JP3760078B2 - ネットワーク管理装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに発生する障害の発生個所を自動的に特定できるようにすることで迅速にネットワークを復旧できるようにするとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を自動的に特定できるようにすることで、その障害の影響を受ける利用者に対して迅速に障害発生を通知できるようにするネットワーク管理装置と、その装置を実現するためのプログラムが記録されるプログラム記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の利用者の端末が全国的な規模のネットワークに接続されているような大規模ネットワークで構成されるシステムでは、従来、障害事象が発生すると、そのネットワークに精通した技術者が、障害発生個所を特定して、それに基づいて、ネットワークの復旧処理を実行する。そして、その障害発生個所の特定に基づいて、自動電話などを使って、その障害により影響を受ける利用者に対して、電話連絡などによりその旨を通知していくように処理している。
【0003】
すなわち、従来技術では、ネットワークに精通した技術者の手作業により、障害発生個所を特定して、それに基づいて、ネットワークの復旧処理を実行するように処理しているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術に従っていると、障害発生個所の特定に時間を要することになることで、迅速にネットワークを復旧できないという問題点があるとともに、その障害により影響を受ける利用者を迅速に特定できないことで、その障害により影響を受ける利用者に対して、迅速に障害発生を通知できないという問題点がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、ネットワークに発生する障害の発生個所を自動的に特定できるようにすることで迅速にネットワークを復旧できるようにするとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を自動的に特定できるようにすることで、その障害の影響を受ける利用者に対して迅速に障害情報を通知できるようにする新たなネットワーク管理装置の提供と、その装置を実現するためのプログラムが記録される新たなプログラム記録媒体の提供とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のネットワーク管理装置は、ネットワークに発生する障害の発生個所を特定する処理を行うために、(1)ネットワークの障害個所と、該障害の発生時に発行されることになる障害通知情報の時系列パターンとの対応関係を記憶する第1の記憶手段と、(2)ネットワークから通知される障害通知情報を取得する取得手段と、(3)取得手段の取得した障害通知情報の時系列パターンを保持する保持手段と、(4)保持手段の保持データと、第1の記憶手段の記憶データとを照合することで障害個所を特定し、該障害個所と取得手段の取得した障害通知情報の発行元情報とに従って、ネットワーク上の障害発生個所を特定する第1の特定手段と、(5)ネットワークの構成情報と、各ネットワーク構成部分に対応付けて、該ネットワーク構成部分の障害により影響を受ける利用者の情報とを記憶する第2の記憶手段と、(6)第2の記憶手段の記憶するネットワーク構成情報と、第1の特定手段の特定した障害発生個所とに基づいて、発生した障害を回避できる手段があるのか否かを判断し、回避できる手段がない場合には、該障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定して、第2の記憶手段の記憶する利用者情報に従って、該ネットワーク部分により影響を受ける利用者を特定する第2の特定手段と、(7)第2の特定手段の特定した利用者に対して、障害情報を通知する通知手段と、(8)ネットワークの障害個所と、その障害個所の修復方法及び/又は修復時間との対応関係を記憶する第3の記憶手段と、(9)第3の記憶手段の記憶データを参照することで、第1の特定手段の特定した障害個所の指す修復方法及び/又は修復時間を取得する第2の取得手段と、(10)第3の記憶手段が修復方法を記憶するときに、第1の特定手段の特定した障害個所の修復に用いた修復方法を第3の記憶手段に登録し、第3の記憶手段が修復時間を記憶するときに、第1の特定手段の特定した障害個所の修復に要した修復時間を第3の記憶手段に登録する登録手段とを備えるように構成する。
この構成を採るときにあって、第2の記憶手段は、各ノード毎に、該ノードの上位ノードの情報と、該上位ノードとの間を接続する回線の情報と、該ノードの下位ノードの情報と、該下位ノードとの間を接続する回線の情報と、該ノードの障害により影響を受ける利用者の情報とを記憶することがある。
【0007】
次に、図1に示す本発明の原理構成図に従って、本発明の概要について説明する。
図中、1は本発明を具備するネットワーク管理装置であって、ネットワークシステム2に発生する障害の発生個所を特定するとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定する処理を行う。
【0008】
本発明のネットワーク管理装置1は、第1のデータベース10と、第2のデータベース11と、第3のデータベース12と、第1の取得手段13と、保持手段14と、第1の特定手段15と、第2の特定手段16と、通知手段17と、第2の取得手段18と、登録手段19とを備える。
【0009】
この第1のデータベース10は、ネットワークの障害個所と、その障害の発生時に発行されることになる障害通知情報の時系列パターンとの対応関係を管理する。第2のデータベース11は、ネットワークの構成情報と、各ネットワーク構成部分に対応付けて、そのネットワーク構成部分の障害により影響を受ける利用者の情報とを管理する。第3のデータベース12は、ネットワークの障害個所と、その障害個所の修復方法及び/又は修復時間との対応関係を管理する。
【0010】
第1の取得手段13は、ネットワークから通知される障害通知情報を取得する。保持手段14は、第1の取得手段13の取得する障害通知情報の時系列パターンを保持する。
【0011】
第1の特定手段15は、保持手段14の保持する障害通知情報の時系列パターンと、第1のデータベース10の管理する障害通知情報の時系列パターンとを照合することで障害個所を特定し、その障害個所と第1の取得手段13の取得する障害通知情報の発行元情報とに従って、ネットワーク上の障害発生個所を特定する。
【0012】
第2の特定手段16は、第2のデータベース11の管理するネットワーク構成情報と、第1の特定手段15の特定する障害発生個所とに基づいて、発生した障害を回避できる手段があるのか否かを判断し、回避できる手段がない場合には、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定して、第2のデータベース11の管理する利用者情報に従って、そのネットワーク部分により影響を受ける利用者を特定する。通知手段17は、第2の特定手段16の特定する利用者に対して、障害情報を通知する。
【0013】
第2の取得手段18は、第3のデータベース12の管理データを参照することで、第1の特定手段15の特定する障害個所の指す修復方法及び/又は修復時間を取得する。登録手段19は、第1の特定手段15の特定する障害個所の修復に用いた修復方法を第3のデータベース12に登録したり、第1の特定手段15の特定する障害個所の修復に要した修復時間を第3のデータベース12に登録する。
【0014】
このように構成される本発明のネットワーク管理装置1では、保持手段14は、第1の取得手段13の取得する障害通知情報を順番に保持していくことで、ネットワークから通知される障害通知情報の時系列パターンを保持し、これを受けて、第1の特定手段15は、保持手段14の保持する障害通知情報の時系列パターンと、第1のデータベース10の管理する障害通知情報の時系列パターンとを照合することで障害個所を特定し、その障害個所とネットワークから通知される障害通知情報の発行元情報とに従って、ネットワーク上の障害発生個所を特定する。
【0015】
このようにしてネットワーク上の障害発生個所が特定されると、第2の特定手段16は、先ず最初に、第2のデータベース11の管理するネットワーク構成情報と、第1の特定手段15の特定する障害発生個所とに基づいて、発生した障害を回避できる手段があるのか否かを判断して、回避できる手段がない場合には、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定し、続いて、第2のデータベース11の管理する利用者情報に従って、その特定したネットワーク部分により影響を受ける利用者を特定する。これを受けて、通知手段17は、その特定された利用者に対して、障害情報を通知する。
【0016】
一方、第2の取得手段18は、第3のデータベース12の管理する対応関係データに従って、第1の特定手段15により特定された障害個所の指す修復方法を取得して、修復作業を行う技術者に出力したり、第1の特定手段15により特定された障害個所の指す修復時間を取得して、通知手段17を介して利用者に通知する。
【0017】
そして、登録手段19は、修復作業を行う技術者が用いた修復方法を入手して第3のデータベース12に登録したり、修復作業を行う技術者が修復に要した修復時間を入手して第3のデータベース12に登録することで、第3のデータベース12を構築していく。
【0018】
このようにして、本発明によれば、ネットワークに発生する障害の発生個所を自動的に特定できるようになることで迅速にネットワークを復旧できるようになるとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を自動的に特定できるようになることで、その障害の影響を受ける利用者に対して迅速に障害情報を通知できるようになる。
【0019】
そして、過去に発生した障害に対して用いた修復方法を、修復作業を行う技術者に知らせることができるようになるとともに、過去に発生した障害の修復時間を、障害の影響を受ける利用者に通知できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0021】
図1で説明したように、本発明のネットワーク管理装置1は、ネットワークシステム2に発生する障害の発生個所を特定するとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定する処理を行う。
【0022】
図2に、本発明のネットワーク管理装置1の管理対象となるネットワークシステム2の一例を図示する。
【0023】
この図に示すネットワークシステム2は、最上位となる利用者センタ20のサービスを最下位となる利用者端末21に提供することを実現するために用意されるものであって、利用者センタ20に接続される終端ノード22と、複数の利用者端末21に接続される複数の終端ノード23と、終端ノード22と終端ノード23との間に階層的に設けられて、プロトコル変換などの中継処理を実行する中継ノード24とで構成されている。
【0024】
図3に、本発明のネットワーク管理装置1の一実施例を図示する。
【0025】
この実施例に従う本発明のネットワーク管理装置1は、通報通知パターンデータベース100と、ネットワーク構成モデルデータベース101と、故障事例データベース102と、利用者情報データベース103と、障害発生個所特定プログラム104と、通報通知待ち合わせテーブル105と、障害影響範囲特定プログラム106と、故障事例情報提供プログラム107と、故障事例登録プログラム108と、障害情報通知プログラム109とを備える。
【0026】
ここで、障害発生個所特定プログラム104や障害影響範囲特定プログラム106や故障事例情報提供プログラム107や故障事例登録プログラム108や障害情報通知プログラム109は、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0027】
通報通知パターンデータベース100は、通報通知パターンレコードと通報レコードとを管理する。
【0028】
図4に、通報通知パターンレコードの一実施例、図5に、通報通知パターンレコードの一例、図6に、通報レコードの一実施例、図7に、通報レコードの一例を図示する。
【0029】
通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコードは、図4に示すように、パターン識別番号に対応付けて、障害個所情報を管理するとともに、その障害時にネットワークシステム2から通知されることになる通報通知の時系列パターンを管理する。
【0030】
すなわち、通報通知パターンデータベース100は、通報通知パターンレコードを管理することで、図5に示すように、例えば、“0001”というパターン識別番号を持つ「低速回線障害」が発生すると、先ず最初に、現象通知通報という通報種別に区分けされる「回線障害」という通報が通知され、それに続いて、関連通知通報という通報種別に区分けされる「他ノード回線障害」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0031】
図8(a)に示すように、ノードAとノードBとの間に設けられる低速回線に障害が発生すると、先ず最初に、ノードAが「回線障害」を通知し、続いて、ノードBが「回線障害(他ノード回線障害となる)」を通知してくることから分かるように、「低速回線障害」が発生すると、先ず最初に、「回線障害」が通知され、それに続いて、「他ノード回線障害」が通知されることになるので、パターン識別番号“0001”では、それを管理するのである。
【0032】
また、例えば、“0002”というパターン識別番号を持つ「高速回線障害」が発生すると、先ず最初に、現象通知通報という通報種別に区分けされる「回線障害」という通報が通知され、それに続いて、派生通知通報という通報種別に区分けされる「全回線障害」という通報が通知され、それに続いて、関連通知通報という通報種別に区分けされる「他ノード全回線障害」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0033】
図8(b)に示すように、ノードAとノードBとの間に設けられる高速回線(低速回線を収納するもの)に障害が発生すると、先ず最初に、ノードAが「回線障害」を通知し、続いて、ノードAが「全回線障害」を通知し、続いて、ノードBが「全回線障害(他ノード全回線障害となる)」を通知してくることから分かるように、「高速回線障害」が発生すると、先ず最初に、「回線障害」が通知され、それに続いて、「全回線障害」が通知され、それに続いて、「他ノード全回線障害」が通知されることになるので、パターン識別番号“0002”では、それを管理するのである。
【0034】
また、例えば、“0003”というパターン識別番号を持つ「終端ノード障害」が発生すると、先ず最初に、現象通知通報という通報種別に区分けされる「回線障害」という通報が通知され、それに続いて、派生通知通報という通報種別に区分けされる「迂回失敗」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0035】
終端ノード22,23に障害が発生する場合にも、終端ノード22,23に接続されるノードにとっては、終端ノード22,23との間を接続する回線の障害として検出されることになることから、先ず最初に、「回線障害」という通報が通知されることになる。そして、バックアップ用に用意される別の回線を使って終端ノード22,23との間の接続を試みても、結局、その迂回に失敗することになるので、それに続いて、「迂回失敗」という通報が通知されることになるのである。
【0036】
また、例えば、“0004”というパターン識別番号を持つ「中継ノード障害」が発生すると、先ず最初に、現象通知通報という通報種別に区分けされる「回線障害」という通報が通知され、それに続いて、派生通知通報という通報種別に区分けされる「迂回失敗」という通報が通知され、それに続いて、関連通知通報という通報種別に区分けされる「他ノード迂回成功」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0037】
また、例えば、“0005”というパターン識別番号を持つ「ノード構成部障害」が発生すると、原因通知通報という通報種別に区分けされる「ノード構成部障害」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0038】
また、例えば、“0006”というパターン識別番号を持つ「端末回線障害」が発生すると、原因通知通報という通報種別に区分けされる「端末回線障害」という通報が通知されることになるということを管理する。
【0039】
ここで、現象通知通報とは、障害時に一番最初に発生する通報として定義され、派生通報通知とは、障害時に現象通知通報を発行したノードが派生的に発生する通報として定義され、関連通知通報とは、障害時に現象通知通報を発行したノード以外のノードが関連的に発生する通報として定義され、原因通知通報とは、通報内容が障害原因そのものを示す通報として定義されるものである。なお、ネットワークシステム2から通知される通報の種別としては、その他に、障害の復旧を通知する復旧通知通報がある。
【0040】
一方、通報通知パターンデータベース100に管理される通報レコードは、図6に示すように、通報識別番号に対応付けて、通報種別フラグと、復旧通報(復旧通知通報)と、復旧待ち合わせ時間と、特定時間間隔とを管理する。
【0041】
すなわち、通報通知パターンデータベース100は、通報レコードを管理することで、図7に示すように、例えば、「回線障害」という通報通知は、現象通知通報と派生通知通報と関連通知通報として通知されることがあって、その障害が復旧するときには「回線復旧」という復旧通知通報が通知され、その「回線復旧」の通知の待ち合わせ時間は20秒で、その「回線障害」の特定時間間隔は180秒であるということを管理する。
【0042】
後述するように、障害発生個所特定プログラム104は、この復旧待ち合わせ時間内に復旧通知通報が通知されるときに、障害が復旧したことを判断していくように処理する。そして、この特定時間間隔内に通知されるべき通報通知が通知されてこないときには、一時的な障害であることを判断していくように処理する。
【0043】
図9に、通報通知待ち合わせテーブル105に格納される通報通知待ち合わせレコードの一実施例を図示する。
【0044】
通報通知待ち合わせテーブル105は、障害発生個所特定プログラム104により収集されることになるネットワークシステム2から通知される通報通知の時系列パターンを格納するものとして用意されるものであって、この図に示すように、発生日時と現象通報内容と通報通知の時系列パターンとからなる通報通知待ち合わせレコードを格納する。
【0045】
ここで、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知には、どのノードからの通報通知であるのかという情報が記録されており、これにより、最終的な障害の発生個所が特定されることになる。
【0046】
図10に、ネットワーク構成モデルデータベース101の一実施例を図示する。
【0047】
ネットワーク構成モデルデータベース101は、管理対象となるネットワークシステム2のモデルを管理するものであって、ノードの構成情報を記述する図10(a)に示すようなノード構成レコードと、回線の構成情報を記述する図10(b)に示すような回線構成レコードとを使って、ネットワークシステム2のネットワーク構成を管理する構成を採っている。
【0048】
すなわち、各ノード毎に、そのノードの上位ノードの情報と、その上位ノードとの間を接続する回線の情報と、そのノードの下位ノードの情報と、その下位ノードとの間を接続する回線の情報と、そのノードの障害により影響を受ける利用者の情報とを記述するノード構成レコードを管理するとともに、各回線毎に、その回線に接続される上位ノードの情報と、その回線に接続される下位ノードの情報と、その回線のバックアップ用に用意される回線情報と、その回線の多重化情報とを記述する回線構成レコードを管理することで、ネットワークシステム2のネットワーク構成を管理する構成を採っている。
【0049】
例えば、ネットワークシステム2が図11に示すようなもので構成される場合には、図12に示すようなノード構成レコードと、図13に示すような回線構成レコードとを管理することで、そのネットワークシステム2のモデルを管理することになる。
【0050】
図14に、故障事例データベース102に格納される故障事例レコードの一実施例、図15に、利用者情報データベース103に格納される利用者情報レコードの一実施例を図示する。
【0051】
故障事例データベース102は、図14に示すように、故障事例識別番号に対応付けて、障害個所情報と、その障害の故障原因と、その障害の故障事例数と、その障害の修復に用いた修復方法と、その障害の修復に要した平均時間とからなる故障事例レコードを管理する。
【0052】
ここで、故障事例データベース102は、どの中継ノード24の障害情報であるという形態(故障発生個所が特定される形態)で故障事例レコードを管理するという構成を採ることもあるし、抽象化された中継ノード24という形態で故障事例レコードを管理するという構成を採ることもある。
【0053】
一方、利用者情報データベース103は、図15に示すように、利用者識別情報に対応付けて、その利用者への情報の提供手段の情報と、その利用者へ情報を提供する際に必要となる情報とからなる利用者情報レコードを管理する。
【0054】
図16ないし図18に、障害発生個所特定プログラム104の実行する処理フローの一実施例、図19及び図20に、障害影響範囲特定プログラム106の実行する処理フローの一実施例、図21に、故障事例情報提供プログラム107の実行する処理フローの一実施例、図22に、故障事例登録プログラム108の実行する処理フローの一実施例、図23に、障害情報通知プログラム109の実行する処理フローの一実施例を図示する。
【0055】
次に、これらの処理フローに従って、図3のように構成される本発明のネットワーク管理装置1の実行する処理について詳細に説明する。
【0056】
先ず最初に、障害発生個所特定プログラム104の実行する処理について詳細に説明する。
【0057】
障害発生個所特定プログラム104は、起動されると、図16ないし図18の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、t1タイマがタイムオーバーしたのか否かを判断して、t1タイマがタイムオーバーしていないことを判断するときには、ステップ2に進んで、ネットワークシステム2のノードから障害の通報通知が送られてきたのか否かを判断して、障害の通報通知が送られてこないことを判断するときには、ステップ1に戻る。
【0058】
一方、ステップ1で、t1タイマがタイムオーバーしたことを判断するときには、ステップ3に進んで、障害の兆候を登録して、処理を終了する。
【0059】
後述することから分かるように、図7に示した通報レコードで定義される特定時間間隔の時間内に、障害の発生個所が特定できない場合には、t1タイマがタイムオーバーすることになるので、このときには、障害の兆候を登録して、処理を終了するのである。
【0060】
なお、障害発生個所特定プログラム104の起動時には、t1タイマが起動されていないので、障害発生個所特定プログラム104の起動時には、ステップ3の処理に進むことはない。
【0061】
一方、ステップ2で、ネットワークシステム2から障害の通報通知が送られてきたことを判断するときには、ステップ4に進んで、その障害の通報通知を受信し、続くステップ5で、通報通知パターンデータベース100に管理される通報レコード(図7に示したもの)を検索することで、受信した通報通知が上述した現象通知通報/派生通知通報/関連通知通報/原因通知通報/復旧通知通報のどれであるのかを種別化する。
【0062】
例えば、ネットワークシステム2から「回線障害」の通報通知がある場合には、図7に示す通報レコードを検索することで、現象通知通報と派生通知通報と関連通知通報とがあることを判断する。
【0063】
そして、このとき、通報通知待ち合わせテーブル105に、その障害に係る現象通知通報が登録されていない場合には、その「回線障害」は現象通知通報であると判断し、また、その障害に係る現象通知通報が登録されている場合にあって、その「回線障害」が現象通知通報を通知してきたノードと同一のノードから通知されてきた場合には、その「回線障害」は派生通知通報であると判断し、別のノードから通知されてきた場合には、その「回線障害」は関連通知通報であると判断することで、受信した通報通知を種別化するのである。
【0064】
続いて、ステップ6で、ステップ5の種別化処理により現象通知通報であると種別化されたのか否かを判断して、現象通知通報として種別化されたことを判断するときには、ステップ7に進んで、ネットワークシステム2から送られてきたその現象通知通報の通知を通報通知待ち合わせテーブル105に新規に登録し、通報レコードに登録される特定時間間隔を計時時間としてt1タイマを起動するとともに、通報レコードに登録される復旧待ち合わせ時間を計時時間としてt2タイマを起動してから、ステップ1に戻る。
【0065】
例えば、ネットワークシステム2から「回線障害」の通報通知がある場合には、図7に示す通報レコードを検索することで、現象通知通報と派生通知通報と関連通知通報とがあることを判断することになる。このとき、現象通知通報の「回線障害」であることを判断するときには、その「回線障害」の通報通知を通報通知待ち合わせテーブル105に新規障害として登録し、そして、この図7に示す通報レコードに記述される180秒を計時時間としてt1タイマを起動するとともに、この図7に示す通報レコードに記述される20秒を計時時間としてt2タイマを起動するのである。
【0066】
一方、ステップ6で、現象通知通報として種別化されたのではないことを判断するときには、ステップ8に進んで、ステップ5の種別化処理により派生通知通報として種別化されたのか否かを判断して、派生通知通報として種別化されたことを判断するときには、ステップ9に進んで、その派生通知通報の元となった現象通知通報の指す通報通知待ち合わせテーブル105のエントリーに、ネットワークシステム2から送られてきたその派生通知通報の通知を登録することで、通報通知待ち合わせテーブル105を更新する。
【0067】
続いて、ステップ10(図17の処理フロー)で、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードと、通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコード(図5に示したもの)とを照合する。
【0068】
続いて、ステップ11で、この照合に成功したのか否かを判断して、照合の成功を判断するときには、障害の発生個所を特定できたことを判断して、処理を終了する。
【0069】
例えば、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードが、通報通知パターンデータベース100に管理される「終端ノード障害」のレコードと一致するときには、発生した障害個所が「終端ノード障害」であることを特定するとともに、その障害の現象通知通報を通知してきたノードの情報から、ネットワークシステム2のどの終端ノードに障害が発生したのかを特定することで、障害の発生個所を特定するのである。
【0070】
一方、ステップ11で、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードと、通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコードとの照合に成功しないことを判断するときには、ステップ12に進んで、通報レコードに登録される復旧待ち合わせ時間を計時時間としてt2タイマを起動してから、ステップ1に戻る。
【0071】
一方、ステップ8で、派生通知通報として種別化されたのではないことを判断するときには、ステップ13に進んで、ステップ5の種別化処理により関連通知通報として種別化されたのか否かを判断して、関連通知通報として種別化されたことを判断するときには、ステップ14に進んで、その関連通知通報の元となった現象通知通報の指す通報通知待ち合わせテーブル105のエントリーに、ネットワークシステム2から送られてきたその関連通知通報の通知を登録することで、通報通知待ち合わせテーブル105を更新する。
【0072】
続いて、ステップ15で、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードと、通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコードとを照合する。
【0073】
続いて、ステップ16で、この照合に成功したのか否かを判断して、照合の成功を判断するときには、障害の発生個所を特定できたことを判断して、処理を終了する。
【0074】
例えば、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードが、通報通知パターンデータベース100に管理される「低速回線障害」のレコードと一致するときには、発生した障害個所が「低速回線障害」であることを特定するとともに、その障害の現象通知通報を通知してきたノードの情報から、ネットワークシステム2のどの低速回線に障害が発生したのかを特定することで、障害の発生個所を特定するのである。
【0075】
一方、ステップ16で、通報通知待ち合わせテーブル105に登録される通報通知待ち合わせレコードと、通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコードとの照合に成功しないことを判断するときには、ステップ17に進んで、通報レコードに登録される復旧待ち合わせ時間を計時時間としてt2タイマを起動してから、ステップ1に戻る。
【0076】
一方、ステップ13で、関連通知通報として種別化されたのではないことを判断するときには、ステップ18(図18の処理フロー)に進んで、ステップ5の種別化処理により原因通知通報として種別化されたのか否かを判断して、原因通知通報として種別化されたことを判断するときには、ネットワークシステム2から通知される通報通知により直ちに障害の発生個所を特定できるので、その障害の発生個所を特定して、処理を終了する。
【0077】
例えば、「ノード構成部障害」という原因通知通報が通知されるときには、その障害の原因通知通報を通知してきたノードの情報から、ネットワークシステム2のどのノードの内部に障害が発生したのかを特定することで、障害の発生個所を特定するのである。
【0078】
一方、ステップ18で、原因通知通報として種別化されたのではないことを判断するとき、すなわち、復旧通知通報として種別化されたことを判断するときには、ステップ19に進んで、t2タイマがタイムオーバーしたのか否かを判断して、タイムオーバーしたことを判断するときには、ステップ1に戻り、タイムオーバーしていないことを判断するときには、ステップ20に進んで、障害が復旧したことを判断して、通報通知待ち合わせテーブル105に登録した障害通知の時系列パターンを削除して、処理を終了する。
【0079】
このようにして、障害発生個所特定プログラム104は、ネットワークシステム2から通知される障害通知の時系列パターンを、通報通知パターンデータベース100に管理される通報通知パターンレコードと照合することで、障害の発生個所を自動的に特定するように処理するのである。
【0080】
次に、障害影響範囲特定プログラム106の実行する処理について詳細に説明する。
【0081】
障害影響範囲特定プログラム106は、障害発生個所特定プログラム104が障害の発生個所を特定することで起動されると、図19及び図20の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、障害発生個所特定プログラム104から障害の発生個所の情報を取得する。
【0082】
続いて、ステップ2で、その取得した障害の発生個所の情報を検索キーにして、ネットワーク構成モデルデータベース101を検索することで、その障害の発生個所の指すネットワーク構成情報を取得する。
【0083】
続いて、ステップ3で、障害発生個所が中継ノード24であるのか否かを判断して、障害発生個所が中継ノード24であることを判断するときには、ステップ4に進んで、取得したネットワーク構成情報に従って、障害発生の中継ノード24をバックアップするノードがあるのか否かを判断する。
【0084】
この判断処理により、障害発生の中継ノード24をバックアップするノードがあることを判断するときには、ステップ5に進んで、障害による影響が無いことを特定して、処理を終了し、一方、バックアップするノードがないことを判断するときには、ステップ6に進んで、障害発生の中継ノード24が収納する利用者サービスが停止することを特定して、処理を終了する。
【0085】
一方、ステップ3で、障害発生個所が中継ノード24でないことを判断するときには、ステップ7に進んで、障害発生個所が中継回線(中継ノード24と中継ノード24・終端ノード22,23との間を接続する回線)であるのか否かを判断して、障害発生個所が中継回線であることを判断するときには、ステップ8に進んで、ステップ2で取得したネットワーク構成情報に従って、障害発生の中継回線をバックアップする回線があるのか否かを判断する。
【0086】
この判断処理により、障害発生の中継回線をバックアップする回線があることを判断するときには、ステップ9に進んで、障害による影響が無いことを特定して、処理を終了し、一方、バックアップする回線がないことを判断するときには、ステップ10(図20の処理フロー)に進んで、障害発生の中継回線に接続されるノードが収納する利用者サービスの停止を特定して、処理を終了する。
【0087】
一方、ステップ7で、障害発生個所が中継回線でないことを判断するときには、ステップ11(図20の処理フロー)に進んで、障害発生個所が終端ノード22,23であるのか否かを判断して、障害発生個所が終端ノード22,23であることを判断するときには、ステップ12に進んで、その障害発生の終端ノード22,23に接続されている全サービスの停止を特定して、処理を終了する。
【0088】
すなわち、利用者センタ20に接続される終端ノード22に障害が発生した場合には、全ての利用者端末21が行うサービスの停止を特定し、利用者端末21に接続される終端ノード23に障害が発生した場合には、その障害の発生した終端ノード23に接続される利用者端末21が行うサービスの停止を特定するのである。
【0089】
一方、障害発生個所が終端ノードでないことを判断するとき、すなわち、障害発生個所が終端回線(終端ノード22と利用者センタ20との間を接続する回線や、終端ノード23と利用者端末21との間を接続する回線)であることを判断するときには、ステップ13に進んで、障害発生の終端回線に接続されている全サービスの停止を特定して、処理を終了する。
【0090】
すなわち、終端ノード22と利用者センタ20との間を接続する終端回線に障害が発生した場合には、全ての利用者端末21が行うサービスの停止を特定し、終端ノード23と利用者端末21との間を接続する終端回線に障害が発生した場合には、その障害の発生した終端回線に接続される利用者端末21が行うサービスの停止を特定するのである。
【0091】
このようにして、障害影響範囲特定プログラム106は、障害発生個所特定プログラム104により特定された障害発生個所が影響を与えることになる範囲を特定するように処理するのである。
【0092】
例えば、図11に示すネットワークシステム2を管理対象とする場合に、障害発生個所特定プログラム104により障害発生個所として中継ノードCが特定されると、障害影響範囲特定プログラム106は、ネットワーク構成モデルデータベース101を検索することで、障害の発生した中継ノードCの配下ノードとして終端ノードF/終端ノードGを特定する。
【0093】
そして、この特定した終端ノードFの上位ノードとして、障害の発生した中継ノードCがあり、この特定した終端ノードGの上位ノードとして、障害の発生した中継ノードCと障害の発生していない中継ノードDとがあることを特定することで、終端ノードFについては復旧手段がないことを判断して、終端ノードFに収納される利用者端末の全サービスの停止を特定する。
【0094】
また、例えば、障害発生個所特定プログラム104により障害発生個所として中継ノードBが特定されると、障害影響範囲特定プログラム106は、ネットワーク構成モデルデータベース101を検索することで、障害の発生した中継ノードBの配下ノードとして中継ノードC/中継ノードDを特定する。
【0095】
そして、この特定した中継ノードCの上位ノードとして、障害の発生した中継ノードBと障害の発生していない中継ノードAとがあり、この特定した中継ノードDの上位ノードとして、障害の発生した中継ノードBと障害の発生していない中継ノードAとがあることを特定することで、中継ノードBの障害による影響が無いことを特定する。
【0096】
また、例えば、障害発生個所特定プログラム104により障害発生個所として中継回線(11)が特定されると、障害影響範囲特定プログラム106は、ネットワーク構成モデルデータベース101を検索することで、この中継回線(11)をバックアップする回線として、中継回線(12)が用意されていることを特定する。
【0097】
そして、この特定した中継回線(12)に上位接続する中継ノードDと下位接続する中継ノードGとが正常であることを特定することで、中継回線(11)の障害による影響が無いことを特定する。
【0098】
また、例えば、障害発生個所特定プログラム104により障害発生個所として終端回線(17)が特定されると、障害影響範囲特定プログラム106は、ネットワーク構成モデルデータベース101を検索することで、障害の発生した終端回線(17)が利用者端末21に接続する終端回線であることを特定して、その障害の発生した終端回線(17)に接続される利用者端末21の全サービスの停止を特定する。
【0099】
このようにして、障害影響範囲特定プログラム106は、障害発生個所特定プログラム104により特定された障害発生個所が影響を与えることになるネットワーク部分を特定するように処理するのである。
【0100】
次に、故障事例情報提供プログラム107の実行する処理と、故障事例登録プログラム108の実行する処理と、障害情報通知プログラム109の実行する処理とについて詳細に説明する。
【0101】
故障事例情報提供プログラム107は、起動されると、図21の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、障害発生個所特定プログラム104から障害の発生個所の情報を取得する。
【0102】
続いて、ステップ2で、その取得した障害の発生個所の情報を検索キーにして、故障事例データベース102を検索することで、その障害の発生個所の指す修復方法や修復平均時間を取得する。
【0103】
続いて、ステップ3で、その取得した修復平均時間を障害情報通知プログラム109に通知し、続くステップ4で、その取得した修復方法を修復作業を行う技術者に提示して、処理を終了する。
【0104】
この故障事例情報提供プログラム107から提示される修復方法を受けて、修復作業を行う技術者は、その修復方法を参照しつつ、発生した障害の修復処理を実行する。
【0105】
この修復作業を受けて、故障事例登録プログラム108は、起動されると、図22の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、修復作業を行った技術者から、修復方法や修復時間などの修復情報を取得する。
【0106】
続いて、ステップ2で、その取得した修復情報が既に故障事例データベース102に登録されているのか否かを判断して、登録されていないことを判断するときには、ステップ3に進んで、その取得した修復情報を故障事例データベース102に登録する。
【0107】
続いて、ステップ4で、新たな修復時間が追加されることで変更されることになる修復平均時間を算出して、それに従って、故障事例データベース102に登録される修復平均時間を更新して、処理を終了する。
【0108】
このようにして、修復作業を行う技術者は、故障事例情報提供プログラム107から提示される修復方法(過去の修復方法の実績情報)を参照することで、障害の修復作業を効率的に実行できるようになる。そして、この故障事例登録プログラム108の処理に従って、この修復作業による修復情報が故障事例データベース102に登録されることになるので、故障事例データベース102に管理される修復情報を充実したものにできるようになる。
【0109】
一方、障害情報通知プログラム109は、起動されると、図23の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、障害発生個所特定プログラム104から障害発生個所の情報を取得する。
【0110】
続いて、ステップ2で、障害影響範囲特定プログラム106から、障害の影響を受ける利用者の情報を取得する。続いて、ステップ3で、故障事例情報提供プログラム107から、障害発生個所の修復に要する修復平均時間を取得する。
【0111】
続いて、ステップ4で、ステップ2で取得した障害の影響を受ける利用者を検索キーにして、利用者情報データベース103を検索することで、取得した障害情報の提供方法などの情報を入手する。
【0112】
続いて、ステップ5で、その取得した提供方法などの情報に従って、障害の影響を受ける利用者に対して、自動電話やWEBホームページを使って、取得した障害の発生個所の情報や、障害の影響を受ける利用者の情報や、修復に要する修復平均時間などの情報を通知して、処理を終了する。
【0113】
このようにして、障害の影響を受ける利用者は、障害情報通知プログラム109の処理に従って、発生した障害に関する情報を受け取ることできるようになる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに発生する障害の発生個所を自動的に特定できるようになることで迅速にネットワークを復旧できるようになるとともに、その障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を自動的に特定できるようになることで、その障害の影響を受ける利用者に対して迅速に障害情報を通知できるようになる。
【0115】
そして、過去に発生した障害に対して用いた修復方法を、修復作業を行う技術者に知らせることができるようになるとともに、過去に発生した障害の修復時間を、障害の影響を受ける利用者に通知できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】ネットワークシステムの説明図である。
【図3】本発明の一実施例である。
【図4】通報通知パターンレコードの一実施例である。
【図5】通報通知パターンレコードの一例である。
【図6】通報レコードの一実施例である。
【図7】通報レコードの一例である。
【図8】通報通知パターンレコードの説明図である。
【図9】通報通知待ち合わせレコードの一実施例である。
【図10】ネットワーク構成モデルデータベースの一実施例である。
【図11】ネットワークシステムの一例である。
【図12】ノード構成レコードの一例である。
【図13】回線構成レコードの一例である。
【図14】故障事例レコードの一実施例である。
【図15】利用者情報レコードの一実施例である。
【図16】障害発生個所特定プログラムの処理フローである。
【図17】障害発生個所特定プログラムの処理フローである。
【図18】障害発生個所特定プログラムの処理フローである。
【図19】障害影響範囲特定プログラムの処理フローである。
【図20】障害影響範囲特定プログラムの処理フローである。
【図21】故障事例情報提供プログラムの処理フローである。
【図22】故障事例登録プログラムの処理フローである。
【図23】障害情報通知プログラムの処理フローである。
【符号の説明】
1 ネットワーク管理装置
2 ネットワークシステム
10 第1のデータベース
11 第2のデータベース
12 第3のデータベース
13 第1の取得手段
14 保持手段
15 第1の特定手段
16 第2の特定手段
17 通知手段
18 第2の取得手段
19 登録手段

Claims (4)

  1. ネットワークに発生する障害の発生個所を特定するネットワーク管理装置であって、
    ネットワークの障害個所と、該障害の発生時に発行されることになる障害通知情報の時系列パターンとの対応関係を記憶する第1の記憶手段と、
    ネットワークから通知される障害通知情報を取得する取得手段と、
    上記取得手段の取得した障害通知情報の時系列パターンを保持する保持手段と、
    上記保持手段の保持データと、上記第1の記憶手段の記憶データとを照合することで障害個所を特定し、該障害個所と上記取得手段の取得した障害通知情報の発行元情報とに従って、ネットワーク上の障害発生個所を特定する第1の特定手段と、
    ネットワークの構成情報と、各ネットワーク構成部分に対応付けて、該ネットワーク構成部分の障害により影響を受ける利用者の情報とを記憶する第2の記憶手段と、
    上記第2の記憶手段の記憶するネットワーク構成情報と、上記第1の特定手段の特定した障害発生個所とに基づいて、発生した障害を回避できる手段があるのか否かを判断し、回避できる手段がない場合には、該障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定して、上記第2の記憶手段の記憶する利用者情報に従って、該ネットワーク部分により影響を受ける利用者を特定する第2の特定手段と、
    上記第2の特定手段の特定した利用者に対して、障害情報を通知する通知手段とを備えることを、
    特徴とするネットワーク管理装置。
  2. 請求項1記載のネットワーク管理装置において、
    上記第2の記憶手段は、各ノード毎に、該ノードの上位ノードの情報と、該上位ノードとの間を接続する回線の情報と、該ノードの下位ノードの情報と、該下位ノードとの間を接続する回線の情報と、該ノードの障害により影響を受ける利用者の情報とを記憶することを、
    特徴とするネットワーク管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のネットワーク管理装置において、
    ネットワークの障害個所と、その障害個所の修復方法及び/又は修復時間との対応関係を記憶する第3の記憶手段と、
    上記第3の記憶手段の記憶データを参照することで、上記第1の特定手段の特定した障害個所の指す修復方法及び/又は修復時間を取得する第2の取得手段と、
    上記第3の記憶手段が修復方法を記憶するときに、上記第1の特定手段の特定した障害個所の修復に用いた修復方法を上記第3の記憶手段に登録し、上記第3の記憶手段が修復時間を記憶するときに、上記第1の特定手段の特定した障害個所の修復に要した修復時間を上記第3の記憶手段に登録する登録手段とを備えることを、
    特徴とするネットワーク管理装置。
  4. ネットワークに発生する障害の発生個所を特定するネットワーク管理装置の実現に用いられるプログラムが記録されるプログラム記録媒体であって、
    ネットワークの障害個所と、該障害の発生時に発行されることになる障害通知情報の時系列パターンとの対応関係を記憶する第1の記憶手段にアクセスする処理と、
    ネットワークから通知される障害通知情報を取得する取得処理と、
    上記取得処理で取得した障害通知情報の時系列パターンを、該時系列パターンを保持する保持手段に登録する登録処理と、
    上記保持手段の保持データと、上記第1の記憶手段の記憶データとを照合することで障害個所を特定し、該障害個所と上記取得処理で取得した障害通知情報の発行元情報とに従って、ネットワーク上の障害発生個所を特定する第1の特定処理と、
    ネットワークの構成情報と、各ネットワーク構成部分に対応付けて、該ネットワーク構成部分の障害により影響を受ける利用者の情報とを記憶する第2の記憶手段にアクセスする処理と、
    上記第2の記憶手段の記憶するネットワーク構成情報と、上記第1の特定処理で特定し た障害発生個所とに基づいて、発生した障害を回避できる手段があるのか否かを判断し、回避できる手段がない場合には、該障害発生個所が影響を与えるネットワーク部分を特定して、上記第2の記憶手段の記憶する利用者情報に従って、該ネットワーク部分により影響を受ける利用者を特定する第2の特定処理と、
    上記第2の特定処理で特定した利用者に対して、障害情報を通知する通知処理とをコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを、
    特徴とするプログラム記録媒体。
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