JP3757103B2

JP3757103B2 - Communication equipment installation structure

Info

Publication number: JP3757103B2
Application number: JP2000303843A
Authority: JP
Inventors: 康広窪田
Original assignee: 埼玉日本電気株式会社
Priority date: 2000-10-03
Filing date: 2000-10-03
Publication date: 2006-03-22
Anticipated expiration: 2020-10-03
Also published as: JP2002111235A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器の設置構造に関し、特に、放熱を要する通信機器の設置構造に関し、中でも、高所等の設置困難な箇所に設置される通信機器の屋外設置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
昨今、通信業界の発展は急速で目まぐるしいものがあり、次第に、通信機器を設置するためのスペースの確保が困難になってきている。そこで、通信事業者は、通信機器を小スペースで設置できるように、ポール先端に取付けたり、壁に掛けたりすることができる通信機器のラインアップの充実を要望している。
【０００３】
ところで、通信機器は、該通信機器に用いられている回路基板の高密度実装化に伴い、その発熱密度は高くなる一方である。これによって、通信機器の本体を収容している筐体内部はますます高温になっていき、通信機器に使われている回路部品の周囲温度を動作保証温度以下に低下させるため、発生する熱を効率よく前記筐体外部へ放散させる必要がある。このため、この筐体には大型の放熱フィンが装着されている。また、このような放熱フィンの材質としては、当然、その熱伝導率が高い方が好ましい。しかし、一般的に、熱伝導率が高い材料はその比重も大きいため、このような材料からなる放熱フィンは重くなる。
【０００４】
ここで、従来の通信機器の設置構造及びその設置方法を説明する。図８は、従来の通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための斜視図であり、図９は、その組立状態を示す斜視図である。
【０００５】
図８及び図９を参照すると、従来の通信機器においては、予め、通信機器の本体を収容している筐体１１４上に放熱フィン１１４ａが搭載（一体形成）されている。この筐体１１４をポール先端に取付ける場合、設置作業者は、まず、放熱フィン１１４ａ上に、予め、固定金具１１５を第１のボルト１１７によって固定しておく。次に、設置作業者は、ポールに昇り、切欠き環状の取付金具１１６をポールに巻き回し、続いて、放熱フィン１１４ａを備えているためきわめて重い筐体１１４を保持しながら、その手を放熱フィン１１４ａの背面側に回し、固定金具１１５を第２のボルト１１８を用いて取付金具１１６に固定する。このようにして、通信機器がポール先端に設置される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の通信機器の設置構造及びその設置方法は、下記記載の問題点を有している。
【０００７】
すなわち、その問題点は、通信機器を設置ないし取付ける際の作業性が悪い、ということである。
【０００８】
その理由は、通信機器の本体を収容している筐体１１４をポール先端に取付ける際、大型で重い筐体１１４を保持しながら、取付作業を実行する必要があるためである。なぜなら、筐体１１４上に、予め、大型で重い放熱フィン１１４ａが搭載（一体形成）されているからである。
【０００９】
本発明の目的は、高所等の設置困難な場所であっても、設置作業が容易な通信機器の設置構造を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、ポール等の高所又はその他の設置困難な箇所に設置ないし取付けられる、屋外設置用の通信機器、特に、通信基地局となる屋外設置用の通信機器を、該機器内に発生する熱を放熱させる放熱体と、通信機器の本体を収容する筐体とに分割して取り扱うことにより、通信機器の設置ないし取付作業性が大幅に改善されることを見出し、さらに、鋭意研究を進めた結果、本発明を完成するに至ったものである。
【００１１】
すなわち、前記目的を達成するため、本発明は、放熱を要する通信機器の本体を収容する筐体と、前記筐体と別体であって、該筐体に装着される放熱体と、前記放熱体に予め固定され乃至該放熱体と一体的に形成され、所定箇所に取付けられる取付金具と、前記筐体に連結され、操作により可動な操作部材と、前記操作部材に連結され、該操作部材の操作に従動して前記筐体に対し変位することにより、前記放熱体と係合又は係合解除される接続金具と、前記筐体上に設けられ、前記放熱体に該筐体が装着又は装着解除される際、前記接続金具の変位を案内するガイド部と、前記放熱体上に設けられ、前記接続金具と解除可能に係合することにより、該放熱体に前記筐体を装着させる係合部と、を有することを特徴とする通信機器の設置構造を提供する。
【００１２】
この通信機器の設置構造においては、通信機器の本体を収容する筐体（通信機器本体）と放熱体とを分離して取り扱うことができるため、放熱体を先に所定の設置箇所（取付箇所）に取付けておき、後から、この放熱体に前記筐体（通信機器本体）を装着することができる。これによって、設置作業者が、一度に運搬及び保持しなければならない重量が削減されるため、通信機器の本体を収容する筐体を設置箇所まで運び上げる作業が容易となり、通信機器の固定作業も容易となる。したがって、この通信機器の設置構造は、特に、通信機器をポール先端などの高所等、設置困難な箇所に設置する場合に、好適に適用されるものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
【００１４】
本発明の好ましい実施の形態においては、筐体上に、放熱体に筐体が装着又は装着解除される際、筐体と放熱体を接続するための接続金具を支持すると共に該接続金具の変位を案内するガイド部が設けられる。このガイド部によって、筐体と放熱体とを簡単かつ確実に密着させることができるため、設置作業者によって、放熱性能にバラツキが生じることが抑制される。
【００１５】
本発明の好ましい実施の形態においては、接続金具が筐体の取付面（背面）側に配置され、さらに、操作部材が筐体の取付面とは反対側、すなわち、前面側に延在する。この実施の形態によれば、操作部材が設置作業者の手前に位置することとなる。したがって、設置作業者は筐体の前面における操作部材の操作のみによって、筐体を、操作部材に従動する接続金具を介して、放熱体に装着することができる。これによって、設置作業時間が短縮される。
【００１６】
本発明の好ましい実施の形態においては、放熱体に、筐体を支持しつつ滑動させることにより、この筐体の装着を容易化させる固定台が付設される。この固定台によって、設置作業中における設置作業者の負担重量が低減される。
【００１７】
本発明の好ましい実施の形態においては、放熱を要する通信機器を、高所等の設置困難箇所に設置する際、取付金具により、予め、所定箇所に該放熱体を取付けておき、次に、所定箇所に取付けられた放熱体に、通信機器の本体を収容している筐体を装着する。
【００１８】
【実施例】
前記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明するため、以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【００１９】
図１は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造を説明するための分解斜視図であり、図２はその組立状態を示す斜視図である。
【００２０】
図１及び図２を参照すると、放熱フィン２と別体の筐体１には、放熱を要する通信機器の本体（通信機器を構成する電子部品類の集合体）が収容されている。筐体１は、設置作業者がこの筐体１をつかみ易いような断面形状に加工ないしプレスされている。
【００２１】
筐体１の両側面上には、ガイドピン（ガイド部）８がそれぞれ設けられている。ガイドピン８の頭部は径大とされ、これによって、ガイドピン８の端部には片側フランジが形成されている。
【００２２】
筐体１の両側面上には、枢軸ピン９をそれぞれ介して、コの字型のハンドル（操作部材）１１が筐体１の前面を跨ぐように枢支されている。
【００２３】
ハンドル１１の両端部には、連結ピン１０をそれぞれ介して、左右の接続金具６の中央部が連結されている（リンクされている）。なお、図１及び図２中、向かって左側の接続金具は不図示であるから、以下、主として、右側の接続金具６について説明するが、左右の接続金具６は互いに同様の構造及び機能を有するものである。接続金具６は、ハンドル１１が操作されて枢動することにより、これに従動して、筐体１に対し主として上下に変位する。
【００２４】
一方、接続金具６の一側と他側には、湾曲した（そら豆状の）ガイド窓６ａがそれぞれ形成されている。ガイド窓６ａはガイドピン８と変位可能に係合しており、ガイドピン８はガイド窓６ａを介して接続金具６の変位を案内する。なお、ガイド窓６ａは、ガイドピン８の端部に形成された片側フランジの大きさに対応して、ガイドピン８が抜けないような大きさに形成されている。これによって、接続金具６は、筐体１に対して変位可能に、ガイドピン８と筐体１の間に挟み込まれている。
【００２５】
接続金具６の縁部には、縦断面がつり針状である切欠き６ｂが形成されている。換言すれば、切欠き６ｂは湾曲して形成されている。これによって、切欠き６ｂの湾曲部より奥側に後述の係合ピン７が係合した際、係合ピン７が切欠き６ｂから抜け難くされている。また、切欠き６ｂの湾曲の度合いは、ガイド窓の湾曲の度合いに対応してする。放熱フィン２に筐体１を装着する際、すなわち、通信機器の設置時、切欠き６ｂ及び後述の係合ピン７とが解除可能に係合することにより、筐体１と放熱フィン２が一体化される。なお、切欠き６ｂが、常に、筐体１の背面より外方に位置しているよう、接続金具６は、ハンドル１１に対して連結されると共に、ガイドピン８によって規制されている。
【００２６】
一方、放熱フィン２は、表面積を増大させるため、多数の放熱板を備えている。なお、これらの放熱板は、空気の対流を阻害しないよう、水平方向に沿って互いに対向するよう配列されることが好ましい。また、放熱フィン２の材質としては、アルミニウム押出材、又は、耐候性を有するよう表面処理された金属材を用いることが好ましい。
【００２７】
放熱フィン２の両側面には、係合ピン７が設けられている。係合ピン７は、円柱状であり、その頭部は径大とされ、これによって、係合ピン７の端部には片側フランジが形成されている。
【００２８】
放熱フィン２には、放熱フィン２の筐体１取付面（前面）及び背面で開口する座ぐり１３が形成されている。筐体１取付面において、座ぐり１３の筐体１の取付面側の開口周囲は、後述のボルト５頭部が、筐体１取付面より突出しないよう（ボルト５の頭部が放熱フィン２内に埋没できるよう）、僅かに削り込まれている。これによって、筐体１は放熱フィン２に、可及的に広い面積で密着することができる。
【００２９】
放熱フィン２の下部において、筐体１の取付面（前面）側には、固定台４が設けられている。設置作業時、筐体１が、固定台４上に支持されつつ滑動していくことにより、筐体１を放熱フィン２に装着する作業が容易化される。
【００３０】
放熱フィン２の背面には、前述のボルト５を介して、切欠き環状の取付金具３が螺合される。なお、取付金具３の材質としては、放熱フィン２と同様に耐候性のある金属、例えば、ステンレス、或いは、耐候性を有するよう表面処理された金属材を用いることが好ましい。
【００３１】
次に、本発明の一実施例に係る通信機器の設置方法を説明する。
【００３２】
図３（Ａ）〜図３（Ｃ）と、図４（Ａ）〜図４（Ｃ）と、図５（Ａ）〜図５（Ｃ）と、図６（Ａ）〜図６（Ｃ）は、順に、本発明の一実施例に係る通信機器の設置方法を説明するための第１〜第４の工程図である。
【００３３】
まず、図２を参照して、設置作業者は、予め、切欠き環状の取付金具３の一端のみを、該取付金具３と螺合するボルト５を用いて、放熱フィン２に固定しておく。
【００３４】
次に、設置作業者は、通信機器を設置するポール直下にリフト車を停車させ、そのリフト台をポール先端付近まで上昇させる。
【００３５】
図２を参照して、設置作業者は、取付金具３をポール外周面に巻き付け、その後、取付金具３の他端をボルト５を用いて放熱フィン２に固定する。この作業は、放熱フィン２の前面側から行うことができる。かくして、放熱フィン２はポール先端に確実に締付固定される。
【００３６】
次に、図２を参照して、設置作業者は、ハンドル１１を上方に持ち上げた状態で、筐体１を放熱フィン２の固定台４上に載置する。
【００３７】
次に、図３（Ａ）〜図３（Ｃ）を参照して、設置作業者は、筐体１を、放熱フィン２の取付面（前面）に向かって、切欠き６ｂ（図３（Ｂ）参照）と係合ピン７が係合可能な所定位置まで滑動させる。
【００３８】
図４（Ａ）〜図４（Ｃ）を参照して、次に、設置作業者は、ハンドル１１を押し下げる。これによって、ハンドル１１の枢軸ピン９より他側が上昇すると共に、ハンドル１１の他側に連結されている接続金具６が持ち上がる。このとき、筐体１に形成されたガイドピン８によって、接続金具６が支持されると共に、該接続金具６の変位が案内されることにより、接続金具６は設計意図に従って、スムーズに持ち上がる。
【００３９】
図４（Ａ）〜図４（Ｃ）を参照して、さらに、設置作業者がハンドル１１を押し下げると、接続金具６がさらに持ち上がることにより、接続金具６の切欠き６ｂの入口部に、放熱フィン２の係合ピン７が嵌合する。切欠き６ｂの入口部は、係合ピン７を受容し易くなるように、拡開ないしテーパ状に形成されている。
【００４０】
図５（Ａ）〜図５（Ｃ）を参照して、さらに、設置作業者は、ハンドル１１を押し下げ、切欠き６ｂの奥に向かって係合ピン７を変位させる。この間も、接続金具６は、該接続金具６のガイド窓と変位可能に係合するガイドピン８によって、案内されている。
【００４１】
図６（Ａ）〜図６（Ｃ）を参照して、さらに、設置作業者が、ハンドル１１を押し下げると、係合ピン７が切欠き６ｂの最奥部に変位し、係合ピン７が切欠き６ｂに係合ないし係止される。同時に、ガイドピン８も、ガイド窓６ａの最奥部に変位し、ガイドピン８がガイド窓６ａに係合ないし係止される。この状態において、筐体１の背面と放熱フィン２の取付面（前面）とが密着し、かくして、通信機器の設置作業が終了する。
【００４２】
ところで、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造においては、放熱フィンと通信機器本体を収容する筐体とを分離することができるため、通信機器の発熱量に応じて、種々の放熱フィンを選択することができる。すなわち、この発熱量が大きい場合には、図７（Ａ）に示すような大型の放熱フィン２０を用い、一方、この発熱量が小さい場合には、図７（Ｂ）に示すような小型の放熱フィンに筐体１９を装着することができる。したがって、通信機器の発熱量に変更があった場合でも、筐体の形状を変更せずに、放熱フィンの方を変更すればよい。これによって、筐体の標準化、すなわち、異なる通信機器に対して共通の筐体を用いることができる。この結果、通信機器が更新された場合であっても、筐体を成形するための型を、その都度作製する必要がない、というさらなる効果が生じる。
【００４３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は下記記載の効果を奏するものである。
【００４４】
本発明の第１の効果は、通信機器の設置作業が容易となる、ということである。
【００４５】
その理由は、通信機器と放熱体を別体としたことにより、通信機器と放熱体を別々に取り扱うことができ、これによって、設置作業者が、設置ないし取付作業時に、一度に運搬及び保持しなければならない重量が低減されるからである。
【００４６】
本発明の第２の効果は、特に、ポール先端のような高所等の設置困難箇所における通信機器の設置作業が容易となる、ということである。
【００４７】
その理由は、上記のように、設置作業者が、設置作業時に、一度に運搬及び保持しなければならない重量が低減されるからである。
【００４８】
また、本発明の第１の予期せぬ効果は、通信機器の設置構造に関わる、製造及び開発コストが削減されることである。
【００４９】
その理由の一つは、通信機器を収容する筐体と放熱体を別体としたことにより、設置済みの放熱体に対して通信機器の方を交換したり、或いは、通信機器に対して放熱体の方を交換したりすることができるからである。
【００５０】
その理由の二つは、筐体の標準化、すなわち、異なる通信機器に対して共通の筐体を用いることができ、これによって、通信機器が更新された場合であっても、筐体を成形するための型を、その都度、開発及び作製する必要がないからである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための分解斜視図である。
【図２】本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するため、その組立状態を示す斜視図である。
【図３】（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための第１の工程図であって、（Ａ）は分解斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の矢視Ｂ部分の拡大図、（Ｃ）は（Ａ）の矢視Ｃ部分の拡大図である。
【図４】（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための第２の工程図であって、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の矢視Ｂ部分の拡大図、（Ｃ）は（Ａ）の矢視Ｃ部分の拡大図である。
【図５】（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための第３の工程図であって、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の矢視Ｂ部分の拡大図、（Ｃ）は（Ａ）の矢視Ｃ部分の拡大図である。
【図６】（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための第４の工程図であって、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）の矢視Ｂ部分の拡大図、（Ｃ）は（Ａ）の矢視Ｃ部分の拡大図である。
【図７】（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明の一実施例に係る通信機器の設置構造の利点を説明するための図であって、（Ａ）は筐体を装着可能な大型の放熱フィンを示す部分斜視図、（Ｂ）は小型の放熱フィン及びそれに装着された筐体を示す斜視図である。
【図８】従来の通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するための分解斜視図である。
【図９】従来の通信機器の設置構造及びその設置方法を説明するため、その組立状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
１通信機器の本体を収容する筐体
２放熱フィン
３取付金具
４固定台
５ボルト
６接続金具
６ａガイド窓
６ｂ切欠き
７係合ピン
８ガイドピン
９ハンドルの枢軸ピン
１０ハンドルと接続金具の連結ピン
１１ハンドル
１３座ぐり
１９小型の放熱フィンに装着された筐体
２０大型の放熱フィン
２１小型の放熱フィン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to installation structure of the communication device, in particular, relates to installation structure of a communication device that requires heat dissipation, among others, it relates to an outdoor installation structure of the communication equipment installed in the installation difficult places in the high place or the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the development of the communication industry has been rapid and dizzying, and it has become increasingly difficult to secure a space for installing communication devices. Therefore, communication carriers are requesting an enhancement of the lineup of communication devices that can be attached to the tip of a pole or hung on a wall so that the communication device can be installed in a small space.
[0003]
Incidentally, the heat generation density of a communication device is increasing as the circuit board used in the communication device is mounted with high density. As a result, the inside of the housing that houses the communication device body becomes increasingly hot, and the ambient temperature of circuit components used in the communication device is lowered below the guaranteed operating temperature. It is necessary to efficiently dissipate outside the housing. For this reason, a large radiating fin is attached to the housing. Moreover, as a material of such a radiation fin, of course, the one where the heat conductivity is high is preferable. However, in general, a material having high thermal conductivity has a large specific gravity, so that a heat radiation fin made of such a material becomes heavy.
[0004]
Here, a conventional communication device installation structure and an installation method thereof will be described. FIG. 8 is a perspective view for explaining a conventional communication device installation structure and installation method, and FIG. 9 is a perspective view showing an assembled state thereof.
[0005]
Referring to FIGS. 8 and 9, in the conventional communication device, the radiating fin 114 a is mounted (integrated) on the housing 114 that accommodates the main body of the communication device in advance. When attaching the casing 114 to the pole tip, the installation operator first fixes the fixing bracket 115 on the heat radiating fin 114a with the first bolt 117 in advance. Next, the installation worker goes up to the pole, winds the notch-shaped mounting bracket 116 around the pole, and then dissipates his / her hand while holding the extremely heavy casing 114 because of the radiation fins 114a. The fixing bracket 115 is fixed to the mounting bracket 116 using the second bolt 118 by turning to the back side of the fin 114a. In this way, the communication device is installed at the tip of the pole.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional communication device installation structure and installation method have the following problems.
[0007]
That is, the problem is that the workability when installing or installing the communication device is poor.
[0008]
The reason is that when attaching the housing 114 containing the main body of the communication device to the pole tip, it is necessary to perform the attaching operation while holding the large and heavy housing 114. This is because a large and heavy radiating fin 114a is mounted (integrated) on the housing 114 in advance.
[0009]
An object of the present invention is to provide an installation structure for a communication device that can be easily installed even in places where installation is difficult, such as high places.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor generates a communication device for outdoor installation, in particular, a communication device for outdoor installation to be a communication base station, which is installed or installed at a high place such as a pole or other difficult place to install. It has been found that the installation or installation workability of communication equipment is greatly improved by dividing it into a heat radiator that dissipates heat and a housing that houses the main body of the communication equipment. As a result of the progress, the present invention has been completed.
[0011]
That is, in order to achieve the above object, the present invention provides a housing that houses a main body of a communication device that requires heat dissipation, a heat dissipating body that is separate from the housing, and is attached to the housing, and the heat dissipating device. A mounting bracket that is fixed in advance to the body or is integrally formed with the heat radiating body and is attached to a predetermined location; an operation member that is connected to the housing and is movable by operation; and an operation member that is movable by operation, the operation member Displacement with respect to the casing by following the operation of, and provided on the casing, the connection fitting to be engaged with or disengaged from the radiator, and the casing is attached to the radiator or A guide portion that guides the displacement of the connection fitting when the attachment is released, and a member that is provided on the heat dissipation body and releasably engages with the connection fitting to attach the casing to the heat dissipation body. And a communication device installation structure characterized by comprising a joint section To provide.
[0012]
In this communication device installation structure, the housing (communication device main body) housing the communication device main body and the radiator can be handled separately. The housing (communication device main body) can be attached to the heat radiating body later. This reduces the weight that the installation operator must carry and hold at one time, making it easy to carry the housing that houses the main body of the communication device to the installation location, and fixing the communication device. It becomes easy. Therefore, this communication device installation structure is suitably applied particularly when the communication device is installed at a difficult location such as a high point such as a pole tip.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described.
[0014]
In a preferred embodiment of the present invention, when the casing is mounted on or released from the radiator, the connection bracket for connecting the casing and the radiator is supported and the displacement of the connection bracket is A guide part is provided for guiding. Since the guide and the heat radiating body can be brought into close contact with each other easily and reliably, the installation operator can be prevented from varying in the heat radiating performance.
[0015]
In a preferred embodiment of the present invention, the connection fitting is disposed on the mounting surface (back surface) side of the casing, and the operation member extends on the opposite side to the mounting surface of the casing, that is, on the front side. According to this embodiment, the operation member is positioned in front of the installation worker. Therefore, the installation operator can attach the housing to the heat radiating body through the connection fitting that follows the operation member only by operating the operation member on the front surface of the housing. This shortens the installation work time.
[0016]
In a preferred embodiment of the present invention, the radiator is attached with a fixing base that facilitates the mounting of the casing by sliding the supporting body while supporting the casing. By this fixed base, the burden weight of the installation worker during the installation work is reduced.
[0017]
In a preferred embodiment of the present invention, when a communication device that requires heat radiation is installed at a difficult location such as a high place, the radiator is attached in advance to a predetermined location with a mounting bracket. A housing that houses the main body of the communication device is attached to the heat radiating body attached to the location.
[0018]
【Example】
In order to describe the above-described embodiment of the present invention in more detail, an example of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 is an exploded perspective view for explaining an installation structure of a communication device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing an assembled state thereof.
[0020]
Referring to FIGS. 1 and 2, a housing 1 separate from the radiation fins 2 accommodates a communication device main body (an assembly of electronic components constituting the communication device) that requires heat radiation. The housing 1 is processed or pressed into a cross-sectional shape so that an installation operator can easily grasp the housing 1.
[0021]
Guide pins (guide portions) 8 are respectively provided on both side surfaces of the housing 1. The head of the guide pin 8 has a large diameter, whereby a one-side flange is formed at the end of the guide pin 8.
[0022]
A U-shaped handle (operation member) 11 is pivotally supported on both side surfaces of the housing 1 so as to straddle the front surface of the housing 1 via pivot pins 9.
[0023]
The center portions of the left and right connection fittings 6 are connected (linked) to both ends of the handle 11 via connection pins 10 respectively. 1 and 2, the left-side connection fitting 6 is not illustrated, and therefore, the right-side connection fitting 6 will be mainly described below. However, the left and right connection fittings 6 have the same structure and function as each other. Is. When the handle 11 is pivoted by the operation of the handle 11, the connection bracket 6 is driven and displaced up and down with respect to the housing 1.
[0024]
On the other hand, on one side and the other side of the connection fitting 6, curved (sole-shaped) guide windows 6 a are respectively formed. The guide window 6a engages with the guide pin 8 so as to be displaceable. The guide pin 8 guides the displacement of the connection fitting 6 through the guide window 6a. Note that the guide window 6 a is formed in a size that prevents the guide pin 8 from coming off, corresponding to the size of the one-side flange formed at the end of the guide pin 8. As a result, the connection fitting 6 is sandwiched between the guide pin 8 and the housing 1 so as to be displaceable with respect to the housing 1.
[0025]
At the edge of the connection fitting 6, a notch 6b having a vertical cross section in the shape of a hanging needle is formed. In other words, the notch 6b is formed to be curved. Thus, when an engagement pin 7 (described later) is engaged behind the curved portion of the notch 6b, the engagement pin 7 is difficult to be removed from the notch 6b. Further, the degree of curvature of the notch 6b corresponds to the degree of curvature of the guide window. When the housing 1 is attached to the radiating fin 2, that is, when the communication device is installed, the notch 6b and an engaging pin 7 described later are releasably engaged, whereby the housing 1 and the radiating fin 2 are integrated. It becomes. Note that the connection fitting 6 is coupled to the handle 11 and is regulated by the guide pin 8 so that the notch 6b is always located outward from the back surface of the housing 1.
[0026]
On the other hand, the radiating fin 2 includes a large number of radiating plates in order to increase the surface area. In addition, it is preferable that these heat sinks are arranged so as to face each other along the horizontal direction so as not to hinder air convection. Moreover, as a material of the radiation fin 2, it is preferable to use an aluminum extruded material or a metal material that has been surface-treated so as to have weather resistance.
[0027]
Engagement pins 7 are provided on both side surfaces of the radiating fin 2. The engagement pin 7 has a cylindrical shape, and the head portion has a large diameter, whereby a one-side flange is formed at the end of the engagement pin 7.
[0028]
The heat sink fin 2 is formed with a counterbore 13 that opens on the housing 1 mounting surface (front surface) and the back surface of the heat sink fin 2. On the housing 1 mounting surface, the bolt 5 head described later does not protrude from the housing 1 mounting surface around the opening of the counterbore 13 on the housing 1 mounting side (the head of the bolt 5 is the radiating fin 2). So that it can be buried inside). Thereby, the housing | casing 1 can be closely_contact | adhered to the radiation fin 2 in the widest possible area.
[0029]
A fixing base 4 is provided on the attachment surface (front surface) side of the housing 1 below the heat radiating fins 2. At the time of installation work, the case 1 is slid while being supported on the fixed base 4, so that the work of attaching the case 1 to the radiation fins 2 is facilitated.
[0030]
A notched annular mounting bracket 3 is screwed onto the back surface of the radiating fin 2 via the bolt 5 described above. In addition, as a material of the mounting bracket 3, it is preferable to use a metal having weather resistance, for example, stainless steel, or a metal material surface-treated so as to have weather resistance, like the radiating fins 2.
[0031]
Next, a communication device installation method according to an embodiment of the present invention will be described.
[0032]
3 (A) to 3 (C), FIGS. 4 (A) to 4 (C), FIGS. 5 (A) to 5 (C), and FIGS. 6 (A) to 6 (C). These are the 1st-4th process drawings for demonstrating the installation method of the communication apparatus which concerns on one Example of this invention in order.
[0033]
First, referring to FIG. 2, the installation operator fixes in advance only one end of the cut-out annular mounting bracket 3 to the heat radiating fin 2 using a bolt 5 that is screwed to the mounting bracket 3. .
[0034]
Next, the installation operator stops the lift vehicle just below the pole where the communication device is installed, and raises the lift base to the vicinity of the tip of the pole.
[0035]
Referring to FIG. 2, the installation operator winds mounting bracket 3 around the pole outer peripheral surface, and then fixes the other end of mounting bracket 3 to heat radiating fin 2 using bolt 5. This operation can be performed from the front side of the radiating fin 2. Thus, the radiating fin 2 is securely fastened and fixed to the pole tip.
[0036]
Next, referring to FIG. 2, the installation operator places the housing 1 on the fixing base 4 of the radiation fin 2 with the handle 11 lifted upward.
[0037]
Next, referring to FIG. 3A to FIG. 3C, the installation operator moves the casing 1 toward the mounting surface (front surface) of the radiating fin 2 by a notch 6 b (FIG. 3B). And the engagement pin 7 is slid to a predetermined position where it can be engaged.
[0038]
Referring to FIGS. 4A to 4C, the installation operator then depresses handle 11. As a result, the other side of the handle 11 rises from the pivot pin 9 and the connection fitting 6 connected to the other side of the handle 11 is lifted. At this time, the connection fitting 6 is supported by the guide pins 8 formed on the housing 1 and the displacement of the connection fitting 6 is guided, whereby the connection fitting 6 is smoothly lifted according to the design intention.
[0039]
With reference to FIGS. 4A to 4C, when the installation operator further depresses the handle 11, the connection fitting 6 is further lifted, so that heat is radiated to the entrance of the notch 6b of the connection fitting 6. The engaging pin 7 of the fin 2 is fitted. The entrance portion of the notch 6b is formed in an expanded or tapered shape so that the engagement pin 7 can be easily received.
[0040]
With reference to FIGS. 5A to 5C, the installation operator further depresses the handle 11 and displaces the engagement pin 7 toward the back of the notch 6b. In the meantime, the connection fitting 6 is guided by the guide pin 8 that is displaceably engaged with the guide window of the connection fitting 6.
[0041]
6A to 6C, when the installation operator further depresses the handle 11, the engagement pin 7 is displaced to the innermost part of the notch 6b, and the engagement pin 7 is Engaged or locked in the notch 6b. At the same time, the guide pin 8 is also displaced to the innermost part of the guide window 6a, and the guide pin 8 is engaged or locked with the guide window 6a. In this state, the back surface of the housing 1 and the mounting surface (front surface) of the heat dissipating fins 2 are in close contact with each other, thus completing the installation operation of the communication device.
[0042]
By the way, in the communication device installation structure according to an embodiment of the present invention, the heat radiation fin and the housing for housing the communication device main body can be separated. Fins can be selected. That is, when this calorific value is large, a large radiating fin 20 as shown in FIG. 7A is used. On the other hand, when this calorific value is small, a small size as shown in FIG. The housing 19 can be attached to the heat radiation fin. Therefore, even if there is a change in the amount of heat generated by the communication device, the radiating fins may be changed without changing the shape of the housing. As a result, standardization of the casing, that is, a common casing can be used for different communication devices. As a result, there is a further effect that even when the communication device is updated, it is not necessary to produce a mold for molding the casing each time.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
[0044]
The first effect of the present invention is that installation work of communication equipment becomes easy.
[0045]
The reason is that the communication device and the heat radiating body are separated, so that the communication device and the heat radiating body can be handled separately. This is because the weight that must be reduced is reduced.
[0046]
The second effect of the present invention is that, in particular, it is easy to install the communication device at a difficult location such as a high point such as a pole tip.
[0047]
This is because, as described above, the weight that the installation operator must transport and hold at the same time during the installation work is reduced.
[0048]
The first unexpected effect of the present invention is that the manufacturing and development costs related to the installation structure of the communication device are reduced.
[0049]
One of the reasons is that the communication device is exchanged for the installed heat sink or the heat is dissipated for the communication device by separating the housing and the heat sink containing the communication device. This is because the body can be exchanged.
[0050]
Two of the reasons are standardization of the case, that is, a common case can be used for different communication devices, and even when the communication device is updated, the case is molded. This is because there is no need to develop and produce a mold for each.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view for explaining an installation structure of a communication device and an installation method thereof according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an assembled state for explaining a communication device installation structure and an installation method thereof according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are first process diagrams for explaining a communication device installation structure and installation method according to an embodiment of the present invention, and FIG. 3A is an exploded perspective view; FIG. 4B is an enlarged view of a portion B in FIG. 8A, and FIG. 5C is an enlarged view of a portion C in FIG.
FIGS. 4A and 4B are second process diagrams for explaining a communication device installation structure and installation method according to an embodiment of the present invention, and FIG. 4A is a perspective view; (B) is an enlarged view of the arrow B part of (A), (C) is an enlarged view of the arrow C part of (A).
FIGS. 5A and 5B are third process diagrams for explaining a communication device installation structure and installation method according to an embodiment of the present invention, and FIG. 5A is a perspective view; (B) is an enlarged view of the arrow B part of (A), (C) is an enlarged view of the arrow C part of (A).
6A and 6B are fourth process diagrams for explaining a communication device installation structure and installation method according to an embodiment of the present invention, and FIG. 6A is a perspective view; (B) is an enlarged view of the arrow B part of (A), (C) is an enlarged view of the arrow C part of (A).
FIGS. 7A and 7B are views for explaining the advantages of a communication device installation structure according to an embodiment of the present invention, and FIG. The fragmentary perspective view which shows a radiation fin, (B) is a perspective view which shows a small radiation fin and the housing | casing attached to it.
FIG. 8 is an exploded perspective view for explaining a conventional communication device installation structure and installation method thereof.
FIG. 9 is a perspective view showing an assembled state for explaining a conventional communication device installation structure and installation method thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Housing | casing which accommodates the main body of communication equipment 2 Radiation fin 3 Mounting bracket 4 Fixing base 5 Bolt 6 Connection metal 6a Guide window 6b Notch 7 Engagement pin 8 Guide pin 9 Handle pivot pin 10 Handle and connection metal connection pin 11 Handle 13 Counterbore 19 Housing 20 Mounted on Small Radiation Fin 20 Large Radiation Fin 21 Small Radiation Fin

Claims

A housing that houses the main body of a communication device that requires heat radiation;
A heat dissipator that is separate from the housing and is mounted on the housing;
A mounting bracket that is fixed in advance to the radiator or formed integrally with the radiator, and is attached to a predetermined location;
An operation member coupled to the housing and movable by operation;
A connection fitting coupled to the operating member and engaged with or released from the heat radiating member by being displaced with respect to the housing following the operation of the operating member,
An engagement portion that is provided on the radiator and releasably engages with the connection fitting to attach the housing to the radiator.
A communication device installation structure characterized by comprising:

The communication device installation structure according to claim 1, wherein the housing includes a guide portion that supports the connection fitting and guides the displacement of the connection fitting.

The connection fitting is disposed on the mounting surface side of the housing;
The operating member extends to the opposite side of the mounting surface of the casing, that is, the front side, whereby the operating member extends in front of the installation operator, and the installation operator The housing can be attached to the radiator by operating the operation member on the front surface;
The communication device installation structure according to claim 1.

The communication device installation structure according to claim 1, wherein a fixing base is attached to the radiator to facilitate the mounting of the casing by sliding the supporting body while supporting the casing.

A housing that houses the main body of a communication device that requires heat radiation;
A heat dissipator that is separate from the housing and is mounted on the housing;
An engagement pin provided on the radiator,
A mounting bracket that is fixed in advance to the radiator or formed integrally with the radiator, and is attached to a predetermined location;
A handle pivotally supported by the housing and extending on the opposite side of the housing from the mounting surface of the radiator, and pivoted by an operation;
It is arranged on the mounting surface side of the casing and is connected to the handle via a pin, and is engaged with or engaged with the heat radiating body by being displaced with respect to the casing following the operation of the handle. The connection bracket to be released,
A guide pin that is provided on the housing and guides the displacement of the connection fitting when the housing is attached to or detached from the radiator;
A guide window provided on the connection fitting and displaceably engaged with the guide pin;
A notch that is provided on the connection fitting and is releasably engaged with the engagement pin when the housing is mounted on the heat dissipating body;
A communication device installation structure characterized by comprising: