JP3771147B2 - Bonding bracket for building - Google Patents

Bonding bracket for building Download PDF

Info

Publication number
JP3771147B2
JP3771147B2 JP2001218463A JP2001218463A JP3771147B2 JP 3771147 B2 JP3771147 B2 JP 3771147B2 JP 2001218463 A JP2001218463 A JP 2001218463A JP 2001218463 A JP2001218463 A JP 2001218463A JP 3771147 B2 JP3771147 B2 JP 3771147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
joint
plate
joining
fitting body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001218463A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002097737A5 (en
JP2002097737A (en
Inventor
繁雄 呉屋
Original Assignee
クレテック有限会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クレテック有限会社 filed Critical クレテック有限会社
Priority to JP2001218463A priority Critical patent/JP3771147B2/en
Publication of JP2002097737A publication Critical patent/JP2002097737A/en
Publication of JP2002097737A5 publication Critical patent/JP2002097737A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3771147B2 publication Critical patent/JP3771147B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造建築物における木部材の接合金具に関し、特に、洋式小屋の寄棟屋根における真束と棟木,合掌の接合に用いると好適な建築用接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の建築用接合金具に関する技術が考案,提供されている。
本発明者も、建築用接合金具開発の第一人者として、数多くの建築用接合金具を提案し、かつ、実用化している。
しかしながら、これまでの建築用接合金具の多くは、柱と梁,胴差し,土台等の軸部接合に関するものであり、屋根の軸組みに用いる接合金具としては、本発明者の特公平8−33041号にかかわるものなど、数点しか散見できない。特に、寄棟屋根の軸組みに用いる接合金具は、ほとんど存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、屋根、特に寄棟屋根については、接合金具が実用化されていないために、従来工法によって軸組みがなされていた。図18は、洋式小屋の従来工法による寄棟屋根の小屋組みを示す一部省略斜視図である。
【0004】
同図に示す、従来工法では、隅真束100の上部に棟木101と、二本の隅合掌102(一本は、省略してある。),二本の平合掌103及び一本の妻合掌104を仕口によって接合している。
そのため、それぞれの接合部となる仕口加工が複雑となって、加工作業に手数を要するとともに、一本の隅真束の同一高さの外周に少なくとも五つの仕口を加工しなければならないため、強度的にも十分ではなかった。
【0005】
また、屋根を組むときは、隅真束100を中央にして、複数本の合掌(二本の隅合掌102と三本の平・妻合掌103,104)の先端をそれぞれ接合し、かつ、棟木101を接合することにより行っていた。
しかも、この接合作業は、高所で足場が悪い施工現場において行う必要があるため、作業能率が低く、安全性の点でも問題があった。
【0006】
なお、高所での複雑な加工作業と接合作業を避けるため、予め、屋根全体を組み立て接合してから建物の上に載せる方法も採用されている。
しかし、この場合には、予め屋根全体を組み立て接合するための作業スペースが施工現場に必要となるとともに、完成した屋根を建物に載せるための大型クレーンが必要となるといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、工場等の作業環境の良い所で、屋根を部分ごとに予め組み立ててユニットとしておき、施工現場では、このユニットを接合するだけで、屋根全体を組み立てることができるようにした建築用接合金具の提供を目的とする。
また、本発明は、施工現場の高所で屋根を組み立てる場合においても、多数本の各合掌を隅真束に容易に接合することができるようにして、接合作業の安全性と迅速性を高めた建築用接合金具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の請求項1記載の建築用接合金具は、垂直に設けられた主木部材に対し、複数本の副木部材を前記主木部材の外周方向に取り付けるための接合金具であって、前記主木部材の上部に載置される有底筒状の金具本体と、この金具本体を前記主木部材に固定させる固定手段と、前記金具本体の周壁に形成され、前記副木部材に固定された接合部材が係止する複数のスリットと、前記金具本体の底部側に取り付けられ、前記主木部材の上端に形成した角ほぞが嵌合するほぞ穴を有した厚板部材を具備した構成としてある。
【0009】
このようにすると、主木部材への仕口加工が不要になるとともに、副木部材の仕口の加工を単純化できるので、加工時間を短縮することができ、さらに、主木部材と副木部材との接合強度を高くすることができる。
また、容易に接合作業を行うことができるので、高所で足場が悪い施工現場においても、作業能率及び安全性を向上させることができる。
さらに、予め屋根をユニット化する場合においても、部分的にユニット化することができるので、施工現場における作業スペースを省スペース化できるとともに、クレーン等を用いなくても副木部材の屋根への搭載が可能となる。
【0010】
また、主木部材の上端に形成した角ほぞの嵌合するほぞ穴を有した厚板部材を具備した構成としてあるので、金具本体が、主木部材に対して、ほぞ穴により定まる角度で接合されるので、周方向に対する接合強度を高めることができるとともに、金具本体の回転方向へのずれを効果的に防止することができる。
【0011】
また、本発明は、前記金具本体が、中心に貫通孔を穿設した底部を有し、前記固定手段が、前記主木部材に立設され前記金具本体底板の貫通孔を貫通する軸ボルトと、この軸ボルトに前記金具本体底板の上から前記軸ボルトに螺合するナットとからなる構成としてある。
このようにすると、金具本体を容易に主木部材に接合させることができるとともに、接合構造を単純化することができるので、製造コストを削減し組立て作業を容易化することができる。
【0012】
また、本発明は、前記金具本体のスリットと前記接合プレートとの係止状態を維持するための押え部材を具備した構成としてある。
このようにすると、接合プレートが金具本体から外れるのを防止して、接合プレートを金具本体に確実に接合させることができ、接合の信頼性を高めることができる。
【0013】
また、本発明は、前記金具本体の底部にフランジを形成した構成としてある。
このようにすると、副木部材の端部をフランジ上面に載置して、副木部材の重量をフランジで支えることができ、結果的に、副木部材の金具本体への接合強度を高くすることができる。
【0014】
また、本発明は、前記押え部材の平面形状が、前記金具本体の上部開口部を覆う形状であって、中心に前記軸ボルトの貫通孔を有する構成としてある。
このようにすると、押え部材の構造を単純化することができ、かつ、接合プレートを確実に係止することができる。
【0015】
また、本発明は、前記スリットが、前記金具本体の周壁上部に開口部を有し、かつ、この開口部に接合プレートのガイド用傾斜を形成した構成としてある。
このようにすると、接合プレートを金具本体に容易に係止することができ、特に、高所で足場の不安定な施工現場においては、作業者の安全性を改善することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の建築用接合金具の各実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の金具本体の構造について説明する。
【0017】
[金具本体の構造]
図1は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の金具本体の構造を説明するための概略図を示しており、(a)は平面図を、(b)はA−A線における断面図を示している。
同図において、金具本体1は、円筒状の筒状部材10と、筒状部材10の外径より大きな外径を有し、筒状部材10の底部に取り付けられたフランジ11とからなっている。
【0018】
ここで、金具本体1は、筒状部材10を周方向に八等分に分割する位置に、筒状部材10の上端から下方に向けてスリット12が形成してあり、後で説明する接合プレート2a,2bを係止する構成としてある。
【0019】
このように、スリット12が筒状部材10の上部に開口部13を有することにより、接合プレート2a,2bをスリット12に容易に挿入することができ、接合プレート2a,2bを接合する際の作業性を向上させることができる。
また、開口部13を形成することにより、金具本体1の長手方向の寸法を小さくすることができ、金具本体1を小型・軽量化することができる。
【0020】
また、この開口部13の両側に、ガイド用傾斜14を形成するとよく、このようにすると、接合プレート2a,2bをスリット12に挿入する際に、両者の位置が多少ずれていても、接合プレート2a,2bは、ガイド用傾斜14に案内されながらスリット12と係止することになり、作業性をより向上させることができる。
【0021】
なお、スリットの形成位置は、上記スリット12の開口部に形成したものに限定するものではなく、たとえば、スリットを筒状部材10の中間部に設けてもよい。このようにすると、押え部材5を省略しても、接合プレート2a,2bが外れるのをある程度防止することができる。
【0022】
また、フランジ11の中央部には、後で説明する軸ボルト32が貫通する軸ボルト用孔15が穿設されており、貫通した軸ボルト32にナットを締め付けることにより、金具本体1を主木部材の上部に容易に固定することができる。
さらにまた、フランジ11の筒状部材10の内側には、周方向に四等分に分割する位置に、後で説明する厚板部材4を締結するためのボルト穴16が穿設してある。
【0023】
なお、金具本体1は、スリット12が八箇所に形成されているが、この構造に限定するものではなく、接合される副木部材の数量に応じて、たとえば、副木部材が四本のときは、四箇所にスリット12を形成した構造としてもよい。
また、金具本体1は、円筒状の筒状部材10を用いているが、これに限定するものではなく、たとえば、多角形状としてもよく、図2に示す金具本体1aのように、八角形筒状部材10aを用いた構成とすることもできる。
【0024】
次に、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の接合プレートの構造について説明する。
なお、理解しやすいように、合掌及び棟木を副木部材として用いた場合について説明する。
[接合プレートの構造]
図3は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の接合プレートの構造を説明するための概略図を示しており、(a)は合掌用接合プレートの正面図を、(b)は合掌用接合プレートの側面図を、(c)は棟木用接合プレートの正面図を、(d)は棟木用接合プレートの側面図を示している。
【0025】
同図において、合掌用接合プレート2a,棟木用接合プレート2bは、鋼板などの板状部材からなり、少なくとも、上記金具本体1のスリット12に係止される係止部20と、合掌,棟木にボルト・ナットにより固定するためのボルト孔を有している。
ここで、係止部20のボルト孔21と反対側には、傾斜部22が形成してあり、接合プレート2a,2bをスリット12に係止しやすい形状としてある。
【0026】
合掌用接合プレート2aは、隅合掌の勾配(隅勾配)と同じ傾斜を有する下部斜辺23と、平合掌及び妻合掌の勾配(平勾配)と同じ傾斜を有する上部斜辺24とを有する形状としてある。
また、合掌用接合プレート2aは、下部斜辺23とほぼ平行に四つのボルト孔21と21a,21と21aが穿設されており、また、上部斜辺24とほぼ平行に四つのボルト孔21と21b,21と21bが穿設されている。なお、これらボルト孔のうち、中央側の二つのボルト孔21,21は共用としてある。
【0027】
このようにすると、勾配の異なる隅合掌と平合掌(妻合掌は、平合掌と同じ勾配である。)に対して、接合プレートを共用化することができ、接合プレートの製造コストを低減することができる。また、組立て作業においても、作業性を改善することができる。
【0028】
棟木用接合プレート2bは、四つのボルト孔21が穿設された矩形部を有する構造としてある。
ここで、係止部20から上面までの距離“L”は、使用する接合プレート、たとえば、合掌用接合プレート2a,棟木用接合プレート2bで一定とするとよく、このようにすると、後で説明する押え部材をこれら上面に当接させることにより、容易に接合プレートの係止状態を維持することができる。
【0029】
なお、図示してないが、合掌,棟木は、ボルト孔に対応する位置に貫通孔が穿設してあり、この貫通孔とボルト孔にボルトを挿入してナットを螺合することにより、接合プレートを合掌,棟木に容易に固定することができる。
また、上記接合プレートの形状及びボルト孔の位置,数量は、副木部材を合掌,棟木とした場合の一例であり、副木部材に応じて、様々な形状及びボルト孔の位置,数量を有する接合プレートを使用することができる。
【0030】
次に、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の固定手段の構造について説明する。
[固定手段の構造]
図4は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の固定手段の構造を説明するための概略正面図を示している。
同図において、固定手段は、軸部材30a,全ねじからなる軸ボルト32及びナット33とで構成してある。
ここで、軸部材30aは、上部に雌ねじ30cが加工されており、下部にピン孔30bが穿設された構造としてある。
【0031】
また、主木部材の上端には、角ほぞ41が形成してあり、フランジ11の下面には、角ほぞ41に嵌合されるほぞ穴42の形成された厚板部材4が設けてある。このようにすると、フランジ11が主木部材に対して、角ほぞ41とほぞ穴42の嵌合により定まる角度で接合されるので、周方向に対する接合強度を高めることができるとともに、金具本体の回転方向へのずれを効果的に防止することができる。
【0032】
上記構成の固定手段は、軸部材30aが、主木部材に埋設され、かつ、図示してないが、後で説明するピン31がピン孔30bに挿入されることにより、主木部材に固定される。
そして、軸ボルト32が、主木部材の上部に載置されたフランジ11の軸ボルト用孔15に挿入され、雌ねじ30cと螺合し、さらに、ナット33が軸ボルト32と螺合することにより、フランジ11は主木部材に固定される。
【0033】
なお、上記固定手段は、本発明者が、特願平8−114161号において、提案した技術であり、上記構成に限定するものではなく、たとえば、雌ねじの代りに雄ねじを加工し、さらに、軸ボルトの代りにナットを用いる構成としてもよい。
【0034】
上述した金具本体,接合プレート及び固定手段を具備した建築用接合金具によれば、副木部材に接合プレートを押し込む溝を設けるだけでよいので、複雑な仕口加工を行う必要がなく、この仕口加工に要していた加工時間を短縮することができ、さらに、副木部材の接合強度を高くすることができる。
【0035】
なお、副木部材は、棟木や合掌などに用いられる木部材であり、通常、介板とこの介板を挟むように接合された二枚の規格材とで構成してある。
ここで、接合プレートの厚さを介板の厚さとほぼ同じにするとよく、このようにすると、後で説明する介板スペースに接合プレートを押し込むことができるので、接合プレートを押し込む溝の加工時間をさらに短縮することができる。
【0036】
次に、上述した建築用接合金具を用いた使用例について、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る建築用接合金具により、たとえば、図5に示すように、洋式小屋の寄棟屋根において、上部に金具本体1が固定された隅真束70と、棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74とを接合する場合があり、この使用例について説明する。
【0037】
[使用例]
図6は、本発明における第一実施形態の建築用接合金具の使用例を説明するための要部の概略平面図を示している。
同図において、金具本体1は、図示してないが、主木部材である隅真束70の上部に固定され、棟木用接合プレート2b,合掌用接合プレート2aは、それぞれ副木部材である棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74の端部の介板スペースにボルト25,ナットにより固定されている。さらに、これら棟木用接合プレート2b,合掌用接合プレート2aが、金具本体1に係止されることにより、副木部材が主木部材に接合されている。
【0038】
続いて、建築用接合金具の使用例の断面図を参照して説明する。
図7は、建築用接合金具の使用例を示した図6のC−C線における断面図を示している。
同図において、金具本体1は、固定手段3により隅真束70に固定されており、具体的には、全ねじからなる軸ボルト32が、隅真束70に埋設されピン31により固定された軸部材30aに、金具本体1の軸ボルト用孔15に挿入された状態で螺合され、さらに、この軸ボルト32にナット33を締め付けることにより、金具本体1は、隅真束70の上面に固定される。なお、ナット33のゆるみ防止のために、ダブルナット締めしてある。
【0039】
ここで、好ましくは、隅真束70の上部に角ほぞ41を形成し、この角ほぞ41と嵌合するほぞ穴42を形成した厚板部材4を金具本体1の底部側にボルト40を用いて取り付けた構造とするとよく、このようにすると、金具本体1が主木部材に対して、ほぞ穴42により定まる角度で接合されるので、接合強度を向上させるとともに、金具本体1の廻りを防止することができる。
【0040】
棟木71は、端部にボルト25によって固定された棟木用接合プレート2bの係止部22が、金具本体1のスリット12に係止することにより、金具本体1と接合される。ただし、厳密には、接合プレート2bは、上方向に移動可能である。
このため、棟木用接合プレート2bは、隅真束70側の先端部上面が、押え部材5と当接する構成とするとよく、このようにすると、接合プレート2bが金具本体1から容易に外れない(上方向に対して移動できなくなり、係止状態が維持される。)ようにすることができ、接合の信頼性を高めることができる。
【0041】
また、押え部材5は、上面形状が、筒状部材10の内側に嵌合する形状(金具本体の上部開口部を覆う形状の一例である。)とし、さらに、中心に軸ボルト32が貫通する貫通孔を有する構造とするとよく、このようにすると、押え部材5,座金50の貫通孔を軸ボルト32に挿入し、緩まないように二個のナット51をダブルナット締めすることにより、接合プレートの係止状態を容易に維持することができる。
【0042】
また、上記押え部材5の固定構造は、金具本体1の固定に用いた軸ボルト32を兼用して、押え部材5を固定することにより、単純化してある。
なお、他の副木部材に固定される接合プレートに対しても、同様の構造とすることができることは、勿論である。
【0043】
また、棟木71は、先端下部に、接合プレートより突き出た当接部71aを有し、この当接部71aが、金具本体1のフランジ11上面に載置され、棟木71の重さを支える構成とするとよく、このようにすると、スリット12と係止部22に作用する外力を分散することができ、この外力によって、スリット12周辺の部材が変形するなどの不具合を防止することができる。
さらに、たとえば、当接部71aに切削加工を施すことにより、棟木71の位置を容易に微調整することができる。
なお、他の副木部材、たとえば、妻合掌74の当接部74aに対しても、同様の構造とすることができる。
【0044】
また、妻合掌74の先端には、合掌用接合プレート2aが、ボルト孔21,21,21b,21bに挿入されたボルト25とナットによって、固定されている。
ここで、合掌用接合プレート2aは、各ボルト孔21,21,21b,21bが妻合掌74に対して、ほぼ同じ固着力を有効に発揮することができるので、妻合掌74に強固に固定される。
また、合掌用接合プレート2aは、上部斜辺24上面が妻合掌74の上面と同一面を形成するように固定され、さらに、下部斜辺23の下面が妻合掌74の下面の内側に位置するので、突出する部分がなく好適に接合することができる。
【0045】
これに対し、図8に示すように、隅合掌72の先端には、合掌用接合プレート2aが、ボルト孔21,21,21a,21aに挿入されたボルト25とナットによって、固定されている。
ここで、合掌用接合プレート2aは、各ボルト孔21,21,21a,21aが妻合掌74に対して、ほぼ同じ固着力を有効に発揮することができるので、隅合掌72に強固に固定される。
また、合掌用接合プレート2aは、下部斜辺23下面が隅合掌72の下面と同一面を形成するように固定され、さらに、上部斜辺24の上面が隅合掌72の上面の内側に位置するので、突出する部分がなく好適に接合することができる。
【0046】
このように、上記使用例における建築用接合金具を用いることにより、棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74の接合作業を容易に行うことができるので、高所で足場が悪い施工現場においても、作業能率及び安全性を改善することができる。
【0047】
本発明の建築用接合金具を用いると、たとえば、次のようなユニット化した接合方法を採用することもできる。
【0048】
(1)ユニット組立工程:工場などの作業環境のよいところで、予め、使用例における建築用接合金具や、図5に示す梁受接合金具などを用いて、屋根を形成する木部材をユニット化する工程。
ここで、ユニットの一例としては、たとえば、釣りづか78,方づえ79を用いて、平合掌73にろくばり75を接合したもの(図9参照)や、隅合掌72に隅ろくばり76を接合したものなどがある。
【0049】
(2)ユニット接合工程:組み立てられたユニットを隅真束70に接合することにより、屋根全体を組み立て接合する工程。
ここで、本発明に係る建築用接合金具や梁受接合金具などの各種接合金具を用いることにより、ユニット化した隅合掌72,平合掌73および妻合掌74を隅真束70に接合する。
【0050】
この際、ユニット化した平合掌73や妻合掌74は、先ず、先端部に固定された接合プレートが金具本体1に係止され、続いて、ろくばり75が梁受接合金具によって隅真束70に結合されることによって、隅真束70に接合される。
また、ユニット化した隅合掌72を組み立てるときは、予め、隅ろくばり受け火打ち77を、火打ち金具(図示せず)や補強プレートによって、ろくばり75に接合する。その後、ユニット化した隅合掌72は、先ず、先端部に固定された接合プレートが金具本体1に係止され、続いて、隅ろくばり76が隅ろくばり受け火打ち77に結合されることによって、隅真束70に接合される。
【0051】
このように、ユニット化した隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74は、先ず、接合プレートが金具本体1に係止されることにより、フランジ11が各合掌の一端の荷重を受けることができる。これにより、この端を持ち上げていた作業者が持ち上げ作業から開放され、続いて、この作業者は、ろくばり75や隅ろくばり76の結合作業を行うことができるので、各合掌を隅真束70に効率良くかつ容易に接合することができる。また、その他の木部材、たとえば、垂木などは、順次、組み立て接合される。
なお、上記梁受接合金具は、本発明者が、特願平8−114161号において提案した技術である。
【0052】
このように、上記建築用接合金具を用いた建築用接合工法を採用することによって、各合掌72,73,74を隅真束70に容易に接合させることができ、施工現場における作業スペースを省スペース化できる。
さらに、このユニット化した副木部材は、作業者らが安全に持ち上げることができるので、この接合工法によれば、クレーンなどを手配しなくても、安全かつ迅速に副木部材を主木部材に結合させることができる。
【0053】
また、本発明は、上記構成に限定するものではなく、たとえば隅真束などの垂直に設けられる主木部分材を使用しない場合には、軸ブリッジなどを用いる構成とすることができる。
次に、軸ブリッジである丸型ブリッジを用いた第二実施形態の建築用接合金具について、図面を参照して説明する。
【0054】
[第二実施形態]
図10は、本発明に係る第二実施形態の建築用接合金具の構造を説明するための概略図を示しており、(a)は側面図を、(b)は要部の上面図を示している。
同図において、軸ブリッジを用いた建築用接合金具は、金具本体1と、接合プレート2aと、金具本体1の下方に金具本体1と連結して取り付けられる、有底筒状の丸型ブリッジ201と、副木部材である平合掌73などに取り付けられるアンカーブロック202と、丸型ブリッジ201とアンカーブロック202を連結する連結部材である連結ボルト223およびナット224と、を具備した構成としてある。
【0055】
ここで、金具本体1は、底部に釣り軸ボルト216が挿入されるボルト穴16と、押え部材5を固定するためのボルト34が挿入される軸ボルト孔15が穿設してある。
このボルト穴16は、図示してないが、釣り軸ボルト216が、丸型ブリッジ201において連結ボルト223と当接しないように位置をずらして穿設してある。このようにすると、丸型ブリッジ201に連結ボルト223を固定する際、釣り軸ボルト216やナット224の取付作業を容易に行うことができる。
また、押え部材5は、軸ボルト用孔15を貫通するボルト34とナット35を用いて取り付けてある。
【0056】
丸型ブリッジ201は、図11に示すように、金属製の円板212に鋼管などの金属製の筒214を溶接した構造としてある。なお、丸型ブリッジ201は、溶接構造に限定するものではない。また、丸型に限定されるものでもなく、多角形などであってもよい。
したがって、本明細書では、これらブリッジを総称して、軸ブリッジということもある。
円板212は、釣り軸ボルト216が連結ボルト223と当接しないように位置をずらして、釣り軸ボルト孔211を穿設してあり、このようにすると、丸型ブリッジ201と連結ボルト223を連結する際、ナット224の取付作業を容易に行うことができる。
【0057】
また、円板212は、中央に仮固定用ボルト(図示せず)が挿入される仮固定用孔215が穿設してあり、このようにすると、屋根組みする際に使用される、垂直に設けられる主木部分材の代りである仮サポートに、丸型ブリッジ201を容易に仮固定することができる。
【0058】
また、筒214には、副木部材が接合される方向に、連結ボルト223の挿入される連結ボルト孔213が穿設してある。
なお、連結ボルト孔213の穿設位置や穿設箇所は、上記構造に限定されるものではなく、副木部材の接合方向に応じて決定されることは勿論である。
【0059】
丸型ブリッジ201は、円板212を下にして、釣り軸ボルト216と、釣り軸ボルト216の挿入されるパイプスリーブ217と、ナット218とによって、金具本体1と連結してある。なお、ナット218は、ナットのゆるみ止めを行うため、ダブルナット締めしてある。
このようにすると、パイプスリーブ217の長さだけ離れた位置に、丸型ブリッジ201を精度よく連結することができ、かつ、構造を軽量化することができる。また、パイプスリーブ217どうしの隙間が広いので、押え部材5を固定する際に、ボルト34を容易に軸ボルト用孔15に挿入することができ、押え部材5の固定作業を容易に行うことができる。
【0060】
なお、図示してないが、丸型ブリッジ201は、円板212を下にして連結する上記構成に限定するものではなく、円板212を上にして連結する構成としてもよく、このようにすると、丸型ブリッジ201と連結ボルト223を連結する際、パイプスリーブ217が円板212の上に位置することとなり、作業スペースが広くなるので、釣り軸ボルト216やナット224の取付作業を容易に行うことができる。
【0061】
アンカーブロック202は、コ型プレート204と、ブロック205と、ブロック205をコ型プレート204に固定するボルト221およびナット222とで構成してある。
【0062】
ブロック205は、連結部材としての連結ボルト223の貫通する連結ボルト孔251および連結ボルト孔251と交わらない状態で直角方向に固定孔252が穿設された直六面体状のブロック205としてある。
なお、上記ブロック205は、本発明者が、特願2000−153037号において、提案した技術である。
【0063】
コ型プレート204は、ブロック205を内包する構造としてあり、図12に示すように、木部材への取付孔243が穿設された矩形平板状の基部241と、基部241の両側に突設され、ブロック205を固定するボルト孔244が穿設された側板242とで構成してある。このようにすると、連結構造を単純化することができるので、製造コストを削減することができる。
【0064】
また、側板242は、ブロック205を可動自在に挟む構成としてあり、このようにすると、連結ボルト223を取り付ける際、連結ボルト223が挿入されたブロック205をコ型プレート204に取り付け、あるいは、あらかじめ取り付けられたブロック205に連結ボルト223を挿入し、続いて、ブロック205を回動させながら、容易に連結ボルト223を丸型ブリッジ201の連結ボルト孔213に挿入することができるので、組立て作業を容易に行うことができる。
【0065】
アンカーブロック202は、接合だぼ203,ピン231及びボルト232で、平合掌73に取り付けられている。
接合だぼ203は、雌ねじ加工された筒状部材であり、ピン231が挿入されるピン孔が二箇所に穿設してある。
なお、この固定手段は、本発明者が、特願平8−114161号において、提案した技術であり、上記構成に限定するものではなく、たとえば、雌ねじの代りに雄ねじを加工し、さらに、ボルトの代りにナットを用いて固定する構成としてもよい。
また、合掌用接合プレート2aなどその他の構造及び作用は、第一実施形態における建築用接合金具と同様としてある。
【0066】
このように、丸型ブリッジを用いた建築用接合金具は、隅真束などの主木部材を使用しなくても、副木部材(平合掌73など)の仕口の加工を単純化できるので、加工時間を短縮することができ、さらに、金具本体1と副木部材との接合強度を高くすることができる。
【0067】
また、丸型ブリッジを用いた建築用接合金具は、容易に接合作業を行うことができるので、高所で足場が悪い施工現場においても、作業能率及び安全性を向上させることができる。
さらに、隅真束70、ろくばり75、隅ろくばり受け火打ち77を使用しなくても屋根軸組を行うことができ(図5参照)、建築資材のコストダウンを図ることができる。
また、丸型ブリッジを用いた建築用接合金具を用いることにより、図13に示すように、隅真束70、ろくばり75、隅ろくばり受け火打ち77などがないので、屋根裏空間を有効に活用することができる。
【0068】
次に、本実施形態の建築用接合金具を用いた屋根組み方法について、図面を参照して説明する。
図13は、本発明の第二実施形態の建築用接合金具を使用した寄棟屋根の小屋組みを示す要部の概略斜視図を示している。
同図において、金具本体1は、棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74と接合してあり、丸型ブリッジ201は、連結ボルト223を介して、隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74と連結している。
また、丸型ブリッジ201は、連結ボルト223を介して、後述する異なる丸型ブリッジ又はアングルブリッジと連結している。
【0069】
屋根組み方法は、まず、丸型ブリッジ201と金具本体1を釣り軸ボルト216,パイプスリーブ217及びナット218で連結する。
【0070】
次に、本実施形態では、垂直に設けられる主木部材である隅真束がないので、代りに仮サポート(図示せず)を設けて、仮サポートに金具本体1と連結した丸型ブリッジ201を仮固定し、棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74を金具本体1と接合する。
【0071】
次に、各合掌72,73及び74に接合されたアンカーブロック202のブロック205を、連結ボルト孔251が各合掌と平行になるように回動させ、連結ボルト孔251に連結ボルト223を挿入し、ブロック251を水平方向に回動させながら、連結ボルト223の先端を丸型ブリッジ201の連結ボルト孔214に挿入し、ナット224をねじ締めする。なお、ナット224は、ゆるみ止めのために、ダブルナット締めするとよいことは、勿論である。
さらに、図14(a)に示すように、寄棟屋根の両端に設けられた丸型ブリッジ201間の距離Lが短いときは、丸型ブリッジ201どうしを連結ボルト223で連結する。距離Lは、屋根全体の大きさによって異なるが、通常、約1m以内としている。
【0072】
建築用接合金具は、平合掌73がアンカーブロック202や連結ボルト223などを介して、丸型ブリッジ201に作用する外力を、この平合掌73と対向する平合掌73の同様の外力でほぼ相殺することができ、さらに、上記のように丸型ブリッジ201どうしを連結することにより、屋根の片側に接合される隅合掌72と妻合掌74が丸型ブリッジ201に作用する外力を、同様に対向する隅合掌72と妻合掌74による外力でほぼ相殺することができるので、構造の単純化された、かつ、機械的強度に優れた建築用接合金具を提供することができる。
【0073】
ところで、寄棟屋根が、図14(b)に示すように長くなると、両側の丸型ブリッジ201を、連結ボルト223だけで直接連結する構造は、屋根組み作業の作業性を低下させたり、機械的強度を低下させるので、対向する丸型ブリッジの間にアングルブリッジ206を設け、丸型ブリッジ201とアングルブリッジ206を連結ボルト223で連結する構成とするとよい。
次に、アングルブリッジ206を用いた、第三実施形態の建築用接合金具について、図面を参照して説明する。
【0074】
[第三実施形態]
図15は、本発明に係る第三実施形態の建築用接合金具の構造を説明するための概略側面図を示している。
同図において、建築用接合金具は、棟木71の両側に配設された金具本体1と、接合プレート2a,2bと、金具本体1の下方に連結された丸型ブリッジ201と、副木部材である妻合掌74などに取り付けられるアンカーブロック202と、丸型ブリッジ201とアンカーブロック202を連結する連結部材である連結ボルト223およびナット224と、棟木71の下面に取り付けられた有底筒状のアングルブリッジ206と、このアングルブリッジ206と丸型ブリッジ201とを連結する連結ボルト223およびナット224とを具備した構成としてある。
【0075】
アングルブリッジ206は、図16に示すように、矩形状の底面に開口部261を有する、有底筒状体を縦に起こした構造としてあり、上面には、取付孔262が穿設してあり、また、側面には、連結ボルト孔263が穿設してある。
また、アングルブリッジ206は、背面(有底筒状体の底面)に長方形の開口部261を形成することにより、軽量化することができ、さらに、通常、金属の板を溶接して製作するので、溶接する部材の形状を単純化することができ、製造費用のコストダウンを図ることができる。
【0076】
アングルブリッジ206は、接合ほぞ203,ピン231及びボルト232によって、棟木71に取り付けられ、さらに、連結ボルト223が連結ボルト孔263に挿入され、連結ボルトの先端が、丸型ブリッジ201の連結ボルト孔213に挿入され、ナット224でねじ締めされる。
なお、その他の構造及び作用は、第二実施形態の建築用接合金具と同様としてある。
【0077】
このようにすると、二つの丸型ブリッジ201の距離が離れている場合であっても、丸型ブリッジ201を金具本体1と強固に連結して取り付けることができるので、金具本体1と副木部材との接合強度を高くすることができる。
【0078】
また、寄棟屋根がさらに長くなると、アングルブリッジ206を丸型ブリッジ201の間に複数個配設し、アングルブリッジ206どうしを連結ボルト223およびナット224で連結する構成としてもよく、このようにすると、寄棟屋根が長くなっても、接合作業性や接合強度を低下させない建築用接合金具提供することができる。
なお、屋根全体の大きさによって異なるが、通常、距離Lが約1m〜2mのとき、アングルブリッジ206を一個設けており、距離Lが約2m以上のときは、アングルブリッジ206を二個以上設けている。
【0079】
なお、本発明の各実施形態の建築用接合金具は、洋式小屋の寄棟屋根において、副木部材である棟木71,隅合掌72,平合掌73及び妻合掌74を接合する場合について説明したが、副木部材は、寄棟屋根に使用される上記木部材に限定するものでない。
【0080】
また、本発明は、建築用接合金具に限定するものではなく、上記アンカーブロック202は、金具本体1や丸型ブリッジ201と一緒に用いなくても、建築用接合金具として有効である。
次に、このアンカーブロックの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0081】
[アンカーブロック]
図17は、本発明に係るアンカーブロックの実施形態を説明するための、概略断面図を示している。
同図において、棟木71の登り梁92が接合してあり、対向する登り梁92の下面にアンカーブロック202が、接合ほぞ203,ピン231及びボルト232により取り付けてあり、かつ、対向するブロック205の連結ボルト孔251に連結ボルト223が挿入され、ナット224でねじ締めされている。
【0082】
このように、本発明に係るアンカーブロックは、金具本体や、丸型ブリッジがなくても木部材を接合するアンカーブロックとして好適であり、連結部材を容易にアンカーブロックと連結させることができ、また、連結部材を容易に被連結部材と連結させることができるので、組立て作業を容易化することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の建築用接合金具は、複雑な仕口加工を必要とせず、副木部材の仕口加工を単純化できるので、加工時間を短縮することができ、さらに、副木部材の接合強度を向上させることができる。また、多数本の副木部材を主木部材に接合する場合であっても、効率良く接合することができる。
【0084】
また、容易に接合作業を行うことができるので、高所で足場が悪い施工現場においても、作業能率及び安全性を向上させることができる。
さらにまた、予め屋根をユニット化して、すなわち、工場等の作業環境の良い所で、部分的に組み立て接合することができるので、施工現場における作業スペースを省スペース化できるとともに、クレーンを手配しなくても、作業者がユニット化した副木部材を容易に上げることができる。
【0085】
また、丸型ブリッジを用いた建築用接合金具は、主木部材を使用しなくても、副木部材の仕口の加工を単純化できるので、加工時間を短縮することができ、さらに、金具本体と副木部材との接合強度を高くすることができる。
また、容易に接合作業を行うことができるので、高所で足場が悪い施工現場においても、作業能率及び安全性を向上させることができる。
さらに、隅真束、ろくばり、隅ろくばり受け火打ちを使用しなくても屋根軸組を行うことができ、建築資材のコストダウンを図ることができる。また、隅真束、ろくばりなどがないので、屋根裏空間を有効に活用することができる。
【0086】
さらにまた、コ型プレートとブロックからなるアンカーブロックは、連結部材を容易に丸型ブリッジと連結させることができるとともに、連結構造を単純化することができるので、製造コストを削減し組立て作業を容易化することができる。
【0087】
また、本発明のアンカーブロックは、連結部材を容易にブロックと連結させることができ、また、連結部材を容易に被連結部材と連結させることができるので、組立て作業を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の金具本体の構造を説明するための概略図を示しており、(a)は平面図を、(b)はA−A線における断面図を示している。
【図2】 図2は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の金具本体の応用例を説明するための概略図を示しており、(a)は平面図を、(b)はB−B線における断面図を示している。
【図3】 図3は、本発明に係る第一実施形態の建築用接合金具の接合プレートの構造を説明するための概略図を示しており、(a)は合掌用接合プレートの正面図を、(b)は合掌用接合プレートの側面図を、(c)は棟木用接合プレートの正面図を、(d)は棟木用接合プレートの側面図を示している。
【図4】 図4は、本発明に係る建築用接合金具の固定手段の構造を説明するための概略正面図を示している。
【図5】 図5は、本発明の第一実施形態の建築用接合金具を用いた使用例における寄棟屋根の小屋組みを示す一部省略斜視図を示している。
【図6】 図6は、本発明における第一実施形態の建築用接合金具の使用例を説明するための要部の概略平面図を示している。
【図7】 図7は、建築用接合金具の使用例を示した図6のC−C線における断面図を示している。
【図8】 図8は、建築用接合金具の使用例を示した図6のE−E線における断面図を示している。
【図9】 図9は、建築用接合金具の使用例における副木部材のユニット化を説明するための概略側面図を示している。
【図10】 図10は、本発明に係る第二実施形態の建築用接合金具の構造を説明するための概略図を示しており、(a)は側面図を、(b)は要部の上面図を示している。
【図11】 図11は、本発明に係る第二実施形態の建築用接合金具の丸型ブリッジの構造を説明するための概略図を示しており、(a)は側面図を、(b)はF−F線における断面図を示している。
【図12】 図12は、本発明に係る第二実施形態の建築用接合金具のコ型プレート構造を説明するための概略図を示しており、(a)は平面図を、(b)は側面図を示している。
【図13】 図13は、本発明の第二実施形態の建築用接合金具を使用した寄棟屋根の小屋組みを示す要部の概略斜視図を示している。
【図14】 図14は、本発明の第二実施形態の建築用接合金具を使用した寄棟屋根の概略図を示しており、(a)は短い屋根の平面図を、(b)は長い屋根の平面図を示している。
【図15】 図15は、本発明に係る第三実施形態の建築用接合金具の構造を説明するための概略側面図を示している。
【図16】 図16は、本発明に係る第三実施形態の建築用接合金具におけるアングルブリッジの構造を説明するための概略図を示しており、(a)は上面図を、(b)は正面図を、(c)はG−G線における断面図を示している。
【図17】 図17は、本発明に係るアンカーブロックの実施形態を説明するための、概略断面図を示している。
【図18】 図18は、洋式小屋の従来工法による寄棟屋根の小屋組みを示す一部省略斜視図を示している。
【符号の説明】
1,1a 金具本体
2a 合掌用接合プレート
2b 棟木用接合プレート
3 固定手段
4 厚板部材
5 押え部材
10 筒状部材
10a 八角形筒状部材
11 フランジ
12 スリット
13 開口部
14 ガイド用傾斜
15 軸ボルト孔
16 ボルト穴
20 係止部
21,21a,21b ボルト孔
22 傾斜部
23 下部斜辺
24 上部斜辺
25,40 ボルト
30a 軸部材
30b ピン孔
30c 雌ねじ
32 軸ボルト
31 ピン
33,51 ナット
34 ボルト
35 ナット
41 角ほぞ
42 ほぞ穴
50 座金
70,100 隅真束
71,101 棟木
71a,74a 当接部
72,102 隅合掌
73,103 平合掌
74,104 妻合掌
75 ろくばり
76 隅ろくばり
77 隅ろくばり受け火打ち
78 釣りづか
79 方づえ
80,81 梁受接合金具
92 登り梁
201 丸型ブリッジ
202 アンカーブロック
203 接合だぼ
204 コ型プレート
205 ブロック
206 アングルブリッジ
211 釣り軸ボルト孔
212 円板
213 連結ボルト孔
214 筒
215 円板
216 釣り軸ボルト
217 パイプスリーブ
218 ナット
221 ボルト
222 ナット
223 連結ボルト
224 ナット
231 ピン
232 ボルト
241 基部
242 側板
243 取付孔
244 ボルト孔
251 連結ボルト孔
252 固定孔
261 開口部
262 取付孔
263 連結ボルト孔
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal fitting for a wooden member in a wooden building, and more particularly to an architectural fitting suitable for use in joining a true bundle, a purlin, and a palm in a dormitory roof of a Western style hut.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, various techniques related to architectural fittings have been devised and provided.
The present inventor has also proposed and put to practical use a number of architectural fittings as a leading expert in the development of architectural fittings.
However, most of the conventional joint fittings for construction are related to shaft joints such as pillars and beams, torches, foundations, etc., and as joint fittings used for roof frames, the present inventor's Japanese Patent Publication 8- Only a few things can be seen, such as those related to 33041. In particular, there were almost no joint fittings used for the frame of the dormitory roof.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the roof, in particular, the dormitory roof, has not been put to practical use, and has been framed by a conventional construction method. FIG. 18 is a partially omitted perspective view showing a hut assembly of a dormitory roof according to a conventional method of a Western style hut.
[0004]
In the conventional construction method shown in the figure, a purlin 101, two corner joints 102 (one is omitted), two flat joints 103, and one wife joints are formed above the corner bundle 100. 104 is joined by a joint.
For this reason, the joint processing for each joint becomes complicated, requiring a lot of work, and at least five joints must be processed on the outer circumference of the same height of one corner true bundle. The strength was not enough.
[0005]
Also, when building the roof, the corner bundles 100 are centered, the ends of a plurality of joints (two corner joints 102 and three flat / wife joints 103, 104) are joined, and purlin 101 was performed.
In addition, since this joining work needs to be performed at a construction site where the scaffolding is high at a high place, the work efficiency is low and there is a problem in terms of safety.
[0006]
In order to avoid complicated processing work and joining work at high places, a method of assembling and joining the entire roof in advance and then placing it on the building is also employed.
However, in this case, a work space for assembling and joining the entire roof in advance is required at the construction site, and a large crane for placing the completed roof on the building is required.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and in a good working environment such as a factory, the roof is assembled in advance as a unit, and the unit is simply joined to the roof at the construction site. The purpose of the present invention is to provide an architectural fitting that can be assembled as a whole.
In addition, the present invention improves the safety and speed of the joining work by allowing the many palms to be easily joined to the corner bundle even when the roof is assembled at a high place on the construction site. The purpose is to provide an architectural fitting.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the architectural fitting according to claim 1 of the present invention is a joint for attaching a plurality of splint members in the outer circumferential direction of the main wood member to a main wood member provided vertically. It is a metal fitting, and is formed on the peripheral wall of the metal fitting body, a bottomed cylindrical metal fitting body placed on the upper part of the main wood member, a fixing means for fixing the metal fitting body to the main wood member, A plurality of slits that the joining member fixed to the splint member locks; A thick plate member attached to the bottom side of the metal fitting body and having a mortise hole into which a square tenon formed on the upper end of the main wood member is fitted. It has a configuration provided.
[0009]
This eliminates the need for joint processing to the main wood member, simplifies the processing of the splint of the splint member, reduces processing time, and further reduces the processing time. The bonding strength with the member can be increased.
Further, since the joining work can be easily performed, work efficiency and safety can be improved even at a construction site where the scaffolding is high at a high place.
Furthermore, even when the roof is unitized in advance, it can be partially unitized, so that the work space at the construction site can be saved, and a splint member can be mounted on the roof without using a crane or the like. Is possible.
[0010]
In addition, the metal plate body is joined to the main wood member at an angle determined by the mortise because it has a thick plate member having a mortise for fitting a square mortise formed at the upper end of the main wood member. Therefore, the bonding strength in the circumferential direction can be increased, and the shift of the metal fitting body in the rotation direction can be effectively prevented.
[0011]
In the present invention, the metal fitting main body has a bottom portion with a through hole formed in the center, and the fixing means is an axial bolt that stands on the main tree member and penetrates the through hole of the metal fitting main body bottom plate. The shaft bolt is constituted by a nut that is screwed onto the shaft bolt from above the metal plate bottom plate.
In this way, the metal fitting body can be easily joined to the main wood member, and the joining structure can be simplified, so that the manufacturing cost can be reduced and the assembling work can be facilitated.
[0012]
Moreover, this invention is set as the structure which comprised the pressing member for maintaining the latching state of the slit of the said metal fitting main body, and the said joining plate.
If it does in this way, it will prevent that a joining plate remove | deviates from a metal fitting main body, a joining plate can be reliably joined to a metal fitting main body, and the reliability of joining can be improved.
[0013]
Moreover, this invention is set as the structure which formed the flange in the bottom part of the said metal fitting main body.
In this way, the end of the splint member can be placed on the top surface of the flange, and the weight of the splint member can be supported by the flange, and as a result, the joining strength of the splint member to the metal fitting body is increased. be able to.
[0014]
Further, in the present invention, the planar shape of the pressing member is a shape that covers the upper opening of the metal fitting body, and has a through hole of the shaft bolt at the center.
If it does in this way, the structure of a pressing member can be simplified and a joining plate can be latched reliably.
[0015]
Moreover, this invention is set as the structure which the said slit has an opening part in the surrounding wall upper part of the said metal fitting main body, and formed the inclination for the guide of a joining plate in this opening part.
If it does in this way, a joining plate can be easily latched to a metal fitting main body, and it can improve worker's safety especially in the construction site where a scaffold is unstable at a high place.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, each embodiment of the joint fitting for construction of the present invention is described with reference to drawings.
First, the structure of the metal fitting main body of the architectural fitting according to the first embodiment of the present invention will be described.
[0017]
[Bracket structure]
FIG. 1: has shown the schematic for demonstrating the structure of the metal fitting main body of the joining metal fitting for construction of 1st embodiment which concerns on this invention, (a) is a top view, (b) is an AA line. FIG.
In FIG. 1, the metal fitting body 1 includes a cylindrical tubular member 10 and a flange 11 having an outer diameter larger than the outer diameter of the tubular member 10 and attached to the bottom of the tubular member 10. .
[0018]
Here, the metal fitting body 1 has slits 12 formed downward from the upper end of the cylindrical member 10 at positions where the cylindrical member 10 is divided into eight equal parts in the circumferential direction. 2a and 2b are locked.
[0019]
As described above, since the slit 12 has the opening 13 in the upper part of the cylindrical member 10, the joining plates 2a and 2b can be easily inserted into the slit 12, and the work when joining the joining plates 2a and 2b is performed. Can be improved.
Further, by forming the opening 13, the longitudinal dimension of the metal fitting body 1 can be reduced, and the metal fitting body 1 can be reduced in size and weight.
[0020]
In addition, it is preferable to form guide slopes 14 on both sides of the opening 13, so that when the joining plates 2 a and 2 b are inserted into the slits 12, even if the positions of both are slightly shifted, the joining plate 2a and 2b are engaged with the slit 12 while being guided by the guide inclination 14, and the workability can be further improved.
[0021]
In addition, the formation position of a slit is not limited to what was formed in the opening part of the said slit 12, You may provide a slit in the intermediate part of the cylindrical member 10, for example. In this way, even if the pressing member 5 is omitted, it is possible to prevent the joining plates 2a and 2b from coming off to some extent.
[0022]
Further, a shaft bolt hole 15 through which a shaft bolt 32 to be described later penetrates is formed in the central portion of the flange 11, and the metal fitting body 1 is attached to the main tree by tightening a nut to the shaft bolt 32 that has penetrated. It can be easily fixed to the upper part of the member.
Furthermore, a bolt hole 16 for fastening a thick plate member 4 to be described later is formed at a position where the flange 11 is divided into four equal parts in the circumferential direction.
[0023]
In addition, although the slit 12 is formed in eight places, the metal fitting main body 1 is not limited to this structure, for example, when there are four splint members according to the number of splint members to be joined. May have a structure in which slits 12 are formed at four locations.
The metal fitting body 1 uses the cylindrical tubular member 10, but is not limited to this, and may be, for example, a polygonal shape, and an octagonal cylinder like the metal fitting body 1 a shown in FIG. 2. It can also be set as the structure using the shaped member 10a.
[0024]
Next, the structure of the joining plate of the construction joint fitting according to the first embodiment of the present invention will be described.
For ease of understanding, a case where a palm and a purlin are used as splint members will be described.
[Structure of joining plate]
FIG. 3: has shown the schematic for demonstrating the structure of the joining plate of the joining metal fittings for construction of 1st embodiment which concerns on this invention, (a) is a front view of the joining plate for joints, (b) Is a side view of the joining plate for joints, (c) is a front view of the joining plate for purlins, and (d) is a side view of the joining plate for purlins.
[0025]
In the same figure, the joining plate 2a for joining the palms and the joining plate 2b for joining blocks are made of a plate-like member such as a steel plate, and at least the latching portion 20 latched by the slit 12 of the metal fitting body 1 and the joining palm and the purlin. It has bolt holes for fixing with bolts and nuts.
Here, an inclined portion 22 is formed on the opposite side of the locking portion 20 from the bolt hole 21, so that the joining plates 2 a and 2 b can be easily locked to the slit 12.
[0026]
The joint plate 2a for jointing has a shape having a lower hypotenuse 23 having the same inclination as the slope of the corner joint (corner slope) and an upper hypotenuse 24 having the same inclination as the slope of the flat joint and the wife joint (flat slope). .
Further, the jointing plate 2a for the palm is provided with four bolt holes 21 and 21a, 21 and 21a substantially parallel to the lower oblique side 23, and four bolt holes 21 and 21b substantially parallel to the upper oblique side 24. , 21 and 21b are drilled. Of these bolt holes, the two bolt holes 21 and 21 on the center side are shared.
[0027]
In this way, it is possible to share the joint plate for corner joints and flat joints with different slopes (the wife joint is the same slope as the flat joints), and the manufacturing cost of the joint plate can be reduced. Can do. Also, workability can be improved in the assembly work.
[0028]
The purlin joining plate 2b has a structure having a rectangular portion in which four bolt holes 21 are formed.
Here, the distance “L” from the locking portion 20 to the upper surface may be constant for the joining plates to be used, for example, the jointing joining plate 2a and the purlin joining plate 2b, and will be described later. By bringing the pressing member into contact with these upper surfaces, the engagement state of the joining plate can be easily maintained.
[0029]
Although not shown in the figure, the palms and purlins have through holes formed at positions corresponding to the bolt holes, and the bolts are inserted into the through holes and the bolt holes, and the nuts are screwed together to join. The plate can be easily fixed to the purlins.
Further, the shape of the joining plate and the position and quantity of the bolt hole are examples when the splint member is a palm and purlin, and has various shapes and positions and quantities of the bolt hole according to the splint member. A joining plate can be used.
[0030]
Next, the structure of the fixing means for the architectural fitting according to the first embodiment of the present invention will be described.
[Structure of fixing means]
FIG. 4: has shown the schematic front view for demonstrating the structure of the fixing means of the joining metal fitting for construction of 1st embodiment which concerns on this invention.
In the figure, the fixing means comprises a shaft member 30a, a shaft bolt 32 made up of all screws, and a nut 33.
Here, the shaft member 30a has a structure in which a female screw 30c is processed in the upper part and a pin hole 30b is formed in the lower part.
[0031]
Further, a square tenon 41 is formed at the upper end of the main wood member, and a thick plate member 4 in which a tenon hole 42 fitted to the square tenon 41 is formed is provided on the lower surface of the flange 11. If it does in this way, since the flange 11 is joined to the main wood member at an angle determined by the fitting of the square mortise 41 and the mortise hole 42, it is possible to increase the joining strength in the circumferential direction and to rotate the metal fitting body. Deviation in the direction can be effectively prevented.
[0032]
In the fixing means having the above configuration, the shaft member 30a is embedded in the main tree member, and although not shown, the pin 31 described later is fixed to the main tree member by being inserted into the pin hole 30b. The
Then, the shaft bolt 32 is inserted into the shaft bolt hole 15 of the flange 11 placed on the upper portion of the main wood member, and is screwed with the female screw 30c. Further, the nut 33 is screwed with the shaft bolt 32. The flange 11 is fixed to the main wood member.
[0033]
The fixing means is a technique proposed by the present inventor in Japanese Patent Application No. 8-114161, and is not limited to the above configuration. For example, a male screw is processed instead of a female screw, and a shaft It is good also as a structure which uses a nut instead of a volt | bolt.
[0034]
According to the above-described metal fitting, the bonding plate, and the architectural fitting having the fixing means, it is only necessary to provide a groove for pushing the bonding plate into the splint member, so that it is not necessary to perform complicated joint processing. The processing time required for the mouth processing can be shortened, and the joining strength of the splint member can be increased.
[0035]
Note that the splint member is a wooden member used for purlins, joints, and the like, and is usually composed of an interposer and two standard members joined so as to sandwich the interposer.
Here, it is preferable that the thickness of the joining plate is substantially the same as the thickness of the intermediate plate, and in this way, the bonding plate can be pushed into the later-described intermediate plate space. Can be further shortened.
[0036]
Next, a usage example using the above-described joint fitting for building will be described with reference to the drawings.
First, as shown in FIG. 5, for example, as shown in FIG. 5, a corner bundle 70, a purlin 71, and a corner joint 72 with a bracket main body 1 fixed to the upper portion of the roof of a western style hut are provided by the architectural fitting according to the invention. , Flat joint 73 and wife joint 74 may be joined, and this use example will be described.
[0037]
[Example of use]
FIG. 6: has shown the schematic plan view of the principal part for demonstrating the usage example of the joint fitting for construction of 1st embodiment in this invention.
In this figure, the metal fitting body 1 is not shown, but is fixed to the upper part of the corner true bundle 70 which is a main tree member, and the purlin junction plate 2b and the palm joint plate 2a are purlin members which are splint members, respectively. 71, a corner joint 72, a flat joint 73, and a wife joint 74. The bolts 25 and nuts are fixed to the intervening space at the ends. Furthermore, the splint member 2b and the palm joint plate 2a are engaged with the metal fitting body 1 so that the splint member is joined to the main wood member.
[0038]
Then, it demonstrates with reference to sectional drawing of the usage example of the joining metal fitting for construction.
FIG. 7: has shown sectional drawing in the CC line of FIG. 6 which showed the usage example of the joining metal fitting for construction.
In the figure, the metal fitting body 1 is fixed to the corner true bundle 70 by the fixing means 3. Specifically, a shaft bolt 32 consisting of all screws is embedded in the corner true bundle 70 and fixed by the pin 31. The bracket body 1 is screwed onto the shaft member 30 a while being inserted into the shaft bolt hole 15 of the metal fitting body 1, and the nut 33 is fastened to the shaft bolt 32, so that the metal fitting body 1 is attached to the upper surface of the corner true bundle 70. Fixed. In order to prevent the nut 33 from loosening, a double nut is tightened.
[0039]
Here, it is preferable that a square tenon 41 is formed in the upper portion of the corner true bundle 70, and the thick plate member 4 having a tenon hole 42 fitted to the square tenon 41 is used on the bottom side of the metal fitting body 1 with a bolt 40. In this case, the metal fitting body 1 is joined to the main wood member at an angle determined by the mortise 42, so that the joining strength is improved and the metal fitting body 1 is prevented from turning around. can do.
[0040]
The purlin 71 is joined to the metal fitting body 1 by the locking portion 22 of the purlin joining plate 2 b fixed to the end portion by the bolt 25 being engaged with the slit 12 of the metal fitting main body 1. However, strictly speaking, the joining plate 2b is movable upward.
For this reason, the joining plate 2b for purlins is good to set it as the structure which the front-end | tip part side by the side of the corner true bundle 70 contact | abuts the presser member 5, and if it does in this way, the joining plate 2b will not remove | deviate easily from the metal fitting body 1 ( It becomes impossible to move in the upward direction, and the locked state is maintained.), And the reliability of joining can be improved.
[0041]
The presser member 5 has a top surface shape that fits inside the cylindrical member 10 (an example of a shape that covers the upper opening of the metal fitting body), and the shaft bolt 32 passes through the center. It is preferable to have a structure having a through hole. By doing so, the through holes of the holding member 5 and the washer 50 are inserted into the shaft bolt 32, and the two nuts 51 are tightened with a double nut so as not to loosen. Can be easily maintained.
[0042]
Further, the fixing structure of the pressing member 5 is simplified by fixing the pressing member 5 by using the shaft bolt 32 used for fixing the metal fitting body 1.
Of course, the same structure can be applied to the joining plate fixed to other splint members.
[0043]
The purlin 71 has a contact portion 71a protruding from the joining plate at the lower end of the tip, and the contact portion 71a is placed on the upper surface of the flange 11 of the metal fitting body 1 and supports the weight of the purlin 71. In this case, it is possible to disperse the external force acting on the slit 12 and the locking portion 22, and it is possible to prevent problems such as deformation of members around the slit 12 due to this external force.
Furthermore, for example, the position of the purlin 71 can be easily finely adjusted by cutting the contact portion 71a.
The same structure can be applied to other splint members, for example, the abutting portion 74a of the wife palm 74.
[0044]
Further, the joint-joining plate 2a is fixed to the tip of the wife joint 74 by bolts 25 and nuts inserted into the bolt holes 21, 21, 21b, 21b.
Here, the jointing plate 2a for the palm joint is firmly fixed to the wife joint 74 because each bolt hole 21, 21, 21b, 21b can effectively exert substantially the same fixing force with respect to the wife joint 74. The
Further, the jointing plate 2a for the palm is fixed so that the upper surface of the upper oblique side 24 forms the same surface as the upper surface of the wife palm 74, and further, the lower surface of the lower oblique side 23 is located inside the lower surface of the wife palm 74, There is no protruding part, and it can join suitably.
[0045]
On the other hand, as shown in FIG. 8, the joint plate 2 a for jointing is fixed to the tip of the corner joint 72 by bolts 25 and nuts inserted into the bolt holes 21, 21, 21 a, 21 a.
Here, the joint plate 2a for jointing is firmly fixed to the corner joint 72 because each bolt hole 21, 21, 21a, 21a can effectively exert substantially the same fixing force to the wife joint 74. The
Further, the joint plate 2a for the palm is fixed so that the lower surface of the lower oblique side 23 forms the same surface as the lower surface of the corner palm 72, and the upper surface of the upper oblique side 24 is located inside the upper surface of the corner joint 72. There is no protruding part, and it can join suitably.
[0046]
In this way, by using the construction fittings in the above-mentioned use examples, the joining work of the purlin 71, the corner joint 72, the flat joint 73, and the wife joint 74 can be easily performed. The work efficiency and safety can be improved even on site.
[0047]
When the building joint fitting of the present invention is used, for example, the following unitized joining method can be adopted.
[0048]
(1) Unit assembly process: In a good working environment such as a factory, the wooden members forming the roof are unitized in advance using the building joint fittings in the usage example, the beam receiving joint shown in FIG. Process.
Here, as an example of the unit, for example, using a fishing hook 78 and a wand 79, a roll joint 75 is joined to a flat joint 73 (see FIG. 9), or a corner joint 76 is joined to a corner joint 72. There is something that was done.
[0049]
(2) Unit joining step: A step of assembling and joining the entire roof by joining the assembled unit to the corner bundle 70.
Here, the united corner joint 72, flat joint 73, and wife joint 74 are joined to the corner bundle 70 by using various joint fittings such as a construction joint and a beam receiving joint according to the present invention.
[0050]
At this time, in the unitized flat joint 73 and wife joint 74, first, the joining plate fixed to the distal end is locked to the metal fitting body 1, and then the ladle 75 is joined to the corner true bundle 70 by the beam receiving fitting. To be joined to the corner true bundle 70.
Further, when assembling the unitized corner joint 72, the corner beam receiving and punching 77 is previously joined to the beam 75 by using a fire metal fitting (not shown) and a reinforcing plate. After that, the united corner joint 72 is first joined to the metal fitting body 1 with the joining plate fixed to the tip, and then the corner hole 76 is coupled to the corner beam receiver 77, Joined to the corner true bundle 70.
[0051]
In this way, the united corner joint 72, flat joint 73, and wife joint 74 first receive the load at one end of each joint when the joining plate is locked to the metal fitting body 1. . As a result, the operator who has lifted this end is released from the lifting operation, and subsequently, this operator can perform the joining operation of the batting 75 and the corner boring 76, so 70 can be efficiently and easily joined. Further, other wooden members, for example, rafters, are sequentially assembled and joined.
In addition, the said beam receiving joining metal fitting is the technique which this inventor proposed in Japanese Patent Application No. 8-114161.
[0052]
In this way, by adopting the architectural bonding method using the above-mentioned architectural fittings, each palm 72, 73, 74 can be easily joined to the corner bundle 70, and the work space at the construction site is saved. Space can be made.
Further, since the unitized splint member can be lifted safely by workers, according to this joining method, the splint member can be safely and quickly attached to the main tree member without arranging a crane or the like. Can be combined.
[0053]
Moreover, this invention is not limited to the said structure, For example, when not using the main-tree part material provided vertically, such as a corner true bundle, it can be set as the structure which uses an axial bridge | bridging etc.
Next, an architectural joint fitting of a second embodiment using a round bridge that is an axial bridge will be described with reference to the drawings.
[0054]
[Second Embodiment]
FIG. 10: has shown the schematic for demonstrating the structure of the joint fitting for construction of 2nd embodiment which concerns on this invention, (a) shows a side view, (b) shows the top view of the principal part. ing.
In the figure, a construction joint metal fitting using a shaft bridge is a metal base body 1, a joint plate 2 a, and a bottomed cylindrical round bridge 201 attached to the metal part main body 1 so as to be connected to the lower part of the metal part main body 1. And an anchor block 202 attached to a flat joint 73 or the like which is a splint member, and a connection bolt 223 and a nut 224 which are connection members for connecting the round bridge 201 and the anchor block 202.
[0055]
Here, the metal fitting body 1 is provided with a bolt hole 16 into which a fishing shaft bolt 216 is inserted and a shaft bolt hole 15 into which a bolt 34 for fixing the presser member 5 is inserted.
Although not shown, the bolt hole 16 is formed by shifting the position so that the fishing shaft bolt 216 does not contact the connecting bolt 223 in the round bridge 201. If it does in this way, when fixing connecting bolt 223 to round bridge 201, attachment work of fishing shaft bolt 216 and nut 224 can be performed easily.
The presser member 5 is attached using a bolt 34 and a nut 35 that penetrate the shaft bolt hole 15.
[0056]
As shown in FIG. 11, the round bridge 201 has a structure in which a metal cylinder 214 such as a steel pipe is welded to a metal disk 212. The round bridge 201 is not limited to a welded structure. Moreover, it is not limited to a round shape, and may be a polygon.
Therefore, in this specification, these bridges may be collectively referred to as an axial bridge.
The circular plate 212 is shifted in position so that the fishing shaft bolt 216 does not abut against the connecting bolt 223, and the fishing shaft bolt hole 211 is perforated. In this way, the round bridge 201 and the connecting bolt 223 are connected to each other. When connecting, the nut 224 can be easily attached.
[0057]
Further, the circular plate 212 has a temporary fixing hole 215 into which a temporary fixing bolt (not shown) is inserted in the center. The round bridge 201 can be easily temporarily fixed to a temporary support which is a substitute for the main tree part material provided.
[0058]
The cylinder 214 has a connecting bolt hole 213 into which the connecting bolt 223 is inserted in the direction in which the splint member is joined.
In addition, the drilling position and drilling location of the connecting bolt hole 213 are not limited to the above-described structure, and are naturally determined according to the joining direction of the splint members.
[0059]
The round bridge 201 is connected to the metal fitting body 1 by a fishing shaft bolt 216, a pipe sleeve 217 into which the fishing shaft bolt 216 is inserted, and a nut 218 with the circular plate 212 facing down. The nut 218 is double nut-tightened to prevent the nut from loosening.
In this way, the round bridge 201 can be accurately connected to the position separated by the length of the pipe sleeve 217, and the structure can be reduced in weight. Further, since the gap between the pipe sleeves 217 is wide, the bolt 34 can be easily inserted into the shaft bolt hole 15 when the presser member 5 is fixed, and the presser member 5 can be fixed easily. it can.
[0060]
Although not shown in the drawings, the round bridge 201 is not limited to the above-described configuration in which the circular plate 212 is connected downward, and may be configured to be connected with the circular plate 212 up. When the round bridge 201 and the connecting bolt 223 are connected, the pipe sleeve 217 is positioned on the circular plate 212, and the work space is widened. Therefore, the fishing shaft bolt 216 and the nut 224 can be easily attached. be able to.
[0061]
The anchor block 202 includes a U-shaped plate 204, a block 205, and bolts 221 and nuts 222 that fix the block 205 to the U-shaped plate 204.
[0062]
The block 205 is a rectangular parallelepiped block 205 in which a fixing bolt 252 is formed in a perpendicular direction without intersecting the connecting bolt hole 251 through which the connecting bolt 223 as a connecting member passes.
The block 205 is a technique proposed by the inventor in Japanese Patent Application No. 2000-153037.
[0063]
The U-shaped plate 204 has a structure including the block 205. As shown in FIG. 12, a rectangular flat plate-shaped base portion 241 in which a mounting hole 243 for a wooden member is formed, and protruding on both sides of the base portion 241. The side plate 242 is formed with a bolt hole 244 for fixing the block 205. If it does in this way, since a connection structure can be simplified, manufacturing cost can be reduced.
[0064]
Further, the side plate 242 is configured to sandwich the block 205 movably, and in this way, when attaching the connecting bolt 223, the block 205 into which the connecting bolt 223 is inserted is attached to the U-shaped plate 204 or attached in advance. Since the connecting bolt 223 is inserted into the block 205 and then the block 205 is rotated, the connecting bolt 223 can be easily inserted into the connecting bolt hole 213 of the round bridge 201. Can be done.
[0065]
The anchor block 202 is attached to the flat palm 73 with a joint dowel 203, a pin 231 and a bolt 232.
The joint dowel 203 is a cylindrical member processed with an internal thread, and has pin holes into which two pins 231 are inserted.
This fixing means is a technique proposed by the present inventor in Japanese Patent Application No. 8-114161, and is not limited to the above configuration. For example, a male screw is processed instead of a female screw, and a bolt It is good also as a structure fixed using a nut instead of.
In addition, the other structures and operations such as the joint-joining plate 2a are the same as those of the construction joint fitting in the first embodiment.
[0066]
As described above, the construction joint metal fitting using the round bridge can simplify the processing of the joint of the splint member (such as the flat joint 73) without using the main tree member such as a corner bundle. The processing time can be shortened, and the bonding strength between the metal fitting body 1 and the splint member can be increased.
[0067]
In addition, since the building joint using a round bridge can be easily joined, it is possible to improve work efficiency and safety even in a construction site where the scaffolding is high and the scaffolding is poor.
Further, the roof frame assembly can be performed without using the corner bundle 70, the baker 75, and the baker receiver 77 (see FIG. 5), and the cost of building materials can be reduced.
In addition, by using the building joints with round bridges, as shown in FIG. 13, there is no corner bundle 70, wall 75, corner wall receiving 77, etc., so the attic space is effectively utilized. can do.
[0068]
Next, a roof assembling method using the building joint fitting of this embodiment will be described with reference to the drawings.
FIG. 13: has shown the schematic perspective view of the principal part which shows the hut assembly of the dormitory roof using the joining bracket for construction of 2nd embodiment of this invention.
In the figure, the metal fitting body 1 is joined to a purlin 71, a corner joint 72, a flat joint 73, and a wife joint 74, and a round bridge 201 is connected to a corner joint 72, a flat joint 73, and a joint bolt 223. It is connected with wife Gassho 74.
The round bridge 201 is connected to a different round bridge or angle bridge described later via a connecting bolt 223.
[0069]
In the roof assembling method, first, the round bridge 201 and the metal fitting body 1 are connected by a fishing shaft bolt 216, a pipe sleeve 217 and a nut 218.
[0070]
Next, in this embodiment, since there is no corner bundle that is a main tree member provided vertically, a round bridge 201 that is provided with a temporary support (not shown) instead and is connected to the metal fitting body 1 on the temporary support. Are temporarily fixed, and the purlin 71, the corner joint 72, the flat joint 73 and the wife joint 74 are joined to the metal fitting body 1.
[0071]
Next, the block 205 of the anchor block 202 joined to each joint 72, 73 and 74 is rotated so that the connection bolt hole 251 is parallel to each joint, and the connection bolt 223 is inserted into the connection bolt hole 251. The tip of the connecting bolt 223 is inserted into the connecting bolt hole 214 of the round bridge 201 while rotating the block 251 in the horizontal direction, and the nut 224 is screwed. Needless to say, the nut 224 may be double-tightened to prevent loosening.
Furthermore, as shown to Fig.14 (a), when the distance L between the round bridges 201 provided in the both ends of the dormitory roof is short, the round bridges 201 are connected with the connection bolt 223. FIG. The distance L varies depending on the size of the entire roof, but is usually within about 1 m.
[0072]
In the construction fitting, the external force acting on the round bridge 201 by the flat joint 73 through the anchor block 202 and the connecting bolt 223 is almost canceled by the same external force of the flat joint 73 facing the flat joint 73. Further, by connecting the round bridges 201 as described above, the corner joint 72 and the wife joint 74 joined to one side of the roof are similarly opposed to the external force acting on the round bridge 201. Since it can be almost offset by the external force generated by the corner joint 72 and the wife joint 74, it is possible to provide a construction joint having a simplified structure and excellent mechanical strength.
[0073]
By the way, when the dormitory roof becomes long as shown in FIG. 14B, the structure in which the round bridges 201 on both sides are directly connected only by the connecting bolts 223 reduces the workability of the roof assembling work, Therefore, the angle bridge 206 may be provided between the opposing round bridges, and the round bridge 201 and the angle bridge 206 may be connected by the connecting bolt 223.
Next, the architectural joint fitting of the third embodiment using the angle bridge 206 will be described with reference to the drawings.
[0074]
[Third embodiment]
FIG. 15: has shown the schematic side view for demonstrating the structure of the joint fitting for construction of 3rd embodiment which concerns on this invention.
In the same figure, the building joint metal fitting is composed of a metal fitting body 1 disposed on both sides of the purlin 71, joining plates 2a and 2b, a round bridge 201 connected to the lower side of the metal fitting body 1, and a splint member. An anchor block 202 attached to a wife joint 74 or the like, a connecting bolt 223 and a nut 224 which are connecting members for connecting the round bridge 201 and the anchor block 202, and a bottomed cylindrical angle attached to the lower surface of the purlin 71 The bridge 206, and a connecting bolt 223 and a nut 224 that connect the angle bridge 206 and the round bridge 201 are provided.
[0075]
As shown in FIG. 16, the angle bridge 206 has a structure in which a bottomed cylindrical body is vertically raised having an opening 261 on a rectangular bottom surface, and a mounting hole 262 is formed on the top surface. In addition, a connecting bolt hole 263 is formed in the side surface.
Further, the angle bridge 206 can be reduced in weight by forming a rectangular opening 261 on the back surface (the bottom surface of the bottomed cylindrical body), and is usually manufactured by welding a metal plate. The shape of the member to be welded can be simplified, and the manufacturing cost can be reduced.
[0076]
The angle bridge 206 is attached to the purlin 71 by the joining tenon 203, the pin 231 and the bolt 232, and the connecting bolt 223 is inserted into the connecting bolt hole 263, and the tip of the connecting bolt is connected to the connecting bolt hole of the round bridge 201. It is inserted into 213 and screwed with a nut 224.
In addition, the other structure and effect | action are the same as that of the joint fitting for construction of 2nd embodiment.
[0077]
In this way, even when the distance between the two round bridges 201 is long, the round bridge 201 can be firmly connected and attached to the metal fitting body 1, so that the metal fitting body 1 and the splint member can be attached. And the bonding strength can be increased.
[0078]
Further, when the dormitory roof is further lengthened, a plurality of angle bridges 206 may be disposed between the round bridges 201, and the angle bridges 206 may be connected to each other by the connecting bolts 223 and the nuts 224. Even if the dormitory roof becomes long, it is possible to provide a construction joint metal fitting that does not lower the joint workability and joint strength.
Although it depends on the overall size of the roof, normally, when the distance L is about 1 m to 2 m, one angle bridge 206 is provided, and when the distance L is about 2 m or more, two or more angle bridges 206 are provided. ing.
[0079]
In addition, although the joining metal fitting for construction of each embodiment of the present invention explained the case where the purlin 71 which is a splint member, the corner joint 72, the flat joint 73, and the wife joint 74 are joined in the dormitory roof of a Western style hut. The splint member is not limited to the above-mentioned wooden member used for the dormitory roof.
[0080]
Further, the present invention is not limited to a construction fitting, and the anchor block 202 is effective as a construction fitting even if it is not used together with the fitting body 1 or the round bridge 201.
Next, an embodiment of the anchor block will be described with reference to the drawings.
[0081]
[Anchor block]
FIG. 17: has shown schematic sectional drawing for demonstrating embodiment of the anchor block based on this invention.
In the figure, the climbing beam 92 of the purlin 71 is joined, and the anchor block 202 is attached to the lower surface of the opposing climbing beam 92 by the joining tenon 203, the pin 231 and the bolt 232, and the opposing block 205 A connecting bolt 223 is inserted into the connecting bolt hole 251 and is screwed with a nut 224.
[0082]
Thus, the anchor block according to the present invention is suitable as an anchor block for joining wooden members without a metal fitting body or a round bridge, and the connecting member can be easily connected to the anchor block. Since the connecting member can be easily connected to the member to be connected, the assembling work can be facilitated.
[0083]
【The invention's effect】
As described above, the joint fitting for building of the present invention does not require complicated joint processing, and can simplify the joint processing of the splint member, so that the processing time can be shortened. The joining strength of the wood member can be improved. Further, even when a large number of splint members are joined to the main wood member, they can be joined efficiently.
[0084]
Further, since the joining work can be easily performed, work efficiency and safety can be improved even at a construction site where the scaffolding is high at a high place.
Furthermore, since the roof is unitized in advance, that is, it can be partially assembled and joined in a place with good working environment such as a factory, the work space at the construction site can be saved, and a crane is not arranged. However, the splint member unitized by the operator can be easily raised.
[0085]
In addition, the joint metal fittings for construction using a round bridge can simplify the processing of the splint of the splint member without using the main wood member, so that the processing time can be shortened. The joining strength between the main body and the splint member can be increased.
Further, since the joining work can be easily performed, work efficiency and safety can be improved even at a construction site where the scaffolding is high at a high place.
Further, the roof frame can be assembled without using the corner bundle, the roll-up, and the corner roll-up receiving and the cost of the building material can be reduced. In addition, since there are no corner bundles or bales, the attic space can be used effectively.
[0086]
Furthermore, the anchor block composed of the U-shaped plate and the block can easily connect the connecting member to the round bridge and simplify the connecting structure, thereby reducing the manufacturing cost and facilitating the assembly work. Can be
[0087]
Further, the anchor block of the present invention can easily connect the connecting member to the block, and can easily connect the connecting member to the connected member, so that the assembling work can be facilitated.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are schematic views for explaining the structure of a metal fitting body of a construction fitting according to a first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a plan view, and FIG. A sectional view taken along line AA is shown.
FIG. 2 is a schematic view for explaining an application example of the metal fitting body of the construction joint metal fitting according to the first embodiment of the present invention, wherein (a) is a plan view and (b). Shows a cross-sectional view along the line BB.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining the structure of the joining plate of the construction fitting according to the first embodiment of the present invention. FIG. 3 (a) is a front view of the joining plate for jointing. , (B) is a side view of the joining plate for jointing, (c) is a front view of the joining plate for purlin, and (d) is a side view of the joining plate for purlin.
FIG. 4 is a schematic front view for explaining the structure of the fixing means for the architectural fitting according to the present invention.
FIG. 5 is a partially omitted perspective view showing a hut assembly of a dormitory roof in an example of use using the architectural fitting of the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic plan view of a main part for explaining an example of use of the architectural fitting according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 6 showing an example of use of the architectural fitting.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line EE of FIG. 6 showing an example of use of the joint fitting for building.
FIG. 9 is a schematic side view for explaining unitization of splint members in an example of use of a joint fitting for construction.
FIGS. 10A and 10B are schematic views for explaining the structure of the architectural fitting according to the second embodiment of the present invention. FIG. 10A is a side view, and FIG. A top view is shown.
FIG. 11 is a schematic view for explaining the structure of a round bridge of a construction fitting according to a second embodiment of the present invention, wherein (a) is a side view and (b) Shows a cross-sectional view taken along line FF.
FIGS. 12A and 12B are schematic views for explaining a U-shaped plate structure of a construction fitting according to a second embodiment of the present invention. FIG. 12A is a plan view, and FIG. A side view is shown.
FIG. 13 is a schematic perspective view of a main part showing a shed roof hut assembly using the architectural fitting of the second embodiment of the present invention.
FIG. 14 shows a schematic view of a dormitory roof using the joint fitting for building of the second embodiment of the present invention, where (a) is a plan view of a short roof and (b) is long. A plan view of the roof is shown.
FIG. 15 is a schematic side view for explaining the structure of the architectural fitting according to the third embodiment of the present invention.
FIGS. 16A and 16B are schematic views for explaining the structure of an angle bridge in the architectural fitting according to the third embodiment of the present invention. FIG. 16A is a top view, and FIG. A front view, (c) shows a cross-sectional view taken along line GG.
FIG. 17 is a schematic cross-sectional view for explaining an embodiment of an anchor block according to the present invention.
FIG. 18 is a partially omitted perspective view showing a shed roof hut assembly by a conventional method of western style huts.
[Explanation of symbols]
1,1a bracket body
2a Joint plate for joints
2b Purlin joining plate
3 Fixing means
4 Thick plate members
5 Presser member
10 Tubular member
10a Octagonal cylindrical member
11 Flange
12 slits
13 opening
14 Inclination for guide
15 shaft bolt hole
16 bolt holes
20 Locking part
21, 21a, 21b Bolt hole
22 Inclined part
23 Lower hypotenuse
24 Upper hypotenuse
25, 40 volts
30a Shaft member
30b pin hole
30c Female thread
32 shaft bolt
31 pins
33,51 nut
34 volts
35 nuts
41 mortise
42 Mortise
50 washer
70,100
71, 101 purlin
71a, 74a Contact part
72,102
73,103
74,104
75 Roar
76 Corner Roar
77 Corner Roaring
78 Fishing
79
80, 81 Beam receiving joint
92 climbing beam
201 round bridge
202 Anchor block
203 Bonding dowel
204 U-shaped plate
205 blocks
206 Angle Bridge
211 Fishing shaft bolt hole
212 disc
213 Connecting bolt hole
214 tubes
215 disc
216 Fishing shaft bolt
217 Pipe sleeve
218 nut
221 bolts
222 nut
223 connecting bolt
224 nut
231 pin
232 volts
241 base
242 side plate
243 Mounting hole
244 bolt hole
251 Connecting bolt hole
252 fixing hole
261 opening
262 Mounting hole
263 Connecting bolt hole

Claims (6)

垂直に設けられた主木部材に対し、複数本の副木部材を前記主木部材の外周方向に取り付けるための接合金具であって、
前記主木部材の上部に載置される有底筒状の金具本体と、
この金具本体を前記主木部材に固定させる固定手段と、
前記金具本体の周壁に形成され、前記副木部材に固定された接合部材が係止する複数のスリットと、
前記金具本体の底部側に取り付けられ、前記主木部材の上端に形成した角ほぞが嵌合するほぞ穴を有した厚板部材を
具備したことを特徴とする建築用接合金具。
A joining metal fitting for attaching a plurality of splint members in the outer peripheral direction of the main tree member to the main tree member provided vertically,
A bottomed cylindrical metal fitting body placed on top of the main wood member;
Fixing means for fixing the metal fitting body to the main tree member;
A plurality of slits formed on the peripheral wall of the metal fitting body and engaged by a joining member fixed to the splint member;
A construction joint metal fitting comprising a thick plate member attached to the bottom side of the metal fitting body and having a mortise hole into which a square tenon formed at an upper end of the main wood member is fitted .
前記金具本体が、中心に貫通孔を穿設した底部を有し、
前記固定手段が、前記主木部材に立設され前記金具本体底板の貫通孔を貫通する軸ボルトと、この軸ボルトに前記金具本体底板の上から前記軸ボルトに螺合するナットとからなる請求項1記載の建築用接合金具。
The metal fitting body has a bottom portion with a through hole formed in the center,
The fixing means includes a shaft bolt standing on the main wood member and penetrating through a through hole of the metal plate bottom plate, and a nut screwed to the shaft bolt from above the metal plate bottom plate. Item 1. A metal fitting for construction according to item 1.
前記金具本体のスリットと前記接合プレートとの係止状態を維持するための押え部材を具備した請求項1又は2に記載の建築用接合金具。  The architectural joint metal fitting according to claim 1 or 2, further comprising a pressing member for maintaining a locked state between the slit of the metal fitting body and the joint plate. 前記金具本体の底部にフランジを形成した請求項1〜3のいずれかに記載の建築用接合金具。  The joint metal fitting for building according to any one of claims 1 to 3, wherein a flange is formed on a bottom portion of the metal fitting main body. 前記押え部材の平面形状が、前記金具本体の上部開口部を覆う形状であって、中心に前記軸ボルトの貫通孔を有する請求項4記載の建築用接合金具。  The architectural joint fitting according to claim 4, wherein the planar shape of the pressing member is a shape covering an upper opening of the metal fitting body and has a through hole of the shaft bolt at the center. 前記スリットが、前記金具本体の周壁上部に開口部を有し、かつ、この開口部に接合プレートのガイド用傾斜を形成した請求項1〜5のいずれかに記載の建築用接合金具。  The architectural joint fitting according to any one of claims 1 to 5, wherein the slit has an opening in an upper part of the peripheral wall of the metal fitting body, and a slope for guiding the joining plate is formed in the opening.
JP2001218463A 2000-07-21 2001-07-18 Bonding bracket for building Expired - Fee Related JP3771147B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218463A JP3771147B2 (en) 2000-07-21 2001-07-18 Bonding bracket for building

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220604 2000-07-21
JP2000-220604 2000-07-21
JP2001218463A JP3771147B2 (en) 2000-07-21 2001-07-18 Bonding bracket for building

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005308684A Division JP2006077569A (en) 2000-07-21 2005-10-24 Joining plate

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002097737A JP2002097737A (en) 2002-04-05
JP2002097737A5 JP2002097737A5 (en) 2005-02-24
JP3771147B2 true JP3771147B2 (en) 2006-04-26

Family

ID=26596412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218463A Expired - Fee Related JP3771147B2 (en) 2000-07-21 2001-07-18 Bonding bracket for building

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3771147B2 (en)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7188094B2 (en) * 2019-01-09 2022-12-13 積水ハウス株式会社 roof structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002097737A (en) 2002-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3041271B2 (en) Wooden joining method
JP4628212B2 (en) Fastener
JP2583433Y2 (en) Building fittings
JP4799107B2 (en) Mouth structure of wooden structure material, horizontal member, column base structure and column base metal fittings, wooden frame having the same and method of assembling the same
JP3771147B2 (en) Bonding bracket for building
JP2007085092A (en) Column fastener
JP4667114B2 (en) Method of joining beam and column
JP3112549U (en) Bonding bracket for building
JP2815817B2 (en) Joint structure of end plate type steel structure and joining method
US5177927A (en) Metal connectors for building
JP2006077569A (en) Joining plate
JPH04122733U (en) PC pile screw joint
JP4886763B2 (en) guide pin
JPH094052A (en) Joint structure for column capital and column base, column base footing joint structure, and unit building
JP2539109B2 (en) Construction fittings
JP3014220U (en) Roof structure of wooden building
JPH0615044Y2 (en) Steel pipe column connection structure
JP3251251B2 (en) Building fittings
JPH0449340A (en) Lay-in joint structure for column and beam
JPH0333846Y2 (en)
JP3111912U (en) Shaft dowels and architectural fittings
JP2660953B2 (en) Construction method
JPH0657977B2 (en) Coupling device for building members
JP4046904B2 (en) Wood panel
JPH0444722Y2 (en)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees