JP3778033B2

JP3778033B2 - Paper discharge method, paper discharge device, recording device, and print control device in a recording apparatus

Info

Publication number: JP3778033B2
Application number: JP2001264170A
Authority: JP
Inventors: 潔向山
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2001-08-31
Filing date: 2001-08-31
Publication date: 2006-05-24
Anticipated expiration: 2021-08-31
Also published as: JP2003072964A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に複数枚セットされた用紙を一枚ずつ自動で給紙する記録装置における排給紙方法、排給紙装置、記録装置及び印刷制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、プリンタには、自動給紙装置（以下、ＡＳＦ（Auto Sheet Feeder）と称す）を備えるものがある。ＡＳＦにセットされた用紙は、前の用紙が印刷終了して排紙されると、ＡＳＦが駆動されて自動的に給紙される。印刷が終わった前の用紙を排紙する排紙処理を途中で中断し、次の用紙の給紙処理をすることで、排紙と給紙のタイミングを重ねることで、スループットを向上させる給排紙方法が知られていた。
【０００３】
図１１は、この種の排給紙装置を備えた従来の記録装置（プリンタ）を示す。記録装置には複数枚の用紙に連続印刷できるように複数枚の用紙をストックして自動給紙する自動給紙装置（ＡＳＦ）８１が備えられている。ＡＳＦ８１は、複数枚の用紙が載置される載置板８２と、載置板８２の先端（下端）箇所に近接して対向配置されたＬＤローラ８３とを備えている。キャリッジ８４の下端に設けられた記録ヘッド８５とＬＤローラ８３との間には、用紙Ｐを検知するレバー式の用紙検知センサ（以下、単に紙検センサという）８６が設けられている。
【０００４】
ＬＤローラ８３は、紙送りローラ８７と排紙ローラ８８を駆動する紙送りモータ８９を動力源とする。ＬＤローラ８３と紙送りモータ８９の間には動力伝達を切替えるクラッチ（図示せず）が介在し、給紙時は、クラッチが接続状態に切替えられることでＬＤローラセット動作がなされる。紙送りモータ８９の駆動により、載置板８２上に載置された一番上の用紙にＬＤローラ８３がその円弧面で当接しながら１回転することで、その用紙が紙送りローラ８７まで送り出される。そして、引き続き紙送りローラ８７の回転により所定量送り出されることで用紙Ｐは頭出しされる。頭出し位置は、記録ヘッド８５の最下流端の基準位置（同図（ｃ）において▲で指す位置）に用紙先端が一致する位置である。
【０００５】
ところで、前の用紙Ｐ１の排紙完了後、次の用紙Ｐ２の給紙を開始したのでは、排紙と給紙の両用紙間の間隔（隙間）が広くなって、印刷のスループットが低下する。そのため、従来より、排紙と給紙を同時進行に行って用紙間隔を少しでも短くして、スループットの向上を図る排給紙処理方法が採用されていた。
【０００６】
この従来の排給紙処理方法によれば、給紙のタイミングは、紙検センサ８６が前の用紙Ｐの後端を検知した時期を基準に決めていた。紙検センサ８６は、前の用紙Ｐが最終印刷ライン（印刷可能な最終パス）まで紙送りされたときにその用紙Ｐの後端を検出する。この用紙Ｐの後端が検知されてから、さらに所定量Ｌ１だけ排紙されたタイミングで、次の用紙Ｐの給紙を開始する。この給紙開始タイミングは、前の用紙が排紙途中の段階であって、後続の用紙が頭出し位置まで給紙されれば、前の用紙Ｐが排紙ローラ８８から落ちるように設定されていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、用紙の後端を検知してからさらに所定量の排紙がなされてからでないと給紙が開始されないので、図１２に示すように、両用紙間にできる間隔Ｇが比較的広くなり、スループット向上が十分でなかった。つまり、同図に示すように、ＬＤローラセット動作がなされる給紙トリガ（▼位置）は、用紙Ｐ１の後端が基準位置を過ぎてから入るので、タイミング的に給紙開始が遅く、用紙間隔Ｇが比較的広かった。もちろん、次の用紙が頭出しされた時点で、前の用紙の排紙が完了している必要がなければ、前の用紙の後端検知後直ぐに給紙に移行することもできるが、それでもそれ以上用紙間隔を短くすることができなかった。つまり、従来の排給紙方法では、用紙間隔を短くするにも限度があり、スループット向上にも限界があった。
【０００８】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、その目的は、記録装置において、排紙される前の用紙と、給紙される次の用紙との用紙間隔を短くすることができ、記録装置のスループットの向上を図り易くすることができる記録装置における排給紙方法、排給紙装置及び記録装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項１に記載の発明は、自動給紙手段にセットされた用紙を１枚ずつ、記録手段による記録が施される記録位置へ給紙する記録装置における排給紙方法において、前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を紙検出手段により検知する手順と、前記用紙の先端が検知されてから該用紙が紙送りされる紙送量を計測する手順と、用紙長データと前記紙送量の計測値とを基に、前記自動給紙手段にセットされた後続用紙の先端から前記用紙の後端が少なくとも離間するように設定された用紙間隔を隔てた位置に前記用紙が紙送りされたことを判定する手順と、排紙コマンドを既に受け付けているか否かを判定する手順と、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされ、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、後続の用紙を給紙する一方、前記用紙が前記設定された用紙間隔の位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する手順とを備えたことを要旨とする。
【００１０】
この発明によれば、紙検出手段により自動給紙手段から給紙された用紙の先端が検知される。用紙の先端が検知されてから用紙が紙送りされる紙送量が計測される。用紙長データと紙送量の計測値とを基に、自動給紙手段にセットされた後続の用紙の先端から前の用紙の後端が少なくとも離間するように設定された用紙間隔を隔てた位置に、前の用紙が紙送りされたことが判定される。前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、後続の用紙を給紙する。一方、前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する。このため、前の用紙の後端が紙検出手段の検知位置よりも上流側にあるときでも、用紙間隔を確保した状態で次の用紙の給紙を開始することが可能となる。従って、次の用紙との用紙間隔を効果的に短くすることができ、記録装置のスループットを向上させることが可能となる。つまり、給紙処理に移るときの紙残長を排紙時期（排紙位置）に応じて最適値に可変にすることができる。よって、設定最終ラインまで印刷されない用紙については後続の用紙との間隔をさらに短くでき、平均排給紙時間をさらに短くでき、印刷のスループットを一層向上させることができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の記録装置における排給紙方法において、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときに、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する一方、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、前記用紙の後端と後続の用紙の先端との用紙間隔が前記用紙間隔より大きい第２の用紙間隔に達したときに後続の用紙を給紙することを要旨とする。
【００１２】
この発明によれば、請求項１に記載の発明の作用に加え、用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する。一方、用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、前記用紙の後端と後続の用紙の先端との用紙間隔が前記用紙間隔より大きい第２の用紙間隔に達したときに後続の用紙を給紙する。このため、用紙間隔を排紙コマンド受け付け位置（時期）に応じて可変とすることができ、用紙間隔をより効果的に短くすることができる。また、前の用紙と次の用紙との間には確実に用紙間隔が確保されるので、後続の用紙の先端が紙検出手段によって確実に検知され、頭出し処理も確実に行うことができる。
【００１３】
請求項３に記載の発明は、自動給紙手段にセットされた用紙を１枚ずつ、記録手段による記録が施される記録位置へ給紙する記録装置における排給紙方法において、前記自動給紙手段と前記記録手段の間に設けられた紙検出手段により前記自動給紙手段から給紙された用紙の後端を検知する手順と、前記用紙の後端検知時に、排紙コマンドを既に取得したか否かを判定する手順と、前記後端検知時に排紙コマンドを既に取得していれば、前記自動給紙手段からの給紙を指令する手順と、前記後端検知時に排紙コマンドをまだ取得していなければ排紙コマンドの取得を待って給紙を指令する手順とを備えたことを要旨とする。
【００１４】
この発明によれば、紙検出手段により自動給紙手段から給紙された用紙の後端が検知される。用紙の後端検知時に、排紙コマンドを既に取得したか否かが判定される。後端検知時に排紙コマンドを既に取得していれば、自動給紙手段からの給紙が指令される。後端検知時に排紙コマンドをまだ取得していなければ排紙コマンドの取得を待ってから給紙が指令される。このため、用紙間隔を排紙コマンド受け付け位置（時期）に応じて可変とすることができ、用紙間隔をより効果的に短くすることができる。また自動給紙手段に用紙サイズを間違えて用紙をセットしても、用紙の後端検知がなされることから、用紙間隔をほぼ確実に確保することが可能である。用紙間隔が確保されることで、例えば後続の用紙の頭出し処理が可能となる。
【００１５】
請求項４に記載の発明は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を１枚ずつ給紙する自動給紙手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙に記録をする記録手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙を記録の進度に応じて紙送りする紙送手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を検知する紙検出手段とを備えた記録装置に用いられる排給紙装置であって、前記紙送手段により紙送りされる用紙の紙送量を計測する計測手段と、前記紙検出手段が検知した用紙の先端位置と、前記計測手段により計測された紙送量の計測値と、該用紙の用紙長データとを基に、前記用紙載置部にセットされた後続用紙の先端から前記紙送り中の用紙の後端が少なくとも離間する位置に設定された用紙間隔を隔てた位置まで該用紙が紙送りされたか否かを判定する判定手段と、排紙コマンドを既に受け付けているか否かを判定する排紙コマンド判定手段と、前記用紙が前記用紙間隔を隔てた位置に達したと判定され、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、後続の用紙を給紙する一方、前記用紙が前記用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する制御手段とを備えたことを要旨とする。
【００１６】
この発明によれば、紙検出手段が検知した用紙の先端位置と、計測手段により計測された紙送量の計測値と、用紙の用紙長データとを基に、紙送り中の用紙の後端が、用紙載置部にセットされた後続の用紙の先端から少なくとも離間する位置に設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたか否かが判定手段により判定される。用紙が前記用紙間隔を隔てた位置に達したと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、制御手段によって給紙がされる。一方、用紙が前記用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する。このため、前の用紙の後端が紙検出手段の検知位置よりも上流側にあるときでも、用紙間隔を確保した状態で次の用紙の給紙を開始することが可能となる。従って、次の用紙との用紙間隔を効果的に短くすることができ、記録装置のスループットを向上させることが可能となる。つまり、給紙処理に移るときの紙残長を排紙時期（排紙位置）に応じて最適値に可変にすることができる。よって、設定最終ラインまで印刷されない用紙については後続の用紙との間隔をさらに短くでき、平均排給紙時間をさらに短くでき、印刷のスループットを一層向上させることができる。
請求項５に記載の発明は、請求項４に記載の排給紙装置において、前記制御手段は、前記用紙が前記用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときに、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する一方、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、前記用紙の後端と後続の用紙の先端との用紙間隔が前記用紙間隔より大きい第２の用紙間隔に達したときに後続の用紙を給紙することを要旨とする。
この発明によれば、請求項４に記載の発明の作用に加え、用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する。一方、用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、前記用紙の後端と後続の用紙の先端との用紙間隔が前記用紙間隔より大きい第２の用紙間隔に達したときに後続の用紙を給紙する。このため、用紙間隔を排紙コマンド受け付け位置（時期）に応じて可変とすることができ、用紙間隔をより効果的に短くすることができる。また、前の用紙と次の用紙との間には確実に用紙間隔が確保されるので、後続の用紙の先端が紙検出手段によって確実に検知され、頭出し処理も確実に行うことができる。
【００１７】
請求項６に記載の発明は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を１枚ずつ給紙する自動給紙手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙に記録をする記録手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙を記録の進度に応じて紙送りする紙送手段と、前記自動給紙手段と前記記録手段の間で前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を検知する紙検出手段と、前記紙送手段により紙送りされる用紙の紙送量を計測する計測手段と、前記紙検出手段が検知した用紙の先端位置と、前記計測手段により計測された紙送量の計測値と、該用紙の用紙長データとを基に、該用紙の後端位置を判定する判定値を取得する判定値取得手段と、前記用紙載置部にセットされた後続用紙の先端から前記紙送り中の用紙の後端が少なくとも離間する位置に設定された設定位置まで該用紙が紙送りされたか否かを、前記判定値を基に判定する判定手段と前記用紙が前記設定位置に達したと判定されると、前記自動給紙手段からの給紙を指令する制御手段とを備え、前記用紙が紙送り方向の記録限界である最終記録ラインまで紙送りされたときに、前記用紙が前記設定位置に達するように前記設定位置は位置設定されていることを要旨とする。
【００１８】
この発明によれば、用紙が紙送り方向の記録限界である最終記録ラインまで紙送りされたときに、用紙が設定位置に達するように設定位置は位置設定されているので、前の用紙の排紙開始前に次の用紙の給紙が開始されることがなくなる。例えば前の用紙の紙送りのための用紙位置計測処理と、次の用紙の頭出しなどのための用紙位置計測処理が同時に必要になることを回避でき、用紙位置計測処理の処理負担を軽減できる。
請求項７に記載の発明は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を１枚ずつ給紙する自動給紙手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙に記録をする記録手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙を記録の進度に応じて紙送りする紙送手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を検知する紙検出手段と、を備えた記録装置に用いられる排給紙装置であって、前記紙送手段により紙送りされる用紙の紙送量を計測する計測手段と、前記紙検出手段が検知した用紙の先端位置と、前記計測手段により計測された紙送量の計測値と、該用紙の用紙長データとを基に、前記用紙載置部にセットされた後続用紙の先端から前記紙送り中の用紙の後端が少なくとも離間する用紙間隔を隔てた位置まで該用紙が紙送りされたか否かを判定する判定手段と、排紙コマンドを既に受け付けているか否かを判定する排紙コマンド判定手段と、前記用紙が前記用紙間隔を隔てた位置に達したと判定され、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する一方、前記用紙が前記用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する制御手段と
を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、紙検出手段により自動給紙手段から給紙された用紙の先端が検知される。用紙の先端が検知されてから用紙が紙送りされる紙送量が計測される。用紙長データと紙送量の計測値とを基に、自動給紙手段にセットされた後続の用紙の先端から前の用紙の後端が少なくとも離間するように設定された用紙間隔を隔てた位置に、前の用紙が紙送りされたことが判定される。前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する。一方、前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する。このため、前の用紙の後端が紙検出手段の検知位置よりも上流側にあるときでも、用紙間隔を確保した状態で次の用紙の給紙を開始することが可能となる。従って、次の用紙との用紙間隔を効果的に短くすることができ、記録装置のスループットを向上させることが可能となる。つまり、給紙処理に移るときの紙残長を排紙時期（排紙位置）に応じて最適値に可変にすることができる。よって、設定最終ラインまで印刷されない用紙については後続の用紙との間隔をさらに短くでき、平均排給紙時間をさらに短くでき、印刷のスループットを一層向上させることができる。また、前の用紙と次の用紙との間には確実に用紙間隔が確保されるので、後続の用紙の先端が紙検出手段によって確実に検知され、頭出し処理も確実に行うことができる。
請求項８に記載の発明は、請求項４または７に記載の排給紙装置において、前記排紙コマンドは、最終記録ラインより前のラインで印刷が終了するときに受信されることを要旨とする。
【００２１】
請求項９に記載の発明は、複数枚の用紙をセット可能な用紙載置部を備え、該用紙載置部にセットされた用紙を１枚ずつ給紙する自動給紙手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙に記録をする記録手段と、前記自動給紙手段から給紙された用紙を記録の進度に応じて紙送りする紙送手段と、前記自動給紙手段と前記記録手段の間で用紙の後端を検知する紙検出手段と、を備えた記録装置に用いられる排給紙装置であって、排紙コマンドを解釈するコマンド解釈手段と、前記用紙の後端検知時に、排紙コマンドを既に取得したか否かを判定する排紙コマンド判定手段と、前記後端検知時に排紙コマンドを既に受け付けていれば前記自動給紙手段からの給紙を指令し、排紙コマンドをまだ受け付けていなければ排紙コマンドの取得を待って前記自動給紙手段からの給紙を指令する制御手段とを備えたことを要旨とする。
【００２２】
この発明によれば、用紙の後端検知時に、排紙コマンドを既に取得したか否かが排紙コマンド判定手段により判定される。後端検知時に排紙コマンドを既に受け付けていれば、制御手段によって自動給紙手段からの給紙が指令される。一方、排紙コマンドをまだ受け付けていなければ排紙コマンドの取得を待ってから、制御手段によって自動給紙手段からの給紙が指令される。このため、用紙間隔を排紙コマンド受け付け位置（時期）に応じて可変とすることができ、用紙間隔をより効果的に短くすることができる。また自動給紙手段に用紙サイズを間違えて用紙をセットしても、用紙の後端検知がなされることから、用紙間隔をほぼ確実に確保することが可能である。用紙間隔が確保されることで、例えば後続の用紙の頭出し処理が可能となる。
【００２３】
請求項１０に記載の発明は、請求項４〜８のいずれか一項に記載の排給紙装置において、前記制御手段が、請求項４〜８のいずれか一項に記載の制御内容に従って相対的に短い用紙間隔で給紙がなされる高速給紙モードと、前記用紙の後端が前記紙検出手段により検知された以後のタイミングで給紙がなされる普通給紙モードとを含む少なくとも２モードを備えていることを要旨とする。
【００２４】
この発明によれば、請求項４〜８のいずれか一項に記載の発明の作用が得られるうえ、高速給紙モードでは、請求項４〜８のいずれか一項に記載の制御内容に従って相対的に短い用紙間隔で給紙がなされる。一方、普通給紙モードでは、用紙の後端が紙検出手段により検知された以後のタイミングで給紙がなされる。高速給紙モードでは、排給紙時間を短くでき、例えば高速印刷時の排給紙方法として好適である。一方、普通給紙モードでは、用紙の後端検知がなされた後に給紙が開始されるので、用紙間隔がほぼ確実に確保される。例えば頭出し処理などをほぼ確実に行えるようになる。
【００２５】
請求項１１に記載の発明は、請求項４〜１０のいずれか一項に記載の排給紙装置において、前記自動給紙手段は前記紙送手段と駆動源を共有しており、前記自動給紙手段は、前記駆動源の駆動伝達を断接するクラッチ手段を備えており、前記制御手段は次の用紙の給紙指令は前記クラッチ手段が接続された状態で、前記駆動源を駆動させる指令をすることを要旨とする。
【００２６】
この発明によれば、請求項４〜１０のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、次の用紙の給紙指令時は、クラッチ手段を接続状態に切り換えることと、紙送手段と共有の駆動源を駆動させることが給紙の指令としてなされる。よって、紙送り手段と自動給紙手段が駆動源を共有していても、用紙間隔を短くする排給紙処理が巧くなされる。
【００２７】
請求項１２に記載の発明では、記録装置には、請求項４〜１１のいずれか一項に記載の排給紙装置が備えられている。
この発明によれば、請求項４〜１１のいずれか一項に記載の排給紙装置が備えられた記録装置によって、請求項４〜１１のいずれか一項に記載の発明の作用が同様に得られる。
【００２８】
請求項１３に記載の発明は、請求項１０に記載の記録装置に対し印刷データ及び各種印刷コマンドを送信する印刷制御装置であって、入力手段から高速印刷モードと普通印刷モードのうちいずれかが選択された設定信号を受け付けるとともに、前記高速印刷モード設定時には、前記高速給紙モードを選択するモード指定コマンドを記録装置に送信し、前記普通印刷モード設定時には、前記普通給紙モードを選択するモード指定コマンドを記録装置に送信する給紙モード指定手段とを備えていることを特徴とすることを要旨とする。
【００２９】
この発明によれば、この印刷制御装置は、請求項１０に記載の記録装置に対し印刷データ及び各種印刷コマンドを送信する。入力手段から高速印刷モードと普通印刷モードのうちいずれかが選択された設定信号を受け付ける。高速印刷モード設定時には、高速給紙モードを選択するモード指定コマンドが給紙モード指定手段によって記録装置に送信される。また、普通印刷モード設定時には、普通給紙モードを選択するモード指定コマンドが給紙モード指定手段によって記録装置に送信される。例えばユーザが印刷制御装置に対し入力手段を操作するなどして、高速印刷モードか普通印刷モードかを選択すれば、その選択した印刷モードに合った排給紙速度（排給紙時間）で対応可能な給紙モードが設定される。
請求項１４に記載の発明は、自動給紙手段にセットされた用紙を１枚ずつ、記録手段による記録が施される記録位置へ給紙する記録装置に用いられる排給紙方法において、前記自動給紙手段から給紙された用紙の先端を紙検出手段により検知する手順と、前記用紙の先端が検知されてから該用紙が紙送りされる紙送量を計測する手順と、用紙長データと前記紙送量の計測値とを基に、前記自動給紙手段にセットされた後続用紙の先端から前記用紙の後端が少なくとも離間するように設定された用紙間隔を隔てた位置に前記用紙が紙送りされたことを判定する手順と、排紙コマンドを既に受け付けているか否かを判定する手順と、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、前記排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙させる一方、前記用紙が前記設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、前記排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙させる手順とを備えたことを要旨とする。
この発明によれば、紙検出手段により自動給紙手段から給紙された用紙の先端が検知される。用紙の先端が検知されてから用紙が紙送りされる紙送量が計測される。用紙長データと紙送量の計測値とを基に、自動給紙手段にセットされた後続の用紙の先端から前の用紙の後端が少なくとも離間するように設定された用紙間隔を隔てた位置に、前の用紙が紙送りされたことが判定される。前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定され、且つ、排紙コマンドを既に受け付けている旨の判定がされているときには、紙検出手段により用紙の後端が検知される前に後続の用紙を給紙する。一方、前の用紙が設定された用紙間隔を隔てた位置まで紙送りされたと判定されているものの、排紙コマンドを受け付けていない旨の判定がされているときには、排紙コマンドを受け付けることを待って後続の用紙を給紙する。このため、前の用紙の後端が紙検出手段の検知位置よりも上流側にあるときでも、用紙間隔を確保した状態で次の用紙の給紙を開始することが可能となる。従って、次の用紙との用紙間隔を効果的に短くすることができ、記録装置のスループットを向上させることが可能となる。つまり、給紙処理に移るときの紙残長を排紙時期（排紙位置）に応じて最適値に可変にすることができる。よって、設定最終ラインまで印刷されない用紙については後続の用紙との間隔をさらに短くでき、平均排給紙時間をさらに短くでき、印刷のスループットを一層向上させることができる。また、前の用紙と次の用紙との間には確実に用紙間隔が確保されるので、後続の用紙の先端が紙検出手段によって確実に検知され、頭出し処理も確実に行うことができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図３は、記録装置としての印刷装置（プリンタ）を示す。プリンタ１には、本体２の背面側に自動給紙手段としての自動給紙装置３が装備されている。自動給紙装置（Auto Sheet Feeder）（以下、フィーダという）３には、用紙サポート４、載置板５およびエッジガイド６を備えた用紙ガイド７が取着されている。フィーダ３は用紙ガイド７にセットされた用紙を１枚ずつ本体２内に給紙する給紙駆動機構を備える。本体２内には幅方向（主走査方向）に往復動するキャリッジ８が設けられ、キャリッジ８の下部に設けられた印刷ヘッド９から所定のタイミングでインクが吐出されることにより用紙に印刷が行われる。そして、本体２の前側下部に開口する排出口２Ａから印刷された用紙が排出されるようになっている。なお、キャリッジ８および印刷ヘッドにより記録手段が構成される。
【００３１】
図１は自動給紙装置を示す。同図に示すように、本体背面部にある載置板５の下端付近に、ＬＤローラ１０が対向配置されている。ＬＤローラ１０の給紙方向下流側には、一対のガイド１１，１２が配置されている。載置板５上の用紙Ｐのうち一番上の１枚にＬＤローラ１０がその円弧面で当接しながら１回転することで、その用紙Ｐが紙送りローラ１３まで送り出される。そして、用紙Ｐは紙送りローラ１３の回転により引き続き所定量送り出されることで、その先端が記録ヘッド９の基準位置（最下流端）（同図（ｂ）における▲位置）に一致する位置に頭出しされる。つまり、給紙されて各ガイド１１，１２間を案内された用紙Ｐは、紙送りローラ１３間を通ってキャリッジ８とプラテン１４間の印刷位置（記録位置）に送られて頭出しされる。
【００３２】
各ガイド１１，１２の用紙入口付近には、その下端が用紙通路に達する長さで延出するレバー１５と、レバー１５の上端部を検知対象とする用紙検出センサ（以下、単に紙検センサという）１６とを備える。紙検センサ１６は、給紙される用紙Ｐがレバー１５の下端を押してこれを回動させるとオンし、レバー１５の下端を押す用紙Ｐが切れるとレバー１５がバネの付勢力で原位置（復帰位置）に復帰してオフする。つまり、レバー１５を回動させる用紙Ｐが無いときはレバー１５は図１（ａ）に示す復帰位置に配置され、用紙Ｐがレバー１５を回動させることによりレバー１５は図１（ｂ）に示す用紙検知位置に回動する。従って、用紙Ｐの先端を検知してからその用紙の後端が切れるまで紙検センサ１６はオン状態を維持する。なお、レバー１５と紙検センサ１６とにより紙検出手段が構成される。
【００３３】
紙送りローラ１３と排紙ローラ１７は、同一駆動源によって駆動して用紙Ｐを協働して紙送りする。また、ＬＤローラ１０も各ローラ１３，１７と同一駆動源によって駆動されるようになっており、給紙時には、各ローラ１３，１７によって前の用紙Ｐ１の排紙がなされるとともに、ＬＤローラ１０と紙送りローラ１３とによって次の用紙Ｐ２の給紙がなされる。但し、ＬＤローラ１０は、駆動源と切り離し可能となっており、給紙時にのみ動力伝達可能な状態に切替えられる。
【００３４】
図２は、排給紙装置を備えるプリンタの電気的構成を示す。
同図に示すように、印刷システム２０は、ホストコンピュータ（ＰＣ）２１と、プリンタ１とを備えている。ホストコンピュータ２１は本体２１Ａと表示装置２１Ｂと入力手段としての入力装置２１Ｃとを備える。本体２１Ａでは、プログラムとＣＰＵ（図示省略）とによりプリンタドライバ２２が構築されている。プリンタドライバ２２は画像データや文書データを印刷データに変換する処理を実行する。なお、プリンタドライバ２２により印刷制御装置および給紙モード指定手段が構成される。
【００３５】
プリンタ１はホストコンピュータ２１と通信可能に接続されており、プリンタドライバ２２で変換された印刷データはホストコンピュータ２１からプリンタ１に転送され、プリンタ１のインタフェイス２４に受信される。インタフェイス２４に接続されたバスには、ＣＰＵ２５、ＲＯＭ２６、ＲＡＭ２７およびＡＳＩＣ２８などが接続されている。ＣＰＵ２５はＲＯＭ２６に記憶されたプログラムを実行することでＡＳＩＣ２８に対し印刷制御上必要な指示や排給紙処理の指示を出す。なお、ＡＳＩＣ２８により制御手段、コマンド解釈手段、排紙コマンド判定手段が構成される。
【００３６】
ＡＳＩＣ２８は印刷制御を司るとともにＣＰＵ２５の指示の基に排給紙処理を実行する。ＡＳＩＣ２８にはヘッド駆動回路３１およびモータ駆動回路３２，３３が接続されている。ＡＳＩＣ２８はヘッド駆動回路３１を介して印刷ヘッド９を制御するとともに、各モータ駆動回路３２，３３を介してキャリッジモータ３４および紙送りモータ３５を制御する。なお、モータ駆動回路３３および紙送りモータ３５により紙送り手段が構成される。
【００３７】
ＡＳＩＣ２８はホストコンピュータ２１から受信した印刷データのコマンドを解釈するとともにデータ展開をし、このデータ等を基にヘッド駆動回路３１を介して印刷ヘッド９を制御する。また、印刷データにはヘッダに各種コマンドが付されており、例えば紙送りコマンドや排紙コマンドなどが設定されている。これらのコマンドの解釈も、コマンド解釈手段としてのＡＳＩＣ２８により行われる。
【００３８】
ＬＤローラ１０は、紙送りローラ１３と排紙ローラ１７を駆動する紙送りモータ３５を動力源とする。ＬＤローラ１０と紙送りモータ３５の間には動力伝達を切替えるクラッチ手段としてのクラッチ３６が介在する。すなわちＬＤローラ１０は、紙送りローラ１３および排紙ローラ１７を駆動する紙送りモータ３５に対し、その動力伝達の切断・接続の切替えをするクラッチ３６を介して作動連結されている。給紙時は、クラッチ３６が接続状態に切替えられ、これによりＬＤローラセット動作がなされ、ＬＤローラ１０が駆動可能な状態にセットされる。本実施形態では、クラッチ３６はトリガレバー３７の操作により機械的に切替えられる機構となっており、給紙時には、キャリッジ８が例えばホームポジションと反対側の給紙待機位置に移動配置されることで、トリガレバー３７がキャリッジ８に押されて操作されることによりクラッチ３６が機械的に切替えられるようになっている。
【００３９】
本実施形態では、紙送りモータ３５にステッピングモータを使用している。ＡＳＩＣ２８は、紙送りモータ３５のステップ数を計数する計測手段としてのカウンタ３９を内部に有する。ＡＳＩＣ２８はカウンタ３９の計数値から用紙Ｐの位置を認知する。もちろん、紙送りモータ３５の回転をエンコーダで検出する構成では、エンコーダからのパルスエッジをカウンタ３９により計数して用紙Ｐの位置を認知するようにすることもできる。
【００４０】
本実施形態では、排紙と給紙を同時進行に行って用紙間隔を少しでも短くして、スループットの向上を図る排給紙処理方法を採用している。本実施形態のプリンタ１には、排給紙処理に２つのモードが用意されている。普通給紙モード（ノーマルモード）と高速給紙モード（エコノミーモード）である。高速給紙モードとは、排紙と給紙の両用紙の間隔を一段と短くして、給紙処理の高速化を図ったものである。
【００４１】
ユーザは表示装置２１Ｂの画面上の印刷設定画面で印刷モードを選択設定することが可能であり、ノーマルモード（普通印刷モード）かエコノミーモード（高速印刷モード）かを入力装置２１Ｃを操作して入力設定する。ノーマルモードでは、通常印字速度で通常紙送り速度である。エコノミーモードとは、ノーマルモードに比べ印字速度および紙送り速度を高速に実行してスループットを向上させる印刷モードである。プリンタドライバ２２は入力されたモードを受け付け、ノーマルモードであれば普通給紙モードを設定し、エコノミーモードであれば高速給紙モードを設定する。プリンタドライバ２２は、最初の印刷データを送る際のヘッダに給紙速度コマンドを付与し、普通給紙モードか高速給紙モードかをプリンタ１側にコマンドで知らせる。そして、プリンタ１は最初に受信した印刷データのヘッダに付与された給紙速度コマンドを解釈し、設定された印刷モードに応じて普通給紙モードと高速給紙モードを使い分ける。
【００４２】
ここで、普通給紙モードとは、従来技術で述べた図１１の手順の排給紙処理方法であって、紙検センサ１６が前の用紙Ｐ１の後端を検知したときから所定量の排紙が進んだ時点に給紙指令を出す処理方法である。一方、高速給紙モードとは、用紙Ｐ１の先端を紙検センサ１６が検知したときからの紙送り計数値と用紙長データとから、用紙Ｐ１の後端位置を把握し、用紙Ｐ１の後端が後続の用紙Ｐ２の先端から離間したら、給紙指令を行う処理方法である。この排給紙処理方法であれば、用紙Ｐ１の後端が紙検センサ１６を切る（オフ）前のタイミングであっても、後続の用紙Ｐ２との間に所定の間隔をあけたタイミングで給紙指令を行うことが可能である。用紙Ｐ１と用紙Ｐ２との間に間隔をあける理由は、次の用紙Ｐ２の先端を紙検センサ１６が検知できるようにし、用紙Ｐ２の頭出し処理を可能とするためである。
【００４３】
またＲＯＭ２６には、モード選択処理を司るプログラムデータが記憶されている。このプログラムは、図４のフローチャートで示され、ＡＳＩＣ２８により実行される。このモード選択処理ルーチンを以下に説明する。
【００４４】
ステップ（以下、単に「Ｓ」と記す）１０では、給紙速度コマンドを解釈して普通給紙モードか、高速給紙モードかを判断する。普通給紙モードであればＳ２０に進み、高速給紙モードであればＳ３０に進む。
【００４５】
Ｓ２０では、普通給紙モードを選択し、例えば給紙モードフラグを「０」とする。
Ｓ３０では、高速給紙モードを選択し、例えば給紙モードフラグを「１」とする。
【００４６】
ＡＳＩＣ２８は給紙モードフラグを見て、そのフラグで示された給紙モードの排給紙処理を実行する。
プリンタドライバ２２が生成するには各種コマンドが含まれている。コマンドの１つに排紙コマンドがあり、ＡＳＩＣ２８は排紙コマンドを受け付けると、用紙Ｐを排紙する。すなわち、紙送りモータ３５を駆動させる。印刷データには先頭に用紙サイズデータが付されている。用紙サイズデータにより用紙長データＬが分かる。
【００４７】
本実施形態では、紙検センサ１６は、普通給紙モードを行うための制約上、最終排紙位置に位置設定されている。すなわち紙検センサ１６は、前の用紙Ｐ１が設定最終ライン（印刷し得る最終パス）の位置まで紙送りされたときにその用紙Ｐの後端をレバー１５が切る位置に配置されている。設定最終ラインとは、用紙における紙送り方向の記録限界（印刷限界）である
図６は、用紙の位置算出方法を説明するものである。用紙Ｐ１の先端が紙検センサ１６に検知されてから、頭出し処理時に紙送りモータ３５のステップ数をカウンタ３９にて計数し、一旦頭出し位置でカウンタ３９はリセットされる。そして頭出し位置（基準位置）を原点「０」として紙送り量の計数値Ｋを計数する。計数値Ｋは、基準位置における用紙Ｐの先端からの位置を示す。ＡＳＩＣ２８はカウンタ３９の計数値Ｋと用紙長データＬとを基にして紙残長Ａを算出する（Ａ＝Ｌ−Ｋ）。なお、本実施形態では、用紙長データＬはホストコンピュータ２１からの情報に基づくものであるが、用紙長データはプリンタ１で検出してもよい。
【００４８】
本実施形態では、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になると、給紙を開始する。すなわちＬＤローラセット動作を行う。次に設定値Ａ１をどのように決めているかについて説明する。
【００４９】
ヘッド基準位置からフィーダ３にセットされた用紙Ｐの先端（下端）までの距離は既知であり、その距離をＢとする。紙残長Ａが距離Ｂo （＝Ｂ−Ｇmin ）よりも短いこと（Ａ＜Ｂo ）が、前の用紙Ｐ１と次の用紙Ｐ２との間に間隔を確保できる条件となる。Ｇmin は最低限必要な用紙間隔である。ここで、用紙間隔を確保するのは頭出し処理のためで、給紙される用紙Ｐの先端を紙検センサ１６により検知する必要があるためである。用紙Ｐ１，Ｐ２間に間隔を確保することで、紙検センサ１６が「オン→オフ」に切り換わり、用紙Ｐの先端を検知することができる。よって、用紙間隔を確保するうえにおいて、設定距離Ａ１＜Ｂo を満たすことが１つの条件となる。なお、紙検センサ１６が用紙Ｐの後端を検出したときの検知信号（オン→オフの切換信号）は、本実施形態では制御上特に使用されない。
【００５０】
また、本実施形態では、設定値Ａ１は、印刷中の紙送りと給紙とが同時進行に行われないように設定されている。前の用紙Ｐ１が確実に排紙処理に移ってよい状態になってから給紙処理に移るためである。つまり、設定値Ａ１は、用紙Ｐ１が設定最終ラインの位置に達したときに給紙処理に移るようにタイミング設定されている。これは、用紙Ｐ１の後端から紙検センサ１６のレバー１５が落ちるタイミングに相当しく、設定値Ａ１はヘッド基準位置から紙検センサ１６のレバー位置までの距離Ｃに等しく設定されている。この理由は、紙送り処理のカウンタ処理と頭出し処理のカウンタ処理とを同時に行わなくて済むようにするためである。カウンタ処理を紙送り処理と頭出し処理の一方で済ませることで、ＡＳＩＣ２８の処理負担を軽減する。よって、紙送り処理と頭出し処理の同時進行を回避するために、設定距離Ａ１＝Ｃを満たす値に設定されている。もちろん、フィーダ３にセットされた用紙Ｐの先端と紙検センサ１６のレバー位置までの距離を考慮して、この距離を移動する間に前の用紙Ｐ１の印刷が完全に終わるようなタイミングなるように、設定値Ａ１を、Ｃ≦Ａ１＜Ｂo の範囲に設定することができる。
【００５１】
ＲＯＭ２６には、排給紙制御処理を司るプログラムデータが記憶されている。このプログラムは、図５のフローチャートで示され、ＡＳＩＣ２８により実行される。以下、図５の排給紙制御処理ルーチンについて説明する。
【００５２】
Ｓ１１０では、用紙先端検知の有無を判断する。すなわち紙検センサ１６が用紙Ｐの先端を検知してオンしたか否かを判断する。用紙先端検知（センサオン）がなされていればＳ１２０に進む。
【００５３】
Ｓ１２０では、カウンタ３９の計数を開始する。すなわちカウンタ３９がリセットされる。用紙先端検知時からのステップ数（紙送り量）の計数を開始する。Ｓ１３０では、頭出し処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動させて図１（ｂ）に示すように用紙先端が基準位置（▲位置）に一致するまで紙送りする。カウンタ３９の計数値が所定距離Ｌo の値になると用紙先端が頭出し位置に達したことを認知し、そこで紙送りモータ３５の駆動を停止する。頭出し処理完了時点で、カウンタ３９は一旦リセットされ、その後はヘッド基準位置における用紙Ｐの位置を計数する。
【００５４】
Ｓ１４０では、紙送りコマンドか排紙コマンドを受け付けているか否かを判断する。いずれかのコマンドを受け付けていれば、Ｓ１５０に進む。紙送りコマンドか排紙コマンドを受け付けたということは、印刷シーケンス動作処理の中で、紙送りモータ３５を駆動することである。
【００５５】
Ｓ１５０では、紙送り量の計数処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動する紙送り処理をするとともに、紙送りモータ３５を駆動するときのステップ数をカウンタ３９にて計数する。よって、カウンタ３９には用紙Ｐの先端からの位置が計数値として計数される。
【００５６】
Ｓ１６０では、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になったか否かを判断する。Ａ≦Ａ１が成立すればＳ１７０に進み、これが不成立であればＳ１４０に戻って紙送り処理または排紙処理を繰り返す。
【００５７】
Ｓ１７０では、ＬＤローラセット動作を実行する。すなわち、キャリッジモータ３４を制御してキャリッジ８を給紙待機位置まで移動させ、トリガレバー３７を操作（トリガセット）してクラッチ３６を接続状態にする。
【００５８】
Ｓ１８０では、給紙処理が行われる。このＬＤローラセット状態で紙送りモータ３５が駆動されれば、紙送りローラ１３，排紙ローラ１７と共にＬＤローラ１０が同時駆動され、排紙と給紙が同時進行に行われる。
【００５９】
ＡＳＩＣ２８のカウンタ３９は用紙Ｐの位置を求めるために使用されるもので、図１（ａ）における頭出し位置（同図（ｂ）において▲で指す位置）を、原点（「０」）として、頭出し位置からの紙送り量を計数する。ＡＳＩＣ２８は紙送りモータ３５をステップパルスで制御しており、紙送りモータ３５が駆動されたステップ数を計数することで紙送り量を計数する。なお、排給紙処理やモード選択処理は、ＡＳＩＣ２８に限らず、ＣＰＵ２３が実行するようにしても構わない。
【００６０】
次に本実施形態における排給紙処理の作用を図１に従って説明する。
まず図１（ａ）に示すように、用紙Ｐが給紙される。用紙Ｐの先端が紙検センサ１６に検知されると、カウンタ３９による計数処理が開始され、用紙Ｐは先端検知時から頭出し位置までの所定ステップ数だけ紙送りされる（頭出し処理）。用紙先端が頭出し位置に達すると、カウンタ３９はリセットされる（図１（ｂ））。
【００６１】
紙残長Ａが設定値Ａ１に達する（Ａ＝Ａ１（＝Ｃ））と（同図（ｃ）の状態）、ＬＤローラセット動作が指令される。すなわちキャリッジ８に給紙待機位置に移動する指令が出され、キャリッジ８が給紙待機位置に配置されることにより、トリガレバー３７がキャリッジ８に操作されてクラッチ３６が接続される。このとき、Ａ１（＝Ｃ）に設定された本実施形態では、前の用紙Ｐ１は既に排紙段階もしくは排紙に直ぐ移られる状態にある。既に排紙段階にあれば紙送りモータ３５は排紙速度で駆動中で、この駆動途中にＬＤローラセット動作がなされるので、その排紙動作の途中からＬＤローラ１０は回転し始めて排紙と給紙が同時進行する。つまり、処理としては排紙処理から給紙処理に移る。
【００６２】
図１（ｄ）に示すように、ＬＤローラ１０の回転によって次の用紙Ｐが１枚送り出され、この際、前の用紙Ｐ１と次の用紙Ｐ２との間には用紙間隔が確保されるので、後続の用紙Ｐ２の先端は紙検センサ１６によって確実に検知される。この結果、頭出し処理が確実に行われる。
【００６３】
図７に示すように、ヘッド基準位置（▼位置）に対し用紙Ｐ１がまだ途中にあるうちに、ＬＤローラセット動作（トリガセット）がなされる。よって、用紙Ｐ１，Ｐ２の間隔Ｇが比較的狭く、排給紙時間が普通給紙モードに比べ短縮される。この間隔の狭さが次の用紙Ｐ２が給紙されて印刷されるまでに要する時間を短くし、スループットが向上する。
【００６４】
（１）用紙の先端検知を基準にヘッド基準位置からの紙送り量の計数値と、用紙サイズデータ（用紙長データＬ）とから用紙の後端の位置を監視し、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になったら、給紙処理に移行するようにした。よって、紙検センサ１６の用紙後端検知時期よりも早い時期に給紙処理を開始することができる。従って、排紙と給紙を同時進行に進めるときの用紙Ｐ１，Ｐ２の間隔を短くすることができ、排給紙時間を短縮できる。よって、印刷のスループットを向上させることができる。
【００６５】
（２）設定値Ａ１をＡ＜Ｂo を満たす条件に設定したので、用紙間隔を確実に確保することができる。前の用紙Ｐ１と次の用紙Ｐ２とは重なることなく、一定の間隔Ｇが確保される。用紙の間隔Ｇが確保されることで、次の用紙Ｐの先端が紙検センサ１６に検知され得ることになり、頭出しが確実に行われる。
【００６６】
（３）設定値Ａ１をＡ１＝Ｃに設定したので、給紙処理は、前の用紙Ｐが設定最終ラインの位置まで移動したときに開始される。よって、紙送り処理と給紙処理が同時進行に行われることがなく、両処理をする際に必要となるカウンタ処理をどちらか一方で済ませることができる。従って、ＡＳＩＣ２８の処理負担を軽減できる。
【００６７】
（４）エコノミーモードとノーマルモードの２モード備えるので、エコノミーモードでは用紙間の間隔を短くしてスループットを向上させられるうえ、ノーマルモードでは、スループット向上は望めないものの排紙を確実に行うことができる。例えば用紙サイズを間違ってセットした場合でも、用紙後端検知後に給紙を開始するノーマルモードでは、用紙間隔が確実に確保され、次の用紙の頭出しを確実に行うことができる。例えば用紙サイズを間違えて用紙Ｐがフィーダ３にセットされても、後端を検知してから給紙に移るので、用紙Ｐ，Ｐの重複が回避される。また、給紙されて次の用紙が頭出しされる時点には前の用紙Ｐは排紙ローラ１７から確実に落とすことができる。
【００６８】
（５）例えば用紙間隔（給紙速度設定）の設定機能をプリンタドライバ２２にもたせてやれば、ユーザが求める印刷処理速度に合わせてユーザが独自に印刷条件（給紙速度条件）をカスタマイズすることができる。例えば設定値Ａ１を長めに設定すれば、給紙開始時期が早くなって用紙間隔をさらに一層短くでき、ユーザの希望に応じて印刷処理時間の短縮が可能になる。
【００６９】
（第２の実施形態）
次に第２の実施形態について図８，図９に基づいて説明する。
前記第１の実施形態では、設定値Ａ１＝Ｃと設定し、紙送り処理と頭出し処理のカウンタ処理を一方で済ませられるようにした。これに対し、本実施形態は、前の用紙Ｐ１が排紙処理段階または排紙処理に移られる状態（印刷終了時点）にあって紙送り処理のためのカウンタ処理が既に不要な段階にあれば、紙残長Ａ≦Ａ１（＝Ｃ）を待つまでもなく、用紙間隔を確保できる紙残長Ａ≦Ａ２（但しＡ２は、Ｃ＜Ａ２＜Ｂo ）の条件を満たせば、直ぐに給紙処理に移行するところに特徴がある。
【００７０】
つまり、前記実施形態では、設定最終ラインを印刷した場合でも、後続の用紙Ｐ２が紙検センサ１６を切らないように用紙間隔を設定していたが、本実施形態では、設定最終ラインまで印刷しないものであれば、後続の用紙Ｐ２と重ならないことを条件に用紙間隔を小さく可変に設定する。設定最終ラインより前のラインで印刷が終わった印刷終了後であれば、用紙間隔Ｇを「Ｂ−Ｃ」より短くするように早くトリガを掛けられる位置に最適化することを可能とする。つまり、給紙処理に移るときの紙残長Ａを最適値に可変にする。
【００７１】
図８に示す排給紙処理ルーチンのプログラムデータが、ＲＯＭ２６には記憶されている。ＡＳＩＣ２８は、エコノミーモードのときに、この排給紙処理ルーチンのプログラムを実行する。以下、排給紙処理ルーチンについて説明する。
【００７２】
Ｓ２１０では、用紙先端検知の有無を判断する。すなわち紙検センサ１６が用紙Ｐの先端を検知してオンしたか否かを判断する。用紙先端検知（センサオン）がなされていればＳ２２０に進む。
【００７３】
Ｓ２２０では、カウンタ３９の計数を開始する。すなわちカウンタ３９がリセットされる。用紙先端検知時からのステップ数（紙送り量）の計数を開始する。Ｓ２３０では、頭出し処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動させて図９（ｂ）に示すように用紙先端が基準位置（▲位置）に一致するまで紙送りする。カウンタ３９の計数値が所定距離Ｌo の値になると用紙先端が頭出し位置に達したことを認知し、そこで紙送りモータ３５の駆動を停止する。頭出し処理完了時点で、カウンタ３９は一旦リセットされ、その後はヘッド基準位置における用紙Ｐの位置を計数する。
【００７４】
Ｓ２４０では、紙送りコマンドを受け付けているか否かを判断する。紙送りコマンドを受け付けていればＳ２５０に進む。紙送りコマンドを受け付けたということは、印刷シーケンス動作処理の中で、紙送りモータ３５を駆動することである。
【００７５】
Ｓ２５０では、紙送り量の計数処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動する紙送り処理をするとともに、この際のステップ数をカウンタ３９にて計数する。よって、カウンタ３９には用紙Ｐの先端からの位置が計数値として計数される。
【００７６】
Ｓ２６０では、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になったか否かを判断する。Ａ≦Ａ１が成立すればＳ３００に進み、これが不成立であればＳ２７０に進む。
Ｓ２７０では、排紙コマンドを受け付けているか否かを判断する。排紙コマンドを受け付けていればＳ２８０に進む。排紙コマンドを受け付けたということは、印刷シーケンス動作処理の中で、排紙処理のために紙送りモータ３５を駆動することである。
【００７７】
Ｓ２８０では、紙送り量の計数処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動する排紙処理をするとともに、この際のステップ数をカウンタ３９にて計数する。よって、カウンタ３９には用紙Ｐの先端からの位置が計数値として計数される。
【００７８】
Ｓ２９０では、紙残長Ａが設定値Ａ２以下になったか否かを判断する。Ａ≦Ａ２が成立すればＳ３００に進み、これが不成立であればＳ２８０に進む。よって、Ｓ２８０に進んだ場合も、用紙Ｐ１の排紙処理が進み、紙残長Ａが設定値Ａ２以下になったらＳ３００に進むことになる。
【００７９】
Ｓ３００では、ＬＤローラセット動作を実行する。すなわち、キャリッジモータ３４を制御してキャリッジ８を給紙待機位置まで移動させ、トリガレバー３７を操作（トリガセット）してクラッチ３６を接続状態にする。
【００８０】
Ｓ３１０では、給紙処理が行われる。このＬＤローラセット状態で紙送りモータ３５が駆動されれば、紙送りローラ１３，排紙ローラ１７と共にＬＤローラ１０が同時駆動され、排紙と給紙が同時進行に行われる。なお、この実施形態においても、排給紙処理やモード選択処理は、ＡＳＩＣ２８に限らず、ＣＰＵ２３が実行するようにしても構わない。
【００８１】
次に本実施形態における排給紙処理の作用を図９に従って説明する。
まず図９（ａ）に示すように、用紙Ｐが給紙される。用紙Ｐの先端が紙検センサ１６に検知されると、カウンタ３９による計数処理が開始され、用紙Ｐは先端検知時から頭出し位置までの所定ステップ数だけ紙送りされる（頭出し処理）。用紙先端が頭出し位置に達すると、カウンタ３９はリセットされる（図１（ｂ））。
【００８２】
用紙Ｐ１が設定最終ラインまで印刷される場合は、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になるまで、排紙コマンドの受付けがないので、Ａ≦Ａ１が成立したときに、ＬＤローラセット動作が行われる。このため、この場合の用紙間隔Ｇは、前記第１の実施形態と同様になる（Ｇ＝Ｂ−Ａ１）。
【００８３】
一方、設定最終ラインの前のラインで早めに印刷が終了する場合は、例えばそのときに用紙Ｐ１の後端がフィーダ３にセットされた用紙Ｐ２と重複する状態にあったとする。このとき紙残長Ａは当然Ａ２よりも大きい（Ａ＞Ａ２（＞Ａ１））ため、給紙処理に移ることはできない。用紙Ｐ１は排紙処理により排紙される。排紙が進むに連れて紙残長Ａは徐々に短くなっていき、図９（ｃ）に示すように、紙残長Ａが設定値Ａ２に達する（Ａ≦Ａ２が成立する）。すると、このとき既に排紙コマンドを受け付け済み（排紙コマンドフラグオン）であるので、ＬＤローラセット動作が行われる。すなわちキャリッジ８に給紙待機位置に移動する指令が出され、キャリッジ８が給紙待機位置に配置されることによりトリガレバー３７が操作されてクラッチ３６が接続される。このＬＤローラセットによりクラッチ３６が接続されると、ＬＤローラ１０が回転して次の用紙Ｐ２の給紙が開始される（同図（ｄ））。よって、このときの用紙間隔Ｇは前記第１の実施形態のときに比べ短くなる（Ｇ＝Ｂ−Ａ２）。
【００８４】
また、紙残長Ａが設定値Ａ２以下になったが、まだ排紙コマンドを受け付けていないとき（排紙コマンドフラグオフ）は、紙残長Ａが設定値Ａ１に達する前に排紙コマンドを受け付ければ、その時点でＬＤローラセット動作が行われる。このような場合は、給紙処理に移行する際の紙残長ＡがＡ１＜Ａ＜Ａ２の範囲で最適化される。よって、用紙間隔Ｇは、前記第１の実施形態のときに比べ短くなる（Ｂ−Ａ２＜Ｇ＜Ｂ−Ａ１）。
【００８５】
この第２の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
（６）設定最終ラインまで印刷しないものであれば、後続の用紙Ｐ２と重ならないことを条件に用紙間隔Ｇを小さく可変に設定する。設定最終ラインより前のラインで印刷が終わった印刷終了後であれば、用紙間隔Ｇを「Ｂ−Ｃ」より短くするように早くトリガを掛けられる位置に最適化する。つまり、給紙処理に移るときの紙残長Ａを排紙時期（排紙位置）に応じて最適値に可変にすることができる。よって、設定最終ラインまで印刷されない用紙Ｐ１については後続の用紙Ｐ２との間隔Ｇをさらに短くでき、平均排給紙時間をさらに短くでき、印刷のスループットを一層向上させることができる。もちろん、前の用紙Ｐ１と次の用紙Ｐ２との間には確実に用紙間隔が確保されるので、後続の用紙Ｐ２の先端は紙検センサ１６によって確実に検知され、頭出し処理も確実に行うことができる。さらに前記第１の実施形態で述べた効果（３），（４），（５）を同様に得ることができる。
（第３の実施形態)
次に第３の実施形態について図１０に基づいて説明する。
【００８６】
前記第２の実施形態のように、用紙間隔Ｇを可変にして最適化する処理方法は、用紙Ｐの先端を紙検センサ１６で検知する処理内容に限定されない。例えば用紙Ｐの後端を紙検センサで検知して、かつ排紙コマンドによって、給紙に移るタイミングを可変にする処理内容を採用することもできる。
【００８７】
紙検センサ１６は、前記第１及び第２の実施形態のときよりもフィーダ３側に配置し、用紙の設定最終ラインに達する前に紙検センサ１６が用紙の後端を切るように位置設定する。
【００８８】
用紙Ｐの後端が紙検センサ１６に検知されても、排紙コマンド受け付け前であれば、排紙コマンドの受け付けを待ってから給紙処理に移る。一方、用紙Ｐの後端が紙検センサ１６に検知されたときに、既に排紙コマンド受け付け済みであれば、用紙後端検知後直ぐに給紙処理に移る。カウンタ３９による計数処理は頭出し処理と紙送り処理用のみで、排給紙処理用の計数処理は行わない。
【００８９】
図１０に示す排給紙処理ルーチンのプログラムデータが、ＲＯＭ２６には記憶されている。ＡＳＩＣ２８は、エコノミーモードのときに、この排給紙処理ルーチンのプログラムを実行する。以下、排給紙処理ルーチンについて説明する。
【００９０】
Ｓ５１０では、用紙先端検知の有無を判断する。すなわち紙検センサ１６が用紙Ｐの先端を検知してオンしたか否かを判断する。用紙先端検知（センサオン）がなされていればＳ５２０に進む。
【００９１】
Ｓ５２０では、カウンタ３９の計数を開始する。すなわちカウンタ３９がリセットされる。用紙先端検知時からのステップ数（紙送り量）の計数を開始する。
Ｓ５３０では、頭出し処理を行う。すなわち、紙送りモータ３５を駆動させて図１（ｂ）に示すように用紙先端が基準位置（▲位置）に一致するまで紙送りする。カウンタ３９の計数値が所定距離Ｌo の値になると用紙先端が頭出し位置に達したことを認知し、そこで紙送りモータ３５の駆動を停止する。頭出し処理完了時点で、カウンタ３９は一旦リセットされ、その後はヘッド基準位置における用紙Ｐの位置を計数する。
【００９２】
Ｓ５４０では、紙送り処理を行う。すなわち紙送りコマンドを受け付けたときに紙送りモータ３５を駆動させて紙送りを行う。このときカウンタ３９の計数処理はするが、これはあくまで用紙Ｐの印刷位置を知るためのもので、給紙処理移行タイミングの決定には使用されない。
【００９３】
Ｓ５５０では、用紙後端検知の有無を判断する。すなわち紙検センサ１６が用紙Ｐ１の後端を検知してオンしたか否かを判断する。用紙後端検知（センサオン）がなされていればＳ５６０に進み、用紙後端検知がなされていなければＳ５４０に戻り、印刷処理および紙送り処理を繰り返す。
Ｓ５６０では、排紙コマンドを既に受け付け済みであるか否かを判断する。排紙コマンドを受け付け済み（排紙コマンドフラグオン）であればＳ５８０に進む。一方、排紙コマンドをまだ受け付けていなければ（排紙コマンドフラグオン）Ｓ５８０に進む。
【００９４】
Ｓ５７０では、排紙コマンドがあるまで紙送り処理を行う。すなわち、用紙の印刷が終了して排紙コマンドを受け付けるまで、印刷処理および紙送り処理を繰り返す。
【００９５】
Ｓ５８０では、ＬＤローラセット動作を実行する。すなわち、キャリッジモータ３４を制御してキャリッジ８を給紙待機位置まで移動させ、トリガレバー３７を操作（トリガセット）してクラッチ３６を接続状態にする。
【００９６】
Ｓ５９０では、給紙処理が行われる。このＬＤローラセット状態で紙送りモータ３５が駆動されれば、紙送りローラ１３，排紙ローラ１７と共にＬＤローラ１０が同時駆動され、排紙と給紙が同時進行に行われる。なお、この実施形態においても、排給紙処理やモード選択処理は、ＡＳＩＣ２８に限らず、ＣＰＵ２３が実行するようにしても構わない。
【００９７】
次に本実施形態における排給紙処理の作用を説明する。
まず用紙Ｐ１の排紙が開始される前に用紙後端が検知された場合は、排紙コマンド受け付け前であるので、排紙コマンドの受け付けを待ってから給紙処理に移る。この際、用紙Ｐ１が設定最終ラインの前のラインで印刷終了すれば、このときの排紙コマンド受け付けを契機に給紙処理に移る。この結果、設定最終ラインまで印刷されないときは、設定最終ラインまで用紙の紙送りを待たずして給紙を開始できるので、前記第１の実施形態に比べ用紙間隔が短くなる。そして設定最終ラインまで印刷されるときのみ、前記第１の実施形態と同様の用紙間隔となる。
【００９８】
一方、設定最終ラインまで印刷されない場合で、用紙Ｐ１の排紙が開始された後に用紙後端が検知された場合は、この用紙後端検知後直ぐに給紙処理に移る。この結果、設定最終ラインまで用紙の紙送りを待たずして給紙を開始できるので、前記第１の実施形態に比べ用紙間隔が短くなる。
【００９９】
この第３の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
（７）用紙後端検知時に既に排紙コマンド受け付け済みであれば、後端検知後直ぐに給紙処理に移り、まだ排紙コマンド受け付け前であれば、排紙コマンドの受け付けを待ってから給紙処理に移る。よって、用紙間隔を可変に設定してその最適化を図ることができるので、給紙処理時の用紙間隔を短くでき、印刷のスループットを向上させることができる。また、紙残長のような判定値を使用する必要がないので、紙残長を算出する演算処理が不要でＡＳＩＣ２８の処理負担を軽減できる。また、用紙サイズを間違えてフィーダ３にセットした場合でも、排給紙時に用紙間隔を確実に確保することができ、次の用紙Ｐの頭出しを確実に行うことができる。
【０１００】
なお、実施の形態は上記に限定されず、以下の変形例でも実施可能である。
（変形例１）２つのカウンタを用意し、紙送り処理用のカウンタと、頭出し処理用のカウンタとを別々に設けてもよい。この構成によれば、紙送り処理と給紙処理を同時進行で行えるので、第２の実施形態において排紙コマンドを待つことなく給紙処理に移ることができる。つまり第１の実施形態において、Ｃ＜Ａ１≦Ｂo を満たす任意の設定値Ａ１を設定することができる。よって、用紙間隔を短く済ませられる頻度が増え、スループット向上に一層効果がある。
【０１０１】
（変形例２）プリンタドライバ２２から実際の最終ライン（最終印刷ライン）がどこにあるかのデータを受け取るようにする。例えば第１の実施形態において、実際の最終ラインが分かれば、そのデータを基に予め設定値Ａ１の最適値を割り出し、その都度、設定値Ａ１を可変とする。この構成によれば、用紙間隔の最適化を図ることができ、設定最終ラインまで印刷されない場合には排給紙時の用紙間隔を、前記第１の実施形態のときよりも短くすることができる。
【０１０２】
（変形例３）紙検センサはレバー式のものに限定されない。例えば用紙間の隙間を光学的に検出する光学式センサを使用し、それまで検出できていた用紙間の隙間を検出できなくなったら用紙先端として検出する。レバー式センサよりも用紙先端検知に必要な用紙間隔が短くて済み、レバー式センサを使用する前記各実施形態に比べ、設定し得る用紙間隔の最小値をさらに短くすることができる。
【０１０３】
（変形例４）前記各実施形態では、クラッチは機械的に切替えられる構成であったが、例えばトリガ信号による制御によりクラッチ（例えば電磁クラッチ）が電気的に切替えられる構成を採用することもできる。
【０１０４】
（変形例５）プリンタドライバ２２には、プリンタの印刷や給紙の制御内容を指定するプログラムが備えられており、例えばユーザが入力装置２１Ｃを操作して画面上で給紙モードを設定することができる設定プログラムが用意されている。ここで、給紙モードとは、給紙時の紙間距離を選択して給紙のスループットを通常か高速かを指定するために用意されたもので、給紙時の用紙間隔Ｇを通常設定とする普通給紙モードか、給紙時の用紙間隔を狭くする高速給紙モードかのどちらかをユーザは選択可能である。
（変形例）前記第２の実施形態では、紙残長Ａが設定値Ａ１以下になったことをもって用紙Ｐ１が設定最終ラインに達したことを判定していたが、この判定処理を廃止し、用紙Ｐ１が設定最終ラインに達したことを含めて排紙コマンドにより判定してもよい。
【０１０５】
（変形例６）前記実施形態では、給紙速度モードに２つのモードを設定したが、用紙間隔の広狭の程度の違う３つ以上のモードを設定することもできる。
（変形例７）自動給紙装置の用紙載置部にセットされる用紙の紙長が常に一定である記録装置においては、紙長データは使用する必要はない。判定値は計測値だけから決め、その使用される紙長に合った設定値を設定しておくことで足りる。
【０１０６】
（変形例８）頭出し位置でカウンタ３９をリセットせず、紙検センサが用紙先端を検知したときからの計数値を使って紙残長を求めても構わない。この場合、残紙長は、紙検センサ１６の先端検知位置から用紙後端までの長さを使用する。
【０１０７】
（変形例９）前記各実施形態では、紙残長を判定値として使用したが、判定値は紙残長に限定されない。例えば、用紙の先端側の長さ（ヘッド基準位置より前側に送られた紙前長）を判定値としたり、用紙間隔を判定値に用いることもできる。
【０１０８】
（変形例１０）判定値は時間であっても構わない。つまり、用紙間隔が確保されたことが保証されるように、紙送り速度が精度高いものであれば、時間を監視することで間接的に距離を正確に監視することはできる。
【０１０９】
（変形例１１）前記各実施形態では、紙送りローラ１３，排紙ローラ１７およびＬＤローラ１０は、同一駆動源で駆動される構成であったが、例えばローラ１３，１７とＬＤローラ１０との駆動源を別個に設けても構わない。
【０１１０】
（変形例１２）適用される記録装置は、インクジェット式プリンタに限定されない。例えばバブルジェット式プリンタやドットインパクトプリンタなどに適用してもよい。
【０１１１】
前記実施形態及び各変形例から把握できる技術的思想を、以下に記載する。
（１）前記自動給紙手段は紙送りをするための紙送手段の駆動源を共有しており、前記自動給紙手段は、前記駆動源の駆動伝達を断接するクラッチ手段を備えており、次の用紙の給紙指令は前記クラッチ手段が接続された状態で、前記駆動源を駆動させる指令をすることを特徴とする排給紙方法。
【０１１２】
（２）排紙から給紙に移る高速給紙モードと、前記センサにより用紙の後端検知をしたときに排紙から給紙に移る普通給紙モードとの２つの給紙モードを有する記録装置における排給紙方法。高速印刷するときに用紙間隔を狭くすることで排給紙時間を短くでき、普通印刷するときには用紙間隔を確実に確保して次の用紙の頭出しを確実なものとすることができる。
【０１１３】
（３）前記給紙指令とは、自動給紙手段を給紙駆動状態に切替えるための指令である。ここで、給紙駆動状態とは、駆動源と自動給紙手段との駆動が伝わる状態である。例えば駆動源と自動給紙手段との間に介在するクラッチを接続することなどをいう。
【０１１４】
（４）前記計測手段は前記印刷データに基づき用紙長データを得て、該用紙長と前記計測値とに基づいて前記用紙長から前記計数値を差し引いた値を判定値とし、該判定値が設定値に達したときに、前記自動給紙手段による次の用紙の給紙を開始することを特徴とする。
【０１１５】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項１〜１４の発明によれば、排紙される前の用紙と、給紙される次の用紙との用紙間隔を短くすることができ、記録装置のスループットの向上を図り易くすることができることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施形態における排給紙処理を説明する模式側面図。
【図２】印刷システムの電気的構成を示す概略図。
【図３】プリンタの斜視図。
【図４】モード選択処理ルーチンのフローチャート。
【図５】排給紙処理ルーチンのフローチャート。
【図６】判定値である紙残長を説明する模式平面図。
【図７】給紙タイミングを説明する模式平面図。
【図８】第２の実施形態における排給紙処理ルーチンのフローチャート。
【図９】排給紙処理を説明する模式側面図。
【図１０】第３の実施形態における排給紙処理ルーチンのフローチャート。
【図１１】従来技術における排給紙処理を説明する模式側面図。
【図１２】従来技術における給紙タイミングを説明する模式平面図。
【符号の説明】
１…記録装置としてのプリンタ
３…自動給紙手段としての自動給紙装置（フィーダ）
５…用紙載置部としての載置板
８…記録手段を構成するキャリッジ
９…記録手段を構成する印刷ヘッド
１５…紙検出手段を構成するレバー
１６…紙検出手段を構成する紙検センサ
２１Ｃ…入力手段としての入力装置
２２…印刷制御装置および給紙モード指定手段としてのプリンタドライバ
２８…制御手段、コマンド解釈手段、排紙コマンド判定手段としてのＡＳＩＣ
３３…紙送り手段を構成するモータ駆動回路
３５…紙送り手段を構成するとともに駆動源としての紙送りモータ
３６…クラッチ手段としてのクラッチ
３９…計測手段としてカウンタ
Ｐ…用紙
Ｐ１…前の用紙（紙送り中の用紙）
Ｐ２…後続の用紙（次の用紙）
Ｋ…計測値としての計数値
Ｌ…用紙長データ
Ａ…判定値としての紙残長
Ａ１…設定位置としての設定値
Ａ２…設定位置及び第２の設定位置としての設定値[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper discharge method, a paper discharge device, a recording device, and a print control device in a recording device that automatically feeds a plurality of sheets set in the recording device one by one.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, some printers include an automatic paper feeder (hereinafter referred to as ASF (Auto Sheet Feeder)). The paper set in the ASF is automatically fed by driving the ASF when the previous paper is printed and discharged. The paper discharge process that discharges the paper before printing is interrupted halfway and the paper supply process for the next paper is performed, so that the paper discharge and paper feed timings overlap to improve the throughput. The paper method was known.
[0003]
FIG. 11 shows a conventional recording apparatus (printer) equipped with this type of paper discharge apparatus. The recording apparatus includes an automatic paper feeder (ASF) 81 that stocks a plurality of sheets and automatically feeds them so that continuous printing can be performed on the plurality of sheets. The ASF 81 includes a placement plate 82 on which a plurality of sheets are placed, and an LD roller 83 that is disposed opposite to the front end (lower end) of the placement plate 82. Between the recording head 85 and the LD roller 83 provided at the lower end of the carriage 84, a lever type paper detection sensor (hereinafter simply referred to as a paper detection sensor) 86 for detecting the paper P is provided.
[0004]
The LD roller 83 uses a paper feed motor 89 that drives the paper feed roller 87 and the paper discharge roller 88 as a power source. A clutch (not shown) for switching power transmission is interposed between the LD roller 83 and the paper feed motor 89. When feeding paper, the clutch is switched to the connected state to perform the LD roller setting operation. By driving the paper feed motor 89, the LD roller 83 makes one rotation while contacting the uppermost paper placed on the placement plate 82 with its arc surface, so that the paper is fed to the paper feed roller 87. It is. The paper P is then cued by being fed by a predetermined amount by the rotation of the paper feed roller 87. The cueing position is a position where the leading edge of the sheet coincides with the reference position of the most downstream end of the recording head 85 (the position indicated by ▲ in FIG. 8C).
[0005]
By the way, if the feeding of the next sheet P2 is started after the completion of the ejection of the previous sheet P1, the interval (gap) between both sheets of the sheet ejection and the sheet feeding becomes wide, and the printing throughput decreases. . Therefore, conventionally, a paper discharge processing method has been employed in which paper discharge and paper feeding are performed simultaneously to shorten the paper interval as much as possible to improve throughput.
[0006]
According to this conventional paper discharge processing method, the paper feed timing is determined based on the time when the paper detection sensor 86 detects the trailing edge of the previous paper P. The paper inspection sensor 86 detects the trailing edge of the previous paper P when the previous paper P is fed to the final print line (printable final pass). After the trailing edge of the paper P is detected, the feeding of the next paper P is started at the timing when a predetermined amount L1 is discharged. This paper feed start timing is set so that the previous paper P falls from the paper discharge roller 88 when the previous paper is being ejected and the subsequent paper is fed to the cueing position. It was.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the paper feeding is not started until a predetermined amount of paper is discharged after the trailing edge of the paper is detected, as shown in FIG. 12, the gap G between the two papers becomes relatively wide, The throughput improvement was not enough. That is, as shown in the figure, the paper feed trigger (▼ position) where the LD roller setting operation is performed enters after the rear end of the paper P1 has passed the reference position, so the paper feed start is delayed in time, and the paper The interval G was relatively wide. Of course, if it is not necessary to complete the discharge of the previous paper when the next paper is cued, it is possible to shift to paper feeding immediately after the trailing edge of the previous paper is detected. As described above, the paper interval cannot be shortened. In other words, the conventional paper discharge method has a limit in shortening the sheet interval, and has a limit in improving the throughput.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and the object thereof is to reduce the sheet interval between the sheet before being discharged and the next sheet to be fed in the recording apparatus. It is an object of the present invention to provide a discharge paper feeding method, a discharge paper feeding device, and a recording device in a recording device that can easily improve the throughput of the recording device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is directed to ejecting paper in a recording apparatus that feeds the paper set in the automatic paper feeding means one by one to a recording position where recording by the recording means is performed. In the method, a procedure for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means by a paper detecting means, and a procedure for measuring a paper feed amount to which the paper is fed after the leading edge of the paper is detected Based on the sheet length data and the measured value of the sheet feeding amount, the sheet interval set so that the trailing edge of the sheet is at least separated from the leading edge of the succeeding sheet set in the automatic sheet feeding unit is separated. A procedure for determining that the sheet has been fed to a position, a procedure for determining whether or not a discharge command has already been received, and the sheet is fed to a position separated by the set sheet interval, And the paper discharge command When it is determined that the paper is received, the subsequent paper is fed, while the paper is determined to have been fed to the position of the set paper interval, but the paper discharge command is accepted. And a procedure for feeding a subsequent sheet after waiting for the receipt of a sheet discharge command.
[0010]
According to the present invention, the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means is detected by the paper detecting means. The amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected is measured. Based on the paper length data and the measured value of the paper feed amount, a position that is separated from the leading edge of the succeeding paper set in the automatic paper feeder by the paper interval set so that the trailing edge of the previous paper is at least separated Then, it is determined that the previous sheet has been fed. When it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, and it is determined that the discharge command has already been received, the subsequent sheet is fed. On the other hand, if it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but it is determined that the sheet discharge command has not been received, it waits for the sheet discharge command to be received. To feed subsequent paper. For this reason, even when the trailing edge of the previous paper is upstream of the detection position of the paper detection means, it is possible to start feeding the next paper with the paper interval secured. Accordingly, it is possible to effectively shorten the interval between the next sheet and the throughput of the recording apparatus. That is, the remaining paper length when moving to the paper feed process can be varied to an optimum value according to the paper discharge timing (paper discharge position). Therefore, the paper that is not printed up to the set final line can be further shortened in the interval with the subsequent paper, the average paper discharge time can be further shortened, and the printing throughput can be further improved.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the paper discharge method in the recording apparatus according to the first aspect, it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval, and the paper discharge is performed. When it is determined that the command has already been received, the succeeding sheet is fed before the trailing edge of the sheet is detected by the sheet detecting unit, while the sheet is separated by the set sheet interval. If it is determined that the paper has been fed to the position, but it is determined that the paper discharge command has not been received, the paper interval between the trailing edge of the paper and the leading edge of the succeeding paper is greater than the paper interval. The gist is to feed a succeeding sheet when a large second sheet interval is reached.
[0012]
According to the present invention, in addition to the operation of the invention described in claim 1, it is determined that the sheet has been fed to a position separated by a set sheet interval, and a determination is made that a paper discharge command has already been received. When the paper is being detected, the subsequent paper is fed before the paper detection means detects the trailing edge of the paper. On the other hand, when it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval, but it is determined that the paper discharge command is not accepted, the trailing edge of the paper and the subsequent paper When the sheet interval from the leading edge reaches a second sheet interval larger than the sheet interval, the subsequent sheet is fed. For this reason, the sheet interval can be made variable according to the discharge command reception position (time), and the sheet interval can be shortened more effectively. In addition, since the sheet interval is ensured between the previous sheet and the next sheet, the leading edge of the succeeding sheet is reliably detected by the sheet detecting unit, and the cueing process can be performed reliably.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a discharge paper feeding method in a recording apparatus that feeds sheets set in the automatic paper feeding means one by one to a recording position where recording by the recording means is performed. Detecting the trailing edge of the paper fed from the automatic paper feeding means by the paper detecting means provided between the recording means and the recording means, and the paper discharge command has already been acquired when detecting the trailing edge of the paper A procedure for determining whether or not a paper discharge command has already been acquired at the time of the trailing edge detection, a procedure for instructing paper feeding from the automatic paper feeding means, and a command for discharging the paper at the time of trailing edge detection. If it has not been acquired, the gist of the invention is that it includes a procedure for instructing paper supply after waiting for acquisition of a paper discharge command.
[0014]
According to this invention, the trailing edge of the paper fed from the automatic paper feeding means is detected by the paper detection means. When the trailing edge of the paper is detected, it is determined whether or not a paper discharge command has already been acquired. If a paper discharge command has already been acquired at the time of detecting the trailing edge, paper supply from the automatic paper supply means is instructed. If the paper discharge command has not yet been acquired when the trailing edge is detected, paper supply is instructed after waiting for the paper discharge command to be acquired. For this reason, the sheet interval can be made variable according to the discharge command reception position (time), and the sheet interval can be shortened more effectively. Even if the paper is set with the wrong paper size in the automatic paper feeding means, the trailing edge of the paper is detected, so that it is possible to ensure the paper spacing almost certainly. By ensuring the sheet interval, for example, it is possible to perform cueing processing for subsequent sheets.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an automatic paper feed unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of paper sheets, and that feeds the paper set on the paper placement unit one by one; Recording means for recording on paper fed from the paper means, paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording, and paper feeding from the automatic paper feeding means A paper discharge device for use in a recording apparatus comprising a paper detection means for detecting the leading edge of the paper that has been measured, the measurement means for measuring the paper feed amount of the paper fed by the paper feed means, Based on the leading edge position of the paper detected by the paper detecting means, the measured value of the paper feed amount measured by the measuring means, and the paper length data of the paper, the succeeding paper set on the paper placing portion For use where the trailing edge of the paper being fed is at least spaced from the leading edge. A determination unit that determines whether or not the sheet has been fed to a position spaced apart; a discharge command determination unit that determines whether or not a discharge command has already been received; and the sheet is spaced from the sheet interval. When it is determined that the paper has reached the position, and it is determined that the paper discharge command has already been received, the subsequent paper is fed while the paper reaches the position separated by the paper interval. A control means for feeding a succeeding sheet after waiting for the receipt of the paper discharge command when it is determined that the paper discharge command has not been received although it is determined that the paper has been sent. The gist.
[0016]
According to the present invention, the trailing edge of the paper being fed based on the leading edge position of the paper detected by the paper detecting means, the measured value of the paper feeding amount measured by the measuring means, and the paper length data of the paper. However, it is determined by the determination means whether or not the sheet has been fed to a position separated from the leading edge of the succeeding sheet set on the sheet stacking portion by a sheet interval set at least. When it is determined that the sheet has reached the position separated by the sheet interval and it is determined that the sheet discharge command has already been received, the sheet is fed by the control means. On the other hand, when it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the sheet interval, but it is determined that the sheet discharge command has not been received, the subsequent sheet is waited for to be received. Feed paper. For this reason, even when the trailing edge of the previous paper is upstream of the detection position of the paper detection means, it is possible to start feeding the next paper with the paper interval secured. Accordingly, it is possible to effectively shorten the interval between the next sheet and the throughput of the recording apparatus. That is, the remaining paper length when moving to the paper feed process can be varied to an optimum value according to the paper discharge timing (paper discharge position). Therefore, the paper that is not printed up to the set final line can be further shortened in the interval with the subsequent paper, the average paper discharge time can be further shortened, and the printing throughput can be further improved.
According to a fifth aspect of the present invention, in the paper discharge apparatus according to the fourth aspect, the control means determines that the sheet has been fed to a position spaced apart from the sheet interval, and the discharge command. When it is determined that the paper has already been received, the subsequent paper is fed before the trailing edge of the paper is detected by the paper detection means, while the paper is separated by the set paper interval. When it is determined that the paper has been fed to the position, but it is determined that the paper discharge command has not been accepted, the paper interval between the trailing edge of the paper and the leading edge of the succeeding paper is greater than the paper interval. The gist is to feed a succeeding sheet when the second sheet interval is reached.
According to the present invention, in addition to the operation of the invention according to claim 4, it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, and the determination that the discharge command has already been received is made. When the paper is being detected, the subsequent paper is fed before the paper detection means detects the trailing edge of the paper. On the other hand, when it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval, but it is determined that the paper discharge command is not accepted, the trailing edge of the paper and the subsequent paper When the sheet interval from the leading edge reaches a second sheet interval larger than the sheet interval, the subsequent sheet is fed. For this reason, the sheet interval can be made variable according to the discharge command reception position (time), and the sheet interval can be shortened more effectively. In addition, since the sheet interval is ensured between the previous sheet and the next sheet, the leading edge of the succeeding sheet is reliably detected by the sheet detecting unit, and the cueing process can be performed reliably.
[0017]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a sheet placing section capable of setting a plurality of sheets, an automatic sheet feeding means for feeding sheets set on the sheet placing section one by one, and the automatic feeding section. Recording means for recording on paper fed from the paper means, paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording, the automatic paper feeding means and the recording A paper detecting means for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means, a measuring means for measuring the amount of paper fed by the paper feeding means, and the paper detecting means Determination for obtaining a determination value for determining the trailing edge position of the sheet based on the leading end position of the sheet detected by the sheet, the measured value of the sheet feeding amount measured by the measuring unit, and the sheet length data of the sheet The value acquisition means and the paper feeding from the leading edge of the succeeding paper set on the paper placement unit Based on the determination value, it is determined that the sheet has reached the set position, and a determination unit that determines whether or not the sheet has been fed to a set position where the trailing edge of the sheet is at least spaced apart. Control means for commanding paper feeding from the automatic paper feeding means, and when the paper is fed to the final recording line which is a recording limit in the paper feeding direction, the paper is set to the set position. The gist is that the set position is set so as to reach.
[0018]
According to the present invention, when the paper is fed to the final recording line that is the recording limit in the paper feeding direction, the setting position is set so that the paper reaches the setting position. The feeding of the next sheet is not started before the sheet starts. For example, it is possible to avoid the need for the paper position measurement process for feeding the previous paper and the paper position measurement process for cueing the next paper at the same time, thereby reducing the processing load of the paper position measurement process. .
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided an automatic paper feed unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of sheets, and that feeds the paper set on the paper placement unit one by one; Recording means for recording on paper fed from the paper means, paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording, and paper feeding from the automatic paper feeding means A paper detection unit for detecting the leading edge of the paper sheet, and a paper discharge device used in a recording apparatus comprising: a measurement unit for measuring a paper feeding amount of paper fed by the paper feeding unit; The succeeding sheet set on the sheet loading unit based on the leading end position of the sheet detected by the sheet detecting unit, the measured value of the sheet feeding amount measured by the measuring unit, and the sheet length data of the sheet. A paper interval is separated from the leading edge of the paper so that the trailing edge of the paper being fed is at least spaced apart. Determining means for determining whether or not the sheet has been fed to the position, a discharge command determining means for determining whether or not a discharge command has already been received, and the sheet has reached a position separated by the sheet interval. When it is determined that the paper discharge command has already been received, the subsequent paper is fed before the trailing edge of the paper is detected by the paper detection unit, while the paper However, if it is determined that the paper discharge command has not been received, it is determined that the paper discharge command has been received, and the subsequent paper is supplied. Control means to paper and
The main point is that
According to the present invention, the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means is detected by the paper detecting means. The amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected is measured. Based on the paper length data and the measured value of the paper feed amount, a position that is separated from the leading edge of the succeeding paper set in the automatic paper feeder by the paper interval set so that the trailing edge of the previous paper is at least separated Then, it is determined that the previous sheet has been fed. When it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, and it is determined that the paper discharge command has already been received, the trailing edge of the sheet is detected by the paper detection means. Subsequent paper is fed before being processed. On the other hand, if it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but it is determined that the sheet discharge command has not been received, it waits for the sheet discharge command to be received. To feed subsequent paper. For this reason, even when the trailing edge of the previous paper is upstream of the detection position of the paper detection means, it is possible to start feeding the next paper with the paper interval secured. Accordingly, it is possible to effectively shorten the interval between the next sheet and the throughput of the recording apparatus. That is, the remaining paper length when moving to the paper feed process can be varied to an optimum value according to the paper discharge timing (paper discharge position). Therefore, the paper that is not printed up to the set final line can be further shortened in the interval with the subsequent paper, the average paper discharge time can be further shortened, and the printing throughput can be further improved. In addition, since the sheet interval is ensured between the previous sheet and the next sheet, the leading edge of the succeeding sheet is reliably detected by the sheet detecting unit, and the cueing process can be performed reliably.
The invention according to claim 8 is the discharge paper feeding device according to claim 4 or 7, wherein the discharge command is received when printing ends on a line before the last recording line. To do.
[0021]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a sheet placing section capable of setting a plurality of sheets, an automatic sheet feeding means for feeding sheets set on the sheet placing section one by one, and the automatic feeding section. Recording means for recording on paper fed from the paper means, paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording, the automatic paper feeding means and the recording A sheet detection unit for detecting a trailing edge of the sheet between the units, a sheet discharge device used in a recording apparatus, a command interpretation unit for interpreting a sheet discharge command, and at the time of detection of the trailing edge of the sheet A paper discharge command determining means for determining whether or not a paper discharge command has already been acquired; and, if a paper discharge command has already been received at the time of detecting the trailing edge, commanding the paper supply from the automatic paper supply means, If the command has not been received yet, wait for the output command And summarized in that a control means for commanding the paper feeding from the serial automatic sheet feeding means.
[0022]
According to this invention, when the trailing edge of the paper is detected, it is determined by the paper discharge command determination means whether or not a paper discharge command has already been acquired. If a paper discharge command has already been received when the trailing edge is detected, paper feeding from the automatic paper feeding means is commanded by the control means. On the other hand, if the paper discharge command has not been received yet, the control means instructs the paper supply from the automatic paper supply means after waiting for the acquisition of the paper discharge command. For this reason, the sheet interval can be made variable according to the discharge command reception position (time), and the sheet interval can be shortened more effectively. Even if the paper is set with the wrong paper size in the automatic paper feeding means, the trailing edge of the paper is detected, so that it is possible to ensure the paper spacing almost certainly. By ensuring the sheet interval, for example, it is possible to perform cueing processing for subsequent sheets.
[0023]
According to a tenth aspect of the present invention, in the discharge sheet feeding device according to any one of the fourth to eighth aspects, the control unit is configured to perform relative control according to the control content according to any one of the fourth to eighth aspects. At least two modes including a high-speed paper feed mode in which paper is fed at a short paper interval and a normal paper feed mode in which paper is fed at a timing after the trailing edge of the paper is detected by the paper detection means The main point is that
[0024]
According to the present invention, the operation of the invention according to any one of claims 4 to 8 can be obtained, and in the high-speed paper feed mode, relative operations are performed according to the control content according to any one of claims 4 to 8. Therefore, paper is fed at a short paper interval. On the other hand, in the normal paper feed mode, paper is fed at a timing after the trailing edge of the paper is detected by the paper detection means. In the high-speed paper feed mode, the paper discharge time can be shortened, which is suitable as a paper discharge method for high-speed printing, for example. On the other hand, in the normal paper feeding mode, paper feeding is started after the trailing edge of the paper is detected, so that the paper spacing is almost certainly ensured. For example, cueing processing can be performed almost certainly.
[0025]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the discharge paper feeding apparatus according to any one of the fourth to tenth aspects, the automatic paper feeding means shares a drive source with the paper feeding means, and the automatic paper feeding means The paper means includes a clutch means for connecting / disconnecting the drive transmission of the drive source, and the control means issues a command for driving the drive source in a state where the clutch means is connected to the next paper feed command. The gist is to do.
[0026]
According to this invention, in addition to the operation of the invention according to any one of claims 4 to 10, at the time of the next paper feed command, the clutch means is switched to the connected state and shared with the paper feed means. The drive source is driven as a paper feed command. Therefore, even when the paper feeding means and the automatic paper feeding means share the drive source, the paper discharge processing for shortening the paper interval is accomplished.
[0027]
In a twelfth aspect of the present invention, the recording apparatus includes the paper discharge device according to any one of the fourth to eleventh aspects.
According to this invention, the operation of the invention according to any one of claims 4 to 11 is similarly achieved by the recording apparatus provided with the paper discharge device according to any one of claims 4 to 11. can get.
[0028]
According to a thirteenth aspect of the present invention, there is provided a print control apparatus for transmitting print data and various print commands to the recording apparatus according to the tenth aspect, wherein either the high-speed print mode or the normal print mode is input from the input means. A mode for receiving the selected setting signal and transmitting a mode designation command for selecting the high-speed paper feeding mode to the recording apparatus when the high-speed printing mode is set, and for selecting the normal paper feeding mode when setting the normal printing mode. The gist of the invention is that it comprises a paper feed mode designation means for transmitting a designation command to the recording apparatus.
[0029]
According to the present invention, the print control apparatus transmits print data and various print commands to the recording apparatus according to the tenth aspect. A setting signal for selecting either the high-speed printing mode or the normal printing mode is received from the input means. When the high-speed printing mode is set, a mode designation command for selecting the high-speed paper feeding mode is transmitted to the recording apparatus by the paper feeding mode designation means. When the normal printing mode is set, a mode designation command for selecting the normal paper feeding mode is transmitted to the recording apparatus by the paper feeding mode designation means. For example, if the user selects the high-speed printing mode or the normal printing mode by operating the input means for the print control device, the paper feeding speed (paper feeding time) that matches the selected printing mode can be handled. Possible paper feed modes are set.
According to a fourteenth aspect of the present invention, there is provided a paper discharge method used in a recording apparatus that feeds sheets set in an automatic paper feeding unit one by one to a recording position where recording by the recording unit is performed. A procedure for detecting the leading edge of the paper fed from the paper feeding means by the paper detecting means, a procedure for measuring the amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected, paper length data, Based on the measured value of the paper feeding amount, the paper is positioned at a position spaced apart from the leading edge of the succeeding paper set in the automatic paper feeding unit by a paper interval set so that the trailing edge of the paper is at least separated. A procedure for determining that the paper has been fed, a procedure for judging whether or not a paper discharge command has already been received, it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval, and The discharge command has already been received. When it is determined that the paper has been attached, the subsequent paper is fed before the trailing edge of the paper is detected by the paper detection means, while the paper is fed to a position separated by the set paper interval. A procedure for feeding a subsequent sheet after waiting for the receipt of a paper discharge command when it is determined that the paper discharge command has not been received although it is determined that the paper has been sent. And
According to the present invention, the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means is detected by the paper detecting means. The amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected is measured. Based on the paper length data and the measured value of the paper feed amount, a position that is separated from the leading edge of the succeeding paper set in the automatic paper feeder by the paper interval set so that the trailing edge of the previous paper is at least separated Then, it is determined that the previous sheet has been fed. When it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, and it is determined that the paper discharge command has already been received, the trailing edge of the sheet is detected by the paper detection means. Subsequent paper is fed before being processed. On the other hand, if it is determined that the previous sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but it is determined that the sheet discharge command has not been received, it waits for the sheet discharge command to be received. To feed subsequent paper. For this reason, even when the trailing edge of the previous paper is upstream of the detection position of the paper detection means, it is possible to start feeding the next paper with the paper interval secured. Accordingly, it is possible to effectively shorten the interval between the next sheet and the throughput of the recording apparatus. That is, the remaining paper length when moving to the paper feed process can be varied to an optimum value according to the paper discharge timing (paper discharge position). Therefore, the paper that is not printed up to the set final line can be further shortened in the interval with the subsequent paper, the average paper discharge time can be further shortened, and the printing throughput can be further improved. In addition, since the sheet interval is ensured between the previous sheet and the next sheet, the leading edge of the succeeding sheet is reliably detected by the sheet detecting unit, and the cueing process can be performed reliably.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 3 shows a printing apparatus (printer) as a recording apparatus. The printer 1 is equipped with an automatic paper feeder 3 as an automatic paper feeder on the back side of the main body 2. A sheet guide 7 including a sheet support 4, a placing plate 5, and an edge guide 6 is attached to an automatic sheet feeder (hereinafter referred to as a feeder) 3. The feeder 3 includes a paper feed drive mechanism that feeds the paper set in the paper guide 7 into the main body 2 one by one. A carriage 8 that reciprocates in the width direction (main scanning direction) is provided in the main body 2, and printing is performed on paper by ejecting ink at a predetermined timing from a print head 9 provided in the lower part of the carriage 8. Is called. A printed sheet is discharged from a discharge port 2A that opens at the front lower portion of the main body 2. The carriage 8 and the print head constitute a recording unit.
[0031]
FIG. 1 shows an automatic paper feeder. As shown in the drawing, an LD roller 10 is disposed in the vicinity of the lower end of the mounting plate 5 on the back surface of the main body. A pair of guides 11 and 12 are disposed downstream of the LD roller 10 in the paper feeding direction. The LD roller 10 makes one rotation while abutting with the arc surface of the uppermost sheet P of the sheet P on the placement plate 5, so that the sheet P is fed to the sheet feed roller 13. Then, the paper P is continuously fed by a predetermined amount by the rotation of the paper feed roller 13, so that the leading end of the paper P reaches the reference position (the most downstream end) of the recording head 9 (the ▲ position in FIG. 5B). It is issued. That is, the paper P that has been fed and guided between the guides 11 and 12 passes between the paper feed rollers 13 and is sent to the printing position (recording position) between the carriage 8 and the platen 14 to be cued.
[0032]
In the vicinity of the paper inlet of each guide 11, 12, a lever 15 whose lower end extends to reach the paper path, and a paper detection sensor (hereinafter simply referred to as a paper detection sensor) whose detection target is the upper end of the lever 15. 16). The paper detection sensor 16 is turned on when the paper P to be fed presses the lower end of the lever 15 and rotates it, and when the paper P pressing the lower end of the lever 15 is cut, the lever 15 is moved to the original position (by the biasing force of the spring). Return to the return position and turn off. That is, when there is no paper P for turning the lever 15, the lever 15 is disposed at the return position shown in FIG. 1A, and when the paper P turns the lever 15, the lever 15 is shown in FIG. It rotates to the paper detection position shown. Accordingly, the paper detection sensor 16 remains on until the trailing edge of the paper is cut after the leading edge of the paper P is detected. The lever 15 and the paper detection sensor 16 constitute a paper detection means.
[0033]
The paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17 are driven by the same drive source and cooperate to feed the paper P. The LD roller 10 is also driven by the same drive source as each of the rollers 13 and 17, and when feeding paper, the previous paper P1 is discharged by the rollers 13 and 17, and the LD roller 10 And the paper feed roller 13 feed the next paper P2. However, the LD roller 10 can be separated from the drive source, and is switched to a state in which power can be transmitted only when paper is fed.
[0034]
FIG. 2 shows an electrical configuration of a printer including the paper discharge device.
As shown in FIG. 1, the printing system 20 includes a host computer (PC) 21 and a printer 1. The host computer 21 includes a main body 21A, a display device 21B, and an input device 21C as input means. In the main body 21A, a printer driver 22 is constructed by a program and a CPU (not shown). The printer driver 22 executes processing for converting image data and document data into print data. The printer driver 22 constitutes a print control device and a paper feed mode designation unit.
[0035]
The printer 1 is communicably connected to the host computer 21, and print data converted by the printer driver 22 is transferred from the host computer 21 to the printer 1 and received by the interface 24 of the printer 1. A CPU 25, a ROM 26, a RAM 27, an ASIC 28, and the like are connected to the bus connected to the interface 24. The CPU 25 executes a program stored in the ROM 26 to issue an instruction necessary for print control and an instruction for paper discharge processing to the ASIC 28. The ASIC 28 constitutes control means, command interpretation means, and paper discharge command determination means.
[0036]
The ASIC 28 controls printing and executes a paper discharge process based on an instruction from the CPU 25. A head drive circuit 31 and motor drive circuits 32 and 33 are connected to the ASIC 28. The ASIC 28 controls the print head 9 via the head drive circuit 31 and also controls the carriage motor 34 and the paper feed motor 35 via the motor drive circuits 32 and 33. The motor drive circuit 33 and the paper feed motor 35 constitute a paper feed means.
[0037]
The ASIC 28 interprets the print data command received from the host computer 21 and expands the data, and controls the print head 9 via the head drive circuit 31 based on this data and the like. In addition, various commands are attached to the header of the print data, and for example, a paper feed command, a paper discharge command, and the like are set. Interpretation of these commands is also performed by the ASIC 28 as command interpretation means.
[0038]
The LD roller 10 uses a paper feed motor 35 that drives the paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17 as a power source. A clutch 36 is interposed between the LD roller 10 and the paper feed motor 35 as clutch means for switching power transmission. That is, the LD roller 10 is operatively connected to a paper feed motor 35 that drives the paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17 via a clutch 36 that switches between cutting and connection of power transmission. At the time of paper feeding, the clutch 36 is switched to the connected state, whereby the LD roller setting operation is performed, and the LD roller 10 is set in a drivable state. In the present embodiment, the clutch 36 has a mechanism that is mechanically switched by operating the trigger lever 37. During feeding, the carriage 8 is moved to a feed standby position opposite to the home position, for example. The clutch 36 is mechanically switched by the trigger lever 37 being pushed and operated by the carriage 8.
[0039]
In this embodiment, a stepping motor is used as the paper feed motor 35. The ASIC 28 includes a counter 39 as a measuring unit that counts the number of steps of the paper feed motor 35. The ASIC 28 recognizes the position of the paper P from the count value of the counter 39. Of course, in the configuration in which the rotation of the paper feed motor 35 is detected by the encoder, the pulse edge from the encoder can be counted by the counter 39 to recognize the position of the paper P.
[0040]
In the present embodiment, a paper discharge processing method is adopted in which paper discharge and paper feeding are performed simultaneously to shorten the paper interval as much as possible to improve throughput. The printer 1 of the present embodiment has two modes for the paper discharge process. There are a normal paper feed mode (normal mode) and a high speed paper feed mode (economy mode). In the high-speed paper feed mode, the interval between both paper discharge and paper feed is further shortened to speed up paper feed processing.
[0041]
The user can select and set the print mode on the print setting screen on the screen of the display device 21B, and inputs the normal mode (normal print mode) or the economy mode (high-speed print mode) by operating the input device 21C. Set. In the normal mode, the normal printing speed is the normal paper feed speed. The economy mode is a printing mode in which throughput is improved by executing printing speed and paper feeding speed faster than in the normal mode. The printer driver 22 accepts the input mode, sets the normal paper feed mode if it is the normal mode, and sets the high speed paper feed mode if it is the economy mode. The printer driver 22 assigns a paper feed speed command to the header when sending the first print data, and notifies the printer 1 side of the normal paper feed mode or the high speed paper feed mode with a command. Then, the printer 1 interprets the paper feed speed command given to the header of the print data received first, and uses the normal paper feed mode and the high speed paper feed mode according to the set print mode.
[0042]
Here, the normal paper feed mode is the paper discharge processing method of the procedure of FIG. 11 described in the prior art, and a predetermined amount of paper discharge is detected from when the paper detection sensor 16 detects the trailing edge of the previous paper P1. This is a processing method for issuing a paper feed command when paper advances. On the other hand, in the high-speed paper feeding mode, the rear end position of the paper P1 is grasped from the paper feed count value and the paper length data from when the paper detection sensor 16 detects the front edge of the paper P1, and the rear edge of the paper P1. Is a processing method for issuing a paper feed command when the paper is separated from the leading edge of the succeeding paper P2. With this paper discharge processing method, even when the trailing edge of the paper P1 is before the paper detection sensor 16 is turned off (off), the paper is fed at a predetermined interval from the subsequent paper P2. It is possible to issue a paper command. The reason why the space between the paper P1 and the paper P2 is set is to enable the paper detection sensor 16 to detect the leading edge of the next paper P2 and to enable the cueing processing of the paper P2.
[0043]
The ROM 26 stores program data for managing mode selection processing. This program is shown in the flowchart of FIG. 4 and is executed by the ASIC 28. This mode selection processing routine will be described below.
[0044]
In step (hereinafter, simply referred to as “S”) 10, the paper feed speed command is interpreted to determine the normal paper feed mode or the high speed paper feed mode. If it is the normal paper feed mode, the process proceeds to S20, and if it is the high speed paper feed mode, the process proceeds to S30.
[0045]
In S20, the normal paper feed mode is selected, and for example, the paper feed mode flag is set to “0”.
In S30, the high-speed paper feed mode is selected, and for example, the paper feed mode flag is set to “1”.
[0046]
The ASIC 28 looks at the paper feed mode flag and executes the paper discharge mode paper discharge process indicated by the flag.
The printer driver 22 generates various commands. One of the commands is a paper discharge command. When the ASIC 28 receives the paper discharge command, the paper P is discharged. That is, the paper feed motor 35 is driven. The print data is preceded by paper size data. The paper length data L is known from the paper size data.
[0047]
In the present embodiment, the paper detection sensor 16 is set at the final paper discharge position due to restrictions for performing the normal paper feed mode. That is, the paper inspection sensor 16 is disposed at a position where the lever 15 cuts the rear end of the paper P1 when the previous paper P1 is fed to the position of the set final line (final pass that can be printed). The setting final line is the recording limit (printing limit) in the paper feed direction on the paper.
FIG. 6 illustrates a paper position calculation method. After the leading edge of the paper P1 is detected by the paper detection sensor 16, the number of steps of the paper feed motor 35 is counted by the counter 39 during the cueing process, and the counter 39 is reset once at the cueing position. Then, the count value K of the paper feed amount is counted with the cueing position (reference position) as the origin “0”. The count value K indicates the position from the leading edge of the paper P at the reference position. The ASIC 28 calculates the remaining paper length A based on the count value K of the counter 39 and the paper length data L (A = LK). In the present embodiment, the paper length data L is based on information from the host computer 21, but the paper length data may be detected by the printer 1.
[0048]
In the present embodiment, when the remaining paper length A becomes equal to or less than the set value A1, paper feeding is started. That is, the LD roller setting operation is performed. Next, how the set value A1 is determined will be described.
[0049]
The distance from the head reference position to the leading edge (lower end) of the paper P set in the feeder 3 is known, and the distance is B. The remaining paper length A is shorter than the distance Bo (= B−Gmin) (A <Bo), which is a condition for ensuring a space between the previous paper P1 and the next paper P2. Gmin is the minimum required paper interval. Here, the paper interval is ensured for cueing processing, and the leading edge of the paper P to be fed needs to be detected by the paper detection sensor 16. By securing an interval between the sheets P1 and P2, the sheet inspection sensor 16 is switched from “on to off” and the leading edge of the sheet P can be detected. Therefore, in order to secure the sheet interval, one condition is to satisfy the set distance A1 <Bo. The detection signal (ON → OFF switching signal) when the paper detection sensor 16 detects the trailing edge of the paper P is not particularly used in the control in this embodiment.
[0050]
In the present embodiment, the set value A1 is set so that paper feeding and paper feeding during printing are not performed simultaneously. This is because the sheet P1 is shifted to the sheet feeding process after the previous sheet P1 is surely shifted to the sheet discharging process. That is, the set value A1 is set so that when the paper P1 reaches the position of the final set line, the paper feed process is started. This corresponds to the timing when the lever 15 of the paper detection sensor 16 drops from the rear end of the paper P1, and the set value A1 is set equal to the distance C from the head reference position to the lever position of the paper detection sensor 16. This is because it is not necessary to simultaneously perform the counter process of the paper feed process and the counter process of the cueing process. The processing load of the ASIC 28 is reduced by completing the counter process by one of the paper feed process and the cueing process. Therefore, in order to avoid the simultaneous progress of the paper feeding process and the cueing process, a value satisfying the set distance A1 = C is set. Of course, in consideration of the distance from the leading edge of the paper P set in the feeder 3 to the lever position of the paper inspection sensor 16, the timing at which the printing of the previous paper P1 is completely completed while moving this distance. In addition, the set value A1 can be set in a range of C ≦ A1 <Bo.
[0051]
The ROM 26 stores program data for managing the paper discharge control process. This program is shown in the flowchart of FIG. 5 and is executed by the ASIC 28. Hereinafter, the paper discharge control processing routine of FIG. 5 will be described.
[0052]
In S110, it is determined whether or not the leading edge of the sheet is detected. That is, it is determined whether or not the paper inspection sensor 16 detects the leading edge of the paper P and is turned on. If the paper leading edge detection (sensor on) has been made, the process proceeds to S120.
[0053]
In S120, the counter 39 starts counting. That is, the counter 39 is reset. The counting of the number of steps (paper feed amount) from the time of detecting the leading edge of the paper is started. In S130, a cueing process is performed. That is, the paper feed motor 35 is driven to feed paper until the leading edge of the paper matches the reference position (▲ position) as shown in FIG. When the count value of the counter 39 reaches the predetermined distance Lo, it is recognized that the leading edge of the paper has reached the cueing position, and the driving of the paper feed motor 35 is stopped there. When the cueing process is completed, the counter 39 is once reset, and thereafter the position of the paper P at the head reference position is counted.
[0054]
In S140, it is determined whether a paper feed command or a paper discharge command is accepted. If any command is accepted, the process proceeds to S150. The receipt of the paper feed command or the paper discharge command means that the paper feed motor 35 is driven in the print sequence operation process.
[0055]
In S150, a paper feed amount counting process is performed. That is, the paper feed process for driving the paper feed motor 35 is performed, and the number of steps when the paper feed motor 35 is driven is counted by the counter 39. Therefore, the counter 39 counts the position from the leading edge of the paper P as a count value.
[0056]
In S160, it is determined whether the remaining paper length A is equal to or less than the set value A1. If A ≦ A1 is satisfied, the process proceeds to S170, and if this is not satisfied, the process returns to S140 to repeat the paper feed process or the paper discharge process.
[0057]
In S170, the LD roller setting operation is executed. That is, the carriage motor 34 is controlled to move the carriage 8 to the paper feed standby position, and the trigger lever 37 is operated (trigger set) to bring the clutch 36 into a connected state.
[0058]
In S180, a paper feed process is performed. When the paper feed motor 35 is driven in this LD roller set state, the LD roller 10 is simultaneously driven together with the paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17, and paper discharge and paper feed are performed simultaneously.
[0059]
The counter 39 of the ASIC 28 is used to obtain the position of the paper P. The cueing position in FIG. 1A (the position indicated by ▲ in FIG. 1B) is the origin (“0”). Count the paper feed amount from the cue position. The ASIC 28 controls the paper feed motor 35 with a step pulse, and counts the paper feed amount by counting the number of steps in which the paper feed motor 35 is driven. Note that the paper discharge process and the mode selection process are not limited to the ASIC 28 and may be executed by the CPU 23.
[0060]
Next, the operation of the paper discharge process in this embodiment will be described with reference to FIG.
First, as shown in FIG. 1A, the paper P is fed. When the leading edge of the paper P is detected by the paper detection sensor 16, counting processing by the counter 39 is started, and the paper P is fed by a predetermined number of steps from the time of leading edge detection to the cueing position (cueing process). When the leading edge of the sheet reaches the cueing position, the counter 39 is reset (FIG. 1B).
[0061]
When the remaining paper length A reaches the set value A1 (A = A1 (= C)) (state shown in FIG. 5C), an LD roller setting operation is commanded. That is, the carriage 8 is instructed to move to the paper feed standby position, and the carriage 8 is placed at the paper feed standby position, whereby the trigger lever 37 is operated by the carriage 8 and the clutch 36 is connected. At this time, in the present embodiment set to A1 (= C), the previous paper P1 is already in a state of being immediately moved to the paper discharge stage or paper discharge. If it is already in the paper discharge stage, the paper feed motor 35 is being driven at the paper discharge speed, and the LD roller setting operation is performed during this driving. Paper feeding proceeds simultaneously. That is, the process shifts from the paper discharge process to the paper feed process.
[0062]
As shown in FIG. 1D, the next sheet P is sent out by the rotation of the LD roller 10, and at this time, a sheet interval is secured between the previous sheet P1 and the next sheet P2. The leading edge of the succeeding paper P2 is reliably detected by the paper inspection sensor 16. As a result, the cueing process is performed reliably.
[0063]
As shown in FIG. 7, the LD roller set operation (trigger set) is performed while the paper P1 is still in the middle of the head reference position (▼ position). Therefore, the interval G between the papers P1 and P2 is relatively narrow, and the paper discharge time is shortened compared to the normal paper feed mode. This narrow interval shortens the time required for the next paper P2 to be fed and printed, thereby improving the throughput.
[0064]
(1) The position of the trailing edge of the paper is monitored from the count value of the paper feed amount from the head reference position and the paper size data (paper length data L) based on the detection of the leading edge of the paper, and the remaining paper length A is set. When the value is equal to or less than A1, the paper feeding process is started. Therefore, the paper feed process can be started earlier than the paper trailing edge detection time of the paper detection sensor 16. Accordingly, the interval between the sheets P1 and P2 when the paper discharge and the paper supply are advanced simultaneously can be shortened, and the paper discharge time can be shortened. Therefore, the printing throughput can be improved.
[0065]
(2) Since the set value A1 is set to satisfy the condition of A <Bo, it is possible to ensure the sheet interval. A certain distance G is secured without overlapping the previous sheet P1 and the next sheet P2. By securing the sheet interval G, the leading edge of the next sheet P can be detected by the sheet detection sensor 16, and the cueing is reliably performed.
[0066]
(3) Since the set value A1 is set to A1 = C, the paper feed process is started when the previous paper P moves to the position of the final set line. Therefore, the paper feed process and the paper feed process are not performed simultaneously, and either one of the counter processes required for performing both processes can be completed. Therefore, the processing load on the ASIC 28 can be reduced.
[0067]
(4) Since the economy mode and the normal mode are provided, it is possible to improve the throughput by shortening the interval between the sheets in the economy mode, and in the normal mode, it is possible to surely discharge the paper although the throughput cannot be improved. it can. For example, even when the paper size is set incorrectly, in the normal mode in which paper feeding is started after detection of the trailing edge of the paper, the paper interval is reliably ensured and the next paper can be accurately cued. For example, even if the paper size is wrong and the paper P is set in the feeder 3, since the trailing edge is detected and then the paper feeding is performed, the overlap of the papers P and P is avoided. Further, the previous paper P can be reliably dropped from the paper discharge roller 17 when the next paper is fed and the next paper is cued.
[0068]
(5) For example, if the printer driver 22 is provided with a function for setting the paper interval (paper feed speed setting), the user can customize the print conditions (paper feed speed conditions) independently according to the print processing speed required by the user. Can do. For example, if the set value A1 is set longer, the paper feed start time is advanced, the paper interval can be further shortened, and the print processing time can be shortened according to the user's request.
[0069]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS.
In the first embodiment, the setting value A1 = C is set, and the counter process of the paper feeding process and the cueing process can be completed by one side. On the other hand, in the present embodiment, if the previous paper P1 is in the paper discharge process stage or is in the state of being transferred to the paper discharge process (at the end of printing), the counter process for the paper feed process is already unnecessary. The paper remaining length A.ltoreq.A1 (= C) need not be waited for, and the paper remaining length A.ltoreq.A2 (where A2 is C <A2 <Bo) can be secured as soon as the paper space can be secured. There is a feature in the place to move.
[0070]
That is, in the embodiment, even when the set final line is printed, the paper interval is set so that the subsequent paper P2 does not cut the paper detection sensor 16, but in the present embodiment, printing is not performed until the set final line. If it is, the sheet interval is set to be small and variable on condition that it does not overlap with the succeeding sheet P2. If printing is completed after the line preceding the set final line has been completed, the sheet interval G can be optimized to a position where the trigger can be quickly applied so as to be shorter than “BC”. That is, the remaining paper length A at the time of the paper feeding process is made variable to an optimum value.
[0071]
Program data of the paper discharge process routine shown in FIG. 8 is stored in the ROM 26. The ASIC 28 executes the program for the paper discharge process routine in the economy mode. Hereinafter, the paper discharge process routine will be described.
[0072]
In S210, it is determined whether or not the leading edge of the sheet is detected. That is, it is determined whether or not the paper inspection sensor 16 detects the leading edge of the paper P and is turned on. If the paper leading edge detection (sensor on) has been made, the process proceeds to S220.
[0073]
In S220, the counter 39 starts counting. That is, the counter 39 is reset. The counting of the number of steps (paper feed amount) from the time of detecting the leading edge of the paper is started. In S230, a cueing process is performed. That is, the paper feed motor 35 is driven to feed paper until the leading edge of the paper matches the reference position (▲ position) as shown in FIG. 9B. When the count value of the counter 39 reaches the predetermined distance Lo, it is recognized that the leading edge of the paper has reached the cueing position, and the driving of the paper feed motor 35 is stopped there. When the cueing process is completed, the counter 39 is once reset, and thereafter the position of the paper P at the head reference position is counted.
[0074]
In S240, it is determined whether a paper feed command is accepted. If a paper feed command is accepted, the process proceeds to S250. The receipt of the paper feed command means that the paper feed motor 35 is driven during the print sequence operation process.
[0075]
In S250, a paper feed amount counting process is performed. That is, the paper feed process for driving the paper feed motor 35 is performed, and the number of steps at this time is counted by the counter 39. Therefore, the counter 39 counts the position from the leading edge of the paper P as a count value.
[0076]
In S260, it is determined whether the remaining paper length A is equal to or less than the set value A1. If A ≦ A1 is established, the process proceeds to S300, and if this is not established, the process proceeds to S270.
In S270, it is determined whether a paper discharge command is accepted. If a paper discharge command has been received, the process proceeds to S280. The receipt of the paper discharge command means that the paper feed motor 35 is driven for paper discharge processing in the printing sequence operation processing.
[0077]
In S280, a paper feed amount counting process is performed. That is, paper discharge processing for driving the paper feed motor 35 is performed, and the number of steps at this time is counted by the counter 39. Therefore, the counter 39 counts the position from the leading edge of the paper P as a count value.
[0078]
In S290, it is determined whether the remaining paper length A is equal to or less than the set value A2. If A ≦ A2 is established, the process proceeds to S300, and if this is not established, the process proceeds to S280. Therefore, even when the process proceeds to S280, the paper discharge process of the paper P1 proceeds, and when the remaining paper length A becomes equal to or less than the set value A2, the process proceeds to S300.
[0079]
In S300, an LD roller setting operation is executed. That is, the carriage motor 34 is controlled to move the carriage 8 to the paper feed standby position, and the trigger lever 37 is operated (trigger set) to bring the clutch 36 into a connected state.
[0080]
In S310, paper feed processing is performed. When the paper feed motor 35 is driven in this LD roller set state, the LD roller 10 is simultaneously driven together with the paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17, and paper discharge and paper feed are performed simultaneously. In this embodiment as well, the paper discharge process and the mode selection process are not limited to the ASIC 28 but may be executed by the CPU 23.
[0081]
Next, the operation of the paper discharge process in this embodiment will be described with reference to FIG.
First, as shown in FIG. 9A, the paper P is fed. When the leading edge of the paper P is detected by the paper detection sensor 16, counting processing by the counter 39 is started, and the paper P is fed by a predetermined number of steps from the time of leading edge detection to the cueing position (cueing process). When the leading edge of the sheet reaches the cueing position, the counter 39 is reset (FIG. 1B).
[0082]
When the paper P1 is printed up to the set final line, the paper discharge command is not accepted until the remaining paper length A becomes equal to or less than the set value A1, and therefore the LD roller setting operation is performed when A ≦ A1 is satisfied. Is called. Therefore, the sheet interval G in this case is the same as that in the first embodiment (G = B−A1).
[0083]
On the other hand, if printing is completed earlier on the line before the final set line, it is assumed that, for example, the rear end of the paper P1 overlaps with the paper P2 set in the feeder 3 at that time. At this time, since the remaining paper length A is naturally larger than A2 (A> A2 (> A1)), it is not possible to proceed to the paper feeding process. The paper P1 is discharged by a paper discharge process. As the paper discharge proceeds, the remaining paper length A gradually decreases, and as shown in FIG. 9C, the remaining paper length A reaches the set value A2 (A ≦ A2 is established). At this time, since the paper discharge command has already been received (the paper discharge command flag is on), the LD roller setting operation is performed. That is, a command to move to the paper feed standby position is issued to the carriage 8, and the trigger lever 37 is operated by connecting the carriage 8 to the paper feed standby position, and the clutch 36 is connected. When the clutch 36 is connected by the LD roller set, the LD roller 10 rotates and the next paper P2 starts to be fed ((d) in the figure). Therefore, the sheet interval G at this time is shorter than that in the first embodiment (G = B−A2).
[0084]
If the remaining paper length A is equal to or less than the set value A2, but the discharge command has not yet been received (discharge command flag is off), the discharge command is issued before the remaining paper length A reaches the set value A1. If accepted, the LD roller setting operation is performed at that time. In such a case, the remaining paper length A when shifting to the paper feed process is optimized in the range of A1 <A <A2. Therefore, the sheet interval G is shorter than that in the first embodiment (B−A2 <G <B−A1).
[0085]
According to the second embodiment, the following effects can be obtained.
(6) If printing is not performed up to the final set line, the paper interval G is set to be small and variable on condition that it does not overlap with the subsequent paper P2. If the printing is completed after the line before the final set line is finished, the sheet interval G is optimized to a position where the trigger can be quickly applied so as to be shorter than “BC”. That is, the remaining paper length A at the time of the paper feed process can be varied to an optimum value according to the paper discharge timing (paper discharge position). Therefore, for the paper P1 that is not printed until the final set line, the interval G with the subsequent paper P2 can be further shortened, the average paper discharge time can be further shortened, and the printing throughput can be further improved. Of course, since the sheet interval is ensured between the previous sheet P1 and the next sheet P2, the leading edge of the subsequent sheet P2 is reliably detected by the sheet inspection sensor 16, and the cueing process is also performed reliably. be able to. Further, the effects (3), (4) and (5) described in the first embodiment can be obtained in the same manner.
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG.
[0086]
As in the second embodiment, the processing method for optimizing by changing the paper interval G is not limited to the processing content in which the paper detection sensor 16 detects the leading edge of the paper P. For example, it is possible to adopt a processing content in which the trailing edge of the paper P is detected by a paper detection sensor and the timing of shifting to paper feeding is made variable by a paper ejection command.
[0087]
The paper inspection sensor 16 is arranged closer to the feeder 3 than in the first and second embodiments, and the position is set so that the paper inspection sensor 16 cuts the rear end of the paper before reaching the final setting line of the paper. To do.
[0088]
Even if the trailing edge of the paper P is detected by the paper detection sensor 16, if the paper discharge command is not yet received, the paper supply process is started after waiting for the paper discharge command to be received. On the other hand, if the paper detection sensor 16 has already received the paper discharge command when the rear edge of the paper P is detected, the paper feed processing is started immediately after the paper rear edge is detected. The counting process by the counter 39 is only for the cueing process and the paper feeding process, and the counting process for the paper discharge process is not performed.
[0089]
Program data for the paper discharge process routine shown in FIG. 10 is stored in the ROM 26. The ASIC 28 executes the program for the paper discharge process routine in the economy mode. Hereinafter, the paper discharge process routine will be described.
[0090]
In S510, it is determined whether or not the leading edge of the sheet is detected. That is, it is determined whether or not the paper inspection sensor 16 detects the leading edge of the paper P and is turned on. If the paper leading edge detection (sensor on) has been made, the process proceeds to S520.
[0091]
In S520, the counter 39 starts counting. That is, the counter 39 is reset. The counting of the number of steps (paper feed amount) from the time of detecting the leading edge of the paper is started.
In S530, a cueing process is performed. That is, the paper feed motor 35 is driven to feed paper until the leading edge of the paper matches the reference position (▲ position) as shown in FIG. When the count value of the counter 39 reaches the predetermined distance Lo, it is recognized that the leading edge of the paper has reached the cueing position, and the driving of the paper feed motor 35 is stopped there. When the cueing process is completed, the counter 39 is once reset, and thereafter the position of the paper P at the head reference position is counted.
[0092]
In S540, a paper feed process is performed. That is, when a paper feed command is received, the paper feed motor 35 is driven to perform paper feed. At this time, the counting process of the counter 39 is performed, but this is only for knowing the printing position of the sheet P, and is not used for determining the timing of the sheet feeding process transition.
[0093]
In S550, it is determined whether or not the trailing edge of the sheet is detected. That is, it is determined whether or not the paper inspection sensor 16 is turned on by detecting the trailing edge of the paper P1. If the sheet trailing edge detection (sensor on) has been performed, the process proceeds to S560, and if the sheet trailing edge detection has not been performed, the process returns to S540 to repeat the printing process and the sheet feeding process.
In S560, it is determined whether or not a paper discharge command has already been received. If the paper discharge command has been received (the paper discharge command flag is on), the process proceeds to S580. On the other hand, if the paper discharge command has not been received yet (paper discharge command flag is on), the process proceeds to S580.
[0094]
In step S570, the paper feed process is performed until a paper discharge command is issued. That is, the printing process and the paper feeding process are repeated until the printing of the paper is completed and a paper discharge command is received.
[0095]
In S580, the LD roller setting operation is executed. That is, the carriage motor 34 is controlled to move the carriage 8 to the paper feed standby position, and the trigger lever 37 is operated (trigger set) to bring the clutch 36 into a connected state.
[0096]
In S590, paper feed processing is performed. When the paper feed motor 35 is driven in this LD roller set state, the LD roller 10 is simultaneously driven together with the paper feed roller 13 and the paper discharge roller 17, and paper discharge and paper feed are performed simultaneously. In this embodiment as well, the paper discharge process and the mode selection process are not limited to the ASIC 28 but may be executed by the CPU 23.
[0097]
Next, the operation of the paper discharge process in this embodiment will be described.
First, if the trailing edge of the sheet is detected before the discharge of the sheet P1 is started, it is before the discharge command is received. At this time, if the printing of the paper P1 is completed on the line before the final set line, the paper feed process is started upon receipt of the paper discharge command at this time. As a result, when printing is not performed up to the final set line, paper feeding can be started without waiting for the paper to be fed to the final set line, so that the paper interval is shorter than that in the first embodiment. Only when printing is performed up to the set final line, the sheet interval is the same as in the first embodiment.
[0098]
On the other hand, in the case where printing has not been performed up to the final set line, if the trailing edge of the sheet is detected after the discharge of the sheet P1 is started, the paper feed processing is started immediately after the detection of the trailing edge of the sheet. As a result, the paper feeding can be started without waiting for the paper to be fed to the final set line, so that the paper interval is shorter than that in the first embodiment.
[0099]
According to the third embodiment, the following effects can be obtained.
(7) If the paper discharge command has already been received at the time of detecting the trailing edge of the paper, the paper feed processing is started immediately after the detection of the trailing edge. Move on to processing. Therefore, since the paper interval can be set variably and the optimization can be achieved, the paper interval at the time of paper feed processing can be shortened, and the printing throughput can be improved. In addition, since it is not necessary to use a determination value such as the remaining paper length, a calculation process for calculating the remaining paper length is unnecessary, and the processing load on the ASIC 28 can be reduced. Even when the paper size is set in the feeder 3 with the wrong paper size, the paper interval can be reliably ensured at the time of paper discharge, and the next paper P can be accurately cued.
[0100]
In addition, embodiment is not limited above, It can implement also with the following modifications.
(Modification 1) Two counters may be prepared, and a counter for paper feed processing and a counter for cueing processing may be provided separately. According to this configuration, the paper feed process and the paper feed process can be performed simultaneously, so that it is possible to proceed to the paper feed process without waiting for a paper discharge command in the second embodiment. That is, in the first embodiment, an arbitrary set value A1 that satisfies C <A1 ≦ Bo can be set. Therefore, the frequency at which the sheet interval can be shortened is increased, and the throughput can be further improved.
[0101]
(Modification 2) Data indicating the actual final line (final print line) is received from the printer driver 22. For example, in the first embodiment, when the actual final line is known, the optimum value of the set value A1 is determined in advance based on the data, and the set value A1 is made variable each time. According to this configuration, it is possible to optimize the sheet interval, and when printing is not performed up to the final set line, the sheet interval at the time of paper discharge can be made shorter than that in the first embodiment. .
[0102]
(Modification 3) The paper inspection sensor is not limited to a lever type. For example, an optical sensor that optically detects a gap between sheets is used, and if the gap between sheets that has been detected until then cannot be detected, it is detected as the leading edge of the sheet. The paper interval required for detecting the leading edge of the paper is shorter than that of the lever type sensor, and the minimum value of the paper interval that can be set can be further shortened as compared with each of the embodiments using the lever type sensor.
[0103]
(Modification 4) In each of the embodiments described above, the clutch is mechanically switched. However, for example, a configuration in which a clutch (for example, an electromagnetic clutch) is electrically switched by control using a trigger signal may be employed.
[0104]
(Modification 5) The printer driver 22 is provided with a program for designating printer printing and paper feed control contents. For example, the user operates the input device 21C to set the paper feed mode on the screen. A setting program is available. Here, the paper feed mode is prepared for selecting the paper distance during paper feed and designating whether the paper feed throughput is normal or high speed. The paper gap G during paper feed is normally set. The user can select either the normal sheet feeding mode or the high-speed sheet feeding mode that narrows the sheet interval during sheet feeding.
(Modification) In the second embodiment, it is determined that the sheet P1 has reached the set final line when the remaining paper length A is equal to or less than the set value A1, but this determination process is abolished. It may be determined by a paper discharge command including that the paper P1 has reached the set final line.
[0105]
(Modification 6) In the above-described embodiment, two modes are set as the paper feed speed mode. However, three or more modes having different degrees of paper interval can be set.
(Modification 7) In a recording apparatus in which the sheet length of the sheet set on the sheet loading portion of the automatic sheet feeder is always constant, the sheet length data need not be used. It is sufficient to determine the judgment value from only the measured value and set a setting value that matches the paper length to be used.
[0106]
(Modification 8) The counter 39 may not be reset at the cueing position, and the remaining paper length may be obtained using the count value from when the paper detection sensor detects the leading edge of the paper. In this case, the remaining paper length is the length from the leading edge detection position of the paper detection sensor 16 to the trailing edge of the paper.
[0107]
(Modification 9) In each of the above embodiments, the remaining paper length is used as the determination value, but the determination value is not limited to the remaining paper length. For example, the length on the leading end side of the sheet (the length before the sheet sent to the front side of the head reference position) can be used as the determination value, or the sheet interval can be used as the determination value.
[0108]
(Modification 10) The determination value may be time. In other words, the distance can be accurately monitored indirectly by monitoring the time if the paper feed speed is high so as to ensure that the paper interval is secured.
[0109]
(Modification 11) In each of the embodiments described above, the paper feed roller 13, the paper discharge roller 17, and the LD roller 10 are driven by the same drive source. However, for example, the rollers 13, 17 and the LD roller 10 A drive source may be provided separately.
[0110]
(Modification 12) The recording apparatus to be applied is not limited to an ink jet printer. For example, the present invention may be applied to a bubble jet printer or a dot impact printer.
[0111]
The technical idea that can be grasped from the embodiment and each modification will be described below.
(1) The automatic paper feeding means shares a drive source of the paper feeding means for feeding paper, and the automatic paper feeding means includes a clutch means for connecting / disconnecting drive transmission of the drive source, The next paper feed command is a command to drive the drive source in a state where the clutch means is connected.
[0112]
(2) A recording apparatus having two paper feed modes: a high-speed paper feed mode for shifting from paper discharge to paper feed and a normal paper feed mode for shifting from paper discharge to paper feed when the trailing edge of the paper is detected by the sensor. Waste paper feeding method. By narrowing the sheet interval during high-speed printing, the paper discharge time can be shortened, and when performing normal printing, the sheet interval can be ensured to ensure the next sheet cueing.
[0113]
(3) The paper feed command is a command for switching the automatic paper feed means to the paper feed drive state. Here, the paper feed drive state is a state where the drive of the drive source and the automatic paper feed means is transmitted. For example, it means connecting a clutch interposed between the driving source and the automatic paper feeding means.
[0114]
(4) The measurement unit obtains paper length data based on the print data, and uses a value obtained by subtracting the count value from the paper length based on the paper length and the measured value as a determination value. When the set value is reached, feeding of the next sheet by the automatic sheet feeding unit is started.
[0115]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first to fourteenth aspects, the sheet interval between the sheet before being discharged and the next sheet to be fed can be shortened, and the throughput of the recording apparatus can be improved. Can be made easier.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view illustrating a paper discharge process according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram illustrating an electrical configuration of a printing system.
FIG. 3 is a perspective view of a printer.
FIG. 4 is a flowchart of a mode selection processing routine.
FIG. 5 is a flowchart of a paper discharge process routine.
FIG. 6 is a schematic plan view illustrating a remaining paper length that is a determination value.
FIG. 7 is a schematic plan view illustrating sheet feeding timing.
FIG. 8 is a flowchart of a paper discharge process routine according to the second embodiment.
FIG. 9 is a schematic side view illustrating a paper discharge process.
FIG. 10 is a flowchart of a paper discharge process routine according to the third embodiment.
FIG. 11 is a schematic side view for explaining a paper discharge process in the prior art.
FIG. 12 is a schematic plan view illustrating sheet feeding timing in the prior art.
[Explanation of symbols]
1 ... Printer as a recording device
3 ... Automatic paper feeder (feeder) as automatic paper feeder
5: A placement plate as a paper placement portion
8 ... Carriage constituting recording means
9: Print head constituting recording means
15 ... Lever constituting the paper detection means
16: Paper detection sensor constituting paper detection means
21C ... Input device as input means
22: Printer driver as print control device and paper feed mode designation means
28... ASIC as control means, command interpretation means, paper discharge command determination means
33 ... Motor driving circuit constituting paper feeding means
35. A paper feed motor constituting a paper feed means and serving as a drive source
36. Clutch as clutch means
39 ... Counter as measuring means
P ... paper
P1 ... Previous paper (paper being fed)
P2: Subsequent paper (next paper)
K: Count value as measured value
L: Paper length data
A: Paper remaining length as a judgment value
A1: Setting value as the setting position
A2: Setting values as the setting position and the second setting position

Claims

In a discharge paper feeding method in a recording apparatus that feeds sheets set in an automatic paper feeding means one by one to a recording position where recording by a recording means is performed,
A procedure for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means by a paper detecting means;
A procedure for measuring the amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected;
Based on the sheet length data and the measured value of the sheet feeding amount, a position at which a sheet interval set so that the trailing edge of the sheet is at least separated from the leading edge of the succeeding sheet set in the automatic sheet feeding unit A procedure for determining that the paper has been fed to
A procedure for determining whether or not a paper ejection command has already been received;
When it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval and it is determined that the paper discharge command has already been received, the subsequent paper is fed, If it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but it is determined that the sheet discharge command has not been received, the process waits for the sheet discharge command to be received. A discharge paper feeding method in a recording apparatus, comprising: a procedure for feeding subsequent paper.

In the paper discharge method used for the recording apparatus according to claim 1,
When it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval, and it is determined that the paper discharge command has already been received, the paper detection means performs a trailing edge of the paper. A subsequent sheet is fed before the sheet is detected, and it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but the discharge command has not been received. In the recording, the succeeding sheet is fed when the sheet interval between the trailing edge of the sheet and the leading end of the succeeding sheet reaches a second sheet interval that is larger than the sheet interval. Waste paper feeding method in the apparatus.

In a discharge paper feeding method in a recording apparatus that feeds sheets set in an automatic paper feeding means one by one to a recording position where recording by a recording means is performed,
Detecting a trailing edge of the paper fed from the automatic paper feeding means by a paper detection means provided between the automatic paper feeding means and the recording means;
A procedure for determining whether or not a paper discharge command has already been acquired when the trailing edge of the paper is detected;
If a paper discharge command has already been acquired at the time of detecting the trailing edge, a procedure for instructing paper feeding from the automatic paper feeding means;
A discharge paper feeding method in a recording apparatus, comprising: a step of waiting for acquisition of a paper discharge command and instructing paper feeding if a paper discharge command has not yet been acquired at the time of detecting the trailing edge.

An automatic paper feeding unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of papers, and feeds the paper set on the paper placement unit one by one;
Recording means for recording on paper fed from the automatic paper feeding means;
Paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording;
A paper detecting means for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means;
A discharge paper feeding device used for a recording apparatus comprising:
Measuring means for measuring the amount of paper fed by the paper feeding means;
The succeeding sheet set on the sheet loading unit based on the leading end position of the sheet detected by the sheet detecting unit, the measured value of the sheet feeding amount measured by the measuring unit, and the sheet length data of the sheet. Determining means for determining whether or not the paper has been fed from a leading edge of the paper to a position separated by a paper interval where at least a rear edge of the paper being fed is spaced apart;
A paper discharge command determination means for determining whether or not a paper discharge command has already been received;
When it is determined that the paper has reached a position separated by the paper interval and it is determined that the paper discharge command has already been received, the subsequent paper is fed while the paper is When it is determined that the paper has been fed to a position separated by a paper interval, but it is determined that the paper discharge command is not received, the subsequent paper is fed after waiting for the paper discharge command to be received. And a discharge unit.

In the paper discharge apparatus according to claim 4,
The control means determines that the paper has been fed to a position separated by the paper interval, and when it is determined that the paper discharge command has already been received, the paper detection means While the subsequent sheet is fed before the trailing edge is detected, it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but the discharge command is not accepted. Is determined, the succeeding sheet is fed when the sheet interval between the trailing edge of the sheet and the leading edge of the succeeding sheet reaches a second sheet interval larger than the sheet interval. The paper feeding device to be used.

An automatic paper feeding unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of papers, and feeds the paper set on the paper placement unit one by one;
Recording means for recording on paper fed from the automatic paper feeding means;
Paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording;
A paper detecting means for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means between the automatic paper feeding means and the recording means;
A discharge paper feeding device used for a recording apparatus comprising:
Measuring means for measuring the amount of paper fed by the paper feeding means;
A determination value for determining the trailing edge position of the paper based on the leading edge position of the paper detected by the paper detecting means, the measured value of the paper feed amount measured by the measuring means, and the paper length data of the paper. Determination value acquisition means for acquiring
The judgment value is used to determine whether or not the paper has been fed from a leading edge of the succeeding paper set on the paper stacking portion to a set position where the trailing edge of the paper being fed is at least spaced apart. Determining means based on the control means, and when it is determined that the paper has reached the set position, control means for instructing paper feeding from the automatic paper feeding means,
The paper discharge device, wherein the set position is set so that the paper reaches the set position when the paper is fed to a final recording line which is a recording limit in a paper feed direction. .

An automatic paper feeding unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of papers, and feeds the paper set on the paper placement unit one by one;
Recording means for recording on paper fed from the automatic paper feeding means;
Paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording;
A paper detecting means for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means;
A discharge paper feeding device used for a recording apparatus comprising:
Measuring means for measuring the amount of paper fed by the paper feeding means;
The succeeding sheet set on the sheet loading unit based on the leading end position of the sheet detected by the sheet detecting unit, the measured value of the sheet feeding amount measured by the measuring unit, and the sheet length data of the sheet. Determining means for determining whether or not the paper has been fed from a leading edge of the paper to a position separated by a paper interval where at least a rear edge of the paper being fed is spaced apart;
A paper discharge command determination means for determining whether or not a paper discharge command has already been received;
When it is determined that the sheet has reached a position separated by the sheet interval and it has been determined that the paper discharge command has already been received, before the trailing edge of the sheet is detected by the paper detection unit If it is determined that the paper has been fed to the position separated by the paper interval but the paper discharge command has not been received, the paper is discharged. And a control unit that feeds subsequent sheets after waiting for a command to be received.

In the paper discharge apparatus according to claim 4 or 7,
The paper discharge apparatus, wherein the paper discharge command is received when printing ends on a line before the last recording line.

An automatic paper feeding unit that includes a paper placement unit capable of setting a plurality of papers, and feeds the paper set on the paper placement unit one by one;
Recording means for recording on paper fed from the automatic paper feeding means;
Paper feeding means for feeding the paper fed from the automatic paper feeding means according to the progress of recording;
A paper detecting means for detecting a trailing edge of the paper between the automatic paper feeding means and the recording means;
A discharge paper feeding device used for a recording apparatus comprising:
Command interpretation means for interpreting the discharge command;
A paper discharge command determination means for determining whether or not a paper discharge command has already been acquired when detecting the trailing edge of the paper;
If the paper discharge command has already been received at the time of the trailing edge detection, the automatic paper feeding unit is instructed to feed the paper. And a control means for instructing sheet feeding.

In the paper discharge apparatus according to any one of claims 4 to 8,
The control means includes a high-speed paper feed mode in which paper is fed at a relatively short paper interval in accordance with the control content according to any one of claims 4 to 8, and a rear end of the paper is caused by the paper detection means. A discharge paper feeding apparatus comprising at least two modes including a normal paper feeding mode in which paper feeding is performed at a timing after detection.

In the paper discharge apparatus according to any one of claims 4 to 10,
The automatic paper feed means shares a drive source with the paper feed means, the automatic paper feed means comprises a clutch means for connecting and disconnecting the drive transmission of the drive source, and the control means is for the next paper. The paper feed command is a command to drive the drive source in a state where the clutch means is connected.

A recording apparatus comprising the paper discharge device according to any one of claims 4 to 11.

A print control apparatus that transmits print data and various print commands to the recording apparatus according to claim 10,
A setting signal for selecting either the high-speed printing mode or the normal printing mode is received from the input unit, and at the time of setting the high-speed printing mode, a mode designation command for selecting the high-speed paper feeding mode is transmitted to the recording apparatus, and A print control apparatus comprising: a paper feed mode designating unit that transmits a mode designation command for selecting the normal paper feed mode to the recording apparatus when the normal print mode is set.

In a discharge paper feeding method used in a recording apparatus that feeds sheets set in an automatic paper feeding means one by one to a recording position where recording by a recording means is performed,
A procedure for detecting the leading edge of the paper fed from the automatic paper feeding means by a paper detecting means;
A procedure for measuring the amount of paper transported after the leading edge of the paper is detected;
Based on the sheet length data and the measured value of the sheet feeding amount, a position at which a sheet interval set so that the trailing edge of the sheet is at least separated from the leading edge of the succeeding sheet set in the automatic sheet feeding unit A procedure for determining that the paper has been fed to
A procedure for determining whether or not a paper ejection command has already been received;
When it is determined that the paper has been fed to a position separated by the set paper interval and it is determined that the paper discharge command has already been received, the paper detection means detects the trailing edge of the paper. It is determined that the succeeding sheet is fed before being detected, while it is determined that the sheet has been fed to a position separated by the set sheet interval, but the discharge command is not accepted. A discharge paper feeding method in a recording apparatus, comprising: a step of feeding a succeeding paper after waiting for a paper discharge command to be received.