JP3784270B2 - 高粘性流体充填方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、練餡、味噌などの高粘性流体充填包装装置に用いる高粘性流体の充填方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、練餡の充填方法としては、ポンプと包装機を配管で結んで充填する方法と、容器に入れた練餡を容器上部の油圧シリンダにより加圧し、上記容器底部から餡を押出し、投入パイプを通って充填包装する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の練餡のポンプによる充填方法によると、ポンプによる練餡の輸送中に練餡が変形力を受けて練餡の品質や風味が劣化する恐れがあるという問題点があった。
【0004】
また、油圧シリンダにより加圧充填する方法においては練餡の粘性が時間の経過と共に変化するので、充填状態を目視で観察し、油圧シリンダの圧力を手動で調整していた。そのため調整ミスによる、充填量のバラツキを生ずるという問題点があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、練餡、味噌などの高粘性流体を充填する方法において、輸送中に品質の劣化の恐れのない、油圧シリンダによる加圧充填方法により、油圧シリンダの圧力調整を自動的に制御し、1回の充填時間を同じようにすることにより、重量のバラツキを少なくする高粘性流体充填方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
【0007】
本発明の第1態様によれば、高粘性流体を入れる容器と、
上記容器に接続された流体供給管と、
上記容器内の上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す充填プッシャー部と、
上記流体供給管にフィルムを供給して円筒形の袋を形成する製袋部と、
上記製袋部で形成された上記円筒形の袋内に上記流体供給管から上記高粘性流体が充填されるときの充填量を検出する充填量検出装置と、
上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、上記円筒形の袋を閉塞して切断する閉塞切断装置と、
上記充填プッシャー部の押圧部を上記容器内に押し込んで上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す油圧シリンダと、
上記油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御する制御装置と、
を備え、
上記制御装置は、
上記油圧シリンダでの充填プッシャー圧力値を測定する充填プッシャー圧力測定部と、
最新の充填サイクルタイムの所定回数での上記充填プッシャー圧力値の平均値を演算し、上記平均値から、予め設定されたサイクルタイム設定値を引いてサイクルタイム変動値を求める演算部と、
上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容上限値以上に大きいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ上げることによりサイクルタイムを下げる一方、上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容下限値以下に小さいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ下げることによりサイクルタイムを上げて、サイクルタイムをほぼ一定にする制御部とをさらに備えるようにしたことを特徴とする高粘性流体充填装置を提供する。
【0008】
本発明の第2態様によれば、上記閉塞切断装置は、上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、充填された袋を扱くための一対の扱きローラを有する扱き部と、上記円筒形の袋に横シールをする横シール部と、上記袋の横シールされた部分を切断するカット部とを備えるようにした第1の態様に記載の高粘性流体充填装置を提供する。
【0009】
本発明の第3態様によれば、上記容器を保持する横方向移動体を横方向経路沿いに退避位置と充填位置との間で横方向に移動させる横移動部をさらに備えて、
上記横方向移動体が上記充填位置に位置したとき、上記制御装置の制御の下に上記油圧シリンダが駆動されて、上記充填プッシャー部の押圧部を上記横方向移動体に保持された上記容器内に押し込んで上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す第1又は2の態様に記載の高粘性流体充填装置を提供する。
【0010】
本発明の第4態様によれば、容器に接続された流体供給管にフィルムを供給して円筒形の袋を形成し、
油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御しながら上記油圧シリンダにより充填プッシャー部の押圧部を上記容器内に押し込んで、上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に送り出し、
上記製袋部で形成された上記円筒形の袋内に上記流体供給管から上記高粘性流体が充填されるときの充填量を検出し、
所定の充填量が検出されると、上記円筒形の袋を閉塞して切断するようにした高粘性流体充填方法であって、
上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に上記充填プッシャー部の押圧部で送り出すときの上記充填プッシャー部の上記押圧部に作用させる圧力値を測定し、
最新の充填サイクルタイムの所定回数での上記充填プッシャー圧力値の平均値を演算し、
上記平均値から、予め設定されたサイクルタイム設定値を引いてサイクルタイム変動値を求め、
上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容上限値以上に大きいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ上げることによりサイクルタイムを下げる一方、上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容下限値以下に小さいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ下げることによりサイクルタイムを上げて、サイクルタイムをほぼ一定にするようにしたことを特徴とする高粘性流体充填方法を提供する。
【0011】
本発明の第5態様によれば、上記所定の充填量が検出されると上記円筒形の袋を閉塞して切断するとき、
上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、充填された袋を一対の扱きローラで扱き、
その後、上記円筒形の袋に横シールし、
その後、上記袋の横シールされた部分を切断する第4の態様に記載の高粘性流体充填方法を提供する。
【0012】
本発明の第6態様によれば、上記高粘性流体を充填する前に、上記容器を保持する横方向移動体を横方向経路沿いに退避位置から充填位置に横方向に移動させるとともに、
上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に送り出すとき、上記油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御しながら上記油圧シリンダにより上記充填プッシャー部の押圧部を上記充填位置に位置した上記横方向移動体に保持された上記容器内に押し込んで、上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す第5又は第6の態様に記載の高粘性流体充填方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
本発明の第1の実施形態にかかる高粘性流体充填方法を実施するための高粘性流体充填装置の概略図を図1に示す。
【0017】
図1において、1は、練餡又は味噌などの高粘性流体2を入れる容器であり、容器1の底部には充填管1cの基端が接続されている。ここで、高粘性流体とは、固体と液体との中間にある流体であり、粘体と表現することもでき、一例としては、練餡、みそ、ジャム、ピーナツバター、マヨネーズなどの流体である。充填プッシャー部70は、上記容器1の内径に嵌合するような円形板であり、充填プッシャー部70の上部の油圧シリンダ72の作動により、容器1の上部より高粘性流体2を充填プッシャー部70により加圧し、容器1内の高粘性流体2を充填管1c内に充填するように送り出すことができる。油圧シリンダ72には、充填プッシャー圧力測定部72aが備えられており、充填プッシャー圧力値を測定できるようにしている。一例として、充填プッシャー圧力測定部72aでは、油圧シリンダ72から充填プッシャー部70に作用させられる油圧の圧力を測定して充填プッシャー圧力値を測定している。
【0018】
上記容器1の充填管1cの末端には、高粘性流体2を袋に投入するための投入パイプ90aが接続可能となっている。よって、充填管1cと投入パイプ90aとにより流体供給管の一例を構成している。
【0019】
111は投入パイプ90aの下方に配置されかつフィルム112を円筒に案内するガイドとして機能する製袋部である。113は上記製袋部111の下部に配置され、かつ、フィルム112を円筒袋にするためにフィルム112の両側の端部を竪方向に熱シールにより接着する竪シール部113である。よって、フィルム112が製袋部111に供給されると、製袋部111によりフィルム112が円筒形を形成するように案内し、さらに、上記製袋部111の下部の竪シール部113により、円筒形に案内されたフィルム112の両側の端部を竪方向に熱シールにより接着して、円筒形の袋121を形成可能としている。
【0020】
また、115は、竪シール部113の下方に配置されて円筒形の袋121を下方に送る一対のフィルム送りローラ(図示せず)の下方に配置された扱き部である。この扱き部115は、高粘性流体2が充填された袋121を扱くすなわち締めて引くための一対の扱きローラ115a,115aと、扱きローラ115a,115aの間隔を袋121の搬送中心に対して対称に接離させるエアシリンダのような扱きローラ間隔調整用駆動装置115bとを備えている。一対の扱きローラ115a,115aは、上記駆動装置115bにより、両者の間隔を広げた状態で、高粘性流体2が充填された袋112を下方に送る一方、狭めることにより高粘性流体2が充填された袋112を扱くことにより高粘性流体2が充填されていない扱いた部分121aを形成するようにしている。扱きローラ115a,115aが広がったり狭まったりするタイミングは、高粘性流体2の充填動作と密接な関係があり、制御装置131により動作制御されている。
【0021】
扱き部115の下部には、円筒状の袋121の扱いた部分121aを横シールをするための横シール部116を設けている。横シール部116は、円筒状の袋121の扱いた部分121aを横方向に熱シールして溶着し、横シール部分を形成する。このように横シール部分を形成する結果として、横シール部分より上側に位置する円筒状の袋121ではその下端が綴られることになり、横シール部分より下側に位置する円筒状の袋121Aではその上端が綴られて袋になる。
【0022】
横シール部116の下方には、充填物120が充填された袋121の横シール部分を横方向に切断して横シール部分より下側の袋121Aを切り離すするためのカット部117を設けている。よって、扱き部115と横シール部116とカット部117とにより閉塞切断装置の一例を構成している。
【0023】
上記容器1は、図4〜図6に示すように、横移動部6を構成しかつ横方向移動体の一例としての横引台車50に載せた状態で、退避位置Cから充填部7の充填位置Dに位置させて、充填部7の充填プッシャー受部80で受けて充填しているので容器1を横引台車50から降ろしたり載せたりする必要もない。
【0024】
上記横引台車50の車輪52,…,52が一定の隙間を持って回転自在に収納されて案内される断面コ字状の一対の横移動レール41,41は、フレーム10内の横方向に互いに平行に設けられている。
【0025】
横引台車50は、横引台車50の上部に円形の容器受部51を設け、横引台車50の側面に4個の車輪52,…,52を回動自在に設けると共に、横引台車50の両側面に図6の横移動駆動部60の一対のローラチェーン63,63の両端をそれぞれ固定するチェーンサポート53,53を設けている。上記容器受部51は、その中央に、容器1の底部の充填管1cを下向きに突出させるための貫通口51aを有する(図11参照)。
【0026】
上記横移動駆動部60は、図6及び図11に示すように、フレーム10に設けた、横方向用駆動装置の一例としての、駆動モータ61と、フレーム10に回転自在に配置されかつ回転軸62Cで連結された一対の駆動側スプロケット62A,62Aと、フレーム10に回転自在に配置されかつ回転軸62Dで連結された一対の従動側スプロケット62B,62Bと、一対の駆動側スプロケット62A,62Aと一対の従動側スプロケット62B,62Bとに掛け渡されかつ横引台車50に取付けられたローラチェーン63,63となどよりなり、駆動モータ61を回転駆動させることにより、駆動モータ61と駆動チェーン61Aで連結された一対の駆動側スプロケット62A,62Aの一方の駆動側スプロケット62Aを回転させ、この駆動側スプロケット62Aと回転軸62Cで連結された他方の駆動側スプロケット62Aを一方の駆動側スプロケット62Aと同期回転させる。この結果、一方の駆動側スプロケット62A,62Aの回転駆動により、一対の従動側スプロケット62B,62Bとの案内により、横引台車50に取付けたローラチェーン63,63を図6の時計方向に同期して回転駆動することにより、図6の右方向に横引台車50を移動させる一方、駆動モータ61を逆回転させてローラチェーン63,63を反時計方向に同期して回転駆動することにより、図6の左方向に横引台車50を移動させるものである。よって、横引台車50は退避位置Cと充填位置Dとの間で移動可能となる。
【0027】
なお、横引台車50は、退避位置Cの下方で、図4の上下移動台車20が容器1を受取った後、上下移動台車20が退避位置Cまで上下移動レール40沿いに上下移動駆動部30により上昇して、容器1を上下移動台車20から横引台車50の容器受部51内に受取り、横引台車50が横方向に移動することにより、上下移動台車20から容器1を横引台車50に移し換えることができるようにしてもよい。
【0028】
なお、上下移動駆動部30は、一例として以下のような構造となっている。
【0029】
すなわち、図5に示すように、上下移動台車20は、門型の台車本体27の両下端に円形の容器1のリング状の鍔部1bを部分的に係止するための一対の対向した弓形状の容器受部21,21を設けている。また、台車本体27の上部にはエアシリンダ23を上下方向沿いに設け、エアシリンダ23のロッドの下端に上下移動可能に蓋22を設けて、エアシリンダ23の駆動により、一対の容器受部21,21で係止される容器1に対して蓋22が上下移動可能としている。上下移動台車20の両側面には、上下に2個ずつ計4個の車輪24,…,24をそれぞれ回転自在に設けている。図4〜図5の25は台車本体27の上部中央の両側に一対配置されたターミナルブロックであり、上下移動台車20を上下移動するためのローラチェーン33の一端を固定するためのものであり、また、ローラチェーン33の他端は、台車本体27に取付けたブラケットの端部のチェーンボルトにより固定される。
【0030】
上下移動駆動部30は、フレーム10上に固定した、上下方向用駆動装置の一例としての、駆動モータ31と、フレーム10に回転自在に配置されかつ回転軸で連結された一対の駆動側スプロケットと、フレーム10に回転自在に配置されかつ回転軸32Dで連結された一対の上側の従動側スプロケット32B,32Bと、一対の下側の従動側スプロケットと、一対の駆動側スプロケットと一対の上側の従動側スプロケット32B,32Bと一対の下側の従動側スプロケットとに掛け渡されたローラチェーン33,33となどよりなり、駆動モータ31を回転駆動させることにより、駆動モータ31と駆動チェーンで連結された一対の駆動側スプロケットの一方の駆動側スプロケットを回転させ、この駆動側スプロケットと回転軸で連結された他方の駆動側スプロケットを一方の駆動側スプロケットと同期回転させる。この結果、一方の駆動側スプロケットの回転駆動により、一対の上側の従動側スプロケット32B,32Bと一対の下側の従動側スプロケットとの案内により、上下移動台車20に取付けたローラチェーン33,33を同期して回転駆動することにより、図5の上方向に上下移動台車20を移動させる一方、駆動モータ31を逆回転させてローラチェーン33,33を同期して逆回転駆動することにより、図5の下方向に上下移動台車20を移動させるものである。
【0031】
なお、上下移動台車20の4個の車輪24,…,24が一定の隙間を持って回転自在に収納されて案内される断面コ字状の一対の上下移動レール40,40は、フレーム10内の上下方向沿いに互いに平行に設けられている。
【0032】
一方、上記充填位置Dに配置された上記充填部7は、上部に図4及び図7〜図9に示す充填プッシャー部70を、下部に図4及び図10〜図11に示す充填プッシャー受部80を設けている。充填プッシャー部70は、図7〜図9に示すように、押圧部の一例としての円形の上蓋71を上下動する油圧シリンダ72をフレーム10上に上下方向沿いに設けると共に、上蓋71に取付けた2個の棒74,74をそれぞれ上下方向沿いに案内するためのガイド73,73を設けている。各ガイド73は各棒74を案内するための孔を有している。
【0033】
上記充填プッシャー受部80は、図10〜図11に示すように、容器1を載置した横引台車50を、容器受部51の周囲に対応する位置に配置された4個の油圧シリンダ82,…,82で受けるもので、各油圧シリンダ82の上部には受板81を設けている。受板81は、横引台車50のフレームを介して、圧力を受けている。
【0034】
尚、114は充填量検出装置の一例としての液面センサであり、袋121中に充填される高粘性流体2の充填量を検出して、所定量ずつ高粘性流体2が袋121中に充填されるように制御することができる。
【0035】
次に、上記高粘性流体充填装置を用いて、高粘性流体2の一例として練餡の充填工程について説明する。
【0036】
まず、生餡に砂糖を加えて、図示しない煮炊撹拌機にて練餡が形成される。
【0037】
次いで、練餡2を容器1に移し換えて、上記容器1を、容器供給装置にて上下移動部3から横移動部6を経由して図面の如き充填位置まで供給して載置する。すなわち、横移動駆動部60の駆動モータ61の駆動により、一対の駆動側スプロケット62A,62Aと一対の従動側スプロケット62B,62Bとで案内されつつ図6の反時計方向にローラチェーン63,63を回転駆動することにより、横引台車50は図6において退避位置Cから左方向に移動し、充填部7の充填位置Dに移動したことを検知して、横引台車50は停止する。
【0038】
次いで、充填プッシャー受部80の受板81,…,81が油圧シリンダ82,…,82の作動により上昇し、横引台車50を4ヶ所にて受けて、充填の準備をする。尚、容器1の底部の充填管1cは、図4の高粘性流体充填装置本体90の投入パイプ90aに手動により別途接続され、充填管1cにあるバルブを手動にて開く。なお、投入パイプ90aへの接続は、左右に取付けたエアシリンダの操作により、自動的に接続することもできる。
【0039】
次いで、充填プッシャー部70の上蓋71が、油圧シリンダ72の作動により下降して容器1内に嵌合し、容器1内でさらに押し下げることにより、容器1内の練餡2は容器底部の充填管1cより下方に高粘性流体充填装置本体90の投入パイプ90a内に向けて押し出され、高粘性流体充填装置本体90にて一定重量毎に充填されて包装される。
【0040】
一方、包装用の袋121は、フィルム112が製袋部111に供給され、竪シール部113でフィルム112の両側の端部を竪方向に熱シールすることにより円筒形状のフィルム112が形成されて一対のフィルム送りローラ(図示せず)により下方に送られる。
【0041】
次に、扱き部115で上記円筒形状のフィルム112の下端部が扱かれ、横シール部116で横シールして横シール部分を形成し、カット部117で横シール部分の中央を切断することにより、上記円筒形状のフィルム112の下端が横シール部分により閉鎖されて袋121が形成されることになる。
【0042】
次に、上記袋121がフィルム送りローラ(図示せず)により下方に送られる。
【0043】
次に、充填プッシャー部70の上蓋71が、油圧シリンダ72の作動により下降して容器1内に嵌合し、容器1内でさらに押し下げることにより、容器1内の練餡2が上記袋121内に充填される。上記袋121内に充填された練餡2の充填量が液面センサ114で検出されて所定量充填されたことが確認されると、扱き部115の一対の扱きローラ115a,115aが上記袋121の練餡2が充填された部分よりも上側の部分である上部を扱くことにより練餡2が充填されていない扱いた部分121aを形成する。
【0044】
次いで、上記円筒状の袋121の扱いた部分121aを横シール部116で横シールし、カット部117で横シールされた部分の中央を横方向に切断する。この結果、切断されて残った横シール部分より上側に位置する円筒状の袋121ではその下端が綴られることになり、切り離された袋121の上端に閉塞部が形成されて袋121は密閉された袋121Aとなり、かつ、充填物120である練餡2が袋121A内に密閉包装される。
【0045】
このように、上記切断された袋121Aの上端の閉塞部を構成する横シールされた部分であってカット部117で切断されたときに袋121側に残った部分は、次の袋121Aの下端の閉塞部となる。以下、同様の工程を繰り返すことにより、充填包装が連続してなされる。
【0046】
尚、充填物120は、後の搬送工程中に重量測定され、重量が所定値になっているかどうかチェックされる。また、横シール部分のカットから次のカットまでの1サイクル時間も測定する。
【0047】
充填物120の重量が所定値を超える場合は、扱きのタイミングを修正すること、すなわち袋121の容積を修正することにより、フィードバック制御がなされると共に、1サイクル時間が異なった場合、後述するように充填プッシャー部70の充填プッシャー圧力を自動補正で変えることにより、1サイクル時間の均一化を図り、包装重量のバラツキを防ぐことができる。
【0048】
このように充填包装工程を続行し、容器1内の練餡2がなくなると、充填を終了する。
【0049】
次いで、容器1の充填管1cと高粘性流体充填装置本体90の投入パイプ90aとの接続を解除し、充填プッシャー受部80の油圧シリンダ82,…,82を下降し、充填プッシャー部70を容器1の上方まで上昇させる。投入パイプ90aからの解除は、左右に取付けたエアシリンダの操作により自動的に接続解除することもできる。
【0050】
以上の一連の動作は、制御装置131の制御により行われる。
【0051】
尚、上記実施形態では、扱きのタイミングを修正し、袋121の長さ方向(上下方向)を修正することにより、袋121の容積の修正をしているが、袋121の巾方向(横方向)の厚みを修正することにより、袋の容積を修正することもできる。
【0052】
次に、本発明の上記実施形態にかかる高粘性流体充填方法における圧力調整の自動制御について、フローチャートに基づいて説明する。
【0053】
上記圧力調整の自動制御を行うための圧力調整自動制御装置190は、図3に示すように、記憶部130と、制御装置131と、初期設定入力部132と、平均値演算部133と、自動充填開始入力部134と、サイクルタイム変動値演算部135と、許容上限値比較部136と、充填プッシャー圧力値補正部137と、許容下限値比較部138とを備えている。上記制御装置131は、また、油圧シリンダ72、液面センサ114、扱き部115、横シール部116、フィルム送りローラ、カット部117などの動作を制御している。充填プッシャー圧力測定部72aで測定された充填プッシャー圧力値は上記制御装置131に入力されて記憶部130に一時的に記憶され、適宜演算部での演算に利用される。なお、平均値演算部133とサイクルタイム変動値演算部135とは1つの演算部で兼用してもよい。許容上限値比較部136と許容下限値比較部138とは1つの比較部で兼用してもよい。
【0054】
以下、具体的に上記制御装置131の制御の下での圧力調整自動制御動作について図2に基き説明する。
【0055】
まず、ステップ#1において、各種装置又は部材についての初期設定を初期設定入力部132の一例である操作盤上で行う。
【0056】
次いで、ステップ#2において、充填プッシャー初期圧力値SP(油圧シリンダ72の油圧圧力値であり単位はMPaである。)、充填プッシャー変動圧力値ΔP1、充填プッシャー圧力値平均化回数n(通常5回程度)、充填サイクルタイム設定値CT(単位1/10秒)(フィルムカットから次のフィルムカットまでの充填サイクルタイム)、充填サイクルタイムの許容上限値ΔCT1及び許容下限値(−ΔCT1)の設定を、初期設定入力部132により、記憶部130に記憶させることにより行う。
【0057】
次に、ステップ#3において、自動充填を上記充填方法により開始する。具体的には、自動充填開始入力部134より自動充填開始指示を制御装置131に入力する。
【0058】
次に、ステップ#4において、制御装置131の制御の下に、油圧シリンダ72の充填プッシャー圧力測定部72aで各サイクルタイム毎に測定された充填プッシャー圧力値が記憶部130に記憶され、平均値演算部33で最新の充填サイクルタイムのn回(例えば5回)での上記充填プッシャー圧力値の平均値CTAVを演算する。
【0059】
次に、ステップ#5において、制御装置131の制御の下にサイクルタイム変動値演算部135で、上記平均値CTAVと上記サイクルタイム設定値CTとからサイクルタイム変動値ΔCTを求める演算を行う。すなわち、サイクルタイム変動値ΔCT=CTAV−CTの演算を行う。
【0060】
次に、ステップ#6において、制御装置131の制御の下に許容上限値比較部136で、サイクルタイム変動値ΔCTがサイクルタイム許容上限値ΔCT1以上に大きいか(ΔCT≧ΔCT1)どうかを判断する。
【0061】
サイクルタイム変動値ΔCTが許容上限値ΔCT1以上に大きいということは、練餡の粘性が大きくなり、所要の充填量に充填するに要する時間が長くなっているので、ステップ#7において、制御装置131の制御の下に充填プッシャー圧力値補正部137で、充填プッシャー圧力値の補正SP=SP+ΔP1を行う。すなわち、制御装置131の制御の下に油圧シリンダ72での充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値ΔP1分だけ上げることにより、サイクルタイムを下げることができ、ほぼ一定のサイクルタイムにすることができる。その後、ステップ#4に戻る。
【0062】
サイクルタイム変動値ΔCTが許容上限値ΔCT1未満の場合にはステップ#8に進む。
【0063】
ステップ#8においては、制御装置131の制御の下に許容下限値比較部138で、サイクルタイム変動値ΔCTがサイクルタイム許容下限値(−ΔCT1)以下に小さいか{ΔCT≦(−ΔCT1)}どうかを判断する。サイクルタイム変動値ΔCTが許容下限値(−ΔCT1)以下に小さくなったとき{ΔCT≦(−ΔCT1)}には、練餡の粘性が小さくなり、所要の充填量に充填するに要する時間が短くなっているので、ステップ#9において、制御装置131の制御の下に充填プッシャー圧力値補正部137で、プッシャー圧力値の補正SP=SP−ΔP1を行う。すなわち、制御装置131の制御の下に油圧シリンダ72での充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値ΔP1分だけ下げることにより、サイクルタイムを上げることができ、ほぼ一定のサイクルタイムにすることができる。その後、ステップ#4に戻る。
【0064】
ステップ#8において、サイクルタイム変動値ΔCTが許容下限値(−ΔCT1)以上の場合には、ステップ#4に戻る。
【0065】
このように、上記実施形態によれば、練餡、味噌などの高粘性流体を充填する方法において、高粘性流体例えば練餡を容器に移し換え、そのまま供給装置で充填位置まで移動するため、練餡自体には余分な力が働くことがなく、充填プッシャー部70により、容器1内の上記高粘性流体2を上記流体供給管1c,90a内に送り出し、上記円筒形の袋121内に上記流体供給管1c,90aから所定の充填量の上記高粘性流体2が充填されたのち、上記円筒形の袋121を閉塞して切断するようにしたので、ポンプを使用する必要がなくなり、ポンプによる輸送中に練餡が変形力を受けて練餡の品質の劣化の恐れがない。また、練餡又は味噌などの高粘性流体2の充填においては、材料の種類、煮炊条件、充填時の温度変化などにより充填プッシャー圧力値を調整しなければいけないが、上記したように油圧シリンダ72による加圧充填方法において油圧シリンダ72の圧力調整を自動的に制御することができるため、1回の充填時間すなわち充填サイクルタイムをほぼ同じようにすることができて、重量のバラツキを少なくすることができる。すなわち、上記制御動作を行うことにより、常にほぼ一定のサイクルタイムにすることができ、充填物の重量のバラツキを小さくすることができる。
【0066】
また、上記容器1は、横引台車50に保持した状態で、上記充填プッシャー部70の上蓋71を上記容器1内に押し込んで上記高粘性流体2を上記流体供給管1c,90a内に送り出すようにする場合には、高粘性流体2を充填している容器1を横引台車50から降ろしたり載せたりする必要がなく、容器1を横引台車50から降ろしたり載せたりするといった煩雑な作業を省略することができる。
【0067】
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の高粘性流体充填方法及び装置は、容器から高粘性流体を押し出して充填する方法であるので、高粘性流体例えば練餡を容器に移し換え、そのまま供給装置で充填位置まで移動するため、練餡自体には余分な力が働くことがない。よって、従来のポンプによる充填方法のように、ポンプ輸送中に練餡が変形力を受けて練餡の品質が劣化する恐れがなく、常に安定した品質を得ることができる。
【0069】
また、従来充填状態を目視で観察し、油圧シリンダの圧力を手動で調整しており、調整ミスにより充填量のバラツキを生じていたが、本発明の高粘性流体充填方法及び装置において、充填圧力を自動的に補正できるので、フィルムカットから次のフィルムカットまでの充填サイクルタイムをほぼ一定にすることができ、充填物の重量のバラツキを小さくすることができる。
【0070】
また、上記容器は、横方向移動体に保持した状態で、上記充填プッシャーを上記容器内に押し込んで上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出すようにする場合には、高粘性流体を充填している容器を横方向移動体から降ろしたり載せたりする必要がなく、容器を横方向移動体から降ろしたり載せたりするといった煩雑な作業を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる高粘性流体充填方法を実施するための高粘性流体充填装置の概略図である。
【図2】 上記実施形態にかかる高粘性流体充填方法における圧力調整の自動制御のフローチャートである。
【図3】 本発明の上記実施形態にかかる高粘性流体充填方法における圧力調整の自動制御を行うための圧力調整自動制御装置を備える高粘性流体充填装置のブロック図である。
【図4】 本発明の上記実施形態にかかる高粘性流体充填装置の正面図である。
【図5】 上記高粘性流体充填装置の右側面図である。
【図6】 上記高粘性流体充填装置の横移動部の正面図である。
【図7】 上記高粘性流体充填装置の充填プッシャー部の側面図である。
【図8】 上記高粘性流体充填装置の充填プッシャー部の半分の平面図である。
【図9】 上記高粘性流体充填装置の充填プッシャー部の左側半分が一部断面である側面図である。
【図10】 上記高粘性流体充填装置の充填プッシャー受部の正面図である。
【図11】 上記高粘性流体充填装置の充填プッシャー受部の平面図である。
【符号の説明】
1…容器、1b…鍔部、1c…充填管、2…高粘性流体、3…上下移動部、6…横移動部、7…充填部、10…フレーム、20…上下移動台車、21…容器受部、22…蓋、23…エアシリンダ、24…車輪、25…ターミナルブロック、26…チェーンボルト、27…台車本体、28…ブラケット、30…上下移動駆動部、31…駆動モータ、31A…駆動チェーン、32B…上側の従動側スプロケット、32D…回転軸、33…ローラチェーン、40…上下移動レール、41…横移動レール、50…横引台車、51…容器受部、51a…貫通口、52…車輪、53…チェーンサポート、60…横移動駆動部、61…駆動モータ、61A…駆動チェーン、62…スプロケット、62A…駆動側スプロケット、62B…従動側スプロケット、62C…回転軸、62D…回転軸、63…ローラチェーン、70…充填プッシャー部、71…上蓋、71a…空気抜き、72…油圧シリンダ、72a…充填プッシャー圧力測定部、73…ガイド、74…棒、75…空気抜筒、76…バルブ、80…充填プッシャー受部、81…受板、82…油圧シリンダ、90…高粘性流体充填装置本体、90a…投入パイプ、111…製袋部、112…フィルム、113…竪シール部、114…液面センサ、115…扱き部、115a…扱きローラ、116…横シール部、117…カット部、120…充填物、121…充填された袋、121A…包装物である袋、130…記憶部、131…制御装置、132…初期設定入力部、133…平均値演算部、134…自動充填開始入力部、135…サイクルタイム変動値演算部、136…許容上限値比較部、137…充填プッシャー圧力値補正部、138…許容下限値比較部、190…圧力調整自動制御装置。
Claims (6)
- 高粘性流体を入れる容器と、
上記容器に接続された流体供給管と、
上記容器内の上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す充填プッシャー部と、
上記流体供給管にフィルムを供給して円筒形の袋を形成する製袋部と、
上記製袋部で形成された上記円筒形の袋内に上記流体供給管から上記高粘性流体が充填されるときの充填量を検出する充填量検出装置と、
上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、上記円筒形の袋を閉塞して切断する閉塞切断装置と、
上記充填プッシャー部の押圧部を上記容器内に押し込んで上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す油圧シリンダと、
上記油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御する制御装置と、
を備え、
上記制御装置は、上記油圧シリンダでの充填プッシャー圧力値を測定する充填プッシャー圧力測定部と、
最新の充填サイクルタイムの所定回数での上記充填プッシャー圧力値の平均値を演算し、上記平均値から、予め設定されたサイクルタイム設定値を引いてサイクルタイム変動値を求める演算部と、
上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容上限値以上に大きいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ上げることによりサイクルタイムを下げる一方、上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容下限値以下に小さいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ下げることによりサイクルタイムを上げて、サイクルタイムをほぼ一定にする制御部とをさらに備えるようにしたことを特徴とする高粘性流体充填装置。 - 上記閉塞切断装置は、上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、充填された袋を扱くための一対の扱きローラを有する扱き部と、上記円筒形の袋に横シールをする横シール部と、上記袋の横シールされた部分を切断するカット部とを備える請求項1に記載の高粘性流体充填装置。
- 上記容器を保持する横方向移動体を横方向経路沿いに退避位置と充填位置との間で横方向に移動させる横移動部をさらに備えて、
上記横方向移動体が上記充填位置に位置したとき、上記制御装置の制御の下に上記油圧シリンダが駆動されて、上記充填プッシャー部の押圧部を上記横方向移動体に保持された上記容器内に押し込んで上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す請求項1又は2に記載の高粘性流体充填装置。 - 容器に接続された流体供給管にフィルムを供給して円筒形の袋を形成し、
油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御しながら上記油圧シリンダにより充填プッシャー部の押圧部を上記容器内に押し込んで、上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に送り出し、
上記製袋部で形成された上記円筒形の袋内に上記流体供給管から上記高粘性流体が充填されるときの充填量を検出し、
所定の充填量が検出されると、上記円筒形の袋を閉塞して切断するようにした高粘性流体充填方法であって、
上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に上記充填プッシャー部の押圧部で送り出すときの上記充填プッシャー部の上記押圧部に作用させる圧力値を測定し、
最新の充填サイクルタイムの所定回数での上記充填プッシャー圧力値の平均値を演算し、
上記平均値から、予め設定されたサイクルタイム設定値を引いてサイクルタイム変動値を求め、
上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容上限値以上に大きいときには、上記油 圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ上げることによりサイクルタイムを下げる一方、上記サイクルタイム変動値がサイクルタイム許容下限値以下に小さいときには、上記油圧シリンダでの上記充填プッシャー圧力値を充填プッシャー変動圧力値分だけ下げることによりサイクルタイムを上げて、サイクルタイムをほぼ一定にするようにしたことを特徴とする高粘性流体充填方法。 - 上記所定の充填量が検出されると上記円筒形の袋を閉塞して切断するとき、
上記充填量検出装置で所定の充填量が検出されると、充填された袋を一対の扱きローラで扱き、
その後、上記円筒形の袋に横シールし、
その後、上記袋の横シールされた部分を切断する請求項4に記載の高粘性流体充填方法。 - 上記高粘性流体を充填する前に、上記容器を保持する横方向移動体を横方向経路沿いに退避位置から充填位置に横方向に移動させるとともに、
上記容器内の高粘性流体を上記流体供給管内に送り出すとき、上記油圧シリンダの送り出し圧力の調整を自動的に制御しながら上記油圧シリンダにより上記充填プッシャー部の押圧部を上記充填位置に位置した上記横方向移動体に保持された上記容器内に押し込んで、上記高粘性流体を上記流体供給管内に送り出す請求項4又は5に記載の高粘性流体充填方法。
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