JP3753280B2 - ブレーキダイヤフラムの分解方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道車両のディスクブレーキに使用されているブレーキダイヤフラムの分解方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4はブレーキダイヤフラムが使用されているディスクブレーキ装置を説明する図である。
車輪1が取付けられている車軸2には一対のディスク円板3が取付けられ、各ディスク円板の両面に対向して一対のディスク制輪子4が、一対のブレーキテコ5の先端部にそれぞれ取付けられている。ブレーキテコ5の他端はブレーキダイヤフラム6の両端にそれぞれ取付けられ、一対のブレーキテコの中央部はツナギ板7に回動可能にピン8で固定されている。また、ブレーキダイヤフラム6は、常時はブレーキテコ間に架設されたバネ9で引っ張られて圧縮状態にある。空気管10を通してブレーキダイヤフラム6に圧縮空気を送り込むと、ブレーキダイヤフラム6が膨張し、ダイヤフラム両端に取付けられたブレーキテコ5はピン8を中心に回動し、その結果、ブレーキテコの先端部の間隔が狭まって一対のディスク制輪子がディスク円板をはさみ込み、車輪に対して制動力が与えられる。
【0003】
ブレーキダイヤフラムは、図5の断面図、図6の分解図に示すように、周囲に金属製のバンド12を取付けたゴム製の環状ダイヤフラム11の開口部分の一方の側から金属製のストッパ受13を圧入し、他方の側から金属製のストッパ14を圧入し、さらにストッパ受13、ストッパ14に、金属製のダイヤフラム受15に締め金具16、ナット17で固定した構造となっている。ダイヤフラムへ供給されるのエアーはストッパ14側から行われ、ストッパ14の内面側はゴムが設けられて、このゴム部分が反対側のストッパ受13に当接しており、ストッパ14とストッパ受13とは同様の構造、機能のものである。また、環状ダイヤフラム11の開口部分は螺旋状にワイヤーが巻かれていて、この開口部分にストッパ14とストッパ受13の先端部分を押し入れ、ダイヤフラム受15でダイヤフラム11の開口部分を外側から内側へ向けて押しつけるとともに、締め金具16を介してナット17でストッパ14とストッパ受13に植え込まれたボルトを締めつけることにより、ストッパ14とストッパ受13をダイヤフラム受15側へ引っ張り、ダイヤフラム11の開口部分とストッパ14及びストッパ受13の先端部分とを密着させている。
【0004】
このようなブレーキダイヤフラムは定期点検で劣化状態を確認し、さび等が発生しているので金属部品をメッキする必要があり、また、ダイヤフラムを交換する場合も生ずる。ブレーキダイヤフラムを分解する方法は、インパクトレンチでブレーキダイヤフラム両側のナットや座金を外し、さらに両側の締め金具、ダイヤフラム受を外し、分解台の上で左手でブレーキダイヤフラムを持ち、ナットの植え込みボルトのネジ山を打撃しないように注意しながら、鉛ハンマーを使って右手でストッパ受を強く打撃して、ダイヤフラムの開口部分から内側に落とし込んで外し、また、エアー配管口側(ストッパ)は植え込みボルトが多いため打撃して外すことができないため、ダイヤフラムの内側より治具で外し、次いで、ダイヤフラムよりバンドを外すことにより行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようにダイヤフラムからストッパ受を外す際は、人手により鉛のハンマーで強く打撃している。一方、ストッパはストッパ受を外した後にダイヤフラムの内側より治具で外しており、特に、この一連の作業は形状が大きくなった場合は、取り外しが困難であった。また、ハンマーの打撃作業は経験と勘に頼った作業になっており、作業能率上、また安全上も好ましくないという問題があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためのもので、ハンマーを用いた人手による分解作業を解消し、作業能率、安全性を向上させることができるブレーキダイヤフラムの分解方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、環状ダイヤフラムの円形開口に金属製ストッパ及びストッパ受を密着させた構造のブレーキダイヤフラムの分解方法であって、環状ダイヤフラムとの間で密閉空間を形成するように環状ダイヤフラム両側を加圧ケースと加圧ケース蓋で挟持し、ストッパのエアー供給口を通してダイヤフラム内に所定圧のエアーを供給し、ストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとを分離させるようにしたことを特徴とする
また、本発明は、環状ダイヤフラムの円形開口に金属製ストッパ及びストッパ受を密着させた構造のブレーキダイヤフラムの分解装置であって、ブレーキダイヤフラムを載置し、ストッパを通してダイヤフラム内へ所定圧のエアーを供給する孔が形成された加圧ケースと、加圧ケースの反対側からブレーキダイヤフラムを押圧する加圧ケース蓋と、ダイヤフラム内へエアーを供給するエアー供給源と、ダイヤフラムと加圧ケース及び加圧ケース蓋とで形成される密閉空間それぞれにエアー検知孔が形成され、その先にエアーホースにより接続された圧力センサとを備え、ダイヤフラム内に所定圧のエアーを供給してストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとを分離させ、ストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとが分離したことを圧力センサで検知するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明のブレーキダイヤフラムの分解装置の概略構成を説明する図である。
模式的に示した加圧ケース20には、エアーシリンダ22で昇降可能な加圧ケース蓋21が設けられており、加圧ケース蓋21でブレーキダイヤフラムを押しつけて加圧ケース20との間に挟持するようになっている。このように挟持したブレーキダイヤフラムには、加圧ケースを通して数kg/cm2 (例えば2〜3kg/cm2 )の圧力のエアーが送り込まれ、また、加圧ケース蓋、加圧ケースにエアー検知孔A、Bが形成されて、加圧ケース、加圧ケース蓋とブレーキダイヤフラムとの間の密閉空間の圧力変化をエアーホースで圧力センサ23に導いて検出できるようになっている。なお、圧力センサ23と表記したが、実際には3個使用し、2個はエアー検知孔A、Bを通しての圧力検出用、他の1個は安全性の観点からダイヤフラム内エアー圧力の監視用として使用する。
【0009】
次に、ブレーキダイヤフラムの分解方法について説明する。
図2(a)に示すように、ストッパ14側から所定圧、例えば2kg/cm2 の圧力のエアーを送りこむと、ダイヤフラムは膨張し、数秒間で図2(b)に示すように、ストッパ又はストッパ受のどちらかがダイヤフラムと分離(図では上側ストッパ受13が分離)してストッパ又はストッパ受のどちらかがダイヤフラム内に落ち込む。このときダイヤフラムと加圧ケース蓋21との間の密閉空間は、大気圧から2kg/cm2 に上昇し、この圧力変化はエアー検知孔Aより圧力センサで検出する。
【0010】
さらに所定圧のエアーを送り続けると、図3(a)に示すように、反対側のストッパとダイヤフラムとが分離し、このことがエアー検知孔Bより圧力センサで検出される。したがって、エアー検知孔A、Bを通して圧力センサで検出される圧力変化を見ることにより、ストッパ、ストッパ受が分離したことを知ることができる。こうして、図3(b)に示すように、ストッパ、ストッパ受の両方が分離して、分解が終了する。
【0011】
なお、上記説明では、2kg/cm2 の圧力の空気を送り込むようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更してもよい。また、安全性の観点から、ダイヤフラム内の圧力が所定圧以上にはならないように圧力センサにより制御するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、締め金具、ダイヤフラム受を外した状態のブレーキダイヤフラムを加圧ケースにセットし、加圧ケース蓋で押さえ付けた状態でダイヤフラム内に圧縮空気を供給するだけで、極く短時間にストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとを分離することができ、分解作業の能率を向上させ、また、作業の安全性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブレーキダイヤフラム分解装置を説明する図である。
【図2】 ブレーキダイヤフラム分解方法を説明する図である。
【図3】 ブレーキダイヤフラム分解方法を説明する図である。
【図4】 ブレーキダイヤフラムが使用されているディスクブレーキ装置を説明する図である。
【図5】 ブレーキダイヤフラムの断面図である。
【図6】 ブレーキダイヤフラムの分解図である。
【符号の説明】
11…ダイヤフラム、12…バンド、13…ストッパ受、14…ストッパ、15…ダイヤフラム受、16…締め金具、17…ナット、20…加圧ケース、21…加圧ケース蓋、22…エアーシリンダ、23…圧力センサ、A,B…エアー検知孔。

Claims (2)

  1. 環状ダイヤフラムの円形開口に金属製ストッパ及びストッパ受を密着させた構造のブレーキダイヤフラムの分解方法であって、環状ダイヤフラムとの間で密閉空間を形成するように環状ダイヤフラム両側を加圧ケースと加圧ケース蓋で挟持し、ストッパのエアー供給口を通してダイヤフラム内に所定圧のエアーを供給し、ストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとを分離させるようにしたことを特徴とするブレーキダイヤフラムの分解方法。
  2. 環状ダイヤフラムの円形開口に金属製ストッパ及びストッパ受を密着させた構造のブレーキダイヤフラムの分解装置であって、ブレーキダイヤフラムを載置し、ストッパを通してダイヤフラム内へ所定圧のエアーを供給する孔が形成された加圧ケースと、加圧ケースの反対側からブレーキダイヤフラムを押圧する加圧ケース蓋と、ダイヤフラム内へエアーを供給するエアー供給源と、ダイヤフラムと加圧ケース及び加圧ケース蓋とで形成される密閉空間それぞれにエアー検知孔が形成され、その先にエアーホースにより接続された圧力センサとを備え、ダイヤフラム内に所定圧のエアーを供給してストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとを分離させ、ストッパ及びストッパ受とダイヤフラムとが分離したことを圧力センサで検知するようにしたことを特徴とするブレーキダイヤフラムの分解装置。
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