JP3790180B2 - 載荷試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、試験構造物に荷重を作用させてこの試験構造物及び/又はこの試験構造物を支持する地盤の挙動を試験する載荷試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の載荷試験装置の構成図であり、図8(A)は変化前の状態を示し、図8(B)は変化後の状態を示し、図8(C)は変化後の荷重の作用状態を示す図である。
従来の載荷試験装置101は、図8に示すように、試験構造物Fに鉛直荷重P1 を作用させるアクチュエータ102と、試験構造物Fに水平荷重P2 を作用させるアクチュエータ103と、試験構造物Fに水平荷重P3 を作用させるアクチュエータ104と、試験構造物Fに作用する鉛直荷重、モーメント及び水平荷重を測定するロードセル105と、このロードセル105の出力信号に基づいて試験構造物Fに作用する鉛直荷重、モーメント及び水平荷重を演算する演算装置106と、この演算装置106の演算結果に基づいてアクチュエータ102〜104が発生する荷重の大きさを制御する制御装置107などを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の載荷試験装置101によって直接基礎や杭基礎などの支持力を高精度に評価するためには、鉛直荷重、モーメント及び水平荷重からなる複合荷重を試験構造物Fに同時に作用させる必要がある。しかし、従来の載荷試験装置101では、基礎の沈下や回転などの地盤変形により大きな変形が発生すると、各荷重を単独で制御することが困難になる。このため、従来の載荷試験装置101では、ロードセル105の出力信号を制御装置107にフィードバックさせながら荷重を制御する必要があり高価な制御システムが必要になる。図8(A)に示すように、基礎底面F1 における実際の鉛直荷重V’、水平荷重H’及びモーメントM’は、基礎底面F1 の鉛直変位v、水平変位h及び回転角θを無視できる程度に変形が小さい場合には、以下の数1により表される。
【0004】
【数1】
【0005】
ここで、図8(A)に示すP’はロードセル105が測定する鉛直荷重であり、Q’はロードセル105が測定する水平荷重である。L1 は基礎底面F1 の中心AL からアクチュエータ103が発生する水平荷重P2 の作用点A1 までの距離である。
【0006】
図8(B)(C)に示すように、試験構造物Fに作用する鉛直荷重P1 及び水平荷重P2 ,P3 が大きくなり試験構造物Fの変形も大きくなると、各アクチュエータ102〜104が発生する荷重と実際に基礎底面F1 に作用する荷重との間の誤差が大きくなる。この誤差は、例えば、鉛直荷重P’が一定になるように制御装置107が制御すると、試験構造物Fに作用させる鉛直荷重P1 よりも実際の測定荷重P’を小さくする方向に働く。その結果、試験構造物Fに作用させる鉛直荷重P1 が大きくなるように、アクチュエータ102〜104を制御装置107が制御することがある。数1に示す鉛直荷重V’、水平荷重H’及びモーメントM’は、基礎の回転角θを考慮すると、以下の数2により表される。
【0007】
【数2】
【0008】
さらに、数1に示す鉛直荷重V’、水平荷重H’及びモーメントM’は、基礎の回転角θ、アクチュエータ102の回転角α、アクチュエータ103の回転角β及びアクチュエータ104の回転角γを考慮すると、以下の数3により表される。
【0009】
【数3】
【0010】
ここで、L2 は基礎底面F1 の中心AL からアクチュエータ104が発生する水平荷重P3 の作用点A2 までの距離である。このように、従来の載荷試験装置101では、変形を測定しながら各アクチュエータ102〜104を制御すると、目標となる荷重が一意には決まらず短い周期で試行しながら制御する必要がある。その結果、従来の載荷試験装置101では、不要な振動荷重が試験構造物Fに作用したり、最悪の場合には求める荷重に制御することができないという問題があった。
【0011】
この発明の課題は、試験構造物や地盤の変形に追従して荷重を簡単に制御して作用させることができる載荷試験装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、試験構造物(F)に荷重を作用させてこの試験構造物及び/又はこの試験構造物を支持する地盤(G)の挙動を試験する載荷試験装置であって、前記試験構造物の作用点(A0,A1,A2,A3 )に鉛直荷重(PV,PM1,PM2,P MV1 ,P MV2 ,P MV3 )を作用させる鉛直荷重作用手段(21,22,23,25)と、前記試験構造物及び/又は前記地盤が変化したときに、前記作用点に前記鉛直荷重が同一方向から作用するように、前記鉛直荷重作用手段をこの鉛直荷重の作用方向と直交する方向に移動自在にガイドするガイド手段(3)と、前記鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に回転自在に連結されて、この鉛直荷重作用手段又はこの試験構造物に水平荷重(P H ,P H1 ,P H2 ,P MH1 ,P MH2 )を作用させる水平荷重作用手段(24,26,27,28)とを備える載荷試験装置(1,10,20)である。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1に記載の載荷試験装置において、前記鉛直荷重作用手段(21,22,23)は、前記試験構造物の上面図心(A0)に鉛直荷重(PV)を作用させるとともに、この試験構造物の上面図心から離れた複数の作用点(A1,A2)に鉛直荷重(PM1,PM2)を作用させてこの試験構造物に鉛直面を回転面とするモーメント(MV)を作用させ、前記水平荷重作用手段(24)は、前記鉛直荷重を前記上面図心に作用させる前記鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に前記水平荷重を作用させることを特徴とする載荷試験装置(1)である。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2に記載の載荷試験装置において、前記鉛直荷重作用手段は、前記上面図心(A0)に鉛直荷重(PV)を作用させる第1の鉛直荷重作用手段(21)と、前記上面図心から等距離(R)の2つの作用点(A1,A2)に同一の大きさの鉛直荷重(PM1,PM2)を互いに逆方向に作用させる第2及び第3の鉛直荷重作用手段(22,23)とを備え、前記水平荷重作用手段は、前記第1の鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に前記水平荷重を作用させることを特徴とする載荷試験装置である。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1に記載の載荷試験装置において、前記鉛直荷重作用手段(22,23)は、前記試験構造物の上面図心(A0)から離れた複数の作用点(A1,A2,A3)に鉛直荷重(PM1,PM2)を作用させるとともに、これらの鉛直荷重によってこの試験構造物に鉛直面を回転面とするモーメント(MV)を作用させ、前記水平荷重作用手段(24,26,27,28)は、前記試験構造物に前記水平荷重を作用させることを特徴とする載荷試験装置(10)である。
【0017】
請求項5の発明は、請求項4に記載の載荷試験装置において、前記鉛直荷重作用手段は、前記上面図心(A0)から等距離(R)の2つの作用点(A1,A2)に鉛直荷重(PM1,PM2)を作用させる第1及び第2の鉛直荷重作用手段(22,23)を備えることを特徴とする載荷試験装置である。
【0019】
請求項6の発明は、請求項2又は請求項4に記載の載荷試験装置において、前記水平荷重作用手段(24,26,27,28)は、前記試験構造物の上面図心に水平荷重(PH1,PH2)を作用させるとともに、この上面図心から離れた複数の作用点に互に逆方向の水平荷重(PMH1,PMH2)を作用させてこの試験構造物に水平面を回転面とするモーメント(MH)を作用させることを特徴とする載荷試験装置(20)である。
【0020】
請求項7の発明は、請求項6に記載の載荷試験装置において、前記水平荷重作用手段は、前記試験構造物の上面図心(A0)に水平荷重(PH1,PH2)を互いに直交する方向に作用させる第1及び第2の水平荷重作用手段(24,26)と、前記試験構造物の上面図心から等距離(R)の2つの作用点(A4,A5)に同一の大きさの水平荷重(PMH1,PMH2)を互いに逆方向に作用させる第3及び第4の水平荷重作用手段(27,28)を備えることを特徴とする載荷試験装置である。
【0021】
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の載荷試験装置において、前記鉛直荷重作用手段を水平面内で回転自在に支持する支持手段(7)を備え、前記ガイド手段は、前記支持手段を前記水平面内でスライド自在にガイドすることを特徴とする載荷試験装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。図2は、この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置における変形後の状態を示す図である。図3は、この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置における変形後の荷重の作用状態を示す図である。
【0023】
試験構造物Fは、構造物からの荷重を地盤Gに伝達させる基礎構造物である。試験構造物Fは、基礎スラブからの荷重を直接地盤Gに伝える直接基礎や、構造物を直接支持することが困難な地盤Gなどで直接基礎の代わりに杭を使用して構造物を支持する杭基礎などである。地盤Gは、試験構造物Fを支持する地殻の表面部分や模型地盤などの表面部分などである。
【0024】
載荷試験装置1は、試験構造物Fに荷重を作用させてこの試験構造物F及び/又は地盤Gの挙動を試験する装置である。載荷試験装置1は、例えば、試験構造物Fに荷重を作用させてこの試験構造物Fや地盤Gの支持力、耐力、強度、耐震性などを試験する。載荷試験装置1は、図1〜図3に示すように、荷重作用手段2と、ガイド手段3と、検出手段4と、演算手段5と、制御手段6などを備えている。
【0025】
荷重作用手段2は、試験構造物Fの作用点に荷重を作用させる装置である。荷重作用手段2は、例えば、油圧や空気圧の変化を直線運動に変換する油圧アクチュエータや空気アクチュエータなどのように、流体エネルギーを機械的エネルギーに変換する装置である。荷重作用手段2は、鉛直荷重作用手段21〜23と水平荷重作用手段24とを備えている。
【0026】
鉛直荷重作用手段21は、試験構造物Fの上面図心(二次元の図形の重心)である作用点A0 に鉛直荷重PV を作用させる装置である。鉛直荷重作用手段21は、試験構造物Fに鉛直荷重PV のみを作用させる鉛直荷重用のアクチュエータとして機能する。鉛直荷重作用手段21は、流体が供給されるシリンダ21aと、このシリンダ21a内の流体圧の変化に応じて伸縮駆動するピストンロッド21bとを備えている。鉛直荷重作用手段21は、試験構造物Fの作用点A0 とピストンロッド21bの先端部とを連結する連結部にモーメントが発生しないように、この試験構造物Fに回転自在にピン接合(ヒンジ接合)されている。
【0027】
鉛直荷重作用手段22,23は、作用点A0 から離れた作用点A1 ,A2 に鉛直荷重PM1,PM2を作用させて、試験構造物Fに鉛直面を回転面とする作用点A0 回りのモーメントMV を作用させる装置である。鉛直荷重作用手段22,23は、作用点A0 から等距離(上面図心から等距離R)の作用点A1 ,A2 に同一の大きさの鉛直荷重PM1,PM2を互いに逆方向に作用させる。鉛直荷重作用手段22,23は、試験構造物FにモーメントMV のみを作用させるモーメント用のアクチュエータとして機能する。鉛直荷重作用手段22,23は、鉛直荷重作用手段21と同一構造であり、シリンダ22a,23aとピストンロッド22b,23bとを備えている。鉛直荷重作用手段22,23は、ピストンロッド22b,23bの先端部と作用点A1 ,A2 とを連結する連結部にモーメントが発生しないように、試験構造物Fに回転自在にピン接合されている。
【0028】
水平荷重作用手段24は、試験構造物Fに水平荷重PH を作用させる装置である。水平荷重作用手段24は、水平荷重PH を作用点A0 に作用させる水平荷重用のアクチュエータとして機能する。水平荷重作用手段24は、鉛直荷重作用手段21と同一構造であるシリンダ24a及びピストンロッド24bと、一方の端部が鉛直荷重作用手段21のシリンダ21aに回転自在に連結され、他方の端部がピストンロッド24bに連結されるワイヤ24cとを備えている。水平荷重作用手段24は、鉛直荷重作用手段21に水平荷重PH を直接作用させ、鉛直荷重作用手段21から作用点A0 に水平荷重PH を間接的に作用させる。
【0029】
水平荷重作用手段24は、図1及び図2に二点鎖線で示すように、ワイヤ24cの一方の端部をピストンロッド24bの先端部に連結し、ワイヤ24cの他方の端部を作用点A0 に回転自在に連結して、このワイヤ24cをプーリ24dに巻き掛けてもよい。この場合には、水平荷重作用手段24は、ピストンロッド24bを駆動して、ピストンロッド21bの先端部と作用点A0 とを連結する連結部(ピン接合部)のピンをワイヤ24cによって引っ張り、試験構造物Fに水平荷重PH を作用させる。水平荷重作用手段24は、図2に示すように、試験構造物Fや地盤Gが変形したり傾斜したときに、ワイヤ24cの傾斜角θH の影響がないように、プーリ24dが作用点A0 から遠距離になるように配置することが好ましい。
【0030】
ガイド手段3は、試験構造物F及び/又は地盤Gが変化したときに、作用点A0 ,A1 ,A2 に荷重が同一方向から作用するように、荷重作用手段2を荷重の作用方向と直交する方向に移動自在にガイドする装置である。ガイド手段3は、図1〜図3に示すように、スライダ31〜33とガイドレール34とを備えている。ガイド手段3は、図2及び図3に示すように、試験構造物Fや地盤Gが傾斜、沈下、変形などにより変化したときに、鉛直荷重PV ,PM1,PM2の作用方向(鉛直方向)と直交する方向(水平方向)への鉛直荷重作用手段21〜23の移動を許容し、鉛直荷重作用手段21〜23の鉛直面内及び水平面内での傾斜や回転を規制する。
【0031】
スライダ31〜33は、鉛直荷重作用手段21〜23を支持して水平方向に移動する移動体である。スライダ31〜33はいずれも同一構造であり、以下ではスライダ31を例に挙げて説明し、スライダ32,33側の部材についてはスライダ31側の部材と対応する符号を付して説明を省略する。スライダ31は、シリンダ21aの後端部を固定する固定部材31aと、この固定部材31aに回転自在に支持される2つの上側ローラ31bと、これらの上側ローラ31bと対向して配置され固定部材31aに回転自在に支持される2つの下側ローラ31cとを備えている。
【0032】
ガイドレール34は、スライダ31〜33を水平方向に移動自在にガイドする部材である。ガイドレール34は、上側ローラ31b,32b,33bが回転接触しながら移動する上側ガイド面34aと、下側ローラ31c,32c,33cが回転接触しながら移動する下側ガイド面34bとを備えている。ガイドレール34は、図示しない支持部材によって水平方向に支持される。
【0033】
検出手段4は、試験構造物Fに作用する実際の鉛直荷重V及び水平荷重Hを検出する装置である。検出手段4は、図3に示すように、実際の鉛直荷重V及び水平荷重Hが試験構造物Fに作用したときに、この試験構造物Fに発生する歪みを電気信号に変換して出力するロードセルなどの荷重検出装置である。検出手段4は、試験構造物Fの基礎底面F1 の中心に装着されている。
【0034】
演算手段5は、検出手段4の検出結果に基づいて、試験構造物Fに作用する実際の鉛直荷重V、モーメントMV 及び水平荷重Hを演算する装置である。演算手段5は、実際の鉛直荷重V、モーメントMV 及び水平荷重Hを以下の数4によって演算する。
【0035】
【数4】
【0036】
演算手段5は、基礎構造物Fの鉛直変位v及び水平変位hを測定する図示しない変位計の出力信号や、ピストンロッド21b,22b,23bの伸縮量に基づいて、数4に示す傾斜角θを演算、あるいはピストンロッド21b,22b,23b間の距離から数4に示すRcosθを直接計測する。
【0037】
制御手段6は、演算手段5の演算結果に基づいて、荷重作用手段2が発生する荷重の大きさを制御する装置である。制御手段6は、演算手段5が演算した実際の鉛直荷重V、モーメントMV 及び水平荷重Hに基づいて、鉛直荷重作用手段21〜23が発生する荷重の大きさを制御する。
【0038】
次に、この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置の動作を説明する。
図3に示すように、鉛直荷重作用手段21〜23及び水平荷重作用手段24が動作すると、鉛直荷重PV ,PM1,PM2及び水平荷重PH からなる複合荷重が試験構造物Fに作用する。図2に示すように、試験構造物Fや地盤Gの変化するとこの変化に追従して、鉛直荷重作用手段21〜23をガイド手段3が水平方向にガイドし、鉛直荷重作用手段21〜23が鉛直荷重PV ,PM1,PM2を試験構造物Fに常に鉛直方向から作用させる。
【0039】
鉛直荷重作用手段21が鉛直荷重PV を作用点A0 に作用させると、この試験構造物Fには鉛直荷重PV のみが作用する。一方、鉛直荷重作用手段22,23が作用点A1 ,A2 に同一の大きさの鉛直荷重PM1,PM2を互いに逆方向に作用させると、この鉛直荷重PM1,PM2が偶力として試験構造物Fに作用する。その結果、鉛直荷重作用手段22,23は、試験構造物Fに作用点A0 回りのモーメントMV のみを作用させる。また、水平荷重作用手段24が水平荷重PH をシリンダ21aに作用させると、試験構造物Fや地盤Gが変形したり傾斜しても、シリンダ21aは鉛直を保ったまま変形に追従するため、試験構造物Fの作用点A0 に水平方向から水平荷重PH が常に作用する。なお、図2の二点鎖線で示すように、水平荷重作用手段24がワイヤ24cを引っ張り作用点A0 に水平荷重PH を作用させた場合には、試験構造物Fや地盤Gが変化するとワイヤ24cが傾斜角αで傾斜して、水平荷重PH の作用方向が水平方向から傾斜角θH だけ傾く。しかし、プーリ24dが作用点A0 から遠距離に配置されているため、水平荷重PH cosθH ≒PH (cosθH ≒1)となり、傾斜角θH の影響を少なくすることができる。
【0040】
この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置には、以下に記載するような効果がある。
(1) この第1実施形態では、試験構造物F及び/又は地盤Gが変化したときに、作用点A0 ,A1 ,A2 に荷重が同一方向から作用させるように、荷重作用手段2を荷重の作用方向と直交する方向にガイド手段3が移動自在にガイドする。その結果、試験構造物Fや地盤Gの傾斜や沈下などの変化に追従して、鉛直荷重PV ,PM1,PM2を試験構造物Fに常に一定方向から作用させながら載荷試験を継続することができる。
【0041】
(2) この第1実施形態では、鉛直荷重作用手段21が鉛直荷重PV を作用点A0 に作用させ、鉛直荷重作用手段22,23が作用点A1 ,A2 に同一の大きさの鉛直荷重PM1,PM2を互いに逆方向に作用させ、水平荷重作用手段24が作用点A0 に水平荷重PH を作用させる。その結果、鉛直荷重作用手段21を単独で動作制御するだけで、数4に示すように鉛直荷重作用手段21が発生する鉛直荷重PV を試験構造物Fに作用する実際の鉛直荷重Vと一致させることができる。同様に、水平荷重作用手段24を単独で動作制御するだけで、数4に示すように水平荷重作用手段24が発生する水平荷重PH を試験構造物Fに作用する実際の水平荷重Hと一致させることができる。また、鉛直荷重作用手段22,23を単独で動作制御するだけでモーメントMV を制御することができるとともに、数4に示すようにこのモーメントMV の大きさも傾斜角θのみの簡単な関数になり容易に演算することができる。
【0042】
このように、この第1実施形態では、数4に示すように実際の鉛直荷重V、モーメントMV 及び水平荷重Hを簡単に演算することができる。このため、基礎構造物Fや地盤Gの変化に追従しながら、鉛直荷重PV ,PM1,PM2及び水平荷重PH をそれぞれ単独で作用させて、載荷経路を自由に設定できるとともに各荷重成分を独立して制御することができる。
【0043】
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。図5は、この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置における変形後の状態を示す図である。図6は、この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置における変形後の荷重の作用状態を示す図である。以下では、図1〜図3に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
【0044】
この載荷試験装置10は、図1〜図3に示す荷重作用手段2から鉛直荷重作用手段21を省略した装置である。鉛直荷重作用手段22,23は、図4〜図6に示すように、作用点A0 から離れた作用点A1 ,A2 に鉛直荷重PM1,PM2を作用させるとともに、これらの鉛直荷重PM1,PM2によってこの試験構造物Fに鉛直面を回転面とするモーメントMV を作用させる。
【0045】
次に、この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置の動作を説明する。
例えば、図6に示す鉛直荷重作用手段22,23が異なる大きさの鉛直荷重PM1,PM2を作用点A1 ,A2 に互いに同一方向又は逆方向に作用させると、鉛直荷重V及びモーメントMV が試験構造物Fに同時に作用する。試験構造物Fに鉛直荷重Vのみを作用させるときには、鉛直荷重作用手段22,23が同一の大きさの鉛直荷重PM1,PM2を作用点A1 ,A2 に同一方向に作用させる。試験構造物Fに作用点A0 回りのモーメントMV のみを作用させるときには、鉛直荷重作用手段22,23が同一の大きさの鉛直荷重PM1,PM2を作用点A1 ,A2 に互いに逆方向に作用させる。演算手段5は、実際の鉛直荷重V、モーメントMV 及び水平荷重Hを以下の数5によって演算する。
【0046】
【数5】
【0047】
この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置には、第1実施形態の効果に加えて、以下に記載するような効果がある。
この第2実施形態では、鉛直荷重作用手段22,23が作用点A0 から等距離Rの作用点A1 ,A2 に鉛直荷重PM1,PM2を作用させるとともに、これらの鉛直荷重PM1,PM2によって試験構造物FにモーメントMV を作用させる。その結果、鉛直荷重PM1,PM2の平均値が実際の鉛直荷重となり、鉛直荷重PM1,PM2の差が実際のモーメントMV となるため、図1〜図3に示す鉛直荷重作用手段21が不要になり載荷試験装置10を安価で簡単な構成にすることができる。
【0048】
(第3実施形態)
図7は、この発明の第3実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。
この載荷試験装置20は、図7に示すように、鉛直荷重作用手段22,23,25及び水平荷重作用手段24,26〜28を有する荷重作用手段2と、スライダ35,37,38及びガイドレール36,39,40を有するガイド手段3と、支持手段7などを備えている。鉛直荷重作用手段25は、鉛直荷重作用手段22,23と同一構造であり、以下では鉛直荷重作用手段25側の部材には、鉛直荷重作用手段22,23側の部材と対応する符号を付して詳細な説明を省略する。同様に、水平荷重作用手段26〜28は、水平荷重作用手段24と同一構造であり、水平荷重作用手段26〜28側の部材には、水平荷重作用手段24側の部材と対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
【0049】
鉛直荷重作用手段22,23,25は、作用点A0 から等距離Rの作用点A1 ,A2 ,A3 に鉛直荷重PMV1,PMV2,PMV3を作用させるとともに、これらの鉛直荷重PMV1,PMV2,PMV3によって鉛直面を回転面とするモーメントMV を試験構造物Fに作用させる装置である。鉛直荷重作用手段22,23,25は、作用点A0 を中心として120度間隔にこの作用点A0 から等距離Rの作用点A1 ,A2 ,A3 に同一又は異なる大きさの鉛直荷重PMV1,PMV2,PMV3を同一方向又は逆方向に作用させる。
【0050】
水平荷重作用手段24,26は、水平荷重PH1,PH2を作用点A0 に互いに直交する方向に作用させる装置である。水平荷重作用手段24,26は、ワイヤ24c,26cの先端部が作用点A0 にそれぞれ回転自在に連結されている。水平荷重作用手段27,28は、作用点A0 から等距離Rの作用点A4 ,A5 に同一の大きさの水平荷重PMH1,PMH2を互いに逆方向に作用させる装置である。水平荷重作用手段27,28は、ワイヤ27c,28cの先端部が作用点A4 ,A5 にそれぞれ回転自在に連結されており、水平面内を回転面とする作用点A0 回りのモーメントMH を試験構造物Fに作用させる。
【0051】
ガイド手段3は、支持手段7を水平面内でスライド自在にガイドする装置である。ガイド手段3は、支持手段7を回転自在に支持するスライダ35と、このスライダ35を移動自在にガイドするガイドレール36と、このガイドレール36の両端部をそれぞれ支持するスライダ37,38と、スライダ35の移動方向と直交する方向にスライダ37,38をそれぞれ移動自在にガイドするガイドレール39,40とを備えている。
【0052】
支持手段7は、鉛直荷重作用手段22,23,25を水平面内で回転自在に支持する装置である。支持手段7は、シリンダ22a,23a,25aの後端部を固定し支持する回転板状の部材であり、スライダ35に回転自在に支持される回転軸(中心軸)7aを備えている。
【0053】
この第3実施形態に係る載荷試験装置には、第1実施形態及び第2実施形態の効果に加えて、各荷重成分を独立して制御して、試験構造物Fや地盤Gに3次元のねじりのようなより一層複雑な複合荷重を作用させることができる。
【0054】
(他の実施形態)
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、基礎構造物に荷重を作用させる載荷試験装置を例に挙げて説明したが、試験片や材料などの試験対象物に荷重を作用させる荷重試験装置などにもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、試験構造物Fとして基礎構造物を例に挙げて説明したがこれに限定するものではない。例えば、3次元のねじりが作用する河川中のケーソン基礎や、斜面に沿って斜めに設置された構造物や、列車が走行する高架構造物などについてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、試験構造物Fに複合荷重を作用させる場合を例に挙げて説明したが、試験構造物Fに各荷重成分を単独で作用させたり、試験構造物Fに斜め方向から荷重を作用させたり、鉛直荷重を一定値にしてモーメントを変化させたり、鉛直荷重を一定値にして水平荷重のみを増加させることもできる。
【0055】
(2) この実施形態では、検出手段4、演算手段5及び制御手段6を備える場合を例に挙げて説明したが、荷重作用手段2が発生する荷重値と試験構造物Fに作用する荷重値とを略一致させることができるため、フィードバックシステムを構成するこれらの手段を省略することもできる。また、この実施形態では、油圧や空気圧により荷重作用手段2を荷重制御する場合を例に挙げて説明したが、荷重作用手段2をサーボモータにして変位制御することもできる。
【0056】
(3) この実施形態では、水平荷重作用手段24,26〜28と試験構造物Fとをワイヤ24c,26c,27c,28cによって連結する場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、水平荷重作用手段24,26〜28を試験構造物Fに回転自在に直接連結して、水平荷重作用手段24,26〜28を鉛直方向に移動自在にガイドするガイド手段を設置してもよい。また、この実施形態では、作用点A0 から等距離Rの作用点A1 〜A5 に鉛直荷重PM1,PM2,PMV1 ,PMV2 ,PMV3 や水平荷重PMH1 ,PMH2 を作用させているが、作用点A0 から離れた任意の複数の作用点に鉛直荷重や水平荷重を作用させてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によると、試験構造物や地盤の変形に追従して荷重を簡単に制御して作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。
【図2】この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置における変形後の状態を示す図である。
【図3】この発明の第1実施形態に係る載荷試験装置における変形後の荷重の作用状態を示す図である。
【図4】この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。
【図5】この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置における変形後の状態を示す図である。
【図6】この発明の第2実施形態に係る載荷試験装置における変形後の荷重の作用状態を示す図である。
【図7】この発明の第3実施形態に係る載荷試験装置の構成図である。
【図8】従来の載荷試験装置の構成図であり、(A)は変化前の状態を示し、(B)は変化後の状態を示し、(C)は変化後の荷重の作用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 載荷試験装置
2 荷重作用手段
3 ガイド手段
7 支持手段
10 載荷試験装置
20 載荷試験装置
21,22,23,25 鉛直荷重作用手段
24,26,27,27 水平荷重作用手段
F 試験構造物
G 地盤
A0 作用点(上面図心)
A1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A5 作用点
R 距離
PV ,PM1,PM2,PMV1 ,PMV2 ,PMV3 鉛直荷重
PH ,PH1,PH2,PMH1 ,PMH2 水平荷重
MV ,MH モーメント
Claims (8)
- 試験構造物に荷重を作用させてこの試験構造物及び/又はこの試験構造物を支持する地盤の挙動を試験する載荷試験装置であって、
前記試験構造物の作用点に鉛直荷重を作用させる鉛直荷重作用手段と、
前記試験構造物及び/又は前記地盤が変化したときに、前記作用点に前記鉛直荷重が同一方向から作用するように、前記鉛直荷重作用手段をこの鉛直荷重の作用方向と直交する方向に移動自在にガイドするガイド手段と、
前記鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に回転自在に連結されて、この鉛直荷重作用手段又はこの試験構造物に水平荷重を作用させる水平荷重作用手段と、
を備える載荷試験装置。 - 請求項1に記載の載荷試験装置において、
前記鉛直荷重作用手段は、前記試験構造物の上面図心に鉛直荷重を作用させるとともに、この試験構造物の上面図心から離れた複数の作用点に鉛直荷重を作用させてこの試験構造物に鉛直面を回転面とするモーメントを作用させ、
前記水平荷重作用手段は、前記鉛直荷重を前記上面図心に作用させる前記鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に前記水平荷重を作用させること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項2に記載の載荷試験装置において、
前記鉛直荷重作用手段は、
前記上面図心に鉛直荷重を作用させる第1の鉛直荷重作用手段と、
前記上面図心から等距離の2つの作用点に同一の大きさの鉛直荷重を互いに逆方向に作用させる第2及び第3の鉛直荷重作用手段とを備え、
前記水平荷重作用手段は、前記第1の鉛直荷重作用手段又は前記試験構造物に前記水平荷重を作用させること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項1に記載の載荷試験装置において、
前記鉛直荷重作用手段は、前記試験構造物の上面図心から離れた複数の作用点に鉛直荷重を作用させるとともに、これらの鉛直荷重によってこの試験構造物に鉛直面を回転面とするモーメントを作用させ、
前記水平荷重作用手段は、前記試験構造物に前記水平荷重を作用させること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項4に記載の載荷試験装置において、
前記鉛直荷重作用手段は、前記上面図心から等距離の2つの作用点に鉛直荷重を作用させる第1及び第2の鉛直荷重作用手段を備えること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項2又は請求項4に記載の載荷試験装置において、
前記水平荷重作用手段は、前記試験構造物の上面図心に水平荷重を作用させるとともに、この上面図心から離れた複数の作用点に互に逆方向の水平荷重を作用させてこの試験構造物に水平面を回転面とするモーメントを作用させること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項6に記載の載荷試験装置において、
前記水平荷重作用手段は、
前記試験構造物の上面図心に水平荷重を互いに直交する方向に作用させる第1及び第2の水平荷重作用手段と、
前記試験構造物の上面図心から等距離の2つの作用点に同一の大きさの水平荷重を互いに逆方向に作用させる第3及び第4の水平荷重作用手段を備えること、
を特徴とする載荷試験装置。 - 請求項6又は請求項7に記載の載荷試験装置において、
前記鉛直荷重作用手段を水平面内で回転自在に支持する支持手段を備え、
前記ガイド手段は、前記支持手段を前記水平面内でスライド自在にガイドすること、
を特徴とする載荷試験装置。
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