JP3764344B2 - データ取得装置、データ提供装置、データ取得方法及びデータ提供方法 - Google Patents

データ取得装置、データ提供装置、データ取得方法及びデータ提供方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話のような移動体通信端末に対して情報配信サーバからコンテンツを配信するシステムおよびサービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、特開2000−236576公報などに記載されたものが知られている。
特開2000−236576公報に記載された従来技術は、既に情報配信サーバにユーザ登録をしている移動体通信端末ユーザの情報配信要求に対して情報配信サーバが情報配信対象の通信料金、情報配信時間を計算し、その情報をユーザに提供することによりユーザは情報配信を実行するかどうかの判断を可能にする特徴を有すると提唱されている。ユーザ登録情報として、氏名、機種番号、パスワード、電話番号、電話会社加入条件および通信方式が含まれる。
ただし前記ユーザ登録をしていないユーザが情報配信サービスを要求した場合は通信料金、情報配信時間の情報配信に関する情報の通知サービスが受けられない。
【0003】
図31は、任意の移動体通信端末が情報配信サーバに接続し、情報配信サーバからの情報配信対象のコンテンツ情報配信における通信料金および情報配信時間をGUIを通してユーザに提供しており、ユーザがコンテンツの情報配信サービスを受けるかどうかを移動体通信端末において選択している概略図である。
100は移動体通信端末、200は移動体通信端末1に無線インターフェースで接続される無線基地局、300は無線基地局を制御する無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller:以下、RNCとする)、400はIPネットワークを介して情報を配信する各種コンテンツ情報を蓄積している情報配信サーバ、500は移動体通信サービスを提供する移動体通信ネットワーク、600は情報配信サーバ400と移動体通信ネットワーク500に接続しているインターネットを代表とするIPネットワーク、700はユーザに提供された情報配信対象における通信料金および情報配信時間を表示した情報配信の選択画面である。
【0004】
図32は、情報配信サーバ4に登録しているユーザ登録情報である。
10は登録しているユーザを識別するユーザID、11はユーザ登録しているユーザの氏名、12は情報配信サーバ4に接続する移動体通信端末の機種番号、13はユーザが自由に設定したユーザ識別に用いるパスワード、14は移動体通信端末固有の電話番号、15はユーザ自身が加入している電話会社との加入条件である。
【0005】
図33は、情報配信サーバ400に蓄積している情報配信対象となるコンテンツの属性を示すコンテンツ情報である。
20は情報配信サーバに蓄積されているコンテンツ番号、21は情報配信対象となるコンテンツにおけるコンテンツ容量(データ量)、22は情報配信となるコンテンツにおけるコンテンツ料金(データ提供料金)である。例えば、コンテンツ番号1のコンテンツは、容量50Kbyte、コンテンツ料金が0(無料)円ということを示している。
【0006】
次に、図31〜33を用いて従来方法の手順を説明する。
図31の情報配信システムにおいて情報配信サーバ400に対して事前にユーザ登録されている移動体通信端末100に限定して通信料金、情報配信時間の情報配信を行う。
移動体通信端末100からの情報配信要求に対して情報配信サーバ400は、移動体通信端末100が既にユーザ登録されている情報と一致するかどうかを比較する。ユーザ登録情報の比較の対象となるのは、図32におけるユーザID10、ユーザの氏名11、移動体通信端末の機種番号12、ユーザパスワード13、移動体通信端末の電話番号14、ユーザ自身が加入している電話会社との加入条件15である。移動体通信端末100は前記ユーザ登録情報の比較を行うために移動体通信端末100に保存している図32と同様なユーザ情報を情報配信サーバ400に通知する。
ユーザ登録情報の比較によりユーザ登録情報と一致しないまたはユーザ登録されていなければ情報配信サーバ400は移動体通信端末100に対して通信料金、情報配信時間の情報配信に関する情報の通知を実行しない旨を移動体通信端末100に通知する。
【0007】
ユーザ登録情報の比較によりユーザ登録されている情報と一致することが確認されると、情報配信サーバ400は移動体通信端末100から情報配信要求があったコンテンツ情報を移動体通信端末100へ情報配信した時に要する通信料金を情報配信サーバ400内の通信料金計算機能を使用して計算する。
前記通信料金の計算には、コンテンツ容量21、コンテンツ料金22および電話会社加入条件15による通信方式あるいは利用時期(利用時間帯)を使用する。そして、前記通信料金計算機能により計算された通信料金を、移動体通信端末100に対して通知する。
【0008】
情報配信サーバ400からの情報配信は、情報配信サーバ400における通信料金計算機能にて通信料金が計算され、移動体通信端末100に対して通信料金が通知された後、移動体通信端末100からの情報配信開始を合図にして開始される。
【0009】
情報配信サーバ400の通信料金計算機能において通信料金が計算され、移動体通信端末100に対して通信料金が通知されると、通知された前記通信料金情報は移動体通信端末100のGUIに表示することによりユーザに対して通信料金情報を提供する。そして、ユーザはGUIにより表示された通信料金情報を参照することにより情報配信要求を出したコンテンツの情報配信を実行/中止するかを決定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では情報配信サーバ400がユーザに通信料金、情報配信時間を計算し、ユーザに提供するために図32のユーザ登録情報を予め情報配信サーバ400に登録しなければならない。このためユーザは通信料金、情報配信時間の情報を情報配信実行前に情報配信サーバから受けたい場合にユーザがコンテンツの情報配信の要求を希望する情報配信サーバ全てに対してユーザ登録を行う必要性がある。
また、前記通信料金、情報配信時間の情報はユーザの加入している契約内容に依存して、固定的に無線区間における通信速度が決定されているため情報配信対象のコンテンツ容量により一意的に配信条件が決定される。このため、ユーザは、通信速度を決定することができず、ユーザが情報配信サーバ400により通知される選択可能な条件は前記通知情報が提供された時に情報配信処理を実行/中止という2種類の選択肢のみである。
従ってユーザが情報配信を要求するコンテンツに対して情報配信を必ず実行する場合において、情報配信サーバ400から通知される前記通信料金、情報配信時間情報700はユーザに提供するサービスとして必要性が低くなる。
【0011】
本発明は、移動体通信端末1が保有する、QoSを保証するIPのフローから通信速度を取得し、課金情報を課金情報サーバから取得することにより予め個人情報を登録する必要性を無くすことを目的とする。
また、情報配信専用の前記IPのフローを使用することによりユーザの要求する通信料金、情報配信時間の関係を満たす条件をポリシーとして設定することによりユーザの要求する条件における通信料金、情報配信時間を自動的に計算しユーザに提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ取得装置は、
データ提供装置との間でデータ通信を行い、前記データ提供装置より前記データ提供装置が提供する提供データの取得が可能なデータ取得装置であって、
前記提供データを取得する場合に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出するデータ取得費用算出部と、
前記データ取得費用算出部により算出された前記データ取得費用を出力するデータ取得費用出力部とを有することを特徴とする。
【0013】
前記データ取得費用算出部は、前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0014】
前記データ取得装置は、データ通信に用いる通信速度を指定通信速度として少なくとも一つ以上指定しており、
前記データ取得装置は、更に、
前記指定通信速度より前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を決定する通信速度決定部を有し、
前記データ取得費用算出部は、前記通信速度決定部により決定された前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0015】
前記データ取得装置は、更に、
前記通信速度決定部による前記データ取得通信速度の決定のための決定基準を設定する決定基準設定部を有し、
前記通信速度決定部は、前記決定基準に基づき前記データ取得通信速度を決定することを特徴とする。
【0016】
前記データ取得装置は、データ通信に用いる通信速度を指定通信速度として少なくとも一つ以上指定しており、
前記データ取得費用算出部は、前記提供データの取得に必要な通信費用を各指定通信速度ごとに算出し、前記各指定通信速度ごとに算出した通信費用に基づき前記各指定通信速度ごとのデータ取得費用を算出することを特徴とする。
【0017】
前記データ取得装置は、前記指定通信速度以外の通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0018】
前記データ取得装置は、
前記データ提供装置より、前記提供データのデータ量を示したデータ量情報を取得するデータ量情報取得部と、
単位データ量あたりの通信費用が示された従量制通信費用情報及び単位時間あたりの通信費用が示された時間制通信費用情報のうち少なくともいずれか一つを取得する通信費用情報取得部とを有し、
前記データ取得費用算出部は、前記データ量情報と、前記従量制通信費用情報及び時間制通信費用情報のうち少なくともいずれか一つとを用いて、従量制による通信費用及び時間制による通信費用のうち少なくともいずれか一つを算出することを特徴とする。
【0019】
前記通信費用情報取得部は、前記従量制通信費用情報及び前記時間制通信費用情報の双方を取得し、
前記データ取得費用算出部は、前記従量制による通信費用及び前記時間制による通信費用の双方を算出し、算出した前記従量制による通信費用に基づき従量制によるデータ取得費用を算出し、算出した前記時間制による通信費用に基づき時間制によるデータ取得費用を算出し、
前記データ取得費用出力部は、前記データ取得費用算出部により算出された前記従量制によるデータ取得費用及び時間制によるデータ取得費用のうちいずれか一方を出力することを特徴とする。
【0020】
前記データ取得装置は、複数の通信経路を用いて前記データ提供装置とデータ通信を行うことが可能であり、
前記データ取得費用算出部は、前記複数の通信経路のそれぞれを用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を各通信経路ごとに算出し、各通信経路ごとに算出した通信費用に基づき各通信経路ごとのデータ取得費用を算出することを特徴とする。
【0021】
前記データ取得装置は、前記複数の通信経路として、回線交換経路とパケット交換経路とを用いて前記データ提供装置とデータ通信を行うことが可能であり、前記データ取得費用算出部は、前記回線交換経路及び前記パケット交換経路のそれぞれを用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を前記回線交換経路及び前記パケット交換経路のそれぞれについて算出し、前記回線交換経路について算出した通信費用に基づき前記回線交換経路によるデータ取得費用を算出し、前記パケット交換経路について算出した通信費用に基づき前記パケット交換経路によるデータ取得費用を算出することを特徴とする。
【0022】
前記データ取得装置は、更に、
前記データ提供装置より、前記提供データの提供に対するデータ提供料金が示されたデータ提供料金情報を取得するデータ提供料金情報取得部を有し、
前記データ取得費用算出部は、前記データ提供料金情報取得部により取得された前記データ提供料金情報に基づき、前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0023】
前記データ取得費用算出部は、前記提供データの取得に必要な時間を算出することを特徴とする。
【0024】
前記データ取得装置は、移動無線通信装置であることを特徴とする。
【0025】
本発明に係るデータ提供装置は、
データ取得装置との間でデータ通信を行い、前記データ取得装置に対して提供データを提供するデータ提供装置であって、
前記データ取得装置より、前記データ取得装置がデータ通信に用いる通信速度として指定した少なくとも一つ以上の指定通信速度を示した通信速度情報を取得する通信速度情報取得部と、
前記通信速度情報に示された指定通信速度より前記データ取得装置が前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を決定する通信速度決定部と、
前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要なデータ取得費用を、前記データ取得装置が前記提供データを取得する前に算出するデータ取得費用算出部と、
前記データ取得費用算出部により算出された前記データ取得費用を前記データ取得装置に対して通知するデータ取得費用通知部とを有することを特徴とする。
【0026】
前記データ取得費用算出部は、前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0027】
前記データ提供装置は、更に、
前記提供データのデータ量を示すデータ量情報を記録するデータ量情報記録部を有し、
前記データ取得費用算出部は、前記データ量情報記録部に記録された前記データ量情報に基づき前記通信費用を算出することを特徴とする。
【0028】
前記データ提供装置は、更に、
前記提供データの提供に対するデータ提供料金が示されたデータ提供料金情報を記録するデータ提供料金情報記録部を有し、
前記データ取得費用算出部は、前記データ提供料金情報記録部に記録された前記データ提供料金情報に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0029】
本発明に係るデータ取得方法は、
データ提供装置との間でデータ通信を行い、前記データ提供装置より前記データ提供装置が提供する提供データの取得が可能なデータ取得方法であって、
前記提供データを取得する場合に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出するデータ取得費用算出ステップと、
前記データ取得費用算出ステップにより算出された前記データ取得費用を出力するデータ取得費用出力ステップとを有することを特徴とする。
【0030】
前記データ取得費用算出ステップは、前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0031】
前記データ取得方法は、データ通信に用いる通信速度を指定通信速度として少なくとも一つ以上指定しており、
前記データ取得方法は、更に、
前記指定通信速度より前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を決定する通信速度決定ステップを有し、
前記データ取得費用算出ステップは、前記通信速度決定ステップにより決定された前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする。
【0032】
前記データ取得方法は、更に、
前記通信速度決定ステップによる前記データ取得通信速度の決定のための決定基準を設定する決定基準設定ステップを有し、
前記通信速度決定ステップは、前記決定基準に基づき前記データ取得通信速度を決定することを特徴とする。
【0033】
前記データ取得方法は、データ通信に用いる通信速度を指定通信速度として少なくとも一つ以上指定しており、
前記データ取得費用算出ステップは、前記提供データの取得に必要な通信費用を各指定通信速度ごとに算出し、前記各指定通信速度ごとに算出した通信費用に基づき前記各指定通信速度ごとのデータ取得費用を算出することを特徴とする。
【0034】
本発明に係るデータ提供方法は、
データ取得装置との間でデータ通信を行い、前記データ取得装置に対して提供データを提供するデータ提供方法であって、
前記データ取得装置より、前記データ取得装置がデータ通信に用いる通信速度として指定した少なくとも一つ以上の指定通信速度を示した通信速度情報を取得する通信速度情報取得ステップと、
前記通信速度情報に示された指定通信速度より前記データ取得装置が前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を決定する通信速度決定ステップと、前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要なデータ取得費用を、前記データ取得装置が前記提供データを取得する前に算出するデータ取得費用算出ステップと、
前記データ取得費用算出ステップにより算出された前記データ取得費用を前記データ取得装置に対して通知するデータ取得費用通知ステップとを有することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明に関わる課金情報サービスの提供およびその好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報配信システムおよびサービスを実施するネットワーク構成図である。図1において、1は移動体通信端末(データ取得装置)、2は移動体通信端末1に無線インターフェースで接続される無線基地局、3は無線基地局を制御する無線ネットワーク制御装置(RNC)、4はIPネットワークを介して情報を配信する各種コンテンツ情報を蓄積している情報配信サーバ(データ提供装置)、5は移動体通信サービスを提供する移動体通信ネットワーク、6はIPネットワーク、40は現エリアにおいてサービスを提供しているキャリアのサービス課金情報を蓄積している課金情報サーバである。
【0036】
図2は、移動体通信端末1が保有しているQoSを保証するIPのフローである。
図中の30は、IPのフローを識別するためのIPフロー番号、31はIPフロー番号に対応する最大通信速度(指定通信速度)である。
【0037】
図3は、移動体通信端末1に設定されるユーザのポリシー設定画面である。
図3(a)の50は特定のQoSを保証するIPのフローを設定する場合の設定画面、図3(b)の51はユーザの要求するポリシーを設定する場合の設定画面である。
ここで、ポリシーとは、コンテンツ情報の取得の際に適用されるIPフロー(通信速度)を決定するための決定基準である。設定画面50により特定のIPのフローが設定された場合は、設定された特定のIPのフローの情報配信条件に基づくデータ取得費用、情報配信時間情報をユーザに提供することができる。設定画面51によりポリシーが設定された場合は、設定されたポリシーに基づいて移動体通信端末1がQoSを保証するIPのフローを自動的に選択する。そして、選択されたIPのフローの情報配信条件に対してデータ取得費用、情報配信時間情報をユーザに提供することができる。
【0038】
図4は、設定画面50により設定されたポリシーからIPフロー番号30を決定する際の処理を示すフローチャートである。
【0039】
図5は、サービスを提供しているキャリアのサービス通信速度ごとのサービス課金情報である。
図中の60はキャリアがサービスを提供している通信速度を分類する識別子である条件番号、61は条件番号60に対応する通信速度、62は通信速度61でサービスを提供する時における単位情報あたりの料金である。
【0040】
図6は、ユーザに対してデータ取得費用、情報配信時間を提供するための計算機能が移動体通信端末1に備わっている場合のブロック図である。
まず、移動体通信端末の構成について説明する。70はQoSを保証するIPのフローにおける最大通信速度31、コンテンツ情報21、22および図4の課金情報からデータ取得費用、情報配信時間を算出するデータ取得費用算出部である。71は計算されたデータ取得費用、情報配信時間およびユーザが選択するユーザ選択画面を表示するGUI(データ取得費用出力部)である。72はユーザが情報配信処理に関する選択および入力を実行するコンソールである。73は無線インターフェースを介した通信を制御するための通信処理部である。74はQoSを保証するIPのフローおよびユーザのポリシー設定を記憶する記憶部である。75は無線インターフェースを介して無線基地局と接続するために無線電波を送信する端末側通信部である。端末側通信部75は、データ量情報取得部、通信費用情報取得部、データ提供料情報取得部として機能する。76は、情報配信サーバ4に対する要求や応答等のメッセージを生成するメッセージ生成部である。77は、GUI71を介してポリシー設定画面を表示し、ユーザからの入力に従ってポリシーを設定するポリシー設定部(決定基準設定部)である。78は、ポリシー設定部77により設定されたポリシーに基づいて複数のIPフローの中からコンテンツ情報に用いられるIPフロー(データ取得通信速度)を決定するIPフロー決定部(通信速度決定部)である。
次に、情報配信サーバの構成について説明する。201は情報配信サーバ4とIPネットワーク間を接続するためのインターフェースであるサーバ側通信部、202は音楽情報やアプリケーションプログラムなど各種コンテンツの情報を蓄積しているデータベース、203はHTTPやFTPなどのコンテンツを移動体通信端末1に配信するための情報配信プロトコルである。
【0041】
図7は移動体通信端末1が情報配信サーバ4に接続して情報配信を要求するコンテンツを情報配信する時のデータ取得費用、情報配信時間を表示するまでのフローチャートである。
【0042】
図8(a)及び(b)は移動体通信端末1のデータ取得費用算出部70で用いられる計算式である。
図8(a)は、情報配信時間を算出する場合の計算式である。図8(b)はデータ取得費用を算出する場合の計算式である。図8(b)に示すように、データ取得費用は、通信費用とコンテンツ料金(データ提供料金)からなる。
【0043】
図9は前記データ取得費用算出部70で計算された計算結果を示す。
80はユーザが設定したポリシー、81はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、82はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間である。
【0044】
図10はユーザに提供された情報配信を要求しているコンテンツを情報配信した場合におけるデータ取得費用、情報配信時間をGUI71に表示している画面である。
【0045】
実施の形態1に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を図7に従って説明する。
まず最初に、ステップS209で、ユーザは移動体通信端末1のポリシー設定画面51(図3)にて通信のポリシーを設定する。具体的には、ポリシー設定部がGUI71を介してポリシー設定画面51を表示し、ユーザからの入力に従ってポリシーを設定する。なお、ここではHigh(速度優先)を設定したものとする。その後、設定されたポリシーは記憶部74に記憶される。
【0046】
次に、情報配信サービスを使用するユーザは移動体通信端末1を用いて情報配信要求対象のコンテンツが存在する情報配信サーバ4に接続する。
そして、移動体通信端末1のメッセージ生成部76は、情報配信サーバ4に対して情報配信を要求するコンテンツ番号20が1であるコンテンツ容量21、コンテンツ料金22を要求するのコンテンツ情報通知要求を生成し、端末側通信部75がコンテンツ情報通知要求を送信する(S210)。
情報配信サーバ4は、移動体通信端末1からのコンテンツ情報通知要求に対して、データベース202よりコンテンツ番号20が1のコンテンツ情報としてコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円](図33)を取り出す。
そして前記コンテンツ番号20が1の情報を情報配信プロトコル203、サーバ側通信部201を通じて移動体通信端末1へコンテンツ情報を通知する(S211)。
【0047】
次に、移動体通信端末1はサービスを提供しているキャリアのサービス通信速度に関する全ての課金情報をキャリアの課金情報サーバ40から取得するために課金情報サーバ40に課金情報通知要求を送信する。課金情報サーバ40は移動体通信端末1からの前記課金情報通知要求に対して要求された課金情報を課金情報通知応答としての課金情報(図5)を通知し(S212)、移動体通信端末1は課金情報を取得する(S213)。
【0048】
コンテンツ情報および課金情報を取得した移動体通信端末1は、設定されたポリシーを認識し、設定されたポリシーに基づき情報配信条件を自動的に決定する手順を開始する(S214)。
本手順は図4に示されたステップS200及びS201にて行われる。第1に移動体通信端末1のIPフロー決定部78は設定されたポリシーを記憶部74から読み出す(S200)。ここではポリシー設定がHigh(速度優先)に設定されているため、IPフロー決定部78は図2のQoSを保証するIPのフローから通信速度が一番速いIPフロー番号を選択する。したがって、IPフロー番号30が1の最大通信速度31の32000[kbps]とIPフロー番号30が2の最大通信速度31の64000[kbps]を比較して最大通信速度31が高速なIPフロー番号30が2のパターンを選択する(S201)。
【0049】
前記アルゴリズムによりユーザが設定したポリシーに従って、使用する情報配信条件としてIPフロー番号30が2の情報配信条件が自動的に選択された。
次に、移動体通信端末1のデータ取得費用算出部70は、この選択されたIPフロー番号30が2の最大通信速度31の64000[kbps]という情報を取り出す。IPフロー番号30が2の通信速度64000[kbps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円](図33)、課金情報の条件2の単位情報あたりの料金10[円](図5)を使用してデータ取得費用算出部70は、図8の計算方法によって計算を行う(S215)。この時、課金単位は1つのパケットの情報量であるので移動体通信端末1はその情報を保持している。
【0050】
移動体通信端末1は、データ取得費用算出部70で計算されたデータ取得費用150[円]、情報配信時間100秒(図9)という情報をユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。
具体的には、図10のようにGUI71に表示されたコンテンツ番号20が1の情報配信に関するデータ取得費用150[円]、情報配信時間情報1分40秒(100秒)という情報90が表示され、これをもとに、ユーザは情報配信の実行/中止を判断し、情報配信手順が開始される(S217)。
【0051】
実施の形態1では情報配信システムおよびサービスによれば移動体通信端末に事前に設定されているポリシーによって自動的に最適な情報配信条件をユーザが選択できる効果を奏する。
【0052】
実施の形態2.
実施の形態1では前述したように移動体通信端末1にポリシーを設定することによって自動的に情報配信条件が選択されていたが、実施の形態2ではユーザが選択可能なQoSを保証するIPのフロー毎のデータ取得費用、情報配信時間の情報をユーザに提供することによりユーザがIPのフローを選択することを可能とする。
【0053】
図11はデータ取得費用算出部70で計算された計算結果を示す。
101は移動体通信端末1の保有するQoSを保証するIPのフローである図2のフロー番号30、102はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、103はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間である。
図12は、本実施の形態において、ユーザに提供された情報配信を要求しているコンテンツを情報配信した場合におけるデータ取得費用、情報配信時間をGUI71に表示している画面である。
【0054】
実施の形態2に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を説明する。なお、動作について、実施の形態1の場合と共通する部分があるため、図7を用いて説明する。
まず最初に、ステップS209において、ユーザは移動体通信端末1のポリシーを設定するが、本実施の形態では設定を設定無しにする。ここではポリシー設定OFFとする。
S210〜S213までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。
【0055】
課金情報を取得後(S213)、ステップS214で、移動体通信端末1のIPフロー決定部78は設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここでポリシー設定がOFFであることを認識する。
ポリシー設定がOFFであるため移動体通信端末1は保有するQoSを保証するIPのフロー全てを対象にデータ取得費用、情報配信時間の計算手順を実行する。したがって、移動体通信端末1は図2に示す保有するIPフロー番号30が1の最大通信速度31として32000[kbps]を取り出す(S214)。そして、IPフロー番号30が1の最大通信速度32000[kbps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円](図33)、課金情報の条件1の単位情報あたりの料金5[円](図5)という情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う(S215)。
次に同様にしてIPフロー番号30が2の最大通信速度31として64000[kbps]を取り出す。そして、IPフロー番号30が2の最大通信速度64000[kbps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]課金情報の条件2の単位情報あたりの料金10[円]という情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う。
【0056】
移動体通信端末1は、図11に示すように、IPフロー番号30が1であるIPフローに対するデータ取得費用75[円]、情報配信時間200[秒]、そしてIPフロー番号30が2であるIPフローに対するデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]という2つの情報配信条件を選択肢としてユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。具体的なGUI表示は図12の91のようになる。GUI71に表示されたIPフロー番号30が1の情報配信に関するデータ取得費用75[円]、情報配信時間3分20秒(200秒)およびIPフロー番号30が2の情報配信に関するデータ取得費用150[円]、情報配信時間1分40秒(100秒)という情報91を基に、ユーザはIPフローを選択して情報配信の実行、もしくは中止を判断する(S217)。
【0057】
実施の形態2では移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合は選択可能な情報配信条件における情報配信に関する情報をユーザに提供することでユーザが希望する情報配信条件を選択できる効果を奏する。
【0058】
実施の形態3.
図13は情報配信に関するデータ取得費用、情報配信時間を計算する機能が情報配信サーバ4に備わっている場合におけるブロック図を示す。
基本構成はデータ取得費用、情報配信時間情報を計算する機能が移動体通信端末1に備わっている場合(図6)と同様であるが、データ取得費用算出部205及びIPフロー決定部204が情報配信サーバ4内に配置されている点が異なる。
なお、サーバ側通信部201は、通信速度情報取得部及びデータ取得費用通知部として機能し、データベース202は、データ量情報記録部及びデータ提供料情報記録部として機能する。また、IPフロー決定部204は、通信速度決定部として機能する。
【0059】
実施の形態3に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を図14に従って説明する。
まず最初に、ステップS219で、ユーザは移動体通信端末1のポリシー設定画面51にて通信のポリシーを設定する。具体的には、ポリシー設定部がGUI71を介してポリシー設定画面51を表示し、ユーザからの入力に従ってポリシーを設定する。なお、ここではHigh(速度優先)を設定したものとする。
【0060】
次に、情報配信サービスを使用するユーザは移動体通信端末1を用いて情報配信要求対象のコンテンツが存在する情報配信サーバ4に接続する。そして移動体通信端末1は情報配信サーバ4に対して情報配信を要求するコンテンツ番号20が1であるコンテンツの情報配信を要求するためにコンテンツ情報配信要求を送信する(S220)。
これは、移動体通信端末1のメッセージ生成部76がコンテンツ情報配信要求を生成し、端末側通信部75がコンテンツ配信要求を送信することにより行われる。情報配信サーバ4はコンテンツ情報配信要求応答を移動体通信端末1に送信することでコンテンツ情報配信要求の受理を通知する(S221)。
【0061】
次に、移動体通信端末1にサービスを提供しているキャリアのサービス通信速度に関する全ての課金情報をキャリアの課金情報サーバ40から取得するために、情報配信サーバ4は課金情報サーバ40に課金情報通知要求を送信する。課金情報サーバ40は情報配信サーバ4からの前記課金情報通知要求に対して、要求された課金情報を課金情報通知応答として図5の課金情報を通知し(S222)、情報配信サーバ4は、課金情報を取得する(S223)。
【0062】
ここで、情報配信サーバ4は移動体通信端末1が保有するポリシー情報およびIPフロー情報(通信速度情報)の取得を開始する。
情報配信サーバ4は移動体通信端末1に設定されているポリシーを取得するためにポリシー情報通知要求を送信する(S224)。
移動体通信端末1はポリシー情報通知要求に対して要求されたポリシー情報を情報配信サーバ4にポリシー情報通知として通知する(S225)。
次に、情報配信サーバ4は移動体通信端末1が保有するIPフロー情報を取得するためにIPフロー通知要求を送信する(S226)。移動体通信端末1はIPフロー通知要求に対して要求された全てのIPフロー情報(通信速度情報)を情報配信サーバ4に通知する(S227)。
【0063】
ポリシー設定情報、IPフロー情報および課金情報を取得した情報配信サーバ4では、IPフロー決定部204が設定されたポリシーを認識し、情報配信条件を自動的に決定する手順を開始する(S228)。ここではポリシー設定がHigh(速度優先)に設定されているため図2のQoSを保証するIPのフローから通信速度が一番速いIPフロー番号を選択する。したがって、IPフロー番号30が1の最大通信速度31の32000[kbps]とIPフロー番号30が2の最大通信速度31の64000[kbps]を比較して最大通信速度31が高速なIPフロー番号30が2のパターンを選択する。
【0064】
前記アルゴリズムによりユーザが設定したポリシーに従って、使用する情報配信条件としてIPフロー番号30が2のIPフローが自動的に選択された。情報配信サーバ4では、情報配信条件選択後、移動体通信端末1から情報配信対象として要求されているコンテンツ番号20が1であるコンテンツのコンテンツ情報としてコンテンツ容量(データ量)50[kbyte]、コンテンツ料金(データ提供料)0[円](図33)をデータベース202から取り出す。IPフロー番号30が2の通信速度64000[kbps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]、課金情報の条件2の単位時間あたりの料金10[円](図5)を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う(S229)。
【0065】
図9に示されたデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]という情報をユーザに提供するために、サーバ側通信部201が計算処理結果通知を移動体通信端末1に送信する(S230)。この計算処理結果通知を受信した移動体通信端末1はユーザに前記情報をGUI71に表示する(S231)。
図10のようにGUI71に表示されたコンテンツ番号20が1の情報配信に関するデータ取得費用150[円]、情報配信時間情報1分40秒(100秒)という情報90を基に、ユーザは情報配信の実行/中止を判断する(S217)。
【0066】
実施の形態3では本発明における情報配信システムおよびサービスにおいてデータ取得費用算出部を移動体通信端末1ではなく情報配信サーバに持たせても移動体通信端末1と同様な効果を奏する。
【0067】
実施の形態4.
実施の形態4では、移動体通信端末1の記憶部74に格納されているQoSを保証するIPのフローを、サービスを提供しているキャリアのサービス通信速度を基に選択肢として複数個に分類する。前記実施の形態1〜3においてはIPのフローはサービス通信速度と比較して連続する通信速度であった。実施の形態4ではサービス通信速度と比較して最も通信速度が大きいIPフロー以下の通信速度においてIPフローとして保有していない場合にその通信速度も選択肢としてユーザに提供する機能を有する。
【0068】
図15は、移動体通信端末1が保有している、QoSを保証するIPのフローを示す。
110は、IPのフローを識別するためのIPフロー番号、111はIPフロー番号に対応する最大通信速度である。
【0069】
図16は、データ取得費用算出部70で計算された計算結果を示す。
120は移動体通信端末1の保有するQoSを保証するIPのフローである図15のフロー番号110に対応し、121はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、122はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間を示す。仮のIPのフローであるIPフロー番号120が3、IPフロー番号120が4の場合の計算結果も含まれている。
【0070】
実施の形態4に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を説明する。なお、動作について、実施の形態1の場合と共通する部分があるため、図7を用いて説明する。
まず最初に、ステップS209で、ユ―ザは移動体通信端末1のポリシーに関する設定をOFFとする。S210〜S213までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。
【0071】
課金情報を取得後(S213)、移動体通信端末1のIPフロー決定部78は、設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここでポリシー設定がOFFであることを認識する(S214)。ポリシー設定がOFFであるため移動体通信端末1は保有するQoSを保証するIPのフロー全てを対象にデータ取得費用、情報配信時間の計算手順を実行する。
ここで、IPフロー決定部78は図15のIPフローの通信速度と図5の課金情報におけるサービス通信速度を比較する。IPフロー決定部78はIPフローにおける通信速度が最も速いIPフロー番号110が2の最大通信速度384000[bps]より低速かつIPフローにおける通信速度と一致しないサービス通信速度を調べる。
IPフロー決定部78はサービス通信速度の条件2である64000[bps]、条件3の128000[bps]を、IPフロー番号110が2の384000[bps]以下で実現可能なIPフローとして一時的に移動体通信端末1で選択可能な情報配信条件にIPフローを追加する(S214)。
そして、IPフロー番号110が1の最大通信速度32000[bps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円],課金情報1の単位情報あたりの料金5[円]という情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う(S215)。
次に同様にしてコンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]の情報はそのままでIPフロー番号110が2の最大通信速度384000[bps]、課金情報4の単位情報あたりの料金60[円]の組合せ、仮IPフロー番号110が3の最大通信速度6400[bps]、課金情報2の単位情報あたりの料金10[円]の組合せ、仮IPフロー番号110が4の最大通信速度128000[bps]、課金情報3の単位情報あたりの料金20[円]の組合せという情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う(S215)。
【0072】
データ取得費用算出部70は、図16に示すIPフロー番号120が1のIPフローに対する計算結果であるデータ取得費用75[円]、情報配信時間200[秒]、そしてIPフロー番号120が2のIPフローに対する計算結果であるデータ取得費用900[円]、情報配信時間25[秒]、仮IPフロー番号120が3のIPフローに対する計算結果であるデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]、仮IPフロー番号120が4の計算結果であるデータ取得費用300[円]、情報配信時間50[秒]という4つの情報配信条件を選択肢としてユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。
GUI表示は図19の92のようになる。GUI71に表示されたIPフロー番号120が1の情報配信に関するデータ取得費用75[円]、情報配信時間3分20秒(200秒)、IPフロー番号120が2の情報配信に関するデータ取得費用150[円]、情報配信時間1分40秒(100秒)、仮IPフロー番号120が3の計算結果であるデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]、仮IPフロー番号120が4の計算結果であるデータ取得費用300[円]、情報配信時間50[秒]という情報92を基に、ユーザはIPフローを選択して情報配信の実行、もしくは中止を判断する(S217)。
【0073】
実施の形態4では移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合、IPフローとして移動体通信端末が保有していない通信速度においてもIPフロー内の最大通信速度がその通信速度以下のサービス通信速度が含まれる時には仮のIPフロー情報として扱うことによりIPフロー数以上の選択可能な情報配信条件を選択肢としてユーザに提供することができる効果を奏する。
【0074】
実施の形態5.
実施の形態5では、移動体通信端末1の記憶部74に格納されているQoSを保証するIPのフローが複数存在する場合に各IPフローを選択肢として扱う場合を説明する。
前述の実施の形態1〜4では、移動体通信端末1はQoSを保証するIPのフローを現在使用しているIPフロー以外に1つしか保有していなかったが、実施の形態7では移動体通信端末1が初めから複数個のIPのフローを保有している点が異なる。
【0075】
図17は、移動体通信端末1が保有している、QoSを保証するIPのフローを示す。
130は、IPのフローを識別するためのIPフロー番号、131はIPフロー番号に対応する最大通信速度である。
【0076】
図18は、データ取得費用算出部70で計算された計算結果を示す。
140は移動体通信端末1の保有する、QoSを保証するIPのフローを示すフロー番号であり、図17のフロー番号130に対応する。141はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、142はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間である。
【0077】
実施の形態7に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を説明する。なお、動作について、実施の形態1の場合と共通する部分があるため、図7を用いて説明する。
まず最初に、ステップS209において、ユーザは移動体通信端末1のポリシーに関する設定を設定無しにする。ここではポリシー設定OFFとする。S210〜213までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。
【0078】
課金情報を取得後(S213)、IPフロー決定部78は設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここでポリシー設定がOFFであることを認識する(S214)。ポリシー設定がOFFであるため、データ取得費用算出部70は保有するQoSを保証するIPのフロー全てを対象にデータ取得費用、情報配信時間の計算手順を実行する。したがって、データ取得費用算出部70は図17に示す保有するIPフロー番号130が1の通信速度情報131として32000[kbps]を取り出す。そして、IPフロー番号130が1の最大通信速度32000[kbps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]、課金情報の条件1の単位情報あたりの料金5[円]という情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70は図8の計算方法によって計算を行う(S215)。次に同様にしてコンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]の情報はそのままでIPフロー番号130が2の最大通信速度64000[bps]、課金情報2の単位情報あたりの料金10[円]の組合せ、IPフロー番号130が3の最大通信速度128000[bps]、課金情報3の単位情報あたりの料金20[円]の組合せ、IPフロー番号130が4の最大通信速度384000[bps]、課金情報4の単位情報あたりの料金60[円]の組合せという情報配信条件を使用してデータ取得費用算出部70で図8の計算方法によって計算を行う(S215)。
【0079】
移動体通信端末1は、IPフロー番号140が1の計算結果であるデータ取得費用75[円]、情報配信時間200[秒]、そしてIPフロー番号140が2の計算結果であるデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]、IPフロー番号140が3の計算結果であるデータ取得費用300[円]、情報配信時間50[秒]、IPフロー番号140が4の計算結果であるデータ取得費用900[円]、情報配信時間25[秒]という4つの情報配信条件を選択肢としてユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。GUI表示は図19の92のようになる。
GUI71に表示されたIPフロー番号140が1の情報配信に関するデータ取得費用75[円]、情報配信時間3分20秒(200秒)、IPフロー番号140が2の情報配信に関するデータ取得費用150[円]、情報配信時間1分40秒(100秒)、IPフロー番号140が3の計算結果であるデータ取得費用300[円]、情報配信時間100[秒]、IPフロー番号140が4の計算結果であるデータ取得費用900[円]、情報配信時間50[秒]という情報92を基に、ユーザはIPフローを選択して情報配信の実行、もしくは中止を判断する(S217)。
【0080】
実施の形態5では移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合は移動体通信端末が保有している複数のIPフロー全てにおける情報配信条件の情報をユーザに提供することでユーザに希望する情報配信条件の選択機会を与えることができる効果を奏する。
【0081】
実施の形態6.
実施の形態1〜5においては課金体系は従量課金のみを対象としていた。この実施の形態6では、課金情報サーバ40から取得する課金情報についてサービスを提供しているキャリアが課金体系として従量課金、時間課金の2つの課金体系を提供しており、ユーザが2つの課金体系のサービスを選択することが可能である場合、その課金体系の選択も情報配信条件としてユーザに提供する機能を有する。
【0082】
図20は、移動体通信端末1が情報配信サーバ4に接続して情報配信を要求するコンテンツを情報配信する場合のデータ取得費用、情報配信時間を表示する際のフローチャートである。
課金情報サーバ40から取得する課金情報には、キャリアが課金体系として提供している従量課金および時間課金の情報が含まれる。
【0083】
図21は、キャリアが提供している通信時間を課金対象とした時間課金料金情報を示す。
150はキャリアがサービスを提供している通信速度を分類する識別子である条件番号、151は条件番号150に対応する通信速度、152は通信速度151でサービスを提供する際の単位時間あたりの料金である。
【0084】
図22は、課金体系が時間課金サービス時に移動体通信端末1のデータ取得費用算出部70がデータ取得費用の計算に使用する計算式である。
【0085】
実施の形態6に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を図20に従って説明する。
まず最初に、ステップS209で、ユーザは移動体通信端末1のポリシー設定画面51にて情報配信に関するポリシーを設定する。ここではLCR(コスト優先)を設定したものとする。S210〜S211までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。
【0086】
コンテンツ情報を取得後、移動体通信端末1は課金情報サーバ40から課金情報を取得する。この時、ユーザが課金情報として従量課金情報および時間課金情報を選択可能ならば移動体通信端末1は課金情報サーバ40より図21の時間課金情報を取得し(S241)、また、図5の従量課金情報も取得する(S242)。ステップS240において、課金体系の選択ができない場合は、図5の従量課金情報のみ取得する(S242)。
【0087】
コンテンツ情報および課金情報を取得した移動体通信端末1は情報配信条件を設定されたポリシーより自動的に決定する手順を開始する(S214)。
第1にIPフロー決定部78は、設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここではポリシー設定がLCR(コスト優先)に設定されているため従量課金情報では図2のQoSを保証するIPのフローから単位情報あたりのデータ取得費用が一番安いIPフロー番号30を選択する。したがって、IPフロー番号30が1の最大通信速度31が32000[bps]を第一候補として選択する。第2に時間課金情報では図21より単位時間あたりのデータ取得費用が一番安い条件150が1の通信速度32000[bps]が第二候補として選択される。
【0088】
ここで、2つの課金体系においてIPフロー番号30が1の通信速度32000[bps]、コンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]の条件より情報配信時間は共に200[秒]で同じである。前記情報から各課金体系においてコンテンツ番号20が1のコンテンツを情報配信した場合、従量課金では、単位情報あたり5[円]の課金情報に基づきデータ取得費用は75[円]となり、時間課金では、単位時間あたり0.3[円]の課金情報に基づきデータ取得費用は60[円]となる。したがって、データ取得費用算出部70は、設定されたポリシー情報より時間課金における条件1を選択する(S215)。
【0089】
前記アルゴリズムによりユ―ザが設定したポリシーに従って、使用する情報配信条件として時間課金におけるIPフロー番号30が1のIPフローが自動的に選択された。移動体通信端末1は計算されたデータ取得費用60[円]、情報配信時間200[秒]という情報をユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。図10の形式90と同様の形式でGUI71に表示されたコンテンツ番号20が1の情報配信に関するデータ取得費用60[円]、情報配信時間3分20秒(200秒)という情報を基に、ユーザは情報配信の実行/中止を判断する(S217)。
【0090】
実施の形態6ではユーザの契約内容、移動体通信端末1の特性から課金体系が選択可能な場合に情報配信条件として異なる課金体系によるデータ取得費用を選択肢としてユーザに提供することを可能とする効果を奏する。
【0091】
実施の形態7.
この実施の形態7では、移動体通信端末1が無線インターフェースを介して接続する移動体通信ネットワーク5を選択可能な場合(デュアルモード可能端末)、その選択可能な移動体通信ネットワークにおける課金体系の選択も情報配信条件としてユーザに提供する機能を有する。ここでは選択可能なネットワーク体系をW−CDMAシステムおよびCDMA2000システムとする。
【0092】
図23は、接続可能な移動体通信ネットワーク5が複数存在している時に本発明の情報配信システムおよびサービスを実施するネットワーク構成図である。
160はW−CDMAネットワークにおけるキャリアのサービス課金情報を蓄積している課金情報サーバ、161はCDMA2000ネットワークにおけるキャリアのサービス課金情報を蓄積している課金情報サーバである。
【0093】
図24は、異なるネットワークにおける課金料金情報である。ここでは異なるネットワークの1つをW−CDMAシステムとする。
170はキャリアがサービスを提供している通信速度を分類する識別子である条件番号、171は条件番号170に対応する通信速度、172は通信速度171でサービスを提供する時における単位情報あたりの料金である。
【0094】
図25は、異なるネットワークにおける課金料金情報である。ここでは異なるネットワークの1つをCDMA2000システムとする。
173はキャリアがサービスを提供している通信速度を分類する識別子である条件番号、174は条件番号173に対応する通信速度、175は通信速度174でサービスを提供する時における単位情報あたりの料金である。
【0095】
図26は、移動体通信端末1が情報配信サーバ4に接続して情報配信を要求するコンテンツを情報配信する場合のデータ取得費用、情報配信時間を表示する際のフローチャートである。
【0096】
図27は、データ取得費用算出部70で計算された計算結果である。
180はユーザが設定したポリシー、181は選択されたネットワーク種別、182はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、183はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間である。
【0097】
実施の形態7に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を図26に従って説明する。
まず最初に、ステップS209で、ユーザは移動体通信端末1のポリシー設定画面51にて情報配信に関するポリシーを設定する。ここではLCR(コスト優先)を設定したものとする。S210〜S211までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。また、現在接続しているネットワークはW−CDMAネットワークとする。ここで、QoSを保証するIPのフローはW−CDMA、CDMA2000ともに同一のIPフローがネットワーク毎に設定されており図2で示されているものと同様とする。
【0098】
コンテンツ情報を取得後、移動体通信端末1は課金情報サーバ40から課金情報を取得する。この時、ネットワークの選択が可能であれば(S250)、ユーザは移動体通信端末1がCDMA2000ネットワークにも接続可能であるので課金情報としてW−CDMAシステムの課金情報を課金情報サーバ160(図23)より図24のW−CDMA課金情報を取得する(S251)。また、CDMA2000システムの課金情報を課金情報サーバ161(図23)より図25のCDMA2000課金情報を取得する(S252)。
【0099】
コンテンツ情報および課金情報を取得した移動体通信端末1は、情報配信条件を設定されたポリシーより情報配信条件を自動的に決定する手順を開始する(S214)。
第1に、IPフロー決定部78は、設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここではポリシー設定がLCR(コスト優先)に設定されているためW−CDMA課金情報では図24のW−CDMA課金情報のQoSを保証するIPのフローから単位情報あたりのデータ取得費用が一番安いIPフロー番号を選択する。したがって、IPフロー番号30が1の最大通信速度31が32000[bps]が第一候補として選択される。
第2に、CDMA2000課金情報では図25のCDMA2000課金情報のQoSを保証するIPのフローから単位情報あたりのデータ取得費用が一番安いIPフロー番号を選択する。よって、IPフロー番号30が1の最大通信速度が32000[bps]が第二候補として選択される。
【0100】
ここで、2つのネットワークにおいてW−CDMA課金情報およびCDMA2000課金情報の両方においてIPフロー番号30は1である。そのためW−CDMAおよびCDMA2000における単位情報あたりのデータ取得費用を算出し(S215)、算出したデータ取得費用を比較する。
W−CDMA課金情報ではIPフロー番号30が1の時、データ取得費用は5[円]である。また、CDMA2000課金情報ではIPフロー番号30が1の時、データ取得費用は3[円]である。このためCDMA2000ネットワーク接続による課金情報の条件1(通信速度:32000[bps])が、データ取得費用算出部70によって自動的に選択される。
【0101】
前記アルゴリズムによりユ―ザが設定したポリシーに従って、使用する情報配信条件としてCDMA2000ネットワーク接続による課金情報の条件1(通信速度:32000[bps])が自動的に選択された。データ取得費用算出部70は図27の計算されたデータ取得費用60[円]、情報配信時間200[秒]という情報をユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。図10の形式90と同様の形式でGUI71に表示された、コンテンツ番号20が1の情報配信に関するデータ取得費用60[円]、情報配信時間3分20秒(200秒)という情報を基に、ユーザは情報配信の実行/中止を判断する(S217)。
【0102】
実施の形態7ではユーザの契約内容、移動体通信端末1の特性から課金体系が選択可能な場合に情報配信条件として異なる課金体系によるデータ取得費用を選択肢としてユーザに提供することを可能とする効果を奏する。
【0103】
実施の形態8.
実施の形態1〜7においてネットワーク接続方式はパケット交換接続を対象としていた。
この実施の形態8では、情報配信サーバ4から情報配信を実施する時に、情報配信に使用する通信路を回線交換接続およびパケット交換接続のどちらを使用するかの選択も情報配信条件としてユーザに提供する機能を有する。
【0104】
図28は、回線交換接続における課金情報を示す。回線交換接続は通信速度が固定で使用され課金体系は時間課金である。190は回線交換接続の通信速度、191は単位時間あたりの料金である。
【0105】
図29は、移動体通信端末1が情報配信サーバ4に接続して回線交換接続およびパケット交換接続を考慮してデータ取得費用、情報配信時間を表示する際のフローチャートである。
【0106】
図30は、データ取得費用算出部70で計算された計算結果を示す。192は接続方式として選択された方法、193はIPのフローを識別するためのIPフロー番号、194はコンテンツの情報配信にかかるデータ取得費用、195はコンテンツの情報配信にかかる情報配信時間である。
【0107】
実施の形態8に係る移動体通信端末1及び情報配信サーバ4の動作を図29に従って説明する。
まず最初に、ステップS209で、ユーザは移動体通信端末1のポリシー設定画面51にて情報配信に関するポリシーを設定する。ここではHigh(速度優先)を設定したものとする。S210〜S211までの手順は実施の形態1と同様であり、情報配信対象となるコンテンツはコンテンツ番号20が1である。現在、情報配信サーバ4への接続はパケット交換接続しているとする。
【0108】
コンテンツ情報を取得後、移動体通信端末1は課金情報サーバ40から課金情報を取得する。この時、移動体通信端末1は情報配信に使用する通信路の接続方式として回線交換接続およびパケット交換接続が選択可能である(S260)。したがって、課金情報として課金情報サーバ40より図27の回線交換接続時の課金情報を取得する(S261)。また、図5のパケット交換接続時の課金情報も取得する(S262)。
【0109】
コンテンツ情報および課金情報を取得した移動体通信端末1は、設定されたポリシーより情報配信条件を自動的に決定する手順を開始する(S214)。
第1に、IPフロー決定部78は、設定されたポリシーを記憶部74から読み出す。ここではポリシー設定がHigh(速度優先)に設定されているため回線交換接続方式の固定通信速度64000[bps]およびパケット交換接続方式のIPフロー番号30が2の最大通信速度31である64000[bps]が候補として選択される。
【0110】
次に、通信速度ではこれ以上の選択はできないためデータ取得費用を計算する。
回線交換接続方式は通信速度64000[bps]、図28の単位時間あたりの料金1.0[円/1s]とコンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]の条件よりデータ取得費用算出部70において図22の計算方式より図30に示したデータ取得費用100[円]、情報配信時間100[秒]が情報配信条件として計算される。
また、パケット交換接続方式は通信速度64000[bps]、図22の単位情報あたりの料金1.0[円]とコンテンツ番号20が1のコンテンツ容量50[kbyte]、コンテンツ料金0[円]の条件よりデータ取得費用算出部70において図8の計算方式より図31に示したデータ取得費用150[円]、情報配信時間100[秒]が情報配信条件として計算される。
【0111】
前記の計算結果より回線交換接続方式とパケット交換接続方式のデータ取得費用を比較することで同じ通信速度64000[bps]におけるデータ取得費用が安い回線交換接続方式が選択される。
【0112】
前記アルゴリズムによりユ―ザが設定したポリシーに従って、使用する情報配信条件として回線交換接続方式(通信速度64000[bps]固定)が自動的に選択された。データ取得費用算出部70は計算されたデータ取得費用100[円]、情報配信時間100[秒]という情報をユーザに提供するためにGUI71に表示する(S216)。図10の形式90と同様の形式でGUI71に表示された、コンテンツ番号20が1の情報配信に関するデータ取得費用100[円]、情報配信時間1分40秒(100秒)という情報を基に、ユーザは情報配信の実行/中止を判断する(S217)。
【0113】
実施の形態8ではユーザの契約内容、移動体通信端末1の特性から課金体系が選択可能な場合に情報配信条件として異なる課金体系によるデータ取得費用を選択肢としてユーザに提供することを可能とする効果を奏する。
【0114】
以上の実施の形態1〜8では、本発明に係るデータ取得装置及びデータ提供装置について説明してきたが、同様の処理手順により本発明に係るデータ取得方法及びデータ提供方法も実現することができる。
【0115】
ここで、以上説明してきた本発明の特徴をまとめると、以下のようになる。
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
前記移動体通信端末が情報配信サーバから情報配信要求対象コンテンツのコンテンツ容量およびコンテンツ情報料金を取得し、また前記移動体通信端末に事前にポリシーとして設定されるQoSを保証するIPのフローから自動的に最適な情報配信条件のデータ取得費用、情報配信時間を計算しユーザにGUIを用いて通知することで情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
即ち、移動体通信端末が、情報配信サーバに蓄積された所定のコンテンツを、ユーザがそれぞれの意図に応じて設定されたポリシーにより複数の情報配信の条件の中から1つを自動的に決定し、移動体通信端末がデータ取得費用算出部を使用して計算したデータ取得費用、情報配信時間の情報を示し、情報配信を実行するかどうかの判断材料をユーザに提供することを特徴とする。
【0116】
前記情報配信システムにおいて、移動体通信端末にポリシーとして設定されるQoSを保証するIPのフローを指定していない場合、選択可能なQoSを保証するIPのフローおよび情報配信サーバから情報配信要求対象コンテンツのコンテンツ容量およびコンテンツ情報料金を取得することで各QoSを保証するIPのフロー毎におけるデータ取得費用、情報配信時間を計算しユーザにGUIを用いて通知することで情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
即ち、移動体通信端末が情報配信サーバに蓄積された所定のコンテンツを、移動体通信端末が保有するQoSを保証するIPのフローを情報配信条件として、移動体通信端末がデータ取得費用算出部を使用して計算したIPフロー毎データ取得費用、情報配信時間の情報をIPフロー数だけ示し、ユーザが要求するIPフローによる情報配信を実行するかどうかの判断材料をユーザに提供することを特徴とする。
【0117】
前記情報配信システムにおいて、移動体通信端末がQoSを保証するIPのフローを情報配信サーバに通知し、情報配信サーバは通知されたIPフローおよび情報配信対象コンテンツのコンテンツ容量、コンテンツ情報料金からデータ取得費用、情報配信時間を計算し前記移動体通信端末に通知することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
即ち、コンテンツ容量、通信速度、課金情報からデータ取得費用、情報配信時間を計算するデータ取得費用算出部を情報配信サーバに実装することを特徴とする。
【0118】
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
サービスを提供するキャリアの通信速度サービス提供区分情報より、移動体通信端末が保有するQoSを保証するIPのフローを用いて通信速度区分を細分化することによりユーザが選択可能となる情報配信条件が増加し、前記選択可能条件毎にデータ取得費用、情報配信時間を計算することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
【0119】
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
QoSを保証するIPのフローを複数移動体通信端末が保有しており、前記IPフロー群および情報配信対象コンテンツのコンテンツ容量、コンテンツ情報料金から前記IPフロー毎のデータ取得費用、情報配信時間を計算することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
【0120】
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
課金体系が従量課金および時間課金が選択可能な場合、前記課金体系におけるデータ取得費用を考慮にいれてデータ取得費用、情報配信時間を計算することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
【0121】
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
移動体通信端末が異なるネットワークを選択可能な形態で製作されている場合、前記形態におけるデータ取得費用を考慮にいれてデータ取得費用、情報配信時間を計算することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
【0122】
本発明による情報配信システムは、
移動体通信端末と情報配信サーバが無線方式を利用した通信回線で接続されており、前記移動体通信端末からの情報配信要求に対して情報配信サーバから情報配信を行う情報配信システムにおいて、
移動体通信端末が回線交換網およびパケット交換網を用いて情報配信サービスを同時に提供可能な場合、前記交換網のデータ取得費用体系を考慮にいれてデータ取得費用、情報配信時間を計算することでユーザがGUIを用いて情報配信実行の判断を可能とする機能を備えていることを特徴とする。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、移動体通信端末に事前に設定されているポリシーによって自動的に最適な情報配信条件をユーザが選択できる効果を奏する。
【0124】
また、本発明によれば、移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合は選択可能な情報配信条件における情報配信に関する情報をユーザに提供することでユーザが希望する情報配信条件を選択できる効果を奏する。
【0125】
さらに、本発明によれば、データ取得費用算出部を移動体通信端末ではなく情報配信サーバに持たせても移動体通信端末と同様な効果を奏する。
【0126】
また、本発明によれば、移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合、IPフローとして移動体通信端末が保有していない通信速度においてもIPフロー内の最大通信速度がその通信速度以下のサービス通信速度が含まれる時には仮のIPフロー情報として扱うことによりIPフロー数以上の選択可能な情報配信条件を選択肢としてユーザに提供することができる効果を奏する。
【0127】
さらに、本発明によれば、移動体通信端末にポリシーが設定されていない場合は移動体通信端末が保有している複数のIPフロー全てにおける情報配信条件の情報をユーザに提供することでユーザが希望する情報配信条件を選択できる効果を奏する。
【0128】
また、本発明によれば、ユーザの契約内容、移動体通信端末の特性から課金体系が選択可能な場合に情報配信条件として異なる課金体系によるデータ取得費用を選択肢としてユーザに提供することを可能とする効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る移動体通信端末及び情報配信サーバを含むネットワーク概略図。
【図2】 移動体通信端末に記憶されているQoSを保証するIPのフローを示す図。
【図3】 移動体通信端末に設定されるポリシー設定画面を示す図。
【図4】 ポリシーから自動的にIPフローを決定する際のフローチャート図。
【図5】 サービスを提供しているキャリアのサービス課金情報を示す図。
【図6】 移動体通信端末及び情報配信サーバの構成を示す図。
【図7】 データ取得費用の算出処理を示すフローチャート図。
【図8】 従量課金におけるデータ取得費用、情報配信時間の計算式を示す図。
【図9】 実施の形態1における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図10】 データ取得費用、情報配信時間を表示するGUI表示画面を示す図。
【図11】 実施の形態2における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図12】 データ取得費用、情報配信時間を表示するGUI表示画面を示す図。
【図13】 移動体通信端末及び情報配信サーバの構成を示す図。
【図14】 データ取得費用の算出処理を示すフローチャート図。
【図15】 実施の形態4における移動体通信端末に記憶されているQoSを保証するIPのフローを示す図。
【図16】 実施の形態4における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図17】 実施の形態5における移動体通信端末に記憶されているQoSを保証するIPのフローを示す図。
【図18】 実施の形態5における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図19】 データ取得費用、情報配信時間を表示するGUI表示画面を示す図。
【図20】 データ取得費用の算出処理を示すフローチャート図。
【図21】 通信時間を課金対象とした時間課金料金情報を示す図。
【図22】 時間課金におけるデータ取得費用、情報配信時間の計算式を示す図。
【図23】 複数の移動体通信ネットワークが存在する場合のネットワーク構成図。
【図24】 異なるネットワークにおける課金料金情報(W−CDMAシステム)を示す図。
【図25】 異なるネットワークにおける課金料金情報(CDMA2000システム)を示す図。
【図26】 データ取得費用の算出処理を示すフローチャート図。
【図27】 実施の形態7における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図28】 回線交換接続における課金情報を示す図。
【図29】 データ取得費用の算出処理を示すフローチャート図。
【図30】 実施の形態8における計算されたデータ取得費用、情報配信時間の結果を示す図。
【図31】 従来技術のネットワーク構成を示す図。
【図32】 従来技術に係るユーザ登録情報を示す図。
【図33】 情報配信サーバのデータベースに蓄積されているコンテンツ情報を示す図。
【符号の説明】
1 移動体通信端末、2 無線基地局、3 無線ネットワーク制御装置、4 情報配信サーバ、5 移動体通信ネットワーク、6 IPネットワーク、40 課金情報サーバ、70 データ取得費用算出部、71 GUI、72 コンソール、73 通信処理部、74 記憶部、75 端末側通信部、76 メッセージ生成部、77 ポリシー設定部、78 IPフロー決定部、201 サーバ側通信部、202 データベース、203 情報配信プロトコル、204 IPフロー決定部、205 データ取得費用算出部、160 W−CDMAの課金情報サーバ、161 CDMA2000の課金情報サーバ。

Claims (18)

  1. データ提供装置との間でデータ通信を行い、前記データ提供装置より前記データ提供装置が提供する提供データの取得が可能であり、前記データ提供装置とのデータ通信に用いる通信速度を指定通信速度として複数指定しているデータ取得装置であって、
    所定の場合に、前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を複数の指定通信速度の中から決定するための決定基準を設定する決定基準設定部と、
    前記決定基準設定部により決定基準が設定されているか否かを判断し、前記決定基準設定部により決定基準が設定されている場合に、前記複数の指定通信速度の中から決定基準に合致する指定通信速度を選択し、選択した指定通信速度をデータ取得通信速度として決定する通信速度決定部と、
    前記通信速度決定部によりデータ取得通信速度が決定された場合に、前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき、前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出するデータ取得費用算出部と、
    前記データ取得費用算出部により算出された前記データ取得費用を出力するデータ取得費用出力部とを有し、
    前記通信速度決定部は、
    前記決定基準設定部により決定基準が設定されているか否かを判断した結果、前記決定基準設定部により決定基準が設定されていない場合に、前記データ取得通信速度を決定せず、前記複数の指定通信速度以外の通信速度を仮の指定通信速度として指定し、
    前記データ取得費用算出部は、
    前記通信速度決定部により指定された仮の指定通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき、前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出することを特徴とするデータ取得装置。
  2. 前記通信速度決定部は、
    前記複数の指定通信速度のうちの最大通信速度よりも低速の通信速度であって前記複数の指定通信速度のいずれとも異なる通信速度を仮の指定通信速度として指定することを特徴とする請求項に記載のデータ取得装置。
  3. 前記データ取得装置は、
    前記データ提供装置より、前記提供データのデータ量を示したデータ量情報を取得するデータ量情報取得部と、
    単位データ量あたりの通信費用が示された従量制通信費用情報及び単位時間あたりの通信費用が示された時間制通信費用情報のうち少なくともいずれか一つを取得する通信費用情報取得部とを有し、
    前記データ取得費用算出部は、前記データ量情報と、前記従量制通信費用情報及び時間制通信費用情報のうち少なくともいずれか一つとを用いて、従量制による通信費用及び時間制による通信費用のうち少なくともいずれか一つを算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ取得装置。
  4. 前記通信費用情報取得部は、前記従量制通信費用情報及び前記時間制通信費用情報の双方を取得し、
    前記データ取得費用算出部は、前記従量制による通信費用及び前記時間制による通信費用の双方を算出し、算出した前記従量制による通信費用に基づき従量制によるデータ取得費用を算出し、算出した前記時間制による通信費用に基づき時間制によるデータ取得費用を算出し、
    前記データ取得費用出力部は、前記データ取得費用算出部により算出された前記従量制によるデータ取得費用及び時間制によるデータ取得費用のうちいずれか一方を出力することを特徴とする請求項に記載のデータ取得装置。
  5. 前記データ取得装置は、複数の通信経路を用いて前記データ提供装置とデータ通信を行うことが可能であり、
    前記データ取得費用算出部は、前記複数の通信経路のそれぞれを用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を各通信経路ごとに算出し、各通信経路ごとに算出した通信費用に基づき各通信経路ごとのデータ取得費用を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ取得装置。
  6. 前記データ取得装置は、前記複数の通信経路として、回線交換経路とパケット交換経路とを用いて前記データ提供装置とデータ通信を行うことが可能であり、
    前記データ取得費用算出部は、前記回線交換経路及び前記パケット交換経路のそれぞれを用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を前記回線交換経路及び前記パケット交換経路のそれぞれについて算出し、前記回線交換経路について算出した通信費用に基づき前記回線交換経路によるデータ取得費用を算出し、前記パケット交換経路について算出した通信費用に基づき前記パケット交換経路によるデータ取得費用を算出することを特徴とする請求項に記載のデータ取得装置。
  7. 前記データ取得装置は、更に、
    前記データ提供装置より、前記提供データの提供に対するデータ提供料金が示されたデータ提供料金情報を取得するデータ提供料金情報取得部を有し、
    前記データ取得費用算出部は、前記データ提供料金情報取得部により取得された前記データ提供料金情報に基づき、前記データ取得費用を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ取得装置。
  8. 前記データ取得費用算出部は、前記提供データの取得に必要な時間を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ取得装置。
  9. 前記データ取得装置は、移動無線通信装置であることを特徴とする請求項1に記載のデータ取得装置。
  10. データ取得装置との間でデータ通信を行い、前記データ取得装置に対して提供データを提供するデータ提供装置であって、
    前記データ取得装置より、前記データ取得装置がデータ通信に用いる通信速度として指定した複数の指定通信速度を示した通信速度情報を取得する通信速度情報取得部と、
    前記通信速度情報に示された複数の指定通信速度の中から前記データ取得装置が前記提供データの取得に用いる通信速度を選択し、選択した通信速度をデータ取得通信速度として決定する通信速度決定部と、
    前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を、前記データ取得装置が前記提供データを取得する前に算出するデータ取得費用算出部と、
    前記データ取得費用算出部により算出された前記データ取得費用を前記データ取得装置に対して通知するデータ取得費用通知部とを有することを特徴とするデータ提供装置。
  11. 前記データ取得費用算出部は、前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する場合に必要な通信費用を算出し、算出した通信費用に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする請求項10に記載のデータ提供装置。
  12. 前記データ提供装置は、更に、
    前記提供データのデータ量を示すデータ量情報を記録するデータ量情報記録部を有し、
    前記データ取得費用算出部は、前記データ量情報記録部に記録された前記データ量情報に基づき前記通信費用を算出することを特徴とする請求項10に記載のデータ提供装置。
  13. 前記データ提供装置は、更に、
    前記提供データの提供に対するデータ提供料金が示されたデータ提供料金情報を記録するデータ提供料金情報記録部を有し、
    前記データ取得費用算出部は、前記データ提供料金情報記録部に記録された前記データ提供料金情報に基づき前記データ取得費用を算出することを特徴とする請求項10に記載のデータ提供装置。
  14. 前記データ提供装置は、
    前記通信速度決定部が複数の指定通信速度の中から前記データ取得通信速度を決定するための決定基準を、前記データ取得装置から取得し、
    前記通信速度決定部は、
    前記データ取得装置から取得した決定基準に合致する指定通信速度を選択し、選択した指定通信速度をデータ取得通信速度として決定することを特徴とする請求項10に記載のデータ提供装置。
  15. データ提供装置との間でデータ通信を行い、前記データ提供装置より前記データ提供装置が提供する提供データの取得が可能であり、前記データ提供装置とのデータ通信に用いる通信速度を指定通信速度として複数指定しているデータ取得方法であって、
    所定の場合に、前記提供データの取得に用いるデータ取得通信速度を複数の指定通信速度の中から決定するための決定基準を設定する決定基準設定ステップと、
    前記決定基準設定ステップにより決定基準が設定されているか否かを判断し、前記決定基準設定ステップにより決定基準が設定されている場合に、前記複数の指定通信速度の中から決定基準に合致する指定通信速度を選択し、選択した指定通信速度をデータ取得通信速度として決定する通信速度決定ステップと、
    前記通信速度決定ステップによりデータ取得通信速度が決定された場合に、前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき、前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出するデータ取得費用算出ステップと、
    前記データ取得費用算出ステップにより算出された前記データ取得費用を出力するデータ取得費用出力ステップとを有し、
    前記通信速度決定ステップは、
    前記決定基準設定ステップにより決定基準が設定されているか否かを判断した結果、前記決定基準設定ステップにより決定基準が設定されていない場合に、前記データ取得通信速度を決定せず、前記複数の指定通信速度以外の通信速度を仮の指定通信速度として指定し、
    前記データ取得費用算出ステップは、
    前記通信速度決定ステップにより指定された仮の指定通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要な通信費用を算出し、算出した前記通信費用に基づき、前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を前記提供データの取得前に算出することを特徴とするデータ取得方法。
  16. 前記通信速度決定ステップは、
    前記複数の指定通信速度のうちの最大通信速度よりも低速の通信速度であって前記複数の指定通信速度のいずれとも異なる通信速度を仮の指定通信速度として指定することを特徴とする請求項15に記載のデータ取得方法。
  17. データ取得装置との間でデータ通信を行い、前記データ取得装置に対して提供データを提供するデータ提供方法であって、
    前記データ取得装置より、前記データ取得装置がデータ通信に用いる通信速度として指定した複数の指定通信速度を示した通信速度情報を取得する通信速度情報取得ステップと、
    前記通信速度情報に示された複数の指定通信速度の中から前記データ取得装置が前記提供データの取得に用いる通信速度を選択し、選択した通信速度をデータ取得通信速度として決定する通信速度決定ステップと、
    前記データ取得装置が前記データ取得通信速度を用いて前記提供データを取得する際に必要なデータ取得費用を、前記データ取得装置が前記提供データを取得する前に算出するデータ取得費用算出ステップと、
    前記データ取得費用算出ステップにより算出された前記データ取得費用を前記データ取得装置に対して通知するデータ取得費用通知ステップとを有することを特徴とするデータ提供方法。
  18. 前記データ提供方法は、
    前記通信速度決定ステップが複数の指定通信速度の中から前記データ取得通信速度を決定するための決定基準を、前記データ取得装置から取得し、
    前記通信速度決定ステップは、
    前記データ取得装置から取得した決定基準に合致する指定通信速度を選択し、選択した指定通信速度をデータ取得通信速度として決定することを特徴とする請求項17に記載のデータ提供方法。
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