JP3788564B2 - Melody sound generator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタル携帯電話並びにPHSの着信音や保留音、更には玩具等に内蔵される簡易メロディ音を発生するメロディ音発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタル携帯電話やPHSが急速に普及しており、ユーザーに着信があったことを知らせる着信音等として、メロディ音を利用するメロディ音発生装置を搭載した携帯電話等が多く用いられている。
【0003】
上記した携帯電話等に内蔵されているメロディ音発生装置として、印加される電圧により圧電振動子を振動させることで、ビジー・トーンなどの各種単一音階からなる音を発生するといった圧電ブザーを用いるものがある。この圧電ブザーを用いたメロディ音発生装置では、単一音階データ発生カウンタにより単一音階の音階データ(ディジタルデータ)が発生され、このディジタルデータはクロック信号に同期して、ディジタル・アナログ変換器(以下、「D/A変換器」という。)に取り込まれる。そして、ディジタルデータはアナログ信号に変換され、このアナログ信号に基づき印加される電圧に応じて圧電振動子が振動することでメロディ音が発生される。このような圧電ブザーは、D/A変換器からの単一音階周波数正弦波により駆動された場合、発生音量が小さい。そこで、通常、圧電ブザーを用いて大きな音量を得るために、D/A変換器から矩形波を出力して、圧電ブザーを駆動している。
【0004】
D/A変換器から矩形波を出力するには、単一音階周波数の音階ディジタルデータが、中心値より小さければD/A変換器の最小値を、中心以上であればD/A変換器の最大値をD/A変換器が出力するように、D/A変換器への入力ディジタルデータを変換している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このクロック信号は、単一音階の周波数とは無関係に予め決められた一定の周波数を以て発生されている。このため、ディジタルデータは、単一音階の周波数とは無関係に予め決められた一定の周期で、D/A変換器に取り込まれ、単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周期とクロック信号の周期との関係によって、不均一な回数だけD/A変換器に取り込まれる。このようにディジタルデータが不均一にD/A変換器に取り込まれると、上記したように、D/A変換器から矩形波を出力する場合に、D/A変換器の出力の変化点が揺らぎ、音質が悪くなるという問題があった。
【0006】
この発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものにして、D/A変換器に与えられるクロック信号の周波数を単一音階の周波数の整数倍にすることで、単一音階の1周期におけるディジタルデータを、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけD/A変換器に取り込み、メロディ音の音質を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のメロディ音発生装置は、所定の単一音階に基づく音階データを発生する単一音階データ発生手段と、前記単一音階の周波数に対して整数倍の周波数でクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、当該クロック信号発生手段で発生されるクロック信号に同期して前記単一音階データ発生手段で発生された音階データを取り込み、ディジタルデータとしての音階データをアナログ信号に変換するディジタル・アナログ変換手段と、当該ディジタル・アナログ変換手段の出力に基づいて圧電振動子を振動させてメロディ音を発生する圧電ブザー手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
前記クロック信号発生手段は単一音階の周波数に対して2倍の周波数でクロック信号を発生するとよい。
【0009】
上記のように構成することで、単一音階データ発生手段で発生された単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけディジタル・アナログ変換手段に取り込まれる。クロック信号の周波数が、単一音階の周波数の2倍であれば、単一音階の1周期におけるディジタルデータは、必ず2回だけディジタル・アナログ変換手段に取り込まれる。そして、ディジタル・アナログ変換手段で変換されたアナログ信号に基づき、圧電ブザー手段から単一音階からなるメロディ音が発生される。これにより、メロディ音の音質を向上させることができる。また、圧電ブザー手段によりメロディ音を発生させるため、消費電力を抑えることができる。
【0010】
また、この発明のメロディ音発生装置は、所定の単一音階に基づく音階データを発生する単一音階データ発生手段と、所定の音階に基づき所定ビットからなる音階データを音階データ発生手段により複数発生し、この複数の音階データの最上位ビットをそれぞれ加算して複数音階データを作成する複数音階データ作成手段と、前記単一音階データ発生手段で発生される単一音階データあるいは前記複数音階データ作成手段で作成される複数音階データのいずれかを選択する音階データ選択手段と、所定の周波数でクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、当該クロック信号発生手段で発生されるクロック信号に同期して前記音階データ選択手段により選択された単一音階データあるいは複数音階データのいずれかを取り込み、ディジタルデータとしての音階データをアナログ信号に変換するディジタル・アナログ変換手段と、当該ディジタル・アナログ変換手段の出力に基づいて圧電振動子を振動させてメロディ音を発生する圧電ブザー手段と、を備え、前記音階データ選択手段により単一音階データが選択されると、前記クロック信号発生手段は単一音階の周波数に対して整数倍の周波数でクロック信号を発生することを特徴とする。
【0011】
このように構成することで、音階データ選択手段により単一音階データが選択されると、単一音階データ発生手段で発生された単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけディジタル・アナログ変換手段に取り込まれる。これにより、メロディ音の音質を向上させることができる。
【0012】
また、複数の音階からなる音を、メロディ音として発生することもできる。この場合において、音階の特徴を最も大きく反映する最上位ビットが加算されて得られるアナログ信号によりメロディ音が発生されることで、聴覚上高音質の音をメロディ音として発生できる。また、十分な音量を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、この実施の形態においては、ユーザーによって、単一音階からなるメロディ音、或いは主旋律音及びコードからなるメロディ音のいずれを発生させるかを選択できるメロディ音発生装置について説明する。
【0014】
図1は、この発明に係るメロディ音発生装置を、携帯電話やPHSに適用した場合の回路構成図である。このメロディ音発生装置は、音階データ発生回路1、メロディ音データ作成回路2、シーケンス制御回路3、テンキー4、D/A変換器6、7、スピーカ8、圧電ブザー9、音声符号化/復号化装置10(以下、「音声CODEC10」という。)、送信回路11、セレクタ13、単一音階データ発生回路14及びサンプリングクロック発生回路15から構成される。
【0015】
音階データ発生回路1は、主旋律音の音階データ及びコードを構成する音階データを発生するものであり、図2に示すように、波形メモリ101、アドレス発生器102及びゲイン調整回路103から構成される。一般に、携帯電話等に利用される音階データとして14ビットからなるディジタルデータが利用されていることを踏まえて、本実施形態では、上記主旋律音の音階データ及びコードを構成する音階データはいずれも14ビットからなるディジタルデータとして扱うが、本発明の実施に際しては、これに限定されるものではなく、変更して実施しても問題ない。
【0016】
上記した波形メモリ101は、単一の正弦波形の1周期分のデータを記憶している。アドレス発生器102は、後述するシーケンス制御回路3からの命令に基づいて、波形メモリ101に記憶された単一の正弦波データを、周波数の異なる正弦波データ(14ビット)、即ち音階データとしてゲイン調整回路103に送ることができるように、波形メモリ101のアドレスを指定する。ここで、音階データはビットが上位である程、重みが大きくなっており、最上位ビットの重みが最も大きくなっている。このため、最上位ビットが音階の特徴を最も大きく反映しており、後述するように、この最上位ビットを加算して得られたメロディ音データに基づきメロディ音を発生させることで、要求される音階にほぼ等しい音階を圧電ブザー9で発生させることができる。即ち、このようにして得られるメロディ音データが後述するD/A変換器7により変換されて得られるアナログ信号には、後述するように、不要な音の周波数成分も含まれるが、この周波数は必要な音の周波数の整数倍であることが多いため、聴覚上極めて高音質の音をメロディ音として発生できる。ゲイン調整回路103は、波形メモリ101から送られてきた音階データのゲインを調整するものであり、ゲイン調整をすることによって、メロディ音の音量を調整することができ、音量が減衰していくようなメロディ音を発生することが可能になる。
【0017】
メロディ音データ作成回路2は、上記音階データ発生回路1より発生された複数の音階データに基づいて、複数音階からなるメロディ音データを作成するものであり、図3に示すように、音階データ保持レジスタ201、セレクタ202、加算器203及び204から構成される。この音階データ保持レジスタ201は、後述するシーケンス制御回路3の指示により、ゲイン調整回路103から送られた主旋律音の音階データ及びこれに伴うコードを構成する音階のデータを一時的に保持する。保持された音階データの所定ビットは、シーケンス制御回路3の指示によりセレクタ202を介して、後述する加算器203或いは204に送られる。ここで、保持された音階データがセレクタ202を介して加算器203に送られる場合には、音階データの全ビット(14ビット)が送られる。一方、保持された音階データがセレクタ202を介して加算器204に送られる場合には、音階データの最上位ビットのみが送られる。
【0018】
加算器203は音階データの全ビットを加算してメロディ音データを作成するものであり、作成されたメロディ音データはスピーカ8に接続されるD/A変換器6で取り込まれる、或いは送信回路11に接続される音声CODEC10へ送られる。また、加算器204は音階データの最上位ビットを加算してメロディ音データを作成するものであり、作成されたメロディ音データは圧電ブザー9に接続されるD/A変換器7で取り込まれる。ここで、圧電ブザー9からメロディ音を発生させる場合には、音階データ発生回路1より発生された複数の音階データの最上位ビットのみを加算することとしているのは、以下の理由による。一般に、後述する圧電ブザー9は低消費電力である利点を有する反面、スピーカ8に比べて、発生する音量が小さい。特に、滑らかな波形によって圧電ブザー9を駆動させると、音量の少なさは顕著になる。そこで十分な音量を得るため、段階を持たせたアナログ信号に基づき、圧電ブザー9を駆動させることとしている。即ち、上記のように、音階データの重みが最も大きい最上位ビットのみを加算することで、波形に段階を持たせることができ、これにより十分な音量を得ることができる。
【0019】
なお、音階データ保持レジスタ201に保持されるデータの所定ビットを、セレクタ202により、加算器203或いは204のいずれかに選択して与えることとしているのは以下の理由による。圧電ブザー9は、低消費電力であるが、スピーカ8に比べると、発生音量等が少ない。また、スピーカ8は、比較的大きな音量を出すことはできるが、振動板をマグネットで駆動する必要があるため、消費電力は多くなる。そこで、それぞれの用途に応じて、この実施の形態においては、テンキー4等を用いてユーザーがスピーカ8又は圧電ブザー9を選択することにより、セレクタ202が音階データ保持レジスタ201に保持されるデータの所定ビットを加算器203、D/A変換器6を介してスピーカ8に与えるか、加算器204、D/A変換器7を介して圧電ブザー9に与えるか選択して切り換えることができるように構成している。なお、本実施形態におけるスピーカ8は、受話側スピーカとしても使用され、特に図示しないが、マグネット、振動板及びその駆動アンプ等を備える。
【0020】
シーケンス制御回路3は、テンキー4を介して入力された制御手順等に基づいて、上述した音階データ発生回路1、メロディ音データ作成回路2をシーケンス制御するとともに、後述するセレクタ13、単一音階データ発生回路14及びサンプリングクロック発生回路15をシーケンス制御するものである。
【0021】
具体的には、ユーザーにより主旋律音及びコードをメロディ音として発生させることが選択されている場合、主旋律音の音階データとコードを構成する音階データとを発生すべき旨の指示を、音階データ発生回路1に対して行う。ここで、シーケンス制御回路3は、メロディ音の主旋律音の音階と、コードを構成する音階の一つとが一致するときは、本実施形態ではその一致する音階のうち主旋律音の音階のデータのみをメロディ音データとして発生するように、音階データ発生回路1を制御する。従って、主旋律音の位相とコードの位相とが一致するために音量が2倍になったり、或いは両者の位相が180度ずれることにより音量がゼロになるなど、不自然な音が発生してしまうという不合理性を回避することができる。
【0022】
また、このシーケンス制御回路3は、メロディ音データ作成回路2を構成する音階データ保持レジスタ201に保持される音階データのビット中で、どれだけのビットを加算器203、或いは加算器204に送るかを、音階データ保持レジスタ201に指示する。具体的には、上述したように、加算器203に送る場合には、音階データ保持レジスタ201に保持される音階データの全ビットを送るように指示し、加算器204に送る場合には、音階データ保持レジスタ201に保持される音階データの最上位ビットのみを送るように指示する。また、シーケンス制御回路3は、このような複数音階からなる音階データを加算器203に送るか、或いは加算器204に送るかの選択について、セレクタ202を制御する。
【0023】
ここで、複数音階からなる音階データを、加算器203を介して後述するD/A変換器6へ送る場合には、シーケンス制御回路3は、サンプリングクロック発生回路15に対し、予め決められた一定の周波数でクロック信号を発生させるように指示する。なお、後述するように、このクロック信号はD/A変換器6へ送られ、D/A変換器6はこのクロック信号に同期にして、メロディ音データ作成回路2で作成されたメロディ音データのサンプリングをする。即ち、メロディ音データを取り込む。
【0024】
これに対して、複数音階からなる音階データを、加算器204を介して後述するD/A変換器7へ送る場合には、シーケンス制御回路3は、メロディ音データ作成回路2で作成されたメロディ音データをD/A変換器7へ送ることができるように、後述するセレクタ13を制御する。このとき、シーケンス制御回路3は、サンプリングクロック発生回路15に対し、予め決められた一定の周波数でクロック信号を発生させるように指示する。なお、後述するように、このクロック信号はD/A変換器7へ送られ、D/A変換器7はこのクロック信号に同期にして、メロディ音データ作成回路2で作成されたメロディ音データのサンプリングする、即ちメロディ音データを取り込む。
【0025】
一方、ユーザーにより単一音階からなる音をメロディ音として発生させることが選択されている場合、シーケンス制御回路3は、単一音階のデータを発生すべき旨の指示を後述する単一音階データ発生回路14に対して行う。また、単一音階の周波数に関するデータを、サンプリングクロック発生回路15に対して送るよう指示する。このとき、シーケンス制御回路3は、単一音階データ発生回路14で発生された単一音階のデータを後述するD/A変換器7へ送るべく、後述するセレクタ13を制御する。
【0026】
テンキー4は、通常は相手側の電話番号等を入力するものであるが、特に本実施形態においては、このテンキー4を所定の手続きに従って操作することにより、ユーザーは単一音階からなるメロディ音を発生させるか、或いは主旋律音及びコードからなるメロディ音を発生させるか、のいずれかを選択できる。また、本実施形態では、テンキー4を所定の手続きに従って操作することにより、ユーザーは自分の好むメロディ音を作成することが可能である。具体的には、単一音階或いは主旋律音については、ユーザーが音階を逐一指定する。一方、メロディ音を構成するコードを指定するときは、所定の手続きに従って、コード指定することにより、コードを構成する和音等のプログラムを行う。従って、ユーザーはコードを構成する音階を逐一指定する必要がなく、容易にコードの和音データ等をプログラムすることができ、ユーザーがメロディを作成する作業を軽減できる。
【0027】
また、主旋律音及びコードからなるメロディ音を発生させる場合には、このテンキー4を所定の手続きに従って操作することにより、メロディ音の発生先の変更を指示できる。即ち、スピーカ8よりメロディ音を発生させたり、送信回路11へ音階データを送るか、或いは圧電ブザー9よりメロディ音を発生するかを選択し、その選択に従ってセレクタ202が切り換えられる。なお、本実施形態では、単一音階からなるメロディ音については、図1に示すように、圧電ブザー9によってのみ発生させるものとして説明するが、D/A変換器6を介してスピーカ8で発生させたり、或いは音声CODEC10を介して送信回路11に出力しても問題ない。この場合、後述する単一音階データ発生回路14の単一音階データ発生カウンタ141は、1ビットからなる単一音階のデータを発生するが、メロディ音の発生先に応じて、この1ビットデータを後述するデータ拡張回路142により適切なビットに拡張すればよい。
【0028】
D/A変換器6は、後述するサンプリングクロック発生回路15で発生されたクロック信号に同期して、メロディ音データ作成回路2の加算器203から取り込んだディジタルデータとしてのメロディ音データをアナログ信号へ変換するものである。このアナログ信号はメロディ音データのビット数に応じた段階レベルにより表され、加算器203から送られてくるメロディ音データのビット数が多いため、この段階レベルも多くなり極めて滑らかな波形になる。そして、このアナログ信号へ変換されたメロディ音データはスピーカ8に与えられ、このスピーカ8を介して着信音や保留音として発生される。これによってユーザーに着信があったこと等を告知する。
【0029】
D/A変換器7は、後述するサンプリングクロック発生回路15で発生されたクロック信号に同期して、メロディ音データ作成回路2の加算器204で加算された複数の音階からなるディジタルデータとしてのメロディ音データを取り込み、所定段階からなるアナログ信号へ変換する。或いは、サンプリングクロック発生回路15で発生されたクロック信号に同期して、単一音階データ発生回路14で発生されたディジタルデータとしての単一音階のデータを取り込み、所定段階アナログ信号へ変換する。これらのアナログ信号の段階レベルは、加算器204から送られてきたメロディ音データ、或いは単一音階データ発生回路14から送られてきた単一音階のデータのビット数に応じたものとなるが、この具体例については後述する。
【0030】
ここで、加算器204から送られてきたメロディ音データの取り得る値は、後に具体的に説明するように、メロディ音を構成する音の数に1を足したパターンある。従って、このメロディ音データをD/A変換器7により変換すると、そのアナログ信号の段階レベルはメロディ音を構成する音の数に1を足したものとなり、上記D/A変換器6により変換されて得られるアナログ信号の段階レベルより遙に小さくなる。このため、圧電ブザー9から十分な音量でメロディ音を発生させることができる。また、単一音階データ発生回路14の後述する単一音階データ発生カウンタ141は1ビットのデータを発生するが、後述するデータ拡張回路142により、D/A変換器7が対応できるビットに拡張され、D/A変換器7で取り込まれる。従って、D/A変換器7により変換されて得られるアナログ信号の段階レベルについても、上記D/A変換器6により変換されて得られるアナログ信号の段階レベルより遙に小さくなる。これにより、十分な音量のメロディ音が圧電ブザー9から発生される。
【0031】
また、加算器204から送られてきたメロディ音データは、音階データの最上位ビットのみを加算することに基づいて得られるものであるため、全ビットを加算して得られるものに比べると、不要な音の周波数成分を多く含んでしまう。不要な周波数成分は雑音の原因ともなり得るが、このアナログ信号は重み付けが最も大きい最上位ビットが加算されることに基づいて得られるものであり、このアナログ信号に含まれる不要な音の周波数成分は、必要とされる音の周波数の整数倍であるものが多い。そのため、ユーザーが音として聴いたときの違和感は少ない。従って、かかる特性を利用したメロディ音発生装置は、複数の音階からなる音を聴覚上極めて高音質のメロディ音として発生できる。また、単一音階データ発生回路14から送られてきた単一音階のデータについても、後述するように、単一音階データ発生カウンタ141により発生された1ビットデータが、データ拡張回路142により拡張されるため、不要な音の周波数成分を多く含んでしまう。しかし、この場合についても、不要な音の周波数成分は、必要とされる音の周波数の整数倍であるものが多く、メロディ音発生装置は、単一音を聴覚上極めて高音質のメロディ音として発生できる。
【0032】
圧電ブザー9は、電圧を印加することにより圧電振動子92を振動させて音を発生するものである。この圧電ブザー9は、具体的には圧電振動子駆動回路91及び圧電振動子92を備える。圧電振動子駆動回路91はD/A変換器7から、所定の段階レベルからなるアナログ信号を受け、このアナログ信号の段階レベルに応じた所定電圧を発生させ、圧電振動子92に与える。そして、圧電振動子92は、与えられた所定電圧と同一の周波数で振動し、その周波数に対応する所定の音色を発生する。
【0033】
単一音階データ発生回路14は、図4に示すように、シーケンス制御回路140、単一音階データ発生カウンタ141及びデータ拡張回路142から構成され、所定の周波数を有する単一音階のデータを発生するとともに、後述するサンプリングクロック発生回路15に対して単一音階の周波数に関するデータを与える。具体的には、上述したシーケンス制御回路3の指示を受けて、シーケンス制御回路140は、単一音階データ発生カウンタ141に対して単一音階のデータを発生するように指示する。これにより、単一音階データ発生カウンタ141は、2値データ(1ビット)を単一音階の周波数に応じた一定の周期で発生する。ここで、2値データとしているのは、上記メロディ音データ作成回路2において、音階データの最上位ビットのみを加算していることに対応するものである。そして、単一音階データ発生カウンタ141で発生された1ビットデータは、データ拡張回路142で所定ビットからなるデータに拡張される。ここで所定ビットとは、上述したD/A変換器7が対応できるビットである。例えば、D/A変換器7が2ビット対応のものであり、単一音階データ発生カウンタ141が発生した1ビットデータが「1」であれば、データ拡張回路142はそのデータを2ビットデータ「11」に拡張し、単一音階データ発生カウンタ141が発生した1ビットデータが「0」であれば、データ拡張回路142はそのデータを2ビットデータ「00」に拡張する。また、例えば、音量のゲイン調整をする場合には、単一音階データ発生カウンタ141が発生した1ビットデータが「1」であれば、データ拡張回路142はそのデータを2ビットデータ「10」に拡張し、単一音階データ発生カウンタ141が発生した1ビットデータが「0」であれば、データ拡張回路142はそのデータを2ビットデータ「01」に拡張するようにしてもよい。
【0034】
また、シーケンス制御回路140は、サンプリングクロック発生回路15に対して、単一音階の周波数に関するデータを与える。このサンプリングクロック発生回路15は、単一音階の周波数に関するデータを得て、単一音階の周波数に対して、整数倍の周波数でクロック信号を発生する。ここで整数倍の周波数とは、単一音階の周波数の2倍、3倍等の周波数をいう。具体的には、単一音階の周波数が1KHzであれば、クロック信号は、例えばその2倍の2KHzの周波数で発生される。特に、単一音階の周期の始点と、クロック信号の周期の始点を一致させるとよい。これによれば、単一音階においてD/A変換器7により取り込まれる音階データは、単一音階の周波数に係わらず常に1周期における同一点のものとなる。このため、メロディ音の音質をより向上させることができる。この発生されたクロック信号は、D/A変換器7へ与えられる。D/A変換器7は、この与えられたクロック信号に同期して、単一音階データ発生回路14から発生された単一音階のデータをセレクタ13を介してサンプリング、即ち単一音階のデータを取り込み、取り込んだディジタルデータをアナログ信号へ変換して圧電ブザー9へ送る。圧電ブザー9はこのアナログ信号に基づいて、単一音階からなるメロディ音を発生する。
【0035】
次に、この実施形態におけるメロディ音発生装置における動作を説明する。
【0036】
まず、単一音階データ発生回路14で発生された単一音階のデータが、D/A変換器7を介して圧電ブザー9に与えられ、単一音階からなるメロディ音を発生する場合について説明する。このとき、セレクタ13は、シーケンス制御回路3により、単一音階データ発生回路14で発生された単一音階のデータが、D/A変換器7を介して圧電ブザー9に与えられるように切り換えられている。なお、前提として、シーケンス制御回路3には、ユーザーがテンキー4を所定の手続きに従って操作したことに基づいて、メロディ音としての単一音を発生させるための制御手順が記憶されている。
【0037】
そして、着信等がある旨をユーザーに対してメロディ音によって告知するときは、シーケンス制御回路140は、シーケンス制御回路3の指示を受けて、単一音階データ発生カウンタ141に対して単一音階のデータを発生するように指示する。これにより、単一音階データ発生カウンタ141は、1ビットで示される単一音階のデータを単一音階の周波数に応じて発生し、このデータはデータ拡張回路142で所定のビットに拡張される。例えば、D/A変換器7が2ビット対応のものであり、上述したように、1ビットで示される単一音階のデータが「1」であれば、「11」に拡張される。また、1ビットで示される単一音階のデータが「0」であれば、「00」に拡張される。或いは、音量のゲインを行う場合には、1ビットで示される単一音階のデータ「1」は、例えば「10」に拡張される。1ビットで示される単一音階のデータ「0」は、例えば「01」に拡張される。
【0038】
このとき、シーケンス制御回路140は、サンプリングクロック発生回路15に対して、単一音階の周波数に関するデータを与える。サンプリングクロック発生回路15は、与えられた周波数に関するデータに基づき、単一音階の周波数に対して所定の倍数、例えば2倍の周波数でクロック信号を発生する。具体的には、単一音階の周波数が1KHzであれば、サンプリングクロック発生回路15はその2倍の2KHzでクロック信号を発生する。また、単一音階の周波数が1.5KHzであれば、サンプリングクロック発生回路15はその2倍の3KHzでクロック信号を発生する。ここで、このクロック信号の周期の始点は、単一音階の周期の始点と一致させている。そして、このクロック信号は、D/A変換器7に与えられる。D/A変換器7は与えられたクロック信号に同期して、データ拡張回路142で拡張された単一音階のデータを、セレクタ13を介して取り込む。そのため、クロック信号の周波数が単一音階の周波数の2倍であれば、単一音階の1周期において、必ず2つのデータがD/A変換器7に取り込まれる。即ち、単一音階の1周期のデータの中で、データが全くD/A変換器7に取り込まれなかったり、1つのデータしか取り込まれなかったり、或いは3つのデータが取り込まれたりすることはない。即ち、単一音階データ発生回路14で発生された単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけD/A変換器7に取り込まれる。
【0039】
ディジタルデータとしてのメロディ音データを得たD/A変換器7は、上記2ビットからなるメロディ音データを4段階レベルからなるアナログ信号に変換する。具体的には、メロディ音データが上記のように「11」(十進数では3に相当)であれば、段階レベルを3にし、メロディ音データが上記のように「00」(十進数では0に相当)であれば、段階レベルを0にする。このようにアナログ信号の段階レベルを4つの段階レベルのいずれかにする。
【0040】
このようにして所定の段階レベル、本実施形態では4段階レベルのアナログ信号に変換されたメロディ音データが、圧電ブザー9に与えられる。圧電ブザー9における圧電振動子駆動回路91は、D/A変換器7から与えられる4段階レベルからなるアナログ信号に基づいて所定値の電圧を発生し、圧電振動子92に与える。圧電振動子92は、与えられた電圧と同一の周波数で振動し、その周波数に対応する所定の音色を発生する。
【0041】
このように、単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけD/A変換器7に取り込まれ、このD/A変換器7で変換されたアナログ信号に基づき圧電ブザー9からメロディ音が発生されるため、メロディ音の音質を向上させることができる。特に、本実施形態では、クロック信号の周期の始点を、単一音階の周期の始点と一致させているため、D/A変換器7により取り込まれる音階データは、単一音階の周波数に係わらず常に1周期における同一点のものとなっている。このため、メロディ音の音質をより向上させることができる。また、単一音階からなるメロディ音は、低消費電力の圧電ブザー9から発生されるため、消費電力を抑えることができる。
【0042】
次に、メロディ音データ作成回路2で作成された複数音階からなるメロディ音データが、D/A変換器7を介して圧電ブザー9に与えられ、主旋律音及びコードからなるメロディ音を発生する場合について説明する。ここでは、ユーザーは圧電ブザー9よりメロディ音を発生させるようにテンキー4を用いて指示しているものとして説明する。従って、セレクタ202は、メロディ音データ作成回路2の音階データ保持レジスタ201からの出力が、加算器204に与えられるように、シーケンス制御回路3により切換えられている。また、セレクタ13は、メロディ音データ作成回路2で作成されたメロディ音データが、D/A変換器7を介して圧電ブザー9に与えられるように、シーケンス制御回路3により切換えられている。さらに、サンプリングクロック発生回路15は、予め決められた一定の周波数でクロック信号をD/A変換器7に与えるように、シーケンス制御回路3により指示されている。なお、前提として、シーケンス制御回路3には、ユーザーがテンキー4を所定の手続きに従って操作したことに基づいて、メロディ音としての主旋律音並びにコードを発生させるための制御手順が記憶されている。ここではコードを構成する音数を2つとして説明する。従って、メロディ音を構成する音の数は、主旋律音の音数1つとコードの音数2つとの合計3つになる。
【0043】
そして、着信等がある旨をユーザーにメロディ音によって告知するときは、シーケンス制御回路3は予め記憶した制御手順に基づいて、音階データ発生回路1に音階データを発生するための命令を行う。即ち、シーケンス制御回路3は、主旋律音の音階データ並びにコードの音階データを発生すべき旨の指示を、音階データ発生回路1に対して行う。このとき、主旋律音の音階とコードを構成する音階の一つとが一致するときは、シーケンス制御回路3は、どちらか一方の音階のみを発生するように、この実施形態においては、その一致する音階のうち主旋律音の音階データのみを発生するように、音階データ発生回路1に指示する。
【0044】
そして、音階データ発生回路1のアドレス発生器102は、シーケンス制御回路3によって指示された音階のデータを波形メモリ101で発生させるべく、波形メモリ101のアドレスを指示する。そして、アドレス指示されることにより、所定の周波数の正弦波データが、14ビットからなる音階データとして、波形メモリ101からゲイン調整回路103に送られる。ゲイン調整回路103は、シーケンス制御回路3からの命令により、波形メモリ101から送られた音階データのゲインを調整する。そして、ゲイン調整された音階データは、メロディ音データ作成回路2に送られる。
【0045】
メロディ音データ作成回路2の音階データ保持レジスタ201は、シーケンス制御回路3の指示により、ゲイン調整回路103から送られた14ビットからなる主旋律音の音階データ及びこれに伴うコードを構成する音階のデータを一時的に保持する。そして、シーケンス制御回路3は音階データ保持レジスタ201に対して、主旋律音及びコードからなる3音の音階データにおけるそれぞれの最上位ビットを、セレクタ202を介して加算器204に送るように指示する。加算器204ではこれらの最上位ビットを加算して、メロディ音データを作成する。ここで、メロディ音データは、例えば3音の音階データにおける最上位ビットが全て「1」であれば、「1」+「1」+「1」=「11」となり、また、3音の音階データにおける最上位ビットが全て「0」であれば、「0」+「0」+「0」=「00」となる。従って、加算器204で得られるメロディ音データは「00」、「01」、「10」、「11」の4パターンがある。即ち、メロディ音データの取りうる値はメロディ音を構成する音の数(3つ)に1を足したもの、4パターンある。
【0046】
そして、サンプリングクロック発生回路15より予め決められた一定の周波数で、クロック信号がD/A変換器7へ与えられており、D/A変換器7は与えられたクロック信号に同期して、メロディ音データを加算器204より取り込む。D/A変換器7は、上記2ビットからなるメロディ音データを4段階レベルからなるアナログ信号に変換する。そして、アナログ信号に変換されたメロディ音データは、圧電ブザー9に与えられ、圧電ブザー9における圧電振動子駆動回路91は、D/A変換器7から与えられる4段階レベルからなるアナログ信号に基づいて所定値の電圧を発生し、圧電振動子92に与える。圧電振動子92は、与えられた電圧と同一の周波数で振動し、その周波数に対応する所定の音色を発生する。この結果、圧電ブザー9からメロディ音が着信音として発生され、ユーザーは複数の音階からなるメロディ音を聴くことができる。即ち、主旋律音及びコードからなる複数の音階、本実施形態では3音階から構成される音を、低消費電力の圧電ブザー9からメロディ音として発生できる。これにより、我々が通常音楽として耳にするような複数の音階からなるメロディ音を圧電ブザー9を介して着信音等として聴くことができる。
【0047】
尚、スピーカ8からメロディ音を発生するときは、音階データ保持レジスタ201に保持されている複数音の音階データの全ビット(14ビット)が、音の数だけセレクタ202を介して、加算器203へ与えられる。加算器203では、これらの音階データを加算してメロディ音データを作成する。D/A変換器6は、サンプリングクロック発生回路15で発生されたクロック信号に同期して、加算器203からメロディ音データを取り込み、アナログ信号へ変換する。そして、このアナログ信号はスピーカ8に与えられ、スピーカ8から着信音として発生される。
【0048】
また、上記実施形態において、メロディ音データ発生回路1、メロディ音データ作成回路2は、複数音階からなるデータを作成するものとして説明しているが、これによって音階が1つだけのデータを発生、作成することも可能である。従って、メロディ音データ発生回路1、メロディ音データ作成回路2を、単一音階データ発生手段として扱うことも可能である。この場合において、サンプリングクロック発生回路15に対して、シーケンス制御回路3が、単一音階の周波数に対して整数倍の周波数のクロック信号を発生するように指示すればよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、単一音階データ発生手段で発生された単一音階の1周期におけるディジタルデータは、単一音階の周波数に係わらず均等な回数だけディジタル・アナログ変換手段に取り込まれ、アナログ信号に変換される。そして、この変換されたアナログ信号に基づき、圧電ブザー手段より単一音階からなるメロディ音が発生される。これにより、メロディ音の音質を向上させることができる。また、圧電ブザー手段によりメロディ音を発生させるため、消費電力を抑えることができる。
【0050】
また、複数の音階からなる音を、メロディ音として発生することができる。特に、複数音階からなるメロディ音として発生させる場合には、音階の特徴を最も大きく反映する最上位ビットが加算されることに基づいて得られるアナログ信号に基づくため、聴覚上高音質の音をメロディ音として発生できる。また、十分な音量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるメロディ音発生装置の回路構成図である。
【図2】メロディ音発生装置を構成する音階データ発生回路1の構成図である。
【図3】メロディ音発生装置を構成するメロディ音データ作成回路2の構成図である。
【図4】メロディ音発生装置を構成する単一音階データ発生回路14の構成図である。
【符号の説明】
1 音階データ発生回路
2 メロディ音データ作成回路
3 シーケンス制御回路
4 テンキー
7 D/A変換器
9 圧電ブザー
13 セレクタ
14 単一音階データ発生回路
15 サンプリングクロック発生回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital melody phone and a PHS ringtone, a hold tone, and a melody sound generator for generating a simple melody sound built in a toy or the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, digital mobile phones and PHS have been rapidly spread, and mobile phones equipped with a melody sound generating device that uses melody sounds are often used as ringtones for notifying users of incoming calls. .
[0003]
As a melody sound generating device built in the above-mentioned mobile phone or the like, a piezoelectric buzzer that generates a sound composed of various single scales such as a busy tone by vibrating a piezoelectric vibrator by an applied voltage is used. There is something. In this melody sound generator using a piezoelectric buzzer, a single scale data generation counter generates a single scale data (digital data), and the digital data is synchronized with a clock signal in a digital-analog converter ( Hereinafter, it is referred to as “D / A converter”. Then, the digital data is converted into an analog signal, and a melody sound is generated when the piezoelectric vibrator vibrates according to a voltage applied based on the analog signal. When such a piezoelectric buzzer is driven by a single scale frequency sine wave from a D / A converter, the generated sound volume is small. Therefore, in order to obtain a large volume using a piezoelectric buzzer, usually, a rectangular wave is output from the D / A converter to drive the piezoelectric buzzer.
[0004]
In order to output a rectangular wave from the D / A converter, if the scale digital data having a single scale frequency is smaller than the center value, the minimum value of the D / A converter is set. The input digital data to the D / A converter is converted so that the D / A converter outputs the maximum value.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, this clock signal is generated with a predetermined frequency independent of the frequency of a single scale. For this reason, the digital data is taken into the D / A converter at a predetermined cycle that is independent of the frequency of the single scale, and the digital data in one cycle of the single scale is the cycle of the single scale. Are taken into the D / A converter a non-uniform number of times depending on the relationship between the clock signal period and the clock signal period. As described above, when digital data is taken into the D / A converter in a non-uniform manner, the change point of the output of the D / A converter fluctuates when a rectangular wave is output from the D / A converter as described above. There was a problem that the sound quality deteriorated.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and by making the frequency of the clock signal supplied to the D / A converter an integer multiple of the frequency of a single scale, one cycle of a single scale. In order to improve the sound quality of the melody sound, the digital data in (1) is taken into the D / A converter an equal number of times regardless of the frequency of a single scale.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The melody sound generating device according to the present invention comprises a single scale data generating means for generating scale data based on a predetermined single scale, and a clock signal for generating a clock signal at an integer multiple of the frequency of the single scale. Generating means and digital / analog which takes in the scale data generated by the single scale data generating means in synchronization with the clock signal generated by the clock signal generating means and converts the scale data as digital data into an analog signal Conversion means; and piezoelectric buzzer means for generating a melody sound by vibrating the piezoelectric vibrator based on the output of the digital / analog conversion means.
[0008]
The clock signal generating means may generate a clock signal at a frequency twice as high as that of a single musical scale.
[0009]
With the configuration described above, the digital data in one cycle of the single scale generated by the single scale data generating means is taken into the digital / analog converting means an equal number of times regardless of the frequency of the single scale. . If the frequency of the clock signal is twice the frequency of a single scale, the digital data in one cycle of the single scale is always taken into the digital / analog conversion means only twice. Based on the analog signal converted by the digital / analog converting means, a melody sound consisting of a single scale is generated from the piezoelectric buzzer means. Thereby, the sound quality of a melody sound can be improved. Further, since the melody sound is generated by the piezoelectric buzzer means, power consumption can be suppressed.
[0010]
The melody sound generating device according to the present invention further comprises a single scale data generating means for generating scale data based on a predetermined single scale, and a plurality of scale data consisting of predetermined bits based on the predetermined scale. A plurality of scale data creating means for creating the plurality of scale data by adding the most significant bits of the plurality of scale data, and the single scale data generated by the single scale data generating means or the plurality of scale data creation. A scale data selection means for selecting any one of the plurality of scale data created by the means, a clock signal generation means for generating a clock signal at a predetermined frequency, and a clock signal generated by the clock signal generation means. Either single scale data or multiple scale data selected by the scale data selection means is fetched and digitized. Digital / analog conversion means for converting scale data as analog data into analog signals, and piezoelectric buzzer means for generating a melody sound by vibrating a piezoelectric vibrator based on the output of the digital / analog conversion means, When single scale data is selected by the scale data selection means, the clock signal generation means generates a clock signal at a frequency that is an integral multiple of the frequency of the single scale.
[0011]
With this configuration, when single scale data is selected by the scale data selection means, the digital data in one cycle of the single scale generated by the single scale data generation means has a frequency of a single scale. Regardless, it is taken into the digital / analog conversion means an equal number of times. Thereby, the sound quality of a melody sound can be improved.
[0012]
Also, a sound composed of a plurality of scales can be generated as a melody sound. In this case, an audible high-quality sound can be generated as a melody sound by generating the melody sound by an analog signal obtained by adding the most significant bit that most reflects the characteristics of the scale. In addition, a sufficient volume can be obtained.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Here, in this embodiment, a description will be given of a melody sound generating apparatus that allows the user to select whether a melody sound composed of a single scale or a melody sound composed of a main melody sound and a chord is generated.
[0014]
FIG. 1 is a circuit configuration diagram when the melody sound generator according to the present invention is applied to a mobile phone or a PHS. This melody sound generator includes a scale data generation circuit 1, a melody sound
[0015]
The scale data generation circuit 1 generates the scale data of the main melody and the scale data constituting the chord, and includes a
[0016]
The
[0017]
The melody sound
[0018]
The
[0019]
The reason why the predetermined bit of data held in the scale
[0020]
The
[0021]
Specifically, if the user has chosen to generate the main melody and chords as melody sounds, an instruction to generate the scale data of the main melody and the scale data constituting the chord is generated. For circuit 1. Here, when the scale of the main melody of the melody coincides with one of the scales constituting the chord, the
[0022]
Also, the
[0023]
Here, when the scale data composed of a plurality of scales is sent to the D /
[0024]
On the other hand, when the scale data composed of a plurality of scales is sent to the D /
[0025]
On the other hand, if the user has selected to generate a sound of a single scale as a melody sound, the
[0026]
The numeric keypad 4 is usually used to input the telephone number of the other party. In particular, in this embodiment, by operating the numeric keypad 4 according to a predetermined procedure, the user can generate a melody tone consisting of a single scale. It is possible to select whether to generate a melody sound composed of a main melody sound and a chord. In the present embodiment, the user can create a melody sound that the user likes by operating the numeric keypad 4 according to a predetermined procedure. Specifically, for a single scale or main melody, the user designates the scale one by one. On the other hand, when specifying the chord constituting the melody sound, the chord constituting the chord is programmed by specifying the chord according to a predetermined procedure. Therefore, it is not necessary for the user to specify the scales constituting the chords one by one, the chord data of the chords and the like can be easily programmed, and the user's work of creating a melody can be reduced.
[0027]
Further, when generating a melody sound composed of a main melody sound and a chord, it is possible to instruct change of the generation destination of the melody sound by operating the numeric keypad 4 according to a predetermined procedure. That is, it is selected whether to generate a melody sound from the
[0028]
The D /
[0029]
The D /
[0030]
Here, the possible value of the melody sound data sent from the
[0031]
Further, since the melody sound data sent from the
[0032]
The piezoelectric buzzer 9 generates sound by vibrating the
[0033]
As shown in FIG. 4, the single scale
[0034]
In addition, the
[0035]
Next, the operation of the melody sound generator in this embodiment will be described.
[0036]
First, the case where the single scale data generated by the single scale
[0037]
When notifying the user that there is an incoming call or the like with a melody sound, the
[0038]
At this time, the
[0039]
The D /
[0040]
In this way, the melody sound data converted into the analog signal having a predetermined step level, that is, a four-step level in this embodiment, is given to the piezoelectric buzzer 9. A piezoelectric vibrator driving circuit 91 in the piezoelectric buzzer 9 generates a voltage having a predetermined value based on an analog signal having four levels provided from the D /
[0041]
Thus, digital data in one cycle of a single scale is taken into the D /
[0042]
Next, the melody sound data composed of a plurality of scales created by the melody sound
[0043]
When notifying the user that there is an incoming call or the like with a melody sound, the
[0044]
Then, the
[0045]
The scale
[0046]
Then, a clock signal is supplied to the D /
[0047]
When a melody sound is generated from the
[0048]
In the above embodiment, the melody sound data generation circuit 1 and the melody sound
[0049]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the digital data in one cycle of the single scale generated by the single scale data generating means is converted into digital / analog conversion by an equal number of times regardless of the frequency of the single scale. It is taken in by the means and converted into an analog signal. Based on the converted analog signal, a melody sound having a single scale is generated by the piezoelectric buzzer means. Thereby, the sound quality of a melody sound can be improved. Further, since the melody sound is generated by the piezoelectric buzzer means, the power consumption can be suppressed.
[0050]
In addition, a sound composed of a plurality of scales can be generated as a melody sound. In particular, when it is generated as a melody sound consisting of multiple scales, it is based on an analog signal obtained by adding the most significant bit that reflects the characteristics of the scale to the greatest extent. Can be generated as sound. In addition, a sufficient volume can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit configuration diagram of a melody sound generator according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a scale data generating circuit 1 constituting the melody sound generating device.
FIG. 3 is a configuration diagram of a melody sound
FIG. 4 is a block diagram of a single scale
[Explanation of symbols]
1 Scale data generation circuit
2 Melody sound data creation circuit
3 Sequence control circuit
4 Numeric keypad
7 D / A converter
9 Piezoelectric buzzer
13 Selector
14 Single scale data generation circuit
15 Sampling clock generator
Claims (3)
前記音階データ選択手段により単一音階データが選択されると、前記クロック信号発生手段は単一音階の周波数に対して整数倍の周波数でクロック信号を発生することを特徴とするメロディ音発生装置。Single scale data generating means for generating scale data based on a predetermined single scale, and a plurality of scale data composed of predetermined bits based on a predetermined scale are generated by the scale data generating means, and the most significant bit of the plurality of scale data A plurality of scale data creating means for creating a plurality of scale data by adding each of the above, and a single scale data generated by the single scale data generating means or a plurality of scale data created by the plurality of scale data creating means A scale data selecting means for selecting a clock signal, a clock signal generating means for generating a clock signal at a predetermined frequency, and a single data selected by the scale data selecting means in synchronization with the clock signal generated by the clock signal generating means. Captures either scale data or multiple scale data and converts the scale data as digital data to analog Comprising a digital-to-analog conversion means for converting the item, a piezoelectric buzzer means for vibrating the piezoelectric vibrator generates a melody sound based on the output of the digital-to-analog conversion means, and
When single scale data is selected by the scale data selecting means, the clock signal generating means generates a clock signal at a frequency that is an integral multiple of the frequency of the single scale.
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