキューにアクセスし、前回アクセス時からFIFOキュー1006に格納されているデータが変更されているか否かをチェックする(ステップS1401)。すなわち、FIFOキュー1006のデータが変更されていれば、プロセスからFIFOキュー1006に新たにプロセス情報が追加されているとを判断し、FIFOキュー1006のデータに変更がなければ、新たなプロセス情報は追加されていないと判断する。
【0130】
FIFOキュー1006のデータに変更がある場合には、FIFOキュー1006からデータを読み込む(ステップS1402)。読み込んだデータがプロセス情報の項目データであるため、かかるデータをプロセス情報ログファイル1002に書き込む(ステップS1403)。
【0131】
次に、共有メモリリードスレッド1000bは、設定情報1004のpolingタグの設定内容により、ポーリング指定がされているか否かを判断する(ステップS1404)。そして、ポーリングの指定がされている場合には、設定情報1004のpolingタグのtime属性に指定されている時間だけ処理を停止(wait)し(ステップS1406)、当該時間の経過後、ステップS1401のFIFOキューのデータ変更判断を行う。
【0132】
ステップS1404において、ポーリング指定がされていない場合には、プロセス情報ログファイル1002をネットワーク上のデバッグ用PCおよび管理サーバにftpなどのプロトコルを利用して送信する(ステップS1405)。かかる送信処理については、実施の形態1の複合機100のプロセス情報取得部117による送信処理と同様である。
【0133】
このように実施の形態2にかかる複合機100では、アプリケーション130およびコントロールサービスが実装するsysarch関数によって、proc構造体情報における指定された取得すべきロギング項目の位置を示す位置パラメータを生成し、この位置パラメータに従ってproc構造体から指定されたロギング項目データを取得しているので、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目データのみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができる。
【0134】
また、実施の形態2にかかる複合機100では、アプリケーション130およびコントロールサービスのsysarch関数がproc構造体を直接参照してプロセス情報のロギング項目の項目データを取得しているので、ユーザ空間で動作する新規アプリをデバッグする場合でも、カーネル空間で別のプロセスを動作させて新規アプリのプロセス情報を得る必要がなく、デバッグ作業を効率的に行うことができる。
【0135】
なお、実施の形態2にかかる複合機100では、アプリケーション130およびコントロールサービスのプロセスからプロセス情報取得部1000へのプロセス情報の受け渡しを、共有メモリ1005を利用したプロセス間通信によって行っているが、この他、メッセージの送受信や関数呼び出しなどのプロセス間通信を利用してプロセス情報の受け渡しを行うように構成しても良い。
【0136】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。また、請求項1にかかる発明によれば、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、デバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項2にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項3にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0139】
また、請求項4にかかる発明によれば、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができるという効果を奏する。
【0140】
また、請求項5にかかる発明によれば、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。また、請求項5にかかる発明によれば、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、デバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0141】
また、請求項6にかかる発明によれば、共有メモリを利用したプロセス間通信によってプロセス情報の項目情報を確実に受け渡すことができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0142】
また、請求項7にかかる発明によれば、共有メモリリードスレッドにより共有メモリからのプロセス情報の項目情報取得処理を、他のスレッドと並列実行させることができ、プロセス情報取得処理を効率的に実現することができるという効果を奏する。
【0143】
また、請求項8にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0144】
また、請求項9にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0145】
また、請求項10にかかる発明によれば、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができるという効果を奏する。
【0146】
また、請求項11にかかる発明によれば、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。また、請求項11にかかる発明によれば、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、デバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0147】
また、請求項12にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0148】
また、請求項13にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0149】
また、請求項14にかかる発明によれば、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができるという効果を奏する。
【0150】
また、請求項15にかかる発明によれば、多数の項目からなるプロセス情報から必要な項目情報のみを抽出することができ、デバッグ作業を正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。また、請求項15にかかる発明によれば、ユーザ空間で動作する新規アプリケーションをデバッグする場合でも、デバッグ作業を効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0151】
また、請求項16にかかる発明によれば、共有メモリを利用したプロセス間通信によってプロセス情報の項目情報を確実に受け渡すことができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0152】
また、請求項17にかかる発明によれば、共有メモリリードスレッドにより共有メモリからのプロセス情報の項目情報取得処理を、他のスレッドと並列実行させることができ、プロセス情報取得処理を効率的に実現することができるという効果を奏する。
【0153】
また、請求項18にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経時的変化を知ることができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0154】
また、請求項19にかかる発明によれば、プロセス情報の項目情報の経過を一括して把握することができ、デバッグ作業をより正確かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0155】
また、請求項20にかかる発明によれば、管理装置によってプロセス履歴情報に基づいた画像情報処理装置の適切な管理を行うことができるという効果を奏する。
【0156】
また、請求項21にかかる発明によれば、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる複合機の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の複合機のハードウェア構成図である。
【図3】実施の形態1にかかる複合機のプロセス情報取得部によるプロセス情報取得の動作概要を示す説明図である。
【図4】実施の形態1にかかる複合機のプロセス情報取得部によるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1にかかる複合機における設定ファイルの設定内容の一例を示す説明図である。
【図6】実施の形態1にかかる複合機における設定ファイルのロギング項目に指定可能なプロセス情報の項目の一覧を示す説明図である。
【図7】proc構造体の概要を示す模式図である。
【図8】実施の形態1にかかる複合機におけるsysarch関数によるプロセス情報の項目取得処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態1の複合機を含む遠隔集中管理システムの構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態2にかかる複合機におけるプロセス情報取得の概要を示す説明図である。
【図11】図11(a)は、実施の形態2にかかる複合機における設定ファイルの一例を示す説明図であり、図11(b)は、設定ファイルの設定項目および設定内容の一覧を示す説明図である。
【図12】実施の形態2にかかる複合機のプロセス情報取得部によるプロセス情報取得の全体処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2にかかる複合機におけるタグ関数tagfuncによるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態2にかかる複合機のプロセス情報取得部の共有メモリリードスレッドによるプロセス情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 複合機
101 白黒ラインプリンタ
102 カラーラインプリンタ
103 ハードウェアリソース
110 ソフトウェア群
111 プリンタアプリ
112 コピーアプリ
113 ファックスアプリ
114 スキャナアプリ
115 ネットファイルアプリ
116 工程検査アプリ
117,1000 プロセス情報取得部
120 プラットホーム
121 汎用OS
122 SCS
123 SRM
124 ECS
125 MCS
126 OCS
127 FCS
128 NCS
130 アプリケーション
200 コントローラボード
201 ASIC
202 CPU
203 SDRAM(RAM)
204 フラッシュメモリ(ROM)
205 HD
208 SRAM
210 オペレーションパネル
230 USB
240 IEEE1394
250 プリンタ
301,1001 設定ファイル
302,1002 プロセス情報ログファイル
900 遠隔集中管理装置
901 コンピュータ
902 外部記憶装置
903 多チャネル通信制御装置
904 公衆回線網
905 通信アダプタ
906 キーカード装置
910 管理サーバ
1000a メインスレッド
1000b 共有メモリリードスレッド
1003 制御用共有メモリ
1004 設定情報
1005 共有メモリ
1006 FIFOキュー

Claims (21)

  1. 印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションを複数搭載可能とし、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、前記アプリケーションと前記プログラムはそれぞれプロセスとして動作する画像情報処理装置であって、
    前記プログラムとして搭載され、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を取得するプロセス情報取得手段、を備え、
    前記プロセス情報取得手段は、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得する項目取得手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装置
  2. 前記プロセス情報取得手段は、一定の時間間隔ごとに、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の前記項目情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理装置
  3. 前記プロセス情報取得手段は、さらに取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像情報処理装置
  4. 前記プロセス情報取得手段は、さらに前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の画像情報処理装置
  5. 前記プログラムまたは前記アプリケーション内に設けられ、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を出力する検証手段、を更に備え、
    前記プロセス情報取得手段は、さらに、前記プログラムまたは前記アプリケーションの前記項目情報をプロセス間通信によって取得し、
    前記検証手段は、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理装置
  6. 前記プログラムのプロセスまたは前記アプリケーションのプロセス、および前記プロセス情報取得手段のプロセスから共通にアクセス可能な共有メモリをさらに備え、
    前記検証手段は、前記項目情報を前記共有メモリに出力し、
    前記プロセス情報取得手段は、前記共有メモリから前記項目情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の画像情報処理装置
  7. 前記プロセス情報取得手段は、さらに前記共有メモリから前記項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することを特徴とする請求項6に記載の画像情報処理装置
  8. 前記プロセス情報取得手段は、一定の時間間隔ごとに、前記項目情報を取得することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の画像情報処理装置
  9. 前記プロセス情報取得手段は、さらに取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の画像情報処理装置
  10. 前記プロセス情報取得手段は、さらに前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の画像情報処理装置
  11. 印刷部または撮像部を有するハードウェア資源を利用して画像情報処理にかかるアプリケーションを複数搭載可能とし、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、複数の前記アプリケーションからアクセスされて前記ハードウェア資源の制御を行うプログラムとを備え、前記アプリケーションと前記プ ログラムはそれぞれプロセスとして動作する画像情報処理装置で実行されるプロセスのプロセス情報を取得するプロセス情報取得方法であって、
    前記プログラムとして搭載されたプロセス情報取得手段によって、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を取得するプロセス情報取得ステップ、を含み、
    前記プロセス情報取得ステップは、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得する項目取得ステップを含んだことを特徴とするプロセス情報取得方法。
  12. 前記プロセス情報取得ステップは、一定の時間間隔ごとに、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の前記項目情報を取得することを特徴とする請求項11に記載のプロセス情報取得方法。
  13. 前記プロセス情報取得ステップによって取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成する履歴情報生成ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載のプロセス情報取得方法。
  14. 前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信する送信ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載のプロセス情報取得方法。
  15. 前記プログラムまたは前記アプリケーションの実行時に、前記プログラムまたは前記アプリケーションのプロセス情報の中の取得すべき項目情報が設定された設定情報に基づいて、前記項目情報を出力する検証ステップ、を更に備え、
    前記プロセス情報取得ステップは、さらに、前記プログラムまたは前記アプリケーションの前記項目情報をプロセス間通信によって取得し
    前記検証ステップは、プロセス情報が格納された構造体情報における前記項目情報の位置を示す位置情報に基づいて、前記構造体情報から前記項目情報を取得することを特徴とする請求項11に記載のプロセス情報取得方法。
  16. 前記検証ステップは、前記項目情報を、前記プログラムのプロセスまたは前記アプリケーションのプロセス、および前記プロセス情報取得ステップのプロセスから共通にアクセス可能な共有メモリに出力し、
    前記プロセス情報取得ステップは、前記共有メモリから前記項目情報を取得することを特徴とする請求項15に記載のプロセス情報取得方法。
  17. 前記プロセス情報取得ステップは、さらに前記共有メモリから前記項目情報を取得する共有メモリリードスレッドをプロセス内部に生成することを特徴とする請求項16に記載のプロセス情報取得方法。
  18. 前記プロセス情報取得ステップは、一定の時間間隔ごとに、前記項目情報を取得することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一つに記載のプロセス情報取得方法。
  19. 前記プロセス情報取得ステップによって取得した前記項目情報から、プロセス情報の経時的なプロセス履歴情報を生成する履歴情報生成ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項18に記載のプロセス情報取得方法。
  20. 前記プロセス履歴情報を、ネットワークに接続されて複数の画像情報処理装置を管理する管理装置に送信する送信ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項19に記載のプロセス情報取得方法。
  21. 請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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