JP3789536B2 - 電話呼出しに優先順位を付けるための方法および装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の分野】
本発明は電話の呼出しに優先順位を付けるため、特に、電話の掛け手側にその電話呼出しに対する優先度基準を指定する手段を提供し、そして電話の受け手側にそれぞれの指定された優先度基準に基づいて電話呼出しの処理方法を指定する手段を提供する方法および装置に関する。
【０００２】
【発明の背景】
電話呼出しに優先順位を付ける方法は既に存在する。たとえば、電話の掛け手の名前または電話番号を受け手の電話の上に表示することができ、入って来る電話呼出しのすべてを要求に応じてブロックする機能を電話に与えること、あるいは電話呼出しを自動化されたメッセージ・センタへ回送する機能を付けることができる。
【０００３】
また、電話呼出しを回送する方法も既に存在する。たとえば、電話の掛け手側がそれぞれの電話呼出しを回送することができる、フォワードシステムまたは自動化された応答システムがある。
【０００４】
電話呼出しに優先順位を付けたり、回送したりする既存の方法にはいくつかの欠点がある。電話呼出しに優先順位を付けることに関する１つの明確な欠点は、電話の掛け手が自分の電話呼出しの優先順位を決めることに関して制御権を持たないことである。同様に、電話呼出しの回送に関して、電話の掛け手は自分の電話呼出しが回送されるかどうかについて制御権を持たない。
【０００５】
電話呼出しの優先順位付けおよび回送に関する既存の方法には、電話の受け手側においても欠点がある。たとえば、電話の受け手が応答する前に、その電話呼出しの性質を知らないので、電話の受け手はその電話呼出しの性質に基づいて優先順位を決めたり回送したりすることができない。
【０００６】
電話呼出しの優先順位付けおよび回送に関する既存の方法における欠陥は、通信販売において明らかである。通信販売は遠隔通信サービスを使って製品およびサービスを販売し、顧客に製品およびサービスの情報を提供する。
【０００７】
通信販売の担当者はしばしば時間と努力を費やして見込み客に電話を掛けるが、それは顧客の怒りといらだちを誘うことにしかならないことが多い。多くの人々は仕事から解放されている時間帯に、名前も知らず顔も見たことのない通信販売の担当者から電話が掛かってくることは歓迎せず、突然無作法に侵入されたと思う。特に、通信販売の担当者が夜の食事時間中に電話をしてきた時、見込み客は怒りといらだちの感情を表に出して応答することが多い。
【０００８】
したがって、電話の掛け手側が指定された優先度基準に基づいて電話呼出しの優先度を指定することができ、電話の受け手側がそれぞれの指定された優先度基準に基づいて電話呼出しの処理方法を指定できるような方法および装置の必要性が存在する。
【０００９】
【発明の概要】
上記の問題は電話呼出しの優先順位を決める方法および装置を提供する本発明によって解決される。本発明は電話の掛け手が、指定された優先度基準に基づいて自分の電話呼出しに優先度を指定できるようにする。指定された優先度基準は電話のネットワークを通じてその電話呼出しを追跡する。その電話呼出しの優先度は指定された優先度に基づいて決定される。電話呼出しは指定された優先度基準に基づいて接続、回送または終了される。
【００１０】
更に詳細には、電話サービス提供者のネットワークには電話の掛け手の近くに発信スイッチが設けられている。発信スイッチには電話の掛け手側が自分の電話呼出しに対して割り当てた優先度基準を識別する手段が備えられている。その指定された優先度基準が電話サービス提供者のネットワークを通じてその電話呼出しに付随する。
【００１１】
電話サービス提供者のネットワークには電話の受け手の近くに終端スイッチも設けられている。終端スイッチには電話の受け手が入って来る電話呼出しに対して割り当てた、指定された優先度基準を識別する手段が備えられている。
【００１２】
電話の掛け手が電話の受け手に対して電話を掛けると、その電話呼出しはその指定された優先度基準を識別しようとする発信スイッチに到着する。その優先度基準は電話の掛け手がその電話呼出しに割り当てたものである。次に発信スイッチはその電話呼出しを終端スイッチに接続する。電話の掛け手がその電話呼出しに対して指定された優先度基準を割り当てていた場合、その指定された優先度基準が電話サービス提供者のネットワークを通じて発信スイッチから終端スイッチまで付随する。
【００１３】
その電話呼出しが終端スイッチに到達すると、終端スイッチは電話の受け手がその入って来る電話呼出しに対して優先度基準を指定していた場合は、その指定された優先度基準を識別する。電話の受け手が入って来る電話呼出しに対して指定された優先度基準を割り当てていた場合、その電話の受け手が入って来る電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準が、電話の掛け手がその電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準と比較される。電話の受け手が入って来る電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準が、電話の掛け手がその電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準と一致していた場合、その電話呼出しは接続される。電話の受け手が入って来る電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準と、電話の掛け手がその電話呼出しに対して割り当てていた指定された優先度基準が一致していなかった場合、その電話呼出しは別の宛先に回送されるか、あるいは終了させられる。
【００１４】
電話の掛け手が電話呼出しに対して割り当てることができる指定された優先度基準と、入って来る電話呼出しに対して電話の受け手が割り当てることができる優先度基準は、電話呼出しに対する特殊な扱いを示す任意の方法を含む。たとえば、電話の掛け手はその電話呼出しが優先順位の低い電話呼出しであることを指定し、電話の受け手はその低い優先順位の電話呼出しを一日のうちのある時間帯でしか受け取らないように指定することができる。その指定された優先度基準はもっと特定のものにすることができる。たとえば、電話の掛け手はその電話呼出しが通信販売または投資の勧誘に関係したものであることを指定し、電話の受け手は通信販売または投資の勧誘に関連した電話呼出しは全く受け付けないか、あるいは一日のうちの或る時間帯でしか受け取らないようにすることができる。
【００１５】
例えば、電話の掛け手はその電話呼出しが個人的な性質のものであることを指定することができる。電話の受け手が、たとえば家で働いていて、個人的な性質の電話呼出しによって仕事を中断されたくない場合、電話の受け手はすべての個人的な電話呼出しは自動応答装置、あるいは音声メール・システムに回送されるように指定することができる。同様に、電話の受け手が自分の事務所から退出していて、休暇または病気で家にいた場合、電話の受け手は、たとえば、仕事関係の電話呼出しを自動応答装置または音声メール・システムに回送するように指定することができる。代わりに、電話の受け手が、たとえば、自分の家で仕事をしていて、夕方の時間帯に仕事の電話を受けたくない場合、個人的な電話は夕方の時間帯に受け取るが、夕方の時間帯に受け取る仕事関係の電話は自動応答装置または音声メールに回送されるように指定することができる。
【００１６】
この分野の技術に熟達した人であれば理解できるように、本発明は電話呼出し以外に電子データ通信の優先順位付けおよび回送のためにも使うことができる。たとえば、電子メール（Ｅメール）およびファクシミリの送信を、電話呼出しに関する上記と同じ方法で優先順位を決めて回送することができる。
【発明の詳細な記述】
図１は本発明の一実施例の基本的な構成を示している。電話の掛け手１０は電話サービス提供者のネットワーク１２を通して電話の受け手１４に接続されている。電話サービス提供者のネットワーク１２は発信スイッチ２０および終端スイッチ２２を含んでいる。これらのスイッチはリンク２４を経由して接続されている。
【００１７】
電話の掛け手１０はリンク２６を経由して発信スイッチ２０に接続されている。同様に終端スイッチ２２はリンク２８を経由して電話の受け手１４に接続されている。
【００１８】
発信スイッチ２０はリンク３０を経由して自動番号識別（ＡＮＩ：Automatic Number Identification） の「トリガ・テーブル」３２に接続されている。ＡＮＩのトリガ・テーブルは電話サービス提供者によって提供される各種の特殊サービスに対する加入者の電話番号のリストを含んでいる。発信スイッチ２０はリンク３４を経由してデータベース３６にも接続されている。
【００１９】
同様に、終端スイッチ２２はリンク３８を経由してＡＮＩのトリガ・テーブル４０に接続されている。終端スイッチ２２はリンク４２を経由してデータベース４４にも接続されている。電話の掛け手１０が電話の受け手１４に対して電話を掛けると、その電話呼出しはリンク２６を経由して発信スイッチ２０へ進む。電話サービス提供者のシステムによって識別される電話の掛け手の電話番号はその電話呼出しと一緒に発信スイッチ２０へ送られる。発信スイッチは電話の掛け手の電話番号を使って、その電話の掛け手１０が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれかに加入しているかどうかを、ＡＮＩのトリガ・テーブル３２に問合わせる。
【００２０】
電話の掛け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル３２の中に現われなかった場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル３２は電話の掛け手１０が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれにも加入していないことを発信スイッチ２０に知らせる。その後、発信スイッチはその電話呼出しをリンク２４経由で送信スイッチ２２に接続し、終端スイッチ２２はその電話呼出しをリンク２８を経由して電話の受け手１４に接続する。
【００２１】
しかし、電話の掛け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル３２の中に現われた場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル３２はその電話の掛け手１０が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスの少なくとも１つに加入していることを発信スイッチ２０に知らせる。発信スイッチ２０はその後、電話の掛け手が加入している電話サービス提供者によって提供されている特定の特殊サービスについてデータベース３６に問い合わせる。データベースは電話の掛け手が電話呼出しの優先順位付けシステムに加入していることを識別して、電話の掛け手側の指定された優先度基準を提供する。発信スイッチ２０はその電話呼出しをリンク２４経由で終端スイッチ２２に接続する。電話の掛け手がその電話呼出しに対して割り当てた、指定された優先度基準は、その電話呼出しと一緒に発信スイッチ２０からリンク２４を経由して終端スイッチ２２に送られる。電話の受け手の電話番号は電話サービス提供者のシステムによって識別されており、これもその電話呼出しと一緒に発信スイッチ２０からリンク２４を経由して終端スイッチ２２へ送られる。その電話呼出しおよび指定された優先度基準は終端スイッチ２２に到着する。
【００２２】
電話の受け手の電話番号を使って、終端スイッチは電話の受け手１４が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれかに加入しているかどうかについて、ＡＮＩのトリガ・テーブル４０に問い合わせる。その電話の受け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル４０の中に現われなかった場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル４０はその電話の受け手１４が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれにも加入していないことを終端スイッチ２２に知らせる。その後、終端スイッチ２２はその電話呼出しをリンク２８経由で電話の受け手１４に接続する。
【００２３】
しかし、その電話の受け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル４０の中に現われた場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル４０はその電話の受け手１４が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスの少なくとも１つに加入していることを終端スイッチ２２に知らせる。次に終端スイッチ２２は電話の受け手が加入している電話サービス提供者によって提供されている特定の特殊サービスについて、データベース４４に問い合わせる。データベースはその電話の受け手を電話呼出しの優先順位付けシステムへの加入者であると識別し、その電話の受け手の指定された優先度基準およびその電話の受け手側の指定された優先度基準の範囲に入らない電話呼出しの代替処理方法を提供する。
【００２４】
電話呼出しと一緒に送信される電話の掛け手側の指定された優先度基準および、電話の受け手側の指定された優先度基準と代替処理方法の情報に基づいて、終端スイッチ２２はその電話呼出しの処理方法を決める。電話の掛け手側の指定された優先度基準が電話の受け手側の指定された優先度基準と一致した場合、その電話呼出しを接続する。電話の掛け手側の指定された優先度基準が、電話の受け手側の指定された優先度基準に一致しなかった場合、その電話呼出しは代わりの宛先に回送されるか、あるいは終了する。
図２は本発明の原理に従って電話呼出しの処理方法を示しているフローチャートである。電話の掛け手１０は電話を掛け、そしてその電話呼出しが発信スイッチ２０に到着する（ステップ１００）。発信スイッチは電話の掛け手の電話番号を使って、その電話の掛け手の電話番号が現われるかどうかをチェックするためにＡＮＩのトリガ・テーブル３２に問い合わせる（ステップ１０４）。
【００２５】
電話の掛け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル３２の中に現われなかった場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル３２はその電話の掛け手１０が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれにも加入していないことを発信スイッチ２０に知らせ、発信スイッチ２０はリンク２４を経由して終端スイッチ２２を通してその電話呼出しをリンク２８経由で電話の受け手１４へ接続する（ステップ１０６）。しかし、電話の掛け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル３２の中に現われた場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル３２は電話の掛け手１０が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスの少なくとも１つに加入していることを発信スイッチ２０に知らせる。
【００２６】
次に、発信スイッチ２２は電話の掛け手が加入している電話サービス提供者によって提供されている特定の特殊サービスについて、データベース３６に問い合わせる。データベースはその電話の掛け手が電話呼出しの優先順位付けシステムへの加入者であることを識別し、その電話の掛け手側の指定された優先度基準を提供する（ステップ１０８）。次に発信スイッチ２０はその電話呼出しをシグナリング・パスの中で電話の掛け手側の指定された優先度基準と共に終端スイッチ２２へ回送する（ステップ１１０）。
【００２７】
その電話呼出しは終端スイッチ２２に到着する（ステップ１１２）。終端スイッチ２２は電話の受け手の電話番号を使って、電話の受け手の電話番号が現われるかどうかをＡＮＩのトリガ・テーブル４０に問い合わせる（ステップ１１６）。
【００２８】
電話の受け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル４０の中に現われなかった場合、ＡＮＩのトリガ・テーブル４０はその電話の受け手が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれにも加入していないことを終端スイッチ２２に知らせ、終端スイッチ２２はその電話呼出しを接続する（ステップ（１１８）。しかし、その電話の受け手の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブル４０の中に現われた場合、終端スイッチ２２は電話の受け手が加入している電話サービス提供者によって提供されている特定の特殊サービスについて、データベース４４に問い合わせる。データベースはその電話の受け手が電話呼出しの優先順位付けシステムへの加入者であると識別し、その電話の受け手側の指定された優先度基準および、指定された優先度基準の範囲内に入らない電話呼出しについての望ましい代替処理方法を提供する（ステップ１２０）。
【００２９】
最後に終端スイッチ２２は、電話呼出しと一緒に送信される電話の掛け手側の指定された優先度基準および、電話の受け手側の指定された優先度基準と代替処理方法の情報に基づいて、その電話呼出しの処理方法を決定する（ステップ１２２）。電話の掛け手側の指定された優先度基準が電話の受け手側の指定された優先度基準と一致した場合、その電話呼出しは接続される（ステップ１２４）。電話の掛け手側の指定された優先度基準が、電話の受け手側の指定された優先度基準と一致しなかった場合、その電話呼出しは終了されるか、あるいは電話の受け手側の代替処理方法の情報に基づいて回送される（ステップ１２６）。次に電話呼出しに優先順位を付ける方法および装置の使用例を示す。通信販売センターは電話呼出しの優先順位付けシステムに加入していて、その電話番号から発信されるすべての電話呼出しが「低い優先順位」の電話呼出しであることを指定している。午後６時３０分に、通信販売の担当者がその通信販売センターから見込み客に電話を掛ける。その見込み客も電話呼出しの優先順位付けシステムに加入していて、午後５時から午前９時迄の間には低い優先順位の電話呼出しを受けたくないこと、そしてその時間帯に入って来る低優先順位の電話呼出しは自動応答装置へ接続されるべきであることを指定している。
【００３０】
その電話呼出しは通信販売センターの電話番号を処理する発信スイッチに到着する。発信スイッチは通信販売センターの電話番号を使って、ＡＮＩのトリガ・テーブルに問い合わせる。ＡＮＩのトリガ・テーブルは通信販売センターが電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスの少なくとも１つに加入していることを発信スイッチに知らせる。
【００３１】
次に発信スイッチは、その通信販売センターが加入している電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスについて、データベースに問い合わせる。データベースはその通信販売センターが電話呼出しの優先順位付けシステムへの加入者であるとして識別し、その通信販売センターの指定された優先度基準を提供する。データベースは通信販売センターの電話番号から発信するすべての電話呼出しが低優先順位のものであることを発信スイッチに知らせる。発信スイッチはその電話呼出しを通信販売センターの低優先順位の指定された優先度基準と一緒にシグナリング・パスの中に入れてその電話呼出しを終端スイッチに接続する。
【００３２】
終端スイッチはその電話の受け手が電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスのどれかに加入しているかどうかについて、ＡＮＩのトリガ・テーブルに問い合わせる。ＡＮＩのトリガ・テーブルはその電話の受け手が電話サービス提供者によって提供者されている特殊サービスの１つに加入していることを終端スイッチに知らせる。
【００３３】
次に終端スイッチは電話の受け手が加入している電話サービス提供者によって提供されている特殊サービスについて、データベースに問い合わせる。データベースはその電話の受け手が電話呼出しの優先順位付けシステムへの加入であることを示し、その電話の受け手側の指定された優先度基準を提供する。データベースはその電話呼出しの受け手が午後５時から午前９時までの間の時間帯に低い優先順位の電話呼出しを接続したくないこと、そしてこの時間の間に受信された低優先順位の電話呼出しは自動応答装置に接続されるべきであることを終端スイッチに知らせる。終端スイッチはその電話呼出しの受け手側の指定された優先度基準および代替処理方法の情報に基づいて、その電話呼出しを電話の受け手側の自動応答装置に接続する。
【００３４】
上記の記述は本発明の好ましい実施例の１つに過ぎないことが理解されるべきである。多数の他の実施例がこの分野の技術に熟達した人によって本発明の適用範囲から離れることなしに考えられる可能性がある。したがって、本発明は付随している請求項の中で定義されているもののみに限定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示しているブロック図である。
【図２】本発明による電話呼出しの処理方法を示しているフローチャートである。

Claims (22)

1. 電話番号を有する発呼者側の電話機の発呼者と、電話番号を有する被呼者側の電話機の被呼者とを接続する機能を備えている電話ネットワークにおいて電話呼の優先順位を決める方法であって、
   発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定するステップと、
   該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその電話呼を被呼者電話機に向けるステップとを含む方法において、
   該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定するステップが、
   発信スイッチとデータベースとの間の接続を確立するステップと、
   該発呼者の電話番号を使って該発呼者の指定した優先度基準をデータベースから検索するステップとを含むことを特徴とする方法。
2. 請求項１に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定するステップが、該発呼者の電話番号が自動番号識別（ＡＮＩ）のトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定するステップを含んでいる方法。
3. 請求項１に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定するステップが、
   発信スイッチとＡＮＩのトリガ・テーブルとの間の接続を確立する段階と、
   該発呼者の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定するために発信スイッチと該ＡＮＩのトリガ・テーブルとの間で信号を送信するステップとを含む方法。
4. 請求項１に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定するステップが、該発呼者が優先度基準を指定したことを識別するステップを含む方法。
5. 請求項１に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその電話呼の行き先を決めるステップが、該発呼者側の電話機を該被呼者側の電話機に接続するステップを含む方法。
6. 請求項４に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその電話呼の行き先を決めるステップが、
   該発呼者側の電話機と発信スイッチとの間の接続を確立するステップと、
   該発信スイッチと終端スイッチとの間の接続を確立するステップと、
   該発呼者側の指定された優先度基準を発信スイッチから終端スイッチへ送信するステップとを含む方法。
7. 請求項１に記載の方法において、該発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその電話呼の行き先を決めるステップが、該被呼者の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定するステップを含む方法。
8. 請求項１に記載の方法において、該発呼者が該電話呼に優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決めるステップが、
   終端スイッチとＡＮＩのトリガ・テーブルとの間の接続を確立するステップと、
   該終端スイッチと該ＡＮＩのトリガ・テーブルの間で信号を送信して、該被呼者の電話番号が該ＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定するステップとを含む方法。
9. 請求項１に記載の方法において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決めるステップが、該被呼者側の指定された優先度基準を識別するステップを含む方法。
10. 請求項１に記載の方法において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決めるステップが、
    終端スイッチとデータベースとの間の接続を確立するステップと、
    該被呼者の電話番号を使って該被呼者側の指定された優先度基準をデータベースから検索するステップとを含む方法。
11. 請求項１に記載の方法において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決めるステップが、
    該発呼者側で指定された優先度基準を識別するステップと、
    該被呼者側で指定された優先度基準を識別するステップと、
    該発呼者側の指定された優先度基準と、該被呼者側の指定された優先度基準とがマッチするかどうかを決定するステップとを含む方法。
12. 電話番号を有している、発呼者側の電話機における発呼者と、電話番号を有している被呼者側の電話機における被呼者とを接続する機能を備えている電話のネットワークにおいて、電話呼の優先順位を決める装置であって、
    発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定する手段と、
    発呼者がその電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその電話呼を被呼者電話機に向ける手段とを含む優先順位づけ装置において、
    該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定する手段が、
    発信スイッチとデータベースとの間の接続を確立する手段と、
    該発呼者の電話番号を使って該発呼者側の指定した優先度基準をデータベースから検索する手段とを含む装置。
13. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定する手段が、該発呼者の電話番号が自動番号識別（ＡＮＩ）トリガ・テーブルに現われるかどうかを決定する手段を含む装置。
14. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定する手段が、
    発信スイッチとＡＮＩのトリガ・テーブルとの間の接続を確立する手段と、
    該発信スイッチと該ＡＮＩのトリガ・テーブルとの間で信号を伝送して、該発呼者の電話番号が該ＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定する手段とを含む装置。
15. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかを決定する手段が、該発呼者側の指定された優先度基準を識別する手段を含む装置。
16. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいてその該電話呼の行き先を決める手段が、該発呼者側の電話機を該被呼者側の電話機に対し接続する手段を含む装置。
17. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、
    該発呼者側の電話機と発信スイッチとの間の接続を確立する手段と、
    該発信スイッチと終端スイッチとの間の接続を確立する手段と、
    該発呼者が指定した優先度基準を該発信スイッチから該終端スイッチへ送信する手段とを含む装置。
18. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、該被呼者の電話番号がＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定する手段を含む装置。
19. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、
    終端スイッチとＡＮＩのトリガ・テーブルとの間の接続を確立する手段と、
    該終端スイッチと該ＡＮＩのトリガ・テーブルとの間で信号を送信して、該被呼者の電話番号が該ＡＮＩのトリガ・テーブルに現われるかどうかを決定する手段を含む装置。
20. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、該被呼者が指定した優先度基準を識別する手段を含む装置。
21. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、
    終端スイッチとデータベースとの間の接続を確立する手段と、
    該被呼者の電話番号を使って該被呼者側が指定した優先度基準をデータベースから検索する手段を含む装置。
22. 請求項１２に記載の装置において、該発呼者が該電話呼に対して優先順位を割り当てたかどうかに基づいて該電話呼の行き先を決める手段が、
    該発呼者側の指定された優先度基準を識別する手段と、
    該被呼者側の指定された優先度基準を識別する手段と、
    該発呼者側の指定された優先度基準と該被呼者側が指定した優先度基準がマッチするかどうかを決定する手段を含む装置。

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