JP3752346B2 - Fence end support device - Google Patents

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JP3752346B2 JP04976197A JP4976197A JP3752346B2 JP 3752346 B2 JP3752346 B2 JP 3752346B2 JP 04976197 A JP04976197 A JP 04976197A JP 4976197 A JP4976197 A JP 4976197A JP 3752346 B2 JP3752346 B2 JP 3752346B2
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興治 菅野
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェンス端部支持装置に関し、特に浮沈式フェンスの端部を、シール性良く岸壁近傍に支持するフェンス端部支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
海洋に設置されるフェンスには、原油等の流出、拡散を防止するオイルフェンスのように水面付近に浮遊させる状態で設置するフェンス、また工事現場の周囲に展張される汚濁水拡散防止フェンス、或いは発電所の冷却水取入口付近に展張されるクラゲ進入防止フェンスのように水面から海底にまで達する状態で設置するフェンスが存在する。
【０００３】
これらのいずれのフェンスも、岸壁に該フェンスを支持する場合には、岸壁と支持されるフェンス端部の間にも十分なシール性が必要とされる。即ち、岸壁と支持されるフェンス端部の間に隙間があれば、この隙間から原油或いは汚濁水が流出してしまい、またクラゲが進入する恐れがあるために、隙間なく岸壁にフェンス端部を支持する必要がある。
【０００４】
また、これらのフェンスの中には、その不使用時、或いは船舶の行路を確保するために、フェンス内の空気を給排気し、その体積を増減させて浮上及び沈下ができるようにした浮沈式フェンスが存在する。このような浮沈式フェンスの場合、該フェンスの端部を支持する部分においても、浮上及び沈下ができるようにすることが必要となる。
【０００５】
上記のようなことを考慮したフェンス端部の支持装置としては、従来、図６に示したような構造の装置が存在する。
この装置１００は、スリット１０１が形成されたパイプ１０２を、岸壁Ｇに鉛直方向に固定し、該パイプ１０２内に摺動自在に挿入されたスライダー１０３に、上記スリット１０１を介して浮沈式フェンスＦの端部を固定した構造の装置である。
【０００６】
かかる装置１００によれば、岸壁と支持されるフェンス端部の間のシール性が確保されると共に、フェンス端部を支持する部分においても、浮上及び沈下が可能な支持構造となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した装置１００にあっては、図７に示したようにフェンス端部の沈下が完全に成されるわけではなく、船舶の航行に支障が生じる場合がある。
またスライダー１０３が沈下時においても固定されていないため、波浪の影響によってスライダー１０３がパイプ１０２内において上下動し、台風等で波浪が激しい場合には、スライダー１０３の上下動も激しく起こり、装置１００が損傷を受けたり、またフェンスＦが破れたりする場合があった。
【０００８】
また、上記した装置１００にあっては、オイルフェンスのように水面付近に浮遊した状態で設置するフェンスにあっては、上記した課題はあるもののある程度良好に使用できるが、汚濁水拡散防止フェンス、或いはクラゲ進入防止フェンスのように水面から海底にまで達する状態で設置するフェンスにあっては、該フェンス端部を固定する上記スライダー１０３が多く又は長く必要となり、沈下時においては該スライダー１０３がパイプ１０２内において上下方向に並び、その上方に存在するスライダー１０３の位置は、沈下時においても相当高い位置と成ってしまうことから、上記した課題が大きく障害となり、このような水面から海底にまで達する状態で設置するフェンスの端部支持装置としては、不適切な装置であった。
【０００９】
本発明は、上述した従来から存在するフェンス端部の支持装置が有する課題に鑑み成されたものであって、その目的は、フェンス端部と岸壁との間のシール性が良好で、しかも支持したフェンス端部を完全に沈下させることのできるフェンス端部支持装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するため、岸壁の近傍の海底に、下端において傾倒可能な棒体を設置し、該棒体に、岸壁との間のシール部材を取り付けると共に、浮沈式フェンスの端部を支持させたフェンス端部支持装置とした。
【００１１】
上記した本発明にかかるフェンス端部支持装置によれば、海底に設置された下端において傾倒可能な棒体にフェンス端部が支持されているため、フェンス端部を沈下させる場合には、該棒体を海底に横たわる状態で倒せば良く、その場合のフェンス端部の沈下状況は、海底に達する完全沈下となる。
また、上記した本発明にかかるフェンス端部支持装置においては、フェンス端部を支持する上記棒体には、岸壁との間のシール部材が取り付けられているため、シール性が良好なフェンス端部支持装置となる。
【００１２】
ここで、上記棒体は、岸壁と平行な方向にのみ傾倒可能に海底に設置されていることが好ましい。
これは、フェンス端部を支持する上記棒体が、岸壁と平行な方向以外、例えば垂直方向に傾倒可能に海底に設置されている場合には、該棒体に支持された浮上状態にあるフェンスが、潮の干満差或いは波浪等により上下動して棒体を引っ張り、該棒体が若干でも傾倒した場合には、岸壁と棒体との間の隙間は広がり、取り付けられたシール部材ではシールしきれないこととなることから、棒体が傾倒しないように上端を岸壁に固定する等の方策が必要となるが、棒体が岸壁と平行な方向にのみ傾倒可能であれば、棒体が傾倒しても岸壁との隙間は変わらないため、取り付けられたシール部材により常にシールされた状態が保て、棒体を、フェンスと同様に潮の干満差等に追随して傾倒させる使用方法を取れるために好ましい。
【００１３】
また、上記棒体は、内部空間を有し、該内部空間内を、空気と海水とを相互に置換できるようにすることが好ましい。
これは、このような構造の棒体にフェンス端部を支持させると、支持されたフェンスが浮上状態にある場合には、棒体の内部空間内を空気で満たし、該棒体も浮力の作用を受け易い状態としておけば、フェンスと同様に潮の干満差等に追随して容易に該棒体も傾倒することとなり、支持したフェンス端部のみが海面上に上がってしまう、或いは逆に沈み込んでしまうと言うことが無くなる。
また、支持したフェンス端部を沈下させたい場合には、棒体の内部空間内を海水で満たし、棒体の重量を重いものとすれば、棒体はその自重で傾倒し、フェンス端部を沈下させると共に、傾倒後においては、波浪等によって容易には動かないものとなるために好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、上記した本発明にかかるフェンス端部支持装置の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１５】
先ず、図１は、本発明にかかるフェンス端部支持装置１に、水面から海底にまで達する状態で設置する既知のクラゲ進入防止フェンスＦの端部を、支持させた状態を示した側面図である。
【００１６】
上記フェンス端部支持装置１は、岸壁Ｇの近傍の海底Ｓに埋設された基台２と、該基台２にヒンジ３を介して取り付けられた棒体４と、該棒体４に取り付けられた岸壁との間等の隙間をシールするシール部材５とから主に構成されている。
【００１７】
上記基台２は、図２に示したように、岸壁Ｇと平行に並べられた２個のコンクリート製のブロック６，６を、２本の鋼材７，７で連結した構造のもので、該基台２の岸壁Ｇ側よりの部分に、棒体４がヒンジ３を介して岸壁Ｇと平行な方向にのみ傾倒可能に取り付けられている。また、棒体４の傾倒方向のブロック６の端部には、クッションゴム８が取り付けれてている。
【００１８】
上記棒体４は、２本の角状パイプ９，９を、その上部、中央部、そして下部の３か所において連結パイプ１０1,１０2,１０3 によって各々連結した構造のもので、該棒体４の内部は、図４に示したように、角状パイプ９，９の上部に、密閉された空気室１１，１１が各々形成され、その下方の大部分の空間は、角状パイプ９，９を連結する上部の連結パイプ１０1 、及び下部の連結パイプ１０3 の各々に内装されたＴ型パイプ１２1,１２2 によって外部と連通され、海水と空気とが相互に置換できる浮力調整室１３，１３に形成されている。
【００１９】
ここで、上記した棒体４の内部の浮力調整室１３，１３内を空気で満たしたい場合には、上部のＴ型パイプ１２1 を介して圧縮空気を浮力調整室１３，１３内に送り込めば、海水は押し出される状態で下部のＴ型パイプ１２2 を介して外部に流出し、浮力調整室１３，１３内は空気で満たされる。逆に、浮力調整室１３，１３内を海水で満たしたい場合には、上部のＴ型パイプ１２1 を介して浮力調整室１３，１３内の空気を抜けば、海水は下部のＴ型パイプ１２2 を介して浮力調整室１３，１３内に流れ込み、浮力調整室１３，１３内は海水で満たされることとなる。
【００２０】
上記棒体４に取り付けるシール部材５は、岸壁Ｇと該棒体４との間の隙間を塞ぐシール部材５1 と、棒体４を構成する上記角状パイプ９，９の間を塞ぐシール部材５2 と、棒体４と基台２の間のヒンジ３部分を塞ぐシール部材５3 とから構成されている。
【００２１】
上記のように構成された本発明にかかるフェンス端部支持装置１に、浮沈式のクラゲ進入防止フェンスＦの端部を、図１に示したように、その全幅に渡って棒体４の側部に固定することにより支持されたフェンスＦを、図４に示した沈下状態から使用するにあたっては、先ずフェンスＦに圧縮空気を供給して浮上させると共に、フェンス端部支持装置１の棒体４の上記浮力調整室１３，１３内にも圧縮空気を供給し、棒体４を起立させる。
この際、棒体４の先端部には、上記したように密閉された空気室１１，１１が形成されているため、圧縮空気の供給と共に、棒体４はその先端部からスムーズに起立する。
【００２２】
展張状態にあるフェンスＦを支持する状態にある本発明にかかるフェンス端部支持装置１の棒体４は、上記したようにヒンジ３を介して岸壁Ｇと平行な方向にのみ傾倒可能に基台２に取り付けられていると共に、棒体４の浮力調整室１３，１３内は空気で満たされ、浮力の作用を受け易い状態となっているため、図５に示したように、該棒体４もフェンスＦと同様に潮の干満差等に追随して容易に傾倒し、支持したフェンスＦの端部のみが海面上に上がってしまったり、或いは逆に沈み込んでしまうと言うことが無くなり、しかも、棒体４と岸壁Ｇとの間の隙間は、棒体４に取り付けられた上記シール部材５1 によって常にシールされるため、シール性の高いフェンス端部の支持ができる。
【００２３】
なお、潮の干満差等に追随して傾倒する棒体４に取り付けられた上記シール部材５1 が摺接する範囲の岸壁Ｇの壁面に、ステンレス板等の平滑な板を取り付けておくことは、シール部材５1 によるシール性を向上させ、またシール部材５1 の磨耗量の低減できることから好ましい。また、展張状態にあるフェンスＦを支持する状態にある上記棒体４に働く引っ張り力を出来るだけ軽減するため、図２に示したようにフェンスＦの途中（例えば、岸壁Ｇから１０ｍ程度離れた位置）にアンカー取り部１４を設け、岸壁Ｇに固定することは好ましい。
【００２４】
展張状態にあるフェンスＦを沈下させる際においては、フェンスＦ内の空気を抜いてフェンスＦを沈下させると共に、フェンス端部支持装置１の棒体４の上記浮力調整室１３，１３内の空気も抜き、浮力調整室１３，１３内を海水で置換することにより重量を重くし、図４に示したように、棒体４をその自重で海底に横たわる状態で倒す。その場合のフェンス端部の沈下状況は、海底に達する完全沈下となる。また、傾倒後の棒体４は、その重量が重いために容易に動くことはなく、フェンス端部を安定した状態で海底において支持する。
【００２５】
以上、本発明の一実施の形態につき説明したが、本発明は既述の実施の形態に限定させず、本発明の技術的思想、即ち、浮沈式フェンスの端部を、傾倒可能な棒体に支持させ、そのフェンスの沈下時においては、該棒体を海底に横たわる状態で倒すことにより、フェンス端部を完全沈下させる思想の範囲内において種々の変形、及び変更が可能である。
【００２６】
例えば、上記実施の形態においては、本発明にかかるフェンス端部支持装置に支持させるフェンスとして、水面から海底にまで達する状態で設置するクラゲ進入防止フェンスを挙げたが、水面付近に浮遊させる状態で設置するオイルフェンスの端部支持装置としても、本発明の装置は利用できる。
また、棒体を傾倒可能に海底に設置する構造として、上記実施の形態においてはヒンジ３を用いたが、バネ或いはゴムのように可撓性を有する部材で棒体の下端を海底に埋設された基台に連結した構造としても良い。
さらに、上記実施の形態において示した基台２の構造、或いは棒体４の構造等は、一例を示したに過ぎず、何ら実施の形態の構造に限定されるものではなく、例えば、基台２を１個のコンクリートブロックで構成すること、また、棒体４を一本のパイプで構成すること等としても良い。
【００２７】
【発明の効果】
以上、説明した本発明にかかるフェンス端部支持装置によれば、海底に設置された下端において傾倒可能な棒体にフェンス端部が支持されているため、フェンス端部を沈下させる場合には、該棒体を海底に横たわる状態で倒せば良く、その場合のフェンス端部の沈下状況は、海底に達する完全沈下とすることができる。また、上記した本発明にかかるフェンス端部支持装置においては、フェンス端部を支持する上記棒体には、岸壁との間のシール部材が取り付けられているため、シール性が良好なフェンス端部支持装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるフェンス端部支持装置にクラゲ進入防止フェンスの端部を支持させた状態を示した側面図である。
【図２】本発明にかかるフェンス端部支持装置にクラゲ進入防止フェンスの端部を支持させた状態を示した平面図である。
【図３】本発明にかかるフェンス端部支持装置の棒体内部を示した断面図である。
【図４】本発明にかかるフェンス端部支持装置の傾倒（沈下）状態を示した正面図である。
【図５】本発明にかかるフェンス端部支持装置の起立状態を示した正面図である。
【図６】従来のフェンス端部支持装置にオイルフェンスの端部を支持させた状態を示した斜視図である。
【図７】従来のフェンス端部支持装置にオイルフェンスの端部を支持させ、オイルフェンス沈下させた状態を示した側面図である。
【符号の説明】
１ フェンス端部支持装置
２ 基台
３ ヒンジ
４ 棒体
５ シール部材
６ ブロック
７ 鋼材
８ クッションゴム
９ 角状パイプ
１０ 連結パイプ
１１ 空気室
１２ Ｔ型パイプ
１３ 浮力調整室
１４ アンカー取り部
Ｆ フェンス
Ｇ 岸壁
Ｓ 海底[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fence end support device, and more particularly to a fence end support device that supports an end portion of a floating / falling fence in the vicinity of a quay with good sealing properties.
[0002]
[Prior art]
Fences installed in the ocean include fences installed in the state of floating near the water surface, such as oil fences that prevent the outflow and diffusion of crude oil, etc., and the contaminated water diffusion prevention fences that are spread around the construction site, or There are fences that are installed in a state that reaches from the water surface to the sea floor, such as a jellyfish intrusion prevention fence that is deployed near the cooling water intake of the power plant.
[0003]
In any of these fences, when the fence is supported on the quay, a sufficient sealing property is required between the quay and the end of the supported fence. In other words, if there is a gap between the quay and the supported fence end, crude oil or polluted water may flow out from this gap, and jellyfish may enter. Need to support.
[0004]
Also, in these fences, when not in use or in order to secure the course of the ship, the air in the fence is supplied and exhausted, and the volume is increased or decreased so that it can rise and fall There is a fence. In the case of such a floating / sink type fence, it is necessary to be able to float and sink even in a portion that supports the end of the fence.
[0005]
Conventionally, there is a device having a structure as shown in FIG. 6 as a support device for the fence end in consideration of the above.
In this apparatus 100, a pipe 102 in which a slit 101 is formed is fixed to a quay G in a vertical direction, and a slider 103 that is slidably inserted into the pipe 102 is inserted into the floating fence F through the slit 101. It is an apparatus of the structure which fixed the edge part.
[0006]
According to the apparatus 100, a sealing structure between the quay and the supported fence end is ensured, and a support structure capable of floating and sinking is also provided at a portion supporting the fence end.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the apparatus 100 described above, as shown in FIG. 7, the sinking of the fence end portion is not completely completed, and there may be a problem in navigation of the ship.
Further, since the slider 103 is not fixed even when it sinks, the slider 103 moves up and down in the pipe 102 due to the influence of waves, and when the waves are intense due to a typhoon or the like, the slider 103 also moves up and down violently. May be damaged or the fence F may be torn.
[0008]
In addition, in the above-described apparatus 100, a fence that is installed in a floating state near the water surface, such as an oil fence, can be used satisfactorily to some extent although there is the above-described problem, a contaminated water diffusion prevention fence, Alternatively, in the case of a fence that is installed in a state that reaches from the water surface to the sea bottom, such as a jellyfish invasion prevention fence, the slider 103 that fixes the end of the fence is required to be long or long. The positions of the sliders 103 arranged in the vertical direction in 102 and located above them are considerably high even when they are subsidized. Therefore, the above-mentioned problem becomes a major obstacle and reaches from the water surface to the seabed. It was an inappropriate device as an end support device for a fence to be installed in a state.
[0009]
The present invention has been made in view of the problems of the above-described conventional fence end support device, and the object thereof is good sealing performance between the fence end and the quay and the support. It is an object of the present invention to provide a fence end support device that can completely sink the fence end.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention installs a rod body that can be tilted at the lower end on the seabed near the quay, and attaches a seal member between the quay to the rod body. It was set as the fence edge part support apparatus which supported the edge part.
[0011]
According to the fence end supporting device according to the present invention described above, since the fence end is supported by the rod body that can be tilted at the lower end installed on the seabed, when the fence end is to sink, the rod It is only necessary to defeat the body lying on the seabed. In this case, the settlement of the fence end is complete settlement reaching the seabed.
Moreover, in the fence end part supporting apparatus according to the present invention described above, since the seal member between the quay is attached to the rod body that supports the fence end part, the fence end part having good sealing performance It becomes a support device.
[0012]
Here, it is preferable that the rod is installed on the seabed so as to be tiltable only in a direction parallel to the quay.
This is because, when the rod supporting the edge of the fence is installed on the seabed so as to be tiltable in a direction other than the direction parallel to the quay, for example, the fence in a floating state supported by the rod However, if the rod body is pulled up and down due to tide tidal difference or waves, and the rod body tilts slightly, the gap between the quay and the rod body widens, and the attached seal member does not seal Therefore, it is necessary to take measures such as fixing the upper end to the quay so that the rod does not tilt, but if the rod can tilt only in the direction parallel to the quay, Since the gap with the quay does not change even if it is tilted, it can be kept sealed by the attached sealing member, and the rod body can be tilted following the tidal difference like the fence. It is preferable for taking.
[0013]
Moreover, it is preferable that the rod has an internal space so that the inside space can be replaced with air and seawater.
This is because when the fence end is supported by the rod body having such a structure, when the supported fence is in a floating state, the interior space of the rod body is filled with air, and the rod body also acts as a buoyant force. If it is in a state where it is easy to receive, the rod body easily tilts following the tidal difference like the fence, and only the supported fence end rises on the sea surface, or conversely sinks. There is no need to say that it is crowded.
Also, if you want to sink the supported fence end, fill the interior space of the rod with seawater and make the rod heavy, and the rod will tilt with its own weight, and the fence end It is preferable because it is allowed to sink and does not move easily due to waves after tilting.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the fence end support device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
First, FIG. 1 is a side view showing a state in which an end of a known jellyfish intrusion prevention fence F installed in a state reaching from the water surface to the sea floor is supported on a fence end support device 1 according to the present invention. is there.
[0016]
The fence end support device 1 includes a base 2 embedded in the seabed S near the quay G, a bar 4 attached to the base 2 via a hinge 3, and a base 4 attached to the base 4. The seal member 5 is mainly composed of a seal member 5 for sealing a gap such as a gap with the quay.
[0017]
As shown in FIG. 2, the base 2 has a structure in which two concrete blocks 6 and 6 arranged in parallel with the quay G are connected by two steel materials 7 and 7. A rod body 4 is attached to a portion of the base 2 from the quay G side so that it can tilt only in a direction parallel to the quay G through a hinge 3. A cushion rubber 8 is attached to the end of the block 6 in the tilting direction of the rod 4.
[0018]
The rod body 4 has a structure in which two rectangular pipes 9 and 9 are connected by connecting pipes 10 1, 10 2, and 10 3 at the upper, middle, and lower portions, respectively. As shown in FIG. 4, the rod body 4 is formed with sealed air chambers 11, 11 formed above the rectangular pipes 9, respectively. The buoyancy that allows the seawater and the air to replace each other by communicating with the outside by means of T-shaped pipes 12 1, 12 2 installed in each of the upper connecting pipe 10 1 connecting the 9, 9 and the lower connecting pipe 10 3. It is formed in the adjustment chambers 13 and 13.
[0019]
Here, within the interior of the buoyancy chamber 13, 13 of the rod 4 as described above when it is desired filled with air, Okurikome compressed air into the buoyancy chamber 13, 13 through the upper portion of the T-type pipe 12 1 if, sea water through the lower portion of the T-type pipe 12 2 while being extruded to flow out, the buoyancy chamber 13, 13 is filled with air. Conversely, if you want fills the buoyancy chamber 13, 13 in seawater, if escape the air in the buoyancy chamber 13, 13 through the upper portion of the T-type pipe 12 1, seawater bottom of the T-pipe 12 2 flows into the buoyancy adjustment chambers 13 and 13 and the buoyancy adjustment chambers 13 and 13 are filled with seawater.
[0020]
Seal member 5 to be attached to the rod 4, the sealing member 5 1 for closing the gap between the quay G and rod body 4, the sealing member for closing between the angle-shaped pipe 9, 9 composing the rod 4 and 5 2, and a sealing member 5 3 for closing the hinge 3 portion between the rod 4 and the base 2.
[0021]
The fence end support device 1 according to the present invention configured as described above is connected to the end of the floating and sinking type jellyfish intrusion prevention fence F as shown in FIG. In using the fence F supported by being fixed to the part from the subsidence state shown in FIG. 4, first, the compressed air is supplied to the fence F to float, and the rod body 4 of the fence end support device 1. Compressed air is also supplied into the buoyancy adjustment chambers 13 and 13 to erect the rod 4.
At this time, since the air chambers 11, 11 sealed as described above are formed at the distal end portion of the rod body 4, the rod body 4 stands up smoothly from the distal end portion with the supply of compressed air.
[0022]
The rod body 4 of the fence end support device 1 according to the present invention in a state of supporting the fence F in the extended state can be tilted only in a direction parallel to the quay G through the hinge 3 as described above. 2 and the buoyancy adjustment chambers 13 and 13 of the rod body 4 are filled with air and are easily affected by the buoyancy. Therefore, as shown in FIG. As with Fence F, it easily tilts following the tidal range, so that only the end of the supported F fence rises above the sea level, or conversely sinks. Moreover, the gap between the rod 4 and the quay G, because is always sealed by the seal member 5 1 attached to the rod 4, it is supported with high sealability fence ends.
[0023]
Incidentally, the above-described sealing member 5 1 attached to the rod 4 being tilted to follow the ebb and flow difference of the tide or the like on the wall surface of the quay G ranges sliding contact, permanently installing smooth plates of stainless steel plate or the like, to improve the sealing performance by the seal member 5 1, also preferred because it can reduce the seal member 5 1 amount of wear. Further, in order to reduce as much as possible the pulling force acting on the rod body 4 in a state of supporting the fence F in the extended state, as shown in FIG. 2, the fence F is in the middle (for example, about 10 m away from the quay G). It is preferable to provide the anchor removing portion 14 at the position) and fix it to the quay G.
[0024]
When the fence F in the stretched state is sunk, the air in the fence F is drawn to sink the fence F, and the air in the buoyancy adjustment chambers 13 and 13 of the rod body 4 of the fence end support device 1 is also reduced. The weight is increased by replacing the inside of the buoyancy adjusting chambers 13 and 13 with seawater, and as shown in FIG. 4, the rod body 4 is brought down with its own weight lying on the seabed. In this case, the settlement at the end of the fence is complete settlement that reaches the seabed. Further, the rod body 4 after tilting does not move easily because of its heavy weight, and supports the fence end on the seabed in a stable state.
[0025]
As mentioned above, although one embodiment of the present invention has been described, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the technical idea of the present invention, that is, a rod body capable of tilting the end portion of a floating / falling fence. When the fence is settled, various deformations and changes can be made within the range of the idea of completely sinking the end of the fence by tilting the rod while lying on the seabed.
[0026]
For example, in the above embodiment, as the fence to be supported by the fence end support device according to the present invention, the jellyfish ingress prevention fence that is installed in a state reaching from the water surface to the sea floor is mentioned, but in a state of floating near the water surface. The device of the present invention can also be used as an end support device for an installed oil fence.
Further, in the above embodiment, the hinge 3 is used as a structure in which the rod body can be tilted, but the lower end of the rod body is embedded in the sea floor with a flexible member such as a spring or rubber. It is good also as a structure connected with the base.
Further, the structure of the base 2 or the structure of the rod 4 shown in the above embodiment is merely an example, and is not limited to the structure of the embodiment. 2 may be composed of one concrete block, and the rod body 4 may be composed of a single pipe.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the fence end support device according to the present invention described above, since the fence end is supported by the rod body that can be tilted at the lower end installed on the seabed, when the fence end is sunk, The rod body may be knocked down while lying on the seabed. In this case, the settlement state of the end of the fence can be complete settlement reaching the seabed. Moreover, in the fence end part supporting device according to the present invention described above, since the seal member between the quay is attached to the rod body that supports the fence end part, the fence end part having good sealing performance It becomes a support device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a state in which an end of a jellyfish ingress prevention fence is supported by a fence end supporting device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a state in which the end of the jellyfish intrusion prevention fence is supported by the fence end supporting device according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the inside of a rod body of a fence end support device according to the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a tilted (sinked) state of the fence end supporting device according to the present invention.
FIG. 5 is a front view showing a standing state of the fence end supporting device according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a state in which an end portion of an oil fence is supported by a conventional fence end portion supporting device.
FIG. 7 is a side view showing a state in which an end portion of an oil fence is supported by a conventional fence end portion supporting device and the oil fence is lowered.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fence edge part support apparatus 2 Base 3 Hinge 4 Rod body 5 Seal member 6 Block 7 Steel material 8 Cushion rubber 9 Square pipe 10 Connection pipe 11 Air chamber 12 T-type pipe 13 Buoyancy adjustment chamber 14 Anchor taking part F Fence G Quay wall S submarine

Claims (3)

岸壁の近傍の海底に、下端において傾倒可能な棒体を設置し、該棒体に、岸壁との間のシール部材を取り付けると共に、浮沈式フェンスの端部を支持させたことを特徴とする、フェンス端部支持装置。A rod that can be tilted at the lower end is installed at the bottom of the sea near the quay, and a seal member between the quay is attached to the rod, and the end of the floating fence is supported. Fence end support device. 上記棒体が、岸壁と平行な方向にのみ傾倒可能に海底に設置されていることを特徴とする、請求項１記載のフェンス端部支持装置。The fence end support device according to claim 1, wherein the rod body is installed on the seabed so as to be tiltable only in a direction parallel to the quay. 上記棒体が、内部空間を有し、該内部空間内を、空気と海水とを相互に置換できるようにしたことを特徴とする、請求項１又は２記載のフェンス端部支持装置。The fence end support device according to claim 1 or 2, wherein the rod body has an internal space, and the inside space can be replaced with air and seawater.
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