JP3795591B2 - Catheter connector - Google Patents

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JP3795591B2
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カテーテルを接続するカテーテルコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１０は、従来のカテーテルコネクタを示す断面側面図である。なお、説明上、図１０中、右側を「先端」、左側を「基端」という。
【０００３】
同図に示すように、従来のカテーテルコネクタ１００は、先端にカテーテル挿入口３０１を有する中空の接続キャップ３００と、接続ハブ２００と、円筒状の弾性部材（ゴム製パッキン）４００とで構成されている。
【０００４】
弾性部材４００は、接続ハブ２００の先端部に形成された孔部２０１に嵌入されている。
【０００５】
また、接続キャップ３００の先端部には、基端側に突出する円筒状の押し棒３０２が形成されている。
【０００６】
カテーテルコネクタにカテーテル５を固定する場合には、カテーテル５を接続キャップ３００のカテーテル挿入口３０１から挿入し、最奥部まで押し込む。
【０００７】
そして、ジョイント操作を行う。すなわち、接続キャップ３００に対し、接続ハブ２００を先端側に移動させ、押し棒３０２により、弾性部材４００を軸方向に押圧し、圧縮する。弾性部材４００は、軸方向に圧縮されると、その内径が縮径し、これにより、カテーテル５が、弾性部材４００によって締め付けられ、固定される。
【０００８】
しかしながら、従来のカテーテルコネクタ１００では、カテーテル５の外面や弾性部材４００の内面が濡れている場合に、カテーテル５を固定すると、カテーテル５の外表面と弾性部材４００の内面との密着力が低下（例えば、１／３以下に低下）して、弾性部材４００に対しカテーテル５が滑り、カテーテル５の抜けが生じ易い。
【０００９】
また、カテーテル５がカテーテルコネクタ１００に挿入されていないときに前記ジョイント操作（空ジョイント操作）を行うと、ジョイントを解除しても弾性部材４００が変形したまま元の形状に戻らず、弾性部材４００の内腔が潰れてカテーテル５を挿入することができなくなることがある。
【００１０】
また、実開平５−２９５４３号にはガイドワイヤーの操作保持具が開示されているが、これをそのままカテーテルコネクタに応用しようとすると分割部から液漏れが生じるといった問題があった。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カテーテル表面の性状にかかわらず、カテーテルを確実かつ安定的に固定することができ、また、カテーテルの装着が容易なカテーテルコネクタを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記（１）〜（７）の本発明により達成される。
【００１３】
（１） カテーテルを接続するカテーテルコネクタであって、
カテーテルを挿入し得る中空部を有する弾性部材と、
前記弾性部材を前記中空部の中心軸へ向けて締め付け、該弾性部材を介してカテーテルを挟持するチャック部を備えたキャップと、
前記チャック部を作動させるチャック作動手段を備えたコネクタ本体とを有し、
前記チャック部は、前記弾性部材の外周部に配置され、軸方向に立設された複数の挟持部材で構成され、
前記チャック作動手段は、前記キャップに対し、前記コネクタ本体の軸方向の位置を変更することにより、前記各挟持部材を押圧して中心方向に変位させる押圧部を有し、
前記弾性部材は、前記チャック部によって締め付けられる部位よりも径が拡径した拡径部を有し、該拡径部が前記コネクタ本体側に密着していることを特徴とするカテーテルコネクタ。
【００１４】
（２） 前記チャック作動手段は、前記キャップに対し、前記コネクタ本体を軸方向に相対的に移動させたとき、その移動に連動して前記チャック部を作動させ、これにより該チャック部が前記カテーテルを挟持するよう構成されている上記（１）に記載のカテーテルコネクタ。
【００１５】
（３） 前記キャップは、その先端部にカテーテルを導入する案内部が設けられており、該案内部の内周側にはテーパ面が形成されている上記（１）または（２）に記載のカテーテルコネクタ。
【００１６】
（４） 前記各挟持部材は、周方向に沿って等間隔で形成されている上記（１）ないし（３）のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。
【００１７】
（５） 前記押圧部には、前記各挟持部材に当接するテーパ面が形成され、前記各挟持部材は、その端部が前記テーパ面に沿って中心方向に変位するよう構成されている上記（１）ないし（４）のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。
【００１８】
（６） 前記チャック部は、カテーテルを挟持したとき、カテーテルとの対向面の形状が、カテーテルの外面とほぼ一致するよう構成されている上記（１）ないし（５）のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。
【００１９】
（７） 前記各挟持部材は、前記押圧部により押圧されると、隣接する前記挟持部材の基端部の側面同士が当接するよう構成されている上記（１）ないし（６）のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカテーテルコネクタを添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【００２１】
図１は、本発明のカテーテルコネクタの第１実施例を示す切欠き斜視図、図２は、図１に示すカテーテルコネクタの断面側面図である。なお、説明上、図１および図２中、右側を「先端」、左側を「基端」という。
【００２２】
これらの図に示すようにカテーテルコネクタ１は、コネクタ本体２と、キャップ３と、弾性部材（パッキン）４とで構成されている。
【００２３】
図３は、図１に示すカテーテルコネクタ１のコネクタ本体２の先端部を示す断面側面図、図４は、図１に示すカテーテルコネクタ１のキャップ３を示す断面側面図、図５は、図４中のＡ−Ａ線での断面図、図６は、図１に示すカテーテルコネクタ１の弾性部材４を示す断面図である。
【００２４】
図１〜図３に示すように、コネクタ本体２には、液体（例えば、薬液、洗浄液等）の流路２１が設けられている。この流路２１の内径は、基端から先端側に向って漸減している。
【００２５】
そして、コネクタ本体２には、カテーテル５が挿入されるカテーテル挿入路２２が形成されている。このカテーテル挿入路２２は、前記流路２１に連通している。
【００２６】
コネクタ本体２の先端部には、押圧部２３が設けられている。この押圧部２３の内周側には、テーパ面２４が形成されている。すなわち、押圧部２３の内径は、先端から基端側に向って漸減している。この押圧部２３により、後述するキャップ３のチャック部３１を作動させるチャック作動手段が構成される。
【００２７】
そして、コネクタ本体２の押圧部２３の基端側、すなわち、テーパ面２４の基端側には、弾性部材４の拡径部４２が嵌入される孔部２５が形成されている。この孔部２５は、カテーテル挿入路２２と同軸上に配置され、かつ、カテーテル挿入路２２に連通している。
【００２８】
また、コネクタ本体２の外周面には、一対の突部２６が形成されている。各突部２６は、それぞれ、周方向に対して傾斜している。これら突部２６は、中心軸（軸線）に対して対称に配置されている。
【００２９】
また、コネクタ本体２の外周面には、一対のフィン（把持部）２７が径方向に立設されている。これらフィン２７は、中心軸に対して対称に配置されている。
【００３０】
このコネクタ本体２の先端部は、後述するキャップ３の基端部の内側に嵌入している。
【００３１】
コネクタ本体２の構成材料としては、例えば、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート等の各種樹脂材料や、ステンレス鋼、アルミニウム等の各種金属材料等を用いることができるが、これらのうちでは、製造が容易であるという観点からポリプロピレン（ＰＰ）、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）、ポリカーボネート（ＰＣ）等の樹脂材料が好ましい。
【００３２】
また、カテーテル５や、液（例えば、薬液、洗浄液等）を外部から視認することができるように、カテーテル本体２の構成材料として透明な樹脂材料を用いるのが好ましい。
【００３３】
図１、図２、図４および図５に示すように、キャップ３は、先端に開口３５を有している。
【００３４】
そして、キャップ３の先端部には、カテーテル５を導入する案内部３３が設けられている。この案内部３３の内周側には、テーパ面３４が形成されている。すなわち、案内部３３の内径は、先端から基端側に向って漸減している。このテーパ面３４に沿って、カテーテル５を弾性部材４の中空部４３へ確実に導入することができる。
【００３５】
また、キャップ３の内部には、弾性部材４を介してカテーテル５を挟持するチャック部３１が設けられている。
【００３６】
このチャック部３１は、軸方向に立設された４本の棒状の挟持部材（爪）３２で構成されている。
【００３７】
各挟持部材３２は、中心軸の周囲、すなわち弾性部材４の外周部に、周方向に沿って等角度間隔（中心角でほぼ９０°間隔）で配置されている。これにより、チャック部３１が弾性部材４を均一に押圧することができ、このため、カテーテル５の抜けをより確実に防止することができる。
【００３８】
図５に示すように、各挟持部材３２の図４中Ａ−Ａ線での断面（横断面）は、それぞれ、開き角９０°の扇形をなしている。
【００３９】
そして、図４に示すように、各挟持部材３２の基端部の外側面は、基端側が凸となるように湾曲している。すなわち、チャック部３１の基端部の外径は、基端から先端側に向って漸増している。
【００４０】
図１および図２に示すように、キャップ３の基端部には、コネクタ本体２の一対の突部２６が挿入される一対の孔部３６と、一対の孔部３７とが形成されている。
【００４１】
各孔部３６、３７は、それぞれ、周方向に対して傾斜している。この場合、各孔部３６、３７の傾斜角度は、それぞれ、対応する突部２６の傾斜角度とほぼ一致している。
【００４２】
また、孔部３７の位置は、孔部３６の延長線方向にずれている。すなわち、孔部３７は、孔部３６に対し、図１中下側（図１中時計回りの方向）で、かつ先端側に配置されている。
【００４３】
そして、孔部３６と孔部３６は、中心軸に対して対称に配置され、同様に、孔部３７と孔部３７は、中心軸に対して対称に配置されている。
【００４４】
なお、前記孔部３６、３７およびコネクタ本体２の突部２６で、キャップ３とコネクタ本体２とを係合する係合部、すなわち、チャック部３１によりカテーテル５が挟持された状態を保持するロック手段が構成される。
【００４５】
また、キャップ３の外周面には、４つのリブ（把持部）３０が径方向に立設されている。これらリブ３０は、中心角でほぼ９０°間隔に配置されている。
【００４６】
このようにカテーテルコネクタ１には、リブ３０と、フィン２７とが形成されているので、これらに指を掛けて、コネクタ本体２をキャップ３に対して容易かつ確実に回転させることができる。
【００４７】
キャップ３の構成材料としては、前記コネクタ本体２と同様の材料が挙げられるが、前記と同様の理由により、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリアミド、ポリオキシメチレン（ＰＯＭ）等の樹脂材料が好ましく、また、透明な樹脂材料が好ましい。
【００４８】
図１、図２および図６に示すように、弾性部材４は、カテーテル５を挿入し得る円筒状の変形部４１と、それより外径が拡径した拡径部４２とで構成されている。
【００４９】
弾性部材４の中空部４３の内径は、カテーテル５の外径とほぼ同一か、または、それよりわずかに大きい。
【００５０】
この弾性部材４は、その変形部４１がキャップ３のチャック部３１に挿入され、拡径部４２がコネクタ本体２の孔部２５に好ましくは液密に嵌入されている。この場合、拡径部４２がチャック部３１の基端部および孔部２５の図２中内側面に当接し、これにより弾性部材４の軸方向の位置が規制される。
【００５１】
弾性部材４の構成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料や、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性エラストマー等を用いることができるが、これらのうち、イソプレンゴム、ブチルゴム等が好ましい。
【００５２】
イソプレンゴム、ブチルゴム等は、摩擦係数（滑り抵抗）が比較的大きく、しかも弾力性、復元性が優れているので、弾性部材４の構成材料としてこれらを用いると、カテーテル５をより強固に固定することができる。
【００５３】
カテーテルコネクタ１の寸法は、特に限定されず、用いるカテーテルの寸法や目的等に応じて適宜設定すればよい。なお、カテーテルコネクタ１の各部の寸法の例を下記に示す（図３〜図６参照）。
【００５４】
［コネクタ本体２］
図３に示す孔部２５の内径（直径）Ｌ1 は、例えば、弾性部材４の拡径部４２の外径（直径）Ｌ13の±１mm程度とすることができる。
【００５５】
押圧部２３の先端における内径（直径）Ｌ2 、押圧部２３のテーパ面２４の軸方向の長さＬ3 およびテーパ面２４の傾斜角度は、それぞれ、カテーテル５をカテーテルコネクタ１に装着（固定）する際、各挟持部材３２が、それぞれ押圧部２３により押圧され、カテーテル５が、弾性部材４を介してチャック部３１により挟持されるように設定する。
【００５６】
例えば、Ｌ2 は、２〜２０mm程度、Ｌ3 は、１〜２０mm程度とすることができる。
【００５７】
孔部２５の軸方向の長さ（深さ）Ｌ4 は、例えば、弾性部材４の拡径部４２の軸方向の長さ（高さ）Ｌ11の±１mm程度とすることができる。
【００５８】
［キャップ３］
図４に示す挟持部材３２の軸方向の長さ（高さ）Ｌ5 は、例えば、３．０〜３０．０mm程度とすることができる。
【００５９】
図５に示す中心軸を挟んで対向する挟持部材３２と挟持部材３２の外側面間の長さＬ6 は、例えば、３．０〜３０．０mm程度とすることができる。
【００６０】
隣接する挟持部材３２と挟持部材３２の間の間隙Ｌ7 は、例えば、０．７〜２０．０mm程度とすることができる。
【００６１】
中心軸を挟んで対向する挟持部材３２と挟持部材３２の間の間隙Ｌ8 は、弾性部材４の変形部４１をチャック部３１に挿入し得る長さに設定する。例えば、Ｌ8 は、２〜２０mm程度とすることができる。
【００６２】
［弾性部材４］
図６に示す中空部４３の内径（直径）Ｌ9 は、例えば、０．３〜１０．０mm程度とすることができる。
【００６３】
変形部４１の外径（直径）Ｌ10は、例えば、１．０〜２０．０mm程度とすることができる。
【００６４】
拡径部４２の軸方向の長さ（高さ）Ｌ11は、例えば、１．０〜２０．０mm程度とすることができる。
【００６５】
弾性部材４の軸方向の長さＬ12は、例えば、２．０〜３０．０mm程度とすることができる。
【００６６】
拡径部４２の外径（直径）Ｌ13は、例えば、１．０〜３０．０mm程度とすることができる。
【００６７】
次に、カテーテルコネクタ１の作用につていて説明する。
図２に示すように、カテーテル５をカテーテルコネクタ１に装着（固定）する場合には、カテーテル５を開口３５から内部に挿入し、カテーテル挿入路２２の基端部（最奥部）まで押し込む。
【００６８】
この場合、カテーテル５の基端部は、案内部３３のテーパ面３４に沿って、中心方向に向って、かつ基端側に進み、弾性部材４の中空部４３を経て、カテーテル挿入路２２の基端部に到達する。
【００６９】
次いで、ジョイント操作を行う。すなわち、図１に示すように、コネクタ本体２のフィン２７と、キャップ３のリブ３０とを把持し、コネクタ本体２をキャップ３に対し図１中時計回りに回転させる。
【００７０】
この際、突部２６が、孔部３６の内側面に沿って移動し、孔部３６と孔部３７との境界部を乗り越え、孔部３７に挿入される。すなわち、突部２６が、孔部３６および３７の内側面に沿って、孔部３６から孔部３７へ移動し、これにより、コネクタ本体２が、キャップ３の先端側に押し込まれる。
【００７１】
これにより、各挟持部材３２は、それぞれ押圧部２３により押圧され、各挟持部材３２の基端部が、それぞれテーパ面２４に沿って中心方向に変位する。
【００７２】
よって、弾性部材４の変形部４１、特に、変形部４１の基端部が、変位した挟持部材３２により、中空部４３の中心軸へ向けて（中心方向に）締め付けられる。
【００７３】
これにより、弾性部材４の中空部４３が縮径し、カテーテル５が固定される。すなわち、カテーテル５は、弾性部材４を介してチャック部３１により挟持される。
【００７４】
また、弾性部材４の拡径部４２が、各挟持部材３２の基端部と、孔部２５の図２中内側面とで軸方向に押し潰され、これにより、拡径部４２が、各挟持部材３２の基端部および孔部２５の内側面に密着する。
【００７５】
一方、コネクタ本体２の突部２６は、キャップ３の孔部３７に挿入され、これにより、キャップ３に対するコネクタ本体２の位置が保持される。すなわち、前記チャック部３１がカテーテル５を挟持した状態が保持される。
【００７６】
また、突部２６が孔部３７に挿入されることにより、キャップ３に対するコネクタ本体２の位置（軸方向の位置）が規制され、これにより、変形部４１を過不足なく締め付けることができる。すなわち、変形部４１の締め過ぎによるカテーテル５の閉塞を防止することができる。
【００７７】
このようにしてカテーテル５をカテーテルコネクタ１に装着した後、例えば、シリンジ等で、コネクタ本体２の基端部から液を注入する。この液は、流路２１を流れ、さらにカテーテル５を流れ、このカテーテル５の先端部から所定の場所（部位）に供給される。また、逆に、カテーテル５を介して、血液等の液を採取することもできる。
【００７８】
これらの場合、弾性部材４の拡径部４２が、各挟持部材３２の基端部および孔部２５の内側面に密着しているので、カテーテルコネクタ１における液漏れを防止することができる。
【００７９】
カテーテル５をカテーテルコネクタ１から取り外す場合には、ジョイントを解除する。すなわち、コネクタ本体４のフィン２７と、キャップ３とを把持し、コネクタ本体４をキャップ３に対し図１中反時計回りに回転させる。
【００８０】
この際、突部２６が、孔部３７の内側面に沿って移動し、孔部３７と孔部３６との境界部を乗り越え、孔部３６に挿入される。すなわち、突部２６が、孔部３７および３６の内側面に沿って、孔部３７から孔部３６へ移動し、これにより、コネクタ本体４が、キャップ３の基端側に押し出される。
【００８１】
これにより、各挟持部材３２の基端部が、それぞれテーパ面２４に沿って前記と逆方向に変位し、各挟持部材３２は、それぞれ押圧部２３により押圧される前の形状（姿勢）に復帰する。すなわち、チャック部３１による変形部４１の締め付けが解除される。
【００８２】
よって、弾性部材４の中空部４３の内径が元の寸法に戻り、カテーテル５の固定が解除される。
【００８３】
一方、コネクタ本体２の突部２６は、キャップ３の孔部３６に挿入され、これにより、キャップ３に対するコネクタ本体２の位置が保持される。すなわち、前記チャック部３１によるカテーテル５の固定が解除された状態が保持される。
【００８４】
次いで、カテーテル５をカテーテルコネクタ１から引き抜く。
以上説明したように、カテーテルコネクタ１によれば、チャック部３１が、弾性部材４を中空部４３の中心軸へ向けて締め付け、その弾性部材４を介してカテーテルを挟持するので、カテーテル５を強固に固定することができ、特に、カテーテル５の外表面が湿潤している場合にも、カテーテル５の接合力（チャッキング性）が高い。
【００８５】
このため、カテーテルコネクタ１からのカテーテル５の抜けが抑制され、確実かつ安定的にカテーテル５を固定することができる。
【００８６】
そして、カテーテルコネクタ１では、チャック部３１が弾性部材４を中空部４３の中心軸へ向けて締め付けるので、カテーテル５が弾性部材４の中空部４３に挿入されていないときにジョイント操作（空ジョイント操作）を行っても、そのジョイントを解除すると、弾性部材４は、元の形状に戻ることができる。このため、カテーテル５を装着する際、カテーテル５を弾性部材４の中空部４３に容易に挿入することができる。すなわち、カテーテル５を常にカテーテルコネクタ１に容易に装着することができる。
【００８７】
また、カテーテルコネクタ１では、コネクタ本体２を回転操作し、キャップ３に対し、コネクタ本体２を軸方向に移動させたとき、その変位に連動してチャック部３１がカテーテル５を挟持するので、操作が簡単である。
【００８８】
また、カテーテルコネクタ１では、突部２６が孔部３７に挿入されることにより、キャップ３に対するコネクタ本体２の位置（軸方向の位置）が規制されるので、感覚に頼ることなく、毎回、チャック部３１の締め付け力を一定にすることができ、これにより、カテーテル５の内腔を閉塞することなく、確実に固定することができる。
【００８９】
そして、突部２６が孔部３７に挿入されることにより、キャップ３に対するコネクタ本体２の位置が保持されるので、安定的にカテーテル５を固定することができる。
【００９０】
ここで、実開平５−２９５４３号に開示されているように、カテーテルコネクタ１とは逆に、チャック部がコネクタ本体に設けられている場合には、液の注入の際、チャック部の隙間、すなわち挟持部材と挟持部材の間から液漏れが生じてしまうが、カテーテルコネクタ１では、チャック部３１がキャップ３に設けられ、かつ、弾性部材４の拡径部４２が、各挟持部材３２の基端部および孔部２５の内側面に密着しているので、カテーテルコネクタ１における液漏れを防止することができる。
【００９１】
次に、カテーテルコネクタ１のチャック部の他の構成について説明する。図７は、カテーテルコネクタ１のチャック部の他の構成例を示す正面図である。
【００９２】
同図に示すチャック部３１、すなわち各挟持部材３２の内側面（中心線側の面）には、それぞれ、カテーテル５の外面に対応したＲ（湾曲面）または面取りが設けられている。すなわち、チャック部３１は、カテーテル５を挟持したとき、カテーテル５との対向面の形状が、カテーテル５の外面とほぼ一致するよう構成されている。
【００９３】
このチャック部３１の場合には、前述したジョイント操作により、各挟持部材３２がそれぞれ押圧部２３により押圧されると、隣接する挟持部材３２の基端部の側面３２１同士が当接し、これにより、各挟持部材３２基端部の変位が規制される。すなわち、図７中下部の状態となると、それ以上弾性部材４の変形部４１は縮径しない。
【００９４】
このため、変形部４１の締め過ぎ、すなわち、カテーテル５の閉塞を防止することができる。
【００９５】
また、チャック部３の内側面には、カテーテル５の外面に対応したＲ（湾曲面）または面取りが設けられているので、比較的少ない個数の挟持部材３２で、変形部４１をより均一に押圧することができ、これにより、カテーテル５をより強固に固定することができる。
【００９６】
なお、本発明では、前述したカテーテルコネクタ１の挟持部材３２の個数は、４つに限定されない。
【００９７】
この場合、挟持部材３２の個数は、２〜８程度が好ましく、２〜４程度がより好ましい。
【００９８】
挟持部材３２の個数が前記範囲内であると、チャック部３１の構造を簡素化しつつ、変形部４１をより均一に押圧することができ、これにより、カテーテル５をより強固に固定することができる。
【００９９】
次に、本発明のカテーテルコネクタの第２実施例を説明する。
図８は、本発明のカテーテルコネクタの第２実施例の主要部を示す斜視図である。なお、説明上、図８中、右側を「先端」、左側を「基端」という。また、前述したカテーテルコネクタ１との共通点については説明を省略し、主な相違点を説明する。
【０１００】
同図に示すように、カテーテルコネクタ１ａのコネクタ本体２の外周面には、突部２７が形成されている。
【０１０１】
キャップ３の外周面には、前記突部２７が挿入される孔部（長孔）３８１が形成されている。この孔部３８１は、Ｌ字状をなし、すなわち、基端側から先端側に延び、さらに図８中下側に延びている。孔部３８１の図８中下側には、この孔部３８１に連通し、突部２７の外形とほぼ一致する形状の孔部３８２が形成されている。
【０１０２】
前記突部２７、孔部３８１および３８２は、それぞれ、一対ずつ形成されているのが好ましい。この場合、突部２７と突部２７は、中心軸に対して対称に配置され、同様に、孔部３８１と孔部３８１は、中心軸に対して対称に配置され、同様に、孔部３８２と孔部３８２は、中心軸に対して対称に配置されているのが好ましい。
【０１０３】
このカテーテルコネクタ１ａでジョイント操作を行う場合には、コネクタ本体２をキャップ３に押し込み、コネクタ本体２をキャップ３に対し所定方向に回転させ、突部２７を孔部３８２に係合させる。
【０１０４】
これにより、前述したように、各挟持部材３２は、それぞれ、押圧部２３により押圧され、中心方向に変位し、弾性部材４の中空部４３が縮径し、カテーテル５が固定される。
【０１０５】
また、ジョイントを解除する場合には、コネクタ本体２をキャップ３に押し込み、コネクタ本体２をキャップ３に対し前記と逆方向に回転させ、突部２７を孔部３８１の基端部に位置させる。
【０１０６】
これにより、前述したように、各挟持部材３２が、それぞれ、前記と逆方向に変位、すなわち押圧部２３により押圧される前の形状（姿勢）に復帰し、カテーテル５の固定が解除される。
【０１０７】
なお、これら突部２７、孔部３８１および３８２で構成される係合部、すなわち、ロック手段以外の構造および作用については、前述したカテーテルコネクタ１と同様であるので説明を省略する。
【０１０８】
このカテーテルコネクタ１ａでも前述したカテーテルコネクタ１と同様に、カテーテル５を強固に固定することができ、特に、湿潤時におけるカテーテル５の接合力が向上し、このため、カテーテルコネクタ１ａからのカテーテル５の抜けが抑制され、確実かつ安定的にカテーテル５を固定することができる。また、カテーテル５が弾性部材４の中空部４３に挿入されていないときにジョイント操作（空ジョイント操作）を行っても、そのジョイントを解除すると、弾性部材４は、元の形状に戻ることができ、このため、カテーテル５をカテーテルコネクタ１ａに容易に装着することができる。また、カテーテルコネクタ１ａにおける液漏れを防止することができる。
【０１０９】
次に、本発明のカテーテルコネクタの第３実施例を説明する。
図９は、本発明のカテーテルコネクタの第３実施例の主要部を示す断面側面図である。なお、説明上、図９中、右側を「先端」、左側を「基端」という。また、前述したカテーテルコネクタ１との共通点については説明を省略し、主な相違点を説明する。
【０１１０】
同図に示すように、カテーテルコネクタ１ｂは、コネクタ本体２の外周面と、キャップ３の内周面とに、互いに螺合するねじ２８、３９が形成されている。
【０１１１】
このカテーテルコネクタ１ｂでジョイント操作を行う場合には、コネクタ本体２をキャップ３に対して所定方向に回転させる。これにより、コネクタ本体２がキャップ３の先端側に進む。
【０１１２】
よって、前述したように、各挟持部材３２は、それぞれ、押圧部２３により押圧され、中心方向に変位し、弾性部材４の中空部４３が縮径し、カテーテル５が固定される。
【０１１３】
また、ジョイントを解除する場合には、コネクタ本体２をキャップ３に対して前記と逆方向に回転させる。これにより、コネクタ本体２がキャップ３の基端側に進む。
【０１１４】
よって、前述したように、各挟持部材３２が、それぞれ、前記と逆方向に変位、すなわち押圧部２３により押圧される前の形状（姿勢）に復帰し、カテーテル５の固定が解除される。
【０１１５】
なお、これらねじ２８、３９で構成されるロック手段以外の構造および作用については、前述したカテーテルコネクタ１と同様であるので説明を省略する。
【０１１６】
このカテーテルコネクタ１ｂでも前述したカテーテルコネクタ１と同様に、カテーテル５を強固に固定することができ、特に、湿潤時におけるカテーテル５の接合力が向上し、このため、カテーテルコネクタ１ｂからのカテーテル５の抜けが抑制され、確実かつ安定的にカテーテル５を固定することができる。また、カテーテル５が弾性部材４の中空部４３に挿入されていないときにジョイント操作（空ジョイント操作）を行っても、そのジョイントを解除すると、弾性部材４は、元の形状に戻ることができ、このため、カテーテル５をカテーテルコネクタ１ｂに容易に装着することができる。また、カテーテルコネクタ１ｂにおける液漏れを防止することができる。
【０１１７】
【実施例】
次に、本発明のカテーテルコネクタの具体的実施例について説明する。
【０１１８】
（実施例１）
図１に示すカテーテルコネクタ１を製造した。コネクタ本体２およびキャップ３の構成材料には、それぞれポリプロピレン、弾性部材４の構成材料には、イソプレンゴムを用いた。また、各部の寸法は、下記の通りである（図３〜図６参照）。
【０１１９】
Ｌ1 ：４．０mm
Ｌ2 ：６．２mm
Ｌ3 ：１．９mm
Ｌ4 ：２．０mm
Ｌ5 ：７．０mm
Ｌ6 ：６．０mm
Ｌ7 ：１．６mm
Ｌ8 ：２．９mm
Ｌ9 ：１．４mm
Ｌ10：２．４mm
Ｌ11：３．０mm
Ｌ12：１０．０mm
Ｌ13：４．０mm
【０１２０】
（比較例１）
図１０に示す従来のカテーテルコネクタ１００を製造した。接続ハブ２００および接続キャップ３００の構成材料には、それぞれポリプロピレン、弾性部材４００の構成材料には、イソプレンゴムを用いた。また、各部の寸法は、下記の通りである。
【０１２１】
Ｌ21：３．０mm
Ｌ22：１．４mm
Ｌ23：９．０mm
Ｌ24：２０．０mm
【０１２２】
＜実験＞
実施例１および比較例１のカテーテルコネクタに対し、下記１〜３の各項目について評価した（各々サンプル数ｎ＝４）。その結果を下記表１に示す。
【０１２３】
１．気密性
［測定方法］
外径（直径）が１．０mmのカテーテルをカテーテルコネクタに装着し、カテーテル先端をクランプして気密状態にした。そして、加圧機を用い、カテーテルコネクタを水に浸漬しつつコネクタ本体の基端側のメス穴部（流路２１）よりエアーにて１分間加圧し、カテーテル装着部からの空気漏れがないかを確認した。
【０１２４】
この場合、加圧モニターで圧力をモニターしつつ、加圧機により圧力を０．１kg/cm2ずつ上昇させ、各圧力において１分間保持し、その間に気泡が生じないときは空気漏れなしとし、気泡が生じたときの圧力を求めた。
【０１２５】
２．接合力
［測定方法］
外径（直径）が１．０mmのカテーテルをカテーテルコネクタに装着し、ストログラフにより、カテーテルの接合力を測定した。
【０１２６】
これをカテーテルの外面が乾いている状態（ドライ状態）と、カテーテルの外面が濡れている状態（ウエット状態）とのそれぞれで行った。
【０１２７】
３．弾性部材の変形の戻り性
［評価方法］
カテーテルをカテーテルコネクタに挿入せずにジョイント操作（空ジョイント操作）を行い、その後、ジョイントを解除して弾性部材の形状を観察した。弾性部材の形状が完全に元の形状に戻っている場合を「１」、全く変形状態のままの場合を「０」とし、０〜１の間の数値で評価した。
【０１２８】
【表１】

Figure 0003795591
【０１２９】
＜実験結果の考察＞
上記表１に示すように、実施例１のカテーテルコネクタは、気密性に優れ、ドライ状態およびウエット状態のそれぞれにおいて、カテーテルの接合力が大きく、また、弾性部材の形状の復元性も良い。
【０１３０】
これに対し、比較例１のカテーテルコネクタは、気密性は良いが、ウエット状態におけるカテーテルの接合力が小さく、しかも弾性部材の形状の復元性が悪い。
【０１３１】
以上、本発明のカテーテルコネクタを、図示の構成例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【０１３２】
例えば、本発明では、チャック作動手段が、コネクタ本体との相対移動に連動してチャック部を作動させるように構成されていなくてもよい。すなわち、チャック作動手段が、別途独立した操作により作動し、チャック部が弾性部材を介してカテーテルを挟持するように構成されていてもよい。
【０１３３】
また、本発明では、チャック部や、それを作動させるチャック作動手段は、図示の構造に限定されない。
【０１３４】
また、本発明では、弾性部材４の拡径部４２が、コネクタ本体２の孔部２５の内側面に接着されていてもよい。
【０１３５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカテーテルコネクタによれば、チャック部が、弾性部材を中空部の中心軸へ向けて締め付け、その弾性部材を介してカテーテルを挟持するので、カテーテルを強固に固定することができ、特に、湿潤時におけるカテーテルの接合力が向上し、このため、カテーテルコネクタからのカテーテルの抜けが抑制され、確実かつ安定的にカテーテルを固定することができる。
【０１３６】
そして、カテーテルコネクタでは、チャック部が弾性部材を中空部の中心軸へ向けて締め付けるので、カテーテルが弾性部材の中空部に挿入されていないときにジョイント操作（空ジョイント操作）を行っても、そのジョイントを解除すると、弾性部材は、元の形状に戻ることができ、このため、カテーテルを装着する際、カテーテルを弾性部材の中空部に容易に挿入することができる。すなわち、カテーテルをカテーテルコネクタに容易に装着することができる。
【０１３７】
また、弾性部材が、チャック部によって締め付けられる部位よりも径が拡径した拡径部を有し、その拡径部がコネクタ本体側に密着している場合には、カテーテルコネクタにおける液漏れをより確実に防止することができる。
【０１３８】
また、チャック部が、カテーテルを挟持したとき、カテーテルとの対向面の形状が、カテーテルの外面とほぼ一致するよう構成されている場合には、カテーテルを確実に固定し、かつカテーテルの閉塞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のカテーテルコネクタの第１実施例を示す切欠き斜視図である。
【図２】図１に示すカテーテルコネクタの断面側面図である。
【図３】図１に示すカテーテルコネクタのコネクタ本体の先端部を示す断面側面図である。
【図４】図１に示すカテーテルコネクタのキャップを示す断面側面図である。
【図５】図４中のＡ−Ａ線での断面図である。
【図６】図１に示すカテーテルコネクタの弾性部材を示す断面図である。
【図７】本発明におけるチャック部の他の構成例を示す正面図である。
【図８】本発明のカテーテルコネクタの第２実施例の主要部を示す斜視図である。
【図９】本発明のカテーテルコネクタの第３実施例の主要部を示す断面側面図である。
【図１０】従来のカテーテルコネクタを示す断面側面図である。
【符号の説明】
１、１ａ、１ｂ カテーテルコネクタ
２ コネクタ本体
２１ 流路
２２ カテーテル挿入路
２３ 押圧部
２４ テーパ面
２５ 孔部
２６、２７ 突部
２８ ねじ
３ キャップ
３０ リブ
３１ チャック部
３２ 挟持部材
３２１ 側面
３３ 案内部
３４ テーパ面
３５ 開口
３６、３７ 孔部
３８１、３８２ 孔部
３９ ねじ
４ 弾性部材
４１ 変形部
４２ 拡径部
４３ 中空部
５ カテーテル
１００ カテーテルコネクタ
２００ 接続ハブ
２０１ 孔部
３００ 接続キャップ
３０１ カテーテル挿入口
３０２ 押し棒
４００ 弾性部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a catheter connector for connecting a catheter.
[0002]
[Prior art]
FIG. 10 is a cross-sectional side view showing a conventional catheter connector. For the sake of explanation, in FIG. 10, the right side is referred to as “tip” and the left side is referred to as “base end”.
[0003]
As shown in the figure, a conventional catheter connector 100 is composed of a hollow connection cap 300 having a catheter insertion port 301 at its tip, a connection hub 200, and a cylindrical elastic member (rubber packing) 400. Yes.
[0004]
The elastic member 400 is fitted into a hole 201 formed at the tip of the connection hub 200.
[0005]
In addition, a cylindrical push rod 302 that protrudes toward the proximal end is formed at the distal end of the connection cap 300.
[0006]
When the catheter 5 is fixed to the catheter connector, the catheter 5 is inserted from the catheter insertion port 301 of the connection cap 300 and pushed to the innermost part.
[0007]
Then, the joint operation is performed. That is, the connection hub 200 is moved toward the distal end side with respect to the connection cap 300, and the elastic member 400 is pressed in the axial direction by the push rod 302 to be compressed. When the elastic member 400 is compressed in the axial direction, the inner diameter thereof is reduced, whereby the catheter 5 is tightened and fixed by the elastic member 400.
[0008]
However, in the conventional catheter connector 100, when the catheter 5 is fixed when the outer surface of the catheter 5 or the inner surface of the elastic member 400 is wet, the adhesion force between the outer surface of the catheter 5 and the inner surface of the elastic member 400 decreases ( For example, the catheter 5 slips with respect to the elastic member 400 and the catheter 5 is easily pulled out.
[0009]
If the joint operation (empty joint operation) is performed when the catheter 5 is not inserted into the catheter connector 100, the elastic member 400 does not return to its original shape while the elastic member 400 is deformed even if the joint is released, and the elastic member 400 May be crushed and the catheter 5 cannot be inserted.
[0010]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-29543 discloses an operation holder for a guide wire. However, if this is applied to a catheter connector as it is, there is a problem in that liquid leakage occurs from a divided portion.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a catheter connector that can reliably and stably fix a catheter regardless of the nature of the catheter surface and that can be easily attached to the catheter.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Such an object is achieved by the present inventions (1) to (7) below.
[0013]
(1) A catheter connector for connecting a catheter,
An elastic member having a hollow part into which a catheter can be inserted;
A cap provided with a chuck portion that clamps the elastic member toward the central axis of the hollow portion and sandwiches the catheter via the elastic member;
A connector main body provided with chuck operating means for operating the chuck portion;
The chuck portion is arranged on an outer peripheral portion of the elastic member, and is configured by a plurality of clamping members erected in the axial direction.
The chuck actuating means has a pressing part that presses each clamping member and displaces it in the central direction by changing the axial position of the connector body with respect to the cap.
The catheter connector, wherein the elastic member has a diameter-enlarged portion whose diameter is larger than that of a portion tightened by the chuck portion, and the diameter-enlarged portion is in close contact with the connector main body.
[0014]
(2) When the connector main body is moved relative to the cap in the axial direction, the chuck actuating means actuates the chuck portion in conjunction with the movement, whereby the chuck portion is moved to the catheter. The catheter connector according to (1), wherein the catheter connector is configured to hold the catheter.
[0015]
(3) The cap according to (1) or (2), wherein a guide portion for introducing a catheter is provided at a tip portion of the cap, and a tapered surface is formed on an inner peripheral side of the guide portion. Catheter connector.
[0016]
(4) The catheter connector according to any one of (1) to (3), wherein each of the clamping members is formed at equal intervals along a circumferential direction.
[0017]
(5) The pressing portion is formed with a tapered surface that abuts on each of the holding members, and each of the holding members is configured such that an end portion thereof is displaced in the center direction along the tapered surface. The catheter connector according to any one of 1) to (4).
[0018]
(6) The catheter according to any one of (1) to (5), wherein the chuck portion is configured such that the shape of the surface facing the catheter substantially matches the outer surface of the catheter when the catheter is clamped. connector.
[0019]
(7) When each said clamping member is pressed by the said press part, the side surfaces of the base end part of the said adjacent clamping member contact | abut each other in said (1) thru | or (6) The catheter connector as described.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the catheter connector of the present invention will be described in detail based on a preferred embodiment shown in the accompanying drawings.
[0021]
FIG. 1 is a cutaway perspective view showing a first embodiment of the catheter connector of the present invention, and FIG. 2 is a sectional side view of the catheter connector shown in FIG. For the sake of explanation, in FIGS. 1 and 2, the right side is referred to as “tip” and the left side is referred to as “base end”.
[0022]
As shown in these drawings, the catheter connector 1 includes a connector main body 2, a cap 3, and an elastic member (packing) 4.
[0023]
3 is a sectional side view showing the distal end portion of the connector body 2 of the catheter connector 1 shown in FIG. 1, FIG. 4 is a sectional side view showing the cap 3 of the catheter connector 1 shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view showing the elastic member 4 of the catheter connector 1 shown in FIG. 1.
[0024]
As shown in FIGS. 1 to 3, the connector main body 2 is provided with a flow path 21 for a liquid (for example, a chemical liquid, a cleaning liquid, etc.). The inner diameter of the flow path 21 gradually decreases from the proximal end toward the distal end side.
[0025]
The connector body 2 is formed with a catheter insertion path 22 into which the catheter 5 is inserted. The catheter insertion path 22 communicates with the flow path 21.
[0026]
A pressing portion 23 is provided at the distal end portion of the connector main body 2. A tapered surface 24 is formed on the inner peripheral side of the pressing portion 23. That is, the inner diameter of the pressing portion 23 gradually decreases from the distal end toward the proximal end side. The pressing portion 23 constitutes a chuck operating means for operating a chuck portion 31 of the cap 3 described later.
[0027]
A hole 25 into which the enlarged diameter portion 42 of the elastic member 4 is fitted is formed on the proximal end side of the pressing portion 23 of the connector body 2, that is, on the proximal end side of the tapered surface 24. The hole 25 is disposed coaxially with the catheter insertion path 22 and communicates with the catheter insertion path 22.
[0028]
A pair of protrusions 26 are formed on the outer peripheral surface of the connector body 2. Each protrusion 26 is inclined with respect to the circumferential direction. These protrusions 26 are arranged symmetrically with respect to the central axis (axis line).
[0029]
In addition, a pair of fins (gripping portions) 27 are erected on the outer peripheral surface of the connector main body 2 in the radial direction. These fins 27 are arranged symmetrically with respect to the central axis.
[0030]
The distal end portion of the connector main body 2 is fitted inside a proximal end portion of a cap 3 described later.
[0031]
Examples of the constituent material of the connector body 2 include various resin materials such as polyethylene (PE), polypropylene (PP), polyoxymethylene (POM), polycarbonate (PC), polyamide, polyvinyl chloride, polymethyl methacrylate, stainless steel, and the like. Various metal materials such as steel and aluminum can be used. Among these, resin materials such as polypropylene (PP), polyoxymethylene (POM), and polycarbonate (PC) are used from the viewpoint of easy production. preferable.
[0032]
Moreover, it is preferable to use a transparent resin material as a constituent material of the catheter body 2 so that the catheter 5 and liquid (for example, chemical liquid, cleaning liquid, etc.) can be visually recognized from the outside.
[0033]
As shown in FIGS. 1, 2, 4 and 5, the cap 3 has an opening 35 at the tip.
[0034]
A guide portion 33 for introducing the catheter 5 is provided at the distal end portion of the cap 3. A tapered surface 34 is formed on the inner peripheral side of the guide portion 33. That is, the inner diameter of the guide portion 33 gradually decreases from the distal end toward the proximal end side. The catheter 5 can be reliably introduced into the hollow portion 43 of the elastic member 4 along the tapered surface 34.
[0035]
Further, inside the cap 3, a chuck portion 31 that holds the catheter 5 via the elastic member 4 is provided.
[0036]
The chuck portion 31 is composed of four rod-shaped clamping members (claws) 32 erected in the axial direction.
[0037]
The clamping members 32 are arranged at equiangular intervals (approximately 90 ° intervals at the central angle) along the circumferential direction around the central axis, that is, on the outer peripheral portion of the elastic member 4. Thereby, the chuck | zipper part 31 can press the elastic member 4 uniformly, For this reason, the detachment | leave of the catheter 5 can be prevented more reliably.
[0038]
As shown in FIG. 5, the cross section (transverse cross section) taken along the line AA in FIG. 4 of each clamping member 32 has a sector shape with an opening angle of 90 °.
[0039]
And as shown in FIG. 4, the outer surface of the base end part of each clamping member 32 is curving so that a base end side may become convex. That is, the outer diameter of the proximal end portion of the chuck portion 31 is gradually increased from the proximal end toward the distal end side.
[0040]
As shown in FIGS. 1 and 2, a pair of holes 36 into which the pair of protrusions 26 of the connector main body 2 are inserted and a pair of holes 37 are formed at the base end of the cap 3. .
[0041]
Each of the holes 36 and 37 is inclined with respect to the circumferential direction. In this case, the inclination angles of the holes 36 and 37 substantially coincide with the inclination angles of the corresponding protrusions 26, respectively.
[0042]
Further, the position of the hole 37 is shifted in the direction of the extension line of the hole 36. That is, the hole portion 37 is disposed on the lower side in FIG. 1 (clockwise direction in FIG. 1) and on the distal end side with respect to the hole portion 36.
[0043]
The hole 36 and the hole 36 are arranged symmetrically with respect to the central axis. Similarly, the hole 37 and the hole 37 are arranged symmetrically with respect to the central axis.
[0044]
Note that the hole 36, 37 and the protrusion 26 of the connector body 2 engage with the cap 3 and the connector body 2, that is, a lock that holds the catheter 5 held by the chuck portion 31. Means are configured.
[0045]
Further, four ribs (gripping portions) 30 are erected in the radial direction on the outer peripheral surface of the cap 3. These ribs 30 are arranged at intervals of about 90 ° in the central angle.
[0046]
Thus, since the rib 30 and the fin 27 are formed in the catheter connector 1, the connector main body 2 can be easily and reliably rotated with respect to the cap 3 by putting a finger on these.
[0047]
Examples of the constituent material of the cap 3 include the same materials as those of the connector body 2, but for the same reasons as described above, resin materials such as polypropylene (PP), polycarbonate (PC), polyamide, polyoxymethylene (POM), etc. And a transparent resin material is preferred.
[0048]
As shown in FIGS. 1, 2, and 6, the elastic member 4 includes a cylindrical deformable portion 41 into which the catheter 5 can be inserted, and a diameter-expanded portion 42 whose outer diameter is larger than that. .
[0049]
The inner diameter of the hollow portion 43 of the elastic member 4 is substantially the same as or slightly larger than the outer diameter of the catheter 5.
[0050]
The elastic member 4 has a deformed portion 41 inserted into the chuck portion 31 of the cap 3, and an enlarged diameter portion 42 is preferably fitted in the hole 25 of the connector body 2 in a liquid-tight manner. In this case, the enlarged diameter portion 42 abuts on the proximal end portion of the chuck portion 31 and the inner surface of the hole portion 25 in FIG. 2, thereby restricting the position of the elastic member 4 in the axial direction.
[0051]
As a constituent material of the elastic member 4, for example, various rubber materials such as natural rubber, isoprene rubber, butyl rubber, and silicone rubber, and thermoplastic elastomers such as polyester elastomer and polyamide elastomer can be used. Isoprene rubber, butyl rubber and the like are preferable.
[0052]
Isoprene rubber, butyl rubber, and the like have a relatively large coefficient of friction (slip resistance), and are excellent in elasticity and resilience. Therefore, when these are used as the constituent material of the elastic member 4, the catheter 5 is fixed more firmly. be able to.
[0053]
The dimensions of the catheter connector 1 are not particularly limited, and may be set as appropriate according to the dimensions and purpose of the catheter to be used. In addition, the example of the dimension of each part of the catheter connector 1 is shown below (refer FIGS. 3-6).
[0054]
[Connector body 2]
Inner diameter (diameter) L of the hole 25 shown in FIG. 1 Is, for example, the outer diameter (diameter) L of the enlarged diameter portion 42 of the elastic member 4. 13 It can be about ± 1 mm.
[0055]
Inner diameter (diameter) L at the tip of the pressing portion 23 2 The axial length L of the tapered surface 24 of the pressing portion 23 Three The inclination angle of the taper surface 24 is such that when the catheter 5 is attached (fixed) to the catheter connector 1, each clamping member 32 is pressed by the pressing portion 23, and the catheter 5 is chucked via the elastic member 4. It is set so as to be held by the part 31.
[0056]
For example, L 2 Is about 2-20mm, L Three Can be about 1 to 20 mm.
[0057]
Length (depth) L in the axial direction of the hole 25 Four Is, for example, the length (height) L in the axial direction of the enlarged diameter portion 42 of the elastic member 4. 11 It can be about ± 1 mm.
[0058]
[Cap 3]
Length (height) L in the axial direction of the clamping member 32 shown in FIG. Five Can be, for example, about 3.0 to 30.0 mm.
[0059]
The length L between the clamping member 32 and the clamping member 32 facing each other across the central axis shown in FIG. 6 Can be, for example, about 3.0 to 30.0 mm.
[0060]
The gap L between the adjacent clamping members 32 7 Can be, for example, about 0.7 to 20.0 mm.
[0061]
A gap L between the holding member 32 and the holding member 32 facing each other across the central axis 8 Is set to a length that allows the deformable portion 41 of the elastic member 4 to be inserted into the chuck portion 31. For example, L 8 Can be about 2 to 20 mm.
[0062]
[Elastic member 4]
Inner diameter (diameter) L of the hollow portion 43 shown in FIG. 9 Can be, for example, about 0.3 to 10.0 mm.
[0063]
Outer diameter (diameter) L of the deformed portion 41 Ten Can be, for example, about 1.0 to 20.0 mm.
[0064]
Length (height) L in the axial direction of the enlarged diameter portion 42 11 Can be, for example, about 1.0 to 20.0 mm.
[0065]
The length L of the elastic member 4 in the axial direction 12 Can be, for example, about 2.0 to 30.0 mm.
[0066]
Outer diameter (diameter) L of the enlarged diameter portion 42 13 Can be, for example, about 1.0 to 30.0 mm.
[0067]
Next, the operation of the catheter connector 1 will be described.
As shown in FIG. 2, when the catheter 5 is attached (fixed) to the catheter connector 1, the catheter 5 is inserted into the inside through the opening 35 and pushed into the proximal end portion (the innermost portion) of the catheter insertion path 22.
[0068]
In this case, the proximal end portion of the catheter 5 proceeds along the tapered surface 34 of the guide portion 33 toward the central direction and toward the proximal end side, passes through the hollow portion 43 of the elastic member 4, and passes through the hollow portion 43 of the elastic member 4. Reach the proximal end.
[0069]
Next, joint operation is performed. That is, as shown in FIG. 1, the fin 27 of the connector main body 2 and the rib 30 of the cap 3 are gripped, and the connector main body 2 is rotated clockwise in FIG.
[0070]
At this time, the protrusion 26 moves along the inner surface of the hole 36, gets over the boundary between the hole 36 and the hole 37, and is inserted into the hole 37. That is, the protrusion 26 moves from the hole 36 to the hole 37 along the inner surfaces of the holes 36 and 37, whereby the connector main body 2 is pushed into the distal end side of the cap 3.
[0071]
Thereby, each clamping member 32 is each pressed by the press part 23, and the base end part of each clamping member 32 is displaced to a center direction along the taper surface 24, respectively.
[0072]
Therefore, the deforming portion 41 of the elastic member 4, in particular, the proximal end portion of the deforming portion 41 is tightened toward the central axis of the hollow portion 43 (in the central direction) by the displaced clamping member 32.
[0073]
Thereby, the hollow part 43 of the elastic member 4 is reduced in diameter, and the catheter 5 is fixed. That is, the catheter 5 is clamped by the chuck portion 31 via the elastic member 4.
[0074]
Further, the enlarged diameter portion 42 of the elastic member 4 is crushed in the axial direction by the proximal end portion of each clamping member 32 and the inner side surface of the hole portion 25 in FIG. The base member of the clamping member 32 and the inner surface of the hole 25 are in close contact with each other.
[0075]
On the other hand, the protrusion 26 of the connector body 2 is inserted into the hole 37 of the cap 3, whereby the position of the connector body 2 with respect to the cap 3 is maintained. That is, the state where the chuck portion 31 sandwiches the catheter 5 is maintained.
[0076]
Further, by inserting the protrusion 26 into the hole 37, the position of the connector main body 2 with respect to the cap 3 (the position in the axial direction) is regulated, and thereby the deformed portion 41 can be tightened without excess or deficiency. In other words, it is possible to prevent the catheter 5 from being blocked due to overtightening of the deformable portion 41.
[0077]
After the catheter 5 is attached to the catheter connector 1 in this way, the liquid is injected from the proximal end portion of the connector main body 2 with, for example, a syringe. The liquid flows through the flow path 21 and further through the catheter 5, and is supplied from the distal end portion of the catheter 5 to a predetermined place (part). Conversely, a liquid such as blood can be collected via the catheter 5.
[0078]
In these cases, the diameter-expanded portion 42 of the elastic member 4 is in close contact with the proximal end portion of each clamping member 32 and the inner side surface of the hole portion 25, so that liquid leakage in the catheter connector 1 can be prevented.
[0079]
When removing the catheter 5 from the catheter connector 1, the joint is released. That is, the fin 27 of the connector body 4 and the cap 3 are gripped, and the connector body 4 is rotated counterclockwise in FIG.
[0080]
At this time, the protrusion 26 moves along the inner surface of the hole 37, gets over the boundary between the hole 37 and the hole 36, and is inserted into the hole 36. That is, the protrusion 26 moves from the hole 37 to the hole 36 along the inner surfaces of the holes 37 and 36, and thereby the connector body 4 is pushed out to the proximal end side of the cap 3.
[0081]
Thereby, the base end portion of each clamping member 32 is displaced in the opposite direction along the tapered surface 24, and each clamping member 32 returns to the shape (posture) before being pressed by the pressing portion 23. To do. That is, the tightening of the deformable portion 41 by the chuck portion 31 is released.
[0082]
Therefore, the inner diameter of the hollow portion 43 of the elastic member 4 returns to the original dimension, and the fixation of the catheter 5 is released.
[0083]
On the other hand, the protrusion 26 of the connector body 2 is inserted into the hole 36 of the cap 3, whereby the position of the connector body 2 with respect to the cap 3 is maintained. That is, the state where the fixation of the catheter 5 by the chuck portion 31 is released is maintained.
[0084]
Next, the catheter 5 is pulled out from the catheter connector 1.
As described above, according to the catheter connector 1, the chuck portion 31 tightens the elastic member 4 toward the central axis of the hollow portion 43 and clamps the catheter via the elastic member 4. In particular, even when the outer surface of the catheter 5 is wet, the bonding force (chucking property) of the catheter 5 is high.
[0085]
For this reason, the removal of the catheter 5 from the catheter connector 1 is suppressed, and the catheter 5 can be fixed reliably and stably.
[0086]
In the catheter connector 1, since the chuck portion 31 clamps the elastic member 4 toward the central axis of the hollow portion 43, the joint operation (empty joint operation) is performed when the catheter 5 is not inserted into the hollow portion 43 of the elastic member 4. ), The elastic member 4 can return to its original shape when the joint is released. For this reason, when the catheter 5 is mounted, the catheter 5 can be easily inserted into the hollow portion 43 of the elastic member 4. That is, the catheter 5 can always be easily attached to the catheter connector 1.
[0087]
In the catheter connector 1, when the connector body 2 is rotated and the connector body 2 is moved in the axial direction with respect to the cap 3, the chuck portion 31 clamps the catheter 5 in conjunction with the displacement. Is simple.
[0088]
Moreover, in the catheter connector 1, since the protrusion 26 is inserted into the hole 37, the position (axial position) of the connector main body 2 with respect to the cap 3 is regulated. The clamping force of the part 31 can be made constant, and thereby it can be reliably fixed without occluding the lumen of the catheter 5.
[0089]
And since the position of the connector main body 2 with respect to the cap 3 is hold | maintained by the projection part 26 being inserted in the hole part 37, the catheter 5 can be fixed stably.
[0090]
Here, as disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-29543, in contrast to the catheter connector 1, when the chuck portion is provided in the connector main body, the gap between the chuck portions when the liquid is injected, That is, liquid leakage occurs between the clamping members, but in the catheter connector 1, the chuck portion 31 is provided on the cap 3, and the diameter-expanded portion 42 of the elastic member 4 is the base of each clamping member 32. Since the end portion and the inner surface of the hole portion 25 are in close contact with each other, liquid leakage in the catheter connector 1 can be prevented.
[0091]
Next, another configuration of the chuck portion of the catheter connector 1 will be described. FIG. 7 is a front view showing another configuration example of the chuck portion of the catheter connector 1.
[0092]
R (curved surface) or chamfering corresponding to the outer surface of the catheter 5 is provided on the inner surface (surface on the center line side) of each chucking member 31 shown in FIG. That is, the chuck portion 31 is configured such that the shape of the surface facing the catheter 5 substantially matches the outer surface of the catheter 5 when the catheter 5 is sandwiched.
[0093]
In the case of the chuck portion 31, when each clamping member 32 is pressed by the pressing portion 23 by the joint operation described above, the side surfaces 321 of the proximal end portions of the adjacent clamping members 32 come into contact with each other. The displacement of the base end portion of each clamping member 32 is restricted. That is, if it will be in the state of the lower part in FIG.
[0094]
For this reason, the deformation | transformation part 41 can be prevented from overtightening, ie, obstruction | occlusion of the catheter 5. FIG.
[0095]
Further, since the inner surface of the chuck portion 3 is provided with R (curved surface) or chamfering corresponding to the outer surface of the catheter 5, the deformable portion 41 is pressed more uniformly with a relatively small number of clamping members 32. As a result, the catheter 5 can be more firmly fixed.
[0096]
In the present invention, the number of the holding members 32 of the catheter connector 1 described above is not limited to four.
[0097]
In this case, the number of the clamping members 32 is preferably about 2 to 8, and more preferably about 2 to 4.
[0098]
When the number of the clamping members 32 is within the above range, the deformed portion 41 can be pressed more uniformly while simplifying the structure of the chuck portion 31, thereby fixing the catheter 5 more firmly. .
[0099]
Next, a second embodiment of the catheter connector of the present invention will be described.
FIG. 8 is a perspective view showing the main part of the second embodiment of the catheter connector of the present invention. For the sake of explanation, in FIG. 8, the right side is referred to as “tip” and the left side is referred to as “base end”. In addition, description of points common to the catheter connector 1 described above will be omitted, and main differences will be described.
[0100]
As shown in the figure, a protrusion 27 is formed on the outer peripheral surface of the connector main body 2 of the catheter connector 1a.
[0101]
A hole (long hole) 381 into which the protrusion 27 is inserted is formed on the outer peripheral surface of the cap 3. The hole 381 has an L shape, that is, extends from the proximal end side to the distal end side, and further extends downward in FIG. On the lower side of the hole 381 in FIG. 8, a hole 382 having a shape that communicates with the hole 381 and substantially matches the outer shape of the protrusion 27 is formed.
[0102]
The projection 27 and the holes 381 and 382 are preferably formed in pairs. In this case, the protrusion 27 and the protrusion 27 are arranged symmetrically with respect to the central axis. Similarly, the hole 381 and the hole 381 are arranged symmetrically with respect to the central axis, and similarly, the hole 382. The holes 382 are preferably arranged symmetrically with respect to the central axis.
[0103]
When joint operation is performed with the catheter connector 1a, the connector body 2 is pushed into the cap 3, the connector body 2 is rotated in a predetermined direction with respect to the cap 3, and the protrusion 27 is engaged with the hole 382.
[0104]
Thereby, as described above, each clamping member 32 is pressed by the pressing portion 23 and displaced in the central direction, the hollow portion 43 of the elastic member 4 is reduced in diameter, and the catheter 5 is fixed.
[0105]
When releasing the joint, the connector main body 2 is pushed into the cap 3, the connector main body 2 is rotated in the opposite direction to the cap 3, and the protrusion 27 is positioned at the base end of the hole 381.
[0106]
Thereby, as described above, each clamping member 32 is displaced in the opposite direction to the above, that is, returns to the shape (posture) before being pressed by the pressing portion 23, and the catheter 5 is released from being fixed.
[0107]
In addition, since it is the same as that of the catheter connector 1 mentioned above about the engaging part comprised by these protrusions 27 and the hole parts 381 and 382, ie, structures and an effect | action except a locking means, description is abbreviate | omitted.
[0108]
As with the catheter connector 1 described above, the catheter connector 1a can firmly fix the catheter 5, and in particular, the bonding force of the catheter 5 when wet is improved. Therefore, the catheter 5 from the catheter connector 1a is improved. The disconnection is suppressed, and the catheter 5 can be fixed reliably and stably. Further, even if a joint operation (empty joint operation) is performed when the catheter 5 is not inserted into the hollow portion 43 of the elastic member 4, the elastic member 4 can return to its original shape when the joint is released. For this reason, the catheter 5 can be easily attached to the catheter connector 1a. Moreover, the liquid leak in the catheter connector 1a can be prevented.
[0109]
Next, a third embodiment of the catheter connector of the present invention will be described.
FIG. 9 is a sectional side view showing the main part of a third embodiment of the catheter connector of the present invention. For the sake of explanation, the right side in FIG. In addition, description of points common to the catheter connector 1 described above will be omitted, and main differences will be described.
[0110]
As shown in the figure, the catheter connector 1 b is formed with screws 28 and 39 which are screwed together on the outer peripheral surface of the connector main body 2 and the inner peripheral surface of the cap 3.
[0111]
When joint operation is performed with the catheter connector 1b, the connector body 2 is rotated with respect to the cap 3 in a predetermined direction. As a result, the connector main body 2 advances to the tip side of the cap 3.
[0112]
Therefore, as described above, each clamping member 32 is pressed by the pressing portion 23 and displaced in the center direction, the hollow portion 43 of the elastic member 4 is reduced in diameter, and the catheter 5 is fixed.
[0113]
When releasing the joint, the connector body 2 is rotated in the opposite direction to the cap 3. Thereby, the connector main body 2 advances to the proximal end side of the cap 3.
[0114]
Therefore, as described above, each holding member 32 is displaced in the opposite direction to the above, that is, returns to the shape (posture) before being pressed by the pressing portion 23, and the fixation of the catheter 5 is released.
[0115]
Since the structure and operation other than the locking means constituted by these screws 28 and 39 are the same as those of the catheter connector 1 described above, description thereof will be omitted.
[0116]
Similarly to the catheter connector 1 described above, the catheter connector 1b can firmly fix the catheter 5, and in particular, the joint force of the catheter 5 when wet is improved. Therefore, the catheter 5 from the catheter connector 1b is improved. The disconnection is suppressed, and the catheter 5 can be fixed reliably and stably. Further, even if a joint operation (empty joint operation) is performed when the catheter 5 is not inserted into the hollow portion 43 of the elastic member 4, the elastic member 4 can return to its original shape when the joint is released. For this reason, the catheter 5 can be easily attached to the catheter connector 1b. Moreover, the liquid leak in the catheter connector 1b can be prevented.
[0117]
【Example】
Next, specific examples of the catheter connector of the present invention will be described.
[0118]
Example 1
A catheter connector 1 shown in FIG. 1 was manufactured. Polypropylene was used as the constituent material for the connector main body 2 and the cap 3, and isoprene rubber was used as the constituent material for the elastic member 4. Moreover, the dimension of each part is as follows (refer FIGS. 3-6).
[0119]
L 1 : 4.0mm
L 2 : 6.2mm
L Three : 1.9mm
L Four : 2.0mm
L Five : 7.0mm
L 6 : 6.0mm
L 7 : 1.6mm
L 8 : 2.9mm
L 9 : 1.4mm
L Ten : 2.4mm
L 11 : 3.0mm
L 12 : 10.0mm
L 13 : 4.0mm
[0120]
(Comparative Example 1)
A conventional catheter connector 100 shown in FIG. 10 was manufactured. Polypropylene was used as the constituent material of the connection hub 200 and the connection cap 300, and isoprene rubber was used as the constituent material of the elastic member 400. Moreover, the dimension of each part is as follows.
[0121]
L twenty one : 3.0mm
L twenty two : 1.4mm
L twenty three : 9.0mm
L twenty four : 20.0mm
[0122]
<Experiment>
The following 1 to 3 items were evaluated for the catheter connectors of Example 1 and Comparative Example 1 (each sample number n = 4). The results are shown in Table 1 below.
[0123]
1. air tightness
[Measuring method]
A catheter having an outer diameter (diameter) of 1.0 mm was attached to the catheter connector, and the tip of the catheter was clamped to make it airtight. Then, using a pressurizer, pressurize with air from the female hole (flow path 21) on the proximal end side of the connector body for 1 minute while immersing the catheter connector in water, and check for air leakage from the catheter mounting portion. confirmed.
[0124]
In this case, while monitoring the pressure with a pressure monitor, the pressure is 0.1 kg / cm with a pressurizer. 2 The pressure was raised one by one and held for 1 minute at each pressure. When no bubbles were generated during that time, no air leaked, and the pressure at which bubbles were generated was determined.
[0125]
2. Bonding force
[Measuring method]
A catheter having an outer diameter (diameter) of 1.0 mm was attached to the catheter connector, and the joining force of the catheter was measured by a strograph.
[0126]
This was performed in a state where the outer surface of the catheter was dry (dry state) and a state where the outer surface of the catheter was wet (wet state).
[0127]
3. Deformability of elastic member deformation
[Evaluation methods]
The joint operation (empty joint operation) was performed without inserting the catheter into the catheter connector, and then the joint was released to observe the shape of the elastic member. The case where the shape of the elastic member was completely restored to the original shape was “1”, and the case where the elastic member was completely deformed was set to “0”.
[0128]
[Table 1]
Figure 0003795591
[0129]
<Consideration of experimental results>
As shown in Table 1 above, the catheter connector of Example 1 is excellent in airtightness, has a large catheter bonding force in each of the dry state and the wet state, and has good resilience in the shape of the elastic member.
[0130]
On the other hand, although the catheter connector of Comparative Example 1 has good airtightness, the joint force of the catheter in the wet state is small, and the resilience of the shape of the elastic member is poor.
[0131]
As mentioned above, although the catheter connector of this invention was demonstrated based on the structural example of illustration, this invention is not limited to these.
[0132]
For example, in the present invention, the chuck actuating means may not be configured to actuate the chuck portion in conjunction with the relative movement with the connector body. That is, the chuck actuating means may be actuated by a separate operation, and the chuck portion may be configured to hold the catheter via the elastic member.
[0133]
In the present invention, the chuck portion and the chuck operating means for operating the chuck portion are not limited to the illustrated structure.
[0134]
In the present invention, the enlarged diameter portion 42 of the elastic member 4 may be bonded to the inner surface of the hole portion 25 of the connector main body 2.
[0135]
【The invention's effect】
As described above, according to the catheter connector of the present invention, the chuck portion clamps the elastic member toward the central axis of the hollow portion and clamps the catheter via the elastic member, so that the catheter is firmly fixed. In particular, the joining force of the catheter when wet is improved, and therefore, the catheter can be prevented from coming off from the catheter connector, and the catheter can be fixed reliably and stably.
[0136]
In the catheter connector, the chuck portion tightens the elastic member toward the central axis of the hollow portion. When the joint is released, the elastic member can return to its original shape. Therefore, when the catheter is mounted, the catheter can be easily inserted into the hollow portion of the elastic member. That is, the catheter can be easily attached to the catheter connector.
[0137]
In addition, when the elastic member has an enlarged diameter portion whose diameter is larger than that of the portion tightened by the chuck portion, and the enlarged diameter portion is in close contact with the connector body side, liquid leakage in the catheter connector is further prevented. It can be surely prevented.
[0138]
In addition, when the chuck part is configured so that the shape of the surface facing the catheter substantially matches the outer surface of the catheter when the catheter is clamped, the catheter is securely fixed and the catheter is not blocked. can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cutaway perspective view showing a first embodiment of a catheter connector of the present invention.
2 is a cross-sectional side view of the catheter connector shown in FIG. 1. FIG.
3 is a cross-sectional side view showing a distal end portion of a connector main body of the catheter connector shown in FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional side view showing a cap of the catheter connector shown in FIG. 1. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
6 is a cross-sectional view showing an elastic member of the catheter connector shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is a front view showing another configuration example of the chuck portion in the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a main part of a second embodiment of the catheter connector of the present invention.
FIG. 9 is a sectional side view showing the main part of a third embodiment of the catheter connector of the present invention.
FIG. 10 is a sectional side view showing a conventional catheter connector.
[Explanation of symbols]
1, 1a, 1b catheter connector
2 Connector body
21 Channel
22 Catheter insertion path
23 Pressing part
24 Tapered surface
25 holes
26, 27 Projection
28 screws
3 cap
30 ribs
31 Chuck part
32 Clamping member
321 side
33 Guide
34 Tapered surface
35 opening
36, 37 hole
381, 382 hole
39 screw
4 Elastic members
41 Deformation part
42 Expanded part
43 Hollow part
5 Catheter
100 Catheter connector
200 connection hub
201 hole
300 Connection cap
301 Catheter insertion port
302 push bar
400 Elastic member

Claims (7)

カテーテルを接続するカテーテルコネクタであって、
カテーテルを挿入し得る中空部を有する弾性部材と、
前記弾性部材を前記中空部の中心軸へ向けて締め付け、該弾性部材を介してカテーテルを挟持するチャック部を備えたキャップと、
前記チャック部を作動させるチャック作動手段を備えたコネクタ本体とを有し、
前記チャック部は、前記弾性部材の外周部に配置され、軸方向に立設された複数の挟持部材で構成され、
前記チャック作動手段は、前記キャップに対し、前記コネクタ本体の軸方向の位置を変更することにより、前記各挟持部材を押圧して中心方向に変位させる押圧部を有し、
前記弾性部材は、前記チャック部によって締め付けられる部位よりも径が拡径した拡径部を有し、該拡径部が前記コネクタ本体側に密着していることを特徴とするカテーテルコネクタ。A catheter connector for connecting a catheter,
An elastic member having a hollow part into which a catheter can be inserted;
A cap provided with a chuck portion that clamps the elastic member toward the central axis of the hollow portion and sandwiches the catheter via the elastic member;
A connector main body provided with chuck operating means for operating the chuck portion;
The chuck portion is arranged on an outer peripheral portion of the elastic member, and is configured by a plurality of clamping members erected in the axial direction.
The chuck actuating means has a pressing part that presses each clamping member and displaces it in the central direction by changing the axial position of the connector body with respect to the cap.
The catheter connector, wherein the elastic member has a diameter-enlarged portion whose diameter is larger than that of a portion tightened by the chuck portion, and the diameter-enlarged portion is in close contact with the connector main body. 前記チャック作動手段は、前記キャップに対し、前記コネクタ本体を軸方向に相対的に移動させたとき、その移動に連動して前記チャック部を作動させ、これにより該チャック部が前記カテーテルを挟持するよう構成されている請求項１に記載のカテーテルコネクタ。  The chuck actuating means actuates the chuck portion in conjunction with the movement of the connector main body when the connector main body is moved relative to the cap in the axial direction, whereby the chuck portion pinches the catheter. The catheter connector according to claim 1 configured as described above. 前記キャップは、その先端部にカテーテルを導入する案内部が設けられており、該案内部の内周側にはテーパ面が形成されている請求項１または２に記載のカテーテルコネクタ。  The catheter connector according to claim 1 or 2, wherein a guide portion for introducing the catheter is provided at a tip portion of the cap, and a tapered surface is formed on an inner peripheral side of the guide portion. 前記各挟持部材は、周方向に沿って等間隔で形成されている請求項１ないし３のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。  The catheter connector according to any one of claims 1 to 3, wherein the holding members are formed at equal intervals along a circumferential direction. 前記押圧部には、前記各挟持部材に当接するテーパ面が形成され、前記各挟持部材は、その端部が前記テーパ面に沿って中心方向に変位するよう構成されている請求項１ないし４のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。  5. The pressing portion is formed with a tapered surface that abuts on each of the clamping members, and each of the clamping members is configured such that an end portion thereof is displaced in the center direction along the tapered surface. The catheter connector according to any one of the above. 前記チャック部は、カテーテルを挟持したとき、カテーテルとの対向面の形状が、カテーテルの外面とほぼ一致するよう構成されている請求項１ないし５のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。  The catheter connector according to any one of claims 1 to 5, wherein the chuck portion is configured such that a shape of a surface facing the catheter substantially matches an outer surface of the catheter when the catheter is sandwiched. 前記各挟持部材は、前記押圧部により押圧されると、隣接する前記挟持部材の基端部の側面同士が当接するよう構成されている請求項１ないし６のいずれかに記載のカテーテルコネクタ。  The catheter connector according to any one of claims 1 to 6, wherein each of the holding members is configured such that side surfaces of proximal end portions of the adjacent holding members abut each other when pressed by the pressing portion.
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