JP3778984B2

JP3778984B2 - Chair seat support mechanism

Info

Publication number: JP3778984B2
Application number: JP04600296A
Authority: JP
Inventors: 恒太郎伊藤; 敏幸堀木; 貴士中村; 正光宮下
Original assignee: Takano Co Ltd
Current assignee: Takano Co Ltd
Priority date: 1996-03-04
Filing date: 1996-03-04
Publication date: 2006-05-24
Anticipated expiration: 2016-03-04
Also published as: JPH09238768A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座部と背凭れ部とを連動して傾斜可能に脚部に取付ける椅子の座受支持機構に関する。更に詳述すると、本発明は、座部と背凭れ部との間に連動関係を与える座受支持機構のリンク機構の改善に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、着座姿勢を楽にするように、座部と背凭れ部とが座っている人の姿勢に応じて連動する椅子が開発されている。そして、背凭れ部と座部との傾斜を単に連動させるだけでなく、座部がその前部を中心に揺動し、座部の傾斜時に着座者の大腿部の裏側を圧迫しない機構が望まれている。このような要望に応えるものとして、例えば特開平４−１９３１０８号に開示された椅子が提案されている。
【０００３】
この椅子は、図７に示すように、前部シートフレーム１０１と後部シートフレーム１０２との上部に座部１０３を取り付け、後部シートフレーム１０２に連結部１０４及び背凭れ取付フレーム１０５を介して図示しない背凭れを設けている。着座者が背凭れに荷重を掛けて背凭れを傾斜させると、後部シートフレーム１０２が第２軸１０６を中心に回転し、座部の後部が下方に傾斜する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した椅子では、座部１０３に荷重が掛かると同時に背凭れが連動して傾斜してしまうので、人が勢い良く腰掛けて座部１０３に大きな荷重Ｗが急激に掛けられると、座部１０３の後方が沈んで傾斜してしまうと同時に背凭れも後方に傾斜してしまう。その直後、後部シートフレーム１０２は圧縮コイルばね等から成る緩衝部材１０７により押し戻されるので、背凭れが着座者の背中を叩いて、着座者に不快感を与えてしまう。
【０００５】
そこで、本発明は、座部に勢い良く座っても背凭れが着座者の背中を叩かない椅子の座受支持機構を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項１の発明は、座部に取り付けられる座受部材とこの座受部材と背凭れ部を支持する背支桿とを各々揺動自在に支持して脚部に取り付けられる脚側固定部材および前記座部と背凭れ部を原位置に復帰させる反力を付与する反力ユニットを備えた椅子の座受支持機構において、前記座受部材と脚側固定部材との間に、前記背凭れ部に荷重が掛かっていないときには死点を構成して前記座部にかかる荷重を支持すると共に前記背凭れ部に荷重が掛かるときには前記背支桿と連動して前記死点が解除されて屈曲し前記座部を前記背凭れ部の傾動と連動させて傾斜させるリンク機構を設けている。
【０００７】
したがって、着座しても背凭れ部の背凭れに凭れ掛かっていない時には、座部を支持する屈曲可能なリンク機構が荷重作用方向に一直線上に配置されて死点を構成しているので、座部に荷重が掛かってもリンク機構には圧縮力しか作用せず座部が傾斜することもなければ背凭れが揺動することもない。
【０００８】
しかし、背凭れに凭れ掛かると、背凭れが後方へ傾くのに伴ってリンク機構に回転力が与えられて死点が解除され座部が傾き始める。すなわち、背凭れに荷重が掛かって初めて座部と背凭れとが連動する。また、背凭れの傾動に伴って、反力ユニットは背凭れに対して反力を付与しつつ圧縮力が蓄えられ、背凭れ及び座部から荷重が除かれた時にリンクを逆回転させて元の位置へ復帰させる。
【０００９】
また、請求項２の座受支持機構は、前記座受部材と前記脚側固定部材とは前方において揺動可能に連結されると共に後方において前記リンク部材によって連結され、かつ前記リンク機構を構成するリンクの一方と前記背支桿とが背支桿リンクで互いに揺動可能に連結されると共に前記リンクと前記反力ユニットも連結され、前記背支桿と同一回転方向にリンク機構が屈曲するようにしている。
【００１０】
したがって、背凭れに凭れ掛かると、背凭れが背支桿と共に後方へ傾き、これに伴い背支桿リンクを介してリンク機構が同方向に屈曲するため、リンク機構が死点状態から解かれ、座部の後方が沈むようにして傾き始める。そして、大腿部を圧迫しないような安楽姿勢をとる。
【００１１】
また、請求項３の椅子の座受支持機構は、反力ユニットとしてガススプリングを使用している。
【００１２】
さらに、請求項４の椅子の座受支持機構は、反力ユニットとしてその伸長または短縮により座部及び背凭れに付勢力を与えるものを採用し、かつその反力ユニットを伸長または短縮させて固定することにより初圧を設定する初圧調整機構を備えるようにしている。したがって、初圧調整機構を操作することにより、背凭れを傾動させるために必要な荷重の大きさが調整される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図１から図４に本発明の座受支持機構を回転椅子に適用した実施の一形態を示す。
【００１４】
本実施形態の椅子は、座部２と背凭れ部（背支桿９のみを示しその他は図示を省く）とこれらを支持する脚部（脚柱６のみを示しその他は省く）並びに座部２と背凭れ部とを連動して傾斜可能に脚部に取付ける座受支持機構１とから構成されている。
【００１５】
座受支持機構１は、座部２に取り付けられる座受部材（以下、座受金具と呼ぶ）８と、この座受金具８と背支桿９とを各々揺動自在に支持して脚部の脚柱６に取り付けられる脚側固定部材（以下、支持金具と呼ぶ）７と、座部２と背凭れ部を原位置に復帰させる反力を付与する反力ユニット１２およびを座受金具８と支持金具７との間を連結するリンク機構３とから主に構成されている。座受金具８と支持金具７とは前方においてピン継手で互いに揺動可能に連結されると共に後方においてリンク機構３によって連結されている。
【００１６】
リンク機構３は、本実施形態の場合、互いに揺動可能にピン継手で連結された第１及び第２の２枚のリンク４，５から成り、各リンク４，５が一直線に延びた状態で鉛直に配置されるようにして座受金具８と支持金具７とにそれぞれピン継手で互いに揺動可能に取り付けられている。更に、このリンク機構３は、構成リンクの一方例えば第２のリンク５と背支桿９とが背支桿リンク１１で互いに揺動可能に連結されると共に第２のリンク５と反力ユニット１２も連結され、背支桿９と同一回転方向にリンク機構３が屈曲するように設けられている。これによって、リンク機構３は、背凭れ部に荷重が掛かっていないときには死点を構成して座部２にかかる荷重を支持すると共に背凭れ部に荷重が掛かるときには背支桿９と連動して死点が解除されて屈曲し座部２を背凭れ部の傾動と連動させて傾斜させるように設けられている。ここで、背支桿９は背支桿腕１０を介して背支桿リンク１１と回転自在に連結されている。また、反力ユニット１２としては、圧縮コイルスプリングを反力発生源としたものが採用され、支持金具７の前端での固定位置を回転によって移動させる初圧調整機構１３が備えられている。
【００１７】
座受金具８は、長方形の取付板８ａと該取付板８ａの左右両側縁が直角に折り曲げられた軸支持板８ｂ，８ｂとにより構成されている。取付板８ａの上側には、座部２の座板がボルト１４，１４によりねじ止めされている。また、各軸支持板８ｂ，８ｂの前後部には、軸支持孔８ｃ，８ｄが形成されている。ここで、後側の軸支持孔８ｄには、第１のリンク４，４が取り付けられている。各第１のリンク４，４は、各軸支持板８ｂ，８ｂのそれぞれ内側に位置すると共に、各軸支持板８ｂ，８ｂを貫通する第１のリンク軸１５により回転可能に取り付けられている。
【００１８】
支持金具７は、前後を長手方向とする４枚の垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂを有している。各垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂの隣り合ったもの同士は、連結板７ｉにより連結されている。さらに、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの前端部は、ほぼ水平な連結板７ｃにより連結されている。また、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａは、両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂより後部を短くして形成されている。そして、中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの後方には、脚柱６の上端部を収容する円筒部７ｄが形成されている。
【００１９】
支持金具７の前部と中央部とには、４枚の垂直板７ａ，７ａ，７ｂ，７ｂを通過する水平な軸支持孔７ｅ，７ｆが形成されている。ここで、支持金具７の前部は、座受金具８の各軸支持板８ｂ，８ｂの間に収容されている。そして、座受金具８の前側の軸支持孔８ｃと支持金具７の前側の軸支持孔７ｅとには、前固定軸１６が貫通して取り付けられている。このため、座受金具８及び座部２は、前固定軸１６を中心に揺動可能とされている。
【００２０】
支持金具７の中央部の軸支持孔７ｆには、昇降操作レバー１７が回転可能に取り付けられている。該昇降レバー１７の中央部の軸支持孔と支持金具７の中央部の軸支持孔７ｆとを貫通して、後固定軸１８が設けられている。また、昇降操作レバー１７は、中央の垂直板７ａと隣り合う端の垂直板７ｂとの間に位置している。ここで、昇降操作レバー１７の後端部は、昇降操作レバー１７の揺動により脚柱６の上端部のガススプリングに係合可能とされている。また、昇降操作レバー１７の前端部には、該先端部を引き上げるワイヤ１９の一端部が係合されている。このため、ワイヤ１９の他端部に取り付けられた図示しない操作レバーの操作により、脚柱６のガススプリングが伸縮可能となる。
【００２１】
また、支持金具７の両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂの後端部には、背支桿支持孔７ｇ，７ｇが形成されている。各背支桿支持孔７ｇ，７ｇには、断面六角形の透孔を有する回転板２０が回転可能に嵌合されている。各回転板２０，２０の外側にはフランジ部が形成されている。このフランジ部は各背支桿支持孔７ｇ，７ｇの縁に接し、各回転板２０，２０の内側への脱落を防止している。また、各フランジ部の外側には背支桿腕１０が接している。各背支桿腕１０，１０には、回転板２０の透孔と等しい大きさの断面六角形の透孔が形成されている。また、支持金具７の垂直板７ｂ，７ｂの後端部には、リンク機構３が伸ばされて図１に示す死点を構成する位置に移されたときに背支桿腕１０と当接してそれ以上背支桿腕１０が後方へ移動しないように（図１で反時計回転方向へ回転しないように）規制してリンク機構３がくの字形に折れ曲がらないようにするストッパ７ｊが設けられている。このストッパ７ｊには反力ユニット１２の力を受けて背支桿腕１０が押し当てられる。したがって、背支桿腕１０の後方への移動の規制は、反力が与えられつつ行われるので、背支桿９，９のがたつきが防止できる。
【００２２】
さらに、各背支桿腕１０，１０の透孔と各回転板２０，２０の透孔とを貫通して、断面六角形の背支桿支持軸２１が設けられている。背支桿支持軸２１の両端部には、背支桿９，９の下端部が嵌合されている。このため、各回転板２０，２０及び各背支桿腕１０，１０と背支桿支持軸２１と背支桿９，９とは、一体化して支持金具７に対して回転する。なお、各背支桿腕１０，１０及び各回転板２０，２０と背支桿支持軸２１との接触面は６面有るので、比較的多くの面を接触させて回転を伝達することができる。このため、接触辺の１本当たりの負荷が小さくなり、各回転板２０，２０及び各背支桿腕１０，１０と背支桿支持軸２１と背支桿９，９との一体化の確実性が向上し、また各部材の長寿命化を図ることができる。なお、本実施形態では背支桿支持軸２１の断面形状を６角形としたが、これに特に限られず四角形な八角形などの他の多角形あるいは楕円形でも構わない。また、各透孔の外周壁を貫通して接触面にボルト等を押し付けることにより、伝達可能なトルクを大きくしたり軸方向への滑りを防止しても構わない。
【００２３】
また、背支桿腕１０の先端部には、背支桿リンク１１がピン２２及びＥリング２３により回転可能に取り付けられている。
【００２４】
一方、第２のリンク５は、ほぼ三角形の板状で、中央部と２つの角部とに軸支持孔５ａ，５ｂ，５ｃが形成され、残りの１つの角部に軸止ピン５ｄが設けられている。第２のリンク５は、支持金具７の両端の２枚の垂直板７ｂ，７ｂの外側にそれぞれ配置されている。そして、各第２のリンク５，５の中央部の軸支持孔５ａは、後固定軸１８に取り付けられている。また、各第２のリンク５，５は、各第１のリンク４，４の外側に位置している。そして、各第２のリンク５，５の上部の軸支持孔５ｂと各第１のリンク４，４の下側の軸支持孔とを貫通して、座部支持軸２４が取り付けられている。この座部支持軸２４は支持金具７の上方で移動可能とされている。この可動範囲の後端部に位置する支持金具７の一部には、上方に突出したストッパ７ｈ，７ｈが形成されている。このため、第２のリンク５が後固定軸１８を中心に図１及び図４中時計回転方向に揺動すると、座部支持軸２４がストッパ７ｈに当接する。これにより、第２のリンク５はそれ以上回転できなくなる。即ち、リンク機構３の第２のリンク５がそれ以上後方へ倒れるのを規制して、反力ユニット１２に荷重負担を掛けないように設けられている。しかし、場合によっては、反力ユニット１２の端部部材２６，２７が突き当たることによってそれ以上リンク５が回動しないように設けることも可能である。なお、本実施形態では、座部２及び背凭れの傾斜角度の比は例えば１：２．５程度とされている。そして、座部の最大傾斜角度は例えば６度、背凭れの最大傾斜角度は例えば１５度とされている。
【００２５】
さらに、座部２及び背凭れが原位置にある静止状態では、各第１のリンク４，４及び各第２のリンク５，５を相互に揺動自在に連結する３本の軸すなわち第１のリンク軸１５と座部支持軸２４と後固定軸１８とは、１本の鉛直線上に配置されている。この時、リンク機構３は死点を構成している。このため、リンク機構３は、着座により座部に作用する鉛直な荷重を同じく鉛直に配置した突っ支え棒として支持することができる。このとき、背凭れの動きに対して座部２が遅れなくスムーズに追従することができる。なお、本実施形態ではリンク機構３の各軸１５，２４，１８は１鉛直線上に配置することによって容易に死点を得ているが、これに特に限定されるものではなく、例えばリンク機構３を一直線状に伸ばしたときに座部２を介して作用する荷重の方向と一致して死点を構成するのであれば鉛直線に対して傾斜していても構わない。この構造であっても、突っ支え棒となって座部２の荷重を支持することができる。また、場合によっては、リンク機構３を僅かにくの字形に屈曲させた状態で軸２４の動きを止めるストッパを支持板７ａ，７ａに設け、座部２から作用する荷重に対して動きを固定する死点と同じ状態をつくり出すことも可能である。この場合、背凭れが動かないときのリンク機構３の固定は確実に行うことができると共に背凭れが或る一定範囲まで動かなければ座部２が動かないようにできる。
【００２６】
また、図１及び図４中で、背支桿腕１０と背支桿リンク１１との間の角度は、背凭れが傾斜していない時には直角よりやや大きい角度で、背凭れが傾斜するにつれて更に大きい角度になるものとしている。すなわち、背凭れの傾斜角度が大きくなるにつれ、背支桿リンク１１の押し出される長さが小さくなるように設定されている。さらに、背支桿リンク１１と第２のリンク５の軸止ピン５ｄ及び後固定軸１８を結ぶ直線との間の角度は、背凭れが傾斜していない時には直線に近い大きい角度で、背凭れが傾斜するにつれて小さくなり直角に近い角度になるものとしている。すなわち、背凭れの傾斜角度が大きくなるにつれ、背支桿リンク１１から第２のリンク５への回転力が大きくなるよう設定されている。
【００２７】
このため、背凭れの傾斜角度の増大により反力ユニット１２による抵抗力が大きくなっても、背支桿腕１０と背支桿リンク１１とがトグル機構を構成すると共に、背支桿リンク１１から第２のリンク５への回転力が大きくなるので、背凭れに対する荷重とこれによる傾斜角度とのばね特性はほぼ平坦なものとなる。したがって、着座者が背凭れを傾斜させるのに必要な荷重は、背凭れの傾斜角度に拘わらずほぼ一定となり、使用感を向上させることができる。
【００２８】
また、反力ユニット１２は、摺動軸２５により案内されて間隔を変更可能な基端部材２６及び先端部材２７と、各端部部材２６，２７の間に介在する圧縮コイルばね２８とを備えている。基端部材２６と先端部材２７とは圧縮コイルばね２８が圧縮されるときに座屈しないように保持すると共にある程度以上は圧縮されないようにして背もたれの傾動を規制する機能を有する。このため、各端部部材２６，２７同士を近接させる力が加わると、圧縮コイルばね２８が圧縮される。そして、反力ユニット１２は、支持金具７の中央の２枚の垂直板７ａ，７ａの間に位置している。この反力ユニット１２の基端部材２６は、各第２のリンク５の下部の軸支持孔５ｃに支持軸３３により取り付けられている。
【００２９】
なお、本実施形態では、反力ユニット１２をいわゆるフリーロッキング式とし、全長を任意の長さに固定できないものとしている。また、弾性力を生じさせるために弾性体を使用している。弾性体としては圧縮コイルばね２８を用いているが、これに限らず他の弾性体、例えばゴムやウレタンフォームを用いることができる。したがって、反力ユニット１２の選択可能な種類が増加し、特に安価な弾性体を用いた反力ユニット１２を選択して使用すれば、部品コストを低減することができる。また、本実施形態では、反力ユニット１２のみにより背凭れ及び座部２を復起させているが、これに限らず復起のための補助ばねを設けても構わない。例えば、図１の想像線で示すように、支持金具７と座受金具８との間に圧縮コイルばねから成る補助ばね１２’を鉛直に設けることができる。この場合、座部２の荷重は反力ユニット１２の他に補助ばね１２’によっても支持されるので、座部荷重が大きくても座部２を容易に復起させることができる。
【００３０】
一方、初圧調整機構１３は、反力ユニット１２の先端部材２７が取り付けられたばね支持リンク２９と、該ばね支持リンク２９に係合する押さえピン３０と、押さえピン３０の位置を調整する操作ノブ３１とを備えている。ばね支持リンク２９の上下部には、水平な軸支持孔２９ａ，２９ｂが形成されている。ばね支持リンク２９の前部には、上側が開放された係合凹部２９ｃが形成されている。ばね支持リンク２９の上部の軸支持孔２９ａは、前固定軸１６の中央部に回転可能に取り付けられている。ばね支持リンク２９の下部の軸支持孔２９ｂには、反力ユニット１２の先端部材２７がピン３２により回転可能に取り付けられている。このため、ばね支持リンク２９は、反力ユニット１２により前固定軸１６を中心に図中時計回転方向に付勢されている。
【００３１】
また、ばね支持リンク２９の係合凹部２９ｃには押さえピン３０の両端部が係合されている。押さえピン３０の中央部には、その軸方向と直交して貫通するねじ孔３０ａが形成されている。一方、操作ノブ３１は、支持金具７の前端部の連結板７ｃに形成された透孔に回転可能に嵌合され、樹脂製のスラストワッシャ３８により脱落しないよう止着されている。このため、スラストワッシャ３８がベアリングとして機能するので、操作ノブ３１の回転に必要なトルクを低減することができる。さらに、操作ノブ３１の先端部には、ねじ部３１ａが形成されている。このねじ部３１ａは、押さえピン３０のねじ孔３０ａに螺合されている。
【００３２】
ここで、ばね支持リンク２９は反力ユニット１２により付勢されているので、その係合凹部２９ｃは押さえピン３０を押し上げて操作ノブ３１を引っ張り上げる方向に付勢する。これに対し、操作ノブ３１は連結板７ｃに係合しているので上方に移動できない。このため、押さえピン３０は移動せず、ばね支持リンク２９の回動が制限される。また、操作ノブ３１を回転すると、ねじ部３１ａに螺合する押さえピン３０が上下に移動する。これにより、連結板７ｃと押さえピン３０との間隔が変化するので、ばね支持リンク２９の設置角度が変化する。このため、反力ユニット１２の長さが調整されるので、圧縮に必要なばね力が変化する。これにより、背凭れを傾斜させるために必要な荷重の大きさを調整することができる。
【００３３】
以上のように構成された椅子によると、人が着座した際には、座部２及び座受金具８に掛かった荷重を前固定軸１６と第１のリンク軸１５とが受ける。ここで、前固定軸１６に掛かった荷重は、支持金具７により直接支持される。これに対し、第１のリンク軸１５に掛かった荷重は、第１のリンク４及び第２のリンク５を介して支持金具７により支持される。ここで、第１のリンク４及び第２のリンク５は鉛直な直線状に配置されているので死点となって、第１のリンク軸１５に掛かった荷重は第１のリンク４及び第２のリンク５に圧縮力としてのみ働き回転力を与えない。すなわち、リンク機構３と支持金具７と座受金具８とがトラスとして機能し、リンク機構３は突っ支え棒となる。これにより、着座する際に勢い良く体重を掛けても第１のリンク４及び第２のリンク５は回転しないので、座部２及び座受金具８が前固定軸１６を中心に揺動してしまうことはない。そして、第２のリンク５が回転しないので、背支桿９及び背凭れは揺動しない。このため、勢い良く着座して座部２に衝撃を与えても、背凭れの揺動の反動で着座者の背中を叩くことはない。
【００３４】
しかし、着座者が背凭れに凭れ掛かると、背凭れが傾斜されて背支桿９が図中時計回転方向に回転され、これに伴い背支桿腕１０も同方向に回転する。そして、背支桿腕１０により、背支桿リンク１１が前方に押し出される。さらに、背支桿リンク１１により、第２のリンク５が後固定軸１８を中心として時計回転方向に回転される。第２のリンク５の回転により、第１のリンク４が座受金具８に対して反時計回転方向に回転される。このため、座受金具８及び座部２が前固定軸１６を中心として時計回転方向に回転する。これにより、リンク機構３が屈曲して座部２の後部が下降して前端の軸１６を中心に座部２が傾斜する。即ち、座部前方の高さを迫り上げずにほぼそのまま維持して座部を前上がりに傾斜させる。このとき、大腿部の圧迫を招かずに安楽姿勢をとることができる。
【００３５】
また、第２のリンク５を時計回転方向に回転させることにより、反力ユニット１２が圧縮される。このため、着座者による背凭れへの荷重と座部２に掛かる体重とが反力ユニット１２の抵抗力と釣り合った状態で、背凭れ及び座部２の傾斜が停止する。なお、座部２及び背凭れの傾斜は、図４に示すように座部支持軸２４がストッパ７ｈ，７ｈに当接するまで行われる。本実施例では、座部２は６度まで、背凭れは１５度まで傾斜可能とされている。
【００３６】
一方、着座者が背中を起こして背凭れに掛かる力を低減すると、圧縮コイルばね２８への圧縮力が低減する。このため、反力ユニット１２が伸長し、第２のリンク５を反時計回転方向に回転させる。第２のリンク５は背支桿リンク１１を後方に押し戻し、背支桿腕１０を介して背支桿９を前方に揺動させる。これにより、背凭れが起き上がる。また、第２のリンク５の反時計回転方向への回転により第１のリンク４が上方に移動され、これにより座受金具８及び座部２が上昇しほぼ水平で静止した状態に戻る。
【００３７】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、反力ユニット１２をフリーロッキング式としているので、初圧調整機構１３を設けることが好ましいが、設けなくても構わない。この場合、部品点数を減少させ、椅子の軽量化と部品コストの低減とを図ることができる。
【００３８】
また、反力ユニット１２をいわゆるロック式、すなわち無負荷の状態での全長をある範囲内で任意の大きさに設定可能なものとしても構わない。この場合、図５及び図６に示すように、反力ユニット１２に例えばガススプリング３４を用いる。ガススプリングの先端部は、前固定軸１６の中央部に回転可能に取り付けられている。ガススプリング３４の基端部は、支持リンク３５にねじ止めされている。支持リンク３５は、第２のリンク５に取り付けた支持軸３３の中央部に回転可能に取り付けられている。また、支持リンク３５には、ガススプリング３４を操作可能な押圧レバー３６と該押圧レバー３６を揺動可能なワイヤ３７とが設けられている。そして、ワイヤ３７の一端部は押圧レバー３６の先端部に係合され、ワイヤ３７の他端部は図示しない操作レバーに接続されている。
【００３９】
したがって、着座者が操作レバーを操作することにより押圧レバー３６を揺動して、これによりガススプリング３４が伸縮可能な状態になる。この状態で背凭れに荷重を掛けてその傾斜角度を調整することができる。そして、操作レバーを解放することによりガススプリング３４がロックされ、これにより背凭れと座部２との傾斜角度を変更した新たな原位置を設定することができる。
【００４０】
新たな原位置にある背凭れに荷重を掛けると、ガススプリング３４の弾力性でさらに傾斜する。また、反力ユニット１２がロック式であるか否かに拘わらず座受部１の他の各部品を用いることができるので、これら座受部１の他の各部品の共用化を図ることができる。
【００４１】
上述した実施形態では、初圧調整機構を設けていないので、部品点数の減少による小型軽量化と低コスト化を図ることができる。ロック式ガススプリングの操作レバーを押し続けることによってフリーロッキング状態とすることも可能である。また、リンク機構３の前方の移動端を規制するストッパ７ｊは、場合によっては図１に仮想線で示すように、軸２４を前方から直接指示するように配置しても良い。
【００４２】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項１の椅子の座受支持機構によれば、座受部材と脚側固定部材との間に、背凭れ部に荷重が掛かっていないときには死点を構成して座部にかかる荷重を支持すると共に背凭れ部に荷重が掛かるときには背支桿と連動して死点が解除されて屈曲し座部を背凭れ部の傾動と連動させて傾斜させるリンク機構を設けているので、着座しても背凭れ部の背凭れに凭れ掛かっていない時には、座部を支持する屈曲可能なリンク機構が死点を構成しているので、座部にかかる荷重がリンク機構には圧縮力としてしか作用せず座部が傾斜することもなければ背凭れが揺動することもない。したがって、背凭れに寄り掛からない限り座部と背凭れとの連動が起こらず、使用者が勢い良く着座しても、背凭れが着座者の背中を叩くことはなく、不快感を与えることがない。
【００４３】
また、請求項２の座受支持機構によれば、座部前方の高さを迫り上げずにほぼそのまま維持して座部を前上がりに傾斜させることができるので、大腿部の圧迫を招かずに安楽姿勢をとることができる。
【００４４】
さらに、請求項３の座受支持機構によれば、初圧調整機構を必要としないので、部品点数を少なくして小形軽量化が可能となる。
【００４５】
また、請求項４の座受支持機構によれば、安価な反力ユニットの使用により低コスト化が可能となる。しかも、初圧調整機構によって反力の大きさを好みに応じて調整することができ、座り心地を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】座部及び背凭れが傾斜していない状態である本発明の椅子の座受支持機構を示す側面図である。
【図２】椅子の座受支持機構を示す底面図である。
【図３】椅子の座受支持機構を示す分解斜視図である。
【図４】座部及び背凭れが傾斜した状態である椅子の座受支持機構を示す側面図である。
【図５】椅子の座受支持機構の他の実施形態を示す側面図である。
【図６】椅子の座受支持機構の他の実施形態に用いる反力ユニットを示す分解斜視図である。
【図７】従来の椅子の座受支持機構を示す側面図である。
【符号の説明】
１座受支持機構
２座部
３リンク機構
４第１のリンク
５第２のリンク
６脚柱（脚部）
７支持金具（脚側固定部材）
８座受金具（座受部材）
９背支桿（背凭れ部）
１１背支桿リンク
１２反力ユニット
１３初圧調整機構
２８反力ユニットを構成する圧縮コイルばね
３４反力ユニットを構成するガススプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat receiving support mechanism for a chair that is attached to a leg portion so that a seat portion and a backrest portion can be tilted in conjunction with each other. More specifically, the present invention relates to an improvement in a link mechanism of a seat support mechanism that provides an interlocking relationship between a seat portion and a backrest portion.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a chair has been developed in which a seat portion and a backrest portion are interlocked according to the posture of a person sitting so as to make the sitting posture easier. In addition to simply interlocking the inclination of the backrest and the seat, the mechanism that the seat swings around its front and does not press the back side of the thigh of the seated person when the seat is tilted. It is desired. As a response to such a demand, for example, a chair disclosed in JP-A-4-193108 has been proposed.
[0003]
As shown in FIG. 7, this chair has a seat 103 attached to the upper part of the front seat frame 101 and the rear seat frame 102, and is not shown in the figure through a connecting part 104 and a backrest mounting frame 105. Has a backrest. When the seated person applies a load to the backrest and tilts the backrest, the rear seat frame 102 rotates around the second shaft 106, and the rear portion of the seat section tilts downward.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described chair, since the backrest is tilted in conjunction with the load applied to the seat portion 103, when the person sits down and a large load W is suddenly applied to the seat portion 103, the seat portion At the same time as the back of 103 sinks and tilts, the backrest also tilts backward. Immediately after that, the rear seat frame 102 is pushed back by the buffer member 107 made of a compression coil spring or the like, so that the backrest strikes the seated person's back and gives the seated person an uncomfortable feeling.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a seat support mechanism for a chair in which the backrest does not hit the back of the seated person even when sitting on the seat.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention according to claim 1 is characterized in that a seat receiving member attached to the seat portion and a back support rod supporting the seat receiving member and the backrest portion are supported in a swingable manner on the leg portion. In a seat support mechanism for a chair provided with a leg-side fixing member to be attached and a reaction force unit for applying a reaction force for returning the seat and backrest to their original positions, the seat-receiving member and the leg-side fixing member In the meantime, when no load is applied to the backrest portion, a dead point is formed to support the load applied to the seat portion, and when the load is applied to the backrest portion, the dead center is interlocked with the back support rod. A link mechanism is provided in which the seat is bent by being released and tilted in conjunction with the tilt of the backrest.
[0007]
Therefore, when the user sits down and does not lean on the backrest, the bendable link mechanism that supports the seat is arranged in a straight line in the direction of the load to form the dead point. Even if a load is applied to the part, only the compression force acts on the link mechanism, and the seat part does not tilt and the backrest does not swing.
[0008]
However, when leaning on the backrest, as the backrest tilts backward, a rotational force is applied to the link mechanism, the dead center is released, and the seat starts to tilt. That is, the seat portion and the backrest are interlocked only when a load is applied to the backrest. In addition, as the backrest tilts, the reaction force unit applies a reaction force against the backrest while accumulating the compressive force, and when the load is removed from the backrest and the seat, the link is reversely rotated to restore the original force. Return to the position.
[0009]
The seat support mechanism according to claim 2 is configured such that the seat support member and the leg-side fixing member are swingably connected at the front and connected by the link member at the rear, and constitute the link mechanism. One of the links and the back support bar are connected to each other by a back support bar link so as to be swingable, and the link and the reaction force unit are also connected, so that the link mechanism bends in the same rotational direction as the back support bar. I have to.
[0010]
Therefore, when leaning on the backrest, the backrest is tilted backward together with the back support rod, and the link mechanism is bent in the same direction via the back support link, so that the link mechanism is released from the dead center state, It begins to tilt as the back of the seat sinks. Then, take an easy posture that does not compress the thigh.
[0011]
Moreover, the seat receiving support mechanism of the chair of Claim 3 uses the gas spring as a reaction force unit.
[0012]
Furthermore, the seat support mechanism for the chair according to claim 4 employs a reaction force unit that applies an urging force to the seat portion and the backrest by extension or shortening thereof, and is fixed by extending or shortening the reaction force unit. Thus, an initial pressure adjusting mechanism for setting the initial pressure is provided. Therefore, by operating the initial pressure adjusting mechanism, the magnitude of the load necessary for tilting the backrest is adjusted.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail based on an example of an embodiment shown in the drawings. 1 to 4 show an embodiment in which the seat support mechanism of the present invention is applied to a rotary chair.
[0014]
The chair according to the present embodiment includes a seat portion 2 and a backrest portion (only the back support rod 9 is shown and the other portions are not shown), and leg portions (only the pedestal 6 is shown and the other portions are omitted) that support them. And a seat support mechanism 1 that is attached to the leg portion so as to be tiltable in conjunction with the backrest portion.
[0015]
The seat support mechanism 1 includes a seat support member (hereinafter referred to as a seat support bracket) 8 attached to the seat portion 2, and supports the seat support bracket 8 and the back support rod 9 in a swingable manner. A leg-side fixing member (hereinafter referred to as a support bracket) 7 attached to the pedestal 6, a reaction force unit 12 for applying a reaction force for returning the seat 2 and the backrest to their original positions, and a seat bracket 8. And the link mechanism 3 that connects the support bracket 7 to each other. The seat bracket 8 and the support bracket 7 are connected to each other by a pin joint so as to be swingable at the front, and are connected by the link mechanism 3 at the rear.
[0016]
In the case of this embodiment, the link mechanism 3 is composed of first and second links 4 and 5 that are connected to each other by pin joints so as to be swingable, and the links 4 and 5 extend in a straight line. It is attached to the seat bracket 8 and the support bracket 7 so as to be able to swing with each other by pin joints so as to be arranged vertically. Further, the link mechanism 3 is configured such that one of the constituent links, for example, the second link 5 and the back support rod 9 are swingably connected to each other by the back support rod link 11 and the second link 5 and the reaction force unit 12 are connected. Are also provided, and the link mechanism 3 is bent in the same rotational direction as the back support rod 9. As a result, the link mechanism 3 forms a dead center when no load is applied to the backrest portion, supports the load applied to the seat portion 2, and interlocks with the back support rod 9 when a load is applied to the backrest portion. The dead center is released and bent so that the seat 2 is tilted in conjunction with the tilt of the backrest. Here, the back support rod 9 is rotatably connected to the back support rod link 11 via the back support arm 10. Further, as the reaction force unit 12, one using a compression coil spring as a reaction force generation source is adopted, and an initial pressure adjusting mechanism 13 for moving the fixed position at the front end of the support fitting 7 by rotation is provided.
[0017]
The seat bracket 8 includes a rectangular mounting plate 8a and shaft support plates 8b and 8b in which the left and right side edges of the mounting plate 8a are bent at a right angle. On the upper side of the mounting plate 8 a, the seat plate of the seat portion 2 is screwed with bolts 14 and 14. Further, shaft support holes 8c and 8d are formed in the front and rear portions of the shaft support plates 8b and 8b. Here, the first links 4 and 4 are attached to the rear shaft support hole 8d. Each of the first links 4 and 4 is positioned inside each of the shaft support plates 8b and 8b, and is rotatably attached by a first link shaft 15 that passes through each of the shaft support plates 8b and 8b.
[0018]
The support fitting 7 has four vertical plates 7a, 7a, 7b, 7b whose longitudinal direction is the front and rear. Adjacent ones of the vertical plates 7a, 7a, 7b, 7b are connected by a connecting plate 7i. Further, the front end portions of the two central vertical plates 7a and 7a are connected by a substantially horizontal connecting plate 7c. The two vertical plates 7a and 7a at the center are formed with the rear part shorter than the two vertical plates 7b and 7b at both ends. A cylindrical portion 7d that accommodates the upper end portion of the pedestal 6 is formed behind the two central vertical plates 7a and 7a.
[0019]
Horizontal shaft support holes 7e and 7f that pass through the four vertical plates 7a, 7a, 7b, and 7b are formed in the front portion and the center portion of the support fitting 7. Here, the front portion of the support fitting 7 is accommodated between the shaft support plates 8 b and 8 b of the seat support fitting 8. A front fixed shaft 16 is attached to the front shaft support hole 8c of the seat bracket 8 and the front shaft support hole 7e of the support bracket 7 so as to penetrate therethrough. For this reason, the seat bracket 8 and the seat portion 2 can swing around the front fixed shaft 16.
[0020]
An elevating operation lever 17 is rotatably attached to the shaft support hole 7f at the center of the support fitting 7. A rear fixed shaft 18 is provided through the shaft support hole in the center of the lift lever 17 and the shaft support hole 7f in the center of the support fitting 7. The lifting operation lever 17 is positioned between the central vertical plate 7a and the adjacent vertical plate 7b. Here, the rear end portion of the lifting / lowering operation lever 17 can be engaged with the gas spring at the upper end portion of the leg column 6 by swinging of the lifting / lowering operation lever 17. In addition, one end of a wire 19 that pulls up the tip is engaged with the front end of the lifting operation lever 17. For this reason, the gas spring of the pedestal 6 can be expanded and contracted by operating an operation lever (not shown) attached to the other end of the wire 19.
[0021]
Further, back support rod support holes 7g and 7g are formed in the rear end portions of the two vertical plates 7b and 7b at both ends of the support fitting 7. A rotary plate 20 having a hexagonal cross section through hole is rotatably fitted in each of the back support rod support holes 7g, 7g. A flange portion is formed on the outer side of each rotary plate 20, 20. This flange portion is in contact with the edges of the back support rod support holes 7g, 7g, and prevents the rotary plates 20, 20 from falling off to the inside. Further, the back support arm 10 is in contact with the outside of each flange portion. Each back support arm 10, 10 is formed with a hexagonal cross-sectional hole having the same size as the through hole of the rotating plate 20. Further, the rear ends of the vertical plates 7b, 7b of the support fitting 7 are in contact with the back support arm 10 when the link mechanism 3 is extended and moved to the position constituting the dead point shown in FIG. There is provided a stopper 7j that restricts the back support arm 10 from moving backward (so as not to rotate counterclockwise in FIG. 1) and prevents the link mechanism 3 from bending into a dogleg shape. Yes. The back support arm 10 is pressed against the stopper 7j under the force of the reaction force unit 12. Therefore, since the backward movement of the back support arm 10 is restricted while the reaction force is applied, the back support supports 9 and 9 can be prevented from rattling.
[0022]
Further, a back support rod support shaft 21 having a hexagonal cross section is provided through the through hole of each back support arm 10, 10 and the through hole of each rotary plate 20, 20. The lower ends of the back support rods 9 and 9 are fitted to both ends of the back support rod support shaft 21. Therefore, the rotary plates 20 and 20 and the back support rod arms 10 and 10, the back support rod support shaft 21, and the back support rods 9 and 9 are integrally rotated with respect to the support fitting 7. Since there are six contact surfaces between each back support arm 10 and 10 and each rotation plate 20 and 20 and the back support rod support shaft 21, a relatively large number of surfaces can be contacted to transmit the rotation. . For this reason, the load per contact side is reduced, and the rotation plates 20 and 20 and the back support rod arms 10 and 10, the back support rod support shaft 21 and the back support rods 9 and 9 are surely integrated. Performance can be improved and the life of each member can be extended. In the present embodiment, the cross-sectional shape of the back support rod support shaft 21 is a hexagon, but the present invention is not particularly limited thereto, and may be another polygon such as a rectangular octagon or an ellipse. Further, by transmitting a bolt or the like through the outer peripheral wall of each through hole and pressing a bolt or the like on the contact surface, the transmittable torque may be increased or the slip in the axial direction may be prevented.
[0023]
Further, a back support rod link 11 is rotatably attached to the distal end portion of the back support arm 10 by a pin 22 and an E ring 23.
[0024]
On the other hand, the second link 5 has a substantially triangular plate shape, shaft support holes 5a, 5b and 5c are formed at the center and two corners, and a shaft stop pin 5d is provided at the remaining one corner. It has been. The second links 5 are respectively arranged on the outer sides of the two vertical plates 7 b and 7 b at both ends of the support fitting 7. The shaft support hole 5 a at the center of each second link 5, 5 is attached to the rear fixed shaft 18. The second links 5 and 5 are located outside the first links 4 and 4. And the seat part support shaft 24 is attached through the shaft support hole 5b on the upper side of each of the second links 5 and 5 and the shaft support hole on the lower side of each of the first links 4 and 4. The seat support shaft 24 is movable above the support fitting 7. Stoppers 7h and 7h projecting upward are formed on a part of the support fitting 7 located at the rear end of the movable range. Therefore, when the second link 5 swings around the rear fixed shaft 18 in the clockwise direction in FIGS. 1 and 4, the seat support shaft 24 comes into contact with the stopper 7h. As a result, the second link 5 can no longer rotate. In other words, the second link 5 of the link mechanism 3 is provided so as to prevent the reaction force unit 12 from being subjected to a load by restricting the second link 5 from falling further backward. However, depending on the case, it is also possible to provide the link 5 so that it does not rotate any more when the end members 26 and 27 of the reaction force unit 12 abut against each other. In the present embodiment, the ratio of the inclination angle between the seat 2 and the backrest is, for example, about 1: 2.5. The maximum inclination angle of the seat is, for example, 6 degrees, and the maximum inclination angle of the backrest is, for example, 15 degrees.
[0025]
Further, in a stationary state in which the seat portion 2 and the backrest are in their original positions, three shafts that connect the first links 4 and 4 and the second links 5 and 5 to each other in a swingable manner, that is, first shafts. The link shaft 15, the seat support shaft 24, and the rear fixed shaft 18 are arranged on one vertical line. At this time, the link mechanism 3 constitutes a dead center. For this reason, the link mechanism 3 can support the vertical load which acts on a seat part by seating as a thrust support bar arrange | positioned perpendicularly. At this time, the seat 2 can smoothly follow the backrest movement without delay. In this embodiment, the axes 15, 24, and 18 of the link mechanism 3 are easily obtained by arranging them on one vertical line. However, the present invention is not particularly limited to this. For example, the link mechanism 3 As long as the dead center is configured in accordance with the direction of the load acting via the seat portion 2 when the wire is stretched in a straight line, it may be inclined with respect to the vertical line. Even with this structure, it is possible to support the load of the seat portion 2 as a support rod. In some cases, a stopper is provided on the support plates 7a and 7a to stop the movement of the shaft 24 in a state where the link mechanism 3 is bent in a slightly square shape, and the movement is fixed against the load acting from the seat portion 2. It is also possible to create the same state as the dead point. In this case, the link mechanism 3 can be reliably fixed when the backrest does not move, and the seat 2 can be prevented from moving unless the backrest moves to a certain range.
[0026]
1 and 4, the angle between the back support arm 10 and the back support link 11 is slightly larger than the right angle when the back support is not inclined, and further as the back support is inclined. A large angle is assumed. That is, as the inclination angle of the backrest increases, the length to which the back support link 11 is pushed out is set to be small. Furthermore, the angle between the back support rod link 11 and the straight line connecting the shaft locking pin 5d of the second link 5 and the rear fixed shaft 18 is a large angle close to the straight line when the backrest is not inclined. It is assumed that the angle becomes smaller as the angle of inclination becomes closer to a right angle. That is, the rotational force from the back support link 11 to the second link 5 is set to increase as the inclination angle of the backrest increases.
[0027]
For this reason, even if the resistance force by the reaction force unit 12 increases due to an increase in the inclination angle of the backrest, the back support arm 10 and the back support arm link 11 constitute a toggle mechanism, and the back support arm link 11 Since the rotational force to the second link 5 is increased, the spring characteristics of the load against the backrest and the inclination angle thereby become substantially flat. Therefore, the load necessary for the seated person to tilt the backrest is substantially constant regardless of the inclination angle of the backrest, and the usability can be improved.
[0028]
The reaction force unit 12 includes a proximal end member 26 and a distal end member 27 that are guided by the sliding shaft 25 and can change the interval, and a compression coil spring 28 that is interposed between the end members 26 and 27. ing. The proximal end member 26 and the distal end member 27 have functions of holding the compression coil spring 28 so as not to buckle when compressed and restricting the tilt of the backrest so as not to be compressed to a certain extent. For this reason, the compression coil spring 28 is compressed when a force for bringing the end members 26 and 27 close to each other is applied. The reaction force unit 12 is located between the two vertical plates 7 a and 7 a in the center of the support metal 7. The base end member 26 of the reaction force unit 12 is attached to the shaft support hole 5 c below each second link 5 by a support shaft 33.
[0029]
In the present embodiment, the reaction force unit 12 is a so-called free locking type, and the total length cannot be fixed to an arbitrary length. In addition, an elastic body is used to generate an elastic force. Although the compression coil spring 28 is used as the elastic body, the elastic body is not limited to this, and other elastic bodies such as rubber and urethane foam can be used. Therefore, the types of reaction force units 12 that can be selected are increased. If the reaction force unit 12 using an inexpensive elastic body is selected and used, the component cost can be reduced. Further, in the present embodiment, the backrest and the seat part 2 are raised only by the reaction force unit 12, but the present invention is not limited to this, and an auxiliary spring for returning may be provided. For example, as shown by an imaginary line in FIG. 1, an auxiliary spring 12 ′ composed of a compression coil spring can be provided vertically between the support fitting 7 and the seat bracket 8. In this case, since the load of the seat portion 2 is supported by the auxiliary spring 12 ′ in addition to the reaction force unit 12, the seat portion 2 can be easily recovered even if the seat portion load is large.
[0030]
On the other hand, the initial pressure adjusting mechanism 13 includes a spring support link 29 to which the tip member 27 of the reaction force unit 12 is attached, a press pin 30 that engages with the spring support link 29, and an operation knob that adjusts the position of the press pin 30. 31. Horizontal shaft support holes 29 a and 29 b are formed in the upper and lower portions of the spring support link 29. At the front part of the spring support link 29, an engagement recess 29c whose upper side is opened is formed. The shaft support hole 29 a at the top of the spring support link 29 is rotatably attached to the center portion of the front fixed shaft 16. A tip member 27 of the reaction force unit 12 is rotatably attached to a shaft support hole 29 b below the spring support link 29 by a pin 32. For this reason, the spring support link 29 is urged by the reaction force unit 12 around the front fixed shaft 16 in the clockwise direction in the figure.
[0031]
Further, both end portions of the pressing pin 30 are engaged with the engaging recess 29 c of the spring support link 29. A screw hole 30a is formed at the center of the pressing pin 30 so as to penetrate perpendicularly to the axial direction. On the other hand, the operation knob 31 is rotatably fitted in a through hole formed in the connecting plate 7c at the front end portion of the support fitting 7, and is fixed by a resin thrust washer 38 so as not to drop off. For this reason, since the thrust washer 38 functions as a bearing, the torque necessary for the rotation of the operation knob 31 can be reduced. Furthermore, a screw portion 31 a is formed at the tip of the operation knob 31. The screw portion 31 a is screwed into the screw hole 30 a of the pressing pin 30.
[0032]
Here, since the spring support link 29 is urged by the reaction force unit 12, the engagement recess 29 c urges the pressing pin 30 to pull up the operation knob 31. On the other hand, since the operation knob 31 is engaged with the connecting plate 7c, it cannot move upward. For this reason, the pressing pin 30 does not move, and the rotation of the spring support link 29 is restricted. Further, when the operation knob 31 is rotated, the pressing pin 30 screwed into the screw portion 31a moves up and down. Thereby, since the space | interval of the connection board 7c and the pressing pin 30 changes, the installation angle of the spring support link 29 changes. For this reason, since the length of the reaction force unit 12 is adjusted, the spring force required for compression changes. Thereby, the magnitude | size of a load required in order to incline a backrest can be adjusted.
[0033]
According to the chair configured as described above, when a person is seated, the load applied to the seat portion 2 and the seat bracket 8 is received by the front fixed shaft 16 and the first link shaft 15. Here, the load applied to the front fixed shaft 16 is directly supported by the support fitting 7. On the other hand, the load applied to the first link shaft 15 is supported by the support fitting 7 via the first link 4 and the second link 5. Here, since the first link 4 and the second link 5 are arranged in a vertical straight line, the load applied to the first link shaft 15 becomes a dead point, and the first link 4 and the second link 5 The link 5 acts only as a compressive force and does not give a rotational force. That is, the link mechanism 3, the support bracket 7, and the seat bracket 8 function as a truss, and the link mechanism 3 is a support rod. As a result, the first link 4 and the second link 5 do not rotate even when the weight is applied vigorously when sitting, so the seat portion 2 and the seat bracket 8 swing around the front fixed shaft 16. There is no end. And since the 2nd link 5 does not rotate, the back support rod 9 and the backrest do not rock | fluctuate. For this reason, even if it sits vigorously and gives an impact to the seat 2, the seated person's back is not hit by the reaction of the swing of the backrest.
[0034]
However, when the seated person leans on the backrest, the backrest is inclined and the back support rod 9 is rotated in the clockwise direction in the figure, and accordingly, the back support arm 10 is also rotated in the same direction. Then, the back support rod link 11 is pushed forward by the back support arm 10. Further, the second link 5 is rotated about the rear fixed shaft 18 in the clockwise direction by the back support rod link 11. Due to the rotation of the second link 5, the first link 4 is rotated counterclockwise with respect to the seat bracket 8. For this reason, the seat bracket 8 and the seat portion 2 rotate in the clockwise direction around the front fixed shaft 16. As a result, the link mechanism 3 is bent and the rear portion of the seat portion 2 is lowered, and the seat portion 2 is tilted about the shaft 16 at the front end. That is, the height of the front part of the seat part is maintained as it is without approaching the seat part, and the seat part is inclined upward. At this time, an easy posture can be taken without incurring pressure on the thigh.
[0035]
Further, the reaction force unit 12 is compressed by rotating the second link 5 in the clockwise direction. For this reason, the backrest and the inclination of the seat portion 2 are stopped in a state where the load on the backrest by the seated person and the weight applied to the seat portion 2 are balanced with the resistance force of the reaction force unit 12. The inclination of the seat portion 2 and the backrest is performed until the seat portion support shaft 24 comes into contact with the stoppers 7h and 7h as shown in FIG. In the present embodiment, the seat 2 can be tilted up to 6 degrees and the backrest can be tilted up to 15 degrees.
[0036]
On the other hand, when the seated person raises his / her back and reduces the force applied to the backrest, the compressive force applied to the compression coil spring 28 is reduced. For this reason, the reaction force unit 12 extends and rotates the second link 5 in the counterclockwise direction. The second link 5 pushes the back support rod link 11 back and swings the back support rod 9 forward via the back support arm 10. This raises the backrest. Further, the first link 4 is moved upward by the rotation of the second link 5 in the counterclockwise direction, whereby the seat bracket 8 and the seat portion 2 are raised and returned to a state of being almost horizontal and stationary.
[0037]
The above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention, but is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. For example, in this embodiment, since the reaction force unit 12 is a free locking type, it is preferable to provide the initial pressure adjusting mechanism 13, but it may not be provided. In this case, the number of parts can be reduced, and the weight of the chair can be reduced and the part cost can be reduced.
[0038]
The reaction force unit 12 may be a so-called lock type, that is, the total length in a no-load state can be set to an arbitrary size within a certain range. In this case, as shown in FIGS. 5 and 6, for example, a gas spring 34 is used for the reaction force unit 12. The front end of the gas spring is rotatably attached to the central portion of the front fixed shaft 16. The base end portion of the gas spring 34 is screwed to the support link 35. The support link 35 is rotatably attached to the center portion of the support shaft 33 attached to the second link 5. The support link 35 is provided with a pressing lever 36 that can operate the gas spring 34 and a wire 37 that can swing the pressing lever 36. One end of the wire 37 is engaged with the tip of the pressing lever 36, and the other end of the wire 37 is connected to an operation lever (not shown).
[0039]
Therefore, when the seated person operates the operation lever, the pressing lever 36 is swung, so that the gas spring 34 can be expanded and contracted. In this state, the inclination angle can be adjusted by applying a load to the backrest. Then, by releasing the operation lever, the gas spring 34 is locked, whereby a new original position in which the inclination angle between the backrest and the seat portion 2 is changed can be set.
[0040]
When a load is applied to the backrest in the new original position, the gas spring 34 is further inclined by the elasticity. Moreover, since each other component of the seat receiving part 1 can be used regardless of whether the reaction force unit 12 is a lock | rock type, it can aim at common use of these other parts of these seat receiving part 1. FIG. it can.
[0041]
In the above-described embodiment, since the initial pressure adjusting mechanism is not provided, it is possible to reduce the size and weight and reduce the cost by reducing the number of parts. It is also possible to set the free locking state by continuing to push the operation lever of the lock type gas spring. Further, in some cases, the stopper 7j for restricting the moving end in front of the link mechanism 3 may be arranged so as to directly indicate the shaft 24 from the front as indicated by a virtual line in FIG.
[0042]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the chair seat support mechanism of claim 1, a dead point is formed between the seat support member and the leg-side fixing member when no load is applied to the backrest portion. The link mechanism that supports the load applied to the seat part and bends when the load is applied to the backrest part, the dead point is released in conjunction with the back support part, bends, and the seat part tilts in conjunction with the tilting of the backrest part When the seat is not sitting on the backrest, the bendable link mechanism that supports the seat constitutes the dead center, so the load applied to the seat is linked. The mechanism acts only as a compressive force and the seat does not tilt or the backrest does not swing. Therefore, as long as the backrest does not lean against the backrest, the seat portion does not interlock with the backrest, and even if the user sits vigorously, the backrest does not strike the back of the seated person and may cause discomfort. Absent.
[0043]
Further, according to the seat support mechanism of the second aspect, the height of the front portion of the seat portion can be maintained as it is without being pushed up, and the seat portion can be tilted forwardly upward. You can take an easy posture.
[0044]
Further, according to the seat support mechanism of the third aspect, since the initial pressure adjusting mechanism is not required, the number of parts can be reduced and the size and weight can be reduced.
[0045]
According to the seat support mechanism of claim 4, the cost can be reduced by using an inexpensive reaction force unit. Moreover, the magnitude of the reaction force can be adjusted according to preference by the initial pressure adjusting mechanism, and the sitting comfort can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a seat receiving support mechanism of a chair of the present invention in a state where a seat portion and a backrest are not inclined.
FIG. 2 is a bottom view showing a seat support mechanism for a chair.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a seat receiving support mechanism of the chair.
FIG. 4 is a side view showing the seat receiving support mechanism of the chair in a state where the seat portion and the backrest are inclined.
FIG. 5 is a side view showing another embodiment of the chair seat support mechanism of the chair.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing a reaction force unit used in another embodiment of the chair seat support mechanism of the chair.
FIG. 7 is a side view showing a conventional seat receiving support mechanism of a chair.
[Explanation of symbols]
1 Seat support mechanism
2 seats
3 Link mechanism
4 First link
5 Second link
6 pedestal (leg)
7 Support bracket (leg side fixing member)
8 Seat bracket (seat member)
9 Back support (backrest)
11 Back support link
12 Reaction force unit
13 Initial pressure adjustment mechanism
28 Compression coil spring constituting reaction force unit
34 Gas springs constituting the reaction force unit

Claims

A leg-side fixing member that is swingably supported by a seat receiving member that is attached to the seat portion and a back support rod that supports the seat receiving member and the backrest portion, and is attached to the leg portion, and the seat portion and the backrest portion. In a seat support mechanism for a chair provided with a reaction force unit that applies a reaction force for returning the seat back to its original position, when no load is applied to the backrest between the seat support member and the leg-side fixing member. The dead center is configured to support the load applied to the seat portion, and when a load is applied to the backrest portion, the dead center is released in conjunction with the back support rod and bent to bend the seat portion to the backrest portion. A seat support mechanism for a chair, comprising a link mechanism for tilting in conjunction with tilting of the chair.

The seat receiving member and the leg-side fixing member are swingably connected at the front and connected by the link member at the rear, and one of the links constituting the link mechanism and the back support rod are back-supported. 2. The chair seat according to claim 1, wherein the link and the reaction force unit are connected to each other by a heel link, and the link mechanism is bent in the same rotational direction as the back support rod. Supporting support mechanism.

3. The chair seat support mechanism according to claim 1, wherein the reaction force unit is a gas spring.

The reaction force unit applies an urging force to the seat portion and the backrest portion by extension or shortening thereof, and an initial pressure adjusting mechanism that sets an initial pressure by extending or shortening the reaction force unit and fixing the reaction force unit. The seat support mechanism for a chair according to claim 1 or 2, further comprising: