JP3774762B2 - Anchor bolt installation structure - Google Patents

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JP3774762B2 JP2001155693A JP2001155693A JP3774762B2 JP 3774762 B2 JP3774762 B2 JP 3774762B2 JP 2001155693 A JP2001155693 A JP 2001155693A JP 2001155693 A JP2001155693 A JP 2001155693A JP 3774762 B2 JP3774762 B2 JP 3774762B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の鉄骨柱の根元に設けられた柱脚金物を基礎コンクリート上に固定するために使用されるアンカーボルトに関し、特にアンカーボルトを基礎コンクリート中に埋設する前にアンカーボルトを位置決めして設置するためのアンカーボルト設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のアンカーボルト設置構造としては、例えば図6に示すようなものがある。同図において、符号30は垂直方向に配置されたアンカーボルトであり、その上端部には後に鉄骨柱の下端に設けられた柱脚金物をアンカーボルトに締結するためのナット31が設けられている。
【0003】
アンカーボルト30の両端部を除いた中間部分は、基礎コンクリート35に接触させないために鋼鉄製のパイプ部材34に挿入されている。パイプ部材34の上端部は、水平方向に配置された鋼鉄製の第1形板部材36の貫通孔に嵌合している。この嵌合部を溶接することにより、第1形板部材36の高さ方向の位置決めが行われると同時に、アンカーボルト上端部の水平方向の位置決めが行われる。
【0004】
アンカーボルト30の下端部30bは、定着板32(図7参照)と水平方向に配置された鋼鉄製の第2形板部材38の貫通孔に嵌合し、上下のナット39,41で締め付けることにより固定されている。従って、第2形板部材38によりアンカーボルト下端部の水平方向の位置決めが行われる。
【0005】
第2形板部材38は、図7に示すように、4本のアンカーボルト30の下端部30b相互間の位置決めを行うように口の字状に形成されており、他方、前述した第1形板部材36も、第2形板部材38と同様の口の字状に配置されている。このようにしてアンカーボルト30と第1形板部材36及び第2形板部材38は互いに組立てられてユニット化されているので、その運搬や位置決めに便利なように構成されている。
【0006】
図7に示すように、第2形板部材38の下側(図紙面裏側)には2本のL型アングル部材40が溶接により固定されており、この2本のL型アングル部材40の内側には各々、2本のL型アングル部材42の上端部が溶接により固定されている。図6に示すように、L型アングル部材42は垂直方向に配置されており、その下端部はL型アングル部材46を介して締結部材45により捨てコンクリート44に固定されている。
【0007】
このような従来のアンカーボルト設置構造においては、図6に示すように、パイプ部材34の上端部の高さ途中に溶接により固定した第1形板部材36を、基礎コンクリート35中に埋め込むことにより、基礎コンクリート35を構築した後で第1形板部材36を取り外す作業が不要となると共に、そのために第1形板部材36を産業廃棄物として後で処分する必要がなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のアンカーボルト設置構造においては、第1形板部材36をパイプ部材34に溶接により固定しなければならないので、溶接技師のような熟練を有する者でなければ、第1形板部材36をパイプ部材34を介してアンカーボルト30と組立ててユニット化することができない。
【0009】
また、第1形板部材36はパイプ部材34を介してアンカーボルト30の上端部相互間の水平方向の位置決めを行うので、アンカーボルト30の周面とパイプ部材34の内周面との間の隙間が比較的大きいことにより、アンカーボルト30の上端部相互間の正確な位置決めを行うことが難しいという問題があった。
【0010】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、熟練を有する者でなくとも形板部材をアンカーボルトと組立ててユニット化することができると共に、アンカーボルト相互間の水平方向の位置決めを正確に行うことができるアンカーボルト設置構造を提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によるアンカーボルト設置構造は、
上端部に雄ネジ部が形成され、かつ中間部分がパイプ部材に挿入された複数のアンカーボルトと、
前記アンカーボルトの上端部に直接嵌合する孔を有する形板部材とを備え、
前記パイプ部材が、前記形板部材の下側に配置される第1パイプ部材と上側に配置される第2パイプ部材を含むように複数に分割され、
前記第2パイプ部材の高さが、基礎コンクリートの天端面上に設けられる中心モルタル部の高さよりも低く設定された構成としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明によるアンカーボルト設置構造の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。
【0013】
図1において、符号30は垂直方向に配置された4本のアンカーボルトであり、このアンカーボルト30の上端部には、後に鉄骨柱の下端に設けられた柱脚金物をアンカーボルトに締結するためのナット31が設けられている。
【0014】
アンカーボルト30の下端部には、定着板32が設けられており、この定着板32の下側には、水平方向に配置された鋼鉄製の第2形板部材38が配置されている。そして、この第2形板部材38の貫通孔がアンカーボルト30の下端部30bに嵌合して、定着板32と共に、上下の2つのナット39,41により締め付けられて固定されている。このことにより第2形板部材38は、アンカーボルト30の下端部30b相互間の水平方向の位置決めを行っている。
【0015】
アンカーボルト30の周囲には、鋼鉄製のパイプ部材である第1パイプ部材34a,第2パイプ部材34b及び第3パイプ部材34c(剛性パイプ部材)が嵌合して配置されている。すなわち図2に示すように、第1パイプ部材34aと第2パイプ部材34bとの間には第1形板部材37が挟まれて設けられ、この第1形板部材37に形成された孔37aがアンカーボルト30に、第1パイプ部材34a等の内周面とアンカーボルト30の周面との間の隙間よりも比較的小さな隙間で嵌合し、これによりアンカーボルト30の上端部30a相互間の水平方向の正確な位置決めを行っている。
【0016】
通常、柱脚金物を支持するために基礎コンクリート35の天端面35aには更に中心モルタル部を設けるが、第2パイプ部材34b上端部の位置は中心モルタル部の高さより低く設定され、柱脚金物底面が第2パイプ部材34b上端部に接しないようになっている。
【0017】
このように第1形板部材37の下側には第1パイプ部材34aが設けられ、第1形板部材37の上側には第2パイプ部材34bが設けられる他に、第2パイプ部材34bとナット31との間には第3パイプ部材34cが設けられている。このようにして基礎コンクリート35に埋め込まれる前にアンカーボルト30は第1形板部材37,第2形板部材38等と組み立てられて、アンカーボルト設置構造としてユニット化されている。
【0018】
このようにユニット化されたアンカーボルト設置構造の施工手順に沿って、以下に説明する。
まずアンカーボルト設置構造は捨てコンクリート44上に固定され、その後で基礎コンクリート35を打設するときは、図1に示した状態のまま行われ、第1形板部材37はその上面が基礎コンクリート35の天端面35aと同じ高さ、又は少し低い高さとなるため、基礎コンクリート35内部に埋め込まれた状態となる。
【0019】
基礎コンクリート35を打設した後に基礎コンクリート35が乾燥して固化したら、次にナット31を回転させてアンカーボルト30の上端部30aから取り外し、それから第3パイプ部材34cを上方に持ち上げて取り外すことにより、基礎コンクリート35の天端面35aから第2パイプ部材34bの上端部とアンカーボルト30の上端部30aだけが突出した状態となり、アンカーボルト設置構造の施工手順が終了する。
【0020】
そして後は従来と同様に、基礎コンクリート35の天端面35aの中央部に中央モルタル部分を形成し、その上に柱脚金物を載せ、その柱脚金物の取付孔に挿通したアンカーボルト30の上端部30aの上端部にナット31をネジ結合させて締め付ける。そして、基礎コンクリート35の天端面35aと柱脚金物との間に無収縮モルタルを充填させ、3日位乾燥させてからナット31をさらに締め付けることにより、柱脚金物取り付けの施工手順が終了する。
【0021】
このような構成のアンカーボルト設置構造によれば、アンカーボルト30と第1形板部材37とを組立ててユニット化したアンカーボルト設置構造を、捨てコンクリート44の上に固定し、それから基礎コンクリート35を打設することにより、そのコンクリート内部に第1形板部材37を埋め込んで残してくることができる。このため、施工後に第1形板部材37を取り外す作業が不要となると共に、その第1形板部材37を産業廃棄物として後で処分する必要がなくなる。
【0022】
また、剛性パイプ部材が第1形板部材37の下側の第1パイプ部材34aと上側の第2パイプ部材34bに分割されているので、第1形板部材37の孔37aはアンカーボルト30に直接嵌合できるため、第1形板部材37の孔37aの周面とアンカーボルト30の周面との間の隙間を、第1,第2パイプ部材34a,34bの内周面とアンカーボルト30の周面との間の隙間よりも比較的小さくできるので、アンカーボルト30の上端部相互間の水平方向の位置決めを正確に行うことができる。
【0023】
また、このように構成されたアンカーボルト設置構造によれば、従来のように溶接を行う必要がないので、熟練を有する者でなくとも第1形板部材37をアンカーボルト30と組立ててアンカーボルト設置構造としてユニット化することができる。
【0024】
また図1に示すように、ナット31と第2パイプ部材34bとの間のアンカーボルト30の上端部30aに嵌合する第3パイプ部材34cがあるので、従来のように上端部30aの周りに水が入るのを防止したりネジ部を保護するためにテープを巻いたりして養生する必要がなくなる。また、第3パイプ部材34cは次回の施工時にリサイクル利用することができるので、施工後に産業廃棄物として処分する手間が省ける。
【0025】
なお、上記第1の実施の形態においては第1パイプ部材34a,第2パイプ部材34b及び第3パイプ部材34cに鋼鉄製のパイプ部材を用いたが、剛性を有するパイプ部材であれば、他の金属やプラスチック等、剛性パイプ部材はどのような材料を用いたものであってもよい。
【0027】
図3ないし図5は、本発明の第2の実施の形態について説明するために参照する図である。この第2の実施の形態は、アンカーボルト30の周囲に厚紙製のアンボンドスリーブ47(パイプ部材)を嵌合させ、このアンボンドスリーブ47の上端とアンカーボルト30の上端部30aとの間に、図4に示すような取付具50を設け、この取付具50を介して第1形板部材37を取付けるようになっている。
【0028】
すなわち、図4に示すように、取付具50の上端部の内周には雌ネジ50aが形成され、図3に示すように、この雌ネジ50aがアンカーボルト30の上端部30aの雄ネジの下端部にネジ結合されるようになっている。
【0029】
また図4に示すように、取付具50の下端側の外周には雄ネジ50bが形成され、図3に示すように、この雄ネジ50bに取付具50の一部を構成するナット52がネジ結合されるようになっている。
【0030】
第1形板部材37の孔37aに取付具50を嵌合し、取付具50下端部に形成したフランジ部50cとナット52とで第1形板部材37を挟み込むことにより、第1形板部材37の高さ方向の位置決めを行うことができる。
【0031】
図4に示すように、取付具50の雌ネジ50a側と雄ネジ50b側との間には、凹くさび状の断面を有する破断部50dが形成され、上記雌ネジ50a側と雄ネジ50b側とを互いに相対回転させると共に、互いを引き離すような力を加えることにより、その破断部50dにおいて取付具50を破断し、分離させることが可能となっている。
【0032】
前記第2の実施の形態によれば、基礎コンクリート35を打設し固化した後に取付具50を破断部50dで破断、分離することによって図5に示す状態となり、アンカーボルト設置構造の施工手順が終了する。
【0033】
このような本発明の第2の実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様に、アンカーボルト30の上端部30a相互間の水平方向の位置決めを正確に行うことができると共に、従来のように溶接を行う必要がないので、熟練を有する者でなくとも第1形板部材37をアンカーボルト30と組立ててアンカーボルト設置構造としてユニット化することができる。
【0034】
図8は、本発明の第3の実施の形態について説明するために参照する図である。前記第1の実施の形態においては、3本の第1,第2,第3パイプ部材34a,34b,34cを用いていたが、この第3の実施の形態においては2本の第1,第2パイプ部材34a,34bを用いている点において異なるものである。
【0035】
前記第1の実施の形態においては、第1形板部材37の上面の高さが基礎コンクリート35の天端面35aよりも低く下がっていたので、第2パイプ部材34bの下半部が基礎コンクリート35内に埋まっていて抜けないために、第3パイプ部材34cを後で取り去るためには第2パイプ部材34bと分離して3本のパイプ部材にせざるを得なかったが、この第3の実施の形態においては第1形板部材37の上面が基礎コンクリート35の天端面35aと同一高さとなっているので、第2パイプ部材34bは基礎コンクリート35内に埋まることがなく後で取り去ることが可能なため、2本のパイプ部材34a,34bのみを用いれば済むからである。
【0036】
なお、前記実施の形態においてはアンカーボルト30が4本の場合について説明したが、アンカーボルト30が4本の場合に限定する必要がないことはいうまでもない。
【0037】
以上、本発明の実施の形態について具体的に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その他にも各種の変更が可能なものである。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のアンカーボルト設置構造によれば、アンカーボルト相互間の水平方向の位置決めを正確に行うことができると共に、従来のように溶接を行う必要がないので、熟練を有する者でなくとも形板部材をアンカーボルトと組立ててユニット化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアンカーボルト設置構造を示す一部断面正面図である。
【図2】図1のアンカーボルト設置構造の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態について示すその要部の拡大断面図である。
【図4】取付具50の拡大断面図である。
【図5】取付具50の使用の一過程を示す拡大断面図である。
【図6】従来のアンカーボルト設置構造を示す正面図である。
【図7】図6におけるアンカーボルト設置構造のA−A線断面矢視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るアンカーボルト設置構造の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
30 アンカーボルト
30a 上端部
30b 下端部
31 ナット
32 定着板
34 パイプ部材
34a 第1パイプ部材
34b 第2パイプ部材
34c 第3パイプ部材
35 基礎コンクリート
35a 天端面
36,37 第1形板部材
37a 孔
38 第2形板部材
39 ナット
40 L型アングル部材
41 ナット
42 L型アングル部材
44 捨てコンクリート
45 締結部材
46 L型アングル部材
47 アンボンドスリーブ
50 取付具
50a 雌ネジ
50b 雄ネジ
50c フランジ部
50d 破断部
52 ナット
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anchor bolt used to fix a column base provided at the base of a steel column of a building on the foundation concrete, and in particular, the anchor bolt is positioned before the anchor bolt is embedded in the foundation concrete. It is related with the anchor bolt installation structure for installing.
[0002]
[Prior art]
An example of a conventional anchor bolt installation structure is shown in FIG. In the drawing, reference numeral 30 denotes an anchor bolt arranged in a vertical direction, and a nut 31 for fastening a column base metal provided later at the lower end of the steel column to the anchor bolt is provided at the upper end of the anchor bolt. .
[0003]
An intermediate portion excluding both ends of the anchor bolt 30 is inserted into a steel pipe member 34 so as not to contact the foundation concrete 35. An upper end portion of the pipe member 34 is fitted in a through hole of the first plate member 36 made of steel arranged in the horizontal direction. By welding this fitting portion, the first shape plate member 36 is positioned in the height direction, and at the same time, the anchor bolt upper end portion is positioned in the horizontal direction.
[0004]
The lower end 30b of the anchor bolt 30 is fitted into the fixing plate 32 (see FIG. 7) and the through hole of the second plate member 38 made of steel arranged in the horizontal direction, and tightened with the upper and lower nuts 39, 41. It is fixed by. Therefore, the second shape plate member 38 positions the lower end portion of the anchor bolt in the horizontal direction.
[0005]
As shown in FIG. 7, the second shape plate member 38 is formed in the shape of a mouth so as to position the lower ends 30b of the four anchor bolts 30. On the other hand, the first shape described above is used. The plate member 36 is also arranged in a mouth shape similar to the second shape plate member 38. In this way, the anchor bolt 30 and the first shape plate member 36 and the second shape plate member 38 are assembled with each other to form a unit, so that they are configured to be convenient for transportation and positioning.
[0006]
As shown in FIG. 7, two L-shaped angle members 40 are fixed to the lower side (back side of the drawing) of the second shape plate member 38 by welding, and the inside of the two L-shaped angle members 40. The upper ends of the two L-shaped angle members 42 are fixed by welding. As shown in FIG. 6, the L-shaped angle member 42 is arranged in the vertical direction, and the lower end portion thereof is fixed to the discarded concrete 44 by the fastening member 45 via the L-shaped angle member 46.
[0007]
In such a conventional anchor bolt installation structure, as shown in FIG. 6, the first shape plate member 36 fixed by welding in the middle of the height of the upper end portion of the pipe member 34 is embedded in the foundation concrete 35. The work of removing the first shape plate member 36 after the foundation concrete 35 is constructed is unnecessary, and therefore, the first shape plate member 36 need not be disposed of as industrial waste later.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional anchor bolt installation structure, the first shape plate member 36 must be fixed to the pipe member 34 by welding. The plate member 36 cannot be assembled with the anchor bolt 30 via the pipe member 34 to form a unit.
[0009]
Further, since the first shape plate member 36 performs horizontal positioning between the upper ends of the anchor bolts 30 via the pipe member 34, the first shape plate member 36 is located between the peripheral surface of the anchor bolt 30 and the inner peripheral surface of the pipe member 34. Due to the relatively large gap, there is a problem that it is difficult to perform accurate positioning between the upper ends of the anchor bolts 30.
[0010]
In view of the above problems, the present invention is capable of assembling a shape plate member with an anchor bolt to form a unit, and accurately positioning the anchor bolts in the horizontal direction, even if they are not skilled. An object of the present invention is to provide an anchor bolt installation structure that can be used.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the anchor bolt installation structure according to the present invention is:
A plurality of anchor bolts in which a male screw portion is formed at the upper end and an intermediate portion is inserted into the pipe member;
A plate member having a hole that fits directly into the upper end of the anchor bolt;
The pipe member is divided into a plurality of parts so as to include a first pipe member disposed below the shape plate member and a second pipe member disposed above.
The height of the second pipe member, in which a set configured lower than the height of the central mortar portion provided on the top end face of the foundation concrete.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
FIG. 1 and FIG. 2 are views referred to for describing a first embodiment of an anchor bolt installation structure according to the present invention.
[0013]
In FIG. 1, reference numeral 30 denotes four anchor bolts arranged in the vertical direction. In order to fasten a column base metal provided later on the lower end of the steel column to the anchor bolt at the upper end portion of the anchor bolt 30. Nut 31 is provided.
[0014]
A fixing plate 32 is provided at the lower end portion of the anchor bolt 30, and a second plate member 38 made of steel arranged in the horizontal direction is arranged below the fixing plate 32. The through hole of the second plate member 38 is fitted to the lower end 30b of the anchor bolt 30 and is fastened and fixed together with the fixing plate 32 by the two upper and lower nuts 39 and 41. As a result, the second shape plate member 38 performs horizontal positioning between the lower end portions 30b of the anchor bolts 30.
[0015]
Around the anchor bolt 30, a first pipe member 34a, a second pipe member 34b, and a third pipe member 34c (rigid pipe member), which are steel pipe members, are fitted and arranged. That is, as shown in FIG. 2, a first shape plate member 37 is provided between the first pipe member 34 a and the second pipe member 34 b, and a hole 37 a formed in the first shape plate member 37. Are fitted into the anchor bolt 30 with a gap that is relatively smaller than the gap between the inner peripheral surface of the first pipe member 34a and the like and the peripheral surface of the anchor bolt 30, so that the upper end portions 30a of the anchor bolt 30 are connected to each other. Performs accurate positioning in the horizontal direction.
[0016]
Usually, a center mortar portion is further provided on the top end surface 35a of the foundation concrete 35 to support the column base metal, but the position of the upper end of the second pipe member 34b is set lower than the height of the center mortar portion, and the column base metal The bottom surface is not in contact with the upper end portion of the second pipe member 34b.
[0017]
As described above, the first pipe member 34a is provided on the lower side of the first shape plate member 37, and the second pipe member 34b is provided on the upper side of the first shape plate member 37. A third pipe member 34 c is provided between the nut 31 and the nut 31. Thus, before being embedded in the foundation concrete 35, the anchor bolt 30 is assembled with the first shape plate member 37, the second shape plate member 38, etc., and is unitized as an anchor bolt installation structure.
[0018]
A description will be given below along the construction procedure of the anchor bolt installation structure unitized in this way.
First, the anchor bolt installation structure is fixed on the abandoned concrete 44, and then when the foundation concrete 35 is placed, it is carried out in the state shown in FIG. Since the height is the same as or slightly lower than the top end surface 35a, the state is embedded in the foundation concrete 35.
[0019]
After the foundation concrete 35 is placed and dried and solidified, the nut 31 is then rotated and removed from the upper end 30a of the anchor bolt 30, and then the third pipe member 34c is lifted upward and removed. Only the upper end portion of the second pipe member 34b and the upper end portion 30a of the anchor bolt 30 protrude from the top end surface 35a of the foundation concrete 35, and the construction procedure of the anchor bolt installation structure is completed.
[0020]
Then, as in the prior art, a central mortar portion is formed at the center of the top end surface 35a of the foundation concrete 35, a column base metal is placed thereon, and the upper end of the anchor bolt 30 inserted through the mounting hole of the column base metal The nut 31 is screwed to the upper end of the portion 30a and tightened. Then, a non-shrink mortar is filled between the top end surface 35a of the foundation concrete 35 and the column base metal, and after drying for about three days, the nut 31 is further tightened, whereby the construction procedure of the column base metal attachment is completed.
[0021]
According to the anchor bolt installation structure having such a configuration, the anchor bolt installation structure in which the anchor bolt 30 and the first shape plate member 37 are assembled to form a unit is fixed on the discarded concrete 44, and then the foundation concrete 35 is attached. By placing, the first shape plate member 37 can be embedded and left inside the concrete. This eliminates the need to remove the first shape plate member 37 after construction, and eliminates the need to dispose the first shape plate member 37 as industrial waste later.
[0022]
Further, since the rigid pipe member is divided into the first pipe member 34a on the lower side of the first shape plate member 37 and the second pipe member 34b on the upper side, the hole 37a of the first shape plate member 37 is formed in the anchor bolt 30. Since it can be directly fitted, a gap between the peripheral surface of the hole 37a of the first shape plate member 37 and the peripheral surface of the anchor bolt 30 is formed between the inner peripheral surface of the first and second pipe members 34a and 34b and the anchor bolt 30. Therefore, the horizontal positioning between the upper ends of the anchor bolts 30 can be accurately performed.
[0023]
Further, according to the anchor bolt installation structure configured as described above, since it is not necessary to perform welding as in the prior art, the first type plate member 37 can be assembled with the anchor bolt 30 and the anchor bolt even if not skilled. It can be unitized as an installation structure.
[0024]
Also, as shown in FIG. 1, there is a third pipe member 34c that fits into the upper end 30a of the anchor bolt 30 between the nut 31 and the second pipe member 34b. There is no need to wrap the tape to prevent water from entering or to protect the thread. Moreover, since the 3rd pipe member 34c can be recycled at the time of the next construction, the effort which disposes as industrial waste after construction can be saved.
[0025]
In the first embodiment, steel pipe members are used for the first pipe member 34a, the second pipe member 34b, and the third pipe member 34c. The rigid pipe member such as metal or plastic may be made of any material.
[0027]
FIG. 3 to FIG. 5 are diagrams referred to for explaining the second embodiment of the present invention. In the second embodiment, an unbonded sleeve 47 (pipe member) made of cardboard is fitted around the anchor bolt 30, and the upper end 30 a of the anchor bolt 30 is connected to the upper end 30 a of the anchor bolt 30. 4 is provided, and the first plate member 37 is attached via the fixture 50. As shown in FIG.
[0028]
That is, as shown in FIG. 4, a female screw 50 a is formed on the inner periphery of the upper end portion of the fixture 50, and this female screw 50 a is a male screw of the upper end portion 30 a of the anchor bolt 30 as shown in FIG. 3. It is designed to be screwed to the lower end.
[0029]
As shown in FIG. 4, a male screw 50b is formed on the outer periphery on the lower end side of the fixture 50. As shown in FIG. 3, a nut 52 constituting a part of the fixture 50 is screwed to the male screw 50b. It is supposed to be combined.
[0030]
By fitting the fixture 50 into the hole 37a of the first profile plate member 37 and sandwiching the first profile plate member 37 between the flange portion 50c formed at the lower end of the fixture 50 and the nut 52, the first profile plate member 37 can be positioned in the height direction.
[0031]
As shown in FIG. 4, between the female screw 50a side and the male screw 50b side of the fixture 50, a broken portion 50d having a concave wedge-shaped cross section is formed, and the female screw 50a side and the male screw 50b side are formed. Are rotated relative to each other, and by applying a force that pulls them apart, the fixture 50 can be broken and separated at the broken portion 50d.
[0032]
According to the second embodiment, after the foundation concrete 35 is placed and solidified, the fixture 50 is broken and separated at the breaking portion 50d, and the state shown in FIG. 5 is obtained. finish.
[0033]
According to the second embodiment of the present invention as described above, the horizontal positioning between the upper end portions 30a of the anchor bolts 30 can be accurately performed, as in the first embodiment. Thus, it is not necessary to perform welding, so that the first shape plate member 37 can be assembled with the anchor bolt 30 to form a unit as an anchor bolt installation structure even if the person is not skilled.
[0034]
FIG. 8 is a diagram which is referred to for explaining the third embodiment of the present invention. In the first embodiment, three first, second, and third pipe members 34a, 34b, and 34c are used. In the third embodiment, two first and first pipe members 34a, 34b, and 34c are used. The difference is that two pipe members 34a and 34b are used.
[0035]
In the first embodiment, since the height of the upper surface of the first plate member 37 is lower than the top end surface 35a of the foundation concrete 35, the lower half of the second pipe member 34b is the foundation concrete 35. In order to remove the third pipe member 34c later, the third pipe member 34c was separated from the second pipe member 34b to form three pipe members. In the embodiment, since the upper surface of the first shape plate member 37 is the same height as the top end surface 35a of the foundation concrete 35, the second pipe member 34b can be removed later without being buried in the foundation concrete 35. Therefore, it is only necessary to use two pipe members 34a and 34b.
[0036]
In the above embodiment, the case where there are four anchor bolts 30 has been described, but it is needless to say that it is not necessary to limit the number of anchor bolts 30 to four.
[0037]
Although the embodiments of the present invention have been specifically described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various other modifications can be made based on the technical idea of the present invention. It is possible.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the anchor bolt installation structure of the present invention, it is possible to accurately position the anchor bolts in the horizontal direction, and it is not necessary to perform welding as in the prior art, so that there is skill. Even if it is not a person, a shape plate member can be assembled with an anchor bolt and unitized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially sectional front view showing an anchor bolt installation structure according to a first embodiment of the present invention.
2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the anchor bolt installation structure of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of an essential part of a second embodiment of the present invention.
4 is an enlarged cross-sectional view of the fixture 50. FIG.
5 is an enlarged cross-sectional view showing a process of using the fixture 50. FIG.
FIG. 6 is a front view showing a conventional anchor bolt installation structure.
7 is a cross-sectional view taken along the line AA of the anchor bolt installation structure in FIG. 6;
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of a main part of an anchor bolt installation structure according to a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
30 anchor bolt 30a upper end 30b lower end 31 nut 32 fixing plate 34 pipe member 34a first pipe member 34b second pipe member 34c third pipe member 35 foundation concrete 35a top end face 36, 37 first shape plate member 37a hole 38 first Two-shaped plate member 39 Nut 40 L-shaped angle member 41 Nut 42 L-shaped angle member 44 Discarded concrete 45 Fastening member 46 L-shaped angle member 47 Unbond sleeve 50 Mounting tool 50a Female screw 50b Male screw 50c Flange portion 50d Breaking portion 52 Nut

Claims (1)

上端部に雄ネジ部が形成され、かつ中間部分がパイプ部材に挿入された複数のアンカーボルトと、
前記アンカーボルトの上端部に直接嵌合する孔を有する形板部材とを備え、
前記パイプ部材が、前記形板部材の下側に配置される第1パイプ部材と上側に配置される第2パイプ部材を含むように複数に分割され、
前記第2パイプ部材の高さが、基礎コンクリートの天端面上に設けられる中心モルタル部の高さよりも低く設定されたことを特徴とするアンカーボルト設置構造。
A plurality of anchor bolts in which a male screw portion is formed at the upper end and an intermediate portion is inserted into the pipe member;
A plate member having a hole that fits directly into the upper end of the anchor bolt;
The pipe member is divided into a plurality of parts so as to include a first pipe member disposed below the shape plate member and a second pipe member disposed above.
The height of the second pipe member, the anchor bolt installation structure characterized in that it is set lower than the height of the central mortar portion provided on the top end face of the foundation concrete.
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