JP3791451B2 - Drain neutralization tank - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドレン中和槽に関し、詳しくは、燃焼器で発生した燃焼排ガスからの熱を熱交換器によって回収する際に発生するドレン水を中和して排水に供するためのドレン中和槽に関する。
【0002】
【背景技術】
給湯機や温水利用暖房装置などにおいては、従来より、燃焼排ガスの熱を高効率で回収することができるようになった燃焼器が用いられたものがある。このような高効率の燃焼器においては、強酸性のドレン水が発生するので、ドレン水を中和して排出するためのドレン中和槽が用いられている。
【0003】
図1は従来のドレン中和槽1の構造を示す概略断面図であって、中空となったケース2内には炭酸カルシウム(CaCO3)からなる中和剤3が充填されている。ケース2の流入側上面にはドレン水導入口4が設けられ、ケース2の流出側の側面上部には処理水排出口5が設けられている。中和剤3が納められているケース2の内部においては、ケース2の天井面から垂直に仕切り壁6が垂下されており、仕切り壁6の下端は、ケース2の底面との間にドレン水の通過できる通路を隔ててケース2の底面に対向している。
【0004】
しかして、燃焼器で発生したドレン水がドレン水導入口4からドレン中和槽1内に導入されると、ドレン水導入口4から入ったドレン水は図1に矢印で示すように下方へ向けて流れ、仕切り壁6の下の通路を通過した後、上方へ向けて流れ、処理水排出口5から外部(例えば、排水溝など)へ排出される。このようにしてドレン中和槽1内を通過する経路においてドレン水は中和剤3と反応し、弱酸性ないし中性となった処理水が処理水排出口5から排出される。このような構造では、ドレン水が仕切り壁6を迂回するように流れるので、ドレン水が中和剤3を通過する経路を長くとることができ、ドレン水を十分に中和させることができる。
【0005】
また、このドレン中和槽1では、処理水排出口5は仕切り壁6の下端よりも上方に位置しているので、上部の処理水排出口5よりも下方にドレン水が溜まり、ドレン水によってドレン中和槽1内が水封される。ドレン水導入口4からはドレン水と共に排ガスが送り込まれるが、ドレン中和槽1内を水封することで排ガスが処理水排出口5から流出するのを防止することができる。
【0006】
しかし、このような構造のドレン中和槽1では、上部に処理水排出口5が設けられているので、ドレン中和槽1内のほぼ全体に常にドレン水が溜まった状態となっている。そのため、ドレン水と中和剤3との接触時間が長くなり、中和剤3の消耗が激しくなる問題があった。
【0007】
さらに、このようなドレン中和槽1では、ドレン中和槽1内に中和されたドレン水が常に溜まっていて中和剤3が乾燥する機会がないので、ドレン中和槽1内に黴や藻のようなゼラチン状の異物がケース2内の下部に堆積し、仕切り壁6の下の通路などを詰まらせる恐れがあった。
【0008】
本発明は上記の従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中和剤の消耗が少なく、また、内部に黴や藻などの異物が堆積しにくいドレン中和槽を提供することにある。
【0009】
【発明の開示】
本発明に係るドレン中和槽は、燃焼ガスが露点以下になって発生したドレン水を中和するための中和剤を中空のケース内部に充填したドレン中和槽であって、前記ケースの上部にドレン水導入口を設け、前記ケースの下部に処理水排出口を設け、前記ケースの天面から垂下された仕切り壁によって前記ケースの内部を互いに連通する複数の空間に仕切って仕切り壁の上流側に位置する空間を仕切り壁の下流側に位置する空間よりも大きくし、前記仕切り壁の下端に対向させて前記ケースの底面に凹部を設けると共に前記仕切り壁の下端を前記凹部の上端よりも低い位置に位置させることによって前記仕切り壁で仕切られた空間の間を水封するためのトラップを前記ケースに設け、前記トラップと前記処理水排出口との中間の位置において、前記ケース内部を大気に連通させるための通気孔を前記ケースに設けたことを特徴としている。ここで、処理水排出口の設けられているケースの下部とは、ケースの底面ないし側面下部(好ましくは、側面のほぼ下端部)を意味する。
【0010】
本発明に係るドレン中和槽にあっては、中和剤を充填されたケースの上部にドレン水導入口を設け、ケースの下部に処理水排出口を設けているので、ドレン水導入口からドレン中和槽内に導入されたドレン水は、ドレン中和槽内で中和されると、ドレン中和槽内にほとんど滞留させられることなく、直ちに処理水排出口から排出される。このように、ドレン中和槽内にドレン水をほとんど溜めない構造となっているので、ドレン水と中和剤との接触時間が短くなり、中和剤の消耗を抑えることができる。この結果、中和剤の量を減らしてドレン中和槽の大きさを小さくすることができる。
【0011】
さらに、本発明に係るドレン中和槽にあっては、ケースの天面から垂下された仕切り壁によってケースの内部を互いに連通する複数の空間に仕切り、仕切り壁の下端に対向させてケースの底面に凹部を設けると共に仕切り壁の下端を前記凹部の上端よりも低い位置に位置させることによって仕切り壁で仕切られた空間の間を水封するためのトラップをケースに設けているので、ドレン水と一緒にドレン中和槽内に流入した燃焼排ガスをトラップで止めることができ、処理水排出口から燃焼排ガスが漏れるのを防止することができる。また、本発明に係るドレン中和槽では、前記トラップと前記処理水排出口との中間において、前記ケース内部を大気に連通させるための通気孔を前記ケースに設けているので、トラップと処理水排出口との間の空間が負圧になる原因が生じても、通気孔が大気に通じているために当該空間が負圧になることがない。よって、トラップを小さくしても、トラップと処理水排出口との間の空間が負圧になってトラップの水封が破られる恐れが小さくなる。さらに、本発明に係るドレン中和槽では、仕切り壁によってケースの内部を互いに連通する複数の空間に仕切って仕切り壁の上流側に位置する空間を仕切り壁の下流側に位置する空間よりも大きくしているので、中和剤の消耗の激しい側の空間を大きくでき、仕切り壁の両側の空間の中の中和剤をほぼ均等に消耗させることができる。
【0012】
本発明に係る中和槽の実施態様にあっては、前記処理水排出口のケース内面側における開口が前記ケースの底面に位置していることが望ましい。かかる実施態様によれば、ドレン水がドレン中和槽内に溜まらなくなる結果、ドレン水が流入していない時には中和剤が乾燥するので、黴や藻などの異物がドレン中和槽内に堆積しにくくなる。
【0013】
また、本発明に係る中和槽の別な実施態様においては、前記ケースの内部が、一枚の仕切り壁によって2つの空間に仕切られていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図2は、図3に示す本発明に係るドレン中和槽21を備えた給湯機11(燃焼器の一例)の概略構成図である。この給湯機11にあっては、ガスバーナ(図示せず)での燃焼によって発生した燃焼排ガスは、第1熱交換器13と第2熱交換器12を通過して、排気口から外部へ排出される。上水道等の水源からの水は、入水管14を通って第2熱交換器12に流れると、そこで燃焼排ガスと熱交換して加熱され、さらに第1熱交換器13に流れて、そこでも燃焼排ガスと熱交換して加熱される。第2熱交換器12及び第1熱交換器13で加熱された温水は、出湯管15から出湯される。こうして第1熱交換器13と第2熱交換器12を用いることにより、燃焼排ガスに含まれる顕熱と潜熱を回収して水を加熱することができ、高効率の燃焼器を構成することができる。
【0015】
第1熱交換器13の下方に位置するガスバーナでの燃焼により発生した燃焼排ガスは、第1熱交換器13と第2熱交換器12とを通過する間に、その温度が露点以下になるまで低下し、結露水であるドレン水が第2熱交換器12に生じる。このドレン水は強酸性であり、導出路16を通ってドレン中和槽21に導かれ、ドレン中和槽21で中和された後、ドレン中和槽21から排出路22を経て、給湯機11の外部に排出される。
【0016】
図3は本発明に係る上記ドレン中和槽21の構造を示す概略断面図である。ケース23は、ポリプロピレン等の硬質樹脂からなる中空のブロー成型品である。ケース23内には、粒径が10mm程度の炭酸カルシウム(CaCO3)からなる中和剤24が充填されている。ケース23の流入側上面又は流入側側面上部にはドレン水導入口25が設けられ、ケース23の流出側の底面又は側面下端には処理水排出口26が設けられている。中和剤24が納められているケース23の内部においては、ケース23の天井面から垂直に仕切り壁27が垂下されており、ケース23内は仕切り壁27によってドレン水流入側に位置する第1室28と処理水排出側に位置する第2室29とに分離されており、仕切り壁27の下端とケース23の底面との間には、ドレン水の通過できる通路30が形成されている。なお、ケース23はブロー成型品であるので、仕切り壁27はケース23の両側面を押し潰すようにして密着させることにより形成されている。また、処理水排出口26は、中和剤24が流れ出ない大きさ又は形状に設計されている。
【0017】
しかして、前記導出路16を経て燃焼器のドレン水がドレン水導入口25からドレン中和槽21内に導入されると、ドレン水導入口25から入ったドレン水は図3に矢印で示すように第1室28を下方へ向けて流れ落ち、仕切り壁27の下の通路30を通過した後、第2室29ではケース23の底面に沿って流れ、処理水排出口26から前記排出路22へ排出され、さらに給湯機11の外部(例えば、排水溝など)へ排出される。このようにしてドレン中和槽21内を通過する経路においてドレン水は中和剤24と反応し、弱酸性ないし中性となった処理水が処理水排出口26から排出される。
【0018】
中和剤24がドレン水と反応すると消耗するので、ドレン水の流れる経路に沿って中和剤24が減少してくるが、ケース23の底面で中和剤24の消耗が進むとケース23の底面が空洞になるので、上から中和剤24が降りてきて中和剤24が補給される。また、第1室28ではドレン水導入口25の下方でも中和剤24が消耗するが、この部分での消耗が大きくなると、横の中和剤24が崩れてきて中和剤24が補給される。
【0019】
このようなドレン中和槽21にあっては、ドレン中和槽1内に入ったドレン水はケース23の底面ないし側面下端部に設けられた処理水排出口26から排出されるので、ドレン中和槽21内にドレン水が滞留しない。従って、ドレン水と中和剤24との接触時間が短くなり、中和剤24の消耗が抑えられ、その結果必要な中和剤24の量を少なくでき、ドレン中和槽21の小型化を図ることができる。一方、ドレン水導入口25は、ケース23の上部に設けられているので、ドレン水が逆流する恐れがない。
【0020】
さらに、このようなドレン中和槽21では、ドレン中和槽21内にドレン水が滞留しないので、ドレン水が流れ込んでいないときには中和剤24が乾燥させられる。そのため、ドレン中和槽21内に黴や藻のようなゼラチン状の異物が堆積して、仕切り壁27の下の通路30や処理水排出口26を詰まらせる恐れが少なくなる。
【0021】
また、このような構造のドレン中和槽21では、ドレン水導入口25の真下にある中和剤24は全体にわたって消耗されるが、他の部分ではケース23内の底にある中和剤24しか消耗しないので、第2室29に比べて第1室28の方が中和剤24の消耗が激しい。そのため、第1室28の容積を第2室29の容積よりも大きくしている。すなわち、中和剤24の消耗が大きい第1室28の容積を大きくしているので、第1室28内の中和剤24と第2室29内の中和剤24がほぼ均等に消耗し、第1室28内の中和剤24の上面と第2室29内の中和剤24の上面がほぼ同じような高さを保ちながら消耗していく。
【0022】
(第2の実施形態)
図4は本発明の別な実施形態によるドレン中和槽31の構造を示す概略断面図である。このドレン中和槽31にあっては、仕切り壁27の下端に対向させてケース23の底面に凹部32を設け、仕切り壁の下端を凹部32の上端よりも低い位置に位置させている。従って、凹部32内には常にドレン水が溜まっており、仕切り壁27の下端部は凹部32内のドレン水に浸かっているので、凹部32と仕切り壁27の下端によってトラップ33が構成されている。尚、図4における符号34は、トラップ33内に溜まっているドレン水の水面を示している。
【0023】
導出路16からドレン中和槽31には、ドレン水と共に燃焼排ガス(以下、単に排ガスという。)も流れ込む。ドレン中和槽31に流れ込んだドレン水は、仕切り壁27の下端を迂回してトラップ33を通過することができるが、トラップ33がドレン水で水封されているので、排ガスはトラップ33を通過することができない。よって、排ガスは第1室28から第2室29へ入り込むことができず、処理水排出口26から排ガスが排出されるのを防止することができる。
【0024】
(第3の実施形態)
上記第2の実施形態のような構成のドレン中和槽31では、中和剤24の消耗を低減し、また、黴や藻などの異物の発生を抑えるためには、トラップ33はできるだけ小さくすることが望ましい。しかし、トラップ33を小さくすると、ドレン中和槽31内にドレン水が流れ込んでおらず、且つ、トラップ33内にのみドレン水が溜まっているような状況で第2室29に負圧が発生すると、サイホン現象により図5に示すように、トラップ33内のドレン水が第2室29側へ引き込まれて第1室28の水位34が低下するので、第1室28の排ガス35が第2室29へ漏れ出し、さらに処理水排出口26から漏れる恐れがある。なお、第2室29内が負圧になる原因としては、処理水排出口26又は排出路22内をドレン水が勢いよく流れていて第2室29内が引き抜かれるような状態となって第2室29内が減圧される場合などがある。
【0025】
図6は本発明のさらに別な実施形態によるドレン中和槽36の構造を示す概略断面図であって、トラップ33を小さくしていても排ガスがトラップ33を通過して第2室29側へ漏れにくくしたものである。すなわち、このドレン中和槽36では、トラップ33と処理水排出口26との間において、ドレン中和槽36の外部(大気)に通じる小さな通気孔37をケース23(好ましくは、ケース23の上面)に開口させている。なお、通気孔37は、ドレン中和槽36内の水蒸気が通気孔37から漏れて給湯機11に影響を及ぼさない程度に小さなものとしておくのが望ましい。
【0026】
このようなドレン中和槽36によれば、処理水排出口26側からの引抜き力などにより第2室29内が負圧になろうとすると、通気孔37から第2室29内に空気が入り込んで負圧になるのを防止する。よって、トラップ33内のドレン水が第2室29側へ引き抜かれて第1室28側のドレン水の水面が低下するのを防止することができ、小さなトラップ33(あるいは、ドレン水の貯留量の少ないトラップ33)でも、排ガスがトラップ33を通過して処理水排出口26から漏れるのをより確実に防止することができる。
【0027】
なお、上記実施形態においては、ドレン中和槽内を仕切り壁によって2室に仕切っていたが、仕切り壁によってケースの内部を互いに連通した3室以上に仕切っていても差し支えない。
【0028】
【発明の効果】
本発明のドレン中和槽は、内部にドレン水をほとんど溜めない構造となっているので、ドレン水と中和剤との接触時間が短くなり、中和剤の消耗を抑えることができる。この結果、中和剤の量を減らしてドレン中和槽の大きさを小さくすることができる。また、ドレン水がドレン中和槽内に溜まらなくなる結果、ドレン水が流入していない時には中和剤が乾燥するので、黴や藻などの異物がドレン中和槽内に堆積しにくくなる。
【0029】
また、本発明に係るドレン中和槽にあっては、仕切り壁によって仕切られた空間の間を水封するためのトラップを前記ケースの底面に設けているので、ドレン水と一緒にドレン中和槽内に流入した燃焼排ガスをトラップで止めることができ、処理水排出口から燃焼排ガスが漏れるのを防止することができる。
【0030】
また、本発明に係るドレン中和槽にあっては、トラップと処理水排出口との間でケース内部を大気に連通させるための通気孔をケースに設けているので、トラップを小さくしても、トラップと処理水排出口との間の空間が負圧になってトラップの水封が破られる恐れが小さくなる。さらに、本発明に係るドレン中和槽では、仕切り壁によってケースの内部を互いに連通する複数の空間に仕切って仕切り壁の上流側に位置する空間を仕切り壁の下流側に位置する空間よりも大きくしているので、中和剤の消耗の激しい側の空間を大きくでき、仕切り壁の両側の空間の中の中和剤をほぼ均等に消耗させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドレン中和槽の構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係るドレン中和槽を備えた給湯機の概略構成図である。
【図3】同上のドレン中和槽の構造を示す概略断面図である。
【図4】本発明の別な実施形態によるドレン中和槽の構造を示す概略断面図である。
【図5】同上のドレン中和槽に設けられているトラップが損なわれる様子を説明する概略図である。
【図6】本発明のさらに別な実施形態によるドレン中和槽の構造を示す概略断面図である。
【符号の説明】
23 ケース
24 中和剤
25 ドレン水導入口
26 処理水排出口
27 仕切り壁
33 トラップ
37 通気孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a drain neutralization tank, and more particularly, a drain neutralization tank for neutralizing drain water generated when heat from combustion exhaust gas generated in a combustor is recovered by a heat exchanger and supplying the drain water to waste water. About.
[0002]
[Background]
2. Description of the Related Art Some hot water heaters and warm water heaters have conventionally used a combustor that can recover the heat of combustion exhaust gas with high efficiency. In such a high-efficiency combustor, since strongly acidic drain water is generated, a drain neutralization tank for neutralizing and discharging the drain water is used.
[0003]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a conventional drain neutralization tank 1. A
[0004]
Thus, when the drain water generated in the combustor is introduced into the drain neutralization tank 1 from the drain
[0005]
Moreover, in this drain neutralization tank 1, since the treated
[0006]
However, in the drain neutralization tank 1 having such a structure, the treated
[0007]
Further, in such a drain neutralization tank 1, the neutralized drain water is always accumulated in the drain neutralization tank 1 and there is no opportunity to dry the
[0008]
The present invention has been made in view of the drawbacks of the above-described conventional examples, and the object of the present invention is to reduce drainage of the neutralizing agent, and to neutralize drainage, in which foreign substances such as cocoons and algae hardly accumulate. To provide a bath.
[0009]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
Drain neutralization tank according to the present invention, there is provided a drain neutralization tank filled hollow inside the case of the neutralizing agent to neutralize the drain water combustion gas is generated becomes below the dew point, of the case A drain water inlet is provided at the top, a treated water discharge port is provided at the bottom of the case, and the inside of the case is partitioned into a plurality of spaces communicating with each other by a partition wall suspended from the top surface of the case. The space located on the upstream side is made larger than the space located on the downstream side of the partition wall, a recess is provided on the bottom surface of the case so as to face the lower end of the partition wall, and the lower end of the partition wall is made lower than the upper end of the recess A trap is provided in the case to seal the space between the spaces partitioned by the partition wall, and the front of the trap and the treated water discharge port The inner case is characterized by a vent hole for communicating with the atmosphere is provided on the case. Here, the lower part of the case in which the treated water discharge port is provided means the bottom surface or the lower part of the side surface of the case (preferably, the lower end portion of the side surface).
[0010]
In the drain neutralization tank according to the present invention, the drain water inlet is provided at the upper part of the case filled with the neutralizing agent, and the treated water outlet is provided at the lower part of the case. When the drain water introduced into the drain neutralization tank is neutralized in the drain neutralization tank, the drain water is immediately discharged from the treated water discharge port with almost no stagnation in the drain neutralization tank. Thus, since it has the structure which hardly accumulates drain water in a drain neutralization tank, the contact time of drain water and a neutralizing agent becomes short, and consumption of a neutralizing agent can be suppressed. As a result, it is possible to reduce the size of the drain neutralization tank by reducing the amount of the neutralizing agent.
[0011]
Further, in the drain neutralization tank according to the present invention, the inside of the case is partitioned into a plurality of spaces communicating with each other by a partition wall suspended from the top surface of the case, and the bottom surface of the case is opposed to the lower end of the partition wall. Since the case is provided with a trap for water-sealing the space partitioned by the partition wall by positioning the lower end of the partition wall at a position lower than the upper end of the recess, the drain water and The combustion exhaust gas flowing into the drain neutralization tank can be stopped by a trap, and the combustion exhaust gas can be prevented from leaking from the treated water discharge port. Further, in the drain neutralization tank according to the present invention, the case is provided with a vent hole for communicating the inside of the case with the atmosphere between the trap and the treated water discharge port. Even if there is a cause for the negative pressure in the space between the discharge port, the negative pressure does not occur in the space because the vent hole communicates with the atmosphere. Therefore, even if the trap is made smaller, the risk that the space between the trap and the treated water discharge port becomes negative pressure and the water seal of the trap is broken is reduced. Furthermore, in the drain neutralization tank according to the present invention, the space located on the upstream side of the partition wall by dividing the interior of the case by the partition wall into a plurality of spaces communicating with each other is larger than the space located on the downstream side of the partition wall. As a result, the space on the side where the neutralizing agent is heavily consumed can be enlarged, and the neutralizing agent in the space on both sides of the partition wall can be consumed almost evenly.
[0012]
In the embodiment of the neutralization tank according to the present invention, it is desirable that the opening on the case inner surface side of the treated water discharge port is located on the bottom surface of the case. According to such an embodiment, as a result of the drain water not accumulating in the drain neutralization tank, the neutralizing agent dries when the drain water is not flowing in, so foreign matter such as straw and algae accumulates in the drain neutralization tank. It becomes difficult to do.
[0013]
Moreover, in another embodiment of the neutralization tank according to the present invention, the inside of the case is preferably partitioned into two spaces by a single partition wall.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a water heater 11 (an example of a combustor) including the
[0015]
The combustion exhaust gas generated by the combustion in the gas burner located below the
[0016]
FIG. 3 is a schematic sectional view showing the structure of the
[0017]
When the drain water of the combustor is introduced into the
[0018]
Since the neutralizing
[0019]
In such a
[0020]
Furthermore, in such a
[0021]
Further, in the
[0022]
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a schematic sectional view showing the structure of a
[0023]
Combustion exhaust gas (hereinafter simply referred to as exhaust gas) flows into the
[0024]
(Third embodiment)
In the
[0025]
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a
[0026]
According to such a
[0027]
In the above embodiment, the inside of the drain neutralization tank is divided into two chambers by the partition wall. However, the inside of the case may be partitioned into three or more chambers that communicate with each other by the partition wall.
[0028]
【The invention's effect】
Since the drain neutralization tank of the present invention has a structure that hardly accumulates drain water inside, the contact time between the drain water and the neutralizing agent is shortened, and consumption of the neutralizing agent can be suppressed. As a result, it is possible to reduce the size of the drain neutralization tank by reducing the amount of the neutralizing agent. In addition, as a result of the drain water not accumulating in the drain neutralization tank, the neutralizing agent dries when the drain water is not flowing in, so that foreign matters such as soot and algae are less likely to accumulate in the drain neutralization tank.
[0029]
Further, in the drain neutralization tank according to the present invention, the trap for sealing the space between the spaces partitioned by the partition walls is provided on the bottom surface of the case, so the drain neutralization together with the drain water. The combustion exhaust gas flowing into the tank can be stopped by a trap, and the combustion exhaust gas can be prevented from leaking from the treated water discharge port.
[0030]
Further, in the drain neutralization tank according to the present invention, the case is provided with a vent hole for communicating the inside of the case with the atmosphere between the trap and the treated water discharge port. The possibility that the space between the trap and the treated water discharge port becomes negative pressure and the water seal of the trap is broken is reduced. Furthermore, in the drain neutralization tank according to the present invention, the space located on the upstream side of the partition wall by dividing the interior of the case by the partition wall into a plurality of spaces communicating with each other is larger than the space located on the downstream side of the partition wall. As a result, the space on the side where the neutralizing agent is heavily consumed can be enlarged, and the neutralizing agent in the space on both sides of the partition wall can be consumed almost evenly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a conventional drain neutralization tank.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a water heater provided with a drain neutralization tank according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing the structure of the drain neutralization tank.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a drain neutralization tank according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic diagram for explaining how a trap provided in the drain neutralization tank is damaged.
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing the structure of a drain neutralization tank according to still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
23
Claims (3)
前記ケースの上部にドレン水導入口を設け、前記ケースの下部に処理水排出口を設け、前記ケースの天面から垂下された仕切り壁によって前記ケースの内部を互いに連通する複数の空間に仕切って仕切り壁の上流側に位置する空間を仕切り壁の下流側に位置する空間よりも大きくし、前記仕切り壁の下端に対向させて前記ケースの底面に凹部を設けると共に前記仕切り壁の下端を前記凹部の上端よりも低い位置に位置させることによって前記仕切り壁で仕切られた空間の間を水封するためのトラップを前記ケースに設け、前記トラップと前記処理水排出口との中間の位置において、前記ケース内部を大気に連通させるための通気孔を前記ケースに設けたことを特徴とするドレン中和槽。 A drain neutralization tank in which a hollow case is filled with a neutralizing agent for neutralizing drain water generated when the combustion gas falls below the dew point,
A drain water inlet is provided in the upper part of the case, a treated water outlet is provided in the lower part of the case, and the interior of the case is partitioned into a plurality of spaces communicating with each other by a partition wall suspended from the top surface of the case. A space located on the upstream side of the partition wall is made larger than a space located on the downstream side of the partition wall, a recess is provided on the bottom surface of the case so as to face the lower end of the partition wall, and the lower end of the partition wall is provided on the recess The case is provided with a trap for water-sealing the space partitioned by the partition wall by being positioned at a position lower than the upper end of the partition, and at a position intermediate between the trap and the treated water discharge port, A drain neutralization tank characterized in that a ventilation hole for communicating the inside of the case with the atmosphere is provided in the case .
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