JP3772229B2 - Connection structure of corners of formwork members - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のタイル等の化粧片が固着されたコンクリート化粧壁面を、型枠部材の内面に化粧片を仮止め保持して型枠部材の内面側にコンクリートを打設する形で施工する際に、壁面角部の施工箇所において、合成樹脂発泡体からなる型枠部材を所定の角度で連結する型枠部材角部の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数のタイル等の化粧片が固着されたコンクリート化粧壁面の施工方法として、例えば特公昭62−24589号公報等に開示された方法では、合成樹脂発泡体に多数の化粧片嵌合用凹部を成形し、この合成樹脂発泡体を合板等に固定して型枠を構成し、多数の化粧片を化粧片嵌合用凹部に嵌め込む形で型枠の内面に仮止め保持させ、型枠の内側にコンクリートを打設することにより、多数の化粧片をコンクリート表面に固着させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の施工方法では、多数の化粧片を効率的にコンクリート表面に固着することができるが、化粧片を仮止めするために合成樹脂発泡体はある程度柔らかい必要があり、このような合成樹脂発泡体をそのまま型枠として使用した場合、壁面角部の施工箇所において、型枠の締め付けにより合成樹脂発泡体が外側へ反り返る形で変形してしまう。従って、上述の施工方法では、合成樹脂発泡体を合板等に固定して剛性を確保しているが、これでは、型枠の組立、脱型の効率が悪く、また、脱型時に合成樹脂発泡体が破損し易く再利用が困難である等の問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題に鑑み、コンクリート壁面角部の施工箇所において、合成樹脂発泡体からなる型枠部材を、合板等に固定することなく、好適に保持することができる型枠部材角部の連結構造の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、合成樹脂発泡体からなり、内面に多数の化粧片嵌合用凹部を有し、該凹部に多数のタイル等の化粧片を、その裏面側を型面に露出させて仮止め保持させた型枠部材を組み合わせてなる型枠を互いに角度を持たせて隣り合わせるに際し、互いに角度を持たせて隣り合う型枠部材の接合端面が当接する2つの型枠部材端面当接面を所定角度を持って隣り合せに一体に有するとともに前記両型枠部材の端部外面側に添う一対の型枠外面保持片を一体に有し、かつ該各型枠外面保持片に型枠係合部を一体に有する角部連結具を用い、該角部連結具の前記各型枠端面当接面に互いに隣り合う型枠部材の壁体角部側端面を当接させるとともに前記各型枠係合部を該型枠部材の外面に形成した連結具係合部に嵌め合わせたことにある。
【0006】
なお、角部連結具は、繊維強化合成樹脂材(FRP)により成形されていることが好ましく、また、角部連結具の各型枠外面保持片の外面に、型枠部材の外面側を保持する縦端太と同じ突出高さの補強突条を一体に備えていることが好ましい。また、型枠部材が、10%歪時の圧縮応力が0.5〜8.0kgf/cm2 のポリオレフィン系樹脂発泡体、好ましくは1.0〜6.0kgf/cm2 のポリプロピレン系樹脂発泡体よりなることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面について説明する。図において、30は角部連結具であり、角部連結具30は、ブロック状の型枠部材10、10…(後述)を組み立てて構成される外型枠を、コンクリート壁体の角部の施工箇所において所定の角度で(例えば垂直に)隣り合わせて設置する場合に、両側の型枠部材10、10の外面側(コンクリート打設側と反対側)に装着され、型枠部材10、10の外側への変形を防止するようになっている。
【0008】
角部連結具30は、繊維強化合成樹脂材(FRP)等の剛性材をもって形成されており、図1に示すように、内面側(コンクリート打設側)へ山型に突出した型枠端面保持部31と、型枠端面保持部31から両側方に突出して一体的に形成された2つの型枠外面保持片34、34とからなっている。そして、型枠端面保持部31の内面側には、コンクリート壁体角部の角度及び型枠部材10の側端面の角度に対応した所定の角度で(例えば垂直に)隣り合う2つの型枠端面当接面32、32が形成されており、各型枠外面保持片34の内面側には、型枠端面当接面32に対して型枠部材10の側端面の角度に対応した角度で(例えば垂直に)隣り合う型枠外面当接面35が形成されている。
【0009】
また、型枠外面保持片34の内面側には、型枠係合部37、37…が、型枠部材10の外面側の連結具係合部(後述)に対応して、型枠外面当接面35から突出した凸形に一体的に形成されている。また、型枠外面保持片34の外側には、縦向長尺状の補強突条38が、縦端太71(後述)の太さに対応する高さで突出して一体的に形成されており、角部連結具30の厚み(型枠外面当接面35と補強突条38の外面との間の距離)は、縦端太71の太さと略同一になっている。
【0010】
また、図において、10、10…は外型枠を構成する型枠部材であり、化粧片の一例として多数のタイル5、5…を仮止め保持し、コンクリート壁体の表面に多数のタイル5、5…を固着させるようになっている。
【0011】
型枠部材10は、ポリオレフィン系樹脂発泡体をもって、横長偏平な略直方体形のブロック状(肉厚板状)に一体成型されており、成型後のポリオレフィン系樹脂発泡体は、10%歪時の圧縮応力が0.5〜8.0kgf/cm2 となっている。このポリオレフィン系樹脂発泡体としては、特にポリプロピレン系樹脂発泡体が好ましく、10%歪時の圧縮応力が、1.0〜6.0kgf/cm2 となることが好ましい。
【0012】
成型後のポリオレフィン系樹脂発泡体の10%歪時の圧縮応力が0.5kgf/cm2 未満であると、コンクリートの打設により型枠部材10が圧縮変形を起こし易く、コンクリート壁面が膨らんで形成されたり、タイル5、5…間の目地仕上用凹部が十分な深さに形成されない等の不都合が生じる。一方、10%歪時の圧縮応力が8.0kgf/cm2 を越えると、型枠部材10が固くなり過ぎ、タイル嵌合用凹部11、11…(後述)へのタイル5、5…の嵌合(仮止)作業に支障を来たしたり、端太71、71…の衝突等に対して衝撃が十分に吸収されずに仮止されていたタイル5が脱落する等の不都合が生じる可能性がある。更に、この範囲をはずれると、型枠の脱型時に型枠部材10が破損し易くなるので、再利用が困難となる。
【0013】
なお、上述の10%歪時の圧縮応力を求めるには、JIS Z 0234の静的圧縮試験方法(A法)に準拠して、荷重速度を10mm/分として試験片に荷重を加えて圧縮応力を測定し、測定結果から応力−歪線図を作成して、その図から読み取る。この際、試験片としては、縦横が共に30±1mm、厚みが15±1mmのものを、型枠部材10のタイル嵌合用凹部11の平坦部分から切り出したものを使用する。
【0014】
型枠部材10には、図2〜図4に示すように、内面側(コンクリート打設側)に、縦長略長方形の多数のタイル嵌合用凹部11、11…(化粧片嵌合用凹部)が、縦横に碁盤状に整列して設けられている。また、型枠部材10の外周端面には、多数の係合用凹部13、13…と係合用凸部14、14…とが、複数の型枠部材10、10…を上下左右に並べる際に相互に嵌合してズレを防止するように、対応する配置で設けられている。そして、型枠部材10の外面側(コンクリート打設側と反対側)には、コンクリート型枠としての剛性を確保すると共に軽量化を図るため、縦横の格子状の補強用凸部16が設けられており、補強用凸部16に囲まれた凹部は、角部連結具30の型枠係合部37、37…が嵌合される連結具係合部を構成している。
【0015】
このような複数の型枠部材10、10…を、図5に示すように、係合用凹部13、13…と係合用凸部14、14…とを嵌合させるように外周端面を突き合わせる形で上下左右に並べ、更に、隣り合う型枠部材10、10を、補強用凸部16、16…の枠状の周縁部分にコ字形断面の板バネ状の連結具20、20…を挾み込むように装着して相互に連結して、外型枠を組み立てる。なお、型枠部材10、10の相互の連結は、粘着テープ等を両者の補強用凸部16、16の周縁部分に跨がって貼り付けたり、針金等を両者の補強用凸部16、16に貫通させて縛り付けて行ってもよい。
【0016】
そして、コンクリート壁体角部の施工箇所においては、図6に示すように、所定の角度で(例えば垂直に)隣り合って配置される両側の型枠部材10、10の外面側(コンクリート打設側と反対側)に、角部連結具30を装着し、角部連結具30を介して、両側の型枠部材10、10を所定の角度を保持するように相互に連結すると共に、これらの型枠部材10、10の連結側端部分が外側へ変形しないように支持する。
【0017】
即ち、角部連結具30は、型枠端面当接面32、32を型枠部材10、10の側端面に当接させ、型枠外面当接面35、35を型枠部材10、10の外面に当接させ、型枠係合部37、37…を型枠部材10、10の補強用凸部16、16に囲まれた凹部(連結具係合部)に嵌合させるようにして、角部施工箇所の両側の型枠部材10、10の外面側に容易に装着することができる。なお、型枠端面当接面32、32に当接する型枠部材10、10の側端面の係合用凸部14、14…は切除しておく。
【0018】
このようにブロック状の型枠部材10、10…を上下左右に並べ、相互に連結することにより、合板等に固定しなくても、仮止された多数のタイル5、5…を好適に整列させ、コンクリート型枠としての剛性を確保することができ、合板等に固定する場合に比して作業が容易になる。また、ポリオレフィン系樹脂発泡体からなる型枠部材10は、壁面の大きさに応じて容易に切断することができる。
【0019】
また、型枠部材10、10…からなる外型枠と型枠兼用断熱パネル1からなる内型枠の内側(コンクリート打設側)には、図7に示すように、セパレーター60を、それぞれ取付具61、62、フォームタイ63、66を介して装着する。フォームタイ66は、外型枠の外側(コンクリート打設側と反対側)に突出して、横端太73、73…(後述)を支持するようになっている。なお、セパレーター60の装着は、型枠部材10の任意の貫通孔形成用凹部18に貫通孔19を開け、この貫通孔19に接続棒65を挿通する形で行う。
【0020】
そして、型枠部材10、10…からなる外型枠の外面側(コンクリート打設側と反対側)に、図8に示すように、角形鋼管等からなる縦向長尺状の複数の縦端太71、71…を、横方向(左右)に所定の間隔で、型枠部材10、10…の外面に当接するように設置し、仮止具25を介して型枠部材10と縦端太71とを仮止する。なお、仮止具25は、縦端太71を抱持するコ字形の抱持部27と、型枠部材10の補強用凸部16の横向部分に突き刺される鉤上部28、28とからなっている。また、型枠部材10と縦端太71との仮止は、針金等を型枠部材10の補強用凸部16に貫通させて縦端太71に掛け回して縛り付けるようにしてもよい。
【0021】
次に、縦端太71、71…、角部連結具30の補強突条38、38の外側(コンクリート打設側と反対側)に、丸形鋼管等からなる横向長尺状の複数の横端太73、73…を、図9に示すように、型枠部材10の外面側に装着されたファームタイ66に取付金具68、ナット69を介して固定する形で、縦方向(上下)に所定の間隔で、縦端太71、71…、補強突条38、38に当接するように設置する。
【0022】
そして、コンクリート壁体角部の施工箇所においては、図10に示すように、所定の角度で隣り合った両側の外型枠の外側に、横端太73、73…を、端部が所定の角度で交差する(食い違う)方向に突出するように設置し、両側の横端太73、73…の端部に、角部締付具40を、所定の角度を成す2方向に向いて開けられた複数の横端太貫通孔43、43…に横端太73、73…の端部を挿通するようにして、これらに跨がって装着する。
【0023】
そして、角部締付具40にワイヤー等の緊張材75、75を接続し、この緊張材75、75を角部施工箇所の両側から横方向に引っ張って、角部締付具40を介して両側の横端太73、73…を内側(コンクリート打設側)に押圧して、型枠を締め付ける。この際、外型枠の角部外側には、剛性材からなる角部連結具30が装着されているので、合成樹脂発泡体からなる型枠部材10、10…が外側に変形することを好適に防止することができる。
【0024】
このように型枠を締め付けた後、型枠部材10からなる外型枠と断熱パネル1とからなる内型枠との間のコンクリート打設空間に、コンクリートを打設する。そして、コンクリートが硬化すると、型枠部材10、10…に仮止されていたタイル5、5…が、コンクリート壁体の外表面に固着され、また、断熱パネル1が、コンクリート壁体と一体化する。
【0025】
コンクリートの硬化後、角部締付具40等を取り外して横端太73、73…、縦端太71、71…を撤去し、型枠部材10、10…を相互に連結している連結具20、20…、角部連結具30を取り外して、型枠部材10、10…からなる外型枠を脱型する。なお、角部連結具30は、型枠係合部37、37…を型枠部材10の連結具係合部(補強用凸部16に囲まれた凹部)に嵌合しているだけであるので、容易に取り外すことができ、また、再利用することができる。
【0026】
脱型の際、型枠部材10は、ポリオレフィン系樹脂発泡体からなるので、コンクリート壁体の表面から剥離し易く、また、複数の型枠部材10、10…は、係合用凹部13、13…、係合用凸部14、14…を介して端面が係合しているだけであるので、隣り合う型枠部材10、10…を容易に分離することができ、型枠部材10、10…を、個別に、比較的(外型枠全体に対して)小面積ずつ丁寧に剥がして行くことができる。従って、型枠部材10の破損、特にタイル嵌合用凹部11、11…間の凸部(目地成形部)の破損等を好適に防止することができ、型枠部材10を好適に再利用することができる。
【0027】
なお、上述の実施の形態では、角部施工箇所の両側の横端太73、73…の端部に跨がって角部締付具40を装着して横端太73、73…を内側に押圧する場合について述べたが、図11に示すように、両側の横端太73、73…の端部の外側に、丸形鋼管等からなる縦向長尺状の角部締付材79を両者に当接させて設置し、角部締付材79に緊張材75、75を接続して両側から引っ張って、角部締付具79を介して横端太73、73…を内側に押圧して、型枠を締め付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】
上述のように、本発明は、コンクリート壁面角部の施工箇所において、所定の角度で隣り合う両側の型枠部材の外側に角部連結具を嵌め合わせる形で装着するだけで、型枠部材を好適に連結することができ、型枠の締め付けによる合成樹脂発泡体からなる型枠部材の変形を好適に防止することができる。従って、軽量な合成樹脂発泡体からなる型枠部材を、合板等に固定せずにそのまま型枠として使用することができ、型枠の組立、脱型が容易になる。
【0029】
また、角部連結具を軽量な繊維強化合成樹脂材(FRP)により成形することにより、型枠の軽量化の効果を損なうことなく、型枠部材を好適に連結することができる。また、角部連結具の外面側に補強突条を一体に備えることにより、型枠の締め付けを好適に行うことができる。
【0030】
また、型枠部材を、10%歪時の圧縮応力が0.5〜8.0kgf/cm2 のポリオレフィン系樹脂発泡体、好ましくは1.0〜6.0kgf/cm2 のポリプロピレン系樹脂発泡体により形成することにより、化粧片を好適に仮止めすることができると共に、コンクリート表面から容易に剥離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 角部連結具の斜視図である。
【図2】 外型枠を構成する型枠部材の正面図である。
【図3】 型枠部材の背面図である。
【図4】 図2中のA−A線による縦断面図である。
【図5】 型枠部材からなる外型枠の組立状態を示す背面図である。
【図6】 コンクリート壁体角部の両側の型枠部材の角部連結具による連結状態を示す横断面図である。
【図7】 外型枠へのファームタイの取付状態を示す横断面図である。
【図8】 外型枠の外側への縦端太の設置状態を示す横断面図である。
【図9】 縦端太の外側への横端太の設置状態を示す縦断面図である。
【図10】 コンクリート壁体角部における型枠の締付状態を示す横断面図である。
【図11】 コンクリート壁体角部における型枠の締付状態の別の例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 断熱パネル(内型枠)
5 タイル(化粧片)
10 型枠部材(外型枠)
11 タイル嵌合用凹部(化粧片嵌合用凹部)
13 係合用凹部
14 係合用凸部
16 補強用凸部
18 貫通孔形成用凹部
19 貫通孔
20 連結具
25 仮止具
27 抱持部
28 鉤状部
30 角部連結具
31 型枠端面保持部
32 端面当接面
34 型枠外面保持片
35 外面当接面
37 型枠係合部
38 補強突条
40 角部締付具
43 横端太貫通孔
45 緊張材接続孔
60 セパレーター
61 取付具
62 取付具
63 フォームタイ
65 接続棒
66 フォームタイ
68 取付金具
69 ナット
71 縦端太
73 横端太
75 緊張材
79 型枠締付材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a concrete decorative wall surface to which a large number of decorative pieces such as tiles are fixed is applied in such a manner that the decorative piece is temporarily fixed to the inner surface of the formwork member and concrete is placed on the inner surface side of the formwork member. In particular, the present invention relates to a connecting structure of corner portions of a mold member that connects a mold member made of a synthetic resin foam at a predetermined angle at a construction portion of a wall surface corner portion.
[0002]
[Prior art]
As a method for constructing a concrete decorative wall surface to which a large number of decorative pieces such as tiles are fixed, for example, in the method disclosed in Japanese Patent Publication No. Sho 62-24589, a number of concave portions for fitting decorative pieces are formed in a synthetic resin foam. The synthetic resin foam is fixed to a plywood or the like to form a mold frame, and a large number of decorative pieces are temporarily fixed to the inner surface of the mold frame in a manner to be fitted into the decorative piece fitting recesses, and the concrete is placed inside the mold frame. A large number of decorative pieces are fixed to the concrete surface.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the construction method described above, a large number of decorative pieces can be efficiently fixed to the concrete surface, but the synthetic resin foam needs to be soft to some extent in order to temporarily fix the decorative piece. When is used as a mold as it is, the synthetic resin foam is deformed in a manner that the synthetic resin foam warps to the outside by tightening the mold at the corner of the wall surface. Therefore, in the construction method described above, the synthetic resin foam is fixed to a plywood or the like to ensure rigidity. However, in this case, the efficiency of assembling and demolding of the formwork is poor, and the synthetic resin foam is used at the time of demolding. There were problems such as the body being easily damaged and difficult to reuse.
[0004]
In view of such a conventional problem, the present invention provides a formwork that can suitably hold a formwork member made of a synthetic resin foam, without fixing it to a plywood or the like, at a construction portion of a concrete wall corner. The object is to provide a connecting structure of the corner portions of the members.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The feature of the present invention for solving the conventional problems as described above and achieving the intended purpose is made of a synthetic resin foam, and has a large number of recesses for fitting decorative pieces on the inner surface. When adjoining a formwork made of a combination of formwork members, such as tiles, with the backside exposed to the mold surface and temporarily held, and adjacent to each other with an angle, they are adjacent to each other with an angle. A pair of formwork outer surface holding pieces that have two formwork member end face contact surfaces with which the joining end faces of the formwork members are in contact with each other at a predetermined angle and are adjacent to each other on the end outer surface side of the both formwork members Are used, and each mold frame outer surface holding piece has a mold part engaging part integrally formed thereon, and the molds are adjacent to each other at the end face contact surface of each mold form. The end face of the frame member on the corner of the wall body is brought into contact with each other, and each of the above-mentioned formwork engaging parts is connected to the formwork member. In that fitted to the connector engaging portion formed on the surface.
[0006]
In addition, it is preferable that the corner | angular part connector is shape | molded by the fiber reinforced synthetic resin material (FRP), and the outer surface side of a formwork member is hold | maintained on the outer surface of each formwork outer surface holding piece of a corner | angular part connector. It is preferable that the reinforcing protrusion having the same protruding height as the vertical end thicker is integrally provided. Further, the mold member, polyolefin resin foam compressive stress is 0.5~8.0kgf / cm 2 at 10% strain, preferably polypropylene-based resin foam 1.0~6.0kgf / cm 2 Preferably it consists of.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawing,
[0008]
The
[0009]
Further, on the inner surface side of the mold outer
[0010]
In the figure,
[0011]
The
[0012]
When the compressive stress at the time of 10% strain of the polyolefin resin foam after molding is less than 0.5 kgf / cm 2 , the
[0013]
In addition, in order to obtain the compressive stress at the time of 10% strain, the compressive stress is applied by applying a load to the test piece at a load speed of 10 mm / min according to the static compression test method (Method A) of JIS Z 0234. Is measured, a stress-strain diagram is created from the measurement results, and read from the diagram. At this time, as the test pieces, those having a length and width of 30 ± 1 mm and a thickness of 15 ± 1 mm cut out from the flat portion of the
[0014]
As shown in FIG. 2 to FIG. 4, the
[0015]
As shown in FIG. 5, such a plurality of
[0016]
And in the construction location of a concrete wall body corner | angular part, as shown in FIG. 6, the outer surface side (concrete placement) of the both
[0017]
That is, the
[0018]
In this way, by arranging the block-shaped
[0019]
Further, as shown in FIG. 7,
[0020]
As shown in FIG. 8, a plurality of longitudinally long vertical ends made of square steel pipes are provided on the outer surface side (the side opposite to the concrete placing side) of the outer mold frame made of the
[0021]
Next, a plurality of laterally elongated horizontal pipes made of round steel pipes, etc. are provided on the outer sides (opposite to the concrete placement side) of the vertical end thick 71, 71... As shown in FIG. 9, the end thicknesses 73, 73... Are fixed to a
[0022]
And in the construction location of a concrete wall body corner | angular part, as shown in FIG. 10, lateral end thick 73, 73 ... and the edge part are predetermined | prescribed at the outer side of the outer mold frame of the both sides adjoined at a predetermined angle. It is installed so as to protrude in a direction that intersects at an angle (difficulty), and the
[0023]
Then,
[0024]
After tightening the formwork in this way, concrete is placed in the concrete placement space between the outer formwork made of the
[0025]
After the concrete is hardened, the
[0026]
At the time of demolding, the
[0027]
In the above-described embodiment, the corner
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can be provided by simply mounting the formwork member by fitting the corner connector to the outside of the formwork members on both sides adjacent to each other at a predetermined angle at the corner of the concrete wall. It can be connected suitably, and a deformation | transformation of the formwork member which consists of a synthetic resin foam by clamping of a formwork can be prevented suitably. Accordingly, a mold member made of a lightweight synthetic resin foam can be used as it is without being fixed to a plywood or the like, and assembly and demolding of the mold can be facilitated.
[0029]
In addition, by forming the corner connector with a lightweight fiber-reinforced synthetic resin material (FRP), the formwork members can be suitably connected without impairing the effect of reducing the weight of the formwork. Moreover, a form | mold can be clamp | tightened suitably by integrally providing a reinforcement protrusion on the outer surface side of a corner | angular part coupling tool.
[0030]
Further, the mold member is made of a polyolefin resin foam having a compressive stress of 0.5 to 8.0 kgf / cm 2 at 10% strain, and preferably a polypropylene resin foam having 1.0 to 6.0 kgf / cm 2. By being formed, the decorative piece can be suitably temporarily fixed and can be easily peeled off from the concrete surface.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a corner connector.
FIG. 2 is a front view of a mold member constituting an outer mold.
FIG. 3 is a rear view of a formwork member.
4 is a longitudinal sectional view taken along line AA in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a rear view showing an assembled state of an outer mold made of a mold member.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a connection state of the formwork members on both sides of the corner portion of the concrete wall by the corner connector.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state where the farm tie is attached to the outer mold.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which a thick vertical end is installed on the outside of the outer mold.
FIG. 9 is a vertical cross-sectional view showing a state in which the horizontal end thick is set on the outside of the vertical end thick.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a tightening state of a mold at a corner portion of a concrete wall.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing another example of a fastening state of a formwork at a corner portion of a concrete wall.
[Explanation of symbols]
1 Insulation panel (inner form)
5 tiles (decorative pieces)
10 Formwork member (outer formwork)
11 Tile fitting recess (decoration fitting fitting recess)
13 Engaging
Claims (4)
cm2 のポリプロピレン系樹脂発泡体よりなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の型枠部材角部の連結構造。The mold member is a polyolefin resin foam having a compressive stress of 0.5 to 8.0 kgf / cm 2 at 10% strain, preferably 1.0 to 6.0 kgf /
The connection structure of the corner part of a formwork member according to any one of claims 1 to 3, comprising a cm 2 polypropylene resin foam.
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