JP3755763B2 - 地下タンク用給油口 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン、灯油、重油等の燃料油を貯蔵する地下タンクに連結される給油口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の地下タンクは、ガソリン等の燃料油を貯蔵するためにガソリンスタンド等の貯蔵施設に埋設されている。この地下タンクには、給油管が連結され、その先端には地下タンク用給油口(以下、タンク給油口という。)が連結されている。一方、地下タンクに燃料油を供給するタンクローリー車には給油ホースが設けられ、この給油ホースの先端にはローリー吐出口が連結されている。そして、タンクローリー車から地下タンクに荷卸しする際には、ローリー吐出口とタンク給油口が連結され、燃料油はタンクローリー車からローリー吐出口及びタンク給油口を介して地下タンクに供給されるようになっている。
【0003】
ここで、地下タンクへ燃料油を給油する方式としては、貯蔵施設の立地条件によって遠方給油と直上給油の二種類に分類されている。遠方給油とは、地下タンクから離れた位置に給油管を介してタンク給油口が設けられ、地下タンクから離れた位置から地下タンクに燃料油を給油する方式である(例えば、特許文献1参照)。一方、直上給油とは、地下タンクの直上にタンク給油口が設けられ、地下タンクの直上から地下タンクに燃料油を給油する方式である。
【0004】
図4(b)に示すように、遠方給油におけるタンク給油口41は、通常地上から一定の高さの位置に設置される給油口ボックス42の内部に設けられることが多い。このタンク給油口は、直立する給油管43の先端に所定の曲率を有する曲管44を介して連結され、タンク給油口41は斜め上方に開口されるようになっている。そして、荷卸作業者がタンク給油口41にローリー吐出口を容易に連結できるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−183500号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の地下タンク用給油口においては、給油口ボックスの内部スペースが限られていることに加え、曲管の先端部は傾斜しているため、締付工具が使用しにくく、地下タンク用給油口の取付作業が困難であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、取付作業を容易に行うことができる地下タンク用給油口を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1に記載の地下タンク用給油口は、前面に設けられた開閉扉と、その底部に貫設され、地下タンクに連結された給油管の先端部が挿入されるとともに、内側にシール部材が設けられて当該給油管との隙間が塞がれる給油管挿入孔と、を有した給油口ボックス内部に取り付けられ、前記地下タンクに燃料油を給油するため前記給油管に接続されるとともに、ローリー吐出口に連結されるように前記開閉扉方向に屈曲し斜め上方に開口する地下タンク用給油口であって、前記燃料油を導入する第1流路が内部に延設され燃料油が先端から注入される第1給油口と、先端面が前記第1給油口の基端面に接合され前記第1流路に連通する第2流路が内部に延設された第2給油口と、を備え、前記第1給油口の基端部には第1鍔部が設けられるとともに第2給油口の先端部には第2鍔部が設けられ、前記第1鍔部の基端面と前記第2鍔部の先端面とが、前記給油口の延設方向と直交する面に対して傾斜する傾斜面として構成されるとともに、該傾斜面は、前記給油口の延設方向と直交する面に対して同じ傾斜角度となるように構成されてなり、前記第2給油口に対して前記第1給油口をその周方向に180°回転させることで前記第2給油口に対して前記第1給油口を屈曲した遠方給油状態と、前記第1給油口の延設方向と前記第2給油口の延設方向とが同方向となる直上給油状態と、に設定可能であり、前記第1鍔部と前記第2鍔部とを連結固定する固定手段を、前記遠方給油状態における前記第1給油口の屈曲方向から見て左右に対向して設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本実施形態における地下タンク用給油口は、略横置円筒状の地下タンク11に給油管12を介して連結され、図示しないタンクローリー車等の給油車によって運搬された燃料油を地下タンク11に給油する際に使用されるものである。
【0012】
地下タンク11へ燃料油を給油する方式としては、貯蔵施設の立地条件によって遠方給油と直上給油の二種類に分類されている。遠方給油とは、図2(a)に示すように、地下タンク11から離れた位置に給油管12を介して地下タンク用給油口としての遠方給油口13が設けられ、地下タンク11から離れた位置から地下タンク11に燃料油を給油する方式である。遠方給油口13は、地上から一定高さに設置される箱状の給油口ボックス14の内部に設けられている。一方、直上給油とは、図2(b)に示すように給油管12を介して地下タンク11の直上に地下タンク用給油口としての直上給油口15が設けられ、地下タンク11の直上から地下タンク11に燃料油を給油する方式である。直上給油口15は、マンホール16内の地下に設けられている。
【0013】
図1(a)及び図1(b)に示すように、遠方給油口13及び直上給油口15は、円筒状の第1給油口17と、その基端に連結される円筒状の第2給油口18とを備えている。図3(a)及び図3(b)に示すように、第1給油口17の内部には、その先端から燃料油を導入する第1流路19が延設され、第2給油口18の内部には第2流路20が延設されている。これらの第1給油口17と第2給油口18は、第1給油口17の基端面と第2給油口18の先端面が接合され、第1流路19に第2流路20が連通されている。
【0014】
図3(a)に示すように遠方給油口13の開口部21は、斜め前方(図3(a)における左方)に向けられ、図示しない給油車の給油ホースの先端に設けられる吐出口が接続し易いようになっている。図3(a)に示すように、直上給油口15の開口部21は上方に向けられ、地上から給油車の吐出口が接続し易いようになっている。
【0015】
図3(a)及び図3(b)に示すように、第1給油口17の基端部には、円環状の第1鍔部22が周設され、第2給油口18の先端部には円環状の第2鍔部23が周設されている。第1鍔部22の基端面及び第2鍔部23の先端面は、それぞれ第1傾斜面24及び第2傾斜面25から構成されている。第1傾斜面24は、第1給油口17の延設方向と直交する面に対して傾斜するように形成されている。一方、第2傾斜面25は第2給油口18の延設方向と直交する面に対して傾斜するように形成されている。第1傾斜面24の傾斜角度θ1と第2傾斜面25の傾斜角度θ2は、同じ角度(22.5°)に設定されている。
【0016】
図3(a)に示すように遠方給油口13における第1給油口17と第2給油口18は、第1給油口17の延設方向と第2給油口18の延設方向が交差するように配設されている。そして、第1傾斜面24と第2傾斜面25の間にO−リング26が介装されるとともに第1傾斜面24と第2傾斜面25が接合されている。第1傾斜面24と第2傾斜面25の傾斜角度は22.5°に設定されているため、第2給油口18の延設方向に対して第1給油口17の延設方向は、45°屈曲されるようになっている。
【0017】
図3(b)に示すように直上給油口15は、第1給油口17の延設方向と第2給油口18の延設方向が同方向となるように、第1給油口17と第2給油口18が配設されている。そして、第1傾斜面24と第2傾斜面25の間にO−リング26が介装されるとともに第1傾斜面24と第2傾斜面25が接合されている。ここで、同じ第1給油口17及び同じ第2給油口18を用いて第2給油口18に対して第1給油口17を周方向に180°回転させ、第2傾斜面25に対する第1傾斜面24の傾斜方向を反対にさせることにより、遠方給油口13から直上給油口15にすることができる。
【0018】
図1(a)及び図1(b)に示すように、第1鍔部22と第2鍔部23の両側には、貫通孔としての一対のねじ孔27が対向して刻設されている。これらのねじ孔27の上方から、固定手段としての取付ねじ28が螺入されることにより、第1鍔部22と第2鍔部23は連結固定されている。遠方給油口13として第1給油口17を第2給油口18に対して屈曲させて設ける場合において、これらのねじ孔27は屈曲方向(前方)から見て左右に対向して設けられている。そして、ねじ孔27に取付ねじ28が締め付け易くなっているとともに、左右バランスよく締め付けることができるようになっている。
【0019】
第1給油口17の先端には、有蓋円筒状のキャップ29が螺設され、開口部21が閉塞されるようになっている。第1給油口17の側面には、円板状の掛金支持部30が突設され、この掛金支持部30にはアーム状の掛金31の基端部が回動可能に支持されている。図3(a)及び図3(b)に示すように掛金31の先端部には、掛止孔32が貫設されている。一方、キャップ29の頭頂部には、円板状の掛止突起33が突設され、掛止突起33に掛止孔32が掛止されるようになっている。掛止突起33の先端部には、施錠孔34が貫設され、図示しない錠を掛止できるようになっている。そして、掛止突起33に掛止孔32が掛止された状態で施錠孔34を施錠することにより、キャップ29が不正に取り外されることを防止できるようになっている。また、第1流路19の内部には有底円筒状のストレーナ35が掛止され、開口部21から混入する異物が除去されるようになっている。
【0020】
第2給油口18の基端部内側には、図示しない雌ねじが刻設されるとともに給油管12の先端には雄ねじが刻設されている。そして、第2給油口18は給油管12の先端に螺設されるようになっている。
【0021】
図4(a)に示す給油口ボックス14は、給油の際に吐出口や開口部21等から滴下した燃料油を受け止めたり、遠方給油口13を保護したりするものである。この給油口ボックス14の前面には、四角板状の開閉扉36が回動可能に軸支されている。給油口ボックス14の底部には、給油管挿入孔37が貫設され、この給油管挿入孔37には給油管12の先端部が挿入されている。給油管挿入孔37の内側には、樹脂、ゴム等から形成される円環状のシール部材38が設けられ、給油管12と給油管挿入孔37の隙間が塞がれるようになっている。
【0022】
さて、遠方給油口13の取付作業を行うには、まず給油管12の先端を給油管挿入孔37に挿入させ、壁や支柱等に給油口ボックス14を取り付ける。次に、給油管12の先端に第2給油口18をパイプレンチ等の締付工具を利用して螺設する。続いて、第1給油口17の延設方向が前方に傾斜するように第2傾斜面25に第1傾斜面24を接合させる。このとき、第1鍔部22及び第2鍔部23には、ねじ孔27が対向して設けられている。第2鍔部23のねじ孔27に第1鍔部22のねじ孔27を重ね合わせることによって、第2給油口18に対して第1給油口17を位置決めすることができる。
【0023】
続いて、ねじ孔27に取付ねじ28をレンチ等の締付工具を利用して螺入する。このとき、第1給油口17及び第2給油口18には、それぞれ第1鍔部22及び第2鍔部23が設けられている。これらの第1鍔部22及び第2鍔部23は、ねじ孔27及び取付ねじ28によって固定される。よって、給油口ボックス14の内部の限られたスペースにおいても、第1給油口17及び第2給油口18を容易に連結固定することができる。
【0024】
直上給油口15の取付作業を行うには、締付工具を利用して給油管12の先端に第2給油口18を螺設する。続いて、第1給油口17の延設方向が上方に向くように第2傾斜面25に第1傾斜面24を接合させる。このとき、第1鍔部22及び第2鍔部23には、第1傾斜面24及び第2傾斜面25が形成され、第1傾斜面24と第2傾斜面25の傾斜角度はいずれも同じ角度に設定されている。従って、遠方給油口13と同じ第1給油口17及び第2給油口18を用いて、その取付角度を周方向に180°回転させることにより、直上給油口15にすることができる。このように、第1給油口17と第2給油口18は、遠方給油口13と直上給油口15を併用することができる。また、第1鍔部22と第2鍔部23には、ねじ孔27が対向して設けられているため、180°回転させた場合でも、第2給油口18に対して第1給油口17を位置決めすることができる。
【0025】
給油車による遠方給油について説明すると、給油口ボックス14の開閉扉36を開放し、遠方給油口13のキャップ29を取り外す。次に、給油車の吐出口を第1給油口17の先端部に螺合させることにより、吐出口と第1給油口17を接続させる。このとき、第1給油口17の開口部21は、第1傾斜面24及び第2傾斜面25による接続によって、斜め前方に向けられている。従って、第1給油口17の先端部に給油車の吐出口を容易に接続することができる。
【0026】
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ この実施形態の地下タンク用給油口においては、第1給油口17及び第2給油口18を備え、第1給油口17及び第2給油口18には、それぞれ第1鍔部22及び第2鍔部23が設けられている。また、第1給油口17の基端面と第2給油口18の先端面は、それぞれ第1傾斜面24及び第2傾斜面25から構成されている。そして、第1傾斜面24と第2傾斜面25が接合されるとともに、第1鍔部22と第2鍔部23がねじ孔27及び取付ねじ28によって固定されるようになっている。このように構成した場合、給油口ボックス14の内部等の限られたスペースにおいても、第1給油口17と第2給油口18を容易に連結固定することができ、取付作業を容易に行うことができる。
【0027】
・ この実施形態の地下タンク用給油口においては、第1傾斜面24と第2傾斜面25の傾斜角度は同じ角度となっている。このように構成した場合、第2給油口18に対して第1給油口17を周方向に180°回転させることにより、遠方給油口13及び直上給油口15のいずれにも適用することができる。
【0028】
・ この実施形態の地下タンク用給油口においては、第1鍔部22及び第2鍔部23には固定手段として対向する一対のねじ孔27が設けられている。このように構成した場合、ねじ孔27を利用して第2給油口18に対して第1給油口17を位置決めすることができる。従って、遠方給油口13及び直上給油口15の取付作業をさらに容易に行うことができる。
【0029】
・ この実施形態の地下タンク用給油口においては、遠方給油口13として第2給油口18に対して第1給油口17を屈曲させて設ける場合、ねじ孔27は屈曲方向(前方)から見て左右に対向して設けられている。このように構成した場合、給油口ボックス14の前方からねじ孔27に取付ねじ28を螺入させ締め付ける際、容易に締め付けることができる。また、第1鍔部22及び第2鍔部23の左右をバランスよく締め付けることができる。
【0030】
・ 従来技術における遠方給油口13では、曲管を螺設する必要があるため、パイプレンチ等の大型の締付工具を使用していた。給油口ボックス14の内部におけるその作業は困難であった。本来、給油口ボックス14は滴下する燃料油を受け止める等の機能であれば、それ程大きな給油口ボックス14は必要とされないが、その作業性を維持するため、給油口ボックス14を大きくする必要があった。この実施形態の地下タンク用給油口においては、第1鍔部22及び第2鍔部23とが固定手段によって接合されている。このように構成した場合、スパナ、めがねレンチ等の小型の締付工具によって第1鍔部22と第2鍔部23を接合することができ、給油口ボックス14をコンパクトにすることができる。
【0031】
・ この実施形態の地下タンク用給油口においては、第1給油口17の基端部に第1鍔部22が周設され、この第1鍔部22の基端面が第1傾斜面24となっている。また、第2給油口18の先端部に第2鍔部23が周設され、この第2鍔部23の先端面が第2傾斜面25となっている。このように構成した場合、第1傾斜面24及び第2傾斜面25を容易に形成することができるとともに、取付ねじ28による緊結力を第1傾斜面24及び第2傾斜面25に十分に伝達させることができ、第2給油口18に第1給油口17を安定して固定させることができる。
【0032】
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態では、第1給油口17の基端面及び第2給油口18の先端面は、それぞれ第1傾斜面24及び第2傾斜面25から構成されている。この他に、第1給油口17の基端面を第1傾斜面24から構成し、第2給油口18の先端面は、第2給油口18の延設方向に対して直交する平面から構成してもよい。また、第2給油口18の先端面は第2傾斜面25から構成し、第1給油口17の基端面を第1給油口17の延設方向に対して直交する平面から構成してもよい。このように構成しても、第2給油口18に第1給油口17を屈曲して設けることができるとともに取付作業を容易に行うことができる。
【0033】
・ 前記実施形態では、第1傾斜面24及び第2傾斜面25の傾斜角度は同じ角度で形成されているが、第1傾斜面24及び第2傾斜面25の傾斜角度は異なる角度で形成してもよい。
【0034】
・ 前記実施形態では、第1傾斜面24及び第2傾斜面25の傾斜角度は22.5°に形成されている。この傾斜角度は、好ましくは5〜60°、より好ましくは10〜50°、さらに好ましく15〜40°である。この傾斜角度が5°未満の場合、第2給油口18に対して第1給油口17を十分に屈曲させて設けることができず、第1給油口17の先端に吐出口を接続しにくくなるおそれがある。一方、60°を超えて形成した場合、第2給油口18に対して第1給油口17が屈曲しすぎて第1給油口17の先端に吐出口を接続しにくくなるおそれがある。
【0035】
・ 前記実施形態では、第1給油口17の基端部及び第2給油口18の先端部には、円環状の第1鍔部22及び第2鍔部23は周設されている。この他に、第1給油口17の基端部両側に一対の第1鍔部22を突設してもよい。また、第2給油口18の先端部両側に一対の第2鍔部23を突設してもよい。このように第1鍔部22及び第2鍔部23を分割し、これら第1鍔部22及び第2鍔部23が固定手段によって接合されるように構成してもよい。
【0036】
・ 前記実施形態では、第1給油口17には掛金31及び掛金支持部30が設けられている。一方、キャップ29には掛止突起33が設けられている。遠方給油口13の場合、これらの掛金31、掛金支持部30及び掛止突起33を設けずに、給油口ボックス14に施錠装置を設けることによって、給油口ボックス14を施錠可能に構成し、キャップ29が不正に外されることを防止してもよい。
【0037】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記傾斜面の傾斜角度は、5〜60°である請求項1に記載の地下タンク用給油口。
【0038】
(2) 前記第1給油口の基端部には前記第1鍔部が周設されるとともに前記第2給油口の先端部には前記第2鍔部が周設され、第1鍔部の基端面と第2鍔部の先端面とが接合され、前記傾斜面は第1鍔部の基端面と第2鍔部の先端面との少なくとも一方に設けられている請求項1及び上記(1)のいずれか一項に記載の地下タンク用給油口。この場合、固定手段による緊結力を第1鍔部の基端面及び第2鍔部の先端面に十分に伝達させることができ、第2給油口に第1給油口を安定して固定させることができる。
【0039】
(3) 燃料油を受け止めるための給油口ボックスの内部に設けられる請求項1、上記(1)及び(2)のいずれか一項に記載の地下タンク用給油口。
【0040】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の地下タンク用給油口によれば、取付作業を容易に行うことができる。特に、取付作業の際、位置決めすることができ、取付作業をさらに容易に行うことができる。また、上記効果に加えて、遠方給油及び直上給油のいずれにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態における遠方給油口を示す側面図、(b)は直上給油口を示す側面図。
【図2】 (a)は遠方給油の模式図、(b)は直上給油の模式図。
【図3】 (a)は遠方給油口を示す側断面図、(b)は直上給油口を示す側断面図。
【図4】 (a)は給油口ボックス内における遠方給油口を示す側面図、(b)は従来の給油口ボックス内における遠方給油口を示す側面図。
【符号の説明】
θ1…第1傾斜面の傾斜角度、θ2…第2傾斜面の傾斜角度、11…地下タンク、13…地下タンク用給油口としての遠方給油口、15…地下タンク用給油口としての直上給油口、17…第1給油口、18…第2給油口、19…第1流路、20…第2流路、22…第1鍔部、23…第2鍔部、24…傾斜面としての第1傾斜面、25…傾斜面としての第2傾斜面、27…固定手段(貫通孔)としてのねじ孔、28…固定手段としての取付ねじ。

Claims (1)

  1. 前面に設けられた開閉扉と、
    その底部に貫設され、地下タンクに連結された給油管の先端部が挿入されるとともに、内側にシール部材が設けられて当該給油管との隙間が塞がれる給油管挿入孔と、を有した給油口ボックス内部に取り付けられ
    前記地下タンクに燃料油を給油するため前記給油管に接続されるとともに、ローリー吐出口に連結されるように前記開閉扉方向に屈曲し斜め上方に開口する地下タンク用給油口であって、
    前記燃料油を導入する第1流路が内部に延設され燃料油が先端から注入される第1給油口と、先端面が前記第1給油口の基端面に接合され前記第1流路に連通する第2流路が内部に延設された第2給油口と、を備え、前記第1給油口の基端部には第1鍔部が設けられるとともに第2給油口の先端部には第2鍔部が設けられ、前記第1鍔部の基端面と前記第2鍔部の先端面とが、前記給油口の延設方向と直交する面に対して傾斜する傾斜面として構成されるとともに、該傾斜面は、前記給油口の延設方向と直交する面に対して同じ傾斜角度となるように構成されてなり、
    前記第2給油口に対して前記第1給油口をその周方向に180°回転させることで前記第2給油口に対して前記第1給油口を屈曲した遠方給油状態と、前記第1給油口の延設方向と前記第2給油口の延設方向とが同方向となる直上給油状態と、に設定可能であり、
    前記第1鍔部と前記第2鍔部とを連結固定する固定手段を、前記遠方給油状態における前記第1給油口の屈曲方向から見て左右に対向して設けたことを特徴とする地下タンク用給油口。
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