JP3786937B2

JP3786937B2 - Purifying material filling bag

Info

Publication number: JP3786937B2
Application number: JP2003198744A
Authority: JP
Inventors: 則夫清水; 昭雄清水; 誠一加藤
Original assignee: Silver Co Ltd
Current assignee: Silver Co Ltd
Priority date: 2003-02-12
Filing date: 2003-06-14
Publication date: 2006-06-21
Anticipated expiration: 2023-06-14
Also published as: JP2004290652A; CN1524987A; CN100352988C

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気や水等の浄化等を目的とした浄化装置に装着して用いる浄化材の充填用袋体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
昨今、地球上の生命の安全や環境維持・改善を目的とした種々の課題解決策の提案、実施等、企業努力が懸命になされている。中でも空気中の浮遊している微粒子や有毒ガス・臭気性ガス、水中に溶け込んでいる有害物質等は、日常の生活中において大きな影響を及ぼすので、環境維持・改善の点で重要視されている。
【０００３】
このような空気中や水中の有害物質を除去する浄化には、物理的にろ過する方法や化学的作用を利用する方法が採用されている。物理的にろ過する方法の最も簡易な方法は、織物、編物、不織布等の布帛をろ過布として用いる方法であるが、この場合には、ガス状の有害物質や水に溶解している有害物質は除去できない。ガス状の有害物質や水に溶解している有害物質を除去するためには、物理的に捕捉したり、化学的に吸着したり、分解したりする浄化材を用いられている。この場合も織物、編物、不織布等の布帛に浄化材を添着させて用いることが行われているが、布帛への浄化材の添着量には限度があり、通常バインダーを用いて布帛に添着させるのでバインダーが浄化材の表面にも付着して作用性能が減退してしまい、また作用可能時間が瞬間的であるために充分な浄化が行われない場合が多い。
【０００４】
そこで充分な浄化を行うために、浄化材の層を形成して、その浄化材の層を通過する間に充分な浄化を行わせる方法が採用されている。浄化材の層を形成させる方法としては、容器に浄化材を充填する方法や布帛で袋体を作成し浄化材を充填する方法等がある。容器に浄化材を充填する方法は、浄化作用面積を大きくして、作業量を大きくしたい場合には不都合である。布帛製の袋体を用いる方法は、充填材が袋内で偏り、浄化材密度の不均一や空間ができて、浄化作用が不充分な部分が生じる場合がある。
【０００５】
繊維の表面に浄化材が添着され、層的効果をも狙ったものとして、特許第３０４５１７３号の提案がある。これは、地組織間に完全貫通で、かつメッシュまたは格子形状の複数の空洞が形成されるように表裏の地組織が連結糸で連結されてなる二重編物を用いて、形成された空洞の内側に吸着剤をバインダーで添着させて、空洞を通過する空気等に含まれている有害物質を吸着しようとするものである。この方法においては、空気等の流れの方向に吸着材が配置されているので、通常の布帛に比較すると吸着材との接触時間は長くなるが、空洞の中を通過させるものであるので吸着材に接触しないで通過する部分もある可能性があり、充分な浄化ができないものである。
【０００６】
【特許文献１】
特許第３０４５１７３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の現状を鑑みてなされたものであり、浄化作用面積が充分にとれ、浄化材を均等に充填することが可能であって、浄化作用を斑なく行わせることが可能な浄化材の充填用袋体を提供することを課題とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、表裏の地組織間が連結糸Ａで区切られた複数の袋部を有する編物からなる袋体であって、５ウェール以上離れたウェールで連結して袋部を形成する連結糸Ａと、コース方向に間欠的に存在し、同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで連結している連結糸Ｂとで表裏の地組織間を連結していることを特徴とする浄化材充填用袋体、表裏の地組織間が連結糸Ａで区切られた複数の袋部を有する編物からなる袋体であって、３ウェール以上離れたウェールで連結して袋部を形成する連結糸Ａと、コース方向に間欠的に存在し、同一ウェール及び／又は２ウェール以内で離れたウェールで連結している連結糸Ｂとで表裏の地組織間を連結していることを特徴とする浄化材充填用袋体、を要旨とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の浄化材充填用袋体は、表裏の地組織が連結糸で連結されてなる立体構造を有する編物からなるものであり、表裏の地組織間が連結糸Ａで区切られて複数の袋部を形成している。すなわち、表裏の地組織間を連結糸Ａの列で区切って複数の袋部を形成した編物からなっている。そして、この袋部を形成する連結糸Ａは、地組織間で３ウェール以上、あるいは５ウェール以上離れたウェールで連結している。すなわち、本発明の浄化材充填用袋体の編成方向の断面をみると、袋部を形成する連結糸Ａは、表裏の地組織間を斜めに区切るように存在している。
【００１０】
本発明の浄化材充填用袋体には、上記の袋部を形成する連結糸Ａに加えて今一種の連結糸Ｂが存在していてもよい。この連結糸Ｂは、コース方向に間欠的に存在し、同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで表裏に地組織間を連結していて、浄化材を充填した際に袋体の変形を抑制する働きをする。
【００１１】
本発明の浄化材充填用袋体の代表的な断面を模式的に図１〜図６に示している。図１〜図３は、本発明の前提となる表裏の地組織間を連結する連結糸が袋部を形成する連結糸Ａのみである場合の代表的な例を示し、図４〜図６は、本発明による２種の連結糸が存在する場合の代表的な例を示している。
【００１２】
図１において、浄化材充填用袋体１は、表の地組織２と裏の地組織３とが連結糸Ａで連結・編成されて構成されている。通常この連結糸Ａは、全コースに存在するように編成される。このように編成されることにより、表裏の地組織２、３の間が連結糸Ａの列で区切られて、表裏の地組織と連結糸の列により袋部４が形成されている。そして、表地組織２の連結糸Ａの連結点５と裏地組織３の連結点６とは、３ウェールあるいは５ウェール以上離れて存在し、連結糸Ａは、表地組織２と裏地組織３と間を斜め方向に横切っている。図１の浄化材充填用袋体においては、間隔をおいて給糸された連結糸Ａが同じ方向に傾いて編成されていて、地組織と連結糸で形成された主たる袋部の断面形状は、平行四辺形あるいは菱形となっている。
【００１３】
図２は、隣同士の連結糸Ａの連結方向を逆方向にし、表裏の地組織を連結した例であり、隣の連結糸Ａの連結点を同一ウェール又は隣のウェールとして、地組織と連結糸Ａで形成された袋部の断面形状を三角形となるように編成した例である。
【００１４】
図３は、図２における隣の連結糸Ａの連結点間を離して表裏の地組織を連結した例であり、地組織と連結糸Ａで形成された袋部の断面形状は台形となっている。
本発明の浄化材充填用袋体における袋部を形成する連結糸Ａの表裏の地組織の連結の仕方は、図１〜図３のいずれであってもよく、また、図１〜図３の連結の仕方が混在していてもかまわないが、図２や図３のように連結方向の異なる連結糸が存在する方が、浄化材を充填した時の変形が小さく好ましい。
【００１５】
図４は、図１の構造の袋体に同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで表裏の地組織間を連結する連結糸Ｂを併用した例を示している。この場合の連結糸Ｂは、コース方向に間欠的に存在するように編成される。間欠的に存在するように編成されるというのは、２コース毎、あるいは３コース毎に表裏を連結する如く、連結と非連結が交互に規則的になるように編成されたり、２コース連続して表裏を連結し、次のコースから１０コースは非連結（連結しない）で編成する等、間欠的に表裏を連結する連結糸Ｂを形成させるように、連結糸Ｂが全コースに存在せず間欠的に存在するように編成することをいう。連結コース数・非連結コース数のコース数、および規則性に何ら制限を受けるものではない。また、この連結糸Ｂは、表裏の地組織間を同一ウェールで連結していても、１ウェール隣のウェールで連結していても、２ウェール隣のウェールで連結していてもよく、袋体の中でこれらが混在していてもよい。連結糸Ｂは、充填材を充填した際の袋体の厚さ方向の変形を最小限に抑える働きをし、通常連結糸Ｂ間では充填材の移動は可能なようにしておく。
【００１６】
図５は、図３の構造の袋体に同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで表裏の地組織間を連結する連結糸Ｂを併用した例を示している。図４と図５の場合には、袋部を形成する連結糸Ａの表裏にいずれかの地組織との連結点に近接して連結糸Ｂを編成した例を示しているが、図６に示すように連結糸Ｂは、袋部を形成する連結糸Ａの表裏にいずれかの地組織との連結点の中間の任意の位置に設けることもできる。また、同一袋部に、図４や図５のような連結糸Ａの表裏いずれかの地組織との連結点に近接した連結糸Ｂと、図６のような連結糸Ａの連結点の中間に位置する連結糸Ｂを併用することもできる。
【００１７】
本発明の浄化材充填用袋体は、２列針床を有する経編機、例えばダブルラッセル編機で編成して得ることができる。表裏の地組織は、充填される浄化材が編目から脱落しない程度の密度であればよく、編組織としては、鎖編と、シングルコード編、シングルサテン編、シングルベルベット編、デンビー編等とを組合せた組織を用いることも可能であるが、鎖編と挿入との組合せとするのが、編地の安定性の面から好ましい。袋部を形成する連結糸Ａを通糸した筬は、３針以上あるいは５針以上左又は右に筬振りして相対する地組織と連結し、次に元の針に、場合によっては元の針の左右の３針以内にある近接した針に筬振りを行い、元の地組織と連結するように編成運動する。連結糸Ａを通糸した筬の振りの大きさは、地組織の密度や編地の厚さ、連結糸の通糸間隔等、すなわち袋部の大きさを考慮して設定されればよい。
【００１８】
連結糸Ａの筬への通糸は、一つの袋部の境に１本づつであっても、２〜５本連続であってもよい。２〜５本連続としておくと、充填された浄化材が隣の袋部に移動してしまったりすることを少なくすることができて好ましい。
【００１９】
連結糸Ｂの存在する袋体とする場合において、連結糸Ｂを通糸した筬は、筬振りを行わずに連結するか、１針あるいは２針筬振りして連結し、次に元の針に、場合によっては元の針の左右の２針以内にある近接した針に筬振りを行い、元の地組織と連結するように編成運動させ、この編成運動を全コースにて行うのではなく、間欠的に行わせる。このように編成することにより、連結糸Ｂが、コース方向に間欠的に存在し、同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで表裏の地組織間を連結するようにできる。
【００２０】
本発明の浄化材充填用袋体は、厚さが５ｍｍ位のものから実用に供することができ、５０ｍｍ位のものまで使用が可能である。
【００２１】
本発明の浄化材充填用袋体を構成する繊維材料は、天然繊維、再生繊維、合成繊維、金属繊維等のいずれの繊維種別のものであってもよく、想定される有害物質に耐性のある繊維を選定して用いられるのが好ましい。繊維性状としては、マルチフィラメント糸、モノフィラメント糸、紡績糸、捲縮加工糸、原着糸、先染糸等のいずれであってもよい。
【００２２】
表裏の地組織の少なくとも一部には、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維のモノフィラメント糸が用いられているのが好ましい。モノフィラメント糸の使用方法としては、表裏の地組織を構成する全ての糸条をモノフィラメント糸とする、表裏の地組織のいずれかを構成する糸条をモノフィラメント糸とする、モノフィラメント糸を複数本引き揃えて用いる、マルチフィラメント糸や紡績糸と混用して用いる、鎖編と挿入のように２種の編成要素で地組織を構成する場合にいずれかをモノフィラメント糸とする等の方法が挙げられる。モノフィラメント糸を用いると、モノフィラメント糸の有する剛性により、地組織にしっかりした硬さが付与される。このことにより袋体に浄化材を充填した際に膨らみやたわみ等の形状変形が生じにくくなり、袋部及び袋体の形状保持が可能になって、浄化斑を少なくすることができ、浄化精度を向上させることができる。用いるモノフィラメント糸の糸径は、０．１〜０．４ｍｍであるのが好ましい。
【００２３】
また、表裏の地組織を構成する糸条の一部に及び／又は連結糸Ａの一部にバインダー繊維を用いるのも好ましい。本発明でいうバインダー繊維は、表裏の地組織を構成する他の糸条や連結糸として用いられる他の糸条よりも融点が１０℃以上低いポリマーをバインダー成分として有する繊維であり、バインダー成分のみからなる繊維やバインダー成分を鞘成分とし、鞘成分より融点の高いポリマーを芯成分とする芯鞘型バインダー繊維を用いることができる。バインダー成分のみからなる繊維を用いる場合には、他の繊維と混紡したり、他の糸条と合撚したり、引き揃えて給糸したりして用いる。芯鞘型バインダー繊維を用いる場合には、単独で給糸して用いてもよいし、他の繊維や糸条と混用してもよい。混用法としては、混紡、合撚、カバリングヤーン、引き揃えて給糸等を挙げることができる。バインダー繊維の例としては、地組織や連結糸としてポリエステルやナイロン６６のように比較的融点の高い繊維やセルロース系繊維のように熔融しない繊維を用いる場合に、バインダー成分のみからなる繊維としてポリエチレン繊維やナイロン６・１２共重合ナイロン繊維等を用いることができる。芯鞘型バインダー繊維としては、芯成分としてポリエチレンテレフタレートを用い、鞘成分としてポリエチレンやポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸、脂肪族ラクトン等の第３成分を共重合した共重合ポリエステルを用いて複合紡糸した繊維等を挙げることができる。バインダー繊維を用いて編成した場合には、製編後にバインダー成分の融点以上の温度で熱処理をして袋体内になんらかの融着している部分が存在している状態にして浄化材充填用袋体として用いる。
【００２４】
地組織にバインダー繊維を用いた場合には、編目の糸条の接触点で糸条同士が融着し、編目の変形を防止することができ、編目の変形による充填した浄化材の脱落を防止できるようになると共に、地組織に硬さが付与されるので、袋体に浄化材を充填した際に膨らみやたわみ等の形状変形が生じにくくなり、袋部及び袋体の形状保持が可能になって、浄化斑を少なくすることができ、浄化精度を向上させることができる。他の糸条と混用した場合には、糸条を構成する繊維同士も融着して、モノフィラメント状になって、地組織に硬さが付与される効果が生じてくる。
【００２５】
連結糸にバインダー繊維を用いた場合には、地組織との連結点での連結がしっかりとしたものとなる。さらに連結糸Ａにバインダー繊維を用いた場合には、糸条を構成する繊維同士も融着して、モノフィラメント状になって、袋体の仕切りとしての作用を高め、また連結糸同士の融着も期待でき、連結糸Ａによる袋体の仕切りとしての作用がより確実なものとなって、各袋部の独立性を高めることができるようになり、連結糸Ａの間を潜り抜けて浄化材が袋部間を移動することを防止することができるようになる。
【００２６】
本発明の浄化材充填用袋体を構成する繊維の少なくとも一部に抗菌性繊維が用いられているのも好ましい。抗菌性繊維としては、繊維自身が抗菌性を有している繊維（例えば銅繊維やポリ乳酸繊維等）、抗菌性を有する物質を練りこんだポリマーからなる繊維、後加工により抗菌性物質（例えばオルガノシリコン第四級アンモニウム塩、キチン・キトサン化合物等）を担持させた繊維等を挙げることができる。抗菌性繊維を併用しておくと、浄化作用中に付着した雑菌の増殖を防止することができ、清浄化した空気や水に雑菌が混入していくことを防止することができるようになる。
【００２７】
本発明の浄化材充填用袋体を浄化装置に設置して用いる場合において、浄化材充填用袋体を水平に設置して、空気や水を上下に移動させて浄化したり、編成時の編成方向を上下にして用いてもよいが、次のように用いると本発明の効果を発揮できるようになる。図７及び図８は、本発明の浄化材充填用袋体を浄化装置に設置して用いる場合の一態様を示す図である。図７には、本発明の図１に例示した浄化材充填用袋体１の各袋部に、浄化材８として、活性炭、セラミック、キレート樹脂等の粒状物を充填し、編成時の耳部の連結組織部７を浄化装置の型枠９にはめ込んで、編成時の幅方向を上下方向、編成方向を左右の方向に用いた例を示している。図８は、同様に本発明の図４に例示した浄化材充填用袋体１の各袋部に、浄化材８として、活性炭、セラミック、キレート樹脂等の粒状物を充填し、編成時の耳部の連結組織部７を浄化装置の型枠９にはめ込んで、編成時の幅方向を上下方向、編成方向を左右の方向に用いた例を示している。このように本発明の浄化材充填用袋体を浄化装置に装填して空気や水等の浄化に用いると、浄化材の層を空気や水等が通過する間に浄化作用を確実に行なわせることができる。また本発明のように連結糸が表裏の地組織間を３ウェール以上、あるいは５ウェール以上離れた点で連結した連結糸Ａで斜め方向の仕切りを形成していると、浄化材充填後の振動等で充填密度が上がって袋部の上部に図７や図８に示すような空間１２が出来ても、隣の袋部の浄化材による浄化作用を受けるので、未浄化のまま浄化部を通過してしまうことを防止できる。図９に示すように、表裏に地組織を同一ウェールで連結して袋部を形成した浄化材充填用袋体に浄化材を充填して用いた場合には、表裏に貫通するような空間１２ができてしまって、未浄化のまま浄化部を通過してしまう部分ができてしまう。
【００２８】
【実施例】
次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
【００２９】
前提としての実施例１
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク１で示す編組織により製編し、図１に示す主たる袋部の断面形状が平行四辺形で、袋部を６個有し、連結糸Ａが１６ウェール離れた表裏の地組織間を連結している幅が４００ｍｍの本発明の浄化材充填用袋体を得た。
表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ６に糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ５には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸をそれぞれオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を２イン１６アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。
得られた浄化材充填用袋体を長さ３００ｍｍにカットし、粒径約５ｍｍの活性炭粒を充填して、上下を縫製し、図７のように空気清浄機に編方向を横方向に装着してアンモニア臭のある空気を送って実用に供したところ、アンモニア臭の全く感じられない空気となり、優れた浄化性能を発揮した。
【００３０】
＜チェーンリンク１＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：１７，１６／０，１／１６，１７／１，０／／
筬Ｌ５：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ６：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００３１】
比較例１
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク２で示す編組織により製編し、図９に示す主たる袋部の断面形状が長方形で、袋部を６個有し、同一ウェールで表裏の地組織を連結している連結糸のみが存在する幅が４００ｍｍの比較例の浄化材充填用袋体を得た。
表裏の地組織を形成する筬Ｌ１、筬Ｌ２及びＬ５、筬Ｌ６には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸をオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を２イン１６アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。
得られた浄化材充填用袋体を実施例１と同様に空気清浄機に装着して実験したところ、図９のような活性炭粒の分布状態になっていて、アンモニア臭の残った空気が出ており、未浄化部分のあることが判明した。
【００３２】
＜チェーンリンク２＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ５：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ６：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００３３】
前提としての実施例２
２列針床を有する１８ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク３で示す編組織により製編し、図２に示す主たる袋部の断面が三角形状で、袋部を７個有し、連結糸Ａが６ウェール離れた表裏の地組織間を連結している幅が４００ｍｍの本発明の浄化材充填用袋体を得た。
表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ７に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ６には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を３イン１５アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。
得られた浄化材充填用袋体を実施例１と同様にして空気清浄機に装着したところ、活性炭粒を重点した際の変形が小さく、保形性に優れた袋体であり、未浄化の空気の生じることなく、優れた浄化性能を発揮した。
【００３４】
＜チェーンリンク３＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，１／／
筬Ｌ４：７，６／０，１／６．７／１，０／／
筬Ｌ５：０，１／６，７／１，０／７，６／／
筬Ｌ６：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ７：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００３５】
前提としての実施例３
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク４で示す編組織により製編し、図３に示す主たる袋部の断面形状が台形で、袋部を７個有し、連結糸Ａが１６ウェール離れた表裏の地組織間を連結している幅が４００ｍｍの袋体を得た。
表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４８ｍｍの芯部がポリエチレンテレフタレートで、鞘部が融点１４４℃の共重合ポリエステル＜エチレンテレフタレート／ブチレンテレフタレート（モル比１／１）にε−カプロラクトンを２０モル％共重合＞である芯鞘型複合モノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ７に、糸径０．１４８ｍｍの芯部がポリエチレンテレフタレートで、鞘部が融点１４４℃の共重合ポリエステル（エチレンテレフタレート／ブチレンテレフタレート（モル比１／１）にε−カプロラクトンを２０モル％共重合）である芯鞘型複合モノフィラメント糸を、筬Ｌ６には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を３イン３１アウトで給糸し、筬Ｌ５には同じで仮撚加工糸を３１アウト３インで給糸して編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。製編後、セッターを用いて、１８０℃で熱処理し、表地組織の編目を融着させて本発明の浄化材充填用袋体を得た。
得られた浄化材充填用袋体を実施例１と同様にして空気清浄機に装着したところ、活性炭粒を重点した際の変形が小さく、保形性に優れた袋体であり、未浄化の空気の生じることなく、優れた浄化性能を発揮した。
【００３６】
＜チェーンリンク４＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：１７，１６／０，１／１６，１７／１，０／／
筬Ｌ５：０，１／１６，１７／１，０／１７，１６／／
筬Ｌ６：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ７：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００３７】
前提としての実施例４
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク５で示す編組織により製編し、図１に示す主たる袋部の断面形状が平行四辺形で、袋部を６個有し、連結糸Ａが１６ウェール離れた表裏の地組織間を連結している幅が４００ｍｍの袋体を得た。
表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ６に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ５には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、また裏地組織に抗菌性付与と浄化材の粒子が機器側に侵入するのを防止するフィルター効果を付与するために、筬Ｌ７にポリエステル紡績糸２３番手単糸に抗菌剤を担持させた抗菌性繊維を給糸して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に芯部がポリエチレンテレフタレートで、鞘部が融点１４４℃の共重合ポリエステル（エチレンテレフタレート／ブチレンテレフタレート（モル比１／１）にε−カプロラクトンを２０モル％共重合）である１１０デシテックス／２４フィラメントの芯鞘型複合マルチフィラメント糸を芯糸とし、ポリエステル紡績糸６０番手単糸を鞘糸としてカバリング撚糸した糸条を２イン１６アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。製編後、セッターを用いて、１８０℃で熱処理し、連結糸Ａが一体融着している本発明の浄化材充填用袋体を得た。得られた浄化材充填用袋体は、抗菌性を有し、袋部の独立性及び保形性の優れたものであった。
【００３８】
＜チェーンリンク５＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：１７，１６／０，１／１６，１７／１，０／／
筬Ｌ５：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ６：３，３／５，５／３，３／０，０／／
筬Ｌ７：１，１／１，０／１，１／１，２／／
【００３９】
実施例５
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク６で示す編組織により製編し、図４に示す主たる袋部の断面形状が平行四辺形で、袋部を６個有し、連結糸Ａが６ウェール離れた表裏の地組織間を連結し、連結糸が同一ウェールで４コース連続して表裏地組織を連結し、次のコースから２０コース連続して非連結である幅が４００ｍｍの本発明の浄化材充填用袋体を得た。表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ７に糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ６には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸をそれぞれオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を２イン１６アウトの給糸で編成した。連結糸Ｂとして、筬Ｌ５に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を１イン１７アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。
得られた浄化材充填用袋体を長さ３００ｍｍにカットし、粒径約５ｍｍの活性炭粒を充填して、上下を縫製し、図８のように空気清浄機に編方向を横方向に装着してアンモニア臭のある空気を送って実用に供したところ、アンモニア臭の全く感じられない空気となり、優れた浄化性能を発揮した。
【００４０】
＜チェーンリンク６＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：６，５／０，１／５，６／１，０／／
筬Ｌ５：１，０／０，０／０，１／１，１／１，０／
０，０／０，１／１，１／１，０／０，０／
０，１／１，１／１，０／０，０／０，１／
１，１／１，０／０，０／０，１／１，１／
１，０／０，０／０，１／１，１／１，０／
０，０／０，１／１，１／１，０／０，０／
０，１／１，１／１，０／０，０／０，１／
１，１／１，０／０，０／０，１／１，１／
１，０／０，１／０，１／１，０／１，０／
０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ６：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ７：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００４１】
実施例６
２列針床を有する１４ゲージのラッセル編機を用いて、下記チェーンリンク７で示す編組織により製編し、図６に示す主たる袋部の断面形状が平行四辺形で、袋部を６個有し、連結糸Ａが４ウェール離れた表裏の地組織間を連結し、連結糸Ｂが同一ウェールで４コース連続して表裏地組織を連結し、次のコースから２０コース連続して非連結である幅が４００ｍｍの本発明の浄化材充填用袋体を得た。表地組織を形成する筬Ｌ１に、糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ２には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を、それぞれオールイン通糸で供給し、裏地組織を形成する筬Ｌ７に糸径０．１４３ｍｍのポリエステルモノフィラメント糸を、筬Ｌ６には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸をそれぞれオールイン通糸で供給して編成した。連結糸Ａとして、筬Ｌ４に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を２イン１６アウトの給糸で編成した。連結糸Ｂとして、筬Ｌ５に１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を１イン１７アウトの給糸で編成した。両端耳部の連結組織部を形成する筬Ｌ３には、１７０デシテックス／４８フィラメントのポリエステル黒原着マルチフィラメント糸の仮撚加工糸を両耳各５本連続給糸して編成した。
得られた浄化材充填用袋体を長さ３００ｍｍにカットし、粒径約５ｍｍの活性炭粒を充填して、上下を縫製し、図８のように空気清浄機に編方向を横方向に装着してアンモニア臭のある空気を送って実用に供したところ、アンモニア臭の全く感じられない空気となり、優れた浄化性能を発揮した。
【００４２】
＜チェーンリンク７＞
筬Ｌ１：０，０／３，３／５，５／３，３／／
筬Ｌ２：１，０／０，０／０，１／１，１／／
筬Ｌ３：１，０／０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ４：４，３／０，１／３，４／１，０／／
筬Ｌ５：１，０／０，０／０，１／１，１／１，０／
０，０／０，１／１，１／１，０／０，０／
０，１／１，１／１，０／０，０／０，１／
１，１／１，０／０，０／０，１／１，１／
１，０／０，０／０，１／１，１／１，０／
０，０／０，１／１，１／１，０／０，０／
０，１／１，１／１，０／０，０／０，１／
１，１／１，０／０，０／０，１／１，１／
１，０／０，１／０，１／１，０／１，０／
０，１／０，１／１，０／／
筬Ｌ６：０，０／０，１／１，１／１，０／／
筬Ｌ７：３，３／５，５／３，３／０，０／／
【００４３】
【発明の効果】
本発明の浄化材充填用袋体は、連結糸Ａが表裏の地組織間を斜めに連結し、連結糸Ｂがコース方向に間欠的に同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで連結して袋部を形成しているので、これに粒状の浄化材を充填しても袋体の変形を最小限に抑制することができ、浄化装置に編方向を横方向にして装着して用いると、浄化材粒の充填密度変化で袋部上部に空間が生じても隣の袋部で浄化作用を受けることができ、浄化精度、浄化効率のよい浄化装置とすることができる。
【００４４】
表裏の地組織間を連結糸として、コース方向に間欠的に存在し、同一ウェール及び／又は２ウェール以内の離れたウェールで連結している連結糸Ｂを共存する構造とした場合には、浄化材粒を充填した際の袋体の変形を最小限に抑制することができるので、浄化斑の発生を抑制することができる。
【００４５】
本発明の浄化材充填用袋体の地組織にモノフィラメント糸を用いると、モノフィラメント糸の有する剛性により、地組織にしっかりした硬さが付与され、袋体に浄化材を充填した際に膨らみやたわみ等の形状変形が生じにくくなり、袋部及び袋体の形状保持が可能になって、浄化斑を少なくすることができ、浄化精度を向上させることができる。
【００４６】
本発明の浄化材充填用袋体の地組織にバインダー繊維を用いると、製編後の熱処理によって、糸条を構成する繊維同士を融着させたり、編目の糸条の接触点で糸条同士を融着させたりすることができるので、編目の変形を防止することができ、編目の変形による充填した浄化材の脱落を防止できるようになると共に、地組織に硬さが付与されるので、袋体に浄化材を充填した際に膨らみやたわみ等の形状変形が生じにくくなり、袋部及び袋体の形状保持が可能になって、浄化斑を少なくすることができ、浄化精度を向上させることができる。
連結糸Ａにバインダー繊維を用いた場合には、糸条を構成する繊維同士の融着、連結糸Ａ同士の融着、地組織との連結点での融着が可能となり、袋体の仕切りとしての作用を高め、各袋部の独立性を高めることができるようになり、連結糸Ａ間を潜り抜けて浄化材が袋部間を移動することを防止する効果を高めることができる。
【００４７】
本発明の浄化材充填用袋体を構成する糸条として抗菌性繊維を用いると、浄化作用中に付着した雑菌の増殖を防止することができ、清浄化した空気や水に雑菌が混入していくことを防止することができ、衛生面においても優れた浄化材充填用袋体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の前提となる浄化材充填用袋体の断面の模式図である。
【図２】本発明の前提となる浄化材充填用袋体の断面の模式図である。
【図３】本発明の前提となる浄化材充填用袋体の断面の模式図である。
【図４】本発明の浄化材充填用袋体の代表的な断面の模式図である。
【図５】本発明の浄化材充填用袋体の代表的な断面の模式図である。
【図６】本発明の浄化材充填用袋体の代表的な断面の模式図である。
【図７】本発明の前提となる浄化材充填用袋体を浄化装置に設置して用いる場合の図である。
【図８】本発明の浄化材充填用袋体を浄化装置に設置して用いる場合の一態様を示す図である。
【図９】比較例の浄化材充填用袋体を浄化装置に設置して用いる場合の一態様を示す図である。
【符号の説明】
Ａ連結糸Ａ
Ｂ連結糸Ｂ
１浄化材充填用袋体
２表地組織
３裏地組織
４袋部
５表地組織と連結糸の連結点
６裏地組織と連結糸の連結点
７耳部の連結部
８浄化材
９浄化装置の袋体装着型枠
１０浄化材空間
１１連結糸
１２浄化材空間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a purifying material filling bag used by being mounted on a purifying apparatus for purifying air or water.
[0002]
[Prior art]
In recent years, corporate efforts such as the proposal and implementation of various problem-solving solutions aimed at the safety of the world's life and the maintenance and improvement of the environment have been made hard. Above all, fine particles floating in the air, toxic gas, odorous gas, and harmful substances dissolved in water have a great influence in daily life, so they are regarded as important for maintaining and improving the environment. .
[0003]
For such purification that removes harmful substances in the air or water, a physical filtration method or a chemical action method is employed. The simplest method of physical filtration is a method of using a fabric such as a woven fabric, a knitted fabric or a non-woven fabric as a filter fabric. In this case, a gaseous harmful substance or a harmful substance dissolved in water is used. Cannot be removed. In order to remove gaseous harmful substances and harmful substances dissolved in water, purification materials that are physically captured, chemically adsorbed, or decomposed are used. In this case as well, it is practiced that a purifying agent is attached to a fabric such as a woven fabric, a knitted fabric, or a non-woven fabric, but the amount of the purifying agent attached to the fabric is limited, and is usually attached to the fabric using a binder. Therefore, the binder also adheres to the surface of the purification material, and the performance is reduced. In addition, since the operable time is instantaneous, sufficient purification is often not performed.
[0004]
Therefore, in order to perform sufficient purification, a method of forming a purification material layer and performing sufficient purification while passing through the purification material layer is employed. As a method of forming the layer of the purification material, there are a method of filling the container with the purification material, a method of creating a bag body with a fabric and filling the purification material, and the like. The method of filling the container with the purification material is inconvenient when it is desired to increase the amount of work by increasing the purification area. In the method using a fabric bag body, the filler is unevenly distributed in the bag, and the density of the purification material is not uniform or a space may be formed, resulting in an insufficient purification effect.
[0005]
Japanese Patent No. 3045173 proposes that a purifying material is attached to the surface of the fiber to aim at a layered effect. This is because a double knitted fabric in which the front and back ground structures are connected with connecting yarns so that a plurality of cavities in a mesh or lattice shape are formed between the ground structures is formed. An adsorbent is attached inside with a binder to adsorb toxic substances contained in air passing through the cavity. In this method, since the adsorbent is arranged in the direction of the flow of air or the like, the contact time with the adsorbent is longer than that of a normal fabric, but the adsorbent is passed through the cavity. There is also a possibility that there is a portion that passes without contacting, and sufficient purification cannot be performed.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3045173
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described present situation, and has a sufficient purification action area, can be uniformly filled with a purification material, and can be purified without causing a purification action. It is an object of the present invention to provide a bag for filling materials.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above problems. , table A knitted fabric bag having a plurality of bag portions separated by a connecting yarn A between the back ground structures, and a connecting yarn A connected by wales separated by 5 wales or more to form a bag portion, and the course direction The purifying material filling bag is characterized in that the front and back ground structures are connected to each other by the connecting yarn B which is intermittently present and connected by the same wale and / or a separated wale within 2 wales. A knitted fabric bag having a plurality of bag portions separated by a connecting yarn A between the front and back ground structures, the connecting yarn A being connected by wales separated by three or more wales to form a bag portion, and a course Purifying material filling bag characterized in that the front and back ground structures are connected with connecting yarns B that are intermittently present in the direction and connected with the same wales and / or wales separated within 2 wales. body The It is a summary.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The purifying material filling bag of the present invention is a knitted fabric having a three-dimensional structure in which the front and back ground structures are connected by connecting yarns, and the front and back ground structures are separated by the connecting yarn A to form a plurality of bags. Forming part. That is, it consists of a knitted fabric in which a plurality of bag portions are formed by dividing the front and back ground structures by rows of connecting yarns A. And the connection thread | yarn A which forms this bag part is connected with the wales which separated 3 or more wales or 5 wales or more between ground structures. That is, when the cross section in the knitting direction of the purifying material filling bag body of the present invention is seen, the connecting yarn A forming the bag portion exists so as to divide the front and back ground structures diagonally.
[0010]
In the purifying material filling bag of the present invention, in addition to the connecting yarn A forming the bag portion, a kind of connecting yarn B may be present. This connecting yarn B is intermittently present in the course direction, and the ground structure is connected to the front and back with the same wales and / or far wales within 2 wales. It works to suppress.
[0011]
A typical cross section of the purifying material filling bag of the present invention is schematically shown in FIGS. 1 to 3 It is a premise of the present invention A representative example in the case where the connecting yarn that connects the front and back ground structures is only the connecting yarn A that forms the bag portion is shown, and FIGS. According to the invention A representative example in the case where two types of connecting yarns are present is shown.
[0012]
In FIG. 1, the purifying material filling bag 1 is configured by connecting and knitting a front ground structure 2 and a back ground structure 3 with a connecting thread A. Usually, the connecting yarn A is knitted so as to exist in all courses. By knitting in this way, the front and back ground structures 2, 3 are separated by a row of connecting yarns A, and the bag portion 4 is formed by the front and back ground structures and the connecting yarn rows. The connecting point 5 of the connecting yarn A of the outer fabric 2 and the connecting point 6 of the backing fabric 3 are separated by 3 wales or 5 wales or more, and the connecting yarn A is between the outer fabric 2 and the lining fabric 3. Crossing diagonally. In the purifier filling bag shown in FIG. 1, the connecting yarn A fed at intervals is knitted in the same direction, and the cross-sectional shape of the main bag portion formed of the ground structure and the connecting yarn is as follows. , Parallelogram or rhombus.
[0013]
FIG. 2 is an example in which the connecting directions of the adjacent connecting yarns A are reversed, and the ground structures on the front and back sides are connected, and the connecting points of the adjacent connecting yarns A are set as the same wales or the adjacent wales and are connected to the ground structures. This is an example in which the cross-sectional shape of the bag portion formed of the yarn A is knitted so as to be a triangle.
[0014]
FIG. 3 is an example in which the connection structures of the front and back surfaces are connected by separating the connection points of the adjacent connection threads A in FIG. 2, and the cross-sectional shape of the bag portion formed of the ground structure and the connection threads A is a trapezoid. Yes.
The method of connecting the front and back ground structures of the connecting yarn A forming the bag portion in the purifier filling bag body of the present invention may be any of FIGS. Although the way of connection may be mixed, it is preferable that there are connected yarns having different connection directions as shown in FIG. 2 and FIG. 3 because the deformation when the purification material is filled is small.
[0015]
FIG. 4 shows an example in which the connecting yarn B for connecting the front and back ground structures with the same wales and / or wales separated within 2 wales is used together with the bag body having the structure of FIG. In this case, the connecting yarn B is knitted so as to exist intermittently in the course direction. It is knitted so that it exists intermittently, so that every two courses or every three courses are connected to the front and back, so that connection and non-connection are alternately arranged regularly, or two courses are continuous. The connecting yarn B does not exist in all the courses so as to form a connecting yarn B that connects the front and back intermittently, such as connecting the front and back and knitting the 10 courses from the next course unconnected (not connected). It means knitting so that it exists intermittently. There are no restrictions on the number of connected courses or non-connected courses, and on the regularity. Further, the connecting yarn B may be connected with the same wales between the front and back ground structures, connected with the wales adjacent to the one wales, or connected with the wales adjacent to the two wales. These may be mixed. The connecting yarn B serves to minimize deformation in the thickness direction of the bag when filled with the filler, and the filler can be moved between the normal connecting yarns B.
[0016]
FIG. 5 shows an example in which a connecting thread B for connecting the front and back ground structures with the same wales and / or wales within 2 wales is used together with the bag body having the structure of FIG. In the case of FIG. 4 and FIG. 5, an example is shown in which the connecting yarn B is knitted on the front and back of the connecting yarn A forming the bag portion in the vicinity of the connecting point with any ground structure. As shown, the connecting yarn B can be provided on the front and back of the connecting yarn A forming the bag portion at an arbitrary position in the middle of the connecting point with any ground structure. Further, in the same bag portion, the connecting yarn B close to the connecting point with the ground structure on either the front or back side of the connecting yarn A as shown in FIG. 4 or FIG. 5 and the connecting point of the connecting yarn A as shown in FIG. It is also possible to use the connecting thread B located at the same position.
[0017]
The purifier filling bag of the present invention can be obtained by knitting with a warp knitting machine having a double row needle bed, for example, a double raschel knitting machine. The surface structure of the front and back may be a density that does not cause the purifier to be filled from dropping out of the stitch. The knitting structure includes chain knitting, single cord knitting, single satin knitting, single velvet knitting, denby knitting, etc. Although it is possible to use a combined structure, a combination of chain knitting and insertion is preferable from the viewpoint of the stability of the knitted fabric. The hooks that pass through the connecting thread A that forms the bag part are swung to the left or right by three or more needles or five or more needles, and then connected to the opposite ground structure, and then to the original needles, possibly the original Swing the adjacent needles within 3 needles on the left and right of the needles, and knit it to connect with the original ground structure. The size of the swaying of the ridge through which the connecting yarn A is threaded may be set in consideration of the density of the ground structure, the thickness of the knitted fabric, the threading interval of the connecting yarn, etc., that is, the size of the bag portion.
[0018]
The threading of the connecting yarn A through the heel may be one at the boundary of one bag portion or may be 2 to 5 continuous. It is preferable to keep 2 to 5 in a row because it is possible to reduce the amount of the purifying material filled from moving to the adjacent bag portion.
[0019]
In the case of the bag body in which the connecting thread B is present, the bag through which the connecting thread B is threaded is connected without swinging or connected by swinging one or two needles, and then the original needle In some cases, instead of swinging the adjacent needles within two left and right of the original needle and knitting it so as to connect with the original ground structure, this knitting movement is not performed on the entire course. Let it be done intermittently. By knitting in this way, the connecting yarn B is intermittently present in the course direction, and the ground structures on the front and back sides can be connected by the same wal and / or the wales separated within 2 wales.
[0020]
The purifying material filling bag of the present invention can be practically used from a thickness of about 5 mm, and can be used up to a thickness of about 50 mm.
[0021]
The fiber material constituting the purifying material filling bag of the present invention may be of any fiber type such as natural fiber, regenerated fiber, synthetic fiber, metal fiber, etc., and is resistant to an assumed harmful substance. It is preferable to select and use a fiber. The fiber property may be any of multifilament yarn, monofilament yarn, spun yarn, crimped yarn, original yarn, and pre-dyed yarn.
[0022]
It is preferable to use monofilament yarns of synthetic fibers such as polyester, nylon, polyethylene, and polypropylene for at least a part of the front and back ground structures. Monofilament yarns can be used in such a way that all the yarns constituting the front and back ground structures are monofilament yarns, and the yarns constituting either the front and back ground textures are monofilament yarns. Used in combination with multifilament yarns and spun yarns, or when forming a ground structure with two types of knitting elements such as chain knitting and insertion, one of which is a monofilament yarn. When the monofilament yarn is used, firm rigidity is imparted to the ground structure due to the rigidity of the monofilament yarn. As a result, when the purifying material is filled in the bag body, shape deformation such as swelling and deflection is less likely to occur, the shape of the bag portion and the bag body can be maintained, purification spots can be reduced, and purification accuracy Can be improved. The diameter of the monofilament yarn used is preferably 0.1 to 0.4 mm.
[0023]
Moreover, it is also preferable to use a binder fiber for a part of the yarn constituting the front and back ground structures and / or a part of the connecting yarn A. The binder fiber referred to in the present invention is a fiber having, as a binder component, a polymer whose melting point is 10 ° C. or more lower than that of other yarns constituting the front and back ground structures and other yarns used as connecting yarns, and only the binder component It is possible to use a core-sheath-type binder fiber in which a sheath component is used as a fiber component and a binder component, and a polymer having a melting point higher than that of the sheath component is used as a core component. When using the fiber which consists only of a binder component, it mixes with another fiber, is twisted with other yarns, or is used after being aligned and fed. When using a core-sheath-type binder fiber, it may be used by feeding alone, or may be used in combination with other fibers or yarns. Examples of the mixed use method include mixed spinning, twisting, covering yarn, and evenly supplying yarn. Examples of binder fibers include polyethylene fibers as fibers consisting only of the binder component when using fibers having a relatively high melting point such as polyester and nylon 66 or non-melting fibers such as cellulosic fibers as the ground texture and connecting yarn. Nylon 6/12 copolymer nylon fiber or the like can be used. As the core-sheath binder fiber, polyethylene terephthalate is used as a core component, and a fiber that is composite-spun using a copolymer polyester obtained by copolymerizing polyethylene or polyethylene terephthalate with a third component such as isophthalic acid or aliphatic lactone as a sheath component, etc. Can be mentioned. When knitting using binder fibers, after the knitting, heat treatment is performed at a temperature equal to or higher than the melting point of the binder component so that there is a part of the melted portion in the bag body, and the purifier filling bag body Used as
[0024]
When binder fibers are used in the ground structure, the yarns are fused at the contact points of the stitches, preventing the stitches from being deformed and preventing the filling material from falling off due to the stitches. As it becomes possible, hardness is imparted to the ground tissue, so that when the bag body is filled with a purification material, shape deformation such as swelling and deflection is less likely to occur, and the shape of the bag portion and the bag body can be maintained. Thus, purification spots can be reduced, and purification accuracy can be improved. When mixed with other yarns, the fibers constituting the yarns are also fused together to form a monofilament, which has the effect of imparting hardness to the ground texture.
[0025]
When binder fiber is used for the connecting yarn, the connection at the connecting point with the ground structure becomes firm. Furthermore, when a binder fiber is used for the connecting yarn A, the fibers constituting the yarn are also fused to form a monofilament, which enhances the function as a bag partition, and the connecting yarns are fused. The function of the connecting yarn A as a bag partition is more reliable, and the independence of each bag portion can be increased, and the purifying material can be passed through the connecting yarn A. Can be prevented from moving between the bag portions.
[0026]
It is also preferable that antibacterial fibers are used for at least a part of the fibers constituting the purifying material filling bag of the present invention. Antibacterial fibers include fibers that have antibacterial properties (for example, copper fibers and polylactic acid fibers), fibers made of a polymer kneaded with an antibacterial material, antibacterial materials (for example, Examples thereof include fibers carrying organosilicon quaternary ammonium salts, chitin / chitosan compounds, etc.). When antibacterial fibers are used in combination, it is possible to prevent the proliferation of germs attached during the purification action, and it is possible to prevent the germs from being mixed into the purified air and water.
[0027]
When the purifying material filling bag of the present invention is installed and used in a purifying device, the purifying material filling bag is horizontally installed to purify by moving air or water up and down, or knitting during knitting Although the direction may be used up and down, the effects of the present invention can be exhibited when used as follows. FIG.7 and FIG.8 is a figure which shows one aspect | mode in the case of installing and using the bag body for purification material filling of this invention in a purification apparatus. In FIG. 7, each bag portion of the purifying material filling bag 1 illustrated in FIG. 1 of the present invention is filled with granular materials such as activated carbon, ceramic, chelate resin, etc. as the purifying material 8, and the ear portion during knitting This is an example in which the connective tissue portion 7 is fitted into the mold 9 of the purification device, and the width direction during knitting is used in the up-down direction and the knitting direction is used in the left-right direction. FIG. 8 shows a case in which each bag portion of the purifying material filling bag body 1 illustrated in FIG. 4 of the present invention is filled with granular materials such as activated carbon, ceramic, chelate resin, etc. as the purifying material 8. An example is shown in which the connective tissue part 7 is fitted in the mold 9 of the purification device, and the width direction during knitting is used in the up-down direction and the knitting direction in the left-right direction. Thus, when the purifying material filling bag body of the present invention is loaded into the purifying device and used for purifying air, water, etc., the purifying action is surely performed while air, water, etc. pass through the purifying material layer. be able to. Further, as in the present invention, when the connecting yarn A is formed with the connecting yarn A connected between the ground structures of the front and back surfaces at a distance of 3 or more wales or at least 5 wales, the vibration after filling with the purifier Even if the packing density is increased and the space 12 as shown in FIGS. 7 and 8 is formed in the upper part of the bag part, it passes through the purification part without purification because it is subjected to the purification action by the purification material of the adjacent bag part. Can be prevented. As shown in FIG. 9, when a purifying material is filled in a purifying material filling bag body in which a ground portion is connected to the front and back with the same wales to form a bag portion, a space 12 that penetrates the front and back surfaces is used. The part which passes through the purification | cleaning part as uncleaned will be made.
[0028]
【Example】
Next, the present invention will be described specifically by way of examples.
[0029]
As a premise Example 1
Using a 14-gauge Russell knitting machine having two rows of needle beds, the knitting structure shown in the following chain link 1 is used for knitting, the main bag portion shown in FIG. 1 has a parallelogram shape, and six bag portions. Thus, a purifying material filling bag of the present invention having a width of 400 mm connecting the front and back ground structures separated by 16 wales was obtained.
Polyester monofilament yarn with a thread diameter of 0.143 mm is applied to the heel L1 forming the surface structure, and false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is used as the all-in thread respectively. The polyester monofilament yarn with a diameter of 0.143 mm is supplied to the heel L6 to supply and form the lining structure, and the false twisted yarn of the polyester black original multifilament yarn of 170 dtex / 48 filament is supplied to the heel L5. Supplied and organized. As the connecting yarn A, a false twisted yarn of 170 dtex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L4 with 2-in-16-out yarn feeding. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted.
The obtained purifying material filling bag is cut to a length of 300 mm, filled with activated carbon particles having a particle size of about 5 mm, sewn on the top and bottom, and the knitting direction is attached to the air purifier horizontally as shown in FIG. Then, when air with ammonia odor was sent to practical use, it became air with no odor of ammonia odor, and exhibited excellent purification performance.
[0030]
<Chain link 1>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 17, 16/0, 1/16, 17/1, 0 //
筬 L5: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L6: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0031]
Comparative Example 1
Using a 14-gauge Russell knitting machine having a two-row needle bed, the main bag portion shown in FIG. 9 is knitted with the knitting structure shown in the following chain link 2, and the main bag portion shown in FIG. A purifier filling bag of a comparative example having a width of 400 mm in which only connecting yarns connecting the front and back ground structures with the same wale exist was obtained.
On the heels L1, 筬 L2 and L5, and 筬 L6 forming the front and back ground structures, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament false twisted yarn was supplied and knitted. As the connecting yarn A, a false twisted yarn of 170 dtex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L4 with 2-in-16-out yarn feeding. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted.
When the obtained purifying material filling bag body was installed in an air purifier in the same manner as in Example 1, the activated carbon particles were distributed as shown in FIG. It was found that there was an unpurified part.
[0032]
<Chain link 2>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L5: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L6: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0033]
As a premise Example 2
Using an 18-gauge Russell knitting machine having a two-row needle bed, the main bag portion shown in FIG. 2 has a triangular cross section and seven bag portions as shown in FIG. Thus, the purifying material filling bag of the present invention having a width of 400 mm connecting the front and back ground structures separated by 6 wales was obtained.
Polyester monofilament yarn with a thread diameter of 0.143 mm is applied to the heel L1 forming the surface structure, and false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is used as the all-in thread respectively. The polyester monofilament yarn having a diameter of 0.143 mm is supplied to the heel L7 that forms the lining structure, and the false twisted yarn of the polyester black original multifilament yarn of 170 dtex / 48 filament is all-in to the heel L6. Supplied by threading and knitted. As the connecting yarn A, a false-twisted yarn of 170 dtex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L4 with a 3-in-15-out yarn. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted.
When the obtained purifying material filling bag body was attached to an air purifier in the same manner as in Example 1, it was a bag body with little deformation when emphasizing activated carbon particles and excellent shape retention, and was unpurified. Excellent purification performance without air generation.
[0034]
<Chain link 3>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 1 //
筬 L4: 7, 6/0, 1 / 6.7 / 1, 0 //
筬 L5: 0, 1/6, 7/1, 0/7, 6 //
筬 L6: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L7: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0035]
As a premise Example 3
Using a 14 gauge Russell knitting machine with two rows of needle beds, the main bag part shown in FIG. 3 has a trapezoidal cross section and seven bag parts as shown in FIG. A bag body having a width of 400 mm in which the connecting yarn A connects the front and back ground structures separated by 16 wales was obtained.
Coat polyester <ethylene terephthalate / butylene terephthalate (molar ratio 1/1) with a core portion of polyethylene terephthalate having a thread diameter of 0.148 mm and a sheath portion having a melting point of 144 ° C. to εL1 forming the surface structure, and ε-caprolactone 20 mol% copolymer> core-sheath type composite monofilament yarn, and cocoon L2 supplied with 170 decitex / 48 filament polyester black original multi-filament false twisted yarn, all-in-threaded, respectively. In a cocoon L7 forming the structure, 20 .epsilon.-caprolactone is added to a copolymer polyester (ethylene terephthalate / butylene terephthalate (molar ratio 1/1)) having a core portion of polyethylene terephthalate having a thread diameter of 0.148 mm and a sheath portion having a melting point of 144.degree. The core-sheath type composite monofilament yarn that is a mol% copolymer) In No. 6, false-twisted yarns of 170 decitex / 48 filament polyester black original multi-filament yarns were fed in an all-in thread and knitted. As connecting yarn A, a 170 d / 48 filament polyester black original multi-filament false twisted yarn is fed in 3 in 31 out to 筬 L4, and the same false twisted yarn 31 out 3 in is supplied to 筬 L5. Supplied and knitted. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted. After knitting, heat treatment was performed at 180 ° C. using a setter, and the stitches of the surface texture were fused to obtain the purifier filling bag of the present invention.
When the obtained purifying material filling bag body was attached to an air purifier in the same manner as in Example 1, it was a bag body with little deformation when emphasizing activated carbon particles and excellent shape retention, and was unpurified. Excellent purification performance without air generation.
[0036]
<Chain link 4>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 17, 16/0, 1/16, 17/1, 0 //
筬 L5: 0, 1/16, 17/1, 0/17, 16 //
筬 L6: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L7: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0037]
As a premise Example 4
Using a 14-gauge Russell knitting machine having two rows of needle beds, the knitting structure shown in the following chain link 5 is used for knitting, the main bag portion shown in FIG. 1 has a parallelogram shape, and six bag portions. Thus, a bag having a width of 400 mm connecting the front and back ground structures separated by 16 wales of the connecting yarn A was obtained.
Polyester monofilament yarn with a thread diameter of 0.143 mm is applied to the heel L1 forming the surface structure, and false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is used as the all-in thread respectively. The polyester monofilament yarn with a diameter of 0.143 mm is supplied to the heel L6 that forms the lining structure, and the false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is all-in to the heel L5. In order to supply anti-bacterial properties to the lining tissue and to provide a filter effect to prevent the particles of the purifier from entering the equipment side, an antibacterial agent is added to the polyester spun yarn 23rd single yarn to the heel L7 The supported antibacterial fibers were fed and knitted. As the connecting yarn A, copolymer L having a core part of polyethylene terephthalate on L4 and a melting point of 144 ° C. (ethylene terephthalate / butylene terephthalate (molar ratio 1/1) and 20 mol% of ε-caprolactone copolymer) A 110-dtex / 24-filament core-sheath type composite multifilament yarn was used as a core yarn, and a polyester spun yarn, 60th single yarn, was used as a covering yarn, and a knitted yarn was knitted with a 2-in-16-out yarn. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted. After knitting, heat treatment was performed at 180 ° C. using a setter to obtain the purifier filling bag of the present invention in which the connecting yarn A was integrally fused. The obtained purifying material filling bag body had antibacterial properties and was excellent in independence and shape retention of the bag portion.
[0038]
<Chain link 5>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 17, 16/0, 1/16, 17/1, 0 //
筬 L5: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L6: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
筬 L7: 1, 1/1, 0/1, 1/1, 2 //
[0039]
Example 5
Using a 14-gauge Russell knitting machine having two rows of needle beds, the knitting structure shown in the following chain link 6 is used for knitting, and the cross-sectional shape of the main bag portion shown in FIG. The connecting yarn A connects the front and back ground structures separated by 6 wales, the connecting yarn connects the front and back fabric structures continuously for 4 courses with the same wales, and the 20 courses from the next course are continuously unconnected. A purifying material filling bag of the present invention having a width of 400 mm was obtained. Polyester monofilament yarn with a thread diameter of 0.143 mm is applied to the heel L1 forming the surface structure, and false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is used as the all-in thread respectively. The polyester monofilament yarn with a diameter of 0.143 mm is supplied to the heel L7 to supply and form the lining structure, and the false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is all-in threaded to the heel L6. Supplied and organized. As the connecting yarn A, a false twisted yarn of 170 dtex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L4 with 2-in-16-out yarn feeding. As the connecting yarn B, a false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L5 with a feed of 1 in 17 out. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted.
The obtained purifying material filling bag is cut to a length of 300 mm, filled with activated carbon particles having a particle size of about 5 mm, sewn up and down, and the knitting direction is mounted on the air purifier as shown in FIG. Then, when air with ammonia odor was sent to practical use, it became air with no odor of ammonia odor and exhibited excellent purification performance.
[0040]
<Chain link 6>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 6, 5/0, 1/5, 6/1, 0 //
筬 L5: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 /
0, 0/0, 1/1, 1/1, 0/0, 0 /
0, 1/1, 1/1, 0/0, 0/0, 1 /
1, 1/1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 /
1,0 / 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 /
0, 0/0, 1/1, 1/1, 0/0, 0 /
0, 1/1, 1/1, 0/0, 0/0, 1 /
1, 1/1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 /
1,0 / 0, 1/0, 1/1, 0/1, 0 /
0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L6: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L7: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0041]
Example 6
Using a 14-gauge Russell knitting machine having two rows of needle beds, the knitting structure shown in the following chain link 7 is used for knitting, and the cross-sectional shape of the main bag portion shown in FIG. The connecting yarn A connects the front and back ground structures separated by 4 wales, the connecting yarn B connects the front and back textures continuously for 4 courses with the same wales, and 20 courses from the next course are continuously unconnected. Thus, the purifying material filling bag of the present invention having a width of 400 mm was obtained. Polyester monofilament yarn with a thread diameter of 0.143 mm is applied to the heel L1 forming the surface structure, and false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is used as the all-in thread respectively. The polyester monofilament yarn with a diameter of 0.143 mm is supplied to the heel L7 to supply and form the lining structure, and the false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn is all-in threaded to the heel L6. Supplied and organized. As the connecting yarn A, a false twisted yarn of 170 dtex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L4 with 2-in-16-out yarn feeding. As the connecting yarn B, a false twisted yarn of 170 decitex / 48 filament polyester black original multifilament yarn was knitted on the heel L5 with a feed of 1 in 17 out. On the heel L3 forming the connected tissue part of the ears at both ends, a 170 dtex / 48 filament polyester black original multi-filament yarn false twisted yarn was continuously fed into both ears and knitted.
The obtained purifying material filling bag is cut to a length of 300 mm, filled with activated carbon particles having a particle size of about 5 mm, sewn up and down, and the knitting direction is mounted on the air purifier as shown in FIG. Then, when air with ammonia odor was sent to practical use, it became air with no odor of ammonia odor and exhibited excellent purification performance.
[0042]
<Chain link 7>
筬 L1: 0, 0/3, 3/5, 5/3, 3 //
筬 L2: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 //
筬 L3: 1, 0/0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L4: 4, 3/0, 1/3, 4/1, 0 //
筬 L5: 1, 0/0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 /
0, 0/0, 1/1, 1/1, 0/0, 0 /
0, 1/1, 1/1, 0/0, 0/0, 1 /
1, 1/1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 /
1,0 / 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 /
0, 0/0, 1/1, 1/1, 0/0, 0 /
0, 1/1, 1/1, 0/0, 0/0, 1 /
1, 1/1, 0/0, 0/0, 1/1, 1 /
1,0 / 0, 1/0, 1/1, 0/1, 0 /
0, 1/0, 1/1, 0 //
筬 L6: 0, 0/0, 1/1, 1/1, 0 //
筬 L7: 3, 3/5, 5/3, 3/0, 0 //
[0043]
【The invention's effect】
Purifying material filling bag of the present invention Is a ream Yarn A connects diagonally between the front and back ground structures The connecting yarn B is intermittently connected in the course direction with the same wales and / or with wales separated within 2 wales. The bag part is formed so that it is filled with granular purification material. Can also minimize the deformation of the bag body, When the knitting direction is attached to the purification device with the knitting direction in the horizontal direction, even if there is a space in the upper part of the bag due to a change in the packing density of the purification material particles, the adjacent bag can be subjected to the purification action. An efficient purification device can be obtained.
[0044]
If the structure is such that the connecting yarns B that exist intermittently in the course direction and are connected by the same wales and / or two wales within two wales coexist, using the connecting fabric between the front and back ground structures as a ligature, Since deformation of the bag body at the time of filling the material particles can be suppressed to the minimum, generation of purification spots can be suppressed.
[0045]
When monofilament yarn is used for the ground structure of the purifying material filling bag of the present invention, the rigidity of the monofilament yarn gives firm hardness to the ground tissue, and swelling and deflection when the purifying material is filled into the bag body. Therefore, the shape of the bag portion and the bag body can be maintained, the purification spots can be reduced, and the purification accuracy can be improved.
[0046]
When binder fibers are used for the base structure of the purifying material filling bag of the present invention, the fibers constituting the yarns are fused together by heat treatment after knitting, or the yarns at the contact points of the yarns of the stitches. Can be fused, so that the deformation of the stitch can be prevented, the fall of the purifier filled with the deformation of the stitch can be prevented, and hardness is imparted to the ground structure, When the bag body is filled with a purifying material, shape deformation such as swelling and deflection is less likely to occur, the shape of the bag portion and the bag body can be maintained, purification spots can be reduced, and purification accuracy is improved. be able to.
When the binder fiber is used for the connecting yarn A, the fibers constituting the yarn can be fused, the connecting yarns A can be fused, and the fusion can be performed at the connection point with the ground structure. As a result, the independence of each bag portion can be increased, and the effect of preventing the purifier from moving between the bag portions through the connecting yarns A can be enhanced.
[0047]
When antibacterial fibers are used as the yarn constituting the purifying material filling bag of the present invention, it is possible to prevent the proliferation of various germs adhering during the purification action, and the germs are mixed in the purified air and water. It can be prevented, and it can be set as the purifier filling bag body which is excellent also in hygiene.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 of the present invention Assumption Purifying material filling bag Refusal It is a schematic diagram of a surface.
FIG. 2 of the present invention Assumption Purifying material filling bag Refusal It is a schematic diagram of a surface.
FIG. 3 of the present invention Assumption Purifying material filling bag Refusal It is a schematic diagram of a surface.
FIG. 4 is a typical cross-sectional schematic view of the purifying material filling bag of the present invention.
FIG. 5 is a typical cross-sectional schematic view of the purifying material filling bag of the present invention.
FIG. 6 is a typical cross-sectional schematic view of the purifying material filling bag of the present invention.
FIG. 7 shows the present invention. Assumption When using a purifier filling bag in a purifier Figure of It is.
FIG. 8 is a view showing an embodiment when the purifying material filling bag of the present invention is installed in a purifying device and used.
FIG. 9 is a view showing one mode when a purifying material filling bag body of a comparative example is installed and used in a purifying apparatus.
[Explanation of symbols]
A Connecting thread A
B Connecting thread B
1 Purifier filling bag
2 Surface organization
3 Lining organization
4 bags
5 Connection point between the outer fabric and connecting thread
6 Connection point of lining structure and connecting thread
7 Ear connection
8 Purification material
9 Forms for purifier bag
10 Cleaner space
11 Connecting thread
12 Purification material space

Claims

A bag body made of a knitted fabric having a plurality of bag portions in which the fabrics on the front and back sides are separated by the connecting yarn A, and the connecting yarn A that is connected by wales separated by 5 wales or more to form the bag portion, and the course direction The purifying material filling bag is characterized in that the front and back ground structures are connected to each other by the connecting yarn B which is intermittently present and connected by the same wale and / or a separated wale within 2 wales. .

A bag body made of a knitted fabric having a plurality of bag portions separated by a connecting yarn A between the front and back ground structures, and the connecting yarn A connected by wales separated by 3 wales or more to form a bag portion, and the course direction The purifying material filling bag is characterized in that the front and back ground structures are connected to each other by the connecting yarn B which is intermittently present and connected by the same wal and / or wales separated within 2 wales. .