JP3777378B2 - オペレーションシステムの輻輳制御装置 - Google Patents

オペレーションシステムの輻輳制御装置 Download PDF

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Description

本発明はオペレーションシステムの輻輳制御装置に関し、更に詳しくは複数の交換ノード(NE)を収容する交換ノードオペレーションシステム(OpS)における輻輳制御装置に関する。
図22は本発明が適用される交換システムの概念図である。図において、1は交換ノードオペレーションシステム(以下OpS)で複数の交換ノード(以下NE)2を収容している。交換ノード2には、加入者端末(図示せず)が接続される。交換ノード2には、局建設工事中のものがあり、それ以外の交換ノードは複数個で1つのグループを形成している。一つは、トラヒックコントロールシステム(TCS)規制被制御グループ交換機Aと、TCS規制被制御グループ交換機Bである。3は各交換ノード2に対して発信規制指示を行なうトラヒックコントロールシステム(以下TCS)である。
OpSの機能は、交換ノード2より通知されるメッセージを受信し、表示し、或いは交換ノード2へコマンドを投入することである。
一方、TCSの機能は、チケット予約電話等による交換機輻輳を制御するために各交換ノード2へ輻輳対地(チケット予約センタ電番等)への発信規制を指示する。ある地域単位に該地域内の交換ノード2をグループとして同時に例えば1分周期で規制指示を実施するものである。
TCSより発信規制を受けた交換ノード2は、規制実施をメッセージでOpSに通知する。その結果、1分周期で被制御グループ単位で同時にメッセージ通知する。
建設作業中の局は、工事試験の中で、メッセージを多発する試験(再開処理等)を頻繁に実施するために大量にメッセージを通知する。
ディスクリミネータ(DC)機能は、OpSより交換ノード2に対して即時通知する機能と、交換ノード2内に蓄積のみして通知はしない指示をメッセージ毎に指定、指示する機能である。
1.NEが再開時に発するメッセージについて
NE再開により数百・数千以上/秒間でメッセージを送信してくる。オブジェクト指向設計により、装置(加入者回路等多数(加入者数)あるものも含め)対応に一つずつ単独でメッセージを発生する。例えば、OCU(加入者収容装置)同期外れメッセージ/回線メッセージ等を加入者収容装置単位でメッセージを送出する。
OCU同期外れ等は、NE再開時以外は加入者回路毎の故障を通知するメッセージであるため、修理のために即時通知が必須である。しかしながら、NE再開時は、OCU全装置リセットするため、故障発生メッセージ→回復メッセージを1回ずつ計2回、装置毎に発信する。1回目はリセット用、2回目は実際の動作用である。
2.工事試験の手順
NEの増設はハードの工事→ハード試験→OpSへの収容→運用試験(再開試験等を含む)という手順をとる。運用試験では、OpSからのコマンドによるNEの再開、電源オンオフ制御、その際のメッセージ(通常運転中は非即時にするメッセージも含め全メッセージ)の確認試験が含まれるが、前述した通りNE再開時のメッセージが非常に多いため、問題となる。
3.TCSメッセージの必要性
TCSの規制制御に必要な通知(規制対地への呼数等)は、TCSへ通知される。OpSへは各局で規制開始された対地、規制率等をメッセージとして各NEが個別に通知してくる。この情報は、各局での完了呼数(売り上げ)に直結する情報であり、必要な情報として扱われる。
4.メッセージの重要度による分類
交換ノード(NE)2から上がってくるメッセージは、警報と状態変更とその他のメッセージに分類され、警報は重要度によりcr(クリティカル)、mj(メジャー)、mn(マイナー)、wn(ワーニング)の4段階にマッピングされる。通常時はcr・mnは即時通知、wnは非即時に設定される。状態変更は、装置の状態を通知するものであり、監視画面に表示する装置状態を示す。
この種の従来のシステムとしては、例えば階層化されたエージェントがマルチベンダで構成されるネットワーク管理システムにおいて、各階層でメッセージ規制機能を持たせるようにした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、エージェント内の通信モジュールへの負荷軽減を目的として、エージェント内のイベントキューがしきい値以上に積滞した場合に、キューイングされているイベントを削除し、エージェント内通信モジュールへの負荷を軽減する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平07−183932号公報(第4頁、図1) 特開平04−345248号公報(第3頁、第4頁、図2)
1.運用試験では、OpSからのコマンドによるNEの再開、電源オンオフ制御、その際のメッセージ(通常運転中には非即時にするメッセージも含め全メッセージ)の確認試験等があるが、先に示した通りNE再開時のメッセージが非常に多いため、一部の工事局中の引用例試験が原因で、OpS全体が輻輳してしまい、集約している他NEの保守にも影響が出る。
これらのメッセージは、発生原因がはっきりしており、工事中局の試験に伴うメッセージであるため、リアルタイムに保守者が監視する必要性のないメッセージである。このメッセージが原因で、OpSが過負荷となり輻輳状態となるため、OpSの保守機能にも悪影響を与えている。しかしながら、全ての回の再開試験で全再開メッセージが必要なわけではなく、必要なのは一部であるが、工事試験実施担当者としては、該NEの工事試験を単独で担当(請け負い業者の場合もあり)しているため、支社単位で集約監視しているOpSへの影響についての意識が低く、毎回全メッセージを表示する場合が多い。
2.また、NEが再開した場合、NEが再開処理内で加入者収容装置等の数の多い装置の初期設定処理を実施して、その装置単位にメッセージを通知してくるため、装置数分(数千の単位)バースト的に(例えば数百メッセージ/秒)にメッセージが発生し、このメッセージ受信によりOpSが輻輳する。
このメッセージは、
(a)NE再開により数百から数千以上/秒間でメッセージを送信してくる。
オブジェクト指向設計により装置(加入者回路等多数あるものも含め)対応に一つずつ単独でメッセージを発生している。例えばOCU同期外れメッセージ/回線メッセージは加入者収容装置単位でメッセージを送出する。
(b)OCU同期外れ等は、NE再開時以外は加入者回路毎の故障を通知するメッセージであるため、修理のために即時通知することが必須である。しかしながら、NE再開時は全装置リセットするために故障発生メッセージ→回復メッセージを1回ずつ計2回装置毎に発信するが、これはすぐ回復することが分かっているメッセージであり、不要であるが、NE側の処理では、各オブジェクト毎の共通の方法で処理するため区別できず、多発は避けられない。
ものであり、再開時には即時表示必要なメッセージではないが、1・2秒で数百・数千単位のメッセージが発生するため、OpSが輻輳してからDC規制しても、短時間にメッセージが発生しきってしまうため受信数を削減できず、OpS輻輳が悪化してしまう。
3.また、前述したように、NEが再開した後の装置初期設定処理等に伴い、メッセージが多発してOpSが輻輳する場合がある。このNE再開をOpSからの投入で起動するコマンドシナリオが存在する。結果的に、OpSからの操作により、NE再開発生→再開後メッセージ多発→OpSが輻輳することになる。
4.また、現在OpS輻輳検出時には、システムデータとして事前に登録されている「重要度が低く、多発することが事前に予測できるメッセージ」をDC規制して受信メッセージ数を削減するように制御しているが、事前に登録されている以外のメッセージの場合はDC規制強化の効果がなく、大量のメッセージ受信によりOpS輻輳が悪化する。
5.また、トラヒックコントロールシステム(以下TCS)が交換網の輻輳制御を行なうために地域単位(制御グループ)に含まれるNEに対して発信規制(輻輳規制)指示を行なうと、OpSが収容する全NEからその規制指示を実施したメッセージが1分周期で同期してOpSへ通知される。
この際、発信規制指示を受けたNEは、規制状況(規制電番、規制率他)をメッセージで個々にOpSへ毎周期(1分)通知し、OpSはこの規制状況通知メッセージを該地域に属する全ノードより一斉に受信するため、OpSが輻輳するという問題がある。
なお、規制の結果のNEでの規制対地への総呼数、出接続規制実施呼数、NEの負荷状況(CPU使用率等)は、規制状況情報としてTCSへ通知され、OpSへは規制の開始/終了{規制対地(電話番号、市外局番等)、規制率}が通知される。
このTCS規制情報は、完了呼数に大きな影響があるため、各局、支社では必要な情報であるが、規制は地域、エリアで実施されるため、個々の局の状況を独立にメッセージで受信する必要はない。このメッセージによりOpSが輻輳する問題がある。
6.また、共通線網(例えばSTP網)の故障のようなケースでは、一つの故障の影響が広範囲のNEに現れ、多数のNEから各NEでの発呼毎にバースト的ではないが、不規則に故障メッセージが発生する場合がある。
図23は故障発生状態を示す図である。各NEがSTP網に接続された状態でSTP網が故障している。このケースのような場合、一つのNEからの受信メッセージ数監視、OpSの負荷(CPU使用率)監視によるOpS輻輳検出では、単独のNEからのメッセージ数は多くないため、一つ一つのNEでの監視では発見できず、かつOpS負荷は急激に上昇するため、致命的なOpS輻輳を招くことになる。つまり、NE#1からNE#nの全てから、不規則にSTP故障メッセージが通知され、合計ではOpSの能力(キャパシテイ)を越えてしまう。
7.また、OpS輻輳時にメッセージ規制実施して入力が減少し、その結果OpS内負荷(CPU使用率、トランザクション滞留等)が下がって規制解除しきい値を下回った場合、規制を解除(規制しているメッセージ通知を解除)する。しかしながら、NEでのメッセージ多発が継続している場合(再開リピート等により)解除により再度多発メッセージを受信することになり、再度輻輳→規制実施を繰り返すという問題がある。
8.また、OpSの輻輳をOpS負荷、受信メッセージ数を監視して検出しているが、この方式だとコマンドの負荷によりメッセージ処理に遅延が発生している場合、輻輳の検出が遅れる(又はできない)。「コマンド処理はデータベースアクセスがない」等の条件により、トランザクションの滞留がない、CPU負荷がそれほど上がらない傾向があるが、コマンド処理負荷の影響でメッセージ処理が遅延して、メッセージ表示に数分間(5分)程度の遅延が生じているのに輻輳規制が発動されないという問題がある。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、OpS輻輳を適量に制御することができるオペレーションシステムの輻輳制御装置を提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、以下の通りである。図1は本発明の原理ブロック図である。図22と同一のものは、同一の符号を付して示す。
図において、1は交換ノードオペレーションシステム(OpS)、2は該OpSに接続される複数の交換ノード(NE)である。10は交換ノードオペレーション内に設けられた、受信メッセージを適量に制御する受信メッセージ制御手段である。11はメッセージ受信制御用の各種のデータが記憶されているデータベース(DB)である。
この発明では、複数の交換ノードからメッセージを受信する交換ノードオペレーションシステム内の受信メッセージ制御部10が、所定の手順に従い、交換ノードに対して受信メッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、複数の交換ノードが交換ノードオペレーションシステムと接続される交換システムにおいて、複数の前記交換からメッセージを受信する前記交換ノードオペレーションシステム内に、前記交換ノードに対して受信メッセージを非即時通知に指示制御する受信メッセージ制御手段を設け、交換ノードが再開した際、最初に通知されてくる再開発生メッセージの受信を契機として、前記受信メッセージ制御手段は再開発生時に多発するメッセージの通知条件を非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、再開処理実行を指示する交換ノードへのコマンドを交換ノードオペレーションシステムより投入する前に、前記受信メッセージ制御手段は該交換ノードオペレーションシステムで、交換ノード再開時に多発するメッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、交換ノードから特定メッセージが多発した場合に、前記受信メッセージ制御手段はn個の最新受信メッセージを参照して、そのメッセージを多発しているメッセージであると判断し、該メッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、複数の交換ノードを収容し、その各交換ノードから同じ内容のメッセージが周期的に通知され、そのメッセージを処理する場合において、
同じ内容のメッセージを同期して通知してくる交換ノードを1つのグループとして管理する管理手段を具備し、前記受信メッセージ制御手段は、前記管理手段を参照して当該グループの1つの交換ノードから該メッセージを即時通知指示し、それ以外の交換ノードへは該メッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、各交換ノードが中継網の故障の影響を同時に受け、各交換ノードからのメッセージを合計すると所定の閾値以上となった場合に、前記受信メッセージ制御手段は、これら交換ノードに対して非即時通知に指示制御することを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、前記メッセージ制御手段が輻輳したとき、前記受信メッセージ制御手段の輻輳規制解除の判定を、非即時メッセージ多発メッセージが出力されていないことを判定することにより行なうことを特徴とする。
(8)請求項8記載の発明は、交換ノードオペレーションシステムの過負荷による輻輳を、処理遅延により検出することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、受信メッセージ制御手段が、個々の交換機の状態に応じて、その交換機が多発するであろうメッセージを予測しその多発するメッセージを事前に交換機に対し非即時通知に指示するので、多発メッセージの受信を抑制することができ、交換ノードオペレーションシステムの輻輳を回避することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、交換ノードが再開した際、最初に通知されてくる再開発生メッセージの受信を契機として、再開発生時に多発するメッセージの通知条件を非即時通知に指示制御することにより、再開発生メッセージを検出すると、各NEに対して非即時通知に指示制御し、OpSが輻輳することを防止することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、受信メッセージ制御手段は交換ノードオペレーションシステムで、交換ノード再開時に多発するメッセージを非即時通知に指示制御することにより、再開後の装置初期設定に伴う多発メッセージを事前に規制できるため、再開後には不要な多発メッセージを一切受信することがなくなり、OpSが輻輳することがなくなる。
(4)請求項4記載の発明によれば、受信メッセージ制御手段はn個の最新受信メッセージを参照して、そのメッセージを多発しているメッセージであると判断し、該メッセージを非即時通知に指示制御することにより、事前に多発を予測され、登録されている以外のメッセージがバースト的に発生した場合でも、前記n個の履歴に登録されているメッセージと同じである場合には、非即時通知に指示制御するので、受信メッセージの削減が可能であり、OpSが輻輳することを防止することができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、受信メッセージ制御手段は、管理手段を参照して当該グループの1つの交換ノードから該メッセージを即時通知指示し、それ以外の交換ノードへは該メッセージを非即時通知に指示制御することにより、グループの一つのNEのみを即時通知指示し、それ以外は規制することにより、OpSの受信メッセージを最小限に抑え、輻輳を防止することができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、各交換ノードからのメッセージを合計すると所定の閾値以上になった場合に、前記受信メッセージ制御手段は、これら交換ノードに対して非即時通知に指示制御することにより、広域に影響がでるような故障の場合の、多くのNEからの合計メッセージ多発を迅速に検出し、該メッセージを非即時通知に規制し、OpSが輻輳することを防止することができる。
(7)請求項7記載の発明によれば、輻輳規制解除の判定を、非即時メッセージ多発メッセージが出力されていないことを判定することにより行な、NE側で規制しているメッセージが減少していることを判断して輻輳規制を解除できるため、輻輳発生→規制発動→負荷軽減→規制解除→再度輻輳発生のサイクルを繰り返すことを防止することができる。
(8)請求項8記載の発明によれば、交換ノードオペレーションシステムの過負荷による輻輳を、処理遅延により検出することにより、処理遅延時間がしきい値を越えた場合に、OpSの輻輳発生と判断してコマンド処理の規制を実施することができ、OpSの輻輳を防止することができる。この発明の場合、トランザクション滞留数、CPU使用率等に現れにくいOpS負荷によるメッセージ表示処理の遅延を検出して、コマンド規制によりコマンド処理を削減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態例を示す図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。OpSにおいて、20はNEに対してDC規制をかけるDC設定部である。該DC設定部20には、運用局のDC設定内容Aと、工事試験局のDC設定内容Bが記憶されている。2は交換ノード(NE)であり、ここでは工事中のモジュールを示す。OpSとNEとはX25プロトコルで通信を行なう。
21はシステムの運用状態を管理する運用状態管理部、11はNE運用状態を記憶するデータベース(DB)である。22はNEの収容制御を行なうNE収容制御部である。DC設定部20と、運用状態管理部21と、NE収容制御部22とで前記受信メッセージ制御部10を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
この実施の形態例では、工事中局のメッセージが、そのメッセージを確認する試験時以外は、即時通知する必要のないメッセージであることに着目し、局建設工事中であることを運用状態として管理し、局建設中の局に対しては通常の運用中局とは異なる多発メッセージの通知を規制するDC規制指示をする。規制メッセージの確認に必要な試験の際に試験実施者が個別に制御画面より必要なメッセージのみを即時通知に変更して試験を実施する。
図3はNE収容制御部22の動作を示すフローチャートである。NE収容制御部22は、収容NEの増設を運用状態管理部21へ通知する(モジュールid)。
図4は運用状態管理部21の動作を示すフローチャートである。運用状態管理部21は、前記通知を受けると、通知のモジュールidのNEが工事中である旨をNE運用状態管理データベース11に予め登録しておく。
図5はDC設定部20の動作を示すフローチャートである。メッセージ通知指定を行なう場合、先ず運用状態管理部21へDC設定仕様としているモジュールの運用状態を問い合わせする(S1)。次に、運用状態が運用中であるか、工事試験中であるかをチェックする(S2)。
チェックの結果、工事試験中である場合には、工事試験局のDC設定内容B(図2参照)を取得し(S3)、運用中である場合には、運用局のDC設定内容Aを取得する(S4)。その後、DC設定を実施する(S5)。この場合には、工事中のNEに対して非即時通知に指示制御することになる。但し、crメッセージ(クリティカルメッセージ)の場合のみは通知規制しない。重要なメッセージであるからである。
この実施の形態例によれば、局建設試験に伴う多発メッセージを工事試験担当者の怠慢により不必要なメッセージまで受信することを防ぐことができる。この実施の形態例によれば、メッセージ制御手段10が局建設作業中のNEからのメッセージを非即時通知に規制制御するので、OpSが輻輳することがなくなる。
図6は本発明の第2の実施の形態例を示す図である。図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、20はDC設定部、23はNEから上がってくる再開発生通知メッセージを検出するNE通信MSG受信部である。24は該NE通信MSG受信部23からの検出通知を受けて、NE再開発生を出力すると共にその内容を表示部(例えば端末HMI・WS)に表示する監視MSG表示部である。25は、該監視MSG表示部24からのNE再開発生通知を受けて、DC設定部20にDC規制強化を指示する輻輳制御指示部である。DC設定部20、NE通信MSG受信部23、監視MSG表示部24及び輻輳制御指示部25とで、本発明のメッセージ制御手段10を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
この実施の形態例では、再開発生後の後に上がってくる多量の再開初期設定に伴うメッセージ(以下MSG)(例えばOCU同期外れメッセージ等)を規制するものである。そのため、再開発生通知メッセージを検出して、その後に上がってくる再開初期設定に伴うメッセージを規制するものである。例えば、再開発生通知の数が20個とすると、その後に上がってくるOCU同期外れ等の再開初期設定に伴うメッセージの数は数百・数千に及ぶ。従って、規制の必要がある。
NEから再開通知メッセージがNE通信MSG受信部23に通知されると、該NE通信MSG受信部23は、その旨を監視MSG表示部24に通知する。この通知を受けた監視MSG表示部24は、その旨を表示部に表示すると共に、輻輳制御指示部25にNE再開発生通知を出す。
輻輳制御指示部25は、このNE再開発生通知を受けると、DC設定部20に再開後多発MSGがくるので、それを規制するためのDC強化指示を通知する。DC設定部20は、この通知を受けると、NEに対して強化DC設定実施指示を出す。これにより、NEからの再開初期設定に伴うメッセージが出なくなる。
図7は監視MSG表示部24の動作を示すフローチャートである。メッセージを受信すると、データベース11の再開メッセージ一覧を参照して再開メッセージであるかどうかチェックする(S1)。再開メッセージである場合には、輻輳制御指示部25へNE再開発生を通知する(S2)。再開メッセージでない場合には、監視(監視用の保守端末で、例えばHMI・WS)へメッセージを送信する(S3)。
この実施の形態例によれば、OpSの内部負荷(CPU使用率、トランザクション積滞数の増加)に影響が現れる前に規制指示が発動できるため、バースト的多発メッセージの受信を防止することができ、OpSへのメッセージ受信数を削減し、輻輳防止が可能となる。この実施の形態例によれば、再開発生メッセージを検出すると、各NEに対して非即時通知に指示制御し、OpSが輻輳するのを防止することができる。
図8は本発明の第3の実施の形態例を示す図である。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、26はコマンドの送受信を行なうコマンド送受信部、27はコマンドの投入制御を行なうコマンド制御部、28は業務・シナリオ制御部、29は端末である。コマンド制御部27からの出力は、輻輳制御指示部25に入る。該輻輳制御指示部25には、NE再開起動時に、NEへコマンド投入前にDC規制を通知する機能が設けられている。DC設定部20、監視MSG表示部24、コマンド送受信部26、コマンド制御部27、輻輳制御指示部25とで本発明のメッセージ制御手段10を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
この実施の形態例は、OpS側からNEに対してFUP、RMT、POW等のコマンドや、F更新業務(シナリオ)を投入することが予め分かっているので、それに付随するメッセージが多発する前に、輻輳制御指示部25からDC設定部20に対して予めDC規制をかけてメッセージの多発を防止するものである。
コマンド制御部27には、端末29から前述したコマンドが入力され、また、業務・シナリオ制御部28からはシナリオが入力されてくる。これらのコマンドが入力され場合、後にメッセージが多発することが予め予測される(自分のことだから自分で分かる)ので、コマンド制御部27は、輻輳制御指示部25に対してNE再開起動通知を出力する。
この通知を受けた輻輳制御指示部25は、DC設定部20に対して再開後多発MSG抑制のためにDC強化指示を出す。これを受けたDC設定部20は、NEに対して強化DC設定を実施する。一方、輻輳制御指示部25は、DC設定部20にDC強化指示を出した後、コマンド制御部27に対してDC強化完了完了通知を出す。
以上のシーケンスにより、NEから再開後のメッセージが多発することがなくなったので、コマンド投入部27はコマンド送受信部26に対してコマンドを投入し、コマンド送受信部26はNEに対して当該コマンドを与える。それと同時に、監視MSG表示部24にメッセージを送信、表示する。
図9はコマンド制御部27の動作を示すフローチャートである。データベース11から再開起動コマンド一覧を参照して再開起動コマンドであるかどうかチェックする(S1)。そうであった場合には、輻輳制御指示部25へNE再開起動を通知する(S2)。その後、DC強化完了を待ち合わせる(S3)。輻輳制御指示部25からDC設定部20にDC強化指示がなされ、DC強化完了が通知されると、本来のコマンドを投入する(S4)。ステップS1で再開起動コマンドでなかった場合も、本来のコマンドを投入する。
この実施の形態例によれば、再開後の装置初期設定に伴う多発メッセージを事前に規制できるため、再開後には不要な多発メッセージを一切受信することがなくなり、OpSが輻輳することがなくなる。
図10は本発明の第4の実施の形態例を示す図である。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、20はNEに対してDC規制を発動するDC設定部、23はNEからのメッセージを受信するNE通信MSG受信部、24は該NE通信MSG受信部23からのメッセージを受けてメッセージの監視・表示を行なう監視MSG表示部、25は監視MSG表示部24からメッセージ多発通知を多発MSG番号と共に受ける輻輳制御指示部で、該輻輳制御指示部25の出力は規制強化指示信号としてDC設定部20に与えられる。DC設定部20、NE通信MSG受信部23、監視MSG表示部24及び輻輳制御指示部25とで本発明の受信メッセージ制御手段10(図1参照)を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
NEで多発するメッセージは、再開後の加入者収容装置のように多数実装されている装置の初期設定処理に伴う場合のように、各装置毎に発生するため数百の同じメッセージが連続多発されるケースが多い。この特徴を利用して、受信メッセージ履歴を数個(5・10程度)持ち、メッセージ多発を検出した場合、このメッセージ履歴にあるメッセージを多発しているメッセージと判断することにより、多発メッセージを特定することができる。そのメッセージをDC規制することにより、事前登録以外のメッセージ多発によるOpS輻輳を防止するものである。
NE通信MSG受信部23はNEからの多発メッセージを受けると、そのメッセージを監視MSG表示部24に送る。監視MSG表示部24では、メモリ30に過去5個分のメッセージ履歴が記憶されている。
監視MSG表示部24は、受信したメッセージが記憶されているメッセージ履歴と同じであった場合には、多発MSG番号と共に、輻輳制御指示部25にメッセージ多発通知を送る。該輻輳制御鹿部25はメッセージ多発通知を受けると、DC設定部20に多発MSG番号指定で規制強化指示を行なう。DC設定部20は該当するメッセージに強化DC規制をかける。
図11は監視MSG表示部24の動作を示すフローチャートである。該監視MSG表示部24のメモリ30には、過去5回分の最新のメッセージの種類が記憶されている。図中、MSG履歴[0]・MSG履歴[4]がそれである。MSG受信idをMidとする(S1)。そして、Midが4より小さいかどうかチェックする(S2)。
小さい場合には、MSG番号をMSG履歴[Mid]にセーブする(S4)。Midが4より大きい場合には、Midを0に初期化する(S3)。以降、Midは0・4まで更新される。以上の処理を繰り返すことにより、メモリ30には、常時最新の5個のメッセージ履歴が格納されることになる。
受信メッセージをMSG履歴と比較してメッセージが多発するものである場合には、最近5メッセージをメモリ30から取り出し(S6)、輻輳制御指示部25へMSG多発を最近5MSG番号を添付して通知する(S7)。
図12はDC設定部20の動作を示すフローチャートである。先ず、規制指示を受信すると、輻輳時規制メッセージ番号を規制メッセージファイル31から取得する(S1)。次に、多発MSG指定があるかどうかチェックする(S2)。多発MSG指定がある場合には、指定MSG番号を登録済みに加え、規制指示情報を編集する(S3)。その後、規制指示を実行する(S4)。
この実施の形態例によれば、事前に多発を予測され、登録されている以外のメッセージがバースト的に発生した場合でも、n個の履歴に登録されているメッセージと同じである場合には、非即時通知に指示制御するので、受信メッセージの削減が可能であり、OpSが輻輳することを防止することができる。
図13は本発明の第5の実施の形態例を示す図である。図22と同一のものは、同一の符号を付して示す。この実施の形態例では、監視手段(図示せず)がNEをグループAとグループBに分けて管理している。例えば、グループAは市外局番が“03”のエリアを、グループBは市外局番が“044”のエリアをそれぞれ示している。トラヒックコントロールシステム(TCS)3は、エリア毎に規制の内容を変えているが、同一エリアの場合には、当該エリアのNEには同一の規制指示をかける。
従って、このTCS規制指示を受けてNEがOpSに上げるメッセージは、グループ毎に全く同じである。このようなメッセージが多数上がってくることはOpSの輻輳となるので、各グループから1個のNEを選択してメッセージをOpSに上げ(図の実線)、残りのNEにはメッセージ即時通知規制をかける(図の破線)ものである。
この実施の形態例では、TCSの制御エリアのNEを1グループとして管理し、そのグループ内より1個のNEを抽出し、抽出したノードには規制状況メッセージとして即時通知指示を、それ以外のNEには非即時通知指示をすることにより、グループ内より抽出した1個のNEからの規制状況メッセージのみをOpSが受信するように制御して受信メッセージを必要最小限のものに限定してOpSの輻輳を防止するようにしたものである。
図に示す受信メッセージ制御手段10の動作について説明する。先ず、データベースTCS規制グループ管理表を参照して、TCS規制グループを取得する(S1)。TCS規制グループ管理表は、図に示すように、グループ毎に所属NEが登録され管理されている。次に、グループの先頭NEを即時通知、他を規制対称NEに決定する(S2)。
次に、データベース11のTCS規制MSG番号管理表を参照して、TCS規制MSG番号を取得する(S3)。TCS規制MSG番号管理表は、図に示すように、TCS規制メッセージ番号リストより構成されている。次に、1個のNEを抽出する(S4)。次に、抽出したNEが即時通知対象NEであるかどうかチェックする(S5)。
即時通知対象NEでない場合には、TCS規制MSGを規制に加える(S6)。即時通知対象NEである場合には、TCSメッセージは即時通知に指定される(S7)。以上の処理が終了したら、今度は決定したメッセージでDC規制を設定する(S8)。次に、接続対象全NEのDC設定が終了したかどうかチェックする(S9)。まだ、終了していない場合には、ステップS4に戻り1個のNEを抽出する処理に入り、終了している場合には処理を終了する。
この実施の形態例によれば、OpSの受信メッセージを最小限に抑えて輻輳を防止し、かつグループエリアで必要な出接続規制実施状況をメッセージとして表示することが可能となる。このように、この実施の形態例によれば、グループの一つのNEのみを即時通知指示し、それ以外は規制することにより、OpSの受信メッセージを最小限に抑え、輻輳を防止することができる。
図14は本発明の第6の実施の形態例を示す図である。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、20はNEに対してメッセージ通知規制をかけるDC設定部、23は各NEから上がってくる不規則メッセージを受けるNE通信MSG受信部、24は各NE通信MSG受信部23からのメッセージを受けて、軽レベルのメッセージの多発を検出すると共に、表示画面に表示する監視MSG表示部である。
25は、これら監視MSG表示部24から上がってくる軽レベルメッセージ多発通知を受けて規制強化指示指令を出す輻輳制御指示部、20は該輻輳制御指示部25からの多発メッセージ番号指定で規制強化指示信号を受けて各NEにメッセージ即時通知規制をかけるDC設定部である。これら、DC設定部20、NE通信MSG受信部23、監視MSG表示部24及び輻輳制御指示部25とで受信メッセージ制御手段10を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
共通線網が壊れた場合、図23に示すように、各NEからの発呼信号が不連続に上がってくる。各NEから上がってくるメッセージを合計するとその数がしきい値を越える場合にはOpSの輻輳が生じるものと判定して各NEに非即時通知規制をかけるようにしたものである。
この実施の形態例では、各NEのメッセージ受信数監視しきい値を2段階(t1<t2)設け、t2は従来の1個のNEのメッセージ多発検出のためのしきい値(例えば80MSG/分)、本発明に係るt1は、低い値(例えば10MSG/分)とする。
t1を越えるメッセージが発生した場合には即時には規制は開始せず、t1を越えるメッセージが多発したことを記録のみする。t1を越えるNEの数を計数し、この数がしきい値t2を越えた場合に、広域故障によるメッセージ多発と判定し、収容全NE(まだメッセージが上がってきていないNEを含め)メッセージ規制を実施するものである。
共通線網が壊れた場合、各NEは発呼しようとして何度もメッセージを上げてくる。このようにして各NEから不規則に上がってくるメッセージは、各NE通信MSG受信部23で受信され、対応する監視MSG表示部24に表示される。該監視MSG表示部24は、受信メッセージを端末の表示部に表示すると共に、輻輳制御指示部25に軽レベル(t1を越える)メッセージ多発として通知される。
該輻輳制御指示部25は、この通知を受けると、多発通知数の合計がしきい値t2を越えた場合、多発MSG番号指定で規制強化指示をDC設定部20に出す。DC設定部20はこれを受けて、全NEに対して非即時通知の規制をかける。
図15は輻輳制御指示部25の動作を示すフローチャートである。監視MSG表示部24から軽レベルのMSG多発通知を受信すると(S1)、通知元NE番号と時刻をデータベース11の軽レベルMSG多発NE管理テーブルに記録する(S2)。次に、T分内に通知のあったNE数が所定のしきい値Nよりも大きいかどうかチェックする(S3)。
大きい場合には、各NEからのメッセージが多発している場合であるので、収容の全NEにメッセージを通知し、非即時通知の通信規制をかける(S4)。大きくない場合には、通知のNEの数がN以下であるので、規制はしない(S5)。
この実施の形態例によれば、広域に影響がでるような故障の場合の、多くのNEからの合計メッセージ多発を迅速に検出し、該メッセージを非即時通知に規制し、OpSが輻輳することを防止することができる。
図16は本発明の第7の実施の形態例を示す図である。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、20はDC設定部、23はNE通信MSG受信部、24は監視MSG表示部、25は輻輳制御指示部で、これらは本発明の受信メッセージ制御手段10を構成している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
この実施の形態例は、OpSがNEから上がってくるメッセージに対して通知規制を内部的にかけている場合、各NEからはメッセージが上がってきている。従って、OpSが規制を解除すると、またメッセージの数が過大になり、また規制を実施するというサイクルを繰り返すことを防止したものである。
DC設定部20は、規制中のNEに対して強化DC設定を実施しているが、非即時メッセージ多発メッセージはDC規制の対象外としている。NE側では、DCにより通知規制したメッセージ数を計数し、その数がしきい値以上(例えば10MSG/5分。この値はコマンドより変更可能)となった場合、それを「非即時メッセージ多発」というメッセージで通知してくるため、これを利用して、メッセージが規制しているNEから10分間(5分の2周期分)以上ないことと、OpSの負荷が下がってきていることを判定して規制解除している。
DC規制中のNEから非即時メッセージ多発情報がNE通信MSG受信部23に入ると、該NE通信MSG受信部監視MSG表示部24に対してメッセージ送信を行なう。監視MSG表示部24は、受信したメッセージから輻輳制御指示部25に対して非即時メッセージ多発をNEより受信する毎に通知している。
図17は監視MSG表示部の動作を示すフローチャートである。メッセージを受信すると、受信MSGは非即時MSG多発であるかどうかチェックする(S1)。そうである場合、その旨を輻輳制御指示部25に通知し(S2)、既存のメッセージ通知処理を行なう(S3)。受信したメッセージが非即時MSG多発でない場合には、輻輳制御指示部25に通知することなく、既存のメッセージ通知処理を行なう(S3)。
図18は輻輳制御指示部25の動作を示すフローチャートである。非即時MSG多発を受信すると、受信履歴をデータベース11に蓄積しておく(S1)。輻輳制御指示部25は、OpS負荷はしきい値以下であるかどうかチェックする(S2)。OpS負荷がしきい値以下である場合、非即時MSG多発は過去10分間受信していないかどうかチェックする(S3)。受信がない場合には、規制解除を実行する(S4)。ステップS2において、OpS負荷がしきい値以上である場合と、ステップS3において、非即時MSG多発が10分間内にある場合には、規制解除はしない。
この実施の形態例によれば、NE側で規制しているメッセージの発生が減少していることを判断して輻輳規制を解除できるため、NE側でメッセージ多発が治まっていないのに規制解除して、輻輳発生→規制発動→負荷軽減→規制解除→再度輻輳発生のサイクルを繰り返すことを防止することができる。
図19は本発明の第8の実施の形態例を示す図である。図6、図8と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、23はNEからのメッセージを受信するNE通信MSG受信部、24は該メッセージを受けて遅延を検出、表示する監視MSG表示部、25は輻輳制御指示部、27は該輻輳制御指示部25と接続されてメッセージのやりとりを行なうコマンド制御部、28はコマンド制御部27にシナリオを通知する業務、シナリオ制御部、29は各種のコマンドをコマンド制御部27に与える端末である。NE通信MSG受信部23、監視MSG表示部24、輻輳制御指示部25とコマンド制御部27とで本発明の受信メッセージ制御手段10を構成している。このように、構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
業務・シナリオ制御部28又は端末29からのコマンドはコマンド制御部27に与えられ、該コマンド制御部27はNEに対してコマンドを投入している。
一方、NEから投入コマンドに対応するッセージが上がってくると、NE通信MSG受信部23はそれを受信し、監視MSG表示部24に通知する。監視MSG表示部24は、メッセージの遅延時間を計算して、メッセージ遅延を輻輳制御指示部25に対値する。輻輳制御部指示部25は、監視MSG表示部24から与えられた情報を基に、コマンド制御部27に実行中コマンド中止指示を出す。
コマンド制御部27は、実行中コマンド中止指示を受けると、NEに対してストップコマンドを投入し、コマンドの投入を中止する。同時に、輻輳制御指示部25に対してコマンド終了登録を行なう。
図20は監視MSG表示部24の動作を示すフローチャートである。メッセージを受信すると、遅延時間を算出する(S1)。遅延時間の算出は、次式で行われる。
[MSG中のNE時刻]・[OpSの現時刻]
メッセージ中には、NEから発信された時の時刻情報が組み込まれている。従って、OpSの現時刻とMSG中のNE時刻との差分で遅延時間が算出できることになる。
ここで、この遅延時間が所定のしきい値よりも大きいかどうかチェックする(S2)。大きい場合には、メッセージ遅延を輻輳制御指示部25に通知する(S3)。これにより、輻輳制御部指示部25は、実行中コマンド中止指示をコマンド指示部27に対して送出することができ、コマンドの投入が中止されることになる。
図21は第8の実施の形態例の動作を示すフローチャートで、遅延が発生した場合の動作を示す。輻輳制御指示部25は、コマンド制御部27から実行中コマンド登録/終了登録を受けると、それをデータベース11の実行中コマンドリスト11に登録する(S1)。輻輳制御指示部25は、実行中コマンドリストを参照して実行中コマンドを取得する(S2)。次に、実行中コマンドの中止指示をコマンド制御部27に対して出す(S3)。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、OpS輻輳を適量に制御することができるオペレーションシステムの輻輳制御装置を提供することができる。
本発明の原理ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例を示す図である。 NE収容制御部の動作を示すフローチャートである。 運用状態管理部の動作を示すフローチャートである。 DC設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例を示す図である。 監視MSG表示部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態例を示す図である。 コマンド制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態例を示す図である。 監視MSG表示部の動作を示すフローチャートである。 DC設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態例を示す図である。 輻輳制御指示部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態例を示す図である。 監視MSG表示部の動作を示すフローチャートである。 輻輳制御指示部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態例を示す図である。 監視MSG表示部の動作を示すフローチャートである。 第8の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。 本発明が適用される交換システムの概念図である。 故障発生状態を示す図である。
符号の説明
1 交換ノードオペレーションシステム(OpS)
2 交換ノード(NE)
10 受信メッセージ制御手段
11 データベース

Claims (8)

  1. 複数の交換ノードが交換ノードオペレーションシステムと接続される交換システムにおいて、
    複数の前記交換ノードからメッセージを受信する前記交換ノードオペレーションシステム内に、前記交換ノードの状態のチェックと前記交換ノードに対して受信メッセージを非即時通知に指示制御する受信メッセージ制御手段を設け、
    個々の交換機の状態に応じて、その交換機が多発するであろうメッセージを予測しその多発するメッセージを事前に交換機に対し非即時通知に指示し、多発メッセージの受信を抑制するにうにしたことを特徴とするオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  2. 複数の交換ノードが交換ノードオペレーションシステムと接続される交換システムにおいて、
    複数の前記交換からメッセージを受信する前記交換ノードオペレーションシステム内に、前記交換ノードに対して受信メッセージを非即時通知に指示制御する受信メッセージ制御手段を設け、
    交換ノードが再開した際、最初に通知されてくる再開発生メッセージの受信を契機として、前記受信メッセージ制御手段は再開発生時に多発するメッセージの通知条件を非即時通知に指示制御することを特徴とする輻輳制御装置。
  3. 再開処理実行を指示する交換ノードへのコマンドを交換ノードオペレーションシステムより投入する前に、前記受信メッセージ制御手段は該交換ノードオペレーションシステムで、交換ノード再開時に多発するメッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  4. 交換ノードから特定メッセージが多発した場合に、前記受信メッセージ制御手段はn個の最新受信メッセージを参照して、そのメッセージを多発しているメッセージであると判断し、該メッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  5. 複数の交換ノードを収容し、その各交換ノードから同じ内容のメッセージが周期的に通知され、そのメッセージを処理する場合において、
    同じ内容のメッセージを同期して通知してくる交換ノードを1つのグループとして管理する管理手段を具備し、
    前記受信メッセージ制御手段は、前記管理手段を参照して当該グループの1つの交換ノードから該メッセージを即時通知指示し、それ以外の交換ノードへは該メッセージを非即時通知に指示制御することを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  6. 各交換ノードが中継網の故障の影響を同時に受け、各交換ノードからのメッセージを合計すると所定の閾値以上となった場合に、前記受信メッセージ制御手段は、これら交換ノードに対して非即時通知に指示制御することを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  7. 前記メッセージ制御手段が輻輳したとき、
    前記受信メッセージ制御手段の輻輳規制解除の判定を、非即時メッセージ多発メッセージが出力されていないことを判定することにより行なうことを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
  8. 交換ノードオペレーションシステムの過負荷による輻輳を、処理遅延により検出することを特徴とする請求項記載のオペレーションシステムの輻輳制御装置。
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