JP3749007B2 - Plant growing aid and plant growing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用土等を多量に設けることが困難な建物の屋上等で、植物を倒壊させることなく育成することができる植物育成用補助具および植物育成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、屋内外において、植物の育成が盛んである。植物を育成することによる恩恵は多大であり、美観が向上するとともに、リラックスできる環境を我々に提供してくれる。そのため街の緑地化が盛んにいわれており、公園内、道路沿い等の屋外において樹木等が多く育成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、デパート等の建物の屋上や橋の上等で樹木等の大きい植物を育成する場合には、植物を育成するための用土等を多く盛ることができないので、植えられた植物が十分に根を張ることができず、風に吹かれたり雨にうたれたりすると、その植物が容易に倒壊してしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、用土等を多量に設けることができない建物の屋上等においても、植物を倒壊させることなく育成することができる植物育成用補助具および植物育成方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の植物育成用補助具は、植物を育成するためのものであり、複数の棒材が結合または組み合わされて構成され、植物育成用の培地で覆われた時に植物の根が巻き付くことのできる骨組み部材と、その骨組み部材を設置場所に固定するため、その骨組み部材から突設された固定部材とを備えている。
【0006】
この請求項1記載の植物育成用補助具によれば、複数の棒材が結合または組み合わされて構成された骨組み部材は、その骨組み部材に突設された固定部材によって設置場所へ固定される。固定された骨組み部材は、植物育成用の培地で覆われ、その培地には植物が植え込まれる。植え込まれた植物が成長するにつれて、植物の根は骨組み部材に幾重にも巻き付き、その骨組み部材に固定される。
【0007】
請求項2記載の植物育成用補助具は、請求項1記載の植物育成用補助具において、前記骨組み部材に充填された用土等がその骨組み部材内からこぼれ出るのを防止するために、その骨組み部材の少なくとも一部を覆う覆設部材を備えている。
【0008】
請求項3記載の植物育成用補助具は、請求項2記載の植物育成用補助具において、前記覆設部材は、植物の細根が巻き付くことのできる網目を備えた網材により構成され、その網材は、植物の主根が突き抜けてもその主根の成長を阻害しない伸縮性を備えている。
【0009】
請求項4記載の植物育成用補助具は、請求項2または3に記載の植物育成用補助具において、前記覆設部材は、前記骨組み部材内に充填された用土等の出し入れのために、その骨組み部材に対して脱着可能に形成されている。
【0010】
請求項5記載の植物育成方法は、植物を育成するための植物育成方法であり、植物の根を巻き付かせるための骨組み部材を形成するために複数の棒材を結合または組み合わせて設置する棒材設置工程と、前記棒材設置工程の一部であって、前記骨組み部材から突設された固定部材を介して前記骨組み部材を設置場所に固定する固定工程と、その棒材設置工程により設置された複数の棒材間に植物育成用の培地を充填する培地充填工程と、その培地充填工程により充填された培地の内部に植物を植え込む植え込み工程とを備えている。
【0011】
請求項6記載の植物育成方法は、請求項5記載の植物育成方法において、前記培地充填工程により充填された培地が前記複数の棒材間からこぼれ出ることを防止するため、前記棒材設置工程で設置された複数の棒材に覆設部材を掛け渡して前記培地を覆う覆設工程を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である植物育成用補助具1の斜視図である。植物育成用補助具1は、植物2を所望の設置場所12に植え込むためのものであり、この植物育成用補助具1を用いることにより、例えば、植物育成用の用土16を十分に盛ることのできない建物の屋上等であっても、少量の用土16で植物2を固定(設置)して育成することができるのである。
【0013】
植物育成用補助具1は、主に、鋼材や耐腐食性を有するステンレス鋼材で形成されたアングル4から構成されている。アングル4は、複数本(例えば4本)の棒材5が結合または組み合わさって構成され、略半球体状に形成されている。アングル4を構成する各棒材5は、それぞれ略半円状に形成されており、頂点6を中心に互いに等角度となるように放射状に結合されている。また、アングル4の内部には、互いに向かい合った棒材5,5同士に、それぞれ渡り棒10が架設されている。本実施例では渡り棒10は4本設けられており、各渡り棒10は互いに非接触に配設されている。このアングル4を構成する各棒材5及び渡り棒10に、植え込まれ成長した植物2の主根3aが巻き付くことにより、その植物2がアングル4(植物育成用補助具1)に固定されるのである。
【0014】
各棒材5の先端部近傍(少なくとも最下端の渡り棒10以下の位置)には、L字形の金具9がアングル4の外側へ突設されている。各金具9の先端は下方へ向けて配設されており、後述するネット11をその金具9に引っ掛けて、そのネット11でアングル4を覆うことができるようにされている。また、各棒材5のうち金具9の突設位置より先端は、アングル4を所定の設置場所12に固定(設置)するための取着部7とされており、各取着部7には、反対側まで貫通した通孔8がそれぞれ穿設されている。この通孔8には、アングル4を設置場所12に固定するために、コネクタ管14の固定孔14cとともに、ボルト15が挿入されるのである。
【0015】
アングル4の外側は、略半球体状に形成された伸縮性を有するネット11により覆設されている。このネット11は、その外周11bがアングル4に突設された各金具9に引っ掛けられて、アングル4に取着されている。ネット11は弾性及び適度の強度を持つゴム等によって構成されるとともに、複数の網目11aを備えている。よって、この網目11aに成長した植物2の細根3bが巻き付くことにより、植物2が植物育成用補助具1に一層強固に固定されるのである。なお、植えられた植物2の主根3aがネット11の網目11aを突き抜けて、その網目11aより大きく成長しても、ネット11は伸縮性を備えているので、その主根3aの成長を阻害してしまうことはない。
【0016】
上記のように構成された植物育成用補助具1の設置場所12には、各取着部7の位置に対応して、それぞれ設置孔13が穿設されている。各設置孔13は円柱状の空洞として形成され、その上端部13aの内径は、他の部分の内径より大径に形成されている。この設置孔13内には、中空の円筒状に形成されたコネクタ管14が上下方向に摺動自在かつ回転自在に緩挿されている。即ち、コネクタ管14の外径は設置孔13の内径より小径に形成されている。
【0017】
このコネクタ管14の上端部14aは、設置孔13の上端部13aの内径より小径で、かつ、設置孔13の内径より大径のドーナツ形に形成されている。よって、このコネクタ管14の上端部14aがストッパーとなって、コネクタ管14の設置孔13内への没入を防止している。また、コネクタ管14の上端部14aの厚さは、設置孔13の上端部13aの深さと等しいか或いは小さく形成されている。よって、コネクタ管14が設置孔13内へ緩挿された状態では、そのコネクタ管14の上端が設置場所12の上面と面一あるいはその上面より下側に位置されるので、コネクタ管14が設置場所12から突出してしまうことがない。従って、植物育成用補助具1が配設される前の設置場所12を、突起物のない安全な状態に保つことができるのである。なお、図1では、コネクタ管14の構成を説明するために、1本のコネクタ管14のみを突出させて図示している。
【0018】
コネクタ管14の内径は、植物育成用補助具1の取着部7が挿入できるように、その取着部7の外径より小径に形成されている。また、コネクタ管14には、取着部7の通孔8と同様に、反対側まで貫通した固定孔14cがそれぞれ穿設されている。前記したように、取着部7をコネクタ管14内へ挿入した後、取着部7の通孔8とコネクタ管14の固定孔14cとを一致させ、両孔8,14c内へボルト15等を挿入することにより、植物育成用補助具1をコネクタ管14に連結して固定するのである。なお、コネクタ管14は、設置孔13内へ抜き出し不可能に緩挿されている。よって、植物育成用補助具1をコネクタ管14に固定することにより、植物育成用補助具1をその設置場所12に固定することができるのである。
【0019】
次に、図2及び図3を参照して、上記のように構成された植物育成用補助具1の設置(施工)方法について説明する。なお、図2は、植物育成用補助具1の設置方法を示した図であり、図3は、その設置後の状態を示した図である。
【0020】
まず、設置孔13に埋設されているコネクタ管14を上方向へ摺動させて持ち上げ、そのコネクタ管14内へ、アングル4の取着部7を図1の矢印A方向に挿入する。挿入後、コネクタ管14を回転させて、そのコネクタ管14の固定孔14cと取着部7の通孔8とを一致させ、両孔14c,8内へボルト15(又はピン等)を挿入し、アングル4をコネクタ管14に連結し固定する。全ての取着部7とコネクタ管14との連結後、アングル4とともにコネクタ管14を下方向へ摺動させて戻すと、設置場所12へのアングル4の固定が完了する。
【0021】
アングル4の固定後は、その固定されたアングル4内部に植物2を育成するための用土16を充填する。そして、アングル4の上方からネット11を被せて、その充填された用土16とともにアングル4を覆設する。覆設の際、ネット11の外周11bをアングル4の金具9に引っ掛けて、ネット11をアングル4に固定するのである。以上の工程により、図3に示すように、植物育成用補助具1の設置が完了する。
【0022】
次に、図4を参照して、植物育成用補助具1の使用方法について説明する。図4は、植物育成用補助具1の使用状態を示した斜視図である。
【0023】
上記のように植物育成用補助具1を設置した後、アングル4に覆設されているネット11の網目11aを広げて、アングル4の内部に植物2を植え込む。植えられた植物2は成長するにつれ、その根3も伸び、やがてその根3(主根3a)が渡り棒10や棒材5に巻き付いていく。渡り棒10はそれぞれ非接触に配設されているので、伸びた根3は複数本の渡り棒10や棒材5に幾重にも巻き付き、その結果、植物2が植物育成用補助具1に強固に固定されるのである。なお、植物2の主根3aがネット11の網目11aを突き抜けて、その網目11aの大きさより太く成長しても、ネット11は伸縮性を備えているので、網目11aの大きさも主根3aの成長に合わせて広げられる。よって、ネット11により主根3aの成長が阻害されることはない。また、植物2の成長につれ、細根3bも伸び、やがて、ネットの網目11aに巻き付いていく。このように、ネット11の網目11aに植物2の細根3bが巻き付くことにより、植物2が植物育成用補助具1に一層強固に固定されるのである。
【0024】
上述の通り、植物育成用補助具1は設置場所12に固定されており、成長した植物2は、その植物育成用補助具1に巻き付いて固定される。よって、この植物育成用補助具1を用いることにより、用土16を多量に設けることが困難な建物の屋上等においても、植物2を風雨等で倒壊させることなく育成することができるのである。これにより、例えば、デパート等の建物の屋上等に少量の用土16で、いわゆる「屋上庭園」を実現することができる。
【0025】
また、アングル4は充填された用土16とともに、ネット11により覆われているので、用土16がアングル4内からこぼれ出てしまったり、或いは、風によって飛散してしまうことを防止(抑制)することができる。よって、充填された用土16を保って植物2を育成することができるので、充填する用土16の量を、その植物2の成長に必要な最低限の量にすることができる。
【0026】
次に、図5から図8を参照して、上記した第1実施例の変形例について説明する。図5は、第2実施例の植物育成用補助具20の斜視図である。第2実施例の植物育成用補助具20は、第1実施例の植物育成用補助具1の頂点6の部分に、円形の開口を設けたものである。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0027】
植物育成用補助具20のアングル24の頂部には、円形の開口26aを有するドーナツ形のリング26が配設されており、複数本(例えば8本)の各棒材5は、そのリング26の外周にそれぞれ等間隔に放射状に結合されている。また、このアングル24を覆うネット21の中央にも、リング26の開口26aに対応して略八角形の開口21aが形成されている。このように植物育成用補助具20では、その上方に開口26a,21aが形成されているので、その両開口26a,21aから植物2を植え込んだり、或いは、用土16を充填し補充することができるのである。よって、この植物育成用補助具20では、設置工程において、ネット21の覆設後に用土16の充填を行うこともできるのである。
【0028】
図6は、第3実施例の植物育成用補助具30の側面図である。第3実施例の植物育成用補助具30は、第1実施例の植物育成用補助具1に対して、ネットを部分的に取り外し可能に構成したものである。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0029】
植物育成用補助具30のアングル34の各棒材35には、環状に形成された複数の金具39が外側へ向けて突設されている。また、ネット31は略三角形状の複数枚に分割されて構成され、その各ネット31の両側には、かぎ状に形成された複数のフック31cが、アングル34の各金具39に対応して、それぞれ取着されている。ネット31の覆設作業は、このフック31cをアングル34の金具39に引っ掛けることにより行われる。
【0030】
このように植物育成用補助具30では、複数枚の各ネット31が、アングル34からそれぞれ独立して脱着可能に形成されている。よって、設置工程において、ネット31の覆設後に、その一部を取り外して用土16の充填を行ったり、或いは、植物2の植え込み後に、ネット31の一部を取り外して充填されている用土16の交換や補充等を行うことができる。特に、植物2の育成期間が長期化するにつれ、植物育成用補助具30内に充填されている用土16の交換も必要となってくるが、このようにネット31を部分的に脱着可能に構成することにより、かかる用土16の交換作業を容易に行うことができるのである。
【0031】
図7は、第4実施例の植物育成用補助具40の斜視図である。第4実施例の植物育成用補助具40は、第1実施例の植物育成用補助具1に対して、アングルを一体に形成するのではなく、複数本の独立した棒材を組み合わせて構成したものである。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0032】
植物育成用補助具40のアングル44は、コ字形の複数本(例えば6本)の棒材45が組み合わされて構成されている。各棒材45は2本ずつ同じサイズに形成されており、合計で3種類のサイズを備えている。このうち同サイズに形成された棒材45同士が組みになって、小さいサイズの棒材45から順に、2本ずつ平行に設置場所12に設置されており、サイズの異なる棒材45は順に直交するように設置されている。なお、当然のことながら、各棒材45の本数やサイズの種類、形状、組み合わせの仕方などは、植物育成用補助具40の設置場所12や使用状態に合わせて、適宜変更されるものである。
【0033】
これら複数本の棒材45が組み合わされて構成されるアングル44を覆設するネット41は、第1実施例のネット11と異なり、平板状に形成されている。この平板状に形成されたネット41の外周11bを各棒材45の金具9に引っ掛けることにより、そのネット41がアングル44に覆設されるのである。この植物育成用補助具40に示すように、アングル44は、必ずしも一体に構成しなくとも、複数本の独立した棒材45を組み合わせて構成することもできるのである。
【0034】
図8は、第5実施例の植物育成用補助具50の斜視図である。第5実施例の植物育成用補助具50は、第1実施例の植物育成用補助具1に対して、ネット11を用いずに、代わりにアングル4の周囲を囲い壁51により囲ったものである。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0035】
植物育成用補助具50のアングル4の周囲は、コンクリート製の囲い壁51により周設されている。囲い壁51の高さはアングル4の頂点6以上の高さに形成されており、用土16を囲い壁51内に一杯に充填した場合、その用土16によりアングル4が埋没されるように構成されている。また、この囲い壁51は、その内部に断熱材を備えており、囲い壁51内の保温効果を有して、植物2の育成に適した環境を作り出している。
【0036】
この植物育成用補助具50では、植物2の育成用の用土16は、アングル4内のみならず、アングル4外にも溢れ出るように、囲い壁51内一杯に充填される。しかし、その充填された用土16がこぼれ出たり、飛散してしまうことは、囲い壁51により防止(抑制)されるのである。この第5実施例のように、用土16とともにアングル4を覆設するネットに代えて、囲い壁51を設けるよにしても良いのである。なお、当然のことながら、ネットでアング4を覆設しつつ、更に、囲い壁51を設けるようにしても良い。また、囲い壁51に代えて、アングル4の設置場所12自体を凹設するようにしても良い。
【0037】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0038】
例えば、上記第1から第4実施例では、ネット11,21,31,41は、いずれも一重に覆設された。しかし、これを二重又は三重以上に覆設するようにしても良い。ネットを多重に覆設することにより、網目11aを細かくできるとともにネット同士に間隙ができるので、植物2の細根3bが一層巻き付き易くなって、植物2が一層強固に固定されるのである。また、充填された用土16も、ネットを多重に覆設することにより、より一層、こぼれ出たり飛散したりしにくくなるのである。更に、ネット11,21,31,41は、いずれもアングル4,24,34,44の外側から覆設(張設)されたが、アングルの内側に張設したり、或いは、アングルの内側と外側との両側に張設するようにしても良い。
【0039】
植物育成用補助具1,20,30,40,50に使用される用土16としては、農業用に使用される培地のほか、軽量土、綿、ロックウール等を用いることができる。特に、用土16として軽量土を用いれば、その重量を軽減することができるので、建物の屋上等に植物育成用補助具を設置する場合にも、その建物の重量負担を軽減することができるのである。
【0040】
また、アングル4,24,34,44の形状としては、用土16を内包できる立体形状であれば良く、必ずしも半球状体に形成する必要はない。即ち、アングルの形状(外形)は、多面体状や、略円柱状、略円錐台状のように形成することもできるのである。
【0041】
更に、塩分の多い埋め立て地などでは、塩害遮断用のシートを埋設して、その上方に植物育成用補助具1,20,30,40,50を用いれば、単に、埋め立て地の用土のうちの少量を入れ替えるだけで、植物2を健全に育成することができるのである。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の植物育成用補助具によれば、骨組み部材を覆う培地に植物を植えると、植えられた植物が成長するにつれて、植物の根は骨組み部材に幾重にも巻き付き、骨組み部材に固定される。この骨組み部材は、固定部材によって設置場所に固定されているので、培地を多量に設けることが困難な建物の屋上等においても、植物を倒壊させることなく育成することができるという効果がある。
【0043】
請求項2記載の植物育成用補助具によれば、請求項1記載の植物育成用補助具の奏する効果に加え、骨組み部材の少なくとも一部は覆設部材によって覆われているので、骨組み部材に充填された培地がその骨組み部材内からこぼれ出てしまったり、或いは、風によって飛散してしまうことを防止することができるという効果がある。よって、培地を保って植物を育成することができるという効果がある。
【0044】
請求項3記載の植物育成用補助具によれば、請求項2記載の植物育成用補助具の奏する効果に加え、覆設部材は網目を備えた網材により構成されているので、その網目に植物の細根が巻き付くことにより、植物を一層強固に固定することができるという効果がある。また、かかる網材は伸縮性を有しているので、その網材の網目を植物の主根が突き抜けても、植物の主根の成長が阻害されることがないという効果がある。
【0045】
請求項4記載の植物育成用補助具によれば、請求項2または3に記載の植物育成用補助具の奏する効果に加え、覆設部材は骨組み部材に対して脱着可能に形成されているので、覆設部材を脱することにより、骨組み部材内の培地を自在に出し入れすることができる。即ち、培地の入れ替えを行うことができるという効果がある。
【0046】
請求項5記載の植物育成方法によれば、植えられた植物が成長するにつれて、植物の根は骨組み部材(複数の棒材)に幾重にも巻き付いて、骨組み部材に固定される。この骨組み部材は棒材設置工程の一部である固定工程により設置され固定されているので、培地を多量に設けることが困難な建物の屋上等においても、植物を倒壊させることなく育成することができるという効果がある。
【0047】
請求項6記載の植物育成方法によれば、請求項5記載の植物育成方法の奏する効果に加え、培地充填工程により充填された培地は、覆設工程によって掛け渡された覆設部材により覆われているので、その培地が骨組み部材内(複数の棒材間)からこぼれ出てしまったり、或いは、風によって飛散してしまうことを防止することができるという効果がある。よって、充填された培地を保って植物を育成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である植物育成用補助具の斜視図である。
【図2】 植物育成用補助具の設置方法を示した図である。
【図3】 植物育成用補助具の設置後の状態を示した図である。
【図4】 植物育成用補助具の使用状態を示した斜視図である。
【図5】 第2実施例の植物育成用補助具の斜視図である。
【図6】 第3実施例の植物育成用補助具の側面図である。
【図7】 第4実施例の植物育成用補助具の斜視図である。
【図8】 第5実施例の植物育成用補助具の斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50 植物育成用補助具
2 植物
3 植物の根
3a 主根
3b 細根
4,24,34,44 アングル(骨組み部材)
5,35,45 棒材
7 取着部(固定部材)
11,21,31,41 ネット(覆設部材、網材)
11a 網目
12 設置場所
16 用土[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plant-growing auxiliary tool and a plant-growing method that can grow a plant on a rooftop where it is difficult to provide a large amount of soil or the like without causing the plant to collapse.
[0002]
[Prior art]
In recent years, plants have been cultivated both indoors and outdoors. The benefits of nurturing plants are enormous, improving aesthetics and providing us with a relaxing environment. Therefore, greening of the city is said to be popular, and many trees are cultivated outdoors in parks and along roads.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when growing large plants such as trees on the rooftop of a building such as a department store or on a bridge, it is not possible to provide a large amount of soil for growing plants, so that the planted plant is sufficiently rooted. The plant could easily collapse if blown in the wind or drowned in the rain.
[0004]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and is a plant growing aid that can be grown without collapsing the plant even on the rooftop of a building where a large amount of soil or the like cannot be provided. And it aims at providing a plant breeding method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
For cultivating plant aid according to claim 1, wherein in order to achieve this objective is for growing a plant, a plurality of bars is constituted coupled or in combination, in a medium for plant growing A skeleton member around which a plant root can be wound when covered is provided, and a fixing member protruding from the skeleton member is provided to fix the skeleton member to an installation location.
[0006]
According to the plant growing auxiliary tool according to the first aspect, the frame member formed by combining or combining a plurality of bar members is fixed to the installation place by the fixing member protruding from the frame member. Fixed frame members are covered with a medium for plant breeding, in the medium is implanted plant. As the implanted plant grows, the roots of the plant wrap around the framework member several times and are secured to the framework member.
[0007]
Claim 2 for cultivating plant aid described in claim 1 for cultivating plant aid according, to prevent the like soil filled in the frame members is spilling from the skeleton member, the framework A covering member covering at least a part of the member is provided.
[0008]
The plant growing auxiliary tool according to
[0009]
The plant growing auxiliary tool according to
[0010]
The plant growing method according to
[0011]
The plant growing method according to claim 6 is the plant growing method according to
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a perspective view of a plant growing auxiliary tool 1 according to an embodiment of the present invention. The plant-growing auxiliary tool 1 is for planting the plant 2 in a desired
[0013]
The plant growing aid 1 is mainly composed of an
[0014]
An L-shaped metal fitting 9 projects outward from the
[0015]
The outside of the
[0016]
In the
[0017]
The
[0018]
The inner diameter of the
[0019]
Next, with reference to FIG.2 and FIG.3, the installation (construction) method of the plant cultivation auxiliary | assistance tool 1 comprised as mentioned above is demonstrated. FIG. 2 is a view showing a method for installing the plant growing aid 1 and FIG. 3 is a view showing a state after the installation.
[0020]
First, the
[0021]
After the
[0022]
Next, with reference to FIG. 4, the usage method of the plant cultivation auxiliary tool 1 is demonstrated. FIG. 4 is a perspective view showing a use state of the plant growing auxiliary tool 1.
[0023]
After the plant-growing auxiliary tool 1 is installed as described above, the net 11 a of the net 11 covering the
[0024]
As described above, the plant-growing auxiliary tool 1 is fixed to the
[0025]
Moreover, since the
[0026]
Next, a modification of the first embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a perspective view of the plant growing
[0027]
A donut-shaped
[0028]
FIG. 6 is a side view of the plant growing
[0029]
A plurality of
[0030]
As described above, in the plant growing
[0031]
FIG. 7 is a perspective view of the plant growing
[0032]
The
[0033]
Unlike the net 11 of the first embodiment, the net 41 that covers the
[0034]
FIG. 8 is a perspective view of the plant growing
[0035]
The periphery of the
[0036]
In this plant growing
[0037]
The present invention has been described above based on the embodiments. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be easily made without departing from the spirit of the present invention. It can be guessed.
[0038]
For example, in the first to fourth embodiments, the
[0039]
As the
[0040]
Further, the shapes of the
[0041]
Furthermore, in a salty landfill, if a sheet for blocking salt damage is buried and the plant-growing
[0042]
【The invention's effect】
According to the plant growing aid of claim 1, when a plant is planted in a medium covering the frame member, the root of the plant wraps around the frame member several times as the planted plant grows, and is fixed to the frame member. Is done. Since this frame member is fixed at the installation location by the fixing member, there is an effect that it can be grown without collapsing plants even on the rooftop of a building where it is difficult to provide a large amount of culture medium .
[0043]
According to the plant growing auxiliary tool according to claim 2, in addition to the effect produced by the plant growing auxiliary tool according to claim 1, at least a part of the frame member is covered with the covering member . There is an effect that it is possible to prevent the filled medium from spilling out of the frame member or being scattered by the wind. Therefore, there is an effect that plants can be grown while maintaining the culture medium .
[0044]
According to the plant growing auxiliary tool according to
[0045]
According to the plant growing auxiliary tool according to
[0046]
According to the plant growing method of the fifth aspect, as the plant plant grows, the roots of the plant are wound around the frame member (a plurality of bars) several times and are fixed to the frame member. Since this framework member is installed and fixed by the fixing process which is a part of the bar installation process , it can be grown without collapsing plants even on the rooftop of buildings where it is difficult to provide a large amount of medium. There is an effect that can be done.
[0047]
According to plant growing method according to claim 6, wherein, in addition to the effects of the plant growing method according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an auxiliary tool for plant growth according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a method for installing an auxiliary tool for plant growth.
FIG. 3 is a view showing a state after the plant growing auxiliary tool is installed.
FIG. 4 is a perspective view showing a use state of the plant growing auxiliary tool.
FIG. 5 is a perspective view of an auxiliary tool for plant growth according to a second embodiment.
FIG. 6 is a side view of a plant growing auxiliary tool according to a third embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of a plant growing aid according to a fourth embodiment.
FIG. 8 is a perspective view of a plant growing auxiliary tool according to a fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
1,20,30,40,50 Plant growing aid 2
5, 35, 45
11, 21, 31, 41 Net (covering member, net material)
Claims (6)
複数の棒材が結合または組み合わされて構成され、植物育成用の培地で覆われた時に植物の根が巻き付くことのできる骨組み部材と、
その骨組み部材を設置場所に固定するため、その骨組み部材から突設された固定部材とを備えていることを特徴とする植物育成用補助具。In for cultivating plant aid for growing a plant,
Is constituted by a plurality of bars are coupled or combined, and frame members which may be a plant root is wound when covered with media for plant growing,
In order to fix the framework member to an installation place, the plant growing auxiliary tool provided with the fixing member projected from the framework member.
植物の根を巻き付かせるための骨組み部材を形成するために複数の棒材を結合または組み合わせて設置する棒材設置工程と、
前記棒材設置工程の一部であって、前記骨組み部材から突設された固定部材を介して前記骨組み部材を設置場所に固定する固定工程と、
その棒材設置工程により設置された複数の棒材間に植物育成用の培地を充填する培地充填工程と、
その培地充填工程により充填された培地の内部に植物を植え込む植え込み工程とを備えていることを特徴とする植物育成方法。In a plant growing method for growing a plant,
A bar installation process in which a plurality of bars are combined or combined to form a framework member for winding the roots of the plant; and
A part of the bar installation step, a fixing step of fixing the frame member to an installation place via a fixing member protruding from the frame member;
A medium filling step of filling a medium for growing a plant among a plurality of bars placed by its rod installation process,
And a planting step of planting a plant in the medium filled in the medium filling step.
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