JP3792311B2

JP3792311B2 - Mudguard device for rolling machine

Info

Publication number: JP3792311B2
Application number: JP24813596A
Authority: JP
Inventors: 行則能勢
Original assignee: Sakai Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sakai Heavy Industries Ltd
Priority date: 1996-09-19
Filing date: 1996-09-19
Publication date: 2006-07-05
Anticipated expiration: 2016-09-19
Also published as: JPH1086798A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばタイヤローラその他の転圧機械に設けられ転圧輪の踏面に付着した加熱アスファルト混合物を効率良く除去することができる転圧機械の泥除け装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
転圧機械は、転圧作業中、舗装面に敷き均した加熱アスファルト混合物が転圧輪の踏面に付着して、そのまま転圧を続けると、その付着物が舗装品質に悪影響を及ぼす。そこで、通常、転圧機械に泥除け装置を取り付けて、付着物の除去を行っている。
【０００３】
従来のタイヤローラの泥除け装置の一例を図９に基づき説明する。図９はタイヤローラの後輪の後部側に取り付けた泥除け装置を示しており、タイヤローラのベース２０に支持された取付ブラケット２１に、下縁をタイヤ踏面の形状に対応する曲面形状としたブレード部材２を、ボルト等によって取り付けたものであり、このブレード部材２の下縁がタイヤ１の踏面と摺接して、この踏面に付着した付着物を除去するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
タイヤ等の転圧輪に付着した付着物を泥除け装置のブレード部材で効率よく掻き落とすには、付着物に対し転圧輪の表面の接線方向に、常にブレード部材で力を加えることが求められる。しかし、ブレード部材と転圧輪との間に付着物が挟まると、その挟まった付着物に対してその掻き落とし力が加わらなくなる。そこで、挟まった付着物にも接線方向成分の力が加わるように、図９に示すように、ブレード部材２を転圧輪１の接線方向より転圧輪中心方向に若干傾いて取り付けることが多い。図１０の（ａ），（ｂ），（ｃ）は、図９の泥除け装置のブレード部材のみに着目して示した断面図である。同図の（ａ）は、転圧輪の静止状態を示している。同図の（ｂ）は、転圧輪が矢印方向に回転し転圧機械が前進している状態を示し、転圧輪１への付着物に、転圧輪接線方向成分の力が加わり、これを効率よく掻き落とす。同図の（ｃ）は、転圧機械が後進している状態を示し、転圧輪の回転と共に、転圧輪に付着した付着物Ａが上方からブレード部材２と転圧輪１とでなす鋭角な内側空間に溜まり込む。そして、ついには、ブレード部材２を押し上げて、付着物を十分に除去できなくなってしまっている。
【０００５】
転圧機械は、転圧作業において車両を前後進させるので、図１０の（ｃ）の状態から、再び、同図の（ａ）の状態となって後進時より付着物の付着の状況は良くなるが、一度付着した付着物は、少しでも時間が経過すると、その除去が困難となる。また、前進から後進への切替時に、ブレード部材２と転圧輪１とでなす鋭角な内側空間に溜まった固まりが、逆回転により後輪の前側に落とされ、転圧路面を荒らす原因にもなる。
【０００６】
一方、図１１の（ａ），（ｂ），（ｃ）は、ブレード部材２を転圧輪１の接線方向に対して垂直に押し付けた泥除け装置について示した断面図である。同図の（ａ）は、転圧輪の静止状態を示している。同図の（ｂ）は、転圧機械が前進している状態を示し、（ｃ）は、転圧機械が後進している状態を示す。ブレード部材２が転圧輪１の接線方向に対して垂直に押し付けられているので、付着物を除去する効率はあまり良くないが、転圧輪１の回転方向に関係なく、ブレード部材２が付着物に対して同じ角度で作用するので、前進時後進時いずれも、ある程度の掻き落とし性能が期待できる。しかし、付着物がブレード部材２と転圧輪１との間に入り込むのを完全に防ぐためには、ブレード部材２を強く転圧輪１側に押圧する必要がある。そうすると、転圧輪およびブレード部材の磨耗等の問題が出てくる。また、ブレード部材が合成樹脂等のやわらかな材料の場合は、取付け角度の関係により転圧輪および付着物から曲げの力を受けて、図示のようにブレード部材２が変形し、ブレード部材２と転圧輪１の間を付着物が通過しやすくなる。さらに、同図の（ｂ）での状況に加えて、同図の（ｃ）では、掻き落とされた付着物の一部Ａ′がブレード部材２上に溜まり込み、再度前進する時に後輪前方にその固まりが落下して、転圧路面を荒らす恐れがある。
【０００７】
この発明は、上記した従来の技術が有する問題点を解決し、転圧輪が正方向または逆方向のいずれに回転する場合も、付着物を効率良く除去することができる転圧機械の泥除け装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、請求項１として、対向する２辺をエッジとするブレード部材と、このブレード部材の前記２辺を互いに揺動可能とし、転圧輪側に押し付ける押し付け手段とから構成され、転圧輪の正方向または逆方向の回転に伴う転圧輪との摩擦力による前記ブレード部材の２つの辺の揺動の範囲を制限するストッパを有することを特徴とする転圧機械の泥除け装置を構成した。
【０００９】
この場合、前記ブレード部材を短冊状のプレートで構成し（請求項２）、また、前記押し付け手段は、少なくともブレード部材が固定されたブレード取付け部材を揺動可能に支持する支持部材を備える（請求項３）と効果的である。そして、前記転圧輪がタイヤの場合は、ブレード部材のタイヤ接触面はタイヤ踏面の形状に対応する曲面形状となっており（請求項４）、前記転圧輪が車軸と平行に取り付けた複数のタイヤからなるタイヤ列で構成される場合は、各タイヤに対応させて複数のブレード部材を設け、各ブレード部材が前記タイヤ列に対して設けた１つの押し付け手段により各タイヤに押し付けられる（請求項５）と、より有効である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。以下の実施形態においては、前輪に３本のタイヤ，後輪に４本のタイヤを転圧輪として用いたタイヤローラに設けられる泥除け装置について主として説明することとする。
【００１１】
図１は転圧機械の後輪の後部側に設けたこの発明に係る泥除け装置の実施形態を示す平面図、図２はその側面図である。図３の（ａ）は図１のＡ−Ａ線を矢印方向に視た断面図、同図の（ｂ）は図１のＢ矢視断面図である。図４の（ａ）はブレード部材の取付け機構について示す平面図、同図の（ｂ）は同じく側面図、同図の（ｃ）は図１のＣ−Ｃ断面図である。
これらの図中、転圧機械のフレーム９には、転圧輪１である４本のタイヤ１₁，１₂，１₃，１₄からなるタイヤ列が車軸と平行に取り付けられる。この各タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄の幅方向の内側寄りにそれぞれ対向させて支持板であるフラットバー４ａ，４ｂ、４ｃ，４ｄ、４ｅ，４ｆ、４ｇ，４ｈを配設する。そして、それぞれのフラットバー４ａ〜４ｈは、その上下が棒状の連結部材５ａ，５ｂにより固定される。この例では、各フラットバー４ａ〜４ｈと、それらの相互を固定する連結部材５ａ，５ｂとを以て、支持部材４を構成している。
【００１２】
各フラットバーの内、最端部に位置するフラットバー４ａ，４ｈのみは、中間部において平面視２か所の折曲部が設けられ、その上端部を、転圧機械の両側のベース８，８に固定したブラケット７，７に、軸１１により回転可能に取り付ける。また、対向させて設けた各フラットバー４ａ，４ｂ、４ｃ，４ｄ、４ｅ，４ｆ、４ｇ，４ｈの内側には、それぞれブレード取付け部材３，３，３，３のブラケット３ａ，３ｂ、３ｃ，３ｄ、３ｅ，３ｆ、３ｇ，３ｈをそれぞれピン１２により軸回りに揺動可能に取り付ける（図４の（ａ），（ｂ），（ｃ）に拡大して示す）。そして、各ブラケット３ａ〜３ｈに、各タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄上に位置させて、ブレード部材２，２，２，２を取り付ける。各ブレード部材２，２，２，２は、鉄板でもよいが、用途により合成樹脂，ゴム等の弾性体でもよく、本実施形態のタイヤローラの場合、図４の（ｂ）に示すように、タイヤの幅方向の長さより若干長い短冊状のプレートからなり、そのタイヤ接触面２ｃはタイヤ踏面の形状に対応する曲面形状となっている。
【００１３】
図１における各フラットバー４ａ〜４ｈとこれらを相互に固定する連結部材５ａ，５ｂとからなる支持部材４は、それ自身の重量により、ブレード部材２を転圧輪１側に押し付ける押し付け手段１０を構成する。この場合、ブレード部材２を取り付けるブレード取付け部材３も、その自重を転圧輪１側に掛け、押し付けの役目を担っている。押し付け手段１０は、タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄からなるタイヤ列に対して１つ設けられる。なお、図１中の符号１３は、転圧機械に取り付けた液剤噴霧装置であり、転圧作業中、必要に応じて、各タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄表面にノズル１３ａから液剤を噴霧し、加熱アスファルト合材の付着防止効果を高める。
【００１４】
図５は、ブレード取付け部材３に取り外しが簡単に行えるブレード部材２を取り付けた例について示す斜視図である。支持部材４は、図１の場合と若干態様を異にし、支持板であるフラットバー４ａ，４ｂ…と、これらを相互に連結固定する枠部材５ｃとにより構成される。ブレード部材２を固定したブレード取付け部材３のブラケット３ａ，３ｂと、フラットバー４ａ，４ｂとに頭付きピン１２を挿通し、スナップピン１２ａで固定する。そして、ブレード取付け部材３の外側から、上部に嵌合溝２ｄを有するブレード部材２を差し込み固定する。このように構成することにより、ブレード部材２は、スパナ等の工具類を一切使用せずに一作動（ワンタッチ）で脱着することが可能である。この結果、ブレード部材２が磨耗しやすい材質であるときに、そのブレード部材を簡単に交換できて有利である。
【００１５】
転圧機械の両側のベース８，８に固定したブラケット７，７には、内側に向けて突起７ａ，７ａを設け、この突起７ａ，７ａと、最端部に位置するフラットバー４ａ，４ｈとの間にスプリング６，６を張設する。突起７ａ，７ａは、図３の（ｂ）および図６に拡大して示すように、フラットバー４ａ，４ｈの枢支位置である軸１１とは異なる、より上方の位置に設けてあり、スプリング６，６は、支持部材４が図２の実線の位置にあるときは、支持部材４自身の重量による作用に加えて、そのスプリング力で各ブレード部材２，２，２，２を転圧輪１に対し押し付ける補助的な作用をする。
転圧機械による締固め作業が終了し、転圧機械を自走させるときは、図２における支持部材４を、軸１１を中心として、実線の位置から２点鎖線の位置まで立ち上げる。この場合、スプリング６を固定している図６の突起７ａが軸１１と異なる上方に位置しているので、支持部材４を２点鎖線の位置とさせたときは、スプリング６の張力は、各ブレード部材２，２，２，２を転圧輪１から引き離してその位置を保持する力として作用する。したがって、ブレード部材２，２，２，２は、タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄面から離れ、タイヤおよびブレード部材が磨耗することのないように防いでいる。なお、支持部材４を軸１１を中心として回動させる際、押し付け手段１０は、タイヤ１₁，１₂，１₃，１₄からなるタイヤ列に対して１つ設けているので、ブレード部材２，２，２，２が取り付けられた各フラットバー４ａ，４ｂ、４ｃ，４ｄ、４ｅ，４ｆ、４ｇ，４ｈ全体をまとめて、立ち上げることができる。
【００１６】
図７の（ａ），（ｂ），（ｃ）は、上記した泥除け装置の作用について説明するための断面図で、ブレード部材２に着目して描いたものである。
同図の（ａ）は、タイヤの静止状態を示している。
同図の（ｂ）は、転圧輪１が矢印方向に回転しタイヤローラが前進している状態を示し、転圧輪１が回転すると、転圧輪１との摩擦力により、フラットバー４ａ，４ｂに対しブレード取付け部材３がピン１２の軸回りに回動し、ブレード部材２は、転圧輪１の接線方向に対して角度θだけ揺動する。これにより、ブレード部材２の対向する２辺の内の一方２ａが、転圧輪１に押し付けられ、この辺２ａをエッジとして付着物を効率よく掻き落とすことができる。
同図の（ｃ）は、タイヤローラが後進している状態を示し、転圧輪１の逆方向への回転に伴い、転圧輪１との摩擦力により、フラットバー４ａ，４ｂに対しブレード取付け部材３がピン１２の軸回りに回動し、ブレード部材２は、転圧輪１の接線方向に対して逆の傾き角度θだけ揺動する。そして、ブレード部材２の対向するする２辺の内の他方２ｂを、転圧輪１に押し付け、この辺２ｂをエッジとして付着物を効率よく掻き落とすことができる。
【００１７】
上記した本実施形態では、フラットバー４ａ，４ｂの枠自体が転圧輪１の正方向または逆方向の回転に伴う転圧輪１との摩擦力による前記ブレード部材２の２つの辺２ａ，２ｂの揺動の範囲を制限するストッパの役目を兼ねている。このストッパによる制限は、転圧輪１の接線方向に対する回動範囲（角度θ）がそれぞれ１〜２０°、望ましくは５〜１０°であれば効果的である。もちろん、独立したストッパを別途形成してもよい。また、明確なストッパがなくても、弾性的手段により、実質的に回動角度範囲を限ることとしても良い。
【００１８】
さらに、本実施形態では、フラットバー４ａ，４ｂに軸（ピン１２）を設け、その軸回りにブレード部材２を回動できる機構としているが、この軸は、固定された軸でなくても良く、明確な軸がなくても、ブレード部材２がゴム等の部材により弾性的に支持されていても良い。
【００１９】
このように、本実施形態では、転圧輪１が正方向または逆方向のいずれに回転していようとも、その方向に伴い、転圧輪１との摩擦力によりブレード部材２の２つの辺２ａ，２ｂが理想的な角度に揺動して止まる。これにより、付着物を効率よく掻き落とすことができる。この場合、ブレード部材２の上部は障害となるものがなく空いているので、掻き落とされた付着物がブレード部材２の上側に溜まることがない。その結果、転圧機械の後進から前進への切替時に、付着物の固まりが落ちて転圧路面上を荒らすという従来の泥除け装置で発生しがちな問題を解決することができる。
【００２０】
図８は転圧輪が鉄輪である場合のこの発明に係る転圧機械の泥除け装置の実施形態を示す平面図である。転圧輪１として鉄輪Ｓを用いている以外は、図１に示す機構とその作用に何ら変わるところはないので、同一の部位および部材に共通の符号を付して、詳しい説明は省略するが、この鉄輪Ｓの場合も、転圧機械の前進または後進の作動に伴い、転圧輪１との摩擦力によりブレード部材２の２つの辺２ａ，２ｂが理想的な角度に揺動して止まり、一方の辺２ａまたは他方の辺２ｂをエッジとして、付着物を効率よく掻き落とすことができる。
【００２１】
【発明の効果】
以上、説明したこの発明に係る転圧機械の泥除け装置によれば、対向する２辺をエッジとするブレード部材と、このブレード部材の前記２辺を互いに揺動可能とし、転圧輪側に押し付ける押し付け手段とから構成されるので、転圧機械の前進または後進の作動に伴い、つまり、転圧輪が正方向または逆方向のいずれに回転していても、その方向に伴い、転圧輪との摩擦力によりブレード部材の２つの辺が理想的な角度に揺動して止まる。これにより、ブレード部材の一方の辺または他方の辺をエッジとして、付着物を効率よく掻き落とすことができる。したがって、図１０に示す従来の装置における問題点である、後進時に、転圧輪に付着した付着物が上方からブレード部材２と転圧輪とでなす鋭角な内側空間に溜まり込むことを防止できる。また、図１１に示す従来の装置における問題点である、ブレード部材を強く転圧輪側に押圧することによるブレード部材の変形および磨耗を回避できる。
【００２２】
一方、この発明に係る転圧機械の泥除け装置では、ブレード部材の上部は障害となるものがなく空いているので、掻き落とされた付着物がブレード部材の上側に溜まることがない。その結果、転圧機械の後進から前進への切替時に、付着物の固まりが転圧輪の前側に落ちて転圧路面上を荒らすという従来の泥除け装置で発生しがちな問題を解決することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る泥除け装置の実施形態を示す平面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】（ａ）は、図１のＡ−Ａ線を矢印方向に視た断面図、（ｂ）は、図１のＢ矢視断面図である。
【図４】（ａ）は、この発明に係る泥除け装置におけるブレード部材の取付け機構について示す平面図、（ｂ）は、同じく側面図である。（ｃ）は、図１のＣ−Ｃ断面図である。
【図５】この発明に係る泥除け装置におけるブレード部材の取付け機構の他の例について示す斜視図である。
【図６】この発明に係る泥除け装置におけるブレード部材を転圧輪に対して接触・離間させる機構について示す側面図である。
【図７】この発明に係る泥除け装置における転圧輪とブレード部材との関係を示す断面図であり、（ａ）は、転圧輪が静止している状態、（ｂ）は、転圧機械が前進している状態、（ｃ）は、転圧機械が後進している状態である。
【図８】転圧輪が鉄輪である場合のこの発明に係る泥除け装置の実施形態を示す平面図である。
【図９】従来の泥除け装置の一例を示す断面図である。
【図１０】従来の泥除け装置における転圧輪とブレード部材との関係を示す断面図であり、（ａ）は、転圧輪が静止している状態、（ｂ）は、転圧機械が前進している状態、（ｃ）は、転圧機械が後進している状態である。
【図１１】従来の泥除け装置の他の例における転圧輪とブレード部材との関係を示す断面図であり、（ａ）は、転圧輪が静止している状態、（ｂ）は、転圧機械が前進している状態、（ｃ）は、転圧機械が後進している状態である。
【符号の説明】
１ …転圧輪
２ …ブレード部材
２ａ…一方の辺
２ｂ…他方の辺
２ｃ…タイヤ接触面
３ …ブレード取付け部材
３ａ〜３ｈ…ブラケット
４ …支持部材
４ａ〜４ｈ…支持板（フラットバー）
５ａ，５ｂ…連結部材
５ｃ…枠部材
６ …スプリング
７ …ブラケット
７ａ…突起
８ …ベース
９ …フレーム
１０ …押し付け手段
１１ …軸
１２ …ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mudguard device for a rolling machine that can be efficiently removed from, for example, a heated asphalt mixture attached to a treading surface of a rolling wheel provided in a rolling machine such as a tire roller.
[0002]
[Prior art]
In the compaction machine, if the heated asphalt mixture spread on the pavement surface adheres to the tread surface of the compaction wheel during the compaction operation and continues to perform the compaction as it is, the deposits adversely affect the pavement quality. Therefore, usually, a mudguard is attached to the rolling machine to remove the deposits.
[0003]
An example of a conventional tire roller mudguard device will be described with reference to FIG. FIG. 9 shows a mudguard device attached to the rear side of the rear wheel of the tire roller. A blade having a curved surface corresponding to the shape of the tire tread on the mounting bracket 21 supported by the base 20 of the tire roller. The member 2 is attached with a bolt or the like, and the lower edge of the blade member 2 is in sliding contact with the tread surface of the tire 1 to remove the deposits attached to the tread surface.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In order to efficiently scrape off deposits adhering to a rolling wheel such as a tire with the blade member of the mudguard device, it is required to always apply a force to the deposit in the tangential direction of the surface of the rolling wheel with the blade member. . However, when an adhering matter is caught between the blade member and the rolling wheel, the scraping force is not applied to the adhering matter. Therefore, as shown in FIG. 9, the blade member 2 is often attached slightly inclined from the tangential direction of the compaction wheel 1 toward the center of the compaction wheel so that the force of the tangential component is also applied to the stuck deposit. . (A), (b), (c) of FIG. 10 is sectional drawing shown paying attention only to the blade member of the mudguard apparatus of FIG. (A) of the figure shows the stationary state of the rolling wheel. (B) of the figure shows a state where the rolling wheel is rotated in the direction of the arrow and the rolling machine is moving forward, and the force of the rolling wheel tangential component is applied to the deposit on the rolling wheel 1, This is scraped off efficiently. (C) of the figure shows a state in which the compaction machine is moving backward, and with the rotation of the compaction wheel, the deposit A attached to the compaction wheel is formed by the blade member 2 and the compaction wheel 1 from above. Accumulate in a sharp inner space. Finally, the blade member 2 is pushed up, and the deposit cannot be sufficiently removed.
[0005]
Since the rolling machine moves the vehicle forward and backward in the rolling operation, the state of (a) in FIG. 10 is changed again to the state of (a) in FIG. However, it is difficult to remove the adhered matter once adhered after a little time has passed. In addition, when switching from forward to reverse, the lump accumulated in the sharp inner space formed by the blade member 2 and the compaction wheel 1 is dropped to the front side of the rear wheel due to reverse rotation, causing the compaction road surface to be rough. Become.
[0006]
On the other hand, FIGS. 11A, 11 </ b> B, and 11 </ b> C are cross-sectional views illustrating a mudguard device that presses the blade member 2 perpendicularly to the tangential direction of the rolling wheel 1. (A) of the figure shows the stationary state of the rolling wheel. (B) of the figure shows a state where the compaction machine is moving forward, and (c) shows a state where the compaction machine is moving backward. Since the blade member 2 is pressed perpendicularly to the tangential direction of the rolling wheel 1, the efficiency of removing deposits is not so good, but the blade member 2 is attached regardless of the rotation direction of the rolling wheel 1. Since it acts at the same angle with respect to the kimono, it is possible to expect a certain level of scraping performance during both forward and reverse travel. However, in order to completely prevent the adhering material from entering between the blade member 2 and the compaction wheel 1, it is necessary to strongly press the blade member 2 toward the compaction wheel 1 side. If it does so, problems, such as abrasion of a rolling wheel and a blade member, will come out. Further, when the blade member is a soft material such as a synthetic resin, the blade member 2 is deformed as shown in FIG. The deposits easily pass between the rolling wheels 1. Further, in addition to the situation in (b) of the figure, in (c) of the figure, a part of the deposit A 'scraped off accumulates on the blade member 2 and moves forward again when moving forward again. The mass may fall and roughen the rolling road surface.
[0007]
The present invention solves the above-described problems of the prior art, and a mudguard device for a rolling machine that can efficiently remove deposits when the rolling wheel rotates in either the forward direction or the reverse direction. The purpose is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to a first aspect of the present invention, a blade member having two opposite sides as edges, and the two sides of the blade member can swing with each other and are pressed against the rolling wheel side. And a stopper that limits the range of oscillation of the two sides of the blade member due to frictional force with the rolling wheel as the rolling wheel rotates in the forward or reverse direction. Constructed a mudguard device for rolling machine.
[0009]
In this case, the blade member constituted by strip-shaped plate (claim 2), was or, the pressing means includes a support member which swingably supports the blade attachment member is at least blade member is fixed ( Claim 3 ) is effective. When the rolling wheel is a tire, the tire contact surface of the blade member has a curved surface corresponding to the shape of the tire tread ( Claim 4 ), and a plurality of the rolling wheels attached in parallel to the axle. for composed tire train consisting of a tire is provided with a plurality of blade members in correspondence with each tire is pressed against the each tire by a single pressing means each blade member is provided for the tire row (according Item 5 ) is more effective.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following embodiments, a mudguard device provided on a tire roller using three tires as front wheels and four tires as rear wheels as a compaction wheel will be mainly described.
[0011]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a mudguard device according to the present invention provided on the rear side of a rear wheel of a rolling machine, and FIG. 2 is a side view thereof. 3A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1 in the direction of the arrow, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken in the direction of the arrow B in FIG. 4A is a plan view showing the attachment mechanism of the blade member, FIG. 4B is a side view of the same, and FIG. 4C is a sectional view taken along the line CC in FIG.
In these drawings, a tire row composed of _four tires 1 ₁ , 1 ₂ , 1 ₃ , 14, which are the rolling wheels 1, is attached to the frame 9 of the rolling machine in parallel to the axle. Each tire ₁ 1, 1 _2, 1 _3, 1 _4, respectively inboard of the width direction of a supporting plate so as to face the flat bars 4a, 4b, 4c, be arranged 4d, 4e, 4f, 4g, and 4h . And each flat bar 4a-4h is fixed by the connecting members 5a and 5b of the bar-like top and bottom. In this example, the support member 4 is comprised by each flat bar 4a-4h and the connection members 5a and 5b which fix those mutually.
[0012]
Of the flat bars, only the flat bars 4a and 4h located at the extreme end are provided with two bent portions in plan view in the middle portion, and the upper ends thereof are connected to the bases 8 on both sides of the rolling machine. Attached to the brackets 7 and 7 fixed to 8 by a shaft 11 so as to be rotatable. Further, the brackets 3a, 3b, 3c, 3d of the blade mounting members 3, 3, 3, 3 are respectively disposed inside the flat bars 4a, 4b, 4c, 4d, 4e, 4f, 4g, 4h provided to face each other. 3e, 3f, 3g, and 3h are attached to the shaft 12 so as to be swingable about the axis (enlarged in FIGS. 4A, 4B, and 4C). Then, for each bracket 3a to 3h, and it is positioned on the tire ₁ 1, 1 _2, 1 _3, 1 _4, attaching the blade member 2,2,2,2. Each blade member 2, 2, 2, 2 may be an iron plate, but may be an elastic body such as synthetic resin or rubber depending on the application. In the case of the tire roller of the present embodiment, as shown in FIG. It consists of a strip-like plate slightly longer than the length in the width direction of the tire, and the tire contact surface 2c has a curved surface shape corresponding to the shape of the tire tread surface.
[0013]
The support member 4 comprising the flat bars 4a to 4h and the connecting members 5a and 5b for fixing them to each other in FIG. 1 has a pressing means 10 for pressing the blade member 2 against the rolling wheel 1 side by its own weight. Constitute. In this case, the blade attachment member 3 to which the blade member 2 is attached also hangs its own weight on the rolling wheel 1 side and plays a role of pressing. Pressing means 10, one is provided for a tire train consisting of a tire ₁ 1, 1 _2, 1 _3, 1 _4. Reference numeral 13 in FIG. 1 is a liquid spray device attached to roller compaction machine in compacting operations, if necessary, from the tire 1 _1, 1 _2, 1 _3, 1 ₄ surface to the nozzle 13a Spray the liquid agent to enhance the adhesion prevention effect of the heated asphalt mixture.
[0014]
FIG. 5 is a perspective view showing an example in which the blade member 2 that can be easily detached is attached to the blade attachment member 3. The support member 4 is slightly different from the case of FIG. 1, and is composed of flat bars 4a, 4b... That are support plates and a frame member 5c that connects and fixes them together. The headed pin 12 is inserted into the brackets 3a and 3b and the flat bars 4a and 4b of the blade mounting member 3 to which the blade member 2 is fixed, and is fixed with the snap pins 12a. Then, the blade member 2 having the fitting groove 2d in the upper part is inserted and fixed from the outside of the blade mounting member 3. With this configuration, the blade member 2 can be attached and detached with one operation (one touch) without using any tool such as a spanner. As a result, when the blade member 2 is made of a material that easily wears, it is advantageous that the blade member can be easily replaced.
[0015]
The brackets 7 and 7 fixed to the bases 8 and 8 on both sides of the rolling machine are provided with projections 7a and 7a inwardly, and the projections 7a and 7a and the flat bars 4a and 4h positioned at the extreme ends. The springs 6 and 6 are stretched between them. The protrusions 7a and 7a are provided at higher positions different from the shaft 11 which is the pivotal position of the flat bars 4a and 4h as shown in FIG. 3B and FIG. 6,6, when the support member 4 is in the solid line position of FIG. 2, in addition to the effect of the weight of the support member 4 itself, rolling each blade member 2,2,2,2 its spring force圧輪It acts as an auxiliary to press against 1.
When the compacting operation by the compaction machine is completed and the compaction machine is allowed to self-run, the support member 4 in FIG. 2 is raised from the position of the solid line to the position of the two-dot chain line about the shaft 11. In this case, since the projection 7a of FIG. 6 that fixes the spring 6 is positioned above the axis 11 and different from the shaft 11, when the support member 4 is set to the position of the two-dot chain line, the tension of the spring 6 is It acts as a force for pulling the blade members 2, 2, 2, 2 away from the rolling wheel 1 and holding the position thereof. Thus, the blade member 2,2,2,2 are separated from the ₁ 1, 1 _2, 1 _3, 1 ₄ side tires, tires and the blade member is prevented so as not to wear. Incidentally, when rotating the supporting member 4 about the axis 11, pressing means 10, the tire 1 _1, 1 _2, 1 _3, since the one provided for 1 ₄ tire train consisting of a blade member 2 , 2, 2 and 2 to which the flat bars 4a, 4b, 4c, 4d, 4e, 4f, 4g and 4h are attached.
[0016]
7A, 7B, and 7C are cross-sectional views for explaining the operation of the mudguard device described above, and are drawn with attention paid to the blade member 2. FIG.
(A) of the figure has shown the stationary state of the tire.
(B) of the figure shows a state in which the compaction wheel 1 rotates in the direction of the arrow and the tire roller advances, and when the compaction wheel 1 rotates, the flat bar 4a is caused by the frictional force with the compaction wheel 1. , 4b rotates about the axis of the pin 12, and the blade member 2 swings by an angle θ with respect to the tangential direction of the rolling wheel 1. Thereby, one of the two opposing sides of the blade member 2 is pressed against the rolling wheel 1, and the deposits can be efficiently scraped off using the side 2a as an edge.
(C) of the figure shows a state in which the tire roller is moving backward, and the blades against the flat bars 4a and 4b are caused by the frictional force with the rolling wheel 1 as the rolling wheel 1 rotates in the reverse direction. The attachment member 3 rotates about the axis of the pin 12, and the blade member 2 swings by an inclination angle θ opposite to the tangential direction of the rolling wheel 1. Then, the other 2b of the two opposing sides of the blade member 2 can be pressed against the rolling wheel 1, and the deposits can be efficiently scraped off using the side 2b as an edge.
[0017]
In the above-described embodiment, the frames of the flat bars 4a and 4b themselves have the two sides 2a and 2b of the blade member 2 due to the frictional force with the rolling wheel 1 as the rolling wheel 1 rotates in the forward or reverse direction. It also serves as a stopper that limits the range of rocking. This restriction by the stopper is effective when the rotation range (angle θ) of the rolling wheel 1 with respect to the tangential direction is 1 to 20 °, preferably 5 to 10 °. Of course, an independent stopper may be formed separately. Even if there is no clear stopper, the rotation angle range may be substantially limited by elastic means.
[0018]
Further, in the present embodiment, the flat bars 4a and 4b are provided with shafts (pins 12) and the blade member 2 can be rotated around the shafts. However, this shaft may not be a fixed shaft. Even if there is no clear shaft, the blade member 2 may be elastically supported by a member such as rubber.
[0019]
Thus, in this embodiment, regardless of whether the rolling wheel 1 rotates in the forward direction or the reverse direction, the two sides 2a of the blade member 2 are caused by the frictional force with the rolling wheel 1 depending on the direction. , 2b swings to an ideal angle and stops. Thereby, a deposit can be scraped off efficiently. In this case, since the upper part of the blade member 2 is empty without any obstacles, the scraped deposits do not collect on the upper side of the blade member 2. As a result, it is possible to solve a problem that is likely to occur in the conventional mudguard device in which a lump of deposits drops and roughens the rolling road surface when switching from reverse to forward of the rolling machine.
[0020]
FIG. 8 is a plan view showing an embodiment of a mudguard device for a rolling machine according to the present invention when the rolling wheel is an iron wheel. Since the mechanism shown in FIG. 1 and its operation are the same except that an iron wheel S is used as the rolling wheel 1, the same parts and members are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. Also in the case of this iron wheel S, the two sides 2a and 2b of the blade member 2 are swung to an ideal angle and stopped by the frictional force with the rolling wheel 1 in accordance with the forward or backward operation of the rolling machine. The adhering material can be efficiently scraped off using one side 2a or the other side 2b as an edge.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the mudguard device for a compaction machine according to the present invention described above, the blade member having two opposite sides as the edge and the two sides of the blade member can be swung relative to each other and pressed against the compaction wheel side. And the pressing means, so that the rolling wheel moves forward or backward, that is, regardless of whether the rolling wheel rotates in the forward direction or the reverse direction, Due to this frictional force, the two sides of the blade member swing at an ideal angle and stop. Accordingly, the adhering material can be efficiently scraped off using one side or the other side of the blade member as an edge. Therefore, it is possible to prevent deposits adhering to the compaction wheel from being accumulated in the sharp inner space formed by the blade member 2 and the compaction wheel from the upper side during reverse traveling, which is a problem in the conventional apparatus shown in FIG. . In addition, it is possible to avoid deformation and wear of the blade member caused by strongly pressing the blade member toward the rolling wheel, which is a problem in the conventional apparatus shown in FIG.
[0022]
On the other hand, in the mudguard device of the rolling machine according to the present invention, the upper part of the blade member is empty without any obstacles, so that the scraped deposits do not collect on the upper side of the blade member. As a result, at the time of switching from reverse to forward of the rolling machine, it is possible to solve the problem that tends to occur in the conventional mudguard device in which a lump of deposits falls on the front side of the rolling wheel and roughens the rolling road surface. There is an effect that can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a mudguard according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of FIG.
3A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1 in the direction of the arrow, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken in the direction of the arrow B in FIG.
FIG. 4A is a plan view showing a blade member mounting mechanism in the mudguard according to the present invention, and FIG. 4B is a side view of the same. (C) is CC sectional drawing of FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing another example of a blade member mounting mechanism in the mudguard according to the present invention.
FIG. 6 is a side view showing a mechanism for bringing the blade member into contact with and separating from the rolling wheel in the mudguard according to the present invention.
7A and 7B are cross-sectional views showing the relationship between a rolling wheel and a blade member in the mudguard apparatus according to the present invention, wherein FIG. 7A is a state where the rolling wheel is stationary, and FIG. 7B is a rolling machine. (C) is a state where the compaction machine is moving backward.
FIG. 8 is a plan view showing an embodiment of the mudguard device according to the present invention when the rolling wheel is an iron wheel.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of a conventional mudguard device.
FIGS. 10A and 10B are cross-sectional views showing the relationship between a rolling wheel and a blade member in a conventional mudguard device, where FIG. 10A is a state where the rolling wheel is stationary, and FIG. (C) is a state where the compaction machine is moving backward.
FIGS. 11A and 11B are cross-sectional views showing a relationship between a rolling wheel and a blade member in another example of the conventional mudguard device, in which FIG. 11A shows a state where the rolling wheel is stationary, and FIG. 11B shows a rolling wheel. The state where the pressure machine is moving forward, (c) is the state where the rolling machine is moving backward.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Rolling wheel 2 ... Blade member 2a ... One side 2b ... The other side 2c ... Tire contact surface 3 ... Blade attachment member 3a-3h ... Bracket
4 ... Support members 4a to 4h ... Support plate (flat bar)
5a, 5b ... connecting member 5c ... frame member 6 ... spring 7 ... bracket 7a ... projection 8 ... base 9 ... frame 10 ... pressing means 11 ... shaft 12 ... pin

Claims

It is composed of a blade member having two opposite sides as edges, and a pressing means that allows the two sides of the blade member to swing with respect to each other and presses them against the rolling wheel side ,
A mudguard device for a compaction machine, comprising a stopper for limiting the range of swinging of the two sides of the blade member due to frictional force with the compaction wheel accompanying forward or reverse rotation of the compaction wheel. .

2. The mudguard device for a rolling compaction machine according to claim 1, wherein the blade member is a strip-shaped plate.

3. The mudguard device for a rolling machine according to claim 1, wherein the pressing means includes a support member that swingably supports at least a blade mounting member to which the blade member is fixed . 4.

4. The rolling pressure according to claim 1, wherein the rolling wheel is a tire, and a tire contact surface of the blade member has a curved shape corresponding to a shape of a tire tread surface. Machine mudguard.

The rolling wheel is composed of a tire row composed of a plurality of tires attached in parallel to the axle, and a plurality of blade members are provided corresponding to the respective tires, and each blade member is provided with one pressing provided to the tire row. The mudguard device for a rolling machine according to any one of claims 1 to 4 , wherein the mudguard device is pressed against each tire by means .