JP3779382B2 - バルク供給装置 - Google Patents

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルク供給装置に関し、詳しくはLPガスをコンパクトな設備で供給できるバルク供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭用LPガスは、シリンダ形のLPガスボンベを宅配して交換するシリンダ供給方式が一般的である(例えば、実開平4−136399号公報、実開平5−27500号公報参照)が、人手不足による配送員の高齢化、配送コストの高騰等により配送の合理化を図るべく従来工業用等に限定使用されているバルク供給システムの導入が検討されている。
【0003】
図8及び図9は、この導入が見込まれる地上式及び地下式バルク供給装置100及び200をそれぞれ示す。
【0004】
地上式バルク供給装置100は、図8(a)(b)に示すように横型円筒状胴部101の左右開口部を鏡板102,102で閉塞して形成された液化プロパンを貯留する容器本体103と、一側の鏡板102に設けられたプロテクタ104内で該鏡板102に設けられたガス取出弁105と容器本体103の外側に設けた支柱107に支持された調整器等の供給機器及びガスメータ108とを連結してなるガス供給ユニット109とを備え、胴部101に溶接した脚部120を地上GLに載置したコンクリート製基礎121に固着して据付けられている。このとき支柱107はコンクリート基礎121に据付けられており、ガス供給ユニット109はガスメータ108の入口側に連結する第1配管系106によりガス取出弁105に連結すると共にガスメータ108の出口側に連結し被使用ガス機器(図示せず)へガスを供給する第2配管系115とを有して構成されている。
【0005】
また、プロテクタ104内の鏡板102には、他にカップリング用液流出防止装置110,液面計111,液取出弁112,安全弁113,液入弁114、及び過充填防止弁125が取付けられている。
【0006】
また、地下式バルク供給装置200は、図9に示すように、容器本体103の胴部101の上部に、ガス取出弁105,カップリング用液流出防止装置110,液面計111,液取出弁112,安全弁113,液入弁114、及び過充填防止弁125が取付けられると共にこれら各種弁を覆うようにプロテクタ104が取付けられている点が相違し、他の構成は前述した地上式バルク供給装置100と同様に構成されている。そしてこの地下式バルク供給装置200は、容器本体103が脚部120を介して基礎121に固着した状態で孔130内に載置され、プロテクタ104の蓋部104aを地上GLに突出させた状態で埋設されている。
【0007】
この地下式バルク供給装置200においては、調整器等の供給機器及びガスメータ108は地上に設置された支柱107に支持されており、その入口側配管とプロテクタ104内のガス取出弁105とを第1配管系106で連結すると共に、その出口側配管に被使用ガス機器(図示せず)へガスを供給する第2配管系115を連結してガス供給ユニット109を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の地上式及び地下式バルク供給装置100及び200においては、プロテクタ104内に各種弁及び各種計器が取付けられており、このプロテクタ104内にガス供給ユニット109を設置した場合その第1及び第2配管系106及び115が前記各種弁及び各種計器の取り扱い及び読取りを妨げる虞れがあり、どうしても容器本体103(プロテクタ104)外に調整器等の供給機器及びガスメータ108を設置することを余儀無くされ、このため調整器等の供給機器及びガスメータ108を支持する支柱107を設置するためのスペースを確保する必要上設置スペースが拡大するという課題を有している。
【0009】
本発明は前記した課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、各種弁の取扱及び各種計器の読取りを妨げることの無い状態でガス供給ユニットをプロテクタ内に取付けて設置面積の省スペース化を図ることのできるバルク供給装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するため請求項1記載の発明は、液化プロパンを貯留する容器本体と、この容器本体に設けられたガス取出弁とガスメータの入口側とを第1配管系で連結すると共にガスメータの出口側に被使用ガス機器へガスを供給する第2配管系を連結してなるガス供給ユニットとを備えたバルク供給装置において、前記ガス供給ユニットが前記容器本体に設けたプロテクタ内に設けられると共に、前記第1及び第2配管系が前記プロテクタの内側面に沿って配管され、前記ガスメータを仮止めするメータ仮止具は、ガスメータの底部に当接するメータ載置面が上面に形成されると共に、ガスメータに連結する信号線の逃げ溝が一側面に形成され、かつプロテクタの係合孔に押入して係合する係合突起が他側面に形成されており、全体が合成樹脂材でブロック状に一体に形成されていることを特徴としている。
【0011】
このため請求項1記載の発明では、第1及び第2配管系をプロテクタの内側壁に沿わせて配管させたので、プロテクタ内にガス供給ユニットを設けたにも拘らずプロテクタ内の中央部分に各種弁及び各種計器の設置スペースを確保することができる。また、プロテクタの係合孔に係合突起を押入することによりメータ仮止具を容易に取付けることができると共に、そのメータ仮止具のメータ載置面にガスメータの底部を当接させて載置するだけでガスメータの位置付けを容易に行うことができる。その上、メータ仮止具は全体が合成樹脂材で一体に形成されているので製造容易であると共に、軽量でプロテクタへの負荷を増加させることが無い。
【0012】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載のバルク供給装置であって、前記ガスメータに連結された第1及び第2配管系は、前記プロテクタの内側面に取付けられた仮止具に仮止めされた状態で本固定されていることを特徴としている。
【0013】
このため請求項2記載の発明では、第1及び第2配管系を仮止めした状態で本固定するものであるから、第1及び第2配管系内に生じる弛み、引張りあるいは位置ずれを仮止めの際に解消して正確な位置付けで本固定を行うことができる。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のバルク供給装置であって、前記仮止具が、板状体の一側面に形成された断面略C字形の配管嵌着部と、前記板状体の他側面に形成されプロテクタの係合孔に押入される係合突起とを有して全体が合成樹脂材で一体に形成されていることを特徴としている。
【0015】
このため請求項3記載の発明では、プロテクタの係合孔に係合突起を押入することにより仮止具を容易に取付けることができると共に、その仮止具の配管嵌着部に嵌合させるだけで第1及び第2配管系を容易に仮止めすることができる。その上仮止具は全体が合成樹脂材で一体に形成されているので製造容易であると共に、軽量でプロテクタへの負荷を増加させることが無い。
【0018】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のバルク供給装置であって、前記プロテクタのガスメータの表示部に対向する箇所に開閉可能な透明カバーで開口部を覆った窓部が設けられていることを特徴としている。
【0019】
このため請求項4記載の発明では、窓部の透明カバーを通してガスメータの表示部を容易に視認することができる。その上透明カバーは閉じた状態でプロテクタ内への雨水や埃等の異物の侵入を防ぐことができると共に、開放することによりガスメータのスイッチ操作を容易に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0021】
図1及び図2は、本発明の一実施形態としてのバルク供給装置1を示す。
【0022】
バルク供給装置1は、液化プロパンを貯留する容器本体2と、この容器本体2に設けられたガス取出弁4とガスメータ5の入口側と第1配管系6で連結すると共にガスメータ5の出口側に被使用ガス機器(図示せず)へガスを供給する第2配管系13を連結してなるガス供給ユニット3とを備え、ガス供給ユニットが容器本体2に設けたプロテクタ7内に設けられると共に第1及び第2配管系6及び13がプロテクタ7の内側面に沿って配管されて大略構成されている。
【0023】
容器本体2は、縦型円筒状胴部21の上、下開口部をそれぞれ上部及び下部鏡板22及び23で閉塞して形成されており、胴部21の外周壁の下部に溶接固着した脚部18を介してコンクリート製基礎20上に固定されて設置されている。この容器本体2の上部鏡板22にはプロテクタ7が設けられると共に、その胴部21には液入弁16及び液面計17が設けられて、全体が地上式として構成されている。プロテクタ7は、下端開口部を上部鏡板22上に固着した縦型円筒状の側壁71と、この側壁71の上端開口部に開閉可能に設けられた蓋部72とを有して形成されている。
【0024】
ガス供給ユニット3は、図2に示すようにその第1配管系6がプロテクタ7内の上部鏡板22に設けられたガス取出弁4に順次遠ざかる方向に連結された一次側圧力計8,二段減圧一体型調整器9,及び検査孔付きねじガス栓10と、このねじガス栓10とガスメータ5の入口側配管5bとを連結する低圧ホース6aとから構成されており、その第2配管系13がガスメータ5の出口側配管5cに連結しプロテクタ7外へ導出される金属フレキシブルホース13aを有して構成されている。そしてガス供給ユニット3はガスメータ5の表示部5aをプロテクタ7の内側面に接近させて対向配置する(図2参照)と共に、第1及び第2配管系6及び13をプロテクタ7の内側面に取付けられた第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27に仮止めした状態で本固定してプロテクタ7の内側面に沿って配管することによってプロテクタ7内に取付けられている。
【0025】
すなわち、第1配管系6は、低圧ホース6aが第1仮止具25で仮止めされており(図2参照)、かつガスメータ5の入口側配管5bが第3仮止具27で仮止めされると共に、サドルあるいはUボルト等の本固定具29で本固定されている(図1参照)。一方、第2配管系13は金属フレキシブルホース13aが第2仮止具26で仮止めされており(図2参照)、かつガスメータ5の出口側配管5cが第3仮止具27で仮止めされると共に、サドルあるいはUボルト等の本固定具29で本固定されている(図2参照)。
【0026】
なお、図1及び図2において、符号14はガス警報器の検知部であり、符号15は一端をガスメータ5及び検知部14に連結し他端をプロテクタ7の外方へ導出した信号線を収納する樹脂フレキシブル管である。
【0027】
このときに用いられる第1,第2,第3仮止具25,26,及び27は、図3に示すように構成されている。
【0028】
すなわち、第1仮止具25は、図3(a)に示すように板状体25aと、この板状体25aの一側面に形成された断面略C字形の横方向配管嵌着部25bと、板状体25aの他側面に形成されプロテクタ7の側壁71に穿設した係合孔71aに押入される係合突起25cとを有し、全体が合成樹脂材で一体に形成されて構成されており、係合突起25cを係合孔71aに押入してプロテクタ7の内側面に取付けられると共に配管嵌着部25bに低圧ホース6aを嵌着させて仮止めすることができるようになっている。
【0029】
また、第2仮止具26は、図3(b)に示すように板状体26aと、この板状体26aの一側面に形成された断面略C字形の2個の横方向配管嵌着部26b,26dと、板状体26aの他側面に形成された係合突起26cとを有し、全体が合成樹脂材で一体に形成されて構成されており、係合突起26cを係合孔71aに押入してプロテクタ7の内側面に取付けられると共に、配管嵌着部26b及び26dにそれぞれに金属フレキシブルホース13a及び信号線を収納する樹脂フレキシブル管15を嵌着させて仮止めすることができるようになっている。
【0030】
さらに第3仮止具27は、図3(C)に示すように、板状体27aと、この板状体27aの一側面に形成された断面略C字形の縦方向配管嵌着部27bと、板状体27aの他側面に形成された係合突起27cとを有し、全体が合成樹脂材で一体に形成されて構成されており、係合突起27cを係合孔71aに押入してプロテクタ7の内側面に取付けられると共に、配管嵌着部27bにガスメータ5の入口側配管5b(あるいは出口側配管5c)を嵌着させて仮止めすることができるようになっている。
【0031】
このとき、第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27の各配管嵌着部25b,26b,26d及び27bは、被嵌着配管よりもやや小径に形成されており、嵌着時は拡径して被嵌着配管を受入れると共に、受入れ後縮径して被嵌着配管を握持して仮止めすることができるようになっている。
【0032】
そして、これら第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27を用いて前述した配管構造を得るには次の様にする。
【0033】
まず、第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27をプロテクタ7の側壁71の内側面の所定位置に取付ける。このとき図4に示すメータ仮止具28をガスメータ5の下方位置の側壁71の内側面の該当部位に同時に取付ける。
【0034】
このメータ仮止具28は、上面に形成されてガスメータ5の底部が当接するメータ載置面28aと、一側面に形成された信号線を収納する樹脂フレキシブル管15の逃げ溝28bと、他側面に形成された係合突起28cとを有して、全体が合成樹脂材でブロック状に形成されて構成されており、係合突起28cをプロテクタ7の側壁71に突設した係合孔71aに押入することにより取付けることができる。
【0035】
しかる後、ガスメータ5をメータ仮止具28上に載置し、その後低圧ホース6a及びガスメータ5の入口側配管5bをそれぞれ第1仮止具25及び第3仮止具27に仮止めすると共に、金属フレキシブルホース13a及びガスメータ5の出口側配管5cをそれぞれ第2仮止具26及び第3仮止具27に仮止めし、その後サドル又はUボルト等の本固定具29を用いてガスメータ5の入口側及び出口側配管5b及び5cを本固定する(図1参照)。信号線を収納する樹脂フレキシブル管15は金属フレキシブルホース13aの仮止め時に第2仮止具26に同時に仮止めされる。
【0036】
このとき用いられる第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27、並びにメータ仮止具28は、各係合突起25c,26c,27c,28cをプロテクタ7の係合孔71aに押入することにより容易に取付けることができると共に、各配管嵌着部25b,26b,26d及び27b、並びにメータ載置面28aにそれぞれ嵌合並びに載置するだけで第1及び第2配管系6及び13、並びにガスメータ5を容易に仮止めすることができるので、取付作業性の向上を図ることができる。その上第1,第2,及び第3仮止具25,26,及び27,並びにメータ仮止具28は、全体が合成樹脂材で一体に形成されているので製造容易であると共に、軽量でプロテクタ7への負荷を増加させることが無いので従来のプロテクタをそのまま転用可能であり、総じてコスト増を抑制することができる。
【0037】
また、本固定具29による本固定は、第1及び第2配管系6及び13並びにガスメータ5を仮止した状態で行うので、第1及び第2配管系6及び13内に生じる弛み、引張り、あるいは位置ずれを仮止めの際に解消して正確な位置付けで容易に行うことができるので、プロテクタ7内へのガス供給ユニット3の取付作業性の向上を図ることができる。
【0038】
そしてこのように構成されたバルク供給装置1は、第1及び第2配管系6及び13をプロテクタ7の内側壁に沿わせて配管させたので、プロテクタ7内にガス供給ユニット3を設けたにも拘らずプロテクタ7内の中央部分に安全弁11、液取出弁12等の各種弁及び液面計等の設置スペースを確保することができ、これにより各種弁の取扱い及び各種計器の読取りを妨げることの無い状態でガス供給ユニット3をプロテクタ7内に取付けて設置面積の省スペース化を図ることができる。
【0039】
また、バルク供給装置1は、好ましくは図1に示すようにプロテクタ7の側壁71のガスメータ5の表示部5aに対向する箇所に、窓部30を設けて構成することができる。
【0040】
この窓部30は、図5に示すように、開口部30aが開閉可能な透明カバー31で覆われて構成されている。このときの透明カバー31は引戸方式に組込まれており、a方向に引出すことにより開口部30aが開放するようになっている。
【0041】
この窓部30を設けたバルク供給装置1は、ガス供給ユニット3をプロテクタ7内に設けたにも拘らず、透明カバー31を通してガスメータ5の表示部5aを容易に視認することができ、かつ透明カバー31を閉じることにより雨水や埃等の異物の侵入を防ぐことができると共に透明カバー31の開放によりガスメータのスイッチ操作を容易に行うことができる。
【0042】
また、図6は他の実施形態としての配管固定構造を示す。この配管固定構造は、仮止具と、この仮止具に共に固定される本固定具を有して構成されている。
【0043】
すなわち、仮止具は前述した第3仮止具27で、板状体27aの配管嵌着部27bの両側に位置する部分にねじ挿通孔27e及び位置決め孔27fが穿設されており、かつ配管嵌着部27bの両側に平面部27dが長さ方向に形成されて全体構成されている。一方、本固定具29は、前記配管嵌着部27bに外挿可能な略断面C字形状に形成された本体部29aと、この本体部29aの両側開口縁に沿って長さ方向に形成されたフランジ部29bと、このフランジ部29bに前記ねじ挿通孔27e及び位置決め孔27fとそれぞれ同一内隔で形成された埋め込みナット29c及び位置決め突起29dとを備えて構成されている。
【0044】
さらに、プロテクタ7の側壁71には、係合孔71aの他にねじ挿通孔71bが前記ねじ挿通孔27eと同一間隔で形成されている。
【0045】
そしてこれらを用いてガスメータ5の出口側配管5c(あるいは入口側配管5b)を固定するには次のようにする。
【0046】
まず、係合突起27cを係合孔71aに押入して第3仮止具27を側壁71の内側面に取付け、その後配管嵌着部27bに出口側配管5cを嵌合して仮止する。次に本体部29aを、配管嵌着部27bの上方から平面部27dに沿って下降させて配管嵌着部27bに被せると共に位置決め突起29dを位置決め孔27fに押入して本固定具29を第3仮止具27に仮止めする。その後ワッシャ33を挿通したねじ32を側壁71の外側から、ねじ挿通孔71b,27eを挿通させて埋込みナット29cに螺合させて本固定具29及び第3仮止具27を共に側壁71に固定する。これによって出口側配管5cが固定される。このようにこの配管固定構造によれば、仮止具を本固定に有効に利用することができるメリットがある。
【0047】
さらに、図7は、他の変化例としてのメータ仮止具28を示す。このメータ仮止具28は、係合突起28cが形成されている他側面に埋込みナット28dを設けた点が相異するだけで、他の構成は前述した実施形態におけるメータ仮止具28と同様に構成されている。
【0048】
すなわち、メータ仮止具28は、その他側面にプロテクタの側壁71に穿設したねじ挿通孔71bと同一間隔で埋込みナット28dを設けて構成されている。そしてこのメータ仮止具28は、係合突起28cを係合孔71aに押入して側壁71の内側面に仮止めした後、そのメータ載置面28a上にガスメータ5を載置して位置決めした後、ワッシャ33を挿通したねじ32を側壁71の外方よりねじ挿通孔71bに挿通させて埋込みナット28dに螺合して固定される。このメータ仮止具28によれば、本固定により側壁71に確実に固定され、ガスメータ5を安定して支持することができる。
【0049】
以上述べた実施形態は地上式のものであるが、本発明はこれに限定するものではなく地下式のものにも適用できる。
【0050】
すなわち、地下式の場合は、液入弁16及び液面計17を図2に2点鎖線で示すようにプロテクタ7の内部の上部鏡板22に設けるが、この場合でも、液入弁16の取扱い及び液面計17の読取りを阻害することの無い状態でガス供給ユニット3をプロテクタ7内に設けることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0052】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、第1及び第2配管系をプロテクタの内側壁に沿わせて配管させたので、プロテクタ内にガス供給ユニットを設けたにも拘らずプロテクタ内の中央部分に各種弁及び各種計器の設置スペースを確保することができ、これにより各種弁の取扱い及び各種計器の読取りを妨げることの無い状態でガス供給ユニットをプロテクタ内に取付けて設置面積の省スペース化を図ることができる。また、係合突起をプロテクタの係合孔に押入することによりメータ仮止具を容易に取付けることができると共にメータ載置面にガスメータを載置するだけでガスメータを容易に仮止めすることができるので、取付作業性の向上を図ることができ、コスト増を抑制することができる。
【0053】
また、請求項2記載の発明によれば、第1及び第2配管系を仮止めした状態で本固定するものであるから、第1及び第2配管系内に生じる弛み、引張りあるいは位置ずれを仮止めの際に解消して正確な位置付けで本固定を行なうことができ、これにより第1及び第2配管系の取付けを容易に行なうことができ、ひいてはプロテクタ内へのガス供給ユニットの取付作業性の向上を図ることができる。
【0054】
また請求項3記載の発明によれば、係合突起をプロテクタの係合孔に押入することにより仮止具を容易に取付けることができると共に、その仮止具の配管嵌着部に嵌合させるだけで第1及び第2配管系を容易に仮止めすることができるので、取付作業性の向上を図ることができる。その上仮止具は全体が合成樹脂材で一体に形成されているので製造容易であると共に、軽量でプロテクタへの負荷を増加させることが無いので、従来のプロテクタをそのまま転用可能であり、総じてコスト増を抑制することができる。
【0056】
また、請求項4記載の発明によれば、プロテクタに開閉可能な透明カバーを備えた窓部を設けたので、ガス供給ユニットをプロテクタ内に設けたにも拘らず透明カバーを通してガスメータの表示部を容易に視認することができ、かつ、透明カバーを閉じることにより雨水や埃等の異物の侵入を防ぐことができると共に透明カバーの解放によりガスメータのスイッチ操作を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのバルク供給装置の側面図である。
【図2】図1のバルク供給装置のプロテクタの蓋部を取外した状態の平面図である。
【図3】図1のバルク供給装置に用いられる仮止具の取付状態を説明する斜視図で、(a)は第1仮止具、(b)は第2仮止具、(c)は第3仮止具をそれぞれ示す。
【図4】図1のバルク供給装置に用いられるメータ仮止具の取付状態を説明する斜視図である。
【図5】図1のバルク供給装置の窓部の斜視図である。
【図6】図1のバルク供給装置の配管系の他の実施形態としての取付構造を示す分解斜視図である。
【図7】図1のバルク供給装置のガスメータの他の実施形態としての取付構造を示す分解斜視図である。
【図8】従来の地上式バルク供給装置を示し、(a)は一部破断した側面図、(b)は(a)のプロテクタの蓋部を取外した状態のZ矢視側面図である。
【図9】従来の地下式バルク供給装置の一部破断した側面図である。
【符号の説明】
1 バルク供給装置
2 容器本体
3 ガス供給ユニット
4 ガス取出弁
5 ガスメータ
5a 表示部(ガスメータ)
6 第1配管系
7 プロテクタ
11 安全弁
12 液取出弁
13 第2配管系
15 信号線
25 第1仮止具(仮止具)
26 第2仮止具(仮止具)
27 第3仮止具(仮止具)
25a,26a,27a 板状体
25b,26b,27b 配管嵌着部
25c,26c,27c 係合突起
28 メータ仮止具(仮止具)
28a メータ載置面
28b 逃げ溝
29 本固定具
30 窓部
30a 開口部(窓部の)
31 透明カバー
71 側壁(プロテクタの)
71a 係合孔

Claims (4)

  1. 液化プロパンを貯留する容器本体と、この容器本体に設けられたガス取出弁とガスメータの入口側とを第1配管系で連結すると共にガスメータの出口側に被使用ガス機器へガスを供給する第2配管系を連結してなるガス供給ユニットとを備えたバルク供給装置において、
    前記ガス供給ユニットが前記容器本体に設けたプロテクタ内に設けられると共に、前記第1および第2配管系が前記プロテクタの内側面に沿って配管され、前記ガスメータを仮止めするメータ仮止具は、ガスメータの底部に当接するメータ載置面が上面に形成されると共に、ガスメータに連結する信号線の逃げ溝が一側面に形成され、かつプロテクタの係合孔に押入して係合する係合突起が他側面に形成されており、全体が合成樹脂材でブロック状に一体に形成されていることを特徴とするバルク供給装置。
  2. 請求項1記載のバルク供給装置であって、
    前記ガスメータに連結された第1及び第2配管系は、前記プロテクタの内側面に取付けられた仮止具に仮止めされた状態で本固定されていることを特徴とするバルク供給装置。
  3. 請求項2記載のバルク供給装置であって、
    前記仮止具が、板状体の一側面に形成された断面略C字形の配管嵌着部と、前記板状体の他側面に形成されプロテクタの係合孔に押入される係合突起とを有して全体が合成樹脂材で一体に形成されていることを特徴とするバルク供給装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のバルク供給装置であって、
    前記プロテクタのガスメータの表示部に対向する箇所に開閉可能な透明カバーで開口部を覆った窓部が設けられていることを特徴とするバルク供給装置。
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