JP3758385B2 - Control device for automatic transmission - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機の中には、走行レンジにおいて、あらかじめ設定された変速特性に基づいて変速を行うオートモードと、運転者のマニュアル操作に基づいて変速を行うマニュアルモ−ドとを、マニュアル操作によって切換可能としたものがある(特開平2−125174号公報参照)。そして、通常、マニュアルモ−ドへと切換えられたときは、その後マニュアルモ−ドでの変速操作が行われない限り、マニュアルモ−ドへの切換直前に達成されていた変速段が保持される。
【0003】
また、自動変速機の中には、発進時のために非走行レンジから走行レンジへと切換えたときのショック防止あるいは低減のために、直ちに1速にすることなく、1速とは異なる特定の高速段(例えば3速)を一旦達成した後に、1速にすることが行われている(特開昭61−065949号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した2つの技術を組みあせて、オートモードとマニュアルモ−ドとをマニュアル操作によって切換可能としつつ、非走行レンジから走行レンジへと切換えたときに、特定の高速段を一旦達成した後に1速にすることが考えられる。
このような組み合わせを行ったときに、運転者によっては、非走行レンジから走行レンジへと切換えた後に直ちにマニュアルモ−ドへと切換操作することがある。この場合、運転者は、発進時であることからして、走行レンジへ切換えた時点において自動変速機は1速になっているものと考えてしまい、マニュアル変速の際には、現在の変速段が1速であることを前提として行われることになる。
【0005】
しかしながら、走行レンジへ切換えられたときに行われる特定高速段経由中にマニュアルモ−ドへ切換えられたとき、このマニュアルモ−ドへの切換直前に達成されていた変速段に保持した場合、保持される変速段は特定高速段となってしまい、運転者は、特定高速段に保持されているにもかかわらず、現在1速に保持されているものと誤認して、マニュアル変速操作を行ってしまうことにもなる。
【0006】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、走行レンジへと切換えられたときに特定高速段を経由した後に1速を達成するようにした場合に、特定高速段経由中にマニュアルモ−ドへ切換えたときに、運転者の意図する想定変速段と実際の変速段とが相違してしまう事態を防止できるようにした自動変速機の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明はその第1の解決手法として、次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
走行レンジにおいて、あらかじめ設定された変速特性に基づいて変速を行うオートモードと、運転者のマニュアル操作に基づいて変速を行うマニュアルモ−ドとを、マニュアル操作によって切換可能とされた自動変速機の制御装置において、
非走行レンジから走行レンジへと切換えたときに、1速とは異なる特定高速段を一旦経由させた後に1速を達成させる高速段経由手段と、
少なくとも前記マニュアルモ−ドのときに、現在達成されている変速段を表示する表示手段と、を有し、
前記高速段経由手段による前記特定高速段の経由中に前記オートモードからマニュアルモードへ切換えられたときは、前記マニュアルモ−ドでの変速を禁止するとともに、前記表示手段が1速を表示するように設定されている、
ようにしてある。
【0008】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2に記載のとおりである。すなわち、
前記マニュアルモ−ドでの変速を禁止する期間が、非走行レンジから走行レンジへと切換えた時から、前記高速段経由手段によって前記特定高速段を経由して1速になるまでに必要な時間よりも長く設定された所定時間経過するまでの間とされている、ようにすることができる。
【0009】
【発明の効果】
請求項1によれば、高速段経由手段によって1速が達成されるまでは、運転者が意図しない特定高速段を表示することなく、その後に達成される1速を表示することにより、変速段表示に対して違和感を与えることが防止される。
【0010】
以上に加えて、請求項1によれば、高速段経由手段によって1速が達成されるまでは、マニュアルモ−ドでの変速操作に伴う変速が行われないので、実際の変速段が特定高速段であるときに運転者が1速であると誤認したまま変速操作が行われてしまう事態を防止することができる。なお、特定高速段を経由して1速が達成されるまでの時間は短時間であるので、つまりマニュアルモ−ドでの変速が禁止される時間が短時間であるので、実用上特に問題は生じないものである。また、運転者が意図しない特定高速段を表示することなく、その後に達成される1速を表示することにより、変速段表示に対して違和感を与えることが防止される。
【0011】
請求項2によれば、マニュアルモ−ドで変速が可能とされるまでの時間が、走行レンジへと切換えた直後から所定時間というように、一定時間とされるので、運転者はマニュアルモ−ドでの変速が可能となるまでの時間というものを明確に認識することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、まず、図1により、この実施の形態に係る自動変速機10の機械的構成を説明する。
【0013】
この自動変速機10は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20と、該トルクコンバータ20の出力により駆動される変速機構30と、該機構30の動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦締結要素41〜45およびワンウェイクラッチ46とを有し、これらによりDレンジ(前進用走行レンジ)における1〜4速と、Rレンジにおける後退速とが得られるようになっている。
【0014】
上記トルクコンバータ20は、エンジン出力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ22と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持されてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロックアップクラッチ26とで構成されている。そして、上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介して変速機構30側に出力されるようになっている。
【0015】
ここで、このトルクコンバ−タ20の反エンジン側には、該トルクコンバ−タ20のケース21を介してエンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12が配置されている。
【0016】
一方、上記変速機構30は、それぞれ、サンギヤ31a,32aと、これらのサンギヤ31a,32aに噛み合った複数のピニオン31b,32bと、これらのピニオン31b,32bを支持するピニオンキャリヤ31c,32cと、ピニオン31b,32bに噛み合ったインターナルギヤ31d,32dとを有する第1、第2遊星歯車機構31,32で構成されている。
【0017】
そして、上記タービンシャフト27と第1遊星歯車機構31のサンギヤ31aとの間にフォワードクラッチ41が、同じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構32のサンギヤ32aとの間にリバースクラッチ42が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機構32のピニオンキャリア32cとの間に3−4クラッチ43がそれぞれ介設されているとともに、第2遊星歯車機構32のサンギヤ32aを固定する2−4ブレーキ44が配置されている。
【0018】
さらに、第1遊星歯車機構31のインターナルギヤ31dと第2遊星歯車機構32のピニオンキャリヤ32cとが連結されて、これらと変速機ケース11との間にローリバースブレーキ45とワンウェイクラッチ46とが並列に配置されているとともに、第1遊星歯車機構31のピニオンキャリヤ31cと第2遊星歯車機構32のインターナルギヤ32dとが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続されている。そして、この出力ギヤ13の回転が伝動ギヤ2,3,4および差動機構5を介して左右の車軸6,7に伝達されるようになっている。
【0019】
ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩擦締結要素41〜45およびワンウェイクラッチ46の作動状態とギヤ段との関係をまとめると、次の図3に示すようになる。なお、この図3において、(○)は当該摩擦締結要素が締結される場合を示す。
【0020】
次に、上記各摩擦締結要素41〜45に設けられた油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御回路100について説明する。
【0021】
ここで、上記摩擦締結要素のうち、バンドブレーキでなる2速および4速用の2−4ブレーキ44は、作動圧が供給される油圧室としてアプライ室44aとリリース室44bとを有し、アプライ室44aのみに作動圧が供給されているときに該2−4ブレーキ44が締結され、リリース室44bのみに作動圧が供給されているとき、両室44a,44bとも作動圧が供給されていないとき、および両室44a,44bとも作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ44が解放されるようになっている。また、その他の摩擦締結要素41〜43,45は単一の油圧室を有し、その油圧室に作動圧が供給されているときに、当該摩擦締結要素が締結されるようになっている。
【0022】
図2に示すように、この油圧制御回路100には、主たる構成要素として、ライン圧を生成するレギュレータバルブ101と、手動操作によってレンジの切り換えを行うためのマニュアルバルブ102と、変速時に作動して各摩擦締結要素41〜45に通じる油路を切り換えるローリバースバルブ103、バイパスバルブ104、3−4シフトバルブ105およびロックアップシフトバルブ106と、これらのバルブ103〜106を作動させるための第1、第2オンオフソレノイドバルブ(以下「オンオフSV」と記す)111,112と、これらのオンオフSV111,112に供給される元圧を生成するソレノイドレデューシングバルブ(以下「レデューシングバルブ」と記す)107と、第1オンオフSV111からの作動圧の供給先を切り換えるソレノイドリレーバルブ(以下「リレーバルブ」と記す)108と、各摩擦締結要素41〜45の油圧室に供給される作動圧の生成、調整、排出等の制御を行う第1〜第3デューティソレノイドバルブ(以下「デューティSV」と記す)121,122,123等が備えられている。
【0023】
ここで、上記オンオフSVは、ONのときに上、下流側の油路を連通させるとともに、OFFのときに上流側の油路を遮断して下流側の油路をドレンさせるようになっている。また、デューティSV121〜123はOFFのとき、即ちデューティ率(1ON−OFF周期におけるON時間の比率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油路を完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が100%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油路をドレンさせるとともに、その中間のデューティ率では、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデューティ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになっている。
【0024】
上記レギュレータバルブ101は、オイルポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン200を介して上記マニュアルバルブ102に供給されるとともに、上記レデューシングバルブ107と3−4シフトバルブ105とに供給される。
【0025】
このレデューシングバルブ107に供給されたライン圧は、該バルブ107によって減圧されて一定圧とされた上で、ライン201,202を介して第1、第2オンオフSV111,112に供給される。
【0026】
そして、この一定圧は、第1オンオフSV111がONのときには、ライン203を介して上記リレーバルブ108に供給されるとともに、該リレーバルブ108のスプ−ルが図面上(以下同様)右側に位置するときは、さらにライン204を介してバイパスバルブ104の一端の制御ポート104aにパイロット圧として供給され、該バイパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。また、この一定圧は、リレーバルブ108のスプールが左側に位置するときは、ライン205を介して3−4シフトバルブ105の一端の制御ポート105aにパイロット圧として供給され、該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢する。
【0027】
また、第2オンオフSV112がONのときには、上記レデューシングバルブ107からの一定圧は、ライン206を介してバイパスバルブ104に供給されるとともに、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置するときは、さらにライン207を介してロックアップシフトバルブ106の一端の制御ポート106aにパイロット圧として供給され、該シフトバルブ106のスプールを左側に付勢する。また、上記一定圧は、バイパスバルブ104のスプールが左側に位置するときは、ライン208を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート103aにパイロット圧として供給され、該ローリバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0028】
さらに、レデューシングバルブ107からの一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバルブ101の調圧ポート101aにも供給される。その場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられたリニアソレノイドバルブ(以下「リニアSV」と記す)131により例えばエンジンのスロットル開度等に応じて調整され、したがって、レギュレータバルブ101によってライン圧がスロットル開度などに応じて調整されることになる。
【0029】
なお、上記3−4シフトバルブ105に導かれたメインライン200は、該バルブ105のスプールが右側に位置するときに、ライン210を介して第1アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141にライン圧を導入する。
【0030】
一方、上記メインライン200からマニュアルバルブ102に供給されるライン圧は、Dレンジでは第1出力ライン211および第2出力ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211および第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第3出力ライン213にそれぞれ導入される。
【0031】
そして、上記第1出力ライン211は第1デューティSV121に導かれ、該第1デューティSV121に制御元圧としてライン圧を供給する。この第1デューティSV121の下流側は、ライン214を介してローリバースバルブ103に導かれているとともに、該バルブ103のスプールが右側に位置するときには、さらにライン215を介して2−4ブレーキ44のアプライ室44aに導かれ、また、上記ローリバースバルブ103のスプールが左側に位置するときには、さらにライン216を介してローリバースブレーキ45の油圧室に導かれる。
【0032】
ここで、上記ライン214からはライン217が分岐され、第2アキュムレータ142に導かれている。
【0033】
また、上記第2出力ライン212は、第2デューティSV122および第3デューティSV123に導かれ、これらのデューティSV122、123に制御元圧としてライン圧をそれぞれ供給するとともに、3−4シフトバルブ105にも導かれている。この3−4シフトバルブ105に導かれたライン212は、該バルブ105のスプールが左側に位置するときに、ライン218を介してロックアップシフトバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプールが左側に位置するときに、さらにライン219を介してフォワードクラッチ41の油圧室に導かれる。
【0034】
また、上記ライン219から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位置するときに、前述のライン210を介して第1アキュムレータ141に通じるとともに、該バルブ105のスプールが右側に位置するときには、ライン221を介して2−4ブレーキ44のリリース室44bに通じる。
【0035】
さらに、第2出力ライン212から制御元圧が供給される上記第2デューティSV122の下流側は、ライン222を介して上記リレーバルブ108の一端の制御ポート108aに導かれてパイロット圧を供給し、該リレーバルブ108のスプールを左側に付勢する。
【0036】
また、上記ライン222から分岐されたライン223はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置するときに、さらにライン224に通じる。そして、このライン224からは、オリフィス151を介してライン225が分岐されて3−4シフトバルブ105に導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側に位置するときに、ライン221を介して2−4ブレーキ44のリリース室44bに導かれる。
【0037】
また、上記ライン224からオリフィス151を介して分岐されたライン225からは、さらにライン226が分岐されてバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが右側に位置するときに、ライン227を介して3−4クラッチ43の油圧室に導かれる。
【0038】
さらに、上記ライン224は直接バイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左側に位置するときに、上記ライン226を介してライン225に通じる。つまり、ライン224とライン225とが上記オリフィス151をバイパスして通じることになる。
【0039】
また、第2出力ライン212から制御元圧が供給される第3デューティSV123の下流側は、ライン228を介してロックアップシフトバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置するときに、上記フォワードクラッチ41の油圧室に通じるライン219に連結する。また、該ロックアップシフトバルブ106のスプールが左側に位置するときには、ライン229を介してロックアップクラッチ26のフロント室26aに通じる。
【0040】
さらに、マニュアルバルブ102からの第3出力ライン213はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ103にライン圧を供給する。そして、該バルブ103のスプールが左側に位置するときに、ライン230を介してリバースクラッチ42の油圧室に導かれる。
【0041】
また、同じく第3出力ライン213から分岐されたライン231はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが右側に位置するときに、前述のライン208を介してローリバースバルブ103の制御ポート103aにパイロット圧としてライン圧を供給し、該ローリバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0042】
以上の構成に加え、この油圧制御回路100には、コンバ−タリリーフバルブ109が備えられている。このバルブ109は、レギュレータバルブ101からライン232を介して供給される作動圧を一定圧に調圧した上で、これをライン233を介してロックアップシフトバルブ106に供給する。そして、この一定圧は、ロックアップシフトバルブ106のスプールが右側に位置するときには、前述のライン229を介してロックアップクラッチ26のフロント室26aに供給され、また、上記ロックアップシフトバルブ106のスプールが左側に位置するときには、ライン234を介してロックアップクラッチ26のリヤ室26bに供給されるようになっている。
【0043】
ここで、ロックアップクラッチ26は、フロント室26aに上記一定圧が供給されることにより解放されるとともに、リヤ室26bに一定圧が供給されたときに締結されるようになっているが、この締結時において、ロックアップシフトバルブ106のスプールが左側に位置するときは、上記第3デューティSV123で生成された作動圧がフロント室26aに供給されることにより、この作動圧に応じた締結力が得られるようになっている。
【0044】
また、この油圧制御回路100においては、前述のように、レギュレータバルブ101によって調整されるライン圧を、リニアSV131からの制御圧により、例えばエンジンのスロットル開度等に応じた油圧に制御するようになっているが、レンジに応じたライン圧の制御も行われるようになっている。つまり、上記マニュアルバルブ102から導かれて、DレンジおよびNレンジでメインライン200に通じるライン235が、レギュレータバルブ101の減圧ポート101bに接続されており、上記DレンジおよびNレンジでは、Rレンジよりライン圧の調圧値を低くするようになっている。
【0045】
一方、図5に示すように、この油圧制御回路100における上記第1、第2オンオフSV111,112、第1〜第3デューティSV121〜123およびリニアSV131を制御するコントローラ300が備えられている。
【0046】
このコントローラ300には、当該車両の車速を検出する車速センサ301、エンジン負荷としてのスロットル開度を検出するスロットル開度センサ302、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ303、運転者によって選択されたレンジを検出するインヒビタスイッチ304、トルクコンバータ20から変速機構30への入力回転数であるタービンシャフト27の回転数を検出するタービン回転数センサ305、作動油の油温を検出する油温センサ306等からの信号が入力され、これらのセンサおよびスイッチ301〜306からの信号が示す当該車両ないしエンジンの運転状態等に応じて、上記オンオフSV111,112、デューティSV121〜123およびリニアSV131の作動を制御するようになっている。
【0047】
ここで、このコントローラ300による第1、第2オンオフSV111,112および第1〜第3デューティSV121〜123に対する制御の状態と変速段との関係(ソレノイドパターン)をまとめると、図4に示すようになる。
【0048】
この図4中、(○)は、オンオフSV111,112についてはON、デューティSV121〜123についてはOFFであって、いずれも、上流側の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのまま下流側に供給する状態を示す。また、(×)は、オンオフSV111,112についてはOFF、デューティSV121〜123についてはONであって、いずれも、上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレンさせた状態を示す。そして、この図4に示すソレノイドパターンにより、各変速段で図3に示す摩擦締結要素がそれぞれ締結されることになる。
【0049】
図6、図7の説明
図6、図7は、それぞれマニュアル操作によって、レンジ位置変更と、あらかじめ設定された変速特性に基づいて変速制御を行うオートモードとマニュアル操作に基づく変速を行うためのマニュアルモ−ドとの間での切換と、マニュアルモ−ド時に1段シフトアップと1段シフトダウンとを指令する部分の構成例が示される。すなわち、図中51はマニュアル操作されるシフトレバーであり、ゲート板52に形成された案内溝53に沿って前後および左右に変位可能とされている。図7において、シフトレバー51の前後方向揺動軸が符号54で示され、左右方向の揺動軸―が符号55で示される。
【0050】
上記案内溝53は、53a〜53iの複数の溝(連通路)から構成されている。すなわち、シフトレバー51が図6に示すPレンジにある状態において、Pレンジから図6左方(車両左側)に向けて伸びる第1案内溝53aと、53aの左端部から後方(図6下方)へ向けて伸びる第2案内溝53bと、52bの後端部から右方へ伸びる第3案内溝53cと、53cの右端部から後方へ伸びる第4案内溝53dと、53dの後端部から右方へ伸びる第5案内溝53eと、53eの右端部から後方へ伸びる第6案内溝53fと、53fの後端部から左方へ伸びる第7案内溝53gと、53gの左端部から前方へ伸びる第8案内溝53hと、53gの左端部から後方へ伸びる第9案内溝53iとからなる。
【0051】
シフトレバー51の案内溝53内での位置と、各レンジ位置との関係が図6に示されており、符号PはPレンジ、符号RはRレンジ、符号NはNレンジ、符号Dは前進用走行レンジ、符号Mはマニュアルモ−ド選択位置を示す。そして、マニュアルモ−ド選択位置Mから、シフトレバー51を前方へ揺動させることにあより1段シフトアップ指令となり、後方へ揺動させることにより1段シフトダウンの指令となる。
【0052】
図8〜図10の説明
図8〜図10は、現在のレンジ位置(マニュアルモ−ドのMレンジ位置を含む)と、マニュアルモ−ドが選択されているときに現在の変速段を表示するための変速関係表示部を示す。すなわち、メータパネル61には、スピードメータ62、エンジン回転数を表示するタコメータ63の他、コンビメータ64が設けられている。このコンビメータ64に、水温メータ65、燃料メータ66に加えて、変速関係表示部67が組み込まれている。
【0053】
変速関係表示部67は、ほぼ上下方向直列に、その上部から下部に向けて順次、Pレンジが選択されているときに点灯されるPレンジ表示灯71、Rレンジが選択されているときに点灯されるRレンジ表示灯72、Nレンジが選択されているときに点灯されるNレンジ表示灯73、Dレンジが選択されているときに点灯されるDレンジ表示灯74、Mレンジ(マニュアルモ−ド)が選択されているときに点灯されるMレンジ表示灯75、マニュアルモ−ドが選択されているときに現在達成されている変速段を表示する8セグメント式の変速段表示灯76から構成されている。
【0054】
図8において、81は取付基盤であり、この取付基盤81と平行にかつ所定間隔あけて透光可能に形成された前面版82を有し、両板81と82との間は、上下方向において前記各表示灯71〜76に対応して複数に区画されている。そして、各区画された小空間内に、前記表示灯71〜75に対応した点灯用ランプ71a〜75aが収納されている。なお、変速段表示灯76は、液晶表示とされていて、1速〜4速に対応して、1〜4のいずれかの数値が表示されるようになっている。
【0055】
図11以下の説明
図11以下の図面は、マイクロコンピュ−タを利用して構成された前記コントロ−ラ300による変速制御の詳細を示すものであり、以下この図11以下のフロ−チャ−トについて説明する。なお、コントロ−ラ300は、前記変速関係表示部67の点灯制御をも行うものであり、このため、マニュアルモ−ドが選択されているときにONとなるスイッチ85の他、マニュアルモ−ドにおいてシフトアップ指令が行われたときにONとなるスイッチ86、マニュアルモ−ドにおいてシフトダウン指令が行われたときにONとなるスイッチ87からの信号が入力される。
【0056】
ここで、非走行レンジから走行レンジへと切換えられたときは、一旦特定高速段としての2速を経由した後、1速が達成されるように設定されているが、この特定高速段としては2速以外にも3速あるいは4速を選択することも可能である。この特定高速段の選択に際しては、もっともショックが小さくなる変速段を選択すればよいものであり、実施形態の変速機構では、2速がもっともショックが小さいものとなる。すなわち、停車中、回転されているトルクコンバ−タ出力軸と、停車中は回転されない変速機構とを締結するの摩擦締結要素(例えば3ー4クラッチ43)を締結したのでは、トルクコンバ−タ出力軸が強制的に回転停止されてそのときのイナーシャトルクが、走行レンジへと切換えたときに大きなショックとなるので、締結されてもトルクコンバ−タ出力軸の回転を停止させない摩擦締結要素が締結される変速段を選択するのが好ましい。
【0057】
また、締結時に、自動変速機の出力軸側かからエンジン側への動力伝達が不能な変速段、すなわちワンウエィクラッチの作用等でエンジンブレーキが作動しな変速段である場合は、摩擦締結要素の締結によりパワーユニットがローリングすると、その反動で該ユニットが反対方向にローリングしてパワーユニットが不安定な状態となり、これが乗員に不快感を与える一員となるが、エンジンブレーキが作動する変速段であることにより、パワーユニットの不安定な状態が回避されることになる。上述のような観点を総合、勘案して、実施形態では、特定高速段として2速が選択されている。
【0058】
以上のことを前提として、まず、図10のQ(ステップー以下同じ)において、スイッチ等の信号が読み込まれた後、Q2において、現在Dレンジが選択されているか否かが判別される。このQ2の判別でNOのときは、Q3において、P、R、Nの各レンジに対応した変速制御が実行される。Q32の判別でYESのときは、Q4において、前回検出されたレンジがNレンジであるか否かが判別される。すなわち、非走行レンジから走行レンジへ切換えられた時点であるか否かが判別される。
【0059】
Q4の判別でYESのときは、Q5において、目標変速段G1として、特定高速段としての2速が設定される。この後、Q6において、2速が達成されたか否かが判別されるが、当初はこの判別でNOとされて、Q8に移行する。Q8では目標変速段G1が達成されるが、当初G1は2速であるので、2速が達成されることになる。この後、Q9において、特定高速段経由中であることを示すべく、フラグFmkが1にセットされる。Q9の後は、Q10において、現在マニュアルモ−ドが選択されているか否かが判別されて、Q10の判別でYESのときは、Q11において後述のようにマニュアルモ−ドに基づく変速制御が行われ、Q10の判別でNOのときはQ12において、変速特性に基づく変速制御(オートモード)が行われる。
【0060】
一旦Q9を経てQ4へ再び戻ったとき、Q4の判別でNOとなり、このときは、Q13において、非走行レンジから走行レンジへと切換えられてから所定時間が経過した否かが判別される。なお、Q13での所定時間は、特定変速段としての2速を経由してから1速が達成されるまでに必要な実際の時間よりも若干大きい時間として設定されている。当初は、Q13の判別でNOとなり、このときはQ6に移行される。Q6の判別でYESのときは、Q7において、目標変速段G1として1速が設定された後、Q8へ移行して1速が達成される。Q7、Q8を経た後、Q13へ再び戻って、このQ13での判別でYESのときは、Q14において、フラグFmkが0にリセットされる。
【0061】
図12は、図11のQ12での詳細を示す。図12では、まずQ21において、フラグFmkが1であるか否かが判別される。このQ21の判別でYESのときは、特定高速段としての2速を経由している最中なので、そのままリタ−ンされる(オートモードでの変速制御の実質的な禁止)。Q21の判別でNOのときは、Q22において、車速、スロットル開度が読み込まれた後、Q23において、車速とスロットル開度とをパラメ−タとしてあらかじめ設定された変速特性に基づいて、目標変速段G2が設定される。そして、図24において、目標変速段G2が達成される。
【0062】
図13は、図11のQ11の詳細を示す。図13では、まずQ32において、フラグFmkが1であるか否かが判別される。このQ32の判別でYESのときは、特定高速段としての2速を経由している最中なので、このときはそのままリタ−ンされる(マニュアルモ−ドでの変速が実質的に禁止)。
【0063】
Q32の判別でNOのときは、Q33において、前回マニュアルモ−ドが選択されていなかったか否かが判別される(前回のフラグFmkが1であるかの判別でも同じ)。このQ33の判別でYESのときは、目標変速段G2として、マニュアルモ−ドへ切換えられた直前に達成されていた変速段が設定される。非走行レンジから走行レンジへと切換えられて、特定変速段としての2速を経由した後に1速が達成された直後の状態では、Q34での目標変速段G2は、1速に設定されることになる。
【0064】
Q35では、マニュアルモ−ドでのシフトアップ指令が行われたか否かが判別される。Q35の判別でYESのときは、Q36において、現在の変速段Gが4速であるか否かが判別される。このQ36の判別でNOのときは、Q37において、新たな目標変速段G2が、現在の目標変速段G2に1段シフトアップされたものに設定された後、Q38において、あらたに設定された目標変速段G2が達成される。Q36の判別でYESのときは、現在4速であってそれ以上のシフトアップは不可能なので、Q37をバイパスしてQ38へ移行される。
【0065】
Q35の判別でNOのときは、Q39において、マニュアルモ−ドでのシフトダウン指令が行われたか否かが判別される。Q39の判別でYESのときは、Q40において、現在の変速段Gが1速であるか否かが判別される。このQ40の判別でNOのときは、Q41において、新たな目標変速段G2が、現在の目標変速段G2に1段シフトダウンされたものに設定された後、Q38において、あらたに設定された目標変速段G2が達成される。Q40の判別でYESのときは、現在1速であってそれ以上のシフトダウンは不可能なので、Q41をバイパスしてQ38へ移行される。
【0066】
図14は、変速関係表示部67の表示制御を示すものである。まず、Q51において、フラグFmkが1であるか否かが判別される。このQ51の判別でYESのときは、特定変速段としての2速経由中であって、すぐに運転者が意図する1速へと自動的に変速が行われることを勘案して、Q53において1速が表示される。Q51の判別でNOのときは、前述した目標変速段G2が表示される。
【0067】
図15は、図12の変形例を示すものであり、特許請求の範囲における請求項4に対応したものである。まず、Q61において、今回マニュアルモ−ドへ切換えられた直後であるか否かが判別される。このQ61の判別でYESのときは、Q63において、フラグFmkが1であるか否かが判別される。Q63の判別でYESのときは、マニュアルモ−ドでの変速指令を行うときの初期変速段G3(シフトアップ指令、シフトダウン指令される前の初期状態の変速段)として、1速が設定される。また、Q63の判別でNOのときは、Q64において、マニュアルモ−ドへ切換えられる直前に達成されていた変速段が、初期変速段G3として設定される。
【0068】
Q61の判別でNOのときは、Q67において、マニュアルモ−ドでのシフトアップ指令が行われたか否かが判別される。Q67の判別でYESのときは、Q68において、現在の変速段Gが4速であるか否かが判別される。Q68の判別でNOのときとは、Q69において、マニュアルモ−ドへ切換えられてから1回目のシフトアップ指令であるか否かが判別される。このQ69の判別でYESのときは、Q71において、初期変速段G3に対して1段シフトアップされた変速段が目標変速段G段があらたな目標変速段G2として設定された後、Q66に移行する。Q69の判別でNOのときは、Q70において、目標変速段G2に1段シフトアップされた変速段をあらたな目標変速段G2として設定した後、Q66に移行する。
【0069】
Q67の判別でNOのときは、Q72において、マニュアルモ−ドでのシフトダウン指令が行われたか否かが判別される。Q72の判別でYESのときは、Q73において、現在の変速段Gが1速であるか否かが判別される。Q73の判別でNOのときとは、Q74において、マニュアルモ−ドへ切換えられてから1回目のシフトダウン指令であるか否かが判別される。このQ74の判別でYESのときは、Q75において、初期変速段G3に対して1段シフトダウンされた変速段があらたな目標変速段G2として設定された後、Q66に移行する。Q74の判別でNOのときは、Q76において、目標変速段G2に1段シフトダウンされた変速段をあらたな目標変速段G2として設定した後、Q66に移行する。
【0070】
図15の例では、非走行レンジから走行レンジへと切換えられたときに、特定変速段としての2速を経由しているときにマニュアルモ−ドが選択されたとき、現在の変速段の保持は禁止するものの、マニュアルモ−ドでの変速そのものは許容している。ただし、運転者は、走行レンジへ切換えたときに現在の変速段が1速であると認識することを考慮して、Q65、Q64において初期変速段G3を設定して、マニュアルモ−ドでの初回の変速指令のときに、基準となる変速段を初期変速段G3として、運転者の想定している現在の変速段と実際に達成される変速段とを、マニュアルモ−ドでの変速操作を利用して結果的に一致させるようにしてある(Q65を経てQ71へ移行したとき、特定変速段としての2速経由中は、Q71であらたに設定される目標変速段G2が特定変速段としての2速となり、実際にはシフトアップされない)。
【0071】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。オートモードで使用されるあらかじめ設定された変速特性としては、エンジン負荷と車速とをパラメ−タとするものに限定されることなく、例えば車速のみで設定した場合や、路面勾配をもパラメ−タとして付加したもの等、従来既知の適宜のものを使用し得る。また、変速特性として、あらかじめ複数種用意して、車両の運転状態等に応じて、使用する変速特性を適宜選択するものであってもよい。
【0072】
自動変速機としては、前進4段のものに限らず、前進3段、前進5段等適宜の段数のものを含むものである。また、無段変速機構を応用して、段階的に変速段をとり得るようにした自動変速機をも含むものである。レンジ位置を変更する第1のマニュアル操作部材と、オートモードとマニュアルモ−ドとを切換える第2のマニュアル操作部材とを、別個独立した存在として構成することもできる。また、実施形態において、マニュアルモ−ドでのシフトアップ指令とシフトダウン指令とを行うマニュアル操作部材とを、例えばステアリングハンドルに設ける等、シフトレバー51とは別個独立して設けるようにすることもできる。
【0073】
特定高速段としての2速経由中でのマニュアルモ−ド(あるいはオートモード)での変速禁止の間は、変速禁止中であることを表示するようにしてもよい。例えば、マニュアルモ−ドに対応したMレンジ(Mモ−ド)表示等75の点灯色を、変速が許容される場合とは異なる点灯色とすることができる(例えば変速許容のときは緑色で点灯させ、変速禁止のときは赤色で点灯させる)。
【0074】
図11において、ステップQ13、Q14をなくして、Q4の判別でNOのときは、そのままQ6へ移行させるようにしてもよい(実際に1速達成時点でフラグFmkを0にリセットして、マニュアルモ−ドでの変速許可開始とする)。逆に、特定高速段としての2速経由の後に1速が達成されたか否かを、Q13での所定時間のみによって検出するようにしてもよい。また、図13での所定時間を、非走行レンジから走行レンジへの切換時点を基準に設定したが、走行レンジとしてのDレンジからマニュアルモ−ドへ切換えた時点から設定することもできる(マニュアルモ−ドに切換えてから変速が実際に可能となるまでの時間が一定となる)。
【0075】
フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップの集合体)あるいはセンサやスイッチ等の各種部材は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。さらに、本発明は、制御方法として表現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動変速機の機械的構成を示すスケルトン図。
【図2】図1に示す自動変速機の油圧回路例を示す図。
【図3】図1に示す自動変速機での摩擦締結要素の締結状態と変速段との関係を示す図。
【図4】図2に示す油圧回路での電磁弁作動状態と変速段との関係を示す図。
【図5】本発明の制御系統例を示す図。
【図6】レンジ位置変更、マニュアルモ−ド・オートモード切換を行うシフトレバーを、シフトゲートと共に示す上面図。
【図7】図6の簡略側面断面図。
【図8】変速関係表示部の一例を示す図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】変速関係表示部の一部断面側面図。
【図11】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図12】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図13】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図14】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図15】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
10:自動変速機
51:シフトレバー
67:変速関係表示部
76:変速段表示部
300:コントロ−ラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a control device for an automatic transmission.
[0002]
[Prior art]
In the automatic transmission, in the travel range, a manual mode is switched between an automatic mode in which shifting is performed based on a predetermined shifting characteristic and a manual mode in which shifting is performed based on a manual operation by the driver. Some have been made possible (see JP-A-2-125174). Normally, when the mode is switched to the manual mode, the shift stage achieved immediately before the switch to the manual mode is maintained unless a shift operation in the manual mode is performed thereafter. .
[0003]
Also, some automatic transmissions have a specific difference from the first speed, without immediately changing to the first speed in order to prevent or reduce the shock when switching from the non-traveling range to the traveling range for starting. After achieving a high speed stage (for example, the third speed) once, it is changed to the first speed (refer to Japanese Patent Laid-Open No. 61-065949).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, by combining the two technologies described above, it is possible to switch between the auto mode and the manual mode by manual operation, and once the specific high speed stage is achieved when switching from the non-traveling range to the traveling range. It is conceivable to make the first gear later.
When such a combination is performed, depending on the driver, switching from the non-traveling range to the traveling range may be immediately performed to switch to the manual mode. In this case, since the driver is at the time of starting, the driver considers that the automatic transmission is in the first speed at the time of switching to the traveling range. Will be performed on the assumption that the first speed.
[0005]
However, when switching to manual mode while passing through the specified high speed stage when switching to the driving range, it is retained if held at the shift stage achieved immediately before switching to this manual mode. The gear position to be changed becomes a specific high speed stage, and the driver misunderstands that it is currently held at the first speed despite being held at the specific high speed stage, and performs a manual shift operation. It will also end up.
[0006]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and its purpose is to achieve a specific high speed when the first speed is achieved after passing through a specific high speed stage when switched to the travel range. To provide a control device for an automatic transmission capable of preventing a situation in which an assumed shift speed intended by a driver is different from an actual shift speed when switching to manual mode while passing through the speed. It is in.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following as a first solution. That is, as described in
In the travel range, an automatic transmission that can switch between an automatic mode that shifts based on a preset shift characteristic and a manual mode that shifts based on a manual operation by the driver can be switched manually. In the control device,
High-speed stage passing means for achieving the first speed after once passing through a specific high speed stage different from the first speed when switching from the non-traveling range to the traveling range;
Display means for displaying a currently achieved gear position at least in the manual mode;Have
Via the specific high-speed stage by the high-speed stage meansWhen the automatic mode is switched to the manual mode, the shifting in the manual mode is prohibited,The display means is set to display the first speed;
It is like that.
[0008]
A preferred mode based on the above solution is as described in
The time required for shifting from the non-traveling range to the traveling range after the period during which the shifting in the manual mode is prohibited is from the time when the speed change unit is changed to the first speed via the specific high speed stage. It is possible to set the time until a predetermined time set longer than elapses.
[0009]
【The invention's effect】
According to
[0010]
In addition to the above, claim 1According to the above, since the speed change associated with the speed change operation in the manual mode is not performed until the first speed is achieved by the high speed step means, the driver can It is possible to prevent a situation in which a speed change operation is performed while misidentifying that the speed is the first speed. Since the time until the first speed is achieved via the specific high speed stage is short, that is, the time during which shifting in the manual mode is prohibited is short, there is a particular problem in practical use. It does not occur. In addition, by displaying the first speed achieved thereafter without displaying the specific high speed unintended by the driver, it is possible to prevent the shift display from giving an uncomfortable feeling.
[0011]
Claim2According to the above, since the time until shifting is possible in the manual mode is set to a predetermined time immediately after switching to the travel range, the driver can It is possible to clearly recognize the time until shifting is possible.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described. First, a mechanical configuration of an
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
Here, an oil pump 12 driven by the
[0016]
On the other hand, the
[0017]
A
[0018]
Further, an
[0019]
Here, the relationship between the operating states of the
[0020]
Next, the
[0021]
Here, among the friction engagement elements, the 2-4
[0022]
As shown in FIG. 2, the
[0023]
Here, when the ON / OFF SV is ON, the upper and downstream oil passages communicate with each other, and when the ON / OFF SV is OFF, the upstream oil passage is blocked and the downstream oil passage is drained. . Further, when the
[0024]
The
[0025]
The line pressure supplied to the reducing valve 107 is reduced to a constant pressure by the valve 107 and then supplied to the first and second on / off
[0026]
This constant pressure is supplied to the
[0027]
When the second on / off
[0028]
Further, the constant pressure from the reducing valve 107 is also supplied to the pressure regulating port 101 a of the
[0029]
The
[0030]
On the other hand, the line pressure supplied from the
[0031]
The
[0032]
Here, a
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Further, the downstream side of the
[0036]
The line 223 branched from the
[0037]
Further, from the
[0038]
Further, the
[0039]
Further, the downstream side of the
[0040]
Further, the
[0041]
Similarly, the
[0042]
In addition to the above configuration, the
[0043]
Here, the lock-up clutch 26 is released when the constant pressure is supplied to the
[0044]
Further, in the
[0045]
On the other hand, as shown in FIG. 5, a
[0046]
The
[0047]
Here, when the relationship (solenoid pattern) between the control state and the gear position for the first and second on / off
[0048]
In FIG. 4, (O) is ON for the on / off
[0049]
Description of FIGS. 6 and 7
FIG. 6 and FIG. 7 respectively show a range position change by manual operation, and between an auto mode for performing shift control based on a preset shift characteristic and a manual mode for performing shift based on manual operation. A configuration example of a part for commanding one-stage upshifting and one-stage downshifting in manual mode is shown. That is, a
[0050]
The
[0051]
The relationship between the position of the
[0052]
Description of FIGS. 8 to 10
FIGS. 8 to 10 show a shift relation display section for displaying the current shift position (including the M range position of the manual mode) and the current shift stage when the manual mode is selected. Show. That is, the
[0053]
The speed
[0054]
In FIG. 8,
[0055]
Explanation below FIG.
FIG. 11 and subsequent drawings show details of the speed change control by the
[0056]
Here, when the non-travel range is switched to the travel range, it is set so that the first speed is achieved after passing through the second speed as the specific high speed stage. In addition to the second speed, it is also possible to select the third speed or the fourth speed. In selecting the specific high speed stage, it is only necessary to select a speed stage with the smallest shock. In the speed change mechanism of the embodiment, the second speed has the smallest shock. That is, when a frictional engagement element (for example, the 3-4 clutch 43) for fastening the torque converter output shaft that is rotated while the vehicle is stopped and the transmission mechanism that is not rotated while the vehicle is stopped is engaged, the torque converter output shaft is Is forced to stop rotating, and the inertia torque at that time becomes a big shock when switching to the travel range, so that a frictional engagement element that does not stop the rotation of the torque converter output shaft is engaged even if it is engaged It is preferable to select a gear position.
[0057]
In addition, if the gear stage is not capable of transmitting power from the output shaft side of the automatic transmission to the engine side at the time of engagement, that is, if the engine brake is not activated by the action of a one-way clutch, the friction engagement element When the power unit rolls due to fastening, the unit rolls in the opposite direction due to the reaction, and the power unit becomes unstable, and this is a member that makes the passenger uncomfortable, but it is the gear stage where the engine brake operates This avoids an unstable state of the power unit. Taking the above viewpoints into consideration, in the embodiment, the second speed is selected as the specific high speed stage.
[0058]
Based on the above, first, in Q of FIG. 10 (step--the same applies hereinafter), after a signal such as a switch is read, it is determined in Q2 whether the D range is currently selected. If the determination in Q2 is NO, the shift control corresponding to each of the P, R, and N ranges is executed in Q3. If YES in Q32, it is determined in Q4 whether the previously detected range is the N range. That is, it is determined whether or not it is a time point when the non-traveling range is switched to the traveling range.
[0059]
When the determination in Q4 is YES, in Q5, the second speed as the specific high speed stage is set as the target gear stage G1. Thereafter, in Q6, it is determined whether or not the second speed is achieved. Initially, the determination is NO and the process proceeds to Q8. In Q8, the target gear stage G1 is achieved, but since the initial G1 is the second speed, the second speed is achieved. Thereafter, in Q9, the flag Fmk is set to 1 to indicate that the specific high speed stage is being passed. After Q9, it is determined in Q10 whether or not the manual mode is currently selected. If Q10 is YES, the shift control based on the manual mode is performed in Q11 as described later. If Q10 is NO, the shift control (auto mode) based on the shift characteristics is performed in Q12.
[0060]
Once Q9 is returned to Q4 again, the determination at Q4 is NO, and at this time, at Q13, it is determined whether or not a predetermined time has elapsed since switching from the non-traveling range to the traveling range. The predetermined time in Q13 is set as a time slightly longer than the actual time required until the first speed is achieved after passing through the second speed as the specific shift stage. Initially, the determination in Q13 is NO, and at this time, the process proceeds to Q6. If the determination in Q6 is YES, in Q7, the first speed is set as the target gear stage G1, and then the process shifts to Q8 to achieve the first speed. After passing through Q7 and Q8, the process returns to Q13 again. If the determination in Q13 is YES, the flag Fmk is reset to 0 in Q14.
[0061]
FIG. 12 shows details in Q12 of FIG. In FIG. 12, first, at Q21, it is judged if the flag Fmk is 1. If the determination in Q21 is YES, the vehicle is in the middle of passing through the second speed as the specific high speed stage, and thus the return is performed as it is (substantial prohibition of shift control in the auto mode). If NO in Q21, the vehicle speed and throttle opening are read in Q22, and then in Q23, the target shift speed is set based on the shift characteristics set in advance using the vehicle speed and throttle opening as parameters. G2 is set. In FIG. 24, the target gear stage G2 is achieved.
[0062]
FIG. 13 shows details of Q11 in FIG. In FIG. 13, first, at Q32, it is judged if the flag Fmk is 1. If the determination in Q32 is YES, the vehicle is in the middle of passing through the second speed as the specific high speed stage, and at this time, the control is returned as it is (shifting in the manual mode is substantially prohibited).
[0063]
If the determination in Q32 is NO, it is determined in Q33 whether or not the previous manual mode has been selected (the same is true for determining whether or not the previous flag Fmk is 1). When the determination in Q33 is YES, the shift stage that has been achieved immediately before switching to the manual mode is set as the target shift stage G2. In the state immediately after the first speed is achieved after switching from the non-travel range to the travel range and passing through the second speed as the specific speed, the target speed G2 in Q34 is set to the first speed. become.
[0064]
In Q35, it is determined whether or not an upshift command is issued in manual mode. If YES in Q35, it is determined in Q36 whether or not the current gear stage G is the fourth speed. If the determination in Q36 is NO, in Q37, the new target shift speed G2 is set to one shifted up to the current target shift speed G2, and then the newly set target speed in Q38. Shift stage G2 is achieved. If YES in Q36, the current speed is 4th and no further upshifting is possible, so Q37 is bypassed and the routine proceeds to Q38.
[0065]
If NO in Q35, it is determined in Q39 whether a downshift command in manual mode has been issued. If YES in Q39, it is determined in Q40 whether or not the current gear stage G is the first speed. When the determination in Q40 is NO, in Q41, the new target shift speed G2 is set to one shifted down to the current target shift speed G2, and then the newly set target speed in Q38. Shift stage G2 is achieved. If YES in Q40, the current speed is 1st and no further downshifting is possible, so Q41 is bypassed and the routine proceeds to Q38.
[0066]
FIG. 14 shows the display control of the shift
[0067]
FIG. 15 shows a modification of FIG. 12, and corresponds to claim 4 in the scope of claims. First, in Q61, it is determined whether or not it is immediately after switching to the manual mode this time. If YES in Q61, it is determined in Q63 whether the flag Fmk is 1. If YES in Q63, the first speed is set as the initial gear stage G3 (the gear stage in the initial state before the shift-up command and the shift-down command) when the gear change command is issued in the manual mode. The Further, when the determination at Q63 is NO, at Q64, the shift stage that was achieved immediately before switching to the manual mode is set as the initial shift stage G3.
[0068]
If NO in Q61, it is determined in Q67 whether an upshift command in manual mode has been issued. If YES in Q67, it is determined in Q68 whether or not the current gear stage G is the fourth speed. If NO in Q68, it is determined in Q69 whether or not it is the first upshift command after switching to the manual mode. If the determination in Q69 is YES, in Q71, the shift stage shifted up by one stage relative to the initial shift stage G3 is set as the new target shift stage G2, and then the process proceeds to Q66. To do. If the determination in Q69 is NO, in Q70, the shift stage shifted up to the target shift stage G2 is set as the new target shift stage G2, and then the process proceeds to Q66.
[0069]
If NO in Q67, it is determined in Q72 whether or not a downshift command in manual mode has been issued. If YES in Q72, it is determined in Q73 whether or not the current gear stage G is the first speed. When NO is determined in Q73, it is determined in Q74 whether or not it is the first downshift command after switching to the manual mode. If the determination in Q74 is YES, in Q75, after the shift stage shifted down by one stage with respect to the initial shift stage G3 is set as the new target shift stage G2, the process proceeds to Q66. If the determination in Q74 is NO, in Q76, the shift stage shifted down by one stage to the target shift stage G2 is set as a new target shift stage G2, and then the process proceeds to Q66.
[0070]
In the example of FIG. 15, when the mode is switched from the non-traveling range to the traveling range and the manual mode is selected while passing through the second speed as the specific shift stage, the current shift stage is maintained. Is prohibited, but shifting in the manual mode is allowed. However, in consideration of recognizing that the current shift speed is the first speed when the driver switches to the travel range, the driver sets the initial shift speed G3 in Q65 and Q64, and in the manual mode. When the first shift command is issued, the reference shift stage is set as the initial shift stage G3, and the current shift stage assumed by the driver and the shift stage actually achieved are shifted in the manual mode. As a result, the target shift speed G2 newly set in Q71 is set as the specific shift speed during the second speed as the specific shift speed when shifting to Q71 via Q65. No. 2 speed is not actually shifted up).
[0071]
Although the embodiment has been described above, the present invention is not limited to this, and includes the following cases, for example. The preset speed change characteristics used in the auto mode are not limited to those in which the engine load and the vehicle speed are parameters. For example, when the vehicle speed is set only by the vehicle speed or the road surface gradient is also a parameter. Conventionally known appropriate ones such as those added as can be used. Further, a plurality of types of shift characteristics may be prepared in advance, and the shift characteristics to be used may be appropriately selected according to the driving state of the vehicle.
[0072]
The automatic transmission is not limited to four forward speeds but includes one having an appropriate number of speeds such as three forward speeds and five forward speeds. Further, the present invention includes an automatic transmission in which a continuously variable transmission mechanism is applied so that the gear can be shifted in stages. The first manual operation member for changing the range position and the second manual operation member for switching between the auto mode and the manual mode may be configured as separate and independent entities. In the embodiment, a manual operation member that performs a shift-up command and a shift-down command in the manual mode may be provided separately from the
[0073]
While the shift is prohibited in the manual mode (or the auto mode) via the second speed as the specific high speed stage, it may be displayed that the shift is prohibited. For example, the lighting color of 75 such as M range (M mode) display corresponding to the manual mode can be changed to a lighting color different from that when shifting is allowed (for example, green when shifting is allowed). Turn on and turn on in red when shifting is prohibited).
[0074]
In FIG. 11, steps Q13 and Q14 are eliminated, and if the determination in Q4 is NO, the process may be shifted to Q6 as it is (actually the flag Fmk is reset to 0 when the first speed is achieved, and the manual mode is changed). -Shifting permission starts at the door). Conversely, whether or not the first speed is achieved after passing through the second speed as the specific high speed stage may be detected only by a predetermined time in Q13. Further, the predetermined time in FIG. 13 is set based on the switching point from the non-traveling range to the traveling range, but can also be set from the switching point from the D range as the traveling range to the manual mode (manually). The time from when the mode is switched to when shifting is actually possible is constant).
[0075]
Each step (collection of steps) or various members such as a sensor and a switch shown in the flowchart can be expressed by adding the name of the means to the high-order expression of the function. Further, the object of the present invention is not limited to what is explicitly stated, but also implicitly includes providing what is substantially preferred or expressed as an advantage. Furthermore, the present invention can also be expressed as a control method.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a skeleton diagram showing a mechanical configuration of an automatic transmission to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a hydraulic circuit of the automatic transmission shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship between the engagement state of a friction engagement element and a gear position in the automatic transmission shown in FIG. 1;
4 is a diagram showing a relationship between an electromagnetic valve operating state and a gear position in the hydraulic circuit shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a diagram showing an example of a control system of the present invention.
FIG. 6 is a top view showing a shift lever for changing a range position and switching a manual mode / auto mode together with a shift gate.
7 is a simplified side sectional view of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a shift relationship display unit.
FIG. 9 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 10 is a partial cross-sectional side view of a shift-related display unit.
FIG. 11 is a flowchart showing a control example of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing a control example of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart showing a control example of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart showing a control example of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing a control example of the present invention.
[Explanation of symbols]
10: Automatic transmission
51: Shift lever
67: Speed change display section
76: Shift speed display section
300: Controller
Claims (2)
非走行レンジから走行レンジへと切換えたときに、1速とは異なる特定高速段を一旦経由させた後に1速を達成させる高速段経由手段と、
少なくとも前記マニュアルモ−ドのときに、現在達成されている変速段を表示する表示手段と、を有し、
前記高速段経由手段による前記特定高速段の経由中に前記オートモードからマニュアルモードへ切換えられたときは、前記マニュアルモ−ドでの変速を禁止するとともに、前記表示手段が1速を表示するように設定されている、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。In the travel range, an automatic transmission that can be switched by manual operation between an auto mode that shifts based on a preset shift characteristic and a manual mode that shifts based on a manual operation by the driver. In the control device,
High-speed stage passing means for achieving the first speed after once passing through a specific high speed stage different from the first speed when switching from the non-traveling range to the traveling range;
Display means for displaying the currently achieved shift speed at least in the manual mode;
When switching from the auto mode to the manual mode while passing through the specific high speed stage by the high speed stage passing means, shifting in the manual mode is prohibited and the display means displays the first speed. Set to
A control device for an automatic transmission.
前記マニュアルモ−ドでの変速を禁止する期間が、非走行レンジから走行レンジへと切換えた時から、前記高速段経由手段によって前記特定高速段を経由して1速になるまでに必要な時間よりも長く設定された所定時間経過するまでの間とされている、ことを特徴とする自動変速機の制御装置。In claim 1 ,
The time required for shifting from the non-traveling range to the traveling range from when the shift in the manual mode is prohibited to the first speed through the specific high speed stage by the high speed stage passing means. A control device for an automatic transmission, characterized in that it is set until a predetermined time set longer than elapses.
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