JP3769848B2 - Endoscopic fluid device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡において、加圧エア等の高圧気体を供給したり、体液等の吸引を行うために負圧を発生させたり、さらに洗浄液等の液体を供給したりするために、流体圧の給排制御を行うために設けられる内視鏡の流体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
体腔内に挿入されて、体腔内の検査,診断を行ったり、適宜の処置等を施すために用いられる内視鏡は、本体操作部に体腔内への挿入部を連設し、また本体操作部からユニバーサルコードを延在させるように構成される。そして、ユニバーサルコードの先端には少なくとも光源装置に着脱可能に接続される光源コネクタが設けられる。光源コネクタから挿入部の先端までにはライトガイドが引き回されており、光源コネクタを光源装置に接続すると、光源装置に設けた光源ランプからの照明光をライトガイド内に導いて、このライトガイドを介して伝送される照明光により、挿入部の先端に設けた照明窓から体腔内を照明することができ、観察窓を介して体腔内の観察ができるようになる。
【0003】
観察窓は挿入部の先端に形成される関係から、体内における体液その他の汚損物が観察窓に付着するおそれがある。そうすると、観察視野が悪くなるから、この観察窓の洗浄を行わなければならない。観察窓の洗浄は、まず洗浄液を観察窓に向けて噴射させて汚損物を洗い流し、その後に観察窓に付着する水滴を除去するために高い圧力で加圧エアを噴射させる。また、体腔内に体液や血液、その他の汚物が充満していると、挿入部の先端がこの汚物中に浸漬されてしまうことから、汚物を吸引して除去する必要がある。
【0004】
以上の要請から、内視鏡には流体圧の給排を制御する流体装置が設けられる。この流体装置としては、観察窓の洗浄のための洗浄液及び加圧エアからなる流体供給機構と、体内汚物を吸引するための吸引機構とからなる。そこで、図7にこれら流体供給機構及び吸引機構の構成を示す。
【0005】
図中において、1は本体操作部、2は挿入部、3はユニバーサルコードをそれぞれ示す。ユニバーサルコード3の先端は光源コネクタ4となっており、この光源コネクタ4は光源装置5に着脱可能に接続される。光源装置5には、光源ランプ等の他にエアポンプ6が内蔵されており、吸引ポンプとタンクとを備えた吸引装置7や、洗浄液タンク8は光源装置5の外部に配置される。
【0006】
光源コネクタ4は配管接続部となっており、洗浄液供給流路10,加圧エア供給流路11及び吸引流路12が接続されることになる。洗浄液供給流路10は洗浄液タンク8に、また加圧エア供給流路11及び吸引流路12はそれぞれエアポンプ6及び吸引装置7に接続されている。洗浄液タンク8から洗浄液供給流路10に洗浄液を圧送するために、エアポンプ6の加圧エアが用いられる。即ち、エアポンプ6からの加圧エア供給流路11の途中には液面加圧流路13が分岐しており、この液面加圧流路13は洗浄液供給流路10とで2重管路が構成されて、洗浄液タンク8の液面上の位置に開口している。従って、この液面加圧流路13から導かれる空気圧で洗浄液タンク8の液面が加圧されて、この圧力で洗浄液を圧送することができる。
【0007】
内視鏡には、洗浄液の供給経路及び加圧エアの供給経路と、吸引経路とが設けられる。また、本体操作部1には洗浄流体制御バルブ14と吸引制御バルブ15とが設けられて、洗浄流体制御バルブ14により洗浄液または加圧エアの供給、遮断の制御が行われ、また吸引制御バルブ15により吸引経路に負圧を作用させるか否かの制御が行われる。このために、光源コネクタ5からユニバーサルコード3を経て本体操作部1にまでの間には、洗浄液供給流路10に着脱可能に接続される一次側洗浄液管路16と、加圧エア供給流路11に着脱可能に接続される一次側加圧エア管路17と、吸引流路12に着脱可能に接続される一次側吸引管路18とが延在されている。そして、一次側洗浄液管路16と一次側加圧エア管路17は洗浄流体制御バルブ14に接続され、また一次側吸引管路18は吸引制御バルブ15に接続されている。
【0008】
一方、洗浄流体制御バルブ14には二次側洗浄液管路19及び二次側加圧エア管路20が接続され、吸引制御バルブ15には二次側吸引管路21が接続されている。二次側洗浄液管路19と二次側加圧エア管路20とは、挿入部2の先端近傍位置、即ち挿入部2の先端を所望の方向に向けるために湾曲操作されるアングル部の手前位置で合流して、合流管路22となり、この合流管路22は噴射ノズル23に接続されている。一方、二次側吸引管路21は、本体操作部1から挿入部に向けて設けられ、内部に鉗子等の処置具を挿通させるために設けた処置具挿通チャンネル24に連通している。なお、図中において、25は二次側加圧エア管路20の途中に設けた逆止弁である。
【0009】
以上のように構成することによって、洗浄流体制御バルブ14により洗浄流体の噴射ノズル23からの噴射を制御でき、また吸引制御バルブ15により吸引の制御を行える。洗浄流体制御バルブ14は、常時においては、二次側洗浄液管路19は一次側洗浄液供給管路16とは遮断されている。二次側加圧エア管路20は一次側加圧エア管路17に連通しているが、洗浄流体制御バルブ14には大気開放路26が設けられており、一次側加圧エア管路17は大気開放路26を介して大気とも連通しているから、加圧エアは大気に開放されて、二次側加圧エア管路20側に加圧エアは供給されない。洗浄流体制御バルブ14の大気開放路26を手指等で閉鎖すると、一次側加圧エア管路17からの加圧エアが二次側加圧エア管路20に供給されて、噴射ノズル23から噴射させることができる。また、洗浄流体制御バルブ14を切り換えると、二次側洗浄液管路19は一次側洗浄液供給管路16と連通し、かつ二次側加圧エア管路20は一次側加圧エア管路17と遮断されることになる。この結果、洗浄液を噴射ノズル23から噴射させることができる。一方、吸引制御バルブ15は、その切り換えによって、一次側吸引管路18と二次側吸引管路21とを連通・遮断されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した洗浄液の供給経路及び加圧エアの供給経路や、負圧吸引経路は、ユニバーサルコード3の基端部から挿入部2の先端までの内視鏡の全長にわたって配設されている関係から、極めて長尺のものである。しかも、挿入部2は患者の体腔内等に挿入されることから、その細径化の要請が高く、従って前述した各流体の経路も細径化する必要がある。このために、噴射ノズル23等に至るまでの間には圧力損失が極めて大きくなり、特に加圧エアの供給時には約50%乃至それ以上の圧力損失が生じることになる。既に説明したように、加圧エアを噴射ノズル23から噴射させるのは、主として観察窓に付着する水滴を除去するためのものであり、従って噴射ノズル23から噴射する際に加圧エアの圧力が低いと、観察窓からの水滴の除去を効率的に行えなくなってしまう。また、負圧による吸引力が弱くなると、体液等の吸引を効率的に行えなくなる。さらに、洗浄液についても、噴射圧が低いと、観察窓の洗浄を円滑に行えない。これらの圧力損失を抑制するために、従来では、各管路の内面に親水性潤滑処理を施すようにしたものもあるが、このような処理を行うと、管路が高価なものになってしまう。また、エアポンプ7及び吸引装置8の能力を向上させれば良いが、そうするとエアポンプ7,吸引装置8が大型化して、光源装置5に収納するのが困難になる等といった問題点がある。
【0011】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な構成によって、流体を流通させる管路における圧力損失を極力抑制できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、ユニバーサルコード側から延在させた一次側流体管路と、挿入部の先端側から延在させた二次側流体管路を本体操作部に設けた制御バルブに接続し、この制御バルブのケーシング内に摺動可能に設けた弁体の変位により一次側流体管路と二次側流体管路とを接続・遮断するものであって、前記一次側流体管路を複数本設けて、これら各一次側流体管路を、それぞれ前記制御バルブのケーシングに接続し、前記ケーシングには、前記弁体の移動により前記二次側流体管路と前記各一次側流体管路とを連通させるエア室を形成する構成としたことをその特徴とするものである。
【0013】
一次側流体管路を複数本設けることによって、その流路断面積が増えて、それだけ制御バルブに流入する流量が増大するので圧力も高くなる。ただし、内視鏡によっては、噴射ノズルからの噴出圧があまり高くしない方が好ましい場合がある。そこで、一次側流路管路における制御バルブへの開口面積を絞れるようにすると、圧力の調整を行うことができる。このためには、各一次側流体管路による前記ケーシング内への全開口量の一部を閉塞する閉塞部材を設けて、開口量を制御可能とする。ここで、閉塞部材は制御バルブの弁体と一体に設けることができ、また制御バルブの弁体はケーシング内に沿って軸線方向に摺動させることによって、流路の切り換えを行うものであるから、弁体を回転させることにより、閉塞部材による開口量制御を行えるようにすることができる。
【0014】
洗浄流体を構成する加圧エアの送給装置とする場合には、ユニバーサルコードの先端におけるコネクタ部に設けた配管接続部から、本体操作部を経て挿入部の先端に設けた噴射ノズルにまで延在され、加圧エアを供給する空気流路を有し、前記本体操作部に制御バルブを設けて、この制御バルブにより空気流路を前記配管接続部に通じる一次側空気管路と、前記噴射ノズルに通じる二次側空気管路とに分割して、制御バルブのケーシング内に摺動可能に設けた弁体の変位により一次側空気管路と二次側空気管路とを接離させるに当って、前記一次側空気管路を複数本設けて、これら各一次側空気管路を、それぞれ前記制御バルブのケーシングに設けたエア室に開口させると共に、これら各一次側空気管路による全開口量の一部を閉塞する閉塞部材を設けることによって、一次側空気管路の流路断面積を制御可能な構成とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の一形態について説明する。なお、以下の説明において、内視鏡における洗浄流体の供給機構及び吸引機構の基本構成は、図7に示した従来技術のものと格別差異はないので、それらと同一または均等な部材については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0016】
而して、図1に示したように、エアポンプ6からは2系統の加圧エア流路30a,30bを設けて、内視鏡側に、これら各加圧エア流路30a,30bにそれぞれ接続される2本の一次側加圧エア管路31a,31bが設けられている。従って、ユニバーサルコード3が光源装置5に接続された時には、光源コネクタ5に設けた2本の一次側加圧エア管路31a,31bはそれぞれ加圧エア流路30a,30bに接続されることになる。
【0017】
本体操作部1に設けた2個の制御バルブのうち、洗浄流体制御バルブは図2乃至図4に示した構成としている。洗浄流体制御バルブ32は、ケーシング33内に弁体34を軸線方向に摺動可能に装着したものであって、この弁体34の先端には手指で操作可能な操作ボタン34aが連結して設けられている。弁体34にはシールリング35〜37が設けられている。最上部に位置するシールリング35は、ケーシング33内をシールするためのものであり、またシールリング36,37は送気及び送液の切り換えを行うために設けられている。
【0018】
ケーシング33には、一次側洗浄液管路16が開口する液体入口ポート38と、2本の一次側加圧エア管路31a,31bが開口する加圧エア入口ポート39a,39bとが開口しており、また二次側洗浄液管路19が開口する液体出口ポート40及び二次側加圧エア管路20が開口する加圧エア出口ポート41が形成されている。そして、ケーシング33内には、弁体34の軸線方向における摺動変位によって、液体入口ポート38と液体出口ポート40とを選択的に連通させる液室42と、加圧エア入口ポート39a,39bと加圧エア出口ポート41とを選択的に連通させるエア室43とが形成されている。そして、弁体34を貫通して、操作ボタン34aに至る大気開放路44が形成されており、エア室43はこの大気開放路44により大気と連通可能な状態になっている。
【0019】
さらに、ケーシング33の上部には、ばね受け45が連結して設けられ、このばね受け45と弁体34との間にはばね46が弾装されており、このばね46の作用によって、弁体34は図1に示したように、シールリング36により液体入口ポート38と液体出口ポート40との間が遮断され、また加圧エア入口ポート39a及び39bと加圧エア出口ポート41とはエア室43を介して連通した状態となっている。また、エア室43は大気開放路44を介して大気とも連通している。
【0020】
そして、操作ボタン34aを手指等で押えると、加圧エア入口ポート39a,39bから供給される加圧エアは加圧エア出口ポート41に供給され、二次側加圧エア管路20を介して合流管路22から噴射ノズル23に加圧エアが送り込まれて、この噴射ノズル23から加圧エアが噴射される。
【0021】
また、操作ボタン34aをばね46に抗して押し込むと、図3に示したように、シールリング37により加圧エア入口ポート39a,39bと加圧エア出口ポート41との間が遮断され、シールリング36も変位して、液体入口ポート38と液体出口ポート40とが連通することになり、洗浄液タンク8の液面が加圧されて、洗浄液が二次側洗浄液管路19から合流配管22を経て噴射ノズル23に供給される。
【0022】
エアポンプ6から供給される加圧エアの供給経路は、図4に示したように、2つの加圧エア流路30a,30bから2本の一次側加圧エア管路31a,31bを介して洗浄流体制御バルブ32のケーシング33におけるエア室43を経て、1本の二次側加圧エア管路20,合流管路22から噴射ノズル23に至る。即ち、ユニバーサルコード3から本体操作部1に至るまで、即ちエア室43に至るまでの管路は2本となっている。ここで、ユニバーサルコード3は円筒形の部材であり、その内部には、図5に示したように、一次側加圧エア管路31a,31bに加えて一次側洗浄液管路16,一次側吸引管路18,ライトガイドF,信号ケーブルC等が挿通されており、これらの挿通部材は全て断面円形のものである。従って、比較的細い外径の一次側加圧エア管路31a,31bを挿通させるスペース的な余裕があり、2本の管路を挿通させても、1本の管路しか設けない場合と比較して、ユニバーサルコード3が格別太径になるようなことはない。
【0023】
ここで、加圧エア流路を流れる加圧エアの圧力損失は流路断面積と流路の長さとに依存するものであり、流路の長さが長くなればなるほど、圧力損失が増大する。今、例えば、一次側加圧エア管路31a,31bの各々の流路断面積を二次側加圧エア管路3の流路断面積と同じとした場合、エア室43内の加圧エアの入口側の開口面積は、出口側の開口面積の約2倍となるから、当然このエア室43内への流入流量が流出流量より多くなって、エア室43内の圧力が上昇する。これによって、エア室43で増圧されることになる。そして、このように増圧された加圧エアが二次側加圧エア管路20を介して噴射ノズル23に供給されるが、その間には圧力損失はあるものの、一次側,二次側が同じ流路断面積とした場合と比較して、実質的に加圧エアの流路の長さの短縮が図られるから、エア室43内の圧力からの圧力損失の度合いは少なくなる。この結果、高圧の加圧エアを噴射ノズル23から噴出させることができ、観察窓に付着している水滴の除去等を効率的に行えるようになる。
【0024】
前述したように、エア室43内への加圧エアの流入流量を増大させて、エア室43内の圧力を高めることによって、体腔内に挿入される関係から、細径化に対する要請が極めて強い挿入部2内に挿通されている二次側加圧エア管路20の流路断面積を増大させることなく、噴射ノズル23からの加圧エアの噴射圧を高めることができる。
【0025】
ここで、噴射ノズル23からの噴射圧は、低過ぎると水滴の除去を行うことができないが、高すぎるのも好ましくはない、従って、この噴射圧を調整できるようにするのが望ましい。そこで、この噴射圧の調整を行えるようにするために、弁体34の下端部に閉塞部材50が一体的に連設されている。この閉塞部材50はケーシング33の内面の円周方向の一部を覆う部材であって、弁体34を回転させると、図4及び図6に示したように、一方の加圧エア入口ポート39aを開閉できるようになっている。そして、この閉塞部材50とケーシング33の内面との間にはクリック機構が設けられる。ここで、図示のものにあっては、閉塞部材50側に一対からなるクリック溝51a,51bが形成され、またケーシング33側にはばね52に付勢されたクリックボール53が設けられている。弁体33は、洗浄液を供給する際には、軸線方向に摺動変位させることから、弁体33が上昇位置にある時には、閉塞部材50の下端部とケーシング33の底壁との間には少なくとも弁体33の摺動ストローク分の間隙が形成されており、またクリック溝51a,51bも少なくとも弁体33の摺動ストローク分の長さを有する長溝となっている。
【0026】
以上のように構成することによって、弁体34の回転によって、閉塞部材50のクリック溝51aがクリックボール53と係合する図4の位置では、両加圧エア入口ポート39a,39bがエア室43に開口して、大流量の加圧エアがエア室43に供給される高圧噴射状態となる。また、図6に位置に閉塞部材50を回転させると、クリック溝51bがクリックボール53と係合することになって、加圧エア入口ポート39aが閉塞部材50により閉塞されて、加圧エア入口ポート39bのみから加圧エアがエア室43に供給される常圧噴射状態になる。そして、閉塞部材50が高圧噴射状態と、常圧噴射状態とのいずれの位置にあるかを外部から認識できるようにするために、操作ボタン34aの周胴部とばね受け45の上端面とにはマーク54,55が設けられている。
【0027】
従って、例えばエアポンプ5の能力や、加圧エアの供給経路の状態等に応じて適宜操作ボタン34aを回動させることによって、閉塞部材50を高圧噴射状態にするか、常圧噴射状態にするかの選択を行うことができる。これによって、観察窓に噴射させる加圧エアの圧力を調整できる。
【0028】
なお、前述した実施の形態においては、加圧エアの供給路における一次側を2本の管路で構成したが、それ以上の管路を設けるように構成することもできる。また、吸引制御バルブにおける一次側吸引管路も複数本の管路で構成することもでき、さらに洗浄液を供給するための一次側洗浄液管路を複数本で形成することもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、制御バルブのケーシング内に一次側流体管路を複数本接続する構成としたので、流体管路の全長が実質的に短縮されて、この流体を流通する管路における圧力損失を抑制できる等といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す内視鏡の流体装置の全体構成図である。
【図2】洗浄流体制御バルブの構成を示す断面図である。
【図3】図2とは異なる洗浄流体制御バルブの断面図である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】ユニバーサルコードの断面図である。
【図6】閉塞部材の異なる作動位置を示す図4と同様の断面図である。
【図7】従来技術における内視鏡の流体装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 2 挿入部 3 ユニバーサルコード
4 光源コネクタ 5 光源装置 6 エアポンプ
7 吸引装置 8 洗浄液タンク 30a,30b 加圧エア流路
31a,31b 一次側加圧エア管路 32 洗浄流体制御バルブ
33 ケーシング 34 弁体 34a 操作ボタン
38 液体入口ポート 39a,39b 加圧エア入口ポート
40 液体出口ポート 41 加圧エア出口ポート
42 液室 43 エア室 45 ばね受け
50 閉塞部材 51a,51b クリック溝 53 クリックボール
54,55 マーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides fluids for supplying high-pressure gas such as pressurized air, generating negative pressure for sucking body fluid, and supplying liquid such as cleaning liquid in an endoscope. The present invention relates to an endoscope fluid device provided for performing pressure supply / discharge control.
[0002]
[Prior art]
Endoscopes that are inserted into body cavities and used to perform inspections and diagnoses within the body cavities and to perform appropriate treatments, etc. are connected to the main body operation section with an insertion section into the body cavity, and the main body operation The universal cord is configured to extend from the section. At the tip of the universal cord, a light source connector that is detachably connected to the light source device is provided. A light guide is routed from the light source connector to the tip of the insertion portion. When the light source connector is connected to the light source device, illumination light from a light source lamp provided in the light source device is guided into the light guide, and this light guide With the illumination light transmitted through the inside of the body cavity, the inside of the body cavity can be illuminated from the illumination window provided at the distal end of the insertion portion, and the inside of the body cavity can be observed through the observation window.
[0003]
Since the observation window is formed at the tip of the insertion portion, there is a possibility that bodily fluids and other contaminants in the body adhere to the observation window. In this case, the observation field of view deteriorates, and the observation window must be cleaned. For cleaning the observation window, first, a cleaning liquid is sprayed toward the observation window to wash away the contaminants, and then pressurized air is sprayed at a high pressure to remove water droplets adhering to the observation window. In addition, if the body cavity is filled with body fluid, blood, or other filth, the tip of the insertion portion will be immersed in the filth, so it is necessary to suck and remove the filth.
[0004]
In view of the above requirements, the endoscope is provided with a fluid device that controls supply and discharge of fluid pressure. This fluid device includes a fluid supply mechanism including a cleaning liquid and pressurized air for cleaning the observation window, and a suction mechanism for sucking in-body filth. FIG. 7 shows the configuration of these fluid supply mechanism and suction mechanism.
[0005]
In the figure, 1 is a main body operation unit, 2 is an insertion unit, and 3 is a universal cord. The distal end of the
[0006]
The light source connector 4 is a pipe connection part, and the cleaning liquid
[0007]
The endoscope is provided with a cleaning liquid supply path, a pressurized air supply path, and a suction path. The main body operation unit 1 is provided with a cleaning
[0008]
On the other hand, a secondary side cleaning
[0009]
With the above configuration, the cleaning
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-described cleaning liquid supply path, pressurized air supply path, and negative pressure suction path are disposed over the entire length of the endoscope from the proximal end portion of the
[0011]
This invention is made | formed in view of the above point, Comprising: The objective is to make it possible to suppress the pressure loss in the pipe line which distribute | circulates a fluid as much as possible by simple structure.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the present invention is provided with a primary fluid conduit extending from the universal cord side and a secondary fluid conduit extending from the distal end side of the insertion portion in the main body operation portion. The primary side fluid line and the secondary side fluid line are connected and cut off by displacement of a valve body slidably provided in the casing of the control valve. A plurality of side fluid pipes are provided, and each of the primary side fluid pipes is connected to a casing of the control valve, and the secondary side fluid pipes and the respective ones of the casings are connected to the casing by movement of the valve body. This is characterized in that an air chamber is formed to communicate with the primary fluid conduit .
[0013]
By providing a plurality of primary side fluid pipes, the flow passage cross-sectional area is increased, and the flow rate flowing into the control valve is increased accordingly, so that the pressure is also increased. However, depending on the endoscope, it may be preferable that the ejection pressure from the ejection nozzle is not so high. Therefore, the pressure can be adjusted by reducing the opening area to the control valve in the primary channel. For this purpose, a closing member that closes a part of the total opening amount into the casing by each primary-side fluid conduit is provided so that the opening amount can be controlled. Here, the closing member can be provided integrally with the valve body of the control valve, and the valve body of the control valve switches the flow path by sliding in the axial direction along the casing. By opening the valve body, it is possible to control the opening amount by the closing member.
[0014]
In the case of a pressurized air supply device that constitutes the cleaning fluid, it extends from the pipe connection part provided at the connector part at the tip of the universal cord to the injection nozzle provided at the tip of the insertion part through the main body operation part. An air flow path for supplying pressurized air, a control valve is provided in the main body operation section, and a primary side air pipe that connects the air flow path to the pipe connection section by the control valve; and the injection The primary air pipe and the secondary air pipe are brought into contact with and separated from each other by the displacement of the valve body slidably provided in the casing of the control valve. Accordingly, a plurality of the primary side air pipes are provided, and each of the primary side air pipes is opened in an air chamber provided in the casing of the control valve, respectively, and all the openings by the respective primary side air pipes are opened. Occlusion that occludes part of the volume By providing a timber, and controllable configuration the flow path cross-sectional area of the primary air channel.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, the basic structure of the cleaning fluid supply mechanism and the suction mechanism in the endoscope is not particularly different from that of the prior art shown in FIG. The same reference numerals are given and description thereof is omitted.
[0016]
Thus, as shown in FIG. 1, the
[0017]
Of the two control valves provided in the main body operation unit 1, the cleaning fluid control valve has the configuration shown in FIGS. The cleaning
[0018]
The
[0019]
Further, a
[0020]
When the
[0021]
Further, when the
[0022]
As shown in FIG. 4, the supply path of the pressurized air supplied from the
[0023]
Here, the pressure loss of the pressurized air flowing through the pressurized air channel depends on the channel cross-sectional area and the channel length, and the pressure loss increases as the channel length increases. . Now, for example, when the flow passage cross-sectional area of each of the primary-side
[0024]
As described above, there is a strong demand for reducing the diameter from the relationship of being inserted into the body cavity by increasing the flow rate of the pressurized air into the
[0025]
Here, if the spray pressure from the
[0026]
With the above-described configuration, both the pressurized
[0027]
Accordingly, for example, whether the closing
[0028]
In the above-described embodiment, the primary side of the pressurized air supply path is constituted by two pipe lines, but it may be configured such that more pipe lines are provided. Further, the primary suction line in the suction control valve can also be constituted by a plurality of lines, and a plurality of primary side washing liquid lines for supplying the washing liquid can be formed.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has a configuration in which a plurality of primary side fluid conduits are connected in the casing of the control valve, so that the total length of the fluid conduit is substantially shortened, and the pipe through which this fluid flows is circulated. An effect such as suppression of pressure loss in the road is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a fluid device for an endoscope showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration of a cleaning fluid control valve.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a cleaning fluid control valve different from FIG. 2;
4 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a universal cord.
6 is a cross-sectional view similar to FIG. 4 showing different operating positions of the closing member.
FIG. 7 is an overall configuration diagram of a fluid device for an endoscope according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Main
Claims (5)
前記一次側流体管路を複数本設けて、これら各一次側流体管路を、それぞれ前記制御バルブのケーシングに接続し、
前記ケーシングには、前記弁体の移動により前記二次側流体管路と前記各一次側流体管路とを連通させるエア室を形成する
構成としたことを特徴とする内視鏡の流体装置。Connect the primary side fluid conduit extending from the universal cord side and the secondary side fluid conduit extending from the distal end side of the insertion section to the control valve provided in the main body operation section. Connecting and shutting off the primary side fluid conduit and the secondary side fluid conduit by the displacement of the valve body slidably provided in the
Providing a plurality of primary fluid lines, and connecting each primary fluid line to the casing of the control valve ;
An endoscope characterized in that an air chamber is formed in the casing for communicating the secondary side fluid conduit and the primary fluid conduits by movement of the valve body. Fluid device.
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