JP3796968B2

JP3796968B2 - Cold-rolled steel sheet and method for producing galvanized steel sheet using the same

Info

Publication number: JP3796968B2
Application number: JP18047498A
Authority: JP
Inventors: 孝一武内; 照晃有岡
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1998-06-26
Filing date: 1998-06-26
Publication date: 2006-07-12
Anticipated expiration: 2018-06-26
Also published as: JP2000017416A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷延鋼板の焼鈍方法に関し、更に詳述すれば、それを利用した冷延鋼板の製造方法と、その冷延鋼板を利用した電気めっき等のめっき鋼板の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
溶融亜鉛めっきや電気亜鉛めっきなどのめっき鋼板は、耐食性に優れているため、自動車や家庭電気製品あるいは建材等に広く使用されている。特に外観品質が重要視される自動車外装用にも溶融亜鉛めっき鋼板や電気亜鉛めっき鋼板の使用が拡大し、鋼板の外観品質の向上が要求されている
外観品質の問題に、合金化溶融亜鉛めっき鋼板の表面凹凸や電気亜鉛めっき鋼板のめっき付着むらがある。この表面凹凸やめっき付着むらは、塗装によっても解消されず製品の外観品質を劣化させる。表面凹凸欠陥の発生の原因は、連続焼鈍後の鋼板表面の活性度の不均一により、鋼板と亜鉛の反応が不均一となり、めっき厚が不均一となるためと考えられており、合金化処理後に目視可能な程度の欠陥として現れる。一方、めっき付着むらの原因は、連続焼鈍後の鋼板表面の活性度の不均一により、めっきの配向性が異なるためと考えられている。
【０００３】
このような表面欠陥を防止するための技術としては、例えば特開平４−１９１３５４号公報には、溶融亜鉛めっき前の連続焼鈍工程の均熱帯および／または加熱帯における鋼板温度が５００℃以上の領域で、外径５０ｍｍ以上５００ｍｍ以下の２本以上のロールに接触角３０°以上で接しながら通板する合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法が提示されている。この方法は、小径ロールで歪みを加えることにより均一な表層組織として、その後の合金化反応を均一化させ、表面の凹凸の発生を防止するものである。
【０００４】
また、特開平９−１７６８１４号公報には、再結晶温度以上で焼鈍し、次いで、０．８〜２．０％の圧下率で圧下した後、再度焼鈍して溶融亜鉛めっきと合金化処理を施す合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法が提示されている。
【０００５】
しかしながら、特開平４−１９１３５４号公報に提示された方法は、自動車製造工程等におけるプレス成形加工時において肌荒れが生じやすいという問題がある。
【０００６】
また、特開平９−１７６８１４号公報に提示された方法は、焼鈍の工程が２回必要で製造コストが上昇するという問題がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上述の問題を解決し、表面外観形状に優れた電気亜鉛めっき鋼板等のめっき鋼板の製造に用いられる冷延鋼板の製造方法とそれを利用しためっき鋼板の製造方法を提供することにある。さらに、具体的には、安価な製造コスト（焼鈍１回）で、電気亜鉛めっき鋼板におけるめっき付着むらを防止する冷延鋼板の焼鈍方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋼板表面の活性度の向上の観点からめっき処理に先だって連続焼鈍工程でおこなう曲げ加工や圧延に注目し、曲げ加工では、鋼板表面に大きな歪みが形成されるが歪みが不均一となり不均一な加工硬化部分が形成され、また、圧延では、鋼板表面に均一な歪みが形成されるが、一方で歪みが鋼板内部に及ぶところに問題があることに着目した。
【０００９】
そこで、連続焼鈍の冷却帯以降において、圧延により鋼板に適度な歪みを形成させ、次いで曲げ加工により鋼板表面に歪みを形成することにより、鋼板表面に均一で大きな歪みを形成する方法を想到し、本発明を完成した。
【００１０】
本発明の要旨は、以下の（１）〜（２）のとおりである。
（１）冷延鋼板の加熱帯、均熱帯、冷却帯から成る連続焼鈍工程において冷却帯以降の領域で、圧下率０．２％以上２．０％以下で圧延をし、次いで外径５０ｍｍ以上５００ｍｍ以下の２本以上の曲げ加工用ロールに接触角がそれぞれ３０°以上で接しながら通板をすることを特徴とする電気亜鉛めっき用冷延鋼板の製造方法。
【００１２】
（２）上記（１）項で得られた冷延鋼板に電気亜鉛めっきを施すことを特徴とする電気亜鉛めっき鋼板の製造方法。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は、参考例としての溶融亜鉛めっき装置を有する連続焼鈍装置の概略説明図である。
【００１４】
図中、鋼板１は、加熱帯２、均熱帯３および冷却帯４からなる連続焼鈍装置５に送られ、焼鈍処理をおこなってからスナウト６を経て溶融亜鉛めっき浴７を収容する亜鉛ポット８に送られ、溶融亜鉛めっきがおこなわれ、次いで、加熱装置９に送られ、合金化処理がおこなわれる。
【００１５】
本発明は、必ずしもそれに制限されるものではないが、１つの製造条件を示せば、極低炭素鋼は、連続焼鈍工程においては、７００〜９００℃に１０〜６０秒間非酸化雰囲気下で加熱された後、冷却帯で４５０〜５００℃に冷却され、次いで、図示の参考例では４５０〜４６５℃に保持された溶融亜鉛めっき浴でめっき処理がおこなわれ、４５０〜６００℃で５〜２０秒間加熱され合金化処理がおこなわれる。
【００１６】
本発明によれば、連続焼鈍工程の冷却帯以降において鋼板の圧延および曲げ加工がおこなわれる。図示例においては、冷却帯の出側近傍に、１対の圧延用ロール１０ａ、１０ｂを設けて圧延をし、さらに、その下流側で冷却帯の出側近傍に、対になった曲げ加工用ロール１１ａ、１１ｂを設けてその間を通板させる。
【００１７】
このときの具体的処理条件は、圧下率０．２％以上２．０％以下で圧延をし、次いで外径５０ｍｍ以上５００ｍｍ以下の相対する１対以上、つまり２本以上の曲げ加工用ロールを使用し、それに接触角がそれぞれ３０°以上で接しながら通板するのである。
【００１８】
圧延の圧下率が０．２％未満だと、鋼板表面への歪み付与が不充分となり、曲げ加工後の鋼板表面に形成される歪みが不均一となり、めっき反応の均一性や電気亜鉛めっきではめっき配向の均一性が低下する。また２．０％を越えると、鋼板内部に大きな歪みが残るため、伸びが低下し材料特性が劣化する。よって、圧下率０．２％以上２．０％以下で圧延をおこなうとした。
【００１９】
曲げ加工用ロールの外径が５０ｍｍ未満だと、ロール強度が不足し設備トラブルが生じたり、バックアップロール等の設備が必要となり設備費が高くなるといった問題がある。さらに、鋼板内部に歪みが残るため、材料特性が劣化する。また５００ｍｍを越えると、鋼板表面への歪み付与効果が低下する。よって、ロールの外径を５０ｍｍ以上５００ｍｍ以下とした。
【００２０】
接触角が３０°未満だと、鋼板表面への歪み付与効果が小さい。接触角の上限は特に限定しないが、設備制約の観点から１８０°以下が望ましい。また、曲げ加工用ロールを２本以上としたのは、１本のロールで通板した場合は、鋼板の表面と裏面でめっき反応性が異なるためである。なお、ロール本数が多くなると材料特性が劣化するので、３対（６本）以下が望ましい。
【００２１】
図２は、本発明における圧延ならびに曲げ加工の際の鋼板の通板形態を例示するもので、図２（ａ）は、１対の圧延用ロールの下流に対になった２本の曲げ加工用ロールを設けたものであり、図２（ｂ）は、２対の曲げ加工用ロールを設けた場合である。なお、同図で、図１と同じ要素は同一の符号で示す。符号αは接触角である。
【００２２】
このような圧延用ロールならびに曲げ加工用ロールは、加熱帯あるいは均熱帯に設けても、圧延や曲げ加工により鋼板に導入した歪みエネルギが解放され、めっき反応の均一性改善効果や電気亜鉛めっきではめっき配向性の改善効果が低下する。したがって、本発明における圧延や曲げ加工は、冷却帯以降においておこなうが、ここに、「冷却帯以降」は、電気亜鉛めっき鋼板用の連続焼鈍装置の場合には、１次冷却帯の出側から常温に冷却するために設けられている最終冷却帯の直前までであれば特に制限ないが、１次冷却帯の出側が好ましい。
【００２３】
一方、冷却帯以降に圧延、曲げ加工機構を設けても鋼板温度が１００℃未満だと、鋼板内部に大きな歪みが残るため、特に伸びの低下が大きくプレス成形性などの材料特性が劣化する。よって、冷却帯以降で鋼板温度が１００℃以上の領域に設けるとした。温度上限は特に制限ないが、冷却帯以降ということから一般には６００℃程度以下である。
【００２４】
なお、図１において、符号１２は鋼板の進行方向を変更するターンロールであり、通常、直径が８００ｍｍ程度のロールが用いられるが、このロールを所定の寸法に変更するとともに所定の接触角となるように配置して本発明の曲げ加工用ロールとして用いても良い。
【００２５】
ここでは、本発明を溶融亜鉛めっき鋼板の製造における連続焼鈍工程を参考例として説明したが、電気亜鉛めっき鋼板の素材を製造する連続焼鈍工程においても同様である。電気亜鉛めっき鋼板の製造においては、一般的にめっき工程と連続焼鈍工程とが非直結であり、本発明は、必ずしもそれに限定するものでないが、１つの製造条件を示せば、極低炭素鋼は、連続焼鈍工程においては、７００〜９００℃に１０〜６０秒間非酸化雰囲気下で加熱された後、１次冷却帯で３５０〜５５０℃に冷却され、次いで３５０〜４５０℃に数分間保持された後、２次冷却帯で１５０〜２５０℃に冷却され、次いで最終冷却帯で常温まで冷却される。その後、冷却されたコイルは電気亜鉛めっき製造ラインに搬送され、めっき処理がおこなわれる。本発明は、この連続焼鈍工程に適用することができる。
【００３２】
【実施例】
連続焼鈍の実機設備を使用し、厚０．８ｍｍ、幅１２００ｍｍの極低炭素鋼板を用い、８５０℃で４０秒間の加熱後５０〜４００℃まで冷却し、次いで外径４５０ｍｍの圧延用ロールを用いて圧下率０．０（圧下無し）〜３．４％で圧延し、引き続き外径３０ｍｍまたは６００ｍｍの一対の曲げ加工用ロールを用いて接触角６０°で曲げ加工をおこない電気亜鉛めっき用の素材を製造した。次いで、電気亜鉛めっき設備に送り、めっき処理をおこなった。
【００３３】
得られた電気亜鉛めっき鋼板について、めっき付着むらを調査した。めっき付着むらは、鋼板表面を目視で観察し、○：付着むら無し；△：付着むら小；×：付着むら大、の３段階で評価し、○を合格判定とした。表１にその結果を示す。
【００３４】
【表１】

【００３５】
表１の比較例に示すように、圧延の圧下率が０．２％未満や曲げ加工用ロールの直径が５００ｍｍ超では、めっきの付着むらが生じ、鋼板外観品質が不良であった。
【００３６】
本発明例１、２は、めっきの付着むらが無く、かつ加工性も良好であった。
【００３７】
【発明の効果】
本発明によって、外観品質に優れた溶融亜鉛めっき鋼板や電気亜鉛めっき鋼板の製造ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】参考例としての溶融亜鉛めっき装置を有する連続焼鈍装置の概略説明図である。
【図２】本発明における圧延ならびに曲げ加工の際の鋼板の通板形態を例示するもので、図２（ａ）は、１対の圧延用ロールの下流に対になった２本の曲げ加工用ロールを設けたものであり、図２（ｂ）は、２対の曲げ加工用ロールを設けた場合である。
【符号の説明】
１鋼板
２加熱帯
３均熱帯
４冷却帯
５連続焼鈍装置
６スナウト
７溶融亜鉛めっき浴
８亜鉛ポット
９加熱装置
１０ａ、１０ｂ圧延用ロール
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄ曲げ加工用ロール
１２ターンロール
α 接触角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to annealing method rolled steel sheet, further if specifically, a method of manufacturing a cold-rolled steel sheet using the same, a method of manufacturing a plated steel sheet such as electric plating using the cold-rolled steel sheet.
[0002]
[Prior art]
Plated steel sheets such as hot dip galvanized and electrogalvanized are excellent in corrosion resistance, and are therefore widely used in automobiles, household electrical products, building materials, and the like. The use of hot dip galvanized steel sheets and electrogalvanized steel sheets for automobile exteriors, in which appearance quality is particularly important, is expanding, and alloyed hot dip galvanizing is a problem in appearance quality that requires improvements in the appearance quality of steel sheets. There are irregularities in the surface of the steel sheet and uneven plating on the electrogalvanized steel sheet. The unevenness of the surface and the unevenness of plating are not eliminated even by coating, and deteriorate the appearance quality of the product. The cause of surface irregularity defects is thought to be due to non-uniform reaction of the steel sheet and zinc due to non-uniform activity of the steel sheet surface after continuous annealing, resulting in non-uniform plating thickness. It appears as a visible defect later. On the other hand, the cause of uneven plating is thought to be because the orientation of the plating differs due to the non-uniformity of the activity of the steel sheet surface after continuous annealing.
[0003]
As a technique for preventing such surface defects, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 4-191354 discloses a region where the steel sheet temperature is 500 ° C. or higher in the soaking zone and / or the heating zone in the continuous annealing process before hot dip galvanizing. Thus, a method for producing an alloyed hot-dip galvanized steel sheet that passes through two or more rolls having an outer diameter of 50 mm or more and 500 mm or less at a contact angle of 30 ° or more is presented. In this method, the subsequent alloying reaction is made uniform as a uniform surface structure by applying strain with a small-diameter roll to prevent the occurrence of surface irregularities.
[0004]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-176814 discloses annealing at a recrystallization temperature or higher, then reducing at a reduction rate of 0.8 to 2.0%, and then annealing again to perform hot dip galvanization and alloying treatment. A method for producing an alloyed hot dip galvanized steel sheet is presented.
[0005]
However, the method presented in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-191354 has a problem that rough skin is likely to occur during press molding in an automobile manufacturing process or the like.
[0006]
Further, the method presented in Japanese Patent Laid-Open No. 9-176814 has a problem that the annealing process is required twice and the manufacturing cost is increased.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above problems, a manufacturing method and a manufacturing method of a plated steel sheet using the same cold rolled steel sheets used in the manufacture of the plated steel sheet such as superior electrical galvanized steel sheet on the surface appearance shape It is to provide. Further, specifically, it is to provide an annealing method for a cold-rolled steel sheet which prevents an inexpensive manufacturing cost (annealing once), the plating adhesion unevenness in electric galvanized steel sheet.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
From the viewpoint of improving the activity of the steel sheet surface, the present inventors pay attention to bending and rolling performed in the continuous annealing process prior to the plating treatment. In the bending process, a large distortion is formed on the steel sheet surface, but the distortion is not. It became uniform and non-uniform work-hardened parts were formed, and in rolling, a uniform strain was formed on the surface of the steel sheet, but on the other hand, attention was paid to the fact that the strain reaches the inside of the steel sheet.
[0009]
Therefore, after the cooling zone of continuous annealing, a method of forming a uniform large strain on the steel sheet surface by forming an appropriate strain on the steel sheet by rolling and then forming a strain on the steel sheet surface by bending, The present invention has been completed.
[0010]
The gist of the present invention is as follows (1) to (2) .
(1) heating zones of cold-rolled steel sheet, in soaking zone, region after cooling zone in a continuous annealing step of a cooling zone, and a rolling at a reduction ratio of 0.2% or more and 2.0% or less, then the outer diameter 50mm or more A method for producing a cold-rolled steel sheet for electrogalvanizing , characterized in that it passes through two or more bending rolls of 500 mm or less while contacting each other at a contact angle of 30 ° or more.
[0012]
(2) A method for producing an electrogalvanized steel sheet, comprising subjecting the cold-rolled steel sheet obtained in (1 ) above to electrogalvanization.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a schematic explanatory view of a continuous annealing apparatus having a hot dip galvanizing apparatus as a reference example .
[0014]
In the figure, the steel plate 1 is sent to a continuous annealing apparatus 5 comprising a heating zone 2, a soaking zone 3 and a cooling zone 4, and after annealing, it is passed through a snout 6 and accommodated in a zinc pot 8 containing a hot dip galvanizing bath 7. Then, hot dip galvanization is performed, and then, it is sent to the heating device 9 for alloying treatment.
[0015]
Although the present invention is not necessarily limited thereto, if one production condition is indicated, the ultra low carbon steel is heated to 700 to 900 ° C. for 10 to 60 seconds in a non-oxidizing atmosphere in the continuous annealing process. After that, it is cooled to 450 to 500 ° C. in the cooling zone, and then, in the illustrated reference example , plating is performed in a hot dip galvanizing bath maintained at 450 to 465 ° C., and heated at 450 to 600 ° C. for 5 to 20 seconds. And alloying treatment is performed.
[0016]
According to the present invention, the steel sheet is rolled and bent after the cooling zone in the continuous annealing step. In the illustrated example, a pair of rolling rolls 10a and 10b are provided in the vicinity of the exit side of the cooling zone for rolling, and a pair of bending work is provided on the downstream side in the vicinity of the exit side of the cooling zone. Rolls 11a and 11b are provided to pass between them.
[0017]
The specific processing conditions at this time are rolling at a rolling reduction of 0.2% or more and 2.0% or less, and then using one or more opposing pairs of outer diameters of 50 mm or more and 500 mm or less, that is, two or more bending rolls. It is used, and it passes through it while contacting at a contact angle of 30 ° or more.
[0018]
If the rolling reduction ratio is less than 0.2%, the strain applied to the steel sheet surface becomes insufficient, the strain formed on the steel sheet surface after bending becomes non-uniform, and the uniformity of plating reaction and electrogalvanization The uniformity of the plating orientation is reduced. On the other hand, if it exceeds 2.0%, a large strain remains in the steel sheet, so that the elongation is lowered and the material properties are deteriorated. Therefore, rolling was performed at a rolling reduction of 0.2% to 2.0%.
[0019]
If the outer diameter of the bending roll is less than 50 mm, there is a problem that the roll strength is insufficient and equipment troubles occur, or equipment such as a backup roll is required, resulting in high equipment costs. Furthermore, since distortion remains in the steel plate, the material characteristics deteriorate. On the other hand, if it exceeds 500 mm, the effect of imparting strain to the steel sheet surface is reduced. Therefore, the outer diameter of the roll was set to 50 mm or more and 500 mm or less.
[0020]
When the contact angle is less than 30 °, the effect of imparting strain to the steel sheet surface is small. The upper limit of the contact angle is not particularly limited, but is preferably 180 ° or less from the viewpoint of equipment constraints. The reason why the number of bending rolls is set to two or more is that, when the sheet is passed by one roll, the plating reactivity is different between the front surface and the back surface of the steel sheet. In addition, since a material characteristic will deteriorate when the number of rolls increases, 3 pairs (6) or less are desirable.
[0021]
FIG. 2 exemplifies the sheet passing form of the steel sheet during rolling and bending in the present invention, and FIG. 2 (a) shows two bending processes paired downstream of a pair of rolling rolls. FIG. 2B shows a case where two pairs of bending rolls are provided. In the figure, the same elements as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals. Symbol α is a contact angle.
[0022]
Even if such a roll for rolling and a roll for bending are provided in a heating zone or a soaking zone, the strain energy introduced into the steel sheet by rolling or bending is released, and the effect of improving the uniformity of the plating reaction or electrogalvanizing The effect of improving the plating orientation is reduced. Therefore, rolling and bending in the present invention is carried out in the following cooling zone, where "cooling zone after" is conductive in the case of the continuous annealing apparatus for gas-galvanized steel sheet, side exit of the primary cooling zone not particularly limited as long as until shortly before the final cooling zone which is provided to cool to room temperature from, but side preferably out of the primary cooling zone.
[0023]
On the other hand, even if a rolling and bending mechanism is provided after the cooling zone, if the steel sheet temperature is less than 100 ° C., a large strain remains in the steel sheet, so that the elongation is greatly reduced and the material properties such as press formability deteriorate. Therefore, the steel sheet temperature is set in the region of 100 ° C. or higher after the cooling zone. The upper limit of the temperature is not particularly limited, but is generally about 600 ° C. or less because it is after the cooling zone.
[0024]
In FIG. 1, reference numeral 12 denotes a turn roll that changes the traveling direction of the steel sheet. Usually, a roll having a diameter of about 800 mm is used, but the roll is changed to a predetermined dimension and a predetermined contact angle is obtained. It may be arranged as described above and used as a bending roll of the present invention.
[0025]
Here, the present invention has been described with reference to a continuous annealing process in the manufacture of a hot dip galvanized steel sheet as a reference example , but the same applies to a continuous annealing process in which a material for an electrogalvanized steel sheet is manufactured. In the production of an electrogalvanized steel sheet, the plating process and the continuous annealing process are generally not directly connected, and the present invention is not necessarily limited to this. In the continuous annealing process, after heating in a non-oxidizing atmosphere at 700 to 900 ° C. for 10 to 60 seconds, it was cooled to 350 to 550 ° C. in the primary cooling zone, and then held at 350 to 450 ° C. for several minutes. Thereafter, it is cooled to 150 to 250 ° C. in the secondary cooling zone, and then cooled to room temperature in the final cooling zone. Thereafter, the cooled coil is conveyed to an electrogalvanizing production line and subjected to a plating process. The present invention can be applied to this continuous annealing process.
[0032]
【Example】
Using actual equipment of continuous annealing, using ultra-low carbon steel plate with a thickness of 0.8mm and a width of 1200mm, heating at 850 ° C for 40 seconds, cooling to 50-400 ° C, then using a roll for rolling with an outer diameter of 450mm Rolled at a reduction ratio of 0.0 (no reduction) to 3.4%, and subsequently bent at a contact angle of 60 ° using a pair of bending rolls having an outer diameter of 30 mm or 600 mm. Manufactured. Subsequently, it sent to the electrogalvanization equipment and the plating process was performed.
[0033]
The obtained electrogalvanized steel sheet was examined for uneven plating adhesion. The plating adhesion unevenness was visually observed on the surface of the steel sheet, and was evaluated in three stages: ◯: no adhesion unevenness; Δ: adhesion unevenness small; x: adhesion unevenness large; Table 1 shows the results.
[0034]
[Table 1]

[0035]
As shown in the comparative example of Table 1 , when the rolling reduction was less than 0.2% or the diameter of the bending roll exceeded 500 mm, uneven adhesion of plating occurred, and the appearance quality of the steel sheet was poor.
[0036]
In Invention Examples 1 and 2, there was no uneven plating adhesion and good workability.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, a hot-dip galvanized steel sheet and an electrogalvanized steel sheet excellent in appearance quality can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory view of a continuous annealing apparatus having a hot dip galvanizing apparatus as a reference example .
FIG. 2 exemplifies a sheet passing form of a steel plate during rolling and bending in the present invention, and FIG. 2 (a) shows two bending processes paired downstream of a pair of rolling rolls. FIG. 2B shows a case where two pairs of bending rolls are provided.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Steel plate 2 Heating zone 3 Soaking zone 4 Cooling zone 5 Continuous annealing device 6 Snout 7 Hot dip galvanizing bath 8 Zinc pot 9 Heating device 10a, 10b Roll for rolling 11a, 11b, 11c, 11d Bending roll 12 Turn roll α Contact Corner

Claims

Heating zone of the cold-rolled steel sheet, a soaking zone, in the region of the subsequent cooling zone in a continuous annealing step of a cooling zone, and a rolling at a reduction ratio of 0.2% or more and 2.0% or less, then External diameter 50 mm 500 mm below A method for producing a cold-rolled steel sheet for electrogalvanizing , characterized in that it passes through two or more bending rolls while making contact with each other at a contact angle of 30 ° or more.

A method for producing an alloyed electrogalvanized steel sheet, comprising subjecting the cold-rolled steel sheet obtained in claim 1 to electrogalvanization.