JP3775156B2 - Mobile phone - Google Patents
Mobile phone Download PDFInfo
- Publication number
- JP3775156B2 JP3775156B2 JP2000057709A JP2000057709A JP3775156B2 JP 3775156 B2 JP3775156 B2 JP 3775156B2 JP 2000057709 A JP2000057709 A JP 2000057709A JP 2000057709 A JP2000057709 A JP 2000057709A JP 3775156 B2 JP3775156 B2 JP 3775156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- music
- timbre
- musical
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数パートの着信メロディを発生することができる携帯電話機に関する。ここで、本明細書において携帯電話機とは、セルラーシステムとして知られているいわゆる携帯電話機および簡易携帯電話システムのPHS電話機の両方を示す概念として使用する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機に着信があった場合には、着信をユーザに報知するために着信音が放音される。この着信音としては従来ビープ音が一般的であったが、ビープ音が耳障りな音であることからこのビープ音に代わってメロディ音を着信音として発生できるものが実用化されている。いわゆる着信メロディである。
【0003】
また、この着信メロディも単音でなく、複数パートの楽曲を演奏できるものが実用化されており、このような複数パートの着信メロディは、利用者が自分で作成するのが困難なため、ネットワークを介して楽曲データとして配信され、誰でもダウンロードできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配信される楽曲データは、どの携帯電話機にも汎用的に再生できるように作成されているため、個々の携帯電話機に内蔵されている音源が形成する楽音信号の特徴や内蔵されているスピーカの特性が考慮されておらず、実際の携帯電話機でこの楽曲データを演奏したとき、各パートのバランスが悪かったり、音色が適当でなかったりするという問題点があった。
【0005】
この発明は、汎用的に作成された楽曲データに基づいて音量バランスよく着信メロディを再生することのできる携帯電話機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明はインタフェースと、各パートの役割に対する音量増減値であるパートボリューム設定データを記憶するとともに、前記インタフェースから取り込んだ、複数パートからなる楽譜データと各パートの役割を示すパート属性データを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、前記楽曲データの楽譜データに基づいて複数パートの楽音信号を形成する音源手段と、前記楽曲データのパート属性データでパートボリューム設定データを参照して割り出した各パートの音量増減値を、前記音源手段に指示するレベル制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記パートボリューム設定データを利用者が設定入力する
入力手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、前記記憶手段に、各音色に対する音量増減値である音色ボリューム設定データをさらに記憶し、前記レベル制御手段は、前記楽曲データの各パートに設定されている音色で音色ボリューム設定データを参照して割り出した音量増減値を前記音源手段に指示することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、前記音源手段が形成した楽音信号を音響出力する出力手段と、前記出力手段の周波数特性データを記憶した周波数特性データ記憶手段と、前記周波数特性データに基づいて前記音源手段が形成した楽音信号の周波数特性を調整する周波数特性調整手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
着信メロディなどの楽曲データが複数のパートで構成される場合、各パートは、メロディ、伴奏、ベース、リズムなどそれぞれ異なる役割を担っていることが多く、請求項1の発明ではこの役割をパート属性データとして、楽曲データとともに、または、楽曲データに含めて記憶する。楽曲データは、外部機器やネットワークからダウンロードした汎用のものを用いることができる。そして、この楽曲データを演奏するとき、このパート属性データに基づいて各パートの発音レベルを制御する。発音レベルは音源手段が形成する楽音信号の振幅レベルであり、この楽音信号がボリューム調節されずにそのままスピーカ等から出力される場合にはこの発音レベルが音量に対応する。たとえば、メロディパートの発音レベル(音量)を他のパートの発音レベルよりも大きくし、ベースパートの発音レベルよりも小さくするなどである。このようにすることにより、携帯電話機毎に音源手段の発音機能が異なっても各パート間の音量バランスのよい演奏をさせることができる。
【0011】
請求項3の発明では、音源手段は、記憶手段に記憶されている音色データに基づいて複数音色の楽音信号を形成することができる。音源手段は、たとえば楽曲データに基づいて複数音色(複数パート)の着信メロディ音などの楽音信号を形成する。このとき、同じ手順で楽音信号を形成しても音量が大きくなる楽音信号もあれば小さくなる楽音信号もあるため、各音色に対応させてゲインパラメータを記憶し、このゲインパラメータに基づいて各音色の発音レベルを制御することによって、音色間のアンバランスを補正するようにした。これにより、音色間で音量のばらつきがあってもこれを補正して的確な音量で複数音色の楽音信号を形成することができる。
【0012】
携帯電話機はスピーカなどの出力手段を備えている。内蔵されている出力手段は携帯電話機の機種毎に異なりその周波数特性などの特性も異なる。音高の異なる複数パートの楽音を音響出力する場合、出力手段の特性によって各パートの音量や音質が変わってしまう。そこで、請求項3の発明では、出力手段の特性データを記憶しておき、音源手段によって形成された楽音信号の特性を調整することで、上記出力手段の特性をキャンセルする。これにより、音響出力される楽音は、調整された信号の特性と出力手段の周波数特性とが相殺されたフラットな特性の音響として出力される。
【0013】
なお、携帯電話機には呼出用スピーカ、受話用スピーカ、イヤホンなど複数の出力手段が接続される。そこで、記憶手段に各出力手段毎に特性データを記憶しておき、そのとき使用される出力手段の特性データで楽音信号の特性を調整すれば、どの出力手段から楽音を音響出力する場合でもフラットな特性の音響を出力することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態である携帯電話機のブロック図である。この携帯電話機全体の動作を制御するシステムCPU10にはバス29を介してシステムRAM11、システムROM12、通信部13、音声処理部(コーダ/デコーダ)14、楽曲演奏部15、可変ゲインアンプ18、可変ゲインアンプ21(21a,21b)、インタフェース27、入力部24、表示部25、バイブレータ26が接続されている。システムCPU10は、電話機能プログラムを実行することにより携帯電話機1の各部の動作を制御するものであり、動作時の経過時間を示したり特定の時間間隔でタイマ割込を発生するタイマを内蔵している。また、システムCPU10は、楽曲演奏部15から割込要求信号(IRQ)を受けたとき、後述する楽曲演奏処理を補助する処理動作を実行する。システムRAM11には、楽曲演奏部15で演奏する曲の楽曲データを記憶する楽曲データ記憶エリア、ユーザ設定データを記憶する設定データ記憶エリアなどが設定されている。前記楽曲データは、パート属性データ、楽譜データを含んでいる。楽曲データは通信部13を介してダウンロードセンタからダウンロードすることができるとともに、インタフェース27を介してパーソナルコンピュータ等の外部機器2から転送することができる。前記ユーザ設定データ記憶エリアには、楽曲データで演奏される4パートの曲の各パートのボリュームを設定するパートボリューム設定データのユーザ入力値を記憶するパートボリューム設定データ記憶エリアも含まれている。システムROM12には、システムCPU10が実行する送信や着信の各種電話機能プログラムや楽曲再生処理を補助する処理等のプログラム、プリセットされているデフォルトの楽曲データ等の各種データが記憶されている。
【0015】
通信部13は、アンテナ1aで受信された信号の復調を行うとともに、送信する信号を変調してアンテナ1aに供給する。通信部13で復調された受話信号は、音声処理部(コーダ/デコーダ)14において復号され、マイク28から入力された送話信号は音声処理部14において圧縮符号化される。音声処理部14は、送話用の音声を高能率圧縮符号化/復号化しており、たとえばCELP(Code Excited LPC)系やADPCM(適応差分PCM符号化)方式のコーダ/デコーダとされている。音声処理部14が復調した受話信号およびマイク28から入力された送話信号は可変ゲインアンプ21a、ミキサ22を介して受話用スピーカ23から放音される。また、音声処理部14は、楽曲演奏部15から楽曲を演奏した楽音を入力し、この楽音を圧縮符号化して通信部13に入力することもできる。
【0016】
楽曲演奏部15はシステムRAM11やシステムROM12に記憶されている楽曲データに基づいて複音の楽曲を演奏可能なLSIである。このLSIは、自動演奏機能を実行するシーケンサや楽音波形を形成する音源部などを内蔵しており、楽曲データを供給することにより各種の楽曲(メロディを持たない楽音のみも含む)を演奏することができる。この楽曲演奏部15の詳細は後述する。
【0017】
楽曲演奏部15が形成した楽音信号は、可変ゲインアンプ18を介して呼出用スピーカ20から放音される。なお、楽曲演奏部15が形成した楽音信号は、音声処理部14、可変ゲインアンプ21bにも出力される。可変ゲインアンプ21bで増幅された楽音信号はミキサ22を介して受話用スピーカ23から放音される。楽曲演奏部15が形成した楽音信号は、着信音(リスニング音、カラオケ音を含む)、保留音、BGMとして用いられる。着信音として用いる場合には、可変ゲインアンプ18のゲインを上げて呼出用スピーカ20からこの楽音が放音されるようにする。また、保留音やBGMとして用いる場合には、可変ゲインアンプ21bのゲインを上げて受話用スピーカ23からこの楽音が放音されるようにするとともに、音声処理部に楽音信号を入力してこの楽音信号が通話相手に送信されるようにする。なお、楽音が保留音として出力されている場合には、マイク28のゲインを絞ってマイクの入力信号が通話相手に送信されないようにするとともに可変ゲインアンプ21aのゲインも絞って受話用スピーカ23からこのマイク音声が出力されないようにする。一方、楽音がBGMとして用いられている場合には、マイク28のゲインや可変ゲインアンプ21aのゲインは通常の通話時と同じにしてマイク音声と楽音が一緒に通話相手に送信され、且つ受話用スピーカ23から出力されるようにする。
【0018】
インタフェース(I/F)27は、パーソナルコンピュータ等の外部機器2と接続するためのインタフェースであり、この外部機器2から前記楽曲データを転送することができる。入力部24は携帯電話機1に備えられた「0」から「9」のダイヤルボタンや各種機能ボタンを含んでいる。表示部25には、電話機能のメニューや、ダイヤルボタン等のボタンの操作に応じた表示がされる。バイブレータ26は、着信時に着信音に代えて携帯電話機1の本体を振動させることにより、着信をユーザに知らせるバイブレータである。
【0019】
前記楽曲演奏部15の構成例を図2に示す。図2において、インタフェース30はバス29を介して各種のデータを受け取るインタフェースであり、スピーカ特性データ、パート属性データ、パートボリューム設定データ、楽譜データ、音色データを含む各種データと、受け取ったデータが何のデータであるかを示すインデックスデータ(INDEX)とを分離して、データはDATA出力から出力し、インデックスデータ(INDEX)はINDEX出力から出力している。
【0020】
INDEXデコーダ32は、インデックスデータをデコードして書込パルス(WP)と後述するIRQポイントデータのラッチパルス(LP)をFIFO31に供給し、シーケンサ33が受け取るSTART/STOPなどのデータがインタフェース30のDATA出力から出力される際にシーケンサ33にその旨を示すインデックスデータAD1を供給し、音色データ記憶部(Voice RAM)34が受け取る音色データがインタフェース30のDATA出力から出力される際に音色データ記憶部34にその旨を示すインデックスデータAD2を供給する。また、スピーカ特性データレジスタ40が受け取るスピーカ特性データがインタフェース30のDATA出力から出力される際にスピーカ特性データレジスタ40にその旨を示すインデックスデータAD3を供給し、パート属性データレジスタ41が受け取るパート属性データがインタフェース30のDATA出力から出力される際にスピーカ特性データレジスタ41にその旨を示すインデックスデータAD4を供給する。さらに、ボリュームコントローラ42が受け取るパートボリューム設定データがインタフェース30のDATA出力から出力される際にボリュームコントローラ42にその旨を示すインデックスデータAD5を供給する。
【0021】
FIFO(First-In First-Out)31は、図3(B)に示す楽譜データを32ワード分格納できる記憶手段であり、先に書き込まれた楽譜データから順次読み出されるようにされている。FIFO31から楽譜データが順次読み出され、所定量(IRQポイント)の空きエリアが発生した際には、FIFO31は割込要求信号(IRQ)をシステムCPU10に送っている。
【0022】
シーケンサ33は、FIFO31に読出パルス(Read)を印加してFIFO31から楽譜データを順次読み出し、楽譜データ中の時間情報に対応して楽譜データに対応する発音パラメータを音源部35に入力する。
【0023】
音色データ記憶部34は、インタフェース30のDATA出力から取り込まれた音色データを記憶する記憶手段であり、8音色分の音色データを記憶できる記憶容量を有している。音色データは、システムRAM11またはシステムROM12に多数記憶されており、そのうち必要なものすなわち演奏される楽曲データによって使用されるものがこの音色データ記憶部34に転送される。
【0024】
スピーカ特性データレジスタ40は、インタフェース30のDATA出力から取り込まれたスピーカ特性データを記憶する記憶手段である。スピーカ特性データは、この携帯電話に設けられているスピーカの特性や接続されているイヤホンの特性を表したデータであり、たとえば図3(C)に示すようなものである。スピーカ特性データはシステムROM12またはシステムRAM11に記憶されており、演奏スタート時またはイヤホンジャックにイヤホンが接続/取り外しされる都度それに合わせたスピーカ特性データがCPU10−インタフェース30を介してスピーカ特性データレジスタ40に供給される。なお、内蔵スピーカである受話用スピーカ20、呼出用スピーカ23に対応するスピーカ特性データは、各携帯電話の機種に合わせてシステムROM12またはシステムRAM11に書き込まれ、イヤホンに対応するスピーカ特性データは一般的なイヤホンのものがシステムROM12またはシステムRAM11に書き込まれる。このスピーカの特性データは、入力部24からユーザが任意に設定できるようにしてもよい。その際、図3(C)に示したようなスピーカ特性データテーブルを表示部25に表示するようにすれば、利用者が容易に設定操作を行うことができる。
【0025】
パート属性データレジスタ41は、インタフェース30のDATA出力から取り込まれたパート属性データを記憶する記憶手段である。パート属性データは、音源部35の4パートに割り当てる音色および各パートが楽曲においてどのような役割(メロディ、伴奏、ベース、ドラムなど)を受け持っているかを示すデータであり、図3(A)に示すような構成になっている。パート属性データは、楽曲データの先頭に書き込まれており、楽曲データが楽曲演奏部15に供給されるとき最初に読み込まれる。パート属性データで指定された各パートの音色は音色データ記憶部34に供給され、指定された音色データが音源部35の各パートに供給される。
上記のように楽曲データは図3(A)のパート属性データおよび同図(B)の楽譜データで構成されており、ダウンロードセンタ(図5参照)または外部装置2から取り込むことができる。
【0026】
音源部35は、4パートの楽音信号を同時に発音することができ、各パートはパート属性データに従って音色データ記憶部34から読み出された音色に設定され、シーケンサ33から供給される発音パラメータに従った音高と発音時間長の楽音信号を各パート毎に生成する。生成された4パート分の楽音信号は、イコライザ36に供給され、周波数特性を調整される。こののち、デジタルアナログ変換器(DAC)37に供給されて、アナログの楽音信号となる。アナログの楽音信号は前記可変ゲインアンプ18および21bに出力される。DAC37を通らないデジタルの楽音信号は音声処理部14に入力される。
【0027】
イコライザ36は、楽音信号の周波数特性を調整するフィルタ群で構成されており、スピーカ特性データレジスタ40から入力されたスピーカ特性データに応じて、スピーカ(イヤホン)から出力される楽音信号の周波数特性がフラットになるように楽音信号の周波数特性を調整する。
【0028】
ボリュームコントローラ42は、上記音源部35の各パートのボリュームを制御する回路であり、音源部35に各パートの音色のレベルパラメータを出力する。ボリュームコントローラ42は、インタフェース30のDATA出力から取り込まれたパートボリューム設定データを記憶するレジスタを備えている。パートボリューム設定データは、各パート(メロディパート、伴奏パート、ベースパート、ドラムパートなど)の楽音信号をどの程度のレベルで形成するかを設定するデータであり、図3(D)に示すような構成になっている。このパートボリューム設定データは、システムROM12およびシステムRAM11に記憶されている。システムROM12にはデフォルト値が記憶されており、システムRAM11には入力部24から入力されたユーザ設定値が記憶される。その際、図3(D)に示したようなパートボリューム設定データテーブルを表示部25に表示するようにすれば、利用者が容易に設定操作を行うことができる。CPU10は楽曲データの供給時やユーザ設定値の変更時などのタイミングにパートボリューム設定データを楽曲演奏部15に入力する。なお、ユーザ設定値は、リセット操作などによってリセットされる。
【0029】
楽曲演奏時にボリュームコントローラ42には、上記パートボリューム設定データのほか、スピーカ特性データレジスタ40からスピーカ特性データ、パート属性データレジスタ41からパート属性データおよび音色データ記憶部34から音色ゲインパラメータが入力される。ボリュームコントローラ42は、これらのデータに基づき音源部35に対して各パートの楽音信号の発音レベルを決定し、このレベルを指示するレベルパラメータを発生して音源部35に入力する。
【0030】
以下、この携帯電話機1および楽曲演奏部15の動作について概説する。
携帯電話機1をダウンロードモードにすると、ダウンロードセンタまたは外部機器から楽曲データをダウンロードしてシステムRAM11に書き込む。インタフェース27にパーソナルコンピュータなどの外部機器2が接続されているときにダウンロードモードに設定されると、このインタフェース27を開いて外部機器2から楽曲データを取り込むように動作する。また、インタフェース27に外部機器2が接続されていないときにダウンロードモードに設定された場合は、ダウンロードセンタに電話を掛けて楽曲データを取り込むように動作する。
【0031】
図5は携帯電話機の交換ネットワークを示す図である。ダウンロードセンタは、通常は同図に示すように一般交換局に接続されているが、関門交換局、移動交換局、基地局のいずれに設けてもよい。
【0032】
携帯電話機1を選曲モードに設定すると入力部24および表示部25を操作して楽曲演奏部15で演奏する楽曲をユーザが選択することができる。ユーザが選択した楽曲の楽曲データは、その先頭部分(パート属性データ、音色データおよび32ワード分の楽譜データ)がシステムRAM11またはシステムROM12から読み出されて楽曲演奏部15に予めセットされる。また、このとき同時にスピーカ特性データ、パートボリューム設定データもセットされる。
【0033】
楽曲演奏部15において、インタフェース30を介して取り込まれた楽曲データ中の8音色分の音色データは、音色データに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードして音色データ記憶部34にインデックスデータAD2として供給することにより、音色データ記憶部34に書き込まれる。音色データ記憶部34に書き込まれる音色データは、システムRAM11に記憶されている多数の音色データから選択して転送することができるようにされている。音色データ記憶部34に書き込まれた8音色分の音色データの構成例を図4に示す。
【0034】
図4に示すように、音色1〜音色8の音色データは、音色ゲインパラメータ、波形パラメータ、エンベロープパラメータ、変調パラメータ、エフェクトパラメータなどからなり、それぞれのパラメータは音色1〜音色8に特有のパラメータとされている。各音色データにおける波形パラメータは、楽音波形を指示しており、例えば音源部35が波形テーブルを有するPCM音源とされていた場合は、波形テーブルの何れかの波形を指示するパラメータとされ、音源部35がFM音源とされていた場合は、FM演算のアルゴリズムを指示するパラメータとされる。エンベロープパラメータは、アタックレート、ディケイレート、サスティンレベル、リリースレート等のパラメータであり、変調パラメータはビブラートやトレモロの深さや速さのパラメータであり、エフェクトパラメータはリバーブ、コーラス、バリエーション等のパラメータである。また、音色ゲインパラメータは、この音色が聴覚的に目立つ度合いを調整するパラメータであり、ボリューム以上に目立つ音色の場合には楽譜データによって指示された音量よりもある程度レベルを小さく発音するようにゲイン(−dB)が設定されている。
【0035】
図2において、インタフェース30を介して取り込まれたパート属性データは、このパート属性データに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードしてパート属性データレジスタ41にインデックスデータAD4として供給することにより、パート属性データレジスタ41に取り込まれる。楽曲データ中のテンポデータ(Tempo)は、このテンポデータに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードしてシーケンサ33にインデックスデータAD1として供給することにより、シーケンサ33に取り込まれる。音色データ記憶部34には、再生する楽曲データ用の音色データが転送されて書き込まれるので、システムRAM11から所望の音色データを選択して、音色データ記憶部34に書き込むことにより、種々の音色の楽曲を再生することができる。
【0036】
さらに、インタフェース30を介して取り込まれた楽曲データ中の楽譜データは、楽譜データに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードしてFIFO31に書込パルス(WP)を供給することにより、FIFO31には32ワード分の楽譜データが書き込まれるようになる。この32ワード分は、楽曲1曲のうちの一部の楽譜データであり、その先頭の楽譜データとされている。
【0037】
FIFO31に書き込まれた楽譜データは、音符データと休符データから構成され、そのデータ構成の一例を図3(B)に示す。図3(B)に示す1ワードの音符データは、オクターブコードとノートコード、音符データが属するパートナンバと、次の音符または休符までの時間長であるインターバルと、発音長の情報から構成される。また、図3(B)に示す1ワードの休符データは、休符の種類を示す休符データと、休符データが属するパートナンバと、次の音符または休符までの時間長であるインターバルとから構成されている。
【0038】
他の電話機からの呼び出し信号が通信部13によって検出された場合や、ユーザが保留音、BGM、カラオケ音などで楽曲の演奏を指示したとき、楽曲演奏部15に予めセットされている楽曲の演奏をスタートする。
【0039】
また、インタフェース30を介して入力されたスピーカ特性データは、このスピーカ特性データに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードしてスピーカ特性データレジスタ40にインデックスデータAD3として供給することにより、スピーカ特性データレジスタ40に書き込まれる。また、インタフェース30を介して入力されたパートボリューム設定データは、このパートボリューム設定データに付属していたインデックスデータをINDEXデコーダ32がデコードしてボリュームコントローラ42にインデックスデータAD5として供給することによりボリュームコントローラ42に取り込まれる。なお、スピーカ特性データは選曲モード時以外にもイヤホンの接続/取り外し時にも楽曲演奏部15に入力される。パートボリューム設定データはユーザが入力部24を操作して各パートのボリュームを調整する都度入力される。
【0040】
ここで、楽曲再生部15に楽曲データを再生するスタート指示が入力されると、シーケンサ33はFIFO31に読出パルス(Read)を印加して、FIFO31から楽譜データを順次読み出し、楽譜データが音符データの場合は設定されたテンポ情報とインターバル情報に基づくタイミングで、楽譜データ中のオクターブコードとノートコードの音高データと、パート指定情報と、キーオンを指示するデータとを音源部35に入力する。同時にボリュームコントローラ42にはパートボリューム設定データ、スピーカ特性データ、パート属性データがされる。ボリュームコントローラ42は、これらのデータに基づいて決定された各パートの発音レベルをレベルパラメータとして音源部35に入力する。音源部35は、音源レジスタに設定されたこれらのデータから、指定された音色、指定された音高、指定されたレベルの楽音信号を生成する。そして、この音符データの発音長が経過したタイミングにおいてシーケンサ33は当該楽音信号のキーオフデータを当該パートを指定して音源部35に設定する。これにより音源部35は、当該楽音信号の消音処理を行う。
【0041】
このような処理が楽譜データをFIFO31から読み出す毎に実行されることによって形成された楽音信号は、音源部35からイコライザ36に出力される。イコライザ36は、入力された楽音信号の周波数特性をスピーカの周波数特性に合わせて調整する。すなわち、この楽音信号がスピーカから出力されたとき、その音響の周波数特性がフラットになるように調整する。こののち、出力先である音声処理部14やDAC36へ出力されていくようになり、DAC37でアナログ信号に変換された楽音信号はアンプ18,21bに出力される。
【0042】
また、上記のようにFIFO31から上記した音符データおよび休符データが順次読み出されるようになり、読み出された分だけFIFO31には空きエリアが発生するようになる。FIFO31には楽譜データの先頭の32ワード分しか書き込まれていないため、発生した空きエリアに続く次の楽譜データをシステムRAM11から読み出して新たに書き込む。これにより、データ量の多い高品質の楽音を演奏することができる。FIFO31に何ワード分の空きエリアが発生したときに次の楽譜データをFIFO31に書き込むか、すなわち、何ワード分の空きエリアが発生したとき割込要求信号(IRQ)をシステムCPU10に入力するかのIRQポイントデータが予め設定されている。
【0043】
楽音再生の進行に伴いFIFO31において検出された空きエリアがIRQポイントデータ値に等しくなった場合には、割込要求信号(IRQ)がシステムCPU10に与えられる。システムCPU10はこれを受けて、システムRAM11から次の楽譜データを(31−IRQポイント)ワード分読み出してバス29に送出する。この楽譜データは、インタフェース30を介してFIFO31の空きエリアに書き込まれる。このようなFIFO31への(31−IRQポイント)ワード分の次の楽譜データが書き込まれる処理が繰り返し実行されることにより、多くのデータからなる楽譜データであっても結果的にFIFO31に全てのデータが書き込まれることになる。FIFO31から読み出された楽譜データは、音源部35においてテンポにしたがって再生されて出力されることから、多くのデータとされる高品質の再生楽音を得ることのできる楽曲データを、たとえば32ワード分しか記憶できないFIFO31を用いても再生することができるようになる。
【0044】
図6のフローチャートを参照して同携帯電話機の動作を説明する。
図6(A)はダウンロードモード時の動作を示すフローチャートである。ユーザが入力部24を操作してダウンロードモードに設定すると、まずインタフェース27に外部機器2が接続されているかを確認する(s1)。外部機器2が接続されているときはこの外部機器2から楽曲データを取り込んでシステムRAM11に記憶する(s2)。また、インタフェース27に外部機器2が接続されていないときはダウンロードセンタに電話を掛け(s3)、このダウンロードセンタから楽曲データをダウンロードしてシステムRAM11に記憶する(s4)。
【0045】
同図(B)は選曲モード時の動作を示すフローチャートである。ユーザが入力部24を操作して選曲モードに設定し、曲名や曲番号などを入力して曲を指定する(選曲入力:s11)。そうすると、選択された曲の楽曲データをシステムRAM11またはシステムROM12から検索し(s12)、この楽曲データの先頭に書き込まれているパート属性データを楽曲演奏部15に入力するとともに(s13)、この楽曲データで使用される音色データをシステムRAM11またはシステムROM12から楽曲演奏部15に入力する(s14)。そして、楽譜データの最初の32ワードを楽曲演奏部15に入力する(s15)。これにより楽曲演奏部15がこの楽曲データをいつでも演奏できるようにセットアップされる。
【0046】
同図(C)は演奏トリガが発生したときの動作を示すフローチャートである。演奏トリガは、他の電話機から呼び出し(着信)があったとき、通話中に保留操作がされたとき、または、通話中でないときに楽曲の再生操作がされたときに発生する。まず、演奏モード、すなわち演奏トリガが何によって発生したかを判断する(s21)。着信または利用者による再生操作による演奏トリガの場合には、現在イヤホンが接続されているかを判断する(s22)。イヤホンが接続されていない場合には、呼出用スピーカ20の周波数特性を示す特性データを楽曲演奏部15に入力したのち(s23)、楽曲演奏部15に演奏のスタートを指示する(s26)。一方、イヤホンが接続されている場合にはイヤホンの周波数特性を示す特性データを楽曲演奏部15に入力したのち(s24)、楽曲演奏部15に演奏のスタートを指示する(s26)。また、保留操作により演奏トリガが発生した場合には(s21)、受話用スピーカ23の周波数特性を示す特性データまたは電話回線を介して接続されている相手先への伝送周波数特性を考慮した周波数特性データを楽曲演奏部15に入力したのち(s25)、楽曲演奏部15に対して演奏のスタートを指示する(s26)。
【0047】
なお、着信音として楽曲を演奏中または再生操作に応じて楽曲を演奏中にイヤホンの抜き差しがあった場合には、その都度特性データが楽曲演奏部15に入力される。
【0048】
なお、上記実施形態ではどの演奏モードでも各パートの音量バランスは同じであるが、演奏モードに応じて音量バランスを変えるようにしてもよい。たとえば、再生操作による再生モードの場合にはカラオケとして使用することを考えてメロディの音量を小さくするなどである。この場合には、演奏モード毎にパートボリューム設定データを設けておき、図6(C)のs21の演奏モードの判断に応じて対応するパートボリューム設定データを楽曲演奏部15に入力するようにすればよく、この変形例も本願発明に含まれるものである。
【0049】
また、図3に示したスピーカ特性データは、スピーカの周波数特性のみであるが、本願発明における出力手段の特性は周波数特性のみに限定されない。たとえば、所定のパワーの信号を入力したときにどの程度の音量の音響が出力されるかのパワー/音量特性なども本願発明の特性に含まれ、この特性に応じて同じ音量の音響が出力されるようにパワーを調整することも本願発明に含まれる。
【0050】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、着信メロディなどの楽曲データを演奏する場合に、複数の各パートの属性、各パートの音色、スピーカ等の出力手段の周波数特性に応じて各楽音信号の音量や特性を調整するため、携帯電話機の機種毎に個別に対応して作成されていない楽曲データを演奏する場合でも、バランスの良い演奏にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である携帯電話機のブロック図
【図2】同携帯電話機の楽曲演奏部のブロック図
【図3】同携帯電話機で用いられる楽曲データ、スピーカ特性データ、パートボリューム設定データの構成を示す図
【図4】前記楽曲演奏部の音色データ記憶部の記憶内容の例を示す図
【図5】同携帯電話機で通話するためのネットワークを示す図
【図6】同携帯電話機の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…携帯電話機、1a…アンテナ、2…外部機器、
10…システムCPU、11…システムRAM、12…システムROM、13…通信部、14…音声処理部、15…楽曲演奏部、18…可変ゲインアンプ、20…呼出用スピーカ、21a,21b…可変ゲインアンプ、22…ミキサ、23…受話用スピーカ、24…入力部、25…表示部、26…バイブレータ、27…インタフェース、28…マイク、29…バス、
30…インタフェース、31…FIFO、32…INDEXデコーダ、33…シーケンサ、34…音色データ記憶部、35…音源部、36…イコライザ、37…DAC、40…スピーカ特性データレジスタ、41…パート属性データレジスタ、42…ボリュームコントローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile phone capable of generating a multi-part ring melody. Here, in this specification, the mobile phone is used as a concept indicating both a so-called mobile phone known as a cellular system and a PHS phone of a simple mobile phone system.
[0002]
[Prior art]
When there is an incoming call to the mobile phone, a ringing tone is emitted to notify the user of the incoming call. Conventionally, a beep sound has been generally used as the ring tone, but since the beep sound is annoying, a sound that can generate a melody sound as a ring tone instead of the beep has been put into practical use. This is a so-called ringtone.
[0003]
In addition, this ringing melody is not a single tone, and those that can play music of multiple parts have been put into practical use. Since it is difficult for users to create such ringing melody by themselves, it is difficult to create a network. It can be distributed as music data and can be downloaded by anyone.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the music data to be distributed is created so that it can be played back universally on any mobile phone, the characteristics of the tone signal formed by the sound source built into each mobile phone and the built-in speaker However, when the music data is played on an actual mobile phone, there is a problem that the balance of each part is bad or the tone is not appropriate.
[0005]
An object of the present invention is to provide a mobile phone capable of reproducing a ringing melody with a good volume balance based on music data created for general purposes.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
In a second aspect of the present invention, a user sets and inputs the part volume setting data.
An input means is further provided.
[0007]
Claim 3 The invention of The storage means further stores timbre volume setting data which is a volume increase / decrease value for each timbre, The level control means includes The volume increase / decrease value calculated by referring to the timbre volume setting data with the timbre set for each part of the music data. In the sound source means finger It is characterized by showing.
[0008]
[0010]
When music data such as a ringing melody is composed of a plurality of parts, each part often has a different role such as a melody, accompaniment, bass, rhythm, etc. In the invention of
[0011]
Claim Invention of 3 Then, the sound source means can form a musical tone signal of a plurality of timbres based on the timbre data stored in the storage means. The sound source means forms a musical tone signal such as a ring tone melody sound of a plurality of timbres (plural parts) based on the music data. At this time, even if a musical tone signal is formed by the same procedure, there are musical tone signals that increase in volume and other musical tone signals that become smaller. Therefore, a gain parameter is stored corresponding to each tone color, and each tone color is stored based on this gain parameter. The imbalance between timbres was corrected by controlling the sound level. As a result, even if there is a variation in volume between timbres, it is possible to correct this and form a musical tone signal of a plurality of timbres with an accurate volume.
[0012]
The mobile phone is provided with output means such as a speaker. The built-in output means is different for each mobile phone model, and the characteristics such as frequency characteristics are also different. When musical sounds of a plurality of parts having different pitches are acoustically output, the volume and sound quality of each part change depending on the characteristics of the output means. Therefore, in the invention of claim 3, the characteristic data of the output means is stored, and the characteristic of the tone signal formed by the sound source means is adjusted to cancel the characteristic of the output means. As a result, the musical sound that is output as a sound is output as a sound having a flat characteristic in which the adjusted signal characteristic and the frequency characteristic of the output means are offset.
[0013]
Note that a plurality of output means such as a calling speaker, a receiving speaker, and an earphone are connected to the mobile phone. Therefore, by storing the characteristic data for each output means in the storage means and adjusting the characteristic of the tone signal with the characteristic data of the output means used at that time, it is possible to flatten the sound output from any output means. Sounds with special characteristics can be output.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a block diagram of a mobile phone according to an embodiment of the present invention. A
[0015]
The communication unit 13 demodulates a signal received by the
[0016]
The
[0017]
The musical tone signal formed by the
[0018]
The interface (I / F) 27 is an interface for connecting to an external device 2 such as a personal computer, and the music data can be transferred from the external device 2. The input unit 24 includes “0” to “9” dial buttons and various function buttons provided in the
[0019]
A configuration example of the
[0020]
The
[0021]
A FIFO (First-In First-Out) 31 is a storage means capable of storing the score data shown in FIG. 3B for 32 words, and is sequentially read out from the previously written score data. When the musical score data is sequentially read from the
[0022]
The
[0023]
The timbre
[0024]
The speaker characteristic data register 40 is a storage unit that stores speaker characteristic data captured from the DATA output of the
[0025]
The part attribute data register 41 is a storage unit that stores part attribute data fetched from the DATA output of the
As described above, the music data is composed of the part attribute data shown in FIG. 3A and the score data shown in FIG. 3B, and can be acquired from the download center (see FIG. 5) or the external device 2.
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
In addition to the above part volume setting data, speaker characteristic data is input from the speaker characteristic data register 40, part attribute data is input from the part attribute data register 41, and timbre gain parameter is input from the timbre
[0030]
Hereinafter, the operation of the
When the
[0031]
FIG. 5 is a diagram showing a mobile phone exchange network. The download center is normally connected to the general exchange as shown in the figure, but may be provided in any of the gateway exchange, mobile exchange, and base station.
[0032]
When the
[0033]
In the
[0034]
As shown in FIG. 4, the timbre data of
[0035]
In FIG. 2, the part attribute data fetched via the
[0036]
Further, the musical score data in the music data fetched through the
[0037]
The musical score data written in the
[0038]
When a call signal from another telephone is detected by the communication unit 13 or when the user instructs the performance of the music with a holding sound, BGM, karaoke sound, etc., the performance of the music set in advance in the
[0039]
Also, the speaker characteristic data input via the
[0040]
Here, when a start instruction for reproducing music data is input to the
[0041]
A musical sound signal formed by executing such processing every time the musical score data is read from the
[0042]
In addition, the note data and rest data described above are sequentially read from the
[0043]
When the empty area detected in the
[0044]
The operation of the mobile phone will be described with reference to the flowchart of FIG.
FIG. 6A is a flowchart showing the operation in the download mode. When the user operates the input unit 24 to set the download mode, first, it is confirmed whether the external device 2 is connected to the interface 27 (s1). When the external device 2 is connected, the music data is taken from the external device 2 and stored in the system RAM 11 (s2). If the external device 2 is not connected to the
[0045]
FIG. 5B is a flowchart showing the operation in the music selection mode. The user operates the input unit 24 to set the music selection mode, and inputs a music title, music number, etc. to specify a music (music selection input: s11). Then, the music data of the selected music is retrieved from the
[0046]
FIG. 5C is a flowchart showing the operation when a performance trigger occurs. The performance trigger is generated when a call (incoming call) is received from another telephone, when a hold operation is performed during a call, or when a music reproduction operation is performed when a call is not being performed. First, it is determined by what the performance mode, that is, the performance trigger is generated (s21). In the case of a performance trigger by an incoming call or a playback operation by the user, it is determined whether the earphone is currently connected (s22). When the earphone is not connected, after the characteristic data indicating the frequency characteristic of the calling
[0047]
When the earphone is inserted / removed while the music is being played as the ringtone or according to the reproduction operation, the characteristic data is input to the
[0048]
In the above embodiment, the volume balance of each part is the same in any performance mode, but the volume balance may be changed according to the performance mode. For example, in the case of a playback mode by a playback operation, the volume of the melody is reduced in consideration of using as karaoke. In this case, part volume setting data is provided for each performance mode, and the corresponding part volume setting data is input to the
[0049]
Further, the speaker characteristic data shown in FIG. 3 is only the frequency characteristic of the speaker, but the characteristic of the output means in the present invention is not limited to the frequency characteristic. For example, the power / volume characteristic of how much sound is output when a signal of a predetermined power is input is also included in the characteristics of the present invention, and the sound of the same volume is output according to this characteristic. It is also included in the present invention to adjust the power in such a manner.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when music data such as a ringing melody is played, the volume of each musical tone signal according to the attribute of each of a plurality of parts, the tone of each part, and the frequency characteristics of output means such as a speaker. In order to adjust the characteristics of the mobile phone, it is possible to achieve a well-balanced performance even when playing music data that has not been created individually for each model of mobile phone.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a mobile phone according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a music playing unit of the mobile phone
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of music data, speaker characteristic data, and part volume setting data used in the mobile phone.
FIG. 4 is a diagram showing an example of stored contents of a timbre data storage unit of the music performance unit
FIG. 5 is a diagram showing a network for making a call on the mobile phone
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the mobile phone.
[Explanation of symbols]
1 ... mobile phone, 1a ... antenna, 2 ... external device,
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
Claims (4)
各パートの役割に対する音量増減値であるパートボリューム設定データを記憶するとともに、前記インタフェースから取り込んだ、複数パートからなる楽譜データと各パートの役割を示すパート属性データを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、
前記楽曲データの楽譜データに基づいて複数パートの楽音信号を形成する音源手段と、
前記楽曲データのパート属性データでパートボリューム設定データを参照して割り出した各パートの音量増減値を、前記音源手段に指示するレベル制御手段と、
を備えた携帯電話機。 Interface,
Stores the part volume setting data which is the volume increase and decrease value of the role of each part, taken from the interface, memory for storing the music data comprising the part attribute data indicating the role of the musical score data and each part ing from a plurality of parts Means,
Sound source means for forming a musical sound signal of a plurality of parts based on the musical score data of the music data ;
Level control means for instructing the sound source means the volume increase / decrease value of each part determined by referring to the part volume setting data in the part attribute data of the music data;
Mobile phone equipped with.
前記レベル制御手段は、前記楽曲データの各パートに設定されている音色で音色ボリューム設定データを参照して割り出した音量増減値を前記音源手段に指示する請求項1または請求項2に記載の携帯電話機。The storage means further stores timbre volume setting data which is a volume increase / decrease value for each timbre,
3. The portable device according to claim 1, wherein the level control means instructs the sound source means to determine a volume increase / decrease value obtained by referring to timbre volume setting data with a timbre set for each part of the music data. Phone.
前記出力手段の周波数特性データを記憶した周波数特性データ記憶手段と、
前記周波数特性データに基づいて前記音源手段が形成した楽音信号の周波数特性を調整する周波数特性調整手段と、
をさらに備えた請求項1、請求項2または請求項3に記載の携帯電話機。Output means for acoustically outputting a musical sound signal formed by the sound source means;
Frequency characteristic data storage means for storing frequency characteristic data of the output means;
A frequency characteristic adjusting means for adjusting a frequency characteristic of a musical tone signal formed by the sound source means based on the frequency characteristic data;
The mobile phone according to claim 1, 2 or 3, further comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000057709A JP3775156B2 (en) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | Mobile phone |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000057709A JP3775156B2 (en) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | Mobile phone |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249664A JP2001249664A (en) | 2001-09-14 |
JP3775156B2 true JP3775156B2 (en) | 2006-05-17 |
Family
ID=18578442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000057709A Expired - Fee Related JP3775156B2 (en) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | Mobile phone |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3775156B2 (en) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4586330B2 (en) | 2002-12-27 | 2010-11-24 | 沖電気工業株式会社 | Voice communication apparatus and voice communication system |
KR100604583B1 (en) * | 2004-01-10 | 2006-07-25 | 주식회사 팬택앤큐리텔 | Mobile cellular phone |
JP4281601B2 (en) * | 2004-03-30 | 2009-06-17 | ブラザー工業株式会社 | Information communication system, communication karaoke terminal, distribution host device and program |
JP4441928B2 (en) * | 2004-12-10 | 2010-03-31 | カシオ計算機株式会社 | Volume control device and volume control processing program |
EP1853092B1 (en) | 2006-05-04 | 2011-10-05 | LG Electronics, Inc. | Enhancing stereo audio with remix capability |
CN101652810B (en) * | 2006-09-29 | 2012-04-11 | Lg电子株式会社 | Apparatus for processing mix signal and method thereof |
EP2084901B1 (en) | 2006-10-12 | 2015-12-09 | LG Electronics Inc. | Apparatus for processing a mix signal and method thereof |
JP5338038B2 (en) * | 2007-05-23 | 2013-11-13 | ヤマハ株式会社 | Sound field correction apparatus and karaoke apparatus |
JP4260215B1 (en) | 2007-08-29 | 2009-04-30 | 任天堂株式会社 | Imaging device |
US8130275B2 (en) | 2008-06-13 | 2012-03-06 | Nintendo Co., Ltd. | Information-processing apparatus, and storage medium storing a photographing application launch program executed by information-processing apparatus |
JP4181211B1 (en) | 2008-06-13 | 2008-11-12 | 任天堂株式会社 | Information processing apparatus and startup program executed therein |
US8359547B2 (en) | 2008-10-01 | 2013-01-22 | Nintendo Co., Ltd. | Movable user interface indicator of at least one parameter that is adjustable with different operations for increasing and decreasing the parameter and/or methods of providing the same |
WO2010038296A1 (en) | 2008-10-01 | 2010-04-08 | 任天堂株式会社 | Information processing device, information processing system, boot program and storage medium storing same |
JP5256513B2 (en) * | 2008-10-01 | 2013-08-07 | 任天堂株式会社 | Information processing program, information processing apparatus, information processing apparatus control method, and information processing system |
JP5902225B2 (en) * | 2014-04-10 | 2016-04-13 | グリー株式会社 | Output control program, output control device, and output control method |
JP6193901B2 (en) * | 2015-03-02 | 2017-09-06 | グリー株式会社 | Output control program, output control device, and output control method |
JP7162698B2 (en) * | 2019-11-07 | 2022-10-28 | グリー株式会社 | Output control program, information processing device, and output control method |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000057709A patent/JP3775156B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001249664A (en) | 2001-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3975639B2 (en) | Telephone terminal device | |
JP3775156B2 (en) | Mobile phone | |
JP3719057B2 (en) | Telephone terminal device and communication method | |
JP3580210B2 (en) | Mobile phone with composition function | |
JP3627636B2 (en) | Music data generation apparatus and method, and storage medium | |
KR100450871B1 (en) | Portable telephone and music reproducing method | |
JP3874235B2 (en) | Music playback device and portable terminal device | |
KR100578588B1 (en) | Music reproducing apparatus | |
JP3722015B2 (en) | Music generator | |
JP3542942B2 (en) | Mobile phone melody setting system and method | |
JP3775241B2 (en) | Telephone terminal device | |
JP4042601B2 (en) | Recording / playback device | |
JP2001211235A (en) | Portable telephone set | |
US6611592B1 (en) | Incoming-call tone generation device | |
JP3821352B2 (en) | Telephone terminal device | |
JP3788280B2 (en) | Mobile communication terminal | |
KR20020070814A (en) | Portable terminal device and effect applying method thereof and recording medium | |
JP3279293B2 (en) | Music playback device, mobile phone device having music playback function, and music playback method | |
JP3641999B2 (en) | Music data distribution device and terminal device | |
JP3279298B2 (en) | Music playing device, mobile phone device having music playing function, and music playing method | |
JP3620467B2 (en) | Communication terminal | |
JP3675361B2 (en) | Communication terminal | |
JP4092869B2 (en) | Mobile phone and output method | |
JP2006230004A (en) | Device and method for reproducing melody tone and portable telephone set using the same | |
JP2001125590A (en) | Device for inputting musical piece by voice and apparatus using it |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |