JP3760537B2

JP3760537B2 - Side airbag device

Info

Publication number: JP3760537B2
Application number: JP34092596A
Authority: JP
Inventors: 昌史榊田; 裕築地; 英昭田中; 進士梶本
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1996-12-20
Filing date: 1996-12-20
Publication date: 2006-03-29
Anticipated expiration: 2016-12-20
Also published as: JPH10175497A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、衝突時に車室側面と乗員との間にエアバックを膨張させ、衝突の側面衝撃から乗員を保護するサイドエアバック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、衝突時に膨張させ、衝突の側面衝撃から乗員を保護するサイドエアバック装置として、例えば、米国登録特許第５，２３１，２５３号公報に開示されているようなサイドエアバック装置が知られている。一般的に、サイドエアバック装置においては、サイドドア等の車体側部の衝撃吸収部構造が薄いため、乗員を保護するエアバックを、衝突を検知した後、１００分の１秒単位の短時間で膨張させる必要がある。しかしながら、前述の米国登録特許公報に開示されているような従来のサイドエアバック装置では、エアバック容量が大きく、エアバックを完全に膨張させるまでに時間がかかるとともに、頭部および腰部を効果的に保護するように膨張させるためには、インフレータのガス発生時間を長くする必要があり、インフレータが大型化してしまうという問題があった。
【０００３】
また、膨張時、エアバックの内面同士が離間する方向の展開を一定に制限する制限部を用いて該方向の展開を規制し、膨張時のエアバック容量を抑制してインフレータの小型化を図ることが考えられるが、膨張するガスの圧力等により、前記制限部が破断されてしまうという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、インフレータを大型化することなく、胸部と頭部とを保護することができる信頼性の高いサイドエアバック装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、本発明の請求項１に記載のサイドエアバック装置では、車室側面と乗員との間に展開させるサイドエアバック装置において、エアバックは、膨張して乗員の胸部と対応する胸部膨張室と、該胸部膨張室に連続し、膨張して乗員の頭部に対応する頭部膨張室とから構成されており、前記胸部膨張室に前記エアバックを膨張させるガスを発生するインフレータを設け、前記胸部膨張室と前記頭部膨張室との境界部分に前記エアバックの内面同士を締結して該エアバックの内面同士が離間する方向の展開を制限する制限部を設け、該制限部の形状を前記胸部膨張室から前記頭部膨張室に向かうガスの流れ方向に対し曲形状として前記制限部の破損を抑制することを特徴としている。
【０００６】
また、本発明の請求項２に記載のサイドエアバック装置では、請求項１に記載のサイドエアバック装置において、前記制限部の形状は無端形状であることを特徴としている。
【０００７】
また、本発明の請求項３に記載のサイドエアバック装置では、請求項１に記載のサイドエアバック装置おいて、前記制限部の形状は円形状であることを特徴としている。
【０００８】
また、本発明の請求項４に記載のサイドエアバック装置では、請求項１から請求項３のいずれかに記載のサイドエアバック装置において、前記制限部を前記エアバックの複数箇所に設けたことを特徴としている。
【０００９】
また、本発明の請求項５に記載のサイドエアバック装置では、請求項４に記載のサイドエアバック装置において、前記制限部は、前記ガスの流れ方向に垂直な方向に連続して設けたことを特徴としている。
【００１０】
また、本発明の請求項６に記載のサイドエアバック装置では、請求項１から請求項５のいずれかに記載のサイドエアバック装置において、前記エアバックは略同型状の２枚の基布の周囲が縫合されて袋状に形成されており、前記制限部は、基布同士を縫合することによって形成したことを特徴としている。
【００１１】
また、本発明の請求項７に記載のサイドエアバック装置では、請求項１から請求項６のいずれかに記載のサイドエアバック装置において、シートバックのサイドサポート内に内蔵させたことを特徴としている。
【００１２】
【作用】
本発明の請求項１に記載のサイドエアバック装置によると、従来のエアバック装置では、エアバックの膨張時、インフレータからのガスにより、エアバックの接続部、つまり、制限部が、破損するという可能性があったが、制限部を曲形状としたことにより、ガスの流れ方向の制限部の断面積、つまり、制限部の大きさを変更せずに、制限部とエアバック内面との接合部の長さを十分に確保できる。よって、制限部の単位長さ当たりに受ける力が低減され、制限部の破損の可能性を抑制でき、エアバックの信頼性を向上できる。また、制限部の大きさを変更せずに、制限部の長さを十分に確保できるため、制限部によるガスの流れの阻害を抑制することができる。
【００１３】
本発明の請求項２に記載のサイドエアバック装置によると、無端形状としたことにより、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。本発明の請求項３に記載のサイドエアバック装置によると、円形としたことにより、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。
【００１４】
本発明の請求項４に記載のサイドエアバック装置によると、制限部を複数にしたことにより、レイアウトの自由度が向上する。本発明の請求項５に記載のサイドエアバック装置によると、制限部がガスの流れ方向に垂直な方向に配置されていることにより、頭部側のエアバックが均等に展開され、頭部の保護をより確実にできる。
【００１５】
本発明の請求項６に記載のサイドエアバック装置によると、制限部を、基布同士を縫合形成することにより、エアバックを簡単にかつ低コストで作成できる。本発明の請求項７に記載のサイドエアバック装置によると、シートバックのサイドサポート内に内蔵させたことにより、シート位置によらず乗員の胸部および頭部を効果的に保護することができる。
【００１６】
【実施例】
以下、本発明のサイドエアバック装置の実施例を図面とともに説明する。図１から図３は、車両の前席左側のシート１を示している（なお、以下の説明では車両の前後左右をそれぞれ単に前後左右という）。シート１は、シートクッション２、シートバック３およびヘッドレスト４より構成されており、シートクッション２の左右両端部の下部には、前後方向に延びるスライダ５が設けられいる。スライダ５は、前後部でレール取付部材６を介してフロア７に固定した左右の各スライドレール８に係合され、シート１の前後位置を調節することができるようになっている。また、シートクッション２の後部には、ナックル部材９および左右方向に延びる回転軸１０が設けられており、シートバック３が、ナックル部材９を介して回転軸１０周りに角度調節可能に連結されている。ヘッドレスト４は、ヘッドレスト４の下端面から突出したフレーム１１がシートバック３の上端面に形成した２つの孔にそれぞれ差し込まれて、シートバック３に取り付けられている。
【００１７】
シートバック３の外周部には、鋼製パイプ材からなる枠状のシートバックフレーム１２が設けられ、シートバックフレーム１２の上部には、ヘッドレスト４の下端面から突出したフレーム１１とそれぞれ嵌合してヘッドレスト４の上下方向の位置が調節できる２つの調節部材１３が取り付け固定されている。
【００１８】
シートバックフレーム１２には、前部にパッド１５が設けられている。パッド１５は、左右両側部に延設しており、端部がシートバックフレーム１２の外側から後方に回り込み、シートバックフレーム１２に支持されている。パッド１５は、発泡ウレタン層１６と、発泡ウレタン層１６よりシート１の表面側に位置して、かつ、発泡ウレタン層１６よりもやわらかいウレタン層１７と、から構成されている。また、ウレタン層１７のシート１の外側表面は、薄い布地からなる表皮材１８で覆われている。
【００１９】
シートバック３の左右両端部には、前方に膨出するサイドサポート部１９が形成されており、乗員の左右方向の動きを規制する役目を果たしている。図１から図３に示すように、エアバックユニット２０は、本実施例では、シートバック３内のサイドドア側の側部、つまり、左側のサイドサポート部１９内に配設されている。エアバックユニット２０は、インフレータ２１と、エアバック２２と、支持部材２３とから構成されている。
【００２０】
一般に、インフレータ２１は、点火部とガス発生源とから構成されている。点火部には、車両の左側部への衝突を検知する加速度センサから点火信号が供給されるようになっており、該点火信号により点火部が点火してガス発生源より発生する多量のガスにより、エアバック２２を膨張展開する。また、ガス発生源としては、ある種の火薬に代表されるガス発生材料、または、所定量の貯蔵ガス、あるいは、貯蔵ガスとガス発生材料との混合物のようなものが適当である。ガスの種類としては、不活性ガスであることが好ましい。
【００２１】
図３および図４に示すように、支持部材２３内には、支持部材２３の最奥部に円筒缶状のインフレータ２１と、折り畳まれたエアバック２２とが、収納されており、支持部材２３は、インフレータ２１のエアバック２２を含めた直径よりも僅かに大きい内径を有する略半円状の半円状部２４と、半円状部２４の左右両端側に連接する左側部２５および右側部２６からなる断面略Ｕ字状をなしている。さらに、支持部材２３の右側部２６には、半円状部２４に連続してインフレータ２１の開口側２７まで絞り込まれた絞り部２８を形成している。支持部材２３の左側部２５と右側部２６との間には、エアバック２２が膨出する開口部２９が形成されている。また、図４に示すように、支持部材２３の開口部２９側における左右両側部２５，２６の上部は、インフレータ２１の上部で内側に、つまり、左右両側部２５，２６が近づく方向に折り曲げられている。さらに、その上部で上方に、つまり、左右両側部２５，２６が略平行となるように折り曲げられている。そして、略平行部にてボルト３０およびナット３１により支持部材２３の左右両側部２５，２６を締結して、支持部材２３の左右両側部２５，２６が開かないように、また、支持部材２３の剛性を向上している。
【００２２】
エアバックユニット２０は、エアバックユニット２０の長手方向がシートバック３の上下方向と略一致するように配置され、支持部材２３の側面にて上下２組のボルト３２およびナット３３で取付部材３４の一端部に締結されている。取付部材３４の他端部は、シートバックフレーム１２に溶接により取り付け固定されている。この様にして、エアバックユニット２０は取付部材３４を介してシートバックフレーム１２に固定されることになる。また、エアバックユニット２０は、支持部材２３の開口方向、つまり、エアバック２２が展開する方向が前方に対して左側に傾くように配置されている。
【００２３】
パッド１５のシート１内側表面部におけるエアバックユニット２０に対応した部位、つまり、エアバックユニット２０における支持部材２３の開口部２９の略前方部位には、エアバック２２の展開圧を受けてパッド１５が拡開破断し始める起点部となる切込溝部３５が設けられ、切込溝部３５が他の部分よりも脆弱となるようにされている。この切込溝部３５は、エアバックユニット２０の上下方向において略同じ高さの位置でかつ略同じ長さに渡って設けられている。
【００２４】
一方、表皮材１８における切込溝部３５の略延長線上の箇所には、破断しやすい縫い目、つまり、破断部３６が形成されている。そしてエアバック２２が展開するとき、その展開圧によって、パッド１５がその切込溝部３５から破断し始め、切込溝部３５と表皮材１８との縫い目とを結ぶ線に沿って、パッド１５および表皮材１８が拡開破断され、破断部３６よりエアバック２２がシートバック３の外側に展開するようになっている。
【００２５】
エアバック２２は、図１に示すようにシート１に座っている乗員と図示していない左側サイドドアとの間で、乗員の腹部から頭部に渡って展開するようになっている。エアバック２２は、乗員の肩部、胸部に対応する胸部膨張室３７と、乗員の頭部に対応する頭部膨張室３８とより構成されている。胸部膨張室３７は、エアバックユニット２０のインフレータ２１に直接接続されており、インフレータ２１から略前方に延びるようにされている。そして、頭部膨張室３８は、インフレータ２１より発生したガスが、胸部膨張室３７を経由して流入するように胸部膨張室３７に接続されており、胸部膨張室３７の略上方に延びるようにされている。
【００２６】
エアバック２２は、図８に示すように、略同型状の２枚の基布３９が重ね合わせた状態で、基布３９の周囲部を縫合して袋状に形成した後、反転して各端部、つまり、基布３９の周辺部分がエアバック２２内部に位置するようにして形成している。
【００２７】
胸部膨張室３７と頭部膨張室３８との境界部分にエアバック２２の内面同士が離間する方向の展開を制限する制限部４０を設け、制限部４０は、基布３９同士を縫合して形成している。また、制限部４０は、胸部膨張室３７と頭部膨張室３８との間の複数箇所に、エアバック２２のガスの流れ方向に垂直な方向に所定間隔をおいて設けられている。
【００２８】
制限部４０の形状としては、図５に示すように、曲形状であれば良く、好ましくは、ガスの流れ方向に対して凸の曲形状であれば良い。制限部４０の形状を曲形状としたことにより、ガスの流れ方向の制限部４０の断面積、つまり、ガスの流れ方向からみた制限部４０の大きさを変更せずに、制限部４０とエアバック２２内面との接合部の長さを十分に確保できる。よって、制限部４０の単位長さ当たりに受ける力が低減され、制限部４０の破損の可能性を抑制でき、エアバック２２の信頼性を向上できる。また、制限部４０の大きさを変更せずに、制限部４０の長さを十分に確保できるため、制限部４０によるガスの流れの阻害を抑制することができる。なお、制限部４０が受ける力としては、エアバック２２の膨張に伴い、エアバック２２の内面同士が離間しようとする力、胸部膨張室３７から頭部膨張室３８にガスが流入する際の流体抵抗による力、等がある。また、制限部４０の形状をガスの流れ方向に対し凸の曲形状としたことにより、ガスの流体抵抗をさらに緩和することができる。
【００２９】
また、制限部４０の形状として、より好ましい形状は、図６に示すように、無端形状であり、本実施例では、ガスの流れ方向に長軸をもつ楕円形を示している。制限部４０の形状を無端形状としたことにより、上記の効果に加え、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。
【００３０】
また、制限部４０の形状として、さらに好ましい形状は、図７に示すように、円形状である。制限部４０の形状を円形状としたことにより、上記の効果に加え、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。さらに、エアバックの容量を大きくすることなく頭部膨張室３８の容量を充分に確保でき、エアバックユニット２０を大きくすることなく頭部を効果的に保護することができる。
【００３１】
なお、制限部４０は、形状に関わらず、縫合は２重になっており、エアバック２２の展開圧力に対し、より強固に、向かい合う内面同士を締結している。次に、以上のように構成されるサイドエアバック装置において、サイドエアバック装置が展開するときの動作について説明する。
【００３２】
サイドエアバック装置のエアバック２２は、シートバック３のサイドサポート部１９の内部に収納されている。また、車両の側面からの衝突を検出する加速度センサは、車両の任意の部分に取り付けられている。加速度センサからの出力信号が所定値以上であると判断、つまり、車両の側面への衝突が検知されたならば、点火信号がインフレータ２１へ供給され、点火信号により点火部が点火してガス発生源に着火し、多量のガスを発生してエアバック２２を膨張展開する。
【００３３】
そして、このエアバック２２は、支持部材２３の開口方向に展開しようとし、パッド１５のシート１内側表面に当接してその展開圧により、パッド１５をシート１内側から押す。このため、パッド１５はその脆弱な部分、つまり、切込溝部３５から拡開破断し始め、切込溝部３５と表皮材１８の縫い目とを結ぶ線に沿って、パッド１５および表皮材１８が拡開破断され、その箇所よりエアバック２２がシートバック３の外側に飛び出る。
【００３４】
シートバック３の外側に飛び出したエアバック２２は、シートバック３の左側部より前方に膨出して、乗員と左側サイドドアとの間に展開する。この時、エアバック２２の膨張展開は、エアバック２２がインフレータ２１に直接接続されているため、速やかに行われ、乗員の左側サイドドアへの衝突を効果的に保護することができる。
【００３５】
したがって、上記実施例では、サイドドアへの衝突が早く起こる胸部の保護を確実に行うとともに、頭部をも確実に保護することができる。このため、１つのエアバック２２に頭部膨張室３８を設けたとしても、エアバック２２容量を小さくすることができる。よって、インフレータ２１容量を小さくできるため、エアバックユニット２０をスペースの少ないシート１のシートバック３内に配設しつつ、乗員の胸部および頭部を有効に保護することができる。
【００３６】
なお、上記実施例では、エアバックユニット２０をシートバック３の左側サイドサポート部１９内に配設するようにしたが、シートバック３の右側サイドサポート部内４１に配設する場合も本発明を適用することができ、乗員同士の衝突を防止することができる。
【００３７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項１に記載の発明によると、車室側面と乗員との間に展開させるサイドエアバック装置において、エアバックは、膨張して乗員の胸部と対応する胸部膨張室と、該胸部膨張室に連続し、膨張して乗員の頭部に対応する頭部膨張室とから構成されており、前記胸部膨張室に前記エアバックを膨張させるガスを発生するインフレータを設け、前記胸部膨張室と前記頭部膨張室との境界部分に前記エアバックの内面同士を締結して該エアバックの内面同士が離間する方向の展開を制限する制限部を設け、該制限部の形状を前記胸部膨張室から前記頭部膨張室に向かうガスの流れ方向に対し曲形状として前記制限部の破損を抑制することにより、ガスの流れ方向の制限部の断面積、つまり、ガスの流れ方向からみた制限部の大きさを変更せずに、制限部とエアバック内面との接合部の長さを十分に確保できる。よって、制限部の単位長さ当たりに受ける力が低減され、制限部の破損の可能性を抑制でき、エアバックの信頼性を向上できる。また、制限部の大きさを変更せずに、制限部の長さを十分に確保できるため、制限部によるガスの流れの阻害を抑制することができる。
【００３８】
請求項２に記載の発明によると、前記制限部の形状は無端形状であることにより、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。請求項３に記載の発明によると、前記制限部の形状は円形状であることにより、破断容易部分がなく、信頼性を向上できる。
【００３９】
請求項４に記載の発明によると、制限部をエアバックの複数箇所に設けたことにより、制限部を複数にしたことにより、レイアウトの自由度が向上する。請求項５に記載の発明によると、前記制限部は、エアバックのガスの流れ方向に垂直な方向に連続して設けたことにより、制限部がガスの流れ方向に垂直な方向に配置されていることにより、頭部側のエアバックが均等に展開され、頭部の保護をより確実にできる。
【００４０】
請求項６に記載の発明によると、前記エアバックは略同型状の２枚の基布の周囲が縫合されて袋状に形成しており、前記制限部は、基布同士を縫合することによって形成したことにより、エアバックを簡単にかつ低コストで作成できる。
【００４１】
請求項７に記載の発明によると、シートバックのサイドサポート内に内蔵させたことにより、シート位置によらず乗員の胸部および頭部を効果的に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のサイドエアバック装置の実施例のエアバックの展開状態におけるシートの左側面図である。
【図２】図１におけるシートを示す斜視図である。
【図３】図２のＩ−Ｉ線断面図である。
【図４】エアバックユニットを示す上面図である。
【図５】実施例におけるエアバックの拡大図である。
【図６】他の実施例におけるエアバックの拡大図である。
【図７】他の実施例におけるエアバックの拡大図である。
【図８】図７におけるＩＩ−ＩＩ線断面矢視図である。
【符号の説明】
１シート
２シートクッション
３シートバック
１５パッド
２０エアバックユニット
２１インフレータ
２２エアバック
２３支持部材
３７胸部膨張室
３８頭部膨張室
３９基布
４０制限部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a side airbag device that inflates an airbag between a side surface of a passenger compartment and an occupant during a collision and protects the occupant from a side impact of the collision.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a side airbag device disclosed in US Pat. No. 5,231,253 is known as a side airbag device that is inflated at the time of collision and protects a passenger from a side impact of the collision. Yes. In general, in a side airbag device, the structure of a shock absorber on the side of a vehicle body, such as a side door, is thin. Therefore, an airbag that protects an occupant is a short time in units of 1/100 second after a collision is detected. Need to be inflated. However, in the conventional side airbag device as disclosed in the above-mentioned US registered patent publication, the airbag capacity is large, and it takes time until the airbag is completely inflated. In order to inflate so as to be protected, it is necessary to lengthen the gas generation time of the inflator, and there is a problem that the inflator becomes large.
[0003]
Further, when the air bag is inflated, the restricting portion that restricts the expansion in the direction in which the inner surfaces of the air bags are separated from each other is regulated to restrict the air bag capacity during the inflating. However, there is a problem that the restricting portion is broken by the pressure of the expanding gas.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a highly reliable side airbag device that can protect the chest and the head without increasing the size of the inflator. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a means for solving the above problems, in the side airbag device according to claim 1 of the present invention, in the side airbag device deployed between the passenger compartment side surface and the occupant, the airbag is inflated. A chest expansion chamber corresponding to the chest of the occupant, and a head expansion chamber continuous with the chest expansion chamber and corresponding to the occupant's head are expanded. The airbag is inflated in the chest expansion chamber. A restriction that restricts development in a direction in which the inner surfaces of the airbag are separated from each other by fastening an inner surface of the airbag to a boundary portion between the chest expansion chamber and the head expansion chamber. the provided section is characterized by suppressing the breakage of the restriction portion in a tune shape to the flow direction of the gas towards the head expansion chamber shape of said restriction portion from the chest expanding chamber.
[0006]
Further, in the side airbag device according to claim 2 of the present invention, in the side airbag device according to claim 1, the shape of the limiting portion is an endless shape.
[0007]
In the side airbag device according to claim 3 of the present invention, in the side airbag device according to claim 1, the shape of the limiting portion is circular.
[0008]
Further, in the side airbag device according to claim 4 of the present invention, in the side airbag device according to any one of claims 1 to 3, the restriction portion is provided at a plurality of locations of the airbag. It is characterized by.
[0009]
Further, in the side airbag device according to claim 5 of the present invention, in the side airbag device according to claim 4, the restriction portion is provided continuously in a direction perpendicular to the gas flow direction. It is characterized by.
[0010]
Further, in the side airbag device according to claim 6 of the present invention, in the side airbag device according to any one of claims 1 to 5, the airbag is formed of two substantially identical base fabrics. The periphery is sewn and formed into a bag shape, and the limiting portion is formed by stitching the base fabrics together.
[0011]
According to a seventh aspect of the present invention, in the side airbag device according to any one of the first to sixth aspects, the side airbag device is incorporated in a side support of the seat back. .
[0012]
[Action]
According to the side airbag device of the first aspect of the present invention, in the conventional airbag device, when the airbag is inflated, the connection portion of the airbag, that is, the limiting portion is damaged by the gas from the inflator. There was a possibility, but by forming the restriction part in a curved shape, the cross-sectional area of the restriction part in the gas flow direction, that is, the joining of the restriction part and the inner surface of the airbag without changing the size of the restriction part. The length of the part can be secured sufficiently. Therefore, the force received per unit length of the restriction portion is reduced, the possibility of breakage of the restriction portion can be suppressed, and the reliability of the airbag can be improved. In addition, since the length of the restricting portion can be sufficiently secured without changing the size of the restricting portion, it is possible to suppress inhibition of gas flow by the restricting portion.
[0013]
According to the side airbag device of the second aspect of the present invention, since the endless shape is adopted, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved. According to the side airbag device of the third aspect of the present invention, since it is circular, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved.
[0014]
According to the side airbag device of the fourth aspect of the present invention, since a plurality of limiting portions are provided, the degree of freedom in layout is improved. According to the side airbag device of the fifth aspect of the present invention, since the restricting portion is arranged in the direction perpendicular to the gas flow direction, the airbag on the head side is evenly deployed, Protection can be ensured.
[0015]
According to the side airbag device of the sixth aspect of the present invention, the airbag can be created easily and at low cost by forming the restricting portion by stitching the base fabrics together. According to the side airbag device of the seventh aspect of the present invention, the chest and head of the occupant can be effectively protected regardless of the seat position by being incorporated in the side support of the seat back.
[0016]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the side airbag device of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 3 show the seat 1 on the left side of the front seat of the vehicle (in the following description, front and rear and left and right of the vehicle are simply referred to as front and rear and left and right, respectively). The seat 1 includes a seat cushion 2, a seat back 3, and a headrest 4, and sliders 5 extending in the front-rear direction are provided at the lower portions of the left and right ends of the seat cushion 2. The slider 5 is engaged with the left and right slide rails 8 fixed to the floor 7 via the rail mounting member 6 at the front and rear portions, so that the front and rear position of the seat 1 can be adjusted. Further, a knuckle member 9 and a rotating shaft 10 extending in the left-right direction are provided at the rear portion of the seat cushion 2, and the seat back 3 is connected to the rotating shaft 10 around the rotating shaft 10 via the knuckle member 9 so that the angle can be adjusted. Yes. The headrest 4 is attached to the seatback 3 by inserting the frame 11 protruding from the lower end surface of the headrest 4 into two holes formed in the upper end surface of the seatback 3.
[0017]
A frame-like seat back frame 12 made of a steel pipe material is provided on the outer periphery of the seat back 3, and the upper portion of the seat back frame 12 is fitted with a frame 11 protruding from the lower end surface of the headrest 4. The two adjustment members 13 that can adjust the vertical position of the headrest 4 are attached and fixed.
[0018]
The seat back frame 12 is provided with a pad 15 at the front. The pad 15 extends to both the left and right side portions, and an end portion thereof wraps around from the outside of the seat back frame 12 to be supported by the seat back frame 12. The pad 15 includes a foamed urethane layer 16 and a urethane layer 17 that is positioned on the surface side of the sheet 1 from the foamed urethane layer 16 and is softer than the foamed urethane layer 16. The outer surface of the sheet 1 of the urethane layer 17 is covered with a skin material 18 made of a thin fabric.
[0019]
Side support portions 19 that bulge forward are formed at the left and right end portions of the seat back 3, and play a role of restricting the movement of the occupant in the left-right direction. As shown in FIGS. 1 to 3, the airbag unit 20 is disposed in the side portion on the side door side in the seat back 3, that is, in the left side support portion 19 in this embodiment. The airbag unit 20 includes an inflator 21, an airbag 22, and a support member 23.
[0020]
In general, the inflator 21 includes an ignition unit and a gas generation source. An ignition signal is supplied to the ignition unit from an acceleration sensor that detects a collision with the left side of the vehicle, and the ignition unit is ignited by the ignition signal and a large amount of gas generated from the gas generation source The airbag 22 is inflated and deployed. Further, as the gas generating source, a gas generating material typified by a certain kind of explosives, a predetermined amount of stored gas, or a mixture of stored gas and gas generating material is suitable. The type of gas is preferably an inert gas.
[0021]
As shown in FIGS. 3 and 4, in the support member 23, a cylindrical can-shaped inflator 21 and a folded airbag 22 are accommodated in the innermost portion of the support member 23. Are substantially semicircular semicircular portions 24 having an inner diameter slightly larger than the diameter including the air bag 22 of the inflator 21, and left and right portions 25 and 25 connected to the left and right ends of the semicircular portion 24. 26 is substantially U-shaped in cross section. Further, the right side portion 26 of the support member 23 is formed with a throttle portion 28 that is continuous to the semicircular portion 24 and is narrowed down to the opening side 27 of the inflator 21. Between the left side portion 25 and the right side portion 26 of the support member 23, an opening 29 is formed through which the airbag 22 bulges. As shown in FIG. 4, the upper portions of the left and right side portions 25 and 26 on the opening 29 side of the support member 23 are bent inward at the upper portion of the inflator 21, that is, in a direction in which the left and right side portions 25 and 26 approach. ing. Furthermore, the upper part is bent upward, that is, the left and right side parts 25 and 26 are substantially parallel to each other. Then, the left and right side portions 25 and 26 of the support member 23 are fastened by bolts 30 and nuts 31 at substantially parallel portions so that the left and right side portions 25 and 26 of the support member 23 do not open. The rigidity is improved.
[0022]
The airbag unit 20 is arranged so that the longitudinal direction of the airbag unit 20 substantially coincides with the vertical direction of the seat back 3, and the mounting member 34 is fixed by two upper and lower bolts 32 and nuts 33 on the side surface of the support member 23. Fastened to one end. The other end of the attachment member 34 is attached and fixed to the seat back frame 12 by welding. In this way, the airbag unit 20 is fixed to the seatback frame 12 via the attachment member 34. The airbag unit 20 is arranged so that the opening direction of the support member 23, that is, the direction in which the airbag 22 is deployed is inclined to the left with respect to the front.
[0023]
A portion corresponding to the airbag unit 20 on the inner surface portion of the seat 1 of the pad 15, that is, a substantially front portion of the opening portion 29 of the support member 23 in the airbag unit 20 receives the deployment pressure of the airbag 22 and receives the pad 15. Is provided with a notch groove 35 serving as a starting point portion that starts to spread and break, so that the notch groove 35 is more fragile than other portions. The cut groove portion 35 is provided at substantially the same height in the vertical direction of the airbag unit 20 and over the same length.
[0024]
On the other hand, a seam that is easy to break, that is, a broken portion 36 is formed at a location on the substantially extended line of the cut groove portion 35 in the skin material 18. When the airbag 22 is deployed, the deployment pressure causes the pad 15 to start breaking from the cut groove 35 and along the line connecting the cut groove 35 and the seam of the skin material 18, the pad 15 and the skin. The material 18 is expanded and fractured, and the airbag 22 is deployed outside the seat back 3 from the fracture portion 36.
[0025]
As shown in FIG. 1, the airbag 22 is deployed from the occupant's abdomen to the head between the occupant sitting on the seat 1 and the left side door (not shown). The airbag 22 includes a chest expansion chamber 37 corresponding to the shoulder and chest of the occupant and a head expansion chamber 38 corresponding to the occupant's head. The chest expansion chamber 37 is directly connected to the inflator 21 of the airbag unit 20 and extends substantially forward from the inflator 21. The head expansion chamber 38 is connected to the chest expansion chamber 37 so that the gas generated from the inflator 21 flows through the chest expansion chamber 37 and extends substantially above the chest expansion chamber 37. Has been.
[0026]
As shown in FIG. 8, the airbag 22 is formed in a bag shape by stitching the periphery of the base fabric 39 in a state where two base fabrics 39 having substantially the same shape are overlapped with each other. The end portion, that is, the peripheral portion of the base fabric 39 is formed so as to be located inside the airbag 22.
[0027]
A limiting portion 40 is provided at the boundary between the chest expansion chamber 37 and the head expansion chamber 38 to limit the expansion in the direction in which the inner surfaces of the airbags 22 are separated from each other. The limiting portion 40 is formed by stitching the base fabrics 39 together. is doing. Further, the restricting portions 40 are provided at a plurality of locations between the chest expansion chamber 37 and the head expansion chamber 38 at predetermined intervals in a direction perpendicular to the gas flow direction of the airbag 22.
[0028]
As shown in FIG. 5, the shape of the restricting portion 40 may be a curved shape, and preferably a convex curved shape with respect to the gas flow direction. By making the shape of the restricting portion 40 curved, the cross-sectional area of the restricting portion 40 in the gas flow direction, that is, the size of the restricting portion 40 viewed from the gas flow direction is not changed, and the restricting portion 40 and the air The length of the joint portion with the inner surface of the back 22 can be sufficiently secured. Therefore, the force received per unit length of the restricting portion 40 is reduced, the possibility of breakage of the restricting portion 40 can be suppressed, and the reliability of the airbag 22 can be improved. In addition, since the length of the restricting portion 40 can be sufficiently secured without changing the size of the restricting portion 40, inhibition of gas flow by the restricting portion 40 can be suppressed. The force received by the restricting portion 40 includes a force that causes the inner surfaces of the airbag 22 to be separated from each other as the airbag 22 expands, and a fluid that flows when gas flows from the chest expansion chamber 37 into the head expansion chamber 38. There is a force by resistance, etc. Moreover, the fluid resistance of gas can further be relieved by making the shape of the restriction | limiting part 40 into the convex curved shape with respect to the flow direction of gas.
[0029]
Further, as the shape of the restricting portion 40, a more preferable shape is an endless shape as shown in FIG. 6, and in this embodiment, an elliptical shape having a long axis in the gas flow direction is shown. By making the shape of the limiting portion 40 endless, in addition to the above effects, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved.
[0030]
Further, as the shape of the limiting portion 40, a more preferable shape is a circular shape as shown in FIG. By making the shape of the restricting portion 40 circular, in addition to the above effects, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved. Furthermore, the capacity of the head expansion chamber 38 can be sufficiently secured without increasing the capacity of the airbag, and the head can be effectively protected without increasing the size of the airbag unit 20.
[0031]
Regardless of the shape, the limiting portion 40 has double stitching, and fastens the inner surfaces facing each other more firmly against the deployment pressure of the airbag 22. Next, the operation when the side airbag device is deployed in the side airbag device configured as described above will be described.
[0032]
The airbag 22 of the side airbag device is housed inside the side support portion 19 of the seat back 3. Moreover, the acceleration sensor which detects the collision from the side surface of a vehicle is attached to the arbitrary parts of the vehicle. If it is determined that the output signal from the acceleration sensor is equal to or greater than a predetermined value, that is, if a collision with the side surface of the vehicle is detected, an ignition signal is supplied to the inflator 21 and the ignition unit is ignited by the ignition signal to generate gas. The source is ignited, a large amount of gas is generated, and the airbag 22 is inflated and deployed.
[0033]
The air bag 22 tries to expand in the opening direction of the support member 23, abuts against the inner surface of the seat 1 of the pad 15, and presses the pad 15 from the inner side of the seat 1 by the developing pressure. For this reason, the pad 15 begins to expand and break from the fragile portion, that is, the cut groove portion 35, and the pad 15 and the skin material 18 expand along the line connecting the cut groove portion 35 and the seam of the skin material 18. The airbag 22 is opened and broken, and the air bag 22 jumps out of the seat back 3 from that position.
[0034]
The airbag 22 that has jumped out of the seat back 3 bulges forward from the left side of the seat back 3 and expands between the passenger and the left side door. At this time, since the airbag 22 is directly connected to the inflator 21, the airbag 22 is inflated and deployed quickly, and can effectively protect the passenger from colliding with the left side door.
[0035]
Therefore, in the said Example, while protecting the chest which the collision to a side door occurs early, it can protect a head reliably. For this reason, even if the head expansion chamber 38 is provided in one airbag 22, the capacity of the airbag 22 can be reduced. Therefore, since the capacity of the inflator 21 can be reduced, the passenger's chest and head can be effectively protected while the airbag unit 20 is disposed in the seat back 3 of the seat 1 with less space.
[0036]
In the above-described embodiment, the airbag unit 20 is disposed in the left side support portion 19 of the seat back 3, but the present invention is also applied to the case where it is disposed in the right side support portion 41 of the seat back 3. Can prevent collision between passengers.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, in the side airbag device that is deployed between the side surface of the passenger compartment and the occupant, the airbag expands and corresponds to the chest of the occupant. And an inflator that generates gas for inflating the airbag is provided in the chest expansion chamber. The head expansion chamber is continuous with the chest expansion chamber and expands to correspond to the head of the occupant. , a restriction which limits the deployment direction inner surfaces of the airbag enter into the inner surfaces of the air bag in the boundary portion between the head expansion chamber and the chest expanding chambers are separated provided, of the limiting unit by suppressing the breakage of the limiting portion shape from the chest expansion chamber to the flow direction of the gas towards the head expansion chamber as a song shape, the cross-sectional area of the restriction of the flow direction of the gas, i.e., gas System seen from the flow direction Without changing the size of the parts, it is possible to secure sufficiently the length of the joint between the limiting portion and the air bag inner surface. Therefore, the force received per unit length of the restriction portion is reduced, the possibility of breakage of the restriction portion can be suppressed, and the reliability of the airbag can be improved. In addition, since the length of the restricting portion can be sufficiently secured without changing the size of the restricting portion, it is possible to suppress inhibition of gas flow by the restricting portion.
[0038]
According to the second aspect of the present invention, since the shape of the limiting portion is an endless shape, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved. According to the invention described in claim 3, since the shape of the limiting portion is circular, there is no easily breakable portion, and the reliability can be improved.
[0039]
According to the fourth aspect of the present invention, since the restriction portions are provided at a plurality of locations on the airbag, the freedom of the layout is improved due to the plurality of restriction portions. According to a fifth aspect of the present invention, the restricting portion is continuously provided in a direction perpendicular to the gas flow direction of the airbag, so that the restricting portion is arranged in a direction perpendicular to the gas flow direction. As a result, the airbag on the head side is evenly deployed, and the head can be protected more reliably.
[0040]
According to the invention described in claim 6, the airbag is formed into a bag shape by sewing the periphery of two substantially identical base fabrics, and the restricting portion is formed by sewing the base fabrics together. By forming, an airbag can be produced easily and at low cost.
[0041]
According to the seventh aspect of the invention, by incorporating the seatback in the side support of the seat back, it is possible to effectively protect the occupant's chest and head regardless of the seat position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a seat in a deployed state of an airbag of an embodiment of a side airbag device of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a seat in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 4 is a top view showing the airbag unit.
FIG. 5 is an enlarged view of an airbag in the embodiment.
FIG. 6 is an enlarged view of an airbag in another embodiment.
FIG. 7 is an enlarged view of an airbag in another embodiment.
8 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Seat 2 Seat cushion 3 Seat back 15 Pad 20 Air bag unit 21 Inflator 22 Air bag 23 Support member 37 Chest expansion chamber 38 Head expansion chamber 39 Base cloth 40 Restriction part

Claims

In the side airbag device that is deployed between the side of the passenger compartment and the occupant, the airbag is inflated to correspond to the chest of the occupant, the chest expansion chamber corresponding to the chest expansion chamber, and the inflated occupant's head And an inflator that generates gas for inflating the airbag is provided in the chest expansion chamber, and the air is provided at a boundary portion between the chest expansion chamber and the head expansion chamber. A restricting portion is provided for fastening the inner surfaces of the bags and restricting the development in a direction in which the inner surfaces of the airbags are separated from each other, and the shape of the restricting portion is a gas flow direction from the chest expansion chamber to the head expansion chamber a side airbag device, characterized in that as the music shape to suppress the breakage of the limiting portion.

The side airbag device according to claim 1, wherein the restriction portion has an endless shape.

The side airbag device according to claim 1, wherein the restriction portion has a circular shape.

The side airbag device according to any one of claims 1 to 3, wherein the restricting portion is provided at a plurality of locations of the airbag.

5. The side airbag device according to claim 4, wherein the restricting portion is provided continuously in a direction perpendicular to the gas flow direction.

The side airbag device according to any one of claims 1 to 5, wherein the airbag is formed in a bag shape by sewing around two substantially identical base fabrics, A side airbag device formed by stitching base fabrics together.

The side airbag device according to any one of claims 1 to 6, wherein the side airbag device is built in a side support of a seatback.