JP3766414B2 - 養殖用給餌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、海、湖沼などを利用してサバ、タイ、貝およびカニなどの魚介類を養殖するために餌を供給する養殖用給餌装置に関する。
従来から、小割網漁法は、定置網に類似し、複数の張網を用いて魚を捕獲する。このような魚の捕獲のために用いられる網によって、魚介類を養殖することが、近年の海、湖沼などの汚染の状況に鑑み、望まれている。先行技術では、台風などによる水面の激しい変動によって、魚介類の養殖が困難になる。
養殖空間に餌を定期的に供給するための養殖用給餌装置を実現するには、電力を必要とする。電力の供給のために、1次電池または2次電池を用いるとすれば、そのような電池を定期的に交換し、または充電しなければならず、大きな労力を必要とし、メンテナンス性が悪い。
本発明の目的は、海、湖沼などで魚介類に自動的に餌を供給して養殖することができるようにした養殖用給餌装置を提供することである。
本発明は、魚介類の養殖空間15,26に餌を供給する養殖用給餌装置において、
養殖空間に供給すべき餌を収納するハウジング37と、
ハウジングの上部に設けられ、上下に延びる縦の回転軸線を有し、風によって回転する羽根車117と、
羽根車によって回転駆動される発電機118と、
発電機からの電力が与えられ、ハウジングからの餌を養殖空間に供給する給餌動作を行う給餌装置本体112とを含み、
羽根車は、外径が異なる複数種類、設けられ、
1または複数の大径の羽根車117aの回転軸線よりもハウジングの外方寄りに、複数の小径の羽根車117bの回転軸線が配置されることを特徴とする養殖用給餌装置である
また本発明は、複数の大径の羽根車は、ハウジングの上下に延びる軸線寄りに、周方向に間隔をあけて配置され、
複数の小径の羽根車は、大径の羽根車よりもハウジングの外方寄りで、ハウジングの周方向に間隔をあけて配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、風力発電手段113を設けて、海、湖沼などの水面付近の風によって羽根車を回転して発電機を駆動し、発電機から得られる電力を利用して、給餌装置本体の給餌動作を行わせ、ハウジングに収納された餌を、魚介類の養殖空間に供給する。羽根車は、たとえばクロスフロー形またはサボニウス形の上下に延びる縦の垂直軸の回転軸線を有する風車が好ましく、たとえば風速2m程度のわずかな風力で羽根車を回転して、発電機を駆動し、電力を発生することができる。
ハウジング37は、上下に延びる筒状の形状を有してもよいが、たとえば水面とほぼ平行な偏平な形状を有してもよく、そのほかの形状を有してもよい。
羽根車117は、1または複数の大径の羽根車117aと、複数の小径の羽根車117bとを含み、大径の羽根車が配置される中央領域の外方に、小径の羽根車が配置され、空間を有効に利用して羽根車を配置して、比較的小さい設置スペースで大きな電力を発生するように構成することができる。複数の各羽根車毎に発電機を設けてもよく、またはこれらの複数の羽根車の動力を、たとえば歯車伝達手段などによって、発電機を大きなトルクで駆動するようにしてもよい。
また本発明は、ハウジングの上部に設けられ、太陽光を受光して電力を発生する太陽光発電手段114をさらに含み、
太陽光発電手段の電力を給餌装置本体に与えることを特徴とする。
また本発明は、太陽光発電手段は、
羽根車の上方でハウジングに設けられ、横に拡って延びる偏平な保持部材132と、
保持部材の上面に設けられる第1の太陽光発電素子134と、
保持部材の下面に設けられる第2の太陽光発電素子135と、
保持部材の側方に設けられ、太陽光を第2の太陽光発電素子に反射して導く反射鏡手段137とを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、太陽光発電手段114によって太陽光エネルギを電力に変換し、前述の風力によって得られた電力とともに、給餌装置本体を電力駆動するようにしてもよい。
太陽光発電手段の保持部材の上面には、1または複数の太陽光発電素子が設けられ、太陽光を直接に受光して光電変換して電力を発生することができる。保持部材の下面にも1または複数の第2の太陽光発電素子が設けられ、反射鏡手段によって太陽光が反射されて第2の太陽光発電素子に導かれ、これによって第2の太陽光発電素子から電力が得られる。第1および第2の太陽光発電素子は、たとえばSiなどの半導体から成る太陽電池セルによって実現することができる。
また本発明は、ハウジングに設けられ、波力によって電力を発生する波浪発電手段115をさらに含み、
波浪発電手段の電力を給餌装置本体に与えることを特徴とする。
また本発明は、波浪発電手段は、
水面よりも下方でハウジングの側部に形成された波浪導入口に連なる水または空気の変動に応じて変位する応動部材と、
応動部材の変位によって電力を発生して給餌装置本体に与える発電手段とを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、海、湖沼などの水面に生じる波を利用し、その波力で電力を波浪発電手段115によって発生し、こうして波力で得られた電力を給餌装置本体に与えて電力駆動する。風力と波力によって電力を発生するようにしてもよく、太陽光と波力とによって電力を発生するようにしてもよい。
このような波浪発電手段は、ハウジングの側部に形成された波浪導入口から水が入り込んで揺れ、これによってその水または水によって変位される空気の変動に応じて、たとえば振り子板などの応動部材が揺動するなどして変位し、この応動部材の変位によって、たとえば振り子板の揺動運動を電気エネルギに発電手段よって変換する。こうして得られた波浪による電力を、給餌装置本体に与えて給餌動作を達成する。
本発明の考え方によれば、前述の風力のみによって、太陽光のみによって、または波力のみによって発電し、こうして得られた電力を、給餌装置本体に与えるようにしてもよい。
本発明によれば、電池の交換、充電などの手間を生じることなく、養殖される魚介類に、たとえば定期的に、餌を供給することができ、電源のメンテナンス作業が簡素化され、生産性が高まる。
図1は、本発明の実施の一形態の養殖用給餌装置111を簡略化して示す斜視図である。この養殖用給餌装置111は、後述の図2および図3に示される魚介類の養殖装置1に関連して実施される。この給餌装置111は、図2および図3に示される、たとえば海の底2に養殖装置1が固定されて設置され、その養殖装置1の魚介類の養殖空間15に、定期的に餌を自動的に供給する。給餌装置111は基本的に、給餌装置本体112の一部を成す給餌手段35と、風力発電手段113と、太陽光発電手段114と、波浪発電手段115とを含む。
図2は本発明の実施の一形態の魚介類の養殖装置1の簡略化した斜視図であり、図3は図2に示される養殖装置1が設置された海3の簡略化した断面図である。海岸には堤防4が形成され、堤防4から距離L1の範囲で深さD1を有する傾斜した底2が存在する。たとえばL1=700mであり、D1=70〜80mであってもよい。養殖装置1は、水面5から深さL2だけ下方にその上部網6が存在するように配置される。この深さL2は、たとえば約3m以上であり、約10m未満であってもよく、これによって水面5が気象条件によって大きな波が生じていても、海水の安定した環境下で、養殖を行うことができる。
図4は風力発電手段113および太陽光発電手段114を拡大して示す断面図であり、図5は図4の水平な切断面線V−Vから見た断面図である。風力発電手段113は、羽根車117と、各羽根車117によって回転駆動されて電力を発生する発電機118とを含む。羽根車117は、1または複数(たとえばこの実施の形態では4)の羽根車117と、その大径の羽根車117aよりも小径の羽根車117bとを含む。大径の羽根車117aは、上下に延びる回転軸線117a1を有し、小径の羽根車117bは上下に延びる回転軸線117b1を有する。ハウジングである収納筒37の上端部には、その軸線119に垂直な支持板121が固定され、この支持板121には、軸線119を含む上下に延びる一直線上に軸線を有する支柱122の基端部が固定される。大径の羽根車117aは、軸線119寄りに周方向に間隔をあけて、たとえばこの実施の形態では軸線119のまわりに周方向に90度の等間隔をあけて軸線117a1が配置される。こうして大径の羽根車117aは、収納筒37の中心領域に配置される。
小径の羽根車117bは、収納筒37の周方向に間隔をあけて、たとえばこの実施の形態では等しい間隔をあけて配置される。小径の羽根車117bは、大径の羽根車117aよりも収納筒37の外方寄りで、その収納筒37の周方向に等間隔をあけて配置される。羽根車117の各軸線は、支持板121に垂直であり、したがってこれらの羽根車117の各軸線は相互に平行である。羽根車117は、支持板121と、これらの羽根車117よりも上方のもう1つの支持板123とに、軸受を介して、各軸線117a1,117b1まわりに回転自在に設けられる。
図6は大径の羽根車117aの簡略化した縦断面図であり、図7は大径の羽根車117aの図6における切断面線VII−VIIから見た簡略化した断面図である。羽根車117aは、軸線117a1を有する軸124に、周方向に等間隔をあけて羽根125の基端部が固定されて構成される。回転軸124の下部および上部の各端部は、前述のように支持板121,123に、軸受によって前述のように回転自在に設けられる。この回転軸124の下部には、支持板121の下方で発電機118が連結されて回転駆動される。発電機118は、たとえば誘導発電機、同期発電機などの発電機であってもよい。この大径の羽根車117aの外径D1は、小径の羽根車117bの外径D2の1.5〜5倍であってもよく、たとえばD1=3・D2であってもよい。
羽根車117aの羽根125は、図7(1)に示されるように上下に延びる細長い平板上に形成されてもよいが、図7(2)に示されるように回転軸線117a1に垂直な仮想平面内では同一方向に湾曲して形成され、たとえば図7(2)では反時計方向に凸に弧状に湾曲して形成されてもよい。小径の羽根車117bは、発電機118b(後述の図17参照)を駆動する。
図8は太陽光発電手段114の平面図であり、図9は太陽光発電手段114の図4における切断面線IX−IXから見た簡略化した断面図である。支柱122には、支持板123が前述のように固定され、この支持板123には、保持板31が、軸線119を含む一直線上に軸線を有して立設されて固定される。
図10は、太陽光発電手段114の拡大断面図である。保持柱131の上端部には、支持板121,123とほぼ同一の外径を有する円板状の保持部材132が固定される。保持部材132は、図10に示される実施の形態では、凸の球面の一部を成してもよい。保持部材132は、風力発電手段117の上方で、収納筒37に設けられ、横に拡って延びる偏平な形状を有する。
保持部材132の上面には、複数の第1の太陽光発電素子134が配列されて固定される。保持部材132の下面には、第2の太陽光発電素子135が設けられて固定される。
保持柱131には、反射鏡手段137が固定される。この反射鏡手段137は、第2太陽光発電素子135の下方に間隔をあけて配置される下反射部138と、この下反射部138に連なり保持部材132を半径方向外方に間隔をあけて囲む湾曲部139とを含む。これらの下反射部138と湾曲反射部139との内面は上方からの太陽光141を反射して第2太陽光発電素子135に導く働きを果たす。
再び図4を参照して、波浪発電手段115において、ハウジングである収納筒37には、水面5よりも下方で、その収納筒37の側部に、波浪導入口142が形成される。この波浪導入口142は、上方に延びる通路143に連なる。この通路143には、水が波浪導入口142から入り込み、通路143の上端部に内蔵された応動部材144に、通路143内の水、したがって波力が伝わる。これによって応動部材144は、その通路143内の水の変動に応じて、変位する。応動部材144は、たとえば振り子板などであってもよく、通路143内の水の変動によって揺動する。発電手段145は、応動部材144の変位によって電力を発生する。通路143の上部には、空気が存在し、通路143内の水の変位によって、その上部の空気が変動して空気圧が変化し、これによって応動部材144が変位するように構成されてもよい。このような波浪導入口142とそれに関連する構成は、収納筒37の周方向に上下に同一位置で周方向に間隔をあけて配置されてもよい。
図11は、本発明の実施の他の形態の一部の断面図である。この実施の形態では、前述の風力発電手段113と同様な構成が、上下に複数段(たとえばこの実施の形態では3段)上下に延びる共通な一直線上に配置されて構成される。複数の太陽光発電手段114にそれぞれ備えられている羽根車117は、個別的な発電機118を駆動し、したがってわずかな風速であっても、電力を確実に発生することができるようになる。
図12は養殖装置1の正面から見た縦断面図であり、図13は養殖装置1の側方から見た縦断面図であり、図14はこの養殖装置1の簡略化した斜視図である。海底2には、3以上の複数、たとえばこの実施の形態では4つの基礎部材7が設置されて固定される。基礎部材7は、水面内で矩形の頂点位置に配置される。各基礎部材7には、上下に延びる剛性の支柱の基端部が固定される。支柱8は、たとえば鉄などの金属製であってもよい。各支柱8間にわたって正面と背後の一対の側部網9,10と、もう一対の左右の側部網11,12とが着脱交換可能に固定される。4つの側部網9〜12の上部は、上部網13,14によって塞がれる。こうして側部網9〜12と上部網13,14とによって養殖空間15が形成される。側部網9〜12の下部と、底2との間隔L3は、たとえば5〜10cmであって、養殖空間15内において養殖されている魚介類が養殖空間15から外方に出ることを防ぐことができる。側壁9〜12の下部に、底部網がさらに着脱可能に取付けられてもよい。これらの網9〜14は、鉄などの金属製であってもよく、または麻糸、合成繊維から成る糸から成ってもよく、そのほかの材料から成ってもよい。
上部網13,14には、一方向16に沿って案内長孔17が形成される。前記一方向16の両端部で一対の側部網11,12の上部、したがって一対の支柱8a,8c間および支柱8b,8d間にわたって横支持部材21,22が固定され、これらの横支持部材21,22は、対を成し、案内長孔17が延びる前記一方向16に垂直である。カバー用網23は、可撓性を有し、案内長孔17を覆い、前記一方向16に上部壁13,14上で移動自在である。カバー用網23は、一対の各横支持部材21,22の内方に設けられた案内ローラ24,25で巻掛けられて養殖空間26内に垂下する。カバー用網23の両端部には、重錘27,28が設けられ、これによってカバー用網23に張力が作用し、案内長孔17を確実に覆うことができる。水面5上には浮子29〜32が設けられる。これらの浮子29〜32は剛性であり、水平面内の形状が矩形であり、索条33によって支柱8の上部に連結される。構成要素の参照符は、数字に添え字a〜dを付し、総括的に数字だけで示すことがある。
カバー用網23を挿通して案内長孔17から養殖空間26内に餌を落下して供給するために、給餌手段35が設けられる。
図15は給餌手段35の断面図であり、図16は図15に示される給餌手段35の簡略化した分解斜視図である。給餌手段35は、ハウジングである収納筒37の下部に回転弁体38が設けられ、弁体駆動手段39によって回転弁体38が縦の軸線まわりに角変位され、供給管41を経てカバー用網29の挿通孔42から案内長孔17を経て養殖空間26に餌が供給される。収納筒37は、縦の軸線を有する上下に延びる直円筒状に形成され、その上部43は、水面5よりも上方にある。収納筒37内は、周方向にかつ上下に延びる複数の仕切壁44によって複数の同一寸法形状の収納空間45が形成される。仕切壁44の上端部は、収納筒37の上部43よりも距離H1だけ下方に設けられる。これによって収納筒37の上部43の上方から、たとえば粒状の固形の餌を供給したとき、同一容積を有する各収納空間45に給餌の各回分の餌を同一量ずつ、容易に収納して貯留することができる。仕切壁44の下端部は、収納筒37の下部46と同一仮想平面内にある。直円筒部52は、挿通孔42と相対的に変位可能であり、台風などによって水面5が変動しても、給餌手段35は、挿通孔42が形成されたカバー用網23、および上部網13,14と相対的に角変位することができる。このような角変位が許容されるように、案内フランジ54と一対の案内部材55とは、緩やかに挟持によって連結されて案内される。
給餌手段35の収納筒37には、水面5よりも上方で側壁に、餌投入口158が形成され、この餌投入口158を開閉可能な扉157が設けられる。この扉157を開いて作業者が餌を収納筒37内に投入して貯留する。扉157を閉じることによって、収納筒37の側壁に形成された餌投入口158が水密的に閉塞される。
回転弁体38は、収納筒37の下部46に、縦の軸線まわりに角変位自在に設けられる。この回転弁体38には、開口48が形成される。開口48は、単一の収納空間45の下端部を開き、残余の全ての収納空間45を閉じる働きをする。回転弁体38の下部には、中空逆円錐部51と直円筒部52とを有する供給管41が固定される。直円筒部52は、挿通孔42および案内長孔17を下方に延びて挿通する。直円筒部52には、上下に間隔を上げて円形環状の案内フランジ54が固定される。この案内フランジ54には、一対の長尺の案内部材55が嵌合し、これによって給餌手段35は、案内部材55に沿って案内長孔17の前記一方向16に往復移動可能となる。
回転弁体38には、外歯歯車56が固定され、この歯車56には駆動歯車57が噛み合い、モータ往復駆動源58によって回転駆動される。こうして回転弁体38の各収納空間45のための開閉動作が行われる。案内部材55には、ラック59が設けられ、このラック59にはピニオン60が噛み合い、モータなどを含む駆動源61によって駆動される。こうして移動駆動手段62は、給餌手段35を、前記一方向16に、給餌中、移動することができる。案内部材55は、横支持部材21,22に固定されて支持される。
ハウジングである収納筒37の下部の供給管41において、挿通孔42および案内長孔17よりも上方で直円筒部52には、中空逆円錐部51との間に可撓性を有する可撓管155が介在される。これによって海3の水面5が波立った状態で、収納筒37は可撓管155を基準として揺動することが許容され、したがって直円筒部52に不所望な応力が作用することはなく、給餌動作を確実に行うことができる。
図17は、図1〜図16に示される本発明の実施の一形態の電気的構成を示すブロック図である。操作者によって操作される入力手段63によって、マイクロコンピュータによって実現される処理回路67が動作制御され、これによって処理回路62は弁体駆動手段39の駆動源58および移動駆動手段62の駆動源61を駆動制御する。浮子29〜32は、図12に明らかに示されるように、給餌手段35が上部壁13の上方で前記一方向16に移動することが許容されるように、前記一方向16に沿う浮子29,30が案内長孔17よりも長く形成される。
モータ58,61、入力手段63および処理回路67は、給餌装置本体112を構成する。この給餌装置本体112には、ライン147を介して電源装置148から電力が供給される。電源装置148では、風力発電手段113の発電機118a,118bと太陽光発電手段114の第1および第2の太陽光発電素子134,135と、波浪発電手段115の発電手段145からの各電力が、電源制御回路151を介してダイオード152を経て2次電池であるバッテリ153を充電し、このバッテリ153の出力は、前述のライン147を介して給餌装置本体112に電力を供給する。
図18は、図17に示される処理回路67の動作を説明するためのフローチャートである。入力手段63の操作によって自動給餌が行われて養殖が自動化される状態で、ステップs1では、給餌手段35が案内長孔17の前記一方向16の一方端側に配置され、駆動源61が予め定める時間W1だけ駆動されるとともに、弁体駆動手段の駆動源58がステップs2で単一の収納空間45が開かれたままとなる。こうして支持手段35が案内長孔17の一方端から他方端に移動する時間W1中、回転弁体38の開口48によって開かれた単一の収納空間45から餌が供給される。こうして給餌手段35が前記一方向16に移動されながら給餌されるので、養殖空間26内にほぼ均一の流量で餌を供給することができるようになる。本発明の実施の他の形態では、養殖空間16は、底部網64,65が設けられ、これによって上下2つの養殖空間に仕切られてもよい。仕切網64の上方の養殖空間26では、たとえばサバ、タイなどの魚の養殖を行い、仕切網64と底部網65との間のもう1つの下方の養殖空間26aには、カニ、貝などの養殖を行うことができる。カニ、貝は、上方の養殖空間26における食べ残した餌が、仕切網64を経て落下し、こうして餌を有効に利用することができる。さらに食べ残された餌および糞などは底部網65を経て落下し、上下の養殖空間は常に、清浄に保たれる。
本発明の実施の他の形態では、仕切網64を省略し、底部網65だけが設けられてもよい。
図19は、本発明の実施の他の形態の給餌手段35aの簡略化した斜視図である。餌が収納される直円筒状の収納筒72の上部73は、水面5よりも上方にあり、この収納筒72は上下に延びる。収納筒72の下部の中空円錐台部74には、ポンプ手段75が連結される。
ポンプ手段75は、袋体76と、収納筒72を構成する中空円錐台部74の下部と袋体76の上部との間に介在される入口逆止弁77と、袋体76の下部に設けられる出口逆止弁78と、袋体76の側部を往復圧縮する往復圧縮手段79と、出口逆止弁78から下方に延びて案内長孔17に嵌まり込む供給管81とを含む。袋体76は、ポンプ室82を形成し、弾発力で拡張し、可撓性を有する。入口逆止弁77は、その入口逆止弁77の下方のポンプ室87が上方に比べて負圧となったとき、収納筒72内の餌をポンプ室82に落下供給することを許容し、これとは逆にポンプ室82内の圧力が入口逆止弁77の上方の圧力よりも高くなったとき、閉じ、これによって水が収納筒72側に入込むことを防ぎ、餌の水による品質の低下、劣化を防ぐ。出口逆止弁78はポンプ室82内の圧力が出口逆止弁78の下方に比べて大きくなったとき開き、ポンプ室82内の圧力が出口逆止弁78の下方の水圧に比べて小さくなったとき閉じる。
図20は、図19に示される実施の形態における往復圧縮手段79の簡略化した水平断面図である。一対の挟持部材85,86の長手方向の一端部は、ピン87によって相互に角変位自在に結合される。ピン87の軸線は縦方向に延びる。挟持部材85,86は、袋体76の側部を挟持する。ピン87は、取付部材98によって収納筒72に固定される。挟持部材85,86の他端部には、ナット部材88,89が設けられる。
移動用駆動手段61は正逆転可能であり、次回の給餌動作時には、前記一方向16の前記他方端から前記一方端に移動する。図19および図20のそのほかの動作と構成は、前述の図1〜図18の実施の形態と同様である。給餌手段35は、前述の実施の形態だけでなく、そのほかの構成によって実現することができる。
図21は、図20に示されるナット部材88の斜視図である。ナット部材88は、一対の支軸92,93によって挟持部材85の前記他端部に角変位自在に設けられる。これらの支軸92,93の各軸線は、共通な一直線上にあり、この共通な直線94と前述のピン87の軸線とは、袋体76の軸線とともに、図11の紙面を含む一仮想平面に垂直である。挟持部材86の前記一端部に設けられるナット部材89もまた、ナット部材88と同様に構成される。これらのナット部材88,89には、ねじ棒95が螺合し、モータを含む駆動源96によって回転駆動される。
モータ96は、取付部材88によって収納筒72に固定される。ねじ棒95は、ナット部材88,89に螺合するおねじを有し、各おねじの方向は相互に逆であり、したがって駆動源96によってねじ棒95がその軸線まわりに回転駆動されることによって、ナット部材88,89が相互に近接方向に変位し、または離反方向に変位する。ナット部材88,89が近接変位することによって、袋体76の側部がその弾発力に抗して参照符99のように圧縮変位され、ポンプ室80内の餌が出口逆止弁78から供給管81を経てカバー用網23の挿通孔42および案内長孔17を経て養殖空間26に落下供給される。ナット部材88,89は離反方向に変位されることによって、袋体76は、その弾発力によってポンプ室82を拡張し、入口逆止弁77からポンプ室82に落下供給される。このような動作を繰返し、複数の各回毎の給餌量を設定することができる。
供給管81には前述の実施の形態と同様な案内フランジ54が設けられ、長手案内部材55に沿って移動可能であり、さらにラック59、ピニオン60およびピニオン60を駆動する駆動源61を含む移動駆動手段62が設けられる。図19および図20に示される実施の形態における電気的構成は前述の図17および図18の構成に類似し、処理回路67によって、弁体駆動手段の駆動源58に代えて、ポンプ手段用駆動源96が制御される。また図18のステップs2における開弁動作に代えて、ポンプ手段用駆動源96の正逆転駆動が行われて、1回分の給餌量が、給餌手段35aの走行中に行われる。
本発明は、次の実施の形態が可能である。
(1)養殖空間の少なくとも周囲および上部を形成し、水面から約3m以上、下方の海底に固定される網と、養殖空間に餌を供給する給餌手段とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
養殖空間は、餌が通過して落下する網目を有する仕切網によって上下に複数、形成されることを特徴とする魚介類の養殖装置。
海底に設置された基礎部材と、基礎部材に基端部が固定され、上下に延びる少なくとも3本の剛性の支柱と、各支柱間にわたって固定される側部網と、側部網の上部を塞ぎ、側部網とともに養殖空間を形成し、水面から約3m以上、下方に配置される上部網と、上部網の上方に配置され、養殖空間の上部に餌を供給する給餌手段とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
海、湖沼などの底に網を固定し、この網によって形成される養殖空間に、給餌手段から餌を自動的に供給する。網は、水面から約3m以上、下方に配置され、したがって気象条件にかかわらず、網は安定した水中に存在する。これによって養殖空間内の魚介類をその養殖空間内で確実に成長するように養殖することができる。このような水面から約3m以上、深い領域では、水の流れが激しくなく、たとえば湾内の海中で沿岸から、たとえば約700m内の沿岸で、たとえば水深70〜80m未満の海中で、本発明に従って養殖を行うことができる。本発明に従えば、いわば風に柳の理論によって、台風などによる波の悪影響による給餌装置の対策は、ブイ方式による手法で、解決される。給餌手段は、浮子によって、海底に固定された網と相対的に、角変位することができる。
海、湖沼などで魚介類の養殖を自動的に行うことが容易に可能となる。養殖空間は、水面から約3m以上、下方に設けられ、これによって気候の変化にかかわらず安定した水中で、養殖を行うことができ、そのため餌の養殖空間からの流失を抑制し、良好な環境で魚介類の養殖を効率良く行うことができる。
仕切網によって養殖空間を上下に複数、仕切り、上方の空間に給餌手段によって餌を供給することによって、その上方の養殖空間で食べ残した餌が、仕切網の網目を通過して下方の養殖空間に落下する。下方の養殖空間では、この落下してくる餌を、魚介類に、たとえばカニなどが捕食する。
海、湖沼などの底に基礎部材を設置して、この基礎部材によって少なくとも3本を、たとえば4本の剛性の支柱を立設し、この支柱によって、たとえば水平断面が矩形となるように側部網を固定し、さらにその側部網によって囲まれた空間を、上部網で塞いで養殖空間を形成する。側部網の下部は、たとえば海底から約10cmまで、垂下して延び、これによって養殖空間の底部網が設けられていなくても、養殖中の魚、たとえばサバ、タイなどが外方に逃れることはない。本発明の実施の他の形態では、側部網の下部に、底部網を設けてもよい。
(2)上部網には、一方向に沿って案内長孔が形成され、支柱間にわたって案内長孔の前記一方向の両端部で、支柱に固定され、案内長孔に横に垂直に延びる一対の横支持部材と、案内長孔を覆って前記一方向に移動自在であり、給餌手段が取付けられるカバー用網と、両端部が各横支持部材にそれぞれ固定され、給餌手段を案内して移動する長尺の案内部材と、案内部材に沿って給餌手段を移動駆動する駆動手段とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
上部網に形成された案内長孔内に、一方向に沿って給餌手段を移動して養殖空間内に餌を供給し、この案内長孔は、カバー用網によって覆われ、したがって養殖されている魚介類が外方に逃れることはない。給餌手段は、長尺の案内部材、たとえばレールまたはラックなどによって案内長孔に沿って案内され、移動駆動される。こうして養殖空間に、できるだけ均一な流量で餌を供給することができる。
(3)給餌手段は、上部が水面の上方にあり、上下に延びる筒状であって、周方向に仕切壁で仕切られた複数の同一寸法形状の収納空間を有し、各収納空間には、各回分の供給すべき餌を収納する容積を有する収納筒と、収納筒の下部に設けられ、縦の軸線まわりに角変位自在に設けられ、単一の収納空間の下端部を開閉する開口を有する回転弁体と、回転弁体を各収納空間の分だけ角変位駆動する弁体駆動手段と、回転弁体に固定され、開口から下方に延び、案内長孔に嵌まり込む供給管とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
前述の図15〜図18に示されるように、収納筒内の餌の各供給回分の餌が、回転弁体の開口を経て供給管から養殖空間に落下して供給される。収納筒は、周方向に仕切壁で仕切られており、この収納筒の上部は水面の上方にあり、したがって収納筒の複数の各収納空間は、個別的に回転弁体の開口によって開かれ、したがって餌が収納されて回転弁体によって閉じられたままである収納空間には、他の収納筒の収納空間からの餌の供給時、水が浸入する恐れはない。これによってたとえば、固体である餌が、水によって変質などして劣化する恐れはない。
(4)給餌手段は、上部が水面の上方にあり、上下に延びる筒状であって、餌が収納される収納筒と、収納筒の下部に連結されるポンプ手段であって、このポンプ手段は、ポンプ室が弾発力で拡張する可撓性を有する袋体と、収納筒の下部と袋体の上部との間に介在される入口逆止弁と、袋体の下部に設けられる出口逆止弁と、袋体の側部を往復圧縮する往復圧縮手段と、出口逆止弁から下方に延び、案内長孔に嵌まり込む供給管とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
前述の図19および図20に示されるように、複数回分の餌が収納された収納筒の下部に、ポンプ手段が連結され、可撓性を有する袋体がその弾発力でポンプ室を拡張するとき、収納筒内の、たとえば固体の餌は、入口逆止弁を経てポンプ室内に吸入され、このとき出口逆止弁は閉じたままである。次に往復圧縮手段によって袋体が圧縮されると、入口逆止弁が閉じた状態で、出口逆止弁が開き、ポンプ室内の餌が養殖空間に落下して供給される。このときポンプ室内の水は、入口逆止弁が閉じていることによって、収納筒内に入ることはなく、したがって収納筒内の餌が水によって変質、劣化する恐れはない。
(5)往復圧縮手段は、一端部が縦の軸線を有するピンによって結合され、袋体の側部を挟持する挟持部材と、各挟持部材の他端部に、前記縦の軸線と平行な軸線まわりに角変位自在に設けられたナット部材と、ナット部材に共通に螺合するねじ棒であって、このねじ棒の軸線まわりの回転によって、各ナット部材が近接方向および離反方向にねじ駆動されるねじ棒と、ねじ棒、正逆転駆動するねじ駆動手段とを含むことを特徴とする魚介類の養殖装置。
ポンプ手段の袋体を往復圧縮する手段は、モータなどのねじ駆動手段によってねじ棒を回転し、このねじ棒に螺合する一対のナット部材が、挟持部材を開閉し、これによって挟持部材は袋体の弾発力に抗して圧縮し、また袋体は、その弾発力によって拡張する。こうしてねじ駆動手段の正逆転駆動によって、収納筒内の餌は、ポンプ手段を経て養殖空間に供給される。
本発明の実施の一形態の養殖用給餌装置111を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施の一形態の魚介類の養殖装置1の簡略化して斜視図である。 図2に示される養殖装置1が設置された海3の簡略化した断面図である。 風力発電手段113および太陽光発電手段114を拡大して示す断面図である。 図4の水平な切断面線V−Vから見た断面図である。 大径の羽根車117aの簡略化した縦断面図である。 大径の羽根車117aの図6における切断面線VII−VIIから見た簡略化した断面図である。 太陽光発電手段114の平面図である。 太陽光発電手段114の図4における切断面線IX−IXから見た簡略化した断面図である。 太陽光発電手段114の拡大断面図である。 本発明の実施の他の形態の一部の断面図である。 養殖装置1の正面から見た縦断面図である。 養殖装置1の側方から見た縦断面図である。 養殖装置1の簡略化した斜視図である。 給餌手段35の断面図である。 図15に示される給餌手段35の簡略化した分解斜視図である。 図1〜図16に示される本発明の実施の一形態の電気的構成を示すブロック図である。 図17に示される処理回路62の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の他の形態の給餌手段35aの簡略化した斜視図である。 図19に示される実施の形態における往復圧縮手段79の簡略化した水平断面図である。
図20に示されるナット部材88の斜視図である。
符号の説明
1 養殖装置
2 海
3 底
5 水面
6,13,14 上部網
7 基礎部材
8,8a,8b,8c,8d 支柱
9,10,11,12 側部網
15,26 養殖空間
16 一方向
17 案内長孔
21,22 横支持部材
23 カバー用網
35 給餌手段
37 収納筒
38 回転弁体
39 弁体駆動手段
41,81 供給管
43 上部
44 仕切壁
45 収納空間
46 下部
48 開口
55 案内部材
64 仕切網
72 収納筒
75 ポンプ手段
76 袋体
77 入口逆止弁
78 出口逆止弁
79 往復圧縮手段
82,87 ポンプ室
85,86 挟持部材
87 ピン
88,89 ナット部材
95 ねじ棒
111 養殖用給餌装置
112 給餌装置本体
113 風力発電手段
114 太陽光発電手段
115 波浪発電手段
117 羽根車
117a 大径の羽根車
117b 小径の羽根車
118 発電機
132 保持部材
134 第1の太陽光発電素子
135 第2の太陽光発電素子
137 反射鏡手段
142 波浪導入口
144 応動部材
145 発電手段

Claims (6)

  1. 魚介類の養殖空間15,26に餌を供給する養殖用給餌装置において、
    養殖空間に供給すべき餌を収納するハウジング37と、
    ハウジングの上部に設けられ、上下に延びる縦の回転軸線を有し、風によって回転する羽根車117と、
    羽根車によって回転駆動される発電機118と、
    発電機からの電力が与えられ、ハウジングからの餌を養殖空間に供給する給餌動作を行う給餌装置本体112とを含み、
    羽根車は、外径が異なる複数種類、設けられ、
    1または複数の大径の羽根車117aの回転軸線よりもハウジングの外方寄りに、複数の小径の羽根車117bの回転軸線が配置されることを特徴とする養殖用給餌装置。
  2. 複数の大径の羽根車は、ハウジングの上下に延びる軸線寄りに、周方向に間隔をあけて配置され、
    複数の小径の羽根車は、大径の羽根車よりもハウジングの外方寄りで、ハウジングの周方向に間隔をあけて配置されることを特徴とする請求項1記載の養殖用給餌装置。
  3. ハウジングの上部に設けられ、太陽光を受光して電力を発生する太陽光発電手段114をさらに含み、
    太陽光発電手段の電力を給餌装置本体に与えることを特徴とする請求項1または2記載の養殖用給餌装置。
  4. 太陽光発電手段は、
    羽根車の上方でハウジングに設けられ、横に拡って延びる偏平な保持部材132と、
    保持部材の上面に設けられる第1の太陽光発電素子134と、
    保持部材の下面に設けられる第2の太陽光発電素子135と、
    保持部材の側方に設けられ、太陽光を第2の太陽光発電素子に反射して導く反射鏡手段137とを含むことを特徴とする請求項記載の養殖用給餌装置。
  5. ハウジングに設けられ、波力によって電力を発生する波浪発電手段115をさらに含み、
    波浪発電手段の電力を給餌装置本体に与えることを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の養殖用給餌装置。
  6. 波浪発電手段は、
    水面よりも下方でハウジングの側部に形成された波浪導入口に連なる水または空気の変動に応じて変位する応動部材と、
    応動部材の変位によって電力を発生して給餌装置本体に与える発電手段とを含むことを特徴とする請求項記載の養殖用給餌装置。
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