JP3798117B2

JP3798117B2 - Aqueous metallic glossy color ink for ballpoint pens

Info

Publication number: JP3798117B2
Application number: JP14854597A
Authority: JP
Inventors: 浅田　　勝久; 孝房安藤
Original assignee: Pilot Ink Co Ltd
Current assignee: Pilot Ink Co Ltd
Priority date: 1997-05-21
Filing date: 1997-05-21
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2017-05-21
Also published as: JPH10316922A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記面に銀白色をベースとする金属光沢色の筆跡をもたらすボールペン用水性金属光沢色インキに関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のインキでは、金属アルミニウムの性質に起因して水性媒体中の酸性成分、塩基性成分又は溶存酸素等と反応し易く、それら反応の結果として水素等のガスを発生させる。ボールペン内のインキ中で発生した前記ガスはインキ流路を切断させて筆記に際してペン先からのインキ流出を阻害する傾向がある。この反応の生起を抑制する手段として、インキ中に、パーフルオロアルキル燐酸エステル及び／又はパーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩を含有させる（特開平６−１９２６１０号）、Ｎ−脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸塩を含有させる（特開平８−２０９０５３号）等の手段が提案されている。しかしながら、これら提案も充分に満足できる前記反応の抑制を果たさない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ボールペン内のインキ中での前記ガス発生が極力抑制され、それにより実用上、筆記に際してボールペン先からのインキ流出の途切れないボールペン用水性金属光沢色インキを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明のボールペン用水性金属光沢色インキは、天然又は半合成の多糖類、金属キレート剤、水溶性有機溶剤及び水を含む水性ビヒクル中にアルミニウム粉顔料が分散されてなり、前記インキ組成中０．１乃至１５重量％のアルミニウム粉顔料及び０．１乃至５重量％の金属キレート剤が含まれる。
前記水性ビヒクルには必要に応じて顔料類の分散安定化剤としてサイクロデキストリンが含まれる。
【０００５】
用いられるアルミニウム粉顔料は、平均粒子径が５〜２５μｍの範囲のものであれば、リーフィング又はノンリーフィングタイプいずれのタイプのものであってもよい。
アルペースト９６−２１０４（東洋アルミニウム（株）製、加熱残分６０％）アルペーストＷＸ７８３０（東洋アルミニウム（株）製、加熱残分５６％）等が例示される。
これらアルミニウム粉顔料はインキ組成中０．１乃至１５重量％、好ましくは０．３乃至１０重量％の範囲で用いられる。０．１重量％未満のインキでは筆跡が殆ど金属光沢を呈さず、１５重量％超の配合はビヒクル中への均質な分散が困難である。
【０００６】
前記金属キレート剤はエチレンジアミン四酢酸（ＥＤＴＡ）、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸（ＨＥＤＴＡ）、グリコールエーテルジアミン四酢酸（ＧＥＤＴＡ）、ニトリロ三酢酸（ＮＴＡ）、ビドロキシエチルイミノ二酢酸（ＨＩＤＡ）、ジヒドロキシエチルグリシン（ＤＨＥＧ）、ジエチレントリアミン五酢酸（ＤＴＰＡ）、トリエチレンテトラミン六酢酸（ＴＴＨＡ）及びそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩又はアミン塩からなる群より選ばれるものである。
これら金属キレート剤は、水性ビヒクル中に存在する微量の金属イオンを補足して、それら金属イオンがアルミニウム粉顔料と接するのを妨げ、それにより、金属イオンがひき起こす金属アルミニウムの溶解反応によるガス発生を抑制する作用を果たすものと考えられる。
金属キレート剤はインキ組成中０．１乃至５重量％、好ましくは０．２乃至３重量％の範囲で用いられる。０．１重量％未満の添加では充分なガス発生抑制効果が得られず、５重量％までの添加で効果は飽和し、それ以上の量を添加しても効果はあがらない。
【０００７】
次に金色、銅色又はその他のメタリックカラーを呈する筆跡をもたらすインキとするのに、有機顔料、蛍光顔料及びパール顔料から選ばれる着色剤が用いられる。
有機顔料としては、アゾ系、アンスラキノン系、縮合ポリアゾ系、チオインジゴ系、金属錯塩系、フタロシアニン系、ペリノン系、ペリレン系、ジオキサジン系及びキナクリドン系構造の顔料があげられ、それら顔料の表面を樹脂処理した易分散性の加工顔料も好適に用いられる。
これら有機顔料は、インキ組成中０．０１〜５重量％、好ましくは０．０５〜３重量％の範囲で用いられる。
【０００８】
蛍光顔料は、スチレン，（メタ）アクリル酸，（メタ）アクリル酸エステル，アクリロニトリル等のモノマーから乳化重合して得られる共重合体のアクリル系樹脂をローダミン、フラビン等の蛍光を呈する染料で染着させたものが好適に用いられ、インキ組成中３〜３０重量％、好ましくは５〜２０重量％の範囲で用いられる。
【０００９】
パール顔料はマイカ片の表面に酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化物やカーボンブラック、有機顔料等の着色剤をコーティングした、虹彩を呈する顔料であり、平均粒子径５〜６０μｍの範囲のものが好適に用いられる。粒子径５μｍ未満の顔料を使用したインキでは低い光沢の筆跡しか得られず、粒子径６０μｍ超の粗大粒子の顔料を用いたインキではペン先の毛細管通路で目詰まりし易く、ペン先からのインキ流出を悪くすることになる。
これらパール顔料はインキ組成中１〜２０重量％、好ましくは２〜１５重量％の範囲で用いられる。
【００１０】
インキを増粘させるために添加される多糖類としては、種子系多糖類のガーガム，ローカストビーンガム及びそれらの誘導体、微生物生成系のザンサンガム，サクシノグリカン等、海藻系多糖類のカラジーナンガム，アルギン酸及びその誘導体、樹脂系多糖類のタラガントガム等の天然又は半合成の多糖類があげられ、それら多糖類はインキ組成中０．１〜０．８重量％、好ましくは０．２〜０．５重量％の範囲で用いられる。
【００１１】
サイクロデキストリンは顔料類の沈降を抑制する分散安定化剤として用いられる。インキ中で顔料粒子を包み込んで、裸の顔料粒子同士が凝集してハードケーキを生成するのを防ぐものと考えられる。
サイクロデキストリンはα−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリン、マルトシルサイクロデキストリンのいずれでもよく、インキ組成中１〜１３重量％、好ましくは２〜１０重量％の範囲で用いられる。
【００１２】
水溶性有機溶剤はボールペン中、特にボールペン先部でインキが乾燥して筆記が阻害されるのを防ぐ保湿剤の役割を果たすものであり、慣用のエチレングリコール，グリセリン，プロピレングリコール、ジエチレングリコール、２−ピロリドン等の難揮発性の水溶性有機溶剤がインキ組成中５〜４０重量％の範囲で用いられる。
【００１３】
その他の添加剤として、必要に応じて潤滑剤、防錆剤、界面活性剤、水溶性樹脂等が添加されてももい。
潤滑剤としてはポリオキシエチレンモノエーテル燐酸エステル系界面活性剤が好適に用いられ、添加される場合にはインキ組成中０．１〜３重量％、好ましくは０．３〜２重量％の範囲で用いられる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明のボールペン用金属光沢色インキは次の処方により調製される。
所定量の水中に水溶性有機溶剤、金属キレート剤、その他添加剤、防腐剤及び添加される場合はサイクロデキストリン、有機顔料を投入して、ディスパーにより攪拌して均質な混合液を生成させる。この混合液に多糖類、アルミニウム粉顔料及び添加される場合にはパール顔料を加え、ディスパーにて約２時間、高速攪拌（約５０００ｒｐｍ）処理した。次いで、卓上脱泡混練機Ｈ−ＮＢＫ〔（株）コクサン〕に投入し、自転付き１３００ｒｐｍ公転の条件で１５分脱泡処理して試料インキを得た。
【００１５】
【実施例】
前記処方により調製した実施例インキ及び前記処方に準じて調製した比較例インキの組成を表１に示す。表中の組成の数値は全て重量部で表されている。尚、比較例１，２及び３インキの組成は、それぞれ実施例１，２及び４インキの組成中の金属キレート剤を等量の水に置き換えた組成であり、比較例４及び５インキの組成は、それぞれ特開平６−１９２６１０号及び特開平８−２０９０５３号公報に記載された発明に準拠した組成である。
【表１】

【００１６】
表中の原料の内容の詳細を注番号に従って以下に説明する。
（１）アルミペースト９６−２１０４（東洋アルミニウム（株）製品名）
平均粒子径５〜１０μｍ、加熱残分６０％
（２）アルミペーストＷＸ７８３０（東洋アルミニウム（株）製品名）
平均粒子径１０μｍ、加熱残分５６％
（３）フタロシアニンブルー顔料２０％、アクリル／スチレン共重合体１８％、
水５８％、その他４％からなる水性顔料分散体
（４）イリオジン２２１（メルクジャパン（株）製品名）
平均粒子径５〜２５μｍ、ルチルタイプファインブルー色
（５）キレストＭ−５０（キレスト（株）製品名）
ＥＤＴＡのアミン塩溶液、ｐＨ７．０
（６）キレストＮＴＢ（キレスト（株）製品名）
ＮＴＡの２ナトリウム塩、分子量２３５、含量９８％、ｐＨ６．５
（７）キレスト２Ｃ（キレスト（株）製品名）
ＥＤＴＡの３ナトリウム塩・３水和物、分子量４１２、含量９９％、
ｐＨ７．０
（８）２％レオザン（三晶（株）製品名）水性分散液
レオザン：半合成多糖類（サクシノグリカン）
（９）５％ケミコゲル（大日本製薬（株）製品名）水性分散液
ケミコゲル：天然多糖類（キサンタンガム）
（10）デキシーパールＫ−１００（塩水港製糖（株）製品名）
全シクロデキストリン９８％以上、内α−シクロデキストリン量７０％以上
（11）プライサーフＭ２０８Ｂ（第一工業製薬（株）製品名）
ポリオキシエチレンモノエーテル燐酸エステル系界面活性剤
（12）エフトップＥＦ−１３２（三菱化学（株）製品名）
パーフルオロトリメチルアンモニウム塩
（13）Ｎ−やし油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸ナトリウム：味の素（株）製
（14）トップサイド２８０：（株）パームケム製防腐剤
【００１７】
得られた試料インキについて、粘度、ｐＨ等の物性値を測定した。粘度測定はＥＤ型粘度計によりローター回転速度１，１０，１００ｒｐｍの３条件で行い、それぞれの粘度値をη₁，η₁₀，η₁₀₀で表す。各測定値を表２に示す。
次に、一端にボールペン先を嵌着した透明プラスチック製のパイプ状インキ内筒に前記各試料インキを１ｇ注入し、他端にグリース状の液栓（インキ逆流防止用インキ追従体）を詰め、ボールペン先部に約８００Ｇの重力がかかる遠心力で約３０秒の遠心処理を施してインキ内筒内の脱気を行った。
前記処理されたインキ内筒を筆記軸筒に組み込んで試料ボールペンとし、筆記できることを確認した後、５０℃に維持された恒温槽中にキャップを嵌着した各試料ボールペン３本づつを正立（ペン先上向き）状態と倒立（ペン先下向き）状態で３０日間放置する促進テストを実施した。
経時した試料ボールペンを恒温槽から取り出し、室温になるまで放置した後、次の項目についてテストを行った。
【００１８】
（１）気泡の発生の有無
正立放置の試料ペンについては特にペン先部、倒立放置の試料ペンについてはインキと液栓の界面に気泡が滞留していないかどうかを観察した。
結果の評価は次のとおり。
○：気泡の発生なし
△：気泡の発生が少し認められる
×：気泡の発生大
尚、ペン先部への気泡の滞留は筆記に際してインキ切れをひき起し、インキと液栓との界面への気泡の滞留はインキ内筒の開放端からのインキ洩れ（インキ逆流）をひき起こす原因となる。
（２）テスト後の試料ボールペンの初筆性（書き出し性能）
７ｍｍ間隔の罫線を有する紙面の１行に、横幅約１２ｍｍの連続楕円を描く操作を繰り返して、正常な筆跡が得られるようになるまでに要する空書き行数を測定した。
結果の評価は次のとおり。
○：１行未満で筆記可能
△：筆記可能となるまでに２行〜５行を要する
×：５行でも筆記不能
【００１９】
テスト結果を表２に示す。
【表２】

表２中、筆跡の色調の「銀白」、「メタ青」はそれぞれ銀白色、メタリックブルーを表す。
【００２０】
【発明の効果】
テスト結果にみられるとおり、本発明のボールペン用水性金属光沢色インキは金属キレート剤の添加により高温状態での経時でも気泡の発生が確実に抑制されており、それにより実用的期間内での良好な筆記性能が約束される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water-based metallic glossy color ink for ballpoint pens that gives a writing surface of a metallic glossy color based on silver white on the writing surface.
[0002]
[Prior art]
This type of ink easily reacts with acidic components, basic components, dissolved oxygen, or the like in an aqueous medium due to the properties of metallic aluminum, and generates a gas such as hydrogen as a result of these reactions. The gas generated in the ink in the ballpoint pen tends to block the ink flow path and inhibit ink outflow from the pen tip during writing. As means for suppressing the occurrence of this reaction, perfluoroalkyl phosphate ester and / or perfluoroalkyltrimethylammonium salt is contained in the ink (JP-A-6-192610), and N-fatty acid acyl-L-glutamate is added. Means such as inclusion (JP-A-8-209053) have been proposed. However, these proposals do not sufficiently suppress the reaction.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is intended to provide a water-based metallic glossy color ink for a ball-point pen in which the gas generation in the ink in the ball-point pen is suppressed as much as possible, thereby preventing the ink from flowing out from the ball-point pen when writing. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The aqueous metallic glossy color ink for ballpoint pens of the present invention comprises an aluminum powder pigment dispersed in an aqueous vehicle containing a natural or semi-synthetic polysaccharide, a metal chelating agent, a water-soluble organic solvent, and water. 1 to 15% by weight of aluminum powder pigment and 0.1 to 5% by weight of metal chelating agent.
The aqueous vehicle contains cyclodextrin as a dispersion stabilizer for pigments as necessary.
[0005]
The aluminum powder pigment used may be of the leafing or non-leafing type as long as the average particle size is in the range of 5 to 25 μm.
Alpaste 96-2104 (manufactured by Toyo Aluminum Co., Ltd., 60% heat residue) Alpaste WX7830 (manufactured by Toyo Aluminum Co., Ltd., 56% heat residue) is exemplified.
These aluminum powder pigments are used in the range of 0.1 to 15% by weight, preferably 0.3 to 10% by weight in the ink composition. When the ink is less than 0.1% by weight, the handwriting exhibits almost no metallic luster, and when it exceeds 15% by weight, it is difficult to uniformly disperse in the vehicle.
[0006]
The metal chelating agents include ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), hydroxyethylenediaminetriacetic acid (HEDTA), glycol etherdiaminetetraacetic acid (GEDTA), nitrilotriacetic acid (NTA), bidoxyethyliminodiacetic acid (HIDA), dihydroxyethylglycine ( DHEG), diethylenetriaminepentaacetic acid (DTPA), triethylenetetraminehexaacetic acid (TTHA) and their alkali metal salts, ammonium salts or amine salts.
These metal chelators capture the trace amounts of metal ions present in the aqueous vehicle and prevent them from coming into contact with the aluminum powder pigment, thereby generating gas from the dissolution reaction of metal aluminum caused by the metal ions. It is thought that the action which suppresses is fulfilled.
The metal chelating agent is used in the ink composition in an amount of 0.1 to 5% by weight, preferably 0.2 to 3% by weight. If the addition is less than 0.1% by weight, a sufficient gas generation suppressing effect cannot be obtained. If the addition is up to 5% by weight, the effect is saturated.
[0007]
Next, a colorant selected from organic pigments, fluorescent pigments, and pearl pigments is used to provide ink that provides handwriting with a golden, copper, or other metallic color.
Examples of organic pigments include azo, anthraquinone, condensed polyazo, thioindigo, metal complex, phthalocyanine, perinone, perylene, dioxazine, and quinacridone pigments. Treated easily dispersible processed pigments are also preferably used.
These organic pigments are used in the range of 0.01 to 5% by weight, preferably 0.05 to 3% by weight, in the ink composition.
[0008]
Fluorescent pigments are dyed with acrylic dyes such as rhodamine and flavin, which are copolymer acrylic resins obtained by emulsion polymerization from monomers such as styrene, (meth) acrylic acid, (meth) acrylic acid esters, and acrylonitrile. What was made to use is used suitably, and is used in 3-30 weight% in an ink composition, Preferably it is 5-20 weight%.
[0009]
The pearl pigment is a pigment exhibiting an iris in which the surface of a mica piece is coated with a metal oxide such as titanium oxide or iron oxide, or a colorant such as carbon black or an organic pigment, and has an average particle diameter of 5 to 60 μm. Preferably used. Ink using a pigment having a particle diameter of less than 5 μm can only provide low glossy handwriting, and ink using a coarse particle pigment having a particle diameter of more than 60 μm is likely to clog in the capillary passage of the pen tip. It will make the outflow worse.
These pearl pigments are used in the range of 1 to 20% by weight, preferably 2 to 15% by weight in the ink composition.
[0010]
Examples of polysaccharides added to thicken the ink include seed polysaccharides such as gar gum, locust bean gum and derivatives thereof, microorganism-producing xanthan gum, succinoglycan, etc. Examples thereof include natural or semi-synthetic polysaccharides such as alginic acid and derivatives thereof, resin-based polysaccharide tarragant gum, and the polysaccharide is 0.1 to 0.8% by weight, preferably 0.2 to 0.5% in the ink composition. Used in the range of% by weight.
[0011]
Cyclodextrin is used as a dispersion stabilizer that suppresses sedimentation of pigments. It is considered that the pigment particles are wrapped in the ink to prevent the bare pigment particles from aggregating to form a hard cake.
The cyclodextrin may be any of α-cyclodextrin, β-cyclodextrin, γ-cyclodextrin, and maltosyl cyclodextrin, and is used in the range of 1 to 13% by weight, preferably 2 to 10% by weight in the ink composition.
[0012]
The water-soluble organic solvent plays a role of a moisturizing agent that prevents the ink from being dried and writing is disturbed in the ball-point pen, particularly at the tip of the ball-point pen. Conventional ethylene glycol, glycerin, propylene glycol, diethylene glycol, 2- A hardly volatile water-soluble organic solvent such as pyrrolidone is used in the range of 5 to 40% by weight in the ink composition.
[0013]
As other additives, a lubricant, a rust inhibitor, a surfactant, a water-soluble resin, and the like may be added as necessary.
As the lubricant, a polyoxyethylene monoether phosphate ester surfactant is suitably used. When added, it is 0.1 to 3% by weight, preferably 0.3 to 2% by weight in the ink composition. Used.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The metallic gloss color ink for ballpoint pens of the present invention is prepared according to the following formulation.
A water-soluble organic solvent, metal chelating agent, other additives, preservatives, and cyclodextrin and organic pigment, if added, are added to a predetermined amount of water and stirred with a disper to form a homogeneous mixed solution. A polysaccharide, an aluminum powder pigment, and a pearl pigment when added were added to the mixed solution, and the mixture was stirred at high speed (about 5000 rpm) for about 2 hours. Next, the sample was introduced into a tabletop defoaming kneader H-NBK [Kokusan Co., Ltd.] and defoamed for 15 minutes under the conditions of 1300 rpm revolution with rotation to obtain a sample ink.
[0015]
【Example】
Table 1 shows the compositions of Example inks prepared according to the prescription and Comparative inks prepared according to the prescription. All numerical values in the table are expressed in parts by weight. The compositions of Comparative Examples 1, 2, and 3 were compositions in which the metal chelating agent in the compositions of Examples 1, 2, and 4 was replaced with an equal amount of water, and the compositions of Comparative Examples 4 and 5 were used. Are compositions according to the inventions described in JP-A-6-192610 and JP-A-8-209053, respectively.
[Table 1]

[0016]
Details of the contents of the raw materials in the table will be described below according to the note numbers.
(1) Aluminum paste 96-2104 (product name of Toyo Aluminum Co., Ltd.)
Average particle size 5-10μm, heating residue 60%
(2) Aluminum paste WX7830 (product name of Toyo Aluminum Co., Ltd.)
Average particle size 10μm, heating residue 56%
(3) 20% phthalocyanine blue pigment, 18% acrylic / styrene copolymer,
Aqueous pigment dispersion consisting of 58% water and 4% other (4) Iriodin 221 (product name of Merck Japan Ltd.)
Average particle size 5-25μm, rutile type fine blue color (5) Kirest M-50 (product name of Kirest Co., Ltd.)
EDTA amine salt solution, pH 7.0
(6) Kirest NTB (Product name of Kirest Co., Ltd.)
NTA disodium salt, molecular weight 235, content 98%, pH 6.5
(7) Kyrest 2C (Kyrest Co., Ltd. product name)
EDTA trisodium salt trihydrate, molecular weight 412, content 99%,
pH 7.0
(8) 2% Leozan (product name of Sanki Co., Ltd.) Aqueous dispersion Leozan: Semi-synthetic polysaccharide (succinoglycan)
(9) 5% Chemicogel (Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. product name) aqueous dispersion Chemicogel: natural polysaccharide (xanthan gum)
(10) Dexie Pearl K-100 (Shimizu Port Sugar Co., Ltd. product name)
Total cyclodextrin 98% or more, α-cyclodextrin content 70% or more (11) Plysurf M208B (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. product name)
Polyoxyethylene monoether phosphate surfactant (12) F-top EF-132 (Mitsubishi Chemical Corporation product name)
Perfluorotrimethylammonium salt (13) Sodium palm oil fatty acid acyl-L-glutamate sodium: Ajinomoto Co., Inc. (14) Topside 280: Palmchem Co., Ltd. Preservative
About the obtained sample ink, physical-property values, such as a viscosity and pH, were measured. Viscosity is measured with an ED viscometer under three conditions of rotor rotation speeds of 1, 10, and 100 rpm, and the respective viscosity values are represented by η ₁ , η ₁₀ , and η ₁₀₀ . Table 2 shows the measured values.
Next, 1 g of each sample ink is injected into a transparent plastic pipe-shaped ink inner cylinder fitted with a ballpoint pen tip at one end, and a grease-like liquid stopper (ink follower for ink backflow prevention) is packed at the other end, Centrifugal processing was performed for about 30 seconds with a centrifugal force at which gravity of about 800 G was applied to the ballpoint pen tip, and the ink inner cylinder was deaerated.
The treated ink inner cylinder is incorporated into a writing shaft cylinder to form a sample ballpoint pen, and after confirming that writing can be performed, each of the three sample ballpoint pens fitted with caps in a thermostat maintained at 50 ° C. An accelerated test was conducted in which the pen tip was left standing for 30 days in an up-pointed state and a pen-pointed-down state.
The sample ball-point pen after the lapse of time was taken out of the thermostat and allowed to stand at room temperature, and then the following items were tested.
[0018]
(1) Presence / absence of bubbles In particular, it was observed whether or not bubbles remained at the interface between the ink and the liquid stopper in the case of an upright sample pen, and in the case of an inverted sample pen.
The evaluation of the results is as follows.
○: No generation of bubbles △: Generation of bubbles is slightly observed ×: Generation of bubbles In addition, the retention of bubbles at the pen tip causes ink breakage during writing, leading to the interface between the ink and the liquid stopper The retention of bubbles causes ink leakage (ink backflow) from the open end of the ink inner cylinder.
(2) Initial writing performance of sample ballpoint pen after test (writing performance)
The operation of drawing a continuous ellipse with a width of about 12 mm on one line of paper having a ruled line with an interval of 7 mm was repeated, and the number of blank lines required until normal handwriting was obtained was measured.
The evaluation of the results is as follows.
○: Writing is possible in less than 1 line △: 2 to 5 lines are required before writing is possible x: Writing is not possible in 5 lines
The test results are shown in Table 2.
[Table 2]

In Table 2, “silver-white” and “meta-blue” of handwriting color tone represent silver-white and metallic blue, respectively.
[0020]
【The invention's effect】
As can be seen from the test results, the water-based metallic glossy ink for ballpoint pens of the present invention reliably suppresses the generation of bubbles over time at high temperatures due to the addition of a metal chelating agent. Promising writing performance is promised.

Claims

An aqueous ink in which an aluminum powder pigment is dispersed in an aqueous vehicle containing a natural or semi-synthetic polysaccharide, a metal chelating agent, a cyclodextrin, a water-soluble organic solvent, and water, and 0.1 to 15% by weight in the ink composition A water-based metallic luster color ink for ballpoint pens, comprising an aluminum powder pigment and 0.1 to 5% by weight of a metal chelating agent.

Metal chelating agents are ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), hydroxyethylenediaminetriacetic acid (HEDTA), glycol etherdiaminetetraacetic acid (GEDTA), nitrilotriacetic acid (NTA), hydroxyethyliminodiacetic acid (HIDA), dihydroxyethylglycine (DHEG) The water-based metallic glossy ink for ballpoint pens according to claim 1, selected from the group consisting of: diethylenetriaminepentaacetic acid (DTPA), triethylenetetraminehexaacetic acid (TTHA) and alkali metal salts, ammonium salts or amine salts thereof.

The aqueous metallic luster ink for ballpoint pens according to claim 1 or 2, wherein a colorant selected from organic pigments, pearl pigments and fluorescent pigments is further added to the ink composition.