JP3779062B2 - Beer dispenser cleaning composition and cleaning method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビールディスペンサ洗浄用組成物に関するものである。詳しくは、本発明は、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を必須成分として含有する、優れた洗浄力を有するビールディスペンサ洗浄用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場から出荷されたビールをビヤホールなどの料飲店でジョッキなどの容器に分与する際は、ビールディスペンサ、すなわち、「ビール注出装置」を介してこれを行うことが普通である。このビールディスペンサには、例えば、瞬間冷却式ディスペンサ、樽冷蔵式ディスペンサ、氷冷式ディスペンサおよび自動ディスペンサ等のような一般的に使用される種々の形式のディスペンサが存在している。
一般に、ビールディスペンサのようにビールが頻繁に接触する空洞またはパイピングの内側には、長期間使用により、酒石(ビヤストーン)といわれる汚れが付着し蓄積していくことが知られている。この酒石は、主としてビール中の有機成分とシュウ酸カルシウムからなるものであり、ビールディスペンサの汚れの主たるものである。この酒石が生ずる場合には、始めに、有機成分が管内に蓄積し、それは白色を呈する。そして、その上にシュウ酸カルシウムが蓄積して茶色を呈する。このように、管内に酒石のような汚れが発生すると、管を通るビールの流れが悪くなり、ひいては管が目詰まりする原因ともなる。このため、このような管内の汚れを洗浄することが必要となる。
従来より、ビールディスペンサの洗浄は、一般に、苛性ソーダを主としたアルカリ剤を洗浄剤として用いて実施されていた。しかしながら、苛性ソーダは、洗浄効果は高いものの、劇物に指定されているため、安全性の観点より、その取り扱いには充分な注意を払ったうえで実施する必要があるなど、その使用には問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、ビールディスペンサ用洗浄剤としては、一般に、苛性ソーダを主とした洗浄剤が用いられていたが、これらの水酸化アルカリ金属塩は、洗浄性には優れるものの、同剤の取り扱いは危険を伴い、洗浄作業においては、作業者は保護メガネや手袋を着用しなければならないなど、作業の安全性の確保や作業性、あるいは同剤の保管にも注意を払う必要があるなど、種々の問題を含んでいた。
そのため、従来より、非強アルカリ性で安全に作業ができるビールディスペンサ用の洗浄剤が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]
<要旨>
本発明は、従来の強アルカリ性の洗浄剤を用いて洗浄する代わりに、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を必須の構成成分とする洗浄用組成物を用いてビールディスペンサを洗浄することにより、優れた洗浄効果が得られると同時に、高い作業安全性を確保することができるとの発見に基づくものである。
すなわち、本発明によるビールディスペンサ洗浄用組成物は、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を必須の構成成分とすること、を特徴とするものである。
そして、これらのビールディスペンサ洗浄用組成物の構成成分には、さらに、酵素安定剤を含めることもできる。
さらに詳しくは、本発明によるビールディスペンサ用洗浄用組成物は、アミノカルボン酸系キレート剤30〜50重量%、アルカノールアミン5〜40重量%、陰イオン系界面活性剤1〜5重量%、酵素剤+酵素安定剤1〜10重量%を含んでなること、を特徴とするものである。
本発明は、また、この洗浄用組成物を使用する方法にも関する。
すなわち、本発明によるビールディスペンサの洗浄方法は、この洗浄用組成物を用いて、ビールディスペンサを循環洗浄させること、を特徴とするものである。
【0005】
<効果>
ビールディスペンサを洗浄する際に用いる洗浄用組成物において、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を必須の構成成分とすることにより、安全性が高く洗浄効果に優れた洗浄用組成物を提供することが可能となる。
すなわち、本発明の洗浄用組成物は、従来の強アルカリ性の洗浄剤のように劇物を使用するものではないため、安全性が高く、従って、従来は作業の際に必要であった保護メガネ等を不要とすることができて、従来の問題点を解決している。この一方で、本発明の洗浄用組成物の必須の構成成分は、ビールディスペンサの汚れの主要因である酒石(主としてビール中の有機成分とシュウ酸カルシウムからなる)に作用して、この酒石を除去分解することができるため、優れた洗浄効果も同時に発揮することができるのである。つまりこの場合、本発明の洗浄用組成物の必須の構成成分の中で、アミノカルボン酸系キレート剤とアルカノールアミンが酒石中のシュウ酸カルシウムの除去に作用し、一方、主として酵素剤が酒石中の有機成分(有機酸、タンパク、糖など)に作用して酵素作用により汚れを分解するものと考えられるため、結果として、ビールディスペンサの汚れを容易に除去することが可能となる。なお、この有機成分の分解にはアルカノールアミンも作用していると思われる。
そして、本発明の洗浄用組成物は、また、安定であり、毒性もないので、排水に関する問題はなく、常温で2ヶ月程度の保管が可能である。
さらに、本発明の洗浄用組成物を所定の濃度に希釈のうえ、ビールディスペンサ中を循環させることにより、容易に汚れを除去可能な洗浄方法を提供することが可能となっている。
【0006】
【発明の実施の形態】
[発明の具体的説明]
<ビールディスペンサ洗浄用組成物>
上述したように、本発明のビールディスペンサ洗浄用組成物は、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を必須の構成成分とすること、を特徴とするものであり、さらにこれらの構成成分に、酵素安定剤を含めることができるものである。
本発明の洗浄用組成物の各構成成分の配合比は、好ましくは、アミノカルボン酸系キレート剤が30〜50重量%、アルカノールアミンが5〜40重量%、陰イオン系界面活性剤が1〜5重量%、酵素剤及び酵素安定剤が1〜10重量%である。このような配合により、安全で洗浄効果の高い洗浄用組成物を得ることができる。
本発明の洗浄用組成物の各構成成分の配合比として、さらに好ましいのは、アミンカルボン酸系キレート剤が40〜50重量%、アルカノールアミン5〜10重量%、陰イオン系界面活性剤1〜5重量%、酵素剤+酵素安定剤1〜5重量%である。
【0007】
<洗浄用組成物の構成成分>
《アミノカルボン酸系キレート剤》
アミノカルボン酸系キレート剤は、ビールディスペンサの汚れ、特に酒石中のシュウ酸カルシウム、を除去する役割を担う成分である。
アミノカルボン酸系キレート剤は、複数のカルボキシル基部分を窒素原子を介して結合した構造を持っていて、キレート能を有する化合物からなる。ここで、カルボキシル基部分が、酢酸由来のものであり、窒素原子がアンモニアまたはアミン、特にアルキレンジアミン、例えば、C2〜C4アルキレンジアミン、就中エチレンジアミン、であるもの、が典型的である。従って、アミノカルボン酸の典型的な例は、イミノ二酢酸(IDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、である。なお、本発明での洗浄用組成物は、食品であるビールについて使用するディスペンサに用いるものであるため、人体に無害であることが必要である。このような点から、キレート剤としてソルビトールの使用が考えられる。ソルビトールは多価アルコール類であり、オキシカルボン酸系キレート剤の代表的なグルコン酸塩と類似のキレート力をもち、また酵素安定剤としても知られている。しかしながら、ソルビトールは、キレート生成定数が低いため、本発明に用いるには不適当と思われる。なお、オキシカルボン酸系キレート剤は、キレート生成定数が低いことや、一般的に強アルカリとの共存が必要である等の点で望ましくない。
キレート剤としてのこれらアミノカルボン酸は遊離の酸であってもよいが、必要な水溶性を確保するためその他の目的で、塩、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩あるいはアミン塩(アルカノールアミン塩を包含する)であることが普通であり、また本発明でもそのような塩、特にアミン塩(臭気の点等から、アルカノールアミン塩が適当である)が好ましい。複数のカルボン酸部分は全てが塩となっている必要はない。従って、これらのアミノカルボン酸系キレート剤の具体例は、ナトリウム塩についてこれを示せば、EDTA−2Na、EDTA−4Na、およびNTA−3Na、である。
アミノカルボン酸系キレート剤は、上記の具体的な化合物の混合物からなっていてもよい。従って、本発明で好ましいアミノカルボン酸系キレート剤は、EDTA+NTAのアミン塩であり、両キレート剤を併用することにより洗浄力の著しい向上が認められる。
【0008】
《アルカノールアミン》
アルカノールアミンは、アミノカルボン酸系キレート剤と共に、ビールディスペンサの汚れ、特に酒石中のシュウ酸カルシウム、を除去する役割を担う成分である。
アルカノールアミンも周知の化合物である。これは、分子内に水酸基を持つ飽和脂肪族アミンであって、アミン窒素の置換基としてのアルカノール部分に着目すれば、これらは低級アルカノール、就中エタノール、であるのが典型的である。アルカノールアミンの窒素原子は1〜3級のいずれかであることが普通であり、従って、エタノールアミンの場合はモノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン、がある。本発明で好ましいアルカノールアミンは、モノエタノールアミンである。
《陰イオン系界面活性剤》
陰イオン系界面活性剤は、ビールディスペンサの汚れの成分に浸透し、汚れの除去を促進していると思われる成分である。陰イオン系界面活性剤が好ましいのは、非イオン系界面活性剤や陽イオン系界面活性剤のような陰イオン系以外の系界面活性剤は、必須成分であるアミノカルボン酸系キレート剤塩類に対する溶解度が低いことや、性能面からみて特にすぐれたものがないこと、あるいは必須成分である酵素の安定性を阻害すること等の理由による。
陰イオン系界面活性剤も周知の化合物であって、疎水性部分と陰イオンを与える親水性部分の種類によって各種のものあり得るが、本発明で好ましいのは親水性部分がスルホン酸ないし塩であるものである。疎水性部分としてはアルキルベンゼン、オレフィンおよびエーテルが代表的であるが、本発明で好ましいのはエーテルであり、従って、本発明で好ましい陰イオン系界面活性剤はエーテルスルホン酸であり、特にアルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩である。
【0009】
《酵素剤》
酵素剤は、ビールディスペンサの汚れ、特に酒石中の有機成分を分解する働きをする成分である。すなわち、このような有機成分としては、有機酸、タンパク、糖などがあり、本発明で対象とする酵素剤は、これら有機成分を基質として分解することができる酵素である。
酵素剤としては、プロテアーゼ、ベータグルカナーゼ、アミラーゼなどの使用が可能であるが、中でも、アルカリプロテアーゼが好ましい。
《酵素安定剤》
酵素安定剤は、必要により、酵素剤と同時に添加される成分である。酵素安定剤は、酵素剤の活性低下を防止するために添加されるものであり、本洗浄用組成物の洗浄効果を安定的に保つ働きをするものでもある。
酵素安定剤としては多くのものが知られているところ、グリセリン、アルキレングリコール、無機塩などの使用が可能であるが、特にグリセリンが好ましい。
なお、酵素剤に酵素安定化剤成分が含まれている場合には、安定化剤のさらなる添加は必要ない。
【0010】
<洗浄方法>
本発明の洗浄用組成物(洗浄剤)を用いた一般的な洗浄方法は、以下の手順に従って行われる。
(1)ビールディスペンサを水洗いする。
(2)洗浄剤を50℃程度の湯または水を用いて20倍に希釈する。
(3)ディスペンサ用洗浄タンクをディスペンサに装着して、洗浄剤を呼び込み、10〜20分間、ホールドする(この時間を以下で「洗浄時間」という)。
(4)上記作業終了後、1〜2リットル程度の水を同様に循環ブローする。
(5)スポンジを用いて、スポンジ通し洗浄を行う。
(6)終了。
【0011】
【実施例】
下記は本発明の例を示して本発明を説明するものである。但し、本発明は、これに限定されるものではない。
[例]
下記のような組成および希釈率を有する試薬を3種類用意した。なお、このうち、試薬3は本発明に対応するものである。
実験は、洗浄剤として上記試薬1〜3をそれぞれ用い、洗浄時間を5分、10分、20分および16時間として、ビールディスペンサを上記の洗浄方法に付すことにより行われた。
<組成>
試薬1:アミノカルボン酸系キレート剤(EDTAのモノエタノールアミン塩+NTAのモノエタノールアミン塩)46%、アルカノールアミン(モノエタノールアミン)3.5%、非イオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)3%、アルカリプロテアーゼ製剤5%、ソルビトール7%
試薬2:同上
試薬3:アミノカルボン酸系キレート剤(試薬1と同じ)46%、アルカノールアミン(試薬1と同じ)9%、陰イオン系界面活性剤(アルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩)3%、アルカリプロテアーゼ製剤(試薬1と同じ)5%
<希釈率>
試薬1:5%
試薬2:10%
試薬3:5%
【0012】
<結果>
結果は、各条件で洗浄後、ディスペンサ内の汚れの剥離の程度を評価して、その評価の各条件における分布を求めることに得られた。
図1〜4は、各洗浄時間の場合における試薬1〜3による洗浄結果を示したものである。なお、図4は、実用性を無視して長時間洗浄を行った場合の洗浄の程度を求めたものである。
結果からわかるように、汚れの剥離50%以下のものの割合が最も低いのは、試料3を用いた場合であり、従って、試薬3(本発明)の洗浄剤の洗浄効果が最も高いことが示された。図4は、本発明である洗浄剤も本発明以外の洗浄剤でも洗浄効果は変わらない結果を示している。しかし、16時間という洗浄時間は、実用性がない。
【0013】
【発明の効果】
本発明によるビールディスペンサ洗浄用組成物において、必須成分として、アミノカルボン酸系キレート剤、アルカノールアミン、陰イオン系界面活性剤および酵素剤を含有することにより、安全性が高く洗浄効果に優れた洗浄用組成物が提供でき、また、この洗浄用組成物を所定の濃度に希釈のうえ、ビールディスペンサ中を循環させることにより、容易に汚れを除去可能な洗浄方法が提供されることが可能となったことは、[発明の概要]の項において前述したところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄時間を5分とした場合の各試薬による洗浄結果を示したグラフである。
【図2】洗浄時間を10分とした場合の各試薬による洗浄結果を示したグラフである。
【図3】洗浄時間を20分とした場合の各試薬による洗浄結果を示したグラフである。
【図4】洗浄時間を16時間とした場合の各試薬による洗浄結果を示したグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a beer dispenser cleaning composition. Specifically, the present invention relates to a beer dispenser cleaning composition having excellent detergency, which contains aminocarboxylic acid chelating agent, alkanolamine, anionic surfactant and enzyme agent as essential components.
[0002]
[Prior art]
When beer shipped from a factory is dispensed to a container such as a mug at a restaurant such as a beer hall, this is usually done via a beer dispenser, that is, a “beer dispensing device”. In this beer dispenser, there are various types of dispensers that are commonly used, such as an instant cooling dispenser, a barrel refrigerated dispenser, an ice cold dispenser, an automatic dispenser, and the like.
In general, it is known that dirt called beer stone adheres and accumulates inside a cavity or piping where beer frequently contacts, such as a beer dispenser, by long-term use. This tartar is mainly composed of organic components in beer and calcium oxalate, and is the main stain of beer dispensers. When this tartar occurs, first, organic components accumulate in the tube and it appears white. And calcium oxalate accumulates on it and exhibits brown. Thus, when dirt such as tartar is generated in the pipe, the flow of beer through the pipe deteriorates, and as a result, the pipe becomes clogged. For this reason, it is necessary to clean such dirt in the pipe.
Conventionally, cleaning of beer dispensers has been generally performed using an alkaline agent mainly composed of caustic soda as a cleaning agent. However, although caustic soda has a high cleaning effect, it has been designated as a deleterious substance. Therefore, from the viewpoint of safety, it must be handled with sufficient care in handling it. was there.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, as cleaning agents for beer dispensers, cleaning agents mainly made of caustic soda were generally used.Although these alkali metal hydroxide salts are excellent in cleaning properties, There are various dangers such as the safety of the work, workability, and the storage of the same agent, etc. The problem was included.
Therefore, conventionally, a cleaning agent for beer dispensers that is non-strongly alkaline and can be safely operated has been desired.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
[Summary of Invention]
<Summary>
The present invention provides a cleaning composition comprising an aminocarboxylic acid chelating agent, an alkanolamine, an anionic surfactant and an enzyme agent as essential components instead of cleaning with a conventional strong alkaline cleaning agent. It is based on the discovery that by using it to wash a beer dispenser, an excellent cleaning effect can be obtained and at the same time high work safety can be ensured.
That is, the beer dispenser cleaning composition according to the present invention is characterized in that an aminocarboxylic acid chelating agent, an alkanolamine, an anionic surfactant and an enzyme agent are essential components.
The constituent components of these beer dispenser cleaning compositions can further include an enzyme stabilizer.
More specifically, the cleaning composition for a beer dispenser according to the present invention comprises an aminocarboxylic acid chelating agent 30 to 50% by weight, an
The present invention also relates to a method of using this cleaning composition.
That is, the cleaning method of the beer dispenser according to the present invention is characterized in that the cleaning composition is used to circulate and clean the beer dispenser.
[0005]
<Effect>
In the cleaning composition used for cleaning the beer dispenser, the aminocarboxylic acid chelating agent, alkanolamine, anionic surfactant and enzyme agent are essential constituents, resulting in high safety and a cleaning effect. An excellent cleaning composition can be provided.
That is, since the cleaning composition of the present invention does not use deleterious substances like conventional strong alkaline cleaning agents, the safety is high, and thus protective glasses that have been necessary in the past are required. Etc. can be made unnecessary and the conventional problems are solved. On the other hand, the essential component of the cleaning composition of the present invention acts on tartar (mainly consisting of organic components in beer and calcium oxalate), which is the main factor of beer dispenser dirt, and this liquor. Since stones can be removed and decomposed, an excellent cleaning effect can be exhibited at the same time. That is, in this case, among the essential components of the cleaning composition of the present invention, the aminocarboxylic acid chelating agent and the alkanolamine act to remove calcium oxalate in the tartar, while the enzyme agent is mainly used as a liquor. Since it is thought that it acts on the organic components (organic acids, proteins, sugars, etc.) in the stone and decomposes the soil by the enzyme action, it is possible to easily remove the stain on the beer dispenser as a result. In addition, alkanolamine seems to act on the decomposition of the organic component.
The cleaning composition of the present invention is also stable and nontoxic, so there is no problem with drainage and it can be stored at room temperature for about 2 months.
Furthermore, it is possible to provide a cleaning method capable of easily removing dirt by diluting the cleaning composition of the present invention to a predetermined concentration and circulating it in a beer dispenser.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Detailed Description of the Invention]
<Composition for beer dispenser cleaning>
As described above, the beer dispenser cleaning composition of the present invention is characterized by comprising an aminocarboxylic acid chelating agent, an alkanolamine, an anionic surfactant, and an enzyme agent as essential components. Furthermore, an enzyme stabilizer can be included in these components.
The compounding ratio of each component of the cleaning composition of the present invention is preferably 30 to 50% by weight of aminocarboxylic acid chelating agent, 5 to 40% by weight of alkanolamine, and 1 to 1 of anionic surfactant. 5% by weight, enzyme agent and enzyme stabilizer are 1 to 10% by weight. With such a formulation, a safe and highly effective cleaning composition can be obtained.
More preferably, the compounding ratio of each component of the cleaning composition of the present invention is 40 to 50% by weight of an amine carboxylic acid chelating agent, 5 to 10% by weight of an alkanolamine, 1 to 1 of an anionic surfactant. 5% by weight, enzyme agent + enzyme stabilizer 1-5% by weight.
[0007]
<Constituent components of cleaning composition>
<Aminocarboxylic acid chelating agent>
The aminocarboxylic acid-based chelating agent is a component that plays a role of removing dirt from the beer dispenser, particularly calcium oxalate in tartar.
An aminocarboxylic acid chelating agent has a structure in which a plurality of carboxyl group moieties are bonded via nitrogen atoms, and is made of a compound having chelating ability. Here, typically, the carboxyl group moiety is derived from acetic acid and the nitrogen atom is ammonia or an amine, in particular an alkylene diamine, for example a C 2 -C 4 alkylene diamine, especially ethylene diamine. Thus, typical examples of aminocarboxylic acids are iminodiacetic acid (IDA), nitrilotriacetic acid (NTA), and ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA). In addition, since the cleaning composition in this invention is used for the dispenser used about the beer which is a foodstuff, it is necessary to be harmless to a human body. From such a point, use of sorbitol as a chelating agent can be considered. Sorbitol is a polyhydric alcohol, has a chelating power similar to a typical gluconate salt of an oxycarboxylic acid chelating agent, and is also known as an enzyme stabilizer. However, sorbitol appears to be unsuitable for use in the present invention due to its low chelate formation constant. An oxycarboxylic acid chelating agent is not desirable because it has a low chelate production constant and generally requires coexistence with a strong alkali.
These aminocarboxylic acids as chelating agents may be free acids, but for other purposes to ensure the required water solubility, salts, especially alkali metal salts, ammonium salts or amine salts (including alkanolamine salts) In the present invention, such a salt, particularly an amine salt (an alkanolamine salt is suitable from the viewpoint of odor etc.) is preferred. The plurality of carboxylic acid moieties need not all be salts. Thus, specific examples of these aminocarboxylic acid-based chelating agents are EDTA-2Na, EDTA-4Na, and NTA-3Na, which are shown for the sodium salt.
The aminocarboxylic acid chelating agent may consist of a mixture of the above specific compounds. Therefore, a preferred aminocarboxylic acid chelating agent in the present invention is an amine salt of EDTA + NTA, and a remarkable improvement in detergency is recognized by using both chelating agents in combination.
[0008]
《Alkanolamine》
Alkanolamine is a component that plays a role in removing beer dispenser dirt, particularly calcium oxalate in tartar, together with an aminocarboxylic acid chelating agent.
Alkanolamines are also well known compounds. This is a saturated aliphatic amine having a hydroxyl group in the molecule, and when focusing on the alkanol moiety as a substituent of the amine nitrogen, these are typically lower alkanols, especially ethanol. The nitrogen atom of the alkanolamine is usually one of the first to third grades, and therefore in the case of ethanolamine there are monoethanolamine, diethanolamine and triethanolamine. A preferred alkanolamine in the present invention is monoethanolamine.
《Anionic surfactant》
The anionic surfactant is a component that seems to penetrate the stain component of the beer dispenser and promote the removal of the stain. Anionic surfactants are preferred because non-ionic surfactants such as nonionic surfactants and cationic surfactants are essential components of aminocarboxylic acid chelating agent salts. This is because the solubility is low, there is nothing particularly excellent in terms of performance, or the stability of the essential enzyme is inhibited.
Anionic surfactants are also well-known compounds, and there may be various types depending on the type of the hydrophobic part and the hydrophilic part providing an anion. In the present invention, the hydrophilic part is preferably a sulfonic acid or a salt. There is something. As the hydrophobic moiety, alkylbenzene, olefin and ether are typical, but preferred in the present invention is ether, and therefore, the preferred anionic surfactant in the present invention is ether sulfonic acid, particularly alkyl diphenyl ether sulfone. Acid salt.
[0009]
《Enzyme agent》
The enzyme agent is a component that functions to decompose organic components in beer dispenser dirt, particularly tartar. That is, as such organic components, there are organic acids, proteins, sugars, and the like, and the enzyme agent targeted in the present invention is an enzyme that can be decomposed using these organic components as substrates.
As the enzyme agent, protease, beta-glucanase, amylase and the like can be used, and among them, alkaline protease is preferable.
《Enzyme stabilizer》
The enzyme stabilizer is a component that is added simultaneously with the enzyme agent as necessary. The enzyme stabilizer is added to prevent a decrease in the activity of the enzyme agent, and also functions to stably maintain the cleaning effect of the cleaning composition.
As many enzyme stabilizers are known, glycerin, alkylene glycol, inorganic salts and the like can be used, but glycerin is particularly preferable.
In addition, when the enzyme agent contains an enzyme stabilizer component, further addition of the stabilizer is not necessary.
[0010]
<Washing method>
A general cleaning method using the cleaning composition (cleaning agent) of the present invention is performed according to the following procedure.
(1) Wash the beer dispenser with water.
(2) The cleaning agent is diluted 20 times with hot water or water at about 50 ° C.
(3) A dispenser cleaning tank is attached to the dispenser, the cleaning agent is drawn in, and held for 10 to 20 minutes (this time is hereinafter referred to as “cleaning time”).
(4) After the above operation is completed, about 1 to 2 liters of water is similarly circulated and blown.
(5) Using a sponge, perform sponge cleaning.
(6) End.
[0011]
【Example】
The following examples illustrate the invention. However, the present invention is not limited to this.
[Example]
Three types of reagents having the following composition and dilution ratio were prepared. Of these, reagent 3 corresponds to the present invention.
The experiment was performed by using the above-mentioned reagents 1 to 3 as a cleaning agent, cleaning times of 5 minutes, 10 minutes, 20 minutes, and 16 hours, and subjecting the beer dispenser to the above-described cleaning method.
<Composition>
Reagent 1: Aminocarboxylic acid chelating agent (EDTA monoethanolamine salt + NTA monoethanolamine salt) 46%, alkanolamine (monoethanolamine) 3.5%, nonionic surfactant (polyoxyethylene alkyl ether) ) 3%,
Reagent 2: Same as above Reagent 3: 46% aminocarboxylic acid chelating agent (same as reagent 1), 9% alkanolamine (same as reagent 1), 3% anionic surfactant (alkyl diphenyl ether sulfonate), alkali Protease preparation (same as reagent 1) 5%
<Dilution ratio>
Reagent 1: 5%
Reagent 2: 10%
Reagent 3: 5%
[0012]
<Result>
The result was obtained by evaluating the degree of dirt peeling in the dispenser after washing under each condition and obtaining the distribution under each condition of the evaluation.
1-4 show the results of cleaning with reagents 1 to 3 for each cleaning time. FIG. 4 shows the degree of cleaning when cleaning is performed for a long time ignoring practicality.
As can be seen from the results, the ratio of those with 50% or less of stain removal is the lowest when the sample 3 is used, and thus the cleaning effect of the cleaning agent of the reagent 3 (the present invention) is the highest. It was done. FIG. 4 shows the result that the cleaning effect is the same regardless of whether the cleaning agent of the present invention is a cleaning agent other than the present invention. However, a cleaning time of 16 hours is not practical.
[0013]
【The invention's effect】
The beer dispenser cleaning composition according to the present invention contains an aminocarboxylic acid chelating agent, an alkanolamine, an anionic surfactant, and an enzyme agent as essential components, so that cleaning with high safety and excellent cleaning effect is achieved. It is possible to provide a cleaning method capable of easily removing dirt by diluting the cleaning composition to a predetermined concentration and circulating it in a beer dispenser. This is what has been described above in the section [Summary of the Invention].
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the results of washing with each reagent when the washing time is 5 minutes.
FIG. 2 is a graph showing the results of cleaning with each reagent when the cleaning time is 10 minutes.
FIG. 3 is a graph showing the results of cleaning with each reagent when the cleaning time is 20 minutes.
FIG. 4 is a graph showing the results of cleaning with each reagent when the cleaning time is 16 hours.
Claims (5)
前記アミノカルボン酸系キレート剤がEDTA+NTAのアミン塩よりなる、ビールディスペンサ洗浄用組成物。A composition for cleaning a beer dispenser comprising an aminocarboxylic acid chelating agent, an alkanolamine, an anionic surfactant and an enzyme as essential components,
A composition for cleaning a beer dispenser, wherein the aminocarboxylic acid chelating agent comprises an amine salt of EDTA + NTA.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12783698A JP3779062B2 (en) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | Beer dispenser cleaning composition and cleaning method |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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