JP3752686B2 - 車両用スピーカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のリアピラーに重低音のスピーカを取り付ける車両用スピーカに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動車において、オーディオ機器のスピーカは、車内のドアライニング,ピラーやインストルメントパネルなどに設けられる場合が多く、例えば実開昭63−137045号公報には、フロントピラー,センターピラー及びリアピラーにスピーカを設け、このような高音のスピーカ(ツイータ)は音に指向性を有するため、取り付け位置は、ちょうど乗員が各シートに座った際に耳の高さになるようにされている(公報マイクロフィルム第4頁第17〜20行)。
【0003】
これに対して、重低音のスピーカ(ウーハー)は、音に指向性がないため、高音のスピーカに比べて取り付つ位置に制約が少ないが、スピーカ自体が大型になるため、取付箇所には所定の強度が要求され、前記ピラーなどの室内上部に設けることが難しく、例えば座席やトランクルームにスピーカを設け、そのトランクルームをキャビネット代わりに用いて該トランクルームの上部などに設けられる。
【0004】
そして、トランクルームは箱体形状をなし、比較的強度的にも優れるから、大型で比較的重量のある重低音のスピーカを取り付けるのに適するものの、スピーカの下部がトランクルーム内の突出する分だけ、トランクルームの使用空間が狭くなり、また、座席の下に設ける場合も室内空間を専有してしまう不具合がある。
【0005】
さらに、重低音のスピーカであっても、室内上部に設ける方が好ましいが、従来の車両用の重低音のスピーカではこの課題を解決することができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、スピーカに適した取付状態が得られ、優れた音響効果が得られる車両用スピーカとその取付方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、車両のリアピラーに設けられ前後の縦枠部とこれら縦枠部の上部を連結する上横枠部とを有する略門型の枠体と、この枠体内に取り付けられ外側に凹んだ凹部を有するカバー体と、前記凹部に取り付けられる重低音のスピーカユニットとを備え、前記カバー体と前記スピーカユニットとを前記枠体に固定し、前記スピーカユニットは、スピーカ本体と、このスピーカ本体を取り付けた前面パネルと、この前面パネルの後に設けられ前記スピーカ本体の後部を囲む周壁とを有し、この周壁の後部開口を前記カバー体 で塞ぐものである。
【0008】
この請求項1の構成によれば、枠体は、前後の縦枠部とこれら縦枠部の上部を連結する上横枠部とを有する門型構造であるから、強度的に優れ、この強度的に優れた枠体にカバー体と共にスピーカユニットを固定するから、重低音による振動などに対しても安定した取付強度を得ることができ、しかも、従来、この種の大型の重低音スピーカが取付けられなかったリアピラーに設けることにより、乗員の聞き易い、高い位置に重低音のスピーカを配することができる。また、凹部にスピーカを設けるから、室内スペースを取ることもない。
【0009】
また、枠体に、カバー体とスピーカユニットとを固定することにより、スピーカユニットの後部開口が塞がれた箱体構造となり、この箱体構造内にスピーカが内蔵され、音響効果に優れたものとなる。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記周壁の後端と前記カバー体との間にシール材を配置したものである。
【0011】
この請求項2の構成によれば、下端とカバー体との間に気密性が得られ、音響効果が向上する。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の車両用スピーカの第1実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。同図に示すように、本発明のスピーカの取付構造は、車両1の幅広なリアピラー2と、このリアピラー2に設けられ枠体3と、この枠体3の内側に取り付けられたカバー体4と、このカバー体4の内側に取り付けたスピーカユニット5と、これらカバー体4を前記枠体3に固定した固定手段6とを備える。また、この固定手段により前記カバー体4とスピーカユニット5を枠体3に固定することができ、そのスピーカユニット5は乗員のほぼ頭部に対応する高さ位置となる。
【0013】
本発明の特徴の一つとして、図2の概略説明斜視図に示すように、前記リアピラー2を幅広に形成し、例えばその幅を50〜60cm程度に形成している。図2などに示すように、そのリアピラー2の金属製枠体3は、金属製プレートにプレス加工や溶接などを施すことにより成形され、車両1における前後の縦枠部31,31の上部を上横枠部32により連結した略門型の門型枠33を有する。この門型枠33の中央には開口部21がある。前記縦枠部31は、ほぼ前後方向(車両前後方向)の外枠部311と、これと交差するほぼ内外方向(車両内外方向)の内枠部312とを一体に有する略断面略L形をなす。また、前記上横枠部32は、ほぼ前後方向の外枠部321と、これと交差するほぼ内外方向の内枠部322とを一体に有する略断面略L形をなす。
【0014】
さらに、前後の縦枠部31,31の下部を下横枠部34により連結して門型枠33の下部を塞いでおり、その横枠部34の下方には図示しない燃料タンクが設けられ、この燃料タンクに連通する燃料注入口11が、前記リアピラー2の下部(図2参照)に設けられている。前記下横枠部34は、ほぼ前後方向の外枠部341と、これと交差するほぼ内外方向の内枠部342とを一体に有する略断面略L形をなす。
【0015】
また、前記枠体3の外側には、金属製の外側パネル35が設けられ、この外側パネル35は枠体3を覆うようにして該枠体3に一体に設けられ、車両1の外面の一部を構成するものである。また、外側パネル35の上部351は内側に折り曲げられて前記上横枠部32に一体に設けられており、それら上部351と上横枠部32とにより閉塞断面をなす上横枠体323を形成している。
【0016】
上記のように構成したリアピラー2においては、その枠体3は門型枠33により強度的に優れたものとなり、大型の重低音のスピーカ(ウーハー)の取付が可能となる。さらに、その門型枠33の下部に下横枠部34を設けることにより、枠体3が閉塞した構造となり、加えて、門型枠33の外側を覆う外側パネル35を、門型枠33に固定することにより、一層の強度の向上が図られる。また、縦枠部31及び上横枠部32が断面略L形をなすことにより、これらの強度も良好であり、さらに、門型枠33の上部を、断面が閉塞した上横枠体323としたから、剛性に優れたものとなる。
【0017】
また、枠体3の内面には複数の固定受部61を一体に設け、この固定受部61は、前記枠体31から内側に突出するブラケット部611と、このブラケット部611に一体に設けた雌螺子部612とを有する。尚、この例では、枠体3にブラケット部611を溶着し、このブラケット部611に前記雌螺子部612を有するナットを溶着している。また、前記固定受部61に固定部材たるボルト62を螺着することにより、前記カバー体4が枠体3に固定されている。そして、それら固定受部61及びボルト62により前記固定手段6を構成している。
【0018】
前記カバー体4は、合成樹脂などからなり、車内の内装面を形成する前面内装パネル41と、この前面内装パネル41の中央に設けられ外側に凹んだ凹部42とを備え、この凹部42の底は底板部43により塞がれている。そして、その凹部42は前記枠体3内に嵌り込むと共に、前記前面内装パネル41は枠体3の内面側を覆い隠す。また、カバー体4には、前記雌螺子部612に対応して、前記ボルト62を挿通する挿通孔44が穿設されている。
【0019】
前記スピーカユニット5は、重低音域再生用のスピーカ本体51と、このスピーカ本体51を取り付けた前面パネル52と、この前面パネル52の後に設けられ周壁53とを備える。その前面パネル52と周壁53とは一体構造であって、合成樹脂などからなる。前記周壁53は方形の板壁であり、凹凸531を形成することにより、剛性を高めている。そして、取付状態で、前記周壁53は前記凹部42に収納される。
【0020】
前記スピーカ本体51は、前記前面パネル52の開口部521に固定され、大口径の振動板511と、この振動板511を振動する電気音響変換器512が設けられ、この電気音響変換器512はマグネットやムービングコイルを備える。また、図3に示すように、前記スピーカユニット5は振動板511の前方を覆うスピーカカバー513が設けられ、図1010に示すように、スピーカカバー513はパンチングメタルからなり、厚さ1ミリで大きさが5ミリ程度の六角形の穴を複数有する。尚、図3及び図10以外では、スピーカカバー513を設けていない状態のスピーカ本体51を示している。また、図3に示すように、スピーカユニット5全体がほぼ凹部42に収納される。
【0021】
前記前面パネル52の開口部521には、化粧リング522を設け、この化粧リング522の開口には間隔をおいて複数の横桟522Aが設けられている。また、前面パネル52の後面にはリブ部523を枠状に突出形成し、このリブ部523は周壁53にも連結されている。また、前記スピーカユニット5内にはアンプ71が設けられ、このアンプ71と前記スピーカ本体51は電気的に接続されている。前記アンプ71には、図3及び図7に示すように、3つの固定脚部711が設けられ、一方、前記前面パネル52の後面に取付ボス部524を突設し、この取付ボス部524に固定手段たるビス712により前記固定脚部711を固定することによりアンプ71がスピーカユニット5に組み込み固定されている。
【0022】
前記周壁53の後端53Tには、クッションテープなどからなる弾性シール材54を設け、この弾性シール材54に前記後端53Tを挿入固定し、その弾性シール材54の後面は粘着性を有する粘着面54Mとなっている。この場合、弾性シール材54の後面に両面粘着テープを貼って粘着面53Mを形成してもよい。また、前記周壁53の一側下部には、その後端53Tが開口した切欠溝55を形成し、この切欠溝55にコード72を挿通し、切欠溝55に挿通する部分でコード72にテープ状のシール材721を巻装し、コード72を挿通した切欠溝55の後端を前記弾性シール材54で塞ぎ、そのコード72に巻装したシール材721と切欠溝55との間にわずかな隙間73が設けられている。また、図1に示すように、前記カバー体4には、切欠溝55に対応して、コード72を挿通する孔46が形成されている。
【0023】
また、前記前面パネル52には、前記挿通孔44に対応して、挿通孔56が穿設されている。この挿通孔56回りを図6により説明すると、前記前面パネル52の後面に筒状部561を突設し、この筒状部561の底部に前記挿通孔56が設けられており、その筒状部561の周囲に一対の係止孔562,562を設けている。そして、前記挿通孔56の前側を覆うキャップ57を形成し、このキャップ57の後面に、前記係止孔562,562に着脱可能に挿着する弾性舌片571,571を突出形成する。また、前記前面内装パネル41には、前記筒状部561が係合する係合部45が後側に凹んで設けられている。
【0024】
そして、図6に示したように、挿通孔56,44にボルト62を挿通し、このボルト62を前記雌螺子部612に螺合することにより、枠体3にカバー体4とスピーカユニット5とを固定することができ、さらに、前記係止孔562,562に弾性舌片571,571を挿着することにより、キャップ57が前面パネル52に固定され、そのキャップ57により挿着孔56及びボルト62が覆い隠される。
【0025】
図2に示すように、前記車両1のフロントグリルにはオーディオ機器81と操作スイッチ82が設けられ、オーディオ機器81とアンプ71とが前記コード72の電源線と信号線により接続されている。尚、図中83はヒューズボックスである。また、前記コード71の電源線は分岐し、分岐電源線74が予備電源ソケット75に接続され、この予備電源ソケット75は、前記リアピラー2の下方の内装パネル76に設けられている。また、この内装パネル76には低音用スピーカ77が設けられている。
【0026】
尚、図4中、78は前記前面内装パネル41に連続して設ける内装ルーフパネルである。また、図9中、91はシートベルトであり、該ベルト91を挿通する金具92が前記カバー体4の後の前記枠体3に固定されている。また、前記燃料注入口11は、前記下横枠部34の下方に設けられており、該燃料注入口11には開閉可能な蓋体111が設けられ、さらに、前記外側パネル35の内側において前記燃料注入口11にパイプ112を接続し、このパイプ112の他側は車載の燃料タンク(図示せず)に接続されている。図4に示すように、パイプ112の上方に位置する下横枠部34の外枠部321は幅広に形成されているから剛性に優れ、その外枠部321の下部はタイヤハウスを形成する枠板85に連続している。また、図4中、86は収納空間である。
【0027】
次に重低音スピーカの取付方法の一例を説明する。尚、以下は、車両1のリアピラー2にカバー体4が取り付けられているとして、取付方法を説明する。まず、ボルト62を外し、カバー体4の凹部42にスピーカユニット5の後部を挿入し、係合部45に筒状部561を係合するようにしてカバー体4の前側にスピーカユニット5を重ね合わせる。こうすると、弾性シール材54の粘着面53Mが底板部43に接着され、その底板部43により周壁53の後部開口が塞がれ、スピーカ本体51が前面パネル52と周壁53と底板部43とからなる箱体内に収納される。尚、コード72は切欠溝55と凹部42に穿設した孔46に挿通しておく。そして、先ほど外したボルト62或いは新たなボルトを挿通孔56,44に挿通し、雌螺子部612に螺着することにより、図6に示すように、枠体3に固定したブラケット部611にカバー体4とスピーカユニット5とが固定され、この固定状態で、前面パネル52の外周縁とカバー体4との間には隙間52Sが形成される。
【0028】
このように本実施形態では、請求項1に対応して、車両1のリアピラー2に設けられ前後の縦枠部31とこれら縦枠部31の上部を連結する上横枠部32とを有する略門型の枠体3と、この枠体3内に取り付けられ外側に凹んだ凹部42を有するカバー体4と、凹部42に取り付けられる重低音のスピーカユニット5とを備え、カバー体4とスピーカユニット5とを枠体3に固定したものであり、枠体3が前後の縦枠部31,31とこれら縦枠部31,31の上部を連結する上横枠部32とを有する門型構造であるから、強度的に優れ、この強度的に優れた枠体3にカバー体4と共にスピーカユニット5を固定するから、重低音による振動などに対しても安定した取付強度を得ることができ、しかも、従来、この種の大型の重低音スピーカが取付けられなかったリアピラー2に設けることにより、乗員の聞き易い、高い位置に重低音のスピーカを配することができる。また、凹部42にスピーカを設けるから、室内スペースを取ることもない。
【0029】
また、実施形態上の効果として、前後の縦枠部31,31の下部を連結する下横枠部34を備えるから、門型構造の下部を下横枠部34で連結することにより、枠体3が閉塞した構造となり、一層、構造上の強度が向上する。
【0030】
また、実施形態上の効果として、枠体3の外側を覆う外側パネル35を該枠体3に固定したから、枠体3の強度がさらに向上する。
【0031】
また、このように本実施形態では、請求項1に対応して、スピーカユニット5は、スピーカ本体51と、このスピーカ本体51を取り付けた前面パネル52と、この前面パネル52の後に設けられスピーカ本体51の後部を囲む周壁53とを有し、この周壁53の後部開口をカバー体4で塞ぐから、枠体3に、カバー体4とスピーカユニット5とを固定することにより、スピーカユニット5の後部開口が塞がれた箱体構造となり、この箱体構造内にスピーカが内蔵され、音響効果に優れたものとなる。
【0032】
また、このように本実施形態では、請求項2に対応して、周壁53の後端53Tとカバー体4との間にシール材たる弾性シール材54を配置したから、下端とカバー体4との間に気密性が得られ、音響効果が向上する。
【0033】
さらに、実施形態上の効果として、周壁53の後端53Tに切欠溝55を形成し、この切欠溝55にコード72を挿通したから、切欠溝55に挿通してスピーカユニット5の外部にコード72を引き回すことができると共に、コード72を挿通した切欠溝55の隙間73が内外を連通するから、ここを通って空気の移動が可能となり、スピーカユニット5内の膨張空気などを逃がすことができる。
【0034】
さらに、実施形態上の効果として、前面パネル52の縁部とカバー体4との間に隙間52Sを設けたから、スピーカの駆動により前面パネル52が振動しても、隙間52Sによって前面パネル52の縁部とカバー体4との間で、接触によるびびり音が発生することがない。
【0035】
さらに、実施形態上の効果として、枠体3に固定受部61を設け、この固定受部61に着脱可能な固定部材たるボルトによりカバー体4とスピーカユニット5とを枠体3に固定するから、ボルトによりカバー体4とスピーカユニット5の両者を挟着して枠体3に固定することができる。
【0036】
実施形態上の効果として、車両1のリアピラー2は、前後の縦枠部31,31とこれら縦枠部31,31の上部を連結する上横枠部32とを有する略門型の枠体3を有し、この枠体3の外側が外側パネル35で覆われ、枠体3内には外側に凹んだ凹部42を有するカバー体4が固定部材たるボルト62により取り付けられ、枠体3に重低音のスピーカを取り付ける車両用スピーカの取付方法であって、ボルト62を取り外し、スピーカユニット5をボルト62により枠体3に固定するから、略門型をなす枠体3に取り付けることにより、強度的に優れた取付構造が得られ、カバー体4の取付構造を利用してスピーカユニット5を枠体3に簡便に取り付けることができる。
【0037】
また、実施形態上の効果として、前後の縦枠部31,31の下部を連結する下横枠部34を備えるから、枠体3が閉塞した構造となり、一層、構造上の強度が向上する。
【0038】
さらに、実施形態上の効果として、カバー体4の前側にスピーカユニット5を固定することにより、スピーカユニット5の後部開口をカバー体4により塞ぐから、スピーカユニット5の後部開口が塞がれた箱体構造が得られ、この箱体構造内にスピーカが内蔵されるため、音響効果に優れたものとなる。
【0039】
また、実施形態上の効果として、スピーカユニット51の前面パネル52の後面に、リブ部523を設けると共に、周壁53に凹凸531を形成することにより、大容量の重低音スピーカの出力に絶え得る合成樹脂製箱体形状が得られる。また、低音用スピーカ77の上部に、スピーカユニット5を備えた超重低音のスピーカを配置することにより、優れた音響効果が得られる。
【0040】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、固定部材はボルト以外でも各種のものを用いることができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明は、車両のリアピラーに設けられ前後の縦枠部とこれら縦枠部の上部を連結する上横枠部とを有する略門型の枠体と、この枠体内に取り付けられ外側に凹んだ凹部を有するカバー体と、前記凹部に取り付けられる重低音のスピーカユニットとを備え、前記カバー体と前記スピーカユニットとを前記枠体に固定し、前記スピーカユニットは、スピーカ本体と、このスピーカ本体を取り付けた前面パネルと、この前面パネルの後に設けられ前記スピーカ本体の後部を囲む周壁とを有し、この周壁の後部開口を前記カバー体で塞ぐものであり、ピーカに適した取付状態が得られ、優れた音響効果が得られる車両用スピーカを提供できる。
【0042】
また、請求項2の発明は、前記周壁の後端と前記カバー体との間にシール材を配置したものであり、ピーカに適した取付状態が得られ、優れた音響効果が得られる車両用スピーカを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す枠体とカバー体とスピーカユニットの分解斜視図である。
【図2】同上、車両の概略説明斜視図である。
【図3】同上、取付状態のスピーカユニットの断面図である。
【図4】同上、取付構造の縦断面図である。
【図5】同上、取付構造の横断面説明図である。
【図6】同上、取付状態の固定受部回りの拡大断面図である。
【図7】同上、スピーカユニットの斜視図である。
【図8】同上、切欠溝回りの一部断面図である。
【図9】同上、リアピラーを室内側から見た斜視図である。
【図10】同上、スピーカカバーの要部の正面図である。
【符号の説明】
1 車両
2 リアピラー
3 枠体
4 カバー体
5 スピーカユニット
6 固定手段
31 縦枠部
32 上横枠部
33 門型枠
34 下横枠部
35 外側パネル
42 凹部
43 底板部
51 スピーカ本体
52 前面パネル
52S 隙間
53 周壁
53T 後端
54 弾性シール材(シール材)
55 切欠溝
61 固定受部
62 ボルト(固定部材)
72 コード
74 分岐電源線
75 予備電源ソケット
76 内装パネル
77 スピーカ
Claims (2)
- 車両のリアピラーに設けられ前後の縦枠部とこれら縦枠部の上部を連結する上横枠部とを有する略門型の枠体と、この枠体内に取り付けられ外側に凹んだ凹部を有するカバー体と、前記凹部に取り付けられる重低音のスピーカユニットとを備え、前記カバー体と前記スピーカユニットとを前記枠体に固定し、前記スピーカユニットは、スピーカ本体と、このスピーカ本体を取り付けた前面パネルと、この前面パネルの後に設けられ前記スピーカ本体の後部を囲む周壁とを有し、この周壁の後部開口を前記カバー体で塞ぐことを特徴とする車両用スピーカ。
- 前記周壁の後端と前記カバー体との間にシール材を配置したことを特徴とする請求項1記載の車両用スピーカ。
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