JP3798042B2

JP3798042B2 - Automatic water filling equipment

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Publication number: JP3798042B2
Application number: JP12983195A
Authority: JP
Inventors: 幸伸野口; 喜久雄岡本; 修一小野寺
Original assignee: 株式会社ガスター
Priority date: 1995-04-28
Filing date: 1995-04-28
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2021-07-19
Also published as: JPH08303861A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、風呂の自動湯張り機能を備えた自動湯張り器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
給湯源の給湯熱交換器で作り出した湯を追い焚き循環管路に送り込み、この追い焚き循環管路を介して浴槽内に落とし込んで自動湯張りを行う、自動湯張り器具としての湯張り機能付給湯器が広く採用されている。
【０００３】
図６には、この種の湯張り機能付給湯器の配管システムが示されている。同図において、風呂バーナ６の上側に追い焚き熱交換器７が設けられ、その追い焚き熱交換器７の入口側には管路17の一端側が接続され、管路17の他端側は循環ポンプ18の吐出側に接続されている。この管路17には通水の温度を検出するサーミスタ等の風呂温度センサ９が設けられている。
【０００４】
循環ポンプ18の吸込側には追い焚き循環路14の戻り管15が接続されており、循環口である戻り管15の戻り口側（入口側）は浴槽１の側壁に循環金具２を介して接続されている。この戻り管15には通水を検知してオン信号を出力する流水検出センサとしての追い焚き流水スイッチ16が設けられている。追い焚き熱交換器７の出口側には追い焚き循環路14の往管20の入口側が接続されており、往管20の出口側は循環金具２を介して浴槽側壁に接続されている。
【０００５】
なお、図６では、配管システムが分かり易いように、往管20の出口側を戻り管15の戻り口側よりも上側に示したが、実際には、例えば、図７の（ａ）に、浴槽壁面の正面図により示すように、往管20の出口側と戻り管15の戻り口側とは、ほぼ同じ高さとなるように、循環金具２に取り付け配設されているものや、同図の（ｂ）に断面図により示すように、往管20の出口側が戻り管15の戻り口側よりも下側となるように取り付けたものが用いられている。
【０００６】
図６に示すように、給湯バーナ４の上側には給湯源としての給湯熱交換器５が設けられ、この給湯熱交換器５の入口側には給水管11が接続され、この給水管11は水道等の水供給源に接続されており、この給水管11にはメインの流量センサ10が介設されている。給湯熱交換器５の出口側には給湯管12が接続されており、この給湯管12は台所等の所望の給湯場所に導かれている。
【０００７】
前記給湯管12には湯張り用管21が分岐されており、この湯張り用管21には注湯制御弁としての注湯電磁弁24と、湯張りの流量を検出する流量検出センサ19と、浴槽水位を検出する水位検出センサとしての圧力センサ13とが設けられている。なお、図中、33はガス管、42は入水温度センサ、43は出湯温度センサをそれぞれ示している。
【０００８】
この湯張り機能付給湯器の給湯運転と、追い焚き運転と、注湯湯張り運転とは制御装置44によって行われており、この制御装置44にはリモコン45が接続されている。このリモコン45の水位設定ボタン等により、設定水位を指定して湯張りを行うことにより、指定した設定水位の湯張りが可能となっている。
【０００９】
この種の湯張り機能付給湯器では、リモコン45により湯張りの設定水位と設定温度を指定し、リモコン45の自動運転スイッチがオンされると、注湯電磁弁24が開けられ、給水管11から水が給湯熱交換器５に入り込む。この給水管11の通水をメインの流量センサ10が検出することにより給湯バーナ４が燃焼し、この燃焼火力でもって給湯熱交換器５を通る水が熱せられて湯になり、この湯は湯張り用管21を通って追い焚き循環路14内に入り、さらにこの追い焚き循環路14の戻り管15と往管20を通して浴槽１内に注湯される。
【００１０】
この注湯湯張り動作を的確に行うために、この種の自動湯張り器具の制御装置44には、図８に示すように、注湯制御部31が設けられており、また、制御装置44には、初期基準水量データメモリ38が設けられている。なお、リモコン45には、動作指令部46が設けられており、注湯湯張り運転動作等の指令を行うようになっている。
【００１１】
注湯制御部31は、記憶モードの動作時に湯張りの条件データを作成記憶し、この記憶した条件データに基づいて、実行モードの動作時に、実際の湯張りを行うシーケンスプログラムを有している。また、初期基準水量データメモリ38は、ＲＯＭ（Read Only Memory）により形成されている。
【００１２】
図９，10には、前記シーケンスプログラムに従って行われる記憶モードでの湯張り動作がフローチャートにより示されている。以下、このフローチャートに基づいて、図６に示したようなシステム構成を有する従来の湯張り機能付き給湯器の動作を説明する。まず、図９のステップ101 で、リモコン45等に設けられている自動スイッチをオンとすると、リモコン45の動作指令部46から注湯制御部31に自動湯張りの指令が加えられ、ステップ102 で、図５に示す如く、最初にＡリットルの呼び水が浴槽１に落とし込まれ、次に、ステップ103 で、循環ポンプ18を短時間駆動させたときに、ステップ104 で、追い焚き流水スイッチ16がオフとなることを確認する。なお、追い焚き流水スイッチ16がオフとならないときには、ステップ123 で記憶エラー報知を行う。
【００１３】
次に、ステップ105 で、図５に示す単位水量のＢリットルの湯水が断続的に落とし込まれていき、この単位水量の湯水が落とし込まれるごとに、ステップ106 で、循環ポンプ18の短時間の駆動が行われて、ステップ107 で、追い焚き流水スイッチ16がオンとなるか否かが判断され、追い焚き循環路14の湯水の循環（流れ）が最初に検出されたことを確認する浴槽湯水確認動作を行う。
【００１４】
なお、追い焚きスイッチ16は、浴槽水位が戻り管15の戻り口、つまり、循環金具２の位置を越えた位置Ｐ₀（図５）でオンするが、このときは、循環ポンプ18をオン起動したとき、追い焚き循環管路14内に空気が取り込まれて浴槽湯水が循環する虞があり、空気が取り込まれると水位の圧力検出に誤差が生じるので、追い焚き循環湯水に空気が取り込まれない水位となるように、前記浴槽湯水確認動作の後に、さらに、初期基準水量として定められたＣリットルの湯水を図９のステップ108 で注湯し、このときの水位を基準水位として設定し、この基準水位の圧力Ｐ_Aをステップ109 で、圧力センサ13により検出している。このＣリットルの値は、浴槽湯水確認動作の後に基準水位まで給湯する注湯量（初期基準水量）として定められ、初期基準水量格納部としての初期基準水量データメモリ38に格納されているものである。
【００１５】
次に、ステップ110 では、図５に示す水量Ｄリットルの湯水の給湯が行われ、ステップ111 で、このときの水位を圧力の値Ｐｂとして圧力センサ13により検出する。そして、ステップ112 で、圧力差ΔＰ＝Ｐ_b−Ｐ_aを求め、ステップ113 で、この圧力差ΔＰがＸcm以上か否かを判断する。このＸの値は、前記ステップ110 で、Ｄリットルを注湯することにより上昇する水位差の予想量に基づいて設定される値であり、０よりも大きい適宜の値が設定される。圧力差ΔＰがＸcm未満のときには、ステップ124 で、エラー報知が成され、圧力差ΔＰがＸcm以上のときにはステップ114 に進む。そして、ステッップ114 で、前記Ｄリットルを圧力差Ｐｂ−Ｐａの値で割ることにより、浴槽１の開口面積Ｓを計算によって求める。なお、前記ステップ101 からステップ114 までの動作により作製された湯張りの条件データは注湯制御部31に記憶される。
【００１６】
次に、図10のステップ116 で、このときの水位が、リモコン45等によって予め指定された設定水位に達したか否かを判断し、ステップ117 およびステップ118 の動作により、浴槽水位が設定水位に達するまで注湯を行い、設定水位に達したときには、ステップ119 に進む。そして、ステップ119 で、注湯電磁弁24が閉じられている状態で循環ポンプ18を駆動させ、ステップ120 で、予めリモコン45等により指定された設定温度に風呂温度が達すると判断されるまで、ステップ121 による追い焚き動作を行い、風呂温度が設定温度なったときにはステップ122 で沸き上げブザーを鳴らす。
【００１７】
なお、実行モードでの動作は、記憶モードの動作時に記憶した条件データに基づいて、まず、循環ポンプ18を短時間だけ駆動させたときに、追い焚き流水スイッチ16がオンとなるか否かを判断し、追い焚き流水スイッチ16が最初にオンとなることが確認されたときに、前記初期基準水量としてのＣリットルの注湯を行うことにより、前記基準水位までの注湯を行う。そして、この基準水位から指定された設定水位までの注湯量を、例えば、前記開口面積Ｓ×（設定水位−検出水位）の演算によって求めて、求めた注湯量の注湯を行うことにより、設定水位までの注湯を行う。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、図７の（ｃ）に示すように、追い焚き循環路14を浴槽１に接続するときに、往管20の出口側を戻り管15の戻り口側よりも上側に取り付けた循環金具が用いられている。このような金具においては、前記浴槽湯水確認動作の後に初期設定基準水量（例えば10リットル）の注湯を行っても、浴槽水位が往管20の出口側の上側まで達しないこととなる。そうすると、水崩れが生じて追い焚き循環路14内に空気が混入し、それにより、図９のステップ108 でのＣリットル注湯後に、圧力Ｐ_aを検出したときに、この圧力Ｐ_aは水位に対応する圧力ではなく、例えば実際の圧力よりもかなり大きな値となってしまう。
【００１９】
そうなると、圧力Ｐ_aの検出後に、ステップ110 でＤリットル（例えば30リットル）の注湯を行ったにもかかわらず、Ｄリットル注湯後の圧力Ｐ_bが注湯前の圧力Ｐ_aよりも小さくなって、圧力差ΔＰ＝Ｐ_b−Ｐ_aの値が０よりも小さくなってしまうことになり、注湯制御部31は、圧力センサ13による圧力検出等何ら問題がないにもかかわらず、エラー報知を行ってしまい、しかも、図９のステップ114 以降の動作を停止してしまう、といった問題があった。
【００２０】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、たとえ追い焚き循環路の戻り口側が出口側よりも下側にあり、その落差があったとしても、自動湯張り動作を的確に行うことができる自動湯張り器具を提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。すなわち、本第１の発明は、給湯源の湯を浴槽側壁に接続された追い焚き循環路を通して浴槽に落とし込む配管システムを備え、追い焚き循環路には浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと湯水の流れを検出する流水検出センサが設けられ、また、浴槽水位を検出する水位検出センサが設けられており、浴槽に定水量の単位水量が断続的に落とし込まれるごとに前記循環ポンプを駆動したときに前記流水検出センサによって浴槽内の湯水の流れが最初に検出されたことを確認し、この浴槽湯水確認動作の後に基準水位まで注湯する注湯量であって初期基準水量として定められる水量データを格納する初期基準水量格納部と、この初期基準水量格納部に格納した初期基準水量の湯水を前記浴槽湯水確認動作の後に注湯し、然る後に前記基準水位から指定された設定水位までの注湯量を注湯する注湯制御部を備えた自動湯張り器具であって、前記初期基準水量の変更データを変更基準水量として入力する変更データ入力部と、この入力された変更基準水量のデータを記憶する記憶部と、この記憶部に前記変更基準データを書き込むデータ書き込み部とが設けられており、この変更基準水量が入力された以降は該変更基準水量を初期基準水量として注湯する構成としたことを特徴として構成されている。また、本第２の発明は、前記第１の発明の構成を備えたものにおいて、変更基準水量のデータを記憶する記憶部に変更基準水量のデータが記憶された以降は変更基準水量のデータを初期基準水量のデータとして優先決定し、変更基準水量のデータを記憶する記憶部に変更基準水量のデータが記憶されていないときには初期基準水量格納部に格納されている水量データを初期基準水量のデータとして優先決定する優先決定部が設けられ、注湯制御部は、流水検出センサによって浴槽内の湯水の流れが最初に検出されたことを確認した後に、前記優先決定部によって優先決定された初期基準水量データの水量を浴槽に注湯する構成としたことを特徴とする。
【００２２】
また、本第３の発明は、給湯源の湯を浴槽側壁に接続された追い焚き循環路を通して浴槽に落とし込む配管システムを備え、追い焚き循環路には浴槽内の湯水を循環させる循環ポンプと湯水の流れを検出する流水検出センサが設けられ、また、浴槽水位を検出する水位検出センサが設けられており、浴槽に定水量の単位水量が断続的に落とし込まれるごとに前記循環ポンプを駆動したときに前記流水検出センサによって浴槽内の湯水の流れが最初に検出されたことを確認し、この浴槽湯水確認動作の後に基準水位まで注湯する注湯量であって初期基準水量として定められる水量データを格納する初期基準水量格納部と、この初期基準水量格納部に格納した初期基準水量の湯水を前記浴槽湯水確認動作の後に注湯し、然る後に前記基準水位から指定された設定水位までの注湯量を注湯する注湯制御部を備えた自動湯張り器具であって、前記初期基準水量のデータは選択用データ格納部に水量の異なる複数のデータとして与えられており、該選択用データ格納部に与えられた水量データのうち指定の水量を選択指令する水量データ選定入力部が設けられ、該水量データ選定入力部によって選択指令された水量を初期基準水量として注湯する構成としたことを特徴として構成されている。
【００２３】
【作用】
上記構成の本第１の発明において、変更データ入力部により、初期基準水量の変更データが変更基準水量として入力され、この入力された変更基準水量のデータがデータ書き込み部により、記憶部に書き込まれる。そして、変更基準水量が入力された以降は、この変更基準水量が初期基準水量とされて、この水量の湯水が、浴槽湯水確認動作の後に注湯され、その後、指定された設定水位までの注湯量の注湯が行われる。
【００２４】
また、本第２の発明においては、選択用データ格納部に与えられている水量の異なる複数の水量データのうち、指定の水量が水量データ選定入力部によって選択指令され、この選択指令された水量が初期基準水量とされる。そして、上記本第１の発明と同様に、浴槽湯水確認動作の後に、前記初期基準水量の湯水が注湯され、その後、指定された設定水位までの注湯量が注湯される。
【００２５】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。本実施例の自動湯張り器具は、図６に示したシステム構成を有する湯張り機能付給湯器であり、図１には、本発明に係る自動湯張り器具の第１の実施例の制御部要部構成が示されている。本実施例が従来例と異なる特徴的なことは、図１に示す回路構成を設けることにより、初期基準水量を変更できる機能を設けたことである。
【００２６】
同図に示すように、制御装置44は、注湯制御部31、データメモリ30、優先データ書き込み手段33、優先決定部34、変更データ格納部35、変更データ書き込み部36、初期基準水量データメモリ38を有して構成されており、一方、リモコン45には、変更データ入力部39、動作指令部46、表示部40が設けられている。
【００２７】
なお、本実施例においても、初期基準水量データメモリ38、動作指令部46の機能は、従来例とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【００２８】
変更データ入力部39は、初期基準水量の変更データを変更基準水量として入力するものであり、リモコン45に設けられている操作ボタンを操作することにより、変更データが入力されるようになっている。
【００２９】
変更データ書き込み部36は、変更データ入力部39から加えられた変更データを、変更データ格納部35に書き込むデータ書き込み部として機能する。
【００３０】
変更データ格納部35は、変更データ書き込み部36により書き込まれた変更基準水量のデータを記憶する記憶部として機能するものであり、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasable/Programable Read Only Memory）等の、読み込みと書き込みが自在の不揮発性のメモリにより形成されている。そして、例えば、前記のように、変更基準水量のデータ（例えば30リットル）が変更データ書き込み部36により書き込まれると、この30リットルといった水量の値が変更データ格納部35に書き込まれる。
【００３１】
優先決定部34は、前記変更データ入力部39により変更データが入力された以降は、この変更データを初期基準水量データメモリ38に与えられている初期基準水量よりも優先するものであり、この優先決定した変更基準水量の値を優先データ書き込み手段33に加える。なお、変更データが入力される前は、初期基準水量データメモリ38を優先データ書き込み手段33に加える。
【００３２】
優先データ書き込み手段33は、優先決定部34により優先決定された水量データを書き込むものである。データメモリ30は、優先決定部34から加えられる水量のデータを記憶する。
【００３３】
注湯制御部31は、前記変更データ入力部39から初期基準水量の変更データが入力される前は、従来例と同様の動作により、浴槽湯水確認動作の後に、初期基準水量データメモリ38に予め与えられている初期基準水量の湯水を注湯して自動湯張り動作を行い、変更データ入力部39により変更データが入力された以降は、優先決定部34で優先決定し、データメモリ30に書き込まれた変更基準水量を初期基準水量として注湯して自動湯張り動作の制御を行う。
【００３４】
図２には、リモコン45の操作・表示面の一例が示されており、リモコン45には、例えば、図２の（ａ）に示すように、湯張りの自動運転を指令する自動ボタン51や、湯張りの水位を選択設定する水位設定ボタン56や、給湯温度設定ボタン52、風呂温度設定ボタン54等の操作ボタン、および、給湯設定温度表示部53、風呂設定温度表示部55、水位表示部57、情報表示部48等の表示部が設けられている。
【００３５】
なお、図１の表示部４０は、本実施例では、図２に示される給湯設定温度表示部５３、風呂温度表示部５５、水位表示部５７、情報表示部４８を示しており、また、リモコン４５には、その他必要に応じ、例えば、高温差し湯、排水、追い焚き、保温等の動作を行わせる動作指令ボタンや、出湯温度センサ４３で検出される出湯温度等の表示部が設けられる。
【００３６】
本実施例では、このリモコン45に、かくしモードと呼ばれる操作機能が設けられている。例えば、通常は、給湯温度設定ボタン52は、給湯の設定温度を操作入力する操作ボタンとして機能し、また、給湯設定温度表示部53は、設定した給湯の設定温度を表示する表示部として機能するものであるが、自動ボタン51と水位設定ボタン56とを同時に５秒間押し続けると、図２の（ｂ）に示すように、情報表示部48に、“水量データ入力モード”の表示が行われ、このとき、給湯温度設定ボタン52は、変更基準水量を入力する変更基準水量入力ボタンとして機能するようになり、給湯設定温度表示部53は初期基準水量の変更データ表示部として機能するようになる。
【００３７】
そして、例えば、図７の（ｃ）に示したように、追い焚き循環路14の往管20の出口側が戻り管15の戻り口側よりも上側に取り付けられており、その落差があるような場合には、図２の（ｂ）に示すように、変更基準水量入力ボタンとして機能している給湯温度設定ボタン52を操作して、初期基準水量の変更データ表示部として機能している給湯温度表示部53の表示が“30”となるように合わせる。
【００３８】
そして、この操作の後に、自動ボタン51と水位設定ボタン56とを同時に５秒間押し続けると、リモコン45の操作・表示面は、再び同図の（ａ）に示した状態に戻り、このとき、前記かくしモードでの操作により、設定した変更基準水量の値が、30リットルとして図１の変更データ入力部39に入力されるようになっている。
【００３９】
本実施例は以上のように構成されており、本実施例でも従来例と同様に、例えば、自動ボタン51を操作して、リモコン45の動作指令部46から制御装置44の注湯制御部31に動作指令を加えると、注湯制御部31の制御により、図９，10に示したフローチャートに従って自動湯張り動作の制御が行われるが、この制御に際し、例えば、図７の（ｃ）に示したように、追い焚き循環路14の戻り管15の戻り口側よりも往管20の出口側の方が上側にあり、その落差がある場合に、リモコン45のかくしモードによる操作を行って、変更データ入力部39に、例えば50リットルといった変更データが入力されると、この変更データは、変更データ書き込み部36によって変更データ格納部35に書き込まれて格納され、この格納された変更データが、優先決定部34により、初期基準水量データメモリ38の初期設定データよりも優先して優先データ書き込み手段33に加えられる。
【００４０】
そして、この優先決定した変更データが、優先データ書き込み手段33によってデータメモリ30に書き込まれ、変更基準水量を初期基準水量として、浴槽湯水確認動作の後に、図９のステップ110 で、30リットル（Ｃリットル）の注湯が行われ、このとき、図７の（ｃ）に示すように、浴槽湯水の水位は、追い焚き循環路14の往管20の出口側よりも上側となる。そのため、初期基準水量データの変更データを入力せずに、Ｃリットル＝10リットルの注湯を行っていた従来例と異なり、水崩れが生じることはなく、Ｃリットル注湯後の水位が、基準水位Ｐ_aとして正確に検出されることになる。そして、この基準水位から設定水位までの注湯が行われる。
【００４１】
本実施例によれば、上記動作により、浴槽１への追い焚き循環路14の取り付け状態（往管20の出口側と戻り管15の戻り口側の取り付け高さの違い）に応じて、リモコン45のかくしモードによる変更データ入力動作を行うことにより、変更データが入力された以降は、この入力された変更基準水量を初期基準水量として注湯し、自動湯張り動作の制御を行うために、たとえ、追い焚き循環路14の出口側と戻り口側とに落差があったとしても、浴槽湯水確認動作後の初期基準水量注湯後に水崩れが生じるいことを防ぐことが可能となる。そのため、従来例の湯張り機能付給湯器と異なり、自動湯張り動作時に、水崩れによって圧力センサ13の検出圧力が誤った値となって、それにより、誤ったエラー報知が行われたり、円滑な湯張り動作の進行が妨げられたりすることはなく、的確に自動湯張り動作を行うことができる。
【００４２】
そして、以上のことから、本実施例では、風呂の施工者等によって行われる自動湯張り動作の運転条件設定動作（記憶モードで行われる動作）がスムーズに行われるようになり、また、風呂の利用者は、常に快適に自動湯張り器具を利用することができる。
【００４３】
また、本実施例によれば、変更データの入力操作は、リモコン45を用いて容易に行うことが可能であり、しかも、この変更データ入力操作は、リモコン45に設けられているかくしモードの操作機能を用いて行われるために、風呂の施工者等が故意にかくしモードを操作して、リモコン45を水量データ入力モードに切り替える操作を行わない限り、施工者以外の人が、通常の操作・表示面に設定されているリモコン45をいたずらしたり、誤って操作したりしても、それらの操作により初期基準水量の変更データが入力されることはなく、誤った変更データ入力による器具の誤動作を防ぐことができる。
【００４４】
図３には、本発明に係る自動湯張り器具の第２の実施例の制御部要部構成が示されている。本実施例の自動湯張り器具も、上記第１の実施例と同様に、図６に示した湯張り機能付給湯器を対象としており、本実施例が上記第１の実施例と異なる特徴的なことは、変更データ入力部39によって入力された初期基準水量の変更データを、変更データ書き込み部36によって初期基準水量データメモリ38に書き込む構成としたことである。なお、本実施例は、上記第１の実施例におけるデータメモリ30、優先決定部34、変更データ格納部35、優先データ書き込み手段33を省略した構成とされている。また、本実施例でも、リモコン45側の構成およびその機能は、上記第１の実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【００４５】
本実施例では、初期基準水量データメモリ38は、ＥＥＰＲＯＭ等の、読み込みと書き込み自在の不揮発性メモリからなり、初期基準水量として定められる水量データを格納する初期基準水量格納部として機能すると共に、変更データ書き込み部36によって書き込まれる変更基準水量のデータを記憶する記憶部としても機能する。
【００４６】
注湯制御部31は、変更データ入力部39によって初期基準水量の変更データが入力される前は、初期基準水量として予め初期基準水量データメモリ38に与えられている初期基準水量に基づいて、従来例および上記第１の実施例と同様の自動湯張り動作制御を行い、変更データ入力部39から変更基準水量の値が入力された以降は、この変更基準水量を初期基準水量として（言い換えれば、変更データ書き込み部36によって書き換えられた初期基準水量の値に基づいて）、自動湯張り動作制御を行う。
【００４７】
本実施例は以上のように構成されており、上記第１の実施例と同様に、リモコン45のかくしモードを操作することにより、初期基準水量の変更データを変更基準水量として入力することができるために、上記第１の実施例と同様に、浴槽１への追い焚き循環路14の取り付け状態等に応じて初期基準水量の変更データを入力することにより、上記第１の実施例と同様の効果を奏することが可能となり、自動湯張り動作を的確に行うことができる。
【００４８】
図４には、本発明に係る自動湯張り器具の第３の実施例の制御部要部構成が示されている。本実施例の自動湯張り器具も上記第１、第２の実施例と同様に、図６に示したシステム構成の湯張り機能付給湯器を対象としており、本実施例では、リモコン45に、水量データ選定入力部37、表示部40、動作指令部46を設けて構成し、制御装置44に、注湯制御部31、初期基準水量データメモリ38、選択用データ格納部28、データ読み出し書き込み部29を設けて構成している。
【００４９】
なお、リモコン45の動作指令部46、表示部40、制御装置44の注湯制御部31の構成および機能は上記第１、第２の実施例とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【００５０】
選択用データ格納部28には、初期基準水量のデータが水量の異なる複数のデータとして与えられており、本実施例では、選択用データ格納部28に、標準初期基準水量として10リットルの水量データが与えられており、また、他に、30リットル、50リットルの水量データが与えられている。水量データ選定入力部37は、選択用データ格納部28に与えられた水量データのうち、指定の水量を選択指令するものである。
【００５１】
この選択指令の操作は、上記第１、第２の実施例と同様に、リモコン45のかくしモードの操作機能を用いて行われるものであり、本実施例では、例えば、図２の（ｂ）に示したように、リモコン45の表示画面を水量データ入力モードに切り換えると、給湯温度設定ボタン52が初期基準水量選択入力ボタンとして機能し、給湯温度表示部53が初期基準水量表示部として機能するようになる。そして、初期基準水量選択入力ボタンとして機能する給湯温度設定ボタン52を操作すると、初期基準水量表示部として機能する給湯温度表示部53の表示が、10，30，50，10，・・・・・というように順に切り換えられ、風呂の施工者等が、選択したい水量データが表示された状態を選択することにより、水量データの選択指令動作を行うことができるようになっている。なお、本実施例でも、この選択指令動作の後に、リモコン45の表示画面を図２の（ａ）に示した通常の状態に戻すことにより、水量データ選定入力部37からの水量データ選択指令がデータ読み出し書き込み部29に加えられる。
【００５２】
データ読み出し書き込み部29は、水量データ選定入力部37からの水量データの選択指令を受けて、指定された水量を選択用データ格納部28から読み出し、初期基準水量データメモリ38に加える。なお、風呂の施工者等が、前記かくしモード機能を利用して、水量データの選択指令動作を行わないときには、データ読み出し書き込み部29は、選択用データ格納部28に前記標準初期基準水量として与えられている水量データ（10リットル）の値を初期基準水量データメモリ38に加える。
【００５３】
初期基準水量データメモリ38は、本実施例でも上記第２の実施例と同様に、例えばＥＥＰＲＯＭ等の、読み込みと書き込みが自在の不揮発性のメモリにより形成されており、データ読み出し書き込み部29から加えられる水量データを初期基準水量として格納する初期基準水量格納部として機能する。
【００５４】
本実施例は以上のように構成されており、リモコン45のかくしモードによる操作によって、水量データ選定入力部37により、選択用データ格納部28に与えられた水量データのうちの指定のデータを選択指令すると、この選択指令された水量の値が、データ読み出し書き込み部29によって読み出され、初期基準水量として初期基準水量データメモリ38に格納される。
【００５５】
そして、このような水量データの選定入力動作が行われた以降は、この選定された水量データが初期基準水量として、前記浴槽湯水確認動作の後に注湯されて自動湯張り動作制御が行われる。また、前記水量データの選定入力動作が行われないときには、選択用データ格納部28に、前記標準初期基準水量として与えられている水量が初期基準水量として、前記浴槽湯水確認動作の後に注湯されて自動湯張り動作が制御される。
【００５６】
本実施例によれば、上記動作により、上記第１、第２の実施例と同様の効果を奏することができる。
【００５７】
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記第１の実施例における変更データ格納部35や、上記第２、第３の実施例における初期基準水量データメモリ38は、ＥＥＰＲＯＭ等の不揮発性のメモリにより形成したが、これらは必ずしもＥＥＰＲＯＭ等の不揮発性メモリにより形成するとは限らず、例えば、ＲＡＭとバックアップバッテリー等を有する構成としてもよい。なお、このように構成したときには、バックアップバッテリー等によりＲＡＭをバッテリーでバックアップすることにより、自動湯張り器具のメイン電源がオフとなっても、変更データ格納部35および、第２、第３の実施例における初期基準水量データメモリ38に格納されたデータを消さずに保存することができる。
【００５８】
また、上記第１の実施例では、優先決定部34で優先決定した変更データを優先データ書き込み手段33によって書き込んで格納した後、この書き込まれたデータメモリ30の格納データに基づいて注湯制御部31による自動湯張り動作制御を行うようにしたが、図１の破線矢印に示すように、優先決定部34から直接、変更データを注湯制御部31に加えて注湯制御部31による運転制御を行うようにしてもよい。
【００５９】
さらに、上記実施例では、リモコン45による変更データ入力動作、および水量データ選択指令動作は、リモコン45に設けたかくしモードの操作機能を用いて行うようにしたが、変更データ入力動作や水量データ選択指令動作は、必ずしもリモコン45のかくしモードにより行うとは限らず、例えば、リモコン45の操作・表示面に、変更データ入力用の専用の操作ボタンや水量データ選択指令用の専用の操作ボタンを設け、この操作ボタンによって変更データの入力や水量データの選択指令を行うようにしてもよい。また、変更データ入力動作や水量データ選択指令動作の際のボタン操作等の具体的な操作方法も、特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【００６０】
さらに、上記実施例では、変更データ入力動作、および水量データ選択指令動作は、リモコン45を用いて行うようにしたが、例えば、制御装置44側の制御基板に、例えば、つまみをスライドさせることにより変更データの入力や水量データの選択指令を行うことができるアナログスイッチ等を設け、このスイッチを操作することにより変更データの入力動作や水量データ選択指令動作を行うスライドスイッチ方式の自動湯張り器具としてもよい。
【００６１】
さらに、上記実施例では、リモコン45の操作・表示面は、図２に示したような構成としたが、リモコン45の操作・表示面は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【００６２】
【発明の効果】
本発明によれば、追い焚き循環路に設けた循環ポンプを駆動したときに、浴槽内の湯水の流れが最初に検出されたことを確認する浴槽湯水確認動作の後に基準水位まで注湯する初期基準水量の値を、前記追い焚き循環路の浴槽への取り付け状態に対応させて変更したり、選択入力したりできるように構成したために、たとえ追い焚き循環路の戻り口側が出口側よりも下側に取り付けられてその落差があったとしても、前記初期基準水量の湯水の注湯後に水崩れ等が生じることはなく、従来のように水崩れ等の原因で引き起こされる自動湯張り動作の誤動作を防ぐことが可能となり、円滑、かつ、的確に自動湯張り動作を行うことができる。そのため、追い焚き循環路の浴槽への取り付け状態がどのような状態であっても、その取り付け状態に対応させて的確に自動湯張り動作等を行うことができる優れた自動湯張り器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自動湯張り器具の第１の実施例の要部構成を示すブロック図である。
【図２】上記実施例の自動湯張り器具におけるリモコン45の操作・表示面の表示例を示す説明図である。
【図３】本発明に係る自動湯張り器具の第２の実施例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図４】本発明に係る自動湯張り器具の第３の実施例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図５】自動湯張り器具の記憶モードの湯張り動作における各段階での注湯量の説明図である。
【図６】自動湯張り器具としての湯張り機能付給湯器のシステム構成例の説明図である。
【図７】自動湯張り器具における追い焚き循環路の浴槽への取り付け状態例を示す説明図である。
【図８】従来の自動湯張り器具の自動湯張り制御部を示すブロック説明図である。
【図９】自動湯張り器具の自動湯張り動作を示すフローチャートである。
【図１０】図９に続く、自動湯張り器具の自動湯張り動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
14 追い焚き循環路
15 戻り管
20 往管
28 選択用データ格納部
29 データ読み出し書き込み部
31 注湯制御部
35 変更データ格納部
36 変更データ書き込み部
37 水量データ選定入力部
38 初期基準水量データメモリ
39 変更データ入力部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an automatic water filling device having an automatic water filling function for a bath.
[0002]
[Prior art]
With hot water filling function as an automatic hot water filling device, hot water produced by the hot water supply heat exchanger of the hot water supply source is sent to the recirculation conduit and dropped into the bathtub through this recirculation circulation conduit. Water heaters are widely used.
[0003]
FIG. 6 shows a piping system of this type of hot water heater with a hot water filling function. In the figure, a reheating heat exchanger 7 is provided on the upper side of the bath burner 6, one end side of a pipe line 17 is connected to the inlet side of the reheating heat exchanger 7, and the other end side of the pipe line 17 is circulated. It is connected to the discharge side of the pump 18. This pipe line 17 is provided with a bath temperature sensor 9 such as a thermistor for detecting the temperature of water flow.
[0004]
The return pipe 15 of the recirculation circuit 14 is connected to the suction side of the circulation pump 18, and the return port side (inlet side) of the return pipe 15, which is a circulation port, is connected to the side wall of the bathtub 1 through the circulation fitting 2. It is connected. This return pipe 15 is provided with a reheating water flow switch 16 as a water flow detection sensor that detects water flow and outputs an ON signal. An outlet side of the recirculation circuit 14 is connected to the outlet side of the reheating heat exchanger 7, and the outlet side of the recirculation circulation path 14 is connected to the bathtub side wall via the circulation fitting 2.
[0005]
In FIG. 6, the outlet side of the outgoing pipe 20 is shown above the return side of the return pipe 15 so that the piping system can be easily understood, but actually, for example, in FIG. As shown in the front view of the bathtub wall surface, the outlet side of the outgoing pipe 20 and the return side of the return pipe 15 are attached to the circulating metal fitting 2 so as to have substantially the same height, As shown in the cross-sectional view in (b) of FIG. 5, a tube attached so that the outlet side of the outgoing tube 20 is lower than the return port side of the return tube 15 is used.
[0006]
As shown in FIG. 6, a hot water supply heat exchanger 5 as a hot water supply source is provided on the upper side of the hot water supply burner 4, and a water supply pipe 11 is connected to the inlet side of the hot water supply heat exchanger 5. It is connected to a water supply source such as water supply, and a main flow sensor 10 is interposed in the water supply pipe 11. A hot water supply pipe 12 is connected to the outlet side of the hot water supply heat exchanger 5, and the hot water supply pipe 12 is led to a desired hot water supply place such as a kitchen.
[0007]
A hot water filling pipe 21 is branched from the hot water supply pipe 12, and the hot water filling pipe 21 includes a hot water electromagnetic valve 24 as a hot water control valve, a flow rate detection sensor 19 for detecting the flow rate of the hot water filling, and A pressure sensor 13 is provided as a water level detection sensor for detecting the bathtub water level. In the figure, 33 indicates a gas pipe, 42 indicates an incoming water temperature sensor, and 43 indicates a hot water temperature sensor.
[0008]
The hot water supply operation, the reheating operation, and the pouring hot water filling operation of this hot water heater with a hot water filling function are performed by the control device 44, and a remote controller 45 is connected to the control device 44. By filling the specified water level with the water level setting button or the like of the remote controller 45, it is possible to fill the specified set water level.
[0009]
In this type of hot water heater with a hot water filling function, when the set water level and set temperature of the hot water filling are designated by the remote controller 45 and the automatic operation switch of the remote control 45 is turned on, the hot water solenoid valve 24 is opened and the water supply pipe 11 Water enters the hot water supply heat exchanger 5. When the main flow sensor 10 detects the flow of water through the water supply pipe 11, the hot water supply burner 4 is combusted, and the water passing through the hot water supply heat exchanger 5 is heated by this combustion thermal power to become hot water. The water enters the recirculation circuit 14 through the tension pipe 21 and is poured into the bathtub 1 through the return pipe 15 and the forward pipe 20 of the recirculation circuit 14.
[0010]
In order to accurately perform this pouring operation, as shown in FIG. 8, the control device 44 of this type of automatic pouring equipment is provided with a pouring control unit 31. Is provided with an initial reference water amount data memory 38. Note that the remote controller 45 is provided with an operation command section 46, and commands the pouring hot water filling operation and the like.
[0011]
The pouring control unit 31 creates and stores hot water filling condition data during operation in the storage mode, and has a sequence program for performing actual hot pouring during operation in the execution mode based on the stored condition data. . The initial reference water amount data memory 38 is formed by a ROM (Read Only Memory).
[0012]
9 and 10 are flowcharts showing the filling operation in the storage mode performed in accordance with the sequence program. Hereinafter, based on this flowchart, operation | movement of the conventional water heater with a hot water filling function which has a system structure as shown in FIG. 6 is demonstrated. First, in step 101 in FIG. 9, when an automatic switch provided in the remote controller 45 or the like is turned on, an automatic hot water filling command is applied from the operation command unit 46 of the remote control 45 to the pouring control unit 31. As shown in FIG. 5, when A liter of priming water is first dropped into the bathtub 1 and then the circulation pump 18 is driven for a short time in step 103, the reheating water switch 16 is turned on in step 104. Make sure it is off. When the reheating water switch 16 is not turned off, a storage error notification is performed in step 123.
[0013]
Next, in step 105, B liters of hot water of the unit water amount shown in FIG. 5 is dropped intermittently. Every time hot water of this unit water amount is dropped, in step 106, the circulation pump 18 is turned on for a short time. In step 107, it is determined whether or not the reheating water switch 16 is turned on, and the hot water circulation (flow) in the recirculation circuit 14 is first detected. Perform hot water check operation.
[0014]
The reheating switch 16 is located at a position P where the water level of the bathtub exceeds the return port of the return pipe 15, that is, the position of the circulation fitting 2. ₀ In this case, when the circulation pump 18 is turned on, air may be taken into the recirculation circulation line 14 and the hot water in the bathtub may circulate. In order to obtain a water level in which air is not taken into the recirculating hot and cold water, after the bathtub hot water confirmation operation, C liters of hot water determined as the initial reference water amount is further added as shown in FIG. In step 108, the hot water is poured, the water level at this time is set as the reference water level, and the pressure P of the reference water level is set. _A Is detected by the pressure sensor 13 in step 109. The value of C liter is determined as the amount of hot water to be supplied to the reference water level after the bathtub hot water confirmation operation (initial reference water amount), and is stored in the initial reference water amount data memory 38 as the initial reference water amount storage unit. .
[0015]
Next, in step 110, hot water of D liters as shown in FIG. 5 is supplied, and in step 111, the water level at this time is detected by the pressure sensor 13 as the pressure value Pb. In step 112, the pressure difference ΔP = P _b -P _a In step 113, it is determined whether or not the pressure difference ΔP is equal to or greater than Xcm. The value of X is set based on the expected amount of the water level difference that rises by pouring D liters in Step 110, and is set to an appropriate value larger than 0. When the pressure difference ΔP is less than Xcm, an error notification is made at step 124, and when the pressure difference ΔP is greater than or equal to Xcm, the process proceeds to step 114. Then, in step 114, the opening area S of the bathtub 1 is calculated by dividing the D liter by the value of the pressure difference Pb-Pa. The hot water filling condition data produced by the operations from step 101 to step 114 is stored in the pouring control unit 31.
[0016]
Next, in step 116 in FIG. 10, it is determined whether or not the water level at this time has reached the preset water level designated in advance by the remote controller 45 or the like, and the bathtub water level is set to the set water level by the operations in steps 117 and 118. The hot water is poured until reaching the set water level, and when the set water level is reached, the routine proceeds to step 119. Then, in step 119, the circulating pump 18 is driven in a state where the pouring solenoid valve 24 is closed, and in step 120, until it is determined that the bath temperature reaches the set temperature specified in advance by the remote controller 45 or the like, The reheating operation in step 121 is performed. When the bath temperature reaches the set temperature, the buzzer is sounded in step 122.
[0017]
The operation in the execution mode is based on the condition data stored during the operation in the storage mode. First, when the circulation pump 18 is driven only for a short time, it is determined whether or not the reheating flush water switch 16 is turned on. When it is determined and it is confirmed that the reheating water switch 16 is turned on for the first time, pouring of water up to the reference water level is performed by pouring C liters as the initial reference water amount. Then, the amount of pouring from the reference water level to the designated set water level is determined by, for example, calculating the opening area S × (set water level−detected water level), and pouring the obtained pouring amount. Pour hot water up to the water level.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, recently, as shown in FIG. 7C, when the recirculation circuit 14 is connected to the bathtub 1, the outlet side of the outgoing pipe 20 is attached above the return port side of the return pipe 15. Circulating metal fittings are used. In such a metal fitting, even if an initial set reference water amount (for example, 10 liters) is poured after the bathtub hot water confirmation operation, the bathtub water level does not reach the upper side on the outlet side of the outgoing pipe 20. As a result, water collapse occurs, and air enters the recirculation circuit 14, so that after the C liter pouring in step 108 in FIG. _a This pressure P is detected when _a Is not a pressure corresponding to the water level, but, for example, becomes a value considerably larger than the actual pressure.
[0019]
Then pressure P _a After detecting D, the pressure P after pouring D liters is poured even though D liters (for example, 30 liters) are poured in step 110. _b Pressure P before pouring _a Pressure difference ΔP = P _b -P _a 9 becomes smaller than 0, and the pouring control unit 31 gives an error notification although there is no problem such as pressure detection by the pressure sensor 13, and the step of FIG. There was a problem that the operation after 114 stopped.
[0020]
The present invention has been made to solve the above problems, and even if the return port side of the recirculation circuit is below the outlet side, even if there is a drop, the automatic hot water filling operation is performed accurately. The object is to provide an automatic hot water filling device.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows. That is, this 1st invention is equipped with the piping system which drops the hot water of a hot-water supply source into a bathtub through the recirculation circulation path connected to the bathtub side wall, and the circulation pump and hot water which circulates the hot water in a bathtub in a recirculation circulation path There is a running water detection sensor that detects the flow of water, and a water level detection sensor that detects the bathtub water level, Each time a constant amount of water is dropped into the bathtub intermittently The amount of hot water to be poured to the reference water level after this bathtub hot water check operation is confirmed by the flowing water detection sensor when the circulating pump is driven, and the initial reference An initial reference water amount storage unit for storing water amount data determined as the amount of water, and hot water of the initial reference water amount stored in the initial reference water amount storage unit is poured after the bathtub hot water confirmation operation, and then designated from the reference water level An automatic hot water filling device having a pouring control unit for pouring a pouring amount up to a set water level, a change data input unit for inputting change data of the initial reference water amount as a change reference water amount, and this input A storage unit for storing the data of the changed reference water amount, and a data writing unit for writing the change reference data in the storage unit, and after the input of the changed reference water amount It is configured as characterized in that a configuration for pouring the modified reference amount of water as an initial reference amount of water. The second aspect of the invention includes the configuration of the first aspect of the invention, and after the changed reference water amount data is stored in the storage unit that stores the changed reference water amount data, the changed reference water amount data is stored. Prioritized as the initial reference water volume data, and when the changed reference water volume data is not stored in the storage unit for storing the changed reference water volume data, the water volume data stored in the initial reference water volume storage unit is used as the initial reference water volume data. And a pouring control unit confirms that the flow of hot water in the bathtub is first detected by the flowing water detection sensor, and then the initial reference is prioritized by the priority determination unit. A feature is that the water amount of the water amount data is poured into the bathtub.
[0022]
The third invention further includes a piping system for dropping hot water from a hot water supply source into a bathtub through a recirculation circuit connected to the side wall of the bathtub, and a circulation pump and hot water for circulating hot water in the bathtub in the recirculation circuit There is a running water detection sensor that detects the flow of water, and a water level detection sensor that detects the bathtub water level, Each time a constant amount of water is dropped into the bathtub intermittently The amount of hot water to be poured to the reference water level after this bathtub hot water check operation is confirmed by the flowing water detection sensor when the circulating pump is driven, and the initial reference An initial reference water amount storage unit for storing water amount data determined as the amount of water, and hot water of the initial reference water amount stored in the initial reference water amount storage unit is poured after the bathtub hot water confirmation operation, and then designated from the reference water level An automatic hot water filling device provided with a pouring control unit for pouring a pouring amount up to a set water level, wherein the initial reference water amount data is given to the selection data storage unit as a plurality of data having different water amounts. A water quantity data selection input section for selecting and commanding a specified water quantity among the water quantity data given to the selection data storage section, and the selection instruction is given by the water quantity data selection input section. Is configured as characterized in that a configuration for pouring the water as an initial reference amount of water.
[0023]
[Action]
In the first invention of the above configuration, the change data input unit inputs the change data of the initial reference water amount as the change reference water amount, and the input data of the changed reference water amount is written to the storage unit by the data writing unit. . After the changed reference water amount is input, this changed reference water amount is set as the initial reference water amount, and hot water of this amount is poured after the bathtub hot water confirmation operation, and then poured to the designated set water level. A hot water is poured.
[0024]
In the second aspect of the invention, the designated water amount is selected and commanded by the water amount data selection input unit from among the plurality of water amount data having different water amounts given to the selection data storage unit, and the selected and specified water amount Is the initial reference amount of water. Then, similarly to the first aspect of the invention, after the bathtub hot water confirmation operation, hot water of the initial reference water amount is poured, and then the amount of hot water poured up to the designated set water level is poured.
[0025]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the description of the present embodiment, the same reference numerals are assigned to the same name portions as those in the conventional example, and the duplicate description thereof is omitted. The automatic hot water filling device of the present embodiment is a hot water heater with a hot water filling function having the system configuration shown in FIG. 6, and FIG. 1 shows a control unit of the first embodiment of the automatic hot water filling device according to the present invention. The main configuration is shown. What is different from the conventional example is that this embodiment is provided with a function capable of changing the initial reference water amount by providing the circuit configuration shown in FIG.
[0026]
As shown in the figure, the controller 44 includes a pouring control unit 31, a data memory 30, a priority data writing means 33, a priority determining unit 34, a changed data storage unit 35, a changed data writing unit 36, and an initial reference water amount data memory. On the other hand, the remote controller 45 is provided with a change data input unit 39, an operation command unit 46, and a display unit 40.
[0027]
In this embodiment as well, the functions of the initial reference water amount data memory 38 and the operation command unit 46 are substantially the same as those of the conventional example, and thus the description thereof is omitted.
[0028]
The change data input unit 39 inputs change data of the initial reference water amount as the change reference water amount, and the change data is input by operating an operation button provided on the remote controller 45. .
[0029]
The change data writing unit 36 functions as a data writing unit that writes the change data added from the change data input unit 39 to the change data storage unit 35.
[0030]
The change data storage unit 35 functions as a storage unit for storing the data of the change reference water amount written by the change data writing unit 36. Reading and writing such as EEPROM (Electrically Erasable / Programmable Read Only Memory) is possible. It is formed by a free non-volatile memory. For example, as described above, when the change reference water amount data (for example, 30 liters) is written by the change data writing unit 36, the water amount value such as 30 liters is written in the change data storage unit 35.
[0031]
After the change data is input by the change data input unit 39, the priority determination unit 34 gives priority to the change data over the initial reference water amount given to the initial reference water amount data memory 38. The determined change reference water amount value is added to the priority data writing means 33. Before the change data is input, the initial reference water amount data memory 38 is added to the priority data writing means 33.
[0032]
The priority data writing means 33 writes the water amount data that has been prioritized by the priority determination unit 34. The data memory 30 stores water amount data added from the priority determination unit 34.
[0033]
Before the change data input unit 39 receives the change data for the initial reference water amount, the pouring control unit 31 performs the same operation as in the conventional example, after the bath hot water confirmation operation, in the initial reference water amount data memory 38 in advance. The hot water filling operation is performed by pouring hot water of the given initial reference water amount. After the change data is input by the change data input unit 39, the priority determination unit 34 prioritizes and writes the data to the data memory 30. The changed reference water amount is poured as an initial reference water amount to control the automatic filling operation.
[0034]
FIG. 2 shows an example of the operation / display surface of the remote controller 45. For example, as shown in FIG. 2 (a), the remote controller 45 has an automatic button 51 for instructing automatic operation of hot water filling, Water level setting button 56 for selecting and setting the water level of hot water filling, operation buttons such as hot water temperature setting button 52, bath temperature setting button 54, hot water supply setting temperature display section 53, bath setting temperature display section 55, water level display section 57, a display unit such as an information display unit 48 is provided.
[0035]
In this embodiment, the display unit 40 in FIG. 1 includes a hot water supply set temperature display unit 53, a bath temperature display unit 55, a water level display unit 57, and an information display unit shown in FIG. 48 In addition, the remote controller 45 also includes, for example, an operation command button for performing operations such as high-temperature hot water supply, drainage, reheating, and heat retention, and the hot water temperature detected by the hot water temperature sensor 43 as necessary. Etc. are provided.
[0036]
In the present embodiment, the remote controller 45 is provided with an operation function called a crack mode. For example, normally, the hot water supply temperature setting button 52 functions as an operation button for operating and inputting the set temperature of hot water supply, and the hot water supply set temperature display unit 53 functions as a display unit that displays the set temperature of hot water supply. However, if the automatic button 51 and the water level setting button 56 are simultaneously pressed for 5 seconds, the “water volume data input mode” is displayed on the information display section 48 as shown in FIG. At this time, the hot water supply temperature setting button 52 functions as a changed reference water amount input button for inputting the changed reference water amount, and the hot water supply set temperature display unit 53 functions as a change data display unit for the initial reference water amount. .
[0037]
Then, for example, as shown in FIG. 7C, the outlet side of the outgoing pipe 20 of the recirculation circuit 14 is attached to the upper side of the return outlet side of the return pipe 15, and there is a drop in the difference. In this case, as shown in FIG. 2 (b), the hot water supply temperature setting button 52 functioning as the changed reference water amount input button is operated, and the hot water supply temperature functioning as the initial reference water amount change data display section. The display unit 53 is adjusted so that the display becomes “30”.
[0038]
After this operation, if the automatic button 51 and the water level setting button 56 are simultaneously pressed for 5 seconds, the operation / display surface of the remote controller 45 returns to the state shown in FIG. By the operation in the mode, the set value of the changed reference water amount is input to the changed data input unit 39 in FIG. 1 as 30 liters.
[0039]
This embodiment is configured as described above, and in this embodiment as well, in the same manner as the conventional example, for example, by operating the automatic button 51, from the operation command section 46 of the remote controller 45 to the pouring control section 31 of the control device 44. When the operation command is added, the automatic pouring operation is controlled according to the flowcharts shown in FIGS. 9 and 10 by the control of the pouring control unit 31. In this control, for example, as shown in FIG. As shown, when the outlet side of the outgoing pipe 20 is on the upper side of the return pipe 15 of the return circulation path 14 and there is a head, the operation of the remote control 45 in the comb mode is performed, When change data such as 50 liters is input to the change data input unit 39, the change data is written and stored in the change data storage unit 35 by the change data writing unit 36, and the stored change data is The priority determination unit 34 It added to the priority data writing means 33 in preference to the initial setting data of the quasi-water data memory 38.
[0040]
Then, the priority-changed change data is written into the data memory 30 by the priority data writing means 33, and after the bath hot water confirmation operation with the changed reference water amount as the initial reference water amount, 30 liters (C In this case, as shown in (c) of FIG. 7, the water level of the bathtub hot water is higher than the outlet side of the outgoing pipe 20 of the recirculation circuit 14. Therefore, unlike the conventional example in which C liter = 10 liters of pouring is performed without inputting the change data of the initial reference water amount data, water collapse does not occur, and the water level after C liter pouring is the standard. Water level P _a Will be detected accurately. Then, pouring from the reference water level to the set water level is performed.
[0041]
According to the present embodiment, the above operation causes the remote controller to change according to the attachment state of the recirculation circuit 14 to the bathtub 1 (the difference in attachment height between the outlet side of the outgoing tube 20 and the return port side of the return tube 15). After the change data is input by performing the change data input operation in 45 scratch mode, the input change reference water amount is poured as the initial reference water amount to control the automatic filling operation. For example, even if there is a drop between the outlet side and the return port side of the recirculation circuit 14, it is possible to prevent water from collapsing after the initial reference water amount pouring after the bathtub hot water confirmation operation. Therefore, unlike the hot water heater with the hot water filling function of the conventional example, the detected pressure of the pressure sensor 13 becomes an incorrect value due to water collapse during the automatic hot water filling operation, thereby causing an erroneous error notification or smoothing. The automatic hot water filling operation can be performed accurately without hindering the progress of the hot water filling operation.
[0042]
From the above, in this embodiment, the operation condition setting operation (operation performed in the memory mode) of the automatic hot water filling operation performed by the bath builder or the like is smoothly performed, and the bath The user can always use the automatic filling device comfortably.
[0043]
Further, according to the present embodiment, the change data input operation can be easily performed using the remote controller 45, and the change data input operation is performed in the mode of the mode provided in the remote controller 45. Because it is performed using the function, unless a bath builder intentionally operates the mode and switches the remote controller 45 to the water volume data input mode, a person other than the builder can perform normal operations / Even if the remote control 45 set on the display surface is tampered with or operated incorrectly, the change data of the initial reference water volume will not be input by those operations, and the instrument malfunctions due to incorrect change data input Can be prevented.
[0044]
FIG. 3 shows the configuration of the main part of the control unit of the second embodiment of the automatic hot water filling device according to the present invention. Similarly to the first embodiment, the automatic hot water filling device of the present embodiment is also intended for the hot water heater with a hot water filling function shown in FIG. 6, and this embodiment is different from the first embodiment. In other words, the change data input unit 39 writes the change data of the initial reference water amount into the initial reference water amount data memory 38 by the change data writing unit 36. In this embodiment, the data memory 30, the priority determination unit 34, the changed data storage unit 35, and the priority data writing means 33 in the first embodiment are omitted. Also in the present embodiment, the configuration on the remote controller 45 side and the function thereof are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0045]
In this embodiment, the initial reference water amount data memory 38 is composed of a nonvolatile memory that can be freely read and written, such as an EEPROM, and functions as an initial reference water amount storage unit that stores water amount data determined as the initial reference water amount. It also functions as a storage unit that stores data of the changed reference water amount written by the data writing unit 36.
[0046]
Prior to the input of the change data of the initial reference water amount by the change data input unit 39, the pouring control unit 31 is based on the initial reference water amount previously given to the initial reference water amount data memory 38 as the initial reference water amount. The same automatic filling operation control as in the example and the first embodiment is performed, and after the value of the changed reference water amount is input from the changed data input unit 39, this changed reference water amount is set as the initial reference water amount (in other words, Based on the value of the initial reference water amount rewritten by the change data writing unit 36), automatic hot water filling operation control is performed.
[0047]
This embodiment is configured as described above, and the change data of the initial reference water amount can be input as the changed reference water amount by operating the combinatorial mode of the remote controller 45 as in the first embodiment. Therefore, similarly to the first embodiment, by inputting the change data of the initial reference water amount according to the attachment state of the recirculation circuit 14 to the bathtub 1, etc., the same as the first embodiment. An effect can be produced and automatic hot water filling operation can be performed accurately.
[0048]
FIG. 4 shows the configuration of the main part of the control unit of the third embodiment of the automatic hot water filling device according to the present invention. Similarly to the first and second embodiments, the automatic hot water filling device of this embodiment is also intended for the hot water heater with the hot water filling function of the system configuration shown in FIG. A water amount data selection input unit 37, a display unit 40, and an operation command unit 46 are provided, and the controller 44 includes a pouring control unit 31, an initial reference water amount data memory 38, a selection data storage unit 28, and a data read / write unit. 29 is provided.
[0049]
Note that the configuration and function of the operation command unit 46 of the remote controller 45, the display unit 40, and the pouring control unit 31 of the control device 44 are substantially the same as those in the first and second embodiments, and a description thereof will be omitted.
[0050]
In the selection data storage unit 28, the initial reference water volume data is given as a plurality of data having different water volumes. In this embodiment, the selection data storage unit 28 stores 10 liters of water volume data as the standard initial reference water volume. In addition, water volume data of 30 liters and 50 liters are given. The water amount data selection input unit 37 selects and designates a designated amount of water among the water amount data given to the selection data storage unit 28.
[0051]
Similar to the first and second embodiments, this selection command operation is performed using the operation function of the remote control 45, and in this embodiment, for example, FIG. As shown in Fig. 4, when the display screen of the remote controller 45 is switched to the water amount data input mode, the hot water supply temperature setting button 52 functions as an initial reference water amount selection input button, and the hot water supply temperature display unit 53 functions as an initial reference water amount display unit. It becomes like this. When the hot water supply temperature setting button 52 that functions as an initial reference water amount selection input button is operated, the display of the hot water supply temperature display unit 53 that functions as an initial reference water amount display unit is 10, 30, 50, 10,. In this way, the bath builder or the like can perform a water amount data selection command operation by selecting a state in which the water amount data to be selected is displayed. Also in this embodiment, after this selection command operation, the display screen of the remote controller 45 is returned to the normal state shown in FIG. 2A, so that the water volume data selection command from the water volume data selection input unit 37 is received. It is added to the data read / write unit 29.
[0052]
The data read / write unit 29 receives the water volume data selection command from the water volume data selection input unit 37, reads the designated water volume from the selection data storage unit 28, and adds it to the initial reference water volume data memory 38. Note that when the bath builder or the like does not perform the water amount data selection command operation using the above-described mode function, the data read / write unit 29 gives the selection data storage unit 28 as the standard initial reference water amount. The value of the water volume data (10 liters) that has been added is added to the initial reference water volume data memory 38.
[0053]
The initial reference water amount data memory 38 is also formed of a nonvolatile memory that can be freely read and written, such as an EEPROM, in the present embodiment as in the second embodiment. It functions as an initial reference water amount storage unit for storing the obtained water amount data as the initial reference water amount.
[0054]
The present embodiment is configured as described above, and by operating the remote control 45 in the mode, the designated data is selected from the water amount data given to the selection data storage unit 28 by the water amount data selection input unit 37. When the command is issued, the value of the water amount commanded for selection is read by the data read / write unit 29 and stored in the initial reference water amount data memory 38 as the initial reference water amount.
[0055]
Then, after such water amount data selection input operation is performed, the selected water amount data is poured as the initial reference water amount after the bathtub hot water confirmation operation, and automatic hot water operation control is performed. Further, when the selection operation for the water amount data is not performed, the water amount given as the standard initial reference water amount to the selection data storage unit 28 is poured as the initial reference water amount after the bathtub hot water confirmation operation. The automatic filling operation is controlled.
[0056]
According to the present embodiment, the above-described operation can provide the same effects as those of the first and second embodiments.
[0057]
In addition, this invention is not limited to the said Example, Various aspects can be taken. For example, the change data storage unit 35 in the first embodiment and the initial reference water amount data memory 38 in the second and third embodiments are formed by a non-volatile memory such as an EEPROM. For example, a configuration having a RAM and a backup battery may be employed. In this configuration, even if the main power supply of the automatic water filling device is turned off by backing up the RAM with a backup battery or the like, the change data storage unit 35 and the second and third implementations The data stored in the initial reference water amount data memory 38 in the example can be saved without being erased.
[0058]
Further, in the first embodiment, after the change data prioritized by the priority determination unit 34 is written and stored by the priority data writing means 33, the pouring control unit is based on the stored data stored in the data memory 30. Although the automatic hot water filling operation control by 31 is performed, as shown by the broken line arrow in FIG. 1, the change data is directly added to the pouring control unit 31 from the priority determination unit 34 and the operation control by the pouring control unit 31 is performed. May be performed.
[0059]
Further, in the above embodiment, the change data input operation by the remote controller 45 and the water amount data selection command operation are performed using the operation function of the combi mode provided in the remote controller 45, but the change data input operation and the water amount data selection are performed. The command operation is not necessarily performed in the mode of remote control 45. For example, a dedicated operation button for inputting change data and a dedicated operation button for water amount data selection command are provided on the operation / display surface of remote control 45. This operation button may be used to input change data or issue a command to select water volume data. Further, a specific operation method such as a button operation in the change data input operation or the water amount data selection command operation is not particularly limited, and is appropriately set.
[0060]
Further, in the above embodiment, the change data input operation and the water amount data selection command operation are performed using the remote controller 45. For example, by sliding a knob on the control board on the control device 44 side, for example. An analog switch that can input change data and command selection of water volume data is provided, and as a slide switch type automatic hot water filling device that performs change data input operation and water volume data selection command operation by operating this switch Also good.
[0061]
Furthermore, in the above embodiment, the operation / display surface of the remote controller 45 is configured as shown in FIG. 2, but the operation / display surface of the remote controller 45 is not particularly limited and can be set as appropriate. is there.
[0062]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the circulating pump provided in the recirculation circulation path is driven, the initial stage of pouring to the reference water level after the bathtub hot water confirmation operation for confirming that the flow of hot water in the bathtub is first detected. Since the reference water volume value can be changed or selected according to the mounting state of the recirculation circuit in the bathtub, the return port side of the recirculation circuit is lower than the exit side. Even if there is a drop in the water attached to the side, there will be no water collapse after pouring of the initial reference amount of water, and malfunction of automatic hot water filling operation caused by water collapse as in the past Therefore, the automatic hot water filling operation can be performed smoothly and accurately. Therefore, it is possible to provide an excellent automatic hot water filling device capable of performing an automatic hot water filling operation or the like accurately in accordance with the attached state, regardless of the state of the hot water circulation circuit attached to the bathtub. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of a first embodiment of an automatic water filling device according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a display example of an operation / display surface of a remote controller 45 in the automatic filling apparatus of the embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a main part of a control unit of a second embodiment of the automatic filling apparatus according to the present invention.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of a main part of a control unit of a third embodiment of the automatic hot water filling device according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram of the amount of pouring at each stage in the hot water filling operation in the memory mode of the automatic hot water filling device.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a system configuration example of a water heater with a hot water filling function as an automatic hot water filling device.
FIG. 7 is an explanatory view showing an example of a state where the reheating circulation path is attached to the bathtub in the automatic hot water filling device.
FIG. 8 is a block diagram illustrating an automatic hot water filling control unit of a conventional automatic hot water filling device.
FIG. 9 is a flowchart showing an automatic filling operation of the automatic filling device.
FIG. 10 is a flowchart showing an automatic hot water filling operation of the automatic hot water filling device following FIG. 9;
[Explanation of symbols]
14 Rebirth circuit
15 Return pipe
20 Outbound
28 Selection data storage
29 Data read / write section
31 Pouring control section
35 Change data storage
36 Change data writing section
37 Water quantity data selection input section
38 Initial reference water volume data memory
39 Change data input section

Claims

It has a piping system that drops hot water from the hot water supply source into the bathtub through a recirculation circuit connected to the side wall of the bathtub. And a water level detection sensor for detecting the water level of the bathtub is provided. When the circulating pump is driven each time a unit water amount of a constant water amount is intermittently dropped into the bathtub, the flowing water detection sensor An initial reference water amount storage unit for storing water amount data that is determined as an initial reference water amount, which is a pouring amount to be poured up to a reference water level after the bathtub hot water check operation is confirmed. Then, hot water of the initial reference water amount stored in the initial reference water amount storage portion is poured after the bathtub hot water confirmation operation, and then from the reference water level to the set water level designated. An automatic pouring apparatus having a pouring control unit for pouring the amount of pouring, a change data input unit for inputting the change data of the initial reference water amount as a change reference water amount, and data of the input change reference water amount And a data writing unit for writing the change reference data in the storage unit. After the change reference water amount is input, the changed reference water amount is poured as the initial reference water amount. Automatic hot water appliance characterized by the fact that

After the changed reference water amount data is stored in the storage unit that stores the changed reference water amount data, the changed reference water amount data is preferentially determined as the initial reference water amount data, and is changed to the storage unit that stores the changed reference water amount data. A priority determination unit is provided for preferentially determining the water amount data stored in the initial reference water amount storage unit as the initial reference water amount data when the reference water amount data is not stored. 2. The structure of pouring the amount of water of the initial reference water amount data preferentially determined by the priority determination unit into the bathtub after confirming that the flow of hot water in the tank is first detected. Automatic water filling equipment.

It has a piping system that drops hot water from the hot water supply source into the bathtub through a recirculation circuit connected to the side wall of the bathtub. And a water level detection sensor for detecting the water level of the bathtub is provided. When the circulating pump is driven each time a unit water amount of a constant water amount is intermittently dropped into the bathtub, the flowing water detection sensor An initial reference water amount storage unit for storing water amount data that is determined as an initial reference water amount, which is a pouring amount to be poured up to a reference water level after the bathtub hot water check operation is confirmed. Then, hot water of the initial reference water amount stored in the initial reference water amount storage portion is poured after the bathtub hot water confirmation operation, and then from the reference water level to the set water level designated. An automatic hot water filling device having a pouring control unit for pouring a pouring amount, wherein the initial reference water amount data is given to the selection data storage unit as a plurality of data having different water amounts, and the selection data A water amount data selection input unit for selecting and commanding a designated water amount from the water amount data given to the storage unit is provided, and the water amount selected and commanded by the water amount data selection input unit is poured as an initial reference water amount. Automatic hot water appliance characterized by.