JP3776211B2 - Hair cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用感に優れるとともに、中性領域においても乾燥後の毛髪に柔軟性を付与することができる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛髪化粧料には毛髪の感触を良好にする目的で、モノ又はジ直鎖型長鎖アルキル第4級アンモニウム塩やモノ又はジ分岐型長鎖アルキル第4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤が配合されている。
【0003】
しかしながら、これら従来の毛髪化粧料は、毛髪の感触、すなわちコンディショニング効果であるしっとり感、平滑性等は優れるものの、柔軟性に関しては不充分であるという欠点があった。すなわち、濡れている状態では柔らかさを感じることができても、乾燥した状態ではその効果感はほとんど失われてしまっていた。そこで、かかる欠点を解決する目的で、高級アルコール、グリセライド、流動パラフィン等の油脂類などを併用することが行われてきた。これらの方法は、毛髪表面に疎水性分子を残留させることにより、表面張力を下げて感触的に柔軟感を付与するもので、これら毛髪表面に残留した物質は、日常生活において経時的に接触、あるいは洗髪等の作用により脱落してしまうため、柔軟性に於いては、その効果を持続的に維持することは困難であった。また硬い髪は、毛髪の弾性が大きいためにまとまりも悪いことが多く、従来の表面的な対応では、消費者の要求を満たすことは困難であった。
また、最近毛髪の柔軟性を向上させる手段として、炭素数6以上の2−ヒドロキシ脂肪酸をコンディショニング成分として使用する毛髪コンディショニング組成物が提案されている(例えば、特開平3−48607号公報、特開平3−48609号公報)。しかし、この方法でも柔軟性を持続的に維持する点においては、未だ充分な効果は得られなかった。
更に、中性領域においては、乾燥後の毛髪に柔軟性を付与することは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、良好な使用感を有すると共に、優れた柔軟性、特に中性領域においても乾燥後の毛髪に柔軟性を付与することができる毛髪化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯かる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、特定のグアニジン誘導体又はその酸付加塩を用いれば、使用感に優れるとともに、柔軟性、特に中性領域においても乾燥後の毛髪に柔軟性を付与することができる毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、次の一般式(1);
【0007】
【化3】

Figure 0003776211
【0008】
〔式中、X及びYは同一又は異なって、水素原子又はカルボキシル基が置換していてもよいフェニル基又は−(AO)m−D−E(Aは炭素数2〜のアルキレン基を示し、Dは炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Eはヒドロキシル基を示し、mはを示す)を示し、Z1及びZ2は水素原子又は−(AO)m−D−E(A、D、E、m及びnは前記と同じ意味を示す)を示す。ただし、X、Y、Z1及びZ2が同時に水素原子となることはなく、またZ1及びZ2が水素原子のときX又はYが−(AO)m−D−Eとなることはない〕
で表わされるグアニジン誘導体又はその酸付加塩を含有し、5%水溶液とした場合のpHが5〜8であることを特徴とする毛髪化粧料を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるグアニジン誘導体は前記一般式(1)で表わされるものである。式中、X、Y、Z1及びZ2で示されるもののうち、−(AO) m −D−Eにおいて、Aで示される炭素数2〜6のアルキレン基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、特に炭素数2〜4のものが好ましい。具体的には、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基等が挙げられるが、この中でもエチレン基、トリメチレン基、プロピレン基が特に好ましい。
【0017】
Dで示される炭素数2〜8のアルキレン基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、特に炭素数4〜6のものが好ましく、例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基、オクタメチレン基等が挙げられる。
【0019】
かかるグアニジン誘導体の具体例としては、例えば、フェニルグアニジン、o−、m−又はp−グアニジノ安息香酸、1,3−ビス〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル〕グアニジン等が挙げられる。
【0031】
また、グアニジン誘導体(1)は、任意の酸と塩を形成してもよい。酸付加塩とする際の酸としては有機酸又は無機酸のいずれでも良く、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、安息香酸、ソルビン酸、ニコチン酸、ウロカニン酸、ピロリドンカルボン酸等のモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、o,m,p−ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ酸;グリシン、アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、システイン、シスチン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ピペコリン酸、トリプトファン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジン、ヒスチジン、オルニチン、アルギニン、アミノ安息香酸等のアミノ酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の低級アルキルスルホン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のアリールスルホン酸;フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン化水素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸、重炭酸等の無機酸が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
これらのグアニジン誘導体又はその酸付加塩は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.001〜50重量%(以下、単に%で示す)配合するのが好ましく、特に0.001〜30%、更に0.01〜20%配合すると、中性領域での柔軟化効果が増すとともに、他の成分との相溶性にも優れるので好ましい。
【0033】
本発明の毛髪化粧料には、更に界面活性剤を配合することができる。かかる界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等のいずれをも用いることができ、例えば以下のものが挙げられる。
【0034】
〔アニオン性界面活性剤〕
(1)平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。
(2)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均0.5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレンオキサイドとブチレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩。
(3)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。
(4)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフィンスルホン酸塩。
(5)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカンスルホン酸塩。
(6)平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽和又は不飽和脂肪酸塩。
(7)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を有し、1分子中に平均0.5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレンオキサイドとブチレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩。
(8)平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又はアルケニル基を有するα−スルホン脂肪酸塩又はエステル。
(9)炭素数8〜24のアシル基、及び遊離カルボン酸残基又はスルホン酸残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤。
(10)炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基又はそれらのエトキシレートを有するリン酸モノ又はジエステル型界面活性剤。
(11)炭素数8〜22の高級アルコール若しくはそのエトキシレートなどのスルホコハク酸エステル又は高級脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エステル。
(12)炭素数8〜20の高級脂肪酸モノエタノールアミド又は、ジエタノールアミド又は、それらのエトキシレートなどのスルホン酸塩。
(13)炭素数8〜20のモノグリセライドのスルホン酸塩。
(14)炭素数8〜20の高級脂肪酸とイセチオン酸との縮合物の塩。
【0035】
〔両性界面活性剤〕
(15)炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基若しくはアシル基を有するα位付加型、2級アミド、若しくは3級アミド型のイミダゾリン系両性界面活性剤。
(16)炭素数6〜24のアルキル基、アルケニル基若しくはアシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、若しくはアミドスルホベタイン系両性界面活性剤。
【0036】
〔非イオン性界面活性剤〕
(17)平均炭素数10〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド又はブチレンオキサイドを付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル。
(18)炭素数8〜20のモノグリセライドのエトキシレート。
(19)炭素数8〜20の高級脂肪酸ショ糖エステル。
(20)炭素数8〜20のアシル基を有するポリグリセリン脂肪酸エステル。
(21)炭素数8〜20の高級脂肪酸モノエタノールアミド又は、ジエタノールアミド又はそれらのエトキシレート。
(22)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(23)炭素数8〜20のアシル基を有するポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(24)炭素数8〜20のアシル基を有するポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(25)炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を有するアルキルサッカライド系界面活性剤。
(26)炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基を有するアルキルアミンオキサイド、又はアルキルアミドアミンオキサイド。
(27)炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する多価アルコールのエーテル化合物又はエステル化合物。
【0037】
〔カチオン性界面活性剤〕
(28)炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基を有するイミダゾリン開環型4級アンモニウム塩。
(29)炭素数8〜24の、場合によっては酸素原子若しくは酸アミド基によって中断されているか、又は水酸基に置換されていてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するモノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩。
(30)炭素数8〜24の、場合によっては酸素原子若しくは酸アミド基によって中断されているか、又は水酸基に置換されていてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩。
(31)分岐鎖を有する総炭素数8〜28の、場合によっては酸素原子若しくは酸アミド基によって中断されているか又は水酸基に置換されていてもよいアルキル基と、直鎖の炭素数8〜22の場合によっては酸素原子若しくは酸アミド基によって中断されているか又は水酸基に置換されていてもよいアルキル基又はアルケニル基とを同一分子内に有する、非対称型のジ長鎖アルキル基若しくはアルケニル基を有する4級アンモニウム塩。
【0038】
これらの界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)を挙げることができる。またカチオン性残基の対イオンとしては、塩素、臭素、沃素等のハロゲンイオン及びメトサルフェート、サッカリネートイオンを挙げることができる。
【0039】
これらの界面活性剤のうち、特に(2)アルキルエーテル硫酸塩、(3)アルキル硫酸塩、(6)飽和又は不飽和脂肪酸塩、(9)N−アシル化アミノ酸型界面活性剤、(10)リン酸モノエステル型界面活性剤、(11)スルホコハク酸エステル、(12)アミドエーテルサルフェート、(15)2級アミド型イミダゾリン系両性界面活性剤、特に脱塩してポリマーの溶解性を向上させたアミドアミノ酸型両性界面活性剤(特開昭63−128100号)、(16)アミドベタイン又はヒドロキシスルホベタイン系両性界面活性剤、(17)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(25)アルキルサッカライド系界面活性剤、(26)アルキルアミンオキサイド、(27)分岐鎖アルキルグリシジルエーテルと多価アルコールの付加反応で得られる付加物、(28)アルキルイミダゾリン開環型4級アンモニウム塩、(29)モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、(30)ジアルキルジメチルアンモニウム塩又は(31)非対称型ジアルキルジメチルアンモニウム塩が主活性剤として好ましい。
【0040】
これらの界面活性剤のうち、更に好適なものの具体例としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキサイド平均2〜3モル付加)、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸のナトリウム塩、ヤシ油脂肪酸アマイドエーテルサルフェート、ラウロイル−N−メチルタウリン、ラウロイル−N−メチル−β−アラニン、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリルジナトリウム(3〜7E.O.)、ラウリルリン酸、N−ラウロイル−N′−カルボキシメチル−N′−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリエタノールアミン塩、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N′,N′−ビス(カルボキシメチル)エチレンジアミンナトリウム塩、デシルポリグルコシド、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル、ラウリルアミンオキサイド、2−ヒドロキシ−3−〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキソテトラデシル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジセチルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、炭素数12〜15の市販オキソ法合成アルコール(ドバノール23と45の等量混合物,三菱油化(株)製)に由来する分岐率20%の分岐ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、N−2−(3−メチルヘキシル)−7−メチルデシル−N−ドデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N−2−(3−メチルヘキシル)−7−メチルデシル−N−オクチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N−2−ヘキシルデシル−N−ドデシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、ペンタエリスリトールグリセリルイソステアリルエーテルのモノエーテル体等が挙げられる。
【0041】
これらの界面活性剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜50%、特に1〜40%配合するのが好ましい。
【0042】
本発明の毛髪化粧料には、更に一般式(2)
【0043】
【化4】
Figure 0003776211
【0044】
〔式中、R1 は水素原子、メチル基又はメトキシ基を示し、R2 は単結合又は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基若しくはアルケニレン基を示し、R3 は水素原子又は水酸基を示し、p及びqはそれぞれ0〜5の数を示す〕
で表わされる芳香族アルコール類を配合することができ、多成分系での相溶性をより向上させるという効果を得ることができる。
【0045】
かかる芳香族アルコール類(2)としては、具体的には、例えばベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール等が挙げられ、これらのうち、特に2−ベンジルオキシエタノールが好ましい。
【0046】
これらの芳香族アルコール類は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜30%、特に1〜15%配合するのが好ましい。
【0047】
本発明の毛髪化粧料には、更にグリコール酸を配合することができ、十分な効果が得られるpH領域を拡大することができる。かかるグリコール酸は、全組成中に0.1〜20%、特に5〜20%配合するのが好ましい。
【0048】
本発明の毛髪化粧料には、更に高級アルコールを配合することにより、更に前記グアニジン誘導体の毛髪柔軟化作用を向上させ、更に他の成分の毛髪への残留性を向上させることができる。かかる高級アルコールとしては、炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和アルコールが挙げられる。具体例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ヘプタデカノール、ベヘニルアルコール及びこれらの混合物が挙げられる。かかる高級アルコールの配合量は、組成物全体の0.1〜20%、特に1〜10%とすることが好ましい。
【0049】
更に、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、ヒドロキシエチルセルロース等の増粘剤、香料、パール化剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等を配合することができる。また、毛髪の感触を更に向上させるために、カチオン化セルロースなどのカチオン性ポリマーや、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン誘導体等を配合することもできる。
【0050】
また、本発明の毛髪化粧料は、必要に応じてリン酸、塩酸等の無機酸;水酸化ナトリウム等の無機アルカリ;トリエタノールアミン等の有機アルカリによりpH調整を行うことができ、この場合のpHは、5%水溶液のpHが3〜11、特にpH5〜8となるようにするのが好ましい。
【0051】
本発明の毛髪化粧料は常法に従って製造することができる。また、その剤型は特に限定されず、用途に応じて、エマルジョン、サスペンジョン、ゲル、透明溶液、エアゾール等各種剤型とすることができる。更に、用途としては毛髪化粧料一般、すなわちプレシャンプー剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、コンディショニングブロー剤等とすることができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料は、使用感に優れると共に、柔軟性、特に中性領域においても乾燥後の毛髪に柔軟性を付与することができるものである。
【0053】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において行った毛髪化粧料の評価方法は以下のとおりである。
【0054】
(1)シャンプーの場合:
コールドパーマ等の美容処理を施したことのない日本人女性の毛髪20g(長さ15cm)を束ね、この毛髪束にシャンプー1gを塗布して1分間泡立てた時の泡立ちと、その後、30秒間流水ですすいだ後の柔軟性、更に乾燥後の柔軟性について、以下の基準に従って評価した。
【0055】
(泡立ち)
○:泡立ちがよい。
△:泡立ちが不充分。
×:泡立ちが不良。
(すすぎ時の柔軟性)
○:柔らかい。
△:柔軟感が不充分。
×:柔軟感が感じられない。
(乾燥後の柔軟性)
○:柔らかい。
△:柔らかさが不充分。
×:柔らかくない。
【0056】
(2)ヘアリンス等のアフターシャンプー剤の場合:
コールドパーマ等の美容処理を施したことのない日本人女性の毛髪20g(長さ15cm)を束ね、シャンプーで洗浄した後、すすぎ流すタイプのアフターシャンプー剤についてはこの毛髪束に2gの剤を均一に塗布し、次いで30秒間流水ですすぎ、タオルドライを行った後、ドライヤーにて乾燥した。また、すすがないタイプのアフターシャンプー剤の場合については、この毛髪束に所定量の剤を塗布した後、風乾した。これらの毛髪束について、その柔軟性、平滑性、油性感の少なさを、以下の基準に従って評価した。
【0057】
(柔軟性)
○:柔らかい。
△:柔らかさが不充分。
×:柔らかくない。
(平滑性)
○:滑りがよい。
△:滑り感が不充分。
×:滑り感が無い。
(油性感の少なさ)
○:油性感が少ない。
△:油性感がやや多い。
×:油性感が多い。
【0058】
参考例1(ヘアコンディショナー)
表1に示す組成のヘアコンディショナーを常法により製造し、毛髪処理後の柔軟性を評価した。結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
Figure 0003776211
【0060】
実施例(シャンプー)
表2に示す組成のシャンプーを常法により製造し、泡立ち、すすぎ時及び乾燥後の柔軟性について評価した。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
Figure 0003776211
【0062】
参考例2(シャンプー)
下記に示す組成のシャンプーを常法により製造した。
【0063】
【表3】
Figure 0003776211
【0064】
得られたシャンプーは、洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時及び乾燥時の感触に優れ、乾燥後の毛髪に十分な柔軟性を付与した。
【0065】
参考例3(抗フケシャンプー)
下記に示す組成の抗フケシャンプーを常法により製造した。
【0066】
【表4】
Figure 0003776211
【0067】
得られたシャンプーは洗髪時の泡立ちが良く、すすぎ時及び乾燥時の感触に優れ、乾燥後の毛髪に十分な柔軟性を付与した。また、抗フケ効果も良好であった。
【0068】
実施例(ヘアリンス)
表5に示す組成のヘアリンスを常法により製造し、毛髪処理後の柔軟性、平滑性及び油性感の少なさを評価した。結果を表5に示す。
【0069】
【表5】
Figure 0003776211
【0070】
実施例(ヘアトリートメント)
下記に示す組成のヘアトリートメントを常法により製造した。
【0071】
【表6】
Figure 0003776211
【0072】
得られたトリートメントは、使用感に優れ、毛髪の乾燥後も十分な柔軟性を示した。
【0073】
参考例4(ヘアトリートメント)
表7に示す組成のヘアトリートメントを常法により製造した。
【0074】
【表7】
Figure 0003776211
【0075】
得られたヘアトリートメントはいずれも、使用感に優れ、乾燥後の毛髪に十分な柔軟性を付与した。
【0076】
参考例5(ヘアコンディショニングブロー剤)
下記に示す組成のヘアコンディショニングブロー剤を常法により製造した。
【0077】
【表8】
Figure 0003776211
【0078】
得られたブロー剤は使用感に優れ、乾燥後の毛髪に十分な柔軟性を付与した。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair cosmetic that has excellent usability and can impart flexibility to dried hair even in a neutral region.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, cationic cosmetics such as mono- or di-linear long-chain alkyl quaternary ammonium salts and mono- or di-branched long-chain alkyl quaternary ammonium salts are used for hair cosmetics for the purpose of improving the feel of the hair. An agent is blended.
[0003]
However, these conventional hair cosmetics have a drawback that they are insufficient in terms of flexibility, although they are excellent in hair feel, that is, moist feeling as a conditioning effect, smoothness and the like. That is, even if the wet state can feel softness, the effect is almost lost in the dry state. Therefore, in order to solve such drawbacks, oils and fats such as higher alcohols, glycerides and liquid paraffin have been used in combination. These methods allow hydrophobic molecules to remain on the hair surface, thereby lowering the surface tension and imparting a soft feeling to the touch. Substances remaining on the hair surface contact with time in daily life. Or since it falls off due to actions such as shampooing, it is difficult to maintain its effect continuously in terms of flexibility. In addition, hard hair often has poor unity due to its high elasticity, and it has been difficult to meet consumer demands with conventional superficial measures.
Recently, as a means for improving the flexibility of hair, a hair conditioning composition using a 2-hydroxy fatty acid having 6 or more carbon atoms as a conditioning component has been proposed (for example, JP-A-3-48607 and JP-A-Hei. 3-48609). However, even with this method, a sufficient effect has not been obtained yet in terms of maintaining flexibility.
Furthermore, in the neutral region, it was difficult to impart flexibility to the hair after drying.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a hair cosmetic that has a good feeling of use and has excellent flexibility, particularly in the neutral region, and can impart flexibility to the hair after drying.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In such a situation, the present inventors conducted extensive studies to solve the above problems, and as a result, when a specific guanidine derivative or an acid addition salt thereof is used, the usability is excellent and flexibility, particularly in the neutral region. In addition, the present inventors have found that a hair cosmetic that can impart flexibility to the hair after drying is obtained, and the present invention has been completed.
[0006]
That is, the present invention provides the following general formula (1);
[0007]
[Chemical 3]
Figure 0003776211
[0008]
[Wherein, X and Y are the same or different and each represents a phenyl group which may be substituted by a hydrogen atom or a carboxyl group, or-(AO) m -DE (A represents an alkylene group having 2 to 6 carbon atoms. , D is an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms, E is a hydroxyl group, m represents a shows a 1), Z 1 and Z 2 is also hydrogen atoms - (AO) m -D-E ( a, D, E, m and n a are as defined above) shown. However, X, Y, Z 1 and Z 2 are not hydrogen atoms at the same time, and when Z 1 and Z 2 are hydrogen atoms, X or Y is not-(AO) m -DE. ]
The hair cosmetic composition is characterized in that it contains a guanidine derivative represented by the formula (1) or an acid addition salt thereof, and has a pH of 5 to 8 in a 5% aqueous solution.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The guanidine derivative used in the present invention is represented by the general formula (1). In the formula, among those represented by X, Y, Z 1 and Z 2 , in-(AO) m -D- E, the alkylene group having 2 to 6 carbon atoms represented by A includes linear and branched chain either good, those having 2 to 4 carbon atoms, especially preferably. Specific examples include an ethylene group, a trimethylene group, a tetramethylene group, a pentamethylene group, a hexamethylene group, and a propylene group. Among these, an ethylene group, a trimethylene group, and a propylene group are particularly preferable.
[0017]
The alkylene group having 2 to 8 carbon atoms represented by D, may be linear or branched, preferably has 4 to 6 carbon atoms, especially, for example, methylene group, ethylene group, trimethylene group, tetramethylene group , Pentamethylene group, hexamethylene group, propylene group, octamethylene group and the like.
[0019]
Specific examples of such guanidine derivatives include phenylguanidine, o-, m- or p-guanidinobenzoic acid, 1,3-bis [2- (2-hydroxyethoxy) ethyl] guanidine, and the like.
[0031]
The guanidine derivative (1) may form a salt with any acid. The acid used in the acid addition salt may be either an organic acid or an inorganic acid. For example, formic acid, acetic acid, propionic acid, butyric acid, isobutyric acid, hexanoic acid, heptanoic acid, octanoic acid, nonanoic acid, decanoic acid, lauric acid Monocarboxylic acids such as myristic acid, palmitic acid, stearic acid, acrylic acid, methacrylic acid, crotonic acid, isocrotonic acid, phenylacetic acid, cinnamic acid, benzoic acid, sorbic acid, nicotinic acid, urocanic acid, pyrrolidone carboxylic acid; Dicarboxylic acids such as oxalic acid, malonic acid, succinic acid, glutaric acid, adipic acid, pimelic acid, corkic acid, azelaic acid, sebacic acid, maleic acid, fumaric acid, phthalic acid, terephthalic acid; glycolic acid, lactic acid, malic acid , Hydroxy acids such as tartaric acid, citric acid, o, m, p-hydroxybenzoic acid; glycine, alanine, -Alanine, valine, leucine, phenylalanine, tyrosine, serine, threonine, methionine, cysteine, cystine, proline, hydroxyproline, pipecolic acid, tryptophan, aspartic acid, asparagine, glutamic acid, glutamine, lysine, histidine, ornithine, arginine, aminobenzoic acid Amino acids such as acids; lower alkyl sulfonic acids such as methanesulfonic acid and trifluoromethanesulfonic acid; aryl sulfonic acids such as benzenesulfonic acid and p-toluenesulfonic acid; hydrofluoric acid, hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydrogen iodide Examples include, but are not limited to, hydrohalic acids such as acids, inorganic acids such as perchloric acid, sulfuric acid, nitric acid, phosphoric acid, carbonic acid, and bicarbonate.
[0032]
These guanidine derivatives or acid addition salts thereof can be used singly or in combination of two or more, and are preferably blended in the total composition in an amount of 0.001 to 50% by weight (hereinafter simply referred to as%). It is preferable to add 0.001 to 30%, and further 0.01 to 20%, since the softening effect in the neutral region is increased and the compatibility with other components is excellent.
[0033]
A surfactant can be further blended in the hair cosmetic composition of the present invention. As such a surfactant, any of an anionic surfactant, an amphoteric surfactant, a nonionic surfactant, a cationic surfactant and the like can be used, and examples thereof include the following.
[0034]
[Anionic surfactant]
(1) A linear or branched alkylbenzene sulfonate having an alkyl group having an average carbon number of 10 to 16.
(2) It has a linear or branched alkyl group or alkenyl group having an average carbon number of 10 to 20, and an average of 0.5 to 8 moles of ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, ethylene oxide and propylene in one molecule Alkyl with oxide added in a ratio of 0.1 / 9.9 to 9.9 / 0.1 or ethylene oxide and butylene oxide added in a ratio of 0.1 / 9.9 to 9.9 / 0.1 or Alkenyl ether sulfate.
(3) Alkyl or alkenyl sulfates having an average alkyl group or alkenyl group having 10 to 20 carbon atoms.
(4) An olefin sulfonate having an average of 10 to 20 carbon atoms in one molecule.
(5) Alkane sulfonate having an average of 10 to 20 carbon atoms in one molecule.
(6) Saturated or unsaturated fatty acid salts having an average of 10 to 24 carbon atoms in one molecule.
(7) It has an alkyl group or alkenyl group having an average carbon number of 10 to 20, and an average of 0.5 to 8 moles of ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, ethylene oxide and propylene oxide are 0.1 / per molecule. An alkyl or alkenyl ether carboxylate in which ethylene oxide and butylene oxide are added in a ratio of 9.9 to 9.9 / 0.1 or in a ratio of 0.1 / 9.9 to 9.9 / 0.1.
(8) α-sulfone fatty acid salt or ester having an alkyl group or alkenyl group consisting of an average of 10 to 20 carbon atoms.
(9) An N-acyl amino acid type surfactant having an acyl group having 8 to 24 carbon atoms and a free carboxylic acid residue or sulfonic acid residue.
(10) Phosphoric acid mono- or diester type surfactants having an alkyl group or alkenyl group having 8 to 24 carbon atoms or an ethoxylate thereof.
(11) A sulfosuccinate such as a higher alcohol having 8 to 22 carbon atoms or an ethoxylate thereof, or a sulfosuccinate derived from a higher fatty acid amide.
(12) Sulfonates such as higher fatty acid monoethanolamides or diethanolamides having 8 to 20 carbon atoms or ethoxylates thereof.
(13) Monoglyceride sulfonate having 8 to 20 carbon atoms.
(14) A salt of a condensate of a higher fatty acid having 8 to 20 carbon atoms and isethionic acid.
[0035]
[Amphoteric surfactant]
(15) An α-position addition type, secondary amide, or tertiary amide type imidazoline-based amphoteric surfactant having an alkyl group, alkenyl group, or acyl group having 8 to 24 carbon atoms.
(16) A carbobetaine-based, amidebetaine-based, sulfobetaine-based, hydroxysulfobetaine-based, or amidesulfobetaine-based amphoteric surfactant having an alkyl group, alkenyl group or acyl group having 6 to 24 carbon atoms.
[0036]
(Nonionic surfactant)
(17) A polyoxyalkylene alkyl ether or a polyoxyalkylene alkenyl ether having a linear or branched alkyl group or alkenyl group having an average carbon number of 10 to 24 and having ethylene oxide, propylene oxide or butylene oxide added thereto.
(18) Ethoxylate of monoglyceride having 8 to 20 carbon atoms.
(19) A higher fatty acid sucrose ester having 8 to 20 carbon atoms.
(20) Polyglycerin fatty acid ester having an acyl group having 8 to 20 carbon atoms.
(21) C8-20 higher fatty acid monoethanolamide or diethanolamide or ethoxylates thereof.
(22) Polyoxyethylene hydrogenated castor oil.
(23) Polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester having an acyl group having 8 to 20 carbon atoms.
(24) Polyoxyethylene sorbite fatty acid ester having an acyl group having 8 to 20 carbon atoms.
(25) An alkyl saccharide surfactant having a linear or branched alkyl group, alkenyl group or alkylphenyl group having 8 to 18 carbon atoms.
(26) A linear or branched alkyl group having 8 to 20 carbon atoms, an alkylamine oxide having an alkenyl group, or an alkylamidoamine oxide.
(27) A polyhydric alcohol ether compound or ester compound having a linear or branched alkyl or alkenyl group having 8 to 20 carbon atoms.
[0037]
[Cationic surfactant]
(28) An imidazoline ring-opening quaternary ammonium salt having an alkyl group or an alkenyl group having 7 to 21 carbon atoms.
(29) Mono long chain having a linear or branched alkyl or alkenyl group having 8 to 24 carbon atoms, optionally interrupted by an oxygen atom or an acid amide group, or optionally substituted by a hydroxyl group Alkyl quaternary ammonium salts.
(30) A dilong chain having a linear or branched alkyl or alkenyl group having 8 to 24 carbon atoms, optionally interrupted by an oxygen atom or an acid amide group, or optionally substituted by a hydroxyl group Alkyl quaternary ammonium salts.
(31) a branched alkyl group having a total carbon number of 8 to 28, optionally interrupted by an oxygen atom or an acid amide group, or optionally substituted by a hydroxyl group, and a linear carbon number of 8 to 22 In some cases, it has an asymmetric di-long-chain alkyl group or alkenyl group which is interrupted by an oxygen atom or an acid amide group or has an alkyl group or alkenyl group which may be substituted with a hydroxyl group in the same molecule. Quaternary ammonium salt.
[0038]
As counter ions of the anionic residues of these surfactants, alkali metal ions such as sodium and potassium, alkaline earth metal ions such as calcium and magnesium, ammonium ions, alkanol groups having 2 or 3 carbon atoms, Examples thereof include three alkanolamines such as monoethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, and triisopropanolamine. Examples of the counter ion of the cationic residue include halogen ions such as chlorine, bromine and iodine, and methosulfate and saccharinate ions.
[0039]
Among these surfactants, (2) alkyl ether sulfates, (3) alkyl sulfates, (6) saturated or unsaturated fatty acid salts, (9) N-acylated amino acid type surfactants, (10) Phosphoric acid monoester type surfactant, (11) sulfosuccinic acid ester, (12) amide ether sulfate, (15) secondary amide type imidazoline type amphoteric surfactant, especially desalted to improve the solubility of the polymer Amide amino acid type amphoteric surfactant (Japanese Patent Laid-Open No. 63-128100), (16) Amidobetaine or hydroxysulfobetaine amphoteric surfactant, (17) Polyoxyethylene alkyl ether, (25) Alkyl saccharide surfactant (26) Alkylamine oxide, (27) Branched alkyl glycidyl ether and polyhydric alcohol addition reaction The resulting adduct, (28) alkylimidazoline ring-opening quaternary ammonium salt, (29) monoalkyltrimethylammonium salt, (30) dialkyldimethylammonium salt, or (31) asymmetric dialkyldimethylammonium salt is preferred as the main active agent. .
[0040]
Among these surfactants, specific examples of more preferred are polyoxyethylene lauryl ether sodium sulfate (addition of 2 to 3 moles of ethylene oxide on average), lauryl sulfate triethanolamine, sodium salt of coconut oil fatty acid, coconut oil Fatty acid amide ether sulfate, lauroyl-N-methyltaurine, lauroyl-N-methyl-β-alanine, polyoxyethylenesulfosuccinate lauryl disodium (3-7EO), lauryl phosphate, N-lauroyl-N'- Carboxymethyl-N ′-(2-hydroxyethyl) ethylenediamine triethanolamine salt, N-lauroyl-N- (2-hydroxyethyl) -N ′, N′-bis (carboxymethyl) ethylenediamine sodium salt, decylpolyglucoside, Lauryl Hyd Xylsulfobetaine, lauric acid amidopropyldimethylaminoacetic acid betaine, polyoxyethylene (20) lauryl ether, laurylamine oxide, 2-hydroxy-3-[(2-hydroxyethyl) [2-[(1-oxotetradecyl) Amino] ethyl] amino] propyl-N, N, N-trimethylammonium chloride, cetyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, dicetyldimethylammonium chloride, distearyldimethylammonium chloride, 2-dodecylhexadecyltrimethylammonium chloride, carbon A branched dialkyldi having a branching rate of 20% derived from a commercially available oxo synthetic alcohol of 12 to 15 (equivalent mixture of dovanol 23 and 45, manufactured by Mitsubishi Yuka Co., Ltd.) Methylammonium chloride, N-2- (3-methylhexyl) -7-methyldecyl-N-dodecyl-N, N-dimethylammonium chloride, N-2- (3-methylhexyl) -7-methyldecyl-N-octyl- Examples include N, N-dimethylammonium chloride, N-2-hexyldecyl-N-dodecyl-N, N-dimethylammonium chloride, and a monoether form of pentaerythritol glyceryl isostearyl ether.
[0041]
These surfactants can be used singly or in combination of two or more, and are preferably blended in an amount of 0.1 to 50%, particularly 1 to 40% in the total composition.
[0042]
The hair cosmetic composition of the present invention further has the general formula (2)
[0043]
[Formula 4]
Figure 0003776211
[0044]
[Wherein R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group or a methoxy group, R 2 represents a single bond or a linear or branched alkylene group or alkenylene group having 1 to 3 carbon atoms, and R 3 represents a hydrogen atom or A hydroxyl group, and p and q each represent a number of 0 to 5]
Can be blended, and the effect of further improving the compatibility in the multi-component system can be obtained.
[0045]
Specific examples of the aromatic alcohols (2) include benzyl alcohol, cinnamyl alcohol, phenethyl alcohol, p-anisyl alcohol, p-methylbenzyl alcohol, phenoxyethanol, 2-benzyloxyethanol and the like. Of these, 2-benzyloxyethanol is particularly preferable.
[0046]
These aromatic alcohols can be used singly or in combination of two or more, and are preferably blended in an amount of 0.1 to 30%, particularly 1 to 15% in the total composition.
[0047]
In the hair cosmetic composition of the present invention, glycolic acid can be further blended, and the pH range where a sufficient effect can be obtained can be expanded. Such glycolic acid is preferably blended in the total composition in an amount of 0.1 to 20%, particularly 5 to 20%.
[0048]
By adding higher alcohol to the hair cosmetic composition of the present invention, the hair softening action of the guanidine derivative can be further improved, and the persistence of other components to the hair can be improved. Examples of the higher alcohol include linear or branched saturated or unsaturated alcohols having 10 to 26 carbon atoms. Specific examples include cetyl alcohol, stearyl alcohol, myristyl alcohol, heptadecanol, behenyl alcohol, and mixtures thereof. The blending amount of the higher alcohol is preferably 0.1 to 20%, particularly 1 to 10% of the whole composition.
[0049]
Furthermore, in the hair cosmetic composition of the present invention, a thickener such as hydroxyethyl cellulose, a fragrance, a pearling agent, a dye, an ultraviolet absorber, an antioxidant, An antiseptic etc. can be mix | blended. In order to further improve the feel of hair, a cationic polymer such as cationized cellulose, a silicone derivative such as dimethylpolysiloxane, amino-modified silicone, and polyether-modified silicone can also be blended.
[0050]
Further, the hair cosmetic composition of the present invention can be adjusted with an inorganic acid such as phosphoric acid and hydrochloric acid; an inorganic alkali such as sodium hydroxide; and an organic alkali such as triethanolamine as necessary. The pH of the 5% aqueous solution is preferably 3 to 11, particularly preferably 5 to 8.
[0051]
The hair cosmetic composition of the present invention can be produced according to a conventional method. Moreover, the dosage form is not specifically limited, It can be set as various dosage forms, such as an emulsion, a suspension, a gel, a transparent solution, and an aerosol, according to a use. Furthermore, it can be used for hair cosmetics in general, that is, pre-shampoo, shampoo, hair rinse, hair treatment, hair conditioner, conditioning blow agent and the like.
[0052]
【The invention's effect】
The hair cosmetic composition of the present invention is excellent in the feeling of use and can impart flexibility to the hair after drying, particularly in a neutral region.
[0053]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example is given and this invention is demonstrated, this invention is not limited to these Examples.
In addition, the evaluation method of the hair cosmetics performed in the Example is as follows.
[0054]
(1) For shampoo:
Bundling 20 g (15 cm in length) of Japanese female hair that has not undergone a cosmetic treatment such as cold perm, lathering 1 g of shampoo on this hair bundle and lathering for 1 minute, and then running for 30 seconds The softness after rinsing and the softness after drying were evaluated according to the following criteria.
[0055]
(Bubbles)
○: Foaming is good.
Δ: Foaming is insufficient.
X: Foaming is poor.
(Flexibility when rinsing)
○: Soft.
Δ: Insufficient flexibility
X: A soft feeling is not felt.
(Flexibility after drying)
○: Soft.
Δ: Softness is insufficient.
X: Not soft.
[0056]
(2) For after-shampoos such as hair rinses:
After bundling 20 g (15 cm in length) of Japanese female hair that has not undergone cosmetic treatment such as cold perm, washed with shampoo, and then rinsed away after shampoo, 2 g of agent was uniformly applied to this hair bundle Then, it was rinsed with running water for 30 seconds, towel-dried, and then dried with a dryer. Further, in the case of a type of after-shampoo without soot, a predetermined amount of the agent was applied to the hair bundle and then air-dried. About these hair bundles, the softness | flexibility, smoothness, and little oily feeling were evaluated in accordance with the following references | standards.
[0057]
(Flexibility)
○: Soft.
Δ: Softness is insufficient.
X: Not soft.
(Smoothness)
○: Good sliding.
(Triangle | delta): A slip feeling is inadequate.
X: There is no slipperiness.
(Less oily feeling)
○: Less oily.
Δ: Slightly oily feeling
X: Many oily feelings.
[0058]
Reference example 1 (hair conditioner)
A hair conditioner having the composition shown in Table 1 was produced by a conventional method, and the flexibility after hair treatment was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0059]
[Table 1]
Figure 0003776211
[0060]
Example 1 (Shampoo)
A shampoo having the composition shown in Table 2 was produced by a conventional method, and foaming, rinsing, and flexibility after drying were evaluated. The results are shown in Table 2.
[0061]
[Table 2]
Figure 0003776211
[0062]
Reference Example 2 (Shampoo)
A shampoo having the composition shown below was produced by a conventional method.
[0063]
[Table 3]
Figure 0003776211
[0064]
The obtained shampoo had good foaming at the time of shampooing, was excellent in feel at the time of rinsing and drying, and imparted sufficient flexibility to the hair after drying.
[0065]
Reference Example 3 (Anti-dandruff shampoo)
An anti-dandruff shampoo having the composition shown below was produced by a conventional method.
[0066]
[Table 4]
Figure 0003776211
[0067]
The obtained shampoo had good foaming at the time of shampooing, was excellent in feel at the time of rinsing and drying, and imparted sufficient flexibility to the hair after drying. Moreover, the anti-dandruff effect was also favorable.
[0068]
Example 2 (hair rinse)
A hair rinse having the composition shown in Table 5 was produced by a conventional method, and the flexibility, smoothness and oiliness after hair treatment were evaluated. The results are shown in Table 5.
[0069]
[Table 5]
Figure 0003776211
[0070]
Example 3 (hair treatment)
A hair treatment having the composition shown below was produced by a conventional method.
[0071]
[Table 6]
Figure 0003776211
[0072]
The obtained treatment was excellent in feeling of use and showed sufficient flexibility even after the hair was dried.
[0073]
Reference example 4 (hair treatment)
A hair treatment having the composition shown in Table 7 was produced by a conventional method.
[0074]
[Table 7]
Figure 0003776211
[0075]
All of the obtained hair treatments were excellent in feeling of use and imparted sufficient flexibility to the hair after drying.
[0076]
Reference Example 5 (Hair conditioning blowing agent)
A hair conditioning blowing agent having the composition shown below was produced by a conventional method.
[0077]
[Table 8]
Figure 0003776211
[0078]
The obtained blowing agent was excellent in usability and imparted sufficient flexibility to the hair after drying.

Claims (4)

次の一般式(1);
Figure 0003776211
〔式中、X及びYは同一又は異なって、水素原子又はカルボキシル基が置換していてもよいフェニル基又は−(AO)m−D−E(Aは炭素数2〜のアルキレン基を示し、Dは炭素数2〜8のアルキレン基を示し、Eはヒドロキシル基を示し、mはを示す)を示し、Z1及びZ2は水素原子又は−(AO)m−D−E(A、D、E、m及びnは前記と同じ意味を示す)を示す。ただし、X、Y、Z1及びZ2が同時に水素原子となることはなく、またZ1及びZ2が水素原子のときX又はYが−(AO)m−D−Eとなることはない〕
で表わされるグアニジン誘導体又はその酸付加塩を含有し、5%水溶液とした場合のpHが5〜8であることを特徴とする毛髪化粧料。
The following general formula (1);
Figure 0003776211
[Wherein, X and Y are the same or different and each represents a phenyl group which may be substituted by a hydrogen atom or a carboxyl group, or-(AO) m -DE (A represents an alkylene group having 2 to 6 carbon atoms. , D is an alkylene group having 2 to 8 carbon atoms, E is a hydroxyl group, m represents a shows a 1), Z 1 and Z 2 is also hydrogen atoms - (AO) m -D-E ( a, D, E, m and n a are as defined above) shown. However, X, Y, Z 1 and Z 2 are not hydrogen atoms at the same time, and when Z 1 and Z 2 are hydrogen atoms, X or Y is not-(AO) m -DE. ]
A hair cosmetic comprising a guanidine derivative represented by the formula (1) or an acid addition salt thereof, and having a pH of 5 to 8 in a 5% aqueous solution.
更に、界面活性剤を含有する請求項1記載の毛髪化粧料。  Furthermore, the hair cosmetics of Claim 1 containing surfactant. 更に、一般式(2)
Figure 0003776211
〔式中、R1は水素原子、メチル基又はメトキシ基を示し、R2は単結合又は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基若しくはアルケニレン基を示し、R3は水素原子又は水酸基を示し、p及びqはそれぞれ0〜5の数を示す〕
で表わされる芳香族アルコール類を含有する請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
Furthermore, the general formula (2)
Figure 0003776211
[Wherein R 1 represents a hydrogen atom, a methyl group or a methoxy group, R 2 represents a single bond or a linear or branched alkylene group or alkenylene group having 1 to 3 carbon atoms, and R 3 represents a hydrogen atom or A hydroxyl group, and p and q each represent a number of 0 to 5]
The hair cosmetic composition according to claim 1 or 2, comprising an aromatic alcohol represented by the formula:
更に、グリコール酸を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪化粧料。  Furthermore, the hair cosmetics of any one of Claims 1-3 containing glycolic acid.
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