JP3784447B2 - 有線駆動システムの誤動作防止装置 - Google Patents
有線駆動システムの誤動作防止装置Info
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、電動椅子の座席を自動昇降させたり、あるいは、椅子の背板を所定の角度傾斜したり、更に、ベッドの床面とか吊戸棚等の家具類を任意の高さ位置まで昇降させる駆動源を有線操作にて駆動する際、前記駆動源を駆動制御する制御装置と、この制御装置を操作するスイッチ手段との間に配線した信号線に短絡事故等の異常が生じたとき、直ちに電力の供給を中止して駆動源を停止させるようにした有線駆動システムの誤動作防止装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、駆動ロッドを直線状に往復駆動させて、例えば、電動椅子の座席や身体不自由者用ベッドの床面、更には、吊戸棚等の家具類を任意の高さ位置まで昇降させる駆動源として電動アクチュエータが広く使用されている。前記電動アクチュエータは、一般に電動機により減速装置を介して減速回転するねじ軸に、ナット部材を介して駆動ロッドを連結し、前記駆動ロッドを、前記ねじ軸による回転運動を直線運動に変換して直線移動できるように構成されている。
【0003】
次に、前記電動アクチュエータを例えば、寝たきりの療養者とか身体不自由者等が使用する電動式のベッド装置に実施した例を図5によって説明する。図5において、前記ベッド装置1は背床フレーム2と座床フレーム3と下床フレーム4とに分割されてフレーム体5を構成し、前記背床フレーム2と座床フレーム3には背床及び座床マットを兼ねたマット体6が、又、下床フレーム4には下床マット体6aをそれぞれ敷設して、前記背床フレーム2及び下床フレーム4が、個々に上方及び下方に所定の角度で起伏動作できるように構成されている。
【0004】
前記電動式のベッド装置1は、患者にとっても、介護者にとっても、楽なベッド生活を営む上で、又、看護上の労力軽減から大変効果があり、しかも、操作に当っては患者の手許で操作スイッチを操作することにより、容易にベッド装置1を起伏,昇降作動させることができ利便である。そして、前記ベッド装置1の背床フレーム2,下床フレーム4を起伏させる装置としては、一般に床部起伏機構がベッド装置1の下側に具備されており、本例では図5に示すように、背床フレーム2を起伏させる背床起伏機構7のみ示す。この背床起伏機構7としては、一般に前述した回転運動を直線運動に変換する電動アクチュエータ8が使用されており、その取付けは例えば図5で示すように、フレーム体5の下側において、電動アクチュエータ8の基端部を座床フレーム3に垂設した取付体3aに、ねじ軸の回転によって直線移動する駆動ロッド9の先端側は、背床フレーム2に取付けた作動腕10にそれぞれ枢着されている。
【0005】
なお、図5においては特に図示していないが、前記電動アクチュエータ8は背床フレーム2を駆動する他に、下床フレーム4を座床フレーム3の図示しない枢支部を中心として所定の角度起伏させる場合とか、ベッド装置1を上下方向に所定の寸法分昇降する場合を含めて、ベッド装置1には最低3台取付けられているが、この従来技術の説明では以下その代表例として、背床フレーム2を起伏させる背床起伏機構7に実施した場合について説明する。
【0006】
次に前記背床起伏機構7を駆動する電動アクチュエータ8を操作する場合について説明する。図5,6で示すように、ベッド装置1上の患者あるいは介護者の手の届く位置には、ベッド装置1を変位・移動調節するためのスイッチ手段11を収容するスイッチボックス12が配設され、ベッド装置1床部の電動アクチュエータ8側には、該電動アクチュエータ8に駆動電力を供給する指令信号を出力するためのコントローラ13を収容した制御装置14が取付けられている。又、前記スイッチ手段11と制御装置14とは、図7で示すように、複数の信号線L1〜L7 によって電気的に接続されている。
【0007】
つづいて、前記スイッチ手段11と制御装置14内のコントローラ13の構成を概略的に説明する。一般に電動家具類は安全性を考慮してスイッチを投入しているときのみ作動することが基本となっている。このため、図7においてスイッチ手段11は、所要数の例えば、モーメンタリタイプのスイッチS1〜S6を具備して構成されており、これら各スイッチS1〜S6はそれぞれ個々に信号線L1〜L6によって接続されている。又、信号線L1〜L6に並行するL7は前記の各スイッチS1〜S6と直列接続する共通線(接地線)としてスイッチ手段11から導出されている。
【0008】
一方、制御装置14側のコントローラ13は、前記スイッチ手段11との間で信号線L1〜L6を介して種々の信号のやり取りを行う入出力インターフェース(I/O)15と、演算処理を行うCPU16とによって構成され、前記CPU16の出力端(コントローラ13の出力端)には、前記CPU16からの指令信号に基づき電動アクチュエータ8に駆動電力の供給/遮断制御を行う駆動回路17が接続されている。そして、前記制御装置14とスイッチ手段11は、CPU16,入出力インターフェース15を介して前記信号線L1〜L6により接続されており、又、前記スイッチ手段11からはスイッチS1〜S6と直列的に接続した共通線L7が導出され、制御装置14内の図示しない部位に接地接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前記スイッチ手段11と電動アクチュエータ8側に設けた制御装置14とは、前記のように信号線L1〜L6と共通線L7とを用いた有線方式で電気的に接続されているので、今、例えば、ベッド装置1の背床フレーム2を図5の状態から図6で示す所定の角度で起す場合は、スイッチ手段11のスイッチS1を投入すると、このスイッチS1が接続された信号線L1を介して操作信号が入出力インターフェース15の入力端子に出力され、前記入出力インターフェース15の入力端子の電圧が変化(例えば、信号線L1が接続される入出力インターフェース15の入力端子の電圧が通常5Vであるものが0Vに変化する。図8(a)参照)し、これに基づきスイッチ手段11から操作信号が制御装置14に送出され、この制御装置14において、前記操作信号に対応した指令信号がコントローラ13のCPU16から駆動回路17に出力され、前記指令信号に対応する駆動電力を電動アクチュエータ8に供給して、ベッド装置1の背床フレーム2を起床する。
【0010】
次に前記背床フレーム2の起床動作を停止する場合、即ち、電動アクチュエータ8の駆動を停止させるときは、前記スイッチS1の投入状態を解除すると、信号線L1には前記スイッチ手段11からの操作信号の出力が解除されるため、入出力インターフェース15の入力端子の電圧は、例えば、0Vから再び5Vに変化する。この結果、コントローラ13から駆動電力供給の指令信号の出力が停止されるため、電動アクチュエータ8は通電が断たれて駆動を停止し、背床フレーム2の起床動作を中止する(図8(a)参照)。
【0011】
そして、前記の状態で、今、信号線L1〜L6と共通線L7とが、何等かの理由、例えば、ベッド装置1の駆動部の隙間に挟み込まれたり、あるいは、外力が加えられたり、更には、信号線の絶縁劣化等により損傷して、例えば、信号線L2と共通線L7とが短絡すると、短絡電流は図7において時計方向に流れるため、信号線L2が接続される入出力インターフェースの入力端子の電圧は、図8の(b)で示すように、0Vに変化する。この短絡現象は人為的なスイッチS2の投入・遮断に関係なく、スイッチS2が実質的に投入された状態となる。
【0012】
即ち、スイッチS2を人為的に投入しなくても、信号線L2と共通線L7との前記短絡現象に伴い、実質的にスイッチS2が投入されたのと同じ状態となって、前記信号線L2に接続される入出力インターフェース15の入力端子の電圧は変化する(例えば、通常5Vであるものが0Vに変化する)。この結果、コントローラ13はスイッチS2が投入されたと判断して駆動回路17にCPU16から指令信号が出力され、駆動源たる電動アクチュエータ8に駆動電力が供給されてこれを駆動させることになる。
【0013】
前記スイッチS2が背床フレーム2を起床状態から図5に示す水平状態に復帰させる役割のスイッチであるとすれば、背床フレーム2は操作者(患者等)の意志に反して水平状態に戻る方向に回動する。従って、例えば、背床フレーム2に凭れかけてベッド装置1上に座っていた患者は、前記背床フレーム2の予期しない駆動に驚くことはもとより、手足等体の一部や衣服等をベッド装置1のリンク部で誤って挟み込む等のおそれがあった。
【0014】
特に、患者がベッド装置1上に横たわっているときに、背床フレームが急に起床したり、ベッド装置1が不意に昇降したりすると、ベッド上の患者はもとより介護人も驚嘆するばかりか、ベッド装置1の駆動部に挟まれたりして身体の一部や荷物等を損傷させるおそれがあった。更に、信号線L1〜L6はスイッチS 1 〜S 6 個々に接続されているため、多数本となり接続作業に手間がかかるばかりか非常に不経済であった。
【0015】
本発明は、前記の問題点に鑑み、スイッチ手段の各スイッチと電動アクチュエータ等の駆動源を駆動制御するコントローラとを、有線である複数の信号線により接続し、前記信号線や共通線が踏付けられたり機器の隙間に挟みつけられたりして損傷して、前記各スイッチを接続した信号線と共通線とが接触して短絡事故が生じた場合、制御装置からの指令信号によって駆動源が不意に作動するのを確実に阻止するようにした有線駆動システムの誤動作防止装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の操作スイッチを備えたスイッチ操作手段を、それぞれ操作スイッチの複数個を1組として所定組数具備して構成し、前記各組の操作スイッチの一方端を、これら操作スイッチの組総数と同数配設した電流逆流阻止用のダイオードのアノードにリード線を介して接続し、カソード側は制御装置内のコントローラに共通線(コモン)を介して接続する。一方、前記各組の操作スイッチの他方端は各組毎に引出線を用いて並列接続するとともに、前記並列接続した各接続線の共通する接続点に信号線を接続してこれをコントローラに接続することによって、スイッチ操作手段と制御装置のコントローラとを電気的に接続する。
【0017】
又、前記制御装置内のコントローラは、前記スイッチ操作手段の各操作スイッチに対して種々の信号のやりとりを行うスイッチング素子を内蔵した入出力インターフェースと、この入出力インターフェースと接続されてその入力電圧を監視し、その入力電圧が設定電圧に維持されているか否かによって、駆動源に対して駆動電力の供給/遮断制御のための指令信号を出力するCPU(中央演算処理装置)と、このCPUからの指令信号に基づき駆動源に対して駆動電源の供給・遮断を行うための駆動回路とを備えて構成されている。
【0018】
【作用】
本発明は、スイッチ操作手段と制御装置のコントローラとの間に配線接続した複数の信号線において、ある信号線と、各組の操作スイッチを逆流阻止用のダイオードを介して入出力インターフェース内のスイッチング素子と接続する共通線との間で、例えば、信号線と共通線とを圧潰したり、導電性液体の侵入等によって短絡事故が生じた場合、前記短絡している共通線が接続されている入出力インターフェースの入力端の電圧が0Vになるとともに、この共通線と短絡している信号線の入出力インターフェースの入力端も0Vとなって、短絡電流が信号線と接続されるスイッチング素子を介してアース(グランド)側に流れる。この際、CPUは入出力インターフェースの各共通線,信号線が接続する入力端の電圧を常時監視しており、前記のように共通線が短絡によりその入力端の電圧が降下したことを検出すると、信号線に短絡事故が発生したと判定する。
【0019】
この結果、前記コントローラはCPUからの指令によって作動せず、これによって駆動源が不意に動作することによって、ベッド装置や吊戸棚等の家具類が操作スイッチを操作していないのに勝手に作動するという弊害を確実に回避することができる。
【0020】
又、本発明は、複数個の操作スイッチを1組として、これら各組の操作スイッチの一方端を逆流阻止用のダイオードにリード線を介して接続し、前記ダイオードからは共通線を介して入出力インターフェースのスイッチング素子に接続し、しかも、前記操作スイッチの入出力インターフェース側には、信号線が複数個の操作スイッチを個別に接続する各接続線の共通する接続点と接続して、入出力インターフェースのスイッチング素子に接続されているので、これにより、前記信号線は少ない本数でスイッチ操作手段と、コントローラとを接続することが可能となり、信号線の結線作業が簡易に、かつ、経済的に行うことができる。又、信号線の本数は操作スイッチの数の半分以下にすることができるため、スイッチ操作手段と制御装置との結線を簡素化することができる。
【0021】
更に、本発明は、スイッチ操作手段の所要の操作スイッチを操作した場合、正常時に流れる操作信号(電流)は入出力インターフェースから信号線→操作スイッチ→リード線→ダイオード→共通線→入出力インターフェースに流れるが、共通線と信号線とが短絡した場合、その短絡電流は前記の正常時とは逆に、入出力インターフェース→共通線→信号線→入出力インターフェースの順で流れる。即ち、逆流阻止用のダイオードを介さず正常時とは逆方向に流れるため、この電流を検出することにより、容易に、かつ、確実にスイッチ操作手段と制御装置との間で短絡事故が発生したことを把握することができる。このように、入出力インターフェースとスイッチ操作手段との間で、正常時に流れる電流(操作信号)と短絡時に流れる短絡電流とを双方向で流すように構成したので、前記電流の流れる方向を検出することにより、容易に短絡電流の検出が行い得、利便である。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1ないし図4によって説明する。なお、本発明は、例えば、身体不自由者用ベッド装置の駆動源を必要に応じて、有線により駆動制御する制御装置に実施した例について説明する。そして、前記駆動源である電動アクチュエータ及びこの電動アクチュエータにより駆動するベッド装置については、図5,6を引用して説明する。
【0023】
図1において、21は駆動源である電動アクチュエータ8を駆動操作するスイッチ操作手段であり、22はスイッチ操作手段21の操作信号によって駆動源となる電動アクチュエータ8を駆動制御するコントローラを示す。スイッチ操作手段21は図5,6に示すように、ベッド装置1近傍において患者あるいは、介護者が操作しやすい場所に設置したスイッチボックス12に取出し自在に収容されている。又、コントローラ22も同じく図5,6に示す電動アクチュエータ8の基端部後縁側に設置した制御装置23内に収容保持されている。
【0024】
次に前記スイッチ操作手段21の構成を説明する。このスイッチ操作手段21は図1で示すように、例えばベッド装置1(図5参照)の背床フレーム2や下床フレーム4、あるいは、ベッド装置1自体を傾斜あるいは昇降駆動操作するための操作スイッチS11〜S19を、所要数(本例では9個)縦方向に並列接続可能な状態で配列することにより構成されている。
【0025】
そして、前記操作スイッチS11〜S19は図1で示すように、3個を1組として第1,第2,第3のスイッチ群a,b,cを形成するとともに、各スイッチ群a〜cの一方は、それぞれ1組づつリード線d,e,fと個別に接続させた状態で、逆流阻止用のダイオードD1〜D3のアノード側に接続されている。即ち、各スイッチ群a,b,cの操作スイッチS11,S14,S17はリード線dに、操作スイッチS12,S15,S18はリード線eに、操作スイッチS13,S16,S19はリード線fにそれぞれ接続されている。一方、前記ダイオードD1〜D3のカソード側は、それぞれ共通線L11〜L13を介してコントローラ22内の入出力インターフェース(I/O)25の入力端子側に設けた第1〜3のスイッチング素子(本例ではエミッタ接地のトランジスタを使用)u,v,wに接続されている。
【0026】
この結果、第1のスイッチ群aはリード線d→ダイオードD1→共通線L11を通じて入出力インターフェース25の第1のスイッチング素子uに接続し、以下第2のスイッチ群bは、リード線e→ダイオードD2→共通線L12→スイッチング素子vに、第3のスイッチ群cは、リード線f→ダイオードD3→共通線L13→スイッチング素子wにそれぞれ接続されている。又、前記第1〜第3のスイッチング素子u〜wと共通線L11〜L13との接続点P1〜P3は、それぞれ図示しない電源装置の所要の定電圧電源Vcc(5V)にダイオード及び抵抗を介して接続されている。
【0027】
つづいて、操作スイッチS11〜S19の他方、即ち、各スイッチ群a,b,cの他方は図1で示すように、例えば、第1のスイッチ群aを構成する3個の操作スイッチS11〜S13からそれぞれ導出した接続線g1を並列接続し、この接続点に信号線L14を接続する。以下、同様にして第2,第3のスイッチ群b,cを構成する操作スイッチS14〜S16,S17〜S19は、それぞれ接続線g2,g3を用いて並列接続し、これら接続線g2,g3のそれぞれの接続点に信号線L15,L16を接続する。そして、前記信号線L14〜L16はそれぞれ入出力インターフェース25の入力端子側に設けたスイッチング素子xに個別に接続する。即ち、図3で示すように、信号線L14〜L16はそれぞれダイオードを介してスイッチング素子xに並列接続されている。このように、スイッチ操作手段21と制御装置23のコントローラ22とは、本実施例においては3本の共通線L11〜L13及び信号線L14〜L16とによる有線方式によって電気的に接続されている。
【0028】
一方、制御装置23内のコントローラ22は、図1で示すように、前記スイッチ操作手段21との間で共通線L 11 〜L 13 ,信号線L 14 〜L16を介して所要の信号のやりとりを行うスイッチング素子u,v,w,xを内蔵した前記入出力インターフェース25と、この入出力インターフェース25の入力情報に基づいて、前記共通線L11〜L13,信号線L14〜L16とスイッチング素子u〜xとの接続点(図2,3参照、但し、図2において共通線L12,L13の接続点は省略)P1〜P6の入力電圧を検出し(この場合、スイッチング素子u〜xを順次一定の周期でONさせて検出する)、この入力電圧に基づいて演算処理を行い、電動アクチュエータ8への通電・停止の指令信号を出力するCPU16とによって構成されている。又、コントローラ22の出力端には、前記CPU16からの指令信号に基づき、電動アクチュエータ8に駆動電力を供給/遮断制御を行う駆動回路17が接続されており、その出力端には駆動源となる電動アクチュエータ8が接続されている。
【0029】
なお、本実施例では説明を行わないが、下床フレーム4を駆動する電動アクチュエータ及びベッド装置1を昇降駆動する電動アクチュエータにも、前記各電動アクチュエータを駆動制御するための駆動回路17が、前記コントローラ22の出力端にCPU16と電気的に接続されて具備されていることは言うまでもない。又、図2は入出力インターフェース25において、共通線L11(L12,L13は省略)とスイッチング素子u(v,wは省略)との接続状態の詳細を示すものである。
【0030】
更に、図3においては、信号線L14〜L16とスイッチング素子xとの接続関係の詳細を示し、この図3の場合、スイッチング素子xは図1に対して1個用いた例を示しているが、図1ではスイッチ操作手段21とコントローラ22との接続関係を説明するうえから、作図上スイッチング素子xを3個図示して表現してあるものの、実質的には図1で示すスイッチング素子xは、図3で示すスイッチング素子xと同一(図3に示す1個のスイッチング素子)であることは言うまでもない。なお、図3において、信号線L14〜L16とスイッチング素子xとの各接続点P4〜P6は、図示しない電源装置の定電圧電源Vcc(5V)にダイオード及び抵抗を介して接続されている。
【0031】
次に、本発明の動作について説明する。本発明は例えば、身体不自由者用ベッド装置1の駆動装置に実施した例について説明するもので、今、例えば、図5で示すように、背床フレーム2が水平状態にあるとき、ベッド装置1の使用者(患者)がベッド上で背床フレーム2を所定の角度起立させてベッド装置1上で座るような場合、即ち、ベッド装置1の背床フレーム2を図6で示すように、所定の角度で起す場合は、例えば、第1のスイッチ群aの操作スイッチS11を投入して行う。
【0032】
この際、入出力インターフェース25に内蔵されているスイッチング素子xがOFFしていると、操作スイッチS11が接続されている信号線L14には、図3で示すように、定電圧電源Vccが操作信号として取り出される。そして、前記操作スイッチS 11 が投入されているときに入出力インターフェース25に内蔵されているスイッチング素子uがONすると、入出力インターフェース25の信号線L14と接続されている入力端子(図3の信号線L14が定電圧電源Vccとの間で接続されている接続点P4)で検出される電圧は、前記操作スイッチS11 が投入されていることによって0V(“L”レベル)であることがCPU16によって確認される。この場合、信号線L15,L16と接続されている入出力インターフェース25の入力端子(接続点P5,P6)は、該当する操作スイッチS14〜S19が投入されていないので、信号線S14〜S16が共通のスイッチング素子xに接続されていても“H”レベルとなっている。
【0033】
このように、操作スイッチS11を投入すると、CPU16は入出力インターフェース25の共通線L11と信号線L14が接続されている前記入出力インターフェース25の入力端子の接続点P1,P4の電圧を、スイッチング素子uがON、スイッチング素子xがOFFしたとき検出し、前記接続点P1 ,P 4 の電圧が0V(“L”レベル)であることを確認すると、定電圧電源Vccからの電流は図1,図3に示すように、入出力インターフェース25の入力端子の接続点P4から、信号線L14→接続線g1→操作スイッチS11→リード線d→逆流阻止用のダイオードD1→共通線L11を経て入出力インターフェース25に時計方向回りで流れ、スイッチング素子uがCPU16の指令で“L”レベルになったとき(ONしたとき)のみ入出力インターフェース25外に流れるため、前記CPU16によって信号線L14は正常な状態で操作スイッチS11のみが投入されたことを確認することができる。
【0034】
この際、第2のスイッチ群bの操作スイッチS14〜S16あるいは第3のスイッチ群cの操作スイッチS17〜S19のいづれかを投入したときに、入出力インターフェース25の入力端子の接続点P2,P3が“L”レベルで、接続点P5,P6も“L”レベルであることをCPU16が検出すれば、前記同様にCPU16は信号線L15,L16が正常であることを確認することができることは言うまでもない。このように、コントローラ22のCPU16により、前記投入した操作スイッチS 11 を接続した信号線L 14 が正常であると判断すると、コントローラ22のCPU16からは、前記信号線L14を通じて送出される操作信号と対応した指令信号を駆動回路17に出力し、その指令信号に対応する駆動電力を電動アクチュエータ8に供給して、ベッド装置1の背床フレーム2を起床する。
【0035】
次に、電動アクチュエータ8の駆動を例えば、図6で示す傾斜位置で停止させる場合は、操作スイッチS11の投入を解除すればよい。操作スイッチS11を開放すると、信号線L14の入出力インターフェース25の入力端子の接続点P4と共通線L11の接続点P1には、前記操作スイッチS11の開放に伴い定電圧電源Vccからの電流が前記信号線L14及び共通線L11に流れないためである。このため、CPU16は前記入出力インターフェース25の入力端子の接続点P 4 で検出される電圧が、スイッチング素子uのON時においても“H”レベル(5V)であることを確認することができるため、前記信号線L14は正常な状態で操作スイッチS11を開放したことになる。
【0036】
従って、コントローラ22のCPU16からの指令信号の出力が停止され、電動アクチュエータ8は通電が断たれてその駆動を停止する。この結果、背床フレーム2は図6で示すように、操作スイッチS11の投入を解除した時点でその起床動作を中止する。なお、信号線の正常時とは、信号線L14〜L16と共通線L11〜L13とが導通(短絡)していないことを示している。
【0037】
つづいて、前記の状態で、スイッチ操作手段21と制御装置23のコントローラ22とを有線方式で接続している信号線L14〜L16のうち、例えば、信号線L14と共通線L11又は共通線L12,L13とが外力等によって損傷し、これが原因で前記信号線L14と、例えば、共通線L11とが導通(短絡)状態となった場合について説明する。前記のように、信号線L14と共通線L11とが短絡していた場合、コントローラ22のCPU16からの指令で入出力インターフェース25のスイッチング素子uがOFF(遮断)、スイッチング素子xがON(投入)されると、信号線L14と共通線L11とが導通しているため、共通線L11の接続点P1は“L”レベル(0V)であることをCPU16は検出する。
【0038】
この結果、入出力インターフェース25のスイッチング素子xはCPU16からの指令でONしたとき、前記CPU16は定電圧電源Vccからの電流が入出力インターフェース25の入力端子の接続点P1からダイオードD1により逆流が阻止されて、短絡している共通線L11→信号線L14→入出力インターフェース25に内蔵したスイッチング素子xのルート、即ち、反時計方向回りで入出力インターフェース25外に流れることを認識し、これにより、信号線L14が「短絡」していることを確認する。このように、CPU16は一定周期でスイッチング素子u〜xに対して順次ON,OFF指令を行い、スイッチング素子xのON時に共通線L11が接続する入出力インターフェース25の入力端子の接続点P1の電圧を検出し、この検出電圧が“L”レベル(0V)である場合、信号線L14と共通線L11とが短絡状態であることを確認することができる。
【0039】
前記の状態ではコントローラ22のCPU16は、共通線L11〜L13の接続点P1〜P3において“H”レベル(5V)の電圧を検出することができず、この時点で「異常」と判断することになる。この場合も前述と同様に、コントローラ22のCPU16は前記の異常判断を例えば、8回繰り返して検出精度の確実性を高めている。
【0040】
従って、コントローラ22のCPU16は、信号線L14に発生する信号(データ)が異常であると判断し、正常時に例えば、操作スイッチS 11 を投入したときに対応する指令信号の出力を駆動回路17に出力しない。このため、駆動源はスイッチ操作手段21の投入,遮断操作に関係なく、OFF状態を維持して駆動源である電動アクチュエータ8が、信号線L14の短絡現象により不意に駆動するという問題を確実に回避して安全性を確保する。この結果、図6に示すベッド装置1の背床フレーム2が前記信号線L14の短絡により伏床方向あるいは起床方向に不意に動作して、ベッド装置1上の患者を驚嘆させたり、これによって患者等にベッド装置1に対する不快,不信感を与えるといった問題を確実に解消することができる。
【0041】
前記信号線L14の短絡に際して駆動源が作動しない異常時のメカニズムを、図4に示すフローチャート図によって再度説明する。前記のように、信号線L14が共通線L11との間で短絡すると、信号線L14〜L16はそれぞれ入出力インターフェース25の入力端子の接続点P4〜P6が図3で示すように、すべて定電圧電源Vccと接続されている関係上、図4のステップS101によって前記信号線L14〜L16の前記接続点P4〜P6は“L”レベル(0V)となる。一方、共通線L11〜L13においては、ステップS102においてデータの取り込みを行い、前記信号線L14と短絡している共通線L11の接続点P1は“L”レベル(0V)となるものの、共通線L12,L13は信号線L14とはもとより信号線L15,L16とも短絡していないため、接続点P2,P3は“H”レベル(5V)となっている。
【0042】
ステップS102にて取り込んだデータは、誤動作を阻止するためにステップS103で複数回、例えば、8回ステップS102で取り込んだデータと照合し、前記ステップS103での照合の結果、8回とも同じ照合結果であれば次のステップS104にそのデータを送る。又、8回照合した結果、データが一致しない場合は再度スタート地点にもどり再確認を行う。ステップS103からステップS104に送られたデータは、現在のスイッチ操作手段21の状態を示すものとしてステップS102から次のデータが出力されるまで一時保管する。そして、ステップS104から送られたデータが異常時のデータか否かはステップS105で判定を行い、異常時のデータと判定すれば共通線L11と信号線L14とが短絡したとして「異常」と判定し、駆動電力の供給を電動アクチュエータ8に対して断つ。
【0043】
一方、異常時のデータと異なる場合は、ステップS105で正常と判断されて、電動アクチュエータ8への電力の供給がいつまでも行えるようになっている。この場合は、何等かの理由によって共通線L11と信号線L14との短絡状態が解消された場合である。しかし、前記のように、ステップS105において保存データと一致しているため、「要(YES)」とCPU16が判定すれば、CPU16から駆動源である電動アクチュエータ8に電力を供給することがないので、電動アクチュエータ8が不意に駆動してベッド上で休んでいる患者や付添いの介護者等を驚かせたり、不安に陥れるといった問題を良好に回避することができる。
【0044】
なお、信号線L14〜L16や共通線L11〜L13が断線した場合は、スイッチ操作手段21を投入しても入出力インターフェース25の各入力端子が“H”レベルに固定されているので、電動アクチュエータ8は動作しない。
【0045】
なお、本発明は、ベッド装置1の背床フレーム2を起伏する場合に用いる、駆動源としての電動アクチュエータ8を動作させる場合の実施例について説明したが、これに限らず下床フレーム4の起伏動作及びベッド装置1の昇降動作に用いる電動アクチュエータ8にも実施できることは勿論、電動椅子、電動吊戸棚等各家具類を電動駆動する有線方式の駆動装置の誤動作防止手段にも適用できることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、複数の操作スイッチを具備したスイッチ操作手段と、駆動源に駆動信号を出力するコントローラを内蔵した制御装置とを複数の信号線及び逆流阻止用のダイオードを具備した複数の共通線により接続し、前記複数の共通線及び信号線が接続するコントローラの入出力インターフェースには、操作スイッチの投入時は操作信号が信号線→操作スイッチ→ダイオード→共通線の順序でコントローラに入力され、前記共通線と信号線とが短絡していた場合は、短絡電流を前記とは逆に短絡している共通線から信号線を介してコントローラに入力させない手段が具備されているため、即ち、電流を信号線の正常時と短絡時においては、全く逆方向に流すことができるように構成されているので、前記電流の流れる方向を監視していることによって、容易に信号線の状況を把握することができ利便である。
【0047】
しかも、前記信号線に何等かの異常(短絡)が生じたときは、スイッチ操作手段の投入・遮断にかかわらず、コントローラから駆動源にこれを駆動するための指令信号を出力しない結果、駆動源は信号線に短絡事故等の異常事態が生じても駆動することが全くないので、駆動源が例えば、身体不自由者介護用のベッド装置の駆動源であっても、前記ベッド装置は動作することがないため、ベッドの一部が不意に作動して患者,介護人に不安感や不快感を与えるといった問題を確実に解消することができる。
【0048】
又、スイッチ操作手段と制御装置とを接続する信号線は、複数の操作スイッチを備えて1組とした組毎に1本づつ取付けられているので、即ち、操作スイッチ1個につき1本づつ設ける必要がないため、スイッチ操作手段と制御装置との接続作業を簡易に、かつ、経済的に行うことができる。更に、信号線の本数を減らすことによって、共通線との短絡事故も抑制することができるので、信号線の存在によって生ずる問題を合理的に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の有線駆動システムの誤動作防止装置を概略的に示す回路図である。
【図2】 共通線とスイッチング素子との接続関係の詳細を示す回路図である。
【図3】 同じく、信号線とスイッチング素子との接続関係の詳細を示す回路図である。
【図4】 誤動作防止装置の概略的な動作を説明するフローチャート図である。
【図5】 本発明装置を例えば、介護用のベッド装置に実施した例を示すもので、本図はベッド装置の背床フレームが水平状態にある場合の説明図である。
【図6】 同じく、ベッド装置の背床フレームが所定の角度起立している状態を示す説明図である。
【図7】 従来の有線駆動システムを概略的に示す電気回路図である。
【図8】 従来の有線駆動システムの動作状況を示すもので、図中(a)は正常時を、図中(b)は異常時の状況を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 ベッド装置
2 背床フレーム
8 電動アクチュエータ
9 駆動ロッド
10 作動腕
11,21 スイッチ手段
13,22 コントローラ
14,23 制御装置
15,25 入出力インターフェース
16 CPU
L11〜L13 共通線
L14〜L16 信号線
Claims (2)
- 電動駆動する駆動装置を任意に駆動操作する複数の操作スイッチを備えたスイッチ操作手段と、前記駆動装置に電力を供給する指令信号を出力するコントローラを内蔵した制御装置とを、複数の信号線とこの信号線にスイッチ操作手段と逆流阻止用のダイオードとを介して接続した共通線とによって電気的に接続し、かつ、前記共通線及び信号線と接続するスイッチング素子を所定数配設した入出力インターフェースを備え、この入出力インターフェースには、更に、信号線の正常時は操作スイッチの投入により操作信号が信号線,操作スイッチ,ダイオード,共通線の順序でコントローラに入力され、信号線と共通線との短絡時は、操作スイッチの投入の有無にかかわらず、前記と逆の順序で短絡電流を、共通線,信号線及び信号線と接続するスイッチング素子を介してコントローラに入力させない手段を具備させたことを特徴とする有線駆動システムの誤動作防止装置。
- 前記スイッチ操作手段は、複数個の操作スイッチを1組としてこれを複数組備え、前記各組の操作スイッチは接続線により個々に並列接続し、前記並列接続した各組の操作スイッチを、各組毎に1本の信号線にて制御装置と接続するようにしたことを特徴とする請求項1記載の有線駆動システムの誤動作防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02050796A JP3784447B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 有線駆動システムの誤動作防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02050796A JP3784447B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 有線駆動システムの誤動作防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09187341A JPH09187341A (ja) | 1997-07-22 |
JP3784447B2 true JP3784447B2 (ja) | 2006-06-14 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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-
1996
- 1996-01-10 JP JP02050796A patent/JP3784447B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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JPH09187341A (ja) | 1997-07-22 |
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