JP3787783B2 - 対象物進行方向検出方法 - Google Patents

対象物進行方向検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3787783B2
JP3787783B2 JP2003309902A JP2003309902A JP3787783B2 JP 3787783 B2 JP3787783 B2 JP 3787783B2 JP 2003309902 A JP2003309902 A JP 2003309902A JP 2003309902 A JP2003309902 A JP 2003309902A JP 3787783 B2 JP3787783 B2 JP 3787783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
time
pixel value
template
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003309902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005078482A (ja
Inventor
夏樹 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003309902A priority Critical patent/JP3787783B2/ja
Priority to PCT/JP2004/012689 priority patent/WO2005024726A1/ja
Priority to US10/550,954 priority patent/US7346193B2/en
Priority to CNB2004800085610A priority patent/CN100527166C/zh
Publication of JP2005078482A publication Critical patent/JP2005078482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3787783B2 publication Critical patent/JP3787783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion

Description

本発明は、画像を処理して対象物の進行方向を検出する対象物進行方向検出方法に関する。
従来、対象物の進行方向を検出する技術として、デパート、展示会場等の出入口を通過して入退場する通行者の数を計測する通行者数検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1で開示された通行者数検出装置では、最初に取り込んだ画像と、次に取り込んだ画像との差分を二値化し、画素数を圧縮する固定差分処理を行い、得られた差分画素の数及び位置を計数、判別することにより、人の移動方向と人数を演算するようにしている。
特開平5−54142号公報
しかしながら、上記従来の技術にあっては、移動方向を検出するために、画像の全画素の差分をとっていたため扱う情報量が多いという事情があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる対象物進行方向検出方法を提供することを目的としている。
本発明の対象物進行方向検出方法は、所定の時間間隔で撮影された、対象物を含む画像を取得する画像取得ステップと、前記画像から任意の成分を抽出した画像を作成する抽出画像作成ステップと、時刻tの前記抽出画像上でマトリクスのテンプレートを走査させて前記対象物が存在する位置を検出する対象物位置検出ステップと、前記対象物が検出された位置で、時刻tの前記抽出画像の各画素値を前記テンプレートに格納する画素値格納ステップと、時刻t+1の前記抽出画像上で、前記画素値を格納したテンプレートを走査させて、前記テンプレートの各画素値と画素値が一致する画素の位置を検出する画素値一致画素検出ステップと、前記画素値一致画素検出ステップで検出された前記画素位置と同じ座標位置に、前記対象物の移動方向に応じて設定した画素値をプロットして、進行方向抽出画像を作成する進行方向抽出画像作成ステップと、を具備するものである。
この構成により、画素値一致画素検出ステップでは、テンプレートに格納された時刻tの抽出画像の画素値と、時刻t+1の抽出画像の画素値とが一致する位置を検出するため、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる。
また、本発明の対象物進行方向検出方法は、所定の時間間隔で撮影された、対象物を含む画像を取得する画像取得ステップと、前記画像から任意の複数の成分を抽出した画像をそれぞれ作成する抽出画像作成ステップと、時刻tの前記各抽出画像上でマトリクスのテンプレートをそれぞれ走査させて前記対象物が存在する位置をそれぞれ検出する対象物位置検出ステップと、前記対象物が検出された位置で、時刻tの前記各抽出画像の各画素値を前記各テンプレートに格納する画素値格納ステップと、時刻t+1の前記各抽出画像上で、前記画素値を格納した各テンプレートを走査させて、前記各テンプレートの各画素値と画素値が一致する画素の位置をそれぞれ検出する画素値一致画素検出ステップと、前記画素値一致画素検出ステップで検出された前記各画素位置と同じ座標位置に、前記対象物の移動方向に応じてそれぞれ設定した画素値をプロットして複数の進行方向抽出画像をそれぞれ作成し、前記複数の進行方向抽出画像の平均値を画素毎に求めて複合進行方向抽出画像を作成する進行方向抽出画像作成ステップと、を具備するものである。
この構成により、複数の成分を抽出した画像に基づいて対象物の進行方向を検出するため、精度を向上できる。
また、本発明の対象物進行方向検出方法は、前記進行方向抽出画像作成ステップが、時刻tで撮影された画像及び時刻t+1で撮影された画像に基づいて作成された第1の進行方向抽出画像における前記対象物の重心である第1の重心の位置と、時刻t+1で撮影された画像及び時刻t+2で撮影された画像に基づいて作成された第2の進行方向抽出画像における前記対象物の重心である第2の重心の位置との距離に基づいて速度を求める速度算出ステップを含むものである。
この構成により、速度算出ステップで、時刻t+1から時刻t+2の間に対象物が移動した距離及び移動速度を求めることができる。
さらに、本発明の対象物進行方向検出方法は、前記抽出画像作成ステップが、カラー画像から明度成分、色相成分及び彩度成分を選択して抽出する。
この構成により、色の三要素を利用して、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる。
本発明によれば、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる。
本発明は、対象物を含むカラー画像に基づいて、対象物の進行方向を検出するものであるが、以下、道路を通行する人物を上空から撮影したカラー画像に基づいて、人物の進行方向を検出する場合について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態に係る対象物進行方向検出方法について説明する。
図1に示すように、まず、CCDカメラ等の撮像装置によって所定の時間間隔で撮影された時刻tのカラー画像101と時刻t+1のカラー画像102とから、色の三要素の1つである明度情報のみを抽出した明度画像を作成する。この場合、時刻tのカラー画像101から明度画像103を作成し、時刻t+1のカラー画像102から明度画像104を作成する。時刻t及び時刻t+1における明度画像をそれぞれ作成した後、対象物のみを抽出した画像(対象物抽出画像)をそれぞれ作成する。次に、n×n(nは3以上の奇数とする)のマトリクスのテンプレート105を用いて時刻tの明度画像(対象物抽出画像)103を走査して対象物が存在する位置を検出する。
対象物を検出すると、その位置の画素を中心として周囲の画素の値(画素値)をテンプレート105に格納する。次に、各画素値を格納したテンプレート105を用いて時刻t+1の明度画像104に対して走査を行い、テンプレート105の画素値と一致する画素を検出(マッチング画素を検出)する。そして、テンプレート105の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットする。なお、この図では対象物が3つあるので、それぞれについてテンプレートを作成した後、各テンプレートによる走査を行い、点をプロットする。
マッチング画素に相当する座標に点をプロットする際、進行方向毎に区別する。図1の場合は、画面の左右方向に対象物が進行していることから、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート105と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していれば(即ち、対象物が左から右へ進行していれば)この対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば(即ち、対象物が右から左へ進行していれば)画素値「0」とする。また、テンプレート105によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。このように、マッチング画素に基づいて対象物の存在領域に相当する座標の画素値を定めて、進行方向抽出画像106を作成する。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素値が「0」となるので、進行方向抽出画像106では白くなり、画面左から右に向かう方向に移動する対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。すなわち、上から2番目と3番目の各対象物のみ左から右に進行していることが分かる。なお、対象物が、画面上下方向に進行する場合も同様である。
このように、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置によれば、所定の時間間隔で撮影された2つのカラー画像それぞれの明度画像を生成し、先の時刻tの明度画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート105を走査して対象物が存在する位置を検出する。そして、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート105に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート105を時刻t+1の明度画像(対象物抽出画像)に対して走査して、テンプレート105の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻t+1の明度画像(対象物抽出画像)上のテンプレート105と一致する画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して進行方向抽出画像106を作成する。
したがって、画像の全画素について差分をとる必要がないため、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる。
なお、本実施の形態では、カラー画像から明度情報のみを抽出して処理するようにしたが、彩度又は色相情報を用いても良い。
また、上記実施の形態では、対象物の進行方向のみ検出するものであったが、移動速度も検出するようにしても良い。まず、時刻tと時刻t+1との間の対象物の進行方向を抽出した画像と、時刻t+1と時刻t+2との間の間の対象物の進行方向を抽出した画像とのそれぞれにおいて対象物の重心を検出する。次に、その重心の移動距離を検出し、重心の移動距離をその移動時間で除算することにより、対象物の移動速度を求めることができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図である。なお、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置は実施の形態1に係る対象物進行方向検出装置と機能が異なる以外同一の構成である。
図2に示すように、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置における進行方向抽出手法は、明度画像に加えて色の三要素の1つである彩度画像を作成することで、精度向上を図ったものである。
まず、所定の時間間隔で撮影された時刻tのカラー画像107と時刻t+1のカラー画像108とから、明度情報のみを抽出した明度画像109(時刻t)、110(時刻t+1)と、彩度画像のみを抽出した彩度画像111(時刻t)、112(時刻t+1)を作成する。さらに、時刻tの明度画像109に対してn×nのテンプレート113を作成し、時刻tの彩度画像111に対してn×nのテンプレート114を作成する。そして、各テンプレート113、114を用いて時刻tの明度画像109と彩度画像111に対して走査を行い、対象物のみを抽出した画像(対象物抽出画像)を作成する。そして、対象物を検出した位置の画素を中心として周囲の画素の値(画素値)をテンプレート113、114にそれぞれ格納する。そして、テンプレート113を用いて時刻t+1の明度画像110を走査し、またテンプレート114を用いて時刻t+1の彩度画像111を走査して、テンプレート113、114の画素値と一致する画素を検出(マッチング画素を検出)する。
そして、テンプレート113の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットして明度情報進行方向抽出画像115を作成する。また、テンプレート114の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットして彩度情報進行方向抽出画像116を作成する。
このとき、実施の形態1と同様に進行方向毎に画素値を区別する。図2の場合も、画面の左右方向に対象物が進行していることから、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート113と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していればこの対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば画素値「0」とする。また、テンプレート113によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素が「0」になるので、明度情報進行方向抽出画像115では白くなり、画面左から右に向かう方向に移動する対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。
また、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート114と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していればこの対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば画素値「0」とする。また、テンプレート114によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素が「0」となるので、彩度情報進行方向抽出画像116では白くなり、画面左から右に向かう方向に移動する対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。
そして、進行方向を抽出した明度情報進行方向抽出画像115及び彩度情報進行方向抽出画像116の同じ座標の画素値を加算し、2で除算することにより、明度情報と彩度情報を用いた明度−彩度進行方向抽出画像117を作成する。
このように、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置によれば、所定の時間間隔で撮影された2つのカラー画像それぞれの明度画像及び彩度画像を生成し、明度画像においては、先の時刻tの明度画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート113を走査させて、対象物が存在する位置を検出し、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート113に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート113を時刻t+1の明度画像上において走査させて、テンプレート113の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻tで作成したテンプレートが時刻t+1において一致した位置に対応する画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して明度情報進行方向抽出画像115を作成する。また、彩度画像においては、先の時刻tの彩度画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート114を走査させて、対象物が存在する位置を検出し、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート114に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート114を時刻t+1の彩度画像(対象物抽出画像)上において走査させて、テンプレート114の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻tで作成したテンプレートが時刻t+1において一致した画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して彩度情報進行方向抽出画像116を作成する。そして、明度情報進行方向抽出画像115及び彩度情報進行方向抽出画像116に基づいて明度−彩度進行方向抽出画像117を作成する。
したがって、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出でき、その精度を向上できる。
なお、本実施の形態では、明度情報と彩度情報を用いて処理するようにしたが、明度情報と色相情報又は彩度情報と色相情報を用いても良い。
また、本実施の形態でも対象物の進行方向のみ検出するものであったが、移動速度も検出するようにしても良い。まず、時刻tと時刻t+1との間の対象物の進行方向を抽出した明度−彩度進行方向抽出画像と、時刻t+1と時刻t+2との間の間の対象物の進行方向を抽出した明度−彩度進行方向抽出画像とのそれぞれにおいて対象物の重心を検出する。次に、その重心の移動距離を検出し、重心の移動距離をその移動時間で除算することにより、対象物の移動速度を求めることができる。
(実施の形態3)
図3及び図4は、本発明の実施の形態3に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図である。なお、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置は実施の形態1に係る対象物進行方向検出装置と機能が異なる以外同一の構成である。
図3及び図4に示すように、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置における進行方向抽出手法は、明度画像に加えて色の三要素の1つである彩度及び色相の各画像を作成することで、精度向上を図ったものである。
まず、所定の時間間隔で撮影された時刻tのカラー画像120と時刻t+1のカラー画像121とから、明度情報のみを抽出した明度画像122(時刻t)、123(時刻t+1)と、彩度情報のみを抽出した彩度画像124(時刻t)、125(時刻t+1)と、色相情報のみを抽出した色相画像126(時刻t)、127(時刻t+1)を作成する。さらに図4に示すように、時刻tの明度画像122に対してn×nのテンプレート128を作成し、時刻tの彩度画像124に対してn×nのテンプレート129を作成し、時刻tの色相画像126に対してn×nのテンプレート130を作成する。
そして、各テンプレート128、129、130を用いて時刻tの明度画像122と彩度画像124と色相画像126に対して走査を行い、対象物のみを抽出した画像(対象物抽出画像)を作成する。そして、対象物を検出した位置の画素を中心として周囲の画素の値(画素値)をテンプレート128、129、130にそれぞれ格納する。そして、テンプレート128を用いて時刻t+1の明度画像123を走査し、テンプレート129を用いて時刻t+1の彩度画像125を走査し、さらにテンプレート130を用いて時刻t+1の色相画像127を走査して、テンプレート128、129、130の画素値と一致する画素を検出(マッチング画素を検出)する。
そして、テンプレート128の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットして明度情報進行方向抽出画像131を作成する。また、テンプレート129の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットして彩度情報進行方向抽出画像132を作成する。また、テンプレート130の画素値と一致した画素の位置と同じ座標位置に点をプロットして色相情報進行方向抽出画像133を作成する。
このとき、実施の形態1と同様に進行方向毎に画素値を区別する。図3及び図4の場合も、画面の左右方向に対象物が進行していることから、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート128と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していればこの対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば画素値「0」とする。また、テンプレート128によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素が「0」になるので、明度情報進行方向抽出画像131では白くなり、画面左から右に向かう方向に移動する対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。
また、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート129と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していればこの対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば画素値「0」とする。また、テンプレート129によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素が「0」となるので、彩度情報進行方向抽出画像132では白くなり、画面左から右に向かう方向の対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。
また、時刻tの画像に基づいて作成したテンプレート130と時刻t+1の画像で一致した画素の位置が、画面左から右に移動していればこの対象物の存在領域に相当する画素を画素値「255」とし、逆に画面右から左に移動していれば画素値「0」とする。また、テンプレート130によるマッチングができなかった位置の画素を画素値「125」とする。これにより、画面右から左に向かう方向に移動する対象物(図では一番上の対象物)の画素が「0」となるので、色相情報進行方向抽出画像133では白くなり、画面左から右に向かう方向に移動する対象物(図では上から2番目と3番目の各対象物)は黒く見えることになる。
そして、進行方向を抽出した明度情報進行方向抽出画像131、彩度情報進行方向抽出画像132及び色相情報進行方向抽出画像133の同じ座標の画素値を加算し、3で除算することにより、明度情報と彩度情報と色相情報を用いた明度−彩度−色相進行方向抽出画像134を作成する。
このように、本実施の形態に係る対象物進行方向検出装置によれば、所定の時間間隔で撮影された2つのカラー画像それぞれの明度画像、彩度画像及び色相画像を生成し、明度画像においては、先の時刻tの明度画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート128を走査させて、対象物が存在する位置を検出し、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート128に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート128を時刻t+1の明度画像上において走査させて、テンプレート128の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻tで作成したテンプレートが時刻t+1において一致した位置に対応する画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して明度情報進行方向抽出画像131を作成する。また、彩度画像においては、先の時刻tの彩度画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート129を走査させて、対象物が存在する位置を検出し、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート129に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート129を時刻t+1の彩度画像(対象物抽出画像)上において走査させて、テンプレート129の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻tで作成したテンプレートが時刻t+1において一致した画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して彩度情報進行方向抽出画像132を作成する。さらに、色相画像においては、先の時刻tの色相画像(対象物抽出画像)上においてn×nのテンプレート130を走査させて、対象物が存在する位置を検出し、対象物を検出した位置の画素を中心としてテンプレート130に各画素値を格納する。そして、各画素値を格納したテンプレート130を時刻t+1の色相画像(対象物抽出画像)上において走査させて、テンプレート130の各画素値と一致する画素を検出する。そして、時刻tで作成したテンプレートが時刻t+1において一致した画素位置に基づいて、対象物の存在領域に、対象物の進行方向毎に画素値を設定して色相情報進行方向抽出画像133を作成する。そして、明度情報進行方向抽出画像131、彩度情報進行方向抽出画像132及び色相情報進行方向抽出画像133に基づいて明度−彩度−色相進行方向抽出画像134を作成する。
したがって、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出でき、その精度を向上できる。
なお、本実施の形態でも対象物の進行方向のみ検出するものであったが、移動速度も検出するようにしても良い。まず、時刻tと時刻t+1との間の対象物の進行方向を抽出した明度−彩度−色相進行方向抽出画像と、時刻t+1と時刻t+2との間の間の対象物の進行方向を抽出した明度−彩度−色相進行方向抽出画像とのそれぞれにおいて対象物の重心を検出する。次に、その重心の移動距離を検出し、重心の移動距離をその移動時間で除算することにより、対象物の移動速度を求めることができる。
また、以上、対象物が人物である場合について説明したが、人物以外に、車両等を対象物としてもよい。
本発明の対象物進行方向検出方法は、少ない情報量で効率良く対象物の進行方向を検出できる効果を有し、デパートや展示会場、コンサート会場等の出入口を通過する入退場者の数を計測する場合等に有用である。
本発明の実施の形態1に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態2に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態3に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図 本発明の実施の形態3に係る対象物進行方向検出装置の動作を説明するための図
符号の説明
101、102、107、108、120、121 カラー画像
103a、103b、104a、104b、109a、109b、110a,110b、122a、122b、123a,123b 明度画像
111a、111b、112a,112b、124a,124b、125a,125b 彩度画像
105、113、114、128、129、130 テンプレート
106 進行方向抽出画像
115、131 明度情報進行方向抽出画像
116、132 彩度情報進行方向抽出画像
117 明度−彩度進行方向抽出画像
126a、126b、127a,127b 色相画像
133 色相情報進行方向抽出画像
134 明度−彩度−色相進行方向抽出画像

Claims (4)

  1. 所定の時間間隔で撮影された、対象物を含む画像を取得する画像取得ステップと、
    前記画像から任意の成分を抽出した画像を作成する抽出画像作成ステップと、
    時刻tの前記抽出画像上でマトリクスのテンプレートを走査させて前記対象物が存在する位置を検出する対象物位置検出ステップと、
    前記対象物が検出された位置で、時刻tの前記抽出画像の各画素値を前記テンプレートに格納する画素値格納ステップと、
    時刻t+1の前記抽出画像上で、前記画素値を格納したテンプレートを走査させて、前記テンプレートの各画素値と画素値が一致する画素の位置を検出する画素値一致画素検出ステップと、
    前記画素値一致画素検出ステップで検出された前記画素位置と同じ座標位置に、前記対象物の移動方向に応じて設定した画素値をプロットして、進行方向抽出画像を作成する進行方向抽出画像作成ステップと、
    を具備する対象物進行方向検出方法。
  2. 所定の時間間隔で撮影された、対象物を含む画像を取得する画像取得ステップと、
    前記画像から任意の複数の成分を抽出した画像をそれぞれ作成する抽出画像作成ステップと、
    時刻tの前記各抽出画像上でマトリクスのテンプレートをそれぞれ走査させて前記対象物が存在する位置をそれぞれ検出する対象物位置検出ステップと、
    前記対象物が検出された位置で、時刻tの前記各抽出画像の各画素値を前記各テンプレートに格納する画素値格納ステップと、
    時刻t+1の前記各抽出画像上で、前記画素値を格納した各テンプレートを走査させて、前記各テンプレートの各画素値と画素値が一致する画素の位置をそれぞれ検出する画素値一致画素検出ステップと、
    前記画素値一致画素検出ステップで検出された前記各画素位置と同じ座標位置に、前記対象物の移動方向に応じてそれぞれ設定した画素値をプロットして複数の進行方向抽出画像をそれぞれ作成し、前記複数の進行方向抽出画像の平均値を画素毎に求めて複合進行方向抽出画像を作成する進行方向抽出画像作成ステップと、
    を具備する対象物進行方向検出方法。
  3. 請求項1または2記載の対象物進行方向検出方法であって、
    前記進行方向抽出画像作成ステップは、
    時刻tで撮影された画像及び時刻t+1で撮影された画像に基づいて作成された第1の進行方向抽出画像における前記対象物の重心である第1の重心の位置と、時刻t+1で撮影された画像及び時刻t+2で撮影された画像に基づいて作成された第2の進行方向抽出画像における前記対象物の重心である第2の重心の位置との距離に基づいて速度を求める速度算出ステップを含む対象物進行方向検出方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項記載の対象物進行方向検出方法であって、
    前記抽出画像作成ステップは、カラー画像から明度成分、色相成分及び彩度成分を選択して抽出する対象物進行方向検出方法。
JP2003309902A 2003-09-02 2003-09-02 対象物進行方向検出方法 Expired - Fee Related JP3787783B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309902A JP3787783B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 対象物進行方向検出方法
PCT/JP2004/012689 WO2005024726A1 (ja) 2003-09-02 2004-08-26 対象物進行方向検出方法
US10/550,954 US7346193B2 (en) 2003-09-02 2004-08-26 Method for detecting object traveling direction
CNB2004800085610A CN100527166C (zh) 2003-09-02 2004-08-26 目标行进方向检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309902A JP3787783B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 対象物進行方向検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005078482A JP2005078482A (ja) 2005-03-24
JP3787783B2 true JP3787783B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=34269624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309902A Expired - Fee Related JP3787783B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 対象物進行方向検出方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7346193B2 (ja)
JP (1) JP3787783B2 (ja)
CN (1) CN100527166C (ja)
WO (1) WO2005024726A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4787322B2 (ja) * 2006-06-16 2011-10-05 ビ−エイイ− システムズ パブリック リミテッド カンパニ− 目標追跡に関する改善策
EP1909229B1 (en) * 2006-10-03 2014-02-19 Nikon Corporation Tracking device and image-capturing apparatus
US20090086027A1 (en) * 2007-10-01 2009-04-02 Benjamin Antonio Chaykin Method And System For Providing Images And Graphics
JP5353196B2 (ja) * 2008-11-17 2013-11-27 株式会社リコー 移動計測装置および移動計測プログラム
JP4911395B1 (ja) * 2010-09-28 2012-04-04 Necエンジニアリング株式会社 画像読取装置
CN112329722B (zh) * 2020-11-26 2021-09-28 上海西井信息科技有限公司 行车方向检测方法、系统、设备及存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5019975A (en) * 1986-08-08 1991-05-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for constructing a data base in a medical image control system
JPH0624030B2 (ja) 1987-09-14 1994-03-30 日本放送協会 画像解析装置
JP3189870B2 (ja) * 1996-12-24 2001-07-16 シャープ株式会社 画像処理装置
JPH1191169A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JPH1196376A (ja) 1997-09-24 1999-04-09 Oki Electric Ind Co Ltd 移動物体追跡装置及び方法
DE69937476T2 (de) * 1998-07-31 2008-08-28 Canon K.K. Bildverarbeitungsvorrichtung und -Verfahren und Speichermedium
US6217520B1 (en) * 1998-12-02 2001-04-17 Acuson Corporation Diagnostic medical ultrasound system and method for object of interest extraction
JP2000357234A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
US6470151B1 (en) * 1999-06-22 2002-10-22 Canon Kabushiki Kaisha Camera, image correcting apparatus, image correcting system, image correcting method, and computer program product providing the image correcting method
JP3850602B2 (ja) * 1999-10-18 2006-11-29 三菱電機株式会社 移動体検出装置および移動体検出方法
JP4482778B2 (ja) 2000-09-11 2010-06-16 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP4825349B2 (ja) 2000-11-30 2011-11-30 住友大阪セメント株式会社 通過物体計数装置及び計数方法
US7756567B2 (en) * 2003-08-29 2010-07-13 Accuray Incorporated Image guided radiosurgery method and apparatus using registration of 2D radiographic images with digitally reconstructed radiographs of 3D scan data

Also Published As

Publication number Publication date
US7346193B2 (en) 2008-03-18
JP2005078482A (ja) 2005-03-24
US20060193495A1 (en) 2006-08-31
CN1768353A (zh) 2006-05-03
CN100527166C (zh) 2009-08-12
WO2005024726A1 (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105225230B (zh) 一种识别前景目标对象的方法及装置
KR100422370B1 (ko) 3차원 물체 부피계측시스템 및 방법
JP4373840B2 (ja) 動物体追跡方法、動物体追跡プログラムおよびその記録媒体、ならびに、動物体追跡装置
CN103391424A (zh) 分析监控摄像机捕获的图像中的对象的方法和对象分析器
JP3787783B2 (ja) 対象物進行方向検出方法
JP2008035301A (ja) 移動体追跡装置
JP3102478B2 (ja) 線状マーク検出方法および装置
WO2017130718A1 (ja) ひび割れ検出装置、ひび割れ検出方法及びプログラム
JP6661082B2 (ja) 画像認識装置、及び画像認識プログラム
JP2002342758A (ja) 視覚認識システム
JP2010136207A (ja) 歩行者検出表示システム
JP2019027882A (ja) 物体距離検出装置
JP2002117403A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH10269365A (ja) 特徴抽出方法およびその方法を用いた物体認識装置
CN109313808B (zh) 图像处理系统
JP6276504B2 (ja) 画像検出装置及び制御プログラム並びに画像検出方法
JP4259461B2 (ja) 目標検出装置
JPH06348991A (ja) 移動車の走行環境認識装置
JP6118295B2 (ja) マーカ埋め込み装置、マーカ検出装置、方法、及びプログラム
JP2000270343A (ja) 画像合成用識別パタンパネルを備えた仮想スタジオシステム及び画像合成用識別パタンパネルを用いた識別方法
JPH05210736A (ja) 画像輪郭抽出方法
JP4259365B2 (ja) 画像認識装置及び画像認識方法
JP6348020B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびそれを用いた検査方法。
JP2005309870A (ja) 画像処理装置
JP2000182056A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060315

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees