JP3780915B2 - 電解水生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被電解水を滞留状態で電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電解水生成装置には、水道などの給水設備に接続され、流水状態で電解を行い、酸性水やアルカリ水を生成する流水式と、給水設備に接続しない簡易な低コスト構造で水を滞留状態で電解するバッチ式がある。流水式では即座に電解水が取水できるメリットがあるが、酸化力の強い酸性水や還元力の強いアルカリ水を得ようとした場合、電極の大型化が必要となり、大電力が必要となるとともに複雑な構成が必要となり、装置全体のコストアップとなる。一方、バッチ式は滞留状態で電解するため長時間にわたる電解が可能であり、簡易な構成で前記酸性水やアルカリ水が得られやすい。
【0003】
従来の電解水生成装置としては、流水式において効率よく電解水を生成できる例として図8に示すものがあった。この電解水生成装置においては、電解質として原水に一定濃度の塩(NaCl)などを添加し、原水の電気抵抗を下げることにより電気を通電しやすくして、電気分解を促進する構成としており、本体1内に電解質を蓄積するタンクを設け、図9に示すように、本体1上方に設けた着脱可能なプラグ2を外し、漏斗3で電解質である塩を多量にタンク内に注入し、電解時に単位時間に必要な量の電解質を自動的に原水に添加し、長時間電解を自動で実施できる構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記従来の構成の電解水生成装置においては、本体1内でタンクに収納した塩を電解するため、電解槽内で生じた大量の塩素ガスの一部が、接続部にて多少漏れた場合に、メンテナンス等でカバーを取外したとき等、本体1内が大気に開放されることで、大気に一気に漏れ、使用者が不快感を感じる等の問題があった。
【0005】
本発明の課題は以上のような従来の問題を解決しようとするもので、塩水を電気分解したときに発生する大量の塩素ガスの一部が、接続部にて、多少漏れることもあるが、本体内に蓄積し、本体内が大気に開放されたとき、塩素ガスが大気に一気に漏れ、使用者に不快感を与えるのを防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を達成するために本発明は、塩水を電気分解する電極を有する電解槽と、前記電解槽にて生成された電解水を貯蔵する電解水貯蔵部と、前記電解槽と前記電解水貯蔵部を連通する連通路と、前記電解槽を収納する本体を備え、前記本体の下方に、塩水を電気分解したときに発生する塩素ガスを大気に放出する開口部を設け、前記開口部をスリット状に形成したもので、本体の下方に設けた開口部より、電気分解で生じた塩素ガスを微量ずつ本体内から大気に出し、本体内に塩素ガスが蓄積することを防止するため、使用者に不快感を与える課題を解決できる。また、細いスリット状の穴からより微量ずつ塩素ガスを排出するため、塩素ガスの拡散がよりゆっくり進むため、より安心して電解水生成装置を使用できるものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、塩水を電気分解する電極を有する電解槽と、前記電解槽にて生成された電解水を貯蔵する電解水貯蔵部と、前記電解槽と前記電解水貯蔵部を連通する連通路と、前記電解槽を収納する本体を備え、前記本体の下方に、塩水を電気分解したときに発生する塩素ガスを大気に放出する開口部を設け、前記開口部をスリット状に形成したもので、本体下方に設けた開口部より、電気分解で生じた塩素ガスを微量ずつ本体内から大気に出し、本体内に塩素ガスが蓄積することを防止するため、使用者に不快感を与える課題を解決できる。また、細いスリット状の穴からより微量ずつ塩素ガスを排出するため、塩素ガスの拡散がよりゆっくり進むため、より安心して電解水生成装置を使用できるものとなる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、生成した電解水を連通路を介して電解水貯蔵部に供給する供給手段を設け、電解水供給後も前記供給手段を駆動させるもので、電解水供給後も供給手段の排出力により、電解槽内に残留した塩素ガスを本体内から大気に搬出できるため、より分散して塩素ガスが拡散し、より安心して電解水生成装置を使用できるものとなる。
【0009】
【実施例】
本発明の一実施例を図1〜図7を用いて説明する。図1、図2において、21は電解水生成装置の本体であり、電解槽22を支持し排水タンク23を収納するボデーカクヘキシタ24、その下方のボデーシタ25、前記電解槽22前面のボデーマエ26、その後方で制御基板を保持するプリントキバンカバー27、前記電解槽22の上方のカバー体となるボデーウエ28、前記電解槽22に水を供給するときに開口部するフタ29から構成されている。
【0010】
前記電解槽22は、隔膜30を介して、酸性水を生成する陽極室31と、アルカリ水を生成する陰極室32とで構成され、前記陽極室31には陽極33が、前記陰極室32には陰極34がそれぞれ設けられている。
【0011】
図3のように、電解槽22横方には、電解質として塩、それと水を入れた電解液タンクでここでは塩タンク35が設けられており、前記電解槽22側方に設けられたポンプ槽36内の水を、吐出手段37で連通路A44aと連通路B44bを通じて吸引し、前記塩タンク35に供給し、その押出圧により前記塩タンク35下方に精製された飽和食塩水を一定量押し出し、前記陽極室31に供給する。
【0012】
前記陽極室31に供給された飽和食塩水が電解液の働きを行い、前記電解槽22内の前記陽極33と陰極34の間に電気を通電しやすくし、電解を推進することにより、前記陽極室31内に酸性水が、前記陰極室32内にはアルカリ水が、それぞれ生成される。
【0013】
本体21上方には、制御基板を有する操作部38が構成され、本体21の下方には、開口部39が設けられている。
【0014】
次に本実施例の構成に於ける動作、作用を説明する。
【0015】
電解水生成装置の電解槽22に所定水位まで原水を入れ、操作部38の電源スイッチを投入すると、ポンプ槽36内の原水が吐出手段37で吸引され、塩タンク35に送られることにより、前記塩タンク35下向に生成された飽和食塩水が、一定量連通路C44cを通じて陽極室31に供給され、電解が推進することにより、前記陽極室31内に酸性水を、陰極室32内にはアルカリ水を、それぞれ生成する。このとき、電解槽22内で生じた大量の塩素ガスの一部は、前記連通路A44aと連通路B44bおよび連通路C44cにおける接続部にて、多少漏れるが、比重が空気より重いため、本体21の下方に移動し、開口部39より少量ずつ本体21内から大気に搬出し、本体21内に塩素ガスが蓄積せず、フタやカバーを開けたときにも塩素ガスを感じることもないため、長期間安心して電解水生成装置を使用できる。
【0016】
なお、図1、図4および図7のように、開口部39が本体21下部側方に構成した取手部40に設けられていて、開口部39が本体21の最下左右に構成した取手部40に設けられているため、前記開口部39が外観から目立たず、デザイン感を損ねることも無く、また塩素ガスが左右に分散して排出され、より塩素ガスの拡散が進むため、より安心して電解水生成装置を使用できる。
【0017】
そして、開口部39が幅の狭いスリット状に形成されているため、幅の狭いスリット状の開口部39からより微量ずつ塩素ガスを排出するため、塩素ガスの拡散がよりゆっくり進むため、より安心して電解水生成装置を使用できる。
【0018】
さらに、幅の狭いスリット状の開口部39外周部にリブ41が設けられているため、取手部40を持って電解水生成装置を移動するときにも指が前記リブ41に触れる事となり、前記開口部39には触れないため、指に不快感を感じることもなく、より快適に電解水生成装置を使用できる。
【0019】
また、電解槽22下方に生成した電解水を、使用者が本体21より取り外して使用する電解水貯蔵部43に、連通路D44dや連通路E44eを介して供給する供給手段であるポンプ42が設けられており、電解が終了した電解水を電解水貯蔵部43に供給した後も、連続して前記ポンプ42を運転させる構成となっいるため、ポンプ42の排出力により、電解槽22内に残留した塩素ガスを本体21内から大気に搬出できるため、より分散して塩素ガスが拡散し、より安心して電解水生成装置を使用できる。
【0020】
また、上記した内容と同様に、電解槽22内で生じた大量の塩素ガスの一部は、連通部D44dや連通部E44eにおける接続部にて、多少漏れるが、比重が空気より重いため、本体21の下方に移動し、開口部39より少量ずつ本体21内から大気に搬出し、本体21内に塩素ガスが蓄積せず、フタやカバーを開けたときにも塩素ガスを感じることもないため、長期間安心して電解水生成装置を使用できる。
【0021】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本発明によれば、塩水を電気分解したときに発生する塩素ガスの一部が、本体内に蓄積し、本体内が大気に開放されたとき、大気に一気に漏れ、使用者に不快感を与えるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の電解水生成装置の正面中央断面図
【図2】 同電解水生成装置の側面中央断面図
【図3】 図1のA矢視図
【図4】 同電解水生成装置の簡略システム図
【図5】 同電解水生成装置の正面図
【図6】 同電解水生成装置の上面図
【図7】 同電解水生成装置の右側面図
【図8】 従来の電解水生成装置の外観図
【図9】 (a)同電解水生成装置の要部を示す外観図
(b)同電解水生成装置に原料を投入する図
【符号の説明】
22 電解槽
33 陽極
34 陰極
39 開口部
40 取手部
41 リブ
42 ポンプ(供給手段)
43 電解水貯蔵部
44d 連通部D
44e 連通部E
Claims (2)
- 塩水を電気分解する電極を有する電解槽と、前記電解槽にて生成された電解水を貯蔵する電解水貯蔵部と、前記電解槽と前記電解水貯蔵部を連通する連通路と、前記電解槽を収納する本体を備え、前記本体の下方に、塩水を電気分解したときに発生する塩素ガスを大気に放出する開口部を設け、前記開口部をスリット状に形成した電解水生成装置。
- 生成した電解水を連通路を介して電解水貯蔵部に供給する供給手段を設け、電解水供給後も前記供給手段を駆動させる請求項1に記載の電解水生成装置。
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