JP3782033B2 - Cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、結晶構造と透明性を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉体を配合することで、彩度が向上した化粧料に関する。
さらに詳しくは、肌等の色が明るく血色良く見え、塗布感が良いことを特徴とする化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、透明性無機粉末を化粧料で利用する試みとしては宝石の微粉末を化粧料に配合することが行われている。例えば特表昭63−501362号公報には宝石の純粋粉末とキャリヤー材からなる装飾用の化粧用組成物が開示されている。しかしながら、同公報では宝石として透明性のあるエメラルドと不透明なトルコ石を同列に扱っており透明性に関心を払っていないこと、そして宝石自体の宝飾性を以って製品の付加価値を得ているため、光学的な特性については何も検討がされていないことが判る。また、特開平10−120520号公報では鉱物入りの化粧品が開示されているが、これも透明な石英と不透明なトルコ石を同列に扱っていること、その効果がマイルド感といった感触についてであり、光学的な特性については記載がないことが判る。また、ダイヤモンド粉末については従来多くの技術が開示されている。例えば特開平6−157263号公報には赤外線をカットする粉体としてダイヤモンド粉末やダイヤモンド被覆粉体の利用法が記載されている。これらの公報の記載内容をまとめると、結晶構造と透明性を有する無機粉末が可視光領域で光学的に特に優れた特徴を有することは見出されていないことが判る。
【0003】
一方、特開平11−209239号公報には、薄片状体質顔料のコアと、これを被覆する有色顔料含有二酸化チタンの被覆層と更にこれを被覆する光を拡散反射する粉体の最外層を有するコアシェル構造を有する顔料が記載され、特開平8−188723号公報には体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し更にその上部に半透明粉体を含む層を有する粉体が、また、特開平9−30918号公報にはシリコーンエラストマーの表面に微粒子酸化鉄をコーティングした複合粉体が記載されている。これらの粉体は、シミやソバカスを隠蔽する作用を有しながら、生き生きとした自然な肌色の仕上がりを示したり、化粧効果を持続させる効果を持つことが知られている。このように複合粉体は種々の機能が付与できる可能性を秘めているため、強く技術開発が進められている分野である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
こうした背景の中、本発明人らは新しい機能性複合材料について検討を行っていたところ、結晶構造と透明性を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉体を配合した化粧料が彩度が高くなり、肌等の色が明るく血色良く見えることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち、第1の本発明は、石英、合成石英、水晶から選ばれる1種以上の結晶構造と透明性を有する無機粉末で、平均一次粒子径が3〜20μmの範囲にある無機粉末を、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、赤色201号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号から選ばれる着色剤で湿式にて被覆処理した改質粉体で、前記着色剤の被覆量が、前記無機粉末と前記着色剤それぞれの質量比で、33:67〜99.99:0.01の範囲にある改質粉体を含有することを特徴とする化粧料である。
【0009】
第2の本発明は、結晶構造と透明性を有する無機粉末の形状が不定形または球形であることを特徴とする上記の化粧料である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末とは、無機粉末であって、結晶性を有しており、光学的に透明性の高いものを指す。本発明で用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末としては、主として珪素、アルミニウム、チタン、酸素、クロム、鉄、マグネシウム、ジルコニウム、ベリリウムから選ばれる2種以上の元素を含むことが好ましく、特に主として珪素、アルミニウム、酸素、クロムから選ばれる2種以上の元素を含むことが好ましい。結晶は単結晶体であっても多結晶体であっても構わない。本発明で用いる透明性無機粉末は、一般には一次粒子径として100μm以上に成長、結晶化した無機素材を粉砕、磨砕または研磨することで得られ、直接クラスターから粒子成長させ、粉砕などの行為を経ないで得られた粉末は格子欠陥等があり光学特性が劣り本発明の粉末には該当しない。本発明で言う透明とは、未粉砕の段階の無機材料の外観が透明〜半透明であることを指す。尚、本発明で透明性を有する無機物とは、天然または合成の原石鉱物そのもので原石を透して文字等が判読できる程度の透明性を有する物以外に原石が表面の傷等によって原石では透明性がないが表面を研磨し傷等の表面部分を除くことによって透明性が現われてくる物も本発明で言う透明性を有する物に相当する。特に、未粉砕の段階の無機材料に赤色レーザー光をあてた時に、レーザー光が拡散する現象がみられる素材が最も好ましい。本発明で用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末は上記の基準を満たしていれば特に限定されず、合成または天然の宝石を機械的に粉砕したものが好ましい。この際、合成または天然の宝石の大きさ(長径)は0.1mm〜100cmの幅にあるものを使用することが好ましい。これは0.1mm未満の宝石は不純物が多かったり、結晶性が悪いなどの問題を抱えていることが多く、また、100cmを超えると粉砕するまでの手間がかかりすぎる問題がある。これらの結晶構造と透明性を有する無機粉末の例としては、例えば、ガーネット、スピネル、スカポライト、ルチル、ジルコン、ベスビアナイト、エメラルド、アクアマリン、ヘリオドール、ゴーシェナイト、モルガナイト、レッドベリル、水晶、アメジスト、シトリン、ローズクォーツ、ブラウンクォーツ、ミルキィクォーツ、カルセドニー、ルビー、サファイア、パパラッチャ、フェナカイト、トパーズ、クリソベリル、アレキサンドライト、アレキサンドライト、エンスタタイト、シリマナイト、ハイパーシン、ペリドート、リシア輝石、チタナイト、石英、合成石英等が挙げられる。この内特に石英、合成石英、水晶、アメジスト、エメラルド、サファイア、ルビー、ガーネット、ルチルから選ばれる1種以上であることが好ましい。これらの無機粉末は人工的に供給できるため、鉛、ヒ素、放射線などの影響が少なく、化粧品的に好ましい品質を与えることが可能で、かつ供給が安定しているメリットがある。また、アメジスト、ガーネットといった素材を使用することも可能である。特に水晶(アメジスト)や石英は硬度が比較的小さく、粉砕が容易であること、価格が安価であることから好まく、ガーネットは供給が豊富で安価であるメリットがある。但し、ダイヤモンドは透明な結晶を持つ宝石として有名であるが、硬度が高すぎ、粉砕や研磨による粒子径のコントロールが効きにくく、光学特性に優れた領域の粉末が得られにくいことから好ましくない。また宝石であって結晶性を有する透明性無機粉末であってもアパタイト(燐灰石)やカルサイト(方解石)のように表面処理をしても湿度のある大気中では安定性に欠けるものや、トルマリン(ホウ珪酸塩)やセルサイト(白鉛鉱)のように化粧品の原料成分として適当でない元素から成っているものは除外される。
【0013】
従来化粧料で用いられている、シリカやアルミナといった本発明で訴求しているのと同じ元素でできた素材と本発明との違いについて以下に解説する。化粧料では従来、シリカ、アルミナといった素材を多用してきた。これらの素材の元素構成は上記の透明性無機粉末で訴求している珪素、アルミニウム、酸素から選ばれる2種以上の元素を含んでおり、内容が一致している部分がある。しかしながら、こうした素材の多くは、粒子を砕くのではなく成長させることで得られており、非結晶状であり、内部に格子欠陥などを多く抱えているために半透明性〜不透明性である。これらの粉末は従来多用されているだけでなく、光学的にも本発明の求める効果を実効が得られる程度には有していないことから、本発明では通常化粧料に使用されるシリカ(球状シリカを含む)、アルミナ、ジルコニアといった粉末は含まれない。また、酸化チタンや酸化亜鉛も通常化粧料に使用されるものには結晶構造を有しているものが多いが、粉末の外観が非透明性であるため本発明の求める光学効果が得られないことから除外される。従って、本発明で用いることができる酸化チタン(ルチル)という場合は、単結晶体もしくはその粉砕物を示す。ガラスについても結晶性を有する結晶化ガラスは本発明に該当するが、一般の非晶質ガラスは該当しない。
【0014】
本発明で用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末は、平均一次粒子径が5〜15μmの範囲である。平均一次粒子径が3μm未満では、粉砕に必要なエネルギー量が大きくなり、コストが高くなる他、結晶性が失われて(粉体は微粒子化していくと表面がアモルファス化してしまう)光学的な特性が失われてしまう場合がある。また、平均一次粒子径が20μmを超えると、化粧料に配合した際に感触にざらつき感がでてくる場合がある。
【0015】
本発明で用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末の製造方法としては、上記無機材料の単結晶、多結晶体をジェットミルやハンマーミル、ボールミル、カッターミル、ビーズミル、マイクロス(奈良機械製作所製)などの乾式または湿式の粉砕機・磨砕機を用いて微粉砕する方法や、これらを組み合わせて用いる方法などがある。また、ターボスクリーナー、吸引ふるい、振動ふるい、超音波ふるいなどのメッシュを用いて分級すると製品の光学特性を向上させることができる。特に超音波ふるいは本発明のような硬質の粉末の分離操作に適している。本発明では粒子の形状に特に制限はないが、粒子の形状が不定形または球形であると光学的な光拡散特性が向上するため好ましい。また、粒度分布については、体積平均粒子径で見た時に、粒度分布はシャープであってもブロードであっても構わない。
【0016】
こうして得られた結晶構造と透明性を有する無機粉末は、次の工程としてその表面が着色剤で被覆処理される。本発明で用いる着色剤としては、有色顔料、天然色素など化粧料に一般的に使用される着色材料が挙げられ、例えば、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等、また蛍光材料として硫化亜鉛などが挙げられる。これらの素材の一次粒子径としては、1nm〜50μmの範囲にあれば特に限定されず、例えばベンガラであれば、一次粒子径が3nmの超微粒子ベンガラを用いることも、一次粒子径が0.5μmの顔料級ベンガラを用いることも可能である。これらの着色剤の内、特に色調が赤系もしくは緑系である、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、赤色201号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号などの着色剤は、改質粉体を作製し化粧料に配合した際に、肌の色が明るく血色良く見える効果が高いことから好ましい。
【0017】
本発明では、結晶構造と透明性を有する無機粉末に着色剤を被覆処理するが、その被覆処理の方法としては、湿式による方法を用いる。本発明では、メカノケミカル的な力が加わる場合でも、透明性無機粉末の結晶性が維持される範囲内での処理が好ましい。被覆処理方法の例としては、例えば結晶構造と透明性を有する無機粉末と着色剤を水などの媒体中で機械的に(場合によっては活性剤や粘剤、樹脂などの存在下に)分散させ、乾燥させる方法や、着色剤を媒体中で機械的に粉砕・強分散(メカノケミカル的な力が加わっても良い)させ、これを結晶構造と透明性を有する無機粉末と混合し、溶媒を除去する方法、またスプレードライヤーや流動層造粒機などの造粒装置を用いて結晶構造と透明性を有する無機粉末と着色剤からなる造粒粉体を得る方法が挙げられる。
【0018】
本発明では、結晶構造と透明性を有する無機粉末に着色剤をそれぞれの質量比で好ましくは33:67〜99.99:0.01の範囲、より好ましくは50:50〜99.9:0.1の範囲で被覆処理することが好ましい。着色剤の割合が2/3を超えると、結晶構造と透明性を有する無機粉末の光学効果が弱くなる場合があるため好ましくない。
【0019】
本発明では、上記のようにして得られた改質粉体をさらに化粧料で一般的に用いられる各種の表面処理方法にて被覆処理することも可能である。例えば、フッ素化合物処理、シリコーン樹脂処理、シリコーン処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、プラズマ処理、粘剤処理、無機酸化物処理などを単独もしくは複数組み合わせたものが挙げられる。尚、粘剤の例としては、寒天、アルギン酸およびその塩、ヒアルロン酸およびその塩、デオキシリボ核酸およびその塩、プルラン、ガーガム、ジェランガム、ポリアクリル酸およびその塩等が挙げられる。
【0020】
本発明で、上記の改質粉体は化粧料中に0.1〜99質量%配合することが好ましく、特に好ましくは0.1〜80質量%の範囲が挙げられる。配合量が0.1質量 %未満であると本発明の光学効果が得られない場合がある。
【0021】
本発明では、上記の結晶構造と透明性を有する無機粉末以外に、通常化粧料に配合される各種の顔料、紫外線吸収剤、油剤、フッ素化合物、樹脂、粘剤、防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の成分を使用することができる。
【0022】
顔料としては化粧料で用いられる種々の顔料が使用可能であり、その形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体、有色顔料、金属粉末顔料、天然色素等があげられる。具体的には、無機粉体としては、顔料級酸化チタン、酸化ジルコニウム、顔料級酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化セリウム等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、12ナイロン、6ナイロン等のナイロンパウダー、ポリメルシルセスキオキサン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、板状酸化鉄等の光輝性顔料、硫化亜鉛などの蛍光顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体等が挙げられる。これらの顔料も前記同様に各種の表面処理が行われていてもいなくても構わない。
【0023】
また、紫外線吸収剤としては、パラメトキシ皮酸オクチル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、オクチルトリアゾン、ジメトキシケイ皮酸イソオクタン酸グリセリドや、これらの高分子誘導体、シラン誘導体等が挙げられる。
【0024】
また、有機系紫外線吸収剤がポリマー粉末中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分布はブロードであってもシャープであっても構わない。ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂等が挙げられる。有機系紫外線吸収剤は微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化セリウムなどの無機系の紫外線散乱剤と併用して用いるとその紫外線防御効果をより高めることができる。また、本発明で有機系紫外線吸収剤を使用する場合には、結晶性を有する透明性無機粉末を一度焼成処理したものを用いることが好ましい場合がある。この処理が必要なものとしては、特に珪素を骨格中に有するものが該当する。石英末などはこの処理を実施しないで紫外線吸収剤と接触させると紫外線吸収剤の変色に起因すると考えられる黄色〜紫色の発色が生じる場合がある。尚、用いた透明性無機粉末の種類によっては焼成により無機粉末自体の発色が強くなる場合もある。焼成の条件としては、300〜1000℃、好ましくは500〜800℃の温度範囲で、0.1〜24時間焼成する条件が挙げられる。焼成はガス式、電気式などの焼成炉を用いることが可能である。
【0025】
防菌防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0026】
粘剤、樹脂の例としては、トリメチルシロキシケイ酸、フッ素化シリコーン樹脂、カチオン化シリコーン樹脂などのシリコーン化合物、アラビアゴム、トラガカント、アラビノガラクタン、ローカストビーンガム(キャロブガム)、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン、シリコーン化プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子やポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
【0027】
本発明の化粧料では、各種の生理活性成分を配合してあることが好ましい。本発明で用いる生理活性成分とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤(ラジカル捕捉剤)、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、皮膚着色剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を1種または2種以上配合することが好ましい。
【0028】
これらの成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0029】
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、N−メチル−L−セリン等のアミノ酸誘導体、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、ラフィノースなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸、ニオチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ−アミノ酪酸などが挙げられる。
【0030】
これらの生理活性成分の化粧料への配合割合は、その活性成分の効果発現濃度によるが、一般的には化粧料の総量に対して0.05〜20質量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜15質量%が好ましい。尚、生理活性成分は1種または2種以上を組み合わせて配合することが好ましい。
【0031】
油剤の例としては、例えばアボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、キョウニン油、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等が挙げられる。
【0032】
また、保湿剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルビトール、トレハロース、ラフィノース、キシリトール、マンニトール、ヒアルロン酸およびその塩、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン等のグリコール類、多価アルコール類および多糖類等が挙げられる。
【0033】
本発明の化粧料としては特に限定は無いがスキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メイクアップ製品、紫外線防御製品等が好ましいものとして挙げられ、特にメイクアップ製品が好ましい。例えば、乳液、クリーム、ローション、サンスクリーン剤、サンタン剤、アクネ対策化粧料、エッセンスなどの基礎化粧料、ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、マスカラ、チーク、ネイルカラー、口紅などのメイクアップ化粧料、リンス、コンディショナー、ヘアカラー、セット剤、育毛剤、デオドラント、香水などがあげられる。また、製品の形態についても特に限定は無いが液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状等に適用が可能である。
【0034】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明を更に詳細に説明する。
また、実施例及び比較例で得られた化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0035】
[有用性評価]
専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す(満点:50点)。尚、評価としては、肌の色が明るく血色良く見えるか、感触(塗布感が良いか)について実施した。
【0036】
【0037】
製造例1(赤色着色石英パウダーの製造)
直径0.1mm〜1mmの外観が透明な光ファイバー原料用石英末を、ジェットミルを使用して微粉砕し、平均一次粒子径が10μmの不定形の形状を持つパウダーを得た。一方、寒天5質量部を90℃のお湯500質量部に溶解させ、ここに赤色201号0.3質量部をホモジナイザーを用いて良く分散させた。ここに前記の石英パウダー100質量部を加え、機械的に混合した。外観色が均一になるまで加熱下に混合を続けた後、スプレードライヤーを用いて噴霧乾燥し、寒天処理赤色着色石英パウダーを製造した。
【0038】
比較製造例1(赤色着色板状硫酸バリウムの製造)
寒天5部を90℃のお湯500質量部に溶解させ、ここに赤色201号0.3質量部をホモジナイザーを用いて良く分散させた。ここに板状硫酸バリウム100質量部を加え、機械的に混合した。外観色が均一になるまで加熱下に混合を続けた後、スプレードライヤーを用いて噴霧乾燥し、寒天処理赤色着色板状硫酸バリウムを製造した。
【0039】
実施例1
表2に示す処方と製造方法にてパウダーファンデーションを製造した。尚、各寒天処理顔料は製造例1の方法に準じて寒天のみでの被覆処理品を作製し用いた。また、ポリメチルシルセスキオキサンはGE東芝シリコーン製トスパール145Aを使用した。表中の配合の単位は質量%である。
【0040】
【0041】
[製造方法]
油性成分を加熱混合し、事前に混合した粉体成分の上からゆっくりと加え、さらに攪拌した後、60メッシュを通し、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0042】
比較例1
実施例1で用いた寒天処理赤色着色石英パウダー(製造例1)の代わりに、製造例1で作製した石英パウダーを寒天のみにて処理してものを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
(着色していない結晶性を有する透明性無機粉末を用いた場合の例)
【0043】
比較例2
実施例1で用いた寒天処理赤色着色石英パウダー(製造例1)の代わりに、寒天処理板状硫酸バリウムを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
(本発明の改質粉体を用いない場合の例)
【0044】
比較例3
実施例1で用いた寒天処理赤色着色石英パウダー(製造例1)の代わりに、比較例1で作製した寒天処理赤色着色板状硫酸バリウムを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
(結晶性を有する透明性無機粉末の代わりに、非透明性無機粉末に着色した粉末を用いた場合の例)
【0045】
実施例および比較例で得られた製品について評価を行った結果を以下に示す。
【0046】
【0047】
表3の結果から本発明の実施例は比較例と比べて肌の色が明るく血色良く見え、塗布感に優れることが判る。これに対して比較例1は着色していない結晶構造と透明性を有する無機粉末を用いた場合の例であるが、評価結果は良いものの実施例と比べて血色が良く見えるかどうかという点で劣っていることが判る。また、比較例2は本発明の改質粉体を用いない場合の例であるが、全体的に評価が悪いことが判る。比較例3は結晶構造と透明性を有する無機粉末の代わりに、非透明性無機粉末に着色した粉末を用いた場合の例であるが、比較例2と比べて評価は良くなっているものの、母材として結晶構造と透明性を有する無機粉末を用いた場合と比べると評価が低くなっていることが判る。
【0048】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、結晶構造と透明性を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉体を配合することで、彩度が向上し、肌の色が明るく血色良く見え、塗布感が良い化粧料が得られることは明らかである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic with improved chroma by blending a modified powder obtained by coating an inorganic powder having a crystal structure and transparency with a colorant.
More specifically, the present invention relates to a cosmetic material characterized in that the color of the skin and the like looks bright and ruddy, and the feeling of application is good.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, as an attempt to use transparent inorganic powder in cosmetics, a fine powder of jewels has been blended into cosmetics. For example, Japanese Patent Publication No. 63-501362 discloses a decorative cosmetic composition comprising a pure powder of a jewel and a carrier material. However, in this publication, transparent emerald and opaque turquoise are handled in the same line as gems, and attention is not paid to transparency, and the added value of the product is gained by the jewelry's jewelry. Therefore, it can be seen that no consideration has been given to the optical characteristics. In addition, in Japanese Patent Laid-Open No. 10-120520, cosmetics containing minerals are disclosed, but this also deals with transparent quartz and opaque turquoise in the same row, and the effect is a feeling of mild feeling, It can be seen that the optical characteristics are not described. Many techniques have been disclosed for diamond powder. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-157263 describes the use of diamond powder or diamond-coated powder as a powder for cutting infrared rays. Summarizing the description of these publications, it can be seen that inorganic powders having a crystal structure and transparency have not been found to have optically particularly excellent characteristics in the visible light region.
[0003]
On the other hand, JP-A-11-209239 has a core of flaky extender pigment, a coating layer of colored pigment-containing titanium dioxide that covers the core, and an outermost layer of powder that diffuses and reflects the light that covers the core. A pigment having a core-shell structure is described, and JP-A-8-188723 discloses a powder having a red powder layer containing an organic red pigment on an extender powder and further having a layer containing a translucent powder on top Japanese Unexamined Patent Publication No. 9-30918 discloses a composite powder in which the surface of a silicone elastomer is coated with fine iron oxide. These powders are known to have an effect of concealing spots and freckles while exhibiting a vivid natural skin color finish and an effect of sustaining a cosmetic effect. In this way, composite powders have the potential to be imparted with various functions, and thus are a field in which technological development is strongly advanced.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Against this background, the present inventors have been studying a new functional composite material. As a result, cosmetics containing a modified powder obtained by coating an inorganic powder having a crystal structure and transparency with a colorant are colored. As a result, the present invention was completed by finding that the skin color and the like look bright and brilliant.
[0005]
That is, the first aspect of the present invention is One or more types selected from quartz, synthetic quartz and quartz Has crystal structure and transparency Inorganic powder with an average primary particle size in the range of 3-20 μm Inorganic powder Red 3, Red 104, Red 106, Red 201, Red 202, Red 204, Red 205, Red 220, Red 226, Red 227, Red 228, Red 230, Red 401, Red 505, Red 201, Green 3, Green 201, Green 204, Green 205 With colorant Wet Coated In the modified powder, the coating amount of the colorant is in a range of 33:67 to 99.99: 0.01 in terms of mass ratio of the inorganic powder and the colorant. A cosmetic comprising a modified powder.
[0009]
First 2 The present invention is the cosmetic described above, wherein the shape of the inorganic powder having a crystal structure and transparency is indefinite or spherical.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The inorganic powder having crystal structure and transparency used in the present invention refers to an inorganic powder having crystallinity and high optical transparency. The inorganic powder having crystal structure and transparency used in the present invention preferably contains two or more elements mainly selected from silicon, aluminum, titanium, oxygen, chromium, iron, magnesium, zirconium and beryllium, and mainly mainly. It is preferable that two or more elements selected from silicon, aluminum, oxygen, and chromium are included. The crystal may be a single crystal or a polycrystal. The transparent inorganic powder used in the present invention is generally obtained by pulverizing, grinding or polishing an inorganic material which has grown and crystallized to a primary particle size of 100 μm or more. The powder obtained without passing through the process has lattice defects and the like and is inferior in optical properties, and does not correspond to the powder of the present invention. The term “transparent” as used in the present invention means that the appearance of an inorganic material in an unground state is transparent to translucent. In the present invention, the transparent inorganic material is a natural or synthetic rough ore mineral itself that is transparent in the rough due to scratches on the surface of the rough or the like, in addition to a transparent material that can be read through the rough. A material which does not have the property but exhibits transparency by polishing the surface and removing a surface portion such as a scratch corresponds to the material having transparency as referred to in the present invention. In particular, a material in which a phenomenon in which laser light is diffused when red laser light is applied to an unground material is most preferable. The inorganic powder having a crystal structure and transparency used in the present invention is not particularly limited as long as it satisfies the above-mentioned criteria, and a synthetic or natural gemstone mechanically pulverized is preferable. At this time, it is preferable to use a synthetic or natural gemstone having a size (major axis) of 0.1 mm to 100 cm. This is because gems of less than 0.1 mm often have problems such as many impurities and poor crystallinity, and if they exceed 100 cm, there is a problem that it takes too much time to grind. Examples of these inorganic powders having crystal structure and transparency include, for example, garnet, spinel, scapolite, rutile, zircon, vesbianite, emerald, aquamarine, heliodol, goshenite, morganite, red beryl, crystal, amethyst , Citrine, rose quartz, brown quartz, milky quartz, chalcedony, ruby, sapphire, paparatcha, phenakite, topaz, chrysoberyl, alexandrite, alexandrite, enstatite, sillimanite, hypercine, peridot, lithiasite, titanite, quartz, synthetic quartz, etc. Is mentioned. Of these, at least one selected from quartz, synthetic quartz, quartz, amethyst, emerald, sapphire, ruby, garnet, and rutile is preferable. Since these inorganic powders can be supplied artificially, there is an advantage that they are less affected by lead, arsenic, radiation, etc., can give a cosmetically favorable quality, and are stably supplied. It is also possible to use materials such as amethyst and garnet. In particular, quartz (Amethyst) and quartz are preferred because of their relatively low hardness, easy pulverization, and low price, and garnet has the advantage of being rich in supply and inexpensive. However, although diamond is famous as a gemstone having a transparent crystal, it is not preferable because the hardness is too high, the particle diameter is hardly controlled by crushing or polishing, and it is difficult to obtain a powder in a region excellent in optical characteristics. Moreover, even if it is a transparent inorganic powder that is a gemstone and has crystallinity, such as apatite (apatite) or calcite (calcite), even if it is surface-treated, it is not stable in a humid atmosphere, or tourmaline. (Borosilicate) and celsite (white lead ore) are excluded from those made of elements that are not suitable as cosmetic ingredients.
[0013]
Differences between the present invention and materials made of the same elements as those claimed in the present invention, such as silica and alumina, used in conventional cosmetics will be described below. Conventionally, materials such as silica and alumina have been frequently used in cosmetics. The elemental composition of these materials includes two or more elements selected from silicon, aluminum, and oxygen, which are appealing with the above-described transparent inorganic powder, and there is a portion where the contents coincide. However, many of these materials are obtained by growing particles rather than crushing, are non-crystalline, and have many lattice defects and the like, so they are translucent to opaque. These powders are not only widely used in the past, but also optically do not have the effects required by the present invention to the extent that they are effective. (Including silica), alumina and zirconia powders are not included. In addition, titanium oxide and zinc oxide, which are usually used in cosmetics, often have a crystal structure, but since the appearance of the powder is non-transparent, the optical effect required by the present invention cannot be obtained. Is excluded from this. Therefore, the titanium oxide (rutile) that can be used in the present invention indicates a single crystal or a pulverized product thereof. Regarding glass, crystallized glass having crystallinity corresponds to the present invention, but general amorphous glass does not correspond.
[0014]
The inorganic powder having crystal structure and transparency used in the present invention has an average primary particle size. 5 ~ 15μm range Is . If the average primary particle size is less than 3 μm, the amount of energy required for pulverization increases, the cost increases, and crystallinity is lost (the surface becomes amorphous when the powder becomes finer). Characteristics may be lost. On the other hand, if the average primary particle diameter exceeds 20 μm, a feeling of roughness may appear when blended into a cosmetic.
[0015]
As a method for producing an inorganic powder having a crystal structure and transparency used in the present invention, single crystals and polycrystals of the above-mentioned inorganic materials are jet mill, hammer mill, ball mill, cutter mill, bead mill, Micros (manufactured by Nara Machinery Co., Ltd.). ) And the like, and a method of finely pulverizing using a dry or wet pulverizer / grinder or a method of using these in combination. Further, classification using a mesh such as a turbo screener, a suction sieve, a vibration sieve, or an ultrasonic sieve can improve the optical characteristics of the product. In particular, ultrasonic sieving is suitable for the operation of separating hard powder as in the present invention. In the present invention, the shape of the particle is not particularly limited, but it is preferable that the particle shape is indefinite or spherical because optical light diffusion characteristics are improved. The particle size distribution may be sharp or broad when viewed from the volume average particle size.
[0016]
The inorganic powder having the crystal structure and transparency thus obtained is coated with a colorant on the surface in the next step. Examples of the colorant used in the present invention include coloring materials commonly used in cosmetics such as colored pigments and natural pigments. For example, inorganic red pigments such as iron oxide, iron hydroxide, and iron titanate, and γ-oxidation. Inorganic brown pigments such as iron, inorganic yellow pigments such as yellow iron oxide and ocher, inorganic black pigments such as black iron oxide and carbon black, inorganic purple pigments such as manganese violet and cobalt violet, chromium hydroxide, chromium oxide, Inorganic green pigments such as cobalt oxide and cobalt titanate, inorganic blue pigments such as bitumen and ultramarine blue, those obtained by lacquering tar pigments, those obtained by lacquering natural pigments, and synthetic resins obtained by combining these powders Powder etc .; As tar pigments, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 106, Red No. 201, Red No. 202, Red No. 204, Red No. 205, Red No. 220, Red No. 226 Red 227, Red 228, Red 230, Red 401, Red 505, Yellow 4, Yellow 5, Yellow 202, Yellow 203, Yellow 204, Yellow 401, Blue 1 and Blue 2 No., Blue No. 201, Blue No. 404, Green No. 3, Green No. 201, Green No. 204, Green No. 205, Orange No. 201, Orange No. 203, Orange No. 204, Orange No. 206, Orange No. 207, etc .; Include carminic acid, laccaic acid, calsamine, bradylin, crocin and the like, and zinc sulfide as the fluorescent material. The primary particle size of these materials is not particularly limited as long as it is in the range of 1 nm to 50 μm. For example, in the case of Bengala, it is possible to use an ultrafine particle Bengala whose primary particle size is 3 nm, or the primary particle size is 0.5 μm. It is also possible to use a pigment grade bengara. Among these colorants, red No. 3, red No. 104, red No. 106, red No. 201, red No. 202, red No. 204, red No. 205, red no. Coloring agents such as Red No. 226, Red No. 227, Red No. 228, Red No. 230, Red No. 401, Red No. 505, Red No. 201, Green No. 3, Green No. 201, Green No. 204 and Green No. 205 are modified. It is preferable because the effect of making the skin color bright and ruddy is high when a fine powder is prepared and blended in cosmetics.
[0017]
In the present invention, an inorganic powder having a crystal structure and transparency is coated with a colorant. by Method Use . In the present invention, even when a mechanochemical force is applied, a treatment within a range in which the crystallinity of the transparent inorganic powder is maintained is preferable. As an example of the coating treatment method, for example, an inorganic powder having a crystal structure and transparency and a colorant are mechanically dispersed in a medium such as water (in some cases, in the presence of an activator, a viscous agent, a resin, etc.). , A method of drying, mechanically pulverizing and strongly dispersing the colorant in a medium (mechanochemical force may be applied), mixing this with inorganic powder having crystal structure and transparency, Method of removing, or using a granulator such as a spray dryer or fluidized bed granulator to obtain a granulated powder composed of an inorganic powder having a crystal structure and transparency and a colorant Law Can be mentioned.
[0018]
In the present invention, the colorant is preferably added to the inorganic powder having crystal structure and transparency in a mass ratio of 33:67 to 99.99: 0.01, more preferably 50:50 to 99.9: 0. It is preferable to perform the coating treatment in the range of .1. If the ratio of the colorant exceeds 2/3, the optical effect of the inorganic powder having a crystal structure and transparency may be weak, which is not preferable.
[0019]
In the present invention, the modified powder obtained as described above can be further coated by various surface treatment methods generally used in cosmetics. For example, fluorine compound treatment, silicone resin treatment, silicone treatment, pendant treatment, silane coupling agent treatment, titanium coupling agent treatment, oil agent treatment, N-acylated lysine treatment, metal soap treatment, amino acid treatment, plasma treatment, adhesive Examples thereof include a single treatment or a combination of a plurality of treatments and inorganic oxide treatments. Examples of the sticking agent include agar, alginic acid and its salt, hyaluronic acid and its salt, deoxyribonucleic acid and its salt, pullulan, gar gum, gellan gum, polyacrylic acid and its salt and the like.
[0020]
In the present invention, the modified powder is preferably blended in the cosmetic material in an amount of 0.1 to 99% by mass, and particularly preferably in the range of 0.1 to 80% by mass. If the blending amount is less than 0.1% by mass, the optical effect of the present invention may not be obtained.
[0021]
In the present invention, in addition to the inorganic powder having the above crystal structure and transparency, various pigments, UV absorbers, oils, fluorine compounds, resins, stickers, antibacterial and preservatives, fragrances, etc. Components such as humectants, salts, solvents, antioxidants, chelating agents, neutralizing agents, pH adjusting agents, insect repellents, and physiologically active ingredients can be used.
[0022]
Various pigments used in cosmetics can be used as the pigment, and the shape (spherical, rod-like, needle-like, plate-like, irregular shape, scale-like, spindle-like, etc.) and particle size (smoke-like, fine particles, pigment) Grades) and particle structures (porous, nonporous, etc.) can be used. For example, inorganic powder, organic powder, surfactant metal salt powder, colored pigment, metal Examples thereof include powder pigments and natural pigments. Specifically, as inorganic powder, pigment grade titanium oxide, zirconium oxide, pigment grade zinc oxide, cerium oxide, magnesium oxide, barium sulfate, calcium sulfate, magnesium sulfate, calcium carbonate, magnesium carbonate, talc, mica, kaolin Sericite, muscovite, synthetic mica, phlogopite, saucite, biotite, lithia mica, silicic acid, anhydrous silicic acid, aluminum silicate, magnesium silicate, magnesium aluminum silicate, calcium silicate, barium silicate, Strontium silicate, metal tungstate, hydroxyapatite, vermiculite, hydrite, bentonite, montmorillonite, hectorite, zeolite, ceramic powder, dicalcium phosphate, alumina, aluminum hydroxide, boron nitride, boron nitride Silica, fine particle titanium oxide, fine particle zinc oxide, fine particle cerium oxide, etc .; organic powders include polyamide powder, polyester powder, polyethylene powder, polypropylene powder, polystyrene powder, polyurethane powder, benzoguanamine powder, polymethylbenzoguanamine powder, polytetrafluoro Ethylene powder, Polymethylmethacrylate powder, Cellulose, Silk powder, Nylon powder such as 12 nylon and 6 nylon, Polymersilsesquioxane, Styrene / acrylic acid copolymer, Divinylbenzene / styrene copolymer, Vinyl resin, Urea resin , Phenolic resin, fluorine resin, silicon resin, acrylic resin, melamine resin, epoxy resin, polycarbonate resin, microcrystalline fiber powder, starch Surfactant metal salt powder (metal soap) includes zinc stearate, aluminum stearate, calcium stearate, magnesium stearate, zinc myristate, magnesium myristate, zinc cetyl phosphate, calcium cetyl phosphate, cetyl phosphorus Zinc acid sodium, etc .; Colored pigments include inorganic red pigments such as iron oxide, iron hydroxide and iron titanate, inorganic brown pigments such as γ-iron oxide, inorganic yellow pigments such as yellow iron oxide and loess, black oxidation Inorganic black pigments such as iron and carbon black, inorganic purple pigments such as manganese violet and cobalt violet, inorganic green pigments such as chromium hydroxide, chromium oxide, cobalt oxide and cobalt titanate, inorganic blue pigments such as bitumen and ultramarine Luster pigments such as titanium mica, bismuth oxychloride, plate-like iron oxide, Fluorescent pigments such as zinc halides, tar dyes raked, natural dyes raked, synthetic resin powders obtained by combining these powders, etc .; No., Red No. 106, Red No. 201, Red No. 202, Red No. 204, Red No. 205, Red No. 220, Red No. 226, Red No. 227, Red No. 228, Red No. 230, Red No. 401, Red No. 505, Yellow No. 4, Yellow No. 5, Yellow No. 202, Yellow No. 203, Yellow No. 204, Yellow No. 401, Blue No. 1, Blue No. 2, Blue No. 201, Blue No. 404, Green No. 3, Green No. 201, Green No. 204 No., Green No. 205, Orange No. 201, Orange No. 203, Orange No. 204, Orange No. 206, Orange No. 207, etc .; natural pigments include carminic acid, laccaic acid, calsamine, bradylin, crocin, etc. Et powders and the like selected. These pigments may or may not be subjected to various surface treatments as described above.
[0023]
Examples of the ultraviolet absorber include octyl paramethoxycinnamate, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone-5-sulfate, 2,2′-dihydroxy-4-methoxybenzophenone, p-methoxy. Hydrocinnamic acid diethanolamine salt, paraaminobenzoic acid (hereinafter abbreviated as PABA), ethyldihydroxypropyl PABA, glyceryl PABA, homomenthyl salicylate, methyl-O-aminobenzoate, 2-ethylhexyl-2-cyano-3,3-diphenylacrylate Octyldimethyl PABA, octyl salicylate, 2-phenyl-benzimidazole-5-sulfate, triethanolamine salicylate, 3- (4-methylbenzylidene) camphor, 2,4-dihydroxybenzopheni 2,2 ′, 4,4′-tetrahydroxybenzophenone, 2,2′-dihydroxy-4,4′-dimethoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-N-octoxybenzophenone, 4-isopropyldibenzoylmethane, Butylmethoxydibenzoylmethane, 4- (3,4-dimethoxyphenylmethylene) -2,5-dioxo-1-imidazolidinepropionate 2-ethylhexyl, octyl triazone, dimethoxycinnamic acid isooctanoic acid glycerides and their high Examples thereof include molecular derivatives and silane derivatives.
[0024]
It is also possible to use a material in which an organic ultraviolet absorber is sealed in a polymer powder. The polymer powder may or may not be hollow, the average primary particle diameter may be in the range of 0.1 to 50 μm, and the particle size distribution may be broad or sharp. Examples of the polymer include acrylic resin, methacrylic resin, styrene resin, urethane resin, polyethylene, polypropylene, polyethylene terephthalate, silicone resin, nylon, and acrylamide resin. When the organic ultraviolet absorber is used in combination with an inorganic ultraviolet scattering agent such as fine particle titanium oxide, fine particle zinc oxide and fine particle cerium oxide, the ultraviolet protection effect can be further enhanced. Moreover, when using an organic type ultraviolet absorber by this invention, it may be preferable to use what once baked the transparent inorganic powder which has crystallinity. A thing which has this silicon | silicone in frame | skeleton corresponds especially as what requires this process. When quartz powder or the like is brought into contact with an ultraviolet absorber without carrying out this treatment, a yellow-purple color that may be caused by the discoloration of the ultraviolet absorber may occur. Depending on the type of the transparent inorganic powder used, the color of the inorganic powder itself may be strengthened by firing. As conditions for baking, the conditions which bake for 0.1 to 24 hours in the temperature range of 300-1000 degreeC, Preferably 500-800 degreeC are mentioned. Firing can be performed using a firing furnace such as a gas type or an electric type.
[0025]
Antibacterial and antiseptics include paraoxybenzoic acid alkyl esters, benzoic acid, sodium benzoate, sorbic acid, potassium sorbate, phenoxyethanol, etc. Antibacterial agents include benzoic acid, salicylic acid, carboxylic acid, sorbic acid, paraoxybenzoic acid alkyl ester , Parachlorometacresol, hexachlorophene, benzalkonium chloride, chlorhexidine chloride, trichlorocarbanilide, triclosan, photosensitizer, phenoxyethanol and the like.
[0026]
Examples of the adhesive and resin include silicone compounds such as trimethylsiloxysilicic acid, fluorinated silicone resin, cationized silicone resin, gum arabic, tragacanth, arabinogalactan, locust bean gum (carob gum), guar gum, caraya gum, carrageenan, Plant polymers such as pectin, agar, quince seed (malmello), starch (rice, corn, potato, wheat), algae colloid, trant gum, locust bean gum, xanthan gum, dextran, succinoglucan, pullulan, siliconized pullulan, etc. Microbial polymers, starch polymers such as carboxymethyl starch and methylhydroxypropyl starch, methylcellulose, ethylcellulose, methylhydroxypropylcellulose, carbo Cymethyl cellulose, hydroxymethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, nitrocellulose, sodium cellulose sulfate, sodium carboxymethyl cellulose, crystalline cellulose, cellulose polymer of cellulose powder, sodium alginate, alginate polymer such as propylene glycol alginate, polyvinyl methyl ether, Vinyl polymer such as carboxyvinyl polymer, polyoxyethylene polymer, polyoxyethylene polyoxypropylene copolymer polymer, acrylic polymer such as sodium polyacrylate, polyethyl acrylate, polyacrylamide, polyethylene Imine, cationic polymer, bentonite, magnesium aluminum silicate, laponite, hectorite, silicic anhydride, etc. Machine-based water-soluble polymer and polyethylene glycol, and polyvinylpyrrolidone.
[0027]
In the cosmetic of the present invention, various physiologically active ingredients are preferably blended. The physiologically active ingredient used in the present invention includes a substance that gives some physiological activity to the skin when applied to the skin. For example, whitening ingredients, anti-inflammatory agents, anti-aging agents, slimming agents, tanning agents, antioxidants (radical scavengers), moisturizers, blood circulation promoters, antibacterial agents, bactericides, desiccants, cooling agents, warm feelings Agents, vitamins, amino acids, wound healing promoters, irritation relievers, analgesics, cell activators, skin colorants, enzyme components, and the like. Among these, natural plant extract components, seaweed extract components, and herbal medicine components are particularly preferable. In the present invention, it is preferable to blend one or more of these physiologically active ingredients.
[0028]
Examples of these ingredients include, for example, Ashitaba extract, Avocado extract, Achacha extract, Altea extract, Arnica extract, Aloe extract, Apricot extract, Apricot extract, Ginkgo biloba extract, Fennel extract, Turmeric extract, Oolong tea extract, Ages extract, Echinacea Leaf extract, Ogon extract, Oat extract, Oen extract, Barley extract, Hypericum extract, Odrianthus extract, Dutch mustard extract, Orange extract, Seawater extract, Seaweed extract, Hydrolyzed elastin, Hydrolyzed wheat powder, Hydrolyzed silk, Chamomile extract , Carrot extract, Kawaramugi extract, Licorice extract, Calcade extract, Oyster extract, Kiwi extract, Kina extract, Cucumber extract, Guanosine, Gardenia extract, Kumazasa extract, Cucumber extract La extract, walnut extract, grapefruit extract, clematis extract, chlorella extract, mulberry extract, gentian extract, tea extract, yeast extract, burdock extract, fermented rice bran extract, rice germ oil, comfrey extract, collagen, bilberry extract, saicin extract, psycho extract Extract Kizuta extract, hawthorn extract, elderberry extract, yarrow extract, mint extract, sage extract, mallow extract Senkyu Extract, Assembly Extract, Soybean Extract, Taiso Extract, Thyme Extract, Tea Extract, Clove Extract, Chigaya Extract, Chimpi Extract, Toki Extract, Toki Senka Extract, Tonin Extract, Spruce Extract, Dokudami Extract, Tomato Extract, Natto Extract, Carrot Extract, Garlic Extract , Novara extract, Hibiscus extract, Bacmond extract, Parsley extract, Honey, Clam essence extract, Parietalia extract, Butterberry extract, Bisabolol, Biwa extract, Buffalo poppo extract, Buddleto extract, Bucurio extract, Butcher bloom extract, Grape extract, Propolis, Loofah extract , Safflower extract, peppermint extract, bodaige extract, button extract, hop extract, pine extract, marronnier extract, mizubana Shaw extract, mugwort extract, melissa extract, peach extract, cornflower extract, eucalyptus extract, saxifrage extract, yuzu extract, yakuinin extract, mugwort extract, lavender extract, apple extract, lettuce extract, lemon extract, lotus extract, rose extract, rosemary extract, Roman chamomile extract, royal jelly extract and the like.
[0029]
In addition, biopolymers such as deoxyribonucleic acid, mucopolysaccharide, sodium hyaluronate, sodium chondroitin sulfate, collagen, elastin, chitin, chitosan, hydrolyzed eggshell membrane, amino acid derivatives such as amino acids, sarcosine, N-methyl-L-serine , Moisturizing ingredients such as sodium lactate, urea, sodium pyrrolidone carboxylate, betaine, whey, raffinose, oily ingredients such as sphingolipid, ceramide, cholesterol, cholesterol derivatives, phospholipids, ε-aminocaproic acid, glycyrrhizic acid, β-glycyrrhetinic acid , Anti-inflammatory agents such as lysozyme chloride, guaiazulene, hydrocortisone, vitamins A, B2, B6, C, D, E, calcium pantothenate, biotin, nicotinamide, vitamin C esters and other vitamins, alan Active ingredients such as toin, diisopropylamine dichloroacetic acid, 4-aminomethylcyclohexanecarboxylic acid, antioxidants such as tocopherols, carotenoids, flavonoids, tannins, lignans, saponins, cell activators such as α-hydroxy acids and β-hydroxy acids , Γ-oryzanol, blood circulation promoters such as vitamin E derivatives, wound healing agents such as retinol, retinol derivatives, arbutin, kojic acid, placenta extract, sulfur, ellagic acid, linoleic acid, tranexamic acid, glutathione and other whitening agents, cephalanthin Licorice extract, red pepper tincture, hinokitiol, garlic iodide extract, pyridoxine hydrochloride, dl-α-tocopherol, dl-α-tocopherol acetate, nicotinic acid, niotic acid derivative, calcium pantothenate, D-pantotheni Alcohol, acetyl pantothenyl ethyl ether, biotin, allantoin, isopropylmethylphenol, estradiol, ethinyl esteradiol, capronium chloride, benzalkonium chloride, diphenhydramine hydrochloride, takanal, camphor, salicylic acid, nonyl acid vanillylamide, nonanoic acid vanillylamide, pyroctone Examples include olamine, glyceryl pentadecanoate, 1-menthol, mononitroguaiacol, resorcin, and γ-aminobutyric acid.
[0030]
The blending ratio of these physiologically active ingredients in the cosmetic depends on the effect expression concentration of the active ingredient, but is generally preferably 0.05 to 20% by mass, more preferably 0.8%, based on the total amount of the cosmetic. 1-15 mass% is preferable. In addition, it is preferable to mix | blend the bioactive component combining 1 type (s) or 2 or more types.
[0031]
Examples of oils include, for example, avocado oil, linseed oil, almond oil, ibotarou, eno oil, olive oil, cacao butter, capok wax, kaya oil, carnauba wax, liver oil, candelilla wax, kyounin oil, hardened oil, wheat germ oil, sesame oil , Rice germ oil, rice bran oil, sugarcane wax, sasanqua oil, safflower oil, shea butter, cinnamon oil, cinnamon oil, jojoballow, shellac wax, turtle oil, soybean oil, tea seed oil, camellia oil, evening primrose oil, corn oil Rapeseed oil, Japanese kiri oil, nukarou, germ oil, persic oil, palm oil, palm kernel oil, castor oil, hydrogenated castor oil, castor oil fatty acid methyl ester, sunflower oil, grape oil, bayberry wax, jojoba oil, macadamia nut oil, Beeswax, mink oil, cottonseed oil, cotton wax, owl, owl kernel oil, Monta Wax, palm oil, hydrogenated palm oil, tricoconut oil fatty acid glyceride, peanut oil, lanolin, liquid lanolin, reduced lanolin, lanolin alcohol, hard lanolin, lanolin acetate, lanolin fatty acid isopropyl, hexyl laurate, POE lanolin alcohol ether, POE lanolin alcohol Acetate, lanolin fatty acid polyethylene glycol, POE hydrogenated lanolin alcohol ether, egg yolk oil, etc .; hydrocarbon oils such as ozokerite, squalane, squalene, ceresin, paraffin, paraffin wax, liquid paraffin, pristane, polyisobutylene, microcrystalline wax, petrolatum, etc. Higher fatty acids include lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, undecylenic acid, oleic acid, linole Acid, linolenic acid, arachidonic acid, eicosapentaenoic acid (EPA), docosahexaenoic acid (DHA), isostearic acid, 12-hydroxystearic acid, etc .; higher alcohols include lauryl alcohol, myristyl alcohol, palmityl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol , Hexadecyl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, hexyldodecanol, octyldodecanol, cetostearyl alcohol, 2-decyltetradecinol, cholesterol, phytosterol, POE cholesterol ether, monostearyl glycerol ether (batyl alcohol), monooleyl Glyceryl ether (ceralkyl alcohol), etc .; As ester oil, diisobutyl adipate, adipine 2-hexyldecyl acid, di-2-heptylundecyl adipate, N-alkyl glycol monoisostearate, isocetyl isostearate, trimethylolpropane triisostearate, ethylene glycol di-2-ethylhexanoate, 2-ethylhexanoic acid Cetyl, tri-2-ethylhexanoic acid trimethylolpropane, tetra-2-ethylhexanoic acid pentaerythritol, cetyl octanoate, octyldodecyl gum ester, oleyl oleate, octyldodecyl oleate, decyl oleate, neopentyl glycol dicaprate , Triethyl citrate, 2-ethylhexyl succinate, amyl acetate, ethyl acetate, butyl acetate, isocetyl stearate, butyl stearate, diisopropyl sebacate, di-sebacate -Ethylhexyl, cetyl lactate, myristyl lactate, isopropyl palmitate, 2-ethylhexyl palmitate, 2-hexyldecyl palmitate, 2-heptylundecyl palmitate, cholesteryl 12-hydroxystearylate, dipentaerythritol fatty acid ester, isopropyl myristate Octyldodecyl myristate, 2-hexyldecyl myristate, myristyl myristate, hexyldecyl dimethyloctanoate, ethyl laurate, hexyl laurate, N-lauroyl-L-glutamic acid-2-octyldodecyl ester, diisostearyl malate Etc .; As glyceride oil, acetoglyceryl, glyceryl triisooctanoate, glyceryl triisostearate, glyceryl triisopalmitate, Nosutearin glyceryl di-2-heptyl undecanoic acid, glyceryl trimyristate, diglyceryl, and the like myristyl isostearate.
[0032]
Examples of the humectant include ethylene glycol, propylene glycol, butylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, dipropylene glycol, glycerin, diglycerin, sorbitol, malbitol, trehalose, raffinose, xylitol, mannitol, hyaluronic acid and salts thereof, Examples include glycols such as polyethylene glycol and polyglycerol, polyhydric alcohols, and polysaccharides.
[0033]
Although there is no limitation in particular as cosmetics of this invention, Skin care products, hair products, antiperspirant products, makeup products, UV protection products and the like are preferred, and makeup products are particularly preferred. For example, makeup such as milky lotion, cream, lotion, sunscreen agent, suntan agent, anti-acne cosmetic, essence basic makeup, foundation, white powder, eye shadow, eyeliner, eyebrow, mascara, teak, nail color, lipstick, etc. Up cosmetics, rinse, conditioner, hair color, set agent, hair restorer, deodorant, perfume and so on. The form of the product is not particularly limited, but can be applied to liquid, emulsion, cream, solid, paste, gel, powder, multilayer, mousse, spray, and the like.
[0034]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples.
Moreover, the evaluation method with respect to the various characteristics of the cosmetics obtained in Examples and Comparative Examples is shown below.
[0035]
[Usefulness evaluation]
Ten expert panelists were prepared for each evaluation item (however, the panel may overlap depending on the item), and evaluation was performed according to the evaluation criteria shown in Table 1, and the total score of all panelists was used as the evaluation result. Therefore, the higher the score, the higher the usefulness for the evaluation item (full score: 50 points). In addition, as evaluation, it implemented about whether the color of skin looked bright and ruddy, or touch (whether a feeling of application is good).
[0036]
[0037]
Production Example 1 (Production of red colored quartz powder)
The optical fiber raw material quartz powder having a transparent appearance with a diameter of 0.1 mm to 1 mm was finely pulverized using a jet mill to obtain a powder having an irregular shape with an average primary particle diameter of 10 μm. On the other hand, 5 parts by mass of agar was dissolved in 500 parts by mass of hot water at 90 ° C., and 0.3 parts by mass of Red No. 201 was well dispersed using a homogenizer. 100 parts by mass of the quartz powder was added and mixed mechanically. Mixing was continued under heating until the appearance color became uniform, followed by spray drying using a spray dryer to produce an agar-treated red colored quartz powder.
[0038]
Comparative Production Example 1 (Production of red colored plate-like barium sulfate)
5 parts of agar was dissolved in 500 parts by mass of hot water at 90 ° C., and 0.3 parts by mass of Red No. 201 was well dispersed using a homogenizer. 100 mass parts of plate-like barium sulfate was added here, and it mixed mechanically. Mixing was continued under heating until the appearance color became uniform, followed by spray drying using a spray dryer to produce agar-treated red-colored plate-like barium sulfate.
[0039]
Example 1
The powder foundation was manufactured by the formulation and manufacturing method shown in Table 2. Each agar-treated pigment was used by producing a coated product only with agar according to the method of Production Example 1. As polymethylsilsesquioxane, GE Toshiba Silicone Tospearl 145A was used. The unit of blending in the table is% by mass.
[0040]
[0041]
[Production method]
The oil component was heated and mixed, added slowly from above the powder component previously mixed, and further stirred, and then passed through a 60 mesh and cast into a metal dish using a mold to obtain a product.
[0042]
Comparative Example 1
Instead of the agar-treated red colored quartz powder used in Example 1 (Production Example 1), the same procedure as in Example 1 was used except that the quartz powder produced in Production Example 1 was treated with only agar. And got the product.
(Example of using transparent inorganic powder having crystallinity not colored)
[0043]
Comparative Example 2
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that agar-treated barium sulfate was used in place of the agar-treated red colored quartz powder (Production Example 1) used in Example 1.
(Example when the modified powder of the present invention is not used)
[0044]
Comparative Example 3
In place of the agar-treated red colored quartz powder (Production Example 1) used in Example 1, the product was prepared in the same manner as in Example 1 except that the agar-treated red colored plate-like barium sulfate produced in Comparative Example 1 was used. Obtained.
(Example of using powder colored non-transparent inorganic powder instead of transparent inorganic powder having crystallinity)
[0045]
The results of evaluating the products obtained in the examples and comparative examples are shown below.
[0046]
[0047]
From the results shown in Table 3, it can be seen that the examples of the present invention have a brighter skin color than the comparative examples and are excellent in coating feeling. On the other hand, Comparative Example 1 is an example in the case of using an inorganic powder having an uncolored crystal structure and transparency. However, although the evaluation result is good, whether or not the blood color looks better compared to the example. It turns out that it is inferior. Moreover, although the comparative example 2 is an example when not using the modified powder of this invention, it turns out that evaluation is bad as a whole. Although the comparative example 3 is an example at the time of using the powder colored in the non-transparent inorganic powder instead of the inorganic powder which has crystal structure and transparency, although evaluation is good compared with the comparative example 2, It can be seen that the evaluation is lower than the case where an inorganic powder having a crystal structure and transparency is used as a base material.
[0048]
【The invention's effect】
From the above, the present invention, by blending the modified powder obtained by coating the inorganic powder having a crystal structure and transparency with a colorant, improves the saturation, the skin color looks bright and ruddy, It is clear that cosmetics with a good feeling of application can be obtained.
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