JP3766201B2 - Free-standing ashtray - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、パチンコ遊技機・アレンジボール遊技機・雀球遊技機・スロットマシン等の各種ゲーム機のフロント部分や、列車・バス・船舶・航空機等の各種乗物の座席部分や通路の壁部分、駅・病院・ホテル・ホール等の各種施設の通路や休憩室の壁部分などに設置する設置式灰皿に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種、移動式灰皿と対比され、ある対象物に設置する設置式灰皿は、溜まった灰を取出す清掃時を考慮し、灰の受入位置と、反転させた非受入位置とに姿勢変更できるようにしている。パチンコ遊技機を設置の対象物とした例を示すと、図11に示すように、パチンコ球Pの下皿Dに隣接させて灰皿本体Bを配置し、該灰皿本体Bを支軸R回りに軸支することにより、灰皿本体Bを係止段部Sに係止させて灰受入口Tを上に向かせた灰の受入位置(実線)と、前方転回により係止段部Sでの係止を離脱させて灰受入口Tを下に向かせた非受入位置(想像線)とに姿勢変更自在にしている。こうして、清掃時は、灰受入口Tを下に向かせ、溜まった灰を回収箱等に落とせるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のものは、灰皿本体Bを係止段部Sに係止させ、灰受入口Tを上に向かせた灰の受入位置が通常自然な使用状態であり、反転させた非受入位置は清掃のための一時的な状態でしかない。非受入位置では、灰皿本体Bは支軸R回りに前後にブラブラの状態となるからである。
【0004】
ところで、昨今、嫌煙運動の波に圧され、パチンコホールの特定の遊技機列や、航空機等の特定の座席エリアは禁煙になっている。遊技機や座席を、喫煙用の灰皿のある仕様と、禁煙用の灰皿のない仕様との2種類を用意することも考えられるが、かえってコスト高になる。また、後で喫煙席・禁煙席の比率を変えたり、遊技機をチェーン店間等で入替えたりするのに対応しにくくなる。
【0005】
このため、実際には、看板等によって、ある特定の遊技機列は禁煙、ある特定の座席番号までは禁煙といった方針を打ち出し、利用者の協力をあおぐ運用が行われることが多い。しかし、灰皿が設置されていて、自然な状態で灰受入口が上を向いて灰を受入れる態様となっているため、たとえ禁煙席であっても、愛煙家は、これを無視してタバコを吸う場合がある。禁煙席でタバコを吸われる行為ほど、嫌煙者にとって許し難い行為はなく、何かとトラブルの原因となっていた。また、禁煙席の灰受入口をガムテープ等で蓋をするといったことをすると、手間がかかる上、美感も害する。
【0006】
本発明は、今まで自然の状態で灰を受入れる態様でしかなかったことを見直し、自然の状態で灰を受入れない態様を加えることにより、喫煙者及び禁煙者いずれにも満足のいく設置式灰皿を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記主目的を達成するとともに、灰皿本体1の係止状態での対象物からの飛出し量を少なくしつつ姿勢変更を容易にするため、図1〜5の例に示すように、灰の受入位置で上を向き、非受入位置で下を向く灰受入口13をもち、内方に灰溜14を設けた球状物10から成る灰皿本体1を対象物に開口した設置穴700に設置する設置式灰皿であって、前記灰皿本体1を灰の受入位置と非受入位置とに姿勢変更させる姿勢変更手段3と、前記灰皿本体1を灰の受入位置と非受入位置とにそれぞれ係止させる係止手段4と、前記灰皿本体1を前記係止手段4で係止させた係止位置と、前記姿勢変更手段3による姿勢変更を許す前記対象物からの進出位置とに進退させる進退手段2とを備え、前記係止手段4は、灰皿本体1の底と後端に設けた係止部41と、前記設置穴700の上下に形成し、前記係止部41を受止めて灰皿本体1の動きを規制する受止部42とを有し、前記進退手段2は、前記灰皿本体1を両側から挟んで支持する一対のスライド体21,22と、このスライド体21,22の進退を案内し、前記設置穴700の左右後方に伸びるスライドガイド70とを含むものにした。灰皿本体1を設置すべき対象物は、パチンコ遊技機等の各種ゲーム機のフロント部分や、列車等の各種乗物の座席部分や通路の壁部分、駅等の各種施設の通路や休憩室の壁部分等である。また、スライドガイド70は、図示のようなガイドレール71,72の他、ガイド溝、ガイド穴、ガイドピン等で構成してもよい。
【0008】
請求項2記載の発明は、2態様の姿勢のいずれにも美感を付与するため、図2,5に示すように、前記灰皿本体1は、半球状の第1部材11と4分の1球状の第2部材12とを突合わせて結合して成り、前記灰受入口13を前記第1、第2部材11,12が介在しない4分の1球面開口部により形成するとともに、前記第1部材11の底に第1の係止部411を、前記第2部材12の後端に前記第1係止部411と直交する第2の係止部412を設けた。
【0017】
請求項3記載の発明は、喫煙仕様と禁煙仕様との安易な変更を一層良好に防止するため、図6〜8に示すように、係止手段4による灰皿本体1の係止状態を保持させるロック手段6を設けた。すなわち、前記係止手段4による灰皿本体1の係止状態を保持させるロック手段6を設け、このロック手段6は、前記灰皿本体1の姿勢変更に伴う移動領域に進退する移動阻止体60を含み、この移動阻止体60は、前記対象物に開口した小穴701から挿入する操作具により回動されるロック本体62に一体化していることとした。なお、移動阻止体60は、回転により移動領域に進退するものの他、スライド等により進退するものでもよい。
【0018】
請求項4記載の発明は、前記受止部42は、前記設置穴700の上下に形成された上部受止部421及び下部受止部422と、前記係止部41を上面及び下面で受止める中央受止部423と、で構成されることとした。
【0019】
請求項5記載の発明は、前記灰皿本体1の前記灰受入口13は、前記姿勢変更手段3によって、前方上方に向けて口を開いた灰の受入位置から、90度前方回転して灰の非受入位置へと姿勢を変更することとした。
【0020】
【発明の作用効果】
本発明では、図2に示すように、灰皿本体1を係止手段4により灰の受入位置に係止させることにより、喫煙仕様となり、喫煙者の利用に供される。図3,4に示すように、灰皿本体1を姿勢変更手段3により姿勢変更させて、灰皿本体1を灰の非受入位置側に向けることにより、溜まった灰を清掃できる。図5に示すように、灰皿本体1を係止手段4により灰の非受入位置に係止させることにより、自然の状態で灰を受入れない態様を実現でき、禁煙者向けの仕様にできる。禁煙エリアにおいて、非受入位置に係止された灰皿本体1に接した喫煙者としても、自然の状態で灰が受け入れられない態様を敢えて変えてまで喫煙することにためらいを感じる。このため、禁煙を無視したマナーの悪い喫煙を少なくできる。
【0021】
また、図2,5に示すように、灰皿本体1は球状物10から成るため、灰の受入位置及び非受入位置双方において、全体に優しいイメージを与える等、2態様の静的姿勢のいずれにも美感が付与される。特に、灰の非受入位置では球面がより多く現れ、心地よいものとなる。
【0022】
又、図3,4に示すように、進退手段2により灰皿本体1を進出させることにより、姿勢変更手段3による姿勢変更が許される。このように進出位置で灰皿本体1の姿勢変更が行えるため、灰皿を設置する対象物に妨げられることなく、その姿勢変更操作を容易にできる。図2,5に示すように、進退手段2により灰皿本体1を退かせ、灰皿本体1を係止手段4で係止させた係止位置では、灰皿本体1が対象物から大きく飛び出すことはなく、その飛出し量を小さくできる。
【0023】
更に、図2,3に示すように、スライダー20はスライドガイド70に案内され、大きくブレることなく進退する。このため、灰皿本体1を円滑に進退させることができる。
【0024】
そして、図2に示すように、灰皿本体1は、その一側と他側に変位する一対のスライド体21,22により両側から挟むようにサポートされる。このため、スライダー20と灰皿本体1との連結部分等が灰皿本体1の内部容積を狭めてしてしまうのを少なくでき、灰皿本体1の内部容積を比較的大きく確保することができる。
【0025】
又、図2,5に示すように、灰皿本体1に設けた係止部41を受止部42に受止めさせることにより、灰皿本体1を灰の受入位置又は非受入位置に簡易且つ確実に係止させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1の設置式灰皿Aは、パチンコ遊技機本体100のフロントパネル7の左下方に開口する設置穴700に設置するものである。灰皿本体1は、半球状の第1部材11と4分の1球状の第2部材12とを突合わせて結合する球状物10から成る。なお、球状物10は、正確な球の他、ラグビーボールのような楕円球等をも含む概念である。第1、第2部材11,12が介在しない4分の1球面開口部は、灰受入口13となる。内方には、灰を受入れる灰溜14を確保している。15は煙草を受ける切欠部である。第1部材11の底には、係止手段4の構成要素となる略半円状の突出片から成る第1の係止部41(411)を、また、第2部材12の後端には、第1係止部411と直交する同様な形状の第2の係止部41(412)を設けている。
【0034】
第1、第2部材11,12の突合わせ面における直径方向左右には、各一対の半円断面溝311,311,312,312を設けており、突合わせ時、円形の受入穴31,31を形成している。そして、進退手段2となるスライダー20の左右各スライド体21,22に設けるピン32,32を受入れ、灰皿本体1を水平軸回りに回動自在にしている。こうして、灰皿本体1側の受入穴31及び進退手段2側のピン32による回動機構30により、灰皿本体1を姿勢変更させる姿勢変更手段3を構成している。
【0035】
各スライド体21,22は、設置穴700の左右後方に延びるスライドガイド70に滑らせている。スライドガイド70は、断面コ字形の左右一対のガイドレール71,72から成る。各スライド体21,22の後方は、プレート状ベース230、左右結合部231,232、中央受止部423をもつ連結体23により互いに連結している。中央受止部423は、設置穴700の上下に略半円状の囲み突起で形成する上部受止部421及び下部受止部422とともに、第1又は第2係止部411,412を受止め、係止手段4の他方側構成要素となる受止部42を構成している。各スライド体21,22の前端には、ガイドレール71,72の端面に当接する当接体24を設けている。なお、連結体23は、プレート状部材、ロッド状部材、梁状部材等、何れの構成態様であってもよい。
【0036】
6は、ロックベース61、ロック本体62をもつロック手段6であり、フロントパネル7に開口する小穴701からマイナスドライバー等の操作具を挿入してロック本体62を反時計方向に90度回し、ロック本体62に一体化する移動阻止体60を連結体23のベース230の前方に進出させ、スライダー20のスライド動作を禁止するようにしている。詳しくは後述する。
【0037】
図2の通り、スライダー20により灰皿本体1を退かせ、第1係止部411を下部受止部422に、第2係止部412を中央受止部423の上面にそれぞれ受止めさせることにより、灰皿本体1の回動が規制される。灰受入口13が前方上方に向けて口を開いた灰の受入位置にあり、喫煙者向けの仕様になる。
【0038】
図3の通り、灰皿本体1を手で前方に引出して進出位置にすると、灰皿本体1は前下がりの向きに回動できる。つまり前方転回が可能になる。逆の後方転回は阻止される。第2係止部412が中央受止部423の上面に当たるからである。よって、溜まった灰が設置穴700から遊技機の内部に入るおそれもない。前方転回により、溜まった灰は前方下方で受ける回収箱に落とされ、清掃される。
【0039】
図4の通り、灰皿本体1の前方回転は90度で止る。第1係止部411が中央受止部423の下面に当たるからである。よって、前方転回の行き過ぎにより溜まった灰が設置穴700から遊技機の内部に入るおそれもない。直交状に設けた第1及び第2係止部411,412と、中央受止部423の上面及び下面により、すなわち、係止手段4の構成部材の一部を用いて、灰受入口13を、設置する対象物側に向けない規制手段33を構成している。規制手段33は、灰の落下軌跡と対象物とが干渉するのを極力避ける趣旨のものであり、このため、落下する灰と対象物との干渉を極力回避でき、対称物が灰で汚れるのを防止できる。又、規制手段33と係止手段4の構成部材を共用させたため、規制手段33の構成を簡易にすることができる。そして、第1係止部411と中央受止部423との衝突時の衝撃により、溜まった灰は良好に払い落とされる。
【0040】
図5の通り、スライダー20により灰皿本体1を退かせ、第2係止部412を上部受止部421に、第1係止部411を中央受止部423の下面にそれぞれ受止めさせることにより、灰皿本体1の回動が規制される。灰受入口13が前方下方に向く灰の非受入位置にあり、禁煙者向けの仕様になる。また、第2部材12の露出された球面には、禁煙マークから成る情報表示部5が設けてあり、灰の非受入位置でこれが現れる。
【0041】
図6の通り、ホール係員等によりロック手段6の移動阻止体60を想像線のように連結体23の前方に位置させると、例えば禁煙仕様を固定的にロックできる。勿論、そのロックの解除もできる。また、禁煙仕様から喫煙仕様に変えるには、図5から図4、図3を経て図2に至る逆の操作をすればよいが、同様にロック手段6により、図2の喫煙仕様に固定的にロックすることもできる。
【0042】
図6,7,8の通り、ロック手段6のロックベース61は、遊技機本体100の内部に螺子体610で取付ける一対の取付部611、外筒612、内筒613、中心ボス614を一体に具備する。外筒612は、移動阻止体60の反時計方向の回転角規制部615、同時計方向の回転角規制部616を有する。内筒614は、互いに90度変位した4つの爪嵌合部617を有する。また、外筒612及び内筒613には、移動阻止体60を受入れる厚み分だけ高さを低くした低筒壁部618、619をもつ。
【0043】
ロック本体62は、移動阻止体60並びに、円板部材621、ベース61側の中心ボス614に套嵌する長尺筒体622、マイナスドライバ等の操作具を受入れる操作筒623、移動阻止体60を補強する一対の補強部材624、爪嵌合部617と係合してクリック感を出しながら位置決めする180度変位した一対の爪体625を一体に具備する。
【0044】
図9は、上記灰皿Aを設置した封入球式のパチンコ遊技機であり、灰皿Aの斬新さと同様、斬新なデザイン及び機能を盛り込んでいる。隣接する現金サンド200の紙幣投入口201又は硬貨投入口202から現金を投入することにより遊技機設置設備側の島300から所定個数の貸球が供給ノズル203、投入口106、投入通路164を経て受皿104に払い出される。尚、現金サンド200に代え、プリペイドカード対応のCRサンドを用いてもよく、この場合、カードをサンドに挿入すると、遊技機本体100の操作部110の第1表示部111にカードの残度数が表示され、貸出ボタン120を一回押すごとに所定個数の球が島300から遊技機本体100内の払出装置103、払出通路134を経て受皿104に払い出される。返却ボタン130を押すと、CRサンドからカードが返却される。
【0045】
操作部110の自動供給ボタン150又は手動供給ボタン160を押すと、受皿104の奥に設けるロータリー式の球排出装置105が作動し、受皿104の球が島300に強制排出される。この排出する球数に等しい数だけクレジット度数が増加し、操作部110の第3表示部113に表示される。
【0046】
遊技機本体100内に封入した封入遊技球は総数25個程度であるが、クレジット度数に応じたのべ個数の封入遊技球を継続して打ち出して遊技をすることができる。発射ハンドルHの操作により発射ソレノイド101から球を打ち出し、フロントガラス120の内方に設ける遊技盤102に球を流下させる。そして、入賞球或はアウト球となった遊技球を再び発射ソレノイド101に循環させる。
【0047】
図9中、112はエラー符号を表示する第2表示部、140はクレジット残に見合う数の球を受皿104に払い出す清算ボタン、140は受皿104の球を遊技者の手元側のドル箱に入れる押ボタン式の球抜操作具、170は遊技盤102の前部を覆う扉式のフロントカバー、171は枠上部飾りランプ、172は払出ランプ、173はトラブルランプ、174〜178は左右対称の各種演出用ランプ、179は演出用ステレオスピーカ、180は遊技機本体100の固定枠である。
【0048】
図10に示すように、遊技盤102には、発射ソレノイド101から打ち出す封入遊技球を盤面に導くガイドレール220、液晶画面上に3列の数字・記号や各種演出用絵柄を可変表示させる可変図柄表示装置221、その可変表示を起動する始動入賞口222、同じく電動チューリップから成る補助始動入賞口223、可変図柄表示装置221上で数字等が3列全て揃う大当たりが発生した時に開放するアタッカ224、補助始動入賞口223を開成させる抽選を起動する左右ゲート225、上下左右の一般入賞口226、盤面サイドランプ227、6個の風車228、アウト口229を設けている。
【0049】
図10の可変図柄表示装置221は、10インチの液晶大画面210をもち、透明樹脂板から成る遊技盤102の裏面から図柄を透かして見せるようにしている。図示は省略したが、遊技盤102上には、液晶大画面210の部分も含めて、多数の釘が打たれている。尚、アタッカ224への入賞球が10個になるとアタッカ224は一旦閉じられるが、アタッカ224の最大開放時間30秒のうち、開放当初の5秒間、開放後15秒〜20秒の5秒間に設定したV入賞タイミングに1球でも入賞があると、アタッカ224を最大16回の繰り返しを限度に再開放させている。図10中、211は封入球ユニットであり、発射ソレノイド101の他に、球送り装置212、球通路213、スクリュー式球昇降装置214等を具備している。
【0050】
尚、以上の実施形態では、本発明灰皿を封入球式パチンコ遊技機に設置したが、上皿及び下皿をもち、上皿の遊技球を発射ソレノイドに導いて遊技盤に打ち出す通常のパチンコ遊技機に設置してもよい。また、パチンコ遊技機に限らず、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の他のゲーム機に設置してもよい。更に、この種ゲーム機に限らず、各種乗物の座席部分や通路の壁部分、各種施設の通路や休憩室の壁部分などに設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明灰皿の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】灰の受入位置での係止状態を示す斜視図。
【図3】進出位置での姿勢変更前を示す斜視図。
【図4】進出位置での姿勢変更後を示す斜視図。
【図5】灰の非受入位置での係止状態を示す斜視図。
【図6】ロック手段の斜視図。
【図7】同拡大正面図。
【図8】同拡大断面図。
【図9】本発明灰皿を設置したパチンコ遊技機の正面図。
【図10】同遊技盤の正面図。
【図11】従来の灰皿の斜視図。
【符号の説明】
1;灰皿本体、10;球状物、13;灰受入口、14;灰溜
2;進退手段、20;スライダー、21,22;スライド片、23;連結体
3;姿勢変更手段、30;回動機構、33;規制手段
4;係止手段、41;係止部、42;受止部
5;情報表示部、
6;ロック手段、60;移動阻止体、70;スライドガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is mainly used for the front part of various game machines such as pachinko machines, arrange ball machines, sparrow ball machines, slot machines, and the seats and passages of various vehicles such as trains, buses, ships, and airplanes. The present invention relates to a set-up ashtray that is installed in walls, passages of various facilities such as stations, hospitals, hotels, halls, and walls of rest rooms.
[0002]
[Prior art]
In contrast to this type of mobile ashtray, the installation-type ashtray installed on a certain object can be changed in posture between the ash receiving position and the inverted non-receiving position in consideration of cleaning when removing accumulated ash. I have to. As shown in FIG. 11, an ashtray main body B is arranged adjacent to the lower plate D of the pachinko ball P, and the ashtray main body B is arranged around the support shaft R as shown in FIG. The ash receiving position (solid line) with the ashtray main body B locked to the locking step S and the ash receiving port T facing upward by the shaft support, and the engagement at the locking step S by turning forward. The posture can be freely changed to a non-accepting position (imaginary line) in which the stop is removed and the ash receiving port T faces downward. Thus, at the time of cleaning, the ash receiving port T is directed downward so that the accumulated ash can be dropped into a collection box or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above, the ashtray body B is locked to the locking step S, and the ash receiving position with the ash receiving port T facing upward is normally in a natural use state, and the inverted non-receiving position. Is only a temporary condition for cleaning. This is because, in the non-receiving position, the ashtray main body B is in a state of swinging back and forth around the support shaft R.
[0004]
By the way, in recent years, due to the wave of smoke-removal movements, specific game machine rows in pachinko halls and specific seating areas such as aircraft have been quitted. Although it is conceivable to prepare two types of gaming machines and seats, a specification with an ashtray for smoking and a specification without an ashtray for smoking cessation, the cost increases. In addition, it becomes difficult to cope with changing the ratio of smoking seats / non-smoking seats later, or changing gaming machines between chain stores.
[0005]
For this reason, in practice, it is often the case that a specific gaming machine line is quit smoking and a specific seat number is quitted by a signboard or the like, and a user's cooperation is often performed. However, since the ashtray is installed and the ash inlet is facing up in a natural state to accept ash, even if it is a non-smoking seat, smokers ignore it and smoke May smoke. It wasn't as unacceptable for smokers as smoking in a non-smoking area, and it was something that caused trouble. In addition, if the ash entrance of a non-smoking seat is covered with gummed tape or the like, it takes time and harms the aesthetics.
[0006]
The present invention has been reviewed so far only in a state of accepting ash in a natural state, and by adding an aspect in which ash is not accepted in a natural state, an installed ashtray satisfying both smokers and non-smokers The main purpose is to provide
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in
[0008]
Since the invention according to
[0017]
The invention according to
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, the
[0019]
According to a fifth aspect of the present invention, the
[0020]
[Effects of the invention]
In the present invention, as shown in FIG. 2, the
[0021]
As shown in FIGS. 2 and 5, since the
[0022]
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, when the
[0023]
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0024]
And as shown in FIG. 2, the ashtray
[0025]
As shown in FIGS. 2 and 5, the ashtray
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The installation type ashtray A of FIG. 1 is installed in an
[0034]
A pair of semicircular
[0035]
Each
[0036]
[0037]
As shown in FIG. 2, the ashtray
[0038]
As shown in FIG. 3, when the ashtray
[0039]
As shown in FIG. 4, the forward rotation of the
[0040]
As shown in FIG. 5, the ashtray
[0041]
As shown in FIG. 6, when the
[0042]
As shown in FIGS. 6, 7, and 8, the
[0043]
The lock
[0044]
FIG. 9 shows an enclosed ball type pachinko gaming machine in which the above ashtray A is installed, and incorporates a novel design and function as well as the ashtray A. By inserting cash from the
[0045]
When the
[0046]
The total number of enclosed game balls enclosed in the gaming machine
[0047]
In FIG. 9, 112 is a second display unit that displays an error code, 140 is a clearing button that pays out the number of balls corresponding to the remaining credit to the
[0048]
As shown in FIG. 10, on the
[0049]
The variable
[0050]
In the above embodiment, the ashtray of the present invention is installed in an encapsulated ball-type pachinko gaming machine. You may install in the machine. Further, the game machine is not limited to a pachinko game machine, and may be installed in other game machines such as an arrange ball game machine and a sparrow ball game machine. Further, the present invention is not limited to this type of game machine, and may be installed on a seat portion of various vehicles, a wall portion of a passage, a passage portion of various facilities, a wall portion of a break room, or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of the ashtray of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a locked state at an ash receiving position.
FIG. 3 is a perspective view showing a state before a posture change at an advanced position.
FIG. 4 is a perspective view showing a post-change posture at the advanced position.
FIG. 5 is a perspective view showing a locked state at a non-accepting position of ash.
FIG. 6 is a perspective view of a locking unit.
FIG. 7 is an enlarged front view of the same.
FIG. 8 is an enlarged sectional view of the same.
FIG. 9 is a front view of a pachinko gaming machine provided with the ashtray of the present invention.
FIG. 10 is a front view of the game board.
FIG. 11 is a perspective view of a conventional ashtray.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
6; Locking means, 60; Movement prevention body, 70; Slide guide
Claims (5)
前記灰皿本体(1)を灰の受入位置と非受入位置とに姿勢変更させる姿勢変更手段(3)と、
前記灰皿本体(1)を灰の受入位置と非受入位置とにそれぞれ係止させる係止手段(4)と、
前記灰皿本体(1)を前記係止手段(4)で係止させた係止位置と、前記姿勢変更手段(3)による姿勢変更を許す前記対象物からの進出位置とに進退させる進退手段(2)と、を備え、
前記係止手段(4)は、灰皿本体(1)の底と後端に設けた係止部(41)と、前記設置穴(700)の上下に形成し、前記係止部(41)を受止めて灰皿本体(1)の動きを規制する受止部(42)とを有し、
前記進退手段(2)は、前記灰皿本体(1)を両側から挟んで支持する一対のスライド体(21,22)と、このスライド体(21,22)の進退を案内し、前記設置穴(700)の左右後方に伸びるスライドガイド(70)とを含むことを特徴とする設置式灰皿。Ashtray body (1) consisting of a spherical object (10) with an ash receiving port (13) facing up at the ash receiving position and facing down at the non-receiving position and provided with an ash reservoir (14) on the inside An installation type ashtray to be installed in an installation hole (700) opened in an object ,
The ashtray body (1) the attitude changing means for changing posture and receiving position and a non-receiving position of the ash and (3),
And locking means (4) to locked respectively engaging said ashtray body (1) in a receiving position and a non-receiving position of the ash,
Advancement / retraction means (advancing / retreating means) for moving the ashtray body (1) forward and backward to a locking position where the locking means (4) is locked and a position where the posture changing means (3) allows the posture to be changed. 2)
The locking means (4) is formed on the bottom and rear ends of the ashtray body (1) and above and below the installation hole (700), and the locking portion (41) is formed. A receiving portion (42) for receiving and restricting the movement of the ashtray body (1),
The advancing / retreating means (2) guides the advancing and retreating of the slide bodies (21, 22) and the slide bodies (21, 22) sandwiching and supporting the ashtray main body (1) from both sides, 700) and a slide guide (70) extending to the left and right rear .
このロック手段(6)は、
前記灰皿本体(1)の姿勢変更に伴う移動領域に進退する移動阻止体(60)を含み、この移動阻止体(60)は、前記対象物に開口した小穴(701)から挿入する操作具により回動されるロック本体(62)に一体化していることを特徴とする請求項1又は2記載の設置式灰皿。 Provided with locking means (6) for holding the locked state of the ashtray body (1) by the locking means (4);
This locking means (6)
It includes a movement blocking body (60) that moves forward and backward in the movement area associated with the posture change of the ashtray main body (1), and this movement blocking body (60) is inserted by an operating tool that is inserted through a small hole (701) that opens in the object. 3. The installation type ashtray according to claim 1, wherein the ashtray is integrated with a rotating lock body (62) .
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