JP3770881B2 - 血行促進具およびテープ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚に吸着させて血行を促進する血行促進具などに関し、より具体的には、整膚の効果を長時間維持することができる血行促進具やテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、身体の血行を促進するための療法として、指圧療法や整膚療法などが存在する。このうち指圧療法は、皮膚を圧迫することによって、神経を刺激し、その部位の血行を促進できるようにしたものであり、一方、整膚療法は、皮膚を指などで引っ張り上げることによってその部分の内圧を低くし、筋肉の緩みや血行の促進を図れるようにしたものである。一般的に、この整膚療法は、指による皮膚の引っ張り上げによって行われるが、近年では、家庭でもこのような整膚療法を容易に行いうるように、吸い玉と称される吸着部材が用いられるようになっている。この吸着部材に関しては、例えば、特許文献1に示すようなものが存在する。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−337158号公報
【0004】
この特許文献1に開示されているものは、ハンドルの先端に取り付けられたローラを身体に押し付けるように構成したものであり、そのローラに複数の吸盤を取り付け、ローラを押圧しながら回転させることによって、吸盤による皮膚の押圧と吸引とによってマッサージの効果を高めるようにしたものである。
また、このような特許文献1だけでなく、現在、市場においては半球状に構成された吸着部材も販売されている。この吸着部材は合成ゴムなどのようなエラストマーで形成されるものであり、身体の所望の部位にこの吸着部材を吸着させることによってその部分の皮膚を引っ張り上げ、血行の促進を図れるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらのような吸着部材には、次のような問題が存在する。すなわち、この特許文献1に記載されているような吸着部材では、携行性に適したものではないため、もっぱら家庭などにおいてのみしか利用することができない。
また、半球状に構成された吸着部材についても同様に、外出時などにおいては服を着る関係上、その吸着部材を取り外さなければならず、結局、これも家庭などにおいてのみしか利用することができない。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、外出時などにおいても整膚の効果を長時間維持させることができるような血行促進具などを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、皮膚に吸着して取り付けられる吸着部材と、この吸着部材の内側空間部の気圧を低下させて皮膚を引っ張り上げた状態で当該吸着部材の外側の皮膚に貼り付けられるテープとを具備してなり、吸着部材が取り外された後においてもその皮膚の状態を引っ張り上げた状態に維持できるようなものに構成したものである。
【0008】
このように構成すれば、吸着部材を取り外しても、テープ内径側の皮膚を引っ張り上げた状態にしてその部分の内圧を低くすることができ、吸着部材を取り外しても整膚の効果を長時間維持することができるようになる。また、テープのみによって整膚の効果を維持できるので、外出時などにおいてもその部分の盛り上がりなどをなくすことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1および図2は第一の実施の形態における血行促進具1を示したものであり、吸着部材2とシール体3とを具備して構成されるものである。
【0010】
この吸着部材2は、周知のように手の甲や腰・肩などのような身体の所望の位置に吸着させられる半球状のエラストマーなどによって構成されるものであり、その内側空間部S(図2参照)に半球状の吸盤面20を設け、また、その外周部21a側の下端面に吸着部材2自身の肉厚などによって形成される皮膚接触面21を設ける。そして、使用状態においては、まず、その吸着部材2の皮膚接触面21を皮膚Fに押し付けた状態で頂点部22を指で押圧し、内側空間部Sの空気を外部に押し出す。そして、その頂点部22の押圧を解放することにより、エラストマー自身の復元力によって内側空間部Sの気圧を低下させ、皮膚Fを引っ張り上げた状態にする。
【0011】
シール体3は、裏側に粘着面30aを有するシール30と、その粘着面30aに取り付けられる保護フィルム31とによって構成される。このシール30は、吸着部材2の外周部21aとほぼ径が一致するような内周部30bを有するリング状に形成したもので、皮膚Fに吸着して取り付けられた吸着部材2の外周部21aとその内周部30bを一致させて皮膚Fに取り付けられる。そして、このシール30は、その吸着部材2を取り外した状態であってもその内側部分の皮膚Fを引っ張り上げた状態に維持できるような比較的伸縮率の小さい部材、例えば、布やポリウレタンなどのシールなどによって構成される。
【0012】
次に、この血行促進具1の使用方法について説明する。
【0013】
まず、使用時においては、身体の血行を促進する部位に吸着部材2を押し当て、その吸着部材2の皮膚接地面21を皮膚Fに押し付けた状態で頂点部22を指で押圧して、内側空間部Sの空気を外部に押し出す。そして、その押圧している指を離すことにより、エラストマー自身の復元力によって内側空間部Sの気圧を低下させて皮膚Fを引っ張り上げる。
【0014】
次に、このようにして皮膚Fに吸着して取り付けられた吸着部材2の外周部21a外側にシール30を貼り付けるべく、まず裏側の保護フィルム31を剥がし、内周部30bが吸着部材2の外周部21aに一致するように位置決めして、粘着面30aが吸着部材2に引っ付かないようにして皮膚Fに貼り付ける。
【0015】
そして、このようにしてシール30を皮膚Fに貼り付けた後、吸着部材2の側面などを押しつぶすなどして皮膚接触面21から空気を流入させ、吸着部材2を取り除く。
【0016】
このようにすれば、吸着部材2を取り外した状態であってもシール30の内周部30b内側の皮膚Fを引っ張り上げた状態のようにすることができ、その部位の内圧を低くして筋肉の緩和や血行の促進を図ることができるようになる。
【0017】
次に、本発明における第二の実施の形態について図3を用いて説明する。この第二の実施の形態における血行促進具1も同様に、吸着部材2Aおよびシール体3を具備して構成されるものであり、第一の実施の形態における吸着部材2を改良したものである。なお、この実施の形態において、第一の実施の形態と同様の番号を付したものは第一の実施の形態と同じ構成を有する。
【0018】
この実施の形態における吸着部材2Aは、第一の実施の形態における吸着部材2と同様に、内側空間部に半球状の吸盤面を設け、また、その外周部21a側に吸着部材2A自身の肉厚によって形成される皮膚接触面を設け、さらに、この実施の形態においては、内側空間部に向けて貫通させた頂点部22Aにキャップ23Aを取り付けられるように構成している。このキャップ23Aは、吸着部材2Aの内側空間部を密閉しうるように、貫通させた頂点部22Aに着脱可能に取り付けられるものであり、そのキャップ23Aを取り付けた状態で皮膚Fへ吸着させて取り付け、また、取り外しの際はそのキャップ23Aを取り除いて貫通させた頂点部22Aから内部空間に空気を流入させるようにする。
【0019】
この第二の実施の形態によれば、吸着部材2Aを取り外す際、過度に内側空間の気圧を極度に低下させることがなくなり、取り外し時における皮膚Fの鬱血などを防止することができるようになる。
【0020】
次に、第三の実施の形態について図4を用いて説明する。この実施の形態における血行促進具1は、シールの構成を改良したものであり、第一の実施の形態における吸着部材2とともに使用されるものである。なお、この吸着部材は第二の実施の形態における吸着部材2を用いるようにしても良い。また、この実施の形態においても、第一の実施の形態と同じ番号を付したものは同じ構成を有するものとする。
【0021】
この実施の形態におけるシール30Bは、第一の実施の形態と同様に、裏側に粘着面30aを有しているもので、リング状に構成されたシール30Bの一部に内側から外側にわたる切れ目30Bcを設けるようにしたものである。通常、半球状に構成された吸着部材2の外側にシールを貼り付ける場合、シールのしなりなどによって粘着面が吸着部材2に引っ付きやすい。このため、この実施の形態では、リング状に構成されたシール30Bの一部に切れ目30Bcを設け、その切れ目30Bcから順次保護フィルム31を剥がしながらシール30Bを皮膚Fに貼り付けていくようにする。
【0022】
なお、この切れ目30Bcは、リング状に構成されたシール30Bの径方向に沿って設けるようにしても良いが、図5に示すように、その径方向と所定の角度をなすような切れ目30Ccを設けるようにしても良い。このように構成すれば、引っ張り上げられた皮膚Fが復元しようとした場合であっても、その切れ目30Ccが径方向と所定の角度をなして設けられているため、皮膚Fの復元力によってその切れ目30Ccが広がることがなくなり、引っ張り上げの効果を長時間維持することができるようになる。
【0023】
これらのように上記実施の形態においては、皮膚Fに吸着して取り付けられる吸着部材2、2Aと、この皮膚Fに吸着して取り付けられた吸着部材2、2Aの外周部21aに沿って皮膚Fに貼り付けられるテープ30、30B、30Cを設け、このテープ30、30B、30Cを、吸着部材2、2Aが取り外された後においてもその皮膚Fの状態を引っ張り上げた状態に維持できるような部材で構成したので、吸着部材2、2Aを取り外しても、テープ内径側部分の皮膚Fを引っ張り上げた状態に維持することができる。これにより吸着部材2、2Aを取り外しても整膚の効果を長時間持続させることができるようになり、さらに、服を着ても吸着部材2、2Aを取り付けたようにその部分を盛り上がらせることがなくなる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、皮膚に吸着して取り付けられる吸着部材と、この吸着部材の内側空間部の気圧を低下させて皮膚を引っ張り上げた状態で当該吸着部材の外側の皮膚に貼り付けられ、吸着部材が取り外された後においてもその皮膚の状態を引っ張り上げた状態に維持するテープとを設けるようにしたので、吸着部材を取り外しても、テープ内側部分の皮膚を引っ張り上げた状態のように内圧を低くすることができ、吸着部材を取り外しても整膚の効果を長時間持続させることができるようになる。また、外出時などにおいてその部位の盛り上がりを目立たせることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における血行促進具の構成を示す図
【図2】 同形態における使用状態の断面を示した図
【図3】 第二の実施形態における血行促進具を構成する吸引部材を示す図
【図4】 第三の実施の形態における血行促進具を構成するシールを示す図
【図5】 第四の実施の形態における血行促進具を構成するシールを示す図
【符号の説明】
1・・・血行促進具
2、2A・・・吸着部材
30、30B、30C・・・テープ
F・・・皮膚

Claims (2)

  1. 皮膚に吸着して取り付けられる吸着部材と、この吸着部材の内側空間部の気圧を低下させて皮膚を引っ張り上げた状態で当該吸着部材の外側の皮膚に貼り付けられ、吸着部材が取り外された後においてもその皮膚の状態を引っ張り上げた状態に維持するテープとを具備してなることを特徴とする血行促進具。
  2. 皮膚に吸着して取り付けられる吸着部材の外周部に対応した内周部を有し、吸着部材の内側空間部の気圧を低下させて皮膚を引っ張り上げた状態で当該吸着部材の外周部にその内周部が位置するように皮膚に貼り付けられ、吸着部材が取り外された後においてもその皮膚の状態を引っ張り上げた状態に維持する粘着部を有することを特徴とするテープ。
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