JP3760315B2

JP3760315B2 - Anti-vibration foundation structure

Info

Publication number: JP3760315B2
Application number: JP2001348983A
Authority: JP
Inventors: 利昭斎藤; 彰宏小川; 志郎三嶋; 博長嶺; 芳信戸田; 良昭日吉
Original assignee: Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Corp
Priority date: 2001-06-06
Filing date: 2001-11-14
Publication date: 2006-03-29
Anticipated expiration: 2021-11-14
Also published as: JP2003055988A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば輪転機等の振動を伴う大型機器を設置するための防振基礎の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は新聞印刷工場における輪転機の防振基礎の一例を示すものである。これは、建屋の基礎ピット１内に基礎コンクリート２を設置するようにしたもので、基礎底版を構成している躯体３上に防振ゴム等の防振材４を介して基礎コンクリート２を設け、その基礎コンクリート２上に輪転機５を設置することで、輪転機５の荷重を基礎コンクリート２を介して躯体３および杭６により支持し、かつ防振材４によって躯体３への振動伝播を防止したものである。また、基礎コンクリート２の両側には側壁７を設けて配管配線類を設置するための設備スペース８を確保しており、その側壁７と基礎コンクリート２との間には振動伝播防止のための絶縁目地９を設けている。絶縁目地９は側壁７を形成するための型枠を兼用し、その素材としては炭化コルク材や発泡材等が用いられている。また、輪転機５にはロール紙等の資材１０を搬送するための走行台車（ＡＧＶ）１１が付設されているので、基礎コンクリート２の上面とその両側のスラブ１２の上面には走行台車１１を横断させる方向（図示矢印方向）に走行させるための走行路が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の場合、輪転機５の振動を有効に防止するためには、基礎コンクリート２の重量を輪転機５の重量の１．０〜１．３倍程以上とする必要があるので、基礎コンクリート２の重量を確保するためにその高さ（厚さ）を十分に大きくする必要がある。しかし、上記従来の防振基礎の構造では、基礎コンクリート２の重量を確保するためにその高さを大きくすると、その基礎コンクリート２を設置するために基礎ピット１の深さを必要以上に大きくしなければならず、そのため根伐り工事費や躯体工事費が嵩んでしまうものである。また、上記従来の防振基礎の構造では、基礎コンクリート２と側壁７との間に高価な炭化コルク材や発泡材を絶縁目地９として設けることから、そのような絶縁目地９を設けるために少なからぬ手間とコストを要しており、しかも、走行台車１１の走行路が絶縁目地９を横切るように設けられるためにその交差部に走行台車制御用のボックスを設ける必要もあり、そこでの納まりが複雑になるばかりでなく絶縁目地９の耐久性も問題とされ、これらの問題を解決し得る有効な方策が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記事情に鑑み、請求項１の発明は、輪転機等の機器を設置するための防振基礎の構造であって、躯体上に防振材を介して基礎コンクリートを設けるとともに、基礎コンクリートとその周囲の躯体との間に絶縁目地を介装し、基礎コンクリート上に機器を設置するとともにこの機器に付設されている走行台車を基礎コンクリート上において縦横に走行可能に搭載してなることを特徴とする。
【０００５】
請求項２の発明は、請求項１の発明において、基礎コンクリートの上面周縁部に片持ちスラブを突出させて設けて、この片持ちスラブの下方に配管配線類を設置するための設備スペースを確保し、片持ちスラブの先端縁部に絶縁目地を設けてなることを特徴とする。
【０００６】
請求項３の発明は、請求項１または２の発明において、絶縁目地の目地幅寸法を表層部において内部よりも小さくし、その絶縁目地の表層部には変形追従性および復元性を有する目地材を充填するとともに、床面にシール材を取り付け、かつ絶縁目地の内部には、振動絶縁性を有する絶縁材と、振動に伴う基礎コンクリートの変位を表層部の目地幅寸法以下に規制するストッパゴムとを介装してなることを特徴とする。
【０００７】
請求項４の発明は、請求項２または３の発明において、基礎コンクリートはプレキャストコンクリート製の打込型枠である底型枠および側型枠の内部にコンクリートが打設されて該打込型枠と一体に形成されてなり、片持ちスラブはプレキャストコンクリート製の打込型枠である底型枠の上部にコンクリートが打設されて該打込型枠と一体に形成されてなることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施形態である防振基礎の構造を示す。本実施形態は図４に示したものと同様に新聞印刷工場における輪転機５の防振基礎に適用したもので、躯体３上に防振ゴム等の防振材４を介して基礎コンクリート２を設け、その基礎コンクリート２上に輪転機５を設置したものであるが、本実施形態では従来よりも基礎コンクリート２の幅を拡げて、走行台車１１が基礎コンクリート２上を横断する方向（図１における矢印方法）に走行するばかりでなく、基礎コンクリート２上において縦方向（図１における紙面の表裏方向）にも走行可能としている。
【０００９】
すなわち、図４に示したように従来においては基礎コンクリート２の平面的な大きさを輪転機５の水平投影面積に対応させて決定し、走行台車１１はその基礎コンクリート２の外側のスラブ１２上から基礎コンクリート２上に乗り込んで横断するようにしていたのであるが、本実施形態では基礎コンクリート２の平面的な大きさを輪転機５の水平投影面積にとらわれることなくより大きく設定して、その基礎コンクリート２上において走行台車１１が縦横に走行可能とし、それにより走行台車１１が絶縁目地９を横切る箇所数を大幅に減らしている。
【００１０】
また、基礎コンクリート２の上面周縁部には片持ちスラブ１３を両側に突出させて設け、かつ基礎梁１４の上部にも側方に突出する片持ちスラブ１５を設けて、それら双方の片持ちスラブ１３，１５の先端縁どうしを付き合わせてそこに絶縁目地９を介装し、それら片持ちスラブ１３，１５の下方に配管配線類を設置するための設備スペース８を確保している。なお、本実施形態では、基礎コンクリート２の幅を大きくしたことに伴い杭６の位置も外側にずらしている。
【００１１】
本実施形態の防振基礎の構造では、従来のものに比べて基礎コンクリート２の幅寸法を拡げて平面的に大きくすることで、基礎コンクリート２に要求される重量を確保しつつその高さ（厚さ）寸法を従来よりも小さくすることができ、したがって従来のように基礎コンクリート２を設置するために基礎ピット１の深さを必要以上に大きくするようなことを回避でき、根伐り量や躯体工事を軽減して工費削減に寄与することができる。
【００１２】
また、基礎コンクリート２の上面周縁部に片持ちスラブ１３を設けることでその下方に設備スペース８を支障なく確保できることはもとより、従来においては設備スペース８を確保するために必要であった側壁７を省略でき、したがって側壁７の型枠を兼ねて設ける必要のあった絶縁目地９を省略することができる。そして、絶縁目地９は片持ちスラブ１３，１５の間に設けるだけで良いから、絶縁目地９として用いる高価な炭化コルク材や発泡材の所要量を大幅に削減でき、したがって十分にコストダウンを図ることができるし、基礎コンクリート２と周囲躯体との取り合い面積が大幅に削減されるので自ずと防振効果が高まる利点もある。
【００１３】
さらに、走行台車１１は基礎コンクリート２上を縦横に走行するものとしていることから、従来に比べて走行台車１１が絶縁目地９を横切る箇所数を少なくすることができ、そのため従来のように交差部にボックスを埋め込むといった複雑な納まりを少なくすることができるし、絶縁目地９の耐久性が問題になることも少ない。
【００１４】
また、本実施形態では絶縁目地９として図２に示す構造を採用している。すなわち、この種の絶縁目地９はその目地幅寸法を全体にわたって一定寸法（たとえば５０ｍｍ程度）とすることが従来一般的であったが、本実施形態では図２に示すように表層部において目地幅寸法Ｗ１を内部よりも小さく設定してたとえば１０ｍｍ程度とし、その表層部には変形追従性および復元性を有する目地材３０（たとえば発泡ポリエチレン系のものが好適に採用可能である）を充填し、床面にはシール材３１を取り付けるようにしている。また、絶縁目地９の内部における目地幅寸法Ｗ２は通常どうり５０ｍｍ程度とし、そこには振動絶縁性を有する絶縁材３２（同じく発泡ポリエチレン系のものが好適に採用可能である）を介装するとともに、基礎コンクリート２の振動に伴う水平変位を表層部の目地幅寸法Ｗ１以下に規制するためのストッパゴム３３をスペーサ３４を介して取り付けている。
【００１５】
このような構造の絶縁目地９とすることにより、床面には必要最小幅寸法のシール材３１が露出するのみであるから、従来のような幅広い絶縁目地９をそのまま露出させる場合に比べてシール材３１が損傷し難いものとなるし、その保守に要する手間と費用を軽減することが可能であり、走行台車１１の走行路をシール材３１を横断するように設ける場合に特に有利である。勿論、シール材３１や目地材３０、絶縁材３２、ストッパゴム３３、スペーサ３４はいずれも汎用製品を使用できるので、施工コストは些少で済む。
【００１６】
図３は本発明の他の実施形態を示すものである。本実施形態は基礎コンクリート２を施工する際にその型枠としてプレキャストコンクリート製の打込型枠を用いるようにしたものである。すなわち、基礎コンクリート２の底型枠２０、側型枠２１、および片持ちスラブ１３の底型枠２２として、たとえばトラス状鉄筋（図示略）を一体化した薄肉平板状のプレキャストコンクリート製の打込型枠を用い、それら打込型枠を組み立ててその内側に各基礎鉄筋２３を配筋してコンクリートを打設することで、それら打込型枠を一体化した状態で基礎コンクリート２を形成するものとしている。
【００１７】
この場合、在来型枠工法のように型枠解体を行う必要がないばかりでなく、側型枠２１は支持筋２４により基礎鉄筋２３に対して連結して自立させる程度で打設荷重を負担できるし、片持ちスラブ１３の底型枠２２はその下面側から根太２５および少数の支柱２６により支持すれば十分であるから、支保工を大幅に軽減でき、したがって在来型枠工法による場合に比べて施工性を大きく改善することができる。勿論、根太２５および支柱２６の解体撤去作業は設備スペース８内で支障なく行えるし、設備スペース８には要所に点検用開口部や配管ダクト類の貫通孔が設けられるから、それら根太２５や支柱２６の搬出は何等支障なく行うことができる。
【００１８】
なお、先の実施形態では基礎コンクリート２の下面全体を防振材４により支持するようにしたが、本実施形態では防振材として多数の防振ゴム４０を採用してそれら防振ゴム４０により基礎コンクリート２を支持するようにしており、これによっても同等の効果が得られる。
【００１９】
以上で本発明の実施形態を説明したが、本発明は輪転機に限らず振動を発生しかつ走行台車が付設されるような大型機器を設置するための防振基礎として広く適用できるものであるし、設置するべき機器の重量や形態その他の条件に対応して上記各実施形態に限定されることなく適宜の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【００２０】
【発明の効果】
請求項１の発明は、輪転機等の機器を設置するための防振基礎の構造であって、躯体上に防振材を介して基礎コンクリートを設けるとともに、基礎コンクリートとその周囲の躯体との間に絶縁目地を介装し、基礎コンクリート上に機器を設置するとともにこの機器に付設されている走行台車を基礎コンクリート上において縦横に走行可能に搭載してなるので、十分な防振性能を確保できることは言うに及ばず、従来のものに比べて基礎コンクリートを平面的に大きくすることでその高さ寸法を小さくすることができ、したがってこれを設置する基礎ピットの深さを必要以上に大きくするようなことを回避できて工費削減に寄与することができ、しかも走行台車が絶縁目地を横切る箇所数を少なくできるので、従来のようにそれらの交差部にボックスを埋め込むといった複雑な納まりを少なくすることができるし、交差部において絶縁目地の耐久性が問題になることも少ない。
【００２１】
請求項２の発明は、基礎コンクリートの上面周縁部に片持ちスラブを突出させて設けて、この片持ちスラブの下方に配管配線類を設置するための設備スペースを確保し、片持ちスラブの先端縁部に絶縁目地を設けてなるので、設備スペースを支障なく確保できることはもとより、絶縁目地として用いる高価な炭化コルク材の所要量を大幅に削減することができ、この点においても工費削減を図ることができる。
【００２２】
請求項３の発明は、絶縁目地の目地幅寸法を表層部において内部よりも小さくし、絶縁目地の表層部には変形追従性および復元性を有する目地材を充填して、床面にはシール材を取り付け、かつ絶縁目地の内部には、振動絶縁性を有する絶縁材と、振動に伴う基礎コンクリートの変位を表層部の目地幅寸法以下に規制するストッパゴムとを介装してなるので、床面に必要最小幅寸法のシール材が露出するのみで済み、したがってシール材が損傷し難いものとなりその保守を軽減することが可能である。
【００２３】
請求項４の発明は、基礎コンクリートはプレキャストコンクリート製の打込型枠である底型枠および側型枠の内部にコンクリートが打設されて該打込型枠と一体に形成されてなり、片持ちスラブはプレキャストコンクリート製の打込型枠である底型枠の上部にコンクリートが打設されて該打込型枠と一体に形成されてなるものであるので、在来型枠工法による場合に比較して型枠工事を合理化でき、基礎コンクリートを効率的に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態である防振基礎の構造を示す図である。
【図２】同、絶縁目地の拡大図である。
【図３】本発明の他の実施形態である防振基礎の構造を示す図である。
【図４】従来の防振基礎の構造を示す図である。
【符号の説明】
１基礎ピット
２基礎コンクリート
３躯体（基礎底版）
４防振材
５輪転機（機器）
６杭
７側壁
８設備スペース
９絶縁目地
１０資材
１１走行台車
１２スラブ
１３片持ちスラブ
１４基礎梁
１５片持ちスラブ
２０底型枠（打込型枠）
２１側型枠（打込型枠）
２２底型枠（打込型枠）
３０目地材
３１シール材
３２絶縁材
３３ストッパゴム
４０防振ゴム（防振材）
Ｗ１、Ｗ２目地幅寸法[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of an anti-vibration foundation for installing a large-sized device with vibration such as a rotary press.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 shows an example of a vibration isolation foundation for a rotary press in a newspaper printing factory. This is the foundation concrete 2 installed in the foundation pit 1 of the building. The foundation concrete 2 is provided on the frame 3 constituting the foundation bottom plate via the vibration isolating material 4 such as an anti-vibration rubber. By installing the rotary machine 5 on the foundation concrete 2, the load of the rotary machine 5 is supported by the frame 3 and the pile 6 through the foundation concrete 2, and the vibration is transmitted to the chassis 3 by the vibration isolator 4. It has been prevented. Further, side walls 7 are provided on both sides of the foundation concrete 2 to secure an equipment space 8 for installing piping wiring, and insulation between the side walls 7 and the foundation concrete 2 for preventing vibration propagation. A joint 9 is provided. The insulation joint 9 also serves as a mold for forming the side wall 7, and a carbonized cork material, a foam material or the like is used as the material thereof. Further, since the rotary press 5 is provided with a traveling carriage (AGV) 11 for transporting the material 10 such as roll paper, the traveling carriage 11 is provided on the upper surface of the foundation concrete 2 and the upper surfaces of the slabs 12 on both sides thereof. A travel path is provided for traveling in the crossing direction (arrow direction in the figure).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above case, in order to effectively prevent the vibration of the rotary press 5, the weight of the foundation concrete 2 needs to be about 1.0 to 1.3 times the weight of the rotary press 5. In order to secure the weight of the concrete 2, it is necessary to increase its height (thickness) sufficiently. However, in the above conventional anti-vibration foundation structure, if the height of the foundation concrete 2 is increased to ensure the weight of the foundation concrete 2, the depth of the foundation pit 1 is increased more than necessary to install the foundation concrete 2. As a result, the cost for tree-cutting work and the cost of building the structure will increase. Moreover, in the structure of the above conventional vibration-proof foundation, an expensive carbonized cork material or foam material is provided as an insulation joint 9 between the foundation concrete 2 and the side wall 7. In addition, since the travel path of the traveling carriage 11 is provided so as to cross the insulation joint 9, it is necessary to provide a traveling carriage control box at the intersection of the traveling carriage 11. In addition to being complicated, the durability of the insulating joints 9 is also a problem, and an effective measure that can solve these problems has been desired.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above circumstances, the invention of claim 1 is a structure of a vibration isolation foundation for installing a device such as a rotary press, and the foundation concrete is provided on the housing via a vibration isolation material. Insulation joints are installed between the surrounding frame and equipment is installed on the foundation concrete, and the traveling cart attached to the equipment is mounted so that it can run vertically and horizontally on the foundation concrete. To do.
[0005]
The invention of claim 2 is the invention of claim 1, wherein a cantilever slab is provided to protrude from the peripheral edge of the upper surface of the foundation concrete, and a facility space for installing piping wiring is secured below the cantilever slab. and, characterized by comprising an insulating joint to the tip end portion of the cantilevered slab.
[0006]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the invention, the joint width of the insulating joint is made smaller than that in the surface layer portion, and the joint portion having deformation followability and resilience in the surface layer portion of the insulating joint. In addition, a sealing material is attached to the floor, and an insulating material with vibration insulation is provided inside the insulating joint, and a stopper rubber that regulates the displacement of the foundation concrete due to vibration to the joint width dimension of the surface layer or less. and characterized by being interposed and.
[0007]
According to a fourth aspect of the present invention, in the second or third aspect of the present invention, the foundation concrete is a casting mold made of precast concrete, and the concrete is placed in the inside of the bottom mold and the side mold. The cantilever slab is formed integrally with the casting mold by placing concrete on the top of the bottom mold, which is a casting mold made of precast concrete. To do .
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows the structure of an anti-vibration foundation according to an embodiment of the present invention. This embodiment is applied to a vibration-isolating foundation of a rotary press 5 in a newspaper printing factory in the same manner as shown in FIG. 4, and the foundation concrete 2 is placed on the housing 3 via a vibration-isolating material 4 such as an anti-vibration rubber. In this embodiment, the width of the foundation concrete 2 is expanded more than the conventional one, and the traveling carriage 11 crosses the foundation concrete 2 (FIG. 1). In addition to traveling in the arrow method in FIG. 1, it is possible to travel in the vertical direction (the front and back direction of the paper surface in FIG. 1) on the foundation concrete 2.
[0009]
That is, as shown in FIG. 4, conventionally, the planar size of the foundation concrete 2 is determined in accordance with the horizontal projection area of the rotary press 5, and the traveling carriage 11 is placed on the slab 12 outside the foundation concrete 2. However, in this embodiment, the plane size of the foundation concrete 2 is set larger without being constrained by the horizontal projection area of the rotary press 5, The traveling carriage 11 can travel vertically and horizontally on the foundation concrete 2, thereby greatly reducing the number of places where the traveling carriage 11 crosses the insulation joint 9.
[0010]
Further, a cantilever slab 13 is provided on both sides of the upper surface of the foundation concrete 2 so as to project on both sides, and a cantilever slab 15 is provided on the upper part of the foundation beam 14 so as to project laterally. The front and rear edges of 13 and 15 are attached to each other, and an insulation joint 9 is interposed there, and an installation space 8 for installing piping wirings under the cantilevered slabs 13 and 15 is secured. In addition, in this embodiment, with the increase in the width of the foundation concrete 2, the position of the pile 6 is also shifted outward.
[0011]
In the structure of the vibration-isolating foundation according to the present embodiment, the height of the foundation concrete 2 is secured while ensuring the weight required for the foundation concrete 2 by expanding the width dimension of the foundation concrete 2 and making it larger in plan than the conventional one. (Thickness) dimension can be made smaller than before, and therefore, it is possible to avoid increasing the depth of the foundation pit 1 more than necessary in order to install the foundation concrete 2 as in the past. It can contribute to reduction of construction cost by reducing the frame work.
[0012]
Further, by providing the cantilevered slab 13 on the peripheral edge of the upper surface of the foundation concrete 2, the facility space 8 can be secured below the side wall 7 without hindrance, and the side wall 7 that has been conventionally required for securing the facility space 8 is provided. Therefore, it is possible to omit the insulating joint 9 which has to be provided also as the mold of the side wall 7. Since the insulation joint 9 only needs to be provided between the cantilevered slabs 13 and 15, the required amount of expensive carbonized cork material and foam used as the insulation joint 9 can be greatly reduced, and therefore the cost can be sufficiently reduced. In addition, since the contact area between the foundation concrete 2 and the surrounding frame is greatly reduced, there is an advantage that the vibration-proofing effect is naturally increased.
[0013]
Furthermore, since the traveling cart 11 travels vertically and horizontally on the foundation concrete 2, it is possible to reduce the number of locations where the traveling cart 11 crosses the insulation joint 9 as compared with the prior art. In addition, it is possible to reduce a complicated housing such as embedding a box, and the durability of the insulating joint 9 is less likely to be a problem.
[0014]
Further, in the present embodiment, the structure shown in FIG. That is, in this type of insulation joint 9, the joint width dimension is generally constant throughout the whole (for example, about 50 mm), but in this embodiment, as shown in FIG. The dimension W1 is set smaller than the inside to be, for example, about 10 mm, and the surface layer portion is filled with a joint material 30 (for example, a foamed polyethylene-based material can be suitably employed) having deformation followability and resilience, A sealing material 31 is attached to the floor surface. In addition, the joint width dimension W2 inside the insulating joint 9 is usually about 50 mm, and an insulating material 32 having vibration insulation properties (also a foamed polyethylene-based material can be suitably used) is interposed there. At the same time, a stopper rubber 33 for restricting the horizontal displacement accompanying the vibration of the foundation concrete 2 to the joint width dimension W1 or less of the surface layer portion is attached via the spacer 34.
[0015]
By using the insulating joint 9 having such a structure, the sealing material 31 having the minimum required width is only exposed on the floor surface. Therefore, the sealing material is sealed as compared with the case where the wide insulating joint 9 is exposed as in the prior art. The material 31 is difficult to be damaged, and it is possible to reduce the labor and cost required for the maintenance. This is particularly advantageous when the traveling path of the traveling carriage 11 is provided so as to cross the sealing material 31. Of course, all of the sealing material 31, joint material 30, insulating material 32, stopper rubber 33, and spacer 34 can use general-purpose products, so the construction cost is small.
[0016]
FIG. 3 shows another embodiment of the present invention. In the present embodiment, when the foundation concrete 2 is constructed, a casting mold made of precast concrete is used as the mold. That is, as the bottom mold frame 20 of the foundation concrete 2, the side mold frame 21, and the bottom mold frame 22 of the cantilever slab 13, for example, a thin plate-like precast concrete driven with truss-like reinforcing bars (not shown) is integrated. Using the formwork, assembling these placement molds, placing the foundation rebars 23 inside them and placing concrete, the foundation concrete 2 is formed in a state in which these placement forms are integrated. It is supposed to be.
[0017]
In this case, it is not necessary to dismantle the formwork as in the conventional formwork method, but the side formwork 21 bears the casting load to the extent that it is connected to the foundation rebar 23 by the support bars 24 and is independent. The bottom mold 22 of the cantilever slab 13 can be supported by the joists 25 and a small number of supports 26 from the lower surface side, so that the support work can be greatly reduced. Compared with this, the workability can be greatly improved. Of course, the dismantling / removal work of the joists 25 and the columns 26 can be performed without any trouble in the equipment space 8, and the equipment spaces 8 are provided with inspection openings and through holes for piping ducts at important points. The support 26 can be carried out without any trouble.
[0018]
In the previous embodiment, the entire lower surface of the foundation concrete 2 is supported by the vibration isolator 4. However, in this embodiment, a large number of the anti-vibration rubbers 40 are employed as the anti-vibration materials. The basic concrete 2 is supported, and the same effect can be obtained.
[0019]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to a rotary press, and can be widely applied as a vibration isolation foundation for installing a large device that generates vibration and is attached with a traveling carriage. However, it goes without saying that appropriate design changes are possible without being limited to the above-described embodiments in accordance with the weight, form and other conditions of the equipment to be installed.
[0020]
【The invention's effect】
The invention of claim 1 is a structure of an anti-vibration foundation for installing equipment such as a rotary press, wherein the foundation concrete is provided on the enclosure via an anti-vibration material, and the foundation concrete and the surrounding enclosure are provided. Insulation joints are installed in between, equipment is installed on the foundation concrete, and the traveling cart attached to this equipment is mounted so that it can run vertically and horizontally on the foundation concrete, ensuring sufficient vibration isolation performance Needless to say, it is possible to reduce the height dimension of the foundation concrete by making it larger in plan than the conventional one, so that the depth of the foundation pit where it is installed is made larger than necessary. Can reduce the number of locations where the traveling carriage crosses the insulation joints. It can reduce the complex fit such embedding box, it is also less durable insulating joint is a problem at the intersection.
[0021]
The invention of claim 2 is provided with a cantilever slab projecting from the peripheral edge of the upper surface of the foundation concrete, securing a facility space for installing piping wiring under the cantilever slab, and the tip of the cantilever slab. since the edge portion formed by providing an insulating joint, it can be secured facility space without trouble as well as the required amount of expensive carbide cork material used as an insulating joint can be significantly reduced, achieving construction cost reduction also in this respect be able to.
[0022]
According to the invention of claim 3, the joint width of the insulating joint is made smaller than the inside in the surface layer portion, the surface layer portion of the insulating joint is filled with joint material having deformation followability and resilience, and the floor surface is sealed. mounting the timber, and the inside of the insulating joint, an insulating material having a vibration insulating properties, since then formed by interposing a stopper rubber regulating below joint width dimension of the surface portion of the displacement of the foundation concrete due to vibration, It is only necessary to expose the sealing material having the minimum required width dimension on the floor surface. Therefore, the sealing material is hardly damaged, and maintenance thereof can be reduced.
[0023]
According to a fourth aspect of the present invention, the foundation concrete is formed integrally with the placement mold by placing the concrete inside the bottom mold and the side mold, which are precast concrete placement molds. Since the holding slab is made by placing concrete on the top of the bottom formwork, which is a precast concrete placement form, and is formed integrally with the placement formwork, when using the conventional formwork method In comparison, the formwork can be streamlined and foundation concrete can be efficiently constructed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a structure of a vibration isolation foundation according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of the insulation joint.
FIG. 3 is a diagram showing a structure of a vibration isolation foundation according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a structure of a conventional vibration isolation foundation.
[Explanation of symbols]
1 foundation pit 2 foundation concrete 3 frame (foundation bottom plate)
4 Anti-vibration material 5 Rotary press (equipment)
6 Pile 7 Side wall 8 Equipment space 9 Insulation joint 10 Material 11 Traveling carriage 12 Slab 13 Cantilever slab 14 Foundation beam 15 Cantilever slab 20 Bottom formwork
21 Side formwork (driving formwork)
22 Bottom formwork (driving formwork)
30 Joint material 31 Seal material 32 Insulation material 33 Stopper rubber 40 Anti-vibration rubber (vibration-proof material)
W1, W2 Joint width dimensions

Claims

It is a structure of a vibration isolation foundation for installing devices such as a rotary press, and the foundation concrete is provided on the frame via a vibration isolation material, and an insulating joint is interposed between the foundation concrete and the surrounding frame. The structure of the anti-vibration foundation characterized in that the equipment is installed on the foundation concrete and the traveling carriage attached to the equipment is mounted on the foundation concrete so as to be able to run vertically and horizontally.

A cantilever slab protrudes from the peripheral edge of the upper surface of the foundation concrete to secure equipment space for installing piping wiring under the cantilever slab, and an insulating joint is provided at the end edge of the cantilever slab. structure of the vibration-proof foundation according to claim 1, characterized in that Te.

The joint joint width dimension of the insulation joint is made smaller than the inside at the surface layer portion, and the surface layer portion of the insulation joint is filled with joint material having deformation followability and resilience, and a sealing material is attached to the floor surface, and the insulation joint inside of an insulating material having a vibration insulating, claim and characterized by being interposed a stopper rubber regulating below joint width dimension of the surface portion of the displacement of the foundation concrete due to vibration 1 or 2. The structure of the anti-vibration foundation described in 2.

The basic concrete is made by placing concrete inside the bottom and side molds, which are precast concrete placement molds, and is formed integrally with the placement mold. The cantilever slab is made of precast concrete. 4. The structure of a vibration isolation foundation according to claim 2 or 3, wherein concrete is cast on an upper part of a bottom mold, which is a driving mold, and is formed integrally with the driving mold .