JP3784375B2 - 脳波測定用ヘルメット - Google Patents

脳波測定用ヘルメット Download PDF

Info

Publication number
JP3784375B2
JP3784375B2 JP2003049783A JP2003049783A JP3784375B2 JP 3784375 B2 JP3784375 B2 JP 3784375B2 JP 2003049783 A JP2003049783 A JP 2003049783A JP 2003049783 A JP2003049783 A JP 2003049783A JP 3784375 B2 JP3784375 B2 JP 3784375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical electrode
advance
paste
helmet
retreat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003049783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004254953A (ja
Inventor
久幸 小川
直樹 音成
仁 西本
祥一 中島
Original Assignee
株式会社ジャパンアクアテック
株式会社西日本流体技研
中島ノズル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジャパンアクアテック, 株式会社西日本流体技研, 中島ノズル株式会社 filed Critical 株式会社ジャパンアクアテック
Priority to JP2003049783A priority Critical patent/JP3784375B2/ja
Publication of JP2004254953A publication Critical patent/JP2004254953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3784375B2 publication Critical patent/JP3784375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脳波の計測を行うときに着用する脳波測定用ヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化が急速に進む現代において、アルツハイマー性等痴呆症の患者は、今後ますます増大すると予想されている。現在、この痴呆症の発症への対応は、MRI(magnetic resonance imaging:磁気共鳴映像法)や脳血流シンチグラフィー等の診断のみによって行われている。これらの診断は、非常に高価な医療装置を用いて行われる。
【0003】
最近、アルツハイマー痴呆を回避する研究が進められており、アルツハイマー痴呆の早期の段階(すなわち脳機能の変化の段階)に、過剰なストレスを除去し、脳に心地良い刺激を与えれば、脳内のニューロンの増産能力が回復することが、複数の大学の研究機関によって指摘され始めている。
【0004】
また、本出願人は、医療機関、大学および地域企業の連携と、地域住民の協力によって、アルツハイマー痴呆を早期発見し、温水流リハビリを施すことにより、正常者へ回復することを脳波測定により確認している。
【0005】
脳波を測定するときには、頭部に複数の電極を取り付けてから行う。この電極には、電解質のペーストを介して頭皮に接触させる円形の皿電極と、頭皮に刺して使用される針電極がある。針電極の方が感度がよいが、振動によりケーブルからノイズが混入することがあり、また、針先の消毒を徹底する必要があり、取り扱い性に優れる皿電極が多く用いられている。
【0006】
このような皿電極を、検査のたびに位置を合わせて頭部に取り付けるには多大な時間が必要となる。このような位置合わせの手間を省くため、また、接点センサの振動によるずれを解消する脳波測定用ヘルメットが考案されている(例えば、特許文献1参照。)。この脳波測定用ヘルメットは、エアバッグで外周を支持された複数の円板状の電極をヘルメットの内部に備え、ヘルメットの外側からペースト状の電解質を注入して電極と頭皮を接触させる構造である。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−115451号公報 (第2−3頁、第4図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたヘルメットでは、エアバッグで円板状の電極の外周を支持する構造となっているため、電極の頭皮に対する接触圧力を調整するときには、エアバッグに送入する空気の量を調整することになるが、各電極の接触圧力を個別に調整することができないという問題がある。
また、エアバッグが頭皮全体を押圧することになり、頭部の血流が通常の状態と異なる状態になるため、定常状態の脳波を測定することが困難になる。
【0009】
そこで本発明が解決しようとする課題は、頭部への負担を小さくして電極の接触圧力を個別に調整できる脳波測定用ヘルメットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の脳波測定用ヘルメットは、頭部を覆う外皮部と、この外皮部の複数箇所に配置され、頭皮に接触して脳波を測定するセンサ部材とを備えた脳波測定用ヘルメットにおいて、前記センサ部材は、前記外皮部から内側に進退可能な進退手段と、前記進退手段の先部に設けられた筒状電極とを備え、前記筒状電極には、頭皮に電解質のペーストを自動的に供給するペースト供給手段が接続されている。
【0011】
進退手段は、気体や液体によって進退するシリンダや、電気モータによって進退するねじ機構を用いることができる。また、ばね等の付勢手段とストッパとの組み合わせを用いることもできる。
【0012】
ペースト供給手段は、進退手段の動力源と同じものを用いることができ、また、他の動力源を用いることも可能である。ペースト供給手段には、ペーストを筒状電極の内部を通過させて供給するものの他、予め筒状電極の内部に貯留したペーストを供給するものも含まれる。
【0013】
筒状電極を用いているので、皿状電極のように頭皮との接触面積が大きくならず、針状電極のように頭皮との接触面積を小さくできる。また、進退手段で押圧するので、針状電極のように頭皮に差し込まなくても接触圧力を保持できる。
筒状電極の内部には、先側、基側または中間部からペーストを注入することができる。注入は、圧縮空気タンク等の圧力源やモータ等の動力源を用いて行うことができ、また、手動で行うこともできる。
【0014】
ペースト供給手段は、筒状電極の先端部から電極と頭皮の間に自動的にペーストを供給する。ペーストの供給は、筒状電極を頭皮に接触させる前、接触させる時、または接触後に行うことができる。
【0015】
脳波測定用ヘルメットを被り、進退手段を作動させると、筒状電極が頭皮に所定の圧力で接触する。進退手段は、各筒状電極ごとに設けられているので、突出長さを個別に調整できる。また、進退手段の基部はヘルメットに設けられているので、頭皮を外側から一定の力で押圧することができる。このため、頭皮への接触面積を小さくして、小さい力で押圧しても大きな圧力を得ることができる。
【0016】
前記進退手段に、前記筒状電極を進退可能に保持する保持部材と、前記筒状電極を先側に付勢する付勢部材とを設けると、筒状電極の先端が頭皮に接触した後、筒状電極をさらに先側に移動させたとき、付勢部材が筒状電極を先側に付勢しながら縮む。保持部材は、筒状電極を挿入した状態、または外挿した状態で保持することができる。
頭皮に加わる圧力の調整は、筒状電極の突出長さと付勢部材の付勢力とを調整することによって行うことができる。
【0017】
前記進退手段にエアシリンダを設けて気圧源に接続し、前記ペースト供給手段を、前記気圧源に接続すると、気体を挿通させる可撓性のチューブを用いて配管を行うことができるので、気圧源を外皮部から離して設けることができ、外皮部の重量を軽くすることができる。ここで、エアシリンダには、空気以外の気体を用いて作動させる場合も含まれるものとする。
【0018】
前記ペースト供給手段を、前記筒状電極の基側に接続すると、ペーストは、筒状電極の内部を通過して頭皮に供給される。ペースト供給手段は筒状電極の基側から動力源に接続される。
【0019】
前記ペースト供給手段を、前記進退手段に固定されたロッド部と、このロッド部に進退可能に外挿されて内部にペーストを貯留可能な筒状のバッファ部とによって形成すると、バッファ部内の空間部に貯留されたペーストは、進退手段を先側に移動させたときに筒状電極内に進入するロッド部によって押し出される。ペースト供給手段は、空間部の容積を小さくするだけでペーストを供給することができ、専用の動力源が必要なくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る脳波測定用ヘルメットの断面図、図2は同脳波測定用ヘルメットのセンサ部材を示す部分断面図である。
【0021】
第1の実施の形態に係る脳波測定用ヘルメット1は、頭部を覆う半球状の金属またはFRP等の硬質プラスチック製の外皮部2と、この外皮部2の22箇所に配置され、頭皮3に接触して脳波を測定するセンサ部材4とを備えている。
【0022】
各センサ部材4は、外皮部2の外側に配置され頭皮3側に向かって進退可能な進退手段5と、進退手段5の先部に設けられた筒状電極6とを備えている。筒状電極6は、頭皮3に電解質のペーストを自動的に供給するペースト供給手段7に接続されている。
【0023】
外皮部2は、FRP製で半球状に形成されている。また、内側にはノイズを防止するシールド用の塗装が施され、外側には化粧用の塗装が施されている。外皮部2の頂部には、固定スタンド9が接続されている。固定スタンド9は、途中位置に2以上の回動部を備えて固定台8に固定されている。脳波測定用ヘルメット1は、上下および左右方向に自在に移動できるように設けられている。
【0024】
外皮部2のセンサ部材4の取り付け部には、円形の貫通孔10がそれぞれ形成されており、貫通孔10の周囲には、円筒状のガイド部材11が固定されている。ガイド部材11の外周部には、固定部材12の基部がボルト等の固定手段により締結固定されている。固定部材12の先部は、外皮部2の外側に向かって、貫通孔10の中心線に平行に伸びている。
【0025】
固定部材12の先部には、センサ部材4を固定するためL字状部材が設けられている。
センサ部材4の進退手段5は、L字状部材に基端部を固定したエアシリンダ13を有している。エアシリンダ13の進退ロッド14は、貫通孔10と同心状に配置されて短尺に形成されている。進退ロッド14は、貫通孔10側に進退可能に配置されている。
【0026】
エアシリンダ13には、気体導入口27,28が基部側と先側とにそれぞれ設けられている。気体導入口27,28は、可撓性チューブ29を介して気体制御装置30に接続されている。制御装置は気圧源の一例であるエアタンク31に接続されている。気体導入口27に気体を送入すると進退ロッド14は伸び、気体導入口28に気体を送入すると進退ロッド14は縮む。なお、エアタンク31は、気体制御装置30に内蔵されている場合もある。
【0027】
進退ロッド14の先部には、先側が開口した円筒状の保持部材15の基部が固定されている。保持部材15はナイロン(商標)等の硬質樹脂で形成され、その先端部は、ガイド部材11内に挿入されている。また、保持部材15の内部に形成された空間部16の中間位置には縮径部17が形成されている。
【0028】
縮径部17には、連結ロッド18の基部が挿通されている。連結ロッド18は、筒状に形成され、縮径部17の基側(上方)には接続部24が設けられている。また、連結ロッド18の先側には、筒状のバッファ部21が螺合され、さらにバッファ部21の先側には筒状電極6が螺合されている。
【0029】
接続部24およびバッファ部21のそれぞれの外径は縮径部17の内径より大きく形成されており、縮径部17は、連結ロッド18が下方に移動したときに、接続部24を掛止するストッパとなり、連結ロッド18の抜けを防止することができる。
【0030】
バッファ部21の内径は、筒状電極6の内径より大きく形成されており、内部にペーストを貯留しておくことができる。
【0031】
筒状電極6には、例えば、シリコーンやゴム等の高分子材料に、銀、塩化銀またはカーボン等の導電性の高い材料を混入させたものを用いることができる。筒状電極6は柔軟性を有しているので、頭皮に痛みを与えることはない。
【0032】
連結ロッド18と保持部材15の間には環状の隙間20が形成されている。この隙間20には、圧縮コイルばね19が配置されている。圧縮コイルばね19は、縮径部17とバッファ部21に両端を当接させている。
【0033】
接続部24、連結ロッド18、バッファ部21および筒状電極6は、圧縮コイルばね19によって先側に付勢されており、筒状電極6を基側に押圧したときは、保持部材15に対して基側に一体的に移動することができる。
【0034】
接続部24には、ペースト供給手段7に接続するための可撓性チューブ23が接続されている。ペースト供給手段7は、外皮部2から離れた位置に配置され、外皮部2に重量を加えないように構成されている。また、ペースト供給手段7は、エアタンク31に接続され、このエアタンク31から供給される気体によってペーストを供給するように構成されている。
【0035】
22箇所に配置された筒状電極6のうち、特定の筒状電極6aは、接続コード25を介して脳波計測装置26に接続されている。また、他の筒状電極6に接続された接続コードは、外皮部2の外側で一旦束ねられて固定され、脳波計(図示せず)に接続されている。外皮部2の外側で一旦束ねてから脳波計に接続するので、コードの揺動が小さくなり、測定電流のノイズが少なくなる。
【0036】
気体制御装置30およびペースト供給手段7は、システム制御装置32に接続されている。
【0037】
次に、脳波測定用ヘルメット1の使用手順について説明する。
図3(A)〜(D)は、脳波測定用ヘルメットの動作を示す説明図である。
脳波測定用ヘルメット1は、通常病院に設置されているが、自宅に設置して使用することもできる。
図1に示すように、まず、システム制御装置32とエアタンク31に接続されたコンプレッサ(図示せず)を作動させる。ペースト供給手段7および気体制御装置30は、システム制御装置32に連動して作動準備が行われる。
【0038】
図2、図3(A)に示すように、被験者が脳波測定用ヘルメット1の下方位置に座った後、脳波測定用ヘルメット1を下げてこれを頭部に被る。脳波測定用ヘルメット1には多数のエアシリンダ13が設けられているので重量があるが、固定スタンド9で重量を保持しているので、被験者の頭部に大荷重が加わることはない。
【0039】
図2、図3(B)に示すように、システム制御装置32の指示により気体制御装置30を作動させ、エアシリンダ13の基側の気体導入口27に気体を送入する。すると、進退ロッド14が先側に移動し、保持部材15がガイド部材11内を先側に移動し、筒状電極6が頭皮3に接触する。
【0040】
図2、図3(C)に示すように、進退ロッド14がさらに頭皮3側に移動すると、保持部材15も先側に移動し、圧縮コイルばね19が縮んで筒状電極6を先側に付勢する。このとき、接続部24、連結ロッド18、バッファ部21および筒状電極6は移動せず、保持部材15が進退ロッド14とともに先側に移動した状態になる。
【0041】
図2、図3(D)に示すように、頭皮3を付勢した状態で、システム制御装置32の指示によりペースト供給手段7を作動させる。ペーストは、可撓性チューブ23から接続部24、連結ロッド18、バッファ部21および筒状電極6の内部を通過して筒状電極6と頭皮3との間に供給される。
このようにして脳波測定の準備を行う。20以上もある各筒状電極6をほぼ同時に頭皮3に当接させることができるので、短時間で準備を行うことができる。また、各筒状電極6が外皮部2の外側から押圧されているので、接触抵抗が低くなり、測定誤差も少なくなる。
筒状電極6による圧力を調節する方法としては、例えば、エアシリンダ13の進退ロッド14の突出長さを調節したり、連結ロッド18とバッファ部21の位置を調節したり、また、圧縮コイルばね19をばね定数が異なる他のばねに交換する方法を用いることができる。
【0042】
脳波測定装置26を用いて通常の手順により脳波を測定した後は、システム制御装置32の指示により気体制御装置を作動させ、進退手段5を後退させて頭皮から筒状電極6を離したあと脳波測定用ヘルメット1を上方に移動させる。
このように、本発明に係る脳波解析ヘルメット1を用いることによって、短時間に脳波の測定を行うこともできるので、多数の患者の検査を簡単に行うことができ、アルツハイマー痴呆を予防し、早期発見することができる。
【0043】
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態の脳波測定用ヘルメットのセンサ部材を示す部分断面図である。図4に示すように、第2の実施の形態の脳波測定用ヘルメット33は、第1の実施の形態の脳波測定用ヘルメットの連結ロッド18の代わりに固定ロッド34を用い、バッファ部35を固定ロッド34に対して進退可能に設けたものである。
【0044】
固定ロッド34は、中実に形成され、保持部材36の縮径部17に螺合等の手段により固定されている。従って、第1の実施の形態の脳波測定用ヘルメット1に用いた接続部24およびペースト供給手段7は省略されている。
【0045】
バッファ部35は筒状に形成され、固定ロッド34に対して嵌合状態に配置されている。バッファ部35の基端部には、半径方向に突出した突起部(図示せず)が設けられ、保持部材36または固定ロッド34に抜け落ちないように掛合している。このバッファ部35と固定ロッド34によってペースト供給手段を構成している。
【0046】
筒状電極6の内部には、筒状電極6の先端からペーストを注入することができる。バッファ部35は注入されたペーストを内部に貯留しておくことができる。
【0047】
使用時においては、筒状電極6が頭皮に接触した後、さらに進退ロッド14を先側に移動させると、固定ロッド34がバッファ部35内に進入する。このとき、バッファ部35内に貯留されているペーストは、固定ロッド34に押されて、筒状電極6の先部から押し出される。このようにして、ペーストを供給することができる。
【0048】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、電極の数は22より多くても少なくてもよい。また、エアタンクから各エアシリンダに個別に空気を送り、所定の筒状電極のみを使用するように電気的制御を行うことも可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば次の効果を奏する。
(1)脳波測定用ヘルメットにおいて、センサ部材に、進退手段と、筒状電極とを設けて、ペースト供給手段に接続したので、突出長さを各筒状電極ごとに個別に調整でき、頭皮を外側から一定の力で押圧することができる。このため、頭皮への接触面積を小さくして、小さい力で押圧しても大きな圧力を得ることができるので、頭部への負担を小さくして電極の接触圧力を個別に調整できる。
(2)進退手段に、筒状電極を進退可能に保持する保持部材と、筒状電極を先側に付勢する付勢部材とを設けると、頭皮に加わる圧力の調整を、筒状電極の突出長さと付勢部材の付勢力とを調整することによって行うことができるので、過大な圧力が加わることを防止して、頭部への負担を小さくすることができる。
(3)進退手段にエアシリンダを設けて気圧源に接続し、ペースト供給手段を気圧源に接続すると、気体を挿通させる可撓性のチューブを用いて配管を行うことができるので、気圧源を外皮部から離して設けることができ、外皮部の重量を軽くして、頭部への負担を小さくすることができる。
(4)ペースト供給手段を、筒状電極の基側に接続すると、ペーストは、筒状電極の内部を通過して頭皮に供給されるので、外皮部の内側に複雑な配管を設けることが必要なく、装置の構造が簡単になる。
(5)ペースト供給手段を、固定されたロッド部と、このロッド部に外挿されたバッファ部とによって形成すると、バッファ部内の空間部に貯留されたペーストは、進退手段を先側に移動させたときに筒状電極内に進入するロッド部によって押し出されるので、専用の動力源が必要なくなり、装置の構造をさらに簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る脳波測定用ヘルメットの断面図である。
【図2】 同脳波測定用ヘルメットのセンサ部材を示す部分断面図である。
【図3】 (A)〜(D)は、脳波測定用ヘルメットの動作を示す説明図である。
【図4】 第2の実施の形態の脳波測定用ヘルメットのセンサ部材を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 脳波測定用ヘルメット
2 外皮部
3 頭皮
4 センサ部材
5 進退手段
6 筒状電極
6a 筒状電極
7 ペースト供給手段
8 固定台
9 固定スタンド
10 貫通孔
11 ガイド部材
12 固定部材
13 エアシリンダ
14 進退ロッド
15 保持部材
16 空間部
17 縮径部
18 連結ロッド
19 圧縮コイルばね
20 隙間
21 バッファ部
23 可撓性チューブ
24 接続部
25 接続コード
26 脳波計測装置
27,28 気体導入口
29 可撓性チューブ
30 気体制御装置
31 エアタンク
32 システム制御装置
33 脳波測定用ヘルメット
34 固定ロッド
35 バッファ部
36 保持部材

Claims (5)

  1. 頭部を覆う外皮部と、この外皮部の複数箇所に配置され、頭皮に接触して脳波を測定するセンサ部材とを備えた脳波測定用ヘルメットにおいて、
    前記センサ部材は、前記外皮部から内側に進退可能な進退手段と、気圧源に接続され前記進退手段を進退させるエアシリンダと、前記進退手段の先部に設けられた筒状電極とを備え、
    前記進退手段は、前記筒状電極を進退可能に保持する保持部材と、前記筒状電極を先側に付勢する付勢部材とを備え、
    前記筒状電極には、頭皮に電解質のペーストを自動的に供給するペースト供給手段が接続されていることを特徴とする脳波測定用ヘルメット。
  2. 前記外皮部は、固定台に固定され途中位置に2以上の回動部を備えた固定スタンドに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の脳波測定用ヘルメット。
  3. 記ペースト供給手段は、前記気圧源に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の脳波測定用ヘルメット。
  4. 前記ペースト供給手段は、前記筒状電極の基側に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の脳波測定用ヘルメット。
  5. 前記ペースト供給手段は、前記進退手段に固定されたロッド部と、このロッド部に進退可能に外挿されて内部にペーストを貯留可能な筒状のバッファ部とによって形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の脳波測定用ヘルメット。
JP2003049783A 2003-02-26 2003-02-26 脳波測定用ヘルメット Expired - Fee Related JP3784375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003049783A JP3784375B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 脳波測定用ヘルメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003049783A JP3784375B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 脳波測定用ヘルメット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004254953A JP2004254953A (ja) 2004-09-16
JP3784375B2 true JP3784375B2 (ja) 2006-06-07

Family

ID=33115406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003049783A Expired - Fee Related JP3784375B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 脳波測定用ヘルメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3784375B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5277405B2 (ja) * 2009-11-10 2013-08-28 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 脳波測定用電極、脳波測定用電極付きキャップ及び脳波測定装置
KR101308540B1 (ko) * 2012-02-14 2013-09-23 서울대학교산학협력단 폴리머 폼이 형성된 용량성 전극을 이용한 뇌파 및 전기 생체신호 측정 장치 및 시스템
KR101519585B1 (ko) * 2013-06-18 2015-05-14 한국표준과학연구원 두부 최대 접촉압력 측정유닛, 그 장치, 측정방법, 기록매체와 이를 이용한 두부 착용장비 및 제작방법
US9398864B2 (en) * 2014-03-12 2016-07-26 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to gather and analyze electroencephalographic data
WO2018163511A1 (ja) 2017-03-07 2018-09-13 アルプス電気株式会社 生体情報測定用電極
WO2022004408A1 (ja) * 2020-07-02 2022-01-06 住友ベークライト株式会社 脳波測定装置
JP7070650B2 (ja) * 2020-07-02 2022-05-18 住友ベークライト株式会社 脳波測定装置
CN113440269B (zh) * 2021-08-13 2022-08-26 吉林大学 一种神经外科诊疗用定位导向装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004254953A (ja) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3784375B2 (ja) 脳波測定用ヘルメット
US8706182B2 (en) Biosignal detecting electrode and biosignal detecting device equipped therewith
US20070239059A1 (en) Neurophysiology testing system
CN104382594B (zh) 脑电电极帽
JP6583829B2 (ja) 画像生成装置
CN103735248A (zh) 一种近红外光谱术和电极联合检测装置
CN206044627U (zh) 脑电采集干电极、脑电检测设备、穿戴式脑电设备
CN106880354A (zh) 一种充气式多电极脑电帽
Pei et al. A pre-gelled EEG electrode and its application in SSVEP-based BCI
CN104491959A (zh) 多功能手臂支架
CN111921101A (zh) 头戴式超声神经刺激装置及系统
JP2006006667A (ja) 脳機能検出装置
CN206548484U (zh) 一种用于脑功能测量的旋转式纺织面料触觉刺激装置
CN104783789A (zh) 脑电信号采集装置
CN110680311A (zh) 一种干电极脑电采集装置
CN113180675B (zh) 脑术后失眠患者脑活动监测系统
CN107456243A (zh) 一种用于执行远程医疗的装置
JPWO2008059634A1 (ja) 脊髄誘発電位測定装置及び脊髄誘発電位測定システム
CN211911610U (zh) 具有检查台电缆单元的磁共振装置
CN109567795A (zh) 脑电波收集装置
CN113069121A (zh) 一种可穿戴式脑电信号检测装置
CN117898717A (zh) 一种脑组织血氧信号和脑电信号监测仪
KR101936868B1 (ko) 자기공명영상장치
CN215191519U (zh) 一种心血管内科临床康复用血压监测装置
CN209048177U (zh) 一种推车式超声诊疗仪

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees