JP3762934B2 - airship - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛行船に関し、特に浮揚気体が収容される気嚢の外皮膜材の形状を拘束する索体を備えた飛行船に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、飛行船は、大きな滑走路や飛行場を必要とせず、騒音の発生が比較的少なく、低速飛行が可能であることから、比較的低高度(高度数km以下)で主に、日中における広告宣伝、イベント中継、監視、警戒警備、輸送や観光用等に使用されている。
【0003】
このような比較的低高度で使用される飛行船は、例えば船体内部にヘリウムガス等の浮揚気体を貯留する気嚢を有し、この気嚢内の前部及び後部に船体のバランスを保つ前方バロネット及び後方バロネットが各々設けられ、薄膜によって形成されたこれら前方バロネットと後方バロネットの容積を変えることによって、気嚢内の浮揚気体の容積を可変制御して浮力を調整するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような比較的低高度で使用される飛行船は、浮揚気体によって占められる容積が、船体全体の容積に比べ比較的少なく、また、雲や大気によって太陽光が吸収されて飛行船への照射強度が減衰されることから、日射による浮揚気体の温度上昇が抑制される。この結果、温度上昇に起因する気嚢内の圧力上昇は、船体内で気嚢を膨張させることで回避できる。
【0005】
しかし、例えば成層圏以上の高々度(例えば高度17km以上)に浮上させて、昼夜連続して長期間滞空させて使用する際には、高々度で雲がなく、また大気が希薄であることから飛行船は日中太陽光の照射に直接曝され、船体内部容積の大半を占める浮揚気体が加熱されて膨張しようとする。ここで、船体の外形形状、換言すると気嚢の外形形状を一定に維持すると気嚢内の圧力が約5〜6倍に上昇することが懸念される。
【0006】
このため、仮に従来型の低高度で使用される飛行船を成層圏まで上昇させるには、5〜6倍の内圧に耐える気嚢の外皮膜材の強度が要求される。この結果、外皮膜材の厚さが5〜6倍となり、船体重量の大半を占める外皮膜材の重量増加に起因して船体全体の重量が大幅に増大する。この重量増大により浮揚気体による浮力が相殺される結果、大きな浮力が必要になり気嚢が大きくなり、船体が大型化して設計・製造及び運行上の困難を招く要因となる。
【0007】
なお、昨今、成層圏を浮遊する大型の観測気球において、図16に側面図を示し、かつ図17に図16のIX−IX線断面図を示すように気嚢101の外皮部材102の外表面に頂端から下端に亘って張設する索体103によって連続する複数の分割曲面102aに区分してパンプキン形状に形成することによって、外皮膜材102の表面曲率を小さくして外皮膜材102に生じる張力の減少を図ることによって、気嚢101の内部と外部との差圧に対する耐圧を確保するスーパープレッシャー型気球があるが飛行船のような流線形の気球は具現化されていない。
【0008】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、重量の増大を招くことなく気嚢の内部と外部との差圧に対する耐圧を確保すると共に、十分な浮力能力が得られる飛行船を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の飛行船は、外皮膜材によって風船状に形成されて浮揚気体を収容する気嚢と、該気嚢の外皮膜材に沿って交差して配設された複数の索体とを有し、上記複数の索体によって外皮膜材の形状を拘束すると共に、上記複数の索体にによって囲まれた複数の外皮膜材部分が各々外側に膨出する分割曲面を形成したことを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明によると、気嚢の内部と外部との差圧により外皮膜材に作用する内圧が複数の索体によって分担支持され、かつ外皮膜材の変形が拘束されて気嚢の形状が保持されると共に、曲面を有する多数の分割曲面によって気嚢が形成されることから内圧に対する外皮膜材の張力が減少せしめられ、強度の低い薄膜によって外皮膜材を形成することが可能になり、重量の軽減がもたらされて浮揚気体による浮力能力が向上する。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の飛行船において、上記複数の索体は、上記外皮膜材に沿って気嚢の前後方向に延在して外皮膜材の変形を拘束する複数の経線索体と、該経線索体と交差すると共に、上記外皮膜材に沿って気嚢の円周方向に延在して外皮膜材の変形を拘束する複数の緯線索体とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明によると、気嚢の内部と外部との差圧により外皮膜材に作用する内圧が複数の経線索体及び緯線索体によって分担され、特に円周方向に張設された緯線索体によって気嚢の縦断面形状の変形が拘束されて気嚢の形状が保持される。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2に飛行船において、上記経線索体と緯線索体との交差部は、上記経線索体が挿通する管状の経線索体保持部と上記緯線索体が挿通する管状の緯線索体保持部とが交差して結合された索体保持手段によって上記外皮膜材に固定されたことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によると、経線索体及び緯線索体の交差部が、管状の経線索体保持部及び緯線索体保持部に挿通して支持されることから、経線索体及び緯線索体の交差部における過度の曲げ荷重の発生が抑制され、経線索体及び緯線索体に対する要求強度の低減が得られると共に、経線索体及び緯線索体の耐久性の向上が得られる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3の飛行船において、上記経線索体は、上記外皮膜材に結合して延在し、上記緯線索体は、上記外皮膜材から離反して張設されたことを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明によると、緯線索体が外皮膜材に接合されることなく張設されることから、各分割曲面の前後方向の曲率半径が大きくなり、互いに滑らかに連続形成され、分割曲面に発生する応力が抑制されて外皮膜材の耐久性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施の形態)
以下、本発明の飛行船の第1実施の形態を図1乃至図12によって説明する。
【0018】
図1は、飛行船1の概要を示す側面図であり、2は外皮膜材3によって横長の略楕円球状乃至紡錘形状等の流線型に形成されてヘリウムガス等の浮揚気体が収容される気嚢である。
【0019】
気嚢2には、その気嚢2の前端と後端との間を連結する方向、いわゆる経線方向に外皮膜材3に沿って略等間隔で複数本、本実施の形態では16本の経線索体11が張設されている。一方、気嚢2の内部圧力に対して比較的張力が大となる前後方向の中央部分には、気嚢2の円周方向、いわゆる緯線方向に外皮膜材3に沿って間隔を介して複数本、本実施の形態では8本の緯線索体12が並設され、外皮膜材3の前後方向中央部は格子状に配設された複数の経線索体11と緯線索体12によって複数の分割曲面4に区画されている。これら経線索体11及び緯線索体12は、細線、例えば細いロープ等によって形成される。
【0020】
従って、経線索体11及び緯線索体12が配置される外皮膜材3の部位は、経線索体11及び緯線索体12によって形状変形が拘束されることから、気嚢2の内部と外部の差圧に起因して図1及び図1のI−I線断面図を図2に示すように各分割曲面4の中央部が球面状に膨出する。
【0021】
各分割曲面4の曲率半径rは、例えば従来の気嚢の円断面の半径Rの10分の1程度に設定することで、高い内部圧力に耐えるように形成されている。ここで、分割曲面4における曲率rと外皮膜材3の円周方向に生じる張力Tとの関係について、図3に示す図2のA部拡大図によって説明する。
【0022】
一般に外皮膜材3の円周方向に生じる張力Tは、フープ力と称され、外皮膜材3の内部と外部との差圧をΔp、曲率半径をrとすると、T=Δp.rの関係があり、曲率半径rを小さくすることで、張力Tが減少してより高い内部と外部の差圧Δpに外皮膜材3が耐え得る。
【0023】
図4は、分割曲面4の詳細を示す図1のB部拡大斜視図であって、各分割曲面4の相対する2辺は、気嚢2の経線方向に延在する経線索体11によって保持され、他の相対する2辺は緯線方向に延在する緯線索体12によって保持されると共に、分割曲面4の各隅部は、経線索体11と緯線索体12の交差部によって保持される。
【0024】
経線索体11による分割曲面4の保持は、図5に図4のII−II線断面図を示すように、互いに隣接する分割曲面4の間に経線索体11が配置され、外皮膜材3の内側及び外側から各々隣接する分割曲面4の端部間を補強用テープ13によって接着することによって行われる。同様に緯線索体12による分割曲面4の保持は、図6に図4のIII−III線断面図を示すように、隣接する分割曲面4の間に緯線索体12が配置され、外皮膜材3の内側及び外側から隣接する分割曲面4の端部間を補強用テープ13によって接着することによって行われる。
【0025】
経線索体11と緯線索体12の交差部には、経線索体11及び緯線索体12を保持する索体保持手段として機能する索体保持用金具15が外皮膜材3に固定されて配置されている。索体保持用金具15は、図7に要部斜視図を示し、図8に図7のIV−IV線断面図を示すように経線索体11を挿通保持する管状の経線索体保持部16と、この経線索体保持部16に交差して緯線索体12を挿通保持する管状の緯線索体保持部17が近接して結合された略十字状に形成され、経線索体保持部16及び緯線索体保持部17に各々経線索体11と緯線索体12を挿通することによって相対位置が保持される。
【0026】
更に、経線索体11及び緯線索体12が分割曲面4に密着して張設されるように経線索体保持部16及び緯線索体保持部17が緩やかに湾曲形成され、経線索体11及び緯線索体12の交差部における過度の曲げ荷重の発生を抑制して経線索体11及び緯線索体12に対する要求強度の低減を図り、経線索体11及び緯線索体12の耐久性の向上を図ると共に、分割曲面4の隅部に生じる荷重集中を抑制して外皮膜材3の耐久性を向上させている。
【0027】
このように形成された飛行船1は、気嚢2の内部と外部との差圧により外皮膜材3に作用する内圧が複数の経線索体11及び緯線索体12によって分担されと共に、特に円周方向に張設された緯線索体12によって気嚢2の縦断面形状の変形が拘束されて気嚢2を安定した所望の形状に維持している。
【0028】
更に、曲率半径の小さい曲面を有する多数の分割曲面4によって気嚢3が形成されることから内圧に対する外皮膜材3の張力が減少せしめられる。この結果、強度の低い薄膜によって外皮膜材3を形成することが可能になり、外皮膜材3の重量軽減が可能になる。ここで、船体構造の大部分を占める外皮膜材3の重量軽減総和に対して、付加された経線索体11、緯線索体12及び索体保持用金具15等の重量増加は極めて微少であり、重量の増大を招くことなく十分な浮揚気体による浮力能力が得られ、軽量化の効果は極めて有効的である。
【0029】
特に、成層圏において太陽光に直接曝され、気嚢3内の浮揚気体が加熱されて気嚢3内の内圧が大幅に上昇する成層圏用飛行船において、浮揚気体の容積増加を防ぎ、十分な浮力能力を確保することができる。
【0030】
(第2実施の形態)
次に、図9乃至図13によって本発明の第2実施の形態を説明する。なお、図9乃至図13において、上記図1乃至図8と対応する部分に同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0031】
図9は、上記図7に対応する索体保持金具20を示す要部斜視図であり、図10は図9のV−V線断面図である。この索体保持金具20は、経線索体11を挿通保持する管状の経線索体保持部21と、この経線索体保持部21と交差して緯線索体12を挿通保持する緯線索体保持部22が近接して結合された略十字状に形成されている。
【0032】
経線索体保持部21は、経線索体11が分割曲面4に密着して張設されるように緩やかに湾曲生成され、経線索体11は、図9のVI−VI線断面図を図11に示すように隣接する分割曲面4の間に配置され、外皮膜材3の内側及び外側から隣接する分割曲面4の端部間を補強用テープ13によって接着することによって外皮膜対3に結合されている。
【0033】
一方、緯線索体12は、索体保持金具20の緯線索体保持部22に挿通保持され、図12、図13に各々図9のVII−VII線断面図、VIII−VIII線断面図を示し、かつ図14に気嚢2の縦断面図を示すように外皮膜材3に密着することなく、各索体保持用金具20間において、外皮膜材3から離反した多角形に張設される。従って、図12及び図13に示すように各分割曲面4は、上記第1実施の形態に比べ、経線方向における曲率半径が大きくなり、互いに滑らかに連続形成されて隣接する分割曲面4の接合部に発生する応力が抑制されることから、第1実施の形態に加え、外皮膜材3の耐久性が向上する。
【0034】
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記各実施の形態では前後方向の中央部にのみ複数の緯線索体12を気嚢2の円周方向に配置したが、前後方向全体に亘って経線索体12を配置することによって図15に示すように気嚢2全体に分割曲面4を形成することも可能であり、また、経線索体11及び緯線索体12の数を適宜増減することによって、分割曲面4の曲率半径を適宜変更して外皮膜材3の張力を可変設定することができる。
【0035】
更に、上記各実施の形態では気嚢2の前後方向及び円周方向に沿って経線索体11及び緯線索体12を配置したが、気嚢2の外皮膜材3に沿って交差する螺旋状に索体を配置して、分割曲面を形成することも可能であり、また索体を網目状に配置して分割曲面を形成することも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した本発明の飛行船によると、複数の索体によって外皮膜材の形状を拘束すると共に、索体によって囲まれた複数の外皮膜材部分が各々外側に膨出した分割曲面を形成するように構成することから、気嚢の内部と外部との差圧により外皮膜材に作用する内圧が複数の索体によって分担支持され、かつ、外皮膜材の変形が拘束されて気嚢の形状が安定した状態に維持されると共に、曲面を有する多数の分割曲面によって気嚢が形成されることから内圧に対する外皮膜材の張力が減少せしめられ、強度の低い薄膜によって外皮膜材を形成することが可能になり、飛行船の重量の軽減がもたらされて浮揚気体による浮力能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による飛行船の第1実施の形態の概要を示す側面図である。
【図2】同じく、図1のI−I線断面図である。
【図3】同じく、図2のA部拡大図である。
【図4】同じく、図1のB部拡大図である。
【図5】同じく、図4のII−II線断面図である。
【図6】同じく、図4のIII−III線断面図である。
【図7】同じく、索体保持用金具の概要を示す要部斜視図である。
【図8】同じく、図7のIV−IV線断面図である。
【図9】本発明による飛行船の第2実施の形態に使用される索体保持金具の概要を示す要部斜視図である。
【図10】同じく、図9のV−V線断面図である。
【図11】同じく、図9のVI−VI線断面図である。
【図12】同じく、図9のVII−VII線断面図である。
【図13】同じく、図9のVIII−VIII線断面図である。
【図14】同じく、気嚢の縦断面図である。
【図15】他の形態を示す飛行船の概要を示す全体斜視図である。
【図16】観測気球の概要を示す側面図である。
【図17】同じく、図16のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
1 飛行船
2 気嚢
3 外皮膜材
4 分割曲面
11 経緯索体(索体)
12 緯線索体(索体)
15 索体保持用金具(索体保持手段)
16 経線索体保持部
17 緯線索体保持部
20 索体保持用金具(索体保持手段)
21 経線索体保持部
22 緯線索体保持部
T 張力
Δp 気嚢の内部と外部との差圧
r 曲率半径[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airship, and more particularly, to an airship including a rope body that constrains the shape of an outer covering material of an air sac that accommodates a floating gas.
[0002]
[Prior art]
In general, airships do not require large runways or airfields, generate relatively little noise, and can fly at low speeds. Therefore, advertisements are mainly used at relatively low altitudes (altitudes of several kilometers or less) during the daytime. It is used for advertising, event relay, surveillance, security guard, transportation and tourism.
[0003]
Such an airship used at a relatively low altitude has an air sac that stores buoyant gas such as helium gas, for example, inside the hull, and a front baronet and a rear that keep the balance of the hull at the front and rear of the air sac. Each baronet is provided, and the volume of the buoyant gas in the air sac is variably controlled to adjust the buoyancy by changing the volume of the front and rear baronets formed by the thin film.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Airships that are used at such relatively low altitudes have a relatively small volume occupied by levitation gas, compared to the overall volume of the hull, and the intensity of irradiation to the airship is increased by the absorption of sunlight by clouds and the atmosphere. Since it is attenuated, the temperature rise of the levitating gas due to solar radiation is suppressed. As a result, the pressure increase in the air sac caused by the temperature increase can be avoided by inflating the air sac in the hull.
[0005]
However, for example, when rising to altitude above the stratosphere (for example, altitude of 17 km or more) and staying in the sky for a long period of time continuously day and night, the airship is not hot because it is altitude and has no clouds and the atmosphere is dilute. Directly exposed to medium sunlight, the buoyant gas occupying most of the hull's internal volume is heated and tends to expand. Here, if the outer shape of the hull, in other words, the outer shape of the air sac is maintained constant, there is a concern that the pressure in the air sac increases about 5 to 6 times.
[0006]
For this reason, in order to raise a conventional airship used at a low altitude to the stratosphere, the strength of the outer covering material of the air sac that can withstand an internal pressure of 5 to 6 times is required. As a result, the thickness of the outer coating material becomes 5 to 6 times, and the weight of the entire hull is greatly increased due to the increase in the weight of the outer coating material that occupies most of the hull weight. As a result of the increase in weight, the buoyancy caused by the buoyant gas is offset, so that a large buoyancy is required, the size of the air sac increases, and the size of the hull increases, causing design, manufacturing and operational difficulties.
[0007]
In recent years, in a large observation balloon floating in the stratosphere, a top view is shown on the outer surface of the
[0008]
Accordingly, an object of the present invention made in view of such a point is to provide an airship capable of ensuring a pressure resistance against a differential pressure between the inside and outside of the air sac without causing an increase in weight and obtaining sufficient buoyancy ability. is there.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The airship according to
[0010]
According to the first aspect of the invention, the internal pressure acting on the outer skin material is shared and supported by the plurality of cords due to the differential pressure between the inside and the outside of the air sac, and the deformation of the outer skin material is restrained to maintain the shape of the air sac. In addition, since the air sac is formed by a large number of divided curved surfaces having a curved surface, the tension of the outer film material against the internal pressure is reduced, and it becomes possible to form the outer film material by a thin film having a low strength. Mitigation is provided and the buoyancy capacity of the levitation gas is improved.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the airship of the first aspect, the plurality of ropes extend in the front-rear direction of the air sac along the outer skin material and restrain the deformation of the outer skin material. And a plurality of latitude cable bodies that intersect the meridian cord body and extend in the circumferential direction of the air sac along the outer skin material to restrain deformation of the outer skin material. .
[0012]
According to the invention of
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the airship according to the second aspect, the intersecting portion between the meridian cable body and the latitude cable body is inserted into the tubular meridian cable body holding section through which the meridian cable body passes and the latitude cable body. It is characterized in that it is fixed to the outer coating material by means of a cable body holding means which is coupled to intersect with a tubular latitude cable body holding part.
[0014]
According to the invention of
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, in the airship of the third aspect, the meridian cable body is extended in combination with the outer skin material, and the latitude cable body is stretched away from the outer skin material. It is characterized by that.
[0016]
According to the invention of
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment of an airship according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0018]
FIG. 1 is a side view showing an outline of an
[0019]
The
[0020]
Accordingly, since the shape deformation of the portion of the
[0021]
The radius of curvature r of each divided
[0022]
In general, the tension T generated in the circumferential direction of the
[0023]
FIG. 4 is an enlarged perspective view of a portion B of FIG. 1 showing details of the divided
[0024]
As shown in the sectional view taken along the line II-II in FIG. 4, the
[0025]
At the intersection of the
[0026]
Further, the meridian cord
[0027]
In the
[0028]
Further, since the
[0029]
In particular, in a stratospheric airship that is directly exposed to sunlight in the stratosphere and the buoyant gas in the
[0030]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 9 to 13, the same reference numerals are given to the portions corresponding to those in FIGS. 1 to 8, and the detailed description thereof will be omitted, and different portions will be mainly described.
[0031]
FIG. 9 is a perspective view showing a main part of the cord holding metal fitting 20 corresponding to FIG. 7, and FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line V-V in FIG. The cord holding metal fitting 20 includes a tubular meridian
[0032]
The meridian
[0033]
On the other hand, the
[0034]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention. For example, in each of the above embodiments, a plurality of
[0035]
Further, in each of the above-described embodiments, the
[0036]
【The invention's effect】
According to the airship of the present invention described above, the shape of the outer skin material is constrained by the plurality of ropes, and the plurality of outer skin material portions surrounded by the ropes form divided curved surfaces that bulge outward. The internal pressure acting on the outer skin material is shared and supported by multiple cords due to the differential pressure between the inside and outside of the air sac, and the deformation of the outer skin material is constrained to stabilize the shape of the air sac Since the air sac is formed by a large number of divided curved surfaces having curved surfaces, the tension of the outer coating material against the internal pressure is reduced, and it becomes possible to form the outer coating material with a thin film having low strength. As a result, the weight of the airship is reduced, and the buoyancy capacity by the levitation gas is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an outline of a first embodiment of an airship according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
3 is an enlarged view of a portion A in FIG.
4 is an enlarged view of part B of FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 7 is a perspective view of an essential part showing an outline of a cord holding metal fitting.
8 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 9 is a perspective view of a principal part showing an outline of a rope holding metal fitting used in a second embodiment of an airship according to the present invention.
10 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
11 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
12 is a sectional view taken along line VII-VII in FIG.
13 is a sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 14 is also a longitudinal sectional view of the air sac.
FIG. 15 is an overall perspective view showing an outline of an airship showing another embodiment.
FIG. 16 is a side view showing an outline of an observation balloon.
17 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
12 Latitudinal Cord (Rose)
15 Fixing bracket for cable body (Ring body holding means)
16 meridian cable
21 Meridian
Claims (4)
該気嚢の外皮膜材に沿って交差して配設された複数の索体とを有し、
上記複数の索体によって外皮膜材の形状を拘束すると共に、上記複数の索体にによって囲まれた複数の外皮膜材部分が各々外側に膨出する分割曲面を形成したことを備えたことを特徴とする飛行船。An air sac that is formed in a balloon shape by an outer skin material and accommodates floating gas;
A plurality of cords arranged to cross along the outer skin material of the air sac,
Constraining the shape of the outer coating material by the plurality of cords, and forming a divided curved surface in which each of the plurality of outer coating material portions surrounded by the plurality of cords bulges outward. A characteristic airship.
上記外皮膜材に沿って気嚢の前後方向に延在して外皮膜材の変形を拘束する複数の経線索体と、
該経線索体と交差すると共に、上記外皮膜材に沿って気嚢の円周方向に延在して外皮膜材の変形を拘束する複数の緯線索体とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の飛行船。The plurality of cords are
A plurality of meridian cords extending in the front-rear direction of the air sac along the outer skin material and restraining deformation of the outer skin material;
A plurality of latitude line cords that intersect the meridian cords and extend in the circumferential direction of the air sac along the outer skin material to restrain deformation of the outer skin material. The airship according to 1.
上記経線索体が挿通する管状の経線索体保持部と上記緯線索体が挿通する管状の緯線索体保持部とが交差して結合された索体保持手段によって上記外皮膜材に固定されたことを特徴とする請求項2に記載の飛行船。The intersection between the meridian cord and the latitude cord is
The tubular meridian body holding portion through which the meridian cord body is inserted and the tubular meridian cord body holding portion through which the latitude line cord body is inserted are fixed to the outer coating material by a cord body holding means in which the tubular meridian cord body intersects and is coupled. The airship according to claim 2.
上記緯線索体は、上記外皮膜材から離反して張設されたことを特徴とする請求項3に記載の飛行船。The meridian cord extends in combination with the outer skin material,
The airship according to claim 3, wherein the latitude cable body is stretched apart from the outer skin material.
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