JP3784123B2 - Electrolyzed water generator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水または食塩水等の処理水を電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置の一つとして、例えば特開平8−229559号公報に、第1及び第2の電極を内部に対向配設するとともに処理水が流入・流出するようにした電解槽と、前記処理水を前記電解槽に給水する給水手段と、前記電解槽にて生成された電解水を導出する導出管と、前記電解槽及び前記導出管の水を排水する排水手段とを備えて、電解生成運転停止時に少なくとも前記電解槽及び前記導出管が空状態とされる電解水生成装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した公報の電解水生成装置においては、電解生成運転停止時に少なくとも電解槽及び導出管が空状態とされる構成になっているため、この停止時間が長くなると導出管の開口部から空気中に存在する浮遊菌等が浸入し、導出管や電解槽の内部に雑菌が繁殖したりカビ・藻が発生したりするおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、請求項1に係る発明は、第1及び第2の電極を内部に対向配設するとともに処理水が流入・流出するようにした電解槽と、前記処理水を前記電解槽に給水する給水手段と、前記電解槽にて生成された電解水を導出する導出管と、前記電解槽及び前記導出管の水を排水する排水手段とを備えて、電解生成運転停止時に少なくとも前記電解槽及び前記導出管が空状態とされる電解水生成装置において、前記電解槽及び前記導出管にオゾンを供給するオゾン供給手段を配設するとともに、電解生成運転停止時には前記オゾン供給手段から前記電解槽及び前記導出管へのオゾン供給を許容し、また電解生成運転時には前記オゾン供給手段から前記電解槽及び前記導出管へのオゾン供給を停止させる制御手段を設けたことに特徴がある。
【0005】
請求項2に係る発明は、前記制御手段による前記電解槽及び前記導出管へのオゾン供給が所定時間毎に所定量行われるように構成したことに特徴があり、また、請求項3に係る発明は、前記オゾン供給によるオゾンの供給量は前記電解槽、前記導出管の内部空間容積に略等しいことに特徴がある。
【0006】
【発明の作用・効果】
請求項1に係る発明においては、当該電解水生成装置にて電解生成運転が停止されて排水手段によって電解槽及び導出管が空状態とされると、制御手段により電解槽及び導出管へのオゾン供給が許容され、オゾン供給手段から電解槽及び導出管へオゾンが供給される。このため、電解槽及び導出管にオゾンが充填されて、オゾンの殺菌力により電解槽及び導出管の内部の雑菌の繁殖やカビ・藻の発生を防止することができる。
【0007】
また、電解槽及び導出管に、水に難溶性の気体であるオゾンを供給して殺菌するようにしたため、当該装置の再電解生成運転時には、電解槽及び導出管に充填されているオゾンは処理水及び電解水に溶解することなく導出管から大気中に自然に排出され、再電解生成運転初期から所望の電解水が得られる。
【0008】
また、請求項2に係る発明においては、上述した請求項1に係る発明の作用効果に加えて、電解槽及び導出管へオゾンを所定時間毎に所定量供給するようにしたため、所定時間をオゾンの殺菌効果を考慮して設定すれば、常時オゾンを供給しなくてもオゾンによる殺菌効果が常に得られて、少量のオゾンで効率よく殺菌できるとともに多量にオゾンを発生させる必要がなくてオゾン供給手段の小型化・コンパクト化を図ることが可能である。
【0009】
また、請求項3に係る発明においては、上述した請求項1または2に係る発明の作用効果に加えて、オゾンの供給量を電解槽及び導出管の内部空間容積に略等しくしたため、無駄にオゾンを発生させる必要がなくて、必要最小限のオゾンで効率良く殺菌できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による電解水生成装置を示していて、この電解水生成装置は電解槽20の両電極室に処理水(水道水)を給水管11を通して給水する給水弁V1を備えていて、この給水弁V1は常閉型の電磁開閉弁であり制御装置100によって作動を制御されるようになっている。給水管11は、上記した給水弁V1とフローセンサSを介装した接続部11aと、この接続部11aの先端から上方に延びる立上部11bと、この立上部11bの先端から分岐して上方に延び電解槽20の両流入口21a,21bにそれぞれ接続される分岐部11cによって構成されていて、接続部11aには周知の浄水器Fを介して給水ホース12が接続され、また立上部11bの下端には排水弁V2を介装した排水管13が接続されている。給水ホース12は、機外に延びていて、水道管(図示省略)に接続されるようになっている。
【0011】
フローセンサSは、給水管11における接続部11a内の水の流れを検出するものであり、その検出信号は制御装置100に出力されるようになっている。排水管13は、機底部に沿って配置されていて機外に延びており、排水溝(図示省略)に排水可能となっている。排水弁V2は、常閉型の電磁開閉弁であり制御装置100によって作動を制御されるようになっている。
【0012】
電解槽20は、一対の流入口21a,21bと一対の流出口21c,21dを有する槽本体21と、この槽本体21内に対向配設した第1及び第2の電極22,23と、これら両電極22,23間に配設されて各電極22,23を収容する第1及び第2の電極室24,25を形成する隔膜26によって構成されていて、第1電極室24には流入口21aと流出口21cが連通し、第2電極室25には流入口21bと流出口21dが連通している。各電極22,23は、チタン基材の表面に白金メッキ或いは白金イリジウムを焼成してなるもので、両電極22,23への直流電圧の印加・停止及び正負電極切換は制御装置100によって制御されるようになっている。また、各流出口21c,21dには上流側の導出管31,32が接続されていて、両導出管31,32は流路切換弁V3を介して下流側の導出管33,34に接続されている。
【0013】
各導出管33,34は、電解槽20より上方に立ち上がる立上部33a,34aを有して図2にて示したように各イオン水の使用場所であるシンク40の配設位置まで延出配管されて開口していて、下端にて流路切換弁V3に接続されている。
【0014】
流路切換弁V3は、酸・アルカリに耐える4ポート2位置切換バルブであって、電動モータ(図示省略)によって切換駆動されるものであり、図1の仮想線で示した逆状態(導出管31が導出管34に接続され導出管32が導出管33に接続されている状態)にて制御装置100から正信号を受けたとき図1の実線で示した正状態(導出管31が導出管33に接続され導出管32が導出管34に接続されている状態)に切り替わり、また図1の実線で示した正状態にて制御装置100から逆信号を受けたとき図1の仮想線で示した逆状態に切り替わるようになっており、図1の仮想線で示した逆状態にあるか実線で示した正状態にあるかはセンサ(図示省略)によって検出されるようになっている。
【0015】
ところで、この電解水生成装置には上記構成に加えて、給水管11、排水管13、電解槽20及び導出管31,32,33,34にオゾンを供給するためのオゾン供給手段40と、電解生成運転停止時にはオゾン供給手段40から給水管11、排水管13、電解槽20及び導出管31,32,33,34へのオゾン供給を許容し、また電解生成運転時にはオゾン供給手段40から給水管11、排水管13、電解槽20及び導出管31,32,33,34へのオゾン供給を停止させる制御手段としてのオゾン供給弁V4が設けられている。オゾン供給手段40は、オゾン供給弁V4と連通管51とを介して給水管11における接続部11aの給水弁V1よりも下流側(電解槽20側)に接続されていて、空気供給装置41とオゾン発生器42と高圧電源装置43と接続管44,45によって構成されている。空気供給装置41は、オゾン発生器42に空気を供給するためのもので、内部に送風ファン(図示省略)を備えていて、この送風ファンは制御装置100によって作動を制御されるようになっている。オゾン発生器42は、それ自体周知のもので、内部に配設した2枚の金属電極(図示省略)間に空気供給装置41から接続管44を通して空気を介在させ、固体誘導体(図示省略)を配設して高圧電源装置43から交流又は直流の高電圧を両電極間に印加することにより放電を開始させ、これにより空気中の酸素をオゾンとするものである。高圧電源装置43は、オゾン発生器42の両電極間に交流高電圧を印加するためのもので、その作動は制御装置100により制御されるようになっている。
【0016】
オゾン供給弁V4は、常閉型の電磁開閉弁であり、制御装置100により電解生成運転停止時に開かれて、オゾン供給手段40から給水管11、排水管13、電解槽20及び導出管31,32,33,34へのオゾン供給を許容し、また電解生成運転時に閉じられて、オゾン供給手段40から給水管11、排水管13、電解槽20及び導出管31,32,33,34へのオゾン供給を停止させるようになっている。
【0017】
制御装置100は、電源スイッチ101と生成スイッチ102(共にON−OFF切換スイッチである)を備えるとともに、タイマ及び積算タイマ(共に図示省略)を備え、また図3、図4及び図5に示したフローチャートに対応したプログラムを実行するマイクロコンピュータ(図示省略)を備えていて、各スイッチ101,102の操作とフローセンサSからの信号と流路切換弁V3の状態を検出するセンサからの信号と内蔵するタイマ及び積算タイマ(共に図示省略)の計時値に基づいて、給水弁V1、排水弁V2及びオゾン供給弁V4の開閉作動と流路切換弁V3の切換作動と電解槽20における両電極22,23への直流電圧の印加・停止及び正負電極切換と空気供給装置41及び高圧電源装置43の各作動を制御するようになっており、以下に説明する各作動が得られるようになっている。
【0018】
上記のように構成した本実施形態においては、当該電解水生成装置が使用可能な状態で電源スイッチ101がオン操作されると、制御装置100のマイクロコンピュータが図3のステップ201にてプログラムの実行を開始し、ステップ202にて生成スイッチ102がオン操作されているか否かが判定される。このとき、生成スイッチ102がオン操作されていなければ、ステップ202にて「NO」と判定されてステップ202の処理が繰り返し実行され、また生成スイッチ102がオン操作されていれば、ステップ202にて「YES」と判定されてステップ203,204の処理が実行される。
【0019】
ステップ203では給水弁V1に開信号が出力され、ステップ204ではフローセンサSがONか否かが判定される。給水弁V1は、正常であれば開信号にて開作動するため、水道が断水状態でなければ、給水管11を水道水が流れてフローセンサSがONとなり、ステップ204にて「YES」と判定されてステップ205,206または207の処理が実行される。なお、給水弁V1が開信号にて開作動しないか、水道が断水状態であるときには、ステップ204にて「NO」と判定されて208の断水警報ルーチンが実行されて警報が発せられる。水道が断水状態から通水状態となったときには、水道の通水によりフローセンサSがONとなり、ステップ204にて「YES」と判定されてステップ205,206または207の処理が実行される。
【0020】
ステップ205では流路切換弁V3が図1の実線に示した正状態に保持されているか否かが判定され、「YES」と判定されたときにはステップ206が処理された後にステップ209,210が実行され、また「NO」と判定されたときにはステップ207が処理された後にステップ209,210が実行される。ステップ206では電解槽20の両電極22,23に所定値の直流電圧が正電圧印加されて、電極22がプラス極となり電極23がマイナス極となる。一方、ステップ207では電解槽20の両電極22,23に所定値の直流電圧が逆電圧印加されて、電極23がプラス極となり電極22がマイナス極となる。
【0021】
ステップ209では積算タイマにON信号が出力されて積算タイマが積算を再開し、ステップ210では積算タイマの積算値が設定値以上か否かが判定される。積算タイマの積算値が設定値に満たないときにはステップ210にて「NO」と判定されてステップ211の処理が実行され、また積算値が設定値に達するとステップ210にて「YES」と判定されてステップ216の処理が実行された後に図4のステップ217以降の処理が実行される。
【0022】
このため、流路切換弁V3が図1の実線にて示した正状態で、電源スイッチ101と生成スイッチ102のオン操作により当該装置が正常に起動するときには、上記したステップ201,202,203,204,205,206,209,210の処理が実行されて、給水ホース12から浄水器Fを通過した水道水が給水弁V1とフローセンサSと給水管11を通って電解槽20の各電極室24,25に供給されるとともに、電解槽20内で電解されて各イオン水が生成され、プラス側電極22の電極室24からは水素イオンが増加した酸性イオン水が導出管31と正状態の流路切換弁V3と導出管33を通してシンク40に送られ、またマイナス側電極23の電極室25からは水酸イオンが増加したアルカリ性イオン水が導出管32と正状態の流路切換弁V3と導出管34を通してシンク40に送られる。なお、流路切換弁V3が図1の仮想線にて示した逆状態で、電源スイッチ101と生成スイッチ102のオン操作により当該装置が正常に起動するときには、上記したステップ206に代えてステップ207の処理が実行されて、プラス側電極23の電極室25からは水素イオンが増加した酸性イオン水が導出管32と逆状態の流路切換弁V3と導出管33を通してシンク40に送られ、またマイナス側電極22の電極室24からは水酸イオンが増加したアルカリ性イオン水が導出管31と逆状態の流路切換弁V3と導出管34を通してシンク40に送られる。
【0023】
上記した当該装置の起動に伴うイオン水の生成運転は、積算タイマの積算値が設定値に達するか生成スイッチ102がオフ操作されるまでステップ210,211の処理が繰り返し実行されて維持され、積算タイマの積算値が設定値に達すると、図3のステップ216と図4のステップ217以降の処理が実行されて以下に説明する再運転が開始される。
【0024】
ステップ216では、積算タイマにリセット信号が出力されて積算タイマの積算値がゼロにリセットされ、ステップ217では電解槽20の両電極22,23への電圧印加が停止され、ステップ218では給水弁V1に閉信号が出力され、ステップ219ではフローセンサSがOFFか否かが判定される。給水弁V1は、正常であれば閉信号にて閉作動するため、給水弁V1の閉作動により給水管11を水が流れなくなるとフローセンサSがOFFとなり、ステップ219にて「YES」と判定されてステップ221,222,223,224,225の処理が順次実行される。なお、給水弁V1が閉作動しないときにはフローセンサSがOFFとならずステップ219にて「NO」と判定されて220の故障警報ルーチンが実行されて警報が発せられる。
【0025】
ステップ221では、流路切換弁V3の切換ルーチンが実行されて、流路切換弁V3が正状態である場合には逆状態に、また逆状態である場合には正状態に切り換えられる。ステップ222では、排水弁V2に開信号が出力されて排水弁V2が開作動し、ステップ223ではタイマがリセットされて計時値tがゼロとされる。また、ステップ224ではステップ223にてリセットされたタイマの計時値tが設定値t1以上か否かが判定され、「NO」と判定されたときにはステップ224の処理が繰り返し実行され、「YES」と判定されたときにはステップ225の処理が実行された後に上述した図3のステップ203以降の処理が実行される。ステップ225では、排水弁V2に閉信号が出力されて排水弁V2が閉作動する。なお、上記した設定値t1は、当該装置において生成運転が中断して各導出管33,34内のイオン水が流路切換弁V3と各導出管31,32を通して電解槽20の各電極室24,25に逆流し各電極室24,25の水が中和または逆イオン化されるまでの時間を実験により測定した実測値を基にして決定されている。
【0026】
したがって、上記したステップ216,217,218,219,221,222,223,224,225の処理が実行された後にステップ203以降の処理が実行されると、イオン水生成運転の一時的な中断と、流路切換弁V3の切換作動と、所定量の排水による各電極室内イオン水の中和または逆イオン化がなされた後に、当該装置が再起動されてイオン水の生成運転が再開される。
【0027】
一方、ステップ210にて「NO」と判定され、ステップ211が実行されてステップ211にて「YES」と判定されると、ステップ212,213,214の処理が実行される。なお、ステップ211にて「NO」と判定されると、ステップ210,211の処理が繰り返し実行される。ステップ212では積算タイマにOFF信号が出力されて積算タイマが積算を中断し、ステップ213では電解槽20の両電極22,23への電圧印加が停止され、ステップ214では給水弁V1に閉信号が出力され、その後に図5のステップ231以降のオゾン供給ルーチンの処理が実行される。
【0028】
ステップ231では、排水弁V2に開信号が出力されて排水弁V2が開作動し、ステップ232では、タイマがリセットされて計時値tがゼロとされる。また、ステップ233では、ステップ232にてリセットされたタイマの計時値tが設定値t2以上か否かが判定され、「NO」と判定されたときにはステップ233の処理が繰り返し実行され、「YES」と判定されたときにはステップ234,235,236の処理が実行される。なお、上記した設定値t2は、各電極室24,25にて中和または逆イオン化された水が分岐部11c、立上部11b及び排水管13を通して全て排水されるまでの時間を実験により測定した実測値を基にして決定されている。
【0029】
ステップ234では、空気供給装置41と高圧電源装置43に作動開始信号が出力されて各装置41,43がそれぞれ作動を開始するとともに、オゾン供給弁V4に開信号が出力されて同弁V4が開作動し、ステップ235では、タイマがリセットされて計時値tがゼロとされる。また、ステップ236では、ステップ235にてリセットされたタイマの計時値tが設定値t3以上か否かが判定され、「NO」と判定されたときにはステップ236の処理が繰り返し実行され、「YES」と判定されたときにはステップ237,238,239の処理が実行される。なお、上記した設定値t3は、接続部11a及び排水管13がオゾンで満たされるまでの時間を実験により測定した実測値を基にして決定されている。
【0030】
ステップ237では、排水弁V2に閉信号が出力されて同弁V2が閉作動し、ステップ238では、タイマがリセットされて計時値tがゼロとされる。また、ステップ239では、ステップ238にてリセットされたタイマの計時値tが設定値t4以上か否かが判定され、「NO」と判定されたときにはステップ239の処理が繰り返し実行され、「YES」と判定されたときにはステップ240の処理が実行された後に、上述した図3のステップ202以降の処理が実行される。ステップ240では、空気供給装置41と高圧電源装置43に作動停止信号が出力されて各装置41,43がそれぞれ作動を停止するとともに、オゾン供給弁V4に閉信号が出力されて同弁V4が閉作動する。なお、上記した設定値t4は、立上部11b、分岐部11c、電解槽20及び導出管31,32,33,34がオゾンで満たされるまでの時間を実験により測定した実測値を基にして決定されている。
【0031】
このため、生成スイッチ102がオフ操作されると、上記したステップ211,212,213,214,231,232,233,234,235,236,237,238,239,240の処理が実行されて、両電極22,23間への通電が停止されるとともに給水弁V1が閉じられ、また、排水弁V2の開作動により導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13内が全て空状態とされ、その後に空気供給装置41から供給される空気と高圧電源装置43から印加される高圧の電圧によってオゾン発生器42内にて発生するオゾンがオゾン供給弁V4の開作動によってこれらに供給される。
【0032】
以上の説明から明らかなように本発明による電解水生成装置においては、電解生成運転が停止されて排水弁V2の開作動によって導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13内が空状態とされると、オゾン供給弁V4により導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13へのオゾン供給が許容され、オゾン供給手段40からこれらへオゾンが供給される。このため、これらの内部にオゾンが充填されて、オゾンの殺菌力によりこれら内部の雑菌の繁殖やカビ・藻の発生を防止することができる。
【0033】
また、導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13内に、水に難溶性の気体であるオゾンを供給して殺菌するようにしたため、当該装置の再生成運転時には、内部に充填されているオゾンは処理水及びイオン水に溶解することなく導出管33,34から大気中に自然に排出され、再電解生成運転初期から所望の電解イオン水が得られる。
【0034】
上記実施形態においては、ステップ202にて「NO」と判定されるとステップ202の処理が繰り返し実行されるように実施したが、図3の破線にて示すように、ステップ202にて「NO」と判定されるとステップ226の処理が実行されるように実施してもよい。ステップ226では、計時値tが設定値t5以上か否かが判定され、「NO」と判定されるとステップ202,226の処理が繰り返し実行され、「YES」と判定されると図5のオゾン供給ルーチンの処理が実行される。この場合、設定値t5はオゾンの濃度が半減する60〜90分の時間であることが好ましい。
【0035】
この場合には、上述した作用効果に加えて、導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13へオゾンを所定時間(オゾンの殺菌効果が半減する60〜90分)毎に所定量(導出管31,32,33,34、電解槽20、分岐部11c、立上部11b、給水弁V1より下流側の接続部11a及び排水管13内が満たされる量、すなわちこれらの内部空間容積に略等しい量)供給するようにしたため、無駄にオゾンを発生させる必要がなくて、必要最小限のオゾンで最も効率良く殺菌できるとともに、多量にオゾンを発生させる必要がなくてオゾン供給手段40の小型化・コンパクト化を図ることが可能である。
【0036】
また、上記実施形態においては、電解生成運転の中断時(ステップ210にて「YES」と判定されたとき)及び停止時(ステップ211にて「YES」と判定されたとき)、電解槽20、導出管31,32,33,34内の水を排水管13を通して排水する電解水生成装置に本発明を実施したが、例えば特開平8−229559号に示す電解水生成装置(すなわち、貯水タンクから電解槽へポンプにて処理水を供給し、排水管を設けず、電解生成の中断時または停止時に電解槽、導出管内の水を自重で貯水タンクに戻すもの)に実施することも可能である。
【0037】
また、上記実施形態においては、本発明を電解槽20の内部に隔膜26を有する電解水生成装置に実施したが、本発明は電解槽の内部に隔膜を有していない電解水生成装置に実施することも可能である。
【0038】
また、上記実施形態においては、電解生成運転停止中に非連続的にオゾン供給を行うようにしたが、電解生成運転停止中に連続的にオゾン供給を行うようにしてもよい。この場合には、ステップ234の処理が実行された後、ステップ202(及びステップ226)の処理が実行されるようにし、ステップ202にて「YES」と判定されると、ステップ237,240の処理がステップ203の処理の前に実行されるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解水生成装置の一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】 図1に示した電解水生成装置の使用状態を概略的に示す図である。
【図3】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備えるマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの一部を示すフローチャートである。
【図4】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備えるマイクロコンピュータにて実行されるオゾン供給ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 図1に示した電解水生成装置の制御装置が備えるマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの残部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,12,V1…給水管,給水ホース,給水弁(給水手段)、13,V2…排水管,排水弁(排水手段)、20…電解槽、22,23…電極、31,32,33,34…導出管、40…オゾン供給手段、V4…オゾン供給弁(制御手段)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrolyzed water generating apparatus that electrolyzes treated water such as water or saline to generate electrolyzed water.
[0002]
[Prior art]
As one example of this type of apparatus, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 8-229559, an electrolytic cell in which first and second electrodes are disposed opposite to each other and treated water flows in and out, and the treatment is described above. Electrolytic generation comprising water supply means for supplying water to the electrolyzer, a lead-out pipe for deriving electrolyzed water generated in the electrolyzer, and drainage means for draining water from the electrolyzer and the lead-out pipe An electrolyzed water generating apparatus is shown in which at least the electrolytic cell and the outlet pipe are emptied when the operation is stopped.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the electrolyzed water generating apparatus described in the above publication, at least when the electrolysis generation operation is stopped, at least the electrolytic cell and the outlet pipe are in an empty state. There is a risk that airborne bacteria or the like existing inside may invade and miscellaneous bacteria may propagate inside the outlet tube or the electrolytic cell, or mold or algae may be generated.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to cope with the above-described problems, and the invention according to
[0005]
The invention according to
[0006]
[Operation and effect of the invention]
In the invention according to
[0007]
In addition, since ozone, which is a hardly soluble gas in water, is supplied to the electrolytic cell and the lead-out pipe and sterilized, the ozone filled in the electrolytic tank and the lead-out pipe is treated during the re-electrolytic generation operation of the apparatus. Without being dissolved in water and electrolyzed water, it is naturally discharged from the outlet pipe into the atmosphere, and desired electrolyzed water is obtained from the initial stage of the re-electrolytic generation operation.
[0008]
In addition, in the invention according to
[0009]
In addition, in the invention according to
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an electrolyzed water generating device according to the present invention, and this electrolyzed water generating device is provided with a water supply valve V1 for supplying treated water (tap water) through a
[0011]
The flow sensor S detects the flow of water in the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The flow path switching valve V3 is a 4-port 2-position switching valve that resists acid and alkali, and is switched by an electric motor (not shown), and is in the reverse state (lead-out pipe) indicated by the phantom line in FIG. When a positive signal is received from the
[0015]
By the way, in addition to the above-described configuration, the electrolyzed water generating apparatus includes an ozone supply means 40 for supplying ozone to the
[0016]
The ozone supply valve V4 is a normally closed electromagnetic on-off valve that is opened by the
[0017]
The
[0018]
In the present embodiment configured as described above, when the
[0019]
In
[0020]
In
[0021]
In
[0022]
Therefore, when the flow path switching valve V3 is in the positive state shown by the solid line in FIG. 1 and the apparatus is normally activated by turning on the
[0023]
The above-described ionic water generation operation associated with the start-up of the device is maintained by repeating the processes of
[0024]
In
[0025]
In
[0026]
Therefore, when the processing of
[0027]
On the other hand, if “NO” is determined in
[0028]
In
[0029]
In
[0030]
In
[0031]
For this reason, when the
[0032]
As is clear from the above description, in the electrolyzed water generating apparatus according to the present invention, the electrolysis generating operation is stopped, and the
[0033]
In addition, in the
[0034]
In the above embodiment, the process of
[0035]
In this case, in addition to the above-described effects, the
[0036]
Moreover, in the said embodiment, when the electrolysis production | generation operation is interrupted (when it determines with "YES" in step 210), and when it stops (when it is determined with "YES" in step 211), the
[0037]
Moreover, in the said embodiment, although this invention was implemented in the electrolyzed water generating apparatus which has the
[0038]
In the above embodiment, ozone supply is discontinuously performed while the electrolysis generation operation is stopped. However, ozone supply may be performed continuously while the electrolysis generation operation is stopped. In this case, after the process of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an embodiment of an electrolyzed water generating apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a use state of the electrolyzed water generating device shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing a part of a program executed by a microcomputer included in the control device of the electrolyzed water generating device shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a flowchart showing an ozone supply routine executed by a microcomputer provided in the control device for the electrolyzed water generating device shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a flowchart showing the remainder of a program executed by a microcomputer provided in the control device of the electrolyzed water generating device shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
11, 12, V1 ... water supply pipe, water supply hose, water supply valve (water supply means), 13, V2 ... drainage pipe, drainage valve (drainage means), 20 ... electrolytic cell, 22, 23 ... electrode, 31, 32, 33, 34 ... lead-out pipe, 40 ... ozone supply means, V4 ... ozone supply valve (control means).
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01164297A JP3784123B2 (en) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | Electrolyzed water generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01164297A JP3784123B2 (en) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | Electrolyzed water generator |
Publications (2)
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JPH10202262A JPH10202262A (en) | 1998-08-04 |
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (1)
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JP5194446B2 (en) * | 2006-12-15 | 2013-05-08 | パナソニック株式会社 | Fuel cell power generation system and operation method thereof |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP01164297A patent/JP3784123B2/en not_active Expired - Fee Related
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JPH10202262A (en) | 1998-08-04 |
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