JP3757740B2 - 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、ジョブ実行時にテンポラリファイル(一時ファイル)の使用量を最適に調整し、資源を有効利用することができる情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファイル管理方式としては、特開平3−240843がある。これは、予めシステム生成時に、テンポラリファイル(一時ファイル)の大きさを規定値に設定するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、テンポラリファイルの大きさを、予めシステム生成時に規定値に設定している場合、次のような問題点がある課題があった。第1の問題点は、テンポラリファイルの大きさをシステム生成時に設定するため、テンポラリファイルを必要以上に大きく確保してしまうか、又はテンポラリファイルの容量が少ないために拡張回数が多くなる可能性があるということである。第2の問題点は、テンポラリファイルの使用量を監視していないため、使用量の変化に自動的に対応できないということである。
【0004】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ジョブの実行時のテンポラリファイルの確保容量を最適に調整することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、ジョブの実行時に、ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置であって、少なくとも、ジョブが使用する一時ファイルの容量と、容量を拡張するときの拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、属性情報記憶手段に属性情報を登録する属性情報登録手段と、ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理手段と、属性情報記憶手段によって記憶された属性情報に基づいて、ジョブのJCLで記述された一時ファイルの容量および拡張量に関する部分を、具体的な記述に置き換えるJCL置換手段と、ジョブが使用する一時ファイルの容量を監視する容量監視手段とを備え、属性情報登録手段は、ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、ジョブの属性情報を複数の条件毎に属性情報記憶手段に登録し、属性情報記憶手段は、属性情報を複数の条件毎に記憶し、JCL置換手段は、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、属性情報記憶手段によって各条件毎に記憶されている属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一時ファイルの容量および拡張量をもとに、JCL記述を作成し、JCL置換手段によって作成されたJCL記述に対応する容量の一時ファイルが確保され、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、JCL記述に対応する拡張量ずつ一時ファイルの容量が拡張され、容量監視手段によってジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量の監視、および属性情報記憶手段に記憶されている容量および拡張量の更新が行われることを特徴とする。
また、容量監視手段は、属性情報記憶手段に記憶されている容量を、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値で更新するようにすることができる。
また、容量監視手段は、属性情報記憶手段に記憶されている拡張量を、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差で更新するようにすることができる。
また、容量監視手段は、属性情報記憶手段に記憶されている拡張量を、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差を自然数で割ったときの商で更新するようにすることができる。
請求項5に記載の情報処理方法は、ジョブの実行時に、ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置における情報処理方法であって、少なくとも、ジョブが使用する一時ファイルの容量と、容量を拡張するときの拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶ステップと、属性情報記憶ステップにおいて記憶される属性情報を登録する属性情報登録ステップと、ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理ステップと、属性情報記憶ステップにおいて記憶された属性情報に基づいて、ジョブのJCLで記述された一時ファイルの容量および拡張量に関する部分を、具体的な記述に置き換えるJCL置換ステップと、ジョブが使用する一時ファイルの容量を監視する容量監視ステップとを備え、属性情報登録ステップにおいては、ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、ジョブの属性情報が複数の条件毎に登録され、属性情報記憶ステップにおいては、属性情報が複数の条件毎に記憶され、JCL置換ステップにおいては、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、属性情報記憶ステップにおいて各条件毎に記憶された属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一時ファイルの容量および拡張量をもとに、JCL記述が作成され、JCL置換ステップにおいて作成されたJCL記述に対応する容量の一時ファイルが確保され、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、JCL記述に対応する拡張量ずつ一時ファイルの容量が拡張され、容量監視ステップにおいてジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量の監視、および属性情報記憶ステップにおいて記憶された容量および拡張量の更新が行われることを特徴とする。
請求項6に記載の情報処理装置は、ジョブの実行時に、ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置であって、少なくとも、ジョブが使用する一時ファイルの容量と、容量を拡張するときの拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、属性情報記憶手段に属性情報を登録する属性情報登録手段と、ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理手段と、属性情報記憶手段によって記憶された属性情報に基づいて、一時ファイルを確保するファイル管理手段とを備え、属性情報登録手段は、ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、ジョブの属性情報を複数の条件毎に属性情報記憶手段に登録し、属性情報記憶手段は、属性情報を複数の条件毎に記憶し、ファイル管理手段は、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、属性情報記憶手段によって各条件毎に記憶されている属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一時ファイルの容量および拡張量をもとに、容量の一時ファイルを確保し、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、属性情報記憶手段によって記憶された拡張量ずつ一時ファイルの容量を拡張し、ジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量を監視し、属性情報記憶手段に記憶されている容量を、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値で更新し、拡張量を、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差、または差を自然数で割ったときの商で更新することを特徴とする。
請求項7に記載の情報処理方法は、ジョブの実行時に、ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置における情報処理方法であって、少なくとも、ジョブが使用する一時ファイルの容量と、容量を拡張するときの拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶ステップと、属性情報記憶ステップにおいて記憶される属性情報を登録する属性情報登録ステップと、ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理ステップと、属性情報記憶ステップにおいて記憶された属性情報に基づいて、一時ファイルを確保するファイル管理ステップとを備え、属性情報登録ステップにおいては、ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、ジョブの属性情報が複数の条件毎に登録され、属性情報記憶ステップにおいては、属性情報が複数の条件毎に記憶され、ファイル管理ステップにおいては、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、属性情報記憶ステップにおいて各条件毎に記憶された属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一次ファイルの容量および拡張量をもとに、容量の一時ファイルが確保され、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、属性情報記憶ステップにおいて記憶された拡張量ずつ一時ファイルの容量が拡張され、ジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量が監視され、属性情報記憶ステップにおいて記憶された容量が、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値で更新され、拡張量が、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差、または差を自然数で割ったときの商で更新されることを特徴とする。
請求項8に記載の記録媒体は、請求項5または7に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の情報処理装置が適用されるコンピュータシステムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。本実施の形態は、ジョブ実行時のテンポラリファイル(一時ファイル)の使用量を最適に調整する。
【0007】
図1において、ファイル属性表11は、ジョブ12が使用するファイル13の容量と拡張量等の属性情報を記憶するようになされている。即ち、ジョブ12の実行前に、属性登録機能1により、ファイル13の容量と拡張量等の属性情報が登録される。ジョブ12がコンピュータシステムに入力されると、JCL置換機能2は、ファイル属性表11に登録されているジョブ12の属性情報に従って、JCL(Job Control Language)によって記述されているファイル13の容量と拡張量を最適化する。
【0008】
ジョブ12が実行され、ジョブ12によってファイル13が使用されると、容量監視機能3がジョブ12によるファイル13の使用量を監視し、ファイル属性表11に登録されているジョブ12が使用するファイル13の容量と拡張量を更新していく。即ち、ジョブ12は、システム運用において繰り返し実行され、ファイル属性表11に登録されているファイル13の容量と拡張量が実行の都度、更新されていくことになる。
【0009】
このように、ジョブ12の実行毎に、使用するファイル13、即ちテンポラリファイルの容量と拡張量を更新していくことにより、テンポラリファイルの使用量を最適に調整するようになっている。
【0010】
以下、本実施の形態の構成及び動作について詳細に説明する。図1において、属性登録機能1は、ファイル13(テンポラリファイル)の属性に関する情報(属性情報)をファイル属性表11に登録する機能を実行するようになされている。属性登録機能1によるジョブ12の属性情報の登録は、テンポラリファイルがジョブ12によって使用される前に一度だけ行われる。図1では、ジョブ12がファイル13(テンポラリファイル)を使用する前に登録することになる。
【0011】
JCL置換機能2は、ファイル属性表11の属性情報をもとに、ジョブ12のテンポラリファイルの使用に関するJCL記述を、具体的な容量と拡張量の数値に置き換える機能を実行するようになされている。ジョブ12がコンピュータシステムに入力されると、ジョブ管理機能4がジョブ12のJCLを解析するが、このとき、テンポラリファイルに関するJCL記述を見つけると、JCL置換機能2を呼び出し、テンポラリファイルに関するJCL記述を、具体的な記述に置き換える。この置き換えが完了すると、ジョブ管理機能4はジョブ12のJCLの解析を継続し、JCLにエラーがなければファイル13をジョブ12に割り付け、ジョブ12を実行させる。
【0012】
ファイル13は、ジョブ12の実行開始時点では、JCL置換機能2によって置換済みのJCL記述に従って容量が確保される。その容量で不足するときは、置換済みのJCL記述に従って、拡張量で示される容量がさらに確保される。即ち、ファイル13において確保される容量は、ジョブ12が必要とする容量が不足する毎に、拡張量で示される容量だけ増えていく。
【0013】
容量監視機能3は、ファイル13においてジョブ12によって使用される容量の拡張状況を監視し、ファイル属性表11を更新していく。ジョブ12は、システム運用により、例えば、日単位、週単位、又は月単位に繰り返し実行される性質を持つジョブであり、実行の都度、JCL置換機能2と容量監視機能3が動作する。このとき、後述するように、容量監視機能3がファイル属性表11を毎回更新していく。
【0014】
図2は、図1のファイル属性表11に登録された属性情報の例を示している。図2において、ジョブ名はジョブ12を特定するものであり、例としてJOBAと登録している。ファイル名はファイル13を特定するものであり、例としてTEMPFと登録している。レコードサイズはファイル13のレコードサイズであり、例として1000バイトと登録している。ブロックサイズはファイル13のブロックサイズであり、例として4000バイトと登録している。レコード形式はファイル13のレコード形式であり、例として可変長と登録している。容量Nはファイル13のジョブ12実行開始時点の確保容量であり、例として1メガバイト(MB)と登録している。拡張量Nはファイル13の容量不足時点での追加の確保量であり、例として100キロバイト(KB)と登録している。
【0015】
ジョブ12はシステム運用により繰り返し実行されるが、必要とするテンポラリファイルの容量は実行毎に異なるものである。したがって、容量監視機能3は、ジョブ12が実行される毎に、ファイル13の使用量を監視し、ファイル属性表11の容量Nと拡張量Nを更新していく。
【0016】
ジョブ12が使用するファイル13(テンポラリファイル)の使用量に特徴がある場合、その特徴を登録することもできる。条件Aはその特徴を示すものであり、例として月末と登録している。月末は処理するデータ量が月末以外に比べて多いという特徴がある場合に登録する例であり、容量Aと拡張量Aに月末に対応する容量と拡張量をそれぞれ登録する。例として、容量に5MB、拡張量に200KBをそれぞれ登録している。
【0017】
同様に、他に特徴がある例として、条件Bに週末を登録し、対応する容量を容量Bに登録し、対応する拡張量を拡張量Bに登録する。そして、条件Aを満足するときにジョブ12が実行されると、容量A及び拡張量Aに従ってテンポラリファイルが確保される。同様に、条件Bを満足するときにジョブ12が実行されると、容量B及び拡張量Bに従ってテンポラリファイルが確保される。
【0018】
容量監視機能3は、ジョブ12が条件Aを満足するときに実行されると、容量Aと拡張量Aを更新する。また、ジョブ12が条件Bを満足するときに実行されると、容量Bと拡張量Bを更新する。どちらの条件をも満足しないときにジョブ12が実行されると、容量Nと拡張量Nを更新する。
【0019】
図3は、図1に示したJCL置換機能2が実施するテンポラリファイルに関するJCL記述の置換例を示している。図3において、JCL記述21は、ジョブ12で記述するテンポラリファイルのJCLの例である。ジョブ12のプログラムには、FILEIDが定義されており、JCLによりTEMPFに割り付けている。TEMPFは図1ではファイル13に相当する。
【0020】
JCL置換機能2は、JCL記述21のAUTOの部分を置換する。置換後の例がJCL記述22である。FILESTATUSでTEMPFがテンポラリファイルであることを示している。SIZEでジョブ実行時のテンポラリファイルの確保容量を示している。INCREMENTでテンポラリファイルの容量不足時の追加確保容量を示している。
【0021】
JCL置換機能2は、ファイル属性表11をもとにJCL記述22を作成する。即ち、JCL置換機能2は、条件Aを満足するときにジョブ12が実行された場合、容量Aと拡張量AをもとにJCL記述22を作成する。条件Bを満足するときにジョブ12が実行された場合、容量Bと拡張量BをもとにJCL記述22を作成する。条件A及び条件Bのいずれも満足しないときにジョブ12が実行された場合、容量Nと拡張量NをもとにJCL記述22を作成する。
【0022】
以上、図1の実施の形態の構成及び動作について説明したが、図1のジョブ管理機能4の処理内容は、情報処理業界に従事する技術者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成及び動作の説明は省略する。また、テンポラリファイルの容量確保及び容量の拡張も、情報処理業界に従事する技術者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成及び動作の説明は省略する。
【0023】
次に、図1に示した容量監視機能3がファイル属性表11を更新する動作について、図4を参照して説明する。図4において、ファイル13は、ジョブ開始時点では使用量ゼロ(0)31であるが、ジョブ12の実行に従って順次使用されていく。ジョブ12はシステム運用により繰り返し実行され、ファイル13の使用量は実行毎に異なるが、ファイル13の使用量の平均である使用量平均32と、ファイル13の使用量の最大である使用量最大33を条件別に算出することはできる。即ち、各条件下でジョブ12が実行されたときのファイル13の使用量をチェックすることにより、ファイル13の使用量平均32と使用量最大33とを算出することができる。
【0024】
そして、ジョブ12の実行時に、条件Aを満足する場合、容量監視機能3はファイル属性表11の容量Aを使用量平均32で更新する。また、ファイル属性表11の拡張量Aを使用量最大33と使用量平均32の差で更新する。
【0025】
これにより、ファイル13は平均的には100%の使用率となり、不足する場合でも、1回の拡張で済むことになる。
【0026】
ファイル13の使用量はジョブ12の実行毎に異なるため、1回の拡張で使用量最大33に拡張すると必要以上に容量を確保してしまう場合もあるので、1回当たりの拡張量を少なくし、複数回の拡張を行うことにより使用量最大33の容量が確保されるような設定をすることも可能である。
【0027】
例えば、3回の拡張により使用量最大33の容量が確保されるように設定する場合は、ファイル属性表11の拡張量Aを、使用量最大33と使用量平均32の差を3で割ったときの商で更新する。こうすれば、ファイル13は必要量に応じて3回まで拡張することができるようになり、ファイル13の確保容量を実際の使用量により近づけることができる。
【0028】
なお、条件B、条件Nの場合についても上述した条件Aの場合と基本的には同様であるので、その説明は省略する。
【0029】
以上説明したように、本実施の形態においては、以下に記載するような効果がある。第1の効果は、テンポラリファイルの容量を管理しているので、必要な容量だけテンポラリファイルを確保することができることである。
【0030】
第2の効果は、テンポラリファイルの容量を条件毎に管理しているので、条件にあわせて必要な容量だけテンポラリファイルを確保することができることである。
【0031】
第3の効果は、テンポラリファイルの拡張量を管理しているので、テンポラリファイルが不足したときの拡張回数を調整することができることである。
【0032】
第4の効果は、ジョブの実行毎にテンポラリファイルの使用量を更新しているので、処理量の変化に自動的に対応することができることである。
【0033】
次に、図5を参照して、本発明が適用されるコンピュータシステムの他の実施の形態について説明する。図5に示した実施の形態の基本的な構成は、図1に示した実施の形態の場合と同様であるが、ファイル管理についてさらに工夫している。図5に示した実施の形態においては、図1に示した実施の形態のJCL置換機能2及び容量監視機能3の代わりに、ファイル管理機能5を新たに設けるようにしている。
【0034】
図5に示した実施の形態において、ファイル管理機能5は、ファイル13(テンポラリファイル)を確保し、ジョブ12によるファイル13の使用量に基づいて、ファイル属性表11の属性情報を更新する機能を有している。ジョブ12がコンピュータシステムに入力されると、ジョブ管理機能4がジョブ12のJCLを解析し、テンポラリファイルに関するJCL記述を見つけると、ファイル管理機能5を呼び出す。
【0035】
ファイル管理機能5は、ファイル属性表11を参照して、ジョブ12に対してファイル13の容量を確保する。容量が確保されると、ジョブ管理機能4の制御によりジョブ12は実行が開始される。従って、ファイル管理機能5は、図1の実施の形態の場合のように、ジョブ12のJCL記述の変換は行わない。ジョブ12が実行されると、ファイル管理機能5は、ファイル13を監視し、図1に示した実施の形態の容量監視機能3と同様の動作を行う。
【0036】
このように、図5に示した実施の形態では、ファイル管理機能5がJCL記述を変換することなく、ジョブ12に対してテンポラリファイルの容量を確保し、その使用量の監視を行い、ファイル属性表11の更新を行っている。従って、図5に示した実施の形態においても、図1に示した実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0037】
なお、上記実施の形態においては、ファイル属性表11に2つの条件A,Bに対応する容量A,B及び拡張量A,Bがそれぞれ登録されている場合について説明したが、条件の数は0でも3以上でも構わない。また、図3のJCL記述は例であってこれに限定されるものではない。また、JCL記述の置換方法も例であってこれに限定されるものではない。
【0038】
また、本発明をオペレーティングシステム(OS)に適用し、ソフトウェア処理により、上記各実施の形態と同様の動作を行うようにすることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体によれば、少なくとも、ジョブが使用する一時ファイルの容量と、容量を拡張するときの拡張量とからなる属性情報を記憶し、ジョブに対応するJCL記述を解析し、記憶された属性情報に基づいて、ジョブのJCLで記述された一時ファイルの容量および拡張量に関する部分を、具体的な記述に置き換え、ジョブが使用する一時ファイルの容量を監視する。また、ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、ジョブの属性情報が複数の条件毎に記憶され、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、各条件毎に記憶された属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一時ファイルの容量および拡張量をもとに、JCL記述が作成され、そのJCL記述に対応する容量の一時ファイルが確保され、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、JCL記述に対応する拡張量ずつ一時ファイルの容量が拡張され、ジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量の監視、および記憶された容量および拡張量の更新が行われる。あるいは、各条件のうちの所定のものの下でジョブが実行された場合、各条件毎に記憶された属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの一時ファイルの容量および拡張量をもとに、容量の一時ファイルが確保され、ジョブが使用する一時ファイルの容量が不足する場合、記憶された拡張量ずつ一時ファイルの容量が拡張され、ジョブが使用する一時ファイルの容量および拡張量が監視され、記憶された容量が、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値で更新され、拡張量が、ジョブによる一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差、または差を自然数で割ったときの商で更新されるようにしたので、ジョブの実行時のテンポラリファイルの確保容量を最適に調整することができ、コンピュータシステムの資源を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置が適用されるコンピュータシステムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】ファイル属性表に登録された属性情報の例を示す図である。
【図3】JCL置換例を示す図である。
【図4】図1の実施の形態の容量監視機能の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の情報処理装置が適用されるコンピュータシステムの他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 属性登録機能
2 JCL置換機能
3 容量監視機能
4 ジョブ管理機能
5 ファイル管理機能
11 ファイル属性表
12 ジョブ
13 ファイル
21,22 JCL記述
31 使用量ゼロ(0)
32 使用量平均
33 使用量最大
Claims (8)
- ジョブの実行時に、前記ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置であって、
少なくとも、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量と、前記容量を拡張するときの前記拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
前記属性情報記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、
前記ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理手段と、
前記属性情報記憶手段によって記憶された前記属性情報に基づいて、前記ジョブのJCLで記述された一時ファイルの容量および拡張量に関する部分を、具体的な記述に置き換えるJCL置換手段と、
前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量を監視する容量監視手段と
を備え、
前記属性情報登録手段は、前記ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、前記ジョブの属性情報を前記複数の条件毎に前記属性情報記憶手段に登録し、前記属性情報記憶手段は、前記属性情報を前記複数の条件毎に記憶し、
前記JCL置換手段は、各条件のうちの所定のものの下で前記ジョブが実行された場合、前記属性情報記憶手段によって各条件毎に記憶されている前記属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの前記一時ファイルの容量および拡張量をもとに、前記JCL記述を作成し、前記JCL置換手段によって作成された前記JCL記述に対応する前記容量の前記一時ファイルが確保され、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量が不足する場合、前記JCL記述に対応する前記拡張量ずつ前記一時ファイルの容量が拡張され、前記容量監視手段によって前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量および前記拡張量の監視、および前記属性情報記憶手段に記憶されている前記容量および前記拡張量の更新が行われる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記容量監視手段は、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記容量を、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値で更新する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記容量監視手段は、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記拡張量を、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差で更新する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記容量監視手段は、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記拡張量を、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差を自然数で割ったときの商で更新する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - ジョブの実行時に、前記ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置における情報処理方法であって、
少なくとも、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量と、前記容量を拡張するときの前記拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶ステップと、
前記属性情報記憶ステップにおいて記憶される前記属性情報を登録する属性情報登録ステップと、
前記ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理ステップと、
前記属性情報記憶ステップにおいて記憶された前記属性情報に基づいて、前記ジョブのJCLで記述された一時ファイルの容量および拡張量に関する部分を、具体的な記述に置き換えるJCL置換ステップと、
前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量を監視する容量監視ステップと
を備え、
前記属性情報登録ステップにおいては、前記ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、前記ジョブの属性情報が前記複数の条件毎に登録され、前記属性情報記憶ステップにおいては、前記属性情報が前記複数の条件毎に記憶され、
前記JCL置換ステップにおいては、各条件のうちの所定のものの下で前記ジョブが実行された場合、前記属性情報記憶ステップにおいて各条件毎に記憶された前記属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの前記一時ファイルの容量および拡張量をもとに、前記JCL記述が作成され、前記JCL置換ステップにおいて作成された前記JCL記述に対応する前記容量の前記一時ファイルが確保され、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量が不足する場合、前記JCL記述に対応する前記拡張量ずつ前記一時ファイルの容量が拡張され、前記容量監視ステップにおいて前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量および前記拡張量の監視、および前記属性情報記憶ステップにおいて記憶された前記容量および前記拡張量の更新が行われる
ことを特徴とする情報処理方法。 - ジョブの実行時に、前記ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置であって、
少なくとも、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量と、前記容量を拡張するときの前記拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶手段と、
前記属性情報記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、
前記ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理手段と、
前記属性情報記憶手段によって記憶された前記属性情報に基づいて、前記一時ファイルを確保するファイル管理手段と
を備え、
前記属性情報登録手段は、前記ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、前記ジョブの属性情報を前記複数の条件毎に前記属性情報記憶手段に登録し、前記属性情報記憶手段は、前記属性情報を前記複数の条件毎に記憶し、
前記ファイル管理手段は、各条件のうちの所定のものの下で前記ジョブが実行された場合、前記属性情報記憶手段によって各条件毎に記憶されている前記属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの前記一時ファイルの容量および拡張量をもとに、前記容量の前記一時ファイルを確保し、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量が不足する場合、前記属性情報記憶手段によって記憶された前記拡張量ずつ前記一時ファイルの容量を拡張し、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量および前記拡張量を監視し、前記属性情報記憶手段に記憶されている前記容量を、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値で更新し、前記拡張量を、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差、または前記差を自然数で割ったときの商で更新する
ことを特徴とする情報処理装置。 - ジョブの実行時に、前記ジョブによって使用される一時ファイルの容量と拡張量が制御される情報処理装置における情報処理方法であって、
少なくとも、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量と、前記容量を拡張するときの前記拡張量とからなる属性情報を記憶する属性情報記憶ステップと、
前記属性情報記憶ステップにおいて記憶される前記属性情報を登録する属性情報登録ステップと、
前記ジョブに対応するJCL記述を解析するジョブ管理ステップと、
前記属性情報記憶ステップにおいて記憶された前記属性情報に基づいて、前記一時ファイルを確保するファイル管理ステップと
を備え、
前記属性情報登録ステップにおいては、前記ジョブが複数の条件下で実行されることを想定して、前記ジョブの属性情報が前記複数の条件毎に登録され、前記属性情報記憶ステップにおいては、前記属性情報が前記複数の条件毎に記憶され、
前記ファイル管理ステップにおいては、各条件のうちの所定のものの下で前記ジョブが実行された場合、前記属性情報記憶ステップにおいて各条件毎に記憶された前記属性情報のうち、各条件のうちの所定のものに対応するものの前記一次ファイルの容量および拡張量をもとに、前記容量の前記一時ファイルが確保され、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの容量が不足する場合、前記属性情報記憶ステップにおいて記憶された前記拡張量 ずつ前記一時ファイルの容量が拡張され、前記ジョブが使用する前記一時ファイルの前記容量および前記拡張量が監視され、前記属性情報記憶ステップにおいて記憶された前記容量が、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値で更新され、前記拡張量が、前記ジョブによる前記一時ファイルの使用量の平均値と最大値の差、または前記差を自然数で割ったときの商で更新される
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項5または7に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
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