JP3772428B2 - 超音波流速計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、断面積と流速の積から流量を測定する測定器等に応用された超音波流速計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超音波流速計は、図18に示すように、流体の流れる測定経路1に設置した第一の超音波振動子2と、第一の超音波振動子2を駆動する送信回路3と、送信回路3にスタート信号を出力し、またタイマ4から測定データを受け取る制御部5と、第一の超音波振動子2から送信した超音波を受ける第二の超音波振動子6と、第二の超音波振動子6の出力を受ける受信回路7と、受信回路7の出力を受け繰り返し制限回路8に出力を行うディレイ回路9と、受信回路7の出力に応じて繰り返し制限回路8及びタイマ4を制御するカウンタ10によって構成されていた。
【0003】
そして、上記超音波流速計は、制御部5からスタート信号を受けた送信回路3が第一の超音波振動子2を一定時間パルス駆動する。同時に制御部5からの信号によってにタイマ4をスタートさせる。パルス駆動された第一の超音波振動子2からは超音波が送信される。第一の超音波振動子2から送信した超音波は被測定流体中を伝搬し第二の超音波振動子6で受信される。第二の超音波振動子6の受信出力は、受信回路7で増幅され、受信判定の後にディレイ回路9に受信信号として出力される。受信信号を受けたディレイ回路は設定されたディレイ時間td経過後に繰り返し制御部5を介して送信回路3に出力され、送信回路3ではこの信号を受けると再度第一の超音波振動子2を駆動する。このようにして超音波の送信は繰り返される。そして、カウンタ10は受信判定信号をカウントしており、そのカウント値が設定回数nに達すると繰り返し制限回路8に出力を送り、超音波送受信の繰り返しループを繰り返し制限回路8で切る。同時に繰り返し制限回路8はタイマ4に停止信号を出力し、タイマ4での時間計測を止める。一般的に繰り返し回数は10〜1000に設定されていた。制御部5ではタイマ4から測定データを受け取り、この値をもとに(式1)を用いて流速を求める。
【0004】
なお、タイマ4から得た測定時間をt、超音波振動子間の流れ方向の有効距離をL、音速をc、被測定流体の流速をv、第一の超音波振動子2から第二の超音波振動子6への方向を正とする。
【0005】
v=(L/((t/n)−td))−c (式1)
また、前記第一の超音波振動子2と前記第二の超音波振動子6とを切り替え、被測定流体の上流から下流と下流から上流へのそれぞれの伝搬時間を測定し、(式2)より速度vを求める方法もある。
【0006】
但し、この場合には上流から下流への測定時間時間をt1、下流から上流への測定時間時間をt2とする。
【0007】
v=L/2(1/((t1/n)−td)−1/((t2/n)−td)) (式2)
この方法によれば音速の変化の影響を受けずに流度を測定することが出来るので、流速・流量・距離などの測定に広く利用されている。
【0008】
また、図19(a)、(b)は第一の超音波振動子2から出た超音波の伝播する様子を表したものである。図19(a)のように第一の超音波振動子2から送信された超音波(
ニ)は、第二の超音波振動子6で受信されると同時に反射される。さらに第一の超音波振動子4で反射され再度超音波振動子6で受信される。この2回反射した超音波の超音波振動子6での受信レベルは始めに受信される超音波に比べ十分小さいが、この時第一の超音波振動子2から次の次に送信された超音波と重なると、干渉をおこし誤差が大きくなる。そこで正確な測定を行うために図19(b)のように、ディレイ回路9を設け、超音波を送信するタイミングをずらすことによって干渉を起こさないようにしていた。図中の(イ)は超音波振動子6での超音波、(ロ)は超音波振動子6で反射し超音波振動子2へ到達した超音波、(ホ)はさらに超音波振動子2で反射し、超音波振動子6へ到達した超音波を示し、(ハ)は受信回路7から送信回路3への信号を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、測定途中にディレイ回路9によるディレイ時間が発生するので、測定に時間がかかり消費電力が大きくなってしまう。特に非測定時にスリープ動作と呼ばれる一定時間電源をOFFすることによって消費電力を小さくするシステムを構成した場合では、測定に要する時間が長いのでON/OFFの比を大きくとり消費電力を小さくすることができない。さらに、ディレイ回路9は、求めようとする測定精度以上の時間精度が必要であり、精度の高いディレイ時間を作るには回路が高価になるとともに、消費電力も大きくなってしまう。またディレイ回路の時間ばらつきのため、繰り返し送信回数を単に増やしても測定精度は一定以上高くすることはできなかった。このため、電池などの限られた電源によって長時間動作する安価・高精度の流速計を実現するためには、ディレイ回路の誤差をなくし、消費電力を低減しなくてはならないという課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、超音波を送信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記第一の超音波振動子から送信した超音波を受ける第二の超音波振動子と、前記第二の超音波振動子の出力を受け前記送信回路へ出力を行う受信回路と、前記受信回路の出力が2回発生するとタイマへ出力を行うカウンタと、前記タイマからデータを受け取る制御部とを有し、受信回路の出力が2回発生するとタイマを停止し測定を終了する構成としている。このように繰り返し送信回数を2回に制限することによって、繰り返し送信を行わない場合にたいして2倍の精度を得ることができ、かつ最初に第一の超音波振動子から送信した超音波と、新たに送信した超音波とが第二の超音波振動子付近で干渉することがなくなる。このためディレイ回路が不要になり、測定時間を短くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、超音波を送信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記第一の超音波振動子から送信した超音波を受ける第二の超音波振動子と、前記第二の超音波振動子の出力を受け前記送信回路へ出力を行う受信回路と、前記受信回路の出力が2回発生するとタイマへ出力を行うカウンタと、前記タイマからデータを受け取る制御部とを有し、制御部からスタート信号を受けた送信回路が第一の超音波振動子を一定時間パルス駆動を行う。同時に制御部からの信号によってタイマをスタートさせる。パルス駆動された第一の超音波振動子からは超音波が送信される。この超音波は被測定流体中を伝搬し第二の超音波振動子で受信される。第二の超音波振動子の受信出力は、受信回路で増幅、受信判定され受信信号として送信回路に出力される。送信回路ではこの信号を受けると再度第一の超音波振動子を駆動する。このようにして超音波の送信は繰り返される。受信回路から2回めの受信信号が出力されると、カウンタからタイマを停止させる信号が発生し、繰り返し送信回数2回で測定を終了する。このため、最初に送信した超音波が反射して第二の超音波振動子に帰ってくるまでに測定を終えるため、受信音波に干渉が起こらず、なおかつディレイ回路をなくすことができる。このため回路の消費電力
を小さくすることができ、回路規模も小さくすることができるので、電池などの限られた電源によって長時間動作する高精度の流速計を実現することができる。
【0012】
また超音波を送信あるいは受信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記第一の超音波振動子から送信した超音波を受ける第二の超音波振動子と、前記第二の超音波振動子の出力を受け前記送信回路へ出力を行う受信回路と、前記受信回路の出力が2回発生するとタイマへ出力を行うカウンタと、前記カウンタの出力によって前記受信回路の入力を前記第二の超音波振動子から前記第一の超音波振動子に切り替える切り替え器と、前記タイマからデータを受け取る制御部とを有し、カウンタ出力によって受信回路の入力を前記第二の超音波振動子から前記第一の超音波振動子に切り替える前記切り替え器を動作させて切り替える。一回の測定終了後に第一の超音波振動子が受信する超音波を一定時間観測し、反射波の影響が十分小さくなるタイミングにおいて、次の測定をすばやく開始する。このため連続した測定をすばやく行うことができるので、回路の動作時間を短くすることができ、消費電力を小さくすることができる。そして電池などの限られた電源によって長時間動作する安価な流速計を実現することができる。
【0013】
また、受信回路から制御部への信号線の途中に第2のカウンタを配し、第一の超音波振動子で受信される超音波を数えることにより、一回の測定で受信される超音波の数をカウントし、つまり測定終了後すぐに次の測定を開始するので、連続した次の測定をすばやく行うことができ、回路を動作させる時間が短くなる。よって消費電力を小さくすることができる。また、制御部で常に受信回路の出力を監視する必要がなく、計測を行っている間に前回の測定結果より流速を求める演算を行うことができ、制御部をより効率よく動作させることができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する安価な流速計を実現することができる。
【0014】
また入力を受けてから一定時間後に前記送信回路へ出力を行うディレイ回路と、前記受信回路の出力に応じてタイマへ出力を行うカウンタと、前記受信回路の出力を前記カウンタの値が有数ならば前記送信回路へまた、偶数ならば前記ディレイ回路へ出力を行うように切り替え回路が動作する。そのため受信回路出力の2回ごとに1回前記ディレイ回路を通過するので、反射波が直接波に干渉することがなくなる。このため繰り返し送信を受信波の干渉を防ぎつつ続ける事ができる。そして、ディレイ時間が入るのは2回の送信に1回なので、測定時間は短く、ディレイ時間のばらつきによる測定誤差も従来に比べ1/2とすることができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する安価・高精度な流速計を実現することができる。
【0015】
また超音波を送信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記送信回路及び複数のタイマへ順次スタート信号出力を行い、また前記タイマから測定データを受け取る制御部と、前記第一の超音波振動子から送信した超音波を受ける第二の超音波振動子と、前記第二の超音波振動子の出力を受け前記送信回路へ出力を行う受信回路と、前記受信回路の出力に応じ複数のタイマへ停止出力を行うカウンタとを有し、制御部は、送信回路及び複数のタイマへ超音波が重なり合わない間隔で順次スタート信号出力を行い、複数のタイマにより一部時間を重複しながら、それぞれの2回繰り返しの時間測定を行う。このため複数の測定をわずかな時間で行うことができるので、消費電力を小さくすることができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する安価な流速計を実現することができる。
【0016】
また複数のタイマを一つのタイマとし、受信回路の出力を受けたタイミングで前記タイマの出力を順次加算し制御部に出力する加算器とに変えた超音波流速計において、受信回路の出力を受けたタイミングで前記タイマの出力を順次加算し制御部に出力する加算器により、前記制御部ではすべての測定が終わってから前記加算器から測定データを受け取る
ことで、全測定結果を受けとることができる。このため前記制御部では常に複数の前記タイマの出力からデータを受け取る必要がなく、計測を行っている間に前回の測定結果より流速を求める演算を行うことができるので、前記制御部をより効率よく動作させることができる。また前記タイマの数を複数から一つに少なくすることができるので、回路の消費電力を小さくすることができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する安価な流速計を実現することができる。
【0017】
また制御部が流速によってスタート信号を出力する間隔を変化させる制御方法とした超音波流速計において、制御部が超音波の伝搬時間が長くなるに対応してスタート信号を出力する数を増加させる制御方法とすることによって、流速が変化した場合であっても、同じ時間における測定数を最も多く設定するようにできる。スタート信号を出力する数を固定した場合では、超音波の受信時間が流速によって変化するため、その変化を考慮した長い時間に設定せざるを得ない。本発明では流速に合わせてスタート信号を出力する数を最適な値とすることができるので、回路を動作させる時間が短くなる。よって消費電力を少なくすることができるので、電池などの限られた電源によって長時間動作する流速計を実現することができる。
【0018】
また超音波を送信あるいは受信する第一及び第二の超音波振動子と、超音波振動子を駆動する送信回路と、超音波振動子の出力を受ける受信回路と、前記2つの超音波振動子と前記送信回路および前記受信回路の接続を切り替え信号に応じて切り替える方向切り替え器と、前記送信回路及び第一のタイマと第二のタイマにスタート信号出力を行い、また前記第一のタイマ及び前記第二のタイマから測定データを受け取る制御部と、前記受信回路の出力に応じて前記第一のタイマあるいは前記第二のタイマあるいは送信回路に出力を行う切り替え器と、送信回路出力と受信回路出力に対応した入力によって前記方向切り替え器を制御する切り替え制御部を有し、前記2つの超音波振動子と前記送信回路および前記受信回路の接続を切り替え信号に応じて切り替える前記方向切り替え器を、前記送信回路出力と前記受信回路出力に応じて制御する。具体的には、まず第一の超音波振動子から送信を行った後、わずかの時間をおいて、前記方向切り替え器を動作させる。そして第二の超音波振動子から送信を行う。その後再度前記方向切り替え器を動作させ第二の超音波振動子で始めに送信した超音波を受信し、送信回路に出力を送る。この出力を受け取った送信回路は、再度第一の超音波振動子から超音波を送信し、前記方向切り替え器を動作させる。このようにして方向切り替え器を交互に動作させ両方向の測定をほぼ同時に行う。このようにして、同一時間に上流方向と下流方向の超音波伝播時間を測定するので、流速の変化が大きいときであっても正確な流速を測定できる。このため測定を何回も繰り返す必要がなく、消費電力を小さくすることができる。そして電池などの限られた電源によって長時間動作する流速計を実現することができる。
【0019】
また第一の超音波振動子と第二の超音波振動子からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子と第四の超音波振動子からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路と、超音波振動子の出力を受ける受信回路と前記二組の超音波送受波系と送信回路及び受信回路とを切り替える系切り替え器と、前記送信回路にスタート信号出力を行い、またタイマから測定データを受け取る制御部と、前記受信回路の出力に応じて前記送信回路と前記系切り替え器と前記タイマとに出力を行うカウンタ有し、第一の超音波振動子と第二の超音波振動子からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子と第四の超音波振動子からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路と、超音波振動子の出力を受ける受信回路と前記二組の超音波送受波系と送信回路及び受信回路とを切り替える系切り替え回路を、前記受信回路の出力が2回発生するごとに切り替えることにより、繰り返し回数を限定せずにディレイ時間のないシングアラウンド測定を行うことができる。このため短い時間で精度の高い測定を行うことができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する流速計を実現することができる。
【0020】
以下本発明の実施例について図を用いて説明する。なお図面中で同一符号を付しているものは同一構成要素であり同じ動作を行うものである。
【0021】
(実施例1)
図1及び図2を用いて本発明の一実施例を説明する。図1は全体のブロック図、図2は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。
【0022】
本発明は、流路11の中に配置された超音波を送信する第一の超音波振動子12と、第一の超音波振動子12を駆動する送信回路13と、第一の超音波振動子12から送信し流路内を伝播した超音波を受ける第二の超音波振動子14と、第二の超音波振動子14の出力を受け繰り返し制限回路15を介して送信回路へ出力を行う受信回路16と、受信回路16の出力が2回発生するとタイマ17へ出力を行うカウンタ18と、タイマ17から時間測定データを受け取る制御部19とを有している。
【0023】
次に動作を図2を用いて説明する。
【0024】
制御部19からスタート信号を受けた送信回路13が第一の超音波振動子12を一定時間パルス駆動する。同時に制御部19からの信号によってタイマ17をスタートさせる。パルス駆動された第一の超音波振動子12からは超音波が送信される。(A)においてこの超音波は被測定流体中を伝搬し第二の超音波振動子14で受信される。(B)において第二の超音波振動子14の受信出力は、受信回路16で増幅、受信判定され受信信号として制限回路15を介して送信回路13に出力される。そして図1の送信回路13ではこの信号を受けると再度第一の超音波振動子12を駆動する。(C)において、同様にして超音波の送信は繰り返される。そして受信回路16から2回めの受信信号が出力されると、(D)においてカウンタ18がタイマ17を停止させると同時に制限回路15へ制御信号を出力し、制限回路15が受信回路16の出力信号を送信回路13へ伝達しないようにする。そして繰り返し送信回数2回で測定を終了する。
【0025】
この時のタイマ17から制御部19はデータを受ける。そのデータは、(A)〜(D)の時間であり、被測定流体を超音波が2回伝播するときにかかった時間なので、制御部では流速vを(式3)によって求める。
【0026】
但し、流速をv、超音波振動子間の距離をL、超音波の音速をCとする。
【0027】
v=2L/t−C (式3)
あるいは、上流方向と下流方向への超音波の伝播時間を測定して、(式2)を用いて流速を求める。
【0028】
図2の中の(イ)は受信信号波形、(ロ)は第二の超音波振動子で反射して第一の超音波振動子に到達した超音波信号の波形、(ハ)は受信信号が回路内で送信回路へ伝わり超音波を送信する流れを示す。
【0029】
(実施例2)
図3及び図4を用いて本発明の他の実施例を説明する。図3は全体のブロック図、図4は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。
【0030】
カウンタ18の出力によって受信回路16の入力を第二の超音波振動子14から第一の超音波振動子12に切り替える切り替え器20を備えている。
【0031】
次に動作を図4を用いて説明する。
【0032】
受信回路16の出力が2回発生すると(E)、カウンタ18はタイマ17へ出力を送り動作を停止させる。同時に受信回路16の入力を第二の超音波振動子14から第一の超音波振動子12に切り替える切り替え器20によって切り替える。そして、制御部19は一回の測定終了後に第一の超音波振動子12が受信する超音波を受けた受信回路16の出力をL/C+αの間観測し(F)、反射波の影響が小さくなることを確認して次の測定をすばやく開始する(G)。
【0033】
このようにすることによって、測定路内に超音波が伝搬していないことを確認した後2回目の測定を行うので、1回目の影響を受けることがなく、そして2回目の測定をすみやかに行うことができる。
【0034】
(実施例3)
図5及び図6を用いて本発明の他の実施例を説明する。図5は全体のブロック図、図6は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。動作を図6に示すタイミング(H、I、J、K)を付して説明する。
【0035】
受信回路16から制御部19への信号線の途中に第2のカウンタ21を配し、第一の超音波振動子12で受信される超音波を数えている。まず始めの超音波の送信信号を受けた時第2のカウンタ21のカウントが1となる(H)。次に繰り返した2回目の超音波の送信信号を受けた時第2のカウンタ21のカウントが2となる(I)。2回目の受信信号が切り替え器20を通過した後、切り替え器20は受信回路16の入力を第一の超音波振動子12に切り替える(J)。そして反射波を受信すると第2のカウンタ21のカウントは3となり、制御部19への出力信号を出力する。この信号を受けた制御部19は、2回目の測定をすばやく開始する(K)。
【0036】
(実施例4)
図7及び図8を用いて本発明の他の実施例を説明する。図7は全体のブロック図、図8は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。動作を図8を用いて説明する。
【0037】
入力を受けてから一定時間後に送信回路13へ出力を行うディレイ回路22と、受信回路16の出力が設定した値、例えば6になったときタイマ17へ出力を行うカウンタ18と、受信回路16の出力をカウンタ18から受けた値が奇数のときは送信回路13へ偶数のときはディレイ回路22へ出力を行う切り替え回路23を追加している。
【0038】
この構成において、2回の繰り返し送信が行われ、2回目の超音波を受けた切り替え回路23はカウンタ18からの値が偶数であるので、ディレイ回路22へ出力を行う(L)。入力を受けたディレイ回路22は、Δtの遅延時間の後に送信回路13へ出力を行い(M)、前述した動作を繰り返す。そして、カウンタ18の値が6になった時にカウンタ18からタイマ17へ停止信号が出力され測定を終了する(N)。そしてタイマから測定結果tを受けた制御部19は(式4)によって流速を求める。
【0039】
v=L/((t−2Δt)/6) (式4)
(参考例1)
図9及び図10を用いて参考例1を説明する。図9は全体のブロック図、図10は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。この動作を図6を示して説明する。
【0040】
制御部19は、送信回路13及び第一、第二、第三、第四のタイマ24、25、26、
27へ順時Δt時間ごとにスタート信号出力を行う。また前記4つのタイマから測定データを受け取っている。そして、受信回路16の出力に応じ第一及び第二及び第三及び第四のタイマ24、25、26、27へ停止出力を行うカウンタ18とを有している。
【0041】
制御部19は、送信回路13及び第一、第二、第三、第四のそれぞれのタイマ24、25、26、27へ超音波が重なり合わない間隔Δtで順次スタート信号2を出力し(O、P、Q)、これをそれぞれ2回繰り返し送信を行う。そして、2回目の受信信号は、カウンタ18から一回目に送信と同時にスタートしたタイマへ切り替えて出力され、それぞれのタイマを停止させる。制御部19は、それぞれのタイマから測定データt1、t2、t3、t4を受取り、(式5)によって超音波の伝播時間を求め、さらに有効距離Lより流速を求める。
【0042】
t=(t1+t2+t3+t4)/8 (式5)
(参考例2)
図11及び図12を用いて参考例2を説明する。図11は全体のブロック図、図12は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。この動作を図12を用いて説明する。
【0043】
図9の第一、第二、第三、第四のそれぞれタイマ24、25、26、27を一つのタイマ17とし、受信回路16の出力を受けタイマ17の出力を加算し制御部19に出力する加算器28に変更している。タイマ17は第一の送信と同時に制御部19からの信号によってスタートする(R)。そして、カウンタ18は2回目の繰り返し送信を受信した信号を判断し、タイマ17へ信号を送る(S、T、U、V)。
【0044】
そしてその信号を受けたタイマ17はその時の経過時間データを加算器28へ出力する。その経過時間データを受けた加算器28では経過時間データを順次加算していく。そして制御部19はすべての測定が終わってから、加算器28から測定データを受け取ることによって、全測定結果を受けとることができる。計算は(式6)のようになる。加算器28から受け取るデータはそれぞれの測定時間とスタート信号を出す間隔Δtが含まれる。
【0045】
t=((測定データ)−6Δt)/4 (式6)
(参考例3)
図11及び図12、図13を用いて参考例3を説明する。図12、図13は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。
【0046】
制御部19が流速によってスタート信号を出力する間隔を変化させる制御方法とし、下流から上流へ超音波を送信するときは、制御部において前回の測定結果を参照し流速が早くなるとスタート信号を出力する数を多くするようにしている。つまり、下流から上流方向への送信では、送信してから受信されるまでの時間が流速が大きくなるにつれて長くなる。このため、送信の間隔Δtが同じでもより多くの送信を行うことができる。なお、図12は流速が無い場合、図13は流速がある場合の下流から上流方向への超音波の伝播を示す図である。
【0047】
(参考例4)
図14及び図15を用いて参考例4を説明する。図14は全体のブロック図、図15は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。この動作を図15を用いて説明する。
【0048】
2つの超音波振動子12、14と送信回路13および受信回路16の接続を切り替え信号に応じて切り替える方向切り替え器29と、送信回路13及び第一のタイマ30と第二
のタイマ31にスタート信号出力を行い、また第一のタイマ30及び第二のタイマ31から測定データを受け取る制御部19と、受信回路16の出力に応じて第一のタイマ30あるいは第二のタイマ31あるいは送信回路13に出力を行うカウンタ18と、送信回路出力と受信回路出力に対応した入力によって方向切り替え器29を制御する切り替え制御部32を有する。
【0049】
そして、2つの超音波振動子12、14と送信回路13および受信回路16の接続を切り替え信号に応じて切り替える方向切り替え器29を、送信回路出力と受信回路出力に応じて制御する。方向切り替え器29は入力パルスごとに送信回路13と受信回路16の接続先を変える。送信回路13が第一の超音波振動子12と接続されてる場合(W)、受信回路16は第2の超音波振動子と接続されている。この状態の時に方向切り替え器29に入力があると、送信回路13は第二の超音波振動子16と、受信回路16は第一の超音波振動子と接続するように切り替える。
【0050】
はじめに第一の超音波振動子12から送信を行った後、わずかの時間をおいて、方向切り替え器29を動作させる(Z)。そして第二の超音波振動子16から送信を行う(a)。その送信回路13の出力を受けた切り替え制御部32により再度方向切り替え器29を動作させ(X)第二の超音波振動子14で始めに第一の超音波振動子12から送信した超音波を受信する(b)。そして送信回路13に受信出力を送る。受信出力を受け取った送信回路13は、再度第一の超音波振動子12を駆動し超音波を送信する(c)。同時に切り替え制御部32に信号を出力し方向切り替え器29を動作させる(d)。このようにして方向切り替え器29を交互に動作させ両方向の測定をほぼ同時に行う。そして、それぞれの方向へのシングアラウンドを2回行い、それぞれの受信信号によってタイマ1、タイマ2を停止させる。この時のそれぞれタイマ1、タイマ2の測定データt1、t2を受けた制御回路は(式7)によって流速を求める。
【0051】
V=4L/(1/t1−1/t2) (式7)
(実施例5)
図16及び図17を用いて本発明の実施例5を説明する。図16は全体のブロック図、図17は超音波の伝播する様子を時間軸上にあらわした図である。この動作を図17を用いて説明する。
【0052】
第一の超音波振動子12と第二の超音波振動子14からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子33と第四の超音波振動子34からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路13と、超音波振動子の出力を受ける受信回路16と二組の超音波送受波系と送信回路13及び受信回路16とを切り替える系切り替え器35と、送信回路13にスタート信号出力を行い、またタイマ17から測定データを受け取る制御部19と、受信回路16の出力に応じて送信回路13と系切り替え器35とタイマ17に出力を行うカウンタ18とを有している。
【0053】
そして、第一の超音波振動子12と第二の超音波振動子14からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子33と第四の超音波振動子34からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路13と、超音波振動子の出力を受ける受信回路15と二組の超音波送受波系と送信回路13及び受信回路16とを切り替える系切り替え器35によって、送信回路13の接続は送信信号を2回受けるごとに、受信回路16の接続は受信回路16の出力が2回発生するごとに切り替えるようにしている。
【0054】
始めに送信回路13と超音波振動子12、受信回路16と超音波振動子14とが接続されており、この状態で制御部19からの信号によって、送信回路13が動作し超音波振動子12から超音波が送信される(e)。この超音波信号は超音波振動子14で受信される
。そしてこの受信信号は、受信回路16と制限回路15とを通って送信回路13に返され再度超音波振動子12を駆動する(f)。また超音波振動子14で受信し、送信回路13に信号を返すが、この時送信回路13の出力は系切り替え器35によって超音波振動子33に切り替えられている。このため送信回路13は超音波振動子33を駆動し超音波を送信する(g)。この時受信回路16は超音波振動子34と接続されている。このようにシングアラウンド動作を2回行ってもう一つの系に切り替える動作を行う。そして、カウンタ18が設定した値nになるとカウンタ18はタイマ17を停止させる停止信号を出力し、測定を終了する。制御部19はタイマ17から測定データtを受け取り(式8)によって伝播時間を求め、その伝播時間からさらに流速を求める。
【0055】
伝播時間=t/n (式8)
以上の説明から明らかなように本発明の超音波流速計の実施例または参考例によれば、次の効果を奏する。
【0056】
(1)受信回路の出力が2回発生するとタイマへ出力を行うカウンタによって、繰り返し送信回数2回行い測定を終了するので、その後に第2の超音波振動子へ到達する超音波信号によって受信音波に干渉が起こらず、なおかつディレイ回路をなくすことができる。さらに同じ分解能を持つタイマを使用し1回の繰り返し測定を行なった場合と比べ、流速によって起こる測定時間の変動が2倍となるため、測定精度を向上させることができる。このため回路の消費電力を小さくすることができ、回路規模も小さくすることができるので、電池などの限られた電源によって長時間動作する安価・高精度の流速計を実現することができる。
【0057】
(2)受信回路の入力を第二の超音波振動子から第一の超音波振動子に切り替える切り替え器によって、一回の測定終了後に第一の超音波振動子から受信する。制御部は一定時間受信回路出力を観測し、反射波の影響が十分小さくなるタイミングにおいて次の測定を開始する。こうすることによって次の測定をすばやく開始することができるので、連続した測定をすばやく行うことができ、消費電力を小さくすることができる。このため電池などの限られた電源によって長時間動作する流速計を実現することができる。
【0058】
(3)受信回路から制御部への信号線の途中にカウンタを配し、第一の超音波振動子で受信される超音波を数えることにより、より早く次の測定を開始することができるので、連続した測定をすばやく行うことができると共に消費電力を小さくすることができる。また、制御部で常に受信回路の出力を監視する必要がなく、制御部をより効率よく動作させることができる。
【0059】
(4)入力を受けてから一定時間後に送信回路へ出力を行うディレイ回路と、受信回路の出力を数えてタイマへ出力を行うカウンタと、前記受信回路の出力を前記カウンタからの入力に応じて奇数であれば前記送信回路へ、偶数であれば前記ディレイ回路へ出力を行う切り替え回路によって、繰り返し送信2回ごとに1回しか前記ディレイ回路を通過しない。そのため、ディレイ時間が入るのは2回の送信に1回なので、測定時間は短く、ディレイ時間のばらつきによる測定誤差も従来に比べ1/2とすることができる。
【0060】
(5)送信回路及び複数のタイマへ順次スタート信号出力を行い、前記複数のタイマで一部時間を重複しながら、それぞれ2回シングアラウンドの時間を測定するので、複数の測定をわずかな時間で行うことができる。またこれらの測定結果を平均して測定精度を上げることができる。測定精度を等しくした場合従来の方法に比べて測定時間が短くなるので、消費電力を小さくすることができる。
【0061】
(6)受信回路の出力を受けタイマの出力を順次加算し制御部に出力する加算器により
、前記制御部ではすべての測定の最後に加算器から測定データを受け取ることによって、全測定結果を受け取ることができる。このため前記制御部では常に複数の前記タイマの出力からデータを受け取る必要がないので、前記制御部をより効率よく動作させることができる。また前記タイマの数を複数から一つに少なくすることができるので、回路の消費電力を小さくすることができる。
【0062】
(7)制御部が超音波の伝搬時間が長くなるのに対応してスタート信号を出力する数を変化させる制御方法とすることによって、流速が変化した場合であっても、同じ時間における測定数をより多く設定するようできる。このため同一時間で測定できる回数が多くなるので、消費電力を少なくすることができる。
【0063】
(8)2つの超音波振動子と送信回路および受信回路の接続を切り替え信号に応じて切り替える方向切り替え器を、前記送信回路出力と前記受信回路出力に応じて制御し、同一時間に上流方向と下流方向の超音波伝播時間を測定することによって、流速の変化が大きいときであっても上流方向と下流方向の測定タイミングのずれを小さくできるので、一回の測定で正確な流速を測定できる。そして測定を何回も繰り返す必要がなく、消費電力を小さくすることができる。
【0064】
(9)第一の超音波振動子と第二の超音波振動子からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子と第四の超音波振動子からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路と、超音波振動子の出力を受ける受信回路と前記二組の超音波送受波系と送信回路及び受信回路とを切り替える系切り替え器を、前記受信回路の出力に応じて切り替えることにより、繰り返し回数を2回に限定せずにディレイ時間のないシングアラウンド測定を行うことができるので、短い時間で精度の高い測定を行うことができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明の超音波流速計によれば、受信回路の出力が2回発生するとタイマへ出力を行うカウンタによって、繰り返し送信回数2回行い測定を終了するので、その後に第2の超音波振動子へ到達する超音波信号によって受信音波に干渉が起こらず、なおかつディレイ回路をなくすことができる。さらに同じ分解能を持つタイマを使用し1回の繰り返し測定を行なった場合と比べ、流速によって起こる測定時間の変動が2倍となるため、測定精度を向上させることができる。このため回路の消費電力を小さくすることができ、回路規模も小さくすることができるので、電池などの限られた電源によって長時間動作する安価・高精度の流速計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における超音波流速計ブロック図
【図2】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図3】 本発明の実施例2における超音波流速計ブロック図
【図4】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図5】 本発明の実施例3における超音波流速計ブロック図
【図6】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図7】 本発明の実施例4における超音波流速計のブロック図
【図8】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図9】 本発明の参考例1における超音波流速計のブロック図
【図10】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図11】 本発明の参考例2における超音波流速計のブロック図
【図12】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図13】 本発明の参考例3における超音波流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図14】 本発明の参考例4における超音波流速計のブロック図
【図15】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図16】 本発明の実施例5における超音波流速計のブロック図
【図17】 同流速計の超音波の伝播状況を示す模式図
【図18】 従来の超音波流速計のブロック図
【図19】 (a)同流速計の超音波の伝播状況をディレイ時間なしとして示した模式図
(b)同流速計の超音波の伝搬状況をディレイ時間ありとして示した模式図
【符号の説明】
12 第一の超音波振動子
13 送信回路
14 第二の超音波振動子
16 受信回路
17 タイマ
18 カウンタ
19 制御部
20 切り替え器
21 第2のカウンタ
22 ディレイ回路
23 切り替え回路
24、25、26、27 複数のタイマ
28 加算器
29 方向切り替え器
30 第一のタイマ
31 第二のタイマ
32 切り替え制御部
33 第三の超音波振動子
34 第四の超音波振動子
35 系切り替え器
Claims (5)
- 超音波を送受信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子から送信され被測定流体中を伝播した超音波を受信する第二の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記第二の超音波振動子の出力を受け前記送信回路に出力を行う受信回路と、前記受信回路の出力が2回発生すると出力を発生するカウンタと、超音波の送信開始から前記カウンタの出力を受けるまでの時間を測定するタイマと、前記タイマから時間測定データを受け演算によって流速を求める制御部とを備えた超音波流速計。
- カウンタの出力によって受信回路の入力を第二の超音波振動子から第一の超音波振動子に切り替える切り替え器を備え、制御部が受信回路の出力を監視し、設定した時間前記受信回路から出力がない時に、次の測定を開始する請求項1記載の超音波流速計。
- 受信回路から制御部への信号線の途中に第2のカウンタを配した請求項2記載の超音波流速計。
- 超音波を送信する第一の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子から送信され被測定流体中を伝播した超音波を受信する前記第二の超音波振動子と、前記第一の超音波振動子を駆動する送信回路と、前記第二の超音波振動子の出力を受ける受信回路と、前記受信回路の出力回数を数え出力を発生するカウンタと、前記カウンタの出力が、偶数の時には前記受信回路の出力を入力を受けてから一定時間後に前記送信回路へ出力を行うディレイ回路へ切り替える切り替え回路と、超音波の送信開始から前記カウンタの出力を受けるまでの時間を測定するタイマと、前記タイマからデータを受け演算によって流速を求める制御部とを備えた超音波流速計。
- 第一の超音波振動子と第二の超音波振動子からなる第一の超音波送受波系と、第三の超音波振動子と第四の超音波振動子からなる第二の超音波送受波系と、超音波振動子を駆動する送信回路と、超音波振動子の出力を受ける受信回路と、前記二組の超音波送受波系と前記送信回路及び前記受信回路との接続を切り替える系切り替え器と、前記受信回路の出力を受け設定した順に前記送信回路あるいは前記系切り替え器あるいは前記タイマに出力を行うカウンタと、超音波の送信開始後前記カウンタからの出力を受けるまでの時間を測定するタイマと、前記送信回路にスタート信号を出力し、また前記タイマ
から時間測定データを受け取る制御部とを備え、前記カウンタは、受信回路の出力が2回発生すると前記系切り替え器へ出力を行う超音波流速計。
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