JP3780040B2 - Fluid pressure cylinder - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストンをロッドにフローティング状態で取付けた流体圧シリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロッドの先端にピストンを固定した周知の流体圧シリンダは、偏荷重等によってロッドがシリンダ孔に対して偏心すると、これと一体に固定したピストンがシリンダ孔をかじる場合があり、これによってピストンがシリンダに焼き付いて動作不良を起こすことがある。
この問題を解決するために、ロッドの先端に、ピストンをフローティング状態で取付けた流体圧シリンダが、実開平5−40602号公報によって提案されている。
【0003】
この流体圧シリンダ1は、図5に示すように、ロッド2先端の縮径部2aに径方向のクリアランスt1を設けてピストン3を装着するとともに、縮径部2a先端の雄ねじに螺着したナット4とピストン3との間に軸方向のクリアランスt2を設けたもので、ロッド2とピストン3と間の径方向のクリアランスt1はピストン3の内周面に設けたOリング5によってシールされ、ピストン3とシリンダチューブ6との間のクリアランスt3は、ピストン3の外周面に嵌着したピストンパッキン7によってシールされている。
図5中の符号8はピストン2の両側面取付けたダンパ、9はヘッドカバーである。
【0004】
この流体圧シリンダは、ピストン3を、径方向のクリアランスt1と軸方向のクリアランスt2とによって、ロッド2にフローティング状態に取付けたので、ロッド2が偏荷重等によって偏心しても、ピストン3によるシリンダチューブ6のかじりを防止することができる。
しかしながら、この流体圧シリンダは、ピストンの取付けについての配慮に欠けるところがあり、ロッド2先端の雄ねじに螺着したナット4によってピストン3を取付けているので、ピストンの取付けが面倒である。また、ロッド2に螺着したナット4によって軸方向のクリアランスt2を設定しているためにその設定が面倒で、しかもナット4が緩んでクリアランスt2が変わることがある。
【0005】
これらの問題を解決するために、ピストン3を止め輪によってロッドの縮径部2aに取付けることが考えられる。しかしながら、ピストン3を取付ける縮径部2aの径が小さいために、止め輪やこれを嵌着する溝の強度が小さくなり、このためピストンが図における左動ストローク終端において図示を省略しているロッドカバーに衝突すると、この衝撃によって止め輪や溝が破損することがあり、ピストン3にダンパ8を設けていても、止め輪や溝の破損をなくすことは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、フローティング状態でのピストンロッドへの取付け及び軸方向のクリアランスの設定が容易な流体圧シリンダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の流体圧シリンダは、シリンダボディと、該シリンダボディのシリンダ孔内を気密に摺動するピストンと、そのロッドとを備えた流体圧シリンダにおいて、上記ロッドの先端に、径方向のフランジと軸方向のピストン装着部とを有する取付ロッドを取付け、上記ピストン装着部に、該ピストン装着部との間に径方向のクリアランスを設けてピストンを装着するとともに、このピストンを、軸方向のクリアランスを設けて該ピストン装着部の先端外周面の溝に嵌着した止め輪によってピストン装着部に取付け、シリンダ孔とピストンとの間の径方向のクリアランスをピストンに取付けたピストンパッキンによってシールするとともに、ピストンと取付ロッドとの間の径方向のクリアランスをパッキンによってシールしたことを特徴としている。
【0008】
また、同様の課題を解決するため、上記流体圧シリンダにおける取付ロッドに代えて、ロッドの先端にフランジとピストン装着部とを一体に形成したことを特徴としている。
【0009】
さらに、同様の課題を解決するため、これらの流体圧シリンダのシリンダボディが、平行に形成した複数のシリンダ孔を備え、これらのシリンダ孔を摺動する複数のピストンのロッドを、シリンダボディ外において連結板で一体移動可能に連結したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の第1実施例を示し、この流体圧シリンダ11のシリンダボディ12は、軸方向に平行に形成した2個のシリンダ孔13,13を備え、これらのシリンダ孔13の軸方向両端を閉鎖するヘッドカバー14及びロッドカバー15は、止め輪16によってシリンダ孔に取付けられている。また、ロッドカバー15の内側には、後記するロッドの移動を案内するボールブッシュ17が設けられている。
【0011】
上記シリンダ孔13を摺動するピストン20のロッド21は、先端に取付ロッド22が螺着されている。この取付ロッド22は、図2に詳細を示すように、ロッド21のねじ孔に螺着する螺合部22aと、これと同径のピストン装着部22bと、これらの間のピストン20より小径のフランジ22cとを備え、ピストン装着部22bに、上記ピストン20が径方向のクリアランスt1を設けて装着されている。また、一側面をフランジ22cに当接させたピストン20は、その他側面とピストン装着部22bの先端外周面の溝に嵌着した止め輪23との間に、軸方向のクリアランスt2が設けられている。したがって、ピストン20は、これらのクリアランスt1とt2とによって、取付ロッド22に対して若干揺動可能に、即ちフローティング状態で取付けられている。
そして、径方向のクリアランスt1は、ピストン装着部22bの外周面の溝に挿入した、開口部が互いに背向するU形パッキン24,24によってシールされている。また、ピストン20とシリンダ孔13との間の径方向のクリアランスt3は、ピストン20の外周面の溝に嵌着したピストンパッキン25によってシールされている。
【0012】
上記ロッド21は、ボールブッシュ17によってその移動が案内され、ロッドカバー15に設けたロッドパッキン27によって外周面がシールされており、2本のロッド21,21は、シリンダボディ12外において連結板28により連結されて、一体に移動する。
図における上方のピストン20で区画されたヘッド側のシリンダ室29aとロッド側のシリンダ室29bは、シリンダボディ12に形成したポート30a,30bにそれぞれ連通し、下方のピストン20で区画されたシリンダ室29aと29b(いずれも図示省略)は、シリンダボディ12の隔壁12aに設けた連通孔31a,31bによって、対応するシリンダ室にそれぞれ連通している。
【0013】
シリンダボディ12の連結板28と対向する面には、ダンパ32aが突出長さを調節可能に取付けられており、ボールブッシュ17のピストン20と対向する面にダンパ32bが設けられている。
図2中の符号34は、ピストン20の位置を検出するための磁石、図1中の符号35,・・は、シリンダボディ12と連結板28とに設けた流体圧シリンダの取付孔である。
【0014】
上記第1実施例は、ポート30a,30bから上方のシリンダ室29a,29bに圧縮空気を給排すると、これらの圧縮空気は連通孔31a,31bによって下方のシリンダ室29a,29bにも給排されるので、ピストン20,20とロッド21,21が一体に往復動する。この場合、シリンダ室29a,29bに供給される空気圧によって、U形パッキン24,24のリップがピストン20とピストン装着部22aとに密接してシールするので、径方向のクリアランスt1から圧縮空気がリークすることはない。
そして、ピストン20が図において右動したときはダンパ32aによって緩衝的に停止し、図において左動したときはダンパ32bによって、それぞれ緩衝的に停止する。
上記ピストン20の右動ストローク終端の衝撃は取付ロッド22のピストン装着部22bに作用し、ピストン20の左動ストローク終端における衝撃は取付ロッド22のフランジ22cに作用して、いずれの場合もピストン20を取付けた止め輪23には作用しないので、止め輪23の径が小さくて強度が小さくても破損することはない。
この場合、ロッドカバー15を取付けた止め輪16は、ピストン20を取付けた止め輪23に比べて径が大きいので、ピストン20の左動ストローク終端における衝撃に耐え得る強度を有するものとすることができる。
【0015】
上記ピストン20は、止め輪23によってロッド21に取付けたので、ピストン20のロッド21への取付けが容易で、しかもナットによって軸方向のクリアランスを設定するものと異なり、軸方向のクリアランスt2の設定が確実かつ容易であり、ナットの緩みがないので長時間使用しても軸方向のクリアランスが変わることがない。
また、シリンダ孔13とピストン20とが若干偏心しても、ピストン20をロッド21にフローティング状態に取付けたためにピストン20がシリンダ孔13をかじることがなく、かつロッド21がロッドパッキン27に対して偏心することなく摺動するので、ロッドパッキン27の摩耗による発塵量を少なくすることができる。
さらに、偏心荷重等によってロッド21が傾いても、ピストン20がロッド21に対して揺動するので、ピストン20がシリンダ孔13をかじることはなく、ピストン20が揺動しても径方向のクリアランスt1はU形パッキン24,24によってシールされる。
したがって、シリンダ孔13のかじりや、ロッドパッキン27の摩耗が少ないので、流体圧シリンダの寿命が長く、しかもダストの発生量も少ないので、クリーンルームで使用することができる。
【0016】
図3は本発明の第2実施例を示し、第2実施例におけるロッド38は、先端近くにフランジ38aが、その先端にピストン装着部38bが、いずれも鍛造等によって一体に形成されている。
第2実施例は、ロッド38にねじ加工をする必要がないので、ロッドを一層容易に形成することができる。
第2実施例の他の構成及び作用効果は第1実施例と同じであるから、図における主要な同一の箇所に同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0017】
図4は、ピストンをロッドに固定した従来の流体圧シリンダと、ピストンをロッドにフローティング状態に取付けた本発明の流体圧シリンダとの、作動回数と発塵濃度との関係を示す図である。図4から明らかなように、本発明の流体圧シリンダは、発塵濃度を著しく少なくすることができる。
なお、図示の実施例はいずれも2個のシリンダ孔と2本のロッドとを平行に設けたツインロッドシリンダであるが、本発明の流体圧シリンダはこれに限定されるものではなく、1個のシリンダ孔と1本のロッドとを有する流体圧とすることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明の流体圧シリンダは、ピストンを止め輪によってロッドにフローティング状態に取付けたので、ピストンのロッドへのフローティング状態での取付け、及び軸方向クリアランスの設定が容易であり、しかも長時間使用しても軸方向のクリアランスが一定で変わることがない。
また、ロッドに別体または一体のフランジを設けたことにより、ロッド側へのストローク終端における衝撃はフランジが受けてピストンに伝達されないので、ピストンを取付けた止め輪の破損を防止することができる。
さらに、ロッドの偏心によるロッドパッキンの摩耗が少ないことによってダストの発塵量が少ないので、クリーンルームで使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の半部縦断平面図である。
【図2】同じく要部の断面図である。
【図3】第2実施例の要部の断面図である。
【図4】発塵量の比較図である。
【図5】公知の流体圧シリンダの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 流体圧シリンダ
12 シリンダボディ
13 シリンダ孔
20 ピストン
21,38 ロッド
22 取付ロッド
22b,38b ピストン装着部
22c,38a フランジ
23 止め輪
24 U形パッキン
25 ピストンパッキン
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fluid pressure cylinder in which a piston is attached to a rod in a floating state.
[0002]
[Prior art]
When the rod is eccentric with respect to the cylinder hole due to an eccentric load or the like, the known fluid pressure cylinder with the piston fixed to the tip of the rod may bite the cylinder hole. May cause malfunction.
In order to solve this problem, Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-40602 has proposed a hydraulic cylinder in which a piston is attached to the tip of a rod in a floating state.
[0003]
As shown in FIG. 5, the fluid pressure cylinder 1 includes a nut 3 that is provided with a piston 3 with a radial clearance t1 provided at a reduced diameter portion 2a at the tip of a rod 2 and screwed to a male screw at the tip of the reduced diameter portion 2a. An axial clearance t2 is provided between the piston 4 and the piston 3, and the radial clearance t1 between the rod 2 and the piston 3 is sealed by an O-ring 5 provided on the inner peripheral surface of the piston 3. 3 and the cylinder tube 6 are sealed by a piston packing 7 fitted to the outer peripheral surface of the piston 3.
Reference numeral 8 in FIG. 5 is a damper attached to both sides of the piston 2, and 9 is a head cover.
[0004]
In this fluid pressure cylinder, since the piston 3 is attached to the rod 2 in a floating state by the radial clearance t1 and the axial clearance t2, even if the rod 2 is eccentric due to an eccentric load or the like, the cylinder tube by the piston 3 is used. 6 galling can be prevented.
However, in this fluid pressure cylinder, there is a lack of consideration for the mounting of the piston. Since the piston 3 is mounted by the nut 4 screwed to the male screw at the tip of the rod 2, the mounting of the piston is troublesome. Further, since the axial clearance t2 is set by the nut 4 screwed to the rod 2, the setting is troublesome, and the nut 4 may be loosened to change the clearance t2.
[0005]
In order to solve these problems, it is conceivable to attach the piston 3 to the reduced diameter portion 2a of the rod by a retaining ring. However, since the diameter of the reduced diameter portion 2a to which the piston 3 is attached is small, the strength of the retaining ring and the groove into which the retaining ring is fitted is reduced, so that the piston is omitted from illustration at the end of the left moving stroke in the drawing. When it collides with the cover, the retaining ring and the groove may be damaged by this impact, and even if the damper 3 is provided on the piston 3, it is difficult to eliminate the damage to the retaining ring and the groove.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide a fluid pressure cylinder that can be easily attached to a piston rod in a floating state and set in an axial clearance.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a fluid pressure cylinder according to the present invention is a fluid pressure cylinder comprising a cylinder body, a piston that airtightly slides in a cylinder hole of the cylinder body, and a rod thereof. A mounting rod having a radial flange and an axial piston mounting portion is attached to the piston mounting portion, and a piston is mounted with a radial clearance between the piston mounting portion and the piston mounting portion. The piston is attached to the piston mounting portion by a retaining ring fitted in the groove on the tip outer peripheral surface of the piston mounting portion with an axial clearance, and the radial clearance between the cylinder hole and the piston is attached to the piston. In addition to sealing with packing, the radial clearance between the piston and mounting rod is sealed with packing. It is characterized in that the Le.
[0008]
In order to solve the same problem, a flange and a piston mounting portion are integrally formed at the tip of the rod in place of the mounting rod in the fluid pressure cylinder.
[0009]
Furthermore, in order to solve the same problem, the cylinder bodies of these fluid pressure cylinders have a plurality of cylinder holes formed in parallel, and a plurality of piston rods that slide in these cylinder holes are disposed outside the cylinder body. It is characterized by being connected by a connecting plate so that it can move integrally.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show a first embodiment of the present invention. A cylinder body 12 of the fluid pressure cylinder 11 is provided with two cylinder holes 13 and 13 formed in parallel to the axial direction. The head cover 14 and the rod cover 15 that close both ends in the axial direction are attached to the cylinder holes by retaining rings 16. A ball bush 17 for guiding the movement of the rod, which will be described later, is provided inside the rod cover 15.
[0011]
A mounting rod 22 is screwed to the tip of the rod 21 of the piston 20 that slides in the cylinder hole 13. As shown in detail in FIG. 2, the mounting rod 22 includes a screwing portion 22 a to be screwed into the screw hole of the rod 21, a piston mounting portion 22 b having the same diameter as the screwing portion 22 a, and a smaller diameter than the piston 20 therebetween. The piston 20 is mounted on the piston mounting portion 22b with a radial clearance t1. In addition, the piston 20 having one side abutted against the flange 22c has an axial clearance t2 between the other side and a retaining ring 23 fitted in a groove on the outer peripheral surface of the piston mounting portion 22b. Yes. Therefore, the piston 20 is attached to the attachment rod 22 so as to be slightly swingable, that is, in a floating state, by these clearances t1 and t2.
The radial clearance t1 is sealed by U-shaped packings 24, 24 that are inserted into grooves on the outer peripheral surface of the piston mounting portion 22b and whose openings face each other. A radial clearance t3 between the piston 20 and the cylinder hole 13 is sealed by a piston packing 25 fitted in a groove on the outer peripheral surface of the piston 20.
[0012]
The movement of the rod 21 is guided by the ball bush 17, and the outer peripheral surface is sealed by the rod packing 27 provided on the rod cover 15. The two rods 21 and 21 are connected to the connecting plate 28 outside the cylinder body 12. Are moved together.
In the figure, the cylinder chamber 29a on the head side and the cylinder chamber 29b on the rod side defined by the upper piston 20 communicate with ports 30a and 30b formed in the cylinder body 12, respectively, and are defined by the lower piston 20. 29a and 29b (both not shown) communicate with the corresponding cylinder chambers through communication holes 31a and 31b provided in the partition wall 12a of the cylinder body 12, respectively.
[0013]
A damper 32a is attached to the surface of the cylinder body 12 facing the connecting plate 28 so that the protruding length can be adjusted, and a damper 32b is provided on the surface of the ball bush 17 facing the piston 20.
2 is a magnet for detecting the position of the piston 20, and reference numerals 35,... In FIG. 1 are mounting holes for a fluid pressure cylinder provided in the cylinder body 12 and the connecting plate 28.
[0014]
In the first embodiment, when compressed air is supplied and discharged from the ports 30a and 30b to the upper cylinder chambers 29a and 29b, the compressed air is supplied and discharged to the lower cylinder chambers 29a and 29b through the communication holes 31a and 31b. Therefore, the pistons 20 and 20 and the rods 21 and 21 reciprocate together. In this case, the lip of the U-shaped packings 24 and 24 is tightly sealed to the piston 20 and the piston mounting portion 22a by the air pressure supplied to the cylinder chambers 29a and 29b, so that the compressed air leaks from the radial clearance t1. Never do.
When the piston 20 moves to the right in the figure, it is buffered by the damper 32a, and when it moves to the left in the figure, it is buffered by the damper 32b.
The impact at the end of the rightward movement stroke of the piston 20 acts on the piston mounting portion 22b of the mounting rod 22, and the impact at the end of the leftward movement stroke of the piston 20 acts on the flange 22c of the mounting rod 22, in either case the piston 20 Since it does not act on the retaining ring 23 to which is attached, even if the retaining ring 23 has a small diameter and a low strength, it will not be damaged.
In this case, since the retaining ring 16 to which the rod cover 15 is attached has a larger diameter than the retaining ring 23 to which the piston 20 is attached, the retaining ring 16 may have a strength that can withstand an impact at the end of the left moving stroke of the piston 20. it can.
[0015]
Since the piston 20 is attached to the rod 21 by the retaining ring 23, the piston 20 can be easily attached to the rod 21, and the axial clearance t2 is set differently from the axial clearance set by the nut. It is reliable and easy, and since there is no loosening of the nut, the axial clearance does not change even when used for a long time.
Even if the cylinder hole 13 and the piston 20 are slightly decentered, the piston 20 does not bite the cylinder hole 13 because the piston 20 is attached to the rod 21 in a floating state, and the rod 21 is decentered with respect to the rod packing 27. Therefore, the amount of dust generated due to wear of the rod packing 27 can be reduced.
Further, even if the rod 21 is inclined due to an eccentric load or the like, the piston 20 swings with respect to the rod 21, so that the piston 20 does not bite the cylinder hole 13, and the radial clearance even if the piston 20 swings. t 1 is sealed by U-shaped packings 24, 24.
Therefore, the cylinder hole 13 is not easily squeezed and the rod packing 27 is less worn, so that the life of the fluid pressure cylinder is long and the amount of dust generated is small, so that it can be used in a clean room.
[0016]
FIG. 3 shows a second embodiment of the present invention. In the rod 38 in the second embodiment, a flange 38a is formed near the tip, and a piston mounting portion 38b is integrally formed at the tip by forging or the like.
In the second embodiment, since it is not necessary to thread the rod 38, the rod can be formed more easily.
Since the other configurations and operational effects of the second embodiment are the same as those of the first embodiment, the same reference numerals are assigned to the same main portions in the drawing, and detailed description thereof is omitted.
[0017]
FIG. 4 is a diagram showing the relationship between the number of operations and the dust generation concentration of a conventional fluid pressure cylinder in which a piston is fixed to a rod and a fluid pressure cylinder of the present invention in which the piston is attached to a rod in a floating state. As is apparent from FIG. 4, the fluid pressure cylinder of the present invention can significantly reduce the dust generation concentration.
Note that each of the illustrated embodiments is a twin rod cylinder in which two cylinder holes and two rods are provided in parallel, but the fluid pressure cylinder of the present invention is not limited to this. The fluid pressure having a cylinder hole and one rod can be obtained.
[0018]
【The invention's effect】
In the fluid pressure cylinder of the present invention, since the piston is attached to the rod in a floating state by a retaining ring, it is easy to attach the piston to the rod in a floating state and set the axial clearance, and it is used for a long time. However, the axial clearance is constant and does not change.
Further, by providing a separate or integral flange on the rod, the impact at the end of the stroke toward the rod is received by the flange and is not transmitted to the piston, so that the retaining ring to which the piston is attached can be prevented from being damaged.
Further, since the amount of dust generated is small due to less wear of the rod packing due to the eccentricity of the rod, it can be used in a clean room.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a half longitudinal sectional plan view of a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the main part of the same.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part of a second embodiment.
FIG. 4 is a comparison diagram of dust generation amount.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a main part of a known fluid pressure cylinder.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Fluid pressure cylinder 12 Cylinder body 13 Cylinder hole 20 Piston 21,38 Rod 22 Mounting rod 22b, 38b Piston mounting part 22c, 38a Flange 23 Retaining ring 24 U-shaped packing 25 Piston packing

Claims (3)

シリンダボディと、該シリンダボディのシリンダ孔内を気密に摺動するピストンと、そのロッドとを備えた流体圧シリンダにおいて、
上記ロッドの先端に、径方向のフランジと軸方向のピストン装着部とを有する取付ロッドを取付け、
上記ピストン装着部に、該ピストン装着部との間に径方向のクリアランスを設けてピストンを装着するとともに、このピストンを、軸方向のクリアランスを設けて該ピストン装着部の先端外周面の溝に嵌着した止め輪によってピストン装着部に取付け、
シリンダ孔とピストンとの間の径方向のクリアランスをピストンに取付けたピストンパッキンによってシールするとともに、ピストンと取付ロッドとの間の径方向のクリアランスをパッキンによってシールした、
ことを特徴とする流体圧シリンダ。
In a fluid pressure cylinder comprising a cylinder body, a piston that slides airtightly in a cylinder hole of the cylinder body, and a rod thereof,
Attach a mounting rod having a radial flange and an axial piston mounting portion to the tip of the rod,
The piston mounting portion is provided with a radial clearance between the piston mounting portion and the piston, and the piston is fitted in a groove on the outer peripheral surface of the piston mounting portion with an axial clearance. attached to the piston mounting portion by wearing the snap ring,
The radial clearance between the cylinder hole and the piston is sealed by the piston packing attached to the piston, and the radial clearance between the piston and the mounting rod is sealed by the packing,
A fluid pressure cylinder characterized by that.
取付ロッドに代えて、ロッドの先端にフランジとピストン装着部とを一体に形成した、
ことを特徴とする請求項1に記載した流体圧シリンダ。
Instead of the mounting rod, a flange and a piston mounting part were integrally formed at the tip of the rod.
The fluid pressure cylinder according to claim 1.
シリンダボディが、平行に形成した複数のシリンダ孔を備え、これらのシリンダ孔を摺動する複数のピストンのロッドを、シリンダボディ外において連結板で一体移動可能に連結した、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した流体圧シリンダ。
The cylinder body is provided with a plurality of cylinder holes formed in parallel, and a plurality of piston rods that slide through the cylinder holes are connected so as to be integrally movable outside the cylinder body,
The fluid pressure cylinder according to claim 1 or 2, wherein the fluid pressure cylinder is provided.
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