JP3793698B2 - Connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、適所に架設状態で張設されたロープやチェーンやベルトなどを通して抜け止め状態に保持したり、フックや連結環などを抜け止め状態に掛止したりできる連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ロープなどを抜け止め状態に保持したり、フックなどを抜け止め状態に掛止したりする連結具としては色々なものがある。
【0003】
本発明は、この種連結具の実用性を更に追求したもので、ロープやフックなどを確実に抜け止め状態で保持することができ、且つロープなどの着け外し作業も極めて容易に行われる画期的な連結具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
取付部1上に一対の掛杆2を所定間隔を置いて立設し、一方の掛杆2に対向する他方の掛杆2に向かって突出する突出部2Aを設けて、この突出部2Aが他方の掛杆2に近接若しくは当接することによって前記取付部1上に環状の支承環部3が形成されるように構成し、この突出部2Aを備えた一方の掛杆2は取付部1に対して水平回動自在に設けて、突出部2Aを他方の掛杆2から回動離反させることで支承環部3が開放するように構成し、この一方の掛杆2と取付部1とのいずれか一方若しくは双方に前記支承環部3が形成された状態を維持するように一方の掛杆2を回動付勢する付勢機構4を設け、前記掛杆2を略L型若しくは略U型に形成することで側方に突出する前記突出部2Aを備えた掛杆2に構成したことを特徴とする連結具に係るものである。
【0006】
また、取付部1上に一対の掛杆2を所定間隔を置いて立設し、この一対の掛杆2に夫々対向方向に向かって突出する突出部2Aを設けて、この突出部2A同士が近接若しくは当接することによって前記取付部1上に環状の支承環部3が形成されるように構成し、この一対の掛杆2を取付部1に対して水平回動可能に設けて、前記突出部2A同士を回動離反させることで支承環部3が開放するように構成し、この掛杆2と取付部1とのいずれか一方若しくは双方に前記支承環部3が形成された状態を維持するように掛杆2を回動付勢する付勢機構4を設け、前記掛杆2を略L型若しくは略U型に形成することで側方に突出する前記突出部2Aを備えた掛杆2に構成したことを特徴とする連結具に係るものである。
【0007】
また、前記一対の掛杆2から突出する夫々の突出部2Aの突出度を、この突出部2Aの側部同士が互いに近接若しくは当接する突出度に設定して、この突出部2Aの側部同志が互いに近接若しくは当接することによって前記取付部1上に環状の前記支承環部3が形成されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の連結具に係るものである。
【0008】
また、前記一対の掛杆2は、連動機構5を介して一方の回動作動に他方が連動回動するように構成すると共に、いずれか一方の掛杆2の回動移動によって一対の掛杆2の前記突出部2A同士が互いに接近回動し、且つ突出部2A同士が互いに離反回動する前記連動機構5を構成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の連結具に係るものである。
【0009】
また、いずれか一方の前記掛杆2の回動作動によって一対の掛杆2の前記突出部2A同士を互いに接近回動させた際に、この突出部2A同士が前記取付部1上で近接若しくは当接するように前記連動機構5を構成して、取付部1上に環状の前記支承環部3が形成されるように構成したことを特徴とする請求項4記載の連結具に係るものである。
【0010】
また、前記突出部2Aを備えた一対の掛杆2は、双方を略同一形状に形成し、この略同一形状の一対の掛杆2及び突出部2Aの側部同士を重合当接することで前記取付部1上に前記支承環部3を形成するように構成したことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の連結具に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】
常態では、一方の掛杆2の突出部2Aが他方の掛杆2に近接若しくは当接するように一方の掛杆2が付勢機構4により回動付勢されるか、或いは突出部2A同士が近接若しくは当接するように一対の掛杆2が付勢機構4により回動付勢されて、取付部1上にはこの掛杆2並びに突出部2Aと取付部1の上面とによって環状の支承環部3が形成されている。
【0013】
この付勢機構4に抗して突出部2Aを他方の掛杆2から離反するように一方の掛杆2を回動するか、或いは付勢機構4に抗して突出部2A同士を離反するように一対の掛杆2を回動すると、取付部1上に形成された支承環部3が開放し、この開放部分から取付部1上にロープ20などを通したり、掛杆2や突出部2Aに輪状にしたロープやフック24などを連結したりすることができる。
【0014】
その後、回動させた掛杆2から手を離せば、この掛杆2が付勢機構4により自動的に戻り回動して、一方の掛杆2の突出部2Aが他方の掛杆2に近接若しくは当接するか、或いは突出部2A同士が近接若しくは当接して、取付部1上に環状の前記支承環部3が形成され、この支承環部3が形成された状態が付勢機構4によって維持されることになるため、この支承環部3に通したロープ20や、掛杆2や突出部2Aに掛止したフック24などが抜け外れてしまうことがない。
【0015】
従って、単に掛杆2を付勢機構4に抗して回動操作するだけで支承環部3を開放してロープ20やフック24などを連結したり外したりすることができるため着脱作業が極めて容易にでき、しかも手を離せば付勢機構4により自動的に支承環部3が形成された状態に復帰して維持されることになるので、連結保持したロープ20やフック24などが抜け外れることも防止されるなど信頼性のある極めて実用性に秀れた画期的な連結具となる。
【0016】
また、例えば本連結具を、実施例のように親綱20の途中部を通して保持するための連結具として使用した場合には、適所に予め架設状態にして張設された親綱20を前記支承環部3に通す場合であっても、この支承環部3が例えば図6に示すように対向する掛杆2の略中間位置で開放するため、この親綱20を緩めることなく少し引っ張るようにしながら上記のような簡易な作業によって支承環部3内に親綱20を配設する(通す)ことができる。
【0017】
また、例えば、支承環部3に親綱20を一本通した後で再度二本・三本と親綱20を通したいことがある。この際、例えば支承環部を開放するに当たって、予め通してある親綱が邪魔になるような構造であると、この通してある親綱を緩めてから支承環部を開放して他の親綱を通すようにしなければならないが、本発明においては、支承環部3を開放する際に予め通してある親綱20が水平回動する掛杆2(突出部2A)に対して全く邪魔とならないので、この親綱20の追加通し作業を極めて容易に行うことができる。
【0018】
また、例えば、前記一対の掛杆2から突出する夫々の突出部2Aの突出度を、この突出部2Aの側部同士が互いに近接若しくは当接する突出度に設定して、この突出部2Aの側部同志が互いに近接若しくは当接することによって前記取付部1上に環状の前記支承環部3が形成されるように構成すれば、前記支承環部3が確実な環状を呈することになるので、この支承環部3に連結保持したロープ20やフック24などが抜け外れることが確実に防止されることになり、一層信頼性が向上する。
【0019】
また、例えば、前記一対の掛杆2は、連動機構5を介して一方の回動作動に他方が連動回動するように構成すると共に、いずれか一方の掛杆2の回動移動によって一対の掛杆2の前記突出部2A同士が互いに接近回動し、且つ突出部2A同士が互いに離反回動する前記連動機構5を構成すれば、いずれか一方の掛杆2を回動操作するだけで双方の掛杆2(突出部2A)が回動して支承環部3が広く開放し、且つ手を離せば双方の掛杆2が自動的に支承環部3を形成するように戻り回動作動することになるので、一層操作性に秀れ実用的となる。
【0020】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施例は、取付部1の上面に一対の掛杆2を所定間隔を置いて立設し、この一対の掛杆2に夫々対向方向に向かって突出する突出部2Aを設けて、この突出部2A同士が近接若しくは当接することによって前記取付部1上に環状の支承環部3が形成されるように構成している。
【0022】
具体的に説明すると、本実施例の取付部1は、図4,図5に示すような断面コ字型の板材により構成し、このコ字型板材の中間板部を取付部1の上面としている。
【0023】
掛杆2は、図4に示すように、略U(J)型を呈する杆材により構成し、二体のこの掛杆2の夫々の一端部を取付部1の上面に所定間隔を置いて付設することで、取付部1上に対設状態にして立設状態に設けている。また、この掛杆2他端側(上方部)の側方へ突出する部分を前記突出部2Aとし、この突出部2A同士が夫々の掛杆2の対向方向に向かって突出するように構成している。
【0024】
また、この一対の掛杆2から突出する夫々の突出部2Aは、この突出部2Aの側部同士が互いに突き合わせ状態で当接重合するように突出度を設定構成している。
【0025】
更に詳しく説明すると、この突出部2Aを備えた一対のU型掛杆2は、図5に示すように正面から見て夫々の全部が丁度重なり合うように構成し、これにより前記取付部1上に前記支承環部3を形成するように構成している。
【0026】
本実施例では、この一対の掛杆2を取付部1に対して水平回動可能に設け、前記突出部2A同士を回動離反させることで支承環部3が開放するように構成している。
【0027】
具体的に説明すると、図4,図5に示すように、取付部1の上面左右に軸受筒部6を立設状態に突設すると共に、この取付部1の下方の遊離板部間に架設状態にして取付板部7を設け、この取付板部7には前記軸受筒部6と位置を合わせるようにして合わせ孔8を形成している。
【0028】
そして、この軸受筒部6と合わせ孔8とに掛杆2の一端側を嵌挿し、合わせ孔8を介して取付板部7より下方に突出している掛杆2の一端部(螺子杆部)に螺着具9(ナット)を螺着することで掛杆2を取付部1から上方へ抜け止め状態とし、且つ軸受筒部6に嵌挿した掛杆2の一端部を支軸としてこの掛杆2が取付部1の上面に対して水平回動自在となるように設けている。図中符号11は座金である。
【0029】
また、本実施例では、使用状態の一例として、図1に示すように立設状態に設置される筒状の親綱支柱16に取付部1を取付設置した場合を示している。
【0030】
この取付部1の親綱支柱16に対する固定手段17について説明すると、親綱支柱16と取付部1の左右の遊離板部とに連通状態にしてボルト通し孔18を設けると共に、遊離板部側のこのボルト通し孔18を螺子孔とし、このボルト通し孔18に前記親綱支柱16の外方から座金11を介しボルト19を挿通して遊離板部側のボルト通し孔18に螺着することで、前記取付部1が親綱支柱16に対して嵌脱不能状態に固定されるように構成している。
【0031】
以下、更に具体的に説明すると、図1〜図3は第一実施例、図4〜図6は第二実施例を示している。
【0032】
第一実施例について説明する。
【0033】
本実施例は、一対の掛杆2が別々に回動作動するように構成した場合である。
【0034】
具体的に説明すると、夫々の掛杆2には、図3に示すように棒状の回動規制体23が水平方向に突設され、この回動規制体23が前記親綱支柱16の内壁面に当接係止することで、これ以上掛杆2が開き方向へ回動できなくなる構成としている。
【0035】
また、本実施例では、この掛杆2と取付部1とに前記支承環部3が形成された状態を維持するように掛杆2を回動付勢する付勢機構4を設けている。
【0036】
付勢機構4について具体的に説明すると、夫々の掛杆2にねじりバネを採用した弾性体15を被嵌装着し、このねじりバネ15の一端を回動規制体23に係止し、他端を取付部1の遊離板部内面に係止することで、掛杆2に支承環部3が形成された状態を維持するように回動付勢力が付与される構成としている。
【0037】
次に、本実施例の具体的な使用方法について説明する。
【0038】
例えば、図2に示すように、付勢機構4に抗して一方の突出部2Aを他方の突出部2Aから離反するように一方の掛杆2を回動操作する。そして、この離れた突出部2A間にロープ20(親綱)を入れ、そのまま引き続いて取付部1上に親綱20を押し入れると、他方の掛杆2も親綱20によって押し開かれて支承環部3が開放し、掛杆2間に親綱20が通される。従って、このようにして親綱通し作業を極めて容易に行うことができるし、この作業は適所に予め架設状態にして張設された親綱20を支承環部3に通す場合であっても、この支承環部3が図2に示すように対向する掛杆2の略中間上部位置で開放するため、親綱20を緩めることなく支承環部3の上方部へ引っ張ってきて上記のようにして簡易に支承環部3内に親綱20を配設する(通す)ことができる。
【0039】
また、この際、掛杆2や突出部2Aに、例えば第二実施例の図5に示したようにフック24や輪状のロープなどを連結することもできる。
【0040】
その後、回動させた掛杆2から手を離せば、この掛杆2が付勢機構4により自動的に戻り回動して突出部2A同士が当接し、取付部1上に環状の前記支承環部3が形成され、この支承環部3が形成された状態が付勢機構4によって維持され。(図1参照)従って、この支承環部3に通したロープ20や、掛杆2や突出部2Aに掛止したフック24などが抜け外れてしまうことがない。
【0041】
また、本実施例では、前記突出部2A同士が全部ぴったりと重なり合うように当接して支承環部3を形成するから、この支承環部3を構成する掛杆2並びに突出部2Aは、どの部分においても二重に重合した構成となり、これによりフック24などに対して極めて強固な連結強度を発揮することになり、安全性に秀れ非常に信頼性のある構造となる。
【0042】
第二実施例について説明する。
【0043】
本実施例は、前記一対の掛杆2は、連動機構5を介して一方の回動作動に他方が連動回動するように構成した場合である。
【0044】
連動機構5について具体的に説明すると、夫々の掛杆2の途中部に、前記取付板部7の上方に位置するようにして連動体10を固定し、この連動体10が掛杆2と共に連動作動するように構成している。図中符号21は掛杆2に対して連動体10を固定するための固定孔である。
【0045】
また、この掛杆2に固定された前記連動体10は、図4,図6に示すように前記突出部2Aの突出方向と同じ方向に延長突出する形状に形成し、この連動体10の突出端部寄り位置に嵌合孔14を形成している。
【0046】
一方、取付板部7上面の略中間部に、円板状の回転体12を枢着軸22により水平回動自在に枢着し、この回転体12の対向する二箇所の縁部には連結突片13を形成し、この連結突片13を前記夫々の掛杆2の嵌合孔14に嵌合係止している。
【0047】
従って、一対の掛杆2のうちのいずれか一方を回動操作すると、これに伴って回転体12も回動作動して他方の掛杆2も回動作動する構成としている。
【0048】
また、このように回転体12を一対の掛杆2間に介在しているため、この回転体12の回動作動によって双方の掛杆2は互いに逆方向に回動作動することになり、これによりいずれか一方の掛杆2の一方向への回動移動によって一対の掛杆2の前記突出部2A同士が互いに接近回動し、且つ逆方向への回動移動によって突出部2A同士が互いに離反回動する構造としている。
【0049】
また、本実施例では、この掛杆2と取付部1とに前記支承環部3が形成された状態を維持するように掛杆2を回動付勢する付勢機構4を設けている。
【0050】
付勢機構4について具体的に説明すると、一方の掛杆2の一端部に、前記第一実施例と同様にねじりバネを採用した弾性体15を被嵌装着し、このねじりバネ15の一端を前記連動体10に係止し、他端を取付部1の遊離板部内面に係止することで、掛杆2に支承環部3が形成された状態を維持するように回動付勢力が付与される構成としている。
【0051】
尚、この付勢機構4として前記第一実施例と同様に双方の掛杆2に弾性体15を設けても良いが、本実施例の場合には双方の掛杆2が連動作動するので、一方の掛杆2に弾性体15を設けるだけで十分に前記作用効果が得られるし、この方が弾性体15を一つ使用するだけで良いため安価に構成できる。
【0052】
次に、本実施例の具体的な使用方法について説明する。
【0053】
図4に示すように、付勢機構4に抗して突出部2A同士を離反するように一対の掛杆2を回動操作すると、取付部1上に形成された支承環部3の上部の真中部分が開放する。そして、単にこの開放部分から取付部1上にロープ20(親綱)を降ろすことにより掛杆2間に通すことができる。従って、このようにして親綱通し作業を極めて容易に行うことができるし、この作業は適所に予め架設状態にして張設された親綱20を支承環部3に通す場合であっても、支承環部3が図6に示すように対向する掛杆2の真中上部位置で開放するため、親綱20を緩めることなく支承環部3の上方部へ引っ張ってきて上記のようにして簡易に支承環部3内に親綱20を配設する(通す)ことができる。
【0054】
その後、回動させた掛杆2から手を離せば、この掛杆2が付勢機構4により自動的に戻り回動して突出部2A同士が当接し、取付部1上に環状の前記支承環部3が形成され、この支承環部3が形成された状態が付勢機構4によって維持される。従って、この支承環部3に通したロープ20は抜け外れてしまうことがない。
【0055】
また、勿論、前記第一実施例と同様に、掛杆2や突出部2Aにフック24や輪状のロープなどを連結することもできる。
【0056】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0057】
また、本実施例では、一対の掛杆2の双方を略同一形状のものとして、この双方の掛杆2が回動するように構成した場合を示したが、一対の掛杆2のいずれか一方だけが回動するように構成しても良く、またこの場合には回動作動する方の掛杆2だけに突出部2Aを形成する構成としても良い。
【0058】
また、本実施例では、親綱支柱16に取り付けして親綱保持具として使用した場合を示したが、これに用途を限定するものではなく、その他の様々な用途に適用可能であり、この用途に応じて取付部1の構造も適宜設計変更可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、単に掛杆を付勢機構に抗して回動操作するだけで支承環部を開放してロープやフックなどを連結したり外したりすることができるため着脱作業が極めて容易にでき、しかも手を離せば付勢機構により自動的に支承環部が形成された状態に復帰して維持されることになるので、連結保持したロープやフックなどが抜け外れることも防止されるなど信頼性のある極めて実用性に秀れた画期的な連結具となる。
【0060】
また、本発明は、掛杆を略L型若しくは略U型に形成することで側方に突出する突出部を備えた掛杆に構成したから、突出部を備えた掛杆を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の連結具となる。
【0061】
また、請求項3記載の発明においては、突出部の側部同士が互いに近接若しくは当接して前記支承環部が確実な環状を呈することになるので、この支承環部に連結保持したロープやフックなどが抜け外れることが確実に防止される極めて実用性に秀れた連結具となる。
【0062】
また、請求項4記載の発明においては、いずれか一方の掛杆を回動操作するだけで双方の掛杆(突出部)が回動して支承環部が広く開放し、且つ手を離せば双方の掛杆が自動的に支承環部を形成するように戻り回動作動することになるので、一層操作性に秀れ、実用性に秀れた連結具となる。
【0063】
また、請求項5記載の発明おいては、ロープやフックなどを確実に抜け止め状態に保持できる前記支承環部が形成されることになる一層実用性に秀れた連結具となる。
【0064】
また、請求項6記載の発明おいては、略同一形状の突出部同士が重なり合うように当接して前記支承環部を形成するから、この支承環部を構成する掛杆並びに突出部は、どの部分においても二重に重合しているためにフック連結時などには極めて強固な連結強度を発揮することになり、一層信頼性があり安全性に秀れた連結具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図2】 第一実施例の一方の掛杆を少し回動して支承環部を少し開放した状態の説明平面図である。
【図3】 第一実施例の構造説明図である。
【図4】 第二実施例を示す一部を分解した説明斜視図である。
【図5】 第二実施例の使用状態における部分的に切り欠いた説明正面図である。
【図6】 第二実施例の使用状態における支承環部を少し開放した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 取付部
2 掛杆
2A 突出部
3 支承環部
4 付勢機構
5 連動機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector that can be held in a retaining state through a rope, a chain, a belt, or the like that is stretched in a proper position, or can be hooked in a retaining state, such as a hook or a connecting ring. is there.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, there are various connecting tools for holding a rope or the like in a retaining state and hooking a hook or the like in a retaining state.
[0003]
The present invention further pursues the practicality of this type of connecting tool, and it is an epoch-making that can securely hold a rope, hook, etc. in a state of being prevented from coming off, and can be easily attached and detached. A linking tool is provided.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0005]
A pair of
[0006]
Also, a pair of
[0007]
Further, the protrusion of the protruding
[0008]
In addition, the pair of
[0009]
Further, when the
[0010]
Further, the pair of
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention (how to carry out the invention) considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings, showing its effects.
[0012]
In a normal state, one
[0013]
One
[0014]
Thereafter, when the hand is released from the
[0015]
Therefore, simply by rotating the
[0016]
In addition, for example, when this connector is used as a connector for holding the middle part of the
[0017]
Also, for example, after passing one master rope 20 through the
[0018]
Further, for example, the projecting degree of each projecting
[0019]
In addition, for example, the pair of
[0020]
【Example】
Specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
In the present embodiment, a pair of
[0022]
More specifically, the mounting
[0023]
As shown in FIG. 4, the hanging
[0024]
In addition, each
[0025]
More specifically, the pair of
[0026]
In this embodiment, the pair of
[0027]
Specifically, as shown in FIG. 4 and FIG. 5, the bearing
[0028]
Then, one end of the
[0029]
Further, in this embodiment, as an example of the use state, a case is shown in which the
[0030]
The fixing means 17 for the
[0031]
More specifically, FIGS. 1 to 3 show a first embodiment, and FIGS. 4 to 6 show a second embodiment.
[0032]
A first embodiment will be described.
[0033]
In this embodiment, the pair of
[0034]
More specifically, as shown in FIG. 3, each
[0035]
Further, in this embodiment, an urging mechanism 4 for rotating and urging the
[0036]
The urging mechanism 4 will be described in detail. An
[0037]
Next, a specific method of using the present embodiment will be described.
[0038]
For example, as shown in FIG. 2, one
[0039]
At this time, for example, as shown in FIG. 5 of the second embodiment, a
[0040]
Thereafter, when the hand is released from the pivoted
[0041]
Further, in this embodiment, since the projecting
[0042]
A second embodiment will be described.
[0043]
In the present embodiment, the pair of
[0044]
The
[0045]
Further, the interlocking
[0046]
On the other hand, a disk-shaped
[0047]
Accordingly, when any one of the pair of
[0048]
Further, since the rotating
[0049]
Further, in this embodiment, an urging mechanism 4 for rotating and urging the
[0050]
The urging mechanism 4 will be described in detail. One end of one
[0051]
As the urging mechanism 4, both the
[0052]
Next, a specific method of using the present embodiment will be described.
[0053]
As shown in FIG. 4, when the pair of
[0054]
Thereafter, when the hand is released from the pivoted
[0055]
Of course, as in the first embodiment, a
[0056]
Note that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
[0057]
In the present embodiment, both the pair of hanging
[0058]
Further, in this embodiment, the case where it is attached to the
[0059]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the support ring portion can be opened and the ropes and hooks can be connected and disconnected simply by rotating the hook against the biasing mechanism. The attachment and detachment work can be done very easily, and if the hand is released, the urging mechanism automatically returns to the state in which the support ring is formed, so that the connected rope and hook can be removed. This is an epoch-making connector that is highly reliable and extremely practical.
[0060]
In addition, since the present invention is configured as a hook having a protruding portion that protrudes laterally by forming the hook into a substantially L shape or a substantially U shape, the hook having the protruding portion is made a simple configuration. It becomes a connector having a structure that is more practical and can be realized easily.
[0061]
Further, in the invention according to
[0062]
Further, in the invention described in claim 4, if only one of the hooks is rotated, both hooks (projections) rotate to widely open the support ring and release the hand. Since both hooks return and rotate so as to automatically form a bearing ring portion, the operability is further improved and the connector is excellent in practicality.
[0063]
Further, in the invention described in
[0064]
Further, in the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a use state of a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory plan view showing a state in which one of the hooks of the first embodiment is slightly rotated and a support ring portion is slightly opened.
FIG. 3 is an explanatory diagram of the structure of the first embodiment.
FIG. 4 is a partially exploded perspective view showing a second embodiment.
FIG. 5 is an explanatory front view partially cut away in a use state of the second embodiment.
FIG. 6 is a plan view showing a state in which a support ring portion is slightly opened in a use state of the second embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family
ID=18928632
Family Applications (1)
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Families Citing this family (1)
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