JP3756025B2 - Switchgear - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空遮断器、真空断路器などの真空開閉機器を収納して電源系統を構成するスイッチギアの縮小化に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的なスイッチギアの構成例を図14に示す。図14において、外周を軟鋼板で囲まれた容器51を隔壁52で前後に仕切り、前方の遮断器室51aには真空バルブ53aが装着された遮断器53を収納し、また後方の母線室51bには遮断器53側の上下の主回路に合せてそれぞれ同形の断路器54A、54Bを上下に設けている。
【0003】
断路器54A側は、支持碍子56に固定された母線55に接続され、隣接された盤への接続が行われる。また、断路器54B側は、電力ケーブル57aから受電されたケーブルヘッド57に接続されている。そして、これらの機器は、接続導体58で相互が接続されている。
【0004】
また、遮断器室51aと母線室51bとを仕切っている隔壁52には、図示していない貫通穴に主回路導体を絶縁層でモールドした絶縁スペーサ59を設け、相互の室51a、51bの仕切りと、主回路の接続が行われている。これらの室51a、51bには、絶縁媒体として例えばSF6ガスのような絶縁ガスが封入されている。
【0005】
SF6ガスは、無色、無害、不活性などの特徴があり、大気圧のガス圧力で空気に比べて2〜3倍の絶縁耐力を有している。このように管理された絶縁ガスを封入したスイッチギアにより、電力の安定した供給が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成において、SF6ガスは、高い絶縁耐力を有しているので、例えば特開昭60−210107号に開示されているように、スイッチギアの縮小化が達成されている。しかしながら、SF6ガスは、地球温暖化防止京都会議(1997年12月)で温暖化に寄与する効果が炭酸ガスの約23000倍とされ、大気に漏らしたり放出をしないようにするべきだということになった。
【0007】
このためには、角形の容器51を接合させている鉄板相互の気密溶接部や、ケーブルヘッド57のガス/気中部分に用いられているOリングのガス漏れ検証などが重要となってくる。また、容器51の内部点検などのガス開放時には、開放する前に封入されているガスをガス回収機で回収する必要がある。これらは、従来方法の機器においても当然行われていたことであるが、更に重要性が高まり万全の対応が必要となってくる。
【0008】
これらのことから、SF6ガスを使用しなければ前述の対応は不必要となるが、SF6ガスに優る絶縁媒体がないのが現状である。例えば、空気を絶縁媒体にすれば絶縁耐力が劣るので、劣った割合で絶縁距離などを広げなければ成らず全体形状が大型化してしまう。また、一般の気中絶縁では、塵挨や湿潤の影響を受けるので、これらの汚損特性を考慮して沿面距離などを大きくしなければならなかった。これは、最近の趨勢である縮小化に逆行するものである。
【0009】
また、SF6ガスを使用しない方法として、例えば特願平9−013027号に開示されているような真空バルブを固体絶縁物で直接一体モールドする固体絶縁構成があるが、真空バルブはセラミック若しくはガラスを用いた絶縁円筒とその両端を真空封着する金属製の蓋板とから構成されており、これらをエポキシなどの固体絶縁物で直接一体モールドした場合、線膨張率の違いにより熱応力が発生し、割れが発生しやすく、不良率が高くなる恐れがある。このような不良が発生するとモールドされた真空バルブ自体も使用できなくなり、無駄なコストがかかってしまう。
【0010】
本発明の目的は、空気と固体絶縁の組合わせによる複合絶縁を用いてSF6ガス並みの絶縁耐力を生み出して、全体形状の縮小化を図り、間接モールドを用いることにより注型部品の不良率を大幅に低減させ、簡易に製作できるスイッチギアを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、真空バルブを有する開閉機器を収納したスイッチギアにおいて、真空バルブの固定側及び可動側にそれぞれ円筒状の絶縁バリアを配置し、固定側及び可動側の絶縁バリアには真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位となるような埋め込み金属を有しており、埋め込み金属が存在する部分の絶縁バリア外径が、埋め込み金属が存在する部分以外の絶縁バリア外径より大きく、埋め込み金属と、接地電位である筐体との距離をG、埋め込み金属が存在する部分の絶縁バリアの厚さをLとすると、0.3<L/G<0.7となることを特徴とする。
【0012】
このような構成によれば、真空バルブの固定側及び可動側それぞれに配置された円筒状の絶縁バリアにより相間、対地間の耐電圧が向上し、この固定側及び可動側の絶縁バリアに真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位になるような金属を埋め込むことにより絶縁バリア内面の電界が抑制され耐電圧が向上する。このため、相間、対地間の絶縁距離を縮小することができる。さらに、埋め込み金属が存在する部分の絶縁バリア外径を他の箇所より大きくすることにより、絶縁バリア外面の最大電界強度が抑制されるため、耐電圧がより向上し、相間、対地間の距離をさらに縮小することができる。また、絶縁バリア外径を大きくする部分を埋め込み金属が存在する部分だけにすることにより、絶縁樹脂の使用量を低減することができ、経済的な効果もある。
【0013】
また、この構成によると、真空バルブはモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができ、絶縁バリアを可動側と固定側で別々に製作することにより注型樹脂を極力低減することが出来る。このように、経済的で且つ小型化したスイッチギアを提供することができる。
【0015】
さらに、0.3<L/G<0.7となるように構成することにより、絶縁バリア外面の最大電界を最も低減することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
【0032】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のスイッチギアにおいて、絶縁バリアの真空バルブ側のバリア長さが、真空バルブのシールドと重ならない長さとしたことを特徴とする。
【0033】
このように、絶縁バリアの真空バルブ側のバリア長さが、真空バルブのシールドと重ならない長さとしたことにより、真空バルブ内のシールドと対地との浮遊静電容量が小さくなるため、シールドの電位がより50%電位に近づき、真空バルブ内の極間の絶縁耐力が向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0039】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。同図において、10は筐体、11はT型母線、12は操作機構、13は固定側接続軸、14は真空バルブ、15は操作ロッド、20(20a、20b)は蓋板、21(21a、21b)は封着金具、22は絶縁容器、23(23a、23b)は電極、24はシールド、25はベローズ、26は固定軸、27は可動軸、30は固定側バリア、31は可動側バリア、32(32a、32b)は埋め込み金属、33はマルチバンドである。
【0040】
真空バルブ14の固定側及び可動側には、それぞれ円筒状に形成された固定側絶縁バリア30及び可動側絶縁バリア31が配置されている。固定側絶縁バリア30には、真空バルブ14の封着金具21aを包囲するように形成された埋め込み金属32aが埋め込まれており、固定軸26と同電位になっている。また、可動側絶縁バリア31にも固定側と同様に真空バルブ14の封着金具21bを包囲するように形成された埋め込み金属32bが埋め込まれており、この可動側の埋め込み金属32bは可動側通電導体と一体形成されている。さらに、固定側絶縁バリア30及び可動側絶縁バリア31は円筒状であるが、埋め込み金属32a、32bの付近の外径だけが大きくなっている。
【0041】
真空バルブ14の可動軸27は、操作ロッド15を介して操作機構12と接続され、この操作機構12により真空バルブ14内の電極23a、23bの開閉が行われる。また、可動軸27は、マルチバンド33を介して埋め込み金属32bと一体形成された可動側通電導体と接続され、このマルチバンド33で摺動する可動軸27と固定されてある可動側通電導体との間の通電が行われる。
【0042】
可動側通電導体は、図示していない避雷器及び筐体10の背後に固定されたケーブルヘッドに接続されており、このケーブルヘッドより受電することが出来る。固定軸26は、固定側接続軸13を介して筐体10の上壁に固定されたT型母線11に接続され、このT型母線11により隣接された盤への接続が行われる。接地された筐体10の内部には乾燥空気が充填されている。
【0043】
このように構成された実施形態においては、真空バルブ14の固定側及び可動側それぞれに配置された円筒状の絶縁バリア30、31により相間、対地間の耐電圧が向上し、この固定側及び可動側の絶縁バリア30、31に真空バルブ14の封着金具21a、21bを包囲し且つ固定軸26及び可動軸27のそれぞれと同電位になるような埋め込み金属32a、32bを埋め込むことにより、絶縁バリア30、31内面の電界が抑制され耐電圧が向上する。このため、相間、対地間の絶縁距離を縮小することができる。
【0044】
さらに、埋め込み金属32a、32bが存在する部分の絶縁バリア30、31外径を他の箇所より大きくすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界強度が抑制されるため、耐電圧がより向上し、相間、対地間の距離をさらに縮小することができる。
【0045】
また、絶縁バリア30、31外径を大きくする部分を埋め込み金属32a、32bが存在する部分だけにすることにより、絶縁樹脂の使用量を低減することができ、経済的な効果もある。
【0046】
更に、この構成によると、真空バルブ14はモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができ、絶縁バリア30、31を可動側と固定側で別々に製作することにより注型樹脂を極力低減することが出来る。
【0047】
このように、経済的で且つ小型化したスイッチギアを提供することができる。
【0048】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0049】
図2(a)は、第2の実施形態の構成を示すもので、図1におけるA部拡大図である。また、図2(b)は、絶縁バリアの絶縁層厚さと最大電界強度の関係を示す特性図である。
【0050】
この実施形態においては、埋め込み金属32a部の固定側絶縁バリア30の絶縁層厚さをL、埋め込み金属32aから接地電位である筐体10までの距離をGとすると、0.3<L/G<0.7となるように埋め込み金属32a付近の固定側絶縁バリア30の外径を大きくしている。固定側を用いて説明したが、可動側も同様に構成されている。
【0051】
次に、このように構成された実施形態の作用・効果について説明する
図1で示した様な構成における絶縁バリア30、31外面の最大電界は、埋め込み金属32の外側沿面部となり、絶縁破壊時の放電はこの最大電界部を起点とした放電となる。従って、この部分の最大電界強度を低減することにより絶縁耐力を向上させることが出来る。
【0052】
図2(b)で示したように、埋め込み金属32aから固定側絶縁バリア30の外面までの絶縁層厚さをL、埋め込み金属32aから接地電位である筐体10までの距離をGとした時に、0.3<L/G<0.7となるように埋め込み金属32a付近の固定側絶縁バリア30の外径を大きくすることにより、固定側絶縁バリア30外面の最大電界を最も低減することが出来るため、対地間、相間の絶縁耐力をさらに向上させることが出来る。本説明は、固定側を用いて説明したが、可動側についても同様である。
【0053】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0054】
図3は、本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0055】
この実施形態は、図3に示すように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より低くして絶縁バリア低誘電率部としたものである。
【0056】
このように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を、他の部分の誘電率より低くして絶縁バリア低誘電率部とすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界を低減することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
【0057】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0058】
図4は、本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0059】
この実施形態は、図4に示すように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部としたものである。
【0060】
このように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア30、31の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部とすることにより、絶縁バリア30、31外面の最大電界を低減することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
【0061】
なお、第3の実施形態では、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の外径で突出した部分34a、34bの絶縁物の誘電率を低くして絶縁バリア低誘電率部とし、また、この第4の実施形態のように、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周り35a、35bの誘電率を高くして絶縁バリア高誘電率部としているが、絶縁バリア30、31の埋め込み金属32a、32b部の周りから、外径で突出した部分までの間を、誘電率が徐々に変化する傾斜材料で構成することもできる。
【0062】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0063】
図5は、本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0064】
この実施形態は、図5に示すように、絶縁バリア30、31外面の突出部を間に挟んでその上側と下側の絶縁バリア30、31にひだ36を設けたものである。
【0065】
このように、絶縁バリア30、31外面の突出部を間に挟んでその上側と下側の絶縁バリア30、31にひだ36を設けることにより、バリア沿面の絶縁距離が長くなり、且つ絶縁バリア30、31外面の突出部から進展する放電をバリア効果により抑制することができるため、対地間、相間の絶縁耐力が向上する。
【0066】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0067】
図6は、本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0068】
この実施形態は、図6に示すように、真空バルブ14の固定側及び可動側に各々の相が円筒状で且つ三相一括で形成された絶縁バリア40、41を配置したもので、この固定側及び可動側の絶縁バリア40、41には真空バルブ14の封着金具21を包囲し且つ固定軸26及び可動軸27のそれぞれと同電位となるような埋め込み金属32a、32bが埋め込まれている。三相一括の絶縁バリア40、41は埋め込み金属32a、32b部の絶縁層42a、42bで各相を結合して相間接続部としている。
【0069】
このように、真空バルブ14の固定側及び可動側のそれぞれの絶縁バリアを三相一括にすることにより、組立て時の芯出し、盤への取り付けが容易になる。
【0070】
更に、三相一括の絶縁バリア40、41は埋め込み金属32a、32b部の絶縁層42a、42bで各相を結合することにより、絶縁バリア40、41外面の電界強度を低減することができ、相間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
【0071】
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0072】
図7は、本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0073】
この実施形態は、図7に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bを、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させたものである。
【0074】
このように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bを、相間の中心が最も細く両端が太くなるように湾曲させることにより、この相間接続部42a、42bの絶縁層沿面の沿面方向の電界を低減することができ、放電の進展を抑制することが出来る。このため、相間の絶縁耐力を向上させることができる。
【0075】
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0076】
図8は、本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0077】
この実施形態は、図8に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相の埋め込み金属周り35a、35bの誘電率を、絶縁バリア40、41の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部としている。
【0078】
このように、各相の埋め込み金属周り35a、35bの誘電率を絶縁バリア40、41の他の部分の誘電率より高くして絶縁バリア高誘電率部とすることにより、各相を接続する絶縁層即ち相間接続部42a、42b沿面の電界を低減することができ、相間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
【0079】
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0080】
図9は、本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0081】
この実施形態は、図9に示すように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bにバリア即ち相間バリア43a、43bを設け、固定側からの相間バリア43aと可動側からの相間バリア43bを重なるまで高くしたものである。
【0082】
このように、三相一括で形成された絶縁バリア40、41の各相間の絶縁層即ち相間接続部42a、42bに相間バリア43a、43bを設け、固定側からの相間バリア43aと可動側からの相間バリア43bを重なるまで高くすることにより、相間に多重バリアが形成されるため、さらに相間の耐電圧を向上させることができる。
【0083】
(第10の実施形態)
次に、本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0084】
図10は、本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0085】
この実施形態は、図10に示すように、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間に例えばエチレンプロピレンゴムのような弾力性のある絶縁物即ち弾力性絶縁物37を挿入して構成してある。
【0086】
このように、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間に弾力性絶縁物37を挿入することにより、固定側絶縁バリア30と可動側絶縁バリア31の間を進展する放電を抑制することができ、相間の耐電圧が向上する。
【0087】
なお、本説明は、単相で形成された絶縁バリア30、31を用いて説明したが、三相一括で形成された絶縁バリア40、41で構成しても同様な作用、効果が得られる。
【0088】
(第11の実施形態)
次に、本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0089】
図11は、本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0090】
この実施形態は、図11に示すように、絶縁バリア30、31の真空バルブ14側のバリア長さを、真空バルブ14のシールド24と重ならない長さにしたものである。
【0091】
このように、絶縁バリア30、31の真空バルブ14側のバリア長さが、真空バルブのシールド24と重ならない長さとしたことにより、真空バルブ内のシールド24と対地との浮遊静電容量が小さくなるため、シールド24の電位がより50%電位に近づき、真空バルブ14内の極間の絶縁耐力を向上させることが出来る。
【0092】
なお、本説明は、単相で形成された絶縁バリア30、31を用いて説明したが、三相一括で形成された絶縁バリア40、41で構成しても同様な作用、効果が得られる。
【0093】
(第12の実施形態)
次に、本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0094】
図12は、本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図である。
【0095】
この実施形態は、図12に示すように、固定側絶縁バリア38に真空バルブ14の封着金具21を包囲する埋め込み金属32aと固定側接続軸13が一体となった固定側接続軸兼埋め込み金属39がモールドされており、固定側絶縁バリア38の固定側接続軸側の形状が円錐状で構成され、直接T型母線11と接続できる構成即ち接続部付き絶縁バリアとなっている。なお、図12において、11aはT型母線11の筐体内接続部、11bは弾力性絶縁物である。
【0096】
このように、固定側絶縁バリア38に真空バルブの封着金具21を包囲する埋め込み金属32aと固定側接続軸13が一体となった固定側接続軸兼埋め込み金属39がモールドされており、固定側絶縁バリア38の固定側接続軸側の形状が円錐状で構成され、直接T型母線11と接続できる接続部付き絶縁バリアとして構成としたことにより、部品点数を削減でき、さらに、真空バルブ固定側からT型母線11までの距離を大幅に縮小することが出来る。これにより小形で経済的なスイッチギアを提供することが出来る。
【0097】
(第13の実施形態)
次に、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアについて説明する。
【0098】
図13(a)は、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアの側面図、同図(b)は同図(a)におけるA−A線に沿った断面を上方からみた断面図である。
【0099】
この実施形態は、図13に示すように、各相の開閉機器の配置が、盤の上方からみると斜めに配置されて構成されている。なお、図13において16はケーブルヘッドである。
【0100】
このように、各相の開閉機器の配置が、盤の上方からみると斜めに配置されて構成されていることにより、真空バルブ固定側からT型母線までの固定側接続軸は直線導体でよく、三相全てに同じ部品を適用することが出来る。また、斜めに配置することにより、同じ盤幅で相間の絶縁距離が長くなり相間耐電圧を向上することが出来る。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、真空バルブの固定側及び可動側それぞれに円筒状の絶縁バリアを配置し、この固定側及び可動側の絶縁バリアに真空バルブの封着金具を包囲し且つ固定軸及び可動軸のそれぞれと同電位になるような金属を埋め込み、さらに、埋め込み金属が存在する部分の絶縁バリア外径を他の箇所より大きくすることにより、絶縁バリア外面の最大電界強度が抑制され、相間、対地間の絶縁耐力が向上し、全体形状の縮小を図ることができる。
【0102】
また、真空バルブはモールドしなくてよいことから、万一発生した注型不良品による無駄なコストを最小限に抑えることができるとともに、絶縁バリアを可動側と固定側で別々に製作することにより、樹脂量の低減を図ることができ、経済的で且つ簡易に製作できるスイッチギアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図2】 (a)は第2の実施形態の構成を示すもので、図1におけるA部拡大図、(b)は絶縁バリアの絶縁層厚さと最大電界強度の関係を示す特性図。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図6】 本発明の第6の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図7】 本発明の第7の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図8】 本発明の第8の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図9】 本発明の第9の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図10】本発明の第10の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図11】本発明の第11の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図12】本発明の第12の実施形態に係るスイッチギアを正面からみた断面図。
【図13】(a)は、本発明の第13の実施形態に係るスイッチギアの側面図、同図(b)は同図(a)におけるA−A線に沿った断面を上方からみた断面図。
【図14】スイッチギアの従来例を正面からみた断面図。
【符号の説明】
10…筐体
11…T型母線
11a…筐体内接続部
11b…弾力性絶縁物
12…操作機構
13…固定側接続軸
14…真空バルブ
15…操作ロッド
16…ケーブルヘッド
20(20a、20b)…蓋板
21(21a、21b)…封着金具
22…絶縁容器
23(23a、23b)…電極
24…シールド
25…ベローズ
26…固定軸
27…可動軸
30…固定側絶縁バリア
31…可動側絶縁バリア
32(32a、32b)…埋め込み金属
33…マルチバンド
34(34a、34b)…絶縁バリア低誘電率部
35(35a、35b)…絶縁バリア高誘電率部
36…ひだ
37…弾力性絶縁物
38…接続部付き絶縁バリア
39…固定側接続軸兼埋め込み金属
40…固定側三相一括絶縁バリア
41…可動側三相一括絶縁バリア
42(42a、42b)…相間接続部
43(43a、43b)…相間バリア
51…容器
51a…遮断器室
51b…母線室
52…隔壁
53…遮断器
53a…真空バルブ
54(54A、54B)…断路器
55…母線
56…支持碍子
57…ケーブルヘッド
57a…電力ケーブル
58…接続導体
59…絶縁スペーサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reduction in the size of a switchgear that houses a vacuum switchgear such as a vacuum circuit breaker or a vacuum disconnector and constitutes a power supply system.
[0002]
[Prior art]
A configuration example of a typical switchgear is shown in FIG. In FIG. 14, a
[0003]
The
[0004]
In addition, the
[0005]
SF 6 gas has characteristics such as colorlessness, harmlessness, and inertness, and has a dielectric strength 2 to 3 times that of air at a gas pressure of atmospheric pressure. A stable supply of electric power is performed by the switchgear in which the insulating gas thus managed is sealed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In such a configuration, SF 6 gas has a high dielectric strength, and therefore, as disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-210107, reduction in switchgear is achieved. However, SF 6 gas is supposed to contribute to global warming at the Kyoto Conference on Global Warming Prevention (December 1997) about 23,000 times that of carbon dioxide, and should not be leaked or released into the atmosphere. Became.
[0007]
For this purpose, an airtight weld between the steel plates to which the
[0008]
For these reasons, the above-described correspondence should use the SF 6 gas becomes unnecessary, at present, there is no insulation medium over the SF 6 gas. For example, if air is used as the insulating medium, the dielectric strength is inferior, and therefore the insulation distance must be increased at a poor rate, resulting in an increase in the overall shape. Moreover, since general air insulation is affected by dust and moisture, it has been necessary to increase the creepage distance in consideration of these fouling characteristics. This goes against the recent trend of shrinking.
[0009]
Further, as a method not using SF 6 gas, for example, there is a solid insulation structure in which a vacuum valve as disclosed in Japanese Patent Application No. 9-013027 is directly molded integrally with a solid insulator. It consists of an insulating cylinder using metal and a metal lid plate that vacuum seals both ends of the cylinder. When these are directly integrally molded with a solid insulator such as epoxy, thermal stress occurs due to the difference in linear expansion coefficient However, cracking is likely to occur, and the defect rate may be increased. When such a defect occurs, the molded vacuum valve itself cannot be used, resulting in a wasteful cost.
[0010]
The object of the present invention is to produce a dielectric strength equivalent to SF 6 gas by using composite insulation by a combination of air and solid insulation, to reduce the overall shape, and by using an indirect mold, the defective rate of cast parts It is to provide a switchgear that can be easily manufactured.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention according to
[0012]
According to such a configuration, the withstand voltage between the phases and the ground is improved by the cylindrical insulating barriers disposed on the fixed side and the movable side of the vacuum valve, respectively. By embedding a metal surrounding the sealing metal fitting and having the same potential as each of the fixed shaft and the movable shaft, the electric field on the inner surface of the insulating barrier is suppressed and the withstand voltage is improved. For this reason, the insulation distance between phases and between grounds can be reduced. Furthermore, by making the insulation barrier outer diameter of the portion where the embedded metal exists larger than other locations, the maximum electric field strength of the outer surface of the insulation barrier is suppressed, so that the withstand voltage is further improved and the distance between the phases and the ground is increased. Further reduction can be achieved. Further, by using only the portion where the embedded metal exists as the portion where the outer diameter of the insulating barrier is increased, the amount of the insulating resin used can be reduced, and there is an economic effect.
[0013]
In addition, according to this configuration, since the vacuum valve does not have to be molded, it is possible to minimize wasteful costs due to defective casting that has occurred, and to separate the insulation barrier separately on the movable side and the fixed side The casting resin can be reduced as much as possible. Thus, an economical and downsized switchgear can be provided.
[0015]
Furthermore , by configuring so that 0.3 <L / G <0.7, the maximum electric field on the outer surface of the insulation barrier can be reduced most, so that the dielectric strength between ground and between phases is improved.
[0032]
According to a second aspect of the present invention, in the switchgear according to the first aspect, the barrier length of the insulating barrier on the vacuum valve side is a length that does not overlap the shield of the vacuum valve.
[0033]
In this way, the barrier length on the vacuum valve side of the insulation barrier is such that it does not overlap with the shield of the vacuum valve, so that the floating capacitance between the shield in the vacuum valve and the ground is reduced, so the potential of the shield Becomes closer to 50% potential and the dielectric strength between the electrodes in the vacuum valve is improved.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following drawings, the same symbols indicate the same or corresponding parts.
[0039]
(First embodiment)
FIG. 1 is a cross-sectional view of the switchgear according to the first embodiment of the present invention as seen from the front. In the figure, 10 is a housing, 11 is a T-shaped bus bar, 12 is an operation mechanism, 13 is a fixed connection shaft, 14 is a vacuum valve, 15 is an operation rod, 20 (20a, 20b) is a cover plate, and 21 (21a 21b) is a sealing fitting, 22 is an insulating container, 23 (23a, 23b) is an electrode, 24 is a shield, 25 is a bellows, 26 is a fixed shaft, 27 is a movable shaft, 30 is a fixed side barrier, and 31 is a movable side. Barrier, 32 (32a, 32b) is a buried metal, and 33 is a multiband.
[0040]
A fixed-
[0041]
The
[0042]
The movable-side conducting conductor is connected to a lightning arrester (not shown) and a cable head fixed behind the
[0043]
In the embodiment thus configured, the dielectric strength between the phases and the ground is improved by the cylindrical insulating
[0044]
Furthermore, by increasing the outer diameter of the insulating
[0045]
In addition, by using only the portion where the buried
[0046]
Further, according to this configuration, since the
[0047]
Thus, an economical and downsized switchgear can be provided.
[0048]
(Second Embodiment)
Next, a switchgear according to a second embodiment of the present invention will be described.
[0049]
FIG. 2A shows a configuration of the second embodiment, and is an enlarged view of a portion A in FIG. FIG. 2B is a characteristic diagram showing the relationship between the insulating layer thickness of the insulating barrier and the maximum electric field strength.
[0050]
In this embodiment, if the insulating layer thickness of the fixed insulating
[0051]
Next, the maximum electric field on the outer surfaces of the insulating
[0052]
As shown in FIG. 2B, when the thickness of the insulating layer from the embedded
[0053]
(Third embodiment)
Next, a switchgear according to a third embodiment of the present invention will be described.
[0054]
FIG. 3 is a cross-sectional view of the switchgear according to the third embodiment of the present invention as seen from the front.
[0055]
In this embodiment, as shown in FIG. 3, the dielectric constants of the insulators of the
[0056]
In this way, the dielectric constant of the insulators of the
[0057]
(Fourth embodiment)
Next, a switchgear according to a fourth embodiment of the present invention will be described.
[0058]
FIG. 4 is a cross-sectional view of the switchgear according to the fourth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0059]
In this embodiment, as shown in FIG. 4, the
[0060]
Thus, the dielectric constant of the
[0061]
In the third embodiment, the dielectric constant of the insulators of the
[0062]
(Fifth embodiment)
Next, a switchgear according to a fifth embodiment of the present invention will be described.
[0063]
FIG. 5 is a cross-sectional view of a switchgear according to a fifth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0064]
In this embodiment, as shown in FIG. 5, pleats 36 are provided on the upper and lower
[0065]
In this way, by providing the
[0066]
(Sixth embodiment)
Next, a switchgear according to a sixth embodiment of the present invention will be described.
[0067]
FIG. 6 is a cross-sectional view of a switchgear according to a sixth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0068]
In this embodiment, as shown in FIG. 6, insulating
[0069]
In this way, by setting the respective insulation barriers on the fixed side and the movable side of the
[0070]
Furthermore, the three-
[0071]
(Seventh embodiment)
Next, a switchgear according to a seventh embodiment of the present invention will be described.
[0072]
FIG. 7 is a cross-sectional view of the switchgear according to the seventh embodiment of the present invention as seen from the front.
[0073]
In this embodiment, as shown in FIG. 7, the insulating layers between the phases of the insulating
[0074]
Thus, by bending the insulating layers between the phases of the insulating
[0075]
(Eighth embodiment)
Next, a switchgear according to an eighth embodiment of the present invention will be described.
[0076]
FIG. 8 is a cross-sectional view of the switchgear according to the eighth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0077]
In this embodiment, as shown in FIG. 8, the dielectric constant of the surrounding
[0078]
In this way, the dielectric constant of the surrounding
[0079]
(Ninth embodiment)
Next, a switchgear according to a ninth embodiment of the present invention will be described.
[0080]
FIG. 9 is a cross-sectional view of a switchgear according to a ninth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0081]
In this embodiment, as shown in FIG. 9, the insulating layers between the phases of the insulating
[0082]
As described above, the
[0083]
(Tenth embodiment)
Next, a switchgear according to a tenth embodiment of the present invention will be described.
[0084]
FIG. 10 is a cross-sectional view of the switchgear according to the tenth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0085]
In this embodiment, as shown in FIG. 10, a resilient insulator such as ethylene propylene rubber, that is, a
[0086]
In this way, by inserting the
[0087]
Although the description has been made using the insulating
[0088]
(Eleventh embodiment)
Next, a switchgear according to an eleventh embodiment of the present invention will be described.
[0089]
FIG. 11: is sectional drawing which looked at the switchgear which concerns on the 11th Embodiment of this invention from the front.
[0090]
In this embodiment, as shown in FIG. 11, the barrier length of the insulating
[0091]
Thus, since the barrier length on the
[0092]
Although the description has been made using the insulating
[0093]
(Twelfth embodiment)
Next, a switchgear according to a twelfth embodiment of the present invention will be described.
[0094]
FIG. 12 is a cross-sectional view of a switchgear according to a twelfth embodiment of the present invention as seen from the front.
[0095]
In this embodiment, as shown in FIG. 12, a fixed-side connecting shaft / embedded metal in which a fixed-
[0096]
As described above, the fixed side connecting shaft / embedded
[0097]
(13th Embodiment)
Next, a switchgear according to a thirteenth embodiment of the present invention will be described.
[0098]
FIG. 13A is a side view of a switchgear according to a thirteenth embodiment of the present invention, and FIG. 13B is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. is there.
[0099]
In this embodiment, as shown in FIG. 13, the arrangement of the open / close devices for each phase is arranged obliquely when viewed from above the panel. In FIG. 13,
[0100]
In this way, the arrangement of the switching devices for each phase is arranged obliquely when viewed from the top of the panel, so that the fixed connection shaft from the vacuum valve fixed side to the T-shaped bus can be a straight conductor. The same parts can be applied to all three phases. Moreover, by arranging it diagonally, the insulation distance between phases becomes long with the same board width, and the withstand voltage between phases can be improved.
[0101]
【The invention's effect】
According to the present invention, the cylindrical insulating barriers are disposed on the fixed side and the movable side of the vacuum valve, respectively, the sealing metal fittings of the vacuum valve are surrounded by the insulating barriers on the fixed side and the movable side, and the fixed shaft and the movable shaft. By embedding a metal that has the same potential as each of these, and further increasing the outer diameter of the insulating barrier in the portion where the embedded metal exists, the maximum electric field strength of the outer surface of the insulating barrier is suppressed, and the interphase, ground The dielectric strength between them can be improved, and the overall shape can be reduced.
[0102]
In addition, since the vacuum valve does not have to be molded, it is possible to minimize the wasteful cost due to defective casting that has occurred, and to produce the insulation barrier separately on the movable side and the fixed side Therefore, it is possible to provide a switchgear that can reduce the amount of resin and can be manufactured economically and easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a switchgear according to a first embodiment of the present invention as viewed from the front.
2A shows the configuration of the second embodiment, and is an enlarged view of part A in FIG. 1. FIG. 2B is a characteristic diagram showing the relationship between the insulating layer thickness of the insulating barrier and the maximum electric field strength.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a switchgear according to a third embodiment of the present invention as viewed from the front.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a switchgear according to a fourth embodiment of the present invention as viewed from the front.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a switchgear according to a fifth embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a switchgear according to a sixth embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a switchgear according to a seventh embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a switchgear according to an eighth embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a switchgear according to a ninth embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 10 is a sectional view of a switchgear according to a tenth embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a switchgear according to an eleventh embodiment of the present invention as seen from the front.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a switchgear according to a twelfth embodiment of the present invention as seen from the front.
13A is a side view of a switchgear according to a thirteenth embodiment of the present invention, and FIG. 13B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. Figure.
FIG. 14 is a sectional view of a conventional switchgear as seen from the front.
[Explanation of symbols]
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